議事録 [426KB pdfファイル]

平成24年度第2回地方独立行政法人桑名市総合医療センター評価委員会
平成24年7月6日(金)
【事務局(加藤)
】
皆様こんばんは。
定刻になりましたので、ただいまから第2回地方独立行政法人桑名市総合医療センター
評価委員会を開催させていただきます。
委員の皆様には、大変お忙しいところご出席をいただきましてまことにありがとうござ
います。どうぞよろしくお願いいたします。
会議に入ります前に資料のほうを確認させていただきます。座って失礼いたします。
まず、資料でございますが、第2回評価委員会次第、続きまして、平成23事業年度に
係る業務実績報告書、続きまして、業務実績に関する評価の基準、そして、席次表でござ
います。よろしいでしょうか。
それでは、今日の内容でございますが、本日は、前回説明がございました平成23事業
年度に係る業務実績報告書への評価を、業務に関する評価の基準に基づきまして総合的に
評価をお願いいたします。進め方といたしましては、順次、項目別に事務局から、年度計
画に対しましての評価をしました主な判断理由を説明いたします。その評価点に対しまし
て、評価委員の先生方におきましては評価をお願いいたします。その上で、評価委員会と
してのコメントがある場合は記述をお願いいたします。
それでは、本日の会議に入りたいと思いますので、豊田委員長に会議の進行をお願いい
たします。よろしくお願いいたします。
【豊田委員長】
それでは、本日の会議に入りたいと思いますのでよろしくお願いいた
します。
先ほど事務局から説明がありましたとおり、桑名市総合医療センターが自己評価されま
した主な判断理由を事務局からまずご説明いただきまして、そして、その項目ごとに評価
委員会としての評価を行いまして、そして、評価委員会としてのコメントが必要な項目が
ある場合は、皆様から意見を伺いまして取りまとめると、そういうふうな手順でまいりま
す。
それから、再度、確認しておきますけど、今回から、初めて評価していただく東先生が
いらっしゃいますので確認しておきますと、5段階評価になっておりますけれども、5、
-1-
4、3、2、1。5が、年度計画を大幅に上回って実施している、4が、年度計画を上回
って実施している、3が、年度計画を順調に実施している、2が、年度計画を十分に実施
できていない、1が、年度計画を大幅に下回っていると、そういうことになっております。
それで、病院側が自己評価で、5、4、3、2、1のいずれかの点数をつけておりますの
で、評価委員会としては、じゃ、何点なんだということをその項目ごとにご審議をいただ
きまして、それで、自己評価の点数と違う場合は必ずコメントを書かないといけないと、
そういうことになっておりますのでよろしくお願いしたいと思います。
それでは、事務局から、順次、項目ごとに桑名市総合医療センターが自己評価しました
主な判断理由をご説明お願いします。
【事務局(黒田)
】
私のほうから、1項目ごとに主な判断理由を説明させていただきま
す。
まず、平成23事業年度に係る業務実績報告書をお願いいたします。
3ページをお願いいたします。よろしいですか。
大項目第1、市民に対して提供するサービスその他業務の質の向上に関する目標を達成
するためとるべき措置、中項目1、高度医療の提供、小項目(1)重点的に取り組む医療
の実施の、法人の自己評価では、3の評価を受けております。主な判断理由としまして、
年度計画では、紹介患者及び救急搬送患者の積極的な受け入れを継続するとしており、自
己評価では、計画値の達成には至らなかったものの、救急救命士と医学的事後検証を行い
連携強化に努めたこと。4ページをお願いいたします。平成24年度DPC対象病院の機
能評価係数Ⅱでは、県内21病院中で4位、Ⅲ群中で、18病院中では2位となったとこ
ろでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
それで、病院側の評価が3というふうになっておりますが、委員の皆
様、何かご不明な点とかご質問等があれば、当然、遠慮なく聞いていただきまして、この
評価点3がいいかどうかということですね。ご審議いただきたいと思います。
このDPC対象病院の機能評価係数Ⅱというのが、よくご存じない皆さんもいらっしゃ
るかもしれないので、ちょっと簡単に説明していただけるとありがたいと思いますけど、
いかがでしょうか。
【郡西医療センター事務長】
西医療センターの郡でございます。よろしくお願いいた
します。
-2-
機能評価係数につきましては、DPC対象病院の中で、その病院の機能といいますか、
どういう機能を有しているかというところの1つの指標であります。機能評価係数Ⅱの評
価の位置につきましては、データ提出指数、それと効率性指数、複雑性指数、カバー率指
数、救急医療指数、地域医療指数という6つの指標がありまして、それぞれが数値化され
ております。その合計点数によって、調整係数から機能評価係数Ⅱということで、一定の
割合、点数割合になると。これが高くなれば、報酬のほうも高くなっているということで
す。
【足立医療センター理事長】
追加をちょっと、私なりの解釈としましては、救急とか、
それから、どのような疾患を、複雑性といいますか入院させて診療したかというような、
いわゆるDPCの点から見てA、B、Cのように通信簿のようなものという見方をしてお
ります。
【豊田委員長】
特に、桑名市民病院としては、救急のほうの点数がかなり高く評価さ
れている点というふうに感じるんですね。
【足立医療センター理事長】
そうですね。それと、入院させている疾患の質的な面を
見ていただいていると。
【豊田委員長】
ありがとうございました。
ほか、何かご質問とか。
【西村委員】
質問というか、確認ですけどね。評価の仕方は、目標を大幅に達成して
いるとか、5点で、何とかそれが若干達成したものに対してはどうだとか評価が出ており
ますけど。初めに、私は、評価が低ければ、そういう目標を達成していたら、4点とか5
点みたいに高いような目標を出している場合には、逆に、3とか2とかになってしまう、
前からもそういうことを申し上げてきたんですが。ですから、この評価を厳密にやること
自体は、私は、意味があるのかどうか非常に疑問なんです。
まず、初めの第1のほうは、ここを見ていますと、1,300余の病院があって、そこで
全国で221位で、また三重県内で4位ということは、非常にいいんじゃないかと。なぜ
4にはならないのかというと、そこがあいまいですからね。その辺が、これから時間をか
けてその項目を審議するときに、私は一番疑問に思うところなんですね。それはいかがで
ございましょう。
【豊田委員長】
西村委員のご意見、以前からといいますか、そういうご意見をおっし
ゃっております。それは、私も全くそのとおりだと思うんですね。こういう目標による管
-3-
理ということでは、それが必ず問題になります。それじゃ、目標による管理をやる場合は、
その目標選定の難易度といいますか、難易度も含めまして、目標を立てたときに評価者と
評価される側が十分話し合って、それでまたどんな目標をつくるか、あるいは計画をつく
るかということなんですよね。その上で評価しないと、それは簡単な目標を立てたらそれ
は達成できることになりますし、難しい目標を立ててしまったら、また逆に、幾ら頑張っ
ても達成できずに評価点が低くなると、そういう現象が起こってくるわけですよね。そん
なことで、病院が年度目標、年度計画をつくるときに、評価者側も、それに参加するとい
いますか、この目標設定で妥当だという判断、評価者側がするプロセスがないといつまで
たってもそういうふうになると、そういうことだと思うんですよね。
それから、前から、この評価委員会でも言われておるわけですけれども、年度計画が、
中期計画とほとんど同じ文言の表現が結構たくさんありまして、具体的に、達成したかど
うかがわかるような計画の表現にしていただきませんと、評価者としては、それがその目
標を上回って達成したのかあるいは下回っていたのかがよくわからないと、そういうこと
もございますよね。その2点については前からお願いはしているわけでございますけれど
も、そんなことで、西村委員がおっしゃったように、こういう厳密に評価しろといっても
なかなか難しい面が、はっきり言ってございますね。
そんなことで、ただ、今回のこの年度計画につきましては、もう既につくられておりま
して、それで法人の自己評価もなされておりますので、そのあたりのところ、客観的に見
て、自治体病院としてどうなのかという客観的な観点も考慮に入れつつ、目標の達成度も
考慮に入れつつ、総合的な評価をお願いしたいと、そんなふうに思います。
【西村委員】
そういう意味で、1番は、全国の病院からいきますと1,300余の病院
がある中で221位であると、そして、県内でも4位ということは、そういう数字だけ見
ますと、3よりは4とも思えますしね。まず目標を達成したというような評価にすると3
が妥当なのかなと、私は。こういうのは、非常に困りますね。
【豊田委員長】
困ります。年度計画には、これの表現としましては、一応、救急搬送
患者に占める受け入れ患者数の割合の数値目標を掲げておりますですね。それは、23年
計画値は23.5%、1,720人であったということですが、23年度実績値が、ほぼ達
成しているんですけど、22.3%と若干なり低かったと、そんなことで3にされたんじゃ
ないかなと思うんですよね。そんなことで、DPCのほうの機能評価係数Ⅱというのは非
常にいいわけですけど。
-4-
【足立医療センター理事長】
理事長、足立です。
ここへ書いていますけど、輪番日というのは、桑名市で、一応、それぞれの病院が受け
持つ必要がある。それで、年間18人、いろんな重症患者とか手術中とかということで受
け入れられなかったんですけれども、それを全部足してもなかなか目標値に到達しない状
況で、それとパーセントも、全体に、救急車を利用される方の増えていく割合が多いとい
うことと、だから、増やしてはいるんですけれども、なかなか目標値の設定が追いつかな
いというような状況で、やむなく3にさせていただいたということです。
【東委員】
確かに、救急のことに関しては、一応、目標に達していないということで、
3というのは客観的に見て妥当かなと思います。このDPCに関しては、私もDPCをや
ったときの病院に勤務していないので詳しくはわからないんですけれども、確かに、この
データだけを見ますと、ほんとうに立派な成績だということになるんですけれども、こう
いうもの、全国のDPCの病院をずっと見て、いや、立派なんですけれども、すごいとい
う評価を得ている病院が、必ずしも上位のほうに来ていないというようなことも中にはあ
る。それは、1つは、この係数のやり方は、例えば、小さくまとめて、そして、患者を精
査すると、案外いい成績が出るというようなこともあるのではないか。要は、規模が大き
くなっていくと、必ずしも地域のニーズにこたえていなくても、小さくまとめて、そうし
て、わりに、純度というか、いい診療をするとデータがよくなるというようなところがあ
