M01096 塚越 孝行

M01096
塚越
孝行
始めに
私は中学から現在に至るまで約 8 年間英語を習っているわけだけど,ハッキリ言って下手でいっこうに苦手
意識が抜けない。しかし,これからの時代は必ず英語を話せるのが当たり前の時代になっていくと思います。
そういった意味で英語の苦手意識克服と,会話力の向上,向上は出来なくても,きっかけ作りのため,この企
画は自分の世界を広げるのにまさにジャストミートでした。さらに今まで一度も海外経験もないので一石二鳥
で,「経験は一生の財産,つかめるチャンスは逃さない!」という私のポリシーに乗っ取りこの企画に参加を
決めました。
出発前には,クーパー先生による基礎英会話・早川副学長直伝のアメリカ体験談&発音の仕方,増田先生に
よるアメリカの歴史の授業などの留学に備えたウォーミングアップの授業や足利市長への挨拶,学長への挨拶
などがありました。挨拶回りでは日本語なのにもかかわらず言いたい事が言えず苦い思いをしました。行く前
から前途多難です。
日誌
8 月 24 日 晴れ
出発はあいにくの雨だったが,悪かったのは足利だけだった。足利をバスで出発し途中 S1 川口 SA で休憩。
渋滞と呼べるような混雑にも巻き込まれず,成田には約 3 時間で到着した。
成田に着いて,二年前に来た時よりもまず,警備の凄さに圧倒された。去年のテロの関係で間違いないだろ
う!そこから先は全くの初体験になるであろう。荷物チェックおよび搭乗手続きを済ませた。その後軽い昼食。
前回沖縄行きで飛行機に乗る時に引っかかった手荷物検査を無事に終え,難なくユナイテッド航空 UA884 便
に乗れた。
約 12 時間のフライトの間にティーサービス,食事,お菓子のサービスがあったが,外資系の航空会社のた
め会話は英語。まずここから今回の留学の目的でもあるがつまずく羽目になった。食事の後でわかったが,
「ビ
ーフ オア チキン ,パスタ オア オムレット」が全く聞き取れなく,何も主張出来ずに差し出されたも
のを食べることになった。また coffee が通じなく,結局言い直したら tea が通じたが,散々だった。それに飛
行機があんなにも揺れるとは思わなかった。というか,前回のフライト時の天候がよかっただけなのだろう
か?詳細は不明。
着いてからは入国手続きの後,預けた荷物がターンテーブルに載ってお目見えするのだが・・・これがなか
なか来ない。6 番テーブルはその後別の飛行機会社の荷物も乗ってくるため,人とその荷物でごった返してい
た。そんな中やっと自分の荷物を見つけ,荷物検査を難なく通ることが出来た。唯一ここで知っているジョナ
サンが出迎えてくれた時,
「シカゴに来てしまった。」と実感した。バスに乗ってからは,飛行機の緊張と時差
からきた寝不足の関係でずいぶん寝てしまった。気が付いたらスプリングフィールドに着いていたという感じ
だった。
シカゴの空港近辺の断片的な物とここの風景を見てもやはり,だだっ広いというのが第一印象。更に,アメ
リカなのに日本車の多さに驚かされた。
今日から 3 泊するルネッサンスホテルにチェックインした後,ジョナサンの奢りで アンディアモ という
(イタリアンレストラン?軽食屋?)で夕食を食べた。これがまた新鮮だった。同じ人間,食は通じるものだ
と思っていたが・・・まさしく,多少の味覚の差は覚悟していたものの,サンドウィッチはおいしかった。パ
ンの食感は,フランスパンみたいに固いが,薄味で挟んでいる具の味がちゃんと出ていた。正直に旨かった。
店に行く時に気になったのだが,この町は one way 一方通行が多いみたいだ?なぜだ?
なんだかんだで,今日は終わりになるが後 27 日,期待と不安でいっぱいの短期海外留学は幕を開けるので
あった。
8 月 25 日 昨日に続き晴れ
昨日,目覚ましを持ってくるのを忘れたのに気づき(部屋のラジオ付き時計の目覚まし機能もわからなかっ
たので)急遽こちらでは使わないと思った携帯電話が早速役に立った。本来なら帰国後迎えと,帰国コールの
ためだけに持ってきていた代物なのでこの使い方は以外だった。ただし,充電器を持って来ていないため何時
まで保つかはわからない。が,ここは今夜を入れて後 2 晩なので何とかなるだろう。自然放電が心配だが,私
の携帯と同機種の人がいるので後日充電器があるか確かめたいと思う。
続いて朝食が凄かった。やはりホテルというところは全世界共通なのであろう,ホテル内の食べ物は高かっ
た。それでも食べないわけにはいかないので,リンレイグリルなるものを頼んで食べたが・・・。朝から油ぎ
っとりの食べ物はなかなか食が進まなかった。が,何とかコーヒーで押し込んだ。あまり詳しくはないが,内
容はコーヒー,マフィンの上にスクランブルエッグ,トマト,ほうれん草,それにホワイトソースがかかって
いて焼いたものが 2 つ,焼いたソーセージ 2,ハッシュドポテト 1 つという構成。後者の二つで今に至るまで
胃がもたれている事は言うまでもない。その後,ジョナサンとロビーで合流,従姉妹のケリー?ケニー?ちゃ
んも(うまく聞き取れなかったので合っているかは不明)合流してダナ・トーマスハウスへと向かう。ケイテ
ィ?
ダナ・トーマスハウスは,新鮮そのものだった。まず外観,これは至って自然な感じで土色を貴重としたレ
ンガ造りで,直線の水平線が入り口から放射状に伸びている。とても口では言い表せないほど,精巧かつ綺麗
に仕上がっていた。壁と一体になっている装飾も緻密で繊細だった。屋根などを見れば一目瞭然,日本建築の
匂いがぷんぷんする。その匂いは,室内に入るなりさらに増した。日本建築と全く同じではなく設計者ライト
自身が独自に築いた独特の世界観。これは建築学科の生徒ではない自分でもわかるほど強烈,かつ拒否感もな
く自然なものだった。また,日本人で背の小さい方の自分が狭く感じるような天井が,唐突に吹き抜けになる。
部屋が実際の面積以上に広く感じられる空間マジックは開いた口がふさがらないほどだった。あのプレイリー
スタイルというライトの家は,芸術品と言っていいと思う。ライトは家だけではなく,家具やステンドグラス
など依頼者の生活までコーディネートしたという。美術家でもあったというからまさに great! という言
葉が完全に当てはまる人物だ。ここで約二時間を過ごしたが,充実しすぎたのだろうか?それとも前日の疲れ
が抜けてなかったのだろうか。足には自信があるが,すでに足が棒になるほど疲れていた。
その後軽い昼食となるが,朝食の胃もたれが酷くここでは,サルサソースをつけて食べる,コーンで出来た
スナックと,オレンジジュースで終わってしまう。しかし意外に,サルサソースは自分の嫌いなトマトを使っ
ているにもかかわらず,チャレンジしたら食べられた。環境が変わると 食わず嫌い も治るものなのだろう
か?
軽い昼食の後旧州議事堂を拝見。ここは現役の頃現在の建物に 4 階を継ぎ足して使っていたらしい。もっと
建物が高かったのだろう。後は英語が聞き取れなかった。というか今日は残念ながら集中力が切れてしまった。
しかも,ジョナサン家でのパーティーに出かけるためロビーへの集合時間が午後 5 時 10 分。確か,ツアー
が終わってホテルの部屋に来た時は小 1 時間ほどあって,取り敢えず布団に座ったら・・・これがいけなかっ
た。どうやらそのまま寝てしまったらしく,気が付いたのは 10 分過ぎの 5 時 20 分だった。速攻で荷物を持
ち,ロビーに行くと皆さんが待っていたからよかったが,大変な迷惑を 2 日目にして・・・かけてしまった。
その後のパーティーは寝ぼけていて最悪だったのは言うまでもない。が,一つだけよく覚えていることがある。
隣のテーブルでレクサス賛歌なる歌を歌っていた人がいた。言うまでもなくトヨタの高級車ブランドの名前で,
レクサスをこよなく愛する人たちが歌う歌である。トヨタという会社はアメリカで非常に好まれているらしい。
マーケット調査が上手で受ける車が造れている証拠だと思う。それにしても帰りの車で聞いたのだが,アメリ
カの人たちは休みになる度にこういったパーティーを開いているそうだ。文化の一つだなぁーと思う。
どうやらまだ,疲れが完全に取れていないらしい。といいつつもう,26 日になっていたりするのだが,い
い加減明日もこんな調子だと大変なので,これまでとする。 残り 26 日。
8 月 26 日 本日も晴れ。
昨日は,この日記を書いてから全然眠れなかった。確か最後に時計を見たのは午前 2 時だった気がするが,
全然寝ていないみたいに体がそこら中で悲鳴を上げているのがわかる。どうやら完全にドツボにハマってしま
ったらしい。まぁともかく,予定通り 7 時に起床。少し居眠りをしたが,8 時には朝食を食べに行けた。しか
しやっぱりというか,昨日頼もうと思うメニューを食べている人見たのだよね・・・。けど,やっぱ好奇心旺
盛な俺はそのチャレンジングなメニューを頼んでしまった。マフィンの上に肉のミンチとポテトを混ぜて焼い
た物,さらに半熟の卵と黄色いソースのかかった直径約 5 センチ高さは約 6 センチの物が二つ。それと沢山
のフルーツ,確かメニューには two poached eggs・・・と長ったらしく書いてあるのだが,ウエイターに食
べたいメニューを伝えだしたとたん,上に書いてあるものか下に書いてあるものどっちだ?と聞かれたのだろ
う。何となくそんな感じでアンダー(下)と答えたら OK!という返事が返ってきた。その後頼んだ物がちゃ
んと来た。全て平らげたが,言うまでもなく再び胃もたれが・・・。私は典型的な日本人らしいです。
昨日と同じくジョナサンと合流した後,昨日見てきた旧州議事堂に取って代わったほうの現州議事堂を見学。
といっても,何となくその外観は似ていて旧州議事堂よりも 2 周りほどでかいなって感じだったが,やはり驚
かされた。まず中心の吹き抜け部分,あれは完全に屋根の部分まで抜けていて(旧州議事堂の部分も同じで,
こっちの方は空調関係で暖かい空気を逃がすために,この吹き抜けが設計されたそうだ。)頂点部分のステン
ドグラスは 9000 枚のガラスを使っており,中心に州のシンボルの鷲がデザインされているそうだ。カメラの
望遠を使っても高すぎて見ることが出来なくて,残念だった。吹き抜けの部分にはまだ細工があって中程から
2 階にかけてリンカーンやダグラスが睨み合っている等身大の像,イリノイ州に関係する政治家の像,戦争の
時の風景を書いたモニュメントが 4 階付近にあった。部屋の一つ一つの構造は旧州議事堂に似ているのだが,
そこら中でハイテクや工夫が詰め込まれている。空調がうまく隠れていたのはその一例に過ぎないが,電光掲
示板,エレベーターなどもうまく同調していて自然だった。ここに来てからそういうものを多く見ているが,
どうやらそういう傾向なのだろう。私は好きだ。
議事堂の後は州立博物館。結構歴史的な発見物が多く見られたが,一カ所 300 年前から現代というセクシ
ョンがあり,そこだけはやけに展示物が新しい感じがする,浮いた場所だった。とてもアバウトだ。
この時点で私はすでにグロッキーになっていて以下の文章は少し曖昧になっていることを前に書いておく。
その後私の予想では軽い昼食になるはずが Pizza だった。確かに旨いのだが如何せんデカイにも程がある。
16 インチだそうで直径約私の腕と同じぐらい有にあっただろうか?これでラージサイズ。メニューを見る限
り 18 インチというサイズがある。EX ラージとでも言うのであろう・・・。まさにヘビーなランチになって
しまった。昼食の後州立図書館に行く事になっていたが,予定は 3 時から。少し図書館の芝の上で寝ころぶこ
とになった。ここで初めてジョナサンとまともな会話が成立した。だが,趣味で車が好きな俺にとって,ちゃ
んと自分の言いたいことが言えずに歯がゆい思いをしてしまった。語彙力が全く追いついていない。悔しかっ
た。それでも一つ,ちゃんと理解できたことがある。それはジョナサンが車好きでトヨタを愛している,とい
うことだ。現在彼の愛車はアメリカのトヨタ車で最もメジャーな カムリ に乗っている。実はカムリという
車,レクサスブランドの ES300(日本名 WINDOM)の兄弟車なのだが・・・。この事実知っていますか?
