Untitled - ふくいインターンシップNAVI

目 次
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
「福井県インターンシップ」実施要項及び実施結果・・・・・・・・・ 3~4
「福井県インターンシップ」受入企業・団体名・・・・・・・・・・ 5~14
受入企業・団体における研修概要・・・・・・・・・・・・・ 15~178
・長期コース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(15~41)
・一般コース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(42~128)
・官公庁 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(129~178)
【掲載内容】
①企業概要
②研修カリキュラム
③参加学生名(大学学部)
④学生の感想
⑤企業団体による受入学生に対する感想・評価
マッチングできなかった企業・団体・・・・・・・・・・・・ 179~188
「福井県インターンシップ」参加大学及び参加学生の概要・・・ 189~190
受入企業・団体からのアンケート集計の結果・・・・・・・・ 191~194
参加学生からのアンケート集計の結果・・・・・・・・・・・ 195~198
「福井県インターンシップ」実施状況推移表・ ・・・・・・・・・・・ 199
*本報告書は福井県インターンシップ専用 HP「ふくいインターンシップ NAVI」
(www.fukui-internship.com)でもご覧いただけます。
は じ め に
福井県インターンシップは、福井県内企業等において、学生が自らの専攻、将来の
キャリアに関連した就業体験をするプログラムで、企業等での実体験を通して学生の
就業意識の醸成や社会人としての将来設計を考える機会を提供し、将来、福井県内の
企業や団体で活躍する産業人材を育成することを目的として、平成14年度より実施
いたしております。
また、平成26年からは、新たに大学1・2年生等を対象にした「プレ・インター
ンシップ事業」もスタートさせ、福井県内産業の理解促進や就業体験の機会拡大にも
取り組んでおります。
平成27年度も多くの企業・団体・公共機関の御協力をいただき、福井県内の大学・
短期大学・高等専門学校を始め県外の大学・短期大学へ進学した本県出身学生を併せ
505名に上る学生の受入を実施することができました。
今年度実施された各企業・団体等における受入プログラムや参加した学生が感じた
企業・団体等の特徴、インターンシップを通して感じたことや活かしたいこと、受入
企業の意見等を掲載した報告書を取りまとめさせていただきました。
今回は、学生が実際に体験した企業・団体等での詳細な内容を掲載することに加え、
体験を通して理解した企業や産業の特徴や学んだこと、体験を今後の学生生活で活か
したいと感じたポイントについても企業・団体毎にまとめさせていただくことで、企
業・団体の皆様には今後の受入プログラムを企画する上での参考に、また次年度以降
参加する学生の皆さんにはインターンシップ先選びの参考になるような内容になっ
ております。
各大学等におかれましても、今後のインターンシップ推進に向けて、学生への指導
助言に御活用賜れば幸いに存じます。
最後に、御多忙の中、学生の受入に御協力いただきました企業・団体の皆様、参加
学生の募集に御協力いただきました各大学等の皆様に深く感謝するとともに、今後の
更なる御協力をお願いし上げます。
平成28年3月
福井県・ふくいジョブカフェ
福井県経営者協会 −−
平成27年度「福井県インターンシップ」実施要項および実施結果
◇ インタ-ンシップとは
インタ-ンシップとは、企業・団体等で学生が自らの専攻、将来のキャリアに関連した就業体験
を行う制度をいいます。
学生は職場を体験することにより就業意識を高めることができます。そして企業・団体にとっ
ては、学生に企業・団体等の実態を理解してもらうよい機会となり、社員は受入学生と接し、
指導することで仕事に対する意欲や向上心が高まり職場の活性化につながります。
◇ 実施要項
1. 実施主体
福井県・ふくいジョブカフェ
(事業受託者:福井県経営者協会)
2. 実施時期
及び実施期間
3. 実施コ-ス
7月31日(金)~9月25日(金)の大学等の夏期休暇期間中に実施
[ 実施期間や日時は企業・団体にて決めていただきます ]
1.長期コ-ス(原則2週間) 企業研究・職業観の学習
長期コース希望学生のエントリーシートは福井県経営者協会から企業・
団体に送付し、企業・団体で学生を選考。
2.一般コ-ス(原則5日間) キャリア教育の一環として研修
一般コース希望の学生は福井県経営者協会でマッチング・選考
4. 対象学生
福井県内大学・短期大学・高専の学生ならびに県外大学等に進学した福井
県出身者で、大学院1年生・大学3年生・高専4年生・高専専攻科1年生・
短期大学1年生の方
5. 参加企業
福井県内の企業・団体 [ 業種・規模は問いません ]
6. 参加費用
費用のご負担はいただくことはありません。
7. 実施内容
実施コ-ス別に企業・団体で研修カリキュラムをお決めいただきます。
8. 留意事項
1)学生は研修生として受け入れ、賃金等の支払いは必要ありません。
2)交通費・食事代は学生負担としています。
3)研修期間中の参加学生の事故について企業・団体は責任を負わないこと
としています。(学生は傷害賠償保険等に加入を義務付けています)
4)実施期間終了後、企業・団体は学生に対する評価を行い福井県経営者協
会に報告書を提出していただきます。
9. ホームページ
福井県インターンシップナビ(www.fukui-internship.com)を開設
10. 申込及び問合せ先 福井県経営者協会(インターンシップ担当)
TEL:(0776)63-6201 FAX:(0776)63-6202
e-mail:[email protected]
*最新情報はホームページ www.fukui-internship.com をご参照ください。
−−
◇ 実施結果
1.エントリーシー
ト配布
2.受入企業・団体
の募集
3. 申込締め切り
4月中旬~5月中旬に、県内6大学等・県外大学等に対しエントリーシート
を持参・郵送などで参加要請
4月上旬~4月中旬に、県内企業を訪問し参加要請依頼、145社の申込。
研修実施企業は123社
企業申込締め切り:4月17日
学生申込締め切り:長期コ-ス・一般コ-ス共、5月25日
4. エントリー数
県内大学 男性140名 女性158名 計298名 県外大学 男性128名 女性 92名 計220名 計 男性268名 女性250名 計518名 5. マッチング結果
5月下旬から6月末マッチング作業を行い、研修先を決定
518名の内、自己都合による辞退者13名を除き505名を123の企業・
団体へマッチング
*長期受入企業20社・参加学生44名(県内19名、県外25名)を含む
7月上旬 ・受入企業・団体に学生の受入れを依頼
・学生へ研修先通知
県内参加学生には県内各大学を通して通知
県外参加学生には福井県経営者協会から直接通知
6. 事前研修会
開催日時:7月11日(土)13:30~16:30
県内学生260名、県外学生142名、計402名の学生が参加
場 所:福井商工会議所ビルコンベンションホール
研修内容:
・ジョブカフェ活用法(ふくいジョブカフェ)
・Uターン就職関連イベントスケジュールの連絡(福井県)
・経営者講演(清川メッキ工業(株)専務取締役 清川 卓二氏)
・マナー講習((株)ブリッジ 専務取締役 長谷 美左子氏)
・インターンシップ参加学生体験発表
福井県立大学 経済学部4年 水嶋 輝
・インターンシップ参加にあたっての留意事項の説明(福井県経営者協会)
7. 実施期間
7月31日~9月25日、各企業・団体にて実施
8. 事後研修会
開催日時:11月8日(日)13:30~16:30
県内学生230名 県外学生24名 計254名の学生が参加
場 所:福井商工会議所ビルコンベンションホール
研修内容:
・グループに分かれて体験発表(自己紹介 ・ 企業研修内容及び企業特徴紹介)
・ 「働くこと」 や 「社会人になること」 について感じたこと、学生時代に取
り組むべきことについてグループでまとめ。
・ グループの代表による発表
−−
「福井県インターンシップ」受入企業・団体
平成27年度
「福井県インターンシップ」
で学生を受け入れていただきました企業・団体は次の通
りです。
学生の受入にご協力をいただきまして、ありがとうございました。
( 長期コース)
掲載
ページ
15
企業・団体名
地区
アイシン・エィ・ダブリュ工業
(株) 越前市
業種(業務内容)
研修ポイント
Ⅰ、理系:技術部にて開発、設計
自動車用自動変速機部品の開発 ・
等の研修 2、文系:人材開発部
製造販売
にて、人事業務全般の研修
17 (株)エイチアンドエフ
当社製の搬送装置を高速化するた
プレス機械、各種自動化装置、制 めに必要な解析を行う。1)搬送装
あわら市 御装置の製造・販売及びアフター 置の動力学解析 2)先端部の振動
サービス
解析 3)実機モータートルク計
測、先端振動計測
17
小林化工(株)
医療用医薬品(ジェネリック)の開
発 ・ 製造 ・ 販売(患者さんのニー
あわら市 ズに応えるユースフルなジェネリ
ック医薬品の開発を続けている会
社です)
19
サカイオーベックス(株)
福井市
各種繊維品の染色・企画 ・ 製造販
売(染色技術並びに機能性加工技
術の知識の習得と、現場での作業
や開発の補助)
20
スガイ化学工業(株)
福井市
有機化学の製造業(医薬原薬・中 医薬や農薬、機能性の中間体メー
間体、農薬原体・中間体及び機能 カーで製造途中の工程分析・ラボ
性中間物メーカー)
実験の分析業務を研修
21
セーレン(株)
福井市
各種繊維品染色加工・企画製造 ・
研究開発センターにて(繊維の染色
販売 , 各種化学工業品 ・ 産業機器 ,
加工、、仕上げ加工等)の研修
電子部品の製造 ・ 販売
福井市
リチウムイオン電池材料の合成及び
二次電池用正極材料・金属表面処
評価等独自の技術力で、最先端の
理剤・触媒原料・その他無機化学
技術を要求される職場を体験(世界
薬品の製造販売
トップクラスの正極材料メーカー)
越前市
音響機器メーカー audio-technica
の グ ル ー プ 会 社 と し て audiotechnica ブランドのマクロフォン、
ヘッドフォン、その他 AV アクセ
サリーの設計開発・製造
福井市
化学を専攻する学生対象に、研究
室にて、評価試験等の体験(研究員
界面活性剤の製造 , 販売 ・ 頭髪用
の補助的作業をすることで、研究
化粧品の製造 ・ 販売
員の日々の業務や仕事の様子を体
感する。)
越前市
生産技術部門では生産設備の技
セラミックをベースとした電子部 術・開発アシスタント、商品開発部
品の開発及び製造
門、製造技術部門での開発アシス
タント
23 (株)田中化学研究所 23 (株)オーディオテクニカフクイ
24
日華化学(株)
26 (株)
福井村田製作所 ジェネリック医薬品の製剤化研究
と医薬品分析・薬事申請業務体験、
製品の品質試験業務体験(国内最先
端の製剤工場も見学できます)
技術に関する知識の習得により、
繊維業への理解を深め、現場での
流れを知り、必要なスキルを認識
する。
マクロフォン、ヘッドフォン、カー
トリッジの製造自実習、設計実習、
各測定機器による測定実習、音の
実験
1)営業・技術・事務部門での業務
体験を通じて、会社の雰囲気を知
る。2)日報作成や報告会のプレゼ
ン体験で、「人に伝える」体験を経
験 3)先輩社員との懇談で「フク
ビ化学工業」を知る。
27
フクビ化学工業
(株)
福井市
プラスチック製品の開発 ・ 製造 ・
販売(世界トップレベルの樹脂成型
技 術 を 有 す る 企 業 )国 内 外 に 生
産・営業拠点を有する。
28
山金工業
(株)
福井市
金属製品製造業実習体験(鋼製建
具 ・ 鋼製家具 ・ 間仕切り等製造販 製造ラインものつくり体験
売)
福井市
各部署(空調、機械、電気工事・情
総合設備工事業、設備機械及び器 報技術部門)の内容説明及び工事現
具販売業
場と完成現場見学、CADによる
作図体験
29 (株)柿本商会 福井支店
−−
福井市
理系:電力設備を見学するととも
に設備の計画・保守業務を体験し、
電気事業(電力会社の総務、営業
電 力 会 社 の 技 術 系 業 務 体 験。 文
業務体験)
系:受付、販売、総務の業務を体
験し電力会社の事務系業務体験。
34 (株)ジークス北陸支社 福井市
Web/ スマートフォンサイトの製
作、Web アプリケーション / シス
テム開発、スマートデバイスアプリ
ケーション開発、自社サービスの
開発 / 提供
36
敦賀市
敦賀港にて港湾業務を体験(労務管
労務管理業務及び港湾作業事務
理、船舶入出港に関する業務 , 物
(物流、船舶代理店業)を学ぶ。
流に関する業務の研修)
37 (株)ネスティ 福井市
戦略系情報システムの開発・販売
及びクラウド事業(多数の自社ブ スクリプト言語の講習とサンプルプ
ランド商品を開発し、全国に拡販 ログラム作成
しています。)
38 (株)北陸電算サービス 越前市
開発されたアプリケーションがS
情報サービス業(システム開発、 Eが作成した仕様書通になってい
データエントリー、IT 技術者派遣) るかどうか検証するテスト工程を
就業体験。
アイ・ケイ・ケイ(株)
(ララシャ
福井市
ンスベルアミー)
「結婚式を通してお客様に感動を提
ララシャンスベルアミーにて、結婚
供する」をモットーに研修では結婚
式のセッテイング及び飲食サービ
式事前準備及び結婚式当日のお料
ス
理やお飲み物の提供を体験
30
40
北陸電力
(株)
福井支店
敦賀海陸運輸(株)
プログラミングの基礎知識を習得、
1つのアプリを製作し、プログラミ
ングの楽しさ、成果物を生み出す
難しさを体験
(一般コース)
製造業
掲載
ページ
企業・団体名
地区
業種(業務内容)
研修ポイント
42
アイテック(株)
鯖江市
めがね枠やスポーツ用品他の工業
製品への表面処理加工
43
エネックス(株)
福井市
OA 機 器 用 プリンタ ー 関 連 消 耗 資源の有効活用による地球にやさ
品・機械・化学品の開発・製造・ しい製品(リサイクルトナーカート
販売
リッジ)の製造工程を経験
福井市
鉄骨 , 橋梁 , 水門等鋼構造物設計 ,
製作要領説明(図面、CAD体験)、
製作 , 施工(昭和26年創業以来
橋梁説明(図面、施工計画)、品質
「技術のオカモト」として全国で髙
検査(製品検査、業務体験)
評価を得ている。)
越前市
小野谷機工(株):機械メーカー、
グループ3社を各1~2日で体験
北陸リトレッド(株):再生タイヤ
することにより、広く職種を経験
メ ー カ ー 及 び タイヤセ ー ルスグ
し、職業選択の見方を養う。
ループのグループ3社にて研修
46 (株)カモコン
美浜町
普 段 あ ま り な じ み の な い コンク
コンクリート製品及び生コンの製 リートについて知ってもらい、コ
造・販売
ンクリートが社会生活の中でどう
貢献しているかを学ぶ。
46 (株)金津技研
あわら市 電子部品の製造業
電子部品の製造(物造り)現場の実
体験
47
清川メッキ工業(株)
福井市
メッキ加工業
メッキ作業、品質分析・検査技術
に関する実験
47
光生アルミニューム工業(株)
坂井市
ビジネスマナー、製造基礎知識、安
自動車用アルミホイール及び重要保安部
全指導、PC利用事務処理、その
品の製造・販売
他業務体験
福井市
味噌製造・販売(永平寺ご用達の 販売を中心とした業務体験、働く
味噌屋、お客様に感動をお届け 職員を見て、働くことの理解を深
する事を使命としています。)
める。
43
44
オカモト鐵工(株)
ONODANI グループ
49 (株)米五
50
小西化学工業(株)
坂井市
多岐に使用される機能性化学品
(情報電子材料、機能性樹脂、
感熱紙用薬剤、ケイ素系ハイブリ
ッド材料等)の開発、製造、販売
51
酒井化学工業(株)
鯖江市
現場実地研修を体験することでプ
産業用プラスチック資材の製造及
ラスチック製品の製造加工物つく
び販売(包装、建築土木、雑貨)
りを体験。
−−
ボーイング787に使用される炭
素繊維複合材向けの特殊エポキシ
を生産している研究開発型企業に
て業務体験
福井市
医療用キャビネット ・ カートの企画・設 技術部にて設計から製品完成まで
計・製造 ・ 販売
の一連のプロセスの体験。
鯖江市
メガネフレーム及びサングラスの
商品企画・デザイン・製造・販売
を手掛ける日本一のメーカーで
実務体験
54 (株)白崎コーポレーション
鯖江市
緑化用資材の企画・販売、オフイ
スサプライ商品の製造・販売「自然 防草・植栽シート等の緑化工法を
と人間がいっしょに幸せになる仕 中心とした環境作りの実習及び技
事」を経営理念に掲げ、環境に配 術開発業務体験
慮した企業活動をしています。
55 (株)タケダレース 福井市
レース製造について、デザイン、
世界でもトップのシェアーを誇る
編み立て、染色、加工までの一貫
インナーレース製造・販売
の流れを経験する。
56
坂井市
繊維品の染色加工 坂井市
省力化機械等及び産業用機械の設 社会人として一番必要な人とのコ
計・ 製 作・ 化 学 プラント 等 の 設 ミニュケーションを学ぶと同時に
計・施工
幅広い業務内容を見てもらう。
52
サカセ化学工業(株)
53 (株)シャルマン
東洋染工(株)
57 (株)ナカテック
最先端の素材開発や精密加工技術
を活かしたチタン製品を中心とし
た先端医療器具の開発・製造も見
学
繊維の染色技術や加工技術に触れ、
原材料に要求される理論と実業製
品を対比体感し、今後の役に立て
て頂く。
58
第一ビニール(株)
坂井市
商品が市場で販売されるまでのプ
ロセス(企画、開発、製造、営業)
農業資材、園芸資材、その他パイ
を体験する為に、商品の立案を行
プ製品の企画・製造販売
い、最終は考えた商品のプレゼン
を行う。
59
日東シンコー(株)
坂井市
開発統括部での研修を通して、開
電気 ・ 電子 ・ 自動車用絶縁材料の
発の仕事の進め方を感じ取ってい
製造 ・ 販売(ものづくりの現場体
ただく。研修の概要は開発業務(試
験)
作、分析、データ入力等)
60
日本電産テクノモータ(株)
小浜市
空調用、産業用を中心とした各種
モータメーカーでの実践的業務体
中小型モータの開発、製造及び販
験(CAD,試作品の製作)
売
61
浜本テクニカル(株)
鯖江市
眼鏡製造の流れを理解し、眼鏡フ
レーム一環体制(230工程)の眼
眼鏡用金型・部品の製造、眼鏡
鏡製造が労働集約型で、職人の技
フレーム(メタル・プラ枠)の製造
がいかに大切かを体験していただ
く。
62
フクイボウ(株)
福井市
繊維・紡績業界の理解を深め、物
紡績糸製造の概要説明、体験作
づくりを体験することで「生産」業
業
務の理解をも深めてもらう。
63 (株)ふじや食品
越前市
チルド加工食品の製造、販売
越前市
国内生産販売の国産家具製造会社
家 具・ インテリア 関 連 商 品 の 企 で製造現場体験、製造する高級ソ
画・開発・製造、卸販売
ファーでは、国内家具製造会社で
はトップのシェアーを誇ります。
越前市
有機みそ、麹等の製造・出荷、
自社農場の大豆、野菜の栽培体
験(一年寝かした有機味噌しか作
らない会社です)
味噌の製造及び出荷体験、自社農
場の大豆畑、有機農場見学を体験
し、有機みそへの理解を深めても
らう。
業種(業務内容)
研修ポイント
64
66
マルイチセーリング(株)
マルカワみそ(株)
チルド加工食品の製造、包装、検
品等製造工程全般を体験
土木・建設業
掲載
ページ
企業・団体名
地区
67
旭電設(株)
福井市
(電気、電気通信、土木工事等)ラ
電気工事 ・ 電気通信工事業(主に
イフラインの工事現場にて、品質管
電力系のインフラ整備を手掛けて
理、コンプライアンスの重要性を学
いる建設業)
ぶ
68
石黒建設(株)
福井市
昨年創業120周年を迎えたぜネ
建設工事の請負・監理・設計をメ
コンでの作業所にて施工管理業務
インとし、地域開発に注力するゼ
を体験し、“ ものをつくる ” 過程を
ネラルコントラクター
研修する。
69
井上商事(株)
福井市
アルミ外装建材総合メーカー
−−
電気工事施行現場の見学を通し施
行管理を体験し、CAD実習や営
業を体験
70
伊藤電機設備(株)
福井市
電気工事業
71
田中建設(株)
越前市
建設工事現場管理実習及び現場実
綜合建設業、一級建築士事務所、
習で学んだ知識の応用、コミュニ
宅地建物取引業
ケーションの重要性の再確認
福井市
当社は道路に関する工事のエキス
とび・土木・コンクリート工事(交
パートです。その施工工事現場の
通安全施設工事、法面処理工事)、
見学、施工管理体験ほかの業務を
鋼構造物工事、塗装工事
研修
72
日光産業(株)
電気・ガス・水道業
掲載
ページ
73
企業・団体名
北陸電力(株)丹南支社
74 (株)マルツ電波
地区
業種(業務内容)
研修ポイント
越前市
電力設備(発電・送電・変電設備、
配電設備)を見学するとともに設備
電気事業(電力会社の総務、営業
の計画・保守業務を体験し、電力
業務体験)
会社の技術系業務に関する理解を
深める。
福井市
電気通信設備・電気設備・空調設 会社概要・営業方針説明、電気の
備 / 空調設備の設計・施行及び保 基礎知識及びCADの講習、現場
守管理
での体験業務
運輸・通信・情報
掲載
ページ
75
76
企業・団体名
地区
共同コンピュータ(株)
福井市
主に官公庁(県庁、市役所等)、大
IT業界を知ってもらい、SEプ
手企業、団体、病院向けのシステ
ログラマの作業内容を学ぶ。
ム設計から構築・運用
福井市
電気通信事業
西日本電信電話株式会社とNTT
西日本グループ各社の役割を理解
し、ソリューション営業等の実践
と見聞を通じて、電気通信事業の
理解を深め、就労意識を高める。
福井市
日刊新聞の取材、編集
日刊新聞発行「各部署の見学・体験
等を通して新聞づくりの流れを学
ぶ。
西日本電信電話(株)福井支店
78 (株)日刊県民福井
業種(業務内容)
研修ポイント
79
福井貨物自動車(株)
福井市
貨物自動車運送だけでないグロー
一般貨物自動車運送業 , 通関業 , バルな国際物流、運送・倉庫機能
倉庫業(物流システムの中に占める などを含むトータル物流、先進の
運送業の役割の理解)
ロジステイックス・イノベーション
を目指しています。
80
福井テレビジョン放送(株)
福井市
放送業(製作部、報道部、事業部 制作部、報道部、事業部で番組製
で番組製作、イベントの現場体験) 作及びイベントの現場体験
80 (株)福井新聞社
福井市
日刊新聞発行(新聞社の業務全般
を学び、報道の役割、読者とのコ
ミニ ュ ケ ー シ ョ ン に つ い て 考 え
る。)
新聞社の仕事全般について知り、
報道機関の役割について考える。
新聞社社員との交流で「働くこと」
を学ぶ。
81
福井市
ラジオ・テレビの民間放送事業
報道記者、番組デイレクター、映像
カメラマン、事業・イベント準備、
実施等の見学、実習
福井放送(株)
卸・小売業
掲載
ページ
企業・団体名
地区
業種(業務内容)
研修ポイント
福井市
業務部(発注、 入 ・ 出荷等の実務)、 県内トップの電気機器総合商社、
営業部(営業実務)、 管理部(社内 エンジニアリング商社で営業実務、
LANシステム)
物流の実態を体験
84 (株)PLANT
坂井市
各種食品小売業 ・ 日用生活必需品
のスーパーセンター運営「生活の拠りどこ
ろとなる店づくり」の取り組みを
知ってもらう。
85
福井市
繊維業界と織物ができるまでの流
化合繊織物、編物、原糸の企画・ れを理解し、産元商社の役割を知
開発・販売
る。(営業部門、品質管理、管理部
門、それぞれの社内業務を体験)
83
大電産業(株)
広撚(株)
−−
経営理念「生活のよりどころとなる
店つくり」を体験し、小売業の社会
的意義を知っていただくことの研
修
86
福井県民生活協同組合
福井市
企業で仕事をする上の「気構え・
身構え」の習得、就業体験から将
来の就職活動の進路選択となるよ
うな意識付け
87
福井ダイハツ販売(株)
福井市
自動車販売(新車・中古車)
・点検、 自動車業界及び当社の企業内容の
車検、車用品・各種保険販売、ク 理解、店舗ならびに U-car 部、部
レジット販売
品部での OJT 研修
福井市
自 動 車 販 売・ 整 備( トヨタ の 新
車・レクサス・U - Car の販売及
び点検・整備、各種保険取扱,通
信商品取扱)
福井市
車の販売ができるまでの流れとロ
トヨタ車の販売、自動車の点検、
ジカルな考え方、それを確認する
整備などクルマを通じたライフス
ための現場スタッフとの並行実習
タイルへの提案をする。
で ” 頭と体でワカル ” 内容の研修
91 (株)ホクシン
福井市
販売商品(電子計測機器及び理化 就業体験により、会社の存在意義
学・分析装置)の基礎知識習得と、 と、社会人としての基本動作の習
営業体験学習
得
92
福井市
「商社で働く」とは?「社会人」と
商社(建設資材、石油商品、情報
は?普段イメージすることが難し
システム関連)
い働くことのリアルを体験
坂井市
研修は食品スーパー、ホームセン
総合小売業(食品スーパー、ホー ターのどちらかで実施することで
ムセンター、衣料専門店等)
地域に密着した小売業のやりがい
を体験する。
88
90
福井トヨタ自動車(株)
福井トヨペット(株)
三谷商事(株)
93 (株)ヤスサキ
ふくい県民せいきょうの独自能力
である「食とくらしの安全・安心」
の仕組みを体験し、生活協同組合
組織の理解を深める。
自動車営業職の見学・体験、総務
部にて会社紹介・オリエンテーシ
ョン、就職を題材としたグループ
学習
金 融
掲載
ページ
94
企業・団体名
SMBC日興証券(株)福井支店
95 (株)福井銀行
地区
業種(業務内容)
研修ポイント
福井市
証券業(証券投資の基本的な知識 日経新聞読み合わせから証券会社
や証券会社の業務内容について学 の役割について学び、金融経済に
ぶ。)
ついて理解を深めてもらう。
福井市
普通銀行業(銀行業務についての 銀行業務の概要、ビジネスマナー習
体験)
得、模擬店にて経営実務
金融に関する知識の習得、信用金
庫業務の概要、顧客応対の基本・
応対マナーの習得、店舗見学、若
手職員との懇談、応対コンクール
の見学等
97
福井信用金庫
福井市
協同組織金融業
99
野村證券(株)福井支店
福井市
投資の基本的な知識を身につけた
証 券 業( 証 券 会 社 を 知 っ て も ら 後に、模擬投資を行い、証券会社
う。)
の業務について理解を深めてもら
う。
飲食・宿泊・サービス業
掲載
ページ
企業・団体名
100 (株)大津屋
地区
福井市
業種(業務内容)
研修ポイント
「オレボステーション」、「オレボキ オレボの実際売り上げデータを分
ッチン」の運営、業務用惣菜の販 析、新規サービスの企画から立案
売等
までを検討
温泉宿は「癒し」を提供する特別な
存在です。その旅館の各分野の業
務を体験し、旅館の仕事の理解を
深める。
101
政竜閣
あわら市 旅館業「THE 旅館」を知る。
102
サバエシティホテル
鯖江市
ホテルルームメーキング、外商部
ホテル 業( 宿 泊・ レストラン・ 宴
(インターンネット商品発送)補助
会・外商部)
などサービス業全般の裏方を体験
104
税理士法人上坂会計
越前市
経営コンサルテイング業務、記帳申
告、人事労務コンサルテイング業
務、マーケテイング調査、ファイ 記帳業務を主に様々な業務を体験
ナンシャルプランニング、海外視察
ツアーの開催
105
税理士法人たすき会
福井市
会計事務所
−−
働くことの意味や実態を把握する
とともに、会計事務所の仕事の理
解(伝票、領収書等の整理)
106
東横イン福井駅前
108 (公財)福井県文化振興事業団
109
フロント業務体験等によるホテル業
務体験
福井市
ホテル業(ビジネスホテル)
福井市
8/ 19~22開催の「福井ハープ
県から指定管理者として指定を受
セミナー2015」の運営補助、来
けた福井県立音楽堂「ハーモニー
館者対応・接客、セミナー講師、
ホールふくい」の管理運営
受講生等接遇、接客マナーを学ぶ。
フリックイン福井(株)
(エースイ
福井市
ン福井)
ホテル業(ビジネスホテル)
基本的なビジネスマナーや接客の研
修、フロント実体験等によるホテル
業務体験
生活環境、健康を守る為の最新技
術で調査・分析し、検査の実習等
を通して、この業種の理解を深め
る。
110 (株)北陸環境科学研究所
福井市
公衆衛生検査・環境分析(水質検
査 , 食品理化学検査、土壌分析、
作業環境測定、総務での受付業務
研修)
111
福井市
会計事務所にて基本的な事務処理
税理士業、行政書士業、経営コンサルタ
の業務体験を通して、税理士及び
ント
職員の役割等の理解
森陰輝夫税理士事務所
113 (株)八木
あわら市 旅館業
114 (株)ユアーズホテルフクイ
福井市
130年のお・も・て・な・し、
これからの宿泊業の経営に求めら
れる日本式のおもてなしを実践す
る宿の労働環境造りを体験して頂
きます。
ホテル業(一流のホテルマンとして 社会人としてのマナー、ホテル勤
品位と誇りを持って行動する「品 務全般の知識習得、ホテル内の補
格あるホテル」を目指す)
助的業務
医療・福祉
掲載
ページ
企業・団体名
地区
業種(業務内容)
研修ポイント
保育・心理・食育等の分野で専門
知識を持った職員の子どもたちへ
の生活を支援している取り組みの
現場実習
(社福)越前自立支援協会
115
児童養護施設 一陽
越前市
児童処遇施設(小舎制の施設形態
を用いて一般家屋に近い居住空間
で子どもたちが家庭的に暮らせる
ケアを行う。)
自立生活センター
Com-Support Project
福井市
障害者自らが運営の中心で、障害 主に障害者福祉に関する街つくり、
者の権利擁護活動や障害福祉サー 障害者の自立支援、障害者の介助
ビスを提供する事業
派遣の事業及び活動を理解する。
敦賀市
特別養護老人ホームの運営
116
118 (社福)敬仁会
介護の仕事のたのしさ、大切さを
実際に体験し、仕事に興味・理解
をもってもらう。
119
(社福)ふくい福祉事業団
若越ひかりの村
福井市
障がい者への生活支援および地域
移行に向けた支援を通して、障が
施設入所を利用している障がい者
い者への理解と、障がい特性に応
への生活支援および地域移行に受
じた支援技術・介護技術の習得、
けた支援。
及びコミニュケーション技術の習
得
120
(社福)ふくい福祉事業団
若越みどりの村
越前市
肢体不自由な方への食事介助等の
肢体不自由者への適切な生活支
生活支援や入浴支援体験及び園内
援・介護業務
行事のサポート
122 (株)サンライフ小野谷
越前市
住まいと医療・介護支援を提供す
老人ホームと通所リハビリテーシ
る施設と、在宅介護支援等のサー
ョン2ヵ所での研修を通し、高齢
ビスを学ぶことをポイントとした
者介護への知識を深め、経験する。
実地経験
123 (公財)福井県予防医学協会
福井市
接遇マナー及び受診者への気配り
健康診断 ・ 人間ドッグ ・ 学校諸検
の徹底、スタッフ同士の協調性を
査の受付、事務処理
図り、積極性を育てる。
そ の 他
掲載
ページ
企業・団体名
地区
業種(業務内容)
研修ポイント
125 (有)かみなか農楽舎
若狭町
就農定住に向けての研修をメイン
農業体験(米・野菜)、農産物販売
とする農業法人(農業体験、農産
を体験
物販売)
125
福井市
中小企業の経営相談・指導、まち
中小企業経営相談 ・ 指導 , 地域振
づくりや観光振興などの地域振興
興業務(企業の育成と地域の発展
に関係する仕事について、体験、
の為に活動している経済団体)
業務補助
福井商工会議所
−10−
官 公 庁
掲載
ページ
企業・団体名
地区
業種(業務内容)
研修ポイント
129
あわら市役所
あわら市 地方自治体
スポーツ課、文化学習課、総務課、
図書館等にて研修
131
越前市役所
越前市
地方自治体
行政・管理課、スポーツ課、商業・
観光振興課、農政課、図書館、秘
書広報課、市民自治推進課にて研
修
地方公共団体
越前町地域交通計画等の策定事務
を通じ、越前町のまちづくりにお
ける現状と課題を理解し、新しい
まちづくりを研修
大野市
地方自治体
市民あげてのイベントである「おお
の城まつり」の運営に携わること
で、事務仕事だけではない公務員
の仕事を体験
138
140
越前町役場
大野市役所
越前町
141
勝山市役所
勝山市
「市役所は市民のお役に立つ所」を
念頭に市民サービスの向上に努め
地方公共団体(各課にてにて業務
ている市役所で様々な体験、公務
体験)
の重要性、厳しさ、やりがい等を
学んでもらう。
144
坂井市役所
坂井市
地方自治体
145
鯖江市役所
鯖江市
地方行政一つの課にて業務(事務、 行政の業務内容や市民との関わり
現場作業等)を行う。
を学ぶ。
147
南越前町役場
南越前町 地方行政事務
147
福井県衛生環境研究センター
福井市
衛生及び環境に係る調査研究 ・ 試 「衛生コース」環境衛生に関する試
験 ・ 検査 ・ 測定 , 研修 ・ 指導 ・ 情 験・調査、
「環境コース」大気汚染、
報の収集 ・ 解析 ・ 提供
化学物質に関する試験・調査
149
福井県奥越高原牧場
勝山市
乳用牛の育成・管理業務、草地の
県営牧場の一般業務を体験し、動
肥培管理及び受精卵採取・移植等
物と関わる仕事への理解を深める。
の業務
一般行政事務の概要と業務体験(各
部署にて業務体験)
地方公共団体の一般行政事務研修
( 実 務 を 通 し、 地 方 行 政 の 仕 組
み・役割の研修)
151
福井県海浜自然センター
若狭町
自然体験学習施設(海の自然に関
公務員の概要、自然体験講座の運
する研修会、体験学習の実施 , 資
営補助、飼育魚管理補助、来館者
料収集、保管・展示)にて体験学
対応等の研修
習
152
福井県工業技術センター
福井市
公設試験研究機関(研究・試験等)
坂井市
効果的な教育方法について考え、
児童育成・科学普及事業(各部署 工作やパソコンのスキルアップ、プ
にて工作、サイエンスショ―のア レゼンテーションのスキルアップを
シスト)
図る。幼稚園児&小学生の対応が
出来ること。
154
福井県水産試験場(海洋研究部) 敦賀市
海洋研究部で実施しているトラフ
トラフグ(若狭ふぐ)を雌雄別に試
グ等の試験飼育、管理及び調査(漁
験飼育し、性成熟試験の実施・研
獲物の精密測定、観測データの集
修
計・管理)
155
福井県水産試験場(栽培漁業セ
小浜市
ンター)
栽培漁業センターで実施のバフン
健全な種苗づくりを行うための飼
ウニ等の海産種苗の飼育、管理業
育を実践・研修
務
156
福井県総合グリーンセンター
坂井市
森林の育成・保全に関する研究。 林業試験研究機関で取り組む課題
食用きのこ、山菜等の特用林産に について研究職員と一緒に研修す
関する研究。木材試験研究。
る。
福井市
農業の経営革新につながる先端的
研究、農業の持続的発展のための
環境調和型技術研究、農業のニーズ ポストコシヒカリ開発部、作物部、
に対応した先導的研究、地域資源 有機環境部にて研修
の活用と多面的機能の維持及び高
度化のための研究をメインとする。
153
157
福井県児童科学館
福井県農業試験場
−11−
専門分野等考慮して、受入部署を
決定します。
157
福井県福井健康福祉センター
福井市
保健、医療、福祉、衛生、環境に 当センターが所管する福祉、保健、
係る行政サービスを提供する地域 医療、衛生、環境に係る業務の概
の総合的専門機関
要を理解し、現場での業務体験
159
福井県立こども歴史文化館
福井市
館内展示案内、ワークショップ運
福井県ゆかりの人物に関する調
営の補助とそれに関わる準備、子
査 ・ 研究及び展示を通した普及 ,
ども目線に立った博物館事業の理
学習講座等の企画 ・ 運営
解
160
福井県立図書館
福井市
図書館業務(カウンター業務、資料 接客等実践能力の向上と、図書館
の整備、蔵書整理等の図書館業務 の機能及び新たな役割等を認識し
全般)
てもらい、職業意識の醸成を図る。
161
福井県立美術館
福井市
美術館の業務補助(総務、学芸事 美術館の各種業務の概要を理解し、
務)、資料整理、観客誘導、館内 職場でのコミュニケーション、礼
外の美化
儀作法を学ぶ。
162
福井市園芸センター
福井市
園芸作物(野菜、果樹、花)の栽培
園芸作物(野菜、果樹、花)の栽培
試験及びバイオテクノロジーによ
及びバイオの技術指導
る作物の新品種開発・研究
福井市
図書館業務(生涯学習施設である
公共図書館で、市民と接すること カウンター業務体験、資料相談の
で、公共図書館の社会的役割を体 実習、児童向け行事の補助
験・認識する。)
163
福井市立桜木図書館
164
福井市立みどり図書館
福井市
公共図書館の社会的役割の認識・
図書館業務(資料の収集・保存、 体験(利用者としては、見ることが
市民への貸出、児童サービス等) ない図書館業務をすることで公共
図書館への理解を深める。)
166
福井市役所
福井市
各所属の業務内容の説明、現場体
公務(まちづくり、福祉、税金、
験・見学「それぞれの業務が住民福
環境、教育、防災等)行政一般を
祉の向上につながっているかを考
各課にて体験
える。
177
福井労働局
福井市
国家事務(地方における総合的労 労働局、労働基準監督署、公共職
働行政機関)についての座学及び 業安定所が掌握する業務について
事務処理等
の座学及び事務処理の就業体験
福井県インターンシップ
企業・団体説明会
開催日 H27 年4月 27 日㈪
時 間 10 時~ 11 時 30 分
場 所 福井商工会議所ビル会議室
開会挨拶
ジョブカフェセンター長
内容説明
福井県経営者協会専務理事
受入事例報告
※ ㈱オーディオテクニカフクイ
※ 福井信用金庫
−12−
マッチングできなかった企業・団体
製 造 業
掲載
ページ
企業・団体名
地区
業種(業務内容)
研修ポイント
坂井市
地方のパン製造企業で商品及び製
各種パン類・洋菓子の製造・販卸 パンの基礎知識、工場実習、営業
売
研修を通して将来の製造部門幹部
となる人材の育成
越前市
製品の製造、加工、検査及びこれ
レア ・ アース , レア ・ アースマグネット , シリコーン , 半 に付随する業務の一端の実習を通
導体シリコン及び石英製品、OPP フイ して、組織の中での個人の役割や
ルムの製造
責任の重さ、仕事の喜びを体験す
る。
武生特殊鋼材(株)
越前市
刃物用金属素材としての異種金属
技術部又は企画設計部にて異種金
接合材料クラッドメタルの受注生産販売
属接合材料(クラッドメタル)の検
(全国クラッドメタル生産シェアトップ
査及び設備の保全等就業体験。
の会社)
180 (株)ミルコン(丸岡工場)
福井市
工場にてプレキャストコンクリート
プレキャストコンクリート製品の
製品の製造体験、体験による当社
設計・開発及び製造
製品への理解
180
ゴルフクラブ組立業で、ゴルフクラ
製造業の現場体験(ゴルフクラブの組み ブの完成までの工程を把握しても
南越前町
立て ・ 製造)
らい、製造現場で「効率化推進」が
必要な訳を体験
179 (株)
オーカワパン
179
179
信越化学工業(株)武生工場
ノースランド(株)
180 (株)若狭松葉
若狭町
金属加工(ものつくり)の現場体験
金属製品製造、巻線・ハーネス製
を通して金属加工の基礎知識、製
造・ 理 容・ 美 容 機 器 の 設 計・ 製
品仕分け作業、作業機器等の操作
造、販売、ソフト販売
実習
土木・建設業
掲載
ページ
181
企業・団体名
川口電気(株)
181 (株)日本ピーエス
地区
業種(業務内容)
研修ポイント
敦賀市
電気設備の知識習得、設計、積算
電気工事業の設計・施工及び保守
の実習及び施工・管理・保守まで
管理,計装工事及び付帯事業
の業務を体験
敦賀市
研修を通して、プレストレストコン
プレストレスト・コンクリートによ
クリート技術の概要、ならびに現
る各種道路橋、鉄道橋の設計・施
場・設計実習を通して建設業の仕
工、建築
事に関心を持ってもらう。
電気・ガス・水道業
掲載
ページ
182
企業・団体名
関西電力(株)原子力事業本部
地区
美浜町
業種(業務内容)
電気事業
研修ポイント
原子力発電とその安全性について
実習(機械設備、電気設備、計装設
備にて課題達成型研修)
運輸・通信・情報
掲載
ページ
182
企業・団体名
北陸通信工業(株)福井支店 地区
福井市
業種(業務内容)
研修ポイント
「 通 信 」「 音 響・ 映 像 」
「 無 線・ 制
御」「コンピュータ」の 4 つの専門分野か ビジネスマナー研修、現場体験作
らなる企業です。情報通信 ・ 音響 ・ 業、納入事例見学、測定器等操作
セキュリティーシステム等の設計 ・ 施工 ・ メンテナン 実習
スが主たる業務です。
卸・小売業
掲載
ページ
182
企業・団体名
暁産業(株)
地区
福井市
業種(業務内容)
研修ポイント
消防用機材及び防災用品販売 , 消
建物消防設備の保守
防設備設計 , 施工 , 修繕
−13−
183
大洋自動車工業(株)
183 (株)日光モーター
敦賀市
自動車販売(新車・中古車)・点
検、車検、車用品・各種保険販 カーライフコンサルタントの日常業
売、カーリース、レンタカー及び 務全般を体験
関連商品の販売
敦賀市
自動車販売(新車・中古車)・点
検、車検、車用品・各種保険販 整備工場現場での整備士業務の体
売、カーリース、レンタカー及び 験
関連商品の販売
飲食・宿泊・サービス業
掲載
ページ
企業・団体名
184 (株)黒川クリーニング社
地区
坂井市
業種(業務内容)
サービス業(クリーニング)
研修ポイント
業界や企業について総合的に理解
し、現場において仕事の意義や取
り組み方、基本スキルを学ぶ。
医療・福祉
掲載
ページ
企業・団体名
184 (社福)おおた福祉会
184
福井市
業種(業務内容)
研修ポイント
特別擁護老人ホーム事業、短期入 個室ユニット型特別養護老人ホー
所事業、デイサービス事業、居宅 ムの「音楽療法」、園芸療法」をとり
介護支援事業
いれた介護の実情把握と介護実習
障害者・児童の日中一時支援介護
社会福祉施設運営(障害者・児童
(社福)金津福祉会(金津サンフ
あわら市
補助で利用者と一緒に過ごし、介
の日中一時支援事業の介護補助)
ォーム)
助することで福祉分野への理解
185 (社福)敬老会
185
地区
越前町
指定介護老人福祉施設こしの渚苑 福井市
介護老人福祉施設
ビジネスマナー、介護技術について
の知識の習得・実践
総合的な老人福祉サービスの提供
高齢者介護の現状を体験し、理解
してもらう。
186 (社福)光道園
鯖江市
障害者及び高齢者施設
障害者施設及び高齢者施設での実
習
186 (社福)清水新生会 すみれ荘
福井市
老人介護施設
老人福祉施設において老人と関わ
りをもつことにより、老人介護に
ついて知っていただく。
186
福井市
高齢者介護
高齢者(要介護者)の介護業務(介護
に関する知識や技術の習得)
186 (社福)
双和会
(プライムハイツ春江) 坂井市
介護職業務
自立人材の育成研修
特別養護老人ホーム 藤島園
そ の 他
掲載
ページ
企業・団体名
187 (株)原子力発電訓練センター
地区
敦賀市
業種(業務内容)
研修ポイント
原子力発電所に関する基礎的な知
識を習得し、学生の職業適性や将
加圧水型原子力発電所の運転員の
来設計について考える機会を与え
教育・訓練
るために、原子力発電所の見学や
シュミレータをもちいた研修
官 公 庁
掲載
ページ
企業・団体名
地区
187
福井市企業局
福井市
188
福井県自然保護センター
大野市
業種(業務内容)
研修ポイント
ガス ・ 水道事業(都市ガス及び水道
水 の 製 造・ 保 安・ 営 業・ 料 金 収
納、ガス・水道事業の財政関係事
務、広報・企画等)
企業局各課にて、様々な仕事体験
でガス・水道事業の全体像把握、
ガス・浄水・給水施設見学、入札
現場立会
自然保護行政の現場体験(自然保 得た知識が、現場で実際にどう活
護に関する指導普及 , 研修養成 , かされるのか、自然保護行政に対
自然収集 , 調査研究)
する理解と必要性の認識
−14−
受入企業・団体における研修概要
【長期コース】
アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社 【製造業】
所 在 地 越前市池上町38
業務内容 自動車用自動変速機 (AT) 部品の開発、製造及び販売
受入部署 技術部
研修概要 開発部門での設計に関する一連のフロー実習(設計、評価、解析、評価、解析結果の設
計へのフィードバック)設計アシスタント業務
研修期間 9月14日~9月25日 10日間
受入人員 4名 金沢大学理工学域 : 藤元大志 ・ 人間社会学域:北川正典,
金沢大学 ( 院 ) 機械科学専攻 : 山本和也,名古屋工業大学工学部 : 白崎夏輝
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
午前:研修の主な内容、流れ、会社規定、ルールなどのオリエンテーション後、工場に
足を運び、実際の現場を見学した。安全研修を行い、安全を第一に確保するために実施
1日目
している指さし確認や異常事態時の「止める、呼ぶ、待つ」といった基本項目を学んだ。
午後:個人の研修の目的を 4 人で発表した後、その目的を達成する為にすべき行動を確
認した。
午前:CAD(v5 ソフトによるもの ) の使い方を習い、実際に自分で使ってみる。
午後:トルクコンバータの部品の一部の図面を、実際に CAD を使って描く。まだ不慣れ
2日目
だったため、時間がかかり最後に寸法を記入する際には間違いも多くみられた。同じイ
ンターンシップ生同士で教えあいながら進めることで、理解が深まった。もう少し CAD
に慣れればもっとスピードと精度が上がると思った。
午前:試験評価の説明及び見学をした。ここでは、これから世の中に出回る部品が本当
に大丈夫かどうか、製品の良し悪しを調べる。最初に、自動車の深い仕組みを教わった。
例えば、A/T と CVT の違いや特徴、利点などを詳しく説明していただいた。その後、
3日目
試験エリアを見学し、何毎回もモーターを回転させている試験機や、数多くの部品を見
た。さらに、実際にトルクコンバータの簡単な組み立てを体験した。
午後:昨日行った CAD を使ってフランジ・ドライブ・プレートを製図した。今日は2度
目ということもあり、スピードが上がった。製図の基本的な表示法をもう一度確認した
い。
午前:3D デジタイザを用いて形状比較する作業を見学した。ここでは、45 度 20 度 -20
度の角度から 6 回撮影し全ての写真をマッチングさせて1つの 3D データを完成させる。
4日目
このデータと予め作った 3D モデルとを重ね合わせ、実際の製品との誤差を調べるため
である。
午後:昨日のフランジ・ドライブ・プレートの製図の続きを行った。
−15−
終日:昨日の製図の続きを行い、仕上げるために何度も 3 人でお互いの図面をチェック
5日目
しあった。面取りの仕方を間違えていたため、全ての面取りをやり直したため、かなり
時間がかかった。製図の基本的な知識を全員で復習しあった。
午前:FEM 解析について学んだ。この時、大学での講義(材料力学、機械要素デザイン
工学)の内容が使えた。それから、一つの製品ができるまでの会社全体の流れを、各部
6日目
署の説明を交えながら教えていただいた。 午後:実際に FEM 解析を行った。ここで
は、簡単な直方体のモデルを作り、その最大応力と歪み方を abaqus というソフトでシミ
ュレーションした。簡単なモデルであった為、材料力学を使ってまず手計算で応力を出
し、その値と解析結果が同じになることを確かめることができた。
午前:与えられた条件をもとに、ダンパをつくるためにスプリングのバネ定数を手計算で
求めた。ダンパのスプリングに関する様々な設定を自分たちで決めて、最大応力などの
7日目
条件を満たされているかを数式に代入して確認した。 午後:午前中に自分たちで設定
した数値をもとに、実際に CAD で物体を描いてみた。実際に描いてみることによって、
先ほどはただ式に代入していただけの数値が示す意味や目的を理解することができた。
午前:昨日行ったダンパのスプリングを並列つなぎから直列つなぎにして手計算でスプリ
8日目
ングの位置を決める作業を行った。実際にはこのように最初に手計算で大体の目安を確
認してから設計を始める。 午後:先週自分たちが作った治具図の製図の修正を行った。
9日目
10日目
終日:翌日の成果発表会にむけて、まとめのパワーポイントをつくり、発表準備を行った。
午前:技術部の幹部の方々へ成果発表会を行った。
午後:人事部の担当者、幹部の方々へ成果発表会を行った。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
低燃費で心地よい走りを深く追及し、時代、ニーズに応じた自動車エンジンのトルコンバータを作って
いる。まず、仕事をするうえで重要となることは PDCA(Plan → Do → Check → Action) であり、この繰
り返しこそが仕事の効率、成果を上げることの基本であることを学んだ。「トルクコンバータ、トランスミ
ッション部品」の仕組み、メカニズム、またその利点を学んだ。トルクコンバータなどの製品の種類は担
当する車種の分だけある。そのために、微妙に大きさの違う多くの部品があるということである。部品の
全ては寸法が 0.01 ミリ単位で誤差がない。この精密さが、海外では真似できない日本の自動車界の製品
の良さ、信頼、ブランドをつくりあげてきたことを感じ、同時に日本の自動車産業のエンジニアの強い信
念を感じた。技術部は企画構成、設計開発、試作、号試、営業まで、たくさんの部署が連携をとりながら、
多くの年月、人員、お金をかけて一つの製品を作っていく。その中でも技術部が作った図面は全ての部署
がそれに沿って動き、全ての部署と関わりあうことになるため、仕事のやりがいを感じた。
学んだ事、 今後活かしたい事
試験エリアを見学し、何万回もモーターを回転させている試験機や、数多くの部品を見た。その中には、
数億円もかかる設備があった。試験を行う製品は一般的には数千円で市場に出回る。しかし、それを試験
するだけでも、数億円といったお金が動いていることが分かった。会社は私でははかりしれない膨大な金
額が常に動いている。さらにお客様との信頼関係の大切さを知った。それ故に、仕事をする責任の重さを
感じた。大学の講義の中で、手書きで機械部品の図面を製図したが、この手書きで作業をすることより、
断然CADを用いた方がきれいかつ簡単にできると実感した。しかし、大学の講義で、手書きで行ってい
−16−
た製図の要領と同じようにCADも進めたため、ここで大学の講義が大変活かされていると感じた。手書
きでできないものにCADを使うことは困難だと思う。2週目に、断面2次モーメント、片持ち梁の考え
方を使ってスプリング間の長さを手計算で求めた。結果はうまくいかなかったけど、大学の講義で学んだ
材料力学を応用して計算を進めたので、講義がいかされていると思った。これらのことから、大学の講義
は全てではないけど必ず使われるため、単位のために勉強するのではなく、将来の自分のために勉強して
いきたいと思った。また、仕事をする上で、必ず年代の異なる先輩方とコミュニケーションしていかなけ
ればならないことを実感した。
株式会社エイチアンドエフ 【製造業】
所 在 地 あわら市自由ケ丘1-8-28
業務内容 プレス機械・各種自動化装置・制御装置の製造・販売及びアフターサービス
受入部署 開発制御部
研修概要 搬送装置の動解析、当社製の搬送装置を高速化するために必要な解析を行う。
研修期間 8月17日~8月28日 10日間
受入人員 1名 福井大学工学部 : 松川淳
〈研修日程〉
日 程
1日目
2~8日目
9日目
10日目
研 修 内 容
会社概要説明、工場見学
装置説明・解析
データまとめ
研修成果、感想発表、懇談
小林化工株式会社 【製造業】
所 在 地 あわら市矢地5-15
業務内容 医療用医薬品(ジェネリック)の研究開発・製造・販売
受入部署 研究開発本部、信頼性保障本部
研修概要 研究開発本部 : ジエネリック医薬品の製剤化研究と医薬品分析・薬事申請業務の体験
品質管理部:製品の品質試験業務の体験
研修期間 9月7日~9月18日 10日間
受入人員 1名 福井大学工学部 : 森山幸祐
〈研修日程〉
日 程
1日目
研 修 内 容
午前中は会社概要の説明を受け午後からは開発部・原薬知財グループにて、液クロに使
用する移動相の調整を行った。また、試験に用いるさまざまな装置の説明を受けた。
品質管理部・製品試験グループにて、製剤の品質試験を行った。まず簡単に品質管理部
2日目
の説明を受け、その後、性質試験や確認試験、質量偏差試験等を行った。どの試験にも
試験手順が正確に定められており、その手順通り行った。
3日目
今日も品質管理部・製品試験グループにて、製剤の品質試験を行った。
今回は溶出試験や定量試験を行った。また、社員の方々ともお話する機会があった。
−17−
品質管理部・品質検証グループにて研修を行い、製剤の溶出試験を行った。実験器具の
4日目
扱い方も改めて教わった。溶出試験について、ひとつの条件だけでなく、いくつかの条
件で実験を行った。
薬事分析部・分析申請グループにて研修を行った。この部署では主に試作段階の製剤の
5日目
研究を行っており、品質管理を行う上での試験操作の確認・確立を行っている。また国
への申請も行っている。今回は製剤の含量均一性試験を行った。
薬事分析部・分析申請グループにて研修を行った。
6日目
ある製剤についての血中薬物測定法の検討を行い、LC/MS システムに用いる移動相の調
整、また溶出試験を行った。
7日目
薬事分析部・分析申請グループにて研修を行った。
午前中は確認試験を行い、午後から製剤名の異なる製剤の溶出試験を行った。
今日から製剤開発部・製剤評価グループにて研修を行った。ある製剤の溶出試験を行っ
8日目
た。錠剤の種類にも普通錠・OD 錠等あるため、試験の量も増えた。また条件を変えて
試験を行った。
午前中は製剤評価グループにて、昨日の続きの試験を行い、午後からは製剤開発グルー
9日目
プにて、ある製剤のラボスケールでの製造を行った。ある機械を用いて混合、造粒、乾燥、
整粒、後混合を行った。
最終日は製剤開発グループにて、ロータリー打錠機である錠剤の試作品を打錠し、物性
10日目
の確認(厚み・硬度)試験を行った。
午後3時からは、10 日間のインターンシッププログラムの研修報告会を行った。その後
いくつかの質問をし、研修を終えた。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
ジェネリック医薬品の開発 ・ 製造を行っており、研修は大きく分けて品質管理 ・ 製剤の分析 ・ 製剤の研
究開発の3つの業務を体験した。福井にある企業ということもあり、県内大学・県内高校など県内出身の
方が多く働かれており、地域に根付いた企業であると感じた。ジェネリック医薬品とは、医薬品の有効成
分そのものに対する特許である物質特許が切れた医薬品を他の製薬会社が製造 ・ 供給する医薬品のこと
で、どのようにしたらお年寄りや子供 ・ お薬の苦手な人に、より簡易に飲んでもらえるのかなど、さまざ
まな工夫を施し、先発医薬品(新薬)よりもよりよい医薬品にするための研究開発も行っていた。どの産
業分野でも言えることだが、お客様のニーズを考え、そのニーズに応えるために、常にお客様の声に耳を
傾け、その意見の柔軟な解釈が必要であると感じた。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップ初日まず、社員の方々の挨拶に驚かされた。普段自分のする挨拶とはまるで異なり、
相手の目を見てはっきりと「おはようございます」と誰もがしていた。そんな挨拶もあってか、社内は活
気に満ち溢れていた。自分も自然とやる気が湧き、インターンシップに臨む上での身が引き締まった。そ
の後、インターンシップ中私は、礼儀には自分なりに気を付けていたつもりであり、挨拶が人と人とを繋
げ合うどれだけ大事なそして基本的なコミュニケーションの手段なのか学ばされ、今までそんな挨拶がで
きていなかった自分を情けなく感じた。また、社員の方々の誠意を持って仕事に取り組む姿勢に感心させ
られた。試験操作一つ一つに妥協を許さず、正確かつ丁寧に試験を行っていた。一つ一つの操作が会社そ
−18−
して製品の信頼性にもつながるため、妥協の許さない姿勢が、学生の私との違いを感じ、社会人としての
意識・責任感の違いを感じた。10日間という長いような短いようなインターンシップを終えて、社会人
としての様々な基本的なことが学べ、また8時に出社して17時半に退社するという、社会人として働く
感覚も養うことができ、大変有意義な時間であったことは間違いない。
企業の評価
落ち着きがあり真面目で熱心な良い学生だった。あいさつ等はしっかりできていた。
サカイオーベックス株式会社 【製造業】
所 在 地 福井市花堂中2-15-1
業務内容 ①繊維品の染色、機能加工 ②アパレル・テキスタイルの企画、製造、販売 ③魚礁な
ど水産・環境資材の製造、販売 ④炭素繊維など先端複合材料の研究・開発
受入部署 テクニカルセンター、各染色工場
研修概要 当社における染色技術ならびに機能性加工技術の知識の習得と、現場での作業や開発の
補助業務を行う。
研修期間 8月31日~9月12日 11日間
受入人員 2名 金沢大学理工学域 : 齊川夏美,富山県立大学 ( 院 ) 機械システム工学専攻:田中涼
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
受入企業の説明、工場案内
2日目
プリントのラボ
3日目
プリントのセット、HVC 測定
4日目
福井県工業技術センターにて反射率測定
5日目
得られたデータのまとめ・発表
6日目
花堂工場の案内
7~11日目 染色・試験場でのお手伝い
理解できた企業 ・ 産業の特徴
企業にはお客様を相手にする企業と、企業を相手にする企業があることがわかった。よく名前を知って
いるのは消費者、つまり私達相手の企業であったが、福井で多いのは企業相手の企業であった。今回のイ
ンターンシップ先の企業もその一つで、様々な企業を相手にしており、有名なお店の制服などもよく取り
扱っているようで驚いた。また、染色というあまり馴染みのない分野の会社だったが、自分の専門である
化学に大きく関わっていて、大学で学んだ知識も少し活用できた。当たり前に着ている洋服でも、染める
のに技術が必要であり長い歴史があってこその品質なのだと実感した。
学んだ事、 今後活かしたい事
2週間のインターンシップは、朝9時から夕方5時までと、今の大学生活から考えるとなかなかハード
で、当たり前だが働くのは大変だと思った。実際に働くのに比べて、まだ時間も内容も楽だったとは思う
が、それでも毎日ヘトヘトになってしまった。しかしいろんな経験ができたので参加してよかったと思う。
今後の就職活動に向けて、まずはどんな企業があるのか知ることが大切だと感じた。今回のインターンシ
ップ先は自分で選んだのではなく、ご縁があって受入していただいたが、とても良い企業で、他にも知ら
−19−
ないだけで福井には良い企業がたくさんあるのではないかと思う。就職活動の際に、そのような企業を見
ずに名の知られている企業だけを見るのではもったいないのでいろいろな企業を知ることから始めたい。
また、女性が研究職に就いている姿を見て、自分もそういう仕事に就きたい気持ちが大きくなった。学部
卒では研究職に就きにくいイメージがあったが、そんなことはないとわかり、就職活動のモチベーション
も上がった。まだどの分野の職業に就くかは決まっていないが、視野が広がったという意味で今回のイン
ターンシップはとても有意義であったと思った。
スガイ化学株式会社 【製造業】
所 在 地 福井市石橋町29-75-1
業務内容 有機化学の製造業
受入部署 福井事務所 品質管理課
研修概要 現在製造している品物の改良実験
研修期間 8月17日~8月28日 10日間
受入人員 1名 福井工業高等専門学校専攻科 : 内藤篤哉
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
9日目
10日目
研 修 内 容
福井事業所の工場見学後、品質管理課の分析装置(HPLC,IR 等)の見学と説明を受けた。
その後、製品合成実験の前準備を行った。
クルード製品から不純物を除去する実験を行った。また、クルード製品と実験途中で生
成した製品塩等を HPLC にて分析し、不純分を算出した。
クルード製品から不純物を除去する実験を行った。また、実験途中で生成した物質等を
HPLC にて分析し、収率を算出した。
実験工程中の生成物を HPLC 分析し、収率、廃率を算出した。さらに、最終生成物 : 製
品 A の乾燥チェックを行い、規格内にあるか判断した。
乾燥減量を行い、製品に含まれる揮発性物質の wt%を算出した。製品 A の HPLC 分析
より収率および純度を算出した。
製品 B のユーズテストを行った。製品 B を反応器に仕込み、溶媒、触媒を加えた後、窒
素置換、水素置換を行い水添反応を行った。
水添反応の続きを行った。モル比 - 時間線図に点をプロットし、反応の進行を確認した。
前日の実験の続きを行った。反応完了を確認後、触媒除去、脱色を行った。工程途中で
出た触媒ろ洗液、脱色液について HPLC 分析した。
脱色液の減圧濃縮を行った。減圧濃縮の合間に報告書を書いた。
インターンシップ研修内容をまとめ、報告書を完成させた。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
化学系の企業ということで、お客様の安全、安心のために非常に精密に品質確認を行っていたのが印象
に残っている。また、学校では金銭面を無視して実験を行っているのに対し、企業では利益を考え、洗浄
液の量等を規格して実験を行っていた。今回、品質管理課でインターンシップを行った。この品質管理課
では現場との連携が非常に大切だと感じた。また、品質管理課の方々は班長を中心に仕事内容に対し質問
や議論を行っており良い雰囲気だと感じた。
−20−
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップを通して、原料の品質確認を行い、企業が実際に生産している製品を合成し、その分
析を行うという貴重な体験ができた。インターシップで得られることはとても多く、企業内での人間関係
や雰囲気を教えてもらい、また進路の相談にものって頂いた。それと同時に、今の自分に何が足りないの
か、何が必要なのか明確にできた。現在、私は就職するのか大学院へ進学するのか悩んでおり、この貴重
な体験は非常に進路選択の良い判断材料になった。
セーレン株式会社 【製造業】
所 在 地 福井市毛矢1-10-1
業務内容 各種繊維品の染色加工、各種繊維製品の企画・製造・販売、各種化学工業品・各種産業
機器の製造・販売、電子部品の企画・製造・販売
受入部署 研究開発センター(坂井市)
研修概要 繊維の染色加工、仕上げ加工の研修・体験
研修期間 8月24日~9月4日 10日間
受入人員 3名 金沢大学理工学域:大橋有紀,福井大学工学部 : 内田翔太 ・ 川内崇弘 〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
インターンシップ生同士の自己紹介、会社概要の説明。
研究開発センターロビーにてセーレンの主力商品の説明。
ビスコセンターにてデザイン部門、生産ラインの見学。
1日目
SV センターにて非繊維 Viscotecs の説明。
セーレン所有の分析機器とその分析機器の役割についての講義。
分析実験室の見学と分析機器の説明。
赤外分光光度計を用いた繊維試料の吸光度の測定。
蛍光 X 線分析装置を用いた試料の定量分析の実演。
2日目
染色工程、染色機についての講義。繊維についての講義。
染色後加工についての講義。色彩についての講義。特許についての講義。
酸性染料と助剤の調製とミニカラー染色試験機を用いたナイロン生地への染色試験。セー
3日目
レン研究開発センターについての説明。
分散染料による染色についての講義。分散染料と助剤の調製。
分光光度計を用いて染色した L*a*b* 表色系で色彩を数値化。
分散染料とミニカラー染色試験機でのポリエステル生地の染色試験。
ナイロン生地の染色ピラミッドの作成。染色したポリエステル生地を L*a*b* 表色系で色彩
4日目
を数値化し目標色との色差⊿ E の測定。色差補正の為に分散染料を用いてポリエステル
生地を二次染色。染色したポリエステル生地を L*a*b* 表色系で色彩を数値化し目標色と
の色差⊿ E の測定。
染色した染料による演色性とメタメリズムの有無の確認。
5日目
綿生地を漂白することによるセルロースの漂白。
社員の方々との交流(フリートーク)。
−21−
ナイロン生地のフッ素撥水剤による防水加工。ポリエステル生地のフッ素撥水剤による防
6日目
汚加工。ポリエステル生地のエステル系吸水加工剤による吸汗加工。ナイロン生地にポリ
ウレタンベースのフィルムをラミネート加工することによる透湿防水加工。
7日目
8日目
9日目
10日目
ナイロン生地への硬目加工。ナイロン生地、 ポリエステル生地への柔軟加工。ポリエステ
ル生地への防炎加工。ナイロン生地への湿式コーティング加工による透湿防水加工。
ポリエステル生地への無機系消臭剤による消臭加工。ポリエステル生地への芳香加工剤に
よる芳香加。8 月 31 から 9 月 2 日までに加工した生地の機能評価。
無電解メッキを用いた繊維へのメッキ加工についての講義。無電解メッキを用いたポリ
エステル生地への銅、銀、ニッケルのメッキとそのメッキ機能評価。
インターンシップについての総評プレゼン作りとその発表。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
繊維業界は長らく繊維の製造をする川上、繊維の染色や機能加工をする川中、繊維を最終製品へと加工
し販売する川下とそれぞれの企業がそれぞれの役割を担う分業化が主の業界でした。セーレン株式会社は
カーシートを始めとする繊維製品へ染色や防炎、防汚、透湿防水等の機能加工をメインに据えて、主力の
カーシートの加工だけでなく、KB セーレン等のグループ全体で繊維産業の川上から川下までを全て網羅
した染色加工メーカーであり、近年は独自のインクジェット捺染技術である Viscotecs を用いた小ロット
で自由なデザインを生地に印刷できるフルオーダーメードシステムを構築しました。このように非常に幅
広い分野を手掛けることができたのは、自由な研究風土にある様に感じました。研究開発職の社員がそれ
ぞれに目的意識を持ち、非常に幅広い分野で自由に研究開発をして市場に新しい価値を提案していく事が
できる、自由な研究風土が大きな特徴であり強みであると感じました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今まで研究開発職といった技術職分野に対して漠然としたイメージしか持っていませんでしたが、今回
のインターンシップを通じて研究開発職と生産技術職の業務の一部を知ることができ、繊維業界での技術
職の具体的なイメージを持つ事ができました。その中でも生産管理を行う生産技術職に大変興味を持ちま
した。工場で起きた問題の原因を探り解決策の考案や、生産ラインの改善点を考案する事で製品のコスト
カットと品質の向上を図り、世界に信頼される高品質な日本企業の製品の品質を支えている立役者である
生産技術職は大変やりがいと充実感のある仕事であり、今後の就職活動で目指していきたい仕事だと思い
ました。また、今回のインターンシップを通じて疑問を疑問のままにしない事の大切さを学びました。社
員の方々から染色や機能加工について教えてもらう中で、今まで浅い部分でしか理解できていないのに、
わかったつもりになっていた部分が多々ある事を痛感しました。最初は質問をする事が恥ずかしくて聞く
ことが出来なかった事も、質問をしてみると非常に親切に丁寧に教えてもらい理解することが出来まし
た。今後大学での研究や就職活動でも、一時の恥を恐れる事なく自分の疑問点を解決する為に恐れず質問