るんだろうなってちょっと思うんですね。
ですから、これは、確かにいい成績だなと私も思うんですけど、そういう、ちょっと僕
の言い方が変かもしれないんですけど、三重県でも、確かに、500床以上の病院でいい
データを出しているときは、さすがに立派だなって思うんですけれども、小さくまとめて
いるとこういう成績も出るようなデータのつくり方なのかなとちょっと思ったりしていま
す。例えば、もし、ものすごく、この成績だったら、先ほど西村委員さんが言われたよう
に、自己評価で4で出してもいいのに、3ってされたのは、きっとそういうところを思っ
ているのではないかなと思うんですけど、そうではないでしょうか。
【足立医療センター理事長】
いや、年度計画に書いてありませんので、ここに書いて
あるのは、計画値が書いてあるんです。1,720人、23.5%、これが若干届かなかっ
た。これは、輪番日にすべての患者を受け入れても届かないような数字を設定してしまっ
ているということもございますけど、さっき申し上げたようにやむなしかなと思っており
ます。DPCの結果については胸を張って言っておりますけど、すべて、救急は、ほとん
-5-
どとっておりますし、非輪番日については、マンパワーが足らないのでとれないところも
あるんですけれども、一応、救急は達していると思っております。
【豊田委員長】
東先生がおっしゃるように、DPCの機能係数Ⅱの解釈につきまして
は、これはちょっと慎重にならないといけないということがあるかもわかりませんね。い
ずれにしましても、3であっても、順調に実施しているということですかね、3はね。3
は、合格ということですよね、順調に実施しているわけですから。3ということでいいか
なと思いますが、寺本先生はいかがでしょうか、3でよろしいですか。
【寺本委員】
はい。
【豊田委員長】
じゃ、4という方も1人おられますけど、一応、3ということで、委
員会としてはさせていただきます。ありがとうございました。
じゃ、次の項目をお願いします。
【事務局(黒田)
】
5ページをお願いします。
小項目(2)診療機能の整備の、法人の自己評価3の主な判断理由でございますけど、
年度計画では、地域住民の医療需要に応じた専門外来の設置及び充実を進めるとしており
ます。自己評価では、IBD外来、禁煙外来を設置したことと、抗がん剤治療に対応した
そのことと、ワンコイン検診ではピロリ菌検査を実施しことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
【西村委員】
いかがでしょうか。
質問ですけど、目標には産婦人科の分娩再開できなかったというような
ことが出ていますが、目標というと達成していないというような形になったんですね。
【豊田委員長】
【西村委員】
そうなっちゃいますね。
全体には、3も妥当ですけど、目標に対してという、先ほどから要らん
ことを言いますが、評価のそういうのが非常にあいまいでよくわからない。だから、こう
いうような達成されていない理由は、逆に言うと、これは2なのかというような意見も出
ちゃうんですね。
【豊田委員長】
そうですね。
東先生、いかがでしょうか。
【東委員】
今、西村委員さんが言われたとおりであると思いますけど、ただ、それに
関しては、おそらくかなり努力されて、努力された結果、それにはなかなか成績が出なく
て、ただ、こういったIBD外来を設置したり、積極的に、今の皆さんのニーズにこたえ
-6-
るような形に努力されているということで、3という評価は妥当ではないかと思います。
【豊田委員長】
【寺本委員】
寺本先生、いかがでしょうか。
妥当と、非常に難しいですけど、3ならそれでいいのかなという感じで
すけどね。
【豊田委員長】
【西村委員】
それならそれでいいけれども、2でもいいかもしれないという。
私は、3でいいんですよ。わからないです、これは。だから、どこに行
っても、わからない、私らには。
【寺本委員】
正直、わからないですよね。ですから、文章で表現されていますので、
非常に抽象的なんですね。ですから、3と言われりゃそうかな、2でもそうかなという。
【豊田委員長】
評価委員会としては判断のしようがないというのが、結構あるんです
よね。
【西村委員】
【豊田委員長】
悪くはないから、そんなに悪くはないと思いますよね。
ただ、この辺では、実は、中期計画には、もうはっきりと23年度ま
でに分娩が再開すると書いてあって、年度計画のところでは、どうも再開できなさそうな
ので、年度計画が中期計画よりも緩い計画で書かれていると、そういうことがあってです
ね。
【西村委員】
【豊田委員長】
訂正します。3で結構ですよ。
いやいや、私は、2でもいいのかなと思っているものですから。産婦
人科の医師確保というのは、これは、今はかなりめどがついて、非常に頑張られたわけで
すけど、23年度につきましては、例えば、産婦人科医師、助産師確保のため募集を行い、
現在休止している分娩の再開に向けた準備を継続すると書いてありますけど、具体的には、
どういう努力を23年度されたんでしょうか、具体的にですね。
【足立医療センター理事長】
継続して、募集は、もちろん全国の公募も含めてずっと
やっております。大学にもお願いはしておるんですけれども、ようやく今年度に、新病院
に向けてというふうな動きもありましたのでということで。昨年度は、一昨年と同じよう
な状況が続いているということになりました。
【豊田委員長】
そうですね。これはどうさせてもらいましょうかね、産婦人科ね。東
先生のおっしゃるように、これは、中期計画は全く達成できなかったわけですけど、努力
しても無理ということがあることはあるんですよね。なかなか、あることはあるんですけ
ど。難しいですね、これね。中期計画を達成したかどうか、明確に書かれておりますので
-7-
ね。
【足立医療センター理事長】
その次、内科の導入というのも一応書いてあるんですけ
ど、これについては、後でまた医師確保のところで出てくるんですけど、かなり増員もや
りました。あとでまたご審議いただければと思います。
【豊田委員長】
そうですね。次の項目の医師の増員のところは、いい点がつくと思い
ます。どうしましょうかね、3というご意見が多いですかね。僕の一応の評価点は2なん
ですよ、実はね。
【西村委員】
私ども商工会議所としては2なんです。
【豊田委員長】
商工会議所としては2と、商工会議所としてはやっぱり分娩を再開し
てほしかったと。
【西村委員】
いやいや、それは、ただし、初めから言っていますように、これも非常
に難しくて、あいまいではっきりしませんもの、何遍読んでも、これは。初めの目標設定
から甘くやっておけばあれですし、文言がそこにあったがために、これは2だったんだな
と思うんですね。
【豊田委員長】
そうですね。最初から、ほかの目標を設定したらできたのかなという
ことであるわけですけど、産婦人科の分娩再開というのは、ただ、市民にとっては非常に、
ほんとうに必要なことで、熱望されていることであったと思うんですが、それが、結果論
としては達成できていないと。
【西村委員】
【東委員】
議長一任でいいですよ、これも。
医師会側としては、西医療センターで23年度に分娩ができるというより
は、むしろ、有望してというか、そういうことを主張していて、かなり、中期目標にはあ
るんですが、現実、その後のいろんな過程で、これに関しては、なかなか達成は困難だろ
うというように、むしろ、方向を変えていったほうがいいんじゃないかということをずっ
と主張し続けておりましたので、そういう意味で、初めから、私どもの目標というのが、
医師会としては、そういう評価だったんですね。だから、これに関しては、あまり期待し
ていなかったというか、そういうところはあります。
【豊田委員長】
じゃ、そういうことで、分娩の開始というのが、現実的には無理な中
期計画だったと思われると、年度計画ではそれをちょっと変更されておるわけですけど、
年度計画に書かれていることを順調に実施しているかどうかという観点からは、一応、3
でもいいのかなと、そういうご意見ですね。
-8-
それじゃ、どうでしょうか、3ということにしてもらいましょうかね。
【西村委員】
結構です。
【豊田委員長】
じゃ、これは3にします。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
続きまして、5ページから6ページにかけてでございますけど、小
項目(3)高度医療機器の計画的な整備及び更新の、法人の自己評価では3でございます
けど、その主な判断理由でございますけど、年度計画では、新病院の実現までは経営状況
等を勘案しつつ、医療機器の更新及び整備を継続するとしております。自己評価では、経
営状況を勘案し、
主に医療機器等の更新、整備を行ってきたといったところでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
いかがでしょうか。自己評価は3となっておりますが、いかがでしょ
うか。
【寺本委員】
医療のことはよくわかりませんけれども、MRIというのは非常に重要
な機械だと思うんですね。
【豊田委員長】
【寺本委員】
重要です。
そうすると、平成8年という、随分老朽化していますし、やっぱりこう
いった、最優先してこのあたりは充実していかないといけないんじゃないかと。そういう
意味では、3じゃなくて、2と見ました。
【豊田委員長】
【西村委員】
西村委員、いかがでしょうか。
うちは3で。
【豊田委員長】
3で。
東委員。
【東委員】
私も、一応、3です。それは、今、寺本先生が言われたとおりなんですけ
れども、平成8年というのは、ほんとうに申しわけないですけど、今や3テスラという、
3という時代なんですね。そういうのがぼんぼん出回ってきている時代なので、ほんとう
に今の市民病院のMRIは、かなり古いということになるんですけど。ただ、実は、今度
新しい病院ができるときに、そういう大きなものは、買ってしまうと、これはまずいので
はないかということも、私自身も思いますし、ここは、27年の新病院開設までの間は、
何とか大きいものは我慢しないといけないんじゃないかなと思ったりしまして、そういう
ことで3というようにいたしました。
-9-
【寺本委員】
わかりました。ありがとうございます。
【西村委員】
ほんとうに、あいまいですわな。
【豊田委員長】
あいまいです、何遍も言いますけれども。そうなんです。かなりあい
まいで、評価がなかなか難しい、できないようなこともあるわけですけどね。なので、字
面だけをとってみると低い評価になるかもしれないんですけど、東先生も言ったような背
景も考えますと、総合的に評価すると、また点数も変わってくるというようなこともあり
得ると。この評価委員会は、こういう年度計画のつくり方をされますと、そうならざるを
得ないということになっちゃいますよね。
これ、そうですね、MRIが更新されていないというのは、これは、寺本先生がおっし
ゃるように、大変まずいといいますか、更新するような経営をすべきだったわけですけれ
