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日本KFCホールディングス株式会社
CSRレポート 2016
Corporate Social Responsibility Report 2016
CONTENTS
P.2
P.3-4 トップメッセージ
P.5
日本KFCホールディングス
グループのCSR活動
P.6-9
企業理念
企業理念 編集方針
With the Customer
おいしさ、
しあわせ
創造企業
お客さまとともに
P.10-11 With the Employee
仲間たちとともに
P.12-14 With the Society
地域・社会とともに
P.15-16 With the Earth
地球環境とともに
P.17
With the Stakeholder
健全な企業統治のために
P.18
会社概要
私たち日本KFCホールディングスグループは、
みなさまに信頼される企業であり続けるために、
食を通じてお客さまにおいしさとしあわせを
お届けする
「おいしさ、
しあわせ創造企業」
をめざして
企業活動を行っています。
編集方針
日本 KFC ホールディングス株式会社は、当社が実践する CSR 活動を幅広
いステークホルダーのみなさまにご理解いただくために、2006 年度より
CSR 活動に関するレポートを作成しています。2016 年度版は、
名称を「日本
KFC ホールディングス株式会社 CSR レポート 2016」とし、電子ブック形式
で当社ホームページ上に掲載することといたしました。本レポートでは、
報告対象期間中の活動の中から、
環境活動、
地域・社会活動、
事業活動など、
主たる CSR 活動を中心にとりあげ、できるだけわかりやすく報告するよう
に努めました。
報告対象組織
日本 KFC ホールディングス株式会社(KFCH)
、ケンタッキーフライドチ
キン(KFC)
、
ピザハットのチェーン店(直営店、
フランチャイズ店)
を報告対
象としています。
報告対象期間
2015 年 10 月から 2016 年 9 月までの活動を、基本的な報告対象期間とし
ておりますが、
一部当該期間外の活動についても報告しています。
Corporate Social Responsibility Report 2016
2
Top Message
みんなが笑顔になれる
店づくり、
職場づくりをめざして、
私たちは挑戦を続けます。
日本 KFC ホールディングス株式会社
代表取締役社長
近藤 正樹
Q
1
A.
中期経営計画『Building The Future 2017』を
策定されました。この計画に込めた思いを
お聞かせください。
ジャー(時間帯責任者)として頑張っていただいているパート
日 本 KFC ホ ー ル デ ィ ン グ ス グ ル ー プ は、中 期 経 営 計 画
ンション*」を創設しました。このコンベンションは全 48 回(2
『Building The Future 2017』を、
「2020年のあり姿(ビジョン)
」
タイマーのみなさんとコミュニケーションを深め、日頃の感謝
の気持ちをお伝えする機会として「シフトマネージャーコンベ
年間)を予定しており、全国の KFC、ピザハットで働く約 4,600
を実現するためのロードマップと位置づけています。
人のシフトマネージャー全員に参加していただいて絆を深め
東京オリンピックが開催される 2020 年、私たちは創業 50 周
たいと考えています。来店されたお客さまにご満足いただける
年を迎えます。この記念すべき年に、企業として、ブランドとし
商品、サービスを提供するためには、まず店舗の従業員が楽し
て、どうありたいか、どうあるべきか。それを社員とともに考
く、やりがいを感じて働ける環境をつくることが大切です。そ
え、2015 年に今後の活動指針となるビジョン「2020 年のあり
こで、店舗環境の改善についても、本部の店舗開発担当者が訪
姿」
を策定しました。
店し、各店舗の従業員から直接、意見・気づきを聞き、あらゆる
私たちが「2020 年のあり姿」として描いたのは、すべてのお
課題にきちんと対応して改装を実施。お客さまにとっても、従
客さまに「入ってみたい」
「 あってよかった」
「 また来たい」と
業員にとっても快適な店づくりを進めています。
思っていただける店をつくり、働く仲間にとって「楽しく」
もちろん、飲食業にとって最も大事な「食の安全・安心」、
「自信を持って大事な人におすすめできる」ブランドとなる
中期経営計画の重点項目である「原材料へのこだわり」
「 商品
こ と で す。そ れ を 実 現 す る た め に、グ ル ー プ 全 体 の 店 舗 数
開発力の強化」については引き続きあらゆる面で向上に努め
2,000 店、グループ売上 2,000 億円という数値目標を設定し、事
ています。
業のさらなる発展と成長をめざしています。
また、成長戦略として掲げた M&A・事業提携については、成長
Q
2
著しいアジア市場への参入を検討してきましたが、このたび、
A.