は言えなかった。次回繰り越しの課題が出来たみたいです。
その後図書館で管理にハイテクが使われているかと思いきや,少しがっかり,マイクロフィルムで特許など
後生に伝えるために努力しているそうだが何故にマイクロチップやメモリーを使わなかったのだろうか?今
になって質問が浮いてきて少し自分がいやになった。
ただ蔵書に関しては電動式の本棚。
Pentium4 を使った最新鋭 DELL の PC など財力の凄さは言うまでもない。
外観は議事堂とマッチングするため同じマーブルの石をたくさん使用した贅沢な造りとなっていた。
それで今日のツアーは終わりかと思いきや,ジョナサンは州の最高裁判所にも予定外であるが連れて行って
くれた。日本の裁判所と違い,裁判を開いていない時期は比較的自由に見学が出来るという。日本では全く考
えられない。中は議事堂内にあった最高裁に似ている雰囲気だが,大きい。さらに高等裁判所まで完備という
これも日本ではないスタイル。つくづくアメリカは広いなぁーと思わせられた。
ホテルに帰った後,皆さんがプールに行くとのことで私も同行させてもらった。小学校以来プールは行かな
かったので 8 年ぶりとなったプールは楽しかった。この一言が全てである。リラックスも出来,疲れも多少は
取れてればいいなぁーなんて思いつつ今日の日記は終わるのである。アメリカの滞在日数残り 25 日。
8 月 27 日 相変わらずの晴れ。
今日はとても忙しいスケジュールであった。いつも通り 7 時に起床,今日は大事な Meeting があるのでス
ーツに着替えた。朝食を新居先生と,小浦方君と共にとった。今朝はまともな?というか軽い朝食に出来た。
ホームメイドクッキー&・・・という品で,ホワイトミルクにソーセージが入って軽い塩味のソースのかかっ
た,マフィンに近いクッキーが入った物で,これが意外にさっぱりしていた。しかしアメリカという国は,ど
こに行っても肉が大抵の品に入っている。
ルネッサンスホテルをチェックアウト。荷物を先に Days Inn に別ルートで搬送中に,イリノイ州スプリン
グフィールドの Mayor であるハサラ氏との Meeting。自己紹介は緊張のあまり,予定していたスプリングフ
ィールドの感想を言えずじまいだった。全く何をやっているのだ俺は・・・。彼女は日本には滅多にいない女
性市長で,話の中では市民の健康維持増大,財政をいかに上手くやりくりするかなどの諸問題を真剣に取り組
み,スプリングフィールドの市民のために努力するのが仕事だと言っていた。彼女の目は真剣そのものに感じ
られた。日本ではこんな公務員や政治家は見たことがない。いい州だよ,本当に。
その後市の技術ブロックのタイ・リーさんと Meeting。これも同じで日本では見ることが出来ないであろう
道路の信号管理&交通状況把握の統合システムを拝見させてもらえた。地図がどのように作成されているとか,
市が上水道,道路,電気などを管理しているそうだ。我が国では電気は東電などの私的会社だし,水道は水道
局,道路に関しては国土交通省,だから日本とはまた違ったスタイルに驚いた。
そうそう,ここで初日から疑問であった。 One way についてわかったことがある。どうやら 70 年前か
らこのようなシステムで,場所に応じて 2way と使い分けている。と彼は言っていた。一種の交通渋滞対策で
タイ・リーさんも理解するのに時間を要したそうだ。
Meeting 終了後,一度ホテルに戻り Days Inn へ。荷物を持ってチェックインした後,速攻で UIS に移動。
ここで昼食となったが,ジョナサンに$5 の食券をもらいチョイススタイルのメニューにトライ。さっぱりし
た物を頼もうと思ったが,ここでも語彙力不足が出てしまう。結局ハンバーガーに落ち着いたが,以外に油ぎ
とぎとではなく,おいしく頂けた。しかしここでは一つ職員にヘルプと質問が通じて嬉しかった。Tea コーナ
ーで入れ物に迷っていると,店員の一人が Can I help you? と助け船を出してくれた。すかさず Yes と答え,
I want a ice tea. But I don’t know cups choose. ととっさに思いついて言ってみたら,なんと理解してもらえ
た。このときばかりは嬉しかった。しかし喜びもつかの間,学長のリンガイゼンさんに会った。かなり緊張し
たが話そうと思っていたことは何とか話せた。しかし,どもったのが痛かった。まぁーそんな感じでハラハラ
の時間は数十分で終わり UIS のキャンパス見学へと移る。ゴールドバーグ先生のもと,説明が増田先生の口
で日本語訳されるいつものスタイル。わからない俺にとって先生には毎度の事ながら感謝,感謝でいっぱいで
す。
休憩もなしに学長主催のパーティー。ここでは食べたいものを受け取るのに苦労しながらも,何とか手に入
れることが出来た。そうそう,パイの種類を聞くのに 〜kind of do you have? だった気がしたので友人
に聞いてからパイを貰いに行って聞こうとした。するとそれを見ていた担当の人に笑われてしまった。しかも,
私が聞く前に説明を始めてくれた。どうやらまんま聞こえていたらしい。その他,確かに先生が行く前に話し
たとおり,食事に関して言いたいことが伝わると非常に嬉しい事を再確認できたが,上記の場面はとても恥ず
かしかった。その後,美術館で,学長夫妻に出くわし Please take a picture OK? と聞いてみると sound’s
Good! とお許しの言葉をもらえた。聞いた風に発音しているのだけどなぁー?そうそう,よくよく考えると
最後の OK?の部分はいらない気がする。
まぁーいろいろ失敗は付き物だよなぁーなんて思う今日だったのでした。 後 24 日。
8 月 28 日 晴れ
それにしても内陸部は安定した気候とはよく言うものだが,今日もまた晴れている。いい加減変化がほしい
ところだけど仕方がない。もしかしたら,日本が天候の変化が激しいだけかもしれない。が,如何せんそうい
うのが当たり前な俺にとっては寂しい気がする。
今日はあっさりした朝食から始めることが出来た。シリアルに,パンケーキ,コーヒー&ミルクというスタ
イル。Days Inn ではロビーで FREE の朝食が軽食ながらも食べられるのでありがたい。後は情報端末とクー
ラーの温度調節さえ壊れていなければ最高なのだが・・・ 今朝気が付いたのだが,この部屋のエアコンは,
Cold の設定の最大で固定されていて動かない。長袖を 2 枚着たいくらいに寒いが,外気を入れると暑い。微
妙な調節が出来なくて非常に困る。まぁー何とかなる物で,今のところクーラーは入れっぱなしで気にしない
ことにしておこうと思う。
UIS に到着するなり,英語のクラスは早々と授業が始まった。Mark 先生という人で,ルネッサンスホテル
からここへ荷物を搬送する時に来てくれたドライバーだった人だ。彼は,私たちを UIS に送迎もしてくれて
いる。取り敢えず今日の授業の内容は,自己紹介と,友人の自己紹介の仕方,おまけに宿題も出されたが 5
つ箇条書きで趣味を書いてこいという物で・・・。今 5 つも趣味がないからどのような趣味でフォローするか
迷っている。授業が終了すると今日は 3 時までフリーだそうで,その後ジョナサン主催の Well come back パ
ーティー,再び 7 時まで自由という設定。取り敢えず授業修了後食堂へ行き,昼食。きょうはチキンサラダサ
ンドと,せっかくやり方を教えてもらったので ice tea を昨日と同じく,それと野菜がどうしても食したかっ
たので野菜サラダをチョイス。ID カードに幾らかは入っているという話なので,支払いは ID カードを出し
てみたら現金の請求はなかった。いいのだか悪いのだか分からないがレシートが来ないので,カードの残高も
分からない。非常に気持ち悪かったが,昼食も油ぬきでやっと本来の腹の調子が戻ってきた感じだ。
昼飯の後,購買で売っている物を一通り見てめぼしい物を見つけてみた,シャツか何か自分の物がほしいと
やはり思うが買うのは後半にしようと思う。まだ移動するのでなるべく荷物は少ない方がいい。
軽い散策の後本題の LAN 回線の捜索が始まった。皆さんは PC room で LAN を引っこ抜いてやっていたら
しい。俺と,電気科の数名は図書館にあるという回線を取り敢えず図書館の端から端まで探した。しかし結局
見つからず,2 階の Information で和久井君と数分がかりで LAN のあるところまで連れて行ってもらえるよ
う説明出来た。こっちの人は人受けがよく,聞き出すと周りの人も手伝ってくれるからありがたい。LAN は
インターネットケーブルということで分かってもらえた。コンセントは,コンセントレーション。ノート PC
の単末を見せつつ,ここにはないか?というようなことを聞くうちに解決。無事日本とメールのやりとりに取
りかかることが出来た。しかしよくよく考えてみると,向う日の時間は午前 3 時,携帯に送る人がいるため結
構引いたが,受信者は起きることなくメールは届いたみたいだった。しかし,一人友人が起きていてくれてリ
アルタイムでチャットが始まることになる。話の中にはどうやらアメリカとイラクの関係が悪化していて,ビ
ンラディンらしき人物と,多数のテロ組織がなんかやらかし始めているという物もあって,ひょっとしたら帰
国が早まるかもしれない。まだ先生の方は何も言わないので取り敢えず日記にこのことを書いておくことにす
る。
3 時からは予定通り国際係主催のパーティーがあった。ジョナサンと学長が挨拶した後,会場で握手会が始
まった。おかげでろくに写真が撮れなかったが,中国,台湾,大韓民国,アメリカの各州,ブラジル・・・。
覚えているだけでもこのような人たちが沢山来ていた。昨日とはうってかわって,少しはこちらから自己紹介,
相手の名前を聞き出して,出身,専門,趣味,楽しんでいるか?など聞くことが出来たと思う,メイビーであ
る。
そのうちの一人がファイナルファンタジー(以降 FF)について熱く語ってくれた。彼は,日本のゲームや
映画が好きでそういった話になったのだが,FF の movie を見た時に非常に感動したらしい。けれどこの FF
映画はハリウッドで作られた物で,日本とは全くの無関係な作品・・・ともかくそういった難しいことは話に
水を刺してしまうので話さなかった。ゲームの方もしているみたいで FF10 は最高のゲームだそうだ。俺はF
Fに関して 7 以降本来のFFとは思っていないから play していない。FF1 から知っている人たちは皆共通し
て言うことだが,彼はそういったたぐいの人ではないみたいだった。熱狂的な FF ファンは日本以外見ること
が出来ないと思っていたが,ある意味日本の FF ファンよりもこっちの人たちの方が熱狂的かもしれない。
今日の日程が終了後,Days Inn の近くにコインランドリーが少し歩くみたいだけど,洗濯物が乾かずに追
いつかなかったので行くことにした。ここに来る前に増田先生が言っていた 25 セントをよく使うという理由
が分かった。ランドリーは全て 25 セント中心,洗濯機が 1$(25 セント×4)乾燥機が 25 セント 1 枚からと
いう感じ。もう洗い物は一通り Days Inn ですませてあったので乾燥機中心に使ったが,25 セント 1 枚では
乾かず結構な量もあったので 2$使う羽目になってしまった。終了後,隣のビデオショップに行った和久井君
が,PS2 の評判について聞いていたみたいで・・・。この店では X box の方が売れていて,PS2 はそんなに
は売れてないらしい。その間何も用事がないので,先に外に出ようとしたらセキュリティーが鳴った。店員に
万引きしたのか?もう一回通ってみろと言われて,通ってみたらなんて事のない誤作動だったそうでよかった。
当たり前だが私は万引きなどしない。後で話題になったのだが,その場で取った俺の態度と行動は良かったみ
たいで,下手な態度だとケンカを売る事になっていたらしい。店員の方も言われたとおりにセキュリティーを
もう一度通り鳴らなかったので気持ちよく通してくれた。しかし,こっちの人たちは疑っても謝らないみたい。
まぁー別に俺はかまわないけど,知らない日本人で気が短い人だとトラブルの原因になると思う。
いろんな経験を一日だったが,明日は UIS に行かないでツアーの予定があるみたいだ。セーラムという言
葉が気にかかるが明日になれば分かること,明日に響くので今日はこれまで。 残り 23 日。
8 月 29 日 晴れ
今朝,テレビをつけた瞬間からスプリングフィールドは週末に雨が降るらしいと言う週間天気予報をやって
いた。まさにナイスタイミングというやつだ。しかし,昨晩スーツにシミがあるのを発見!急遽染み抜きをや
っていたためギリギリの時間で起きる羽目になってしまった。まぁーそれでも昨日のうちに準備をすませてお
いて,着替えも出ていたから遅れずにすんだ。朝食は昨日と同じメニューですませ,さて出発と思いきや,一
人見あたらない。和久井君だ。遅れてきて彼の一言目は 20$紛失したらしい。ここは外国,私たちは外国人
なのだから,自己責任でちゃんと戸締まり,貴重品の管理は徹底しておかないといけない!!ともかく,自分
は一人部屋なのでよけいに注意する必要がある。彼は今 UIS でスパイダーマンを見ているからこれから対処
がどうなるか分からないが,気をつけるに越したことはないと思う。
ともかく,今日はリンカーンが若き日を過ごしたというニューセーラムと言う国立公園に行ってきた。簡単
な説明の VTR を見てから中に入った。若いリンカーンなど見たことがないから VTR の前半の部分は誰がリ
ンカーンだか私は分からなかった。敷地中に入ってからは西部開拓時代の映画の舞台に入った気分にさせてく
れた。しかも,自然が豊かで,クモ,ムカデ,リス,ケムシ,馬までの結構な数の動植物に会えた。たぶん,
場所によりけりだけど日本よりも動物がいた。まぁーパークなので当たり前と言えばそうだが,ここスプリン
グフィールドの今まで廻ったところを振り返っても,足利と同じかそれ以上いた気がする。そうそう,パーク
内の説明をしてくれる人で,1830 年代当時からそのまま生きているのですよ・・・。といった人がいたけど
ジョークだよね絶対。
後,中に展示してあった綿花の種を取り除く機械の動力の取り方がまた凄かった,直径 8m(目測)もあろ
うターンテーブルが大体 20℃ぐらいに傾いていて表面には家畜が滑らないように滑り止めが付いていて,全
体はコマのような感じ。下には木で出来た,歯車が付いていて 90°動力の向きを変えて家の土台の部分まで
引いていて,そこからまた 90°向きを変えてプーリーとベルトを使って室内に動力を引いていた様だ。しか
し室内の機械は暗い場所にあって,機械そのものはそんなにも詳細に見えなかったのが残念だ。一番奥には水
車があって,製材と粉ひきを同時にこなしていたみたいだ。水は一端ダムのような一種の堰堤に蓄えられ,小
さい出口から水車に導かれる形になっていた。考え方が今の水力発電と全く同じである事に驚きを隠せなかっ
た。羽の部分は,シャフトに数枚の板が付いているタイプで,日本の昔話に出てくるような横置きタイプの水
車ではなかった。
そうこうしているうちに昼食となった。昼食はセーラムの隣にあるヒストリカル・マクドナルドいやこっち
ではマック・ダァーナァーズというのだけど,そこでダブルチーズバーガーのヴァリューセットを頼んだ。以
外に日本と同じく安価なセットがあって嬉しかった。ミートは日本みたいにビッチリと整ってはいない。大き
さは見た目では少し大きいか?ってところだった。味は濃い目,ポテトと,飲み物は日本で言う L サイズが
こっちの M サイズ。飲み物はお代わり自由だというスタイルも,日本のマクドナルドでは在るにはあるがそ
んなに数はない。そうそう,スーパーサイズなる物があってそれを頼んだ人たちのポテトと飲み物を見る限り,
もう人の食べ物ではなかった。18 インチのピザも凄かったが,これは日本のスーパーサイズを見ているだけ
にショックが大きかった。しかし,頼んだ奴らは,もちろん腹に自信のある人たちだったので,難なくたいら
げていた。確か渡辺君は,さらにポテトを食べきれない人からもらって平気でそれもたいらげていた。彼の胃
袋は宇宙か??