ども、ただ、新病院の建設の途中に至ってしまうとまた問題が生じるというような判断も
あるわけで、そういうことで、2という判断もあり得るんですけど、そういう新病院の建
設ということも考慮して、一応、3ということでさせてもらいましょうかね。
じゃ、次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
次は、6ページから7ページにかけてでございます。
小項目(4)災害時及び重大な感染症の流行時等における医療協力体制の整備でござい
ますけど、法人の自己評価でございますけど、3でございます。主な判断理由でございま
すけど、年度計画では、災害時には桑名市からの要請に基づき必要な医療救護活動を実施
し、桑名市が実施する災害対策に協力するとしており、自己評価では、東日本大震災では
医療チーム2班を陸前高田市に派遣するとともに、その報告会を開催し、災害医療時にお
ける対応、課題等を共有したこと、桑名医師会による災害救助訓練に医師、看護師等が参
加したことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
いかがでしょうか。
僕は個人的には、東日本大震災に協力したわけですので4にしたいなと思ったんですけ
ど、たしか、去年の評価委員会だったかな、伊藤先生でしたっけ、そんなもの、どこの病
院でも出しておるんだから当たり前だというような発言もあって、それぐらいは、そうい
うこともあるので自己評価も3になっているのかなと、そんなふうに思います。
いかがでしょうか。
【西村委員】
うちも3ですね。
-10-
【東委員】
私も3にさせてもらいましたけど、ここにも書いてありますように、医師
会の災害訓練等毎年やっているんですけど、確かに、23年度は市民病院の先生方にはご
協力いただきまして、ほんとうに感謝しています。
ただ、ちょっと話はずれるかもしれないんですけど、私どもは、ACAS、最近、IC
ASといいますけど、そういう講習会、研修会というのは医師会でやっているので、これ
は、先日やられたんですけど、そういうものは、本来、医師会がやるようなものではなく
て、むしろ、きちっとした病院が、自前でやってもらいたいと思ったりしているんですけ
ど。そういう点では、今後、救急とか災害にも関係してくるんですけど、まだ、十分その
体制はできていないなというようには思っておりまして、今後、そういうところはどんど
ん進めてもらいたいということで、この東日本のことを相殺して、3というような評価に
させてもらいました。
【豊田委員長】
【寺本委員】
寺本委員もよろしいですか。
そうですね。
【豊田委員長】
3でよろしいですか。じゃ、これは3にします。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
続きまして、7ページから8ページでございます。
中項目2、医療水準の向上、小項目(1)医療職の人材確保でございますけど、法人の
自己評価は、4としております。その主な判断理由でございますけど、年度計画では、大
学等関係機関との連携の強化、公募の推進等により医師の確保を図ること、教育実習等を
通じ関係教育機関等との連携を強化し、医師、看護師、助産師などの確保を図るとしてお
りますが、自己評価では、消化器内科医など4名の常勤医師を採用、また、研修協力病院
に藤田保険衛生大学坂文種病院が加わるとともに、臨床研修医の定員枠3人とフルマッチ
をしておりますことと、
8ページでございますけど、
医学生奨学金制度では11人に貸与、
後期研修医には1名に貸与していることと、看護師確保につきましては、平成23年度に
18人の看護師を採用できたことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
いかがでしょうか。
今までので言い忘れましたんですけど、実は、今日ご欠席の竹田病院長には、一応、事
前に評価点をつけていただいております。それで、自己評価と同じ項目につきましては言
いませんでしたけど、実は、この項目につきましては、竹田病院長の評価点は3となって
-11-
おります。その理由については、コメントがないのでよくわからないんですけどね。
東先生、どう思いますか。
【東委員】
最近の研修医の先生方の、病院での、どういうような研修しているかとい
うのは、正直、私どもはわからないんですけれども、ただ、医師会は、去年までは、この
23年度まで、研修医を桑名に根づかせるために、医師会が率先して、当時、山本総合病
院と桑名市民病院の研修医の先生を、春、秋と、いろんな機会を設けて、我々が主導して
いろんな行事をやってまいりました。そういう中で、いっとき研修医がいなかったときか
ら比べれば、確かに、ここのところは研修医の先生も見えておられるんですけど、ただ、
山本病院と、いつも数は市民病院のほうがもうちょっと少なかったというようなことなの
で、ただ、研修の質とか、あるいは、こういうふうに研修医がどんどん増えてくるという
ようなことをどう評価していいかというのは、ちょっと僕も、質とかということになって
くるとわからないものですから、正直、3なのか4なのか悩んでいます。
【豊田委員長】
そうですね。それと、西村委員が最初に言われましたように、年度計
画があいまいな形で書かれているので、医師の確保を図るというふうに書いてあるわけで
すけど、じゃ、何人医師を増やしたら、それは年度計画を順調に実施していることになる
のか、あるいは、上回っているのかということがわからないんですよね。ですので、記載
がないので、一体、何人増やしたら上回って実施しているのか、それは計画どおりになる
かということが、評価委員としては判断のしようがない、そういうことがありますよね。
そういうことについては、これから出てくる各項目でも非常にたくさんそういうことがあ
るわけです。評価委員としては、判断のしようがない。判断のしようがなければ、4と言
われても、上回っているのかどうかって判断のしようがないので、そこまで言えないとな
ると3にせざるを得ないかなと、こういうふうになってしまうということがあり得るわけ
ですよね。
【西村委員】
いや、私のほうは、一応、医師確保が困難な中で、いろいろ手を尽くし
て常勤医師4名、臨床医の研修医2人を採用されたということで、甘いかもしれませんけ
ど、4という評価を言わせていただきます。
【豊田委員長】
ありがとうございます。
寺本委員は。
【西村委員】
これは、3でもよろしいですよ。
【寺本委員】
西村委員の意見と全く同じですね。ですから、医師の確保が非常に難し
-12-
い、難しいと聞いてきたものですから。
【豊田委員長】
【寺本委員】
難しいです。
4人もよく採れたなという、4でいいんじゃないかなという意見ですね。
【豊田委員長】
【東委員】
お二人が4で、東委員はどっちかわからないということで。
済みません、できたら3.5にしたいという。
【豊田委員長】
3.5ですね。竹田病院長は、3なんですけど、4、4、3.5ですと、
四捨五入すると4になりますかね。それでは、これは4にさせていただきます。自己評価
どおりですね。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
続きまして、8ページから9ページでございます。
小項目(2)医療職の専門性及び医療技術の向上の、法人の自己評価では3でございま
す。その主な判断理由でございますけど、年度計画では、学会、発表会や研修への参加と
資格の取得を促すため、必要経費の支援を維持するとしており、自己評価では、教育研修
体制の充実として、日本糖尿病学会認定教育施設、日本消化器外科学会専門医修練施設な
どの指定を受けたこと、研修発表を促すため、院内発表会での優秀発表者の学会出席を制
度化し、全国自治体病院協議会学会等で発表を行わせたことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
いかがでしょうか。
自己評価は、3となっております。竹田病院長も3ということであります。
【西村委員】
3です。
【豊田委員長】
西村委員も3。3が多いようですので、じゃ、これは3にします。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
続きまして、10ページから11ページでございます。
小項目(3)地域医療連携の推進の、法人の自己評価では3でございますけど、その主
な判断理由でございますけど、年度計画では、地元医師会等との協力を進め、紹介率の向
上を図るとしております。自己評価では、愛知県がんセンターと肝がん地域連携パスの運
用を開始したことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
いかがでしょうか。
これは、竹田病院長の評価点がついていないので、ほかの皆さんお願いします。
-13-
【西村委員】
【東委員】
私、3です。
3です。医師会としては、うまく連携していただいたと思っております。
大体、3で問題ないと思います。
【豊田委員長】
3で。じゃ、これ、3にします。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
次に、11ページからⅠ2ページでございます。
小項目(4)クリニカルパスの作成及び適用と後方支援体制の整備の、法人の自己評価
でございますけど、3でございます。その主な判断理由でございますけど、年度計画では、
クリニカルパスの点検や新たなパスの作成及び適用を行うとしております。自己評価では、
外科の腹腔鏡下虫垂切除術、乳房切除術などの新たなパスを作成したことで目標値を達成
したものと、後方支援する医療機関の数値は計画値に至らなかったものでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
いかがでしょうか。
自己評価は3になっていますね。竹田病院長も3ということですけど。
【西村委員】
私も3で。
【寺本委員】
私も3で。
【豊田委員長】
3で、西村委員も3、寺本さんも3でよろしいですか。じゃ、3でお
願いします。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
次、12ページから14ページでございます。
中項目3、患者サービスの一層の向上、小項目(1)診療待ち時間の改善の、法人の自
己評価3でございますけど、その主な判断理由でございますけど、年度計画では、13ペ
ージでございますけど、ア、診療待ち時間を短縮するとしており、自己評価では、外来待
ち時間の調査結果から、可能な限り予約外患者の診療待ち時間を考慮したこと、診療待ち
患者への声かけや検査に必要な時間などを書面で案内したことなどが改善につながったこ
とと、年度計画のイ、検査待ち日数及び時間を短縮するに対し、稼働率は減少しているが
稼働件数は増加しておりますことと、また、13ページから14ページでございますけど、
年度計画のウ、手術件数の対前年対比で100%以上を維持するに対しまして、自己評価