をし、自分で調べるようにしたいです。
企業の評価
非常に礼儀正しく、受入部署からの礼儀面での評価が高かった。平均して発表に慣れている学生が多い
と思いました。理系学生でもプレゼン能力等が必要なので各大学でそういう点にも力をいれていることが
わかりました。
−22−
株式会社田中化学研究所 【製造業】
所 在 地 福井市白方町45字砂浜割5-10
業務内容 電池用正極材料、金属表面処理剤、触媒原料、その他無機化学薬品の製造・販売
受入部署 技術開発部
研修概要 リチウムイオン電池材料の合成及び評価を実験・検討
研修期間 9月7日~9月18日 10日間
受入人員 1名 金沢大学理工学域 : 澤田悠太
〈研修日程〉
日 程
1日目
研 修 内 容
工場内見学
2~3日目
ニッケル電池正極材料の pH・アンモニア濃度測定、粒径測定、中和滴定
3~5日目
ニッケル電池正極材料の作成
6~10日目 ニッケル電池正極材料の物性測定・パワーポイント作成
10日目
報告会
理解できた企業 ・ 産業の特徴
日常的に用いられる電子機器には欠かせない二次電池のなかでも数少ない正極材料に特化した企業であ
り、いくつもの取引先の要望に応えられるように臨機応変な調整をしている。
学んだ事、 今後活かしたい事
・作業スケジュールを考えながら作業したい
・プレゼンテーションに関して課題が見つかってよかった
・研究室配属や進路のことについて考えるいい機会となった
・金属材料についての興味関心が深まった
株式会社オーディオテクニカフクイ 【製造業】
所 在 地 越前市戸谷町87-1
業務内容 音響機器メーカー audio-technica ブランドのマイクロフォン、ヘッドホン等の音響関連機
器の設計・開発・製造
受入部署 技術部
研修概要 当社製品の製造・設計実習及び各種測定機器による測定実習、会議への参加、
音の実験
研修期間 8月17日~28日 10日間
受入人員 4名 金沢工業大学情報フロンティア学部 : 藤井翔矢,中京大学工学部:間修啓,
龍谷大学理工学部 : 福嶋大貴,福井工業大学工学部 : 高木燦
〈研修日程〉
日 程
1日目
研 修 内 容
研修初日。自己紹介・社内見学・研修相手を担当して下さる社員さん達との交流・概要
説明。
−23−
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
9日目
10日目
研修 2 日目。第 3 技術課での研修。はんだ付けの練習・回路のシミュレーター作り・ブ
レッドボードを使用した試作品回路の作製。
研修 3 日目。第 3 技術課での研修。ユニバーサルボードを使用した回路の設計、作製。
作製した回路が動作するか否かの確認。
研修 4 日目。第 4 技術課での研修。組み込みソフトウェアについての講習。マイクのチ
ャンネルと周波数の測定実験。C 言語を使ったプログラミング ( 基礎編 )。
研修 5 日目。第 4 技術課での研修。C 言語を使ったプログラミング ( 応用編。LED 出力・
スイッチ入力による LED 出力 )
研 修 6 日 目。 第 1 技 術 課・ 技 術 管 理 課 で の 研 修。 業 務 内 容、 筐 体 の 構 造 の 説 明。
3DCAD と 3D プリンターを使ったデザイン
研修 7 日目。第 1 技術課・技術管理課での研修。ヘッドホンを分解しての内部構造の理
解。段ボール裁断の実演を見学。包装・梱包についての説明。
研修 8 日目。第 2 技術課での研修活動。業務内容の説明。測定器の試用。様々なヘッド
ホン・イヤホン・アンプの試用。
研修 9 日目。第 2 技術課での研修。周波数特性・歪み率の測定。レコード鑑賞。JEITA
委員の活動発表説明。
研修最終日。研修で学んだこと・そこからの考察を Power Point に纏めて発表。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回インターンシップでお世話になったオーディオテクニカフクイ様は、樹脂や金属でデザインされた外
側の筐体から、ボタンを押すとライトが点灯したり指示された動作を示したりする内部のプログラムまで、
全てを自社内で作り上げている。ものづくりに携わる企業として、「高い品質の製品」以外にも、「他の社
員さんとの連帯」や、「顧客との信頼関係」など、様々な「つくる」に対するこだわりを持っているのが
目に入った。夕方の17時15分に自分たちの研修の時間が終わっても、多くの社員さんはパソコンの画
面と向かい合いながら筐体のデザインや回路の設計、プログラミングなどに取り組んでいた。心からその
仕事に愛着を持ち、熱意を持って仕事に取り組んでいるのがとても伝わった。
学んだ事、 今後活かしたい事
他人とすれ違ったら挨拶、スケジュールは細かくメモを取るといった社会人としての最低限の常識の他、
何かあったら速やかに行う報告・連絡・相談など、簡単そうに見えて意外に難しい行動まで数多くの意識
や言動を、勤労に励む社員さんの姿から学んだ。プログラミングやCGのデザインなどの実習は、大学の
講義で学んだ経験こそあったものの覚える内容の量、質共にレベルが桁違いで、給与を貰って仕事をする
ことの責任を痛感した。
企業の評価
各々個性があって良かった。特に音に興味のある学生は、当社の特色上、知識欲が満たされるのではな
いかと感じた。
日華化学株式会社 【製造業】
所 在 地 福井市文京4-23-1
業務内容 界面活性剤の製造・販売、頭髪用化粧品の製造・販売
−24−
受入部署 特殊化学品本部、グループ研究センター等
研修概要 研究室において評価試験等の実習
研修期間 8月17日~8月28日 10日間
受入人員 1名 福井大学工学部 : 石田千奈
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
9日目
10日目
研 修 内 容
午前:自己紹介、ルール説明、企業概要説明、工場見学
午後:化粧品部門オリエンテーション、乳化実験
午前:様々な測定機器を用いて、肌のしみ、しわ、水分量の測定
午後:NICCA の商品をアピールするための実験
午前:商品をアピールするための実験をパワーポイントにまとめる
午後:顕微鏡を用いて髪の観察、乳化実験
午前:乳化実験、パーマ液の試薬取り
午後:ヘアカラーのモニタリング、パーマ剤作製
午前:日華化学の部署の説明、カラーとパーマの仕組みの説明
午後:カラー剤(1 剤)の作製、毛束へ染色
午前:中間発表、他部署の先輩との交流、カラー剤の染料の検討
午後:カラー剤の作製、製造の工場見学
午前:商品開発グループの仕事内容、界面活性剤、シャンプーの説明
午後:シャンプーの作製
全日:自分に合ったシャンプーができるように、活性剤を変えながら、シャンプーの研究
午前:シャンプーの研究
午後:報告会資料作り、トリートメント詰めの手伝い、シャンプー研究
午前:報告会資料作り
午後:資料作り、発表の練習、最終報告会
理解できた企業 ・ 産業の特徴
この会社は、研究職に属し、研究職はひたすら物を作る仕事だと思っていたが、そうではなく職場の仲
間と共同で研究をし、何度もミーティングを繰り返し、仲間の髪や肌で試しながら、商品を開発している
ということを理解した。研究職の専門知識はもちろん重要であるが、仲間とのコミュニケーションや協力
がないと、良い商品を開発できないことを実感した。会社には基礎研究グループと商品開発グループの2
つのグループがあり、基礎研究グループでは、物を作るだけでなく商品を用いて実験をし、データを取得
して評価しそのデータを公開して、商品の良さをアピールしていることが分かった。商品開発グループで
は、仲間とともに研究やミーティングを繰り返し、新しい商品を開発していることが分かった。このよう
にして、会社は1つのチームのようになって、より良い商品を世の中に提供できるよう、1人1人が日々
努力し、進化しているということを実感した。
学んだ事、 今後活かしたい事
私はまだ学校では、研究室に配属されていないので、研究とはどのようなものかはっきり解っていなか
ったが、インターンシップに行くことで、研究をするとはどのようなものか少し解った。研究は常にうま
−25−
くいくものではなく、失敗もたくさんあると思うが、インターンシップで体験したように、学校でも様々
な試薬を変えて試し、成功するよう粘り強く研究をしていきたいと思う。インターンシップに行く前は、
化学系の職場を希望しており、インターンシップ先では、化粧品の研究に関わったが、将来の職業も、化
粧品や化学品、繊維などの化学系の企業に勤めたいという希望が強くなった。
株式会社福井村田製作所【製造業】
所 在 地 越前市岡本町13-1
業務内容 電子部品の開発・製造
受入部署 製造技術、商品開発、生産技術部門
研修概要 生産技術部門での生産設備の技術・開発アシスト、商品開発部門での開発アシスト
研修期間 8月24日~9月4日 10日間
受入人員 4名 金沢大学 ( 院 ) 機械科学専攻 : 青山寛之,金沢工業大学工学部 : 齋藤祐樹,
福井大学工学部 : 幾戸晴嵩 ・ 谷口知章 〈研修日程〉
日 程
1日目
2~5日目
6~10日目
研 修 内 容
オリエンテーション、職場実習
新規導入の解析、分析装置(マイクロマニピュレータ)の作業マニュアルの作成、中間報
告会
新規導入の解析、分析装置(イオンミリング)の作業マニュアルの作成
実習報告会
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回インターンシップに参加させていただいた村田製作所は電子部品製造の業界で、一般的なお客様は
電子機器などを製造する企業であるということ。私達が普段生活する中で、直接関わりが出てくる企業は
BtoC の企業ですが、村田製作所のように企業相手にビジネスを行う BtoB の企業も世の中には多くあるこ
とを知りました。この BtoB の企業は良い製品を作ると高いシェアを維持することができ、利益率も高い
ということ。更に、優れた製品を作ることで技術革新に大きく繋がるという3つの特徴があります。
村田製作所は経営理念(社是)を非常に大切にしています。『技術を錬磨し、科学的管理を実践し、独自
の製品を供給して、文化の発展に貢献し、信用の蓄積につとめ、会社の発展と協力者の共栄をはかり、こ
れをよろこび、感謝する人々とともに運営する。』この言葉一つ一つに会社をどう経営していくかという
思いが込められています。この経営理念をベースに村田製作所が持つ高い技術力(軽薄短小技術、一貫生
産体制)で最先端の製品を開発しているということを理解しました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップで主な実習内容が新規導入の解析、分析装置の作業マニュアルの作成というも
のでした。装置には付属のマニュアルがありますが、企業には様々な人がいるため誰が見ても理解できる
作業マニュアルというものが必要になります。実際に参考のために他の装置の作業標準書を見せていただ
いたところ、写真や図を多く使い、またその書式も非常に見やすいというものでした。2週間を通して、
分かり易さを徹底するという形で実習をして良い経験をさせていただきました。今後、学生ではレポート
や卒業論文、社会人になってからも書類の作成というような文章を書く機会が増えてくるため、今回の経
−26−
験を応用したいと思います。また、解析分析装置を本来の用途とは違う用途で使用することを考案し、新
たな解析、分析手法を試行する現場を見て良い仕事をするためには柔軟な発想も必要ということに気づき
ました。この柔軟な発想を学生研究に携わる中で身に着くように努力したいと思います。最後にお客様を
非常に大切にしているという部分を強く実感することができました。仕事をするときに何がお客様の満足
に繋がるかを深く考え行動していくことを胸に刻んでおきたいと思います。
フクビ化学工業株式会社 【製造業】 所 在 地 福井市三十八社町33-66
業務内容 プラスチック製品の開発・製造・販売
受入部署 本社工場
研修概要 「営業」「技術」「事務」部門での業務体験を通じて、会社の雰囲気を知る。
研修期間 9月1日~9月12日 10日間
受入人員 5名 金沢工業大学バイオ化学部 : 河上春樹,京都外国語大学外国語学部 : 坪内勇弥,
近畿大学生物理工学部 : 石山遥,福井大学工学部 : 小野田竜希,
福井県立大学経済学部 : 前田優里 〈研修日程〉
日 程
1日目
研 修 内 容
自己紹介・グループゲーム・仕事の基本・ビジネスマナー
会社概要説明・日報作成
2日目
自己分析シート・本社工場見学・ショールーム見学・日報作成
3日目
職場実習(解析課)・産業会館での技術フェア参加
4日目
職場実習(リニューアル開発課)・日報作成
5日目
職場実習(リニューアル開発課)・日報作成
6日目
職場実習報告書作成・発表・先輩社員インタビュー・日報作成
7日目
あわらバイオマス工場と坂井工場見学・先輩社員インタビュー
日報作成
8日目
製品プレゼン作成・発表・日報作成
9日目
インターンシップ成果発表準備・日報作成
10日目
インターンシップ成果発表準備・発表・日報作成
理解できた企業 ・ 産業の特徴
同社は、「異形押出成形」、「薄膜コーティング技術」、「プレス・塗布発泡成形技術」の 3 つの技術を強
みとしている。中でも「異形押出成形」は、樹脂の原料を溶融し、金型から押し出すように成型する技術
を強みとしており、同社の代名詞として業界で非常に有名だそうだ。汎用樹脂からエンジニアリングプラス
チックまで様々な原料で成形が可能で、近年では、樹脂に異素材を複合させて付加価値を高めた製品を開
発している。その製品としては、車両部材や家電製品部材など様々な産業資材の開発へと応用されている。
「薄膜コーティング技術」は、高透明・低反射樹脂パネルの製造に用いられており、光線透過率が 99%以
上で光の反射防止に大きな効果を発揮する。「プレス・塗布発泡成形技術」は、住宅や商業施設、オフィ
スなどの床材も数多く手掛けており、床面のグレードを高めている。同社の名前には、「化学」という名
−27−
前が入っているが、数多くの文系出身者が活躍しており、理系の化学系の人は勿論、機械系。電気・電子
系、建築系の人も大いに活躍している。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップの参加を通じて、会社の雰囲気や働く上で重要なことを学びました。会社の雰囲気は
1~2日では深く学べませんが、10日という長期のインターンシップに参加することによって多くの時
間を企業で過ごし、色々な人と話すことによってよく知ることができました。ビジネスマナーの話や先輩
インタビュー、職場実習などから働く上で重要なことを学びました。ビジネスマナーでは挨拶やメール、
電話の仕方、仕事の基本を学びました。先輩インタビューでは、目的意識をもって仕事に取り組むや一つ
の要求にプラスアルファで応えるという言葉が印象的で、今後の学生生活ではそこを意識して何事にも取
り組みたいと思います。今回の経験からフクビ化学工業の仕事に興味を持ち、今後の職業選択に向けて建
材メーカーを中心に考えようと思いました。また、職場実習から仕事の大変さややりがいを学びました。
職場実習で教えてくださった方は素晴らしい方ばかりで、将来そういった方々のように立派な仕事ができ
るように、学校の勉強や就職活動に向けて頑張っていきたいと思いました。
企業の評価
成果発表ではそれぞれの個性を活かした興味深い内容を発表していました。企業としては長期インター
ンシップでは伝えられる情報も多く、普段見ることができない学生の一面を知ることができ、今回のは大
変有意義な時間を過ごせました。
山金工業株式会社 【製造業】
所 在 地 福井市八重巻町8-1-1
業務内容 金属製品製造業(鋼製建具・鋼製家具)
受入部署 製造部
研修概要 会社概要説明、基本動作訓練、製造ラインものづくり体験
研修期間 8月24日~9月4日 10日間
受入人員 1名 金沢工業大学工学部 : 中村光一
〈研修日程〉
日 程
1日目
研 修 内 容
朝礼、会社概要説明、商品説明、安全講習、曲げ加工係の説明、曲げ加工の補助、曲げ
加工の実習
2日目
朝礼、曲げ加工の説明、工作機械の説明、曲げ加工の補助
3日目
朝礼、組み立て係の説明、部品のビス止め作業、スポット溶接の実習、改善活動の見学
4日目
5日目
6日目
7日目
朝礼、溶接係の説明、ボール盤でのタップがけや穴あけ加工実習、スポット溶接の実習、
アーク溶接の体験
朝礼、塗装係の説明、ドア枠などの部品の吊り・下ろし作業
朝礼、仕上げ係の説明、部品のビス止め作業、養生作業、組み立てが終わった枠の運搬
作業
朝礼、仕上げ係の説明、部品のビス止め作業、アレンジャーの引き出しの取っ手などを付
ける作業、アレンジャーに引き出しを取り付ける作業、梱包作業の補助、検査係の見学
−28−
8日目
9日目
10日目
朝礼、扉係の説明、接着係の説明、ペーパーコアに糊を付ける作業、養生作業、部品の
油落とし作業、部品のバリ取り作業
朝礼、扉の曲げ加工係の説明、面材の曲げ加工の補助、扉の塗装係の説明、面材の吊り・
下ろし作業
朝礼、養生作業、ドア巻係の説明、ドア巻実習、お世話になった方々へのお礼
理解できた企業 ・ 産業の特徴
仕事をしている人たちは、お互いに必ずコミュニケーションをとっており、誰一人として「個」で行動
している人はいなかった。仕事は集団で行うということを改めて認識することができた。個人個人の勝手
な判断で行動するのではなく、報告・連絡・相談をこまめにとることがとても重要なことだと分かった。
また、工作機械を扱うということは危険がすぐ近くにあるという認識が必要であり、様々なところに気を
配り、注意を向け、安全を第一に考えることが大事だと分かった。作業をする前には、安全ルールの再確
認と安全を守るための作業服の確認が必要であることが分かった。出来ることはその場ですぐに問題解決
を図って、組みあがった製品に不備がないかしっかり確認していた。いくつもの段階で細かく点検するこ
とは会社への信用を得ることにも繋がっているのだと思った。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップは10日間という短い間だったが、様々な体験をさせていただいたことで、多くのこ
とを学ぶことが出来た。特に、週一度の改善活動や問題が起きたときの対処への姿勢を見て、これは私自
身にすぐにでも生かすことができる姿勢であり、見習っていきたいと思う。改善意識は社会人になってか
ら非常に役立つという話を聞いて、この意識を常日頃から持てるようにしていきたい。学生生活では、授
業でグループ活動が度々行われるので、このグループ活動の中で今回学んだことが特に生かせるように思
う。グループ活動では、決して誰一人が個々で活動することなく、グループのメンバー間でお互いにコミ
ュニケーションをとれるような環境づくりとリーダーシップを発揮していきたい。また、問題が起きてし
まった時には、面倒くさがって後回しにするのではなく、問題原因の分析と素早い対処を行って解決でき
るような姿勢を身に付けたい。仕事場の空気感は企業に出向かないと分からないことなので、インターン
シップを通じて知ることができてとても良かった。
株式会社柿本商会 福井支店 【土木・建設業】
所 在 地 福井市日之出1-12-5
業務内容 総合設備工事業、設備機械及び器具販売業
受入部署 福井支店 空調技術部・環境部・電波部・情報技術部 研修概要 各部署毎の業務内容説明・工事現場見学、CAD による作図実習
研修期間 8月17日~8月28日 10日間
受入人員 4名 福井工業大学工学部 : 森下源 ・ 山口龍之介 ・ 西尾優 ・ 弘中翔太
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
オリエンテーション、中央監視、情報技術実習
2日目
社外見学 平沢川小水力発電所の見学・別川製作所の工場見学
3日目
電気設備実習 電気回路、制御回路の基礎説明・電設部の業務概要説明
−29−
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
9日目
10日目
社会見学 福井村田製作所武生工場見学、マイセンファインフード 鯖江本社工場見学、
鯖江村田製作所見学
電気設備実習・CAD の基礎演習
社会見学 名神高速 八重谷薬液散布設備の現場見学、馬渕浄水場の設備更新工事の見
学
電気設備実習・電気設備設計、積算の基礎演習
社会見学 松岡上吉野配水池の現場見学、新九頭竜ポンプ場の見学、朝日浄化センター
の見学
電気設備実習、シーケンサプログラム実習
研修のまとめ・発表
理解できた企業 ・ 産業の特徴
もともと日立の販売店であり、そこから成長していった会社だとお伺いしました。エアコンを販売、作
ることから始まり、施設の設計、それに伴う電気関係の配線さらに施設全体の空調、新設の電気設備全般
を請け負う会社へと成長しました。このことを知った事で企業というものはただ存在しているだけでは、
生き残れないということがわかりました。ライバル会社に囲まれている中でどうやって自分の会社を売り
込むか、どのようにして新しい顧客を掴むかが大きなカギになっていると思いました。またこの会社は、
専門的な仕事をしていて、資格がないと何もできないような会社です。ゆえに、新入社員に対する教育が
かなりしっかりしていました。将来活躍するための人材育成も企業の大きな目標の一つなのだと思いまし
た。社員をきちんと管理するために部長や支店長などが社員のことをきちんと把握している所も、目を引
かれました。一人ひとりきちんと気に掛けるのはなかなか難しいと思うのですが、そういう細かな気配り
も長くやっていくための人間関係を作る上で欠かせないものなのだと思いました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回インターンシップに参加する前に、①実際の業務とはいったいどのようなものなのか ②何を具体
的に行っているのか ③実際の場で何が必要なのか、何を求められているのかという、これら3つの疑問
に答えを出すというのを最低限の課題とし、そのうえで自身がそれらに対して感じたこと、整理すること
を目標としました。インターンシップを終えて、これら3つについて振り返り答えを出してみると、①実
際の業務とはいったいどのようなものなのか、また、②何を具体的にされているのかという点については、
研修期間中に現場見学を通し、主な業務は現場責任者という重役から、CADを使用した回路設計、など
幅広く、知らなかった電気関係の仕事について詳しく知ることができました。そして、③実際の現場で求
められていること、については、現場の責任者の方に話を聞き、コミュニケーション力が求められる理由
をよく理解できました。具体的にコミュニケーション力が必要だと実感した例を挙げると、現場の工期が
短いほど多くの業者さんが集中してしまうため、どうしても混雑し作業箇所がかぶってしまいます。その
ようなときに、ほかの業者の責任者の方と話し合うことが大切だということから、企業がコミュニケーシ
ョン力を一番に求める理由だと再認識しました。以上3つのことに加え、研修中に感じてきた多くのこと
は、職業選択の視野が広くなるきっかけの一つとなりました。
北陸電力株式会社 福井支店 【電気 ・ ガス ・ 水道】
所 在 地 福井市日の出1-4-1
−30−
業務内容 電気事業
受入部署 技術部、総務部、営業部、福井電力部、大野電力部、福井総合制御所ほか
研修概要 電力設備を見学するとともに、設備の計画・保守業務体験及び技術系業務の理解
《理系コース》
研修期間 8月17日~8月26日 8日間 (理系学生)
受入人員 4名 金沢工業大学工学部 : 内倉翔吾,金沢大学理工学域 : 清水光太郎,
福井大学工学部 : 上田敬志 ・ 前田悠斗
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
午前中は北陸電力様の会社概要、企業理念(Power & Intelligence でゆたかな活力ある
れる北陸を )、業務概要等を説明いただき、北陸電力は水力発電の割合が 25%にもなり
1日目
それゆえ他の電力会社よりも比較的安い電気料金を実現していること知ることができ
た。午後からは電力部変電保守課の業務概要を説明いただき、また実際に松岡変電所(開
閉所)の中を案内していただき、変電所内の設備及び監視体制等について説明いただき
ました。
午前中は電力部送電課の業務概要を説明していただき、送電線の建設には北陸電力だけ
ではなく他業者に委託することもあることや、送電線の鉄塔についている装置の役割を
2日目
教えてもらい、それを踏まえて実際の送電線の鳥害対策の器具を取り付ける作業を見学
させていただきました。午後からは電力部電子通信課の業務、IP、スマートメータにつ
いての概要説明や、LAN ケーブルの作成、衛星無線設備取扱実習で衛星を介しての通
話をさせていただきました。
午前中は大野電力部業務の概要説明をしていただき、実際に仏原ダムへ連れて行ってい
ただき、ダムの詳しい説明 ( 大雨時の対応等 ) をしていただき維持放流 ( 一定量はダムか
3日目
ら放流しないといけない ) を使った発電をしていることを教えていただき、余すことな
く発電をしていることに感動しました。午後からは富田発電所の巡視業務に同行させて
いただき、発電の流れや発電に使われる水車の種類、特徴、停電時の対応についても教
えていただき、日常検査の計器の測定値入力等をさせていただきました。
午前中は配電部計画課より配電業務の概要説明をしていただき、配電の仕事は体育会系
の仕事であること、福井支店は安全技能大会で 1~2 位を争うくらいに力を入れているこ
と、時間や天候に関わらず緊急時に呼び出されるということなどのことを教えていただ
4日目
きました。午後からは昇柱体験や、高所作業車でいつも作業をしている高さまで上がら
せていただきました。私たちが実際に昇ったのは全長の三分の一程度ではありましたが、
初めてということもあってかその高さに昇るだけでも怖いと感じました。高所では風の影
響もありものすごく揺れることが多く、その中でもお客様の為と一生懸命に作業されて
いる方々がかっこいいなと思いました。
午前中は配電部工事課の業務概要を説明いただき、実際の電柱移設の工事現場を見学さ
5日目
せていただき、他の施工業者との連携、安全確認を第一に作業をしている点を見て現場
の緊張感を体験することができました。また架空線(地上にある電線)の設計図等を実
際に見せていただき、図面上の記号の意味や図面を書くソフトウェアも実際に見せてい
−31−
ただきました。午後からは福井市内にある地中線がめぐらされているところを見学し、
地上に出ている変圧器、分岐機、開閉器を確認したりしました。また、系統業務の概要
説明及びスマートメータに変わっていく理由、スマートメータに対するセキュリティ面
での心配も質問にて解消されました。
午前中は日本原電敦賀原子力館へ移動し敦賀原子力発電所は現在一号炉(沸騰水型)を
廃炉とし二号炉(加圧水型)(破砕帯のため運転見合わせ)だけ残っており、今後三、
四号炉(改良加圧水型)を建設する予定であるということや、原子力発電が環境に及ぼ
6日目
す影響(温排水、放射線)、もしものための安全対策、燃料棒や制御棒などを説明して
いただきました。午後からは敦賀火力発電所へ移動し敦賀発電所は石炭火力であり、二
号機の方では木材を切り出すときに発生する木質バイオマスを混合させて発電しており
環境問題に対して努力しているということや施設内を案内していただきひとつひとつ建
屋についての説明をしていただきました。
午前中は丸岡にある福井総合制御所にて福井総合制御所の概要説明をしていただき、実
際に制御室の中も見学させていただき、今後以降する新システムの紹介もしていただき
7日目
ました。また新福井変電所も併設されているということで変電所構内の説明もしていた
だきました。午後からは保護継電装置(鉄塔間、電柱間のブレーカーのような役割をも
つ)の説明をしていただき、代替保護装置にケーブルを配線し正常動作するのかという
試験をさせていただきました。
午前中は社員の方々もよくやられている危険予知訓練(一枚の絵を見て予想される危険
性を挙げまたそれに対する解決策を模索する)、コンプライアンス討議(今、世の中で問
題にもなっているハラスメント、今回はパワハラについての事案をいくつか紹介しその事
8日目
案がパワハラに当たるのかを具体的な理由をあげ個人の意見を述べその後全員で討議す
る)などをして自分が気付かなかった危険性、問題性を他の人から述べてもらうことで
様々な視点からみるという柔軟性を養うことなどができました。午後からはこの 8 日間
のインターンシップのまとめをし今後どう生かしていきたいかを発表しました。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
インターンシップ前は、電力会社とは電気を作りお客様に販売するといった大まかな部分しか分かって
いませんでした。しかし今回のインターンシップに参加したことで普通に学校生活をしているだけでは体
験することのできない衛星無線を使った通話、実際の日常巡視で計測する値の入力、昇柱体験、高所作業
車で実際に作業している高さを体験するなどや、各部門での業務概要説明、施設内の装置等の説明にて今
まであまり気にしていなかった鉄塔や変電所の各装置についている碍子の役割及び、個数によって取扱電
圧が違うこと、ホーンと呼ばれる碍子を雷から守る装置の存在、地中線のある地域での地上部に出ている
装置の種類等を知ることができました。また、北陸電力は水力発電の割合が25%もあり、それ故他の電
力会社と比較して安い値段で電気代を設定できていること、今後の電力自由化の際は地域の人を差し置い
て、新しいお客様を得ることはないということ、発送電分離に関しても各部門で独立してやっていけるよ
うに準備を着々と進めていること、できるだけお金をかけないように社員でできる修理等は自分たちです
るということ、他の電設会社とも協力し安全第一を優先にして仕事をしているということが分りました。
−32−
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップを通して北陸電力様の仕事の概要等を知ることができ、仕事をしている方々は
皆さん笑顔が多くとてもいい職場であり、仕事の際は安全第一とし緊張感を持って仕事をしていること、
様々な体験を通して実際の仕事で必要になる能力、知識等。雨や雪が降ろうと夜中であろうと停電が発生
したときには位置をすぐさま確認急行し、復旧作業に入る。ライフラインの一つを担っているという責任
感、もしものために2つの回線を準備するなどの工夫をしていることを知ることができました。社員の
方々との交流では取っておくとよい資格(電気工事士、電気主任技術者、無線技術士など)を知ることが
でき、大学のカリキュラムの中で資格を取るための筆記試験の免除制度などを利用して取得を目指し、勉
強したいと考えています。今後の学生生活ではもっと企業のことを研究したいと思い、今回インターンシ
ップに参加しなかった友達にも、早めの企業研究などを進め自分に合った仕事を見つけるようにとアドバ
イスをしたいと考えています。職業選択に関しては今回のインターンシップや先輩たちの意見などを参考
に他にもいくつかの電気業界の企業を探してみたいと考えています。
《文系コース》
研修期間 8月31日~9月4日 5日間 (文系学生)
受入人員 4名 金沢大学人間社会学域 : 清水健太,京都大学 ( 院 ) 農学研究科 : 酒井健吾, 横浜国立大学教育人間科学部 : 吉川寛人,福井大学教育地域科学部 : 荒谷夏奈
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
午前:オリエンテーション、会社概要説明 午後:地域広報業務体験
1日目
記者クラブに出向くといった広報の実際の業務の体験や、プレスリリースについての説
明を受けるといった地域広報の業務や広報の仕事を行う信条などを学んだ。
午前:営業業務概要説明、料金計算等 午後:リビングサービス業務概要説明 2日目
リビングサービスを体験できるショールームに出向きリビングサービスを実際に体験する
と同時に業務内容を学習した。
午前:営業業務体験(相談業務) 午後:営業業務体験(契約業務)
3日目
お客様との窓口となる相談業務の体験では、実際にどんな相談が来るのかを考えて対応
を考えたり、実際に電話応対を体験してみたりといったロールプレイング形式で業務を
学習した。
午前:営業業務体験(検針業務) 午後:経理業務の概要説明
4日目
検針業務体験では、実際にメーターがある場所に出向いて検針作業を行った。どういう
場所にメーターがあるのか、新しいメーターでは旧メーターとはどう違うのかを現地に
出向いて学んだ。
午前・午後:用地業務概要説明、登記調査体験 午後:意見交換会
5日目
実際に送電線を伝えるための鉄塔を建設している現場に出向き、用地業務について学習
した。鉄塔を建てるためにも様々な業務が絡んでいるので、用地業務に関する法律など
についても学習した。
−33−
理解できた企業 ・ 産業の特徴
インターンシップを通じて、北陸電力は「信頼」を大事にする企業なのだと思いました。供給エリアは
北陸3県という他の電力会社に比べたら狭いエリアであることを逆手にとり、北陸地域のお客様、地元の
お客様との信頼を本当に大切にしているのが強く伝わってきました。特に印象的だったのが、営業担当の
方が話してくれた「お客様から電気についてお問い合わせがあり、話を聞くかぎりお客様の設備の不調と
いう印象であっても、必ず係員を派遣してお客様とお話をする。それで信頼関係を築き、その信頼は北陸、
福井に根付く企業に必要なことだと考えている。」という話である。この話を聞いて、地元に根付く企業
のあり方、信頼関係の大切さを考えさせられた。また、お客様との信頼だけでなく、働いている方同士の
信頼関係も重視し、職場関係を良好にしていこうとする工夫も見受けられたので、企業全体として「信頼」
を大切にしているのだと考えた。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップは、自分の将来選択、職業選択をする上で重要な経験になると思って参加させ
ていただきました。自分が教育学部に所属していることもあり、教員になるか一般企業に就職するか、ま
た、大学のある地域に残って就職するか、福井に帰って就職するかということを考える指針にしようと思
い参加させていただきました。今回研修させていただいたお陰もあり、一般企業への就職、福井に戻って
の就職も悪くないなという思いが生まれました。インターンシップを担当していただいた社員さんたちが
本当に優しく、就職したいと思えるほどでした。このような企業が福井にたくさん存在しているならば、
福井に戻って就職しようかなと思えました。これからは福井の就職情報も確認しようと思いました。
企業の評価
インターンシップに参加する目的や目標を各自しっかり持ち、研修に臨まれていました。説明者に対し
ても積極的に質問し、実習にも率先して取り組むなど自身の理解度を高める努力をしていました。
株式会社ジークス北陸支社 【運輸 ・ 通信 ・ 情報】
所 在 地 福井市江端町
業務内容 Web/ スマートフォンサイトの制作、Web アプリケーション / システム開発
受入部署 開発グループ
研修概要 プログラミングの基礎知識習得
研修期間 8月31日~9月11日 10日間
受入人員 1名 近畿大学理工学部 : 山口峻司
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
4日目
研 修 内 容
ミーティングに参加 Web アプリ開発の環境構築、以下を導入
・NetBeans ・virtualBox ・vagrant ・Git ・SourceTree
環境構築つづき Web についてレクチャー
HTML 課題(自己紹介ページの作成)
環境構築つづき HTML 課題つづき PHP についてレクチャー
PHP 課題(ホームからの送信を受け取り動的に自己紹介ページを作成)
Git についてレクチャー
−34−
5日目
6日目
PHP 課題つづき Git についてレクチャー 2
ミーティングに参加 PHP 課題の修正 CodeIgniter についてレクチャー
CodeIgniter を導入
CodeIgniter 課題(コントローラからビューへの遷移で Hello World を表示、データベー
7日目
スよりデータを取得して表示)MySQLWorkbench を導入
SQL 課題(データの表示追加削除)
8日目
9日目
ブログ課題の説明 ブログ課題、最新 5 件の記事を表示
ブログ課題、最新 5 件の記事を表示、修正
ブログ課題、更新から 2 日以内の記事に NEW を表示
ブログ課題、記事編集画面への遷移時に記事の id を POST で渡す
10日目
ブログ課題、記事削除ボタンを作成
ブログ課題、ページを 1~5 まで移動できる固定ページャーを作成
最終ミーティング
理解できた企業 ・ 産業の特徴
IT業界では服装が自由な所が多いと聞いたことがあり、実際の職場でもスーツの方はまったくおら
ず、皆さん私服でいられました。また、始業時間も9時30分と一般的な会社と比べて遅めでした。さら
に昼休みの時間も曖昧で、小休憩も自由にとっていると聞き、IT業界では社内ルールが比較的自由なと
ころが多いという特徴を実感できました。当然ですが、これらは仕事をしっかりやる前提であるとも話さ
れていました。また、毎週月曜日の始業時にミーティングをされており、それの見学をさせていただきま
した。仕事の進捗などの報告からはじまり、最後に毎週ローテーションで担当をきめるスピーチをされて
いました。内容は Apple 発表会のことがあり、これから想定される市場の変化について話されていました。
進歩の早いIT業界では、最新の物に目を向けることが特に大切なのだと感じました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップでは、Web アプリケーション開発の体験でブログ作成がメインであり、そのそ
の準備として PHP、SQL、CodeIgniter、Git などについて学ばせてもらいました。まずは必要なソフトな
どをインストールする開発環境の構築からはじめました。大学の講義の実習では、必要なものがすでにイ
ンストールされていることが多く、準備が必要なときも丁寧な説明がありました。しかしインターンシッ
プではソフトや参考になる Web ページを指定されて、自分で一から開発環境の構築をしました。何度も
エラーが起きて困りましたが、その度に原因を調べて解決しようと努力しました。結局分からず担当の方
に頼る事も多かったですが、開発環境の構築はとても大切な事であり、良い経験になりました。開発環境
を構築したあとは、HTML、PHP、SQL、CodeIgniter について学び、課題に取り組みました。中でも
CodeIgniter はフレームワークに触れる事自体が初めてだったので良い経験になりました。また各課題で
は Git にソースコードをあげる事で採点もしていただきました。直接コードを見てもらえる機会はなかな
かなく、より効率のよいコードや処理の仕方などを指摘していただいて大変勉強になりました。ブログ開
発では、同じインターンシップ参加者の2人でブログ開発をしました。2人という少人数ですがグループ
開発の経験も普段あまりできないので良い経験になりました。そして、コードを管理してくれる Git の有
用性も実感できました。今回のインターンシップでは予想以上に多くのことを学ばせてもらいました。さ
らに、様々なものを使用する事で、学習意欲へのよい刺激となりました。これからは学習やプログラミン
−35−
グに一層励もうと思います。
敦賀海陸運輸株式会社 【運輸 ・ 通信 ・ 情報】
所 在 地 敦賀市桜町2-10
業務内容 管理事務及び港湾作業事務(物流、船舶代理店等)
受入部署 総務部および営業部 研修概要 労務管理業務および入出港船舶に関する業務、物流に関する業務を学んで頂きます。
研修期間 8月17日~8月28日 10日間
受入人員 1名 京都産業大学経済学部 : 森口達也
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
9日目
10日目
研 修 内 容
日程・会社概要説明、社内・港案内、総務部にて就業体験(タイムカードの作成)
国際物流部(鞠山 CFS)にて就業体験(コンテナの荷物のバンニング、デバンニングの一
貫作業の見学、補助)
国際物流部(本社)にて就業体験(企業への請求業務、請求書の作成)
国際物流部(通関課)にて就業体験(通関業務、申告の手続きなどの書類の入力、保税
運送申告の作成)
国際物流部(鞠山 CY)にて就業体験(配車表の作成・入力、空コンテナの整備、シャー
シとコンテナ番号の確認)
国際物流部(本社)にて就業体験(代理店業務、輸入通関荷別依頼書の確認・作成、船
ごとの配車表の輸出入の入力)
営業部(第一課)にて就業体験(石炭灰の輸送船のキャプテンから書類を受け取り確認、
輸送船の船員の入港手続き)
営業部(第一課)にて就業体験(石炭の輸送船のキャプテンから書類を受け取り確認、
輸送船の船員の入港手続き、船用品の確認)
営業部(第二課)にて就業体験(出庫・入庫予定一覧の入力・作成及び伝票と一覧の照
合、港倉庫入出庫実績の作成、倉庫出庫伝票の作成)
営業部(第二課)にて就業体験(倉庫入庫伝票の入力、コンテナ在庫表到着・納入・発
送それぞれの入力と書類作成)
理解できた企業 ・ 産業の特徴
敦賀港は経済面と産業面の両者において大きく貢献されており、ネットワーク環境の良さはもちろん拡
大する対岸との貿易に対応する流通港湾としても秀逸です。2002 年から、敦賀・苫小牧間を毎日運航す
る高速 RO - RO サービスにより北海道と結ばれており、定期コンテナ航路は、韓国釜山航路が週3便、
中国丹東航路が月4便となっています。釜山航路での海上貨物の積替えであるトランシップによって世界
中とも結ばれています。この度、各部署で様々な業務を体験させて頂きましたが、一連の業務を遂行する
ためには社員、もしくは各部署間の連携、協力が一番大切な要因であるということを改めて学びました。
国際物流部・営業部・現業部での研修が主でしたが各部署の社員の方々からお話を伺い、業務を遂行する
ことで各部署間での繋がりを強く実感しながら研修に臨むことができました。他にも、事業内容は海運関
−36−
係・倉庫関係・陸運関係・旅客関係と幅広く、事業設備も荷役機械・作業船・機械装置・倉庫・貨物自動
車・旅客自動車などが各施設に備えられています。国際化時代に合わせた物流体制を築き、日本海側随一
の世界的物流拠点を目指しています。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップに参加し、実際に企業の一社員として研修させて頂いたこの2週間は大変貴重な体験
になりました。社会人として企業で働くために必要な心構えや業務を最初から最後まで一貫してやり通す
責任感、そして、職場の方々と協力するために必要となる各部署間の繋がりの重要性といった知識・経験
を得ることができました。同時に今回のインターンシップを通じて社会で働くうえでの未熟な部分を明確
に理解しました。インターンシップには及びませんが、今後の学生生活においてもゼミの企業見学など社
会の現場に足を踏み入れる機会があるので、将来を見据えて有意義な経験にしていきたいと考えていま
す。現在自分の未熟な部分を強みに変えていきたいと思います。また、卒業後の進路について明確に決ま
ってはいませんでしたが、今回のインターンシップに参加したことで、物流の業界に就職したいという思
いが芽生えました。物流の業界の企業について情報を集めることはもちろん、実際に企業の方からお話を
伺ったり、可能であれば企業を見学させて頂いたりして、十分に準備し希望する企業に応募したいと考え
ています。他にも、就職活動に向けて準備することはたくさんありますが、後悔しないように慎重に就職
活動に臨みたいと思います。
企業の評価
事務処理等の業務は高い評価で、めんどうくさい仕事でも、嫌な顔せず取り組んでいた。
株式会社ネスティ 【運輸 ・ 通信 ・ 情報】
所 在 地 福井市羽水2-402
業務内容 戦略系情報システムの開発・販売及びクラウド事業
受入部署 システム本部又はシステムソリューション事業部
研修概要 スクリプト言語の講習とサンプルプログラムの作成
研修期間 9月7日~9月18日 10日間 受入人員 1名 福井大学工学部 : 新井智也
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
4日目
研 修 内 容
・具体的な仕事の見学 ・スクリプト言語 Ruby の勉強・会議の見学
・開発しているシステムの種類についての講習 ・スクリプト言語 Ruby の勉強
・スクリプト言語 Ruby でのファイル整頓プログラムの仕様の理解
・テレビ会議の準備のサポート ・スクリプト言語 Ruby でのファイル整頓プログラムの作成
・スクリプト言語 Ruby でのファイル整頓プログラムの作成
・作成したプログラムの動作テスト、仕様確認
・作成したプログラムのレビュー、修正 ・進藤社長との面談
5日目
・Web アプリケーションの説明書についての説明
・Web アプリケーションの説明書の半自動化のためのマクロ設計
−37−
6日目
・Web アプリケーションの説明書の一部改行、インデント自動化スクリプトの作成
・プログラム中の警告部分の洗い出しスクリプトの作成
・プログラム中の警告部分の洗い出しスクリプトの作成
7日目
・改行、インデントの自動化スクリプトのリファクタリング
・Web アプリケーションの説明書の半自動化のためのマクロ作成
・プログラム中の警告部分の洗い出しスクリプトの作成と修正 8日目
・上記スクリプトの仕様の詳細設定 ・Web アプリケーションの説明書の半自動化のためのマクロ作成
・プログラム中の警告部分の洗い出しスクリプトを移植し、別の部分の洗い出しを行うプ
9日目
ログラムの作成 ・データベースをプログラム中で再現するときの再利用性、稼働区政の
高いデータ構造についての講習
10日目
・シートの作成や、「.csv」の中身を適切にコピーしたエクセルマクロファイルの作成 ・
いままで作成したソースコードの評価、振り返り
理解できた企業 ・ 産業の特徴
システム開発系の会社では繁忙期が決まっておらず、忙しい時期と手の空いている時期が毎年バラバラ
であることがわかりました。また、Web ページなどの少しの仕様変更をするのに予想以上の労力が必要
で大変だと思いました。複数のソフトをパッケージとして顧客に提供することで、それぞれのソフトに対
して権限を設定できるようにし、営業部の人間が売り上げを管理するソフトを使えないようにして、売り
上げの偽装を防ぐといったセキュリティを高めることができる。そのサポートをする際、相手側にパソコ
ンの初歩的な知識がなければ、意思疎通が困難になりサポートが難しくなるといったことがあると分かり
ました。
学んだ事、 今後活かしたい事
最初にしっかりと仕様書を把握しておかないと、間違った仕様のソフトを制作してしまうので注意を払
うべきだと思いました。実際にプログラムを書いて何かをしようとすると、文字コードや特殊文字によっ
て作業がなかなか進まず、原因を突き止めるのに時間がかかったりするので、業界で統一してほしいと思
いました。しかし、社内でもソースコードを記述する際、インデントの深さや括弧の位置など統一するべ
きものが、されていない現状があったので難しい問題だと思いました。初めて扱うプログラミング言語で、
文法などを調べながらプログラムを書いている途中、もっと良い記述の方法を発見したりすると一から書
き直したくなるが、こだわって書いていると時間をかなり消費してしまい、せめて途中からでも改良した
りすると全体として整合性のないソースコードが出来上がってしまう事がわかりました。そういったこと
を防ぐために、一度書き上げた後でもう一度ソースコード全体を読みやすく改良していく、リファクタリ
ングという作業があり、ソースコードの可読性や再利用性は高まるが、経営者からは入力と出力は変わら
ないのであまり好まれないことがわかりました。実際に自分の書いたソースコードを評価してもらったり
すると、改良するべき点や気を付けるべき点などを客観的に理解できるので、そういったことに注意して
プログラムを書いたり、しっかり計画を立ててから取り掛かかるべきだということがわかりました。
株式会社北陸電算サービス 【運輸 ・ 通信 ・ 情報】
所 在 地 越前市片屋町48-16-5
−38−
業務内容 システム開発、データエントリー、IT技術者派遣
受入部署 ITソリューション部・システム開発課
研修概要 SE の作成した設計書に基づきプログラマが開発したアプリケーションについて、設計書
通りなっているかを検証するためのテスト工程を体験
研修期間 8月17日~8月28日 10日間
受入人員 1名 金沢工業大学工学部 : 白崎智
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
4日目
研 修 内 容
参考書に沿ってノート PC にホームページを作成するための環境を整え、その参考書の
内容を理解するために例題をこなしていた。
先日の続きを行っていた。この日でその参考書の例題はほとんど終了した。
実際に企業のホームページを作ることになり、要求を聞き、その機能を実装するために
相談したり、調べたりした。
参考書の内容に従ってホームページを作っていき、少しずつ形になってきた。この日に
ホームページの TOP ページがだいたい出来上がった。
5日目
要求された機能を一つずつ教えてもらったりしながらも実装していった。
6日目
実装した機能のデザインを変えてみるなどの細かい作業もやり始めた。
7日目
8日目
9日目
10日目
スマートフォンなどでも見られるようにホームページをレスポンシブ対応にする作業に取
り掛かった。
ページ上部のメニューバーをレスポシブ対応させることにかなり手間取ったが、実装す
ることができた。
ページのデザインなどを考え、HTML や CSS で少しずつデザインを変えていった。
ホームページを完成させることはできなかったが、要求された機能はほとんど実装し終
わり、担当の人に引き継いでもらった。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
私がインターンシップで研修した企業が行なっている仕事は業務用アプリケーションを作ることが多い
ようでした。企業の在庫管理などをするアプリケーションを作っていて、そういったことが情報系企業に
は多く求められていることが分かりました。情報系の企業では、新入社員は会社のやり方を覚えることか
ら始まることが分かった。会社のやり方に合わせることで、その人が何らかの事情で仕事ができなくなっ
たときでも、その仕事を引き継ぎ易くすることができるという理由である。また、一つの仕事にかかる時
間は依頼内容にもよるが、長ければ一年近くかかることがある。要求をお客様から聞き、どのようなもの
を作るのかを話し合うだけで半年近くかかる場合もある。短い場合は要求をすぐに聞き入れ、プログラム
を3日ほどで書き上げて終わることもある。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップを通して、今まで自分がやったことのないホームページ作成という体験をさせてもら
い、自分の技術力が向上したと感じています。学生生活の中でも個人的に体験させてもらったことの続き
で WEB ページの作成などを行い、作業するために学んだ HTML や CSS の知識を深めて行きたいとも考
えています。ホームページ作成を体験してみてそういった作業をするのが苦ではなく、それなりに楽しか
−39−
ったので就職する職業の選択肢として考えています。企業の方から話で情報系企業でも前知識がほとんど
ない状況で就職する人がいることに驚きました。私はそういう方向の大学を出た人しか就職しないのだと
いう偏見を持っていましたが、それが拭えたことは良かったと思います。情報系企業に就職する際の範囲
が少しだけ広くなったので話を聞けて良かったと思います。職場の雰囲気を知ることができたことも経験
の一つであり、今後就職した際に職場の環境になれるまでが早くなるのではないかと考えています。どこ
の職場も同じ雰囲気であるはずはありませんが、仕事の内容が近いならば雰囲気も似てくると思うので、
少しくらいは早くなれることができると思います。また、今回、職場から離れた場所からの通勤だったの
ですが、予想よりも大変で7時30分ごろには家を出なければに間に合わない状況で、事前に通勤の辛さ
を知ることができて良い経験になったと思います。
アイ・ケイ・ケイ株式会社 【飲食 ・ 宿泊 ・ サービス業】
所 在 地 福井市高柳2-1007
業務内容 結婚式場(ララシャンスベルアミー)
受入部署 サービス部
研修概要 結婚式を通してお客様に感動を提供する。(結婚式に向けての事前準備や、結婚式当日
のお料理やお飲み物の提供)
研修期間 8月17日~8月30日 10日間
受入人員 2名 金沢工業大学工学部 : 古屋翔平,京都光華女子大学短期大学部 : 松川祐希
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
月曜:結婚式で使用するカタラリー等準備
2日目
木曜:引き出物の準備
3日目
金曜:セッティング等準備
4日目
土曜:結婚式にご参列いただいたゲストへのおもてなし
5日目
日曜:結婚式にご参列いただいたゲストへのおもてなし
6日目
月曜:結婚式で使用するカタラリー等準備
7日目
木曜:引き出物の準備
8日目
金曜:セッティング等準備
9日目
土曜:結婚式にご参列いただいたゲストへのおもてなし
10日目
日曜:結婚式にご参列いただいたゲストへのおもてなし
−40−
−41−
【一般コース】
アイテック株式会社 【製造業】
所 在 地 鯖江市神中町2-6-8
業務内容 めがね枠、デジタルカメラ、携帯電話等工業製品への表面処理加工
受入部署 研究開発部、総務・資材部、製造部
研修概要 製造体験
研修期間 8月24日~28日 5日間
受入人員 1名 福井大学工学部 : 山本啓太
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
掃除、工場で眼鏡の箱詰め
2日目
工場で眼鏡の箱詰め
3日目
カーボン製ゴルフクラブのめっき前処理
4日目
工場内見学、工場でライン作業
5日目
先輩と将来についてコミュニケーション
理解できた企業 ・ 産業の特徴
眼鏡業界、そのなかの特にめっきの業界で研修しました。その企業は他の企業から入手した部品にメッ
キして色を付けたり金属に特性を追加させたりするのが主な仕事でした。ほかの企業と連携して一つの製
品を完成させていて、お互い助け合いの世界だった。また企業を成長させるために、ほかの企業がやって
ないことに目を向けて研究活動をしていた。メッキで色付けできる新色の研究もしていた。もしこれが成
功したら、あらゆる企業から受注が来るだろうと言っていた。企業が発展するためには、まだどこにもな
いものを生み出す新開発が重要だと感じた。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップを通して実際に社会人として働く経験ができ仕事の厳しさ大変さを学ぶことができま
した。眼鏡を箱に詰め込む作業では、締め切りの時間があって初めてノルマを達成する喜びを知ることが
できた。ノルマを達成するためにどの仕事から片付けるかを考えて取り組めたのがよかった。人一倍いろ
んな職種のアルバイトをしてきましたが、どのアルバイトでも経験したことのない仕事ばかりでとても良
い経験ができました。初めてのことで不安だらけだったけれど皆さんが仕事を全然わからない自分に丁寧
に親切に教えてくれてやり遂げることができました。作業中にたぶんこうだろうと勝手に仕事に取り組ん
だ結果、すべてやり直しになり出荷時間に間に合わず大変迷惑をかけてしまいました。相談することの重
要さ、仕事に対する責任のなさを痛感しました。今回のインターンシップでたくさんのことを学び、将来
の仕事について考える良い機会になりました。社員の皆さんをみて自分には責任感が足りないし、考え方
も幼稚だと思うことが多かった。自分のやりたい仕事はまだ見つかっていないが、どのような仕事をする
にしても大事なことだし、日頃の学校生活から意識して身に着けていきたい。
企業の評価
インターンシップを前向きに受けていて少しでも良い経験となったのであれば、企業としても幸いです。
良い意味なかなか個性的な学生さんでした。
−42−
エネックス株式会社 【製造業】
所 在 地 福井市花堂中2-15-1
業務内容 OA機器用プリンター関連消耗品・機械・化学品の開発・製造・販売
受入部署 総務部・機能材料部
研修概要 マイクロカプセルの製造等を体験し、当社独自の技術を体験する。
研修期間 9月14日~18日 5日間
受入人員 1名 福井大学工学部 : 木野拓人
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
会社説明
2日目
薬品の袋の詰め替え
3日目
薬品の配合及び袋詰め
4日目
検品及び他業者からの実験依頼
5日目
検品及びサンプル作成
理解できた企業 ・ 産業の特徴
再生トナーを作る工場と、染料などを配合する化学工場でした。再生トナー工場では、いくつかのグルー
プに分かれて、トナーをリサイクルしていました。再生トナー工場の従業員の方は、近所の住民などがメ
インの地域密着型でした。染料を配合する化学薬品工場では、一人で1トン、2トンの薬品を一日で作る
ということに驚きました。化学薬品工場には研究室もあり、そこではマイクロカプセルや、検品をしてい
た。検品では、染料を水に混ぜて、その透過率を測ったり、布に着色したりしての検査をしていた。例え
るなら、化学の実験のようなことをしていた。さらに、他の企業から頼まれた、染料の実験なども行って
いた。
学んだ事、 今後活かしたい事
私がこのインターシップを通して学んだことは、まず、仕事というのはつらいという事です。いつもや
っているアルバイトとは違って、一人一人の責任が重く、ノルマも大きい。同じ会社でも、化学薬品工場
と再生トナー工場では作業環境が大きく違い、化学薬品工場の現場では匂いがきつく、エアコンなどの設
備がないところもあった。今後の学生生活としては、大学で学んだことが、企業に勤める基礎となること
が分かったので、頑張ろうと思いました。
オカモト鐵工株式会社 【製造業】
所 在 地 福井市上森田1-102-2
業務内容 鉄骨、橋梁、水門、クレーン、搬送機器その他鋼構造物、設計製作・施工
受入部署 鉄工部
研修概要 鉄工業界に関連する職業に就くための体験
研修期間 8月17日~21日 5日間
受入人員 2名 福井大学工学部 : 田中叶,福井工業大学工学部 : 島田史也
−43−
〈研修日程〉
日 程
1日目
研 修 内 容
会社概要説明、安全注意事項についての説明、工場案内、積算の流れについての説明、
積算体験、現場視察(越前鉄道の駅、西武緑道公園)
2日目
要領書についての説明、実測
3日目
超音波による非破壊検査についての説明、非破壊試験体験、マクロ試験体験、膜厚検査
4日目
CAD 体験(追い寸作製、シナイ定規作り、専用 CAD による部材作成、図面作成)
5日目
CAD 体験(橋梁グループでの図面作成)、FMC 宮崎工場見学
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回のインターンシップで理解できたことは資格の有無による信用と建築における鉄骨の必要性です。
資格について今まであると便利だというふうにしか考えていませんでした。しかし、資格がなければ、お
客様からの信用が得られないことが分かりました。その場合、自社で実験用の資材をそろえ、実験をして
技術の証明をしなければ作業をさせてもらえないということが分かりました。鉄骨について建築で使用し
ているということは知っていましたが、建築物を見てもどこに使用しているのか何のために使っているの
か分かりませんでした。インターンシップの中で建築の基礎として鉄骨はとても重要だということが分か
りました。また、それを製作するために事細かな検査が必要だということも知ることができました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップで一番学んだことはマナーについてです。普段からマナーには気を配って生活
していますが、インターンシップに参加して自分はまだまだ足りないことを実感しました。声の大きさや
態度など気を付けようとしても、とっさに出すことが難しく失敗してしまったと思います。中でも大きな
失敗は現場を見せていただいたのですが、所長に挨拶をする時にヘルメットを着用したままの状態で挨拶
をしようとしてしまい、現場案内の方に注意されてしまったことです。普段はあまりない状況だったので、
意識できず大変失礼な行動をしてしまいました。こういった経験がない状況においてもマナーに気を配れ
るように意識し、失礼な行動をとらないよう心掛けたいと思います。職業選択としてCAD設計に興味を
持っており、今回のインターンシップ先を希望しました。実際職場では大学で使用しているソフトとは全
く違い、操作がほとんど分かりませんでした。大学ではある程度使用できるのでインターンシップ先でも
少しはできると思っていましたが、最初はほとんど使うことができませんでした。今回このように様々な
CADソフトや設計の仕方を体験でき、企業によってソフトが違うということを知ることができました。
この経験を活かすことができるように残り短い大学生活の中で色々なことを学びたいと思います。
ONODANI グループ 【製造業】
所 在 地 越前市家久町63-1
業務内容 タイヤサービス機械製造販売、再生タイヤ製造販売、タイヤホイール小売
受入部署 小野谷機工・北陸リトレッド・タイヤセールスグループ
研修概要 グループ3社の就業体験を通し、各企業の業務を把握する。
研修期間 9月7日~9月11日 5日間
受入人員 12名 金沢工業大学工学部 : 赤堀聡 ・ 橋本寛大 ・ 三村裕康,福井大学工学部 : 冨永隼平 ・
−44−
田辺菜々,福井県立大学経済学部 : 前田美維奈,
福井工業大学工学部 : 大久保秀馬 ・ 塚崎智行 ・ 新山知典 ・ 植本健也 ・
河原潤 ・ NGUYEN HUU TOAN
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
研 修 内 容
「小野谷機構本社」 朝礼、ラジオ体操。オリエンテーション、工場見学。ONODANI グ
ループ製の製品の説明、見学。コードの先端に Y 型端子を付ける作業。
「小野谷機構本社」 ラジオ体操。コードの先端に Y 型端子を付ける作業。
コードの先端に Y 型端子を付ける作業。
「北陸リトレッド工場」 タイヤの溝に溶かしたゴムを塗り込む作業。
タイヤの溝に溶かしたゴムを塗り込む作業。
「北陸リトレッド工場」 タイヤのゴムのイボトリ作業。
「タイヤセンター福井」 タイヤ交換の作業の手伝いと見学。作業の見学。
倉庫にタイヤを片付ける作業。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
ONODANI グループは小野谷機工㈱、北陸リトレッド㈱、タイヤセールスグループ、福祉関連企業から
なるグループです。小野谷機工㈱はタイヤチェンジャー、ホイールバランサーなどのタイヤに関する機械を
製造している企業です。タイヤチェンジャーを製造しているのは日本で唯一の企業となります。タイヤチ
ェンジャー等の機械は使用者の安全性を考え現在では全自動化がすすんでいます。販売後の製品のメンテ
ナンスや修理に対応するため日本各地へ支店を出しています。北陸リトレッド㈱は主に再生タイヤの製造
をしているほか、再生不可能となったタイヤをチップ状に裁断し燃料として出荷している企業です。その
ためタイヤを無駄なく使うエコな企業です。タイヤセールスグループは北陸リトレッドの店舗部門の他、タ
イヤ、ホイール、オーディオなどの自動車関連商品を取り扱っています。
学んだ事、 今後活かしたい事
私が ONODANI グループのインターンシップを選んだ理由の1つ目は、もともと更生タイヤに興味があ
りどのような工程でタイヤが製造されているかを見てみたかったからです。2つ目は ONODANI グルー
プが、どのような会社で構成されているのかを知りたかったからです。今回のインターンシップでは、両
方のことを学ぶ機会をいただき感謝しています。本社工場の研修では、ケーブルに Y 字型導線をつけて
いく作業。北陸リトレッドの工場では、タイヤの溝にゴムを塗り込んでいく作業。タイヤセンターの店舗で
は、タイヤ交換の作業や倉庫の整理などを担当させていただきました。本社工場とタイヤの製造工場は、
かなり細かい作業で、そのチェックも厳しいものでしたが、1つ1つの積み重ねが完成した製品を使用す
るお客様に繋がっている事を強く感じました。これからの生活においても、自分の果たすべき責任をきち
んと果たせるよう努力したいと思います。また、店舗では直接お客様と応対することもあり、当り前です
が言葉遣いや身だしなみなどが重要だと感じました。この経験を就職活動に活かしていきたいと思います。
5日間という短い間ではありましたが、インターンシップを快く受け入れてくださった ONODANI グルー
プの皆様、貴重な体験をありがとうございました。
企業の評価
研修後礼状も届き、礼節をわきまえた学生であった。
−45−
株式会社カモコン 【製造業】
所 在 地 三方郡美浜町久々子54-9
業務内容 コンクリート製品の製造・販売、生コンの製造・販売
受入部署 営業部
研修概要 コンクリートが生活の中で、どう貢献しているかを学ぶ。
研修期間 8月24日~28日 5日間
受入人員 1名 岐阜経済大学経営学部 : 野頭陽介
〈研修日程〉
日 程
1日目
2~4日目
5日目
研 修 内 容
会社概要説明、工場見学、営業方針、業務の基本的説明
接客体験、工事現場へ営業担当と同行
まとめ、感想発表、懇談
株式会社金津技研 【製造業】
所 在 地 あわら市柿原45-76-1
業務内容 電子部品製造業
受入部署 本社 柿原工場
研修概要 電子部品の製造(物つくり)の研修・体験
研修期間 8月17日~21日 5日間
受入人員 1名 福井大学工学部 : 明新和樹
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
金津技研やその子会社などの説明、施設見学
2日目
製品を作るための機械を整備する部門での研修、主に修理などを手伝った
3日目
部品の不良品を探す部門、説明とどのような部品が不良品か探した
4日目
製品を作るための部品を仕分けする部門での研修、主に仕分けの手伝いをした
5日目
金津技研以外の子会社の見学
理解できた企業 ・ 産業の特徴
様々な分野に進出していて常識にとらわれないような色々な事業を行っていました。産業、工業、ファ
ッションとどれも全然違うようなことを仕事としていました、実際に社長とお話する時間をいただきまし
たが自分が今まで出会ったことのない雰囲気をお持ちの方でした。一本に絞って何かをするというのが私
のなかの会社に対するイメージでしたが、そうではないのだと思いました。実際に説明を聞いていて思っ
たことは、とある私たちが誰もが知っているような会社からも依頼がきているという話を聞いて、なぜこ
の会社にその仕事を依頼したのか、それを聞いたのですが、なかなかいい製品で、なかなかの安さで作っ
てくれるからだそうです。これが特色なのかなと思いました。安定して安くいい製品を作る。目立ったい
いところというよりも高機能なイメージです。このような会社に勤めてみたいです。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回インターンシップを通して企業についてよく知ることができました。企業の仕組みやこういうふう
−46−
に会社は回っているのだとそのようなことを思いました。今後、職業を選択するに当たってインターンシ
ップで体験させていただいて、仕事がどういうものなのか理解できたので、参加してよかったと思いまし
た。精密部品の製造作業などにおいて、不良品・規格外品などの検品をする仕事もいいなと思いました。