ともかくその後,リンカーンの銅像の前で記念撮影&個人的に全員の写真が欲しかったので,増田先生に頼
んで撮ってもらった。そこから UIS へ,着くなりすぐに Mark 先生の英語のクラスへ。昨日の宿題の答え合
わせをしたのだが,昨日の宿題どうやら趣味を書いて,その後 5 つの文で語れという物だったらしく・・・。
速攻で文章を書き直して何とか間に合わせることに成功した。重いからといって辞書を小型の物にしたのが災
いした。今後はこんな事が続かないように気をつけたい。今日の授業の内容は昨日の続きで普段の話の時に使
えそうな疑問文と答え方だった。おまけに今日の宿題が出て,明日の授業までに UIS の生徒に今日習った文
章で質問文を作り,質問及び聞いた人の特徴を自分で文章化することだ。今日は,明日 7 時 30 分に Days Inn
を出発するから 6 時には起きないといけない。スパイダーマンは来る時の飛行機で見たので,俺は見に行って
いない。ちなみにそれが終わるのは 10 時,どう考えても日記をつけて洗濯すると明日起きられそうもないか
らだ。
まぁーともかく,明日も早いし,授業の選択も残っているので今日はこの辺で切り上げておくことにする。
残りの滞在日数は後 22 日。
8 月 30 日 晴れ時々曇り
今日は早朝から biology and chemistry of the Environment – Lab という,AIT で言うと総合化学実験が一
番近い科目に参加した。今日は授業初日と言うこともあって,オリエンテーションの後,安全のための注意事
項説明。緊急時のための機械の設置位置と器具の扱い方の説明。その後,2 つの実験という感じだった。少し
教室にはいるのが遅かったためすでに始まっていたが,安全確認から聞くことが出来た。聞いていてもほとん
ど分からない状態。しかしスリッパは滑るし,簡単に脱げて実験中は危険なので禁止・ガム・キャンディーな
どの食べ物と飲み物の禁止・薬品の使用時は万が一のことがあると危険なので保護メガネみたいな,ゴーグル
を使用すること・ゴーグルはブックストアーで販売していること位しか分からなかった。まぁーともかく,実
験に移った。
実験の内容の一つ目,シュガーガム・シュガーレスガムの多数銘柄の用意があり,彼らはガムを噛む前に銀
紙を破がして重さを量り,5 分間噛んだ後再び重さを量っていた。無論はかりは電子天秤であるが,気になる
ことは皿の重さを量っていなかった事と,電子天秤の零点調整をしていなかったこと。私の見逃しならいいの
だが,もしこれが事実なら・・・。ともかく実験データは機械工学実験のような分厚いテキストに書き込まれ,
最後にヒューレットパッカード社(HP)のセレロンマシンの英語版エクセルにデータが入力された。この実
験,ガムに含まれる砂糖の量がどれぐらい噛んでいる間に溶けるか?という実験らしい。データを見る限りシ
ュガーガムは全体でだいたい 1.5g位の減少が見られ,シュガーレスの方は 0.5g未満の変化だった。電子天
秤の単位がgなのでその辺は間違いないと思う。
またもう一方の実験は,食紅を透明のたこ焼き機みたいな無数の半円状のくぼみが出来ているトレーに一番
端に原液,それから水を使って徐々に薄めていって薄めた時の色を確認していた。増田先生の話では,
1,000,000 分の 1 まで薄めていたみたいだ。どうやら濃度と色の関係を調べる実験だったみたいだ。
その後,実験が早く終わったので授業を見に行こうと思ったが,よくよく考えみると授業の選択がまだ途中
なのでメールチェックをかねて PC の使えるところへと思い,PC ルームに行った。この時間で授業の選別は
粗方形が決まったのかな??
そして昼食,昼食は野菜スープとサラダ,ice tea。あまり動かなかったのでこれだけで十分だ。しかし英語
のクラスに行く前に八下田さんから重大発言が・・・。どうやらカードの中には 300$入っているみたいで,
かなりの大金が入っていることに気づく。24 万も払ってこちらに来ているのだから貰える物はきちんと貰っ
ておかないと勿体ない。考えてみると,UIS には大体 20 日近くいることになる単純に計算しても 1 日当たり
15$は使えるのか!?これってかなりリッチな食事が出来る。しかも自販の飲み物はほとんどが炭酸飲料,
炭酸飲料は気持ち悪くなるから嫌いでこっちに来てからは自販を見るたびに死活問題だよと思う日々だった。
カードと現金はおみやげに使いたかったのでこれで何とかなる。今までの我慢と苦労は何だったのであろう。
英語力,特に語彙力不足の私はかなり損をしていると思う。
そんなこともあったが,話をしているついでに通りすがりの UIS の生徒さんに英語の宿題の質問をしたら
快く答えてくれた。やっぱりここは心の広い人が多い。日本ではまず,こういった場面だと一言目に忙しいの
で他の人をあたってとか無視される。まぁー地方によりけりなので何とも言えないがね。
今日の英語も昨日の続きと,宿題の発表。新たに習った内容は写真を見て話題を広げる方法で,またまたお
まけが付いてきた。宿題は,週末何をしたか?火曜日の授業で発表出来るようにしておきなさい。というBe
を使った命令形で出された。これは月曜が一日 FREE なのでそのときに考えることにしよう。
授業終了後,ジョナサンの案内でショッピングモールへ行って来た。一通り廻り,よく考えると何も欲しい
物は置いてない。唯一こっちで工具が欲しいなと思っていたが,思っていた物はなかったのでやめて,和久井,
渡辺君らと共に,こっちの HONDA のディーラーがあったので見に行くことにした。ホンダのディーラーで
はまぁー日本とある車は基本的に変わりないが,こっちは日本とハイオクの排ガス規制関係のどちらかの理由
であろうが,出力が意外に低かった。あと CR-V が 2.4L のEgが載っていた(日本は 2L のみ)で,シビッ
クには typeR がなく Si がトップグレードみたいだった。しかも,どうやらカタログを見る限り Si のみ。出
力は 200PS 日本では 215PS だから結構大差がある。エンジンヘッドカバーは何故か黒?日本ではホンダの高
性能エンジンおなじみの赤ヘッドがこちらには存在しないみたいだ。
まぁーそんな感じで今日は終わりになるが,明日はセントルイスまで片道 3 時間かけて行くみたい。大きな
アーチが見られるとのこと,写真を見る限り凄そうだが明日になれば分かること取り敢えず今日は何も考えな
いことにする。 残り 21 日
8 月 31 日 晴れ。
日本では,そろそろ終わっていない宿題に焦る人たちが徹夜を始める頃だ。考えてみるとこっちに来てから
一週間がたっていた。今日は休みだが,私たちは St LOUIS に観光に行く事になっていた。昨日見た資料に
よると巨大なタワーを見るみたいだ。朝食の時にあの巨大な観光バス何だろうなぁ〜と思っていたら,私たち
の乗る観光バスだったりしたのだった。人数の割に大きすぎるバスだ。たぶん 100 人は乗れるであろう,日
本で走っている大きい観光バスより大きかった。しかも AT,なんか乗った時の感じは良かったのであるが変
速の制御が甘いようで中途半端な速度になったりするとギアが行ったり来たりを繰り返し,変速時のショック
も大きい。おまけにターボ車らしく室内には常にターボノイズが響いていて非常に耳障りだった。
ともかく,3 時間ほどで着くと聞いていた St LOUIS は以外に早く着いた。実際に見たタワーはカメラのレ
ンズからは全体像が大きすぎて入りきらなかった。中に書いてあった資料によると 196mあるみたい。東京タ
ワーよりも低いはずなのだが,かなり大きく見えた。多分アーチ状になっている分,大きく見えたのだと思う。
ここもというか,やはりセキュリティーがかなり厳しくなっていた。入り口の部分で一度解散その後再集合し
てタワーに上る計画で,空き時間に私は買い物をすることにした。一通り見て買う物を決めてから,初めての
カードでの買い物にチャレンジしてみた。以外に簡単で,サインを求められ書いたら,ナイスサイン!と言わ
れた。漢字ってそんなに珍しいのか?と思ったが,よくよく考えてみると漢字を普段から見慣れている人たち
はそう思わないが,ここはアルファベットの国 26 文字しか使わない人たちには非常に新鮮だろう。
再集合した後ついに上ることになったが,5 人乗りのゴンドラは非常に狭く 4 分間の時間はとても辛かった。
しかし上がってみると絶景,タワーの最上階は意外にも広かった。最上部で記念写真を撮り再び窮屈なゴンド
ラで下った。登りの時にも気になったのだがこのゴンドラは,急に変な動きをする。動きからすると機関車が
急な登りに使うようなチェーン駆動の補助を使っているみたいだ。
下りきると,お昼のため再び解散。私と依田,根本さんの 3 人でオフィス街に向かい,食事の出来るところ
を探した。集合時間が迫ってきた頃目に付いた店に入って,チキンサンドウィッチを頼んだ。解き卵に野菜鶏
肉などを混ぜ,かに玉状にした物をパンに挟んである物が来た。これがサンドウィッチ??と思って店の看板
を見てみると CHAINESE WOK と言う店。どうやら中国料理店に入ってしまったみたいだが,食事はかなり
おいしいものが食べられた。根本さんが頼んだ物は揚げ物定食みたいな物で,付いてきたソース味のチャーハ
ンは日本のお米に非常に近い物を使っていて本当においしかった。依田さんが頼んだ物は酢豚みたいな物にご
飯が付いてきていた。そうこうしているうちに時間になってしまい,ゆっくり食べられなかったが人がいない
割には当たりの店だった。しかし後で聞いた話だと,あの店トイレが非常に汚かったらしい,水道も故障して
いて水が出ない始末,非常に損をしていると思う。
再集合の後,今度は動物園などいろいろな施設のあるところへ。そこでは,和久井,依田さん,新井先生の
4 人で行動を共に,いろいろ廻った。意外に園内一周のミニチュア機関車がおもしろかった。私もそうだった
がほかの 3 人も童心に帰り楽しんでいた。数十年ぶりの動物園は非常に楽しむことが出来た。ここでは 3 時
間少し時間があったが,全ての時間をここで費やしてしまった。
帰りがけにアメリカ先住民の住んでいた遺跡後を見た。登った山は,毎日人が土をもって築いた山でとても
人の手で作ったとは思えないほどの大きさ。ここの居住区には非常に大きな文明があったらしい。この辺まで
来るともう疲れもピークになっていて,色々話してくれたけど何も覚えていないのが非常に悔しい。メモ帳を
持って来ていなかったのが痛かった。
帰ってきてから新井先生のバイバイパーティーを Days Inn 隣のファミレスで行い,帰ってきて今に至る。
新井教授が帰ってしまうのは非常に惜しいことである。他学科の教授とは話す機会がないのでとても楽しい一
週間だった。彼の共同研究が成功することを祈りつつ,明日見送ることにする。また足工大に帰れば会えるの
だし,サヨナラは言わないでおこう。しんみりするのも嫌いだし。と思いつつ今日は終わりにする。後 20 日
残り 3 週間を切ってしまった。
9 月 1 日 晴れ。
今日は天気予報では雨の予定だったはずだが晴れている。好運だった。今日は新井先生の見送りとレースを
見られる日であったからである。8 時半にロビーで集まり,ジョナサンの迎えでいつもの通り大型のワゴンで
空港へと向かう。スプリングフィールドからワシントン DC に向かう時は私たちも使うから,どんな空港か見
る絶好の機会だった。しかし,着いてみると意外に小さかった。まぁ〜スプリングフィールドが田舎と言うこ
とだからしょうがないのであろうが,私には十分大きな町に見えている。確かにシカゴやセントルイスから見
れば小さいが・・・十分大きいと思う。しかし,戦闘機があるのはアメリカらしい。シカゴの空港では見なか
ったので驚いた。そうこうしているうちに新井先生がカウンターで手続きが始まりそうなので行ってみると,
新井先生の荷物が抜き打ちで荷物検査にかけられるようだ。羽田や成田と違って,ここには荷物専用の検査シ
ステムがない。私達の中にも数名は引っかかる人がいると思う。新井先生の荷物検査は簡単に終わり,簡単な
握手会と写真を撮り,出発カウンターの方へと消えてしまった。
見送りが終わり,レースへと向かう事となるのだがここで増田先生から重大発言があった。話によるとレー
スはバイクのダートレース。しかもボランティアという形で無料という事は当然仕事もある。一日レースに浸
っているわけではなかった。英語の勉強会というわけか?? ともかく着くと,今朝まで Days Inn を賑わせ
ていたライダーたちがかなりの量・・・というかほぼバイク。車の方が少ないぐらいだった。車種はよく分か
らないが数メーカーが分かったので紹介しておく。ハレーダビットソン,BMW,ホンダ,スズキ,ヤマハ,
Kawasaki,ドゥカティー等々多数。やはり日本社製のバイクは見た目で分かる。
会場に着くと,凄い轟音。いや,機械科もっと専門用語を使おう。エキゾーストノートが歓迎してくれた。
お約束で,OFFICE へと向かう。そこで誓約書を書かされ,オフィシャルの印のブレスレットを貰い入場口
に。そこでチケットを出した人たちに,一度入場したという印に判子を押すという作業が私たちの仕事。交代
しながらレースを観戦するスタイルで一日が過ぎた。ただし,ボランティアは食事と飲み物が無料だったのが
ありがたかった。結局レースに夢中で外への買い物が出来なかったけど,かなり楽しめた。皆さんはそんなこ
となく上手くその辺の調節をしていたみたいで買い物袋を手に持って満足そうだった。
ホテルに帰った後,プールに入った。ここは楽しんだと言うより疲れを癒したという感じ。人の約 8 割は水
だからやっぱ水中がいいみたいで疲れが取れる。そうこうしているうちに食事の時間になった。あがってシャ
ワーを浴びてから向かうと,中華料理屋さんで食事する事になったようで,私はチャーハンを頼んだ。皆さん
は,ラーメンだと思い頼んだ物が堅焼きそばのそばをうどんにしたような物・Egg ロールがデカイ揚げ餃子・
焼きそばと思いた頼んだ物は,焼きうどん・・・という状態だった。散々な思いをしながらも,楽しみながら
それを平らげることが出来た。今回は会計を自分ですると言うことなので,自分でやってみたが,親切ですで
にチップが入っていた。チップは 10%だったので安い方,これでなかなかの食事が出来たのは良かった。が,
米はやはりタイ米系の長いやつでパサパサしてまずかった。
そんな感じで今日は終わる。ともかく明日は FREE の日なのでゆっくり過ごそうと思う。残り 19 日。
9 月 3 日 晴れ
今日はレイバーデイという,日本で言えば勤労感謝の日みたいな日で労働者の休日。しかも,予定の中で唯
一の FREE の日でもある。軽く寝坊をした朝からなんかまったりとしていた。取り敢えず朝食を軽くとって,