では、計画値に至らなかったことでございます。
以上でございます。
-14-
【豊田委員長】
いかがでしょうか。
竹田病院長の評価点も3でございます。
【西村委員】
私も3です。
【豊田委員長】
3でよろしいですか。
東先生、どうでしょうか。寺本さんも3でいいですか。じゃ、3でお願いします。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
14ページをお願いします。
小項目(2)院内環境の快適性の向上でございますけど、法人の自己評価3でございま
す。その主な判断理由でございますけど、年度計画では、病室等の改修または補修を実施
し、院内環境の整備を進めるとしております。自己評価では、受動喫煙の防止を徹底し、
院内敷地内を全面禁煙にしたこと、個室5室の全面改修を行ったことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
いかがでしょうか。
竹田病院長は3ということで。
【西村委員】
うちも3です。
【豊田委員長】
【西村委員】
西村委員は3で。
老朽化した施設で、難しい中で努力していると。
【豊田委員長】
【東委員】
ということです。東先生も3。
はい。
【豊田委員長】
【寺本委員】
寺本さん、いかがでしょうか。
私は、4でいいんじゃないかなと。
【豊田委員長】
【西村委員】
4でもいいんじゃないかなと思われると。
4もあり得るわね。
【豊田委員長】
4もあり得ると。現状が非常に老朽化している中でも、改善していっ
たということでございますが、一応、数としては3が多いので、3にさせていただきます。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
次、15ページをお願いします。
小項目(3)患者の利便性向上の、法人の自己評価3でございます。その主な判断理由
でございますけど、年度計画では、電子マネーによる支払いやコンビニエンスストアでの
収納等について、その導入を進めるとしており、自己評価では、クレジットカードの利用
-15-
割合が向上したこと、また、シャトルバスについても1日当たりの平均乗車人数が増加し
たことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
【西村委員】
【豊田委員長】
【西村委員】
いかがでしょうか。
うちは3です。
3。
ただ、質問がありまして、シャトルバスを導入して、費用的な効果とい
うのはどうですか。
【豊田委員長】
そうですね。この費用は、経営面からいってどの程度負担になってい
るのか、あるいは、回収できる代物なのかどうかと、そういう点ですね。
【郡西医療センター事務長】
このシャトルバスの導入につきましては、もともとの要
因というのは、公共交通機関のバスが減便となりまして、来院される方に非常にご不便を
生じさせたと、そういう中での導入でありました。経費につきましては、もともとこのシ
ャトルバスについては、法人のほうで購入いたしました。10人乗りですかね。あと、運
転手につきましては、シルバー人材センターのほうに委託させていただいております。初
期の導入経費は二百七、八十万、それから、ランニングコストというのは、人件費ですけ
れども、それが月に15万から17万ぐらいの程度です。それと、それがどれだけ医業収
益、外来患者数のほうに結びついているかといいますと、なかなかダイレクトに判断でき
ないところなんですけれども、ただ、利用実態を見ますと、桑名駅から乗られる方よりも、
帰りに乗られる方のが、4対6ぐらいの割合で、朝は送っていただいて帰りは駅までこれ
を利用されるという方が、割合としては多いです。ただ、こちらとしても導入した経緯は、
あくまでも患者サービスというところで、あくまで営業主体というわけではありませんで
した。
以上です。
【西村委員】
その費用は、苦にならんということですね。プラス面もあるが。いや、
シャトルバスの導入で、患者数も増加して、そういうことですから、こちらの費用のほう
はあまり気にならないということですわな。
【郡西医療センター事務長】
そうですね。患者数につきましては、23年度は、22
年度より外来患者数が減っておりますので。
利用者は増加しております、
バスの利用者は。
それだけ、少しずつ、周知というか、利用されていただいているというふうには思ってお
-16-
ります。
【豊田委員長】
【東委員】
いかがでしょうか。
3で。
【豊田委員長】
【寺本委員】
3でよろしいですか。寺本さんも3でよろしいですか。
私は、甘いかもしれんけど、文章を読む限りは4かなと。
【豊田委員長】
4かなと。3が数としては多いので、一応、3ということにさせてい
ただきます。
じゃ、次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
続きまして、15ページから16ページでございますけど、小項目
(4)職員の接遇の向上の、法人の自己評価では3でございますけど、その主な判断理由
でございますけど、年度計画では、あなたの声の取り組みに加え、患者アンケート、患者
の会等を通じて患者の意向をとらえ、患者サービスの向上につなげるとしております。自
己評価では、あなたの声の苦情の割合が減ったことと、そして、あなたの声の意見を院内
掲示、各所属への周知により適切な対応に努めたことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
いかがでしょうか。
これは、竹田病院長の評価点がついていませんので。
【西村委員】
うちは3です。
【豊田委員長】
3で。
東先生は。
【東委員】
3です。
【豊田委員長】
【寺本委員】
寺本さん、いかがですか。
一言、ただ、病院の評判というのは、いわゆる口伝えといいますか、随
分大きいと思うんですね。特に、知人等に当院を紹介、推薦しますかということで、それ
が推薦しないというのは、どうしてかなというか、そのあたりをちょっとお聞きしたいん
ですけど。
【西村委員】
それに関連したことで、どうもそういうような、投書、減少したのはい
いんだけど、苦情内容の分析や対応はどうなっておるんだというような、ちょっと意見と
して、今の寺本委員と同じような。
【豊田委員長】
じゃ、それについて病院側からご説明をお願いします。
-17-
【郡西医療センター事務長】
このアンケートでは、知人等に当院を紹介、推薦します
かということに対して、紹介する率が減っているんですけれども、アンケートの中には、
記述式の項目も設けております。その中で、やはり施設に対して、入院する部屋が狭い、
病室が狭い、それと、施設、設備の建てかえをしてほしいと、それと、トイレが暗いとい
う、車いすが入れるトイレが少ない、2人部屋など、補助ベッドを入れるときに苦労する
とか、基本的な療養環境に対する不満が記述の中ではかなりあります。病院の古さという
のは、大きな、療養環境の中での患者さんが病院を選択する1つになっているのかなとい
うのは、これは事実です。
【足立医療センター理事長】
それから、どういうふうに対応するかですけれども、院
内に、患者サービス委員会というのを、一応、つくっておりまして、そこで寄せられたご
意見を討議させていただいて、もちろん、掲示するための返事もつくるんですけれども、
それに対して、それぞれの苦情とかに対しては、各部門にフィードバックして対応するよ
うな指導をしていただいているというふうに思っております。
【豊田委員長】
そういうことで、担当医師に対する信頼度は上がったのかというと、
ところが、知人等に当院を紹介、推薦しますかって、これは、非常にクリティカルな質問
なわけですけど、これが下がっておるということですが、その内容を分析しますと、建物
の老朽化とか、部屋が狭い等々のそういった病院の施設、設備による原因が大きいと考え
られると、そういうことですよね。これは、医師への満足度は非常に上がっているんです
が、例えば、ほかの看護師さんを含めた職員に対する満足度等はどうなっていますでしょ
うか。
【郡西医療センター事務長】
看護師等について、言葉使い、対応はいかがですかとい
う質問に対しましては、非常に満足、満足、やや満足としまして、77.3%になります。
前年度の資料を今持っておりませんのであれですけれども、ドクターに対する信頼度より
はパーセントは低いですけれども、一定の数値はあるものだというふうに判断しておりま
す。
【豊田委員長】
【西村委員】
そういうことを踏まえて、いかがでしょうか。
3で。
【豊田委員長】
3でよろしいですか。じゃ、3ということにさせていただきます。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
続きまして、16ページから17ページでございます。
-18-
小項目(5)ボランティアとの協働によるサービスの向上の、法人の自己評価でござい
ますけど、2でございます。その主な判断理由でございますけど、年度計画では、ボラン
ティアの積極的な参加が可能となるよう受け入れ体制の整備を図り、募集を進めるとして
おります。自己評価では、ボランティアの募集は継続的に行っておりましたが、個人の新
規登録者が1人だったということでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
【西村委員】
自己評価2となっておりますが、いかがでしょうか。
私も2です。
【豊田委員長】
2。
東先生。
【東委員】
いや、それは、去年あたりは病院祭というのをやられて、なかなか、積極
的にそういう頑張ってアピールされたので、私は、3でもいいのかなと思ったりするんで
すね。
【豊田委員長】
【寺本委員】
寺本さん、いかがですか。
私も2なんですけど、ここはよくわからないんですけれども。
【豊田委員長】
竹田病院長は、いろいろな試みを行われていることは評価されるとい
うことで、3にしておられます。だから、東先生と同じですね。となると、私が決めない
といけないので、あれですけど。そうですね、いろんな取り組みもされていることは評価
されますが、自己評価が2ということで、やっぱりボランティアが1人というのはちょっ
と少な過ぎるかなと、もうちょっと何とか増やしていただいてもいいのかなという気がし
ますよね。
【足立医療センター理事長】
ボランティアの部屋とか、そういうのの整備は病院とし
てどんどんやっております。あとは、来ていただくだけなんですけれども、なかなか、広
報的なものが不足しているのか、応募がなかったというふうな状況で申しわけありません
でした。
【豊田委員長】
そういうことで、一応、これは、私は2かなと思いますので、これは
2にさせていただきます。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
17ページをお願いします。
中項目4、より安心で信頼できる質の高い医療の提供、小項目(1)医療安全対策の徹
-19-
底の、法人の自己評価3でございますけど、その主な判断理由でございますけど、年度計