『Building The Future 2017』の進捗状況に
ついて、お話いただけますか?
アジアでの外食事業への投資持株会社として Fast Restaurant
International Pte. Ltd. をシンガポールに設立し、同社を通じて
KFC、ピザハットのビジネスにおいて、つねにお客さまの視
タイ国の KFC 事業に参画することに致しました。日本 KFC ホー
点に立った店舗運営を推進しています。また、店舗の従業員に
ルディングスグループでは国内で培ったノウハウを活かし、タ
とっても働きやすい職場づくりを進めています。
イ国での KFC 事業のさらなる拡大をめざしてまいります。
一例をあげますと、KFC、ピザハットの店舗でシフトマネー
* 詳細は P11 参照
やっぱり、
ケンタッキー
2020 年のあり姿
お客さま
にとって
日本 KFC ホールディングス株式会社
<グループ企業理念> おいしさ、
しあわせ創造企業
おいしさ、
もっと!
グル ープ全体 店舗数 2,000店 売上 2,000億円
入りやすい 入ってみたい
あってよかった
あってうれしい 楽しい
また来たい
楽しい
働きがいがある ワクワクする
大事な人におすすめできる
すばらしいと、自信をもって
心からそう思う
働く人に
とって
Corporate Social Responsibility Report 2016
3
Top Message
Q
3
A.
2017年2月には東京・恵比寿から、横浜・
みなとみらいへ本社の移転も決まりましたね。
2017 年2月をもって創業以来、本拠としてきた東京・恵比
寿から、横浜・みなとみらいへ移転することと致しました。そ
の第一の目的は、風通しのよい職場をつくることにあります。
これまで当社のサポートセンターはオフィススペースが3フ
ロアに分かれており、商品開発部門は別のビルに立地していま
した。これを一カ所に集中することで、目標に向かって全員の
力を集結できる職場環境を実現します。
また、太陽光発電など最新技術を取り入れたオフィスビルに
移転することでエネルギー効率が格段に向上するなど、環境面
でも大きなメリットが得られます。今回の移転を契機にペー
パーレス化を推進するとともに、より快適な働き方へとシフト
し、環境にも人にもやさしい、活力にあふれた職場づくりを進
めていこうと考えています。
Q
4
A.
実施しており、
とくに最近は高効率で使い勝手のよい厨房機器の
開発に力を注いでいます。日本のKFC、
ピザハットではこれまで、
世界標準の厨房機器を使用してきましたが、
アメリカで開発され
た機器は大型で重いものが多く、
小柄な人や女性には扱いづらい
面がありました。
そのため、
環境にも働く人にもやさしい厨房環境
の実現をめざして、
厨房機器の小型化、
効率化を推進しています。
もう1点、外食産業が抱える大きな課題のひとつである食材
ロスについても対応策を研究中です。ファストフード店では、
スピーディに商品を提供するためにある程度出数を予想して
商品を用意しますが、予想がはずれると商品として提供できな
いものが出てきます。こうしたロスをなくすのはなかなか難し
い面がありますが、店舗オペレーションを細かく見直すことで
ロスの削減につなげていこうと考えています。
地域・社会貢献活動としては、食に携わる企業として手づく
りの楽しさや食の大切さを子どもたちに伝える「キッズスクー
ル*2」をはじめ、さまざまな食育活動に取り組んでいます。ま
ダイバーシティも重視されていますね。
飲食業は、人が財 ( たから ) の「ピープルビジネス」であり、
年齢、性別、学歴、国籍に関係なく適材適所で活躍できる環境を
つくり、能力を発揮していただくことが何より重要です。また、
多様な働き方が可能な組織づくりは社会の要請でもあります。
そのため、2016年4月に「ダイバーシティ推進課*1」を新たに設
け、
誰もが働きやすい職場づくりに取り組んでいます。
加えて、
社員、
パートタイマーという働き方の違いもひとつの
た、