帰ってからシャワーに入り,10 時からショッピングモールへと赴いた。レイバーデイともあってお店の休み
も目立った。しかし,さらに目立ったのはテナントの少なさ。どうやらこのモールはかなり寂れている。半分
ぐらいテナント募集中の張り紙があった。しかも似たようなスーパーのテナントが計 3 つ・・・これは非常に
モールとしてやってはいけない条件の一つだと思う。モールは同じジャンルのテナントは入れてはいけないの
が必修の条件だろう。
ともかく,充電池だけではデジカメが精一杯なので取り敢えずパナソニックの乾電池を 2 つ買ってきた。8
本合計で 3$,日本ではパナソニックは買えない値段で,安い無名メーカーの電池の値段に相当するのだが,
果たしてどれぐらいの性能があるのか後で検証したいと思う。
昼飯は,マック・ダァーナァーズでとった。前日の中華がかなり効いていて胃もたれしていたのと,肉ばっ
かりで飽きていたので魚を食べることにした。当然マックでは魚はフィレオフィッシュしかないので,そのメ
ニュー。しかし思ったよりさっぱりしていなくて失敗したと思う。増田先生の話だとチキン系の方がさっぱり
していたそうな。けれど何とかたいらげることも出来たので,そんなほどでもないみたいだ。徐々に胃が慣れ
ている気がする。後で日本に戻った時に大変だろうと思うし,肥えている事だろう。
食事の後みんなはここで好きな様に過ごしていいとのことで,私は再びプールへと行くために Days Inn に
戻ると,みんな帰っていた。どうやらみんな考えていることは同じらしい・・・。ともかく,なんだかんだで
3 時間近くプールを楽しみ,今度はコインランドリーに行くためにあがって準備を始めた。明日ここをチェッ
クアウトするので,スーツケースの整理も兼ねてやった。そこで増田先生の荷物を未だに預かっていることに
気づいた。後で報告しておこう。そうこうしているうちに準備が終わり集合時間になったのでコインランドリ
ーに向かうと,予想をしていなかったお休み。参った。仕方がなく戻ると増田先生がフロントの人に聞いて下
さる,との事。なんか近くではないがやっている店があって,連れて行ってくれるらしい。しかも,迎え付き
で。私を入れて計 10 人,ホテルの公用車である年代物のアストロに乗って向かった。以外に高かったが休み
なので仕方がないと思い洗濯と乾燥を済ませ,迎えを増田先生が頼むと来てくれた。またあのアストロにギュ
ウギュウ詰めになりながら帰ったら,もう夕食の時間。今日はデニーズらしい。あまり腹も減っていなかった
のでサンドウィッチを頼んだ。しかしファミレスは高い!結局 9$近い食事になってしまった。こっちに来て
からお金の使い方が荒い様な気がする。そうこしているとまだパッキングが完全に終了していなかったりする
のだが,明日いつも通りに起きれば 7 時なので 2 時間は余裕があるし,入れていないのは明日の朝も使うの
で明日入れたいと思う。そんなかんだで唯一の FREE の日は終わってしまうのであるが,何かなぁーこんな
日でも一日が短い気がするのは気のせいであろうか?楽しかったのは確かであるが・・・。ともかく今日はこ
れで終了とする。アメリカ滞在日数残り後 18 日になってしまった。
9 月 3 日 晴れ
今日は Days Inn のチェックアウトから始まった。
朝食を早めに済ませ荷物を持ってチェックアウトすると,
私達はヴィラマリアというクリスチャン系の施設へと宿を移す事となった。移動の際には,私と Mark 先生が
荷物車に乗った。他はいつものバンで運転手はジョナサンではなくシェリー先生が運転という形だった。無論
二人きりの方の荷物車では私がマーク先生に質問攻めにされたことは言うまでもない。しかし私はそれを望ん
であえて二人きりの方を選んだ。一種のチャレンジである。ともかく何とか質問攻めをクリアして着いたここ
は非常に自然に恵まれ,湖の近くでとっても眺めのいい場所だ。しかし一部の人たちは,夜にお化けが出ると
騒いでいる。確か昼間の散策の時にマーク先生とシェリー先生らと私たちでそんな話もしていたが,私は気に
もしていなかった。散策の時はこの辺の自然の豊かさに圧倒されっぱなしだった。なんだか榛名湖の湖畔と似
ている気がするが,榛名と違って車の数と人の数が圧倒的に違うのである。確かにこっちの方が土地も広いし,
湖も多数存在するからなのだと思うが・・・。食べ物をのぞけばこっちの方が私は好きかもしれない。散策終
了後,今日はこっちで英語の授業があった。今日は先週出された宿題の発表と,明日行われるアメリカナイト
の時に歌うアメリカの国歌の練習だった。宿題の発表は気づいたら私しかネタ帳を書いてなかったのでという
か,目の前で何も見ないで発表すると思っていたので,そう言われると言いづらくなるので 1 番手で発表に望
んだ。発表は意外に順調で直された場所も少なく,質問にも答えることが出来た。しかも今回は自分から質問
も出来たので多少は進歩していると思えた場面もあった。しかし英語力はまだまだである。
まぁそんな感じで宿題も出された。今回の宿題はアメリカの国歌をマスターしておく事だそうで,多分一番
難しい?考え方を変えれば一番簡単な宿題になった。
その後昼食とジョナサンに授業予定表を渡すために UIS へと向かった。今回の昼食は腹が珍しく減ってい
たため豪華にしてみた。ニョッキのトマトソース仕立てみたいな物に野菜サラダがてんこ盛り,ポテトスープ
という感じ。今回の物はメニューの割には以外にあっさりしていて満足な食事が摂れた。食べ終えて休む間も
なくジョナサンの OFFICE へと向かう。予定表をシェリー先生に渡し,それをコピーして貰ったがどうやら
彼女がその確認を担当しているみたいだ。数日中に確認が取れて授業が始まることになるだろう。
そのあと 2 時間 FREE,それからジョナサンの授業を見学することになった。実験の授業の時とうってか
わって彼らは発言力があり,足工大とは全く授業の感じが違う。しかも学校の歴史と何故勉強するかを教える
授業は日本国内では聞いたことがない。先生とのコミュニケーションが授業中に取れている。授業中に寝てい
る人が全くいない。複数の先生の交代講義。発言者は注目されていて当たり前?タバコ,ジュースなどのマナ
ーが非常によい。無論授業によっては許可されているのであるがここでもマナーは守られている。足工大と同
じであるが PC とプロジェクターを使った授業もある。唯一この建物は無線 LAN でネットワークを確保して
いるみたいで LAN ケーブルを持たずにネットワークに入っている人がいる。
余談であるが,ここのビラマリアの建物は全てクーラーが効きすぎて非常に寒い。非常にびっくりした。ま
ぁーともかくそんな状態で後 3 日このヴィラマリアに滞在するのであるが,何とかなると思う。 後 17 日。
9 月 4 日 晴れ。
今日は珍しく目覚ましよりも早く起きることが出来た。朝食は昨日管理人さんが言っていた通りドイツ風の
食事になった。卵と野菜チーズを焼いた物,パンが 2 種類,果物 2 種類,牛乳がスキムタイプと 2%脂肪の 2
種類,コーヒー,紅茶,オレンジジュースがあった。ここは Days Inn よりも朝食は豪華だ!と言うよりこっ
ちに来てから今までの朝食で一番口に合っていた。
その後,UIS に行って英語のクラス。今日は軽いゲームが最初にあって内容は,先生が書いた英語の一文
字が最初に付く単語を書けというもの。これがなんかみんな揃ってエキサイティングしていた。そのゲームは
チーム制で私のチームはなんか勝ってしまった。そのあと,今夜行われるジャパンアメリカナイトの予行演習
でアメリカの国歌の練習オンリーとなった。今日は初めて宿題のない日になった。授業終了後,今度はイエロ
ーサブマリンと日本の国歌の練習。昼食の後シェリー先生に今日の授業が受けられるのか?と聞くと,私の希
望したクラスが受けられるらしい。午前の環境の授業はすでに終わってしまっているので,午後の数学の授業
だけしか確認は出来なかったが。意外に好調な滑り出しである。
4 時から希望したクラスを見学,というかゲストという形で受けてみた。授業の内容はもう一方の同じ時間
にやっているクラスとは打って変わってハイレベルの方を取ってしまったみたいだったが,内容はベクトルの
微分だった。足工大では線形代数に相当する物みたいで意外にやっていることは分かったけど,何を言ってい
るかはやっぱり・・・。ともかくここの授業はハイレベルになればなるほど少数になるのが今までの見学から
分かった。このクラスは 7 人。足工大では完全に考えられない。もう自由単位用のゼミの人数になっている。
足工大でもこんなもっと少人数の授業をして欲しい。確かに足工大でも少人数クラスと謳い文句にはあるが,
これを見てしまうと足工大の少人数の授業は完全に UIS の通常のクラスよりも多い人数である。この辺の改
善を私は願いたいと思う。
授業終了後いよいよジャパンアメリカナイトが始まった。今回は話もすることが出来た??まではいかなか
ったもののまぁーそれなりになったのかな?取り敢えず会話という形にはなっていた。しかしまだまだである
ことには間違いない。時間の関係から練習した私達の出し物,国歌二つとイエローサブマリンは無しになった
が楽しむことが出来て良かったと思う。
ヴィラマリアに戻ってから夜景を見てみた。こっちの星空は私の地元と全く別の顔を見せてくれるので新鮮
で十分に楽しめた。こっちは少し郊外に出るだけでこんなに綺麗に見えるとは思いもしなくて,度肝を抜かさ
れた。私の地元では少し山に登らないと綺麗に見えないのであるが,こっちでは庭の暗い場所に行けば十分に
ミルキーウェイが楽しめる。今日は運よく流れ星も短い時間ながら 3 つも見られた。それに,今日は増田先生
の多才さにも驚かされた。彼は非常に星座をよく知っていて,場所が変わって星座の位置がチンプンカンプン
の私たちに説明してくれた。増田先生にはホントお世話になりっぱなしでまたまた感謝,感謝である。
ともかくそんな感じで今日は終わるのであるが,よく考えると,ホームステイがもうそこまで近づいている。
いまだにどこにステイするのか情報はないが不安と期待が急に高まっているのがよく分かる。 残りの滞在日
数 16 日。
9 月 5 日 晴れ
本当ここはよく晴れる日が続く,いい加減雨が降って貰いたい気分である。ともかく,今日の朝食は炒り卵
の中にスープとベーコンが入っている。スクランブルエッグ,バナナ,パンが一種類,飲み物は昨日と同様っ
て感じであった。今日は昨日と打って変わって見た目通りのあっさり系の食事だった。出かける前に多少時間
があったので写真の整理をしてみた。意外にデジカメという物は便利でミスショットはすぐに消せるし,パソ
コンに取り込んで編集も可能なのでいろんな事が出来る。結構写真を撮っていて既に 200MB 位まで容量が膨
らんでいた。1 枚約 200KB なので既に 1000 枚ぐらいは撮ったことになる。しかし写真は 1000 枚ちょっと,
あまり時間がなくて整理どころではなかった。ともかく,間に少しトラブルがあったが,なんとか UIS に着
くことが出来た。
今日の英語のクラスは,軽いゲームから始まった。今日は先生が色を書くので指定された色から連想できる
単語を書けというもの。今日もなんかみんな調子が良くて私のいるチームが勝った。運がよいのかもしれない。
ゲームの後はホームステイ先で聞かれる?もしくは聞くと話が弾むであろう家族に関する質問の仕方&答え
方講座だった。これは何とかなるが,問題は宿題だ。今日の宿題は,どこから来たか?どこで生まれか?どん
なところに旅をしたことがあるか??だった。それ自体は結構簡単かもしれないが,問題はその後に言われた
1 ページ書いてくることと言うこと。困った。これだけの題材で 1 ページは果たして書けるのであろうか。心
配である。
午後は,イリノイ州の交通省に行って来た。最初にトラック・トレーラーの積載重量測定施設の見学。日本
では料金所の入り口に測定器があって測定するのだが,こっちの高速道路では途中にある。しかもまず車には
専用の機械が搭載されていて,機械が出すシグナルによってドライバーが判断するシステム。無論,違反者は
待機している警察によってさらに厳重に処罰されるという構成。測定システムは全 3 カ所で,高速の一番右側
にまず看板で誘導。センサーがあって搭載されている機械から出る信号でトラックの明細なデータを取得。そ
の後,85 マイルまでの高速で通過してもはかれる測定器を通過。再びセンサーがあって機械に信号が送られ,
シグナルが出るとドライバーは測定所への引き込み線にはいることになる。そこには 35 マイルで通過する測
定機と同じくセンサー。そこでも通らなければ今度は測定所へ。今度は完全に停止し,厳密に測定が行われる。
これで引っかかると測定所の裏手に廻るよう指示が出てバランスの取り直しや,切符を切られることになる。
さらに,安全チェックも行われ,違法な部分が見つかると直さないと走ることは許されない。もちろんそんな
違反があれば切符も切られる。
スプリングフィールドはシカゴ・セントルイス区間のアメリカの重要な荷物の通過点で,トラック・トレー
ラーが非常に多く通りさらに過積載も多いそうだ。道路は,36 トンまでの重量に耐えられ,20 年から 30 年
持つ設計がなされている。見に行った測定所はセントルイスに行く時の最後の測定所で迂回路も限られている
ため,去年一年間で違反車から取る罰金が 100 万$だったと言っていた。しかもかなり法律が厳しく制定さ
れている,日本では考えられないほど高額な罰金が待っていると言うからすごい,日本の交通事情マナーの悪
さはこうやって回避することが出来るかもしれない。
その後建物の方へ移動した。ここで見学したものは,市の技術ブロックと同じで地図の作製,それに基づく
道路の設計や橋などの設計が行われている。この辺は前に見学したセクションよりもハイテク機器を駆使して,
航空写真と GPS を組み合わせ,短時間で誤差は 2 インチ以下の 3D 地図を作っていた。ポラロイドサングラ
スをかけ 3D に見せながら写真を貼り付けているセクション・そこから出来た写真をもとに地図を立ち上げる
セクション・実際にその地図を元に橋の設計をするセクションを見学したが,パソコンがまず凄い。3 年に一
度入れ替えているだけでその財力に驚くが,マシンは Pen3 のワークステーション用の CPU,モデル的にデ
ュアル CPU,モニターはデュアルヘッドタイプ。ロードの速さからたぶん HDD は SUSI160 以上のタイプだ
と思われる。それだけでもかなり高価であるが,今回見たセクションにはそのマシンが全ての人に一台ずつ置
いてあった。もう何も言えなかった。
一通り見学が終わり,UIS に戻る。夕食はコージードックというお店でアメリカンドックを食べると言う
