第Ⅱ期遠野市馬事振興ビジョン骨子(H27~29)

第Ⅱ期遠野市馬事振興ビジョン骨子(H27~29)
※第Ⅱ期遠野市馬事振興ビジョン骨子の方向性を協議するものである
1.第Ⅰ期馬事振興ビジョンの総括
(1)基本目標
馬事振興拠点整備:遠野馬の里
財政
人材
体制
経営(財政)改善
人材育成:技術者・伝承者
生産体制整備:乗用馬・農用馬
項目
推進事項
留意事項
馬の里経営
・拠点化に係る市の運営・財政支援
・経営は改善傾向。馬の里自立能力は高まる。
(財政) 改善
・拠点化に係る市の各種調整の支援
・但し、財政面の支援は継続が必要。
人材の育成
・スポーツ少年団を通しての育成
・育成した若い人材を活かす雇用機会等が必要。
・緑峰馬事研究会を通しての育成
(Ex:スポーツ団→緑峰研究会→馬の里職員)
・馬事活動を通しての伝承者育成
生産体制等の
・地域生産者、団体へ繁殖技術支援
・乗用馬生産頭数は計画数確保。
整備
・地域生産者、団体へ調教技術支援
・農用馬生産頭数は減少・早期の支援要。
総 括
順調に推進。H28 建設費等償還完了。(市補金概算 H26:56,000→H29:34,000 千円)
馬の里経営改善
今後、遠野馬の里は「景気変動に左右されない耐性」を備えた体制作りが必要。
人材の育成
順調に推進。但し、生産従事者は高齢化と減少化傾向が続いていることから、歯止
めに係る「実効性の高い支援策の検討推進」が必要。
生産体制整備
課題が有り。主業(農業)の低迷に合わせ、副業的位置付けの農用馬生産も脆弱化。
新規生産者の開拓、掘起しに合わせ、農用馬の生産意欲を誘引する支援策推進必要。
(2)第Ⅰ期(H24~26)重点推進事項
市場活性化・遠野産馬ブランド力の強化
馬事振興
社会と馬の関わり創出
教育事業連携
項目
福祉事業連携
推進事項
観光事業連携
備 考
教育事業
・大学生の研修受入
・麻布大学研修は定着。実習扱で単位の取得化済。
との連携
・上野動物園職員の研修受入
・上野動物園研修は定着。獣医師等累計6名研修。
・全国の馬事関係職員の研修受入
・研修期間と回数は1~2週間を年2回程度実施。
・要請に応じ全国に講師出張対応
・国内在来馬の保存に係る飼養・調教技術等指導。
福祉事業
・のびっこ教室年5回連携実施
・H26 担当職員1名退職。今後、対策等検討要。
との連携
・ジャンプ教室年2回連携実施
・イベント用の馬運車老朽化で限界。更新が必要。
・被災地支援に係る人馬出前出張
・釜石、大槌他の小学校等の要請に支援対応。
観光交流事業
・SLと馬との並走実施
・観光客(撮り鉄)に左記イベントは好評。
との連携
・騎馬警官、ポニー馬駅長
・実施体制縮小により業務量の調整必要。
・馬車運行、流鏑馬大会実施
・市内民間馬事団体の積極的活用を検討。
総 括
市場活性化・ブランド化
アップの兆し。H25 市場は最高取引額 335 万円記録。売上額、購買者数増加。
教育事業との連携
順調に推進。地域内外の教育関係機関との信頼関係は良好に構築。
福祉事業との連携
順調に推進。地域内外の福祉関係機関との信頼関係は良好に構築。
観光交流事業との連携
順調に推進。地域内外の観光関係機関との信頼関係は良好に構築。
2.第Ⅰ期(H27~29)重点推進事項
(1)基本目標
遠野馬の里の自立支援
財政
アウトソーシング
経営の安定化
民間活力の積極導入
(2)第Ⅱ期(H27~29)重点推進事項
馬事振興
人材
資源
民間活力
人材養成の道筋整備
乗用馬・農用馬資源量の底支え
民間団体の自立支援
[技術者・伝承者の養成]
乗馬スポーツ少年団員
[農用馬生産支援]
[民間主体にシフト]
継続:種付料支援 @27,000 円(100%)
イベントを民間主体で
新規:生産奨励金 @50,000 円
促進
緑峰高校馬事研究会員
遠野市内の農用馬仔馬を生産し
・乗用馬生産組合
馬事イベント参加者等
た生産者に対し支給(条件有)
・遠野郷馬っこ王国RC
・南部流鏑馬保存会他
遠野の馬事文化伝承者
(3)推進概要図
≪方向性≫
≪方向性≫
≪方向性≫
人材育成の強化推進
遠野馬の里の自立支援
馬生産体制の見直し整備
育成に係る道筋整備
馬の里の経営安定強化
乗・農用馬資源量安定化
内容
内容
内容
・若手関係者への支援強化
・馬事業務を段階的にシフト
・生産調整機能の検討整備
・教育連携事業とリンク
・耐性あるコンパクト組織化
・農用馬生産者の支援強化
≪方向性≫
≪方向性≫
乗用馬市場の更なる活性化
馬事振興拠点
民間活力を積極導入
遠野産馬のブランド力強化
遠野馬の里
活動主体を民間にシフト
内容
内容
・全国への情報発信強化
・施設高機能化で馬資質向上
屋根付ロンギ馬場
・乗用馬生産組合の自立支援
サポート
市馬事振興課
・南部流鏑馬保存会の
〃
・馬っこ王国RCの
〃
ウオーキングマシン
≪方向性≫
≪方向性≫
≪方向性≫
教育事業連携強化
福祉事業連携強化
観光事業連携強化
内容
・ 乗馬スポーツ少年団支援
内容
内容
・社会福祉協議会との連携
・観光協会他各団体と連携強化
・ 緑峰馬事研究会支援
のびっこ教室で馬活用
・首都圏乗馬クラブと連携強化
・教育機関の現地実習支援
ジャンプ教室で馬活用
・イベント興行性と魅力アップ
・上野動物園他実習支援他
・被災地支援の積極的対応他
・スポンサー制導入の検討推進