今後は学校生活ではこの学んだことを生かし職業選択の幅を増やしたいと思います。また色々な会社での
インターンシップを体験してみたいです。
企業の評価
初対面でも無言になることがなかった程、コミュニケーション力が高く、明るい性格でした。
清川メッキ工業株式会社 【製造業】
所 在 地 福井市和田中1-414
業務内容 メッキ製品の加工・設計開発
受入部署 製造部門・技術部・品質保証部
研修概要 製造:メッキ作業、技術:試作を通してメッキ作業、品質保証部:分析・解析体験
研修期間 8月24日~28日 5日間
受入人員 2名 関西大学化学生命工学部 : 齋藤篤俊,富山大学理学部 : 村井優希
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
総務部にてオリエンテーリング、スケジュール説明、工場見学、会社概要説明
2日目
技術部にてめっきのメカニズム及び顧客満足への取組み姿勢研修
3日目
品質保証部にて品質管理の意味と重要性を学ぶ
4日目
製造部門:めっき加工製造体験
5日目
総務部:体験報告書作成、発表、質疑応答
理解できた企業 ・ 産業の特徴
インターンシップに参加したことで、企業にはそれぞれの目標があり、会社の中にも部門やチーム、個
人ごとに目標を持っていることが分かりました。企業には理念や方針があり、その中で自分にできること
を最大限に生かしていることが分かりました。また若手社員をリーダーとしたチーム編成をして、社内発
表など行い、若手社員を成長させるために考えられていること感じられました。工場現場では整理整頓が
完璧であり、工具の置き場所にはその工具の形を描いた絵がかいてあり、使用したら必ず元の場所に戻し
てなければ、すぐに分かるようになっていました。これは企業によって違う方法で行っていると思うが整
理整頓である5Sは、すべての企業に共通することだと感じました。
学んだ事、 今後活かしたい事
清川メッキ工業のインターンシップに参加して社員全員がお客様を第一に考えていることがわかりまし
た。自分達がメッキした部品が使用されている機械を見て自分達の技術に誇りを持っていました。お客様
のことを第一に考え、安心して使って貰える品物を作るため、日々考え、努力する姿勢を学びました。
光生アルミニュウム工業株式会社 【製造業】
所 在 地 福井市石新保町28-69
−47−
業務内容 自動車用アルミ製部品(アルミホイール及び重要保安部品)の製造・販売
受入部署 福井総務課
研修概要 自動車用アルミホイールのデザイン設計・開発、パソコンを用いた事務処理業務、
現場での製品品質管理検査等
研修期間 8月24日~28日 5日間
受入人員 2名 福井大学工学部 : 新家卓,福井県立大学経済学部 : 安藤大貴 〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
工場見学、安全教育、安全体感教育、危険予知練習、電話対応マナー、インゴット管理
2日目
水道メーター使用管理、調査資料作り ( エクセル )
3日目
工場内掃除、アルミホイール手直し
4日目
試験用タイヤ在庫管理、回転試験
5日目
管理課にて日報、出荷表、不良率まとめ、出荷用段ボール在庫確認
製品かんばん確認、アルミホイール寸法検査、工程内問題箇所調査
理解できた企業 ・ 産業の特徴
インターンシップに参加して、製造業の下請け会社の特長を知ることができた。トヨタやホンダといっ
た大会社への納入をしているので、不良やミスを出してはいけなく、またそのための日々の製造工程にお
ける正確性や改善などを怠らないことが印象的だった。TPM 活動に力をいれ、生産保全をチームごとに
行っていた。アルミホイールは車の生産と同じで製品サイクルが早く、その在庫が出てしまうことも見ら
れ、そういった生産管理が難しいものであると理解できた。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップの参加を通じて、一番自分の身に染みたことはどんな企業であってもパソコンを必ず
使用し、エクセルは必須であった。5日間で資料作りをする機会が何度かあり、その度に自分の力不足で
長時間作成に時間がかかり、ふがいない思いをする場面が多かった。今までエクセルを使うことがなかっ
たので、今後は生活のなかで例えば家計簿をつけること、またゲームをするときの勝敗など何気ないこと
をまとめるようにして、エクセルが身近なものであるようにしたい。大学で生産管理を学んでいて、実際
に現場でどう行っているか学びたいと考えていた。インターンシップでは実際に管理課に入らせていただ
くことで日々の生産計画や、前日の生産数、不良率等をまとめさせていただき、生産管理がどういったや
り方で行われているかを理解することができた。管理課では生産管理と品質管理の業務があり、品質管理
では不良の対処や返品の対処など多岐にわたる業務を日々工夫して行っていることを理解できた。報告、
連絡、相談の重要さを理解せず迷惑をおかけすることがあったので、今後は学生生活やアルバイトといっ
た機会でも忘れないようにしたい。職業選択を考える際、やりたいことがまだ定まっておらず、この期間
でなにか見つけたいと思っていた。私自身モノ作りは好きで、研修期間ホイール製作に携われる間は充実
感があったので、モノ作りに関連した業種、またどうしたら売れるようになるのかを考えることもしてみ
たいと感じた。たった5日間でも得られるものが多く、社会の厳しさも学ぶことができ、大変勉強になっ
たインターンシップであったと思う。
企業の評価
2人共、挨拶もしっかりできて、社員とのコミュニケーションもよくできていた。暑い中現場実習もま
−48−
じめに取り組んでいた。社会にでても、ポジテイブに頑張ってほしいです。
株式会社米五 【製造業】
所 在 地 福井市春山2-15-26
業務内容 味噌の製造・販売
受入部署 総務部・営業販売部・製造部
研修概要 味噌及び関連商品の販売を中心とした業務体験
研修期間 8月19日~22 4日間
受入人員 2名 福井県立大学経済学部 : 長谷川笑璃,仁愛大学人間学部 : 笠島祐美
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
午前中はオリエンテーションで自己紹介をし、インターンシップの期間の予定を聞き、味
噌ができるまでのビデオを通して学んだ。その後味噌の工場の見学に行き、実際にどの
ような流れで味噌が作られるのか、機械や保存場所を見させていただいた。そして、事
務研修として工場見学に来られた方にお渡しするチラシやフリーズドライの味噌汁を袋
に入れる作業をした。お昼はランチミーティングということで、若手社員のお二人と昼
1日目
食をとりながら、会社に入ったきっかけなどお話をうかがった。その際、他社のフリー
ズドライの味噌汁と飲み比べをした。午後からは事務研修を引き続き行い、まずはネッ
ト通販の受注について流れを教えていただき、体験した。また社員の皆さんの動きが書
かれたカレンダーがあり、そこから3年分の工場見学について時間などをエクセルで整
理する作業を行った。その後封筒に納品書在中という判子を押す作業をした。最後にイ
ンターンシップの最終日に発表会を行う研修テーマを発表され、米五さんへ提出する報
告書を作成した。
午前中は製造研修でダンボールにシールを貼る作業を行い、途中、大豆が蒸し上がりミ
ンチ状にして水や塩、麹と混ぜる瞬間を見させていただき、混ぜた仕込み味噌をたるに
移して、スコップで空気を抜き平らにする作業を体験した。お昼はランチミーティング
2日目
で今年から変わった就職の状況について教えていただいた。午後は販売研修で、商品の
補充や工場見学の際に即席の味噌汁を作る材料の準備、紙袋にお店のシールを張る作業
をした。また、お客様がいらっしゃったときの挨拶や対応の仕方を教えていただき、研
修テーマについての自主研修をし、報告書を作成した。
午前中はまず、封筒の判子押しをし、その後営業に同行した。卸屋さんに商品を届けた
り、スーパーや小売店に味噌のパッケージと容量が変更したことを伝えたり、工場見学
3日目
で必要なものの買い出しに行った。お昼は3部署会議をしながら昼食をとり、午後は販
売研修をした。即席の味噌汁を作る際に使う味噌の量や、ふりかけにシールを貼る作業
をした。そしてレジ研修を行いレジでの作業を学び、味噌のふたや台をタオルで拭く作
業をした。最後に自主研修をし、報告書を作成した。
午前中は親子工場見学があり、その手伝いとしてお土産の準備をしたり、みそまる作り
4日目
の体験をしているところの見学に行ったり、後片付けをしたりした。また午後からは外
国人の工場見学もあり、みそまる作りの味噌とダシを量る作業もした。昼食をとりお昼
−49−
からは販売業務をした。売り上げランキングが書かれたホワイトボードを作成したり、味
噌のふたと台ふきをしたりした。外国人の方のみそまる作り体験を見守り、接客を間近
で見て学んだ。その後社長ミーティングで自己分析をし、就職のお話をお聞きし、内定
者との懇話会、報告書作成をした。最後にビアガーデンに連れて行っていただき、社員
の方々と交流を楽しんだ。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
小企業の良さとして自分の意見が反映されやすいことがあげられると思います。私がお世話になった研
修先では頻繁にミーティングが行われ、社員が会社をよくするために積極的に意見交換を行っていまし
た。従業員が少ないと会議で話し合われた内容の伝達も早く、5日間という短い期間の間でも沢山の変化
を目の当たりにすることが出来ました。また、事務、販売、製造、営業などと分かれていますが、小企業
であると自分の任されている仕事以外の他の仕事もする必要があるので、様々な仕事ができ、やりがいを
感じやすいことはこのような企業の特徴であると思いました。また、インターンシップ先の企業は大変伝
統のある会社でした。伝統という言葉を聞くと、大変重みがあり厳しい会社であるようなイメージを研修
前は抱いていましたが、実際はそうではなく、伝統のある会社こそ新しいことに挑戦し、さらなる伝統を
気づきあげていることがわかりました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップでは、さまざまな業務を体験させていただき、業務内容や職場の雰囲気を味わ
うことができた。そして自分が興味を持った業務を見つけることができ、今後の就職活動で会社を選ぶ参
考にしたいと思った。4日間を通して最も感じたことは人とのコミュニケーションの大切さであった。も
ともと苦手としていたが、インターンシップで体験させていただくことで、より改善していかなくてはと
思った。社員の方々が多くのことを聞いてくださったり、交流の場を設けていただいたことで、私も少し
緊張がほぐれ,質問したりお話を伺うことができたため、今後は学校やアルバイト先などで積極的に人と
話す機会を作り、コミュニケーション能力を高めたい。就職についてのお話をしていただくことも多く、
面接の際の注目点や選考方法,筆記試験についてもお聞きすることができた。今年の内定者との懇話会を
開いていただき、貴重な体験談を聞くこともできた。今後の就職活動を進めていく参考にしたい。
企業の評価
3回目のインターンシップで、反省と改善を重ねて今年はより濃い内容で実施できたと思います。イン
ターンシップ生のおかげで社内が活性化され、社員もよい刺激を受けることができました。
小西化学工業株式会社 【製造業】
所 在 地 坂井市三国町テクノポート2-8-2
業務内容 航空機材料用の機能性樹脂原料、感熱紙用薬剤、燃料電池用電解質膜の原料、情報電子
材料用新素材の開発・製造・販売
受入部署 福井工場 製造部
研修概要 製造体験
研修期間 8月31日~9月4日 5日間
受入人員 1名 福井大学工学部 : 橘田洋平
−50−
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
工場内見学 工程内分析
2日目
日常作業概要 現場作業見学
3日目
設備説明 工程説明、見学 出荷作業
4日目
工程説明、見学 工程体験 洗浄作業見学
5日目
工程及び設備の補足説明 理解できた企業 ・ 産業の特徴
この企業について、第一に思った事は、安全にとても配慮しているという事です。些細な事象でも、情
報共有を怠らず、会社全体で安全に取り組んでいることが窺えました。第二に生産者としての責任感です。
作業員の方々一人一人も、熱心に丁寧に作業しているのが印象に残りました。確認作業を何回も行い、不
適合品をお客様に送らないよう努めていました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップを通して、多くのことが学べました。まず、働くためには、一分野だけの知識
だけではなく、複合的な知識が必要なこと。一つの事しかわからないと、いざという時柔軟な対応ができ
ないこと。情報を共有することによって、全員に注意を促し、ミスを少なくする事。化学工業での日常作
業、化学工場で働くために必要な資格等も教えて頂きました。今後の大学生活では教えて頂いた資格を取
得することや、業界研究など就職を見据えた事をやっていきたいと思いました。一つ気になったのが、他
の化学工場の方々も、同じくらい安全意識があるのかということです。そういう事も含めて、他の企業も
見学に行ってみたいという思いが強くなりました。
酒井化学工業株式会社 【製造業】
所 在 地 鯖江市川去町32字2-1
業務内容 産業用プラスチック資材の製造・販売(包装・建築資材・雑貨)
受入部署 製造部
研修概要 生活に密着した製品の製造から販売までを研修
研修期間 9月7日~11日 5日間
受入人員 3名 福井大学工学部 : 杉田亘歩 ・ 高畑貴至,福井工業大学工学部 : 水島大耀
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
会社概要説明、DVD視聴、工場見学、商品概要、複合事業部加工実習
2日目
複合事業部加工実習、設計部見学
3日目
フィルム研修(製袋品の包装)インフレ見学
4日目
フィルム研修(製袋品の包装、フィルム磨き)
5日目
開発部概要研修(物性測定)、福井ミナセル工場見学、レポート作成
−51−
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回、研修した企業は化学系の企業で、プラスチック段ボールや発泡ポリエチレンなどを製造されてい
て、特に発泡ポリエチレンの製造は他にあまりない特殊なものでした。原料の段階で液体のガスを混ぜ込
み、機械から出てくる際に温度の変化で気体に状態変化させることで発泡させる方式でした。この配合は、
絶妙な配分でなければきちんと発砲しなかったり、発砲した部分がきれいな球形にならずに、製品として
成らなかったりするものだと聞き、非常に興味を持ちました。また、フィリピンの方々などの外国人研修
生や高齢者の方々も同じ職場で働いていて、幅広い層の方々がいらっしゃる職場でした。作業着も特徴的
で、製品にほこりや髪の毛が入らないように配慮されていて、頭、足首、手首から外へ何も出さないよう
に工夫されていました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップでは、職場の雰囲気などが非常によくわかったので、職業選択への新しい視点
ができました。仕事内容だけでなく実際にその職場を見学 . 体験しないとわからないことが多くあるとい
うことでした。実際の職場を見ることで、職場の雰囲気だけでなく、製造現場で使われている器具や機械
の特徴がつかめました。そのことによって、その会社の製品を見るだけではわからないことを多く学べて、
非常に参考になりました。また、開発部の見学で私はイメージが覆されました。化学工業の開発部と聞い
ていたので、「科学的な実験で新製品を生み出している」というイメージを持っていたのですが、実際は
科学的な実験はあまりなく、物性検査や資料作成を多く行っていて、多種多様な内容の仕事があることが
わかりました。今回の経験を生かして今後の就職活動には、機会があれば職場見学に行き、実際の職場で
働いている方の声を聞きたいと考えています。
サカセ化学工業株式会社 【製造業】
所 在 地 福井市下森田3-5
業務内容 医療用キャビネット・カート、各種プラスチック、ゴム、木、ステンレス、アルミ製品の
企画・開発・設計・製造・販売
受入部署 技術部
研修概要 設計から製品形成までの一連のプロセスの体験
研修期間 8月24日~28日 5日間
受入人員 1名 福井大学工学部 : 夷藤有里子
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
研 修 内 容
企業説明、工場見学、iPhone6 の寸法測定 ( ノギス使用 )、ケースのデザイン案作成(3 種
類)、デザイン案の説明 ( 作成デザインの決定 )、デザインを実物大で描く
デザインを実物大で描く、3DCAD の使用方法を学ぶ、iPhone6 を 3DCAD で作成、カバー
を 3DCAD で作成
カバーのデザイン案の手直し、スキャンして画像をデータにしプレゼンの準備、カバーを
3D プリンターで作成
4日目
カバーを 3D プリンターで作成、2DCAD で iPhone6 の作成、プレゼンの準備
5日目
カバーを 3D プリンターで作成、プレゼンの準備、プレゼン
−52−
理解できた企業 ・ 産業の特徴
福井県の企業で日本一のシェアがあるということに驚きました。今回インターンシップで行かせていた
だいた企業は病院などの薬品棚でのシェアが日本一の企業でした。工場案内で工場をいろいろ見させてい
ただきましたが、工場内はどこも清潔に保たれており、みなさんが真剣に仕事に取り組んでいる様子がす
ごいと思いました。病院の棚にたくさんの工夫がされており、いつも何気なく見ていたものにも、たくさ
んの工夫があるのだなと思いました。
学んだ事、 今後活かしたい事
会社について詳しく聞き、感じたことは世の中のニーズを先読みすることの大切さと挑戦することの大
切さと難しさです。世の中のニーズにあったものづくりをしなければ、世の中の流れに取り残されること
になってしまいます。使う側の人にとってどのような形ならば使いやすいかをきちんと考えながらものづ
くりをする必要があると感じました。新しいことに挑戦というのは、とても難しいことです。なぜなら、
失敗をする可能性も高く、あとには後悔しか残らないという可能性もあるからです。しかし、挑戦をしな
ければ成長することもないのだと思いました。なので、私はいろんなことに挑戦していきたいと思いまし
た。会社の方に言われて心に残っていることがあります。それは「夢を持ちなさい」という一言です。そ
の方には、どんなに小さな夢でもいいから夢を持ちなさいと何度もいわれました。夢を持ち、そこに向か
って努力をしない人間になってはいけないと教えていただきました。そのときに私自身の夢を考えてみま
したが、何も思い浮かびませんでした。自分の夢を考えるところから始めて、夢を見つけるためにもいろ
んなことに挑戦していこうと思いました。今後の学生生活では、今まで経験のないことでも、逃げ腰にな
るのではなく、立ち向かう気持ちで挑戦してみようと思います。
株式会社シャルマン 【製造業】
所 在 地 鯖江市川去町6-1
業務内容 メガネフレーム ・ サングラスの企画 ・ デザイン ・ 製造 ・ 販売、先端医療機器の製造 ・ 販売
受入部署 人事・総務部
研修概要 体験を聞き、自分の強み・他人の強み、企業人と学生の違いを明らかにし、必要な能力
を見つける。
研修期間 8月24日~28日 5日間
受入人員 5名 金沢工業大学工学部 : 山根治樹 ・ 南出知弥,京都外国語大学外国語学部 : 笠原千広,
金沢学院大学スポーツ健康学部 : 大塚蛍,仁愛大学人間学部 : 内田晴菜
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
ガイダンス、工場・シュールーム見学、ビデオ鑑賞、自己紹介、ワークショップ
2日目
ワークショップ、キャリアデザイン、工場見学
3日目
ビデオ鑑賞、書店へ行く
4日目
本の感想・読み合わせ、ワークショップ(新聞記事の情報集約など)
5日目
メガネ会館見学、振り返り
−53−
理解できた企業 ・ 産業の特徴
めがね産業なので、理数系の人に向いているのかと思いましたが、様々な国に輸出しているなどの貿易
関係で、世界と密接に繋がっています。だから、理数系の人だけではなく、文系の人でも活躍できる企業
だと思いました。特に、世界と関わることで、英語が重要視されています。外国語を学んでいる人には有
利で、英語だけではなく、他の言語も使えると強いと思います。また、チャレンジ精神が旺盛な企業です。
例えば、2012年に医療機器業界に参入しました。繊細なめがねを作ることができる技術を生かして、
手術用のピンセットを作りました。業界に参入してからまだ間がないのに、大病院の先生方に認められる
ほど素晴らしい製品です。開発には長い年月がかかりましたが、創業者の理念に基づいて時間をかけて開
発したことが成功に繋がったのだと思います。その結果、世界で活躍するグローバル企業になりました。
シャルマンはそのようなチャレンジ精神や好奇心を大切にしている企業です。
学んだ事、 今後活かしたい事
このインターンシップを通して、研修初日は話すことが下手で、自分の伝えたいことが伝えられなかっ
たけど、ワークショップや企業の方々とお話しすることで、自分の話し方の欠点を見つけ、それを修正し、
相手に伝わるように話せるようになりました。特に新聞記事の情報収集時、物事を整理することの重要さ
を学びました。整理することで、自分が伝えたいことを理解でき、相手に伝えることが容易になりました。
また、本の重要性も学びました。このインターンシップに参加するまで、私は全く本を読みませんでした。
研修の中で本を読む機会を設けていただき、本を読むことでこんなにも新しいことを発見することができ
るのだと思いました。本を読んだことで物事の考え方も変わりました。今までは与えられた仕事に対して
どんなに膨大な量でもやっていましたが、断る勇気も必要だと思いました。無理や無謀を断ることで、別
の仕事を経験することもできるので、今後は頑張り過ぎず生活していこうと思いました。自由に考え、行
動することこそが成功に繋がると思います。この研修で社会人としてのマナーだけではなく、自分自身も
成長することができたので、この経験を今後の学校生活や就職活動に生かしていきたいです。また、本を
読むことも現在継続できているので、これからも様々な本を読んで、多くの知識や考え方を身に着けてい
きたいです。
株式会社白崎コーポレーション 【製造業】
所 在 地 鯖江市石生谷町11-23
業務内容 緑化用資材の企画・販売、オフイスサプライ品の製造・販売
受入部署 本社
研修概要 「防草シート」や「防草・植裁シート」を用いた緑化工法現場見学・体験
研修期間 9月7日~11日 5日間
受入人員 2名 福井大学工学部 : 竹下享介 ・ 島本美沙央
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
マナー研修と会社の概要の説明、グリーンナップ事業の内容の説明、現場の視察
2日目
防草シートの技術や強みについての説明、商品の紹介、雑草勉強会、草刈り機体験
3日目
防草シートの製造にかんしての説明、防草シートの施工の体験
4日目
緑化プログラムの説明、システムファーム施工の体験
5日目
システムファーム施工の体験、新商品の考え方の説明、新商品のレポート
−54−
理解できた企業 ・ 産業の特徴
研修先は防草緑化に取り組んでいるグリーンナップ事業と、トナーカートリッジのリユースをするリ
ユーストナー事業に取り組んでいる企業である。インターンシップではグリーンナップ事業の技術開発で
面倒を見ていただいた。「年齢関係なく意見を言い合える会社」ということをおっしゃっていたがそれを
実感することができた。事業内容としては防草緑化なのだが、防草シートをつくることで雑草を抑え、緑
化を進めることでヒートアイランド現象の対策になり景観を守ることにつながっている。防草シートを作
るうえで雑草の種類や目的で求める機能が変わってくる。技術の方々は雑草を見分ける必要があるため、
雑草の知識がとても多かった。緑化では、「グラスパーキング」というコンクリートと芝でできた駐車場や
屋上緑化を進めている。コンクリートより植物のほうが熱を吸収し温度を下げてくれるからである。この
ように防草緑化を行っている。
学んだ事、 今後活かしたい事
社員の方のお話で「普段から返事するときだけ、かしこまりました、と言う社員がいる」というお話を
伺った。はじめは変わっていると思ったが、普段の行動から気を遣うことで、いざ重要な時に間違えて変
な言葉遣いをしてしまうことを防げるのだと聞いて意識の高さに驚いた。私たちだと面接のときなどがそ
の「いざ」だと思うのだが、その時に言葉遣いのミスで失敗するとずっと後悔すると思うので、目上の人
と話す時には特に注意しなくてはならないと思った。今回、技術開発の方々にお世話になったのだがその
中に文学部出身の方がいらっしゃった。なぜ今の会社に就職したのか伺うと「はじめは営業のつもりだっ
た。しかし、いちど開発の現場を見ておくと営業になったときに説得力のある説明ができるから配属され
た。」というふうにお話ししていただいて、いろいろな部署を経験することで今後の仕事の自信にもなっ
て精度も上がることがわかった。インターンシップに参加する前は、技術、開発、研究、企画、というよ
うなことをやりたいというように考えておりましたが、別の部署に配属されることは決して無駄ではなく
取り組む姿勢で吸収できるものが変わると思うので、希望と違ってもしっかり取り組むことが大切だと感
じた。広い視野をもって、こだわりを持つ場所を考えて就職活動をしていきたいと考えている。
株式会社タケダレース 【製造業】
所 在 地 福井市若栄町601
業務内容 インナーウエア用編レースの製造・開発・販売
受入部署 製造部、染色事業部、マーケティング本部
研修概要 デザイン・編立・染色・カッテイングと編レース製造における全行程自社生産の流れを
体験
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 2名 名古屋外国語大学外国語学部 : 田中芹奈,福井大学工学部 : 大熊侑香里 〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
午前:会社概要説明・工場見学 午後:レース見本作成
2日目
デザイン部門体験(市場調査・デザイナー打ち合わせ見学・デザイン画作成)
3日目
ドラフト作業体験(ドラフト作業説明・過去の入社試験受験・ドラフト作業)
4日目
午前:ドラフト 午後:納品管理部門(納品・貿易業務の説明)
5日目
午前:レース検品作業 午後:サンプル作り・資料整理
−55−
理解できた企業 ・ 産業の特徴
デザインや製造など、レースを作る過程をすべて自社でやっていることから、品質にとことんこだわれ
るのだと思いました。また、社員の方々が自分の会社や仕事について十分に理解していたのも特徴でした。
インターネットなどで調べているとき、意匠登録をしていることをなぜそんなにアピールするのか不思議
でしたが、このことをわからないまま仕事するより、きちんと理解しながら仕事をしたほうが、仕事の充
実感も変わると思いました。また、実際に売り場を見ることで、繊維産業が福井でどれだけ大きいものな
のかが実感できました。認知度の高い大手企業とも取引していて、それが売り場にズラリと並んでいるの
を見ると、繊維産業やそれを支える会社のすごさを感じました。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップに参加したことで、今まで視野に入れていなかった職業にも目を向けるようになり、
職業選択の幅が広がりました。また、実際に働いている方々から、研修内容以外に、仕事選びの際のアド
バイスを頂きました。ますますどのような職業に就こうか迷いますが、その分、最後には自分が本当にや
りたいことにたどり着くのではないかと思います。やはり、県外か県内のどちらで就職するか悩みますが、
今回のインターンシップによって、都会にある会社ではなくても、トップシェアを誇る会社があるのだと
知りましたし、それが地元の福井にあったことに驚きました。そのため、福井県内にある会社について、
もう少し調べる必要があると感じました。
東洋染工株式会社 【製造業】
所 在 地 坂井市春江町田端43字15番地
業務内容 繊維品の染色加工
受入部署 工場
研修概要 「繊維加工」 を基軸にして、社会貢献の展望及び自身の将来展望を考える。
研修期間 8月19日~8月21日 3日間
受入人員 2名 名城大学経営学部 : 濱田慶太,福井工業大学工学部 : 加藤壱生
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
・会社概要説明・試験機を用いた染色実習・品質試験実習・機能加工実習
2日目
・染色実機実習・機能加工、乾燥セット実機実習
3日目
・最終製品検査及び評価実習・製品品質保証実習
・レポート作成
理解できた企業 ・ 産業の特徴
染色実習では染料の量を生地の重さや種類によって微調整を行い、顧客の要望通りの色に仕上げていて
いきます。そのため、細部まで気を配ることや集中力がとても大切であり、視野を広くもつことが必要に
なってきます。染色現場は、気温と湿度が高い中での作業であり、その過酷な労働条件の中で機械を操り、
染色を行っていきます。危険な作業もあり、危険予知が必要になってきます。危険防止や作業効率向上の
ためにはコミュニケーションが重要になってくると感じました。また、各部署の連携や顧客のイメージを
再現するための専門知識と技術の必要性、品質保証の重要性が染色における現場で欠かせない大切なもの
であると実習を通して学ぶことができました。
−56−
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップを通して知識やコミュニケーション能力をもっと高める必要があると感じました。あ
る程度の知識がなければ上面な発言しかできず、より良い信頼関係が築けないことに気づきました。その
ため、知識を増やしていくことが重要であると思いました。コミュニケーション能力の向上にはゼミでも
っと多くの発言をし、さまざまな年齢の方と会話をし、発言する際には独自性のある意見を言うように心
がけていきます。多くの本を読み発想力を養って就活の面接にも活かそうと思います。インターンシップ
での経験を活かし、将来のためのさらなるステップアップを目指していきたいです。
株式会社ナカテック 【製造業】
所 在 地 坂井市春江町藤鷲塚37-9
業務内容 産業用機械の設計・製作・メンテナンス
受入部署 技術部・営業部
研修概要 社会人としての必要なコミュニケーションを学ぶ。
研修期間 8月31日~9月4日 5日間
受入人員 1名 福井工業大学工学部 : 三宅優太
〈研修日程〉
日 程
1日目
研 修 内 容
・本社、第 2、第 3、丹南工場の見学
・事業説明、現在手掛けている製品の説明
・プラント工事とはいったいどのような仕事なのか
2日目
・株式会社ナカテックの事業形態
営業の方と同行し取引相手の工場見学
・ナカテックが設計から調達、組み立てまでした製品の説明
・新入社員にとって大切な心構え
3日目
・プログラミングソフトを使い信号機のプログラミング
・数値カウントのプログラミング
・制御や情報処理技術は現場のどのような場面で使われているか
4日目
5日目
・機械設計の方と同行し新作機械のメンテナンス
・配管工事、設計の方と同行し寸法の測定
・CAD を用いて配管設計・納品する継手材の洗浄及び包装
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回のインターンシプでは、他社が主に製造分野の製品を作るために使う機材や設備の増築及び保守、
メンテナンスを主に行っている会社で、多種多様な技術を持った社員が互いに不足しているところを補い
ながら仕事をしていた。プラント工事を主としている企業は 1 回プラントを作るとその企業が続く限り保
守やメンテナンスで仕事がたくさんあると感じた。保守、メンテナンス対象の機械によっては高所や温度の
高いところで作業があるための場所によっては環境が苦しいところがあると分かった。またこの仕事は設
計から部品の調達、組み立て、納品といった流れがあるため上流過程の仕事が遅れるとその一連の仕事に
関わっている人全てに影響が出てしまうため、責任があると感じた。
−57−
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップの参加により自分の視野が行く前と比べて広がったと実感している。また、社員や職
場の雰囲気も知ることができた。営業の方と同行し、様々な企業へ行った時、多種多様の仕事があること
や、その企業の中では様々な部署があって、様々な仕事をしていることなどが詳しく知ることができた。
このような経験は私の就職活動のにおいて、大いに活用できると感じた。インターンシップの内容で大学
の専門分野である情報・プログラミングの勉強ができて、今後の学生生活を送るうえで実際の現場ではこ
のように使われているのだと知れたことが活かせると感じた。その反面大学で勉強していることは、社会
に出た時の基盤であって即戦力にはならないと改めて理解した。自分の基盤を広げるため、在学中に様々
なことにチャレンジしていきたい。
企業の評価
基本行動及び態度共に好感が持てた。専攻分野では課題への集中力が高く、専攻分野以外でも好奇心旺
盛で習得意欲が感じられた。
第一ビニール株式会社 【製造業】
所 在 地 坂井市春江町石塚10-5-1
業務内容 オリジナル製品の開発・製造・販売、園芸資材、産業資材販売
受入部署 管理部
研修概要 企画・開発・製造・営業の各現場体験をし、実際に商品の立案をし、立案した商品のプ
レゼンを行う。
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 5名 福井大学工学部 : 木下翔太,福井県立大学経済学部 : 山本哲生 ・ 小崎明日香 ・
長岡優希,福井工業大学工学部 : 小柳竣一
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
研 修 内 容
午前:企業説明と商品説明、成功商品事例の紹介
午後:工場の見学、原価計算と品質管理について
午前中~午後 15 時まで 製造現場の体験・箱詰め、セット作成など。
15 時~販売現場見学。
3日目
原価計算 新商品の立案
4日目
考案新商品ブラッシュアップ 中間プレゼンテーション
5日目
考案新商品の仕上げ 最終プレゼンテーション
理解できた企業 ・ 産業の特徴
商品を製造するメーカー、卸売の役割に近い商社的な面、下請け業務など、様々な面を有した企業だと
理解した。製造業が利益を上げるためには生産性の向上、コストダウンが挙げられる。コストを下げる方
法として、従業員の勤務体制などの企業努力や、原材料費の切詰めが主に行われる。コスト面だけでなく、
他社よりも優れた製品をいかに作るのかも重要である。また、中小企業特有の機動力を生かし、年に数種
類の新商品を企画・販売していることも大きな特長だと感じた。新商品はコンテストという形で全従業員
−58−
から社内公募も行われている。農業や園芸関係は保守的な面が強いので、新しい商品を販売することは挑
戦的でリスクも大きいが、より顧客のニーズに近づけることができる。ただ商品を作るだけでは利益は上
がらない。顧客への販売ルートを確保できるかどうかも重要である。全国のホームセンターへの出荷ルー
トを確立しており、日本中に流通させることができる。ネット通販に代表される、小売業者を介さず直接
顧客に販売する手法も現在進捗している。良いものを安く提供し、全国に販売する、消費者ニーズに答え
た新商品の開発。この三点が、大きな特長だと感じた。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップを通じて、自分には足りないものが非常に多いと改めて確認することができた。中で
も、情報伝達など、コミュニケーションに関する能力が特に弱いと実感した。他にも、企画に必要となる
表現能力も不十分だった。今後の学生生活では、インターンシップで発見した課題を解決できるように、
積極的に行動していきたいと思う。初日に社会人としてのマナーを学んだので、それも十分に役立てたい。
製造業の現場で働く方の、信条や理念などを聞くことができ、また、実際の業務の一部を体験することが
できた。特に、生産管理・品質管理、原価計算などは製造現場で重要となることが分かったので、改めて
勉強したい。お話の中では、ルーチンワークにも工夫を考えることが大事だという言葉が特に印象に残っ
ている。日常生活においても、ただ単に作業をこなすのではなく、常に工夫を凝らすようにしたい。製造
業と一口に言っても、様々な部門があり、企業ごとに特色も異なる。さらに、各部門でも求められる能力
が異なるということを製造・販売・企画などの、各部門の見学・体験を通して学んだ。就きたい業種を絞
って業界研究をし、就職活動に備えたい。
日東シンコー株式会社 【製造業】
所 在 地 坂井市丸岡町舟寄110-1-1
業務内容 電気、電子、自動車用絶縁材料の製造・販売
受入部署 開発統括部
研修概要 開発統括部での研修を通して、開発の仕事の進め方の研修
研修期間 9月7日~9月11日 5日間
受入人員 1名 広島市立大学情報科学部 : 平島彩香
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
午前中は安全講習を受ける。午後は品質管理に配属され、書類を作成した。
2日目
昨日の続き。
3日目
品質保証に配属され、多くの機械を使用し、測定した。
4日目
資料をみて、パソコンに打ち込む。
5日目
多くの機械を使用し、いろいろ測定した。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
日東電工の子会社で、絶縁体に力を入れている会社である。絶縁体は電気機器等(パソコン、携帯電話)
に多く入っている。その絶縁シートは日東シンコー本社の中で作られている。世界 No.1 シェアを持って
いる。
−59−
学んだ事、 今後活かしたい事
初めてインターンシップに参加させていただきました。最初は緊張と不安しかありませんでしたが、企
業の方に手厚く優しくしていただき多くのことを学ぶことができました。私はあまり自己表現をすること
が得意ではありませんでした。このインターンシップに参加させていただいたことによって自己表現の重
要さを学びました。そして、今までよりも自分表現ができるようになれたと思っています。わからないこ
とはその場で質問し、メモをとることの大切さも学ぶことができました。インターンシップに参加するま
では、メモを取れて当たり前のことだと思っていましたし、私はできると思っていました。こんなにも、
素早く簡明に、読み返したときに内容を思い出せるようにすることが難しいと思いませんでした。メモを
取るのが遅く簡明に書けなかったので、これから練習したいと思います。また、会社の方々が生き生きと
お仕事されている姿を目の当たりにして、将来会社の方々のように私も生き生きと仕事をしたいと思いま
した。てきぱきと仕事をしている姿がとてもかっこよく、大変刺激を受けました。インターンシップで、
品質管理と品質保証に配属され、そのような仕事があることを初めて知りました。品質を保証するという
ことによってお客様に安心していただく、というやりがいのある仕事だと感じました。これから社会にで
て、仕事をするときに、お客様に安心を提供し、会社を守る、品質に関わる部署で働きたいと思いました。
日本電産テクノモータ株式会社 【製造業】
所 在 地 小浜市遠敷36-1-1
業務内容 空調用、産業用を中心とした各種中・小型モーターの開発、製造及び販売
受入部署 福井技術開発センター 開発部門
研修概要 CAD、試作品の作成
研修期間 8月31日~9月4日 5日間
受入人員 2名 金沢工業大学工学部 : 小川敦広,福井工業大学工学部 : 井上大輝
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
オリエンテーション、完成した洗濯機用モーターの試験・検査
2日目
モーターの振動試験、絶縁耐圧の計測
3日目
4日目
5日目
モーターの寸法測定、絶縁耐圧の計測、
シャフトのふれ測定、予圧測定、DCM 負荷測定
モーターの材料強度の測定、モーターの外装製作実験、そのデータ処理
ロータの圧入・着磁、モーターのシーリング付け、
モーターの外装製作実験
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回、モーターを取り扱っている会社に伺うことが出来、貴重な体験をさせていただくことが出来まし
た。製造業という事でやはり生産工場は海外にあり、日本国内ではほとんど作っていないそうです。しか
し、重要な依頼や試作品を提供する場合においては、海外の生産工場でなく国内で作って、厳重に検査し
たものを出すそうです。また、モーターに不具合が生じたり、海外の生産工場でトラブルが発生したりし
たときは、その問題を取り除くために国内の工場や本社などで原因究明するそうです。産業界において、
このような体制は大体の会社に当てはまり、会社にとって効率のいい方法なのだと思います。また、失敗
−60−
作を出さない取り組みをしっかりしていくことで会社の損失を減らすなど、ただ物を作り、販売する以外
にも利益を上げる方法があるという事が分かった。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップを通して、将来の自分を考える材料が増えました。今までは会社で働く仕事と
いうのは自分の創造のなかで勝手に作られていたものであったが、今回のインターンシップを通してその
イメージが崩れ去り、新たに会社でする仕事のイメージが付きました。仕事を実際にしてみて、自分に足
りないものを多々見つけることができ、社会人になるまでに何をしなければいけないか、などの今自分に
とって本当に必要なスキルや改善していかないといけない習慣などが明確に見つけることが出来、それを
どういうふうに改善、また身に着けていくかを考え、行動するいい機会になりました。自分は、持続力、
集中力がなく、積極性もないなどの課題をみつけることが出来ました。これらを改善するために、どのよ
うにして、これからの生活を過ごしていくか考えさせられました。また、社員同士の助け合い、つまり協
力なくしては仕事というものは出来ないと思いました。だから、協力することが出来ないと仕事はやって
いけないと思いました。インターンシップを振り返ってみて、短い期間ではありましたけど、それ以上に
大きな成果が得られたと思います。それを無駄にせずにこれからの大学生活を過ごしていきたいです。
浜本テクニカル株式会社 【製造業】
所 在 地 鯖江市神中町2-501-30
業務内容 眼鏡用金型・部品の製造、眼鏡フレームの製造
受入部署 部品加工部門
研修概要 眼鏡フレーム製造工程の流れを実体験する。
研修期間 9月1日~9月5日 5日間
受入人員 1名 福井大学工学部 : 岩野将
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
工場見学等オリエンテーション、眼鏡製造の工程、軽作業(フレーム洗浄)
2日目
プレス加工
3日目
眼鏡部品の加工業務
4日目
フレーム組立、洗浄
5日目
包装、最終講評
理解できた企業 ・ 産業の特徴
眼鏡の製造工程は全部で約 230 工程あり、多くの人手がかかっていることが分かった。企業や産業の言
う「ものづくり」は、全身油にまみれたりして製品を生産することもあるということが分かった。眼鏡は
時計と同じく精密な製品であり、多くの人の手も必要であるということも分かった。機械のプログラミン
グを行う人たちも、製品を製造する現場では必要とされているということが意外だった。作業現場につい
ては機械を操作するために、立ち仕事をすることがほとんどであるということが分かった。また、健康の
ことを考える人が増えていて、作業場の環境整備を進めている。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップの参加を通じて社会の一端を見て体験することができた。学生とは違い、職場では
−61−
様々な年代の人がいて、世代が違うだけで、ものの考え方が大きく異なることもあることが分かった。仕
事はやはり大変なもので、少しでも自分に合う仕事を考えるようにしなければならないと思った。イン
ターンシップで仕事を経験してみると将来の自分が仕事をしている姿が透けて見えてくるような気分にな
った。今まで経験したことがなかったため大変参考になった。仕事をするにあたって、客観的に見つつも
自分が正しいと思う選択をしなければならないということを学んだ。製造業の仕事をしてみて、自分が単
純な作業の繰り返しに向いているということが分かった。自分の適性が発見できたのは良かったと思っ
た。今回の経験を活かして、将来は製造業の仕事かがしたいと思いました。
フクイボウ株式会社 【製造業】
所 在 地 福井市桃園2-1-15
業務内容 化合繊紡績業
受入部署 本社工場 SP 事業部
研修概要 紡績糸製造の概要説明、紡績糸製造の体験・実習
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 2名 福井大学工学部 : 吉中陽洸 ・ 國定佑衣
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
会社案内・工場見学(それぞれの職場で何が行われているかの説明)
1日目
繊維業界の話(最近の傾向・需要と供給・ビデオや資料などを通して)
体験(練条)
紡績糸の検査の工程(説明・実際のデータを見ながら)
2日目
品質管理における重要性(何のために検査をするのか)
体験(出荷するための袋詰め)
繊維の製造に関する学習(機械の仕組み・製造に至るまでの生産管理)
3日目
体験(精紡の切り替え・ミーティングの参加)
社会人として求められるものなどの話し合い
別所にある山室工場見学(本社と比較しながらの見学・テキスタイルとスピニングの違い
4日目
を確認すること)
体験(紡績糸の品質検査・山室工場での袋詰め)
体験(仕上げのための準備)
5日目
生産管理のシステム説明(一日の生産量を確認)
篠巻の消費量の計算・模擬スケジュール作成・染色実験
理解できた企業 ・ 産業の特徴
紡績を専門としており、化学メーカーから原綿を仕入れ、それを糸に加工してまたメーカーに戻すのが
基本の業務です。基本的には化学繊維の短繊維を糸にしています。昔の日本は紡績業が盛んで、国内に多
くの紡績会社が存在しました。現在では数が減り、福井県の紡績会社はフクイボウのみになってしまいま
した。基本的には打綿の工程で異なる素材を混合し、機能を付与したり、撚りの掛け方の違いで性質を変
化させたりしています。山室工場ではメーカーから仕入れた長繊維の糸に仮撚加工を施したり、丸編み機
−62−
で布にしたりして出荷するのが基本の業務です。撚りを掛ける温度や速度を変えたり、編み方を変えたり
することによってメーカーの希望に合う商品を作っています。多品種少量生産で多くのメーカーの要望に
応えています。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回インターンシップを通じて中小企業の生き残っていくための考え方、企業に勤める社員さんたちの
仕事に対する熱意、働くことの意味などを知ることができたと思う。実際に働く事、目で見てみないと分
からない事、実際に働いている人にしか聞けない事などいろいろと体験で来て知ることができた。大学生
として机に座っているときに学ぶ場合と体験しながら実際にやってみて学ぶ場合では大きく差があること
を痛感した。その点だけでインターンシップに参加したという意味は大きいと考える。今後自分の職業選
択としては変わらず、繊維業界へ進むと思う。自身の就職に役立てていけるようなインターンシップにな
った。これからも大学で繊維関係の講義を受けることになるが、今回得られた様々な知識を有効活用しつ
つ、多くのことを学べたインターンシップ制度は自分の人生設計の助けになると思った。
企業の評価
何かを掴みたい、学びたいの姿勢が強く感じられ非常に良かった。他人の意見も素直に受け入れていた。
株式会社ふじや食品 【製造業】
所 在 地 越前市矢船町1-7-1
業務内容 チルド加工品の企画・製造・販売
受入部署 生産部
研修概要 玉子とうふ等チルド加工食品の製造、包装、検品等製造工程全般の実務
研修期間 8月10日~14日 5日間
受入人員 4名 金沢星稜大学経済学部 : 野口善匡,福井大学工学部 : 神谷啓太,
福井県立大学経済学部 : 堂下晴加,仁愛大学人間学部 : 澤妃那子
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
午前中は他大学のインターンシップ生と共に会社に関するビデオを見て、会社の歴史を
学んだ。その後受け入れ担当の方とともに会社内を見学しながら社員の方が何の仕事を
1日目
しているか、また工場内の機械はどのような役割をしているかなどを教えていただいた。
昼食後は身なりチェックの方法を教わってから現場に入り、茶碗蒸しの製造工場にて、
具材となるしいたけを良品、不良品に分ける検品を行った。
出勤し前日同様に具材の検品を行った。午前中はしいたけだけでなく、たけのこやまつ
2日目
たけの具材検品も行った。
昼食後はえびの検品も行い、最後に検品場の清掃をした。
午前中は前日同様に具材の検品を行った。この日は前日の 3 種類の具材に加えてえびの
3日目
検品も行った。午後に 1 時間ほど検品作業をした後、検品場の隣にある別室で、ベルト
コンベアから流れてくる空の茶碗蒸しの容器に具材をいれる流れ作業や、具材の補充、
具材となる鶏肉のカットなど様々な作業をした。
4日目
午前中も午後も具材の検品を行った。この日も 16 時半頃から検品上の清掃を行った。
−63−
午前中は具材の検品を行った。昼食後から 16 時までは午前中と同じ作業をした。その
5日目
後インターンシップ研修初日に見学しなかった、受注業務を行う部屋や商品開発を行う
部屋などを見学した。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
玉子豆腐、茶碗蒸し、餃子、グラタン、デザートなど様々なチルド食品の製造、販売を行っています。
この会社はカップ容器入りの玉子豆腐を、国内で初めて量産化した会社として全国で知られており、玉子
豆腐や茶碗蒸しの販売額はシェア№ 1 ともなっています。厚生労働省の基準より厳しい、独自の原料卵基
準で原料卵を選別しているほか、専門業者が加工した冷蔵液卵、冷凍全卵を使用せずに自社工場で割卵し
たたまごのみを使用するなど、たまごにこだわっています。たまごだけでなく、そのほか全ての素材にこ
だわりながら、チルドならではの食感や作りたての風味、フレッシュ感を大切にし、商品の生産を行って
います。たくさんの人の笑顔を咲かせることを夢に、独創的な商品開発をつづけ、当たり前のように安全、
安心を届ける総合チルド食品メーカーです。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップに参加して、コミュニケーションの大切さ、そして積極性の大切さを学ぶことができ
ました。現在量販店でアルバイトをしており、日々お客様と接していますが、インターンシップ先は製造
業なので、あまり人と関わることはないと思っていました。しかし、お客様相手の仕事ではない分社員の
方と接することがアルバイト先の何倍もあり、休憩時間はもちろん、仕事中も社員の方と仕事の話や日常
会話などをする時間が非常に多くありました。アルバイトの経験から学んだ、自ら挨拶する積極性の大切
さや笑顔で接客することでお客様にいい印象与えることができることなどは、誰が相手でも同じなのだと
気付くことができました。また、仕事上で抱いた疑問を積極的に質問することで、仕事への理解も深まり、
社員の方から熱心だと褒めていただけ、モチベーション高く仕事をすることができました。インターンシ
ップに参加する前は、アルバイト先と同じ接客業への関心が高く、就職するなら接客業に就きたいという
思いが強くありましたが、今回の経験を通じ、社員の方がどのような思いで仕事をしているかを知り、製
造業にも興味がわきました。自身の日頃の言動を振り返り積極性に欠ける部分があるという欠点にも気付
けました。自身のスキルアップのためだけでなく、就職活動にもつながるように、気になることはそのま
まにせず調べることを習慣づけて、欠点の克服をしたいと思いました。
企業の評価
挨拶等しっかりできており、指示事項に対して確実に実行しており、現場での評価は良かった。
マルイチセーリング株式会社 【製造業】
所 在 地 越前市赤坂町33-8-1
業務内容 家具・インテリア関連の企画、開発、生産、卸販売
受入部署 生産部
研修概要 工場見学及び体験実習
研修期間 8月31日~9月4日 5日間
受入人員 2名 神戸女子大学家政学部 : 山本実央,仁愛大学人間学部 : 河上浩美
−64−
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
今日は会社説明と工場案内と現場作業がありました。まず、社長挨拶と副会長の説明が
あり、余った革で作った素敵な小物を頂きました。次にモデルルームを見てから、工場
1日目
長に工場内を一周案内して頂きました。そして早速現場に入りました。1 日目は検品・
梱包の作業をしました。指定された部品を数分段ボールに入れたり、パイプを繋げて作
ったりました。 引き続き同じ作業場でした。まず 15 分清掃をしてから、クッションにカバーを付けたり、
2日目
大きいスツールや L 型ソファにエアーをかけて糸くずなどを飛ばしてから、袋につめて
テープで留めました。ネジに部品をはめたり、キャスターを何個も作ったりしました。
3日目は上張りの所に入りました。ソファの座る所と背もたれの部分にウレタンを張っ
3日目
て裏返す作業をしました。他に布サンプルのシート貼りと鉛筆で線引きとハサミで周り
をもくもくに切って、段ボールにつめる作業をしました。
4日目
ソファを裏返す続きをしました。他、ソファの作り替えの為のホッチキス取りと革を素
材ごとに分けました。
裁断の現場に入りました。自動裁断機により切ったパーツを拾って仕分ける作業をしま
5日目
した。シールには分かりやすいように使わない部分を小さく切り取ってサンプルを貼り
ました。最後の 30 分は社長たちとインターンシップ生、就活生のみんなで感想の懇談を
しました。終わった後は現場の人たちにお礼の挨拶に回りました。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
良い素材を使っているため、値段は高級だが壊れにくい、長く使えるものを作っている。ソファを通し
て家族がリビングに集まり、温かい団らんをしながら体を癒すことを推している。デザインは奇抜なもの
はあまり無く、シックモダン、ナチュラルモダン、カジュアルモダンなど万人受けしやすいシンプルなもの
が多い。一つ一つが手作業で欠けて良い作業は無く、たくさんの人が一つのものを作り上げるのに関わっ
ている。時々声掛けをしてくれたり、笑わせてくれたり、温かい雰囲気だった。完全受注制のため、お客
様の要望に備えるよう心掛けているのが伝わった。余った布をリボンにしたり、作り替えのソファのファ
スナーを使い回したり、物も人も大事にされている。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップでは、時間の感覚や実際の現場の雰囲気、周りへの感謝を学ぶことが出来た。
自分の中のイメージだけでは分からない事がたくさん身をもって知ることが出来たことが大きな収穫であ
る。仕事自体は毎日8時間労働の1時間休憩だが、朝の靴を履きかえる時間や清掃の時間も考えて自分が
思ったよりもかなり早起きすることが大切であった。8時間バテないように動きやすい服装を前日に選
び、朝食をしっかりと食べてから行った。夕方家に帰ると母の料理が有難く、お風呂に入って早く寝ると
いう5日間になった。睡眠と食事の大切さをとても感じた。家でもあまり好きなことをする時間は無く、
全部が仕事の為にという今まででは考えたことの無かった気持ちになった。今後の学生生活では、授業が
無い日でも早寝早起きを心掛けて体を慣らしておこうと思った。また遅刻・欠勤しないように気を付けよ
うと思った。他の学校からのインターンシップ生や従業員の人と話したので学校でも色々な人とコミュニ
−65−
ケーションを取りたいと思った。学生生活もあと1年半なので勉強と今しか出来ないことをしっかりして
から卒業したいと思った。今回研修先で実際に現場体験をして、製造業がどういうものなのか雰囲気が分
かった。また別の興味がある企業へもインターンシップに行ったり、見学をさせてもらったりして、自分
はどの分野が好きなのか知りたいと思った。イメージだけで決めてしまうとギャップを受け入れるのが辛
いので、実際に自分の目で確かめることは今後の職業選択をする際に大切だと感じた。インターンシップ
に参加して良かったと思った。何も知らないままでいる事は怖いし、一度でも体験しておくことで次の一
歩が踏み出しやすくなったと思った。今回の経験をした事で今後の自分の行動の勇気になっただろう。
企業の評価
真面目に取り組み、的確にこなしていただきました。作業後に疑問に思ったことに対し質問が出る等積
極的に向上心を持って取り組んでいました。
マルカワみそ株式会社 【製造業】
所 在 地 越前市杉崎町11-44
業務内容 味噌の製造・販売、麹の出荷
受入部署 製造部・営業部
研修概要 みその製造・販売に関する業務
研修期間 9月1日~9月4日 4日間
受入人員 3名 信州大学農学部 : 河嵜望,福井県立大学生物資源学部 : 近藤沙紀,
仁愛大学人間学部 : 山岸雅旺
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
マクロビオティックの食事作り、味噌蔵の見学
2日目
甘酒の仕込み、味噌の生産ラインの見学
3日目
商品の梱包やラベル貼り、甘酒の詰め込み作業
4日目
自然栽培のニンジンとダイコンの播種
理解できた企業 ・ 産業の特徴
大正時代に創業した老舗の味噌屋である。製造されている味噌の特徴は、有機栽培や自然栽培されたダ
イズのみしか使用しないこと、天然醸造であること、全国で唯一自家採取菌の麹菌を使用していることで
ある。特にマルカワみそでは、有機栽培・自然栽培に力を入れている。またこの取り組みとともに、マク
ロビオティックスという玄米や野菜を中心とした食事法を導入している。タンパク質は動物由来でなく、
植物由来のものだけを活用する。社員食堂での昼食には、このマクロビの食事が提供されていた。このよ
うな食事に関心のある人々の中では有名であり、おからや自家採取菌の麹菌を使った甘酒といった栄養価
の高い食品の商品開発にも積極的に取り組んでいる。いま味噌業界では、製造ラインはほとんど機械が担
っているが、人の温もりを大切にした商品作りのため必要最小限の機械しか導入していない。昔からの木
桶を使用した味噌造りも変わっておらず、良き伝統を受け継ぎながら、安全なおいしいダイズへのこだわ
りを追求する姿勢に他社との差別化を図ろうとする経営戦略があると感じた。
学んだ事、 今後活かしたい事
人生の中で大切なのは、時間とお金であるがその性質は大きく異なる。お金はストックできるが時間を
−66−
ストックすることはできない。年を重ねるにつれて時間の質も変化していくものであり、失った時間を取
り戻すことはできない。だからこそ、いまこのときをどのように生きていくかが大切であると感じた。一
度きりの人生には、ところどころに節目がある。進学しかり、就職しかり、結婚しかり。そのような節目
や30歳、40歳を迎えるときにどのような社会人でありたいか、その将来像を今の時点で思い浮かべて
おくことが大切だと専務はおっしゃっていた。イメージした姿になれるかどうかは分からないが、そのよ
うに期間を定めて目標を持って人生を歩んでいくことはきっと人生を豊かなものにしてくれると思う。い
ま私には、就職という節目に向けてスタートを切る時期が間近に迫ってきている。仕事は人生で過ごす時
間の中でも多くの割合を占める。私はどんな仕事をしたいのか、何を成し遂げたいのかよく考えるととも
に、残りの貴重な大学生活の中で今まで私の知らなかった世界にどんどん飛び出して、挑戦してさまざま
な学びを得たいと思う。また今回、専務からスティーブン・R・コヴィーの「7 つの習慣」という書籍を
紹介された。この本の力も借りながら、悔いのない就活をしたいと考えている。
旭電設株式会社 【土木 ・ 建設業】
所 在 地 福井市御幸2-6-8
業務内容 電力系インフラ整備を主に手掛けている建設業
受入部署 総務部、工事部、業務推進部
研修概要 工事現場見学、品質管理、報連相、4S,コンプライアンスの重要性を学ぶ。
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 3名 金沢工業大学工学部 : 西村友佑,福井工業大学工学部 : 武田涼太 ・ 小嶋一輝
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
朝礼、E リーグ北陸及び送電工事業務のビデオ鑑賞
1日目
仕事、社会人について議論・説明
資格・安全(4S・オアシス等)について担当の方から説明
2日目
3日目
朝礼、配電工事の概要説明及び現場見学
朝礼、電柱の建て替え工事(配電工事)の見学 光通信工事の見学
送電工事の概要説明、倉庫内の見学
4日目
朝礼、送電工事(鉄塔工事、風力発電機)の見学 倉庫内の見学
5日目
朝礼 オアシス・報連相について議論・竹内社長を交えての質疑・応答
理解できた企業 ・ 産業の特徴
インターンシップを通して、今の電気工事業界は電柱の建て替え工事が進められていることがわかり、
またそのための若い人材が不足していることが分かりました。配電線工事と送電線工事と光通信工事と幅
広く手掛けていて、基礎工事から行うので電気だけでなく土木建築の知識、資格も必要だということも学
べました。また、工事の安全性を特に重視しており、ゼロ災作業票や朝礼後の事前ミーティングを行い常
に安全に工事を行う努力をしていることもわかりました。さらにオアシス・報連相について担当の方や研
修生とともに根本的な部分から深く考えディスカッションを行うことで、工事にはチームワークが必要だ
ということが学べました。最終日には社長との面談という形で質問に答えていただいて、トップが考える
−67−
社会人の理想像や大学生に必要とされるスキルについてお話を聞くことが出来ました。
学んだ事、 今後活かしたい事
このインターンシップを通して電気工事という業種について学ぶことが出来き、人との関わりの中で町
の電気は守られているということがわかりました。電気工事はチームで仕事するものでそのためには人と
話すコミュニケーション能力が大切だということを実感しました。実際、朝礼で若手から年配の方までが
マイクを持って話している姿を見て、このコミュニケーション力をつけるために企業でも日々努力してい
るというこがわかりました。さらに、配電線・送電線・光通信工事の概要説明や現場見学をさせていただ
いて、大学では学べない電気工事という仕事が良く理解できました。私の中で思ってきたよりも工事とい
うものにたくさんの人が携わっていて、電気だけでなく幅広い知識・資格が必要だということもわかりま
した。この研修を通して、目標だった自分の興味のある電気工事の仕事、業界を学び今後の就職活動に役
立てるということが出来きました。今回のインターンシップを経験することによって地元で仕事をする良
さが改めてわかりました。これからの大学生活ではこのインターンシップで知り得た、社会人になるまで
に必要なスキルを身につけていきたいです。そして、就職に向けてこの研修で得られた知見をベースに、
さらにぶれない自分を確立するために、自己分析、企業研究を行い、さらに「私の良さ」「自分らしさ」
というものを見つけていきたいと思いました。
企業の評価
研修中熱心にメモをとり積極的に質問するなど、まじめな態度で研修に臨んでいました。日々のレポー
トには感想や反省点などがしっかり書かれており、よく振り返りができていた。
石黒建設株式会社 【土木 ・ 建設業】
所 在 地 福井市西開発3-301-1
業務内容 建設工事の請負・監理・設計
受入部署 工事本部
研修概要 作業現場での施工管理業務及び測量・出来形測定・写真撮影等の業務
研修期間 9月7日~9月11日 5日間
受入人員 3名 福井工業大学工学部 : 吉田拓海,金沢大学理工学域 : 日下大輔,
金沢工業大学環境建築学部 : 藤澤壮真
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
社内で会社の概要、施工管理、安全管理についての説明を聞く。
2日目
春江病院の施工現場で現場の概要を聞き、レベルを使った測量実習を行った。
3日目
春江病院の施工現場で安全についてのビデオを視聴し、光波を使った測量実習を行った。
4日目
5日目
春江病院の施工現場で新入社員の仕事内容についての話を聞き、光波を使った測量実習
を行った。
福井市、坂井市にある 6 つの現場を見学した。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回、インターンシップでお世話になった会社には3つの営業種目があります。1 つ目は、建築・土木・
その他建設工事全般の企画・請負・設計・管理に関する業務です。2つ目は、不動産の売買・賃貸借・管
−68−
理・仲介に関する業務です。3つ目は、砂利採取・セメント販売業務です。この3つの営業種目に共通し
て言えることは、人々の生活に密着している仕事だということです。人々の生活をいろいろな角度から支
えていると感じました。
学んだ事、 今後活かしたい事
このインターンシップで、施工管理という仕事が、どのようなものかを学ぶことができました。実際に現
場に出て、自分の目で仕事されている人たちの姿を見ることができ、とても刺激を受けました。何もない
土地に、建物を完成させることは、重大な責任のある仕事だと認識することができました。現場に出させ
ていただき感じたことは、現場監督の仕事は、思った以上に危険な仕事だということです。現場を仕切る
だけというイメージが今までは強かったのですが、施工図通り職人たちが作業してくれているのかを自分
で確認しなければいけません。時には、高いところに行き確認するということも必要になります、そのた
めにも安全管理がとても大切だと感じました。自分の安全はもちろん、その現場で仕事をする人全員の安
全を確認しなければならないということを知りました。そのためにも周りを見る力や、職人の人たちとの
コミュニケーションが大切だと感じました。新入社員の人たちと話をさせていただき、初めはわからない
ことばかりで毎日が勉強だと教えていただき、一生懸命やることが一番大切だということを教えていただ
きました。自分が新入社員になったとき、この言葉を思い出して頑張りたいと思いました。今回のイン
ターンシップで、現場監督という仕事に就きたいという気持ちが、さらに強くなりました。学生の間にや
っておいた方が良いことなども教えていただいたので、残りの学生生活でさらに知識を身に付け就職した
ときに良いスタートをきれるようにしたいです。今まで現場監督という仕事を分かっていなかっただけ
に、この経験はは自分の将来を決める貴重な糧になりました。
井上商事株式会社 【土木 ・ 建設業】
所 在 地 福井市日之出2-1-6
業務内容 アルミ外装建材総合メーカーとして、自社ブランド “ シルバーライン ” 及びエネルギー関
連商品の卸・販売
受入部署 坂井工場
研修概要 製品開発のための実験や CAD 操作及び製造現場での作業
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 2名 福井工業大学工学部 : 水嶋悠貴 ・ 宮本裕平
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