話があって,軽く野菜をテイクアウトしてすぐ出発。お店はヒストリカルロードルート 66 上にあって,元祖
とうたっている割には結構近代的だった。買い物を済ませて湖の見えるところで夕食。これがまた旨かったが,
やっぱり油っこい(グリスリー)だったことは言うまでもない。
ヴィラマリアに着くと昨日の残りのスイカを食べることになって食べたがこっちのスイカは異常に大きく
甘かった。こっちに来てから,極端な味が多いとよく思う。その後ミーティング予定変更。ホームステイが始
まるまでの少しの間,今まで以上にスケジュールが過密になるみたいであるが,体調を崩さないようにがんば
ろうと思う。ともかく今日出された宿題及びチェックアウトのための荷物整理があるので,今日はこれで終わ
りにすることにする。 残り 15 日。
9 月 6 日 晴れ
今日は,朝から忙しかった。7 時 45 分から朝食,メニューは 2 日間を足して割った感じのメニューだった。
初日に出たパン 2 種と前日に出た卵料理,フルーツ 2 種類という構成で相変わらず飲み物は充実していた。
そのあと荷物と部屋の片付けをして,出口手前に荷物を出し私たちはツアーに出かけた。
今日のツアーはハンセンプロフェッショナルエンジニアリングに出かけた。ここは総合エンジニアリング会
社で,建物・道路・鉄道・空港等々の建築と設計・マネージメントシステムの開発などをこなしまさにプロの
集団だった。今まで見てきたところもそうであったが,ここはそれ以上にプロ集団という匂いがぷんぷんして
いた。私としてはそんな空気がとても好きで興味津々だった。入ってすぐに階段があって中 2 階にインフォメ
ーションデスクがあり,デスクの前に UIS に新たに出来るクラスルームのビルディングのイメージがあった。
それを見ながら待つこと数分,会議室に通された。今回挨拶を社長自ら行ってくれたのは今までの見学で初め
ての異例である。会社の社名変更や粗方の説明を社長が,専門分野はそれぞれのヘッドが説明してくれるとい
う日本ではまず考えられない待遇。これは感激物であった。上記の内容の他には航空関係でアメリカ空軍の一
端を担ったり,改装などもやったりしているらしい。実際に建物を建てる前の,クライアントに見せる 3D の
ムービーも見せてくれた。3D の技術も凄かったが,表示している機械のスペックが足りなくて,多少コマ落
ちしていたのが残念だった。
ともかく,おおかたの説明後,社内の案内が始まった。UIS の NEW ビルディングの設計図を見ながらの
説明。実際に建設が始まっている地下高速のモデルや,高速道路の設計図,設計段階の吊り橋,まだ提案前で
設計中のニュートリノ測定施設の図面など外部に情報が出ていってもいいの??写真本当に OK なの??と
言う情報まで公開してくれた。まぁー無論本当に見せてはいけない情報は見せていないのは当然であるが・・・。
それにこういった私的会社で図書館がきちんと完備しかも大学などの機関とやりとりが常に出来る状態にな
っていて,蔵書は 2 万冊,地図のコレクションが 1 万点・・・。その他自社で担当した建築物などの設計図
や資料が常に要望があれば答えてくれるという体制は,見学に行った図書館とほぼ同等の機能に驚いた。
一通りの見学が終わると再び会議室に通され,休憩。軽食が用意されていておまけに熊のぬいぐるみと世界
時計のおみやげつき。さらに社長とのツーショットの写真も撮って貰い,まさに至れり尽くせり。一年前に日
本の企業をフレッシュマンキャンプで見学した時と全く違った待遇。まさに「凄い」の一言に尽きる。質問は
常にしてくれと言う姿勢もすばらしい。彼らは本当に自分の仕事に誇りがあるのだと思った。確かに,デザイ
ン部門だけで年商 4200$だから全体ではかなりの年商があるのであろうと思うが,日本ではまず考えられな
い。
今日は本当にいい経験が出来た。設計も日本みたいに土地の狭さに拒まれないで用地買収も容易に出来ると
ころもアメリカらしい。設計図からはアメリカらしいゆったりと余裕を持たせた感じが全体を通して見られた。
感動したまま UIS に行って昼飯だったが,ハンセンで食べていたので抜き,少しフリーになったので図書
館でいろいろ見てみた。しかし見たところ日本語の図書は見あたらなく英語の図書は何が書いてあるか不明で
何とも言えない状態だった。そうそう,新井先生にメールを送ろうとしたがメールアドレスが違ったらしく,
送れなかった。そんなことをしているうちに英語のクラスが近づいたので行ってみると誰もいない。困ったと
思ったら隣の教室に移動していて授業は始まっていた,なんかタイミングが悪かったとはいえ遅刻はいけない。
授業が始まって初なので許して貰えたが,今日限りでこんなお馬鹿はしたくない。全く午前とは打って変わっ
て最悪だった。
今日の英語の授業は,陣地取りゲーム英語版で各マスには単語が書いてあってその単語を過去形に直した文
章を書いてあっていたら陣地となる構成のゲーム。これが意外に難しく負けてしまった。その後宿題の発表で
無論最後のおまけが付いてきた。先週同様週末を次回に話せと言う物,明日からカヌーイングに出かけるので
ネタ不足はないと思うが今回は疲労との戦いになるだろうとおもう。
授業の後今週もモールに連れて行ってくれた。前回は食品がメインだったが,今回は家電,スポーツ用品が
あるところのようだ。私は T シャツを 2 枚,洗い替えを間違えてくたびれた物を持ってきてしまっていたの
でちょうど安い物が目に付いたので購入した。
買い物から再び Days Inn に戻ってきた。今回は前回新居先生が使っていた一人部屋に入ることになった。
私ははぐれ者,毎回一人なのであるが確か日本で決めたこの構成はワシントンの時だけと聞いていたがまさか
このままホームステイまでそうなると不安になる。まぁーそんな不安より今は明日からのカヌーが楽しみで仕
方ないので気になるほどではないがやっぱり不安だなぁー。
一人の方が気楽でいいって考えもあるから気にしないでおこうと思いつつ今日は終わりにする。後 14 日ち
ょうど半分が過ぎたが,未だに何も進歩できたと思えない自分にいらだちを感じる。
9 月 7 日 晴れ
今日は,8 時のミーティングと承諾書を書く事から忙しく始まった。その後直ちに朝食。今回は一昨日八下
田さんから貰ったみそ汁を飲みつつパンとコーヒー。それに何故かコーンフレークという,みそ汁にはミスマ
ッチな構成で朝食を終え,荷物を再び下ろして UIS に向かった。UIS に着いてからもその忙しさは続いた。
予定では,UIS のカフェで昼飯をテイクアウト。11 時に出発という感じであったが,カフェの開店が 11 時
30 分。困った,出発の方が 30 分早いのである。直ちにリンカーンレゼンスホールという,去年の足工大の留
学生が使った宿泊施設へ戻りジョナサンへ報告,出発が 12 時になり何とか昼飯の食いっぱぐれの心配は無く
なった。その間に観光バスが来て荷物を積み,11 時 15 分になったので混雑が予想されるカフェへ急いで向か
った。しかし予想とは裏腹にカフェは余り混んでいない。ゴミの処理の関係と時間にも余裕があったのでここ
で食べていくことにした。今回はサンドウィッチのみという簡単な物にしておいた。如何せん朝から食い過ぎ
たので腹がいっぱいだったからである。
簡単な昼飯の終了後,バスに乗る,今回のバスもセントルイスに行った時と同じく AT で大きさは一回り小
さめ,しかも日本では見ることのないリアにダブルの駆動輪と,もう一つ,操舵用のタイヤが付いている 8
輪の珍しいバスだった。こいつは前後が操舵できるようになっているから非常に小回りが利くだろう。カヌー
に出かけるので,ある程度山道を考慮したバスの選択に違いない。しかし乗り心地は最悪だった。どうやらこ
のバスはエアサスを使っているらしく,山道に入るなり設定ミスか重量のバランスの関係かその他かは知らな
いが横方向のヨーイング運動が始まる,それだけではなくやはり変速時のショックが大きい。特にシフトダウ
ン時のショックは異常とも言えるほどで,おまけに運転手は飛ばし屋さん・・・。もう最悪,ついでにターボ
ノイズが凄まじかったのは言うまでもない。とまぁーバスの説明はそこまでにしておいて,バスの中では珍し
く英会話の本を読みつつ,MD を聞いていたため全然どこに来たか知らないが,どうやら車のナンバーを見る
限りミズーリ州らしい。途中でマックにバスを止め,私たちは中華料理店で夕食をテイクアウトすることに,
まぁートラブルもあったけど無事に夕食を手にすることが出来た。
そこから再びバスに乗り,しばらくするとバスは山道へまぁー上記の通り乗り味はここに来て最悪になった
が車に強い俺は全然酔わなかった。みんなも結構騒いでいたので全くそんなことはなかったみたいだった。
到着した場所は無人の民宿みたいなバンガローで荷物を置きに行くとベッドは 3 段,しかも寝る専用で頭の
クリアランスも少なかった。ともかく,寝るところは出口よりの 2 段目になった。私は寝相が悪いので,明日
落ちる,落ちない騒ぎがあるに違いない。その後夕飯タイム。今回は中華を選んでおいて正解だった。案の定
マックを頼んだ人のポテトは萎びていたし,サブウェイでサンドウィッチを買った人もいたが中華は冷えても
おいしかった。しかも,ゴールデン先生の奥さんがいなり寿司の差し入れをしてくれた。しかも,自分たちの
ことを考えてくれていたらしく日本のお米である。味はこっち向けの味になっていたがとても食感が良かった。
ちなみに彼女は日系のアメリカ人らしい,私はてっきり日本人かと思っていた。そんなかんだ明日は 6 時 30
分起きなのでこの辺にしておくが。 残り 13 日。
9 月 8 日 晴れ
今日はカヌーイングの本番の日である。予定通り 6 時 30 分の 10 分前に起床したのはいいものの,足工大
の生徒以外は何故か皆さん起きてこない 7 時に朝食が始まったがまだほとんどの人が・・・。うちらが朝食を
食べ終えて昼飯のサンドウィッチを作り始める頃混雑が始まったが,既に終了していたので全く関係なかった。
迎えに来たバスはスクールバスのお下がりでかなりデンジャラスな乗り物だった。リアの窓ガラスは数枚割
れていて,おまけにドアは開きっぱなし・・・。しかし MT でコイルサス,バンクやうねりは拾ってしまう
が昨日のバスより乗り味がずいぶんとよく感じた。しばらくするとカヌーがたくさん置いてある,いかにもっ
て所に着いた。案の定おろされ,速攻でカヌーイングが始まった。パートナーは依田君,彼がヘッドで私がリ
アという形で乗り込みスタート。こっちの川は非常に綺麗で水も冷たい。川の底も結構深いところも見えて,
魚,ザリガニの子供,亀,鳥,など数多くの動物を見ながら,楽しみつつ漕いでいるといつの間にか誰も居な
くなってしまった。一度休憩,しばらくすると一同がどっと来て,しばらく空きがあったので合間を見て復帰。
直後に流木から抜け出す際に転覆した。しばらくするとみんなが昼飯を取っているので,合流して昼飯。みん
なはまだここにいるらしいが早めに食べ終えたので,再度出発。後半は流木やなにやらが多く,回避と抜けだ
しが大変であったが,景色は雄大,動物も沢山居て飽きずに漕ぐことが出来た。気が付くと,一番乗りでカヌ
ーイングはアッという間に終わった。その後,スタート地点まで戻って,昨日のバスに乗って戻ってきたが・・・
今日は非常に疲れた。しかも Days Inn では,荷物をあげて明日からホームステイなので再び荷物を下ろす事
になる。女性陣はジョナサンの家に予定通り 10 日間のホームステイが始まっている。私たち男性陣は何故か
一日少なくなって 9 日間となってしまうが,ともかく文句は言わないで置こうと思う。
明日はキャタピラ工場見学,英語の授業,ホームステイとまた予定が混み合っている。しかももう今日にな
っていたりする始末で出発は 7 時 45 分と早いので,早々に切り上げて明日に備えることにする。残り 12 日。
9 月 9 日 晴れ
今日も,朝から忙しく始まった。軽い朝食を済ませ,朝 7 時 45 分に集合,Days Inn をチェックアウトし
て,おみやげに T シャツを貰った。Decatur という Caterpillar 工場(cat)に向かう。迎えに来たバスは昨日と
同じ後輪に操舵用のタイヤが付いている 8 輪タイプで全席内側に向き合っていて,奥は丸形のテーブル上にな
っている珍しい物だった。そいつにはおまけが付いていて,飲み物・軽食があり食べてもいいということであ
った。行きには何も食べたくなかったので放って置いた。昨日日記を書いた後,速攻で寝てしまったので英語
の宿題がまだだったのだ。バスの中でそれをこなし,Decatur に着くと見たことのあるロゴが私たちを迎えて
くれた。CAT というロゴは三菱重工の機械やつなぎに書いてある,あれと同じロゴであった。増田先生の話
ではどうやら技術提携かなにやらをしているらしいが私にはよく聞き取れなかった。ともかく CAT の中に入
ると,まず,キャップのプレゼントと VIP と書かれたネームタッグが待っていてくれた。おまけに説明に使
われたビデオは何故か日本語,しかもこっちに来てから一番まともな日本語で企業紹介をやっていた。
CAT は 1955 年に操業を開始,最初から重工機械を専門に作り,Caterpillar の名前はここで始まったとい
う。今では 2400 人の労働者と 350 エイカー(60 のビルに相当)で成り立っていて,今でも重工機械を中心
に生産が行われている。一昨年の 4 月から発売が開始された世界最大の 797 型超大型トラックは最大積載量 1
万トン,エンジンの排気量までは分からなかったが,V 型 24 気筒のエンジンにターボが 12 気筒ずつに 1 つ
計 2 つのターボで過給,馬力が 3400HP と書いてあった。1 日に 1 台半が生産可能で既に 2 年間で 100 台が
売れ,一台 320 万$。今日の news では円が 1$118 円だったので日本円に直すと,1 台当たり約 3 億 7 千 8
百万円になる。それも見学したが輸送に 12 台の大型トラックが必要でフレームはほとんど鋳造品,5 トンの
燃料と 12 種類のオイルが必要で燃料を満タンにして 12 時間の稼働が可能。ユーザーはこれを 24 時間故障す
るまで動かしっぱなしだと言う。それもさておき,展示してあった,一番初期モデルは 1959 年から 80 年ま
でに 8500 マイル,述べ 17000 時間稼働した物が展示してあったけどくたびれた感じが無く今でも十分現役に
復帰できるという感じだった。なにやらこの展示車は,最初に政府が買い,2 年間使用された後,レンタル会
社に移って今に至るそうだ。今でも現役があるというから,その信頼性は確かな物に違い無い!