「国連 WFP 世界食糧計画*3」や「スペシャルオリンピックス
*4」
への支援活動も継続的に行っています。国連WFPへの募金・
寄付活動については、今年新たに KFC で「チャリティーマグ」の
販売を開始し、マグカップの売上1個につき 100 円を学校給食
に寄付する活動をスタートしました。
KFC の創業者、カーネル・サンダースは「おいしさで人をし
あわせにする」ことを生涯の目標とし、慈善活動にも熱心に取
り組み続けました。カーネルの思いを受け継ぐ者として、今後
もさまざまな形で地域、
社会に貢献してまいります。
めざしています。人生の中ではライフステージの変化で、それ
Q
6
までの働き方が難しくなることもあると思いますが、そうした
A. 「誰にも真似のできないおいしさとサービスでお客さまを
時は、地域、店舗、曜日、時間を限定して勤務する契約社員制度
しあわせにしたい」と願い、どんな努力も惜しまなかったカー
や、
退職者のためのカムバック制度などを利用して、
それまで磨
ネル。その信念と情熱を受け継ぎ、日本 KFC ホールディングス
いてきたキャリアを継続していただきたいと考えています。
グループは、
「おいしさ、しあわせ創造企業」を企業理念に掲げ
Q
5
て、安全・安心な手づくりの商品を心を込めたサービスととも
ダイバーシティととらえ、個々の能力を存分に発揮していただ
きながら仲間として働くことのできる制度、システムの構築を
A.
CSRの取り組みについて
ご紹介いただけますか?
に提供してきました。私たちはこれからもこの志を守り、食を
通じて思わず笑顔になるようなおいしさ、ワクワクするような
環境保全活動については、
全国の店舗およびサポートセン
ターでリデュース、
リユース、
リサイクルの「3R活動」
を継続的に
▶移転する横浜
・みなとみらい
の本社ビル、アイ
マークプレイス
最後に、KFCホールディングスグループが
めざすビジョンについて改めてお聞かせく
ださい。
楽しさを社会にお届けしていきたいと考えています。
*1詳細は P10 参照 *2 詳細は P14 参照 *3詳細は P12 参照 *4 詳細は P13 参照
▲ダイバーシティ、
女性活躍推進に向けたワークショップ
▲KFCの創業者、
カーネルの思いを受け継ぐ
Corporate Social Responsibility Report 2016
4
KFCH CSR
日本KFCホールディングスグループの
CSR活動
日本 KFC ホールディングスグループは、
「おいしさ、
しあわせ創造企業」
という
企業理念に基づき、
さまざまな CSR 活動に取り組んでいます。
WITH the Customer
お客さまとともに
すべてのお客さまに食の楽しさをお届けし、健やかな暮らしをサポートする
ために、安全・安心で高品質な商品、サービスの提供に努めています。
WITH the Employee
仲間たちとともに
ビジネスに関わるすべての人がしあわせになれるように、
コミュニケーションを
重視し、職場環境や組織、制度の整備に取り組んでいます。
WITH the Society
地域・社会とともに
食育活動やチャリティー活動など、
さまざまな社会貢献活動を実践。
誰もが心豊かに暮らせる真に豊かな社会の実現をめざしています。
WITH the Earth
地球環境とともに
かけがえのない地球環境を守り、持続可能な社会を実現するために、
さまざまな環境保全活動を推進しています。
WITH the Stakeholder
健全な企業統治のために
健全で透明性の高い企業経営を着実に行い、適切に情報を開示。
企業としての持続的な成長・発展に努めています。
Corporate Social Responsibility Report 2016
5
With the Customer
ー お客さまとともに
安全・安心をお届けする
お客さまに、
手づくりのおいしさを安心して楽しんでいただくために、
食材の生産から加工、配送、店舗での調理にいたるまで、
すべての工程に厳しい管理基準を設けて、徹底した品質管理を行っています。