オリエンテーション、会社説明、インターンシップの予定、工場見学
2日目
免震エキスパンションジョイントパネルスライド仕様可動試験、報告書の作成
3日目
新商品開発の流れ、作図研修
4日目
5日目
3D プリンター品削り、既存製品の改良、クレーム対応、太陽高架台仮組み、
仮組みした太陽高架台の図面トレース
発表資料作成
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回、インターンシップでお世話になる会社が決まり調べていく中で、手すりや笠木などの主にアルミ
−69−
の外装建材を扱う会社であることは分かっていました。主な部門として外装建材の製造と販売を行うアル
ミ事業部、セメント・生コン・外壁材・断熱吹付け材を扱う建材部、石油・ガスを扱う環境エネルギー部、
サービスステーションを運営する石油部の4部門から成り立っています。商社機能だけでなく、地域密着
での施工を行っており、アルミ事業部では自社製品の開発、設計、製造、施工の一連の流れを高品質、短
納期、低コストで顧客ニーズに対応しています。この4部門に共通して言えるのは、人々が生活する上に
おいて無くてはならないものです。それぞれの部門は全く違うように感じますが、人々の役に立つという
ことにおいては全て共通しておりそれぞれの部門で切磋琢磨していると感じました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回インターンシップに参加して、最初は単位を取れたらいいという簡単な思いでした。また、就職活
動の面接においても役に立つと思ってインターンシップに参加しました。しかし、エントリーシートの作
成や、お世話になる会社に電話かけ、メールのやりとりなど目前に迫った就職活動のような貴重な経験が
3年生の間に出来ました。実際にインターンシップに行って働くとはどういうことなのか、インターンシ
ップの短い間の中で少しイメージし、感じることができました。みんな真剣に熱意を持って、仕事に取り
組んでいました。今回のインターンシップで特に印象に残っているのは、免震エキスパンションジョイント
の試験です。地震大国の日本において人々が怪我をしないように、建物の損傷を防ぐように改良しようと
する姿はこれからの学業や就職活動、卒業して社会に出てから仕事をするにあたって、見習わなければい
けないと感じました。まだどんな仕事に就きたいかは具体的に決まっていませんが、困っている人を助け
られる仕事に就いて、色んな人を助けたいと思っています。また、社会に出たら結果が全てで、結果とい
うのは数字であると感じました。その事を常に頭に入れてこれからの学校生活だけでなく、日常生活にも
全力で頑張りたいです。
伊藤電機設備株式会社 【土木 ・ 建設業】
所 在 地 福井市石盛町701
業務内容 電気工事業
受入部署 工事本部
研修概要 施工現場における施工管理体験、CAD 実習、営業体験
研修期間 9月7日~9月9日 3日間
受入人員 2名 福井工業大学工学部 : 西條和馬 ・ 友兼祥晃
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1 時間の会社概要の説明があり、仕事内容や業績等教えてもらえた。次に西口再開発に
1日目
ある工事現場に行き、そこを見学させてもらえた。普段では見ることが出来ない所を見
ることが出来た。午後から太陽光発電所の見学をした。5、6 箇所見て回り、仕組み等詳
しく教えてもらえた。
午前中、安全パトロールに同行させてもらえた。その仕事を見学させてもらえた。午後
2日目
は設計積算の説明です。配線図を見ながらどのようにして設計されているのか等詳しく
教えてもらえた。
3日目
午前中、現場研修のためパナソニックの工場に行った。現場を見学し、検査業務も見学
できた。社員の皆さんに質問し話を聞ける時間もあった。
−70−
理解できた企業 ・ 産業の特徴
創業から100年以上福井県の電気を支えてきた、伝統ある会社です。電気工事分野で、福井、北陸で
トップクラスの完成工事高を持っています。工事課、工務課、営業課が主な組織です。また、業界で唯一
の設計積算課がある会社でもあります。実際現場に行ってみて、1から建設にたずさわっていたり、下請
けの会社の人達に色々指示したりと、配線工事だけでなく多くの業務を行っているのがとても印象的でし
た。東日本大震災があってから、様々な設備補強の依頼も多いことも印象的です。多くの話を聞いた中で、
「自分の関わった建物が完成し、その姿を見ると喜びを感じる」というやりがいがある仕事だとも聞きま
した。そうやって社会を支えていく立派な仕事だと思いました。自分もインターンシップは大変でしたが
担当してくれた皆さんも優しく質疑応答してくれたり、笑顔もたくさん見られたり、とても有意義な3日
間でした。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回、インターンシップに参加して多くのことを学びました。まず、積極的に行動することの大切さで
す。自分は、積極的に行動することが出来ないことが多く、後悔することが多かったです。初日は積極的
に話せなっかたと後悔しました。他の研修生を見ていると社員の人たちとうまく話せているのが分かり、
いろんな情報、知識等引き出せているのも分かりました。このままでは社会人になってから困ること多い
だろうと思い、積極的に話しかけるようにし、色々と教えてもらえました。相手に伝えることは、大事な
ことで、コミュニケーション力が重要だと思いました。今回のインターンシップを通して、足りない部分
に気づくことが多く、これからはもっと積極的に行動していきたいと思いました。また、職業選択は自分
の専攻している分野だけでなく、大きな視野を持ち、選んでいくことが大事だということも学べました。
田中建設株式会社 【土木 ・ 建設業】
所 在 地 越前市本保町21-10
業務内容 総合建設業
受入部署 土木部、建築部
研修概要 建設現場における施工管理研修、品質管理、安全管理、工程管理研修
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 3名 金沢工業大学環境建築学部 : 窪田英晃 ・ 小林敬典,福井工業大学工学部 : 笠川源
〈研修日程〉
日 程
1日目
2~3日目
研 修 内 容
会社の説明、現場見学
現場での活動
4日目
完成建築物の見学
5日目
現場での活動
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回のインターンシップは、建設会社で体験をした。具体的にどのような活動を行っているのかあまり
詳しく知らなかったが、今回の体験でよくわかった。福井県で一番という建設会社であることが分かった。
越前市で主に建物の施工管理を行っていて、学校の耐震工事や、個人住宅、商業施設の解体・回収など多
くの仕事を受け持っていることが分かった。また、建築後も、定期的に訪問をしてアフターフォローをし
−71−
っかりとしていることが分かった。他にも、品質管理をしっかりと行っていて、顧客からの信頼を得るた
めにはとても重要なことであることが分かった。顧客の立場に立って建築の設計を行うことを重要視して
いる。実際に現在、施工中の住宅を見学したが、素人の依頼主が描いた図面を少しの修正で、その図面を
実際に使用していることにとても驚いた。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップに参加をして、実際に仕事内容や会社の雰囲気を感じることができ、これから
始まる就職活動に生かしていくことができると感じた。現場監督の仕事は、業者をただ指示するのではな
く、図面を描いたり、近所の家に訪問して迷惑がかかっていないか聞いたりして、様々なことを行うこと
が分かった。今回の経験を通して、施工管理という職業に興味を持つことができたし、建築についてもよ
り一層興味を持つことができた。就職活動では、建築関係の仕事を中心に探していきたいと考えている。
また、福井県で就職をして、福井県の力になれたら良いと考える。もっと福井県の企業を探して就職活動
を行ってきたい。今回のインターンシップで学んだことを踏まえて企業研究を行っていきたい。
日光産業株式会社 【土木 ・ 建設業】
所 在 地 福井市光陽1-6-10
業務内容 とび・土木・コンクリート工事、鋼構造物工事、塗装工事 受入部署 総務管理部
研修概要 工事現場見学、施行管理体験、その他図面作成等
研修期間 8月17日~20日 4日間
受入人員 2名 福井工業大学工学部 : 猪又裕人 ・ 小刀祢真世
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
4日目
研 修 内 容
福井市居倉、南越前町糠、勝山市クレー射撃場で法面工事見学
福井市、三国町新保、市荒川大橋で橋梁補修工事見学
大野市仏原で法面工事見学
越前町でモルタル吹付見学
永平寺町で防草マルチング吹付見学・体験・CAD 製図
永平寺町、敦賀半島、越前町で現場管理写真撮影見学・体験・CAD 製図
理解できた企業 ・ 産業の特徴
研修先の土木の企業は、工事の現場に現場監督1~2人、作業するひとが工事の規模によって変わり、
ひとつの事業を進めていることがわかりました。研修先の企業は部署が3つあり、法面部、道路保全部、
鋼構造部と別れており、それぞれの部署で内容が異なり土木の分野にも幅広い種類があることがわかっ
た。幅広い種類があるので、部署を分けそれぞれの分野に特化することで、ひとつの事業を早く進めるこ
とができる。インターシップに参加して最初に言われたのは、「安全に行う」ということです。橋の上の
トラスに上り高い位置での測量をしたとき、危険な作業だということが実際に場所に立つことで実感しま
した。安全に事故なく行うことが一番で、こまめな休憩と体調を整えることが大事だと思いました。バブ
ルの時代に公共整備は頻繁に行われ、道路やトンネル、橋を一気に作りあげて、現時期は作り上げてきた
橋やトンネルを修復、補強する時代になっている。ほぼ同時期に短期間で作り上げてきた多くの施設の修
−72−
復が必要となり、大変だということがわかりました。
学んだ事、 今後活かしたい事
主に学んだことは、土木の仕事はどのようなことをしているかということとコミュニケーションの大切
さです。今まではイメージをすることしかできませんでしたが、インターンシップで現場を見学、少しだ
けですが作業の一部を体験させてもらい、どのようなことをしているかということを明確にすることがで
きました。また、作業に必要な資格や講習があることを聞き、どのような資格を取るべきだろうと悩んで
いたので、知ることができて良かったです。コミュニケーションの大切さは様々な人と関わる仕事なので、
コミュニケーション能力を高めていく必要性を感じました。今回のインターンシップでもそうでしたが、
生まれつきの滑舌の悪さと自信なさで会話を聞き取ってもらえないことが多いです。しかし、そのような
ことを気にすることよりも、まずは相手の目を見て、話しを聞くことがコミュニケーションで一番大切だ
と改めて感じました。インターンシップに参加して働くことのイメージがはっきりとでき、そのために必
要なことが分かってきました。残り少なくなってきた大学生活で専門的な知識をもっと学び、人との繋が
りも大切にして、社会に出ても恥ずかしくないように自分自身を形成していきます。
企業の評価
自分の将来を見据えた考え方が毎日の行動にでていて大変感心しました。また質問も多く企業への関心
の深さを感じました。
北陸電力株式会社 丹南支社 【電気 ・ ガス ・ 水道】
所 在 地 越前市新町10
業務内容 電気事業
受入部署 丹南支社営業部・電力部
研修概要 発電・送電・変電設備、配電設備の見学及び業務同行
研修期間 8月24日~8月28日 5日間 受入人員 3名 大阪府立大学現代システム科学域 : 山本拳也,福井大学工学部 : 稲本晃也 ・ 林昌治
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
北陸電力会社の概要説明、志賀原子力発電所の地盤についての説明、北陸リビングサー
1日目
ビス課でエコキュートの仕組みの説明、敦賀火力発電所内の制御室など室内の見学及び
建物周辺の見学
2日目
北陸電力丹南支社電力部の概要説明、担当者が以前配属されていた水力発電の説明、北
陸電力新武生変電所内での配電盤の作動チェック
北陸電力丹南支社総務課の概要説明、H17 年 4 月に起きた鉄塔倒壊事故の状況や修理に
3日目
関してまとめたビデオの観賞、送電線関係で用いる工具や部品の説明、命綱の装着体験、
越前市内の鉄塔見学
南越前町海岸沿いの電柱建て替え工事の視察、北陸電力のネットサイト内の動画観賞、
4日目
配電部の概要説明、北陸電力丹南支社周辺の電柱に移動して電柱部品の説明、マッピン
グシステムの操作体験
−73−
5日目
配電自動化システムの概要説明、配電サービス課業務概要説明、高圧発電機車による仮
送電工法訓練視察、越前市白山地区での伐採作業、ツタ切り作業の保守業務体験
理解できた企業 ・ 産業の特徴
北陸電力株式会社は富山県富山市を本店とし、安価で良質なエネルギーを安定的にお届けすることを目
指す電力会社である。本店、富山、石川、福井の 3 つの支店と高岡、魚津、七尾、小松、丹南の5支社、
合計で10つの支店、支社に分かれており、今回のインターンシップで参加した丹南支社ではさらに、総
務部、営業部、配電部、電力部、営業所の 5 つに分かれている。最近では特に技術的な知識を要する部署
では、定年退職間近の社員が若手社員のそばについて技術を後世のために伝えていく取り組みがされてい
る。当社は志賀原子力発電所や敦賀火力発電所、大野市等に水力発電所を所有している。志賀原子力発電
所は現在立地している地盤が活断層である可能性があることから稼働していない。敦賀火力発電所は石炭
を燃料としている。最新の環境設備をそろえ環境保全には万全を期しており、石炭の燃焼後に発生する石
炭灰は隣接しているセメント工場に提供し、セメントの原料として有効利用している。また、身近で感じ
られる特徴としては送電線を架ける鉄塔が各電力会社の方針やその地域の住民の要望によって異なってお
り、すべての鉄塔が同じ形をしていないことや、景観に対する配慮から通常電柱に架けられている電線を
地中に埋めて電柱を建てないなどの取り組みが挙げられる。さらに、当社は地域社会の一員として敦賀祭
りなどの地域行事の参加、大学との共同研究、子どもたちが助けを求めてきた場合に一時的な保護や関係
機関に通報を行う「子ども110番の車」運動に取り組んでいる。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップ先の若手社員の方から就職後1年間は、様々な部署に移りながら自分が就きたいとこ
ろや適したところを選ぶ期間だったということ聞いて、必ずしも就職活動のときに「これがしたい」とい
うことが決まってなくても、就職してからでも自分のやりたいことや自分の適性を見つけることができる
のだと思った。インターンシップ先で社員の方々の働いている姿を身近に見て、アルバイトで社会勉強を
学んでいることが、これから社会に出たときにも活用できるのだと改めて感じ、社会に出るまでに学ぶべ
きものは少しでも多く学んでおきたいと思った。
株式会社マルツ電波 【電気 ・ ガス ・ 水道】
所 在 地 福井市豊島2-6-7
業務内容 電気通信設備・電気設備・空調設備の設計・計画・施工及び保守管理
受入部署 本社
研修概要 会社概要・営業方針・業務の説明、CAD 講習、現場実習
研修期間 9月14・15・17・24・25日 5日間 受入人員 4名 福井大学工学部 : 佐藤健太 ・ 清水健生 ・ 清水慧悟,福井工業大学工学部 : 反保昇磨
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
会社概要説明、坂井太陽光発電見学、業務の基本的説明、会長ご挨拶
2日目
CAD 講習
3日目
ダム見学、雨量・河川観測機、道路の電光掲示板等の見学
−74−
4日目
敦賀・小浜の施設見学(工事現場等)
5日目
実習成果・感想等のプレゼンテーション
理解できた企業 ・ 産業の特徴
私がお世話になった会社は元請け企業なので、国土交通省や福井県などから、電光掲示板や雨量観測器、
河川観測機、ダム管理設備、トンネル内ラジオ・証明設備の注文を受けて、そこから最長半年間、計画や
現場調査、下請け企業等との契約、話し合いをして、工事に取り掛かる。また、建設した設備を主に、施
設メンテナンスをして、長期的に利益を出す。ドコモやハードオフ等の代理経営をして、利益をだす。太
陽光発電を作り、そこで発電した電気を北陸電力へ売電して、長期的に見た利益を出す。他にも、様々な
機器の部品を売って、利益を出していました。どの、技術系の企業でも独自の利益の出し方がありました。
ただ、私たち安全を守るための機器を設置、メンテナンスするという重要な仕事をしているマルツ電波に
インターンシップに行けてとても勉強になりました。
学んだ事、 今後活かしたい事
まず、一番大切だと感じたことは、準備についてです。マルツ電波は元請け企業なので、受注先は国土
交通省、福井県で工事に取り掛かるまでに最長半年間かけて、計画、現場調査、価格調査、書類のやり取
りをします。ここまで徹底しないと、事故などが起こってしまう可能性があります。社員の方々も、工事
よりも、準備の方が大変だと教えてくれました。私達も、何か大切なことに取り掛かる前に、しっかり計
画をたてる等の準備をすることを心がけます。また、自分自身の専門の知識の無さを改めて感じました。
私は電気電子工学科なので、ラジオなどの電磁波関係の知識なら、少しぐらい理解していると思っていま
したが、実際に現場にお邪魔させてもらって、話をきいていると、分からないことがたくさんありました。
これからは、より真面目に授業に集中して、自分で調べるなど努力しようと考えました。
企業の評価
皆さん元気な学生で、若い学生と触れることで若者の声が聴けて良かった。
共同コンピュータ株式会社 【運輸 ・ 通信 ・ 情報】
所 在 地 福井市月見5-4-4
業務内容 主に官公庁、大手企業、団体、病院向けのシステム設計から構築・運用
受入部署 システム開発部
研修概要 IT 業界について知ってもらう。またシステムエンジニアやプログラマの実際の作業内容
を学ぶ。
研修期間 9月7日~9月11日 5日間 受入人員 6名 金沢工業大学情報フロンティア学部 : 五十嵐達哉,同支社大学商学部 : 岩崎年希,
福井大学工学部 : 山口翔也 ・ 犬飼紘子 ・ 歌門佑斗,福井工業大学工学部 : 若吉峻吾
〈研修日程〉
日 程
1日目
研 修 内 容
社内案内、社員講話、座学(開発の流れについて、VBA について、
「名刺交換名簿ツール」
について)、「名刺交換名簿ツール」の操作
−75−
2日目
3日目
4日目
5日目
社員講話、座学(設計書について)、設計書の改修、設計書のレビュー、レビューバック
対応、設計書の再レビュー
社員講話、座学(VBA の使い方、プログラミング、テストについて)、開発、ソースレビ
ュー、テスト要領書作成、テスト要領書のレビュー
社員講話、テスト実施、エビデンス作成、テスト結果のレビュー、運用、報告、指摘対応、
指摘対応後のレビュー
「図書館の利用満足度 UP を図る ICT を使った取り組み」をテーマにグループディスカ
ッション、研修レポート、研修成果発表
理解できた企業 ・ 産業の特徴
お客様がどのようなシステムを導入すれば、作業が楽になるかということを考えて設計や開発を行って
いる。細部にまでこだわり機能を追加することにより他社との差別化を図っている。男性が多い業界では
あるが、細部への気遣いという点で女性も活躍している。経験の少ない頃はもちろん、多くのプロジェク
トに関わった人でも様々な言語を扱うので常に勉強をし続け自分を高め続けられる業界である。システム
を導入した後にも不都合が起きた場合の対応や、保守の業務も行う。その他にもサーバー構築をするため
にお客様の会社に赴いてしばらく業務を行うこともある。新入社員に対しての研修に力を入れていて、1
つの言語の言語に対して勉強するようになっている。1つわかっていれば応用して他の言語でもソース
コードが書けるようになるため、研修後に他の言語を使用することになっても対応できる。
学んだ事、 今後活かしたい事
開発工程ではプログラムを書くという工程の印象が強かったのですが、実際に流れを体験したり話を聞
くと重要な工程はお客様の要望を聞き、その要望をどのようにシステムに実装していくかという設計する
ところでした。一人で黙々と作業するという印象でしたが、1つのシステムの開発には数人のチームで取
りかかり、人とのコミュニケーションが大切な業界であると感じました。また、設計ではお客様や下流工
程を担当する人にどのような機能を搭載するのかを文章で伝えなければならないため、人に理解してもら
うための文章を書かなければならず難しいと感じました。大学でC言語のみプログラムを書いたことがあ
りますが、他の言語でもプログラムの構成や考え方を応用して使うことができることがわかりました。私
が普段学んでいることがちゃんと業界で活かされることがわかったので、安心して残りの学期の勉強に励
んでいきたいと思いました。元々プログラミングの作業は好きでしたが、システム開発の体験業務はどれ
もわくわくしてとても楽しく、今後始まる就職活動ではIT業界も視野に入れていきたいと思いました。
企業の評価
積極的に自分の意見を発信し、他人の意見にも耳を傾けていました。また、メンバー同士協力し合い課
題に取り組む姿勢が見られ、言葉使いや態度も非常に良く礼節面でも優れていた。。
西日本通信電話株式会社 福井支店 【運輸 ・ 通信 ・ 情報】
所 在 地 福井市日之出2-12-5
業務内容 電気通信事業
受入部署 営業及び設備関連部署
研修概要 西日本電信電話株式会社とグループ各社の役割を理解し、ソリューション営業等の実践
を通じて、電気通信業への理解を深める。
−76−
研修期間 8月19日~8月21日 3日間 受入人員 4名 金沢大学人間社会学域 : 泉田恵璃,新潟大学教育学部 : 帰山華澄,
大阪産業大学デザイン工学部 : 石野優樹,福井工業大学工学部 : 竹原紘史 〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
会社概要の説明および事業内容、安全管理等・コンシューマー系商品紹介と
1日目
業務内容説明(営業部・法人営業部、設備部:アクセス、基幹網)
若手社員との意見交換会
2日目
3日目
事前レクチャー(オフィス営業業務、CA 業務、SE 業務説明)・班分けによる実際の業
務への同行訪問
とう道、電力室、交換機の見学&説明・研修の成果資料の作成
成果発表会&意見交換
理解できた企業 ・ 産業の特徴
時代の動向や人のニーズを知り、その中でお客様にあったサービスを展開している。通信の手段が変わ
ったり、通信料金の変化やその時代のニーズに併せた商品やサービスの提案を行ったりしていた。例えば、
ネット通信代を使う分だけ費用がかかっていたものを、使い放題のプランを提案する等。営業訪問では、
監視カメラ設置の案件に同行させてもらった。カメラ設置だけでなく、ネット環境を整備することや、将
来的にカメラを追加したいという顧客の希望をくみ取り、より深いセキュリティを提案していた。それを
きちんと順を追って説明、必要性を伝えていた。契約内容に納得して頂くために、お客様以上にお客様の
ことを考えた提案をしていた。また、営業で新しい顧客を獲得するのは簡単ではないが、何回も企業に顔
をだし、信頼関係を大切にしていた。NTT 西日本は日本電信電話公社の時代から経験を積み、長く務め
られている方が多く、会社への帰属意識も高く、一人一人がプロフェッショナル意識をもって仕事をされ
ていた。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップに参加して、私は様々なことを学びました。その中で最も印象に残っている事
は、「物事をイメージだけで判断することは間違っている」ということです。インターンシップ前、世間
的に NTT 西日本という名前からイメージすることは、フレッツ光やドコモといった情報通信の分野に長
けている企業であると思います。しかし、NTT 西日本が情報通信事業にだけ力を入れているのではなく、
顧客一人一人の信頼感を最も大切にしているということを社員の方々から教えていただきました。「情報
通信事業」と「地域や顧客に密着する」という言葉は、ものすごくかけ離れている言葉だと思いますが、
NTT 西日本は、この2つの言葉を上手にミックスさせて、世間に受け入れられているということを、こ
の3日間で知ることができました。こういった関係性の壁を越えて、物事を展開させていくという考え方
が、私の今後の学生生活や就職活動において活かされていくと確信しています。周りの人との考え方の共
有も大きなステップアップに繋がると思いますが、そこから新たなアイデアを出すには、今回のインター
ンシップで学ばせていただいたことが重要になってくると考えています。
企業の評価
昨年度以上に、積極性、基本的礼儀が成っており、さわやかでよかった。
−77−
株式会社日刊県民福井 【運輸 ・ 通信 ・ 情報】
所 在 地 福井市大手3-1-8
業務内容 日刊新聞取材編集
受入部署 編集局
研修概要 各部署の見学・体験等を通して新聞づくりの流れを学ぶ。
研修期間 8月19日~8月21日 3日間 受入人員 4名 福井大学教育地域科学部 : 漆埼一樹,福井県立大学経済学部 : 佐々木宏美,
仁愛大学人間学部 : 石原宏美 ・ 橋爪志織
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
研 修 内 容
新聞の役割・記者の仕事についての講義、デスク作業の見学と体験、取材体験、記事の
作成
新聞広告についての講義、実際のセールス活動の体験
新聞の販売についての講義、思い出新聞作り、販売店の作業見学、「Fashion-PassionSuggestion 若者×新聞」企画のインタビュー
理解できた企業 ・ 産業の特徴
新聞記者は社会の出来事の中から社会的価値のあるものを記事にする。言論 ・ 表現の自由に基づき国民
に事実 ・ 真実を伝えていく役割を持っている。よって、情報を扱うことに対してはとても重い責任がある
ということ、その責任を果たしていくことで権力の監視役として機能していることが理解できた。新聞は
社会に起きた出来事の内容の理解を深めるものとして存在しているのだと感じた。新聞会社は社会の出来
事を記事にする編集職がメインだと思いがちだが、それだけでは会社としては成り立たないということ
と、営業部門も販売部門も全てが編集作業の一つとしてあるのだと思った。実際にその現場を見させてい
ただいて、部門ごとに仕事の内容は違うけれどもどの部門も編集に携わるような仕事をしていたので、企
業全体が編集職として機能している感じがした。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップで実際に企業の現場を見るまでは、その企業に対して偏ったイメージしか持っていな
かった感があった。実際に見ることで、その企業の実態や仕事についての理解を深めることができた。世
の中で広く知られている職業部門だけでなく、あまり知られていない職業部門も見ることで自分の中の企
業や産業のイメージも変わった。今回、たくさんの方と会う機会があったが、いろんな方の話を聞けてと
ても嬉しかった。その話の中で、初めてのことでも、とりあえずやってみるという気持ちを持つというこ
とと、何事にもあきらめずに、めげずに取り組むというお話を伺うことができたので、今後の就職活動な
どにおいてかなり勇気づけられた。学生生活は残り約 1 年半だが、自分のやりたいことを最後までやり通
そうと思った。出版業の編就職に興味があったが、今回新聞の編集職を体験して、新聞記者として働くの
もありと思った。自分の職業選択の幅が広がり、とても良い機会だった。参加させていただきありがとう
ございました。
企業の評価
どの学生もやる気が感じられ、礼儀も正しく好感がもてた。
−78−
福井貨物自動車株式会社 【運輸 ・ 通信 ・ 情報】
所 在 地 福井市西開発3-204-3
業務内容 一般貨物自動車運送業、通関業、航空貨物・海上貨物の取り扱い、倉庫業等
受入部署 総務部
研修概要 国内配送及び国際輸送の部署で「物流」というものへの理解を深める。
研修期間 8月24日~8月28日 5日間 受入人員 3名 福井県立大学経済学部 : 田中来未 ・ 田中聡 ・ 加藤未菜
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
会社概要と物流業界についての説明。支店見学。
2日目
国際貨物輸送についての説明。ラベル作成・貼付。福井港見学。
3日目
トラックの横乗り体験。
4日目
支店業務の説明。敦賀港の見学。
5日目
通関士の仕事体験。小松空港の見学。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
私は、今回のインターンシップに参加して、通関業務について、また、物流の仕組みについて詳しく知
ることができ、物流業界について深く知るいい機会となった。インターンシップの研修先を選択するとき
に、大学の授業で国際貿易について詳しく勉強したから、国際貿易にかかわる仕事をしている企業に行こ
うと思い、この企業を希望した。研修前は、
「通関ってなんだか面白そうだな」としか、考えていなかった。
しかし、実際に通関実務に関する体験をしたら、複雑な計算がでてきたり、パソコン入力が難しかったり
したので、自分が考えていた以上に通関業務は難しいと感じた。今回私は、通関実務の体験を通して、実
際に通関業務はどのようなことをしているのか、トラック横乗り体験を通して、きちんと荷物が届く背景
にはどのようなことがあるのか、など様々なことを知ることができた。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップに参加して、働くということは1人1人に重要な責任があるということをとても感じ
ました。自分1人のミスでどれだけたくさんの会社、お客様に迷惑がかかってしまうのか考えると、今の
うちから自分の行動に責任をもつように意識することが必要だと思いました。支店見学の際に聞いたお客
様との電話対応や、ドライバーの方とお客様とのやり取りを見ていると、まだまだ自分は正しい言葉遣い
ができていないと思ったので、ビジネスマナーもしっかり学ぶ必要があると思いました。さらにお客様と
の間に信頼関係が築かれていることがとてもよくわかり、人と接する職業に就きたい私にとってとても勉
強になりました。また、資格を持っているかどうかで取引先の態度や会社での優遇が変わるということを
教えていただき、資格取得に向けて勉強しなければいけないと思いました。私は物流というより国際業務
にしか興味がなかったのですが、インターンシップを通じて物流業界にも興味を持つようになりました。
職業や業界を選択するうえで視野が広がり、とても良い経験となりました。
企業の評価
大変礼儀正しく、挨拶、返事などしっかりでき、とても良い印象の学生さんでした。また、研修中の活
動も積極的、意欲的に取り組んでいました。
−79−
福井テレビジョン放送株式会社 【運輸 ・ 通信 ・ 情報】
所 在 地 福井市問屋町3-410
業務内容 テレビの民間放送
受入部署 事業部、製作部、報道部
研修概要 事業イベント、制作部、報道部等で現場体験
研修期間 7月31日~8月6日 5日間 受入人員 5名 京都外国語大学外国語学部 : 加茂柚稀,甲南大学文学部 : 浅山侑菜,
都留文科大学英米学科 : 藤田有美,羽衣国際大学放送メデイア映像学科 : 松本裕,
立命館大学文学部 : 宮永遥
〈研修日程〉
日 程
1日目
2~3日目
研 修 内 容
社内見学 会社説明 スケジュール説明 おかえりなさいの送り出し見学
ペンタワイワイ夏祭りの歩道整理
4日目
TV 番組「お帰りなさい」の生中継現場見学
5日目
報道取材アシスタント 理解できた企業 ・ 産業の特徴
テレビ局は地域奉仕を積極的にすることで、地域社会に貢献しているとわかった。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回参加して一番大きかった収穫が、職場の人と知り合いになれたということです。いろんな話をさせ
ていただき業界のこと、業界の将来のこと等を知ることができました。たくさんの人と知り合い、話しが
できたことで今までの狭かった視野が広がりました。驚くような学生生活を過ごしてこられた方、起業経
験のある方、いろんな方の話しが聞けたことが今回のインターンシップで学んだことです。多様な生き方
を知ることができた経験をいかし、今後の職業選択をしていきたいと思いました。
企業の評価
炎天下での作業だったが、業務内容を理解し、指示したこと以上に自分で考え行動できる学生でした。
株式会社福井新聞社 【運輸 ・ 通信 ・ 情報】
所 在 地 福井市大和田町2-801
業務内容 日刊新聞発行、各種事業の開催、文化センター事業等
受入部署 社内各部署
研修概要 新聞社の仕事全般について知り、報道機関の役割について考える。
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 8名 愛知県立大学外国語学部 : 獅子原麻衣,下関市立大学経済学部 : 山田智拓,
金沢大学人間社会学域 : 三好悠馬,関西外国語大学国際言語学部 : 芝田麗加,
富山大学芸術文化学部 : 大廣優里,名古屋市立大学人間社会学部 : 福田彩香,
早稲田大学法学部 : 瀬戸川りさ子,福井大学教育地域科学部 : 坪田亜佳音 −80−
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
研 修 内 容
社内見学、会社の概要等説明、新聞読み方セミナー
見出し付けワークショップ、印刷センター見学
編集会議見学、編集局座学(報道センター、メディアセンター)
編集局業務体験(外勤取材)
3日目
D刊・デジタル業務体験 編集局業務体験(紙面製作)
4日目
模擬取材、執筆、執筆記事の講評、先輩社員と語る
5日目
営業局業務体験(営業同行、広告制作) インターンシップ総括
理解できた企業 ・ 産業の特徴
マスコミの役割は、人々に情報を伝えることである。新聞社の役割は、人々に情報を正確に伝えること
である。ここでいう情報とは、人々が知りたい情報に加え、知るべき情報も含まれる。地方紙の役割につ
いては、地域住民が知りたい、知るべき情報を正しく伝えることだと考えた。インターンは、読者セン
ター・編集局整理部・社会部・デジタルラボ・営業部での業務体験が組み込まれていたため、社員の方に、
いかなる信念を持って福井新聞社で働くのか、地方紙福井新聞は今後どうあるべきか、各部局で働く視点
からどのように考えておられるのか、直接伺うことができた。その中で、福井新聞社の特徴として、次の
二点が特徴であると考える。第一に、記者の方は、情報を伝える記者と受け取る地域住民は同じ立場にあ
り、福井は運命共同体であることを常に意識していることだ。地方に根ざした新聞づくりをする上で、こ
のように考えることは重要であると思う。第二に、社員としての業務の垣根を越えたものであっても、地
元のためにやろう、とする企業の姿勢である。例に、“ まちづくりのはじめ方 ” という連載において数名
の記者が実際に福井市でまちづくりを行っている。こうして地域活性を謳った活動は初めて目の当りにし
たため、大変驚いた。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップでは新聞社での仕事を体験し多くのことを学べた。福井新聞社という会社につ
いて学べたのはもちろん、社会に出て働くという事を感じることができた。いろいろな方と話をする機会
も多くとれた。どの方も責任を持ち、やりがいを持って仕事している姿を目にし、自分自身もこのような
仕事に就きたいと強く思った。また、私と同じくこのインターンシップに参加した学生と交流することで、
その学生との考え方を共有でき大変良い経験をすることができた。今はまだ就職活動に対して悩みや不安
もある。しかし、なにより就職活動に対しての意識もより一層奮い立たされ、これからやらなければなら
ないことを考えるよい機会になった。これから就職活動の開始に向けて、今やらなければならないことを
行っていきたい。
企業の評価
学生はまじめで、熱心に話を聞いていました。積極的に質問する姿も見られ、傾聴する姿勢も良く、好
印象でした。
福井放送株式会社 【運輸 ・ 通信 ・ 情報】
所 在 地 福井市大和田町37-1-1
−81−
業務内容 ラジオ・テレビによる民間放送
受入部署 社内各部署
研修概要 報道記者、番組デイレクター、映像カメラマン、事業イベント準備 ・ 実施等の見学 ・ 実習
研修期間 8月18日~8月24日 7日間
受入人員 5名 関西大学社会学部 : 竹内貴士,神戸市外国語大学外国語学部 : 谷口絵里奈,
京都ノートルダム女子大学人間文化学部 : 平沢唯,
金沢大学人間社会学域 : 久嶋裕介,福井県立大学経済学部 : 酒井沙耶加
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
・オリエンテーション、会社、仕事の概要説明
1日目
・24 時間テレビの社内ミーティング(見学)
・放送局の事業内容や民間放送の役割、課題や対策についての説明
・社内の放送設備見学(機械やアンテナなど)説明・質疑応答
・言葉を使った遊び ・報道制作部の仕事について説明
2日目
・夕方の生放送打ち合わせ会議出席
・夕方生放送の中継準備・中継現場にて中継手伝い、見学
・番組収録スタジオ見学(カメラやモニターの使い方説明、体験)
3日目
・報道制作部の部署内見学・アナウンサー体験(CM 読み)
・ラジオブース見学・夕方ニュースの取材ロケ同行・VTR 編集の見学
・ニュース(生放送)見学(スタジオ、デスク)
・イベント(お子様ランチコンテスト)準備
4日目
・24 時間テレビ概要説明・24 時間テレビ準備
・イベント(ディズニーライブ)アンケート結果集計、データ打ち込み
5日目
・24 時間テレビ手伝い・生中継(24 時間テレビ)手伝い
6日目
・各拠点での 24 時間テレビ手伝い・24 時間テレビエンディング出演
7日目
・24 時間テレビ募金集計作業・質疑応答
理解できた企業 ・ 産業の特徴
放送本部、営業本部、経営管理本部の三つの部署で出来ている。放送本部は番組を制作する報道制作部
だけでなく、FBC の強みであるラジオ放送を行うためのラジオセンター、そして、放送や電波を使うため
の放送技術部がある。営業部にも、CM 枠の販売を行う営業部やイベント企画などに関わる販促事業部な
どもある。テレビ局と一言で言っても、テレビラジオの視聴者聴取者やスポンサー、株主や取材の対象者な
どと幅広く様々な方々と関わる。また、電波を使用するということには2つ法規制があり、免許も必要と
なる。1つ目は電波法(ハード法)で、総務省からの電波の周波数などの無線設備への基準をクリアし、
免許の交付を受けなければならないものである。5年に1度更新があり、FBC では現在、本社・中継所
を含みテレビ27局、ラジオ3無線局の免許を有している。2つ目は放送法(ソフト法)で、「健全な民主
主義の発達に資するように」と定められた項目の放送基準(コード)を守らなければならないものである。
これも5年ごとに改定され、現在は放送禁止用語などを含む152項目が定められている。経営理念であ
る「心豊かな福井の実現に貢献する」ために、日々、たくさんの人が関わり合い、努力がなされているこ
とがわかった。
−82−
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップ中、働く人の仕事への向きあい方や熱意、一人一人の価値観などについて本当にたく
さんのお話を伺える機会であった。自分と異なる考え方であっても情熱や向きあい方など参考になる部分
がたくさんあり、とてもよかった。新入社員の方々のお話は今後の就職活動に活かせられそうな貴重なこ
とがたくさん聞けた。また、他大学の学生と交流を持てたことで、就職についての意見交換ができたり、
自分の仕事においての欠点(積極性に欠けているなど)を比較し理解することができたりし、人脈以外に
も得られるものが多くあった。自分の人生観の醸成だけでなく、人生経験としてひとまわり成長できた素
晴らしい期間だったと思う。
企業の評価
インターンシップの準備をしっかりしてきたという印象で、企業研究もよくできていた。
大電産業株式会社 【卸 ・ 小売業】
所 在 地 福井市春山1-6-15
業務内容 電気機器総合商社、エンジニアリング商社
受入部署 管理部
研修概要 業務部(発注 ・ 入荷 ・ 出荷 ・ 倉庫管理)・管理部(社内LANシステム)・営業部(営業
実務)にて体験 ・ 実習
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 2名 福井大学工学部 : 加藤博之 ・ 杉村佳希 〈研修日程〉
日 程
1日目
研 修 内 容
会社の朝礼に参加。会社概況。会社組織、各部署の見学。
オリエンテーション。就業体験者の心構え、会社の仕組みなどの説明。
2日目
倉庫で荷受や整理などの業務体験。
3日目
営業部で営業先へと連れて行ってもらう、営業の体験。
4日目
前日と同じ営業の体験。
5日目
業務部にて発注業務と買掛業務の体験。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
インターンシップに参加して、会社がどうやって動いているかを知ることができたと思います。会社で
は、どの社員も全員に役割が存在していて、それぞれを毎日しっかりこなしていくことで、会社は動いて
いることがわかりました。どこかの部署で何かの失敗がでると、会社全体に対してなんらかの形で響いて
くるので、どこの部署も失敗しないように自分の仕事に責任を持って、集中して仕事をしていました。会
社のある場所には住宅街が多くあるので、早朝から大きな音を立てたりしないなど、周囲との関係を大切
にすることが必要だとわかりました。卸売業は取引先との関係が大切だということもしっかりとわかりま
した。営業の人たちは取引先の人たちととても仲がよく、コミュニケーション力も大切であることがわか
りました。
−83−
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップに参加して、就職して社会人になる時に必要なことを多く学ぶことができたと思いま
す。コミュニケーション力をしっかりと身につけるなど、学生の間にできることや、学生でも必要になっ
てくることなども学べたことの一つでした。会社で5日間と短い間ではあったが、そこで会社というもの
は、どんなものなのか、働くということはどういうことなのかを学ぶことができました。他に、会社の中
の雰囲気が自分で感じることができ、取引先との人間関係などを見て、将来、自分が就職するときに、こ
んな雰囲気の良い会社に働きたいと思いました。インターンシップに参加して、自分の中での将来就職し
たい会社がどんなところが良いか、基準みたいなものをつくるのに大きく役にたつ体験をすることができ
ました。自分が就活するときには、インターンシップで感じたことを役に立てて、自分にあった就職先を
見つけたいと思いました。
株式会社PLANT 【卸 ・ 小売業】
所 在 地 坂井市坂井町下新庄15-8-1
業務内容 各種商品小売業(スーパーセンター運営)
受入部署 PLANT-3 清水店
研修概要 生活のよりどころとなる店づくりの体感及び小売業の社会的意義を知る。
研修期間 8月25日~8月27日 3日間
受入人員 1名 福井県立大学経済学部 : 長谷部侑紀
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
オリエンテーション、会社説明があり、人事部長の方から株式会社 PLANT についての
1日目
概要を説明していただき、次に人事部の方と接客学習をしました。次の日から店舗作業
に入るため、実践しながらの学習でした。最後に生鮮作業、店舗作業についての動画を
見て学習しました。初日ということでこの会社についての座学での学習でした。
午前中は一般食品、午後からは日用品部門の品出しなどの基本業務、売り場体験をしま
2日目
した。季節の変わり目ということで、どちらの部門でも商品の入れ替えをしました。売
り場が広いため、担当者一人で品出ししていくのではなく、食品チーム、日用品チーム
という風にチームになって一気に品出ししていく集中作業を体験しました。
午前中は株式会社 PLANT が独自に運営しているキッズルーム、高齢者向けサロン、グ
リーターを体験しました。高齢者向けサロンは 65 歳以上の方限定の場所で、コーヒーや
3日目
お茶の提供、受付を体験しました。グリーターは出入り口に立って出入りするお客様に
あいさつをするものでした。午後からは日配食品部門の POP(値段表示)の作成、古い
ものとの差し替えを行いました。最後に先輩社員の方への質問会、店長からのお話を伺
いました。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
小売業は様々な業態に分かれており、スーパーマーケット、ホームセンター、ディスカウントストア、ド
ラッグストア、コンビニエンスストアなどに分かれています。どの業態でも商品を低価格で販売しているの
が特徴です。しかし、近年ではスーパーマーケットでも医薬品を、ドラッグストアやコンビニエンスストア
−84−
でも生鮮食品を取り扱うようになり、業態間での差別化が難しくなってきているのが現状です。㈱PLA
NTは小売業に属し、ジョイフルストアという日用品を中心に取り扱う小規模の店舗から始まり、食品や
子供服なども取り扱うホームセンター、最終的には生鮮食品からDIY商品まで幅広い種類の商品を取り
扱うスーパーセンターに発展しました。スーパーセンターはルーラル(田舎)に展開しているのが特徴で、
売り上げが見込めないと他企業が敬遠していた地域ですが、このような地域でも生活必需品に費やす一人
あたりの潜在需要額は商業統計によれば50万円にもなり、確実な売り上げを見込めるので、この地域に
参入しました。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップに参加して、人事部や店長などいろいろな方からお話を聞くことができ、この会社や
小売業について以前よりも大幅に知識を増やすことができました。このお店を利用するだけの立場では、
お店の中のことは知ることができませんが、今回の研修で株式会社 PLANT がどのような方針で経営し
ているのか、どのような戦略を持っているのか、従業員の方々がどのような姿勢で仕事しているのかを自
分の目で確認できました。どの方からお話を聞いても、皆さんが「この会社に入って本当に良かった」
「こ
の業界は奥深くて、とてもおもしろい」など、この仕事が本当に好きで、熱心に仕事に取り組んでいるこ
とを感じることができ、小売業にとても関心を持つようになりました。今回のインターンシップで学んだ
ことや、実感したことがこれからの企業研究の基準になると考えています。好きなことを仕事にできても
雰囲気がよくなかったり、人間関係に不安があったりすると熱心に仕事を続けるのは難しくなると思いま
す。その点この会社は雰囲気も良く笑顔が多い会社だと感じました。まだやりたい仕事についてはっきり
とした考えがないのですが、企業研究の対象に小売業は必ず入れていこうと考えています。
広撚株式会社 【卸 ・ 小売業】
所 在 地 福井市順化2-12-1
業務内容 化合繊織物、編物、原糸の企画・開発・販売
受入部署 営業部門、品質管理、管理部門
研修概要 座学や工場見学を通して繊維業界と織物ができるまでの流れを理解し、産元商社の役割
を知る。
研修期間 9月14日~9月18日 5日間
受入人員 3名 福井大学工学部 : 村本竜也,福井県立大学経済学部 : 河原田衣純 ・ 西明奈
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
管理課の業務内容についての座学、営業課長とのフリートーク
2日目
業務支援室の業務内容・織物ができるまでについての座学、広撚繊維工業への工場見学
3日目
会社概要の説明、繊維業界の現状と課題についての座学、就業体験(糸の組織分解)
4日目
営業課の業務内容についての座学、サンプル商品の作成
5日目
若手社員の方との交流会
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回、インターンシップで受け入れをしていただいた企業は、モノづくりができる商社であり、開発・
生産・加工・流通の4つの機能がありました。この4つについて説明してもらうことで、会社のだいたい
−85−
の機能を知ることができました。繊維関係の商社だったので、繊維業界の現状と多くの課題を教えてもら
うことができました。繊維業界はバブル崩壊を契機に、製造原価の引き下げが加速し、素材および製品の
海外調達を強めることになります。結果として、海外の調達が増加することで国内繊維業の事業所数・従
業者数が激減しました。海外の低コストの生地に対抗するために、日本の繊維企業はグローバルな視点で
市場を読み取る必要があります。ほかにも、まねのできない商品づくりの徹底、売れる商品を選別し、早
めに仕掛け、全社供販即納体制で売ること、サービスや顧客対応能力の向上による機会損失ロスを削減す
ることなどが求められています。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップで自分が最も勉強になったと思ったのは、マナーです。当たり前のことですが、
挨拶、返事は社会人としてきちんとできなければならないし、はきはき言おうと日を重ねることに思い、
実践しました。マナーを身につけることで、就職活動でもいい印象を与えることができるし、社会に出て、
より多くの人と関わるようになった際にも、人として信頼してもらえる強みになると思うので、今後、
様々な場面で活かそうと思います。また、繊維業界の現状は思っているよりも非常に厳しいものだと痛感
しました。社員の方もそのことは受け止めており、自分がこの不景気を変えてやるくらいの気持ちで仕事
をしているとおっしゃっており、私も自分のためだけに働くのではなく、業界を変えてやるくらいの気持
ちを持って働けるやりがいのある職場で働きたいと思いました。繊維業界に限らず、国内のどの産業もグ
ローバルに対応していくことが必須だとも感じ、今のうちに英語を勉強しようとも思いました。
福井県民生活協同組合 【卸 ・ 小売業】
所 在 地 福井市開発5-1603番地
業務内容 無店舗事業(共同購入)、店舗事業(ハーツ、移動店舗)、福祉事業(高齢者介護事業・
子育て支援事業)、共済事業(医療保障)を通して、県内組合員へ安全・安心な食と
くらしの提供
受入部署 管理部 総務グループ
研修概要 ふくい県民せいきょうの「食とくらしの安全・安心」の仕組みを体験
研修期間 9月7日~9月11日 5日間 受入人員 10名 奈良女子大学生活環境学部 : 南麻由子,富山大学経済学部 : 加川衛,
甲南大学法学部 : 山樹,名城大学法学部 : 吉田悟,金沢学院大学文学部 : 小島春,
福井県立大学経済学部 : 澤田あすか ・ 荒木祥江,福井工業大学工学部 :
佐々木大聡,仁愛大学人間学部 : 矢尾恵里,仁愛女子短期大学 : 近藤梨奈
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
インターンシップ全体を通しての目標と、一日ごとの目標を設定し、それを踏まえた三
1日目
分程度の自己紹介。その後、「福井県民生協の理念・大切にしたい価値 これからのビ
ジョン」というテーマの講義。その後、事業紹介の講義と接遇実習。
「組合員からの声は組織の財産」という講義のあと、コールセンターの見学。「食の安
2日目
全・安心の取り組み」の講義。午後からは「あなたが思う顧客満足とは」というテーマ
のもとグループディスカッション。翌日、翌々日の現場実習に向けての注意事項。
−86−
3日目
4日目
朝礼に参加させていただいた。無店舗事業という組合員様のお宅への商品配送に同行さ
せていただいた。
ハーツ鯖江店で商品の品出し、割引商品のシール張り。
避難訓練に参加。現場実習のレポートを一人三分程度発表、「あなたが考える『生協職
5日目
員の仕事』とは」というテーマのもとグループディスカッション。最後に「就職活動を
始める皆さんへ 採用担当者のここだけの話」という講義。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
組合員からの出資金で運営されているので、組合員が運営、利用、出資に携わっている。そのため企業
側は組合員からの声を財産とし、事業に反映させている。組合員の声から的確に課題を抽出し、それらの
課題を事業・活動のプロセス改善を継続して行うこと、意見や苦情に対して職員一人一人が迅速 ・ 適切に
対応することで組合員との長期的信頼関係を深めることができると教えていただいた。その例の一つとし
て、移動販売のハーツ便が挙げられる。これは山間部に住む買い物難民の組合員からの冬に生卵、夏にア
イスや刺身が食べたいという声を事業に反映したもので、たとえ利益が出なくても生協がやらなければな
らない使命であると教えていただいた。さらに、組合員からの声が食の安全・安心に反映された例として、
COOP 商品という PB 商品の試食もさせていただき、どのようにして食の安全・安心を組合員の皆様に向
けて発信しているのかも学ぶことができた。ただ配送をする、ただ接客をする、ただ利用者の方と接する
だけでなく、信頼をいかに築くか、組合員の皆様の満足を得るためにはどうするべきかなど、いろんなこ
とを含めての『仕事』であるのだと分かった。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップを通して、人と接することが好きだと感じた。直接コミュニケーションをとっ
て、笑顔で接することにやりがいを感じることができた。自分の軸を持つことが大切であり、なるべく早
く自分のやりたいことや目標を見つけることができれば、そこを目指すことができると改めて理解するこ
とができたので、今後の学生生活や職業選択をするうえで、これらのことを早めに意識していきたいと思
う。また、信頼は積み重ねるもので、そのためには努力が必要であると感じた。インターンシップの接遇
実習で、社会人としての基本的なマナーとそのマナーを守ることの大切さも学ぶことができ、さらに、笑
顔は意識するものであることを初めて知り、笑顔や挨拶は今からでも実践できるものなので、これからも
意識していきたいと思う。さらに採用担当のお話を聞いて、もっと世の中に関心を持って日々の学生生活
を送りたいと思った。たくさんの人と話したり、おいしい旬のものを食べたり、世の中で起こっているこ
とに敏感になることで、自分自身を豊かに成長させることができるのだと感じた。
福井ダイハツ販売株式会社 【卸 ・ 小売業】
所 在 地 福井市浅水町102-10
業務内容 新車 ・ 中古車販売、各種銘柄点検 ・ 車検 ・ 一般整備、 部品販売、各種保険 ・ クレジット
業務
受入部署 管理部
研修概要 業界・会社説明、店舗見学、店舗等にて OJT 研修
研修期間 8月25日~8月29日 5日間
受入人員 2名 福井大学工学部 : 高橋知之,福井県立大学経済学部 : 岩田梨花
−87−
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
研 修 内 容
本社にて朝礼、オリエンテーション、丸岡店にてダイレクトメールに保護シール貼り・書
類の押印、お客様目線で店舗の気になるところ探し。終礼
清掃・朝礼 ダイレクトメールに保護シール貼り・書類の押印・店内のポップ作り
お客様に飲み物をお出しする。終礼
清掃・朝礼、お礼はがきの宛先・宛名書き・書類の押印、秋用ディスプレイの飾りつけ、
お客様に飲み物をお出しする。終礼
清掃・朝礼、草むしり、秋用ポップ作り、書類の押印、車の試乗、お客様に飲み物をお
出しする。終礼
清掃・朝礼、お客様に飲み物をお出しする。終礼
理解できた企業 ・ 産業の特徴
インターンシップに参加して理解できた企業の特徴は2つある。一つは車種にこだわらない若者の増加
や、少子高齢化などが原因で車が売れない時代であり、業界内での競争が激しい。そのため、車の販売以
外にも力を注ぐことが業界内で生き残るために、とても重要だということだ。車を販売した後の点検や車
検などのアフターサポートを行うことで売上をのばす。営業スタッフはこのアフターサポートを行うため、
1人500人もの顧客に対応しているということだ。このことをしっかり行い、顧客と信頼関係を築くこ
とで、家族や知人などの新規顧客を獲得できたり、その顧客が車を乗り換えるときも任せてもらえたりす
る。また、新車購入と同時に自社の保険に加入してもらうことも売上を伸ばすうえで重要だということだ。
もう一つは、主に軽自動車を扱うダイハツは、利用客に女性が多いため、店内をカフェ風にすることで、
女性が一人でも入りやすいお店にすることに力を入れていることを理解した。落ち着いた雰囲気の店内に
飲み物も、雑誌も充実していて利用いやすいと思った。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップに参加して学んだことはたくさんあるが、その中でも特に印象に残っていることが2
つある。1つは、営業という仕事において重要なことが、3つあり、コミュニケーション能力、ビジネス
マナー、そして熱意だと学んだ。この3つが満たされることで、売り上げにつながるのだと分かった。社
員の方々の接客する姿はこれを全て満たしていて、とても勉強になった。これら3つは営業職に限ったこ
とではなく、どんな職業にも重要なことだと考える。コミュニケーション能力とビジネスマナーについて
は、学生のうちにある程度身につけておかなければならないと思う。これから就活が始まる前までの約半
年間この3つを意識して生活していきたい。もう1つ分かったことは、営業という職業のやりがいと厳し
さだ。私には人と関わり、話したりする職業が向いているかもしれないと思った。今回学んだ営業職の良
い点、悪い点を踏まえ、これからの職業選択の参考にしたいと思う。
企業の評価
前向きな姿勢で、一生懸命な取り組み姿勢は好印象でした。
福井トヨタ自動車株式会社 【卸 ・ 小売業】
所 在 地 福井市下荒井町19字50番地
−88−
業務内容 トヨタの新車・レクサス車・各種 U-Car の販売・リース・整備、点検・通信事業、各種
損害・生命保険代理業
受入部署 本社総務部、開発店、福井大仏前店
研修概要 総務部にて、会社紹介 ・ オリエンテーション ・ グループ学習、自動車営業職の見学 ・ 体験
研修期間 9月2日~9月6日 5日間
受入人員 3名 法政大学経営学部 : 冨田毅彦,福井大学工学部 : 中谷拓 ・ 教育地域科学部 : 桑原千佳
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
研 修 内 容
福井トヨタ自動車本社にてオリエンテーション
会社のことについてのお話・社内見学
店舗実習 1 日目 福井トヨタ自動車 開発店にて
お客さんへのお茶出し・店舗内の飾りつけ・商談の見学
店舗実習 2 日目 お客さんへのお茶出し・店内の飾りつけ
事務的な作業(パンフレットの折り畳みなど)
店舗実習 3 日目 お客さんへのお茶出し・車の査定の見学(キズやへこみのチェック) 納車準備(車磨きなど)・車の見積もり見学
レクサスにて見学 福井トヨタ自動車本社にてまとめ活動
今までの活動をまとめ、インターンシップの学生と発表
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回インターンシップに参加して、多くのことを学びました。私は自動車業界をあまり知らなかったの
ですが大変勉強になりました。トヨタ車を扱う販売店は主に4つありますが、その4つ共が全く別会社で
あることに驚きました。近年、ネットで商品を買うスペック買いが多くなっていますが、車は高額なため
販売する人で買うことが多いようです。なので、販売スタッフは会話上手で、お客様との距離感や言葉遣
いなども人によって変えています。この業界でよく言われる、「車を気に入って貰うより、まず自分を気
に入られろ」という言葉を知りました。今回営業職を経験したのですが、とても大変な仕事だと感じまし
た。理由は、結果がすべて数字で表れることと、終わりがないことです。どこの企業でも同じですが、
「ほ
うれんそう、つまり「報告 ・ 連絡 ・ 相談」が大切なことが身にしみて分かりました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回インターンシップに、この企業で働きたいという意気込みを持って参加したというより、働くこと
とはどういうことなのか少しでも雰囲気を味わって、将来決定に活かせたらいいな、という思いで参加し
ました。今まで働くというのは辛くて嫌な事ばかりで、実際に自分が働くといっても想像もつかないし、
自信もありませんでした。しかし、インターンシップに参加し、社員の方々とお話をしたり、一緒に働い
たりしてみて、働く中にも一緒にふざけ合ったりして楽しいこともあるのだと感じました。また、社員の
方に、どんな仕事でも誠意を持って臨むことが大切だと言われました。誠意を持って人に接することが大
切などということを学び、これから心がけていきたいと思いました。ほかにも実際に働いている人とお話
をして、たくさんアドバイスをもらえました。これはインターンシップに参加したからこそ得られたこと
なので、大切にしたいです。今までは働くことに対してあまりプラスなイメージは持てていませんでした
が、インターンシップを通じて、考えが変わりました。あまり固くなって考えるのではなく、楽に就職の
ことについて考えていきたいです。
−89−
企業の評価
就業体験に対する積極性や、学ぶ意欲が高く、基本的礼儀がしっかり身についていました。
福井トヨペット株式会社 【卸 ・ 小売業】
所 在 地 福井市幾代2-1424-1
業務内容 トヨタ車の販売、自動車の整備等
受入部署 総務課
研修概要 トヨタ車の販売、自動車の点検・整備などの研修
研修期間 9月1日~9月5日 5日間
受入人員 4名 愛知工業大学工学部 : 森田優希,大阪経済法科大学法学部 : 中林健太,
金沢工業大学情報フロンティア学部 : 西田圭介,福井大学工学部 : 鎮守力也
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
清掃 . 朝礼オリエンテーション(会社説明)、試乗車の洗車
2日目
清掃 . 朝礼 . 天管橋見学、外回り営業同行
3日目
清掃 . 朝礼 . 車のパンフレットにて勉強 . ショールーム見学(企業訪問に来られた就活生と)
4日目
5日目
清掃、朝礼 . 外回り営業同行(パンクのお客様宅に)、保険会社の方と新人社員さんと保
険の勉強、
清掃、朝礼、ショールームにて接客(車の掃除、お茶出し)
理解できた企業 ・ 産業の特徴
自動車業界の主流は、車を売ることになりますが、それ以外にも、修理、点検、保険など様々な業務が
あり、お客様に安心、安全なカーライフを提供することが命じられています。若手教育がしっかりされて
いて、お宅訪問やお客様への声かけなどさまざまな工夫が施されて、一人前のセールスマンを育てていま
す。お客様の心をキャッチする訓練をされていることを感じました。福井では、冬に雪が降ったり、夏に
猛暑が来たりと、温度差が激しい気候でもあるので、車の故障やトラブルを起こすことが考えられるので、
トラブル前の声かけや、トラブル防止の注意を促すこともされていました。自動車業界はお客様のサポー
ターであることを忘れてはいけない、感謝の気持ちを忘れてはいけないということを仕事の様子を見て感
じました。福井にとって車は無くてはならない存在であり、福井の人が安心して車が乗れるために欠かせ
ない企業だと感じます。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップに参加させていただいて、社会人と学生の大きな違いを痛感しました。まず、どの業
務においても大きな責任を負うことを感じました。また、仕事仲間でもありますが、ライバルになること
も感じました。そのような雰囲気を早くから感じさせていただけたことはとても自分にとって収穫でした。
職場の雰囲気は私自身とても興味があり、これから仕事を選ぶ上で良い経験になりました。5日間研修さ
せていただいて、仕事は、簡単なものでなく、結果が求められますが、とてもやりがいのあることであり、
人の世話をすることが好きでないとできないと感じました。今まで自分の考えていた営業職と違った部分
−90−
を発見することも出来ました。営業職には、しっかりお客様の情報を確認する作業を怠ってはいけないこ
とも痛感しました。また、自分に足りないところは、もっと人の話に耳を傾けなければ言葉のキャッチボー
ルが成立しないこともと感じました。実習中で、自分がアピールできる部分は、挨拶と元気で自分の売り
にできることを知りました。挨拶は、自分自身今まで野球、陸上で徹底的にやってきたので、役立つと感
じました。これから、私は就職活動に取り組んでいくのですが、その前に企業や職業を知らなければいけ
ないので、実際の現場にいけるインターンシップはとても貴重な存在になりました。現場を見ることによ
り、想像していたものと違うことを発見できたことがとても良い経験になりました。企業の方とコンタク
トでき、雰囲気を知ることができたのも貴重なことでした。これからもこのような機会があったら、たく
さん参加し、悔いの残らない就職活動を行いたいです。今回体験させていただいて感謝いたします。
企業の評価
礼儀正しく、積極的に就活に活かそうと考えていました。
株式会社ホクシン 【卸 ・ 小売業】
所 在 地 福井市経田1-104
業務内容 電子計測機器及び理化学・分析機器等の販売
受入部署 営業部
研修概要 販売商品(電子計測機器及び理化学・分析装置)の基礎知識取得と営業マン同行による
営業体験
研修期間 9月7日~9月11日 5日間
受入人員 2名 福井工業大学工学部 : 舟澤惇司 ・ 藤田将太朗
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
営業体験・営業に同行させていただきました
2日目
営業体験
3日目
営業体験、午後から(技術サービスセンター)の紹介
4日目
営業体験
5日目
営業体験
理解できた企業 ・ 産業の特徴
インターンシップで研修した企業は、試験・検査機器や工業用計測・制御機器などを専門的に販売して
いる商社でした。この販売部門以外にも設計・製造部門とサービス部門があります。しかし、ほとんどの
方が営業職で、今回のインターンシップもその方々と一緒に営業先をまわる営業体験をさせていただきま
した。自分はこれまで、営業職になるのは、テレビや小説などで見うけられるような会話が得意な人が向
いている職業だと思っていましたが、実際に企業の方と一緒に営業先をまわってみて、感じたことは、顧
客の立場で、そのニーズを考えられる人が向いている職業だと分かりました。また、この考えは、どの職
業にも言えることだとも確信しました。
−91−
学んだ事、 今後活かしたい事
今回の研修で今まであまり知らなかった営業について知ることができました。そのほかいろいろなお話
をしていただき、どんな仕事でも相手、お客様に信頼を得ることが大事でそのためには頼まれたことをで
きるだけ早く、丁寧にする事が大切なこと、新聞を読み政治や世界情勢を知ることが大切なことを知りま
した。今まで話だけでは分からなかった、働くということをより知ることができました。そのほかには挨
拶がなぜ大切か、新聞から得るべき情報は何かを知ることができました。最終日には相手の気持ちを考え
て仕事をするのが大切だということを教えていただきました。今回のインターシップ先は自分が希望して
いた場所ではありませんでしたが、得るものは大きかったと思います。これで終わりにせず今後も今回学
んだことを就活に活かし、胸にとどめて社会人になりたいと思います。
三谷商事株式会社 【卸 ・ 小売業】