工場見学になるとあちこちでいろんな物が見られたが,完成車は余り見られなかった。なぜなら作っている
重工機械は大きすぎて輸送が出来ないのでブロックごとに完成チェックが行われ,現地組み立てになるそうだ。
見てきた物は完成車を出荷するタイプだったので原型を見ることが出来た。日本では除雪や道路を造る時に土
を均すために使う機械で 240°首振りが可能なブレードが着いて前 2 輪,後ろ 4 輪の重工機械,エンジンは 9
リッターL 型 6 気筒,ノンターボで 185 馬力と増田先生は言っていたがやけに少なく感じた。
工場内はやはり自動化が進んでいて,コンピュータ制御で運ぶ自動運搬機,フレームを洗浄・乾燥まで行う
機械,静電気を使って 4 リッターのインクを使い 12 分で塗装をする機械や自動溶接機など様々。ちなみに溶
接鋼材の消費量は 3 日で 1 千トンだそうだ。品質のチェックは厳しく,特に溶接は一度仮で溶接した後機械
が溶接,職人が再度溶接し直して完全にくっついているかを超音波で測定するという,かなり厳重体制にして
あった。しかも,早く 1 時間半で全行程の 70%が終了するというから驚きである。部品・部品の焼き入れも
様々で一度で 240°使用する全てのギアを焼き入れが可能な電磁誘導を使用した焼き入れ機械。華氏 1500°
のはだ焼き入れ用の機械 切り出している最中に反対側で焼き入れが行われているという生産効率の高さも
見られた。
完成したフレームの測定器も巨大で,専用の他より少し圧力の高いところでゴミが入らない様に綺麗になっ
ていたり,やけに涼しかったりと・・・。精度の方は 0.00025 インチだそうだ。完成車の大きさと打って変
わって,かなり高精度って事になるのかな??ともかく無事に終了した後帰りのバスの中で社名の由来である
キャタピラが最後の最後に見ることが出来た。残念ながらカメラは持ち込み不可だったので写真は一枚もない。
工場見学が終了後,帰りのバスで線路に枕木を置いている,線路を走るトラックを目撃した。やつはかなり
ユニークな走りかたをしていたがこれも同じくカメラがなかったので撮れなかった・・・残念。こいつのおか
げでこっちに来て初めて渋滞というモノを経験した。こっちでも同じだったね,結局。その後,急いで昼食,
英語の授業となる。今日のヴィラマリアでやった英語のしりとりをもう一度した後,前回の宿題の発表,その
後今日の宿題の発表と簡単だった。明日から Mark 家にお嫁さんの親が来るらしく明日から忙しいみたいだっ
た。
その後ホームステイが始まって今に至るが,リンジィーというジョナサンのパーティーやアメリカンナイト,
足工大での交換留学生の顔合わせの時に見たことのある人のうちに今居る。Mark の宿題がアメリカのことわ
ざをホストファミリーに聞けと言うモノで,聞いてみたけど,最初から最後まで英語は大変だった。まぁー幸
いというか不幸というか,彼女は留学生だったこともあって日本語が上手いので何とかなったのであるが,自
分のためにもなるべくそんなことの無いようにしたい。
ともかく今日は一日にいろいろとあったので疲れた。明日も見学,授業,といろいろあるのでこの辺にして
おくことにする。 残り 11 日。
9 月 10 日 晴れ
今日は,何か目覚めがすっきりしなかった。多分ホームステイで緊張している証拠だと思うが,余り気にし
ているときりがないので放っておくことにする。今朝はリンジィーの愛犬,マックの散歩から始まった。昨夜
も少しマックの散歩に付き合ったが,彼は非常にパワフルである。今日は彼女が朝早くから仕事があるので任
されたのだが,犬を飼ったことがないのでそう感じたかもしれないけど,どっちが散歩に連れて行かれている
のか分からない状態だった。昨日はリンジィーが手綱を持っていたのでそうは感じなかったがとにかく凄かっ
た。すれ違う人全てに寄っていこうとするし,マーキングは昨日の夜より念入りだし,おまけに走り回って凄
い目にあった。しかし彼は頭がいい犬である,きちんと自分が廻るコースを覚えていて俺が迷いそうになると
自分からコースを修正してくれるのである,あれは驚いた。しかし,一度匂いをかぎ出すと一溜まりもない,
夢中になりすぎてコースをオーバーランするどころか道路まで出ようとする始末。まぁーともかく近くのワシ
ントン・パークなる公園は長さ 2 マイル,約 4 ㎞ある公園の 1/5 位しか廻っていないが非常に綺麗な公園だっ
た。リスはいるし魚も池にいるし・・・こっちは小動物があっちこっちにいる。日本では私が見たのはまず鎌
倉ぐらいでしか見たことがない。いいなぁーとやはり思う。
朝食はゲイルさん(リンジィーのママさん)が用意してくれた朝食で,パン×2・Green Tea&アップルサ
イダーと呼ばれる,リンゴジュース,バナナだった。朝食を食べ終え準備が整うとゲイルさんが UIS へ送っ
てくれた。車はエクスプローラという fordo の 4 駆でフルレザーシート!!確か昨日見た親父さんの車は
BMW の一番新しい 325i と言うモデルのMTだった。リンジィーさんはホンダのシビック,話によると従姉
妹がアコードに乗っているそうな・・・。やばい!お金持ちの家に今ホームステイしているのかもしれない。
ともかく今日は GARRETT という,飛行機を専門的に扱う会社の見学へ向かった。ギャレットは,この間
新居先生を見送りに行ったキャピタル Air Port の敷地に隣接していて,ベースの飛行機から全く別のユーザ
ーのニーズに合わせた内装や塗装,メンテナンスを行ってくれる会社だった。まず始めに機体をある程度分解
してチェックする施設を見学。ここでは,一機が 3500 万$〜と言う話があった。ユーザーの注文に応えてい
るとこんなに高額になってしまうのに驚き。次にエンジンのオーバーホールの施設を見たが,ここはオイルの
匂いがとても凄かった,パーツの一つ一つがヒビのチェック,フィンの角度のチェックなどが行われ,その後
再構成の後始動テストの行程に移るのであるが見せては貰えなかった。次に病院と同等の機能を持つ空調を備
えた塗装施設。ここは温度湿度が一定で,PC で管理されてきる。一度空気の湿度を取り除いて温度を調節,
その後に湿度を調節して気圧をかけて流していると言っていた。中に入って実際に飛行機を間近で見ることが
出来た。最初に空気が上から下に流れる P1 と言うところで塗装するところを見たがここではとインクの種類
を使い分け速乾性と発光の良いモノを塗り分けて使っていた。塗装が修了するには約 1000 時間が必要という
話もあった。かなりの時間をかけて丁寧に塗装するのであろう,昨日見てきた CAT と違ってここでは手作業
であった。次に P2 という,下地処理をする工程,P3 では塗装を剥がす行程が見られた。剥がす時には化学
物質を使うのであるが NASA との共同開発で自然に優しい化学物質を開発して使っている。無論それだけで
はなく,流した時に使用する水は回収されてリサイクルされるようになっていた。一台を洗うのに約 1400 ガ
ロン使うそうでものすごく大量に使われる。これでもしジャンボジェットだったらと考えると寒気がする。後
はユーザーに合わせた完全オーダーメイドのシートや軽量で高強度のハニカム構造と木目調を使った内装の
設計・作成施設,PC を使ったここのパーツ設計機体の内張を破がしてヒビのチェック,など様々なセクショ
ンを見たが一台として同じ仕様の飛行機がないことに驚いた。
午後からもハードなスケジュールだった。昼飯を早く終わらせ英語のクラス。休む間もなく日本語クラスで
UIS の生徒は日本語オンリー,こっちは英語オンリーというスタイルで 3 時から夕食終了までの 8 時まで過
ごしたが結構疲れた。しかも英語は宿題付で明日までである,しかも洗濯物がたまっているので困ったモノだ。
ともかく,明日も見学に授業があるのでここまでにしておく。アメリカ滞在日数は残り 10 日である。
9 月 11 日 晴れ
早いものでもうあの悲劇から今日で一年がたった。彼方此方で半旗やセレモニーなど行われているのを見た。
未だにビンラディンは捕まっていないし,イラクとの関係もかなり酷い有様。全く世界情勢はどうなっている
のやら・・・。ともかく,日記も早いもので 30 ページ目前の 27 ページに入っている。文字数も 30,000 字を
超え最初に決めた一日 1 ページの最低限のボーダーラインはクリア目前である。
今朝は,リング状のシリアルを朝からチャレンジしてみた。結果は変わらない。なんか微妙に少し味が変化
しているだけで見てくれが変わるだけであった。ちなみにかけた牛乳はスキムミルク。それにメロン,Green
tea と言う構成だった。朝食後,ある程度たってから UIS へ。
いつもの通り英語クラスの部屋に向かうと今日は Mark 先生の 27 歳の誕生日だそうで,黒板に書くための
写真を私はデジカメのデータより提供した。それとバースデイカードも何年ぶりかで書いた。途中 Mark に見
つかりそうになってハラハラドキドキものだった。
その後,DUBOIS 小学校に出向いた。ここで今日はジョナサンと合流,無論ホームステイしている女性陣
もである。中に入るとそうそうに授業見学かと思っていたが,期待は速攻に裏切られた。授業の雰囲気からし
て私たちは教える立場に立たされた。先ほどとは裏腹に思ったとおり自己紹介が終わるとカタカナ,漢字の紹
介と軽い講習があって自分の名前を書いたり,子供の名前を聞いてカタカナに書き換えてみたりと一班 2 クラ
スの計 4 クラスを私たちは廻ったことになる。午前は大忙しだった。
昼飯は,オールドキャピタルの前まで行ってセレモニーを少しの間見学。その後反対側で開かれている露店
を見学しつつ一周して戻って来てオールドキャピタルの入り口の道を挟んで合い向かいの店でビュッフェを
とった。ここで初めてルートビアーをチャレンジしてみたが,何か薬の味がしてとてもイヤな感じだった。し
かも油っこいもの中心で唯一あった野菜サラダはトマトが入っていて,食べてみたけど無論味がして駄目だっ
た。お昼はさんざんな目にあった。
UIS に戻り英語のクラス,ここで Mark の誕生日をささやかながら祝った。その後,軽いゲーム。今日は
サイモンさんをやった。このゲームは結構難しい。サイモンセイ・・・と言う言葉で始まればサイモンさんの
真似をしてそうでなければ真似をしない,間違えればアウトという単純なルールなのだが・・・。こういうの
は苦手でやはりすぐにアウトになってしまった。引っかかりやすい体質というか性格なので,改めて自分の性
格を確認してしまった。
その後,数学だったがホストのリンジィーが早く迎えに来ているとのことなので一人で受けるのも何なので
早々に帰宅,明日に備えることにした。着いてから何か今日はリンジィーとその一番の女性の友達と私で夕食
を食べに行く事になっていたらしいが,どうやら私が居眠りをしてしまっていて 2 人だけで行って来たらしい。
何か早速迷惑をかけてしまった。予定していたのはメキシコ料理の筈が,タイ料理になっていてびっくりした
がテイクアウトで私の分も用意して置いてくれていて非常に嬉しかった。これ以上彼女に迷惑はかけられない。
以降は気をつけたい。そんなかんだで今日は昨日寝付けなかった分もあるので早々に寝たいと思う。残りは 9
日ついに一桁になってしまった。スプリングフィールド滞在残り日数がちょうど一週間となった。
9 月 12 日 晴れ
今朝は何かやけに寒い気がした,長袖を着ていたから良かったがそろそろ持ってきて荷物と感じていたトレ
ーナーが役に立つかもしれない。ともかく,朝食はいつも一人なのだが今日はリンジィーと一緒に食べること
になった。今朝はシリアルにミルクではなく,ライスミルクという日本では見たこともない似非牛乳なるモノ
をかけて食べてみた。昨日と同じシリアルにかけてみたので味の変化が十分に分かった。この牛乳,見た目は
全く同じなのに牛乳に比べて甘いのである。しかも甘いのにしつこくない,多分穀物特有の甘さか何かなのだ
ろう。ちなみに砂糖は入って無く No FAT と大きく書かれていた。それにメロン,オレンジジュースという簡
単な構成。食事後早々に,今日はリンジィー一家が忙しいとのことで,ゴールデン先生のうちにホームステイ
している高尾,石黒さんと増田先生らの車に便乗して UIS へと向かった。
今日は 11 時から英語のクラスなので 2 時間ほど時間があった。この時間を利用して前もって出国前に準備
して置いた企画を実行することにしてみた。日本で部活の先輩がインターネット上にネットラジオをオンライ
ンで放送し,私が UIS でそれを聞くという至って簡単な企画だが,むこうの人の声が近くで文面ではなく音
声で聞こえるという企画は結構新鮮だった。こっちからはチャットで意見が言えるので結構,日本の news や
メールが出来ない他の連中の最近の行動などがいろいろと聞けてとても楽しい 2 時間が過ごせた。その後英語
のクラスへ,今日は前にやったことのある Mark が書いた単語に関連する言葉を書けというもの,これがまた
結構難しい単語を書いてきてなかなか思うようにはいかなかった。その後は宿題の発表と続いて宿題も付いて
きた。今回はみんな別々で私はアメリカのホリデー(New Year)について聞くそうで,今日記を書いている
時点で宿題は終わっていたりする。
その後,クロフォード マフィー&ティリー エンジニアリングへ,この会社はイリノイ州とミズーリ州を
中心に 8 つの建物と 250 人の従業員がいる。シビルエンジニアリングのエンジニアが大半で,その他メカニ
カル,エレクトロニック,システム,など様々な人たちがいるそうだ。主に,空港,道路,排水施設,浄水施
