アプリケーションノート 139 - ARM Information Center

アプリケーションノート 139
ARM® RealView® ETB のサポート
資料番号:ARM DAI 0139A
発行日:2005 年 1 月
Copyright ARM Limited 2005
Application Note 139
ARM DAI 0139A
Copyright © 2005 ARM Limited. All rights reserved.
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アプリケーションノート 139
ARM RealView ETB のサポート
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リリース情報
アプリケーションノート 139 の改訂履歴は以下のとおりです。
改訂履歴
日付
2005 年 1 月
発行
A
変更内容
初版
著作権
ARM、RealView、ARM ロゴは ARM Limited の登録商標です。ARM926EJ-S、
ARM966E-S、ARM1136J-S Embedded Trace Buffer、ETB は ARM Limited の
商標です。
このドキュメントに表記されている他の製品やサービスは、対応する所有者の商標
の場合があります。
守秘義務
このドキュメントは誰でも閲覧することができます。配布に関する制限はありませ
ん。
本アプリケーションノートに関するご意見
本アプリケーションノートに関するご意見等がございましたら、電子メールに以下の
情報をご記入の上、[email protected] までお寄せください。
• 資料名
• 資料番号
• ご意見のあるページ番号
• ご意見の内容
補足すべき点または改善すべき点についてのご提案もお待ちしています。
ARM ホームページ
http://www.arm.com
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対象読者
本アプリケーションノートは、オンチップに Embedded Trace Buffer™(ETB™)を組
み込もうとする ASIC、ASSP、その他の ARM 搭載 SoC デバイス設計者にとって、
重要なガイドとなります。ETB テクニカルリファレンスマニュアル(ARM DDI 0242)
または ETB11 テクニカルリファレンスマニュアル(ARM DDI 0275)も併せて読むこ
とをお勧めします。
JTAG スキャンチェーンに接続するデバイスの順序については、指針のみ提供しま
す。
Embedded Trace Macrocell(ETM)の接続については記載していません。ETM の
JTAG インタフェースは、通常、該当 ARM コアの TAP コントローラのスキャンチェー
ン 6 に接続され、本アプリケーションノートに図示されているプライマリ JTAG スキャ
ンチェーンに含まれないためです。
本アプリケーションノートでは、各 ETM が、ETM から該当 ETB へのデータパスが
あるよう実装されていることを前提とします。その実装方法については記載していま
せん。
以下のガイドに従わない場合、ASIC が ARM RealView デバッグツールチェーンに
サポートされなくなる場合があります。
さらに詳細な説明が必要な場合は、[email protected] までお問い合わせくださ
い。
用語
Embedded Trace Buffer(ETB)とは、製品コード TM060 の ARM Embedded
Trace Buffer、または製品コード TM070 の ARM11 Embedded Trace Buffer
(ETB11)を意味します。
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RealView ETB のサポート
コア 1 つ、ETB 1 つ
ETB サポートを、コア 1 つ、ETB 1 つ向けに設定するのは簡単です。コアの ETB オ
プションを ETB トレースの使用に設定します(RVConfig を使用)。
図 1:コア 1 つ、ETB 1 つの場合の JTAG スキャンチェーンの順序
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コア 2 つ(以上)、ETB 1 つ
以下の図では、スキャンチェーンに ETB が 1 つしかありません。どちらのコアにも
ETB オプションがあり、設定時にユーザがセットできます(RVConfig を使用)。
図 2:コア 2 つ、ETB 1 つの場合の JTAG スキャンチェーンの順序
1 つ目の ARM966E-S™で ETB オプションをセットした場合、ツールはそのコアのメ
モリにあるコードイメージに基づいてトレースキャプチャをデコードします。
図 3:2 つのコアのうち 1 つ目と ETB に ETB オプションをセット
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2 つ目の ARM966E-S™で ETB オプションをセットした場合、ツールはそのコアのメ
モリの内容に基づいてトレースキャプチャをデコードします。
図 4:2 つのコアのうち 2 つ目と ETB に ETB オプションをセット
注意:両方のコアに ETB オプションをセットすることは不正です。2 つのコアを同じ
ETB に同時に結びつけることはできません。
図 5:2 つのコアの両方の ETB オプションと ETB に ETB オプションをセット
した不正な設定
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複数のコアと複数の ETB
以下の図を考えてください。
図 6:コア 3 つ、ETB 2 つの場合の JTAG スキャンチェーンの順序
上図では、スキャンチェーンに ETB が 2 つ、コアが 3 つあります。コアはすべて ETB
オプションを持ち、2 つをセットすることも不正ではありません。しかし、ツールは先着
順でアソシエーションを決めるため、ETB オプションをセットしたスキャンチェーンの 1 つ
目のコアはスキャンチェーンの 1 つ目の ETB(ETB #1)と結びつけられます。ETB オプ
ションをセットしたスキャンチェーンの 2 つ目のコアは、スキャンチェーンの 2 つ目の
ETB(ETB #2)と結びつけられることになります。
ETB #1 を ARM966E-S と、ETB #2 を ARM1136J-S と結びつけたい場合は、これ
ら 2 つのコアの ETB オプションをセットするだけで済みます。
図 7:3 つのコアのうち 2 つのコアと 2 つの ETB に ETB オプションをセット
した 1 つ目の例
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同様に、ETB #1 を ARM926EJ-S と、ETB #2 を ARM1136J-S と結びつけたい場
合も、これら 2 つのコアの ETB オプションをセットします。アソシエーションは下図の
ようになります。
図 8:3 つのコアのうち 2 つのコアと 2 つの ETB に ETB オプションをセット
した 2 つ目の例
しかし、ETB #2 と ARM966E-S、ETB #1 と ARM1136J-S を結びつけることはでき
ません。ETB #2 が ETB #1 の後にあり、アソシエーションが順序どおりではないか
らです。これらのコアのオプションをセットすると、意図とは異なり、図 7 と同じになり
ます。
図 9:3 つのコアのうち 2 つと 2 つの ETB の不可能な結びつき
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