ニプロ加圧バッグα

2012年 7月27日作成(第1版)
医療機器届出番号:27B1X00045000093
機械器具 74 医薬品注入器
一般医療機器 手動式圧注入調節装置 13100001
ニプロ加圧バッグα
再使用禁止
【禁忌・禁止】
<使用方法>
○再使用禁止。[本品は単回使用医療機器であり、再使用による
機能低下のおそれがあり、品質を保証できないため、再使用は
避けること。]
○手動ポンプ以外の方法(電動ポンプ、院内配管等)で加圧を
行わないこと。[急激な加圧により、バッグの破裂など故障の
おそれがある。]
○40kPaを超える加圧は行わないこと。[過剰な加圧により、製
品機能の低下及び破損のおそれがある。]
3.本品の栄養剤装填スペースに経腸栄養注入セット接続部までメッ
シュ内に入るように、栄養剤の容器をセットしてください。
4.三方活栓のコックを回し、手動ポンプからバッグへとエアが送気
できるよう切り替えてください。
5.本品をガートル台にかけるなどして、落下しないような状態に
保ってください。
6.手動ポンプを繰り返し伸縮させることでエアを送気し、図1のよ
うに圧力ゲージの40kPaの目盛りが見えるまで加圧し、経腸栄養
注入セットの流量調節器を開放してください。
[注意]40kPaを超える加圧は行わないでください。
(図1)
【形状・構造及び原理等】
本品は、バッグ、圧力ゲージ、エアホース、三方活栓、手動ポ
ンプから構成される。
本品は未滅菌である。
40kPa
20kPa
栄養剤装填スペース
補強メッシュ
バッグ
手動ポンプ
圧力ゲージ
エアホース
三方活栓
本品の三方活栓にはポリカーボネートを使用している。
<原理>
外からの送気(手動ポンプ)で一定圧に加圧されたバッグによ
り、栄養剤の容器をつぶし、栄養剤を押し出す。
【使用目的、効能又は効果】
本品は、経腸栄養剤を投与する際に栄養剤の容器に一定圧を加
えることで栄養剤を押し出す機器である。
【品目仕様等】
○推奨設定圧力:40kPa
○最大設定圧力:40kPa
【操作方法又は使用方法等】
1.患者を半座位とし、胃瘻カテーテルを開放し胃内のガスを抜い
てください。
2.栄養剤の容器を経腸栄養注入セットに接続し、チューブ内の空
気を抜き栄養剤をみたして流量調節器を閉じ、胃瘻カテーテル
と接続してください。
7.三方活栓のコックを回して、圧力を維持してください。
8.栄養剤の投与にともなって圧力が下がる場合は、必要に応じて
コックの向きを切り替えて追加で加圧を行ってください。
9.栄養剤が押し出され、容器が平らになったら、三方活栓のコック
を回し、バッグからエアを脱気させた後に栄養剤の容器を取り出
してください。
<使用方法に関連する使用上の注意>
○均一な圧力がかかるように、栄養剤の容器は経腸栄養注入セッ
ト接続部までメッシュ内に入れ、栄養剤装填スペースにセット
してください。
○40kPaの圧力でも栄養剤を押し出せないときは、本品の使用を中
止してください。
○栄養剤投与前の胃瘻カテーテル開放時に、先に投与した栄養剤
の胃内残留を大量に認めたときは、本品を使用しないでくださ
い。[胃内容物の排出機能に障害が起きているおそれがありま
す。]
○使用時には、本品をガートル台にかけるなど落下しないような
状態で使用してください。[カテーテルが引張られることによる
胃瘻への影響や接続部の外れにより栄養剤が漏れるおそれがあ
ります。]
○セットする栄養剤については、粘度及び流出量に注意して使用
してください。
○径の細い胃瘻カテーテル(20Fr未満のもの)、径の細いボタン
式胃瘻の接続チューブには使用しないでください。また、カテー
テル長の長いものにも使用しないでください。[栄養剤を押し出
す際に過度に抵抗がかかり接続部が外れるおそれがあります。]
○複数の栄養剤の容器を同時に入れて使用しないでください。
○栄養剤を加圧バッグに装填し加圧している際に、栄養剤の重さ
により加圧バッグが回転するおそれがあるため注意してくださ
い。
○栄養剤の装填スペースに強引に栄養剤を挿入しないでください。
[メッシュの縫い目が破損することがあります。]
○手動ポンプを作動させる際、手を挟まないよう注意してくださ
い。
○三方活栓から液体等の注入は行わないでください。
○手動ポンプを取り外さないでください。
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【使用上の注意】
1.重要な基本的注意
○取扱いに習熟した者以外は本品を取り扱わないこと。
○本品は栄養剤投与用であるので、その他の用途に使用しないこ
と。
○併用する医療機器の添付文書及び栄養剤の使用上の注意を確認
した上で使用すること。
○本品は未滅菌単回使用医療機器として使用すること。
○手動ポンプにアルコールなどの溶剤を接触させないこと。[AB
S樹脂製のため、強度が低下し破損するおそれがある。]
○三方活栓にアルコールなどの溶剤を接触させないこと。[ポリ
カーボネート樹脂製のため、強度が低下し破損するおそれがあ
る。]
○バッグにアルコールなどの溶剤を接触させないこと。[表示面の
印字が消滅するおそれがある。]
○使用中は本品の破損、接合部の緩み及びエア漏れ等について定
期的に確認すること。
○エアホース及びエアホースと接続している箇所は、過度に引張
るような負荷や、エアホースを捻じるような負荷及びエアホー
スを折り曲げるような負荷を加えないこと。[エアホースが破損
する、又は、接合部が外れるおそれがある。]
○包装が破損、汚損している場合や、製品に破損等の異常が認め
られる場合は使用しないこと。
○本品を落下させると手動ポンプが破損するおそれがあるので落
下させないこと。
2.不具合・有害事象
不具合
○バッグの破裂
○エアホースの破損
○接合部の外れ
○三方活栓の破損
○手動ポンプの破損
【貯蔵・保管方法及び使用期間等】
1.貯蔵・保管方法
水ぬれに注意し、直射日光及び高温多湿を避けて保管すること。
2.有効期間・使用の期限
使用期限は外袋に記載(自己認証による)。
【包装】
1個/袋
【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称及び住所等】
製造販売(お問い合わせ先)
ニプロ株式会社
大阪市北区本庄西3丁目9番3号
電話番号:06-6372-2331(代表)
製造
株式会社 西山製作所
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