画では、医療安全管理委員会において医療安全対策を徹底すること、院内感染対策委員会
及びICTにおいて感染源や感染経路に応じた未然防止及び発生時の院内感染対策を検討
し、確実に実施するとしております。自己評価では、医療安全管理委員会は、毎月開催さ
れる院内感染対策委員会、ICTなど、各分野の医療安全対策を検討し、継続的に現場に
フィードバックしたことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
【西村委員】
いかがでしょうか、医療安全ということですが。
うちは3です。
【豊田委員長】
【西村委員】
3。西村先生、3。
院内感染などの医療事故がなかった、防止に努力されておるというふう
なことで、3という評価にしました。
【豊田委員長】
【寺本委員】
順調に実施されておると。
私も3で。
【豊田委員長】
3で。東委員も3で。竹田病院長も3でございます。そういうことで、
これ、3ということにさせていただきます。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
18ページをお願いいたします。
小項目(2)患者中心の医療の実践の、法人の自己評価でございますけど、3でござい
ます。その主な判断理由でございますけど、年度計画では、インフォームド・コンセント
を徹底する、そして、患者とその家族が抱える問題をよく理解して支援を行い、早期の退
院を促すとしております。自己評価では、手術等における同意書の再確認を行い、説明と
同意についての意義と責任の周知徹底を喚起したこと、患者アンケートにおいて、高い割
合で信頼関係が築けているという結果になったところでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
いかがでしょうか。インフォームド・コンセントを徹底するというこ
とですよね。
竹田病院長の評価というのは3でございます。
【西村委員】
【豊田委員長】
うちも3です。
東先生、どうですか。
-20-
【東委員】
3ですね。
【豊田委員長】
3で、寺本さんも3でよろしいですか。じゃ、これ、3でお願いしま
す。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
次、18ページから19ページでございます。
小項目(3)法令の遵守等の、法人の自己評価でございますけど、3でございます。主
な判断理由でございますけど、年度計画では、役職の行動規範と倫理を確立する、また、
情報開示については、桑名市民病院個人情報保護規程に基づき、個人情報保護推進委員会
を中心として適切に行うとしており、自己評価では、医療監視により医療法等、関係法令
に基づいて適正に運営が行われていることが確認されたこと、倫理規程等の行動規範を掲
載した職員手帳を全職員に配布したことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
【西村委員】
いかがでしょうか。
うちは3です。ただし、条件がついていまして、個人情報の取り扱いは
気をつけてくれと。
【豊田委員長】
個人情報の取り扱いにつきましては、それなりにきちっとやっておら
れるとは思うんですが、何かコメントはございますでしょうか。
【奥村新病院準備室長】
個人情報の取り扱いについては、当然、オーバーリングとか
そういうので個人情報は流出、これはセキュリティーを確立しておりますので。それとも
う一つ、職員に対しての、個人情報を持ち出す場合の規定を徹底しております。
【平田南医療センター院長】
分院のほうは、平成19年の4月にPマークを取得して
おります。それ以降、2年ごとに更新しています。
【豊田委員長】
ありがとうございます。
いかがでしょうか。
西村委員は、条件つきでということですけど、一応、3ということですよね。
東委員は。
【東委員】
僕も3で。
【豊田委員長】
3で。じゃ、これも3ということにさせていただきますが、私も一言、
そこを、例えば、倫理規程の周知徹底を図るために職員手帳を全職員に配布したと。配布
しただけでは徹底になりませんからね。配布しても読まない人はいっぱいいますから、そ
-21-
の辺のご努力を今後ちゃんとやっていただくということが必要かなと、こう思われるわけ
ですけどね。そういう条件つきで、3ということにさせていただきます。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
続きまして、19ページから20ページでございます。
小項目(4)電子カルテシステムの導入でございます。法人の自己評価でございますけ
ど、3でございます。主な判断理由でございますけど、20ページの年度計画では、電子
カルテシステムの推進委員会を中心に情報の収集を進めるとしており、自己評価では、電
子カルテ準備委員会において、新病院整備の移行時に、検討を継続し、サマリーや診療情
報提供等のデータベース化を決定したことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
いかがでしょうか。
この電子カルテにつきましては、昨年のこの委員会でも、伊藤委員のほうから電子カル
テ改善で、できるだけ早くやってあげるべきだというようなご意見もありましたけれども、
新病院で、物理的に一緒になる前にやっちゃいますと、また、お金なりが要るわけですよ
ね。そんなことで、現時点では、新病院に向けての準備を着々と進めておると、そういう
状況だと思います。
そんなことで、竹田病院長は、そういうことで3という判断でございます。
【西村委員】
うちも3です。
【豊田委員長】
3でよろしいでしょうか。
東先生、3でよろしいですかね。
【東委員】
3なんだろうとは思うんですけど、我々も伊藤先生が前回言われたと同じ
ようなことで、もう少し、何か積極的に両病院の、おそらく、山本病院がやっていたやり
方に乗っていかないといけないんだろうと思うんですけど、そういうものがあまり目に見
えてこなかったというか、ここには、いろんなシステムのデータベース化を決定したとい
うように書いてありますですけど、それがどのような形でって、ちょっと僕らにはあまり
見えてこなかったりしましたので、3なのかなとちょっと思いながらも、現実問題、そう
今は動けないだろうなというところを理解して、3です。
【豊田委員長】
何か病院側からの追加とかございますか、今の状況につきましてです
ね。
【足立医療センター理事長】
そのとおりです。
-22-
【豊田委員長】
そのとおりですか。
じゃ、竹田病院長も3ということなので、私も3にしたいと思いますので、これは3と
いうことでお願いします。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
20ページから21ページでございます。
小項目(5)病院機能評価の認定の、法人の自己評価でございますけど、3でございま
す。主な判断理由でございますけど、年度計画では、本院は、分院が取得している三重県
が行う、みえ・環境マネジメントシステム・スタンダードの認定を目指し、環境改善に取
り組むとしております。自己評価でございますけど、環境マネジメントシステム・スタン
ダードの認定を取得したこと、分院では、病院機能評価バージョン6の認定更新を取得し
たことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
【西村委員】
いかがでしょうか。
うちは3です。今の説明がありましたように、病院機能の評価というこ
との認定に努力されているということで、3ということでさせていただきます。
【豊田委員長】
【東委員】
東先生。
年度計画が順調に実施されていると思いますので、3。
【豊田委員長】
3。寺本先生、よろしいですか。竹田病院長も3でございます。これ
は、3でお願いします。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
21ページから22ページをお願いします。
小項目(6)市民への保健医療情報の提供及び発信の、法人の自己評価でございますけ
ど、4でございます。主な判断理由でございますけど、年度計画では、出前講座及び市民
公開講座及び病院祭の開催や、広報、ケーブルテレビ、ホームページの活用等により、保
健医療情報の発信、啓発を行うとしております。自己評価でございますけど、毎月の「桑
名市民病院だより」の発行、
「桑名市民病院分院年報」を発行したこと、そして、22ペー
ジになるんですけど、第2回病院祭を開催しまして、約1,600人の来院があったことで
ございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
いかがでしょうか。自己評価4となっておりますが。
-23-
【西村委員】
4です。
【豊田委員長】
4。
東先生。
【東委員】
4。
【豊田委員長】
4。
寺本先生。
【寺本委員】
4です。
【豊田委員長】
4で。竹田病院長も4でございます。そういうことで、これは4でお
願いします。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
22ページ、お願いします。
大項目第2、業務運営の改善及び効率化に関する目標を達成するためとるべき措置、中
項目1、地方独立行政法人としての運営管理体制の確立の、法人の自己評価でございます
けど、3でございます。主な判断理由でございますけど、年度計画では、病院内の各組織
からなる体制により法人を的確に運営するとしております。自己評価でございますけど、
企画運営会議などのメンバーに、主な診療科の各部長が加わる会議となったことでござい
ます。
以上でございます。
【豊田委員長】
【西村委員】
いかがでしょうか。
うちは3でございます。
【豊田委員長】
3。西村委員、3。
東先生、どうでしょうか。
【東委員】
まあ、3ですね。
【豊田委員長】
【東委員】
まあということは、何かご意見があるんでしょうね、きっと。
いろいろ、もう少しイニシアチブがとれるような、そういう形が見えなか
った。だから、理事長及び理事で構成する委員会のほか、病院各組織から沸き上がるよう
な体制ができることを目指したんだと思うんですけれども、そういうものが、結局は、企
画運営会議とか合同メンバーに主要科の各部長が加わって、形はできたけれども、それが
あまり見えてこなかったような気がするんですね、僕らが見ていて。確かに、そういう格
好はできたのかなとは思うんですけれども。それで、でも、形ができつつあるんだけど、
-24-
3ということですけど、これからもう少し頑張って、盛り上がってほしいという気持ちが
あります。
【足立医療センター理事長】
ここには書いてはいないんですけど、各部門の代表が集
まっていただく代表者運営会議というのをつくって開催していまして、各部門からは、病
院経営に関するそれぞれの部門のデータを出してもらって、病院運営へのメッセージをそ