所 在 地 福井市豊島1-3-1
業務内容 商社(建設資材、石油製品、情報システム関連)
受入部署 情報システム事業部
研修概要 「商社マン」としての多くを学び、今後の就活に役立てる研修
研修期間 9月14日~9月16日 3日間
受入人員 4名 金沢大学人間社会学域 : 宇野雪乃,大阪経済大学人間科学部 : 田中佑佳,
同志社大学商学部 : 木内裕貴,福井県立大学経済学部 : 田中光
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
オリエンテーション 会社紹介
2日目
実習 営業同行
3日目
営業日報作成 課題発表
理解できた企業 ・ 産業の特徴
社員の皆さんは、気さくな方ばかりで笑顔が素敵な方ばかりだった。また、営業のプロの方ばかりで話
し方もきちっとしていてとても良い勉強になった。エネルギー産業、建築建材、情報システムの三つの柱
があるので、どれか一つがダメでも残り二つで補えば問題ないことから、ここまで順調な成績を打ち出し
ている。
学んだ事、 今後活かしたい事
これから私は、たくさんインターンに参加していろんな企業を知り、今後の就職活動につなげたいです。
また、今回同じインターンシップ先に参加した仲間の積極性に刺激を受けました。なので、もっとアクテ
ィブに何事も取り組もうと思いました。このインターンシップを通して、就職に関する考え方が大きく変
わりました。いい経験になり、参加して本当によかったと思いました。
企業の評価
非常に礼儀正しく積極的な学生でした。この時期から動き出そうと考える、意識の高さを感じた。
−92−
株式会社ヤスサキ 食品スーパー 【卸 ・ 小売業】
所 在 地 福井市新保北1-303
業務内容 総合小売業(食品スーパー、ホームセンター、総合衣料、ファッション専門店等)
受入部署 食品スーパー又はホームセンター
研修概要 地域に密着した小売業を研修・体験
研修期間 9月17日~9月21日 5日間
受入人員 4名 金沢工業大学情報フロンティア学部 : 酒井優起,京都橘大学文学部 : 大柳美翔子
福井県立大学経済学部 : 長谷川英里 ・ 高村美祐紀
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
①日配部門で施設・店内陳列の説明、値引きシール貼りの補助②ネットスーパ一部門で
1日目
行われている活動内容の具体的説明③惣菜部門で惣菜づくりの体験、ラップがけの体験、
値引きシール貼りの補助
2日目
3日目
①青果部門での果物の袋詰め②付属のパン屋でレジ打ち、袋詰め、パンの仕込みの体験
③精肉部門での肉の味付けからパック詰めまでの一連の作業、作業場の清掃、備品の補充
①青果部門での果物の袋詰め、ラップを使った包装、商品の検品②寿司部門でパック詰
め体験③本社で会社の概要の説明
①青果部門で果物の検品、袋詰め②寿司部門でトレーのラップ張り、甘エビの殻剝き ・
4日目
握りづくり③事務室で売り上げ計算の体験、金庫などの見学、貨幣の小分け作業、目玉
商品のポップづくり
5日目
事務所で割引券 ・ 商品券などの集計の手伝い、伝票の確認、別の種類の伝票の内容記入 ・
確認、特売のポップづくり、貨幣の小分け作業、売り上げの計算
理解できた企業 ・ 産業の特徴
私は小売業でのアルバイト経験も無かったため、小売業がどのような業務を行っているのか知りません
でした。今回、小売業の従業員が働く上でどのようなことに注意し、お客様と接する際の対応を知ること
ができ、とても充実した実習になりました。商品の配置をお客様が取りやすいように並べる他、オンライ
ンショップを展開することで遠方の顧客や諸事情により足を運ぶことができない顧客が食品を買いやすい
ように工夫されていた。また、食品売り場を24時間営業にすることでどのような仕事をしている人も買
い物ができるなど様々な面で顧客へのニーズを考えて営業していました。従業員は多くがパートやアルバ
イトであり社員は半分以下でありましたが、パートやアルバイトから社員に雇用される場合もあり、肩身
が狭い思いをすることは無いと思いました。また、エリアマネージャーが入社数年目から経験することが
でき、自分の実力がどの程度か知ることができるようになっていました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップで様々な人とお話させて頂く機会を頂いたり、様々な部門で体験をさせて頂い
たりし、自分が今まで持っていた知識とは大きく異なることが多くありました。例えば、食品を扱う時、
石鹸を使えば大体の雑菌を殺菌できると思っていたのですが、それだけで殺菌できる菌の割合はたったの
50%で、アルコールを手につけ、さらにそのアルコールを完璧に乾かして初めて100%殺菌できたこ
とになるといったことです。他に自分で体験し現実の姿を見ることが大切なのだということを痛感しまし
−93−
た。例えば、これは精肉部門で体験させて頂いた時のことなのですが、食中毒を防止するために時間をか
けてとても細かいところまで掃除なされている姿を見ることができたことです。、自分はどういう長所が
あるのか、それぞれの仕事をするためにどのようなことが必要になってくるのかなど、とても貴重な話を
聞くことができました。これからも他の業種の企業のインターンシップに積極的に参加し、仕事の内容を
明確に理解するのに努めるのと同時に、自分に適した、また自分がやりたいと思う仕事を探していきたい
と思います。加えて、企業研究にも力を入れインターンシップとは違う方向から企業についての知識をつ
けられるようにしたいです。
企業の評価
メモを必ず取り、インターンシップへの参加意識が高かった。
SMBC日興証券株式会社 福井支店 【金融業】
所 在 地 福井市大手3-6-1
業務内容 証券業
受入部署 福井支店
研修概要 証券投資の基本的な知識や証券会社の業務内容についての研修
研修期間 8月31日~9月4日 5日間
受入人員 10名 富山大学経済学部 : 山本龍角,金沢大学人間社会学域 : 駒野智紀,京都産業大
学経済学部 : 玉松汰一,同志社大学社会学部 : 冨田萌香,亜細亜大学経済学部 :
馬克,首都大学東京都市教養学部 : 藤田千晴,福井工業大学工学部 : 大音師良依,
仁愛大学人間学部 : 青山優介 ・ 勝矢梨愛,
福井県立大学経済学部 : NGUYEN THI GIANG
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
研 修 内 容
インターンシップ開講挨拶、自己紹介、支店案内、日経新聞読み合わせ、証券会社の概
要説明 ( 業務と役割についての )、株式入門、ビジネスマナー
日経新聞読み合わせ、投資信託入門、口座開設・各チャネル・サービス活用方法、オン
ライン取引・NISA 入門、コンプライアンスについて
日経新聞読み合わせ、債権入門、マーケットの変動要因について、平成27年入社社員
による体験談
日経新聞読み合わせ、ディスカッション課題準備、セミナー会場セッティング、セミナー
聴講 ( 日本経済の今後の見通し、金融所得課税一体化 )
日経新聞読み合わせ、ベテラン営業社員との懇談、若手社員による体験談、インターン
シップ閉講挨拶、ディスカッション
−94−
理解できた企業 ・ 産業の特徴
証券会社、またはその事業は社会における経済の回転を潤滑にする機能を担っている。現代において株
式は企業にとって資金調達に最も有効な手段の一つである。証券会社は成長性のある企業と資金を有して
いる顧客との橋渡しとして機能することで、企業の発展、ひいては国の経済的発展につながる。証券会社
はほかにも投資信託や債券等も扱っているが、それらについても同様なことが言える。近年日本で導入さ
れ、今後も制度の改良が見込める「NISA 制度」があるが、これは資金を貯蓄するのではなく、成長企業
への投資を増やすことで、有効に経済の発展を促そうという国の意向がある。そのため、今後はさらに証
券会社の事業意義が拡大し、社会の発展に寄与するところが大きくなるという特長がある。証券会社は顧
客との信頼が最大の取引要因となる。そのため、証券会社では実際に電話をしたり、家に訪問したりして
営業を行うことで信頼を築いている。何事もデジタル化している近年においても、証券会社ではこのよう
なアナログな一面が企業発展を支えていることも特長である。
学んだ事、 今後活かしたい事
証券会社の事業では、顧客や各企業の資金が実際に動かされるため、今回のインターンシップでは私た
ちが直接事業を体験することはできなかった。だからこそ証券会社は顧客を大切にしていることが感じら
れた。社員の方のお話を聞かせていただいても、「お客様が喜んでくださること」が一番の目標・活力で
あるため、お客様に迷惑をかけないためにも自分自身の知識を養わなければならないという強い使命感が
伝わってきました。まだ、私は就職に関して明確なビジョンを持つことができていないため、まずは多種
多様な業種、企業について詳しく調べるところから始めようと感じました。現段階で最も関心のある業種
が金融業であったため、今回のインターンシップでは金融業に参加させていただきましたが、そこで、様々
な方々から、「いろいろな業種について調べることで新たな興味を見つけ出せたり、また自分の興味のあ
る業種の良さを更に発見できたりする」というアドバイスをいただきました。そのため、まだ考える時間
のある大学3年生の間に、より良い選択ができるようにたくさんの業種や企業について知識をつけること
を目標にしようと思いました。今回のインターンシップで行ったディスカッションは「自分の資産をどう
効率的に運用するか」というものだったのですが、今になり、思い返すとそこで重要だったことは「いか
にリスクを分散して回避できるか」ということであったと感じました。就職・職業選択においても、リス
クを分散して回避するためには様々な業種について知り、自分の考えをまとめておかなければならないと
強く感じました。大学生に一番豊富な資源は「時間」だとも言いますが、これからは上記のことについて
時間を有効に使いたいと思います。
株式会社福井銀行 【金融業】
所 在 地 福井市順化1-1-1
業務内容 普通銀行業
受入部署 経営企画グループ(人事企画チーム)
研修概要 当銀行の概要及び銀行業務の説明、ビジネスマナー、模擬店経営
研修期間 9月3日~9月4日 2日間
受入人員 40名 富山大学経済学部 : 木村澪弥 ・ 山口智大 ・ 福田知広 ・ 理学部 : 与河雄太,
金沢学院大学経営情報学部 : 安藤琢磨 ・ 嵐俊貴,京都産業大学経営学部 :
井上明彦 ・ 経済学部:本田健太郎 ・ 外国語学部:上口茜,京都女子大学文学部 :
時田知佳 ・ 発達教育学部:宮本莉奈 ・ 現代社会学部:中谷有希,
−95−
近畿大学経営学部 : 渡邉裕矢,愛知学院大学経済学部 : 山下翔,
金城大学短期大学部 : 伊藤さつき,大阪経済大学経済学部 : 浦松侑里,
同志社女子大学学芸学部 : 藤本茜,立命館大学法学部 : 山口潤,福井大学教育地 域科学部 : 黒田美沙 ・ 砂村菜月 ・ 高山恵莉 ・ 田中愛美 ・ 中口優香 ・ 宮川陽子 ・
山内奏実 ・ 工学部 : 幸道健吾 ・ 中村俊介,福井県立大学経済学部 : 服部恭子 ・
山根佳奈 ・ NGUYEN HUU TRI,仁愛大学人間学部 : 奥田恭加 ・ 木下桃那 ・ 金森凪咲 ・
近藤史織 ・ 虎尾美里 ・ 橋詰真奈 ・ 横山美音,福井工業大学工学部 : 里見勇気,
仁愛女子短期大学 : 釣部楓 ・ 古池瑞穂
研修期間 9月9日~9月10日 2日間
受入人員 40名 愛知学院大学経済学部 : 上田隆平,金沢大学人間社会学域 : 小森勇駿 ・ 酒井愛美 ・
百田美穂,金沢工業大学工学部 : 坂下聖賢,金沢星稜大学経済学部 : 上田泰弘 ・
定由祐輔,京都産業大学経済学部 : 小澤清太 ・ 成田有希 ・ 吉田裕次郎,
甲南大学経営学部 : 澤田侑弥,信州大学経済学部 : 反保陸央,富山大学経済学部 :
佐々木愛佑,中央大学商学部 : 西村伊玖也,中京大学現代社会学部 : 高橋直佳, 同志社女子大学生活科学部 : 小嶋月 ・ 現代社会学部:玉邑すみれ ・ 中西望歩,
広島大学総合科学部 : 荻野裕史,和歌山大学経済学部 : 水野裕一,福井大学教育
地域科学部 : 大田舞夢 ・ 岡崎理恵子 ・ 齋藤満里奈 ・ 松井詩歩 ・ 宮口麻耶,
福井県立大学経済学部 : 比楽綾香 ・ 村瀬元,福井工業大学工学部 : 石塚善朗 ・
面野純司 ・ 諏訪登 ・ 吉田崇志,仁愛大学人間学部 : 五十嵐彩香 ・ 嘉門里佳 ・
酒井智子 ・ 佐々井香 ・ 野添理人 ・ 巻田佳奈恵,仁愛女子短期大学 : 北村絵莉 ・
小泉琴実 ・ 佐野晴香
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
一日目は座学を中心におこないました。まず簡単な開講挨拶の後、グループごと(10
人ずつ)で自己紹介をしました。自分の前に自己紹介した人の名前と自己紹介で言った
ことをひとつ言った後で、自分の自己紹介をしました。それから、銀行業務の紹介があ
りました。銀行の仕組みといった基本的な話から、信用金庫や銀行、証券会社などの金
融機関の違い、地方銀行の役目や福井銀行が独自におこなっていることなどを学びまし
1日目
た。昼食をはさんだ後は、日経新聞の読み方講座ということで日経新聞の方の講演を聞
きました。新聞をどう読むか、情報をどう集めていくのかということだけでなく、新聞
をつかった就職活動についてもお話いただきました。
その後、福井銀行のマナー担当の方から、マナー講座を受けました。姿勢や身だしなみ、
言葉遣い、電話対応の仕方、さらには名刺交換の方法も教えていただき、グループごと
にデモンストレーションをおこないました。最後に翌日の流れ、メインになるグループ
ワークの説明を受けました。資料などを受け取り、目を通し、翌日に備えました。
午前は端末操作体験と貨幣資料館の見学をおこないました。端末操作体験では、新入行
2日目
員の方が研修で使う端末に触らせてもらい、出金・入金の作業を実際に体験しました。
また操作の体験だけでなく、窓口でお客様とお話をする練習もおこないました。貨幣資
料館の見学では、行員の方の説明もまじえて、普段は見られない資料館の方に入らせて
−96−
いただきました。福井銀行にしかない貴重な資料も目にすることができました。その後、
いよいよメインとなっていたグループワークをおこないました。法人の営業体験という
ことで、午前の残り時間でグループ内での役割決め、午後からのロールプレイングでど
うやってお話を聞くかなどをグループごとに話し合いました。昼食後、グループごとに
法人営業の体験をおこないました。まずは電話でアポをとり、それから前半・後半に分
かれ、グループごとに二回ずつ、法人営業ということでお客様からお話を聞いて、ニー
ズをまとめました。それに対する解決策もグループで考え、それらを模造紙にまとめ、
グループごとに発表しました。
その後、今回のインターンシップの総まとめということで、模擬店経営をおこないまし
た。グループごとに役割を決め、お店側とお客様側に分かれて、主にお客様対応をおこ
ないました。終了後は担当の方から講評をいただきました。全ての行程を終了後、閉講
挨拶があり、インターンシップを終わりました。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
インターンシップに参加して、銀行の役割としては経済を血液になぞらえるとその血液を動かす心臓
(ポンプ役)であることが分かった。インターンシップ前は都市銀行と地方銀行の違いがあまり理解でき
ていなかったが、今回のインターンで都市銀行とは取引金額が地銀よりも多く海外拠点があり組織同士の
取引が主なのに対して地方銀行は、地域サービスが強くて地方ネットワークは都市銀行よりも高く、活動
地域が地方中心で銀行と、より親密におつきあいしたい人が主な客層であるという違いが理解できた。銀
行の業務に関しては、6つの業務1. 預金2. 貸出3. 為替4. 国際5. 証券6. 保険などがあります。銀行は
預金、貸出業務において貸出利息と預金利息との差額を収益としていることが分かった。法人営業に関し
てはビジネスマッチングをしていて、このビジネスマッチングとは企業の様々なニーズを具現化するために
銀行が仲介役となり企業紹介、情報提供を通して企業間ニーズを満たすサービスのことでバンカーは人と
人との信頼関係にこだわって仕事をしているそうです。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップで特に重要だと感じたのは、コミュニケーションの取り方でした。最初にあっ
た自己紹介から始まり、法人営業の体験など、すべての場において他者とのコミュニケーションが欠かせ
ず、いかにこれが大切なのかを学びました。また、会話だけでなく、例えば一対多数で話を聞くときには
うなずいたり視線を合わせたりすることも大切であることを教えていただきました。普段の生活ではあま
り初対面の人と話すということもないので、今回とても貴重な経験ができました。インターンシップに参
加する前は苦手意識もあったのですが、やってみると案外楽しく、また思ったよりも話せたので自信にも
つながりました。どんな職業でも重視されるコミュニケーション能力を鍛えることができるいい機会だっ
たと思います。また他にも大事なマナーや言葉遣いも学ぶことができました。
福井信用金庫 【金融業】
所 在 地 福井市田原2-3-1
業務内容 協同組織金融業
受入部署 人事部研修課
研修概要 金融に関する知識の習得、信用金庫業務の概要、顧客対応の基本・応対マナーの習得、
−97−
若手社員との懇談等
研修期間 8月24日~8月26日,8月29日 4日間
受入人員 25名 愛知学院大学経済学部 : 朝日佑治,愛知大学経済学部 : 後藤里帆,京都産業大学
経済学部 : 小林康希 ・ 経営学部 : 小川幹弘,京都橘大学現代ビジネス学部 :
笠羽絵理 ・ 村田礼奈,金城大学短期大学部 : 竹澤真夢,
甲南女子大学人間科学部 : 木下咲季,神戸学院大学経済学部 : 北村元希 ・
戸田凛太朗,島根大学法文学部 : 高木甚汰,中京大学現代社会学部 : 山下恭平,
同志社大学経済学部 : 番場彩,富山大学経済学部 : 林遼太,福井大学教育地域科
学部 : 奥出真央 ・ 栗林沙也花 ・ 中林泰志 ・ 久末茄菜 ・ 福井大学工学部 : 前川翔太 ・
森宏樹,福井県立大学経済学部 : 大崎望生 ・ 田鍋悠,仁愛大学人間学部 : 荒川杏子 ・
玉村美和,仁愛女子短期大学 : 高島彗
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
オリエンテーション
金融機関の役割と信用金庫の仕事についての基礎の勉強(PP、冊子使用)
1日目
自己紹介、CSR の取り組みについてのビデオ、金融機関クイズ
ビジネスマナー(身だしなみ、お辞儀、電話、名刺の役割)
電話における対応(ワークシート)、名刺の受け渡し練習
学生と社会人の違いは?(ワークシート)
社会人基礎力(前日の補足)、預金の種類とその概要説明、預金金利の話
2日目
未来設計(いくらをいつまでに貯めたいか)、札勘練習(縦ヨミ、横ヨミ)
預け入れ、引き出しの模擬体験、ケーススタディ(定期預金の提案、積み立てプラン提案)
の前説
ケーススタディの補足説明(投資信託について)
3日目
ケーススタディ(グループワーク)、ケーススタディの発表
若手社員との懇談会
4日目
庫内対応コンクールの見学(フェニックスプラザにて)
理解できた企業 ・ 産業の特徴
福井信用金庫は資本金 約 20 億からなり、現在の預金量 6,696 億円、融資量 3,351 億円の北陸最大の信
用金庫です。現在の店舗数は 44 店舗あり、今後は武生信用金庫との合併がありさらに多くなる予定です。
信用金庫と銀行の大きな違いは、信用金庫は融資先が中小企業に限定しているが、銀行は会社の規模に関
わらず融資をしています。そのため中小企業専門金融機関といわれています。また、主に地域内で預金と
して集めた資金を地域内の法人または個人に貸し出すことから、地域金融機関ともいわれています。信用
金庫の仕事は銀行とあまり差はありません。しかし信用金庫は相互扶助の考えから成り立っており、金融
業務を通じて地域の金融の円滑化を図り、地域社会の課題解決に取り組んでいます。地域活性化をめざし
さまざまな活動を行っています。最近では 24 時間テレビのチャリティー募金に参加したそうです。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップを通して、金融機関で行われている業務内容はもちろん、名刺の受け渡しなどの学生
−98−
生活では経験できない社会人の基礎となることも実際に体験することができました。銀行ならではの札勘
を練習することや、伝票の記入方法も学び、金融業務を経験できていい思い出になりました。金融機関を
就職先の候補にしようか少し悩んでいましたが、今回のインターンシップで興味が沸いたので、金融機関
のことをもっと詳しく勉強していきたいと感じました。また、別の業界のことも今回のインターンシップ
を通じて色々知ってみたいと思いました。
企業の評価
全体的に、元気のある学生が多く、ほかの参加者と積極的にコミュニケーションを図っていた。
野村證券株式会社 福井支店 【金融業】
所 在 地 福井市大手3-4-1
業務内容 証券業
受入部署 ファイナンシャルサービス課
研修概要 証 券学を知るための基礎知識の習得模擬投資を通して、理解を深めるセミナーに参加
し、接客を学ぶ。
研修期間 9月7日~9月11日 5日間
受入人員 9名 関 西学院大学経済学部 : 三角友惟,龍谷大学経営学部 : 岩佐健太郎,専修大学
商学部 : 藤倉久暢,福井大学工学部 : 吉田隼 ・ 山本周平 ・ 教育地域科学部 : 三屋海人,
福井県立大学経済学部 : 二本木瞭 ・ 藤本早紀,福井工業大学工学部 : 酒井啓太
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
午前は野村證券の創業者である二代目野村徳七の人生についての DVD を鑑賞した。
1日目
午後は社員の方々から株式、債券、投資信託、保険そして為替の基礎知識について講義
をしていただいた。
午前は学生がそれぞれ日経新聞の中から気になった記事を発表した。その後、内野課長
に店内を簡単に案内してもらい、若手の社員の方々から就職活動や仕事についての話を
2日目
していただいた。午後はベテランの社員の方々による野村證券独自の金融商品に関する
講義をしていただいた。具体的には、るいとう、ゆとりたいあ、一任、相続、NISA の
仕組みについてのお話だった。
3日目
午前は新聞の読み合わせと模擬投資を行った。模擬投資では、想定元本 1 億を最終日
の金曜日までに可能な限り増やすという課題を出された。野村證券独自の経済レポート
やニュースを見ながら、どの銘柄を売買すべきかをグループで考えた。午後は模擬投資
の続きをした。今日は日経平均株価が 21 年ぶりの上げ幅を記録したこともあり、好調
に 12 万ほどの利益を出すことができた。
4日目
新聞の読み合わせと、模擬投資の続きを行った。
新聞の読み合わせと、模擬投資の続きを行った。予定を変更し、課題の期限が数時間ほ
5日目
ど延期された。結果として、優勝したグループは 400 万の利益を出した。私のグループ
は 200 万の利益で 2 位だった。
−99−
理解できた企業 ・ 産業の特徴
野村証券は株式の売り買いだけでなく、債券や保険、為替、REIT など様々な商品の売り買いができま
す。また、近年では相続税の法律が変わったこともあり、相続という分野にも力を入れています。内容的
にはたくさんの商品項目が存在し、それに伴い様々な商品のサービスも存在し、経済状態も毎日チェック
し、お客様に対応しないといけないという点で、やるべきこと学ぶべきことが入社時も入社後も、ベテラ
ンになってからもあり、仕事はとても大変ですが、他の企業が1日成長したら、野村証券は1日で3日成
長させてくれるほど充実した毎日が過ごせます。また、入社時に異動有の営業、異動なしの営業、海外部
署への勤務を決めることができ、入社後にも面談などでこれらの選択を変えることもできます。野村証券
の初期教育はとても充実しており、新人には先輩社員がつき、私生活や仕事の両方の面から面倒を見てく
れ、最初のリズム作りや生活の良し悪しが分かり、より早く社会人としての行動、姿が身に付きます。ま
た、初期教育として福利厚生の賃貸マンションもあり、そこには先輩社員も居て、プライベートの相談や
仕事の相談もしやすくなっています。
学んだ事、 今後活かしたい事
このインターンシップを通じて、証券業に関することだけではなく、残りの大学生活をどのように送る
べきか、そして、就職を考えるときのヒントを学ぶことができた。私は元より金融に興味があったため、
インターンシップに証券会社を志望した。実際にインターンシップに参加し、社員の方々から話を伺うこ
とで、金融業に就職するためには、どうしなければいけないかを具体的に考えることができ、将来の自分
のイメージを思い描くことができた。社員の方々の多くは入社する前は経済に関する知識がなく、入社後
に証券の勉強をしたらしい。大学生のうちにやっておくべきことを聞いたところ、勉強だけをせずに、程
よく息抜きをしながら自分のやりたいことをするように言われた。私はこのアドバイスを素直に受け入れ、
残りの大学生活を悔いのないように送りたいと思う。近年、入社後1年以内でやめる社員が多い。このよ
うな人たちは入社前に抱いた仕事のイメージと実際の仕事が違ったのだろう。私は、就職は都市部にある
大企業にこだわらずに、興味のある仕事ができる会社に入りたい。そして、入社してすぐにやめることの
ないように、自己分析や企業研究をしっかりやっていきたい。
企業の評価
与えられた課題について真摯に取り組んでいました。
株式会社大津屋 【飲食 ・ 宿泊 ・ サービス業】
所 在 地 福井市西木田1-20-17
業務内容 ダイニングコンビニエンスストア「オレボステーション」等を直営で運営
受入部署 管理本部
研修概要 新規サービスの企画~立案までを具体的に検討する。
研修期間 8月10日~14日 5日間
受入人員 3名 首 都大学東京都市教養学部 : 赤尾啓伍,福井県立大学経済学部 : 清水いくみ ・
村田真白
−100−
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
研 修 内 容
自己紹介,オリエンテーション〈会社説明など〉,店舗案内,会議の様子を見学,DVD
鑑賞〈企業の歴史、最新の活動〉
SWOT 分析,ライフプランの作成,「オクトーバースカイ」DVD 鑑賞
北鯖江店訪問,ケースメソッドの実例,最近の消費者の買い物欲について(コメダ珈琲
とスターバックスを訪問)
4日目
クリティカルシンキング,ロジックツリー,ピラミッドストラクチャー
5日目
ケースメソッド実践
理解できた企業 ・ 産業の特徴
主にダイニングコンビニを経営していますが、名産品のお土産屋や企業家向けの教育事業など様々な事
業を展開しています。ダイニングコンビニはコンビニエンスストアと弁当・惣菜店や飲食席が融合した全国
でも珍しい営業形態で、1人1回当たりの平均消費額がコンビニで全国1位になっています。しかし、お
総菜やお弁当はすべて店内で調理しており人件費がかさむためそれほど大きな利益につながるとは言えま
せん。また、近隣に他のコンビニができても売り上げが落ち込むことがなかったことから、普通のコンビ
ニとは差別化が図られていると言えます。しかし更なる差別化を図るため新たな取り組みも行っていま
す。社長は、大津屋をこれまでの酒屋から福井初のコンビニに変えたように、顧客の N EEDSを察知し、
時代に合わせた事業を行うことを重視しており、この先大津屋が何をしているかは分からないとおっしゃ
っていました。また、同族経営の企業であり、企業方針としては拡大戦略をとらないということもわかり
ました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップでは、大学生活で学んできたことよりもより実践的なマーケティング戦略や、
プレゼンの仕方などを教えていただきました。実際の会議の様子なども見学させていただき、教えていた
だいたものが現場でどのようにいかされているのか、より理解を深められました。また、目標をもって行
動することで、行動が変わってくるということを学んだ。目標を持つことの大切さがわかったので、自分
がなにをしたいかを考え、何事にも目標をもって取り組まなければならないと思いました。さらに、論理
的思考力の鍛え方や、提案の方法も学んだので今後のゼミ活動や社会に出てからも活かしていきたいで
す。職業選択については、現在、自分のやりたいことや就きたい仕事がまったく見えていないので、それ
を見つけていくことから始めなければならないと感じています。今は、その目標がはっきりしていないた
め、なんとなくで学生生活を過ごしてしまっている部分もあると今回のインターンシップで実感しました。
そのため、今回のインターンシップでもやらせていただいた自己分析を今後も行っていかなければいけな
いと思いました。
あわら温泉 政竜閣 【飲食 ・ 宿泊 ・ サービス業】
所 在 地 あわら市西温泉1-102
業務内容 旅館業
受入部署 館内各部署
−101−
研修概要 「THE旅館」を知る!~温泉宿の裏側~人の生活基礎「衣・食・住」すべての要素を
扱う形態の業種は少ないが、その中でも温泉宿は「癒し」をも提供する特別な存在であ
る。旅館内各箇所の業務を体験し、旅館の仕事の理解を深める。
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 1名 福井県立大学経済学部 : HGUYEN NGOC ANH
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
オリエンテーション、自己紹介、担当の方から、館内の設立、規模、構造、特徴等を紹
1日目
介して頂いた。館内の見学した後、女将による浴衣の着付け方、マナー講習で部屋の出
入り方、お茶の出し方等を教えて頂いた。
2日目
3日目
4日目
5日目
朝は布団揚げ・部屋掃除、夜は布団敷きを体験した。
調理場で料理の盛り付け、皿出し等の朝食のサポートを体験、返却されてきた食器を洗
い場で洗い、お皿の戻し方を学んだ。
実際にお客様と触れ合い、お客様のお見送り、お出迎えを行った。夕食の料理出し・片
付け等を体験した。
接客業務を続けて、朝食の料理出し・片付け等を体験し、最後に研修についてのアン
ケートを答え、代表と女将による質疑応答と研修のまとめの後、閉会して頂いた。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
政竜閣はあわら温泉の中では、中規模であり、歴史が浅いので老舗という感じの旅館ではなく、新しい
ことにどんどんチャレンジしていく旅館である。また、2007年頃から続々とリニューアルしてきて部
屋を単に綺麗にしただけではなく、他の旅館にはない特徴的な客室を造った。大人数で泊まれるような大
きなお部屋、お部屋にカラオケルームが付いている露天風呂付き客室、卓球とカラオケルームが付いてい
る露天風呂付き客室である。また楽天トラベルアワード7年連続受賞している旅館でもある。
学んだ事、 今後活かしたい事
接客業という仕事にやりがいを感じることができ、接客業も視野に入れてこれから就職活動をしていこ
うと考えるきっかけとなりました。お客様の喜んでいる姿を直接感じることが出来るのは、自分の中で非
常に大きなやりがいとなり、次の日の仕事に対するやる気へと繋がっていきました。今後の学生生活では
バイトなどでも接客を更に磨き、人とのコミュニケーションをもっと大切にしながら過ごしたいと考えて
います。一番印象に残っているのが、ある社員の方が「私はこの仕事に誇りを持って取り組んでいます」
と言っていたことです。どのような職業に就いたとしても、仕事に誇りを持って真剣に取り組めるような
社会人となれるよう努力します。一人の人間として更に成長できるよう、残り少ない学生生活で沢山の経
験を積みたいと考えています。
サバエ・シティーホテル 【飲食 ・ 宿泊 ・ サービス業】
所 在 地 鯖江市桜町3-3-3
業務内容 ホテル業(宿泊・宴会・婚礼・レストラン)
受入部署 料飲サービス部
研修概要 ホテルバンケットパーティー準備及びルームメイク業務等
−102−
研修期間 8月12日~8月16日 5日間
受入人員 3名 埼玉大学教育学部 : 山崎麻里奈,京都女子大学文学部 : 黒田美希子,
仁愛大学人間学部 : 柳内裕貴
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
簡単なあいさつと全体の日程の確認を行った後、レストランで食器の並べ方などを教わ
1日目
った。次に、明日のパーティーのための会場のセッティングを行った。椅子の配置の仕
方や、明日の仕事内容等の説明を受けて 1 日目は終わった。
この日はパーティーがあったので初めにパーティーの最終準備を行った。パーティーに
出す食事のセッティング、会場全体の確認などを行った。
2日目
パーティーが始まってからは主にホールでの仕事を行った。開いた皿の回収、お客様の
案内、なくなりそうな食事や飲み物の補充など。
最後に会場の後片付けをして終わった。
昨日の片付けの続きをした後、次のパーティー会場のセッティングを行った。椅子を並
3日目
べたり、倉庫から必要なものを取り出したり、テーブルクロスのかけ方を教わったりを
した。セッティングが終わった後に、講義を開いてもらい社会人としてのマナーなどを
教えてもらった。
今日もパーティーでのホールの仕事が主な仕事だった。開いた食器の片付け、ビールビ
4日目
ンを冷蔵庫から出して補充したり、開いたビンを片づけたりした。後は別の会場に食事
を出したり、足りない備品を取りに行ったりした。
簡単に会場の片付けをした後、今日は使っていない階の掃除を行った。
5日目
掃除機で客室や畳の部屋、廊下などのごみをとった。終わった後にパーティー会場の
ホールの仕事を行った。開いた食器やビール瓶の片付けを中心に行った。最後に支配人
から講義をしてもらいインターンシップを終えた。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回インターンシップに参加してホテルでの業務を体験してみて一番理解できたことはお客様のことを
第一に考えて仕事をしているというということでした。自分が体験させてもらった仕事の中に同窓会での
仕事がありましたが、お客様と一緒にいい会場を作ろうとしていました。パーティーには子供連れのお客
様も多く来られるので子供用の足が高い椅子を用意していたり、子供用のプラスチックの食器を用意して
いたり子供連れのお客様への配慮がみられました。また、今回のパーティーではビュッフェ形式だったの
だがどこに何があるのかを事前にマイクで説明したりするなどしてお客様が迷われないようにしていまし
た。ホールで仕事をしている人はみなさん笑顔で仕事をしていて、顔見知りのお客様も多く、話をしてい
るところも見られてお客様とよい関係を築くことは接客業においてとても重要なことだと感じました。そ
のためには笑顔でいることは大切だと感じました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップでは、実際にホテルで働かせてもらったことで今まで自分が当たり前だと思っ
て受けていたサービスが、裏でどれだけ多くの人の労力によって提供されていたものだったのか学ぶこと
ができました。会場ひとつ準備するにも多くの人が前日から時間をかけなければいけないことを忘れてい
−103−
たので今回改めて学ぶことができてよかったと感じました。多くの人が一緒に仕事をしていると「報連相」
の大切さがよくわかりました。人が多くなるとどうしても情報の伝達が難しくなってしまい、間違ったこ
とをしてしまうことがあるので報告や連絡、相談は仕事をするうえでとでも大切なことだと分かりまし
た。今回のインターンシップでは自分から積極的に話しかけることができずに、従業員の方たちに話しか
けてもらって助かったので、これからは自分からもコミュニケーションをとっていけるようにしなければ
いけないと感じました。従業員の方たちや、お客様といい関係を築くことはとても大切なことなのでこれ
から努力していかなければならないと感じました。今回のインターンシップで接客業におけるコミュニ
ケーション能力の大切さとサ-ビスを提供することの労力などを体験したことで自分には主たる業務を下
支えするサポート業務が向いているのではないかと感じました。また、担当の方に直接話をしていただい
たおかげで今後の就職活動に役立つご意見をいただくことができました。特に企業が求める資質について
ご意見頂いたことがとても参考になりました。自分が知らなかった世界を見ることができて、とてもよか
ったと感じました。これからもほかの業界のことを調べて自分の選択肢を増やしていきたいと思いまし
た。
税理士法人上坂会計 【飲食 ・ 宿泊 ・ サービス業】
所 在 地 越前市赤坂町4-1
業務内容 記帳申告、監査、資産運用、相続対策他
受入部署 記帳申告
研修概要 記帳申告業務を中心にして、様々な業務を体験
研修期間 9月14日~9月18日 5日間
受入人員 1名 福井県立大学経済学部 : 矢野優美
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
研 修 内 容
オリエンテーション、口取紙付け振替伝票の作成、領収書綴り、社会保険労務士 鳥居
さんのお話、口取紙付け、総勘定元帳綴り
振替伝票の作成、売上 ・ 手形の金額入力、相続コンサルタント 辻さんのお話、コンピュー
タへの仕訳入力
口取紙付け、コンピュータへの仕訳入力、社員 村上さんのお話、コンピュータへの仕
訳入力、領収書綴り
振替伝票の作成、コンピュータへの仕訳入力、総勘定元帳綴り、振替伝票の作成、コン
4日目
ピュータへの仕訳入力、振替伝票の作成、コンピュータへの仕訳入力、税理士 片川さ
んのお話、コンピュータへの仕訳入力
5日目
口取紙付け、総勘定元帳綴り、領収書綴り、広報担当 廣場さんのお話、エルダー(教
育係)笹岡さんのお話、振替伝票の作成
理解できた企業 ・ 産業の特徴
会計業務だけではなく、人事 ・ 労務を担当する企業、IT 経営を担当する企業、事業継承 ・ 企業防衛を
担当する企業、海外進出を支援する企業の 5 つの企業で成り立つグループ会社であることが分かった。会
計業務を担当する㈱上坂経営センターを軸として、4 つの会社で会計情報をもとに中小企業を支援してい
−104−
く会社であると分かった。そして、会計ソフトが普及しつつある現在、会計業務だけではソフトに取って
代わられてしまうため、会計業務から派生したグループを形成しているということが分かった。また、実
際に職場で会計業務の一部を担当させていただいたことで、会計業務の基礎と、社員の方のコミュニケー
ション能力の高さ、職場の雰囲気が分かった。会計業務の基礎は、必要な書類の綴り、 仕訳、 会計ソフト
を使った残高試算表の作成である。社員の方は実際に顧客のもとに訪問するほか、顧客に電話口で対応す
るのだが、電話口での対応を聞いていると、言葉遣いや声のトーンが顧客を気遣った対応であると感じた。
職場の雰囲気は、想像していたよりも明るく、社員同士のコミュニケーションの多さ、大きな声での挨拶
があることに驚いた。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップを通じて、勉強の習慣を身に付けること、コミュニケーション能力・挨拶など
のマナーを向上させることが必要であると感じた。インターンシップ期間中に社員の皆様から様々なお話
を聞いたが、そのお話の中で、どの方もおっしゃっていたのは、資格取得や業務に必要な知識を身に付け
るために毎日の勉強が必要であるということであった。私は、社会人になると勉強する時間など無いもの
と考えていたが、実際は、資格取得のための勉強、会計業務に必要な知識を身に付けるための簿記の勉強
が必要であり、会社を上げて読書を促しているということであった。また、顧客と話をする際に会計の知
識だけでなく、顧客の企業やその業界の特徴についても理解している必要があるため、それらの下調べな
ども必要になるということであった。今後の学生生活では、自主的に勉強する時間や、読書をする習慣を
身に付けたい。実際に会計事務所の業務を体験させていただいて、お話を聞く中で顧客とのコミュニケー
ションから得られる情報が重要であると感じた。会計事務所の業務のメインは事務作業であっても、接客
が重要な業務である。そして様々な顧客を相手にするため、相手に応じてコミュニケーションの方法を変
えることが必要である。今後はそのようなコミュニケーション能力を身に付けられるよう、目上の方とも
会話をするように心がけたい。最後に、今回の研修先は比較的規模が小さい企業であったが、企業の雰囲
気の良さや向上心の高さが分かり、非常に良かった。今後は希望する職業の選択肢の中に中小企業も入れ
ていきたいと思った。
企業の評価
まず出社時間が毎朝とても早く、礼儀正しさ、仕事への積極性が素晴らしいと思いました。話をまじめ
に聞き、大変好印象でした。自分の 1 日を振り返り反省点を見つけて改善しようと取り組んでいました。
税理士法人たすき会 【飲食 ・ 宿泊 ・ サービス業】
所 在 地 福井市乾徳1-9-5
業務内容 税理士業・会計事務所
受入部署 事務所内各部署
研修概要 所内・所外での業務を通じて会計事務所の仕事について理解を深めてもらう。
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 福井工業大学工学部 : 池田裕哉
〈研修日程〉
日 程
1日目
研 修 内 容
・自己紹介 ・事務所紹介 ・事務所案内 ・ビデオ視聴・寺尾先生と対談
・帳簿整理等
−105−
2日目
・記帳代行等・仕訳入力等
3日目
・領収書チェック・仕訳入力等
4日目
・研修委員会傍聴・データ入力等・刊行物発送準備
5日目
・伝票整理、集計等・データ入力等、ブログ作成、藤井先生と対談
理解できた企業 ・ 産業の特徴
税理士法人たすき会は TKC 全国会という組織に所属している税理士事務所でした。この TKC 全国会
に所属している税理士事務所の特徴は、関与先企業の社長に直接会計ソフトの使い方を教えるという方法
を採っている事です。こうすることで、月次巡回における財務諸表監査の時間を短縮することができ、関
与先企業の社長もリアルタイムに自社の経営成績を把握できるというメリットがあるということが分かり
ました。また、福井の企業の多くは中小企業であり、それらの企業の株主は経営者自身の場合がほとんど
で「所有と経営の分離」が行われていないという現実問題が存在することが初めて分かりました。福井で
税理士事務所をやっていくには、この問題と向き合い会計を通してこれらの企業を倒産させないことが重
要で、そのためのアドバイス力が大切だと分かりました。
学んだ事、 今後活かしたい事
最初、インターンシップに参加するまでは税理士事務所は帳簿整理や記帳代行等の手続きを主に行って
いる場所だと思っていました。しかし、実際の現場においては、税理士の先生方や職員の皆さんの多くは
事務所にはいませんでした。なぜならば、相手先企業に出向いて職務を行っていたからでした。これを見
て、僕は税理士事務所で働くためにはコミュニケーション能力も不可欠だと感じました。これからの学生
生活では、勉強以外にもこのような基本的な能力も身に着けていかなければならないと思いました。税理
士事務所で働くために必要な専門知識やその勉強法、またそれにより経験したご自身の苦労話などを税理
士の先生方から教えていただきました。これを聞いて、自分はまだまだ努力が足りないと自覚することが
でき、いい刺激をいただきました。この経験を活かして残りの学生生活を有意義なものにしていこうと思
いました。今回インターンシップに参加して本当に良かったと思いました。
企業の評価
物事を素直に聞く姿勢ができていました。作業中のわからない点はすぐに質問し、間違えないよう丁寧
に取り組んでいました。真面目に丁寧に業務に取り組んでいました
東横イン福井駅前 【飲食 ・ 宿泊 ・ サービス業】
所 在 地 福井市大手2-1-1
業務内容 ビジネスホテル業
受入部署 フロント
研修概要 ホテル業務及びフロント業務体験
研修期間 8月25日~8月29日 5日間
受入人員 3名 福井県立大学経済学部 : 古谷愛 ・ 深谷真由,仁愛大学人間学部 : 森嶋涼加 −106−
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
・朝礼参加(職場の教養,自己紹介)。・館内案内(屋上の仕組みや各タイプの客室拝
見)。・会社の概要を学ぶ(東横インのあゆみ,特徴等の内容の DVD を見る,支配人石
1日目
谷様から補足のお話)。・ホテルの役割である守秘義務についての DVD を見る。・ビジネ
スマナーについて(敬語や基本)。・社長の講演 DVD を見る(主に東横インとは)。・福
井テレビで放送された、東横インで行った「はじめての出張」の録画テープを見る。
「メイクさんのお仕事を体験。」・(6 階のスリッパと枕カバーを回収して、新しいスリッ
2日目
パ・歯ブラシ・ゴミ袋を各部屋へ置く作業。)・(4 階〜 11 階の 192 室の各部屋に置かれ
ている時計の掃除・時刻合わせ)
「メイクさんのお仕事を体験。」・(6 階のスリッパと枕カバーを回収して、新しいスリッ
パ・歯ブラシ・ゴミ袋を各部屋へ置く作業。)・(26 日の続きで、残りの 2 階〜 3 階の 47
3日目
室と、26 日にリネンやエコプランで入れなかった部屋の各部屋に置かれている時計の掃
除・時刻合わせ)
・(2 階〜 11 階の全 239 室の湿温時計・エアコンのリモコンの掃除)
・(た
のやく(月刊雑誌)の8月号回収)
・(VOD のパンフレットを 1 冊ずつファイルに入れる)
・
(インフォメーションのバインダーに東横インのシールを貼る)
「フロントさんのお仕事を体験。」・朝礼参加(前日の引き継ぎ事項などの共有の場。職
場の教養)・フロントロビーの清掃(ビジネスカウンター・机・製氷機・ランドリー内・浄
水器の清掃)・自動販売機飲料補充(売れてなくなっている飲料を倉庫から探して、自
販機に補充)
・お客様のお迎えの準備(おしぼりを畳み、蒸し器の中へ)(ウェルカムコー
ヒの準備。コーヒーを淹れて、紙コップを補充。)(チェックイン時等に必要な、HNS 画
面の見方。氏名検索や残室状況が確認できる画面への入り方、検索の仕方を教えて頂い
た)(預かり荷物の受付・お渡しの仕方を教えて頂いた)・東横インのパンフレットの印
刷ミスに、上からシールを貼る作業。
・鍵チェック・キーボックス入れ(清掃から戻って
4日目
きた鍵があることを確認したら、各部屋に設けられているキーボックスに入れる)・貸
出し物(爪切りや充電器)をお客様に貸す時の仕方を教えて頂いた・フロントロビーの
チェック(清掃済みか,パンフレットが整っているか,AED 作動しているか,自販機の
売り切れはないか,有線は流れているか等の総チェック)
・客室チェック(代表して 3 室。
清潔で安心できる部屋になっているかを確認する作業)
・ホテル近隣の飲食店を、マップ
を持って実際に場所の確認へ行った。お客様にどういう風に説明したら分かりやすいか
を考えながら歩き、説明の仕方を考えた。・ロビー活動(お客様が入ってきたら「おか
えりなさいませ」外出する時は「いってらっしゃいませ」と挨拶。預けてあった荷物を
お客様にお渡し。鍵の受取り。ガウン・くし・レザーのお渡し)
「フロントさんのお仕事を体験。」・フロントロビーの清掃(フロントにある全てのごみを
回収。灰皿の掃除。ビジネスカウンターの掃除。カミソリ、くし、ガウンの補充。自動販
5日目
売機飲料の補充。)
・お客様のお迎えの準備(おしぼりを畳み、蒸し器の中へ)
・ホテルか
らの道のり(駅、市バス乗り場、えちぜん鉄道、福井城跡、養浩館、片町、柴田神社)
をお客様に道案内をわかりやすくするために、実際にその場まで歩いていき確認。分か
りやすい道案内の仕方を考える。・ウェルカムボードの作成(ホテル玄関に置いてある、
−107−
福井の魅力を伝えるボード。福井のグルメについてのウェルカムボードを作成した。実
際に 2 週間程度ホテルの玄関に飾って頂く。)
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回インターンシップに参加して、ビジネスホテルのことを理解する良い機会となった。東横インは、生
活の流れ中で泊まれる日常型のホテルとして稼働している。全国にある各ホテルの使い勝手を均一化し、
お客様がどのホテルを利用しても戸惑うことなく、安心して利用できる仕組みをつくっているのだ。昔は
ビジネスホテルというと男性が泊まる場所という概念があり、女性が泊まりづらい場所だった。そのため、
女性の感性を重視したホテル運営をしており、女性が働きがいのある職場を目指している。お客様への
サービスや地域貢献を行っている部分がたくさん存在する。自動販売機の飲料を従業員が自ら補充するこ
とで、お客様に安く飲料を提供するという工夫がされていた。ホテル内にはレストランが設置されていな
いが、あえてそのようにしており、お客様が近隣のお店を利用することでそのお店が繁盛し、近隣のお店
とも良い関係を築いていくための配慮も行っている。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップ参加を通じて学んだことは、大きく3つあります。1つは、働くことへの意識
です。ただ単に生きるため・お金を稼ぐために働くのではなく、お客様に喜んで頂くために・自分の働く
会社をよりよくしていくために試行錯誤して実践していくことが大切だと感じました。特に今回研修させ
ていただいた東横インでは、タイムリーにお客様の声がアンケート等を通して、良かった事悪かった事の
情報が流れてきます。良かった事として挙げていただけるような行動を取り、悪かった事があれば直ぐに
改善できる力が必要だと感じました。2つめは、仕事を時間内に終わらせる要領です。メイクさんのお仕
事を体験させていただいた時、1つずつ丁寧に清掃をしていたら 1 日で全ての清掃を終えることができま
せんでした。午後で巻き返さなければならないと感じ必死にスピードをあげましたが間に合いませんでし
た。時間をかけて丁寧に作業するということより、丁寧に素早く作業する力が必要だと身をもって感じる
ことができました。3つめは、仕事内容は想像とは違うということです。仕事内容は実際に働いてみない
と分からないこともあると良く聞きますが、その通りだと実感しました。こんなことまでするのだなと思
えた部分がたくさんありました。今回の研修で、仕事を選ぶ際は、仕事内容はしっかり把握できるところ
は把握するべきだと感じました。また、お客様と直接かかわり合う仕事がしたいと思うことができました。
良い意見も悪い意見も全てを聞き入れていけるような人材になりたいです。そのためにも今後の学生生活
においては、早めに職業調べを行い、それを怠ることなく、また人の話にはしっかり耳を傾けていきたい
と思います。
公益財団法人福井県文化振興事業団 【飲食 ・ 宿泊 ・ サービス業】
所 在 地 福井市今市町40-1-1
業務内容 福井県立音楽堂の管理運営、コンサート等の自主企画・運営等
受入部署 総務・管理課
研修概要 「福井ハープセミナー2015」の運営補助、来館者対応
研修期間 8月18日~8月23日 6日間
受入人員 4名 金沢学院大学文学部 : 堀川結衣,京都文京大学臨床心理学部 : 橋詰花奈,
福井県立大学経済学部 : 小寺紗稀,仁愛大学人間学部 : 松井亜樹 −108−
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
研 修 内 容
自己紹介と施設見学、楽屋の椅子や譜面台の確認、パンフレットにチラシを挟み込む仕
事を行った。インフォメーションセンターでの CD の貸し出しの手順を教えてもらった。
午前中に椅子や机を並べる楽屋のセッティングとチラシを挟み込む仕事をした。午後は
ハープコンサートの打ち合わせの見学とコンサートの開演の様子を見学した。
午前中はケータリングとインフォメーションセンターで CD・DVD の整理をした。午後
は弁当の配膳、大ホールの椅子並べ、照明・音響の見学をした。
午前中は小舞台下手袖でドアの開け閉め、大ホールの椅子の片づけをした。午後はイン
フォメーションセンターで CD・DVD の整理、ケータリング、お弁当の配膳をした。
午前中はケータリング(飲み物補充)、受講生の荷物預かり、プログラム折る作業をした。
午後は受講生コンサートで会場のドアの開け閉め、プログラム渡しをした。
楽屋のチェック、反省会をした。この日は午前で終了。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
利用者の快適な空間のために、細かな物の配置にも気を配り、コンサートのその瞬間にしか味わえない
空間を作るために企画、準備を綿密に行っている。また、評価を求めた働きではなく、その時に出せる最
大限の能力でもっておもてなしをしている。音響や照明は聞こえて当たり前、見えて当たり前という認識
である中、当たり前のことを支える陰の役者がおり、シビアな業務内容であるにも関わらず、当たり前に
見せていることの凄さを知った。当たり前のように思われていることや、些細なことにも気に掛けて、笑
顔で利用者が帰られる姿をお見送り出来るように日々努力をしていて、そのことに誇りを持っている。ま
た、文化を扱うイメージから事務作業などが多いのかと思っていたが、会場設営などでは椅子や机を動か
すなど、肉体労働もあった。何のため、誰のためを意識して効率良く作業をしている。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップに参加して、初日は緊張しましたが日が進むにつれて他の研修生とも打ち解け、程よ
い緊張感をもって仕事をすることが出来ました。企業で働くとはどういう事か・職場の雰囲気・文化に関
わる仕事とは何かを知ることができてよかったです。私は楽器を使うサークルに入っているのでコンサー
トの準備から片付けまでの流れを知ることができて勉強になりました。舞台の照明や音響室など普段入る
ことができない場所も見学することができてとても良い経験になりました。それから、接客マナーや社会
人としてのマナーも多く学ぶことができました。このインターンシップに参加して、積極性が足りないこ
とや周りの状況確認不足、冷静な判断力が足りないことなど自分の欠点がたくさん見えてきました。今後
改善していこうと思います。インターンシップ中は辛いこともたくさんありましたが、自分の欠点が分か
り、他の研修生から刺激を受けて今後の学校生活をもっと頑張ろうと思うことができました。また、働く
とはどういうことかを体験でき、自分の将来に向けて就職活動の選択肢を増やすことができたのでこのイ
ンターンシップに参加して良かったと思いました。
企業の評価
接客面において心を尽くそうとしている努力が見られた。
−109−
フリックイン福井株式会社(エースイン福井) 【飲食 ・ 宿泊 ・ サービス業】
所 在 地 福井市中央3-4-20
業務内容 ビジネスホテル経営
受入部署 フロント 研修概要 基本的なビジネスマナーや接客及びフロントにてホテル業務体験。
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 京都光華女子大学短期大学部 : 加藤里歩
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1日目
会社概要説明・館内見学
2日目
接客・マナー等の研修
3日目
フロント業務体験
4日目
〃
5日目
まとめ・感想発表・懇談
株式会社北陸環境科学研究所 【飲食 ・ 宿泊 ・ サービス業】
所 在 地 福井市光陽4-4-27
業務内容 公衆衛生検査(水道水検査、食品検査)、環境測定分析
受入部署 技術室
研修概要 飲料水や環境水の水質検査、食品の理化学検査、土壌分析、作業環境測定等
研修期間 8月31日~9月4日 5日間
受入人員 2名 兵庫県立大学理学部 : 高見侑希,福井大学工学部 : 江守由芽
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
研 修 内 容
会社説明、業務説明、社内見学
生活科学部で水に対する滴定、電気伝導度測定
総務部で受付業務説明、書類整理
環境科学部で土壌分析として土壌の粉砕、ろ過
環境科学部で土壌分析として土壌の粉砕、計量、ろ過
営業部でテレビ撮影見学、展示会用リーフレット準備、荷札作成
生活科学部で採水容器の組み合わせ準備、容器洗浄
食品中残留農薬検査の野菜の粉砕、前処理操作
環境科学部でデータの電子化作業、プランクトン前処理、
ヘキサン前測定、pH 測定、土壌の粒度試験
理解できた企業 ・ 産業の特徴
この企業はお客様のことだけではなく、社員の幸福も考えた非常に働きやすい環境にあると感じまし
た。離職率が非常に低く、また女性の産休も取りやすく、産後に復帰しやすいことは魅力的です。また、
−110−
社員同士の仲が良く、毎年の慰安旅行にはほぼ全員が出席するそうです。このような温かい雰囲気の職場
で是非働きたいと思いました。また、福井県内で最も分析を委託されている所であり、周囲からの信頼度
が高いのだと分かりました。県内で唯一食品検査を行なっているということや、東日本の震災後、中部県
内で初めて放射能検査を開始させたということから、優れた分析機器がそろっており、注目度の高い企業
であると感じました。分析業界においては正確さが大切であり、作業工程1つ1つを怠ってはならず、集
中力のいる業務が多いです。また、清潔さを大切しておられ、容器の洗浄はもちろん、業務毎に部屋を分
けているところもありました。業務の責任が重く、精神的な圧力がかかるのではないかと考えていました
が、職場の雰囲気が和やかで社員の方々は心に余裕を持って仕事をしておられました。
学んだ事、 今後活かしたい事
もともと検査や分析の業務に興味を持っていたので、この企業のインターンシップに参加しました。水
質検査には多種多様な試験項目があり、1つの試験方法しかないと考えていた私はとても驚きました。食
品中残留農薬検査では一連の試験を終えるのに数日かかり、1つ1つの過程が結果に影響されていて途中
作業を怠ってはいけないと感じました。土壌分析では土壌を粉砕するという、一見単純そうな作業で苦戦
し、土壌の種類に応じた力のかけ方が必要であると分かりました。どの分析業務においても共通して言え
ることは、1 つ 1 つの工程に正確さが求められ、緊張感があり、責任のある仕事だということです。分析
で使用していた器具の中には学生実験で使用したことのあるものもあり、日頃の学生実験で器具の取り扱
い方に慣れておくべきだと思いました。満足のいく試験結果が出ない時、原因は自分の頭で考えなければ
ならず、マニュアル通りの分析をこなしていればよいわけではないと分かりました。試験結果に対して改
善すべき点などを考えることは少なくなく、日頃から知識を蓄えることも必要であると感じました。また、
各部署が連携していて、異なる部署の人達とも日頃からコミュニケーションをとっておくことが大切であ
る思いました。雰囲気のよい職場にするためには元気に笑顔で挨拶をすること、協調性も重要であると考
えました。このインターンシップで分析業界に対する興味が増すと共に、大学での勉学により一層励んで
いきたいと思いました。社会人としてのルールやマナーも学べ、特に目上の方と正しい敬語を使ってうま
くコミュニケーションが取れるよう、努力していきたいです。
森陰輝夫税理士事務所 【飲食 ・ 宿泊 ・ サービス業】
所 在 地 福井市大町2-805
業務内容 会計業務、税務業務、経営コンサルタント
受入部署 事務所内各部署
研修概要 会計事務所における基本的な事務処理の業務体験
研修期間 8月6日~8月12日 5日間
受入人員 1名 福井県立大学経済学部 : 渡辺隼人
〈研修日程〉
日 程
1日目
研 修 内 容
元帳の耳取り、整理、内訳帳をパソコンで作成させる、元帳を作成する(相手勘定科目
のスタンプ押し)、当座預金出納帳、現金出納帳の入力
当座預金出納帳の作成、パソコンへの入力、総勘定元帳の完成(耳取リ→切り離し→会
2日目
社別に直す→ファイルするという一連の作業)、元帳ん科目をスタンプで押してファイル
タブ(仕切り)の作成
−111−
3日目
損益計算書のパソコンへの入力、総勘定元帳作成(耳取り→切り離し→会社別に直す→
ファイルする)、元帳の仕切りの作成、仕訳本の改正部分の差し替え
実際の現金や当座預金の取引を出納帳を見ながら、確認してパソコンに入力、貸借対照
4日目
表を見て正しく転記出来ているかチェックする、仕訳本の差し替え、読書(会計で会社
を強くする)
ある人の所有している土地の場所を福井市の地図で調べる、同時に国税庁のホームペー
5日目
ジから路線価図をとってきて、土地の値段を調べる、電子申告の記入、資料のコピーや
スキャン、総勘定元帳の作成
理解できた企業 ・ 産業の特徴
税理士事務所というと、デスクワークが中心のイメージを持っていました。今回インターンシップで任
された仕事はデスクワークが多かったのですが、社員の方の仕事を見ていると巡回などで外出が頻繁にあ
り、電話の対応など対人関係の仕事が多いと感じました。関与先も企業だけではなく、官公庁や弁護士や
司法書士、社会保険労務士など様々な分野の方とかかわる機会があり、仕事を通じて社会の仕組みを理解
できるようになると思いました。また、税理士として仕事をしていると企業の経営者(トップ)と話をす
る機会が多くなるので、普通ではなかなかできないことを体験して、すごく自分にとっていい経験につな
がりました。多くの相談に乗ることを通じて、経営者にとって税理士は仕事だけでなくプライベートでも
良き相談相手になっていました。税理士には専門知識だけでなく、経営者が相談しやすいような雰囲気
(人柄や笑顔)、コミュニケーション能力が必要だと感じました。また、新聞などを通じて最低限の教養
は身に着ける必要性も実感しました。
学んだ事、 今後活かしたい事
私は、インターンシップを通じて多くのことを学びました。具体的にはわからなかったら恥ずかしがら
ず詳しく説明してもらうこと、お客様のことを第一に考えて行動することです。わからないことはわから
ないままにしておくと必ずと言っていいほどミスにつながるので、疑問点がなくなるまで担当の方に聞く
べきです。またその時に注意するのは聞いたことはなるべく1回で覚えて同じことを何度も聞かないよう
にすることです。何度も聞くとやる気がないのかと思われてしまいます。インターンシップ先に行ってす
ぐお客様のことを考えて行動していると感じました。事務所では、電話が1時間に5,6回鳴るのですが、
ほとんどすべて2回以内に電話を取ります。何気ないところですが、社員にお客様を不快にさせてはいけ
ないという気持ちが浸透していると感じました。個人的には、パソコンの業務が多かったのですが、エク
セルをうまく使うことが出来ず大変苦労しました。税理士事務所に限らず就職するとパソコンは必ず必要
になるので、学生の時間のある間に困らない程度には使えるようになっておきたいと思います。今回のイ
ンターンシップ先では、税理士が多くの職種の方と関わることが多いこともあり、会計事務所のことだけ
でなく、他の業種の仕事についても教えていただきました。自分が知りたかった業種の仕事内容やそれぞ
れの違いについても教わったので、これから自分の進路選択をするときに役立てたいと思います。
企業の評価
礼儀正しく、真面目に取り組んでいました。
−112−
株式会社八木 【飲食 ・ 宿泊 ・ サービス業】
所 在 地 あわら市温泉4-418
業務内容 旅館業
受入部署 管理部
研修概要 世界のサービスの主流となる “ おもてなし ” を体験・実習
研修期間 8月27日~8月31日 5日間
受入人員 3名 金沢星稜大学経済学部 : 北浦敦子,金城学院大学人間科学部 : 林祐代,
福井工業大学工学部 : 木谷和弥
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
旅館の概要や八木の歴史を聞き、お客様に満足していただけるような居心地のいい空間
1日目
づくりのために、現在行っていること、またそのおもてなしの心得などを詳しく教えて
いただきました。その後の館内見学では旅館全体の構造を見させていただきました。
デイリーブリーフィングに参加し、その後のお見送りでは、お声かけを行いながらお荷
2日目
物のお運びなどの接客業務を行いました。館内見学時では更に詳しい説明と共に、実際
にお客様目線に立って工夫された点を見させていただきました。チェックイン時はお部
屋までのお荷物のお運びや浴衣の貸し出しなど行いました。
デイリーブリーフィングに参加し、配膳やその準備などの裏方業務を行いました。小物
3日目
やお皿の数を数えて会場に運び、その後朝食会場の片づけを行い、フリードリンクの機
械の中の清掃などをやらせていただきました。午後は盛り付けやお料理づけの補助を行
いました。
デイリーブリーフィングに参加し、パソコンを使った予約、会計などの事務業務を教えて
4日目
いただきました。精算書の作成や入金入力を体験しました。その後、フロントに入りチ
ェックアウトの様子を間近で見させてもらい、レジを打たせていただきました。午後は、
出来立てのものをお客様に出すといった、昨日のやり方とは違う給仕を行いました
デイリーブリーフィングに参加し、売店のレジやお見送りと合わせて、チェックアウト業
5日目
務を行いました。その後、研修の振り返りと共に専務のお話を伺い、維持、発展に至っ
た今までの八木の取り組みとこれからの八木の試みについてお聞きしました。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
旅館においてよく使われる「おもてなし」について、『私達はお客様に元気な笑顔と明るい笑顔、そし
て居心地のいい空間で「第二の我が家」をご提供致します』をおもてなしのスタンダードとしている。そ
のためにお客様のお名前をお呼びしたり、お客様お一人お一人のニーズを先読みしたりしている。お客様
アンケートの分析を行う等をして、お客様目線に立つことで、気軽さを考えた夕食なしの宿泊や、フリー
ドリンク設置などの試みを行っている。また、イタリアンやビュッフェのある食事会場など日々新しいこ
とに挑戦している。あわら温泉のシェア 10%を目標に、全社員のベクトルを合わせた全社員経営を目指し
ており、経営理念の徹底や、現場を会計的に視覚化し成長の成果が分かるようにすることでそれぞれに
「働きがい」を持たせるようにしている。会社の存続を図るためにも外部視察、改善活動、勉強会などの
人材育成が積極的に行われていて、財務、業務、学習と成長など、すべての視点において満足と効率を追
い求めている。
−113−
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンを体験させていただいた5日間という短い中でも、特に重要と思えない作業を削減するため
の見直しや、旅館として新しいことに挑戦する姿を間近で見ることができました。日々効率を考え、前例
に対しても疑いの目を向けながら、慣れから脱出し行動を変え、挑戦し続けることが会社の存続に関わっ
ているのだと理解できました。お客様の名前を呼べるような工夫や、声かけなど、様々な場面でお客様一
人一人に目を向けることの重要さが現れており、大変参考になりました。お客様目線で立つことの徹底さ
が見られ、お客様の気持ちに寄り添おうとする八木の努力が伺えました。管理、厨房など、どこの部署に
おいても効率化された部分が所々に見られ、仕事が素早いと感じました。働く上での知恵の活かし方に感
心しました。また、自分から動くことの重要さを学び、自分から積極的に動けるような働き方をしたいと
思いました。研修の中で、報告、連絡、相談をスムーズに行うためにも従業員間のコミュニケーションも
必要であると実感できました。日々困難にぶつかることがあっても、一歩前に踏み出て行動し、成長しう
る機会を得たいと思いました。仕事を通して、会社と共に成長していけるようになりたいと考えます。
株式会社ユアーズホテルフクイ 【飲食 ・ 宿泊 ・ サービス業】