合い言葉は「FHH&H」
店舗の安全・安心を強化
安心して楽しんでいただける「本当のおいしさ」をお客さま
KFC、ピザハットでは、安全・安心な店舗環境を維持・強化す
にお届けしたい。KFC の創業者、カーネル・サンダースから受
るため、独自に定めた厳格な視点で、店舗の施設やオペレー
け継いだ熱い思いを胸に、私たち日本 KFC ホールディングスグ
シ ョ ン 内 容 な ど を チ ェ ッ ク し て い ま す。KFC で は「ROCC
ループは創業以来、安全・安心を追求し続けてきました。その
(Restaurant Operations Compliance Check)
」
、ピザハットでは
基本姿勢を示す言葉が「FHH&H」=Fresh(新鮮)・Healthy(安
「ACE(Assured Customer Experience)
」と名付けられたグロー
全で健康的)・Handmade(手づくり)&Hospitality(おもてな
バル・チェックシステムに基づき、店舗監査のスペシャリスト
しの心)です。
が全店舗を年2回以上訪店し、食品安全衛生基準など約 130 項
私たちは「FHH&H」を実現するため、ヤム・ブランズ*が全世
目についてチェック。万一、問題がみつかった時はすみやかに
界 で 実 施 し て い る 食 品 安 全・品 質 管 理 プ ロ グ ラ ム「STAR
改善・指導しています。
(Supplier Tracking Assessment & Recognition)システム」を導
入。HACCP や ISO9001 をベースに定められた食品安全・品質
管理基準に従い、食材の生産から加工、配送、店舗での調理にい
たるすべての工程で徹底した食品安全管理、品質管理を実践し
ています。たとえば、店舗の調理担当者は異物混入を防ぐため、
ユニフォームに付いたほこりや毛髪を粘着ローラーで除去し、
爪の先から肘までていねいに洗浄。独自の調理器具を使用し、
決められた手順を厳格に守って調理を行っています。また、店
舗従業員や営業担当者を対象とする「衛生講習会」や店長を対
象とする「衛生推進者・リスクアセスメント講習会」を定期的
に開催し、事故予防と再発防止に努めています。
* ヤム・ブランズは全世界で約 43,000 店を展開する世界最大のレストラ
ンチェーン。KFC やピザハットなど、3つのブランドを世界 140 以上の国や
地域で展開しています。
国内産チキン 100%
日本 KFC ホールディングスグループ
では、誰にもまねのできない「本当のお
いしさ」を提供するため、素材にもこだ
わり続けています。その一例が、KFC で使用している「国内産チ
キン」。厳しい認定基準を満たした KFC 登録農場でハーブを含
むエサを食べて育った鶏は、徹底的に衛生管理された KFC カッ
トチキン生産認定工場で加工され、温度管理の行き届いた配送
車で毎日店舗へ。それぞれのお店でチキン調理の特別なライセ
ンスを持ったチキンスペシャリストが1ピースずつていねい
に手づくりして、お客さまにご提供しています。KFC のオリジ
ナルチキンはトレーサビリティが確立されており、生産から調
理の全工程を追跡・確認することが可能です。
Fresh
Healthy
新鮮
安全で健康的
“FHH&H”
「安全・安心なおいしさ」
をお届けす
おいしさへのこだわり
Handmade
手づくり
野菜にもこだわりを
る活動の一環として、
日本KFC ホー
Hospitality
おもてなしの心
ルディングスグループでは、
2015年
11月、
千葉・白浜に「KFC ファーム」
を
開設しました。KFCファームでは、現
地の農業法人や農家のみなさんと
連携し、野菜の栽培研究や環境保全活動、農業体験イベントな
D isc o v e r K FC Q u al i t y
はっ
! ケンタッキー
どの食育活動なども実施。収穫した野菜は KFC やピザハットの
店舗で提供しています。
*天候の影響など、調達の都合によりその他の国または地域からも仕入れる場合があります。