の場で発表していただくというのを、一応、形としては、まとまった形になっているとこ
ろです。ちょっとここには書いてございませんが、そういう現状です。
【豊田委員長】
【寺本委員】
寺本委員、いかがでしょうか。
特に、この部分が抽象的なんですけれども、最後に、これまで以上に活
性化した会議になるというふうな表現があるんですけど、それがどうなのかなということ
で、3ということですね。
【豊田委員長】
そんなことで、竹田病院長も3ですけれども、これまで以上に活性化
しているという自己評価をかんがみて、3にするということでございます。じゃ、3でお
願いします。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
23ページをお願いします。
中項目2、効率的かつ効果的な業務運営、小項目(1)適切かつ弾力的な人員配置の、
法人の自己評価でございますけど、4でございます。主な判断理由でございますけど、年
度計画では、柔軟な人事管理制度を活用し、効率的な業務運営に努めるとしております。
自己評価では、本院の消化器内視鏡専門医による分院の内視鏡検査、非常勤医師の両院で
の勤務など、両院で必要とする診療の確保を行ったこと、退職に伴いまして、職員の適正
配置としまして本院から分院へ放射線技師を異動したことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
【西村委員】
いかがでしょうか。
うちは4でございまして、コメントとして、医師や技師の弾力的な配置、
異動に努力されておるということで、4という点数をつけました。
【豊田委員長】
という意見が。これも、また具体的に、例によって、書かれていない
ので難しいですよね。柔軟な人事管理制度を活用して、医師をはじめとする職員を、適切
かつ弾力的に配置すると掲げておりまして、どこまでやったら目標の達成なのかというこ
とがよくわからないということがあります。
-25-
それから、配置がえされておるんですけど、これは、すごいことなのか当たり前のこと
なのか、いや、これ、配置がえだけだったら、普通の病院だとすると当たり前のことのよ
うにも思えるわけですが、なので、これを上回ってと言えるかどうかということなんです
よね。やって当たり前なんじゃないかという意見もあるのかなというふうにも感じるわけ
ですが、竹田病院長は、この評価は3でございます。
東先生、どうでしょうか。
【東委員】
私もこれは3です。それは、去年の7月で小児科の入院ができなくなった
という事情があります、この桑名で。そのときに、随分といろいろ、医師会も含めていろ
んなご議論があったわけですけれども、それは、その当時としては、法人が別法人ですか
ら、
人事交流というのはなかなか難しいということはあったかもしれないんですけれども、
そういう市の小児医療が危機になった、それになってから久しいわけですけれども、そう
なったときに、我々医師会としては、柔軟に、ある程度垣根を越えて、小児科の先生を、
具体的には山本総合病院のほうに出向させるなりというようなことをして、何とか小児の
入院というようなものを維持できないかとか、そういうことを主張しておりましたので、
確かに、法人を越えてというのは難しいかもしれないんですけど、それをずっと主張し続
けていましたので、4ということになると、ちょっと我々としてはひっかかるところがご
ざいまして、3というように思っております。
【豊田委員長】
【寺本委員】
寺本委員、どうでしょうか。
ここの、法人の自己評価の判断理由を読む限り、ごくごく普通のことを
やっておるというようなイメージですので、私もこれは3じゃないかなというふうに思い
ます。
【豊田委員長】
そういうことで、3という意見が多いので、これは3ということにさ
せていただきます。年度計画、そもそも、具体的に書かれていないので、評価委員会とし
ての評価がなかなか難しいという点はあるわけですが、法人の自己評価として書かれてい
ることにつきましては、先ほどもご意見ございましたように、もちろんこの努力は評価は
させていただきますけれども、上回って実施しているとはちょっと感じられないというこ
とかなと、やって当たり前のようなふうに感じられるということですね、この記載を見ま
すとですね。ちょっとコメントの表現、また、後ほど考えさせていただきますけど、そう
いうことで、これは、3というふうにさせていただきます。
次、お願いします。
-26-
【事務局(黒田)
】
続きまして、23ページから24ページをお願いいたします。
小項目(2)事務部門の職務能力の向上の、法人の自己評価でございますけど、4でご
ざいます。主な判断理由でございますけど、24ページの年度計画では、医事企画業務に
精通する職員を確保及び育成し、事務部門の職務能力を向上させるとしており、自己評価
では、平成24年3月31日現在、桑名市からの派遣職員は、管理部門が事務職5人とな
ったこと、平成24年3月に本院の体制強化、業務改善を図るため、分院の医事業務精通
者を管理監督者として本院に異動したことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
いかがでしょうか。
これも、実は、竹田病院長の評価は3になっておりまして、確かに、分院と本院の異動
等もされておられますし、
職員の採用をしておられるということではありますが、
そして、
また、臨時の職員の方をかなり増やしておられるんですよね。これが、ですので、これを
高く評価することなのか、先ほどの、当たり前というふうに考えるのかというようなこと
になるわけです。こんなもの、やっても当たり前じゃないかと、その辺の判断になろうか
なというふうに思いますが。
西村委員、いかがでしょうか。
【西村委員】
いや、今の委員長さんのコメントで、3か4なんでしょうけどね。うち、
4をつけましたけど、言われりゃ、3かもわかりません。
【豊田委員長】
【東委員】
東先生、いかがでしょうか。
私は3です。指導の変更というよりも、実際は変わっていないし、普通、
このぐらいのことはやっているのではないかなと思いますので、3かなと。4まで上げる
必要はないんじゃないかと。
【豊田委員長】
【寺本委員】
寺本さん、どうでしょうかね。
私も、前問と同じような意見なんですけど、この程度のことであれば普
通じゃないかなという感じはするんですけど。3と。
【豊田委員長】
3。順調にはやっておられるということですが、それは、1ランク上
の4というのは、まだ不足ぎみかなと、そのようなご意見が多いようでございます。これ、
一応、3とさせていただきます。コメントは、また、先ほどのような趣旨でちょっと文言
を考えさせていただきますけれども。
次、お願いします。
-27-
【事務局(黒田)
】
24ページから25ページをお願いします。
小項目(3)新しい人事評価制度の構築の、法人の自己評価でございますけど、4でご
ざいます。主な判断理由でございますけど、25ページの年度計画では、業績や能力を的
確に反映した人事及び昇任管理を行うため、新人事評価制度を適切に運用するとしており、
自己評価では、人事評価制度において、これまでの行動評価及び業績評価の2つの要素に
よる評価を行ってきましたが、昇給、昇任時には、能力評価の要素を加えた、完成版人事
評価制度で運用したこと、
医師などで構成します医師人事評価プロジェクト会議を設置し、
医師人事評価制度を構築し、本年度から運用を開始することでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
いかがでしょうか。
西村委員。
【西村委員】
うちのほうは4です。職員の人事評価制度を導入したということは評価
できるということで、4にしました。
【豊田委員長】
【東委員】
東委員、どうでしょうか。
何だかよくわからないんですけど、確かに、こういうようにやっていただ
いているのは4かなと思っています。
【豊田委員長】
【寺本委員】
寺本委員。
私もこのあたりは非常によくやられたなというふうに思いますので、4
で。
【豊田委員長】
竹田病院長も4なんですけどね。私としては、ちょっと一言、言わせ
ていただくというか、実際やっていただいて、ほんとうにその効果があったかどうかと、
ほんとうに機能しているのかどうかというのを僕は確認したいんですよね。
それから、医師についても、別途、医師人事評価制度を構築されておやりになったと、
これは非常にすばらしいことだと思うんですけれども、これも、実際やってみてどうなる
かということを、ちょっと確認させていただきたいのかなというふうに思うんですけど。
これは非常にすばらしい取り組みだと思うんですけど、私も非常に興味があるといいます
か、うまくいくかどうか非常に興味を持っているんですよね。
どうぞ、コメントをお願いします。
【足立医療センター理事長】
コメディカルに関しては、順調に今進んでいると、その
中で、モチベーションも上がっている方もみえますので、上がっていると。ところが、今
-28-
年度から始めた医師、これは非常に困難が、どこまで個々の医師の評価をするかというこ
とに対して、おのおのが納得しなければならない。ですから、医師人事評価プロジェクト
会議というので、相当議論を尽くしましてスタートした状態です。これは、来年度の総括
として、僕も非常に興味があるところでございます。
【豊田委員長】
ありがとうございます。
うまく、効果的に運用されるように期待をしております。ちなみに、この評価制度、私
も、どういう評価制度でやっておられるかというのを、ぜひ知りたいと思うので、職員の
評価並びにこのコメディカル、医師の評価、それの資料、次回で結構ですので、いただけ
ませんでしょうか、もし私どもに見せていただいてもいいということであればですね。評
価委員もそれを見せていただいて、今後の、こういう評価制度がうまくいくかどうかとい
うことの、評価の参考にさせていただきたいと、そういうふうに思います。
じゃ、これ、4でお願いします。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
25ページをお願いします。
小項目(4)勤務成績を考慮した給与制度の導入の、法人の自己評価でございますけど、
3でございます。主な判断理由でございますけど、年度計画では、職員の努力や法人の業
績が反映されるよう導入した給与制度を適切に運用するとしております。自己評価では、
職員は、評価に基づき、賞与、昇給、昇任に反映させたこと、医師については、医業収益
の実績に基づき、診療科別に一定の賞与財源を案分し、診療実績を評価し処遇に反映した
ことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
【西村委員】
いかがでしょうか。
うちのほうは、評価は3でございます。賞与など給与面において職員の
勤務成績や医師の収益実績に応じた支給は評価できますが、公平性やモチベーションの低
下にならないよう配慮してくれというようなコメントもございます。
【豊田委員長】
ありがとうございます。