設などの事業をしていて浄水,空港,高速などのデザイン部門,その他を見学させて貰えた。今回目に付いた
のは,浄水施設,特にイリノイ州のアローラにある飲料水のプラントは,攪拌装置をいっさい使わない新技術
を導入。自然な水の流れのみを使い,薬を混ぜて自然沈殿,場合によってはさらに活性炭を使って浄化,その
後パイピングされている別の所に移されオゾンを使ってバクテリア・微生物などの処理をするそうだ。しかも
かなり安価で 1 千ガロン/1$という感じ。この方法は,他の方法よりもかなりやすく出来るそうだ。しかもこ
の技術の発想小さな一つのバケツと水の流れる性質から考えられている所に驚きを隠せなかった。ちなみにこ
のプラントの能力は 1 日 1 億 L/1 日だそうだ。
そんな感じで見学も無事に終わり,今に至るが今日はこれから買い物に行くらしい。手伝って欲しいとのこ
とでこれから行くことになる。しかし洗濯を始めたのはいいが全く乾かないので寝るまでに乾くかが心配であ
る。ともかく今日はここまでにしておく。 残り日数 8 日となった。
9 月 13 日 晴れ
結局昨日服が乾くまで相当時間がかかったが何とかなって良かった。しかし寝不足である。今朝はサンドウ
ィッチと Green tea,メロンという構成。その後,今夜パーティーがあるので忙しいからということで,昨日
と同じくゴールデン先生の家にホームステイしている高尾,石黒さんらと増田先生と共に UIS に向かった。
今日は時間が少しあるらしく,少し遠回りしたのだが,もうコーンの収穫が始まっている光景が彼方此方で見
られた。確かハーベストといっていた気がするのであるがウトウトしていたので余り記憶にない。
UIS に着くとなにやら懐かしい 3 パック 1 セットのアレを食べている人がいた。高尾さんである。彼はヨ
シミさんが皆さんに用意してくれた水戸小粒納豆とご飯(日本米)と海苔を食べていた。増田先生と小浦方君
は我先に貰いに行っていた。増田先生は日本食は無ければ無いでいいのだ!といっていたが目が血走っている
ように見えた。まるで説得力がなかった。後で聞いたのであるが,こっちではそういった物専門の輸入食品を
扱う店があるという。まぁー飛行機があるので当然そんなことは考えられるのであるが・・・。
ともかく,英語の授業毎回恒例になりつつあるゲームは,質問を質問で返すもしくはジョークをいうゲーム,
笑ったり答えたりした人はアウトという単純明快なゲーム。今回は運が良かったのであろう初回 2 位,2 回目
勝利と結構な成績だった。ゲームの後昨日の宿題の発表と,おまけに週末何をしたか話せという毎週末のお約
束だった。しかも今回は来週火曜の最後の英語のクラスのテストの課題発表もあった。彼が言うには 5 分か
10 分の会話のテストをするらしい・・・。困った!!まぁー何をあがいてもしょうがないのでそのままで行
こうと思うが何とかなればいいと思う。
そうこうしているうちにモールへ出かける時間になった。今日はこの辺で一番大きいショッピングモール
へ!しかもこっちの工具が欲しかった私にとって今回やっとまともな工具が置いてあるらしいということで
期待して行って見ると・・・。かなりの迷路であった。結局最初の集合間際まで探し続けて,大体 2 時間近く
探して見つからずジョナサンに助け船を出して貰うことになった。しかし他の連中は見つけていた人もいて少
し残念・・・。ともかくこっちの売り物で初めて見たメーカーツールはクラフトマンだった。私が期待してい
たマックやスナップオンではなかったが,底々のツールで日本では結構お高い工具が半額近くてびっくり!!
まぁーそんなわけでラチェットハンドル・ソケット・エクステンションを買い求めたが,日本円で大体 1 万 5
千少し越えるような商品なのに 60$約 7000 円で買えることが出来た。大変満足なのであるが少し不満もある。
やっぱもう少し時間が欲しかったかな。
その後みんな揃って同じモール内で反対車線側のトイザラスへ,ここはおもちゃ専門で余り乗る気ではなか
ったけど取り敢えずポスターで安くて気に入ったのがあったので買ってみた。ズバリ,シンプソンのポスター,
日本でもお馴染みの CC レモンの宣伝キャラクターでギャレットに行った時にオーストラリア軍が所有する
飛行機にプリントとサインがしてあったアレである。
買い物終了後,朝と同じくゴールデン先生の今度は奥さんに乗っけて貰って帰ってくるはずであったが何か
寄り道をするらしい。行った先はカントリーストアーといって手芸品や蝋燭,ぬいぐるみを主に売っている店。
なにやらオールドキャピタルの蝋燭を一手に引き受けて作っているそうで,しかも一人のおばあちゃんが,で
ある。非常にびっくり!!その足で少しドライブをしながらヴィラマリアと Days Inn の前を通って帰ってき
た。帰ってくるともうパーティーは始まっていて驚いたが。今回は異常に日本人が多い!なにやら足利で
Yajirobee という,紙芝居や何やらをしている人たちが姉妹都市のこっちに来ていて,きのう UIS で講演か何
かがあって打ち上げ会みたいな物だった。その間に紛れてリンジィーのお姉さんのマーニーさん(?)も合流
して,AIT の生徒も,ジョナサン家にホームステイしている八下田,坂口さんらの女性陣と,こっちで姉妹都
市の交流会のボスをしている人の所にいる根本,依田さんらもいて楽しく過ごせた。それに前田先生もである。
彼の生徒さんも来ていて皆さん日本語が達者で驚いた!こっちも負けていられない。頑張らないといけない!
しかもこの辺には結構近くに知っている人も多いので更に吃驚!まさに灯台もとくらし,と思いつつパーティ
ーも終わり今に至るが,今日は非常に疲れた。明日はゴールデン先生の家にホームステイしている高尾,石黒
さんらと乗馬に行くらしい。 明日に備えると共に,今日買ったおみやげとその他いろいろ整理もあるので今
日はこの辺にしておこうと思う。残り日数 7 日,スプリングフィールド滞在日は残り 5 日。
9 月 14 日 晴れのち雨
今日は 7 時に起床。朝食はシリアル,メロンという簡単な構成で朝食を済ませ久々にまったりとした時間を
少ないながら 2 時間程過ごした。10 時 30 分にゴールデン先生の家まで二人を迎えに行って・・・というかゴ
ールデン先生の家は近かった。メンバーはリンジィー,マーニー,石黒,高尾さんだったが小さい 2 ドアのシ
ビックにさすがに 5 人はきつかった。結構遠いと話は聞いていたがマーニーさんの運転は意外に早く 20 分足
らずで目的地まで到着した。
着いた場所は何か林が開けた所みたいな場所で馬がたくさん!その他アヒル,猫,鶏,ターキー,山羊等々
様々しかも乗る時に説明は曲がり方と止まり方だけ!進み方が分からないで困っていると,DUBOIS 小学校
で見たことのある女の子が助けてくれた。彼女が言うにはキッキンという(聞こえる)のであるが多分キック
の進行形であろう少しかかとを使ってあばらの当たりを軽く蹴ってあげると走り出した。どうやらその通りだ
ったらしい。調子づいてもう一回やると,今度は走り出す。それにしても馬さんは速い!こっちは初めて馬に
乗っておどおどしているのにお構いなしに飛ばしてくれる。それに,飛ばし出すと体がピョコピョコと跳ねる
のである。後々気づいたのであるが後ろに体重をかけていればある程度跳ねないし馬も走りやすいみたいだ。
乗馬といっても何かツアーみたいな物で,そんなに自由行動はなかったがかなり楽しかった。改めてこの辺の
自然がいかに雄大か分かった。後でみんなが尻や膝,太股などが痛いと言っていたが何もなかった俺っていっ
たい・・・。しかも終わった後で記念写真を撮ったのはいいが俺だけ写っていない,ですよね・・・。まぁー
気にしないことにする。
こっちに帰ってきてからは夕食を食べた後ジャズのコンサートに行くという話になっていて時間があった。
ゲイルさんがどこか行くかい??と聞いてきたので昨日モールで迷ってそんなに目的の物が買えなかったと
言うと昨日のモールへ連れてってくれた。そこで昨日見つけられなかった 45°の角度付メガネレンチのセッ
トを購入。それぐらいだったかな。後も適当に見回ってみたけどこの辺で一番大きいという割には内容が薄か
った気がする,一軒一軒の内容では先週先々週の金曜に行った店の方が充実しているように思える。その後ウ
トウトしていると,いつの間にか時間になっていて高尾,石黒さんがこっちへ来ていた。
その後まだ時間があるとのことで,愛犬マックと共に 4 人してワシントン・パークへ。今回は初日,2 日目
とは全く別ルートへ進んだ。向かっていく途中には前田先生宅の近くも通り何かでっかい塔が見えてきた。近
くに行ってみるとベルが付いている。ちょうど時間は 5 時 45 分であろうか突然鐘がなったので驚いたが,ど
うやら時間でなるようになっているみたい。気にしているとリンジィーが登ってみるかい?とのこと全員一致
で登ってみたがエレベーターは 8 階まであった。多分 40m 位はあるのかな??最上階までは階段なのである
が登ってみました。凄く綺麗な景色が 360°方向感覚も取れる形で見られた。New キャピタルに Days Inn,
近くの火力発電所ヒルトンホテルなどが見えた。
その後前田先生と奥さんが,合流して夕食。食後リンジィーの確か叔母さんとゲイルさん,ジョンさんが合
流して,コンサートに向かうことに。着いたのは 11 日にセレモニーを見たオールドキャピタルの目の前だっ
た。おまけに,こっちに着ての初めての雨にも降られる。雨は雨で変わりはないがこっちに来て晴ればかりだ
ったので新鮮である。天気予報では明日も雨だそうだ。聞いていたのはジャズのコンサートという話であった
のだが,ジャズではなくブルースだったのは気のせいであろう。後で聞いたのであるが昨日がジャズのコンサ
ートだったらしい。会場は異常とも言えるほど音楽が大きくされていて私には耳障りにしか思えず,しかも年
輩ばっかりで全然話が合わなかったので辛かったのは言うまでもないが,楽しいばかりが経験ではないからこ
んな経験もあっていいと思う。
早めにゲイルさんと切り上げてきたが,疲れた。明日は,今日の逆になるみたいで私がゴールデン先生らの
予定に便乗するみたいだ。何かメキシコ料理とヒンズー教か何かとか言っていたがよく分からなかった。とも
かくそんなかんだで今日は終わるのである。 残り 6 日になった。
9 月 15 日 雨のち曇り
何というか雨から始まる朝は気持ちが優れない。ともかく今朝も 7 時に起床,飯はゴールデン先生の予定に
便乗でブランチになるみたいなのでシリアルをいつもの半分に,メロン一口という構成ですませた。多少時間
があったので荷物の整理と写真の整理をして時間を過ごした後,10 時 30 分にゴールデンさんらが迎えに来る
はずなので待っていたが,時間を過ぎても来ない。しばらくすると,電話があってどうやら石黒,高尾さんが
寝坊したらしい。そんでもって時間が 1 時間ほど遅れるらしいのだ。ともかく,迎えが 1 時間ずれたが,迎
えが来ていざ隣町のボーツタウンへ。その間はまた寝てしまったが,気が付いたらお店に着いていた。
頼んだメニューはメキシカンステーキなる物である。ゴールデンさんに聞いた話ではそんなに量はないと言
っていていたが,実物を見てみると・・・肉肉肉!!それに黒豆を煮たやつにチーズが載っている物,ピラフ
みたいなのとサラダが少しだけ同じ皿に載っていた。しかもサラダに載っているアボガドをすりおろした物と
サワークリームの混ざったのが最悪の味わいだった。ともかく,そんなのを平らげて食べ過ぎた気もするが・・・。
あれで 5$75¢は安いと思う。その後にイリノイリバーを見に行くと,堤防の高さの割には水の量が少なかっ
た。聞いてみると,春の雪解け水が堤防ギリギリになるぐらい来るそうだが,普段はそんなに水かさがないそ
うだ。帰りがけにメキシコのインディペンデンスデイのセレモニーをやっているところを見ながら帰ってきた。
今日はメキシコの独立記念日でもあるし,この町に労働移民者が来た記念日でもあるそうで盛大なフェスティ
バルが行われていた。
帰ってからしばし休息,その後 Fit Club なるフィットネスクラブに行って水泳を楽しんだ。
今日はこんな感じであったが非常に疲れた。ともかく,明日に備えて寝ることにする。 残り 5 日。
9 月 16 日
晴れ
今日は朝からチャレンジしてみた。スコーンというフィンランド生まれの食べ物でパン生地のクッキーに近
いやつにチョコレートが混ざっていて焼いてある物,それに green tea,目玉焼きという構成。朝食終了後今
日は UIS へ向かうのであるが,ゴールデンさん家によって石黒,高尾さんらを迎えに行ってから UIS へ,何
かつくづく彼らとは非常に縁がある。ともかく UIS に着くと英語にクラスが始まるまで時間がないので早め
に教室に行った。もう既に数名が集まっていて何やら話をしていたがいつもならここに女性陣が居るはずなの
に,何故か居ないしばらくすると来たが話によるとジョナサンの宗教(Jewish<ユダヤ教>)の関係で絶食
日だそうで今日は休みなのだそうだ。
そうこうしているうちに,Mark が来て英語の授業が始まる。今日もいつもの恒例の軽いゲームをしたが,
このゲームは連想ゲームで書いた単語から連想できる物を書くという単純明快なゲーム,確か前にもやった気
がする。その後に週末何をしたかの発表。しかし,今回に限っては何故か指名されることも無く,回収される
こともなく,せっかく準備してきた甲斐がなかった。それが終了すると明日のテスト内容の説明と宿題の発
表!!宿題は英語の練習を楽しんでこい。という物で,テストの内容に関しては Mark が用意した質問事項を,
