ドイツ連邦食料・農業・消費者保護省ニュースレター Bundesministerium

ドイツ連邦食料・農業・消費者保護省ニュースレター
Bundesministerium für ErnährungLandwirtschaft und
Verbraucherschutz
NO 3
NO3
1
2010・2・5
連邦農業大臣と著名な有機ー大使が共同で健全な栄養教育を推進
3人の著名な有機ー大使(スター料理人ザーラー ヴィイナー、オリンピック
水泳優勝者ブリッタ シュテファン、テレビー司会者ルート モーシュナー)と
共同で、連邦農業大臣イルーゼ アイグナーが、健全な栄養のために活動して
いる。 ”バランスのとれた食事と十分な運動は、健康な生き方の保証である
”と、大臣はベルリンで述べた。
”連邦農業省は、毎年 1 600 万ユーロ(19 億 2 000 万円)の財源でもって、
ドイツにおける有機農業のために、独自の奨励のための大枠条件を設定してい
る”と、アイグナーが続けた。大臣は、新鮮な季節の食料をベースとした、楽
しみの多いそしてバランスのとれた料理のために、参画している連邦プログラ
ム有機農業(BÖL)の著名な大使に感謝した。
この 3 人の有機ー大使は、共同で生活の質的向上に寄与した。ルート モーシ
ュナーは、食の楽しみと味覚に携わっている。ブリッタ シュテファンは、ス
ポーツと運動にのために行動している。スター料理人ザーラー ヴィイナーは、
有機産物での健康な料理のために、尽力している。有機ー情報催事は、バラン
スのとれた栄養、スポーツそして美味しさのため、ベルリン基礎学校の 6 歳∼
10 歳の生徒達を喜ばせた。
”我々は、自覚的に食べることに配慮したい。有機ー産物は偽造されてなく、
そして自然的な味覚体験を保証する”と、ベルリンーケーペック区にある余暇
ー保養センター(FEZ)のプールで、オリンピック優勝者が述べた。
-1-
そして優勝者は、水泳ーフイットネス手法でもって、子供達をより多く運動
させる刺激を与えた。スター料理人は、子供達に簡単に健全な朝食準備の仕方
を教えた 。”私は肉体と精神ともに、有機食品のフアンである。まず第一に、
この産物は単純においしく薫り高いものである。次に多くのビタミン、ミネラ
ル物質、微量元素などを、含んでいる”と、運動競技選手が紹介した。
”ドイツの次代の成人達は、そうこうしている間に肥満となっている。その
理由は多岐にわたっている。運動不足、間違った食事の習慣、そして食料の栄
養構成に関する知識不足などである”と、大臣が述べた。勿論、規則や禁止を
導入することが目的でない。子供と青少年は、バランスのとれた栄養を基本に、
健全な食事と運動することを身をもって知り、そして体験しなければならない。
”つまり、本当の楽しみは口のみでなく、身体全体で感じなければならない
”と、テレビー司会者が補足した。彼女は、子供達に有機食事の事例でもって、
正しい味覚を教えた。連邦プログラム有機農業は、有機農法支援のための連邦
農業省の基本的な礎石である。このプログラムの目的は、有機農業推進のため
の奨励大枠条件を、明確に改善しそして需要と供給の成長を、成し遂げること
である。プログラムの重点は、有機農法ー食料業界並びに科学的知識の伝達、
農業者、加工業者、流通業者、消費者そして科学者に対する迅速な情報提供に
ついて、奨励することである。
2 2010年農業統計調査の開始
農業統計は、1999 年に EU 同盟全体で初めて導入された。これには、全ての
農業経営の経営主が参加する。自らの州の統計事務所で、申し込み用紙を入手
できる。2010 年の農業調査は、EU 同盟の全加盟国において導入されている農
業センサス、並びに 2010 年の国連食糧農業機構(FAO)によって計画されて
いる世界規模での農業センサスの一部である。
この調査はまず第一に、土地利用、家畜飼育頭数、農業従事者、土地の賃借
関係のデータ、さらに経済的テーマについて調査が行われる。質問の新しい重
点は、農業と環境との関連にも向けられている。例えば、地域の景観維持のた
めに、農業者がどのような活動をしているか?
-2-
加えて生け垣と石壁のような景観要素の維持と、施設に関する質問がされる。
他の質問では、牛と羊の草地飼育規模のデータ並びに灌漑のための設問が設
定されている。今回初めて再生可能なエネルギー利用のため、多くの農業者が
設備を稼働させている状況も調査される。このデータは、観光の機会提供と直
売の頻度について、他の設問と一緒に用いられる。これは、農村において多機
能な農業の意味において、経営のどのような範疇で実施できるかを、明らかに
する。
連邦農業省と EU ー委員会は、ドイツとヨーロッパ農業の構造についての、
価値多い知見の成果を提供する。EU ー委員会は、信頼のおけるそして中立的
に入手したデータを、 EU 財政の 40%以上配分している共同農業政策( GAP)
の評価のために、そして 2013 年以降の GAP の企画構成の計画のためにも必要
としている。環境に関連したデータは、農業環境指標作成のためにも必要であ
る。他方、農業起源の気象ガスの放出分析のための基礎となる。
とりまとめた結果の公表によって、この情報は関連する職業関係者に役立つ。
行政は、2010 年農業調査について、可能な限り活用する。例えばこれには、
由来保証ー家畜の情報システムから受け継いだ、牛の飼育頭数が含まれる。各
州の統計事務所は、総合管理ー監督システムからのさらなるデータを、組み入
れている。さらに 2010 年からは、明らかに調査範囲を拡大している。
最低 5ha 以上の農地を有する経営を、調査対象とした。5ha 以下の経営は、
一定の家畜頭数を持つか、または特別栽培を実施している場合にのみ、調査さ
れる。統計局は、調査結果を分析する。その調査結果は、連邦統計法の規定に
よって、個々の回答についての秘密が遵守され、統計法の中で計画されている
目的に限ってのみ使用され得る。連邦統計局は、インターネットで農業調査の
テーマ分野と構成、背景について詳しく情報提供を行う。
2010・4・3 訳
青森中央学院大学
中川
-3-
一徹