東委員はいかがでしょうか。
【東委員】
3です。
【豊田委員長】
3で。
寺本委員。
-29-
【寺本委員】
私は、実は、4にしたんですけれども、理由は、前問と同じように、こ
ういった人事の問題、非常に困難を伴うわけなんですね。それを思い切って実行できた。
程度は、年度計画を順調に実施しているということなのかもしれませんけれども、問題の
質から考えて、非常によくやられたなという感じですけど。私は4にしました。
【豊田委員長】
竹田病院長は、一応、3ということで、僕も、非常によくやられたと
思いますけどね。済みませんが、多数決で3ということにさせていただきます。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
26ページをお願いします。
小項目(5)職員の就労環境の整備の、法人の自己評価でございますけど、3でござい
ます。主な判断理由でございますけど、年度計画では、職員にとって働きやすく、また、
働きがいのある就労環境の整備を継続するとしております。自己評価でございますけど、
医師事務作業補助者2名を採用し、医師の事務作業の負担軽減を図ったこと、日勤者の適
正な人員数の配置を行ったことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
【西村委員】
いかがでしょうか。
うちのほうは、やはり3でございます。ただし、コメントは、女性職員
の育児休業の取得者増や時間外勤務時間の削減などに努力されたことは大変いいと、ただ
し、看護師の人手不足で、過重労働にならないよう確保に努めていただきたいと、こうい
うことでございます。
【豊田委員長】
【東委員】
東先生、どうでしょうか。
医師の事務作業補助者を入れていただいたりして、順調に来ているので、
3でいいと思います。
【豊田委員長】
【寺本委員】
寺本委員。
私も3ですね。
【豊田委員長】
じゃ、これは3でお願いします。竹田病院長も3です。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
27ページをお願いします。
小項目(6)業務改善に取り組む組織風土の醸成の、法人の自己評価でございますけど、
3でございます。主な判断理由でございますけど、年度計画では、職員が経営状況を理解
し、継続的に業務改善へ取り組む組織風土の醸成を促すとしております。自己評価でござ
-30-
いますけど、会議録及び資料を各部署単位で回覧し、職員が、病院の経営状況など必要な
情報を共有化する仕組みを取り入れたことでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
【西村委員】
いかがでしょうか。
3です。コメントはございません。
【豊田委員長】
3。
東委員。
【東委員】
3です。大体、自治体病院は知りませんけれども、私が勤めていた20年
ぐらい前から、こういうことは、大抵の病院はやっていたと思っていますので、3と。
【豊田委員長】
【寺本委員】
寺本委員。
私も3です。
【豊田委員長】
3で。じゃ、これは3でお願いします。竹田病院長も3です。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
続きまして、27ページから28ページをお願いします。
小項目(7)の予算の弾力化等の、28ページの法人の自己評価でございますけど、4
でございます。主な判断理由でございますけど、年度計画では、効率的かつ効果的な事業
運営を維持するとしており、自己評価でございますけど、契約事業者と交渉を行い、前年
比11.3%の削減となっております。目標を超える実績となりました。そのことと、保守
契約におきまして、保守対応実績を確認し、病院の損失が想定される場合には責任の所在
を明確にするとしたところでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
これ、目標を超える実績って書いてあるんですけれども、どこに目標
が書かれているんですか。目標を超えたかどうかというのは僕たちは判断できないんです
けど、どこに書かれているんですか。
【郡西医療センター事務長】
済みません。
年度計画には書いていないんですけれども、
この目標というのは、いろんな経費、削減目標を取り組む段階で、何%という計画をつく
りまして、その中の目標ということです。
【足立医療センター理事長】
ここの自己判断のところ、2行目に、一応、病院の中で
設定した25%と書きましたんですけど。
【豊田委員長】
ここの目標ですか。そうすると、これ、年度計画にはこういう目標は
-31-
掲げていただけなくって、なので、自己目標をつくって、それを達成したかどうかという
ことがここに書かれていると、自己目標といいますか、年度計画とはまた違う目標を、二
重帳簿みたいなものですわな。
【郡西医療センター事務長】
当然、年度計画の中にはないんですが、先ほどもありま
したが、人事評価の関係で、総務の管理係の中で、どういう取り組みができるかというこ
とを、逆に、職員のほうから提案がありまして、6月以降、6、7、8ぐらいで、9月ぐ
らいまでですか、管理係の職員が複数名、2名単位で、それぞれの事業所を訪問して、交
渉を行ったという経緯がありますので、年度の途中から職員の発案で出てきた
と
いいますか、そういうことだったと思います。
【豊田委員長】
【西村委員】
いかがでしょうか。
これは、意義ありですね。成果が上がったということですね、大幅にね。
【豊田委員長】
【西村委員】
上がったということですね。
それをまともに受けまして、うちのほうでは、委託契約や契約の交渉シ
ステムを変更したことで、この費用削減になったと、引き続き努力していただきたいとい
うことで、4をつけさせていただきます。
【豊田委員長】
西村委員、4。
東先生。
【東委員】
僕もそのとおり、4と評価させていただきました。
【豊田委員長】
【寺本委員】
寺本さん。
私も4でいいと思います。ただ、一言、短期間でこれだけの費用の削減
ができたということですので、まだまだ、各いろんな場面にあると思いますので、今後も
引き続いてしっかりとやっていただきたいということですね。
【豊田委員長】
それでは、4が多いので、これは4とします。竹田病院長は、ちなみ
に3です。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
28ページから32ページでございますけど、小項目(8)収入の
確保と支出の節減の、法人の自己評価でございますけど、4でございます。主な判断理由
でございますけど、29ページの年度計画では、大きく、収入の確保と費用の節減として、
それぞれの方策を掲げております。自己評価では、年度計画欄(ア)の医師、看護師の充
実では、4人の常勤医師を採用したこと、(イ)の7対1入院基本料の維持では、継続維持
-32-
することができたこと、
(ウ)入院については、DPCの円滑な運用及びデータの有効活用
を図ることなどでは、本院は、入院患者数、病床利用率、外来患者数などは減少しました
が、入院及び外来の1日当たりの収益は増加となっております。分院では、外来患者数は
増加となりまして、
入院収益は減少しております。外来収益は増加となっておりましたが、
入院、外来患者の1日当たりの収益は減少しております。
そして、30ページの(エ)の高度医療機器の稼働率の向上では、検査機器の稼働件数
及び稼働率は、前年と比較し、稼働件数は増加しましたが、稼働率は低下しております。
イの費用の節減の(ア)後発医薬品の採用促進では、採用率、採用数とも年度計画をほぼ
達成しております。31ページの(イ)の期限切れの廃棄品の節減の徹底では、在庫管理
の徹底、分院との調整により削減できたこと、(ウ)既存の業務委託の適正化並びに効率化
では、年間ベースで削減となっておりました。(エ)の人件費の削減では、法人業績を勘案
して、平成23年6月賞与を削減したところでございます。
以上でございます。
【豊田委員長】
【西村委員】
いかがでしょうか。
うちのほうは評価が割れまして、4と3とが割れているんですが、理由
は、まず、初めは、医師、看護師の確保が困難な中で、そのような確保ができた、これは
努力を評価できると。ただし、本院の入院患者数が1.2%減少しておると、外来患者数も
0.4%減っておりまして、これはどうなのかなと。それから、費用面におきましては、薬
品の購入や後発医薬品の採用数の増加で削減されているということで、これは評価に値す
るんじゃないかということで、4と3というところで。
【豊田委員長】
そうですね。なので、医師の確保とか前にも出てきましたですよね。
だから、収入の確保で、医師、看護師の充実というのをここに一緒に上げていただくと、
お互い評価しにくいんですよね。できれば、今後、分けて記載していただくといいのかな
というふうには思います。
それから、竹田病院長、実は、3にしておりまして、これは、医師の確保じゃなくて、
やはりさっきの経営の実績ですよね。上がっているものもあれば下がっているものもあっ
て、病床利用率も低過ぎるし、そんなことで4とは言えないんじゃないかと、経営の実績
のほうですね。医師の確保というところは4なんですけど。
【足立医療センター理事長】
本院のほうは、平均在院日数を15.8日から14日に減
らしておりますので、延べの在院患者数ですので、どうしても減少ということです。です
-33-
から、新規の入院患者数は別にありまして、これは、たしか増えているんじゃないかと、
22年の2,846人、23年が3,172人と、新規の患者さんは増えておるんだけど、
在院期間が短くなっている。急性期病院としては、在院期間を短くするようにという指導
をずっとしております。
それと、1日当たりの入院収益が4万2,849円まで上がっておりますので、そういっ
た面では、収益としては、本院は増加しているという状態です。
【豊田委員長】
【東委員】
そういうことですけれども、東先生、どうでしょうか。
確かに、入院日数を少なくして質を高めた、これからの急性期の病院を目
指したことをされているということは評価できるんですけど、でも、全体のマスとしては
まだまだなので、4というとかなりオーバーした業績を上げているということなので、4
ってされるとどうかなというようなところです。だけど、正直なところ3.5ぐらいかなっ
て思うんですけど、そういうのはないので、3かな。
【豊田委員長】
平均在院日数が減ったということは非常に努力されたんですけど、病
床利用率を下げずにそれを達成したら、多分、4になるでしょうね。3ということで、で
も、
これでも順調にやっておられるわけですので、順調ということは言えるわけですけど、
それを高く評価して4にするか、頑張っておられるけど3にするか、ほんとうは、3.5と
いう数値があれば一番いいわけですけどね。
寺本さん、どうでしょうか。
【寺本委員】
これは、問題といいますか、要点が多岐にわたるものですから、ある面