所 在 地 福井市中央1-4-8
業務内容 ホテル及び飲食業
受入部署 管理部・料飲サービス部・宿泊部
研修概要 社会人としてのマナー及びホテル勤務全般の知識習得
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 4名 都留文科大学文学部 三ツ井詩温、金城大学社会福祉学部 丞徳知里、
福井大学教育地域科学部 稲垣捺美・梶川瑞生
研修期間 9月7日~9月11日 5日間
受入人員 4名 仁愛大学人間学部 : 吉川彩香,福井工業大学工学部 : 葛岡諒,
仁愛女子短期大学 : 斉藤茉美 ・ 中山悠
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
研 修 内 容
会社概要説明、施設見学、宴会サービス補助(ナイフやフォークなどを並べる、皿の持
ち方、テーブルの設置)、反省会
宴会サービス補助(皿、グラス、ナイフ、フォーク拭きなど)、テーブルマナー講座、お
客様への挨拶、反省会
フロント業務説明、ルームカード作り、冊子作り、忘れ物の仕分け・処分、ロビーでお
客様のお出迎え
客室ミーティング、シャンプー・リンス・ボディソープの詰め替え、枕カバーをたたみ
収納する、反省会
客室ミーティング、客室清掃(ゴミ集め、シーツはがし、シーツかけ、清掃)、枕カバー
をたたみ収納する、反省会
理解できた企業 ・ 産業の特徴
5つの経営理念を掲げています。①品格あるシティホテルを目指すこと ②常に安心・安全で高品質な
−114−
ホテルサービスを提供すること ③社員福利を向上させるとともに、これを実現可能とする経営基盤を築
くこと ④福井が誇る “ 食のホテル ” となること ⑤地元福井に密着し貢献するホテルを目指すことです。
伝統と格式を持ったホテルでありながら、伝統にとらわれることなく他企業と差をつけお客様の信頼を得
るべく日々、試行錯誤をしています。全ての客室には生花が飾られており、ルームサービスが用意されて
います。また、ホテル内販売の飲み物の利用しやすい価格設定や、フロントにてお好きな飲み物をお一つ
プレゼントするなどのお客様に気持ちよくホテルを利用していただくためのこのホテルならではの工夫を
しています。従業員の目に触れる場所にお客様から寄せられた意見を張り出すことで、改善すべき所や良
かった所をみんなで共有出来るようにしています。指摘いただいた問題を解消するために従業員同士が意
見を交換し合い、みんなでよりよいホテル作るために努力しています。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップでは、ビジネスマナーを学びました。社会人としてのマナーや、テーブルマナー
など、これからの就職活動や仕事をする中でとてもマナーが重要なものだと分かりました。ホテルは、お
客様と直接関わることで、気遣い、心遣いがとても必要になり、ただお客様を迎え入れるだけではなく、
快適に利用していただけるよう、お客様が何を求めているのかをよく観察し、考えて動かないといけない
と感じ、今の自分ではまだまだ広い視野が持てていないと思った。客室の清掃の仕事では、髪の毛1本で
も落とすことは許されず、毎日同じ作業を繰り返す中で集中しなければミスが起き、お客様からのクレー
ムにつながるので、とても大変な仕事だと思った。インターンシップの担当の方から、学生のうちにたく
さんのことを経験することや、本を読むといいと教えていただいたので、就職活動の準備として知識を増
やしていきたいと思った。今後の学生生活で、今回のインターンシップで自分には不足していると感じた
ことを意識して、これからの就職活動の役に立たせていきたいと思う。
社会福祉法人 越前自立支援協会 児童養護施設 一陽 【医療 ・ 福祉】
所 在 地 越前市行松町26-2-2
業務内容 児童養護施設(小舎ユニット制)
受入部署 施設内各部署
研修概要 施設概要及び一陽の取り組みに関する講座、児童処遇の現場実習
研修期間 9月14日~9月18日 5日間
受入人員 4名 目白大学人間学部 : 村東弘基,仁愛大学人間学部 : 小柳光優 ・ 平井有美 ・
黒川美由樹
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
一陽の施設見学を行い。ホームでの掃除や洗濯など子どもたちの環境の整備。その後、
1日目
201 の女の子ホームで実際に施設の子どもたちと触れ合い、ご飯を食べたり遊んだり 9
時まで一緒に生活を行った。
座学を受けた。児童養護施設一陽の概要や、社会的養護、里親制度などの社会の環境や
2日目
子どもの取り巻く環境について学び、施設の子どもたちの生い立ちの整理や性教育など
の 6 つの講座を受け、子どもの支援について学んだ。
−115−
3日目
102 の女の子ホームで洗濯物の取り入れ、洗濯物干し、部屋の掃除、風呂掃除などのホー
ムの環境整備を行った。その後、座学を再び受けた。座学では、子どもの問題行動への
関わり方や、心理的ケア、子どもの自立など、子どもとの関わりについての講座と、子
どもたちの安全の確保、小舎生養育や体罰の 7 つの講座ついて受けた。
施設の財務や子どもの食育支援、心理療法と家族支援について学び、全ての講座を受け
4日目
ての振り返りを行った。講座を受けた後、101 の男の子ホームに入り、子どもの勉強を
みて、食事や洗濯の手伝いなどをし、一緒に生活を送った。
最初に 201 の女の子ホームで洗濯物を干したり、トイレ掃除や風呂掃除などのホームの
5日目
環境を整え、その後、202 の男の子ホームに入り、洗濯物取り込み、子どもが帰宅後一
緒に遊んだり、話をしたりしてコミュニケーションをとりながら一緒に生活を送った。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
児童福祉施設は、心理や福祉な様々な専門性が協力しながら運営されています。施設にいる子どもの面
倒をみることだけが仕事ではなく、地域とのつながりを大切にすることや学校との連携など、施設の外と
の関わりもある。施設の在り方も大舎制から小舎制に移行するなど、子どもたちにより良い環境を提供で
きるように変化している。一方で問題もある。一つは子どもたちの大学進学についてである。金銭面の問
題や生活能力面での問題があり、一般家庭と比べて進学率が低い。また、進学後の中退率も高い。大学進
学率が増えている現状において、今後の課題となっている。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップに行って、5日間という短い間ではあったが自分の考え方や生活を改めるきっかけに
なった。インターンシップ前は将来のことを漠然と考えていたが、インターンシップの中で、先生方とお
話をしたり、子どもと関わったりする中で自分のしたいことや、できることが少しではあるが明確になっ
てきたように感じる。また、働くことに対しても、ただ働くのではなく、生きがいにできる仕事を行いた
いと感じた。今回、インターンシップ先が児童養護施設で子どもが相手ということで関わり方に不安を感
じていたが、先生方が私たちインターンシップ生に対しても真剣に向き合ってくださり、わからないこと
を質問すると丁寧に教えてくださった。このようなインターンシップ生の受け入れに対する態度にも仕事
の熱意が伝わってきた。今回のインターンシップでは、実際に施設に入所している子どもたちとの生活体
験や、一陽が取り組んでいる座学により勉強するといった滅多にできない経験をさせていただき、自分を
少しではあるが成長させることができたように感じている。児童養護施設一陽では、子どもの関わり方や
児童養護施設がどのような所なのか知るだけでなく、仕事に対しての向き合い方についても先生方の仕事
への熱意や取り組み方から学べた。この経験を自分の肥やしにして将来に活かしていきたい。
自立生活センター Com-Support Project 【医療 ・ 福祉】
所 在 地 福井市宝永2-11-12
業務内容 障害者福祉に関する街づくり、障害者の自立支援、障害者が地域で当たり前に生活する
ための介助派遣事業
受入部署 自立生活センター
研修概要 職場体験として当センターの活動をより広く知っていただく。
研修期間 9月7日~9月11日 5日間
−116−
受入人員 2名 仁愛大学人間学部 : 副島由貴,仁愛女子短期大学 : 前田亜美
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
研 修 内 容
ガイダンス(事業所説明、障害者支援、仕事でのマナー)
介助体験(着替え、車いす移乗、食事)
介助利用者 同行(バス乗車、買い物)
利用者さんと菓子作り
バリアーフリーチェック(Cafe Milkey)
交流会の企画
交流会の準備
権利擁護部 会議同席
他事業所(ハスの実の家)協力
交流会
理解できた企業 ・ 産業の特徴
自立生活センターコムサポートプロジェクトは、障害者主体の権利擁護団体です。障害の有無に関わら
ず当たり前の生活ができる環境づくりに取り組んでいます。障害者の自立を支援するため介助者の派遣、
自立生活をするための相談、制度の利用をするための相談等、どんなに重度の障害があってもその人自身
が主体となって生活ができるようにサポートします。また、障害者自身が障害者の生活環境を整える活動
を行っている団体であるため、障害者雇用も積極的に取り組んでいます。事務所は開放的で出入り自由に
なっており、地域の方との交流も盛んです。他の事業所や介護施設との関わりもあり、地域に密着した活
動でもあります。
学んだ事、 今後活かしたい事
以前から福祉の仕事に興味がありました。今回のインターンシップで実際に福祉の現場で職場体験をし
てみて、少しイメージが変わりました。私たちは自分で選択して生活していますが、身体や精神、知的な
障害を持っている方には、それが当たり前でないということが現状です。同じ人間としてこの日本という
地域に生まれたのに、同じように選択が出来ないのです。私は大学入学と同時に一人暮らしを始めました
が、障害がある場合一人暮らしをしたいと思っても、私のように話は進みません。同じ意志を持っても実
行するまでに様々な問題があり、実現まで至らないこともあります。障害者の方が施設に入ることなく、
自立した生活を送るには、この社会自体に障害となる問題が多いことが分かりました。現在の日本は障害
に理解がある方と思いますが、それでもいまだ障害者の方へ向けられる偏見の目はなくなっていません。
私は障害があってもなくても全ての人が過ごしやすい社会であってほしいと思っています。そのために障
害者の方が健常者と同じように過ごすことの出来る社会を作りたい、その助けになりたいと思いました。
今回の経験はどれも貴重なものになりましたし、自分自身にとって大変勉強になりました。就職に関して
曖昧に考えていましたが、良い刺激を受け新たに目標もでき、明確になってきました。今回指導してくだ
さった方々や協力してくださった利用者の方々に感謝するとともに、実習を通して感じたことや学んだこ
とを心に留め、今後の生活に活かしていきたいと思います。
企業の評価
インターンシップ生は既存のスタッフにとっても良い刺激となりました。
−117−
社会福祉法人敬仁会 【医療 ・ 福祉】
所 在 地 敦賀市中81-1-5
業務内容 特別養護老人ホーム、デイサービス、ショートステイ、居宅介護支援、訪問介護、
グループホーム等の運営
受入部署 総務課(特別養護老人ホーム 渓山荘、第2渓山荘ぽっぽ) 研修概要 介護という仕事のたのしさ・大切さを実際に体験してもらうことにより、介護の仕事へ
の興味・理解を深めていただきます。
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 2名 仁愛大学人間学部 : 江戸奈津実 ・ 小谷美鈴
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
まずオリエンテーションとして、日程の確認・実習の注意事項の説明をいただいた。そ
の後、朝礼に参加し、自己紹介をした。自己紹介後、般若心経と体操に参加した。それ
1日目
から、施設長様より施設概要と心構えについてのお話をいただき、施設見学をした。昼
食休憩をはさみ、ご利用者様とのコミュニケーションの実際を体験。その後、渓山荘の
年間行事についての説明をいただき、学生からの質問に答えていただいた。
朝礼と体操に参加し、その後、歩行訓練とバイオステップの見学と手伝いをした。さら
2日目
に、昼食の配膳を行い、昼食介助の見学をした。昼食休憩をいただき、午後から入浴介
助の見学と手伝いを行った。
研修希望内容連絡票をもとに、質疑応答を行った。その後、グループホーム「あかり苑」、
3日目
小規模多機能「あゆみ」へ移動し、それらの施設概要の説明をいただき、施設見学をし
た。それから、ご利用者様とのコミュニケーションを体験しながら簡単な手伝いをした。
デイサービスと認知症デイサービスへ移動し、施設の説明をいただいた。その後、ご利
4日目
用者様をお迎えし、お茶出しをした。パワーリハビリの説明をいただき、少し体験した。
お昼になったので、昼食の準備と後片付けを行った。1時間の昼食休憩の後、サークル
活動(工作)のサポートをした。
質疑応答の後、般若心経と体操に参加。その後、歩行訓練の手伝いをし、足浴の実践を
5日目
した。お昼には、昼食場所までご利用者様を誘導し、昼食の準備と後片付けを行った。
その際、食事介助の見学と実践を少し行った。休憩をはさみ、ご利用者様の移乗介助の
実践をした。最後に、施設長様とのお話のなかで5日間を振り返り、研修を終了した。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
福祉関係の施設の特長としては、人、特に高齢者などの方々と深く関わる仕事であり、その人とのふれ
あいの中で、自分自身が人として成長していくことができるということが挙げられると考える。高齢者は、
私たちに比べてはるかに多い経験をしてきているので、そのような方々の介護を通して様々なことを学ぶ
ことができるといえる。感情のある人を相手にする仕事であるので、毎日決まったことだけが起こるわけ
ではない。そのため、日々新鮮な気持ちで働くことができるというのもこの施設の一つの特長である。敬
仁会では、特別養護老人ホームだけではなく、認知症対応型通所介護やデイサービス、グループホームな
ど、様々なサービスが提供されているので、利用者にとってもそこで働く者にとっても良いと思う。様々
−118−
な場所で働くことができるし、デイサービスなどは土日や祝日はお休みで、営業時間も決まっているので、
育児をしながらでも働きやすいのではないかと思う。さらに、頻繁にレクリエーションやイベントが行わ
れており、これらの内容を考えることは難しいが、喜んでもらえた時の達成感を味わうことができる。地
域の人々との相互関係もしっかりと出来上がっており、非常によい環境であるといえる。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップの参加を通じて普段の大学生活では体験できない職場の実際の雰囲気やその施設や産
業ならではの特長を学ぶことができました。机の上の勉強で得られる知識も大切ですが、実際の現場では
違った知識や経験を得ることができるので、今回のインターンシップは非常に意味のあるものであったと
思います。施設の方もおっしゃっていたことですが、介護や福祉の仕事と言うと、
「大変だ」というイメー
ジが強いけれど、大変なことはどの企業でも必ずあるし、逆を言えばどの企業でも「やって良かった」と
思えるような喜びがあります。このことを踏まえて、自分がどういった仕事がしたいかを改めて考え直し、
今後の職業選択につなげていきたいと考えています。また、今後就職して働く際に、今回のインターンシ
ップに参加して学んだ「相手の視点に立って考えること」の大切さや相手に喜んでもらうためのちょっと
した工夫など、人と関わる上で必要なことを頭の片隅に置きながら、仕事に取り組むようにしたいと思い
ます。今後の学生生活においても、そのようなことに気を付けていきたいです。今回インターンシップに
参加して、どの職業でも、どこかに必ず人との関わりがあります。それが書類上の関わりであったり、製
品のやり取りだけであったりなど間接的なものもあれば、今回受け入れていただいた施設のように、直接
生身の人と接するのもあります。それぞれ良い所も悪い所もあると思いますが、私は直接人と関わってい
く方が成長できると考えます。この経験を様々な場面で生かしていきたいです。
企業の評価
実習に対する姿勢がすばらしく、高齢者福祉に対する熱意が伝わってきました。
社会福祉法人福井施設事業団 若越ひかりの村 【医療 ・ 福祉】
所 在 地 福井市島寺町67-30
業務内容 施設入所を利用している障がい者への生活支援及び地域移行に向けた支援
受入部署 生活支援課
研修概要 障 がい者への理解と、障がい特性に応じた支援技術・介護技術の習得、及びコミュニ
ケーション技術の習得
研修期間 9月7日~9月11日 5日間
受入人員 1名 福井工業大学工学部 : 小竹裕也
〈研修日程〉
日 程
1日目
2日目
3日目
研 修 内 容
ラジオ体操、リハビリ体験、外への散歩、利用者さんと話し合い、手洗い指導、食事介助、
入浴補佐(特浴の説明、着替え補助)利用者さんと話し合い、手洗い指導
髭剃り、検温、朝礼、歩行練習、音楽ケア(あまり動けない方)、手洗い指導、食事介助、
音楽ケア(動ける方)、利用者さんと話し合い、散歩、手洗い指導
検温、朝礼、さくら工房(作業の支援)、手洗い指導、食事介助、入浴支援(頭や体を
洗う)、散歩、利用者さんと話し合い、手洗い指導
−119−
髭剃り、検温、朝礼、生産体験(利用者さんと一緒に活動し糸を機械にかける)、手洗
4日目
い指導、歯磨き指導、レクレーション(利用者さんとカラオケ)、利用者さんと話し合い、
散歩、爪切り
検温、朝礼、就学見学・体験、
(シューズの箱作り、紙カーテンの袋詰め)、手洗い指導、
5日目
食事介助、施設案内(介護の機械見学)、入浴支援(頭や体を洗う、着替え)、利用者さ
んと話し合い、手洗い指導
理解できた企業 ・ 産業の特徴
利用者が必要とする日常生活上の支援と、就学に向けた支援(就学移行支援)及び就学の機会の提供(就
学継続 B 型)を行う就学系多機能型事務所として運営しています。利用者(生活介護225名、施設入
所支援245名)となっており、1寮から9寮まであり、障がいの重い軽い、男性 ・ 女性と区切られてい
ます。年代層や、障がいの違いなど様々であり、一人ひとりの特徴を把握しその人に合った生活支援プロ
グラムが組み込まれています。歩行のリハビリや、頭と体の体操として音楽ケアなどあり、利用者は毎日
楽しくコミュニケーションをとりながらリハビリされています。就労の方では、一般社会で働けるように
支援したり、一般企業等の雇用に結びつかない方は雇用契約を結ばずに働く場所を提供してあげられるよ
うに取り組んだりしています。ひかりの村では農業も充実しています。15mのビニールハウスを14個
から16個保有しており夏場は野菜を、冬場は昔ながらの作り方で味噌を作り販売しています。本研修を
通して、ひかりの村は障害を持つ方々が生活の質を向上していくうえでとても重要な場所であることが分
かりました。
学んだ事、 今後活かしたい事
私のインターンシップの目的は介護を自分で体験し、今社会福祉に何が必要なのかなどを知ることです。
若越ひかりの村で学んだことは、実際に介護をしなければ介護の大変さややりがいがわからないことで
す。車椅子の人をトイレに連れて行く時は、必ず2人でないとできないこと、入浴の時も2人でしなけれ
ばならないし、かなりの力が入り腰に負担がかかるという事が実際の体験で知ることができました。歩行
練習をする時には、どうしても前かがみになってしまう人が多かったので、膝と腰をしっかりと固定し、
姿勢を綺麗に保つ歩行支援器具があればもっと上手に歩行することができそうだと感じました。足や腰の
障がいは、リハビリと福祉支援器具があれば大丈夫ですが、知的障がいを持たれている方々は、やはりそ
の人の特徴や表情を把握し、コミュニケーションを上手くとっていかなければならないことがわかりまし
た。また、こちら側ばかり話しをするのではなく、しっかりと話しを聞いてあげることによってお互いの
信頼関係が高まることも学べました。今回の研修を踏まえて、障がい者福祉に関して、今後自分に何がで
きるか、何が必要とされているのかを考えていきたいです。
社会福祉法人ふくい福祉事業団 若越みどりの村 【医療 ・ 福祉】
所 在 地 越前市萱谷町2-12-1
業務内容 重度身体障害者の入所・支援(介護・看護)
受入部署 サービス企画課
研修概要 肢体不自由者の方への食事介助等の生活支援体験
研修期間 8月31日~9月4日 5日間
受入人員 1名 仁愛大学人間学部 : 福田奈央
−120−
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
朝礼が終わった後、入所者さんへの挨拶やトイレの補助やオムツ交換、シーツの交換等
1日目
の見学。その間に入所者さんの話し相手やしてほしいことなどの手伝いも行った。昼食
時には配膳を行い、食事の際に自身で食べることができない方の食事の介助を行った。
その後、入所者さんの歯磨きの手伝いを行った。
朝礼後、1 日目同様の事を行った。10 時からケア・ミュージックの時間があり参加した。
2日目
その時に入所者さんに楽器を配ったり一緒に鳴らしたりと身体を動かすことも行った。
昼食時に配膳を行い、食事の際には 1 日目と違う入所者さんの食事介助を行った。2 時
頃からリハビリが行われたため、そちらの見学と手伝いをした。
朝礼後、1 日目と同様の事と男性入所者さんのひげそりの手伝いを体験。昼食までの間
は、入所者さんの話し相手と手伝いを行い、昼食時に配膳と介助を行った。その後、ヤ
3日目
クルト販売とコーヒーラウンジタイムがあったため入所者さんと一緒に話をしたり、食べ
させてあげたりといった体験を行った。その後は、入所者さんの話し相手、トイレの介
助と記録用紙に記入を行った。
朝礼後、1 日目と同様の事と男性入所者さんのひげそりの手伝いを行った。昼食前に文
芸の時間(生きがいタイム)があり、この日は絵画の時間であり講師の方が招かれ入所
4日目
者さんと一緒に絵を描いたり、描く際にペンを握らせてあげたりといった手伝いを行っ
た。昼食時には配膳と、今回は前日とは違い固形のものが食べられない入所者さんの食
事介助を体験した。また、入所者さんをベッドへ移動させるため、車いすにのせる補助
を行った。その間にも、記録用紙への記録記入を行った。
朝礼後、1 日目と同様の事と男性入所者さんのひげそりの手伝いを行った。昼食前に文
芸の時間(生きがいタイム)があり、この日は貼り絵を行った。貼り絵の準備と貼り絵
5日目
を行う際に入所者さんの中には手が動かない方もいるのでその方が作りたいものを代わ
りに作るなどの手伝いを行った。昼食時には配膳と、入所者さんの食事介助を体験した。
その後は入所者さんとお話をし、反省会を行い、記録用紙への記録記入を行い、入所者
さんとお話した。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
若越みどりの村では様々な障害を持つ方々の受け入れをしており、また職員において総務課やサービス
企画課、そして看護師、支援員など連携が強いのが見受けられた。施設の中は、大きな廊下があり、そこ
から仕切りはないが半分にわかれ、西通りと東通りとがある。東通りの職員と西通りの職員とわかれてい
るが、自由に行き来できるようになっており、入居者同士の交流は制限されていない。毎週、講師を招い
て一時間ほどの生きがいタイムといわれる絵画教室や習字、園芸、生け花といった時間をとっており、入
居者の方に何か趣味や楽しみを持ってもらうための時間を設けている。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回インターンシップでは連携の大切さや、時間を設ける必要性、そして体力がとても必要であること
がよくわかった。この仕事をしていて大変だと思う事やいいと思う事などを職員の方々から教えていただ
いた。入居者一人ひとりの生活記録をつけるのも些細なことでも書いておくことが大事だとよくわかり、
−121−
それが情報の共有に繋がるのだと思った。リハビリやトイレの補助では実際にやってみるということがあ
り、その大変さと難しさがわかった。支えるにしても膝に力がはいらない人、腕に力が入らない人では、
まず立たせるときにどうしてあげるかというのが異なり、それによって支え方も変えてあげるなど、そう
したことが大事でありとても神経を使った。介助というのは一つ間違えれば怪我にもつながるということ
が、今回のインターンシップで実感した。また、今回積極的に自分から入居者に話しかけにいったが初日
はすこし抵抗があり、なかなか話しかけられずに入居者さんのほうから話しかけてもらうこともあり、3
日目には自分からよく話しかけられるようになったことから、コミュニケーションスキルの向上に確実に
つながったと思える。上述からインターンシップでは将来、就職のために考えている介護という世界の一
片がつかめたように思え、担当の方とのお話から職員がもつ葛藤、そして限界についても今後就職を考え
るにあたって参考になった。コミュニケーションスキルの向上へ繋がったこの経験はとても有意義であっ
たように感じている。今後は就職活動を考えるにおいて若越みどりの村で実際に見て聞いて感じたことを
考えながら、様々な施設等と比較しながら行っていきたいと考える。
株式会社サンライフ小野谷 【医療 ・ 福祉】
所在地 越前市蓬莱町6-24
業務内容 高齢者福祉事業
受入部署 介護付有料老人ホーム、通所リハビリステーション
研修概要 まちなかにある医療と福祉の相談所での業務体験
研修期間 9月7日~9月11日 5日間
受入人員 2名 仁愛大学人間学部 : 田村翔 ・ 五十嵐あい
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
基本的には職員の方のやっていることを見学、手伝えることがあれば、それを手伝う。
1日目
いらっしゃった方の飲み物などを伺い、それをお出しする。普段されている作業の用紙
のコピー、体操などのレクの手伝い。
ベッドや福祉用具などの回収の手伝い、契約などの確認や、他の施設などでの在庫確認、
2日目
用具の点検、取り付けの手伝い。その他、医療や建築関係の方々と今後の作業や情報共
有、相談の様子などの見学。
朝礼、食偽の準備などや食事中の補助などの観察、体操の準備や体操、発声練習、風船
3日目
バレーなどに参加。入居者の方々に年金や税金などの書類を届けながらいろんなお話を
聞く。事務室の仕事の観察。
食事緒準備の手伝い、食事の手伝い、部屋までのお送り。朝礼を職員の方々と受ける。
4日目
病気による違いや個人間での症状の違いを聞く。体操や散歩、レクなどに参加。部屋の
掃除や介護をされている現場の観察。
朝礼を受ける。いらっしゃった方の飲み物確認、飲み物を用意。リハビリ室で体操など
5日目
をともに受ける。次のお祭りのための準備として射的の割りばし鉄砲制作。洗車。レク
でのトランプ、ジェンガ、射的の補助、カンファレンスとして通われている方の詳細と反
省、目標の話し合い。
−122−
理解できた企業 ・ 産業の特徴
単一の企業や施設としてではなく、周辺地域との密着した医療や活動などを行うことでよりオープンな
施設として活動している。その具体例として季節ごとのお祭りなどは地域の人々とともに行っている。入
居者施設やデイサービスなどでは各職員が入居者の方や通われている方の食事や飲み物など個人の好き嫌
い、栄養が不足しているもの、食欲、性格、状態などを家族の方などから集め、さらに実際に接すること
で情報の正確性を深め、各職員でその情報を共有し、各個人にあった食事やサービスを提供している。福
祉器具のレンタル、サンライフクリニックでは周辺地域だけでなく他の市などの医療現場や施設、同業の方
などとの関係を大切にし、連携してより良いサービスを行っている。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップで会話の重要性を改めて感じることができました。どのような職場であっても
会話は必要であり、お互いの人柄、性格などと内面的なことを知る際や、どの様な会話をするかによって、
大きく関係性は変化し、それは仕事などにも大きく反映されることが介護の現場、営業の現場などを実際
に見て、職員の方や入居者の方と話すことで感じることができました。どのように会話をすれば円滑にい
ろんな方と接していけるのかと考え、職員の方や入居者の方々と話すことで学んだのが明るく、元気で素
直な対応をすることで、ある職員の方は明元素とおっしゃっていました。明元素を実施していれば人も寄
ってきて、円滑な関係を築くことができ、反対に陰湿で、病的で、反抗的なことである暗病反な受け応え
ばかりしていると人は離れていき、私生活でも仕事の場でもうまく立ち回りにくくなるということです。
また入居者の方々や職員の方々と話した中で、謙虚であること、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥とい
うこと、嘘は言わないこと、自分の過ちは認め謝ること、十人十色であることなどをよく聞き、これらの
あたりまえのことや、基本的なことがとても大切なのだと改めて思いました。今後の生活の中であいさつ
や普段の会話から明元素なふるまい方をし、人間関係に対する影響などの観察や、サークルやゼミなどで
詳細まで報連相を実施し、実際の就職活動の際により社会人に近づけているように、今回学んだことを身
近なところから実践していきたいと思いました
企業の評価
自分から積極的に挨拶し、利用者からも好印象でした。
公益財団法人福井県予防医学協会 【医療 ・ 福祉】
所 在 地 福井市和田2-1006
業務内容 健康診断・人間ドッグ・学校諸検査
受入部署 総務部、事業部、健康増進部、検査部
研修概要 各部署での事務処理、接遇マナーの徹底を図る。
研修期間 8月19日~8月21日 3日間
受入人員 3名 金沢大学医薬保健学域 : 北嶋祥太郎,仁愛大学人間学部 : 加藤麻莉,
仁愛女子短期大学 : 山田楓
〈研修日程〉
日 程
1日目
研 修 内 容
まず始めに、協会概要説明を行った後、保健指導課で保健師さんの指導の下、健康診断
結果をパソコンに入力する作業を行った。その次に、総務課で健康診断結果での誤字等
−123−
がないかのチェックを行った。お昼を挟んだ後、約 4 時間健康診断業務体験を行った。
業務体験内容としては、健康診断の様子を見学させてもらい、どのような順番で検査を
受けるのか、簡単な進行案内などを行わせてもらった。
午前中は健康診断業務体験を行った。まず健診場所であるハニー西福井店に出向き、健
康診断が出来るように環境を整え、受付業務の見学をさせてもらった。午後からは、検
2日目
査課、放射線科、看護課に行った。検査課では、検体や検尿などを採取して、そこから
大腸がんや病気の可能性がないかを調べることを行っていた。放射線科では、胃の検査
や乳がんなどを調べるマンモグラフィなどの検査があった。看護課では、機械などの説
明を受け、残りの時間で血液を採取する容器にシール貼る内職作業をした。
午前中は昨日と同じく、健康診断業務体験を近畿建設協会で行い、その見学をさせても
らった。その次に、健診企画課では、営業の人と一緒に外回りに行き、どのように営業
3日目
は行われているかの見学をさせてもらった。午後からは、同じく健診企画課で、課長さ
んを交えて、社会人になるにあたっての心構え、そして営業の人と変わり、協会での健
康診断内容をもっと深く教えてもらった。そして最後に 3 日間を通して学んだことをレ
ポートにした。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回のインターンシップに参加して、健康診断業務について深く知れたことがとてもよかった。健診業
務については大きく分けて5つあり、1つ目は「産業保健」2つ目は「地域保健」、3つ目は「学校保健」、
4つ目は「人間ドッグ」、5つ目は「医学検査」であり、業務の割合としては「産業保健」が7割、「地域
保健」が2割、「学校保健」が1割を占めていることが分かった。また、私が3日間を通して最も興味を
持ったのは、健康診断業務体験である。これは健診を希望した会社に直接出向き、その会社の仕事に関係
する健康診断であった。この体験ではいろいろな検査道具を使い、その会社に合うよう多種多様に対応で
きるように作られていると感じた。また、経営理念とは別で、職員同士の挨拶をとても重視していて、常
にコミュニケーションをとることによって、仕事がより一層行いやすい環境が整えられていると、強く感
じられた。同時に、お客様に対する細やかな気配りが所々に見られ、常にお客様の目線に立って仕事をし
ていると思った。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップに参加してみて、改めて職員同士で挨拶を交わすことの大切さや、実際の職場
を体験することの必要をとても感じた3日間であった。バイトでは感じることのできない仕事に対する熱
意や、責任が伴ってくるということも同時に感じることが出来、現場(健康診断業務体験)に出ることで
言われる感謝の言葉など、その時にしかできない貴重な体験をすることが出来た。今後の学生生活では、
ただ1日を過ごすのではなく、何か一つでも目標をもち、常にそれをクリアできるような生活を送りたい
と思う。その上で、自分が夢中になれることを見つけ、それを仕事に活かせるようになりたいと思った。
短い期間ではあったが、非常に有意義で、新しいことを学ぶことの楽しさについて触れられたと思う。そ
のおかげで、自分が将来やはり医療系の仕事に就きたいという気持ちを再確認できた。仕事を教えてくだ
さった職員の方たちのあたたかい指導、お客様目線に立ち仕事をする姿にとても憧れを抱いた。最後にイ
ンターンシップに参加して、ここでしかできない経験をさせてもらったことに、とても喜びを感じている。
ここで得た経験を後の就職活動時に、視野を広げるための材料として参考にしたいと思う。
−124−
企業の評価
職員によい刺激を与えていただいた。
有限会社かみなか農楽舎 【その他】
所 在 地 三方上中郡若狭町安賀里74-1-1
業務内容 農業(田、畑の栽培管理)
受入部署 農業生産
研修概要 共同生活をしながら農作業を中心に体験。
研修期間 9月21日~9月25日 5日間
受入人員 4名 神戸学院大学人文学部 : 風林咲紀,
福井県立大学海洋生物資源学部 : 中川隼人 ・ 山口誠 ・ 山崎誠司
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1 日目
籾すり、玄米の袋詰めし出荷準備
2日目
コンバインで刈れないところの稲を手で刈る。ニンジンと玉ねぎの管理
3日目
籾すり、玄米の袋詰めし出荷準備
4日目
コンバインで刈れないところの稲を手で刈る。栗拾い
5日目
あきさかりの草刈り
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回のインターンシップでは農業を主に行っているということで米や野菜について学ぶことができた。
米の供給量は現在国によって管理されている。全ての田んぼで米を作ると自給率が100%を超えてしま
い、米が値崩れを起こしてしまうため、現在政府は減反政策を行っている。今の減反政策では一つの農家
が持っている全ての田んぼのうち、7割で米を作ることができる。残りの3割ではコメ以外のそばや麦や
飼料用のコメが作られている。ただそばや麦や飼料用米は価格が安いために、米の価格との差額分は国か
ら補助金としてもらえる。今、農業は高齢化が進んでいる。そこで農楽舎では将来農業をやりたい人達の
ために、技術を教える事業を行っており若者の農業への就職を手助けしている。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップでは、たくさんの人たちの経験談を聞くことができ、視野が広がりました。た
くさんの話を聞き、助言もいただきました。これからの就活に活かしていこうと思いました。また、今後
の農業の課題も教えていただき、良い経験をさせていただきました。
福井商工会議所 【その他】
所 在 地 福井市西木田2-8-1
業務内容 企業の育成と地域の発展を事業方針とする地域総合経済団体
受入部署 総務・経理課
研修概要 企業経営を様々な角度から見ることを体験
研修期間 9月7日~9月11日 5日間
受入人員 2名 福井県立大学経済学部 : 岡野はるか ・ 平田美咲 −125−
〈研修日程〉
日 程
1 日目
2日目
3日目
4日目
5日目
研 修 内 容
午前:総務部研修、オリエンテーション、商工会議所業務全般説明
午後:ジョブカフェ研修(ジョブカフェ紹介、適職診断など)
終日:総合企画室研修(観光地、公共交通など実地レポートなど)、
プレゼンテーション スキルアップ勉強会のセミナー見学
午前:中小企業総合支援センター研修(マル経シミュレーションなど)
午後:若手職員との交流会(仕事や社会人生活について、就活アドバイスなど)
午前:まちづくり福井(株)研修(中心市街地復興)
午後:地域復興部研修(技術交流事業・基盤整備課題)
午前:会員サービス部研修(広報業務)
午後:地域事業部研修(海外展開支援)※ 13:30 ~国際経済セミナー
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回インターンシップをさせていただいた福井商工会議所には、総務部・総合企画室・中小企業総合支
援センター・地域振興部・会員サービス部・地域事業部など様々な部署がありますが、同じ会社の中にあ
る部でも行っている仕事はそれぞれ全く別物で驚きました。総務部は、会社全体を統括するところで会社
の経理や保険業務などを中心に仕事していました。総合企画室は、お客様の要望・ニーズを聞き、それに
対する社員の意見を聞き対応策を考えたり、観光・公共交通などの提言を考える仕事でした。中小企業総
合支援センターは小規模企業の融資相談を受けたり、開業サポートをしたりする業務でした。地域振興部
は、プレミアム商品券やツカッチャ王というイベントの企画運営をしていて、会員サービス部は会員にな
っていただいている企業の対応や情報誌を発行しています。地域事業部は越前時代行列や、夏祭りなど、
福井のイベントを企画運営する部署でした。商工会議所ビルには会議所だけのビルではなく、ほかの企業
も入っていましたし、貸し出し用の会議室もたくさん設けてありました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップで福井商工会議所の業務内容や仕事に対する姿勢など、いろいろなことを知れ
るとてもいい機会でした。福井商工会議所は自分の身近にはない企業なので、どんな仕事をしているのか
を知ることができませんでした。今回お仕事を見学させていただくと、自分のやってみたい仕事がたくさ
んありました。一番興味を持ったのは、中小企業総合支援センターのマル経でした。中小企業の融資の相
談を受け、経営状況を調査し、融資を受けるのに適性かを判断し、日本政策金融公庫国民生活事業に推薦
するというのが一連の業務とお聞きしました。大学入ってから経営のことを勉強するうちにコンサルタン
トに興味をもっていました。マル経でのお仕事はコンサルタント業務にとても近いし、高校から学んでい
る簿記を活用する仕事が多いと聞き、とても自分に向いていると思いました。福井の中行企業を応援した
いという気持ちもありますし、そこが盛り上がっていけば、福井の活性化にもつながると思っています。
私は福井のまちづくりにも関心があるので、福井商工会議所で自分が働くととてもやりがいを持って働け
るのではないかと将来的なビジョンを描くことができました。今後はフィールドワークを積極的に行い、
商工会議所では必須の日商簿記2級の取得に励みたいと思っています。日商簿記2級は就職してからでも
良いと言われましたが、持っていると即戦力に繋がり、簿記の知識があるうちに取得した方がいいと思っ
たからです。他にも就職活動についてのアドバイスもいただけたので、それをもとに行動したいと思いま
−126−
す。今回のインターンシップでたくさんのことを学ばせて頂き、本当にありがとうございました。
企業の評価
自分の関心ある事柄をはっきり主張し、研修プログラムの業務に真剣に取り組んでいた。
−127−
−2−
あわら市役所 【官公庁】
所 在 地 あわら市市姫3―1-1
業務内容 地方自治体
受入部署 観光商工課 研修概要 あわら温泉開湯 130 周年祭準備補佐
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 9名 富山大学人文学部 : 林陽子,愛知工業大学工学部 : 大田桂市,龍谷大学文学部 :
田中隆雄,同志社大学(院)司法研究科 : 伊藤淳朗,近畿大学総合社会学部 :
境谷卓洋,福井大学教育地域科学部 : 平井展洋,福井県立大学経済学部 : 平岩奈々,
福井工業大学工学部 : 水谷昴平,仁愛女子短期大学 : 浜野美里 〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
あわら市役所のガイダンスと、担当者とインターン参加者の自己紹介を行い、観光商工
1 日目
課について説明を受ける。市役所の中を案内していただく。午後からはあわら市民から
頂いたレコードの整理を行う。1 日の振り返りと、明日の予定等について説明を受け解
散する。
あわら市役所の仕事について詳しく説明を受ける。あわら市観光 PV と越前加賀宗教文
化街道ホワイトギーリングの鑑賞。兵庫県香美町の視察研修の見学をして、市町毎の政
2日目
策や相違にいて学ばせていただく。企業誘致地域の見学と金津本陣 IKOSSA の見学。あ
わら市の観光 PV の宣伝方法について宿題を課される。1 日の振り返りと、明日の予定
等について説明を受け解散する。
昨日のあわら市観光 PV の宣伝方法についてのフィードバックを行う。あわら市観光の
3日目
スマートフォンアプリや、あわら市ホームページの改善点等についてグループディスカッ
ションをし発表を行う。1 日目の引き続きレコード整理に取り掛かる。1 日の振り返りと、
明日の予定等について説明を受け解散する。
あわら灯源郷に使用する竹の清掃と伐採をするグループと、パンフレットにシールを貼
4日目
るグループに分かれ活動をする。1 日の振り返りと、明日の予定等について説明を受け
解散する。
全員であわら灯源郷に使用する竹の伐採と行う。次に伐採した竹を短く切り、一つ一つ
5日目
に穴を空け、竹あかり作成を行う。1 日の振り返りと、インターン全体のフィードバッ
クを行い解散する。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
官公庁の仕事内容や課題、社会人としてのマナーや考え方など、様々な事を多く学ぶことができました。
プロモーション映像といった手段で観光の宣伝に力を入れていた。映像を用いることで、様々な年代層へ
の興味関心に対するアプローチになっていた。また、多くの人々の目に止まりやすい宣伝へと繋がる可能
性が高いと考えられた。さらに観光事業において、主に温泉を強く押し出している。湯めぐり手形を用い
て、各温泉旅館に訪れる機会を増やす工夫や、無料の足湯設置など、市全体を通して温泉の街であること
−129−
強く押し出している。無料足湯の近くには居酒屋を設け、観光客だけでなく、地域の住民も訪れたくなる
ような工夫を施していた。人口流出の増加に伴い、過疎化の進む田舎の市は、地域復興や企業誘致などの
政策を通し、過疎問題への解決策を練っていかなければいけない。それには、今後の未来を担う世代が住
みやすい、住みたいと思える、企業や地域を作っていかなければいけない。また企業を展開する上で、商
売に適した地域を作り上げなければいけない。過疎化した田舎の市には、また異なった様々な課題がある
ということ改めて実感した。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップを通し、私は地方公務員の市役所職員として、働きたいと強く感じた。県庁規
模ではなく、最も地域住民との距離の近い立場で、地域復興や観光促進などの政策を考えていくことで、
必要とされている政策を考えていくことができると強く感じたからである。また、様々な年代層にとって
住みやすい地域づくりを行っていき、地域住民だけでなく、他地域の人々が訪れたいと思える地域にして
いく仕事をしたいと感じました。
企業の評価
まちづくりや観光推進に興味のある学生と意見交換ができたのは有意義でした。
受入部署 教育委員会 文化学習課
研修概要 子どもクラブで子どもたちの安全・安心な放課後活動の手助け
研修期間 8月17日~18日、21日、25日 4日間
受入人員 1名 仁愛女子短期大学 : 小田桐史華、 〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1 日目
児童と一緒に体操教室に参加
2日目
児童と一緒に英語教室参加
3日目
体調不良のため午前1時間の実習
4日目
児童とゲームやスポーツを楽しむ。
企業の評価
年齢も近いため、子供たちとよく打ち解けていた。
受入部署 スポーツ課
研修概要 「あわらカップカヌーポロ大会」の準備及び当日運営補助
研修期間 8月17~21日 5日間
受入人員 1名 福井大学工学部 : 坪田雅英 〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1 日目
従事内容説明・大会用整備整理・運搬
2日目
北潟湖競技場で草刈り
3日目
ポロコートの設営
−130−
4日目
ポロコートの設営
5日目
カヌーポロ競技場準備
理解できた企業 ・ 産業の特徴
インターンシップに参加して理解したことは、参加者のことをよく考えて準備をしているという事です。
大会に参加される参加者に大会を楽しんでもらえるように工夫し、または改善をして大会をより良いもの
にしようとしていました。また、インターンシップの初日に他の課も見学させていただいたとき、他の課
の人も市役所を訪れてくる市民の人に対し、丁寧に応対している場面を見ました。市役所では市民のため
に、より良い市になるようにと一生懸命に働いているという事を知ることができました。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップを通して学んだことは、第一に人のことを考えて行動するということです。また、計
画性をもって準備に当たることも教えていただきました。このカヌーポロの大会はアジアで一番の規模の
大会なので準備がとても大変でした。このように規模の大きな大会では事前の計画・準備が詳細になされ
ているということがわかりました。私も、これから就職活動を行う際に、事前に就職活動の準備を行い、
計画性を持って取り組みたいと考えました。
越前市役所 【官公庁】
所 在 地 越前市府中1-13-7
業務内容 地方自治事務
受入部署 中央図書館
研修概要 図書館業務
研修期間 9月2日・4日・9日・11日 4日間
受入人員 2名 仁愛大学人間学部 : 湯谷志穂,福井工業大学工学部 : 谷口美紗貴
〈研修日程〉
日 程
1 日目
2日目
3日目
4日目
研 修 内 容
自己紹介、館内見学、本の分類分けの説明、返本作業、カウンター業務、雑誌補強作業、
新着雑誌の入れ替え、展示本の入れ替え
返本作業、小学校での読み聞かせ見学、地域資料の説明、選書についての説明、書庫見
学、カウンター業務、レファレンス演習
本のコーティング体験、カウンター業務、貴重資料についての説明、書庫整理
団体貸し出し本の返却作業、書庫整理、絵本館見学、今立図書館訪問、寄贈図書の分類
分け、反省会
理解できた企業 ・ 産業の特徴
図書館で働く方といえば、カウンターに座って貸し出しや返却の手続きを行ったり、返却された本を元
の棚に戻したりという仕事をしているイメージが強く、初めはインターンシップでどんな仕事をするのか
全く想像ができませんでした。しかし、実際に仕事が始まるとものすごく色々な仕事をされていることが
分かりました。図書館の方は利用者の方を一番に考えて毎日仕事をされています。◯◯の本はどの辺の棚
−131−
にあるのか、△△な時はどんな本を読んだらいいのか、すべて頭の中に入っており、利用者の方に尋ねら
れた時にもすぐに対応してくれます。また、図書館に置かれている本は全て図書館で働く皆さんがどんな
本が必要か話し合って選んでおり、この本を置いて欲しいという利用者のリクエストにも答えてくれます。
誰かが借りているけれど次に読みたい。という時でも予約をすることができ、返却された時に連絡もして
くれます。その他にも、地域の小学校での読み聞かせやおすすめの本の貸し出しも行っています。私自身
も、小学生の頃読み聞かせをしてもらった記憶がありましたが、図書館の方が行っているとは知らず、と
ても驚きました。図書館は、働く方々によって地域の方のつどいの場として、老若男女すべての人が快適
で利用しやすい環境に保たれているのだとよく分かりました。
学んだ事、 今後活かしたい事
人のために働く人の姿を見ることができ、とてもよいインターンシップになったと思います。すべての
業務を利用者のために行っていて、だからこそ、気持ち良く利用しやすい環境になっていることが分かり
ました。あまり利用することがなかったけれど、それがもったいなく感じました。実際に働いてみて図書
館の方たちは、常に周りに気を配り、みんなで声を掛け合い協力して仕事をしているように感じました。
そういう意識は職業に関係なく社会人として必要であると思うので見習っていきたいです。私は現在デザ
インを学んでいて、図書館で働くと決まった時はデザインとの関わりは何もないのかなと思っていたけれ
ど、人のために何かをしたり、つくりあげたりする点においては同じものがあると思いました。そして、
図書館という地域の人々のための施設でインターンシップをしたことで、仕事の大切さや温かさを感じ、
自分も将来は地域の方の近くで愛されるような仕事がしたいと思いました。今回インターンシップを通し
て学んだことや感じたことを職業選択や就職活動に活かしていこうと思います。
受入部署 商業・観光振興課
研修概要 商業・観光振興課業務補助
研修期間 8月10日~8月14日 5日間
受入人員 1名 金沢大学人間社会学域 : 田邊怜
〈研修日程〉
日 程
1 日目
2日目
研 修 内 容
サマーフェスティバル打ち合わせ、必要物資の買い出し、携帯電話にデータ入力、エク
セル、封筒にスタンプ押し・チラシ入れ
看板・ごみ箱等を取りに行く、紙裁断、賞金を封筒に入れる、ラミネート、封筒に宛名
シール張り
3日目
ラミネート、印刷、封筒糊付け、(サマーフェスティバル 1 日目中止の決定)
4日目
片づけ、貼り紙張りに行く、エクセルで予定表作成、パンフレット在庫確認
5日目
パンフレット在庫確認続き、公共トイレにペーパー補充、サマーフェスティバル 2 日目写
真撮影
理解できた企業 ・ 産業の特徴
市役所はデスクワークばかりのイメージでしたが、外に出て作業することも結構あることがわかりまし
た。課によってまちまちだそうですが、商業 ・ 観光振興課は外に出ることが多い課だそうです。電話がか
かってくることや、人が訪れることが多く、人とかかわることが多い課であるとわかりました。同じ市役
−132−
所でも課によって仕事内容が様々であるということが改めて感じられました。
学んだ事、 今後活かしたい事
実際に仕事を経験することで、大学では体験できないことができ、今後のためになったと思います。サ
マーフェスティバル一日目が中止になっため、急きょ予定していたこととは違うことをすることになり、
あまり商業・観光振興課のお役には立てなかったと思うのですが、こういう仕事も商業・観光振興課がす
るのだということを学ぶことができました。現在、私は公務員となって県庁や市役所で働くことを目指し
ていますが、実際に市役所の仕事を少し経験させていただいたことで、以前より目標が明確になったと思
います。この経験を踏まえて、進路について考えていきたいと思います。
受入部署 農政課
研修概要 農政課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 2名 福井大学工学部 : 河野昴平,仁愛大学人間学部 : 佐藤優介 〈研修日程〉
日 程
1 日目
2日目
研 修 内 容
午前 越前市役所農政課が取り組んでいるコウノトリに関しての説明
午後 コウノトリのPR館の清掃
午前 兵庫から来られたコウノトリの視察の方に同行
午後 農政課の職員の方と一緒に現場で調査 3日目
午前・午後 コウノトリの餌場となる退避溝 1 か所の生態調査と水質調査
4日目
午前・午後 コウノトリの餌場となる退避溝 2 か所の生態調査と水質調査
5日目
午前 ダムの外来種の駆除・どじょう養殖場の清掃
午後 どじょう養殖場の整備
理解できた企業 ・ 産業の特徴
越前市役所農政課ではコウノトリをシンボルとして越前の町を活性化させようという取り組みが行われ
ていました。具体的な柱として3本ありました。1つ目は里地里山の保全再生です。これは環境が破壊さ
れている中で、現代の暮らしと調和させてコウノトリの住める環境を作っていくとのことで実際に生き物
が住みやすい環境を整えていました。2つ目は環境調和型農業の推進と農産物のブランド化です。これは
コウノトリをシンボルとして越前市を活性化させようという取り組みで実際に農薬を使わないお米を販売
したり、地産地消を呼びかけたりと様々な政策が行われていました。3つ目が学びあいと交流です。これ
は地域の人たちに里地里山の自然と文化がいかに大切かを伝えていくことで政策の重要性を後世に伝える
人を育成する政策で、学校の授業に組み入れるなど様々な方法で伝えられていました。このように、人が
元気で豊かに暮らすためには生き物たちと共生する必要があると考えており、そのために少しずつ着実
に、息の長い取り組みが必要であるということが伝わってきました
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップの参加を通じて学んだことはベテラン新人関係なく職員一人一人に何かしら重
要なことが任されているということです。新人の方とお話をさせていただいた時に、初めは何も分からな
かったので慣れるまで時間がかかったけど、いきなり重要な仕事が任されるので責任感をもって働くこと
−133−
ができ、やりがいも感じるとおっしゃっていました。自分が予想していたこととは違っていた部分もあり
驚きましたが、職員が責任感を持ってかつ、やりがいを感じられる職場は自分が求めていた職場でもあっ
たので挑戦してみたいと思いました。朝礼前にはラジオ体操をしてだらだら仕事をさせないとか、ノー残
業日を設けるという職場の良い雰囲気づくりにも魅力を感じました。市役所と地域の人たちとのつながり
など普段は感じられないようなことを感じることができました。職場の雰囲気も堅い雰囲気だと思ってい
たのですが全然そのようなことはなく、和やかな感じで働きやすい職場でした。実際に公務員に就職しよ
うか企業に就職しようか悩んでいたので、今回のインターンシップで学んだことや感じたことと自分のし
たいことが、あっているのかを吟味しながら今後の職業選択に活かしていきたいと思っています。
受入部署 市民自治推進課
研修概要 市民自治推進課業務補助
研修期間 8月4日~8月7日・10日 5日間
受入人員 1名 仁愛大学人間学部 : 吉田馨
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
①市役所の求める職員像、越前市独自の取り組みについてのご説明
1 日目
②市民自治推進課についてのご説明
③男女共同参画センターのご説明・チラシ封入作業のお手伝い
①NPOえちぜんにて、市民活動団体についてのご説明
2日目
②仁愛大学イベントへの同行
③チラシ封入作業のお手伝い
3日目
4日目
5日目
①国高児童館にて、「おかいものごっこ」講座のお手伝い
②越前市役所「IJU課」の取り組みについてのご説明
①「市長と語ろう地域ミーティング」議事録を基に資料作成
②「協働たねまる」資料・越前市17地区広報誌閲覧
①「市長と語ろう地域ミーティング」議事録を基に資料作成
②IJU課の皆様6名との懇談
理解できた企業 ・ 産業の特徴
市役所全体としては、市民全員を相手にする仕事のため、幅広い視点で社会を考えることができる職場
であると感じました。言われた通り、決まり通りではなく、自分なりに考え行動する力を重要視していて、
「IJU 課」等従来に無い視点をもつ職員の活動を大いに支援されているようです。市民自治推進課につい
ては、地元の問題を現場目線で、地域住民の方々と共に取り組む課であると感じました。そのため職員の
皆様は、形式的に丁寧な言葉やマナーというよりも、人間として信頼関係を築くためのマナーや思いやり
で、市民の方に身近な心的距離で勤務されているように見受けられました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回学んだことを大まかに二つ、記入させていただきます。第一に、人とのつながりについてです。社
会人として仕事をしていくには、他の人たちとの協力が不可欠であることを教わりました。ただ、人には
職種や所属する組織・立場の違いがあり、それぞれが各分野で専門性をもって働いているので、それらの
−134−
人達と物事を進めるには多角度からの働きかけや柔軟な心遣いが必要になるという事です。市役所の先輩
職員の方はそのことを大いに意識されていて、市民・団体・別の課等、立場の違う方々と直接面談したり
メールや電話・文書などを活用したり、常に緊密にコミュニケーションをとりながら仕事を遂行されてい
ました。こんなに丁寧な言葉で話すのだと驚いたり、逆に、こんなに親しげに笑顔で冗談も交わすのだ、
と意外だったり、そのコミュニケーションの幅の広さは横で見させて頂いて本当に勉強になりました。現
在大学の学友会会長として様々な立場の方々と関わる機会がありますが、今回のインターンシップを通じ
て社会人のすごさを実感させて頂きました。自分が社会に出て同じようにできる自信は、まだまだありま
せんが、今後より一層コミュニケーション力を高める努力をして、多くの方々との出会いやご縁を大切に
していける仕事に就きたいと改めて強く思いました。第二に、社会の出来事にさらに関心を持つべきであ
るということです。当然のことではありますが、社会の出来事についての知識があるのと無いのとでは、
仕事をする上で大きな差があります。そのことを、今回地域住民と深いつながりのある課でお世話になっ
たことで、身をもって学びました。地元紙や地域広報紙の情報は業務に密接にかかわりますし、広い視野
で考えるためには全国紙の情報も必要です。これまでは、正直なところ新聞に載っている出来事は自分の
日常とは少し距離を感じていたため、あまり読むことはありませんでした。今回のインターンシップを通
じて、決して遠い情報ではないと感じました。私は地元就職を考えているので、今後は地元紙・広報紙を
中心に読み、そして全国の出来事にも目を向け、視点を広げていきたいと思います。
受入部署 スポーツ課
研修概要 スポーツ課業務補助
研修期間 8月20日~8月26日 5日間
受入人員 1名 仁愛大学人間学部 : 吉田大輔
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1 日目
菊花マラソンのチラシ配布
2日目
郵便物の重量チェック ファイルをまとめるためのシール作成
3日目
事務所整理 土嚢作り スポーツ少年団に送る資料作成
4日目
市営体育館の倉庫整理 会議参加者の出欠確認
5日目
菊花マラソンで使用するコーンの数、破損状況チェック
理解できた企業 ・ 産業の特徴
市役所は地域住民の行政窓口として地域住民の普段の生活に密着した基礎的行政サービスを担っていま
す。越前市役所では「庁内起業」に力を入れています。庁内起業とは、職員による町おこし団体のことを
指します。現在、日本ボルガラー協会や越前建設ナノブロック課などがあります。スポーツ課では各種ス
ポーツ大会の開催 ・ 支援や体育館 ・ 武道館 ・ トレーニングセンター ・ 地区体育館 ・ みどりと自然の村の施
設管理をしています。また、スポーツ振興審議委員会やスポーツ指導者協議会、体育指導委員に関するこ
ともしています。他にスポーツ少年団、総合型地域スポーツクラブに関することも担っています。さらに
は平成30年に福井県で開催される国民体育大会も担当しています。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップでは主体性が大切だということを学びました。社会人と自分を比べたときに一
−135−
番違いを感じたのは主体性でした。私は与えられた仕事はもちろんのこと、自分からやることはないか探
しました。ここに自主性はあったかもしれませんが、主体性はありませんでした。研修中、コーンの数を
数え整理するお手伝いをしたときに、私は、少しでも早く終わらせようと急いでやっていました。しかし、
職員さんは数えながらコーンをメーカーごとに分けていました。話を聞いてみると「メーカーごとに分け
ておくと、次に使う人がコーンを取りやすくなる」とおっしゃっていました。職員さんは次の人のことも
考えて作業をしていました。私は目の前の仕事を早く終わらせることで頭がいっぱいで次に使う人のこと
なんて考えていませんでした。社会では自主性も大事だが、主体性はもっと大事だと感じました。今回の
インターンシップの経験を活かして学生生活でも主体性をもって行動できるよう意識していきたいです。
また、実際の社会の現場に出て仕事風景や仕事の流れを身近で感じられたことも大きな収穫でした。課長
さんとのお話では就職活動をするときは本命一つに絞らず、常に色々なことに目を向けるようにしたほう
がいいと御意見をいただきました。今後は自分が興味のない企業や業界も研究していきたいです。全体的
な感想として、インターンシップに参加してよかったと感じています。本物の職場を見学できたことは、
どんな情報にも勝る経験だと言えます。今回の経験は自分にとって貴重な財産になりました。
受入部署 秘書・広報課
研修概要 秘書・広報課業務補助
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 1名 関西大学文学部 : 福地祥子
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1 日目
オリエンテーション、新聞から越前市に関する記事を探す
2日目
新聞紙から越前市に関する記事を探す、市報の記事作り
3日目
取材への同行、市報の記事作り
4日目
市報の記事作り、ラジオ収録への同行
5日目
市報の記事の仕上げ、新聞から越前市に関する記事を探す
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回インターンシップに参加させていただき、主に二点の特徴を理解することができました。一つ目は
世代に関係なく協力しあって運営をしているという事です。また部署によって仕事内容も雰囲気も異なる
という事を教えていただきました。私は総務部、秘書広報課の広報部門で広報紙作りを体験させていただ
きました。広報課は四人という少人数の部署で世代もバラバラでしたが、年長の方が若い方に指導しつつ、
若い方もアイデアを出し相互にコミュニケーションをとっている姿が印象的でした。他の部署の方とも連
絡を取り合い、部署が独立して仕事をしているのではないことを知りました。すれ違う職員さんや市長さ
んが挨拶をし合っていたのも大変印象に残っています。二つ目は市民の方とのコミュニケーションを大切
にされている事です。広報紙作りの一環で菊を栽培されている方々に取材をさせていただきました。その
際のお話しを伺う姿勢はかしこまり過ぎない、方言まじりのものでした。私は公務員というのは、真面目
で少し近寄りがたいイメージがあったので意外に思いました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップでたくさん学ぶことができました。まず市役所とはどんな仕事をどのように進
−136−
めているのかを知ることができました。また広報課内の同年代の方とお話しして、就職活動の体験談や、
市役所で働くやりがい、苦労を聞かせていただきました。参加前は市役所に対して堅いイメージを持って
いましたが、実際は和気あいあいとした面もあると知りました。そしてインターンシップ自体が積極的に
参加するべきだと感じました。パンフレットや説明会だけでは味わうことができない会社の雰囲気を感じ
られる貴重な機会であり、企業研究に行き詰った時に新しい考えを持つことができそうです。また事前研
修では就職活動に役立つマナーを教えていただき、大変参考になりました
受入部署 生涯学習課
研修概要 生涯学習課業務補助
研修期間 9月7日~9月11日 5日間
受入人員 5名 甲南女子大学文学部 : 長谷川友希,福井大学教育地域科学部 : 佐々木佑華,
仁愛大学人間学部 : 佐々木香菜 ・ 川口知沙子,福井工業大学工学部 : 赤澤草太
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
午前中はオリエンテーションと生涯学習課の業務等についての説明でした。業務の説明
1 日目
では、生涯学習課の施策や生涯学習センターの事業についてお聞きしました。午後から
はかこさとしふるさと絵本館へ行き、本の整頓、ラベル貼りなどを行いました。
主にのびのび合宿の準備をしました。9 月 8 日から合宿が始まるということで開講式の
2日目
会場準備をしました。合宿が始まってからは子供たちの班に入り、オリエンテーション
のサポートなどしました。また合宿の様子を味真野公民館の Facebook にアップしまし
た。
3日目
子供たちが学校から帰ってくるまでは「恋活」という味真野公民館事業のチラシ作りを
しました。子供たちが帰ってきてからは食事や入浴の補助を行いました。
岡本公民館の仕事内容、役割についてお聞きしました。子供たちが学校から帰ってきて
4日目
からは、八ツ杉千年の森へ移動し、子供たちの絵葉書作成、食事、入浴の補助を行いま
した。自由時間ではトランプ、UNO、かくれんぼなど様々な遊びを一緒にしました。
午前中は人権についてグループディスカッションと園芸作業を行いました。午後からは
5日目
市役所内を見学し、それぞれの部署の仕事内容をお聞きしました。最後に今回のイン
ターンシップの感想を発表しまとめをしました。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
生涯学習課では、市民の人々がより有意義な生活ができるような支援を行っていました。主に、生涯学
習センターや地区公民館を18館、かこさとしふるさと絵本館「石石」などの社会教育施設との関わりが
強く、このような施設を通して親子ともに生涯学習を進めていく活動を行っていた。また、「越前まなぼ
う座」とし、講座の開講を行っており、スポーツから親子で参加できるものまで様々あった。このような
講座を設けることで市民の生涯学習の機会を増やす努力をしっかりとなさっていた。他にも、日常街頭補
導やヤングテレホンなどの利用推進などもされており、市民の生活に危険が及ばないような努力を行って
いたことには、とても好印象だった。そして何より、職場の雰囲気がよかったことが特長だと思う。市役
所と聞くと最初はみんな真面目で無言で少し緊張するような空気の職場を予想していたが、職員は皆優し
−137−
く、職場の空気も和やかだった。一般の方が生涯学習センターを訪れることもあるせいか、非常に入って
いきやすい環境だったのもよかった。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップで市役所の生涯学習課の仕事は様々な年齢の地域の方と関わることを知りまし
た。三日間、二つの公民館で研修をしましたが、多くの地域の方が公民館に訪れてきました。施設の場所
を聞きに来る方や講座を受けに来る方がいましたが、私が驚いたのはイラストを探してほしいと公民館に
来る方がいたことです。その時職員の方が一緒にパソコンでイラストを検索し、探し方を教えているとこ
