活性化構想 案の 法

活性化構想⽴案の⼿法
(株)環境保全サイエンス インターンシップ
活性化構想とは
・農業農村整備事業による状況変化を利用して、
より良い方向へ導くもの
農業農村整備事業
・農業農村整備事業と一体的に進めることで相乗
効果が発揮できるもの
・地域特性・課題・地元意向を踏まえ、地域が
一体的に取り組むことができるもの
活性化構想
【例】
①事業で省力化→ ②その労働力で野菜導入
→③ 直売や農産加工の展開
地域特性
先進的な取組
地元意向等
農業生産に関わる計画
(土地利用計画、営農計画等)
一般的な活性化構想検討の手順
地域の現状を把握 (情報収集:統計資料、公表資料)
特徴・課題等を把握 (課題分析)
ブレスト+KJ法
めざす方向、将来のイメージを描く
課題と方向性のリスト化
ロジック、実現性を考慮して活性化構想をまとめる
人を伝えるための資料づくり
①-1情報収集
とにかく情報を集める
付箋紙に書き込む
(1)あまり長すぎぬよう
(2)本質を捉えた表現で!
地域活性化の取り組みを提案するために必要なのは
どのような情報なのかを意識して情報収集する
例:どのようなことで困っているか、課題に対する取り組み、基幹産業の農業の関連させた取り組み、
この地域ならではの取り組みなど
現状の強みと機会を踏まえて、どん
な対策案が考えられるかをたくさん
出す。
経営規模が大きい
プラス面もマイナス面も、とにかく
たくさん出すことが重要である。
帯広市に近い
自然がたくさん
後継者が若い
まずは質より量。
たくさん出された案は、その後に似
たもの同士をまとめるグルーピング
を行う。
農作物価格が安い
関税の撤廃
畑の生産性が低い
輸入品の増加
①-2構想のフレームづくり(情報収集とあわせて 13:00-14:30)
集めた情報から
『地域の課題』と『方向性』を明確にする
ブレーンストーミング+ KJ法
『地域の課題』と『方向性』をリスト化
ブレーンストーミングの4原則
(1)自由奔放
奇抜なアイデアや実現不可能なアイデアも大歓迎
(2)批判厳禁
絶対、人の意見を批判しない(NG:だけど、ダメ)
(3)質より量
良い悪いを判断しない。とにかくアイデア数を多くする
(4)便乗発展
参加者が出したアイデアに便乗する
-------------------------------------
「いいね、それに付け加えて〇〇したらどう?」(肯定して、アイデアを飛躍させる)
※会話の中でアイデアを膨らませる+楽しい雰囲気で
情報・アイディアは付箋紙で整理
(1)あまり長すぎぬよう
(2)本質を捉えた表現で!
KJ法
川喜田二郎「発想法」中公新書1967年
ブレーンストーミングでカード化された多くの意見・アイディアをグループ化し、論理的に整序して問題
解決の道筋を明らかにしていくための手法
第1ステップ
カードをばらばらに広げてよく見る
第2ステップ
関連性のあるカードを重ねる。
グループの内容を簡潔に表す見出し=
「表札」をつける。
•1グループのカードは最初は数枚程度。はじめから大きくまとめようとしない。
•1枚のまま残る「一匹オオカミ」があってもかまわない。無理にグループにしない。
付箋紙への書き方
活性化構想
を考える
できるだけ付箋紙の上の方に書く
活性化構想
を考える
活性化構想
を考える
活性化構想
を考える
活性化構想
を考える
重ねたとき文字が見えると便利
第3ステップ
第3ステップ
第2ステップで作った小グループの「表
札」を眺めながら、互いに親近性のあるグ
ループを中グループにまとめます。10近く
の大グループにまとまったらグループ化作
業は終了。
第4ステップ
第4ステップ
いよいよ論理的整序の段階に入ります。
グループ間に論理的な関連性ができるよ
う大グループのカードの束を並べ替えま
す。
「空間配置」と呼びます。
配置の意味する内容を、ストーリーのよ
うにつないでしゃべれるようにする、と
いうのがコツです。
第5ステップ
カードで作った空間配置を別の紙に写し取る
のが次のステップです。
その際、上の図のように、グループ間の関連
の内容を示す記号を使って、空間配置の論理
連絡が分かるようにします。
たとえば次のような記号を使います。
――:関係あり
→:原因・結果
←→:互いに因果的
>――<:互いに反対・対立
②『地域の課題』と『方向性』をリスト化 14:30-14:45
『方向性』とは、
課題を解決する対応策のフレーム(骨子)
めざす方向が違えば、課題や対応策も違う
課題と方向性をリストにする(下書き的な役割)
1.地域の特性、課題
3項目でつくる
①
②
③
④
ブレーンストーミング+ KJ法
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
2.方向性
1.地域の特性、課題
①
②
③
④
⑤
2.方向性
3.活性化構想
①
②
③
3.活性化構想
④
⑤
③構想のとりまとめ(90分程度
15:00-16:30)
1.構想の内容
できるだけわかりやすく
2.その構想としたロジック
構想と地域農業や地域特性との関連性
構想が実現することでどのような効果があるか
(どのような問題がどのように解決できるか)
左記が 入 って いれば
表現は自由
・構想を人に伝えるための資料づくり
やってみよう…大切なのは
①出し切ること、やりきること
仕事には必ず締め切りがあり、時間内にとにかく
出し切って、仕事を終わらせること
②自分の考えを相手に伝える
説明はうまい、下手ではなく、自分の考えを
全身全霊で説明すること
やってみよう…大切なのは
③協業作業で行う
2人で3人分の力を出せるように
④おさえておくべきポイント!
完璧めざすのではなく、次のことを明確に
・地域をどのようにしたいか
・そのために、何をするか
(可能な限り誰がやるのかも考える)