では、確かに4なんだと。ただ、ある面では、3でいいんじゃないかという。先ほど、西
村委員が言われましたけど、非常に迷うんですね。ですから、問題の焦点がぼけてしまっ
ているものですから、評価するのにですね。ですから、3か4かどちらなのかなというの
が、正直な気持ちですね。
【豊田委員長】
ですので、たくさんの項目を入れ過ぎているといいますか、評価者と
してはちょっと難しい面もあるということでございます。竹田病院長の3も入れますと、
ちょっと3が多いので、これは3とさせていただきます。
次、お願いします。
【事務局(黒田)
】
32ページから33ページをお願いします。
第3、予算、収支計画及び資金計画につきましては、財務諸表及び決算報告書でござい
ますけど、これは、次回に意見をいただくこととなります。第4、短期借入金の限度額、
-34-
第5、重要な財産を譲渡し、または担保に供する計画、次の33ページでございますけど、
第6の余剰金の使途、第7、桑名市地方独立行政法人法施行細則第5条で定める事項につ
きましては、病院の自己評価はございませんが、委員会としてのコメントがあればご意見
をお願いいたします。
以上でございます。
【豊田委員長】
【西村委員】
いかがでしょうか。
これはあれですか、財務諸表というのは、貸借対照表とか、これは資料
をいただいていますが、こっちの説明は、今日は。
【事務局(黒田)
】
【西村委員】
【豊田委員長】
【西村委員】
【豊田委員長】
次回にお願いすることになります。
今日の案件と関係するんじゃない。
そうですね、事項、次回に。
次回に、今日は、案件だけと。
案件でこれだけということですので。
寺本さん、何かございませんですか。
【寺本委員】
【豊田委員長】
いえ、何もないです。
ないですか。
じゃ、次回の財務諸表のほうの関係がございますので、また
【西村委員】
。
私、質問ですけどね。旧平田病院のほうは病院が黒字で、それから、旧
市民病院のほうは、赤字は減りましたけどやっぱりトータルでそういうようなふうになっ
ていると。何で、平田病院はもうかって市民病院はもうかっていないのかと、ちょっと露
骨な質問ですけどね。
【豊田委員長】
非常に重要な質問だと思いますけどね。そういう分析ができれば、多
分、自治体病院の経営というのは、全国的にもかなりよくなるんじゃないかと、そういう
ふうに思われるわけですが。ちょっと答えるのが難しい質問かもわかりませんね。
【西村委員】
【豊田委員長】
次回でも結構です。
次回でも結構ですということなので、財務諸表も出てくるので、財務
諸表上でも両病院の比較ができるわけですよね、どこが違うのかと、例えばですね。そう
いう両病院の比較を、次回、出していただくといいのかなというような感じがします。
それでは、コメント、自己評価と私どもの評価が違ったところはコメントをつけないと
いけないんですが、その確認を、順番にしていただけますでしょうかね。文言については、
-35-
一応、こんな感じでいいかなということを言うていただいて、最終的には、委員長に一任
していただきたいと思うんですけど。
じゃ、自己評価と評価委員の点数が違ったところの確認を順番にお願いできませんでし
ょうか。
【事務局(黒田)
】
23ページでございます。
第2―2―(1)
、評価4が3になっております。23ページ。
【豊田委員長】
24ページもそうですよね。評価4が3になっていて、先ほど、議論
の中ではいろいろ理由は言わせていただきましたけど、4というには、ちょっと当然過ぎ
るのではないかなという、そういうことなんですけど、文言はよく考えさせていただきま
す。
それから、次は。
【事務局(黒田)
】
【豊田委員長】
【事務局(黒田)
】
【豊田委員長】
【事務局(黒田)
】
【豊田委員長】
29ページですね。
25ページ。
29ですね。29です。
29ですか。
これが、4が3で評価いただいています。
29が、4が3で、ここらで、あまりにもたくさん項目があって、医
師、看護師の充実というのは非常に評価が高いわけですが、そのほかのところで、4とい
うのは、ちょっと高過ぎるんじゃないかというようなご意見ですよね。これは、また文言
を考えさせていただきます。
以上でしたですかね。それだけが評価が違ったところということでございます。
それでは、そういうことで、文言につきましては、委員長一任で、皆さんにいいかどう
か、またメール等で相談をさせていただきたいと思います。
では、そのほか、これまでについて、全体を通じて、何か委員の皆さんからご質問、あ
るいはご意見いただけませんでしょうか。やっぱり西村委員のおっしゃった点と、具体的
なことを書かれていなくて評価するのが非常に難しい、そのことについては、何か付記を
させていただくとか、そういうふうにさせていただいて、それで、本年度の計画はとられ
ておりますので、次年度の年度計画にでも、ぜひ、ちょっと反映をしていただきたいなと。
毎回言っているんですけど、実は、毎回こんなことになっちゃっているんですよね。評価
委員が非常に困るという状態がずっと続いておりますので、何かそれを付記させていただ
-36-
いて、ちょっとでも改善するように。
【西村委員】
ただ、私の言うたのはちょっと違うんですよ。だから、目標というのは、
低く出そうと高く出そうと、それはそんなことは頓着しないというのは、それはそれでい
いと思うんですがね。だから、要は、評価委員は、ここの評価のアセスメントがあります
よね、それを達成したときは、5点だとか4点だとか書いてあると、低い目標だったら達
成したことになると、5点なんですか4点なんですかと。逆に、高い目標を掲げた場合に
は、3点とか2点になりますよというだけの話。だから、どっちがいいとか悪いとか言っ
ておるわけじゃないんですけどね。
【豊田委員長】
これは、医療センターさんがお始めになった評価制度、これは個人の
評価なので組織の評価とはまた違いますけど、個人の評価に、どのようにその辺をやって
いただいているのか教えていただくと、組織評価にも参考になるかもわかりませんね。そ
れも参考にさせていただいて、あるいは、それを参考にしていただいて、組織評価も、も
うちょっと評価委員のやりやすいような、評価ができるように工夫をお願いしたいなと、
そんなふうに思います。
ほか、よろしいでしょうか。
【平田南医療センター院長】
どうもありがとうございます。南医療センターの院長の
平田です。
評価を毎年していただいて、いつも感じるんですけど、例えば、中期目標、先ほど、分
娩の話が、多分、今年度は、要するに3病院の統合というのが具体的に見えてきて、実際
に、それに対しての努力は、ほとんど、されたとしてもそんなに強くない状態だと思うん
ですよね。ただ、一番最初の中期目標を立てた段階では、いわゆる市民病院とそれから分
院とで、結局、やっていかなきゃいけないというので、窮余の策で、そういう分娩だけで
も始めようというので中期目標に立てたんだと思うんですけど、こういうふうに状況の変
化とか、そんなので、当然、目標とかそれから計画なんかも変わってくるときがあると思
うんですけど、その辺のところを評価していただけるあれとしては、どういうふうに。だ
から、文言としては、あいまいな表現でしか、どうしても役所言葉になりますからそうな
ってしまうんですけど、その辺、どういうふうに考えればよろしいんでしょうか。
【豊田委員長】
1点目は、一たん立てた中期目標を途中で変更できるかということで
すね。その辺は、行政的にはどうなんでしょうか。
【事務局(黒田)
】
中期目標を一度出させていただいたものについて、状況の変化があ
-37-
れば、変更していくことになります。それに伴って計画も変わってくると思います。
以上でございますけど。
【豊田委員長】
なので、変更が必要であれば、それをまた提案をしていただいて、そ
れで変更が必要かどうか評価委員会で審議をさせていただくということになろうかと思い
ます。
【平田南医療センター院長】
それから、せっかくですから、この際、ちょっとお聞き
したいんですけど。最初の中期計画、それから中期目標は、非常に、どちらかといったら
大ざっぱに、しかも赤字ベースでもオーケーだというふうな形で、中期目標、中期計画を
このように。それで、最終的に、最終年度の再来年の4月に、一応、法人としてそのとお
りに持っていければいいというのが、最初の計画だったんですけど。実際、それを加えて、
例えば、法人としての、去年も今年も、一応、黒字ベースにやっと持っていけるような形
になったんですけど、その辺のところというのは、目標を超えてといっても、どういう、
それでも、やっておるやないのと言われればそうなんですけど。その辺が、先ほど、西村
委員がおっしゃられた、私どもは、一番最初、中期計画、中期目標のところで、こんなに
も非常に、初めての経験だったものですからなかなか上手に立てられなくって、文言を写
すみたいな形のしか立てていないんですけど、その辺は、やはり途中から、もう少し実質
的な目標とか、実質的な形に変えていくほうが、現実的にいいというふうに考えてよろし
いんでしょうか。
【豊田委員長】
年度計画につきましては、できるだけ、極力具体的にお書きいただき
たい。ただ、目標を達成できたかどうか図っていけるんですね。あいまいに書かれますと、
全くここの評価ができないんですよね。
そんなことで、全体の中期目標は、これは抽象的なんですね、表現でもいいのかなと思
うわけですけど、年度計画は、具体的にしていただきたいなと、極力ですね。でも、一部
はちゃんと数値をつけていただいて、ちゃんとやっていただいているところもあるわけで
すね。しかし、一部は、非常に、極めてあいまいな表現で、そういう項目につきましては、
非常に評価が難しいと。あるところは、年度計画があいまいになったけれども、時期の途
中でみずからまた目標をつくっていただいて、それを達成したというような表現もござい
ましたですよね。
そういうこともあってもいいんじゃないかと思うんですけど。できれば、
そういうことを年度計画のときに、あのような目標を計画に書いていただくと、評価者と
しては非常に評価しやすいということになりますね。
-38-
【平田南医療センター院長】
【豊田委員長】
ありがとうございます。
ほかよろしいでしょうか。
それでは、ご質問等もないようですので、本日の議事を終了させていただきます。
委員の皆様、ほんとうに、いつも遅い時間から長時間ありがとうございます。
それでは、事務局にお返ししますのでよろしくお願いします。
【事務局(加藤)
】
どうも委員の皆様には、長時間にわたりまして評価をしていただき
ましてほんとうにありがとうございます。
本日、議論いただきました評価につきましては、意見を取りまとめまして、次回の評価
委員会で確認をしていただきます。
次回の第3回評価委員会につきましては、
7月23日、
月曜日でございますが、午後7時30分からこの場所で行いますので、どうぞよろしくお
願いいたします。
以上をもちまして、第2回地方独立行政法人桑名市総合医療センター評価委員会を終了
させていただきます。ほんとうにありがとうございました。
―― 了 ――
-39-