Corporate Social Responsibility Report 2016
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With the Customer
ー お客さまとともに
おいしさと楽しさを追求
ほかでは出会えない「おいしさ」
と
「楽しさ」をお届けするために、オリジナリティ豊かな、
さまざまな商品を提案。今までにないスタイルの店舗や、ユニークで楽しい
▲プレミアム
チキンフィレサンド
キャンペーンの開発にも力を注ぎ、お客さまに、新しい発見や感動のある食体験を提供しています。
「新しいおいしさ」
をお届け
▲野菜たっぷり
ツイスター
「ら ら ぽ ー と EXPOCITY」に メ モ リ ア ル 店 舗「KFC ら ら ぽ ー と
日本 KFC ホールディングスグループでは、誰にもまねのでき
ない、
「本当のおいしさ」
の提供をめざして、
新商品の開発に取り
組み続けています。
KFC では、たっぷりの国内産レタスや水菜、
ニンジンを骨なし
皮なしの「カーネルクリスピー」
と一緒にトルティーヤでくるん
だ「野菜たっぷりツイスター」
や、
秘伝のハーブ&スパイスで味付
けしたチキンフィレを厚切りのイベリコ豚ベーコンや野菜とと
もにカイザーバンズで挟んだ「プレミアムチキンフィレサンド」
な
ど、
チキンの新しいおいしさを伝えるさ
EXPOCITY 店」
を出店。オリジナルチキンをはじめ、
KFC の創業者、
カーネル・サンダースが愛したスペシャルメニューやバラエティ
豊かなドリンク、
スイーツを食べ放題で楽しめるレストランとし
て幅広い年齢層のお客さまにご来店いただいています。
ピザハットでは、ピザを手づくりする様子をご覧いただける
オープンキッチンタイプの新型店舗
「ピザハット秦野落合店」
(神
奈川・秦野)をはじめ、テイクアウト対応型店舗の出店を加速。
お一人様用サイズのピザをリー
ズナブルな価格で提供するファ
ストフードタイプの新業態「ピ
ま ざ ま な 新 商 品 を 提 供。新 サ イ ド メ
ザハット Express」も各地に出店
ニューの「えびぷりぷりフライ」
や昨年
し、ご好評いただいています。
に引き続き期間限定販売した「カーネリ
▲KFC ららぽーと EXPOCITY 店
ングポテト」
もご好評をいただきました。
一方、
ピザハットでは、みみ に 4 種の ▲カーネリングポテト
具材を包み込み、星形を表現した「極うまスター 4」が1カ月間
で累計 20 万枚以上を売り上げる人気商品に。可愛い花の形をし
たピザ生地に3種類の異なる具材をトッピングした「ごちそう
▲KFC 高田馬場店
▲ピザハット秦野落合店
チージーフラワー」
や、
ライザッブ㈱
と共同開発し、従来のハンドトス生
楽しく、お得なサービスも充実
地に比べ約 50%の糖質オフを実現
日本 KFC ホールディングスグループでは、インターネットや
した「糖質を抑えたピザ」も、多くの
携帯メールを積極的に活用してお客さまとのコミュニケー
お客さまにご支持いただいています。
▲極うまスター4
お店ももっと楽しく、
快適に
ションを深めています。KFC ではお客さま同士が自由に交流で
きる「カーネルクラブコミュニティ」を 2016 年8月に開設。会
員限定の楽しいキャンペーンやラッキープレゼントを実施し
お客さまにおいしい食事を楽しんでいただくためには、
快適な
ています。また、チャージして繰り返し利用できるプリペイド
店舗環境をつくることも重要なポイントです。
カード「KFC CARD」を 2015 年 10 月に発売。ギフトとしてご好
KFC では、
昼はこだわりのコーヒーやバラエティ豊かなスイー
評いただいています。
ツが味わえるカフェ、
夜はオリジナルチキンと一緒にアルコール
ピザハットは 2016 年7月にスマホ向け
が楽しめるバルとしてご利用いただける新業態の「KFC 高田馬場
アプリをリニューアル。コンテンツをさ
店」
を 2016 年4月にオープン。特製チキンメニューや国内外の
らに充実し、らくらく注文できる便利な