生徒を捕まえてきて答えて貰うというもの,簡単かもしれないが・・・かなり不安が残る。まぁーやるしかな
いね。
その後,カフェテリアで昼飯,今日はちょうど一番混雑している時間に紛れてしまったので最悪だった,魚
のフライと炊き込みご飯,サラダ,ice tea 全てが揃うのに 10 分も要した。
いつもなら 2 分もかからないのに・・
・
ともかくそんな感じで何とかラッシュのカフェテリアで昼飯をゲットし,ありつくことが出来た。その後にブ
ックストアーで少しおみやげの買い物をして,free time へ。今日は午後がまるっきりガラガラなのでみんな
と色々今までどうだったかについて熱く語っていた気がする。もう明日で UIS とはお別れになってしまうわ
けだけど,正直後でまた来たい!!出来たら留学したいな。かなり名残惜しい。まぁーそんな感じで話をしつ
つメールをしているともう時間なのでいつもの場所へ向かう。
リンジィーの迎えが来て時間通りに帰宅,その後ドライブをしましょうとのことでどこに行くのかと思って
いたら・・・。ジョン(ホストのお父さん)さんが BMW の 325i運転してみないか??とのこと。どうやら
自己紹介の時に言っていた趣味を覚えていてくれたようで,運転していいとのこと。日本ではまず,この 3
シリーズの 2.5L エンジンにMTの組み合わせは無いので即乗ってみたいと言った。
乗った距離は 2 マイルほどだったが,シフトのタッチ,L6 エンジンの回転振動の少なさ,ドライバーを選
ばない幅広い柔軟性と癖の無さ,クラッチの重さ加減の絶妙さなどドイツ車は何時乗ってもいいのであるが,
新しい 3 シリーズは初めてなので感動ものであった。ただし,左ハンドルのためウインカーとワイパーが日本
車と逆でかなり最初は苦労したが慣れると結構運転しやすかった。
その後夕食にピザを食べて今に至るが,洗濯物をしなければならない。明日使うスーツの用意もしなければ
ならないのでこの辺にしておこうと思う。残り 4 日,スプリングフィールド滞在日数は 2 日になった。
9 月 17 日 曇り
今日は,UIS 最後の日になってしまった,修了式もあるのでおのずとスーツである。朝食は,トーストと
オレンジジュース・リンゴという構成で済ませゲイルさんの仕事の都合もあって 8 時に UIS へ向かうことに
なった。高尾・石黒さんらを迎えに行きながら UIS へ向かう車の中で,ゲイルさんにスーツ姿を見られて早
速ナイスガイなどと言われつつ,皆さんは話が進むのであるが,何かボーっとしていて,ゲイルさんに話しか
けられていたのに聞き逃してしまった。ともかく UIS に着くとお約束の最終テストならぬ Mark がテストを
用意していた。指名があるまでは待機という形で,午後のパーティーの準備で折り紙をしながら待つことにな
った。これが意外に神経を使い余計に緊張する原因になったのは言うまでもない。
指名されて私は 3 番目にスタートという形,質問内容は昨日練習したやつの銀行版になっていた物で,銀行
はどこにありますか?どのぐらい遠いですか?道は分かりますか?その銀行ではトラベラーズチェックはチ
ェンジできますか?日本をどう思いますか?という質問だった。通りかけに生徒に質問するのであるが,最悪
な時間帯で授業が始まる 5 分前から私のテストだったので一人目の生徒は質問を拒否さられてしまった。次に
通りかかった人は,これまた最悪で,プロフェッサーらしき人,Mark が「あの人にしなさい!」とのことで
聞いてみると,以外に質問は受け入れてくれた。但し喋るのが早く,単語・単語が繋がっていてどうにもなら
ない状態でテストは終わってしまった・・・。果たして結果はどうだったのかは分からない。
テストが終わると,買い物に行くという人が居て買い物組が行ってしまって残りは手伝いと,飯を食べにカ
フェテリアへ。私は手伝い,カフェテリア組になってしまってそっちに行っていたが,よくよく考えると買い
物もないのでわざわざ出かける必要もなかった。今日の昼飯は野菜クレープにサラダという感じで済ませ,と
っとと空き時間を利用してメールをすることにした。しかし日本で北朝鮮に拉致されていた疑惑のある行方不
明者の所在と安置・死亡が確認され,大ニュースになり朝日新聞のフリーメールを使っている私の場合,新聞
社の方が自社の情報網のためにネットのこっち側に制限をかけていたらしく全く入れなかった。ともかくそう
こうしているうちにフリートーク・バイバイパーティーとなる。パーティーでは一人カメラマンが夢中になり
すぎて椅子から落ちてしまったが,無事だったみたいなので良かった。確か救急車が来ていたので精密検査を
受けに行ったのであろう。
その後,メインセンターに向かって修了証書を貰った。帰ってきて今に至るが,これからリンジィーと日本
語のクラスを受けに行くことにした。まぁー時間もないのでこの辺にしておく。明日でスプリングフィールド
ともお別れだ。 残り後 3 日。
9 月 18 日 晴れ
今日はスプリングフィールドとお別れの日である。今朝は空港に 8 時と言う事もあって 6 時には起床。シ
ャワーとパッキングの完了を確認して,朝食。今日は珍しくリンジィーと一緒の食事になった。朝飯は前に食
べたことのあるライスミルクなる物と,シリアル。リンジィーは仕事の関係で見送りには行けないため家でお
別れとなった。その後ゲイルさんと空港へ向かう,車の中では昨日リンジィーに約束したゲイルさんの日本語
の講座をして 1 から 10 までの読み方を昨夜の勉強の復習としてやった。
空港に着くとほとんどの人が集まっていてお別れなり何なりとしていた。私も搭乗手続きを早々に済ませ,
ゲイルさんとお別れをした。といってもしみじみするのも余り好まないので,また会いましょうと言うことで
終わりにした。ゲイルさんが帰った後まだいろいろとホストの人とお別れをするみんなを見つつ,そんな光景
を写真に納めながら登場時間までを過ごし,いざ手荷物検査へ。ここから先は完全なお別れになってしまうの
でジョナサン夫妻を始めゴールデン先生夫妻,昨日時間を伝えておいて行きますと言っていた前田先生がギリ
ギリで間に合い,他にもまだホストさんが残って見送ってくれる中飛行機の中へと入っていった。
今回の飛行機は,一度シカゴのオヘアに行ってから乗り換えでワシントン DC のレーガン空港に行くフライ
トで来た時に通ったオヘアとはまた別の顔を見せてくれた。以外にオヘア空港は来た日が空いていただけかも
しれないが今日に限っては成田みたいに賑わっていた。レーガンもそんな感じで結局最初に来た時のオヘア空
港の印象はすぐに崩れてしまったのである。フライト時間は約 40 分,2 時間という形で,ワシントンはまた
時差があるので結局は 2 時間のフライトが 3 時間になるので実際の移動間はそんなに無いのであるが結構時
間は動いているので驚いたのであった。レーガン空港にはそんなに立ち寄ってはいないが,到着 30 分前から
座席をたつとたちまち着陸がキャンセルされてもう一つのダレス空港に着陸が移されるそうな・・・。まさに,
テロの事件以来その辺のセキュリティーが徹底されている。ちなみに,レーガン空港ではペンタゴンが見られ
るはずなのであるが窓の左側からでは確認できなかったのが残念だった。上から見ないと五角形に見えないか
ら余計,おまけが付いて帰りはダレス空港なので更に悔しかった。
ワシントンという町は何かよく分からない。ストリートが入り組んでいてどこを見ても同じ気がするのは気
のせいであろうか??けど,町自体は小さくて歩いて廻ることも可能だそうだ。ともかくそんな感じなのであ
るが,結構有名な建物が集中していて驚く!ホテルからまっすぐに歩けばホワイトハウスも見られるし,国会
議事堂もそんな感じ,石造りの塔もその直線上にあったりして意外性がある。
その後ホテル,ワシントンプラザホテルに宿を取り明日に備えることになる。近くの CVS というコンビニ
で夕飯の調達をし,帰るとなんと 8 フィートもあるプールがある!!まぁーなんて深い事やら,なんて思いつ
つみんなで入りに行った。よくよく考えてみると 2m40cm位あるからかなり楽しめた。その後,みんなで夕
食を根本氏らの一番広い部屋でみんな揃って取って馬鹿騒ぎをしてから今に至る。
そんなかんだで今日は終わるが明日がワシントン見学初日にして最終日なのであるが体力不足には悩まさ
れたくないのでこの辺にしておこうと思う。 残り 2 日。
9 月 20 日 晴れ
今日は,昨日 PC を消さないでそのまま寝てしまっていたらしい,携帯の目覚ましは結局充電も切れずに今
の今まで動いている!まぁー目覚まし以外に電気は使わなかったのが幸いしているがこれは好運というべき
であろう。しかし今朝は腕時計の時間と部屋の時間が狂っていて驚いた。しかしよくよく考えると空港で合わ
せた腕時計に絶対信頼がある! 朝はスターバックスに行こうという計画で 7 時半に集まる予定になってい
て案の定腕時計に頼っていくとやっぱりだった。ホテルの時計は結構アバウトに出来ている??というか自由
に合わせることが出来るので前の人が勝手にいじったに違いない!
まぁー何とか集合時間には間に合ったので無事に向かうことが出来た。日本にも進出が始まっているスター
バックスであるが私はお店に入るのは実は初めて,結構興味津々で入ったのであるが意外や意外,何か普通な
のである。入るとマクドナルドみたいにレジが真正面に,レジの上にはメニュー。左側には対面式のコーヒー
が出てくるカウンターで右は軽食のおいてあるショーケース,窓際には席が 8 テーブル 16 席という感じ。店
自体は小さいのであるが,DC に来てからかなりの数のスターバックスを見ている。多分小規模で多数の店を
展開しているのだろう。そこで私はカプチーノとシナモンスコーンをオーダー。 軽く済ませた。
食事終了後ホテルに戻り多分 USA 滞在の中で一番忙しいであろう,今日の予定がバスの中で発表された。
ガイドさんの話によると普通の観光の 2 倍近く入っているそうで,昼食はオールドタウンまで出かけてキング
ストリートで昼食を取るそうである。しかし DC 自体はそんなに大きくなくて歩いてでも行けるような距離だ
そうだ。
まぁーともかく,最初に訪れたのはホワイトハウス,ホワイトハウスを挟んだ公園で降りて急ぎ足で公園を
通りすぎホワイトハウスへ,ホワイトハウスと公園の間には道路があるのだが封鎖されていて歩行者天国化さ
れていた。記念写真は道路のセンターライン上で撮った。急ぎ足でバスに戻りホワイトハウスの裏,エジソン
の像,ワシントン記念塔などを眺めた。次のトーマスジェファーソン記念館&タイダル湖を駆け足で見ながら
スプリンクラーの動いている歩道を横切って,ずぶ濡れになりながらバスに戻りリンカーンメモリアルの鏡池
と記念塔が見える場所で記念撮影。その後リンカーンの像まであがってゲティスバーグの演説の石碑を見てバ
スに戻った。アーリントン記念橋を通り,アーリントン墓地へ,ケネディーのお墓を見て,例の燃え続けてい
る火を眺めバスに戻ると駐車場で 30 年間記念ポストカードを売っている名物じっちゃんがいて,1$のポス
トカード(ここでしか手に入らないやつ)を記念に購入。ペンタゴンを見ながら昼食が待つオールドタウンの
キングストリートを目指す。
予定より早く着いたオールドタウンはレンガ造りでとても綺麗な町並みで今まで見てきた。どこの町並みよ
りも私は好きだ。ただし,この町は如何せん駐車場がない!路上駐車が目立って少しショックだったのは言う
までもない。まぁそんな感じでイタリアンレストランでのお昼になるのだが,最後に出てきたアイスはこっち
でやっとまともなアイスが食べられたという感じでおいしかった。
その後 DC に再び戻りフォード劇場と反対側のリンカーンが亡くなった宿に行った。しかし劇場は閉まって
いた。宿の方は解放されていて一通り廻ることが出来た。それから FBI の本部を眺めつつ国会議事堂を眺め
に向かい写真を撮って,スミソニアン航空・宇宙博物館で 2 時間ほど過ごした。夕飯は予定変更,ペンタゴン
シティーショッピングモールで済ませた。時間もあるのでついでに買い物をしている人もいたが私は見ただけ
で買う物はそうはなかったが,本屋に日本の新聞があったのでついつい立ち読みをしてしまった。
こんな感じで DC 観光最初で最後の日は終わるのである。 明日で USA ともお別れだ。
まとめ 9 月 21 日 DC 曇り,シカゴ雨
今日で最終日になってしまうのであるが今国際線の飛行機の中で書いています。まぁー色々28 日間に合っ
たが,結局聞き取るという面では相変わらず・・・な部分があって一ヶ月ではまだまだ不足していると分かっ
た。確かにホームステイや UIS の中でやはり分かっている人の方が多く,聞き取りやすく話してくれるので
あるが,DC に来てまだまだと感じされられた。でも,最初から比べればそれなりに進歩があったのは確認で
きた。
後は,やはり教育に関して言っておきたいことがある。日本の教育全体で言えるのだが,特に今の日本の学
習体制ではいつまで経っても日本人の英会話力は向上しないと思う。無論教える方も教わる方も同様である。
根本的に日本人の英語に対する考え方を少し変える必要が有ると思う。教え方も私たちが行って来たような方
法で 10 人位という形がとても好ましいと思った。日本の少数人数では人数が多すぎる。これではいくらネイ
ティブスピーカーの人が来て英語を教えても意味がない。
これからは,私ももっと英語が日本語の様に自由に使えるよう,勉強したいと思います。今回の短期留学は
非常にいいきっかけづくりになった。このようなプログラムを組んでくれた事を感謝したい。
重ねて,このプログラムに携わり陰で支えてくれた人全てに本当に感謝したいと思います。本当にありがと
うございました。