ろを見て、地域の方が気軽に頼ることができる場所が公民館なのだと分かりました。そこで職員の方々と
地域の方が楽しそうに雑談をしていたことが、印象に残りました。職員の方から雑談をすることで地域の
方が求めているものを見つけられると聞き、コミュニケーションをとることは何より大切なことだと学び
ました。また、公民館で三日間小学生の合宿通学のお手伝いをしましたが、地域の方々も合宿通学を必要
だと思っているため、自分の子どもが小学校にいなくても手伝いに来てくれる方がいるという話を聞い
て、地域と公民館は密接に関わっていることを実感しました。今回インターンシップに参加して自分の就
職について真剣に考えるようになりました。職員の方とお話しする機会に恵まれ、市役所を希望した理由
や就職試験についてなどをお聞きすることができ、これから就職活動を行う自分にとって非常にためにな
りました。また研修中にグループディスカッションを行いましたが、他大学の学生の話や意見を聞き、自
分はまだまだ就職活動に対しての意識が足りないと感じました。今後は学内、学外で行われている様々な
就職活動イベントに積極的に参加していきたいと思います。
越前町役場 【官公庁】
所 在 地 丹生郡越前町西田中13-5-1
業務内容 地方自治体
受入部署 企画財政課
研修概要 越前町の新しいまちづくりついて学ぶ。
研修期間 8月31日~9月4日 5日間
受入人員 1名 仁愛大学人間学部 : 津田茉佑香
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
オリエンテーション〔挨拶まわり(町長,副町長,総務理事,総務課長)〕
1 日目
講義「地方公共団体の役割と役場組織の説明」「公共交通施策について」
庁舎案内,コミュニティバス乗降調査および聞き取り調査(朝日地区巡回ルート
5 便),聞き取り調査調査票集計
コミュニティバス時刻表作成(●各停留所分ラミネート●路線図をラミネートできる大き
2日目
さに切る),コミュニティバス乗降調査および聞き取り調査(環状ルート右回り 4 便),
聞き取り調査調査票集計
※ノー残業デー コミュニティバス乗降調査および聞き取り調査(越前地区巡回ルート
3日目
2 便・越前地区巡回ルート 3 便),聞き取り調査調査票集計,コミュニティバス時刻表作
成(●路線図ラミネート)
−138−
コミュニティバス乗降調査および聞き取り調査(環状ルート左回り 2 便),聞き取り調査
4日目
調査票集計,コミュニティバス時刻表作成(●時刻表と路線図の貼り合わせ),
コミュニティバス乗降調査および聞き取り調査 企画検討・報告書作成
コミュニティバス乗降調査および聞き取り調査 企画検討・報告書作成,コミュニティバ
5日目
ス乗降調査および聞き取り調査 調査報告会(企画財政課課長,企画財政課主任,企画
財政課主査)
理解できた企業 ・ 産業の特徴
総務部門企画財政課では、財政計画の策定、予算の編成及び執行管理、決算の報告、財政事情の公表、
町債及び一時借入金の借入、基金の管理。地域コミュニティ(朝日地区)や住民の主体的なまちづくり活
動への支援や、過疎集落に対する支援。町内の公共交通の維持、充実のためのコミュニティバスの運行管
理、路線バスの維持支援や通学生、高齢者に対するバス運賃補助を行っている。企画財政課には、併設し
ている地域創生室があり、総合振興計画(町の将来像や基本的なまちづくりの方向性を示す)の策定と目
標指標の進捗管理などを行っている。研修内容として、地方公共団体の役割と役割組織、公共交通施策に
ついての講義、コミュニティバス乗降調査及び聞き取り調査(調査後報告書提出)、コミュニティバス時刻
表作成を行った。今回の研修で、越前町内を運行しているコミュニティバスについて、常に利用者からの
意見や要望を調査、分析し、時刻表改訂や更なる利用者増加、利用促進策について検討していることを知
り、コミュニティバスが地域住民に密着した欠かすことのできない交通手段であることを再確認した。ま
た、地域住民と役場組織が連携してこそ、住みよいまちづくりが進められている。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップでは、役場がどのような職場であるか、皆さんがどんな雰囲気の中で仕事され
ているのかを実際の職場で体験することが出来た。そこでは役場の仕組みや地域住民にとっての役場の役
割など、普段目にすることの出来ない貴重な体験をし、実際の社会の現場で、社会で働くことについての
心構えを経験でき、将来の進路を選択する大事な時期に大きな収穫になった。5日間の研修期間は長いよ
うで短く、内容の濃い充実した期間を過ごすことが出来た。研修のほとんどが実際に現場に出て、地域を
走る公共交通機関(コミュニティバス)を利用する地域住民へのアンケート調査や乗降調査であった。主
にお年寄りの方とのふれあいが多く、最初は自分から話し掛けられるか不安であったが、みなさん優しく
楽しく調査することが出来た上に、コミュニティバスへの貴重な生の意見や要望を聴くことが出来たのも、
インターンシップに参加した人が得られる特権であると実感した。初対面の人とのコミュニケーションは
難しいが、第一印象を良くし、笑顔を心掛けて接することで、相手もそれに応じてくれるものだと思えた。
この体験を活かし、今後見知らぬ方とも円滑なコミュニケーションを図って、様々な年代の方とふれあっ
ていきたい。研修させていただいた企画財政課は他の研修生もいない状況であったが、充実した研修期間
を過ごせたのも、課のみなさんが温かく、仕事中や休憩中に時折声を掛けてくれたからだと思う。イン
ターンシップを終えて、あっという間の5日間で、また一緒に仕事をさせていただきたいと思ったのと同
時に、公務員(越前町職員)として、生まれ育った大好きな越前町を今よりもっと良いものにするために、
町に貢献できる社会人になりたいと強く思うことが出来た。
−139−
大野市役所 【官公庁】
所 在 地 大野市天神町1-1
業務内容 地方自治体
受入部署 結の故郷推進室
研修概要 “ おおの城まつり ” の運営に携わることで、事務仕事だけではない公務員の仕事体験
研修期間 8月10日~8月14日 5日間
受入人員 5名 関西大学商学部 : 羽生恵美,城西大学経営学部 : 清川大輝,富山大学人文学部 :
齊藤鈴香 ・ 人間発達科学部:吉田悠人,福井大学教育地域科学部 : 幾山裕介
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
午前中は大野市の概要やブランド戦略、総合計画などの説明を受け、大野市についての
1 日目
理解を深めた。午後からは越前大野城にて、観光客を対象に出身地や大野市に来た目的
などを聞くアンケートを実施。
午前中は大野市の地域おこし協力隊の方と共に、大野市の観光名所を謎解きしながら廻
2日目
る「タイムトラベルアドベンチャー」というイベントを体験。午後からは前日と同じよう
に、越前大野城にて観光客を対象に、アンケートを実施。
この日は一日中、会議室にて 2 日間かけて行ったアンケートの結果を集計。分析して、1
3日目
つの報告書としてまとめた。その報告書を総務課、企画財政課の方を招いて、プレゼン
テーションを行った。
当日は花火大会だったので、朝から会場に移動し、観光商工課や商工会議所の方々と共
4日目
に準備をした。駐車場の看板設置、タフロープ張り、駐輪場作りなどを行った。本来な
ら、夜までいて、片付けを行う予定だったが、開始前に大雨に見舞われ翌日に順延にな
り、夕方に解散。
本来は花火大会の片付けの手伝いであったが順延されたため、予定を変更し、午前中は
5日目
まちなかで行われる「おおの城まつり」の準備の手伝いに回った。まんじゅうまき会場
の設営などを行った。インターンシップはここまでであったが、午後からは花火大会が
あるため、自主的に参加。花火大会の運営の手伝いや後片付けをした。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
大野市は総合計画において、“ 光りかがやき、たくましく、心あふれるまち ” を基本構想として、将来
市民の誰もが住みよく未来に誇れるまちづくりに取り組んでいる。それには市民、地域、産業と行政が互
いに寄り添い力を合わせることが求められる。そのために大野市ができることは何かを様々な方面から考
え、行政主導の市政から市民参加・協働型の市政へ転換すべく多種多様な施策を行っている。特に力を入
れて取り組んでいると感じたことに、大野の魅力を対外的に PR するブランド戦略があげられる。代表的
なものに、平成大野屋全国展開、越前おおのブランド大使等のブランド発信、越前大野型農業の推進、結
ステーション等の利活用による中心市街地の活性化、定住促進及び雇用の確保等がある。特に今年春から
始めた、“Carrying Water Project” は、全国に誇れる大野の水に感謝し、それを市内外に広く浸透させ
ると共に、将来的に水資源に悩んでいる地域への支援システム確立や運営財団の設立を目指している。
−140−
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップにおいて学んだことは、屋内で事務仕事をするだけではなく、外での仕事でも
公務員は大きな役割を果たしているということである。実際、自分たちは観光名所である越前大野城に観
光客に対してアンケートを行った。普段は聞くことが出来ない観光客の声を直接聞くことができ、大変い
い経験ができた。また、地元の祭りにおいても、準備や運営など住民の目に見えないところで公務員が活
躍していることが分かった。公務員といえば、事務仕事をするというイメージしか、自分にはなかったが、
今回のインターンシップを経験して、様々な仕事があるということが分かった。今後については今回のイ
ンターンシップで地元がさらに好きになったので、就職はできれば地元で行い、地元に貢献したいと考え
ている。そのために、残りの学生生活の中で、地元のことをさらに理解し、自分がやるべきことをしっか
り見出してそれを確実にやり遂げることが大切だと思いました。
勝山市役所 【官公庁】
所 在 地 勝山市元町1-1-1
業務内容 地域住民への様々な行政サービス等の提供
受入部署 国体スポーツ課・生涯学習課・健康長寿課・観光政策課
研修概要 国体スポーツ課・生涯学習課等補助業務
研修期間 8月17日~21日 5日間
受入人員 2名 茨城大学人文学部 : 藤堂みさ都,福井県立大学経済学部 : 棟友優香
〈研修日程〉
日 程
1 日目
2日目
3日目
4日目
5日目
研 修 内 容
国体・スポーツ課にて、水泳大会の準備と記録員を行った。
生涯学習課にて、午前中は勝山市の高齢者が主体となって行っているさわやか大学を受
講した。午後は公民館学級の補助を行った。
健康長寿課にて、市が運営する健康サロン・湯ったり勝山を見学し、利用促進をテーマ
にプレゼンを行った。また、若手職員との意見交換会も行った。
商工観光部にて、市内の観光地を見学した。午後には副市長との面談も行った。
商工観光部にて、観光客を対象に聞き取り調査を行った。観光客の分散化をテーマに課
題等を考えた。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
市内の高齢者の方々が中心となって行っている 「さわやか大学」 では、市役所はその運営の手伝い ・ 準
備を行い、市民が積極的に関わっている印象を受けた。また今年 1 月に建設された 「健康サロン ・ 湯った
り勝山」 は、市民の要望を受けて建てられたそうだ。常に市民の声を聞き、対策を講じていることがわか
った。初日のオリエンテーションで「市民の役に立つ所が市役所である」という言葉を聞き、それを念頭
に置き就業体験を行うと、市民のことを考えて行われている政策や行事がたくさんあり、市役所の仕事の
幅の広さを感じた。また、日本全国で少子高齢化の動きが如実となっている中で、勝山市で行われている、
行われようとしている計画なども知ることができた。市民の30%以上が高齢者である。無理のない現実
性のある計画が立てられており、未来を考えることができたインターンシップとなった。勝山市民であり
ながら知らなかったことがあり、勝山市の魅力を再発見できたよい経験となった。
−141−
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップを通じて、市役所の仕事をほんの一部ではあるが知ることができた。初日オリ
エンテーションで、勝山市の現状を含め歴史や今後の課題をお聞きした。大学は県外ではあるが、高校ま
では勝山市に住んでいた。勝山市のことを知っていたつもりではいたが、オリエンテーションで初めて知
ることも多かった。このインターシップは勝山市をもう一度考えるきっかけになった。2日目、高齢者が
自主的に行っているさわやか大学を一緒に受講した。市民が中心となって運営し、さわやか大学内で講演
を行う講師の方も自分達で依頼し、健康的な生活を送る方法や熱中症対策など身近な話題について学び考
える場となっている。市役所はその運営の手伝いを行っている。市民と市役所は密接に繋がっていること
がわかり、少子高齢化が進む勝山市でも市民自身が積極的に活動している姿を見ることができた。実際に
やりがい、生きがいを感じているという高齢者の声も聞くことができた。3日目は、勝山市が建設した健
康サロン・湯ったり勝山を見学させて頂き、健康サロンの利用促進をテーマにプレゼンを行った。よい点
や課題を考え、利用しやすくかつ現実的な対策を考えた。市民の声を聞きながら、よりよい方法を考え続
けていく姿勢を学んだ。4日目と5日目は共に勝山市の観光について考えた。恐竜博物館をはじめ、平泉
寺やゆめお~れ勝山などの観光地を見学し、観光客に対して聞き取り調査を行った。私自身も勝山市の魅
力を再発見することができた。また、観光客の分散化について考え、勝山市の観光の現状を見つめ、より
活性化していくための対策を考えた。5日間という短い期間ではあったが、市役所の仕事を学生という立
場で経験し、改めて勝山市について考えるきっかけにもなった。私は公務員の勉強を始めたばかりなので、
このインターシップの経験は今後において非常に参考になった。
受入部署 総務課、商工振興課・秘書広報課・史跡整備課
研修概要 総務課、商工振興課・秘書広報課・史跡整備課業務補助
研修期間 9月7日~9月11日 5日間
受入人員 1名 仁愛女子短期大学 : 多田穂菜実
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1 日目
勝山市についての講義
2日目
勝山市の環境政策について(雪室体験など)
3日目
広報の仕事について(フェイスブックに記事をあげる)
4日目
史跡整備について(数値入力)
5日目
都合により休み
理解できた企業 ・ 産業の特徴
勝山市は私の地元ということもあって色々知っていると思っていたけれど、勝山市民なのに知らないこ
とがたくさんあってびっくりしました。一番びっくりしたことは、観光客が年間170万人も来ていると
いうことです。勝山には恐竜博物館やスキージャム勝山があるので観光客は多いだろうとは思っていまし
たが、人口3万にも満たないような小さな街にこんなに人を呼び込んでいることはすごいことだと思いま
した。仕事の内容としては、行政は利益を追求していくものではないので、全体的にぴりぴりしている雰
囲気はありませんでした。どちらかというと勝山市は田舎ということもあり過疎化が進み、人口が減少傾
向にあるので人口をこれ以上減らさないようにがんばっているということでした。
−142−
学んだ事、 今後活かしたい事
私は今まで就職についてちゃんと考えていなかったのですが、今回のインターンシップを通して真剣に
考えるようになりました。まず、一般企業に就職するのか、公務員として働いていくのかも決まっていま
せんでした。けれど今回のインターンシップを通して一般企業のほうが私には向いていると思いました。
行政の仕事がどんなものなのか分かっていなかった部分もあったし、母が市役所で働いていたこともあ
り、公務員でいいかなと思っていたのです。しかし、身近で行政の仕事を拝見させていただくと、自分が
思っていた仕事とは違うということが分かりました。確かに安定しているということはあるかもしれませ
んが、私はどちらかというと不安定でもいいから利益の追求や、新製品を考える仕事がしたいと思ったか
らです。睡眠時間を削ってバリバリ働き、自分を追い込むという生活ではないと仕事ができないタイプな
ので、そういう企業に就職できたらいいなと思うようになりました。しかし、そんな企業に就職するため
には今のうちから精神的にも身体的にも強くならないといけないので、どんなことにでも真剣に取組み、
要領のいい人間にならなくてはならないと思いました。今、学校の生活情報専攻で毎日事務の仕事に活か
せることを学習しています。しかし、今回のインターンシップで、4日目にパソコンにずっと数値を入力
するという作業をさせていただいて、「私は事務の仕事には向いていないのかな」と思うようになりまし
た。それよりは2日目や3日目のような取材をしたり、力仕事のように体を動かしたりしているほうが楽
しいと思いました。楽しいばかりが仕事ではないと思いますが、向いていないことをしていても続かない
と思うし、楽しいことではないとやる気が出ないと思います。だから、これから就職に向けて自分がした
いことをどんどん決めていって、学校で学習する以外にもやりたいと思った仕事ができるように残りの時
間を費やさなければならないと思いました。そして、企業に魅力があると思われる人間にならなくてはな
らないので、面接や作文などの文書作成能力を養っていきたいと思います。
受入部署 総務課・秘書・広報課・上下水道課・保育園
研修概要 総務課・秘書広報課・上下水道課業務補助
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 2名 福井県立大学経済学部 : 入野達馬 ・ 海洋生物資源学部 : 奥村美穂
〈研修日程〉
日 程
1 日目
2日目
研 修 内 容
課・部についての概要の説明
広報課にて、写真について文字フォントについて、勝山市の観光地について学び、その
後実施
3日目
児童館で子供たちと遊び、その後若手職員と懇談会
4日目
保育園で子供たちと遊び、保育士の方々のお手伝い
5日目
水道かにて下水道工事の見回り、下水道施設の見学、水道管の長さと価格の調査
理解できた企業 ・ 産業の特徴
市役所が民間企業と大きく異なる点は、最短二日間で部 ・ 課の移動がある点です。それぞれの部 ・ 課に
よって業務内容や必要とされる知識が異なるにもかかわらず、短期間で引き継ぎ、受け取るという作業が
なされます。また、勤務場所が出先機関など市役所からの移動の幅は様々でした。例えば広報課であれば、
写真のためのカメラ技術、ページレイアウト技術が要求されることになります。この特別な技術に対して、
−143−
市民課では深さではなく知識の広さも要求されます。さらに直で市民の方々と対面するため、接客技術も
必要になってくるそうです。最初の引継いだばかりの時期は、かなり勉強をしなくてはいけないそうです。
学んだ事、 今後活かしたい事
このインターンで最も勉強になったことは、どのような人間を「できる人」と呼ぶのかについてです。
私の思っていた「できる人」とは、作業効率がよく、言われなくても事前に予測し、こなせる人でした。
しかしこれは、ある程度経験がないと正確な予想はできませんし、効率の良い方法も作り出せません。今
回、職員の方々との懇談会の際、若手職員とベテラン職員の方々の両方に同じ質問をさせていただきまし
た。すると若手職員の方々は、一度私と同じ思いで臨み、出来た人とできなかった人がいました。それに
対して、ベテラン職員の方々は、このような考え方ではありませんでした。まず、自分の仕事にしっかり
取組み、余裕をもてるようにする。それができるようになってから回りを意識すれば良い。この様に段階
的に自分を育てるべきだとおっしゃっていました。
坂井市役所 【官公庁】
所 在 地 坂井市坂井町下新庄1-1
業務内容 地方行政
受入部署 総務部総務課他
研修概要 一般行政事務の概要と業務体験
研修期間 8月19日~8月21日 3日間
受入人員 3名 金沢工業大学バイオ化学部 : 春貴啓太,福井県立大学経済学部 : 大倉杏菜,
仁愛大学人間学部 : 水嶋愛佳
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
総務部総務課では、坂井市の概要についてお話を聞きました。福祉保健部健康増進課で
1 日目
は、育児相談に来ている親と保健師の方との対応の様子や、本の読み聞かせや、音楽に
合わせての手遊びなどを経験しました。産業経済部観光産業課では、仕事の説明を聞く
ことや観光を紹介しているパンフレットを配布しました。
総務部安全対策課では、防災訓練作業準備をしました。資料を必要な分だけ印刷してホ
2日目
ッチキスで止めたり、坂井市と坂井町の地図を用いて避難場所の名前を切りとり、貼り
つけて色を塗ったりしました。また、地図帳で地名を探し印刷したり、訓練で使用され
る物を必要な分だけ振り分けたり、シールを張ったりする経験をしました。
生活環境部市民生活課では、消費者行政出前講座として、雄島幼稚園に児童クラブで来
ている子供達に、地球温暖化についてのかるた遊びや紙芝居を読んだりすることなどを
3日目
経験しました。総務部総務課では、若手職員との意見交換会で、質問に対しての回答や
アドバイスをもらったことと、いねすに展示されていた原爆について書かれているパネ
ル展の後片付けを経験しました。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回のインターンシップで体験できた部署は 5 つである。福祉保健部健康増進課では、育児の相談会を
−144−
行った。幼児の親が、離乳食に関する相談をしたり、絵本の読み聞かせや手遊びなどを教えたりしていた。
こうすることで、生活に悩んでいる親を少しでも手助けでき、親の負担が減っている。産業経済部観光産
業課では、パンフレットを作り、配布を行った。この目的は、福井県の人や県外から来た人に坂井市の魅
力を知ってもらうためである。総務部安全対策課では、坂井市で行われる防災訓練の作業準備を行った。
地域の人が消防士や警察の方が説明をする時に、地図を見るだけで、場所の位置が一目で分かるように工
夫されている資料を作成し、印刷をした。生活環境部市民生活課では、消費者行政出前講座を児童クラブ
の子供達に行った。この業務は、大人や子供を対象に行っている出前講座の一つである。総務部総務課で
は、昔に起きた原爆についてのパネル展が開かれていたため、後片付けを行った。今の若い人に知っても
らうために、当時の様子を多くの写真や言葉で訴えかけている。忘れてはいけない出来事だと知れるよう
に工夫されている。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップを通して学んだことは、相手の立場になることでさまざまな分野をどのように
することで相手が理解し、うまく伝わるようにできるかを考えることが大切であるということを学ぶこと
ができた。そこから、物や資料を作ったりすることで、より魅力や工夫がさまざまな面で見出すことがで
きるのだと思った。また、それぞれの課の仕事の様子や市役所全体の雰囲気を知ることもできた。分から
ないことはすぐに聞くことやチームワークで互いに助け合うことも必要になってくることを、改めて学ぶ
ことができた。今後の学生生活では、グループワークで作業をする時に一人一人役割はあるが、分からな
いことは聞いたり、確認したりすることを行うべきだと思った。一人ではなくチーム全員で仕上げていく
ことが大切だと思った。研修先に行った時も感じたことであるが、新しい場所に立つと周りは知らない人
ばかりである。その場で出会った人と話すことによって和も広がり、情報をお互いに共有できるため、就
職活動や社会人になっても同じ状況であることから、良い経験となった。この点をこれから活かしていき
たい。今回のインターンシップで実際に企業の現場に出て、肌で感じることができた。参加する前は、事
務の仕事が多いと思っていたが、実際は外に出て活動することも多いため、それぞれの仕事の内容や様子
を知ることができて良かった。地域の行事にも携わることで、自分の町を知ることが大切であるというこ
とが分かった。短い期間であったが、現場で働いている職員の方のお話しやアドバイスは、これからの活
動の参考としてとても良いものとなり、参加できてよかった。
企業の評価
真面目で意欲的な取り組み態度でした。また研修生同士で分担・協力して作業を進めるなど、協調性も
ありました。
鯖江市役所 【官公庁】
所 在 地 鯖江市西山町13-1
業務内容 地方行政
受入部署 本庁または出先機関
研修概要 一つの課にて業務を行い、業務内容や市民との関わりを学ぶ。
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 3名 仙台大学体育学部 : 大越智貴,東洋大学法学部 : 菅野佑斗,
福井大学工学部 : 白崎友里恵 −145−
〈研修日程〉
日 程
1 日目
2日目
3日目
4日目
5日目
研 修 内 容
・鯖江市の概要説明 ・交流会に向けての準備・コピー作業
・アンケート結果をグラフ化(18 歳選挙権について高校生に聞いたもの)
・封書の作成・鯖江市役所交流会の準備及び参加(京英会)
・書類整理 ・交流会準備・高校生と京英会との交流会に参加
・鯖江市日中友好協会と京英会との交流会の準備、参加及び片付け
・第三次鯖江市男女共同参画プランの取り組みを入力 ・封書の作成
・外国人の防災対策事業 第 3 回実行委員会に参加
・上記 委員会の議事録作成・市民協働についての説明
理解できた企業 ・ 産業の特徴
他の自治体に比べて先駆的な取り組みを行っていることを改めて実感することができた。鯖江市は、平
成7年・9 年に体操の世界大会を二度開催している。大会期間中は、延べ 3 万人のボランティアが大会支
援を行いこれ以降、鯖江市では市民によるまちづくりが積極的に行われている。例えば、市民活動の拠点
である鯖江市民活動交流センターを開設し、指定管理者制度を導入して市の施設を市民団体に受託してい
る。また、まちづくり推進条例を作成したり、市の予算とふるさと納税で基金をつくり、まちづくり基金
事業を行ったりしている。最近では、鯖江市民主役条例を施行した。この条例は、①さばえブランドの創
造、②新たな公共の担い手づくり、③市民参画の推進、④より市民本位の条例など、市民主役を進めるた
めの施策等を規定している。この条例によって、提案型市民主役事業化制度が始まり、市が行っている公
共的な政策を市民が行えるものは、市民の提案により市民主役事業として創出している。さらに全国で話
題となった「JK課」や鯖江市地域活性化プロジェクト等も行っており、鯖江市の取り組みは、全国の自
治体から注目を集めている。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回、鯖江市役所でインターンシップをさせて頂き、たくさんの経験をすることができた。特に社会人
としてのマナーを身につけることができた。挨拶に始まり、敬語の使い方などはもちろんのこと、自分が
知らないマナーも学ぶことができた。さらに、仕事をする上での必要な技能も少しではあるが、理解でき
たと感じる。インターンシップ期間中は、パソコンを使用する機会が多々あった。その中でわからないこ
とがたくさんあったが、職員の方に丁寧に教えていただいた結果、パソコンのスキルを向上することがで
きた。社会人として働き始める前に、パソコンのスキルをもっと向上させる必要があると感じた。また、
インターンシップ期間中は、京英会(日中交流学生団体)との交流や、外国人の防災事業の会議に出席す
るなど、外国の方々と接する機会が多かった。市役所には、市に住む外国人が多数来ることもあり、市役
所の職員の方の中には英語や中国語を話す人もいた。その中で、語学力の必要性を強く感じた。私は、現
在ふるさと福井に戻り鯖江市役所で働くことを熱望している。その中で鯖江市役所にてインターンシップ
をさせて頂けたことに深く感謝している。私は、市民の為に働くことに対して喜びを感じ、市長を中心に
先駆的な取り組みを続ける鯖江市に改めて魅力を感じた。今回のインターンシップを通じて、自分の想い
を再確認できたことは収穫の一つである。近い将来、鯖江市役所職員として働くことができるように、今
後この想いを強く持ち続け、勉強をしっかり行い、残りの大学生活を有意義なものにしていかなければな
らないと強く感じた。
−146−
南越前町役場 【官公庁】
所 在 地 南条郡南越前町東大道29-1
業務内容 地方行政
受入部署 庁内各課
研修概要 地方公共団体の一般行政事務研修。
研修期間 8月31日~9月4日 5日間
受入人員 1名 都留文科大学文学部 : 山内悠衣
〈研修日程〉
日 程
1 日目
2日目
研 修 内 容
庁舎内案内、町内施設案内、家屋評価(土地・家屋現況現地調査)
体育用具・備品現況確認、キャリア・チャレンジの事業所・保護者・生徒のアンケート
集約事務
3日目
南条生きがいデイサービス補助、地域福祉計画策定業務(書類封入)
4日目
広報誌の編集、国勢調査事務、健康診断会場設置
5日目
ケーブルテレビの取材
理解できた企業 ・ 産業の特徴
町役場という小さなコミュニティであるから、住民との距離が非常に近かった。初日の家屋評価では、
家屋を新しく建てたり壊したりを申告通りに行われているか調査した。しかし、調査当日は平日であった
から、在宅の家庭は少なかった。そのため、ご近所の方に声をかけて現況の確認を行った。これはご近所
同士の距離が近いことや、事前に誰がご近所なのかきちんと知っていることから、役場職員と住民との近
さがあるからこそだと考える。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップを通してコミュニケーション能力が大切だと感じた。住民との距離の近さを感
じたことがその理由だ。私は、初対面の人と会話をすることに対して少し苦手意識があった。しかし、3
日目のデイサービス補助で、その苦手意識が少し薄れたように思う。働く際には、必ず他者との関係が重
要となってくる。良好な関係を築くためには会話が大切だろう。だからコミュニケーション能力を高めて
いきたいと思った。
福井県衛生環境研究センター 【官公庁】
所 在 地 福井市原目町39-4
業務内容 感染症、食中毒、食品衛生など保健衛生に係る試験検査及び調査研究、有毒化学物質、
大気汚染、水質汚濁など環境保全に係るモニタリング及び調査研究
受入部署 福井県衛生環境センター
研修概要 センターにおける試験・調査業務について
「衛生コース」感染奨、食品衛生及び環境衛生に関する試験・検査・調査業務補助
研修期間 8月31日~9月4日 5日間 受入人員 3名 大阪市立大学生活科学部 : 山本かおる,金沢工業大学バイオ化学部 : 原華恋,
石川県立大学(院)生物資源環境学研究科 : 巻田春香
−147−
〈研修日程〉
日 程
1 日目
研 修 内 容
・団体の概要説明
・食品添加物検査のための前処理(水蒸気蒸留、ろ過)
・食品添加物の検査(HPLC、薄層クロマトグラフィー)
2日目
・牛乳の成分規格試験(比重、乳脂肪分、無視乳固形分)
・食品衛生グループの概要説明
3日目
4日目
5日目
・インフルエンザウイルスの赤血球凝集抑制試験
・細菌、ウイルスグループの概要説明
・一般細菌数、大腸菌数の測定・インフルエンザウイルスの検出(RT-PCR 法)
・ロタウイルスの ELISA 検査・腸内病原性細菌の分離同定
・腸内病原性細菌の分離同定・腸管出血性大腸菌の検出(PCR 法、RPLA 法)
・グラム染色された細菌の観察
理解できた企業 ・ 産業の特徴
県民の健康を守るために、食品や環境の衛生について検査を行う機関である。県内には民間にも検査を
行う会社はあるが、まず衛生環境研究センターや保健所で検査をし、指導などを行っている。他県や国の
検査機関とも連携して感染症や食中毒の原因を究明し、被害の拡大防止に努めている。検査業務だけでな
く、より効率的に検査を行う方法に関する研究や、小中学生に対する衛生環境教育、大学等の実習生の受
け入れ、県内の関係職員への技術研修などの研修事業も行っている。検査結果の一部や研修事業の報告を
ホームページなどで公開し、県民への情報提供を行っている。
学んだ事、 今後活かしたい事
各法律、省令に従って検査を行うため、学生実験とは異なり速さと絶対的な正確さが求められる仕事で
あることが分かった。検査には専用の器具を用いて簡易な工程や少ない手順で行える方法を取り入れてお
り、学生実験で行った同様の検査内容とは方法が異なっていた点に、多くの検体を迅速に検査できる計ら
いがあることが感じられた。大学で行う実験では与えられる実験方法を行い結果についてのみ考察を行っ
ていたが、より速く行える方法など別の実験方法を調べて比較することで検査業務の実態を学ぶことにつ
ながると思う。大学では管理栄養士課程の勉強を行っているため、食に関する様々な分野に対してその技
能を生かして働くことが出来ると考えている。今回はその中でも食品衛生の分野に特化した研修であっ
た。個人の技能に適する分野が何なのか、その一つを知るための良い研修になったと思う。
研修概要 「環境コース」大気汚染、化学物質及び水質汚濁に関する試験・検査・調査業務補助
研修期間 8月31日~9月4日 5日間 受入人員 2名 金沢大学理工学域 : 小林ゆい,福井大学工学部 : 山岸大雅
〈研修日程〉
日 程
1 日目
2日目
研 修 内 容
AM:BOD 測定 PM: 湖沼水サンプリング 現場調査補助(採水)
植物・動物プランクトンの計数
顕微鏡による種の同定、プランクト計数版を用いた計数、pH 測定、塩素測定
−148−
ダイオキシン類の生物検定法による定量
講義…生物検定法(ELISA 法)の特徴、実習概要について
3日目
実習…ダイオキシン類の模擬溶液を用いて、生物検定法の一連の操作を実習する。
検量線系列、試料希釈系列の作成・抗体溶液等の添加操作
マイクロプレートの洗浄操作・吸収度の測定 など
成分分析 講義…PM2.5 成分分析概要について
4日目
実習…事前にサンプリングした試料(石英濾紙、TPF 濾紙)を用いて、
質量濃度及び PM2.5 中のイオン成分、炭素成分を分析し、その成分組成を算出。
アスベスト分析 アスベストの概要と分析
5日目
大気汚染常時監視 福井局にて、日常点検の実施方法(測定機の作動確認、記録紙交換
等)を現地実習。テレメータ室にて、記録紙とテレメータ値との照合作業。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
福井県衛生環境研究センターでは、組織構成は、大きく 3 つに分かれる。管理室、保健衛生部、環境部
である。業務の流れは、①試験、検査及び測定。②調査研究。③研修、指導及び学習。④情報の収集、解
析および提供である。福井県の大気汚染監視システムがあり、常時監視している。県内にいくつもの測定
局があり、情報が中央監視局に自動送信している。収集・解析された大気汚染情報はインターネットを通
して公開される。工場排水、湖などを採水し BOD、COD やプランクトンなどの状況を分析している。異
常があれば原因究明や情報解析などの対応を行う。
学んだ事、 今後活かしたい事
まず、社会人と学生の違いである。学生は教授などに一つ一つ教えてもらうが、社会人は全て自力で仕
事をこなさなければならない。これがお金を払うと貰うことの違いである。また、社会人には時間がない
が、一方で学生にはたくさんの時間がある。公務員に対する考え方が変わった。公務員は文系のものと思
い込んでしまっており、私は理系であるので、公務員になると大学まで進学し勉強した意味がないと考え
ていたが、実際は今回行った衛生環境研究センターのような技術職も存在し、公務員についてもう少し詳
しく調べようと思った。社内の方々の就職についての話を聞くと、様々な意見を聞くことができた。民間
企業に就職した方がいいという考えもあれば、公務員や大学院がいいというものもあった。いろんな意見
を聞くことで将来の選択肢が広がり、考える視野も広げることできた。やはり、先輩の体験談を聞くこと
は自分の将来のためになると思った。インターンシップを終えて、大学院に行くか就職するかも悩んでい
るが、まだ時間があるのでまず、自分のやりたいことを見つけ、それに関係する企業などを調べ、大学院
での研究が必要となれば進学することを考えようという方針にしようと考えている。
企業の評価
・煩雑な作業でも集中力をもって熱心に取り組んでいた。
・手間のかかる作業でも協力して進めていた。
・わからないこと、知りたいことなどを積極的に質問し、熱心でした。
福井県奥越高原牧場 【官公庁】
所 在 地 勝山市平泉寺町池が原230
−149−
業務内容 乳用牛の育成・管理・草地の肥焙・受精卵採取等
受入部署 牧場内各部署
研修概要 県営牧場の一般業務体験
研修期間 9月7日~9月11日 5日間
受入人員 2名 大阪経済大学人間科学部 : 勝森舞流,福井工業大学工学部 : 高木美奈
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1 日目
自己紹介、施設紹介、牛と牧場についての説明、子牛の世話
2日目
牧場で現在研究していることの説明、機械を使っての餌やりの見学、搾乳の見学
3日目
4日目
5日目
牛の体のつくりや人口受精、体外受精の説明、牛の体内にいる胎児を確認する体験、私
たちが普段食している牛の肉の部位についての講義などでした。
子牛の餌やり、ミルク作り、水の交換などのお世話と、子牛の柵内の藁の入れ替えなど
の実習
牧場で実際に使っている機械の説明と、草地の説明や牧草の測定
理解できた企業 ・ 産業の特徴
私は今回のインターンシップに参加していくつかの牧場の特長を理解しました。まず、一番感じたこと
は、牧場では多くの専門知識が必要であるということでした。福井県奥越高原牧場では育成担当、草地担
当、酪農研究担当と3つの業務に分かれていましたが、それぞれの場所で働く人々はそれぞれの分野の知
識を多く備えていていることを今回の活動で実感しました。また、分野が分かれているからこそ、お互い
で情報交換を頻繁に行っていることも実感しました。生命に接した職であるがため小さな変化が見逃せな
い現場では情報を交換しあうことはとても重要でした。そして、私にとって、人間の家畜という賛否両論
がありそうな不思議な動物に対してどう向き合っていくかということも現場で働くからこそ分かる人に聞
けました。それは、もちろんたっぷりの愛情をそそぎ、可愛がり育てていくが、飼育している動物は人が
生きていくための家畜であること決して忘れず、ドライな考えも持ち合せておくという向き合い方に、牧
場という職を感じました。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップで学んだ事は、職に就いた時その職のプロッフェッショナルであることは当たり前の
ことであるということでした。私は、牧場で働く人々のあまりに知識豊富で素晴らしいことに感動し、そ
れを伝えたところ、牧場の方は、「当たり前だから何もすごいことではない。」とおっしゃいました。その
発言を聞いて、様々な分野のどの職でも自分が働く職での知識は必ず知り尽くしておかなければいけない
ことを学びました。その知識を身につける期間や量は分野によっても異なると思いますが、できるだけ早
く的確にたくさんの量を獲得することが新人社員から立派な一流社員になる鍵なのではないかと思いまし
た。しかし、立派な一流社員の良い仕事の鍵はそれだけではないのではないか、とインターンシップを終
えて職について考えている時に思いました。それは、お客様や自分以外の社員さんとの良好な人間関係や、
諦めない姿勢、一所懸命さなど実力以外にも大切なことがたくさん存在すると思いました。インターンシ
ップに参加したことで職に関することを考える機会は大幅に増えました。今後の学生生活では、もっとも
っと社会の仕組みについて知るということと自分の好きな事、物をはっきりさせるということを目標にし
たいです。これからも年齢にかかわらず、たくさんの人との出会いに目を向け、コミュニケーションをと
−150−
りたいです。職業選択は私にとって容易にはできない重たいものであるけれど、自分を見つける楽しみの
一つでもあると考え、これからの就職活動に取り組んでいきたいです。
福井県海浜自然センター 【官公庁】
所 在 地 三方上中郡若狭町世久見18-2
業務内容 当センターは、豊かな海や湖の自然を学び体験する施設で、この恵まれた自然環境を背
景に、自然体験講座、指導者養成研修および調査・研究等を実施している。
受入部署 海浜自然センター
研修概要 公務員概要や自然体験講座の運営補助、飼育魚管理補助、来館者の対応
研修期間 8月6日~8月11日 、8月17日~8月23日 5日間
受入人員 5名 神戸学院大学人文学部 : 大林來輝,
福井県立大学海洋生物資源学部 : 市野諒丞 ・ 中倉義人 ・ 平木淳裕 ・ 田仲あいら
〈研修日程〉
日 程
1 日目
研 修 内 容
5 日間の研修の打ち合わせ、スノーケリング器具の取り込み、解剖実験の準備と実験の
補助、翌 8/7 のスノーケリングの準備、案内受付業務補助、体験学習の準備
スノーケリングの準備(器具の運搬・後始末のための準備)と水上監視および後片付け
2日目
(器具の洗浄・点検)、磯観察での陸上監視、受付業務補助、施設内備品の洗浄、翌 8/8
のスノーケリングの準備
3日目
4日目
5日目
個人体験で制作するストラップの制作練習、個人受入対応補助、体験学習補助、スノー
ケリングの水上監視および後片付け、案内受付業務補助
総務の職務補助(ファイルのラべリング・エクセルファイルを用いた職務)、団体受入の
補助(オリエンテーション、館内説明、生物採集への同行)、館内シアターでの挨拶
個人体験受入補助、案内受付業務補助、個人体験で使用する物品の準備
理解できた企業 ・ 産業の特徴
私が参加させていただいた企業は自分が今までイメージしていた企業とは異なり、地元や観光で来館し
た親子連れや団体でスノーケリングや磯観察をする子ども達に若狭の海や湖の説明や体験学習を行なう場
だったので、生物や環境についての知識だけではなく、コミュニケーション能力や語彙力、また細やかな
心配りを要する企業だと感じました。今回のインターンシップでは、主に接客や個人または団体での体験
学習の補助をやらせていただきましたが、この企業では生き物の飼育および展示も行なっているため、そ
の点においても他の企業とは異なっていると考えました。また、社員の皆様は来館者の方々に対していつ
も笑顔で、かつ積極的に応対していたため、若狭の生物や環境の学習だけではなく、来館者の方々に楽し
んでもらおうという努力がうかがえました。
学んだ事、 今後活かしたい事
話し方や表情に留意し、話す相手によって言葉を選んだり、身振り手振りを加えたりすることによって
他人とのコミュニケーションを円滑に、大切にすることを学ぶことができました。また、時間管理の徹底
は仕事だけでなく日常生活においてもとても重要なことだと改めて痛感しました。今回インターンシップ
に参加してみて、指示されたことだけをこなすのではなく、常に周囲に気を配り、自発的に行動すること
−151−
も重要だと感じました。今後の学生生活では、常に受け身の態勢でいることをやめ、自発的に行動するこ
とを目標に日々精進しなければならないと考えました。また、職業選択や就職活動においても、積極的な
姿勢というのは重要であるため、これからは何事も積極性をもって行動しようと感じました。今後職業選
択を行なう際、インターネットやパンフレットの情報だけでなく、できる限り実際にその企業に出向いて
みて社員の方々のお話を伺うことも就職先を考えるうえで注目すべき点だと考えました。
企業の評価
当センターの繁忙期の来館者対応に大変活躍してもらった。
福井県工業技術センター 【官公庁】
所 在 地 福井市川合鷲塚町61-10
業務内容 公設試験研究機関(研究・試験等)
受入部署 センター内各部署
研修概要 各部署の研究・試験業務補助
研修期間 9月7日~9月11日 5日間
受入人員 4名 明治大学工学部 : 端健太朗,近畿大学理工学部 : 水田裕介,金沢工業大学工学部 :
森田和暉,福井大学工学部 : 渡辺大介
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1 日目
福井県工業技術センターの紹介、施設内の見学、X 線 CT による物体内部観察
2日目
X 線 CT による 3D 形状測定
3日目
X 線 CT による 3D 形状測定
4日目
5日目
X 線 CT による 3D 形状測定、
3D プリンターの講座(データの補正・操作)の見学
X 線 CT による 3D 形状測定、
3D プリンターの講座(制作物の取り出し方)の見学、研修の感想
理解できた企業 ・ 産業の特徴
「あなたの会社の技術部です」というキャッチフレーズをもとに、県内産業の総合的な試験研究機関と
して、研究開発・技術支援・技術移転を 3 つの柱として事業を行っている。研究開発では産業界や社会的
な要請に応えるためにさまざまな研究開発を行っている。開発した結果は発表会や技術相談、依頼試験な
どを通して、企業の技術向上や新製品開発支援に活用されている。企業と連携して新製品を開発し、展示
なども行っている。技術支援では新製品の開発や独自の技術を向上させたいといった企業の要望に応え、
技術相談・指導,分析・試験・加工,機器・設備利用,研修などを通じて総合的に支援を行っている。技
術移転では、研究開発の成果を企業の技術力向上や新製品開発に活用促進のため、技術普及、産業財産権
の活用、共同研究、技術情報などの提供を行っている。また、企業からの依頼により、各種計測・分析・
試験などができるよう、いろいろな機器設備を整備している。繊維や眼鏡、機械・金属・電子、化学・プ
ラスチック、窯業・工芸・デザインなど多くの分野で技術開発や支援を行っている。
学んだ事、 今後活かしたい事
私はインターンシップで研究開発の業務を体験しました。内容は X 線 CT スキャナによる物体内部形状
−152−
測定をして製品の欠陥がないかの分析をしました。X 線 CT スキャナは X 線を用いており操作を正しく
行わないと危険な面もあり、またスキャンしたデータの画像処理が難しかったですが、様々な材質のもの
の内部形状を測定することによって、内部構造を見ることができ面白い面もありました。X 線 CT と言う
と医療の分野で多く使われているイメージがあったのですが、工業での利用の方がはるかに多いと聞き驚
きました。インターンシップの参加を通じて製造・営業は普段仕事内容について話を聞くことがありまし
たが、研究開発は見る機会がなかったのでこの機会に体験することができとても勉強になりました。今ま
で自分が描いていた研究のイメージとは違っていて勉強になりました。会社で働く先輩の方々からの話を
聞き研究開発の業務を進めるには自分の専門分野の内容を深く知っていることも重要ですが、それ以上に
会社の人々や企業・大学などの様々な人々とのつながりが重要で、コミュニケーションがとても重要だと
感じました。また、自分が進もうと思っている分野がとても曖昧なものだと実感しました。今回のイン
ターンシップに参加して研究開発に進もうと思っていましたが、研究開発だけでなく製造業や営業なども
考えようと思いました。自分が何をやりたいのか明確に決めることが重要だと思いました。化学系や機械
系などに絞り込まずに枠にとらわれない就活をしようと思いました。
企業の評価
評価、分析の業務では自分からいろいろなサンプルを試すなど積極性が感じられた。
福井県児童科学館 【官公庁】
所 在 地 坂井市春江町東太郎丸3-1
業務内容 児童育成事業及び科学普及事業
受入部署 子ども支援課
研修概要 子供の育成活動、科学普及活動
研修期間 8月10日~8月17日 8日間
受入人員 4名 奈良女子大学理学部 : 渡邉翔子,福井県立大学経済学部 : 北野鮎美,
仁愛大学人間学部 : 宮川ちひろ,福井工業大学工学部 : 新河戸育也
〈研修日程〉
日 程
1 日目
研 修 内 容
「ワークショップ」来館された子どもたちに館内に飾る妖怪を作る素材、道具等の貸し
出し兼手伝い
2日目
前日同様、「ワークショップ」
3日目
前日同様、「ワークショップ」
4日目
5日目
6 日目
7 日目
8 日目
「クイズラリー受付」来館された主に子どもたちに、館内に設置されたクイズラリーの解
答用紙配布、説明、答え合わせ、景品の配布
前日同様、「クイズラリー受付」
「クラフト教室」11:00~,13:00~,15:30~ の工作教室のお手伝い、それ以外の時間は自由工
作用の受付、工作の手伝い、翌日の工作用の材料準備
前日同様、「クラフト教室」
前日同様、「クラフト教室」この日は団体様 ( 学童 ) の予約があったため、団体の工作教
室のお手伝い後クラフト教室の通常業務
−153−
理解できた企業 ・ 産業の特徴
お盆の時期ということもあり、来館者数が非常に多かった。職員の方だけでなく多数のボランティアの
方や学生の実習研修等があり、働く者同士の年代を超えた関係があった。「児童」科学館であるため子ど
もとの、かかわりが多いのかと思ったが、ご年配の方や大人の方の来場者も多くあり、年代を問わず利用
されていた。広場もあり、駐車スペースも十分にあるため家族連れが多くいて、夏休み、お盆ということ
もあり、アンケートの回収結果を見るに、県外からの来場者も多くいた。
学んだ事、 今後活かしたい事
自分は、将来科学館の勤務を希望していて、今回はそのためにもいい経験になると思い参加した。正直、
お盆という人の多い時期に慣れない環境下で朝から晩まで8連勤という勤務にはすごくつらいものがあっ
た。しかし、自分がやると決めたものであるから頑張ろうという思いでやった次第である。小さい子ども
との接し方が慣れていないわけではなかったために、一対一の対応についての問題は、自分の中では特に
なかったようにも思えるが、小さい子どもが何人、何十人と集団になった時の対応には、まだまだ学ばな
ければならないことが多くあった。また、子供連れのお母さんや祖父母の方への気配り、配慮が足りなか
ったという点も反省点としてあげられる。今後自分の学生生活、職業選択についてどう活かしていくかに
ついて、具体的には浮かばないが、日常生活の中で些細なことに対して気が遣えるかどうか、自分を変え
ていかなければいけないと思った。大学では、自分と同年代の人との交流しかなく、今回の研修のように
年代を超えた交流というものが少ないため、実生活の中で、今回のインターンを受けて感じた世代を超え
たコミュニケーションの大切さを身につけていきたいと感じた。また、自分はやはり、人と関わること、
人と話すこと、小さい子たちに科学の楽しさを知ってもらうことが楽しい、好きなのだなと実感できたの
で将来の職業選択の時、このことを念頭に置いて考えてみようと考えた。
福井県水産試験場 海洋研究部 【官公庁】
所 在 地 敦賀市浦底23-1
業務内容 水産資源の合理的利用に関する調査研究
受入部署 海洋研究部
研修概要 海洋研究部で日々行われている水産物の飼育管理や測定の体験
研修期間 9月14日~9月18日 5日間
受入人員 1名 福井県立大学海洋生物資源学部 : 佐古稜太
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
オリエンテーションのちに福井県の水産業の動向説明、場内見学、研究実績の説明、養
1 日目
殖についての説明、資源管理(ヒラメの三枚網と一枚網の漁獲高の違い及び資源への影
響、ズワイガニの資源動向調査方法と資源管理への取り組み方)
海上生簀業務(マハタ、トラフグへの給餌)ナマコの天然採苗調査(カキの殻を入れたか
2日目
ご網についた稚ナマコを採取する。かご網の入れる場所に季節と場所の変化を入れるこ
とによりナマコのより良い生息環境の調査につながる)
トラフグの体重、体長の測定、粘膜の採取。オスのみ、メスのみ、雌雄混合のそれぞれ
3日目
の生簀でどのような変化が見られるかの調査につながる。その後、トラフグの粘膜を使
った PCR 法による雌雄判別を体験した。
−154−
4日目
スルメイカ、アカガレイ精密測定、雌雄判別(市場で購入したアカガレイ、スルメイカの
標準体長、全長、体重の測定)
敦賀中央卸市場に行き、特定の魚の箱数、入数、全長を調査した。水産試験場が保有し
5日目
ている調査船「福井丸」の見学、搭載されている各装置の説明。最後に渥美室長から研
修総括があった。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
水産試験場でやっていることは物凄く高度な技術を使用したものと予想していたが、5日間を通じて資
源調査が多かった。特に体重、体長についての調査が多かった。実は単純な作業が多かったことに関して
驚きを感じた。単純だが根気のいる作業が資源動向調査につながり、最終的に福井県の水産業の方針を決
めることにつながることを知れた。水産業と林業、農業の大まかな違いについて考えるよう言われた。そ
の違いは「無主物」であるということが分かった。農業や林業はその資源に対し所有者がいるが、海に明
確な土地の区分はなく、その資源に対しても明確な所有者はいないということを知ることができた。また、
農業や林業と比較した魚の成長の遅さや回遊性などの特性から結果を出すのに非常に時間がかかり、資源
動向調査が農業や林業と比較していかに大変であるかを理解した。
学んだ事、 今後活かしたい事
空き時間に先のことを見据えたことをやるように注意を受けた。また、書類の記入ミスがあり、そのこ
とに対しての注意も受けた。日常でやって当たり前のことを社会は決して受け入れてくれず、いかに自分
が甘い大学生活を送っているかを実感した。また、主体的に動くことができなかった。この研修ではひた
すら記録をしていた。記録の重要性を知ることができた、今後の大学生活では些細なミスにも気を付け、
主体的に動き、常日頃の変化をメモし記録していきたい。
企業の評価
大変向上心があり、積極的である。業務内容を精力的に理解しようと積極的に質問する姿勢があり、理
解も早かった。
福井県水産試験場 栽培漁業センター 【官公庁】
所 在 地 小浜市堅海50-1
業務内容 水産生物の種苗生産に関すること、水産生物の餌料培養試験等
受入部署 栽培漁業センター
研修概要 栽培漁業センターで実施しているバフンウニ等の海産種苗の飼育、管理
研修期間 9月14日~9月18日 5日間
受入人員 2名 福井県立大学海洋生物資源学部 : 小森藍 ・ 坪内暢輝
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1 日目
ナマコの計数(500 匹)、ナマコの水槽掃除
2日目
トラフグ運び、トラフグ水槽掃除
3日目
ナマコの計数(500 匹)、ナマコの水槽掃除
4日目
アオサの水槽掃除、ウニの剥離(大小を別ける)
−155−
理解できた企業 ・ 産業の特徴
地域とのつながりが大切であることがわかった。資源を守っていくには決してセンターの方々だけでは
できないことわかり、地域、漁業者、県、国が一体となって取り組んでいくことが重要である。また、一
つの個体を育てるには 365 日、毎日観察し少しの変化も見逃してはならない。生き物を育てるということ
は簡単ではなく、思考錯誤を繰り返し、毎日の地道な作業が必要である。このようにたくさんの特長があ
るが、一番大切であると気づかされたのは、つながりという面である。私は今まで育てるのはセンターの
方がほとんど行っていると思っていたが、そうではなく、海に放つときには漁業者の方に頼み、手伝って
もらう。決して一人でやるわけではなく、つながりが資源の保全管理につながることを知った。
学んだ事、 今後活かしたい事
この5日のインターンシップを通して、働くこととは何かということが自分の中で学べたのではないか
と思う。働くことそれはまず自分自身のため、自分自身が仕事をするなかで成長できたと感じたときにや
りがいに変わるのではないかと思う。次に誰かのため、誰かのためと思えばつらい仕事でも続けることが
できるのではないかと思う。働くこととは?というのは人それぞれ違うだろう。目的を持って仕事すると
やりがいが生まれると学んだ。インターンシップを通して、職業選択に活かしたい。する前までは何をし
たいのか全く分からずに悩んでいたけれど、終わってから水産に関わる仕事をしたいという思いが強くな
った。自分が何をしたいのかを明白にすることが必要である。実習を行っていく過程でまだまだ水産の勉
強不足を痛感した。残り少ない学生生活では失敗を恐れずにいろいろなことにチャレンジしていきたい。
そして、多くのことを学び、吸収したい。
福井県総合グリーンセンター 【官公庁】
所 在 地 坂井市丸岡町楽間15
業務内容 森林育成・保全技術に関する研究
受入部署 林業試験部
研修概要 林業試験研究機関で取り組んでいる課題についての実習体験
研修期間 9月14日~9月18日 5日間
受入人員 2名 福井県立大学生物資源学部 : 坂上莉奈,京都府立大学生命環境学部 : 岸和美 〈研修日程〉
日 程
1 日目
2日目
研 修 内 容
越前カンタケ栽培ビン用種菌作成
マツノザイセンチュウ培養作業(グリーンセンター実験室等)
松くい虫被害地調査(現地:あわら市波松)
タワーヤーダ集材現地視察(現地:坂井市丸岡町)
3日目
菌根菌用培地作成、土壌p H 測定(グリーンセンター実験室等)
4日目
終日:間伐材搬出実証試験(現地:越前町栃川)
5日目
終日:間伐材搬出実証試験(現地:越前町栃川)
理解できた企業 ・ 産業の特徴
グリーンセンターの林業試験部では大掛かりなものではなくても、バイオマス発電に使用する木材チッ
プの乾燥に関する研究や、木材の乾燥実験を行うことによって見た目の美しさは天然乾燥に近く、割れも
−156−
あまり起こらないような乾燥材の研究を行うなど人々の生活に直接関わってくるような研究を行っている
ということが分かりました。また、資金が不足しているということを聞きましたが、その中でも工場と提
携して試験を行ったり大野市のほうにまで試験に行ったりと役立つ研究を工夫して行っているという印象
を受けました。林業研究という分野全体においては大規模な研究を行っているところや地域の生活に直接
関わってくるような研究を行っているところなど規模は様々ではあるものの、新人があまり多くは入って
来ないということが抱えている問題の1つだと知りました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップを通じて本当に重要だと思ったのはコミュニケーション力である。仕事をして
いく上で人とかかわるのは当然のことである。だからこそ仕事を円滑に進めるためには、相手を不快にさ
せないようなコミュニケーションを図る必要がある。インターンシップに参加して職場の方々一人一人が、
自分の意見を伝える、相手の話をしっかり聞く、目上の方や社外の方への礼儀を怠らないということを意
識してコミュニケーションを図っているという印象を受けた。そのような話す力、聞く力、礼儀というも
のはすぐに身につけられるものではない。日頃の生活でそれを意識し、実行しなければ身につかないもの
だと思う。学校やアルバイト先には様々な年代の方がいる。そこで自分が人とどのような接し方をしてい
るかを見つめなおし、改善すべきところは改善する必要があると思った。また、今回もう一つ重要だと思
ったのは行動力である。初めての環境とは慣れないもので、大変緊張する場であるため、受け身になって
しまいがちである。何をしていいか分からないという状況下でも仕事を任されることは就職してから多々
あると思う。そんな時、ただ黙って誰かが教えてくれるのを待っていても、きっと誰も教えてくれないだ
ろう。分からないまま、まごまごするくらいなら質問してその仕事への理解を深めた方がいいし、そのこ
とによって自分がスキルアップできるいい機会になる。たとえ恥ずかしくても自分から積極的に質問し、
仕事を引き受けるという行動力も、今後の学校生活や社会人になった後に必要で重要なことだと思った。
福井県農業試験場 【官公庁】
所 在 地 福井市寮町辺操52-21
業務内容 農業・農産物に関する試験研究、品質改良・栽培技術の改良・開発
受入部署 ポストコシヒカリ部、作物部、有機環境部
研修概要 ポストコシヒカリ生産部、作物部、有機環境部にて業務体験
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 2名 岐阜大学応用生物科学部 : 森川莉帆,近畿大学生物理工学部 : 鳥居保 〈研修日程〉
日 程
1日目
2~4日目
5日目
研 修 内 容
オリエンテーション
実務研修
実務研修、研修まとめ
福井県福井健康福祉センター 【官公庁】
所 在 地 福井市西木田2-8-8
業務内容 保健、医療、福祉、環境にかかる行政サービスを提供する地域の総合専門機関
受入部署 センター内各課
−157−
研修概要 当センターが所轄する、福祉・保健・医療・衛生・環境にかかる業務概要の理解および
現場業務の見学等
研修期間 9月7日~9月11日 5日間
受入人員 1名 福井大学教育地域科学部 : 大保涼香 〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
午前:オリエンテーション
健康福祉センター概要について、地域支援室長、医療監査室長、福祉課長からお話を伺
1 日目
い、福祉保健部の概要については福祉保健室長から、そして環境衛生部概要については
環境衛生部長にお話を伺った。
午後:廃棄物・環境関係研修、廃棄物処理施設へ行き、施設の見学をした。
2日目
3日目
午前:生活衛生関係研修、動物愛護についてのお話を聞いた。
午後:生活衛生関係研修、食品衛生講習会に出席し、手伝いと講習会を聞いた。
午前:健康増進関係研修事務作業をした。
午後:健康増進関係研修、給食管理技術講習会に出席した。
午前:廃棄物・環境関係研修、水質の行政監査にたちあわせてもらった。
4日目
午後:健康危機管理研修 職員の方たちと一緒に健康危機管理についてのゲームをした。
午前:薬務関係研修
5日目
薬剤師の職員の方と一緒に漢方薬局や薬局へ行き、お話を聞いた。
午後:健康増進関係研修、事務作業をした。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
保健所の仕事内容や職場の雰囲気を知ることができました。まず、保健所とはたくさんの役割を担って
おり、仕事内容は多岐にわたります。職員の方々は薬剤師や獣医、管理栄養士など、資格をもつ方々ばか
りだということが分かりました。薬剤師と聞くと薬局にいるイメージが大きく、また管理栄養士と聞くと
学校や病院にいるイメージが大きかったので、保健所にこのような資格を持つ方がいることには驚きまし
た。ほとんどの方が資格を持っているので、市役所のように 3 年毎の異動はなく、市役所との違いを知る
ことができました。保健所の仕事は人と関わることが多く、保健所に苦情を言いに来る住民も多く、少し
大変そうでしたが落ち着いて対応していました。住民の方のためにしている、という仕事が多く、やりが
いがある仕事であると思いました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップを通して、健康福祉センターでは、人前に出て講演をするような目立つことか
ら、事務作業のような地味な仕事までこなしていることを知りました。健康福祉センターの方々はどのよ
うな仕事でもきっちりとこなしていました。きっと他の会社でも同じであると思うので、社会に出たとき
仕事の大小や内容に関わらず、何事においても真摯に取り組めるようにしたいと思いました。今回のイン
ターンシップで、今まで知らなかった保健所の仕事内容や雰囲気について学ぶことができ、とても良い機
会であったと思います。今回は官公庁へのインターンシップだったので、次のインターンシップでは民間
の企業で経験したいと考えています。
−158−
企業の評価
福祉や保健に関する業務の内容を理解しようとする熱意が感じられ、各担当者からも高い評価を得てい
た。
福井県立こども歴史文化館 【官公庁】
所 在 地 福井市城東1-18-21
業務内容 福井県ゆかりの人物に関する調査研究および常設展示を通した普及、ワークショップ、
学習講座等の企画・運営
受入部署 館内各部署
研修概要 館内展示案内、ワークショップ運営の補助及びそれらに関する準備等
研修期間 8月18日~8月22日 5日間
受入人員 2名 仁愛大学人間学部 : 福家尚輝,福井工業大学工学部 : 山下理央
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
オリエンテーション・施設概要・研修内容・日程について・質疑応答・館の仕事内容に
1 日目
ついての説明・特別展解説・来館者への対応、言葉づかい等の練習・あかずの部屋での
補助・これき、博物館についての説明・しらべルーム説明および「おすすめの一冊」作
成について・日誌作成、ミーティング
2日目
資料のファイリング作業・あかずの部屋での補助、ゲーミフィケーションについての説
明および実践、「おすすめの一冊」作成、日誌作成、ミーティング
資料のファイリング作業・特別展のゲームにおける来館者へのサポート、
3日目
あかずの部屋での補助・「おすすめの一冊」作成
受付団体の見学プラン立案・日誌作成、ミーティング
4日目
資料のファイリング作業、特別展のゲームにおける来館者へのサポート・あかずの部屋
での補助、「おすすめの一冊」作成・日誌作成、ミーティング
資料のファイリング作業・特別展のゲームにおける来館者へのサポート、
5日目
あかずの部屋での補助・手作り科学おもちゃ教室の子どものサポート、後始末
「おすすめの一冊」作成のまとめ、展示・日誌作成、研修全体の振り返り
理解できた企業 ・ 産業の特徴
子どもたちに福井にゆかりの人物を通して歴史や文化を紹介している施設です。漢字、歴史、達人、科
学などを楽しく学ぶ事ができ、学校からの遠足や校外学習としても利用されています。自分のふるさとに
ついて知識を得ると共に、「自分もこのようになりたい」といった夢をふくらませて欲しいという願いを
もっています。
子どもの興味を引き、ここで見たものを少しでも記憶してくれればという狙いのもと、“ めくり ” や “ ま
わす ” といった手を動かす “ ハンズオン展示 ” や、紹介する人物に関係のある実物を展示しています。また、
ゲーミフィケーションによって楽しみながら展示を見てもらう取り組みをされています。これによって開
館当初の閑散とした2階の展示フロアが、多いときに約150人でにぎわったそうです。小学生から未就
学児まで子どもといっても能力に幅がありますが、誰もが1つは参加できる企画を用意しているそうで
−159−
す。これらの企画立案から展示パネルの制作、グッズ作成にいたるまで職員によって作られていることを
知りました。特別展の開催前などは特に大変だそうですが、作られたものひとつひとつから楽しさや活力
が伝わりました。
学んだ事、 今後活かしたい事
“ あかずの部屋 ” で、私から「入場前に靴を脱いでも良い方は今お脱ぎいただけますか」という呼びか
けを行った際に、言葉運びの違いで脱いでくださる確率が毎回違いました。話しかけ方で相手がどう受け
取るのかが変わることを、身をもって感じる事ができました。これからは日常生活でも、相手に伝わる話
し方を意識したいと思いました。こどもに注意をしたり、教えたりすることに最初は臆してしまいました。
それを職員の方に相談したら、子どもたちの中にはここが初めての公共の展示施設ということが多いそう
です。だからこそ、幼いうちからここで美術館、博物館などのマナーを身につける場所でもある」と伺い
ました。実際に話してみると、子ども達は真剣に聞いてくれるし約束を守ってくれて、私は今まで何を遠
慮していたのだろうと思いました。私は自分が納得いくまでやる性格です。しかし、それによって体調を
気にかけてもらったり、予定外に入った仕事ができずに職員の方や、他のインターンシップ生に迷惑と心
配をかけたりしてしまいました。周囲のことを考えて、余裕をもって計画を立てることが大切だと思いま
した。自分の仕事に対する態度がそのまま仕事に現れることを感じました。職員の方も「自分が仕事を好
きにならないと苦痛でしかないよ」と仰っていて、仕事にやりがいや好きなことを見いだすことが、いか