クラフトビールなど、
ここでしか味わえないメニューをゆったり
機能や遊びの要素を追加しました。
楽しめる新しいスタイルの店舗として多くのお客さまにご利用
いただいています。
また2015年11月には、
KFC が日本初のパイロット店舗を出店
した記念の地、
大阪の万博記念公園に新たに誕生した商業施設
左:KFC CARD
右:ピザハット
スマホアプリ
Corporate Social Responsibility Report 2016
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With the Customer
ー お客さまとともに
お客さまとの絆を大切に
お客さまに心からご満足いただける商品、サービスを提供するために、
お客さまの声を活動に反映できる仕組みを構築。お客さまの視点に立って
商品やサービス、
店舗環境をつねに見直し、
さらなるレベルアップに努めています。
Evolution)
」により社内で情報を共有。課題や問題点に迅速に
お客さまの視点で店舗をチェック
お客さまにご満足いただける商品、サービス、店舗環境をめ
ざし、日本 KFC ホールディングスグループでは、すべての店舗
でお客さまの立場に立って店舗活動をチェックし、公正な基準
で評価、改善する「CHAMPS」活動を実施しています。
CHAMPS とは「清潔さ」
「おもてなし」
「オーダーの正確さ」
「店
舗設備のメンテナンス」
「商品の品質」
「サービスの速さ」を向上
するために実践している独自のサービス向上プログラム。私た
ちはすべての店舗で、お客さまの視点に立ってこの6項目を詳
細にチェックし、不備な点をすみやかに改善しています。
ま た、KFC、ピ ザ ハ ッ ト で は、全 国 の 店 舗 従 業 員 が 日 頃、
CHAMPS 活動を通じて培ってきた技能やホスピタリティを競
い合う「CHAMPS チャレンジ」競技大会を毎年開催。商品、サー
ビスのさらなるレベルアップをめざすとともに、
「お客さまをお
もてなしする喜び」を企業文化のひとつとして育んでいます。
対応しています。
また、2015 年には KFC、ピザハットの全店舗に「GES(Guest
Experience Survey)
」システムを導入し、商品をご購入されたお
客さまを対象とするウエブアンケート調査を実施。さらに 2016
年には店頭でお寄せいただいたお客さまのご意見と対応策を
店内に掲示するツールとして、KFC では「GES お客さまご意見
ボード」、ピザハットでは「カスタマースクワットボード」をス
タートをするなど、お客さまの生の声を商品、サービスの改善
に役立てています。
加えて、店舗の第一線でお客さまに接している従業員の意見
や要望、感動体験を共有する「みんなのアイデア BOX」をグルー
プのウエブ掲示板上に設置し、店舗で起きている問題点を迅速
に改善するとともに、現場を知る従業員の発案を積極的に商
品、
サービスのレベルアップに活かしています。
■ お客さまからいただいた
店舗 6%
その他 7%
ご意見、ご質問の項目比率
(2015 年度)
2015 年度に、お客さまサービス係
にお寄せいただいたご意見、ご質問
の項目別内訳は右記の通りです。
▲ピザハット2016 CHAMPSチャレンジ
▲KFC 2016 CHAMPSチャレンジ
C
H
A
M
P
S
leanliness
KFC では 2014 年から、
「KFC が大好き」と言ってくださる方々
おもてなし
を全国各地で開催する「KFC アンバサダーミーティング」にご
ccuracy of Orders
広告
28%
お客さまとの交流の場を
清潔さ
ospitality
サービス
40%
品質
19%
オーダーの正確さ
aintenance of Facilities
店舗設備のメンテナンス
roduct Quality
商品の品質
peed of Service
サービスの早さ
招待し、交流を深めてきましたが、2016 年 10 月からは、お客さ
まと社長が直接コミュニケーションを深めるイベントとして
「KFC タウンミーティング」をスタート。コミュニティサイト
「カーネルクラブ」を通じて参加者を募集し、全国の KFC ファン
のみなさまとの密な交流を通じて、お客さまの生の声を今後の
商品、
サービスに役立ててまいります。
お客さまの声を反映
日本 KFC ホールディングスグループでは、お客さまからいた
だく貴重なご意見、ご要望を大切に業務に活かしていくために
「お 客 さ ま サ ー ビ ス 係」を 設 け、独 自 の 情 報 管 理 シ ス テ ム
「CHANCE(Customer Hospitality And No Complaint
▲KFC タウンミーティング
Corporate Social Responsibility Report 2016
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With the Customer
ー お客さまとともに
みんなにやさしい店舗づくり
来店されたすべてのお客さまに快適なひとときを過ごしていただきたい。
そんな思いから、
店舗環境の整備・改善に取り組んでいます。
女性社員中心の「アセット改善プロジェクト」
も、みんなにやさしい店づくりのひとつです。
お客さまの視点を大切に
女性やお子さま、高齢者の方々をはじめ、どんなお客さまに
Voice
もご利用していただきやすい店舗を実現するために、KFC は
日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社 2015 年4月、お客さまの視点に立って店舗施設を見直し、改善
店舗開発戦略部 開発戦略課
する「アセット改善プロジェクト」を立ち上げました。
第一弾の改善テーマは「トイレ」
。さまざまなライフステージ
の女性社員を中心とするプロジェクトメンバーは視察やディ
スカッションを通して KFC らしいトイレのあり方について検
討を重ね、トイレメーカーの協力を得て、明るく清潔感があり、
使い勝手のよいリフレッシュ空間を完成させました。
「アセット改善プロジェクト」
のメンバーは現在、
トラッシュ
ボックス(ゴ ミ 箱)の
「アセット改善プロジェクト」
プロジェクトリーダー
中野 友香子
私たち「アセット改善プロジェクト」のプロジェクトメン
バーは月1回の定例会議に加えて商業施設やショールームの
視察などを行い、トイレ改善に取り組んできました。ディス
カッションを重ねる中で、みんなの意見が一致したのは「KFC
らしい、温かみのある空間にしていこう」ということ。壁の素材
や荷物用フックなど細部にまでこだわり抜き、小さなお子さま
改 良 を 実 施 中。今 後
連れのお母さまにも安心してご利用いただけるトイレになっ
は、より快適な客席づ
たと思います。
「アセット改善プロジェクト」が考案したアイデ
くりにも取り組んで
アは、
新店や改装店舗に順次導入されています。
いく予定です。
KFC のトイレ改善 6つのポイント
KFC らしさ の演出 オリジナルピクト
◀KFC らしさを表現する
* 明るく、清潔感がある
ため、トイレの案内板に
* 居心地がよく、リフレッシュできる
オリジナルピクト(絵文
* お子さま連れや高齢者のお客さまも
字)を 採 用。男 性 の 絵 は
カーネル・サンダースが
利用しやすい
モデルとなっています。
* 立地、
客層、
店舗形態に合わせたデザイン
* KFC らしさがある
* 従業員が掃除&メンテナンスしやすい
After
【壁材(意匠)】
快適な湿度を保ち、臭気
を吸収する素材を採用。
【棚】
落下防止の工夫を凝らし、
スペースも広めに。
【便座除菌クリーナー】
さっと拭くだけで除菌できる
クリーナーを全個室に設置。
【サニタリーボックス】
手を触れずに開閉できる、
使いやすく清潔なものに。
【ベビーキープ】
すべての個室に安全で使い
やすいベビーキープを設置。
【鏡】
鏡の側面に間接照明を
設けて顔映りを改善。
【泡石鹸】
においが手に残りにくく、手に
やさしい、泡切れのよい石鹸に。