に大切であるかを学びました。
福井県立図書館 【官公庁】
所 在 地 福井市下馬町51-11
業務内容 各種資料・情報の収集、企画展やレファレンスサービス等の情報発信・提供、
市立図書館支援
受入部署 県立図書館
研修概要 カウンター業務、資料の整備、蔵書整理等図書館業務全般
研修期間 8月18日~8月22日 5日間
受入人員 3名 福井大学工学部 : 江端亮太,仁愛大学人間学部 : 家根田瞬 ・ 吉村祥平
〈研修日程〉
日 程
1 日目
研 修 内 容
カウンターでの本の貸し出しへの接客、返却された本を元の場所へ返却
新聞の内容をエクセルに入力、花壇への水遣り
カウンターでの本の貸し出しへの接客、返却された本を元の場所へ返却
2日目
新聞の内容をエクセルに入力、古い本をアルコール洗浄、本に元の場所をしるしたラベル
を貼る作業、花壇への水遣り
3日目
4日目
カウンターでの本の貸し出しへの接客、返却された本を元の場所へ返却
返却された本の返却作業、古書の整理、チラシのレイアウト作成、花壇への水遣り
カウンターでの本の貸し出しへの接客、返却された本を元の場所へ返却
予約された本を集める作業、チラシをまとめる作業、花壇への水遣り
−160−
カウンターでの本の貸し出しへの接客、返却された本を元の場所へ返却
5日目
予約された本を集める作業、古書の整理、本に元の場所をしるしたラベルを貼る作業、
花壇への水遣り
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回のインターンシップに参加するまでは図書館というのは本の貸しだしを行う場所としか思っていま
せんでしたが、現代の資料を後々まで保存するという重要な役割を持っていることを、実際に参加して知
ることができました。県立図書館には福井の市町村の細かい記録や歴史などインターネットや他の図書館
では得ることができない貴重な資料が保管されており、それらの整理や消毒といった普段の利用だけでは
知ることのできない重要な仕事がありました。そのほかに小さな子供たちに本を読み聞かせるイベントを
行うなど様々なイベントを行っており、それらのイベントに関するチラシの作成などの仕事もありました。
本の貸し出しは個人だけでなく、ほかの図書館や学校などにも行っており、社会にとって必要とされてい
る場所であることが理解できた。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップでは実際にカウンターで本を借りるお客様に接っしたり、パソコンでのデータ
入力やチラシのレイアウトの作成をしたり、図書館での多種多様の様々な仕事を体験できました。インター
ンシップを体験して実際に働かなければ知ることのできない仕事が多く存在することを学びました。イン
ターンシップに参加するまで図書館というイメージは、あまり忙しくはないだろうと考えていましたが実
際には体力を使う仕事や、頭を使う仕事など様々な仕事があり想像以上に大変でした。この経験で就職活
動において実際に働いている人から直接話を聞くことが、とても重要だと感じました。インターネットな
どから企業を調べても知ることの情報には限界あると考えられるし、やはり働いている人から直接話を聞
くというのが正確で、多くの情報が得られるので有効であると考えられます。この考えはインターンシッ
プに参加しなければ身につかなかったものでした。また仕事をするうちにどのように動けばより効率的に
仕事ができるかなど、勉強とは違った頭の使い方をしました。このように就職活動や学生生活で今回の経
験で身についた考え方や知識を活かしていこうと考えています。
企業の評価
一つ一つの仕事にまじめに丁寧に取り組んでいました。
福井県立美術館 【官公庁】
所 在 地 福井市文京3-16-1
業務内容 展覧会(企画展、常設展)開催、貸展示室の運営
受入部署 福井県立美術館
研修概要 美術館業務補助
研修期間 8月10日~14日 5日間
受入人員 1名 京都嵯峨芸術大学芸術学部 : 小堀史織
〈研修日程〉
日 程
1 日目
研 修 内 容
学芸員の仕事ついて
・展覧会と企画及び収集と活用について
−161−
2日目
3日目
4日目
5日目
作品管理と保全にて
・美術館のサービスについて
作品管理と保全について
・作品撮影と作品の保全 ・ 修理 ・美術館内の見学
美術館の仕事について
・美術館広報 ・課題発表準備
・学芸員の仕事について(研究成果をまとめ、そして発表) ・研修まとめ
企業の評価
一つ一つの作業を丁寧かつ的確に処理していたことが印象的でした。
福井市園芸センター 【官公庁】
所 在 地 福井市串野町1-30
業務内容 野菜・果樹・花木の振興
受入部署 園芸センター
研修概要 園芸作物の育成
研修期間 8月25日~8月27日 3日間
受入人員 2名 福井大学工学部 : 木下麻由子 ・ 坂井恵 〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
午前 切り花・採花の調整:ポットにナデシコなどの苗植え、種(3 つずつ)植え、水
やり(まんべんなく)
1 日目
午後 金福すいかの手入れ:受粉したすいかの 1 つ下の所から下の所に生えているつる
を切る、ネットでゆりかごを作りすいかを包む。
野菜の病気の観察:高倍率のルーペで観察し、ある程度病気を予想してから顕微鏡で観
察し図鑑で調べる。
午前 野菜の収穫・調整:トマトのヘタを切り先の尖ったヘタも切る、葉が大きくなっ
2日目
たレタスを切る。それぞれの既定の重さを量って、梱包をする。
午後 地域の農家の方々の畑の観察:畑の作物に害虫はいないか、葉の大きさ、土の乾
き具合を観察し農家の方々に伝え、またアドバイスする。
午前 果物狩り:黒色に近いブドウをハサミで採る、黒く柔らかくなったイチジクを手で
採る、柿 1 個につき葉が 25 枚必要なので集中して実のなっている柿を切る。それぞれ
3日目
の重さと糖度を量る。
午後 鉢木の手入れ:大きいポットに土を少し引き、肥料を 3 つ入れてから小さなポッ
トに入っているマリーゴールドの花を移し替える。パンジーの苗を採り小さなポットに
差し替える。園芸センターの説明:年間を通しての作業などの説明。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
園芸センターでは、園芸教室や園芸祭りを行い、地域との繋がりを大事にしている。また、地域の農家
−162−
の農園を、市役所の職員や農協の方達とまわり、例えばキャベツであれば葉の大きさや害虫がいないか、
肥料の違いで成長にどのような影響を及ぼしているか、水のやり方など、細かい点まで記録し農家の方に
結果を報告する。そして、その点に対してアドバイスを行っている。さらに、地域の農家の方が調べる事
が出来ない様な野菜などの病気を調べ、堆肥や薬についてのアドバイスを行っている。農家の方達が安心
して農業を行える様に、様々な点に置いて手助けし、産地化を促進する事をモットーにしている。つまり、
地域の農家と直結していると言える。また、バイオテクノロジーを用いて金福スイカを開発している。スイ
カを交雑させて作っているので、味に違いが生じない様細心の注意を払い、一定においしいモノが出来る
様に努力している。つまり、品種開発にも力を入れていると言える。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回初めてインターンシップに参加しました。企業で働くとは、バイトをする事とは、また少し違った
経験でした。責任の感じ方がさらに重く感じられた様な気がします。職員の方々と一緒に仕事をさせて頂
いて仕事に対する姿勢を学びました。ただ、仕事をこなしていくのではなく、野菜や果物や花を育てるに
当たって様々な工夫を凝らし、手間をかけ真摯に向き合っている姿が印象的でした。与えられた仕事以上
に、さらに良くなる事を常に念頭に置き、それに伴って自分で行動していく事が大事だと学びました。ま
た、挨拶は職場環境を明るくする簡単な方法だと身を以て実感しました。自分から挨拶をしていく事が大
事だと思います。私は、今回のインターンシップを通して自分の学生生活を考え直す機会が出来ました。
今の私は、与えられた課題をこなすといった受け身の態勢でした。与えられた事以外に、自分に必要な事
を考え自分から行動する事が大事なのだと思います。まずは、授業を聞く姿勢を工夫していこうと思いま
す。職業選択に置いても改めて考える機会が出来ました。今までは、研究職をしたいという大まかな考え
しかありませんでした。どの様な分野で研究職をしたいのか、また、別の視点で 180 度変えて他にも選択
肢は無いのか、自分の興味以外にも視野を広げて、今後の職業選択へと繋げていきたいです。
福井市立桜木図書館 【官公庁】
所 在 地 福井市手寄1-4-1 アオッサ4階
業務内容 資料の収集・整理・保存・資料の貸出・返却・配架、書架整理、予約業務、
児童サービス等
受入部署 福井市桜木図書館
研修概要 図書館業務(カウンター業務の体験、資料相談の実習、児童向け行事の補助等)
研修期間 8月11日~8月13日 3日間
受入人員 2名 仁愛大学人間学部 : 三上啓樹,福井工業大学工学部 : 油尾尚輝
〈研修日程〉
日 程
1 日目
2日目
3日目
研 修 内 容
他館からの予約・リクエスト本の収集作業、保健センターにおいての幼児のためのサー
ビス見学、館内においての児童サービスの説明、書庫書架整理
書庫編本作業、寄贈・郷土資料についての説明、書評の入れ替え、予約連絡業務、図書
の選定についての説明、書庫棚の増設
新聞配架、書架整理、コンピュータ利用のためのコイン回収、レファレンスサービスの演
習、資料装備実習、カウンターの貸出・返却、ブックポスト確認返本
−163−
理解できた企業 ・ 産業の特徴
桜木図書館は、福井市内にある4つの「市」の図書館と連携しています。各図書館で、それぞれ強化し
ていることがあり、桜木図書館が強化していることは、幼児や児童に対しての読書の推進です。定期的に
行われる読み聞かせ会や、不定期に外部の方をお呼びして行われる特別なイベントを通じ、それにまつわ
る本を紹介して、児童たちが本に触れあえる工夫をしています。他にも、図書館外でもイベントが行われ
ており、保健センターなどへ行って、幼児や母親方に絵本を読み聞かせたり、プレゼントしたりすること
によって、幼児の頃から本に触れあえる工夫をしています。さらに、桜木図書館は、駅に近くたくさんの
利用者が訪れるので、多くの利便を図る工夫をして利用者の増加を目指しています。1つ目、開館時間を
長く設けること、2つ目、休館日の低減をすること、3つ目はツイッターでたくさんのお薦めの本を紹介
して、読書を推進することです。
学んだ事、 今後活かしたい事
裏方さんの仕事の量が、研修を行う前に予想していたより多かったと感じました。実際見てみると、普
段我々の目に見えている仕事の量よりもはるかに膨大です。一番大変だと感じた作業は、資料装備で、新
しく図書館に配架する本に透明のシールカバーを貼りつける作業です。やり方が難しい上、少しの失敗も
できないような綿密な作業だったので、とても苦労しました。しかし、社会に出れば、このような作業も
早く覚えて、自分一人で出来るようになり、人に聞いてばかりではなく、他に困っている人に教えられる
ようにならないといけません。ゆえに、普段から他人の行動はしっかり観察して、出来ないことも早く出
来るように努力すること、いつまでも出来ないからといって、すぐ他人に頼ったりせずに、まず自分で考
え、行動した上で、他人に相談するような心がけも必要だと感じました。研修中に、来られる予定の時間
に、担当の方がみえず、何をすべきか分からずに、部屋で待っているということがありました。この時は、
担当の方が来られるのを只々待っているのではなく、近くにいる方に相談などをしなければならないとい
うことを学び、「相談する」、「積極的に問いかける」ことの大切さが分かりました。このことは絶対に忘
れないようにしたいと思います。
企業の評価
業務内容を理解し、効率よく作業するように考えて行動していた。どんな仕事にも積極的に取り組む姿
勢が見られた。
福井市立みどり図書館 【官公庁】
所 在 地 福井市若杉3-301
業務内容 図書館業務
受入部署 福井市立図書館
研修概要 公共図書館の社会的役割を認識し、体験する。
研修期間 8月18日~8月22日 5日間
受入人員 2名 仁愛大学人間学部 : 五十嵐聖華,仁愛女子短期大学 : 笹岡美玖
〈研修日程〉
日 程
1 日目
研 修 内 容
返却処理,オリエンテーション,館内案内,図書の並べ方,予約在架集め,書架整理,
移送資料処理,返本作業
−164−
返本作業,書架 CD の書架整理,予約・リクエスト・福井市立図書館・相互賃借図書館
2日目
間協力についての説明,カウンターでの接遇・業務,予約在架集め,移送資料処理,
OPAC・WEBOPAC の使い方,ブックスタート会場準備・パック作成,CD の返却,ビ
デオ当番
書架整理,予約在架集め,ブックスタート受付・見学,児童サービス・雑誌・選書・図
3日目
書の選定・発注・受入・検収・寄贈資料・郷土資料についての説明,雑誌装備,夏休み
おはなし会見学,本の装備実習
4日目
5日目
書架整理,予約在架集め,子ども映画会会場準備,督促についての説明,テーマの絵本
コーナーのディスプレイ作成,書評集め,カウンター業務,返本作業,レファレンス研修
新聞配架,書架整理,返本作業,子どもえいが会手伝い,テーマの絵本コーナーのディ
スプレイ作成
理解できた企業 ・ 産業の特徴
インターンシップに参加して理解できた特長は、雑誌、小説などの資料が多く、また貸し出し冊数が福
井市の図書館で一番多いところです。そして、福井市の図書館で唯一CDを借りることができ、DVDを
館内で視聴することができるのが大きな特長です。ブックスタートという生後3ヶ月から3才までの福井
市に住んでいる赤ちゃんを対象に、親子で暖かい時間を過ごしてほしいと絵本をプレゼントする企画を行
っていました。また、本の返却で督促人数が1週間で約100人もいることです。督促については、まさ
か100人もいるとは思わなかったのでとても驚きました。実際に体験してわかったのは、レファレンス
についてです。レファレンスとは、利用者から質問されたことに対して回答を探す手伝いなのですが、こ
の研修で資料を探したところ、指定された時間内に見つけられた資料は10個の内5個だけでした。研修
を通して、レファレンスの大変さを知ると同時に、司書さんはすごいと感じました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップの参加を通し、「はたらく」ことを肌でしっかりと感じることができた。人間
関係におけるコミュニケーションにおいても、作業においても、一つの行動が、その後のあらゆる事柄に
関わってくるという密な関係で成り立っているということを、実際に体験しながら学ぶことができた。あ
たりまえのようなことだが、ただ単に大学生活を過ごしていては、密な関係の社会における重要性や、関
係性を保つために、一人一人がアンテナを大きく広げ、まわりの状況を把握し、より円滑に行動している
ことを知ることはできなかった。今後の学生生活においては、今回の体験を活かし、事柄の関係性につい
て、多方面から目を向けていきたいと考えている。例えば、大学でイベントを行うとする。イベントでの
自分の役割だけではなく、いつ、どこで、誰が、何が、どのくらい、どのように自分と関わり、そしてイ
ベントをつくりあげているのかに焦点をあてていきたい。利益や売り上げといった概念のある一般的な企
業とは異なった、図書館という環境でインターンシップに参加したことで、何のために「はたらく」のか
は、多種多様であり、十人十色である、ということを改めて感じることができた。したがって、会社の利
益のために働く、社会に貢献するために働く、生活のために働く等の理由があるなかで、自分はいったい
どうして働こうとしているのかについて自己理解を深めていくことで、職業選択の幅が広がると感じてい
る。インターンシップに参加した全体的な感想として、社会にでて職場にでるということは、学生生活で
は感じることのできない刺激となった。その刺激を受け、自分に変化を与えるきっかけとなったインター
ンシップに参加することができ良かった。
−165−
企業の評価
礼儀正しくまじめな学生さんでした。
福井市役所 【官公庁】
所 在 地 福井市大手3-10-1
業務内容 地方行政
受入部署 自転車利用推進課
研修概要 自転車利用推進課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 仁愛大学人間学部 : 藤田春奈
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
福井市役所の概要説明。他大学の学生とのグループワークで福井市役所の印象や福井市
1 日目
が取り組むべきことなどを話し合った。
工事中の西再開発ビルの中を見学した。
自転車利用推進課の概要説明。レンタサイクルの仕組みについて。放置自転車の撤去作
2日目
業までの流れ。自転車駐車場が未設置の駅をまわり、(やくし駅、越前大宮駅、計石駅
など)各駅には自転車駐車場が必要かなどを調べた。
3日目
4日目
テアトルサンクの近くに設置されている社会実験の駐輪場について、実際に駅前で街の
人にアンケート調査をした。郷土歴史博物館の見学。
ふくチャリツアーのコースを実際に自転車で下見して、どのようなコースにしたら良い
のかを考えた。ふくチャリ利用者の個人情報をエクセルでデータ入力した。
各受け入れ部署の内容や特徴をグループワークで発表し合い、共有した。福井市役所の
5日目
良い所探しをしてグループでまとめ、1班ずつ発表した。最後にインターンシップで学
んだことを 1 人ずつ前に出て発表した。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
福井市役所は、私自身が想像していたよりも福井市がより良い街になるように、また市民の満足できる
ような生活や市民が安心できる暮らしをしてもらえるように日々取り組んでいることが、このインターン
シップを通して深く感じることができた。市役所はお堅いというイメージが強かったが、福井市役所の職
員の方々は、とても明るく笑顔が素敵で、役員の方々同士のコミュニケーションもよく取られていたので、
とても良い環境だと感じた。都市戦略部自転車利用推進課は、2年前に新しくできた課であり、私自身あ
る事を知らなかった。車で移動することがほとんどの福井は、自転車を利用することがあまりない。だが、
地球温暖化などの問題や、福井市の中心である駅前には、素敵なお店や観光場所が多くあるのに、車を止
める場所が少ないなどの問題があり、自転車を利用することを勧めている。他にも放置自転車の撤去まで
の流れや、自転車駐車場の点検、ふくチャリツアーなど、福井市役所はこのような新しい取り組みをして
いるのだと、とても学ぶことが多かった。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップでは、今まで知ることのできなかった福井市役所の概要や取り組みを少なから
−166−
ず触れたことで、より就職活動に対しての意識が高まったと感じている。インターンシップに参加したこ
とによって、今まで狭かった視野が広がり、行動することの大切さや躊躇せずアイデアを出すこと、周り
との意見の違いなどを理解する柔軟性を学ぶことができ、自分にとってとても有意義で貴重なものとなっ
た。他大学の学生とグループディスカッションをしたり、前に出て自分の意見を発表したりすることで、
いろいろな考え方があること、他大学の学生は今どのような活動をしているのかを知り、とても良い刺激
をうけた。初対面の人とコミュニケーションをとることで、緊張感に慣れることや慣れない環境に対する
適応力を高められたように感じる。福井市役所のいいところ探しや市役所の最初の印象とインターンシッ
プが終わったあとの印象をグループで発表する機会があり、皆で意見を1つにまとめることや、他のグ
ループに自分の意見をわかりやすく伝えることの大切さを身につけることができ、これからの自身の発信
力の向上につなげていきたいと感じた。市役所に対する印象がすごく良いものになり、市役所に就職した
いという気持ちが強まった。また、若手職員の方とお話をすることで、今後の就職活動に対するアドバイ
スや意見を頂くことができた。今回のインターンシップに参加して本当に良かったと感じている。これか
らは、もっと社会人として必要な常識力やどんな環境でも対応できる適応力を身につけていきたい。
受入部署 子育て推進室
研修概要 子育て推進室業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 福井大学教育地域科学部 : 藤井隆輝 〈研修日程〉
日 程
1 日目
2日目
研 修 内 容
オリエンテーション、他インターン生との交流、
西口再開発ビルの見学と駅前の賑わい創出のためのグループディスカッション
子育て支援室の概要について、子育て関係機関の連携強化等業務、
公立保育園施設改修・修繕現場立ち会い等同行
福井市における教育保育施設の整備状況説明、重点施設地区の新設園訪問、
3日目
子育て支援拠点事業所訪問、窓口相談対応、
郷土歴史博物館にて福井市の歴史と文化
4日目
5日目
福井市子ども・子育て支援事業計画の概要、一時預かり施設訪問、
保育・調理現場の安全衛生環境設備のための職場巡視業務
グループでの振り返り 発表、
「福井市職員として求められるもの」ワークショップ 発表、講評
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回、私は福井市役所の子育て支援室でインターンシップ研修を行ないました。始め、私は子育て支援
室とは育児のサポートを行う機関だと思っていましたが、実際に現場に行ってその業務の多様さに驚かさ
れました。子育て支援と一言で言っても各保育機関との連携や修繕、入所の案内、新設園や認定こども園
の増設など保育所に関することや、一時預かり所、子育て支援拠点事業所など子育てに関するサポート施
設との連携など多くの仕事をされていることが分かりました。また、業務の多さに伴って子育て支援室が
市役所内でも大変忙しい部署だというのも教わり、実際に見学していても、常に子育てや入所に関するお
−167−
問い合わせの電話が鳴り、お昼休みもろくに取れていない職員の方もおられました。しかし、そんな中で
も職員達の丁寧な説明や業務に対する誠実さがみられ、出先の機関が多いからこそ現場に足を運んで現場
の声を直接聞くことを大切にしている、仕事に対する情熱を感じ取ることができました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップ研修を通して学んだことは、市役所の業務内容などでは無く、市職員の人柄や
業務に対する思いなどを聞けたことが重要だったと思います。研修中にも職員と接する機会が多く、右も
左も分からない私に優しく接してくれました。また、市民の少々理不尽な問い合わせに対しても一から丁
寧に説明していました。このような人柄の良さや、業務に対する強い思いが市職員を務める上で必要なこ
となのだと感じました。私の周りにも公務員を目指す仲間がいます。その人たちになぜ公務員を目指すの
か?と問いかけるとほとんどの人が安定しているからと答えます。私も以前はその中の一人でした。しか
し今回の研修を終えて、公務員は決して安定しているからという理由で務まる職業ではないことを痛感し
ました。市民のために、市のために、将来を担う子ども達のために働きたいという強い思いを持つことが
必要だと分かりました。これからの学校生活、公務員試験の対策で時間を追われる日々が続きますが、そ
の中でも自分の町のために働きたいという思いをどんどん伸ばしていきたいです。
受入部署 商工振興課
研修概要 商工振興課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 福井県立大学経済学部 : 大久保果南
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
まず福井市の概要について説明していただき、その後グループに分かれて自己紹介をし、
福井市役所と職員のイメージについてのグループワークを行った。午後は、福井駅西口
1 日目
再開発ビルの視察に行った後、ビルを基点とした賑わい創出についての講義を受け、賑
わい交流施設のオープン PR をどう行うか、この施設をどのように使っていくかについ
てグループワークを行い発表した。
午前は、受入部署の商工振興課にある、産業振興係・企業立地係・商業振興係・中心市
街地振興係の 4 つの係が行っている主な業務内容についての説明をしていただいた。午
2日目
後からは、中心市街地振興係の委託事業として、まちなか賑わい創出事業を行っている、
まちづくり福井株式会社の方へ行き、そこで新しい駐車場マップを作るための現地調査
を行った。
午前は、まちづくり福井株式会社の方で、昨日の続きとして中心市街地の中の大手と順
化地区における駐車場の実態調査と商店街の空き店舗調査を行った。午後はまず、商工
3日目
振興係の職員の方の、北の庄商店街の理事長への聞き取り調査に同行させていただいた。
その後、インターンシップ参加者全員で、福井の歴史と文化を知るという目的で郷土歴
史博物館を見学した。
朝から 16 時までで、中心市街地の駐車場の調査と商店街の空き店舗調査の残りを行っ
4日目
た。そして 16 時からは、受入部署での研修最終日という事で、課長と副課長、主任の 3
人とミーティングを行い、3 日間の研修を通して学んだことや感じたことをお話しした。
−168−
午前は、3 日間の受入部署での就業体験を終えてというテーマで、インターンシップ参
加者皆でグループワークを行い、それぞれが体験した事や学んだ事を共有し合い発表し
5日目
た。午後は、福井市職員として求められるものというテーマのもと、若手職員の方にも
参加していただき再びグループワークを行い発表した。最後に、この 5 日間を通して学
んだこと・感じたことを含めた感想を 1 人ずつ発表し、講評をしていただいた後、閉講
式で修了証をいただいて、全日程を終えた。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
商工振興課には4つの係があり、それぞれの係が多くの事業を行っている事がわかりました。金融面で
の補助にも色々な種類があり、金融機関と連携した融資制度で中小企業者をサポートしている事も分かり
ました。グループワークを通しては、市役所では必ずしも希望の部署に就けるわけではないし、移動があ
るためずっと同じ部署にいられるわけでもありません。だからこそ、どの部署に配属されてもその部署に
興味をもち、常に学ぶ意識を持つことが大切であるという事を改めて実感しました。福井をより良いまち
にするという大きなテーマのもとで、それぞれの部署や課が業務を担っているのが市役所であり、市民と
密接に関わりながら、色々な部署の様々な業務に携わる事ができるというのが醍醐味であるという事を理
解しました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップを通して、より信用性の高い確かな情報を発信するためには、実際に現地に行
って確認するという実態調査をして、しっかりとした裏付けをすることが大切であるという事を学びまし
た。どんなに地味で大変な作業であっても、良いものを作るためには下準備が何よりも大切であるので、
就職活動をするにあたっても、自己分析や業界研究などのしっかりとした準備をして臨もうと改めて強く
思いました。また、西口再開発ビルの視察後の講義では、すでに出来ていること、その成果に目を向け、
そこからさらに伸ばしていくことが大切であるという事を学びました、これは人間関係にも当てはまる事
であり、相手の悪いところではなく、良いところ、美点をまず見つけ、そこを伸ばしてあげるようにする
ことが、コミュニケーション力を高めることができるとのことで、とても勉強になりました。そして、打
ち出す、踏み出す一歩は小さくてもいいから、とにかくやってみる事が大事であるという事も学んだので、
今後の学生生活の中で何か興味や関心のあることを見つけた時は、やるかやらないのかで悩むのではな
く、とにかく挑戦して、どんどん失敗もしていこうと思いました。
受入部署 労政課
研修概要 労政課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 関西学院大学商学部 : 加藤恵 〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
開講式、オリエンテーション、福井市概要、グループでの話し合い(自己紹介・市役所
1 日目
職員の印象等)、西口再開発ビルの見学、西口再開発ビルを基点としたにぎわい創出につ
いてのお話、ふりかえり
−169−
労政課の事業概要説明、中小企業相談事業について概要説明及び作業、若者雇用促進事
2日目
業及び就職支援事業に関する業務の立案と実施について、障害者雇用促進事業について
概要説明及び障害者ワークフェア啓発用品作成、ふりかえり
若者雇用促進事業について課題研究、女子職員による総合戦略検討会の見学、中小企業
3日目
労働相談員に随行・中小企業相談の見学、郷土歴史博物館での福井の歴史と文化につい
ての学習
前日のふりかえり、若者雇用促進事業について課題研究及び企画立案、若者雇用促進事
4日目
業遂行のための企業訪問、者雇用促進事業について課題研究及び企画立案及び発表練習、
企画発表、ふりかえり
5日目
受入所属での就業体験を終えてグループでのふりかえり、発表、福井市職員として求め
られるものについて考えるワークショップ、発表、講評、個人面談、閉講式
理解できた企業 ・ 産業の特徴
このインターシップを通して、市役所が行っている仕事の幅の広さや職員の方たちの人柄の良さ、そし
てなにより市役所職員の方たちがどれほど福井市市民のよりよい暮らしを想って、仕事をしていらっしゃ
るのかがよく分かりました。市民の立場で外から見ているのでは、絶対に知ることのできないことを沢山
拝見し経験させて頂きました。例えば、一つの事業に対して市役所内の様々な部署が連携して調整・検討
する様子や、市役所外の県庁や民間企業、その他機関とも連携し合いより包括的な支援を目指した働きな
ど、インターンシップとはいえ実務に近い市役所の働きを間近で見る事ができ、大変嬉しかったし、市役
所で働く具体的なイメージを持つことが出来ました。この他仕事以外の部分でも、市役所の良い部分が数
多く発見できました。職場の活発な雰囲気であったり、職員同士の信頼関係や和やかな間柄であったりを
インターンシップ中、随所で垣間見ることができました。職員の方が、一人一人活き活きと働いていらっ
しゃるのは、この様なインフォーマルな関係がとても良好だからこそ成り立っているのだと感じました。
学んだ事、 今後活かしたい事
この5日間は、何の誇張もなく私の人生に大きな変化をもたらした5日間だったと思っています。正直
に言いますと、私は当初仕事を選ぶ基準として、「安定」を第一に優先して今後の就職活動で職業選択を
行おうと思っていました。そのため、ただ漠然と安定しているという印象のある公務員を志望し、このイ
ンターンシップでも市役所を就業体験先として第一希望とさせて頂きました。市役所の仕事のイメージは
窓口業務やデスクワークの事務作業がメインだと思っていました。しかしインターンシップが始まると、
実際に職員の方が現地に赴いて調査をしたり、市民の方に訪問して直接話をしたり、意見交換の場を設け
ている事を知りました。労政課の職員の方は今年初めて行う U・I ターン就職促進のプログラムの実施に
向けて準備を重ねており、職員の方自身も試行錯誤している中、私が頼まれた事はそのプログラムに参加
する学生と同じように、テーマに対してアイデアプランを考え、発表することでした。寝る時間を惜しん
で大学で習ったマーケティングの知識を総動員し必死に自分なりのプランを考えた結果、労政課の方たち
に大変喜んで頂くことが出来ました。そのとき、今までの大学生活では得られなかった達成感ややりがい
を感じました。労政課の方たちも、プログラム成功のために必死に働いているのは、私が感じたようなや
りがいがあるからできるではないかと思いました。また、インターンシップ生が口をそろえて言うほど職
員の方の人柄が本当に素晴らしい方ばかりで、このような方たちと働けたら、と強く思いました。このよ
うな体験から、私にとっての職業選択における軸が大きく変わりました。ただ漠然とした「安定」を求め
−170−
るのではなく、「やりがい」や「誰と仕事をするのか」ということを重視したいと考え直しました。この
考え方は今後の就職活動に活かされますし、ひいては就職先にも影響すると思います。このような意味で
私の人生に大きな変化をもたらす経験をこのインターンシップ通じて得られたと思っています。価値観を
変えるような貴重な機会を与えて頂いた、福井市市役所の職員課・労政課の方々やインターシップを主催
して下さった福井県や福井県経営者協会の皆さんに感謝したいと思います。本当に有難うございました。
受入部署 農村整備課
研修概要 農村整備課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 金沢大学人間社会学域 : 北橋康平 〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
4 ~ 5 人のグループを作って、
『市役所』また『市役所で働く人』のイメージを話し合った。
1 日目
加えて、西口再開発地の視察を行った。その後、西口再開発後の福井をどう盛り上げて
いくかについてグループワークを通じて話し合った。
午前は、農村整備課が市民の方々に対してどのようなアプローチを行っているか、具体
2日目
的な土地改良事業(県営、国営)がどのような範囲・財源で行われているかについて学
んだ。
午後は午前中に学んだ事業に不可欠な施設を職員の方とともに視察しに行った。
午前中は、前日に引き続き、事業に不可欠な施設を視察して回った。午後からは、まず
3日目
庶務課の方から予算の作成・決算の作成について学んだ。そのあとは、1 日目に引き続
き全体で郷土歴史博物館・養浩館庭園に出向き、福井の歴史・造形を学んだ。
午前中は主に事業や政策についての学習をした。初めに地籍調査の概要とメリット・デ
メリットについて、次に最新の事業である田んぼダムについて、また継続事業である農
4日目
地海岸保全事業について学んだ。
午後からは一乗ふるさと交流館と一乗あさくら水の駅の視察を行った。視察以前にそれ
ぞれの施設について説明を受けていたので施設の機能について深く理解できた。
午前中は、3 日間の各課での研修の活動報告をグループワークを通じて行っていった。
5日目
また、グループ内でまとめたものを全体に向けて発表した。そして、午後からは『福井
市職員として求められるもの』という題に対して、グループを変更して話し合い、まと
めたものを全体に向けて発表した。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
私は、市役所で職業体験をさせていただきましたが、市役所は県よりも市民の方々とのかかわりが深い
ということがまず伺えました。役所の職員の方々の大半はデスクワークというイメージが今までありまし
たが、今回のインターンシップを通じて外の施設の視察もなかなか多いことを学ばせていただきました。
また、一職員に様々な能力を身に着けさせるために、3~5年でランダムに他の部署に異動するといった
特徴があることを知ることが出来ました。ランダムということから前のいた部署とは仕事内容が全く違う
ところへ行くことも頻繁に存在するようなので、また一から勉強をすることも多いということを知れまし
−171−
た。これはインターンシップをする前と後で一番知って驚いた点ではあります。インターンシップの中で
様々な事業を学ばせていただきましたが、その中で感じたのが、市役所はやはり県からの下請けの業務が
多いということです。そのような特徴もあって必然的に市民の方との関わりが多くなっていくということ
が理解できました。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回、インターンシップに参加してみて一番学べてよかったことは、職場の方の仕事に対する価値観や、
実際学生時代にどのように就職活動をされていたかを聞けたことです。やはり現に仕事をされている方か
らの経験談は自分がこれからどう就職について考えていくかについて大変参考になりました。また職員の
方々の電話対応などは普段アルバイトなどで行っている自分の対応とは全く違っており、すごく丁寧かつ
簡潔に話されていると感じました。そこから自分も社会人になったらあのような対応をとっていかなけれ
ばならないという指針になり大変勉強になったと感じています。また、社会人の方は学生と違いとても視
野が広く、些細な事にも目が行くことを実際目の当たりにできて良い体験になりました。これらの貴重な
経験をこれからのアルバイト等の活動においてまずは生かしていきたいと考えています。また、その延長
戦上の就職活動で少しずつ実践していければと考えています。加えて前述で社会人の方は視野が広いと述
べましたが、これからの学生生活または課外活動を通して、周りを見渡し自分に今何ができるのかを意識
して生活していければと思います。
受入部署 営繕課・住宅政策課・建築指導課
研修概要 営繕課・住宅政策課・建築指導課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 2名 福井大学工学部 : 中谷友佳・岩本光平 〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
グループでの話し合いを中心に活動しました。西口再開発ビルに見学に行き、実際に再
1 日目
開発ビルがどのような構造になっているのか、また、このビルの集客方法などについて
学びました。
建築指導課においては、実際に確認申請のきている建物の図面で、建築法規に反してい
2日目
ないかの確認作業をしました。また、実際に現場へ行き、完了検査・現場調査業務を行
いました。建築指導課窓口での、建築確認審査業務を行い、実際に頂いた建物申請のデー
タ入力を行いました。
市の公共施設である市体育館サブアリーナ新築工事、弓道場新築工事、市大手駐車場耐
3日目
震補強工事の管理業務を行いました。現場の定例打ち合わせに立ち会わせてもらい、各
業者との話し合いや確認作業を見学しました。福井
住宅政策課においては、実際の空き家や市営住宅へ行きどのような現状なのか等を視察
4日目
させていただきました。またその修繕作業などについても学びました。まちなか住まい
支援事業という支援事業の確認作業も実際の新築住宅へ伺い、作業をしました。
この 5 日間を通しての班ごとの発表がありました。それぞれの課からも発表を見に来て
5日目
ください、市役所の良いところ、各課での就業体験内容、自分の考えが変わったことな
どを中心に発表しました。
−172−
理解できた企業 ・ 産業の特徴
今回、私が就業体験させていただいた建築指導課・営繕課・住宅政策課は建築という分野での仕事であ
り、どの課もそれぞれ行っている仕事は違うけれども、どの課同士も繋がりがあり、それぞれの課同士の
連帯が重要であると感じました。これは、この建築だけにいえることではなく、市役所全体でいえること
であると思いました。また県庁や一般の建築のコンサルタントに比べ、より多くの住民と関わる仕事でも
あるなと感じました。企業が相手の仕事もあるけれど、一番は住民のことを考えての仕事だと感じました。
就業体験中にも実際に建築の窓口へ相談に来る住民の方を見かけ、職員の方はとても丁寧に対応していま
した。電話の対応も丁寧で、電話に出るのも早く、職員の方々の市民の人々への心配りを感じました。仕
事内容としては、市営住宅や市体育館サブアリーナの建設や管理など福井の中小企業などと比べ、より大
きな事業に携われるという印象でした。また、住民からの苦情や不満も多く、それぞれ様々な立場や考え
方のある住民方に、丁寧に、そして納得してもらえるように説明をするのは、大変な仕事であると実感で
きました。実際に就業体験をすることでしか感じることができなかったと思うことは、市役所の職場の雰
囲気です。正直、堅苦しいイメージがあり、デスクワークで黙々と静かに仕事を行っているイメージでし
たが、実際は、課同士の仲が良く、挨拶も爽やかで、丁寧に優しく教えてくれ、親切な方ばかりでした。
学んだ事、 今後活かしたい事
今回のインターンシップを通して、職場の雰囲気も大事であるなと感じました。市役所の働きやすさ(職
場の雰囲気の良さ)というのは、実際にインターンシップを経験することで学べたことであるし、また仕
事内容に関しても自分が思っていたのとは全然違いました。どの課においても、デスクワークだけではな
く、現場にいく機会が多いということを学びました。職業選択をする際には、ただインターネットで調べ
るだけだは分からないことがたくさんあるので、実際にその会社のインターンシップに参加するといこと
の重要性を学びました。また、職業選択の際には、職場の雰囲気というのも大事にして、自分のやりたい
ことや、やりがいのある職業選択をしていけたら良いと感じました。
受入部署 国体・障害者スポーツ大会推進室
研修概要 国体・障害者スポーツ大会推進室業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 龍谷大学法学部 : 末本真梨 〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
午前中は職員課研修としてオリエンテーション、他のインターンシップ生とのグループ
1 日目
ワーク(自己紹介、公務員・市役所のイメージなど)
午後からは福井駅西口再開発ビルの視察をしに行き、その後西口再開発ビルの賑わい創
出をグループで話し合い。
今日から 3 日間各受入所属に分かれて研修。国体・障がい者スポーツ大会推進室に配属
され、まず福井国体の概要についての説明を受ける。その後職員の方々と福井市がこれ
2日目
から力を入れるべきスポーツについてブレーンストーミング。
午後はスポーツ課と合同で国体競技会場の視察をするため、競輪場をはじめ様々な市ま
たは県のスポーツ施設へ行く。
−173−
前日からの続きでスポーツ課と合同で市内の国体競技会場の視察。
3日目
午後は国体 PR 活動として国体ダンスのダンスレッスンや国体のイメージキャラクターで
もあるはぴりゅうの着用体験。15 時からは職員課研修として郷土歴史博物館へ見学。福
井の歴史と文化について学ぶ。
推進室研修最終日。午前中にダンスレッスンを行った後、午後に渡って市内の保育園及
4日目
び児童館の 3 か所で国体の PR 活動。子供たちの前で国体ダンスを披露したり、一緒に
ダンスの練習をしたり、はぴりゅうとのじゃんけん大会をして子供たちとふれあうこと
ができる活動をした。
職員課研修で午前中は初日のグループに分かれ受入所属の振り返りをした後、それをま
とめてグループごとに発表。
5日目
午後は福井市の若手職員の方たちとのワークショップで「福井市職員として求められる
もの」をテーマにして話し合い。そしてそれを発表。そのあと、一人一人 5 日間の振り
返りや感想を発表。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
・市民の人と接する機会が多い分、職員の方たちはとても優しさにあふれていた。
・各部署の仕事には様々な違いがあり、その種類は専門的なものまで幅広かった。
・福井市で働いているということで福井市の特色についてしっかり分かっていた。
・人と対面して行う業務なので観察力に優れていた。
・法律の規制がありながらも新しいことを行おうとする努力。
学んだ事、 今後活かしたい事
インターンシップに参加するまでは他の大学に通う学生と交流する機会もほとんどありませんでした。
初対面だから、とか、人見知りだからというような理由で今までは受け身で話をしたり学習したりしてい
ました。しかし、そういった受け身の姿勢はよくないのだと気づき、知りたいことについて積極的に聞く
ようになり、またその姿勢が大事なのだと身をもって学びました。さらに、若いからこそ発揮できる柔軟
なアイデアや発想力が求められていることや、事前にしっかり計画を立て、その計画があるからこそイベ
ントなどを実行することができるのだと知り、計画性の大切さも学びました。そして、研修期間中にいい
ところを探すというのもしていたのですが、その相手のいいところを探す力も大切なことだと思いまし
た。インターンシップに参加する前、社会人として働くということについて学びたいと思っていたのです
が、自分なりに働くとはどういうことか知ることができました。また、市役所で実際に働く環境を知るこ
とができたのでより一層公務員になりたいという意識が高まりました。まずは公務員試験の勉強を頑張
り、そして自分の意見や考えをきちんと言葉で表現できるようにしていきたいです。
受入部署 都市整備室
研修概要 都市整備室業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 信州大学経済学部 : 山本直希 −174−
受入部署 情報課
研修概要 情報課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 金沢工業大学情報フロンティア学部 : 替田拓也 受入部署 職員課・安全衛生室
研修概要 営繕課・住宅政策課・建築指導課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 金沢大学人間社会学域 : 長谷川千穂 受入部署 行政管理室
研修概要 行政管理室業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 法政大学経済学部 : 木村将紀 受入部署 広報・広聴課
研修概要 広報・広聴課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 福井大学教育地域科学部 : 高ヶ内剛志 受入部署 危機管理室
研修概要 危機管理室業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 仁愛大学人間学部 : 長谷川葉月
受入部署 市民税課・資産税課
研修概要 市民税課・資産税課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 2名 福井大学教育地域科学部 : 多田将之,同志社大学法学部 : 福田真琴
受入部署 まちづくり・国際課
研修概要 まちづくり・国際課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 同支社女子大学表象文化学部 : 高村美優
受入部署 男女参画・市民協同推進室
研修概要 男女参画・市民協同推進室業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 関西学院大学文学部 : 栗山安紀 −175−
受入部署 環境課
研修概要 環境課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 金城学院大学文学部 : 竹内聖佳 受入部署 清掃清美課
研修概要 清掃清美課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 福井大学工学部 : 土谷悠介 受入部署 地域包括ケア推進課
研修概要 地域包括ケア推進課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 福井大学教育地域科学部 : 松原可奈 受入部署 おもてなし観光推進室
研修概要 おもてなし観光推進室業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 仁愛大学人間学部 : 丸山陽加 受入部署 農政企画室
研修概要 農政企画室業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 中京大学経済学部 : 山田大
受入部署 道路課
研修概要 道路課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 福井工業大学工学部 : 若島弘昴
受入部署 下水管理課
研修概要 下水管理課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 仁愛大学人間学部 : 石田真理 受入部署 教育総務課
研修概要 教育総務課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 京都女子大学現代社会学部 : 木村史帆 −176−
受入部署 生涯学習室
研修概要 生涯学習室業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 福井大学教育地域科学部 : 寺坂奈美
受入部署 スポーツ課・青少年課
研修概要 スポーツ課・青少年課業務補助
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 福井大学教育地域科学部 : 堀朱芳
企業の評価
礼儀を重んじ、規律もしっかりと守っていた。分からないことがあれば積極的に質問を行うなど、
研修期間を通じて学びを意識した行動が随所に見られ、良かった。
福井労働局 【官公庁】
所 在 地 福井市春山1-1-54(春山合同庁舎14階)
業務内容 国家事務
受入部署 福井労働局、福井労働基準監督署、福井公共職業安定所
研修概要 福井労働局、福井労働基準監督署、福井公共職業安定所が所掌する業務体験
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 4名 京都産業大学法学部 : 坪川周平,滋賀大学経済学部 : 村田早紀,
兵庫県立大学経済学部 : 村田匠,福井県立大学経済学部 : 増永真優
〈研修日程〉
日 程
研 修 内 容
1 日目
オリエンテーション。福井労働局の組織と業務の説明。企画室の業務の内容の説明。
2日目
個別労働紛争制度の説明と演習。労働基準部での書類作成。
3日目
4日目
5日目
総務課でのデータ入力。建設工事現場に対する指導の見学(永平寺町新消防庁舎新築工
事)。
ヤングハローワーク視察。新卒応援ハローワークの効果的な広報についての企画検討。
意見交換。
定例記者会見見学。
理解できた企業 ・ 産業の特徴
福井労働局と福井公共職業安定所と福井労働基準監督署を見学した。労働局では、書類作成や、お金の
計算など、主にパソコンを使った作業が多いと感じた。特にお金の計算は、労働局内にある道具をすべて
計算して、記録しているため、非常に細かい作業だと感じた。定例記者会見の見学では、職員が記者にわ
かりやすく説明する場面が見られた。労働基準監督署では、監督官の仕事として消防庁舎の建設工事現場
を見学した。労働環境を細部までチェックし、危険と思われる部分は写真を撮る場面も見られた。また、
監督官は、労働基準に関する法律や取り決めに関して、勉強して知識を付けているのだと感じた。公共職
業安定所では、雇用保険の申請や、職業相談が行われていた。ヤングハローワークでは、主に若い人々の
−177−
職業相談をしており、パソコンを使って適職を探せるシステムが設置されているなど、設備が充実してい
ると感じた。また、午後には討論会を行ったが、実際に私が体験したような形式で行われていると聞いた
ので、イメージがつかみやすかった。
学んだ事、 今後活かしたい事
私は、特に労働基準監督官の仕事に興味を持った。監督官の仕事は、労働をする上での労働者の安全を
考えることであり、責任が重い仕事であると感じた。監督官の指摘によって事故を防ぐことができるので、
非常にやりがいのある仕事だと思った。この仕事について、体験するまでは全然知らなかったので、体験
できてよかった。5日間を通して、職員の方々が特に強調されていたのは、個人情報の保護についてであ
る。郵便物の宛先を間違うということは、社会人としては重大なマナー違反であるということや、パスワー
ドを設定して、メールが誤送信されてしまった時も、第三者が簡単に内容を知ることができないようにす
ることなど、個人情報の保護の重要性に関しては印象に残る事柄であった。また、話す力の大切さを学ん
だ。特に電話の取り次ぎの場面では、緊張してうまく話せなくなってしまうことがあったので、社会人と
してのスキルはまだ自分には足りていないと感じた。他にも、メモを取る習慣をつけることや、討論会で
大きな声で話すことができるようにするなど、今後の課題がたくさん見つかった。公務員の仕事に興味が
あったので、労働局の仕事を体験できてよかった。今後就職活動をしていくうえで、労働局への就職を考
えたいと思った。
企業の評価
4人とも優秀な学生でした。
−−
マッチングできなかった企業・団体研修概要
株式会社オーカワパン 【製造業】 所 在 地 坂井市丸岡町猪爪2-501
業務内容 各種パン類及び洋菓子の製造・卸販売
受入部署 製造部
研修概要 パン製造企業での現場体験
研修期間 8月3日~8月14日 10日間
受入人員 1~2名
〈研修カリキュラム〉
日 程
1日目
2~9日目
10日目
研 修 内 容
会社概要説明、工場見学、現場研修
現場研修、営業研修
まとめ、感想発表、懇談
信越化学工業株式会社 武生工場 【製造業】
所 在 地 越前市北府2-1-5
業務内容 レアアース、レア・アースマグネット、シリコーン、半導体シリコーン等の製造
受入部署 製造部門、製造関連部門
研修概要 製品設計・製造、加工、検査及び付随する業務・
研修期間 8月18日~22日 5日間
受入人員 1名 〈研修カリキュラム〉
日 程
研 修 内 容
1日目
オープンミーティング、概要説明、CAD 教育
2日目
CAD 教育、CAD による設計
3日目
SB 装置組立工事見学、CAD による設計
4日目
CAD による設計、リスクアセスメント参加
5日目
CAD による設計、研修レポート、クロージングミーティング
武生特殊鋼材株式会社 【製造業】
所 在 地 越前市四郎丸町21-2-1
業務内容 刃物用金属素材としての異種金属接合材料(クラッドメタル)の受注生産販売
受入部署 技術部または企画設計部 研修概要 異種金属接合材料(クラッドメタル)の検査業務、または設備の保全等についての就業
体験を行う。
研修期間 8月17日~8月28日 10日間
受入人員 1名 −179−
〈研修カリキュラム〉
日 程
1日目
2~9日目
10日目
研 修 内 容
会社概要説明
クラッドメタルの検査業務または設備保全等についての就業体験を行う。
最終日には研修のまとめを行い、研修の成果を社内で発表する。
株式会社ミルコン 【製造業】
所 在 地 坂井市丸岡町長畝15-1-1
業務内容 プレキャストコンクリート製品の設計・開発・製造
受入部署 丸岡工場 研修概要 プレキャストコンクリート製品製造の就業体験を行う。
研修期間 8月18日~8月29日 10日間
受入人員 1名 〈研修カリキュラム〉
日 程
1日目
2~9日目
10日目
研 修 内 容
研修概要・会社概要・工場概要説明
製品製造の就業体験を行う。
研修の成果・感想の発表
ノースランド株式会社 【製造業】
所 在 地 南条郡南越前町鯖波9-1
業務内容 ゴルフクラブ組立製造業
受入部署 製造部
研修概要 製造業の現場体験及び作業効率の改善点を考える。
研修期間 8月18日~8月22日 5日間
受入人員 1名
〈研修カリキュラム〉
日 程
研 修 内 容
1日目
会社概要説明、工場見学、製造体験
2日目
製造体験、ゴルフクラブ解説、在庫管理体験
3日目
QC 見学、効率化推進の説明、担当者の話
4日目
製造体験、ゴルフ体験
5日目
営業部の仕事の流れ、先輩方との懇談会
株式会社若狭松葉 【製造業】
所 在 地 三方上中郡若狭町能登野15-1-1
業務内容 板金加工、巻線、ハーネス加工、理美容機器の設計・組立、ソフト開発
受入部署 金属加工部門、ハーネス加工部門
研修概要 製造業の現場体験及び作業効率の改善点を考える。
−180−
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名
〈研修カリキュラム〉
日 程
1日目
2~4日目
5日目
研 修 内 容
会社概要説明、工場見学、製造体験(ハーネス加工)
製造体験(ハーネス加工・巻線・板金加工)
まとめ、感想発表、懇談
川口電気株式会社 【土木・建設業】
所 在 地 敦賀市木崎51-32
業務内容 電気工事業の設計施工及び保守管理、計装工事及び付帯する一切の事業
受入部署 工事部
研修概要 電気設備の知識習得、設計、積算の実習
研修期間 8月4日~8月8日 5日間
受入人員 2名
〈研修カリキュラム〉
日 程
研 修 内 容
1日目
企業説明、受入時教育
2日目
研修概要説明
3~4日目
5日目
設計・積算実習
感想発表、他懇談
株式会社日本ピーエス 【土木・建設業】
所 在 地 敦賀市若泉町3
業務内容 道路橋・鉄道橋等プレスコンクリート製品の製造販売・設計施工
受入部署 総務部 総務人事課
研修概要 会社概要、プレスコンクリート技術の概要、現場・設計実習を通して、
建設業の仕事に関心をもってもらう。
研修期間 8月4日~8月8日 5日間
受入人員 1名
〈研修カリキュラム〉
日 程
研 修 内 容
1日目
会社概要、工事概要説明、工場見学
2日目
現場にて体験作業
3日目
現場にて体験作業
4日目
設計実習
5日目
設計実習、研修レポート作成、研修結果の講評と懇談 など
−181−
関西電力株式会社 原子力事業本部 【電気 ・ ガス ・ 水道】
所 在 地 三方郡美浜町郷市13-8
業務内容 電気事業
受入部署 原子力研究センター(高浜町)
研修概要 原子力発電とその安全性について
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 2名 〈研修カリキュラム〉
日 程
1日目
2日目
研 修 内 容
「世界と日本の原子力情勢」の講義・安全体感実習でヘルメットの重要性や安全帯の正
しい締め方、感電、回転体や荷振れの危険性など安全体験実習
午前中:「原子力発電所のしくみ」講義、午後:安全体感実習(原子力発電シースルー
プラント実習、最後に原子力研修センターの施設研修)
3日目
課題達成型研修で機械設備と電気設備の2班に分かれ作業
4日目
〃
5日目
朝礼・課題達成型研修の発表。午後:原子力研修サポートセンター・エルガイアで原子力
発電所のムービーや中央制御室のシミュレーション室の見学・所長の話&懇談会
北陸通信工業株式会社 福井支店 【運輸・通信・情報】
所 在 地 福井市問屋町2-43
業務内容 情報通信システム、音響映像システム、視聴覚教育機器システム等の設計、施工
受入部署 技術部
研修概要 ビジネスマナー研修、現場作業実習
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 2名
〈研修カリキュラム〉
日 程
研 修 内 容
1日目
企業説明、ビジネスマナー講習
2日目
現場見学会及び作業実習
3~4日目
5日目
〃
感想発表、研修まとめ、他懇談
暁産業株式会社 【卸 ・ 小売業】
所 在 地 福井市大手3-11-4
業務内容 消防防災用資機材の販売、消防用設備設計・施行・保守改修
受入部署 車両販売部門、エネルギー部門
研修概要 各事業所にて、商品を販売する前の過程を体験・実習
研修期間 8月18日~8月22日 5日間
受入人員 2名 −182−
〈研修カリキュラム〉
日 程
1日目
研 修 内 容
午前:社内清掃から朝礼までの流れを体験。その後、結婚式場での消防設備の点検(消
化器、消火栓、誘導灯、非常扉、火災報知器)など。
午前:社内清掃、朝礼を行い現場へ出発。IT 企業での消防設備の点検(消化器、誘導灯、
2日目
火災報知器)
午後:各企業へ見積書、点検表の配付。
午前:社内清掃、朝礼を行い現場へ出発。
3日目
ビルの消防設備の点検(消化器、誘導灯、火災報知器)など。
午後:各企業へ見積書、点検表の配付。
午前:社内清掃、朝礼を行い現場へ出発。
4日目
幼稚園、小学、中学での消防設備の点検(消化器)など。
午後:福祉施設での避難訓練(煙、非常ベル)など。
午前:社内清掃、朝礼を行い現場へ出発。
5日目
企業で動力消防ポンプ設備の点検、放水。
大学での消防設備の点検(消化器、避難器具)など。
大洋自動車工業株式会社 【卸・小売業】
所 在 地 敦賀市昭和町1-22-31
業務内容 新車・中古車販売、整備、カーエステ、カーリース、レンタカー、保険代理店業
受入部署 営業部 研修概要 営業スタッフと同行、店頭業務体験等日常業務全般を体験
研修期間 9月3日~9月14日 10日間
受入人員 2名 〈研修カリキュラム〉
日 程
研 修 内 容
1日目
会社概要説明・自動車業界全般についてのセミナー
2日目
イベント準備・参加
3~4日目
イベント参加(模擬店・ゲーム運営・接客補助) 5~7日目
営業スタッフ同行 8~9日目
カスタム・カーエステ体験 10日目
最終日:研修レポート作成、報告会
株式会社日光モーター 【卸・小売業】
所 在 地 敦賀市若葉町1-1628
業務内容 新車・中古車等販売、カーリース、レンタカー及び関連商品の販売、車検・整備・板金・
保険代理店業
受入部署 サービス事業部 研修概要 各種自動車の整備・点検・車検業務に係る整備士業務
−183−
研修期間 8月3日~8月7日 5日間
受入人員 2名 〈研修カリキュラム〉
日 程
研 修 内 容
1日目
会社概要説明・整備工場見学
2日目
整備の基礎知識説明・現場体験
3~4日目
5日目
現場体験 まとめ、感想発表、懇談 株式会社黒川クリーニング社 【飲食・宿泊・サービス業】
所 在 地 坂井市春江町随応寺20-40-1
業務内容 クリーニング業
受入部署 生産課
研修概要 業界や企業について理解し、現場において仕事への取組み方、基本スキル等を学ぶ。
研修期間 8月4日~8月8日 5日間
受入人員 2名
〈研修カリキュラム〉
日 程
1 日目
2~4日目
5日目
研 修 内 容
会社概要・作業概要説明、現場見学
現場体験実習
整備場体験、研修成果及び感想発表・懇談
社会福祉法人おおた福祉会 【医療・福祉】
所 在 地 福井市帆谷町1字外山33
業務内容 特別養護老人ホーム事業、デイサービス事業、居宅介護支援事業
受入部署 管理室
研修概要 特別養護老人ホームの実情把握及び介護の現場体験
研修期間 8月4日~8月8日 5日間
受入人員 2名
〈研修カリキュラム〉
日 程
1~5日目
研 修 内 容
特別養護老人ホームの現場体験、まとめ感想発表、懇談
金津福祉会 障害者支援施設 金津サンホーム 【医療・福祉】
所 在 地 あわら市花乃社3-22-12
業務内容 障害者支援施設、老人デイサービス、訪問介護事業
受入部署 金津サンホーム 研修概要 夏休み障害者・児への日中一時支援、介護補助
研修期間 9月1日(月)~9月5日(金) 5日間
−184−
受入人員 1名 〈研修カリキュラム〉
日 程
1日目
2~5日目
研 修 内 容
オリエンテーション 利用者への紹介 食事介助 利用者とのコミュニケーション 車
いす清掃等
利用者とのコミュニケーション レクリエーション 食事介助 清掃等 介護補助
社会福祉法人敬老会 【医療 ・ 福祉】
所 在 地 丹生郡越前町小曽原75-35
業務内容 介護老人福祉施設
受入部署 介護部(入所施設)
研修概要 介護保険事業内容、福祉施設におけるリスクマネジメント等の概要、介護技術について
の知識の習得、実践
研修期間 8月4日~8月8日 5日間
受入人員 2名 〈研修カリキュラム〉
日 程
1日目
研 修 内 容
午前:座学(栄養、看護、認知症) 午後:接遇実践
2日目
介護体験、送迎業務の付添
3日目
グループホームでの介護体験
4日目
介護体験、レクレーション活動
5日目
職員との意見交換、レポート作成
社会福祉法人健楽会 こしの渚苑 【医療 ・ 福祉】
所 在 地 福井市蒲生町1-90-1
業務内容 地域において必要な老人福祉サービスを総合的に提供する。
受入部署 施設サービスグループ
研修概要 高齢者介護の現状を体験し理解を深める。
研修期間 8月27日~8月29日 3日間
受入人員 2名
〈研修カリキュラム〉
日 程
研 修 内 容
1日目
オリエンテーション、施設概要説明
2日目
介護実習
3日目
介護実習まとめ、感想発表、懇談
−185−
社会福祉法人光道園 【医療 ・ 福祉】
所 在 地 鯖江市和田町9-1-1
業務内容 老人福祉施設運営
受入部署 企画調整室
研修概要 障害者施設・高齢者施設の見学及び現場体験
研修期間 8月3日~8月7日 5日間
受入人員 3名
〈研修カリキュラム〉
日 程
1~5日目
研 修 内 容
概要説明・園内現場体験、まとめ感想発表、懇談
社会福祉法人清水新生会 すみれ荘 【医療 ・ 福祉】
所 在 地 福井市島寺町83-1
業務内容 老人介護施設
受入部署 デイサービス部
研修概要 老人福祉施設の実情把握及び老人介護の現場体験
研修期間 8月24日~8月28日 5日間
受入人員 2名
〈研修カリキュラム〉
日 程
1~5日目
研 修 内 容
法人施設概要説明・老人福祉施設現場体験、まとめ感想発表、懇談
社会福祉法人藤島会 特別養護老人ホーム藤島園 【医療 ・ 福祉】
所 在 地 福井市高木中央3-1701
業務内容 高齢者介護
受入部署 藤島園
研修概要 特別養護老人ホームでの介護業務体験
研修期間 8月または9月 5日間
受入人員 3名
〈研修カリキュラム〉
日 程
1~5日目
研 修 内 容
法人施設概要説明・老人福祉施設現場体験、まとめ感想発表、懇談
社会福祉法人双和会 プライムハイツ春江 【医療 ・ 福祉】
所 在 地 坂井市春江町針原59-2
業務内容 老人福祉施設
受入部署 プライムハイツ春江
研修概要 全員参加型・自立人材の育成研修
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
−186−
受入人員 2名
〈研修カリキュラム〉
日 程
1~5日目
研 修 内 容
法人施設概要説明・老人福祉施設現場体験、まとめ感想発表、懇談
株式会社会社原子力発電訓練センター 【その他】
所 在 地 敦賀市沓見129-1-1
業務内容 加圧水型原子力発電所の運転員の教育・訓練 受入部署 技術管理部 管理グループ
研修概要 PWR 発電プラントの運転員の運転教育訓練への立会を通して実プラントの設計から管理
までの実情に対する理解
研修期間 8月24日~27日 4日間
受入人員 2名
〈研修カリキュラム〉
日 程
研 修 内 容
1日目
入寮施設案内、PWR の概要説明
2日目
施設案内、PWR の概要説明、訓練に関わる業務研修
3日目
〃
4日目
研修感想、報告書作成、懇談
福井市企業局 【官公庁】
所 在 地 福井市大手3-13-1
業務内容 ガス・水道の供給業務
受入部署 経営管理課
研修概要 ガス事業及び水道事業の全体像の把握
研修期間 8月17日~8月21日 5日間
受入人員 1名 〈研修カリキュラム〉
日 程
1日目
研 修 内 容
オリエンテーション、企業局概況説明、庁舎見学、
ガス工場見学、技術研修センターにてガス研修受講
2日目
ガス家庭用需要家及び大口需要家営業
3日目
ガス事業・水道事業の財政関係事務、浄水場見学、説明
4日目
入札体験、給配水管理事務所及び給配水工事現場見学
5日目
簡易水道施設の現場見学、事務作業
−187−
福井県自然保護センター 【官公庁】
所 在 地 大野市南六呂師169-11-2
業務内容 展示事業、指導普及事業、資料収集事業、調査研究事業
受入部署 福井県自然保護センター
研修概要 自然保護行政の現場体験
研修期間 8月19日~8月23日 5日間
受入人員 5名 〈研修カリキュラム〉
日 程
研 修 内 容
1日目
入所式、センター業務説明、傷病鳥獣リハビリ業務
2日目
センター行事補助
3日目
傷病鳥獣リハビリ業務補助、堅果豊凶調査補助
4日目
傷病鳥獣リハビリ業務補助
5日目
傷病鳥獣リハビリ業務補助、堅果豊凶調査補助、退所式
−188−
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