【フック】
男女の背の高さを考慮し、
個室ごとに最適な位置に配置。
【着替え台】
おむつ替え台としても
代用できる着替え台を導入。
【おむつ用ごみ箱】
臭気がもれにくく、清掃し
やすい専用のごみ箱を設置。
Corporate Social Responsibility Report 2016
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With the Employee
ー 仲間たちとともに
誰もが働きやすい職場へ
性別や年齢、
学歴、
国籍などに関係なく、
一人ひとりがそれぞれの能力を
最大限に発揮できる環境と機会を提供するために、
多様な働き方が可能な仕組みづくりを進めています。
ダイバーシティ推進課を新設
日本 KFC ホールディングスグループはグローバル化、多様な
Voice
人材を生かし、一人ひとりの持つ能力を発揮できる環境づくり
日本 KFC ホールディングス株式会社
をめざしてダイバーシティ推進に取り組んでいます。
人事部 ダイバーシティ推進課 課長
これまでも、女性社員会議やアンケート、女性を中心メン
矢野 三保子
バーとするアセット改善のプロジェクトなどを実施し、女性の
視点をビジネスに活かすとともに、女性が活躍しやすい環境づ
くりを進めてきました。
2015 年に女性活躍推進法が成立したことを受け、2016 年3
女性活躍推進にあたり、私たちは課題を「伝える」
「変える」
「整える」の3つのテーマに分類しました。
「伝える」は既存の制
度の活用法やさまざまな働き方があることを伝えるのが狙い。
月に「女性活躍推進行動計画」を策定。4月1日にダイバーシ
「変える」では主に意識改革をめざし、
「整える」では環境面、情
ティ推進課を新設し、これまで取り組んできた活動をさらに加
報面を整備していきます。こうした活動を通して組織や制度が
速してまいります。
日本 KFC ホールディングスグループ
「女性活躍推進行動計画」
見える化 し、
「この会社で働き続けよう」と思う人が増える契
機になればと考えています。
(計画期間:平成 28 年4月1日∼平成 30 年3月 31 日)
目標1 管理職に占める女性労働者の割合を
5.8%⇒8.0%にする
日本 KFC ホールディングス株式会社
目標2 男女の平均勤続年数の比率を
64.7%⇒65.7%にする
小島 蓉子
女性活躍推進のロードマップを作成
人事部 ダイバーシティ推進課 女性社員から出された課題は労務関係や人材育成、商品開
発、店舗設計など、広範囲にわたっていました。ダイバーシティ
女性活躍を推進するうえで改善すべき課題と原因、今後めざ
推進課では、そうした課題を分析し、改善策を検討して3カ年
すべき姿を 見える化 することを目的に 2016 年7月、女性社員
のロードマップにまとめました。今後は、
さまざまな働き方の選
によるワークショップを開催。KFC、ピザハットの店舗やサポー
択が可能なことなどを広く伝えるとともに、誰もが働きやすい
トセンターで働く、さまざまなライフステージの女性社員が参
環境づくりを進めていきたいと思います。
加し、問題点や改善策などを話し合いました。
このワークショップや女性社員会議、アンケートなどで出さ
れた意見、提案を分析し、女性活躍推進に向けての課題を抽出。
ワークショップで出た課題を元に改善のためのアクションプ
ランとロードマップを作成しました。今後は、管理職の意識改
革セミナーや両立支援制度の活用ガイド製作など、さまざまな
施策を実施してまいります。
外国人トレーナーの研修開始
店舗で働く外国人パートタイマーの人
材育成を目的に、
KFCでは2016年度から、
外国人トレーナー制度を導入しました。
現在、KFC には多数の外国人パートタ
イマーが在籍していますが、これまでト
レーニング方法は各店舗の裁量に任されていました。今後、外
国人パートタイマーの新規採用時には職場環境により早く慣
れることができるよう、母国語が話せる外国人トレーナーのい
る店舗で初期研修を実施し、研修修了後に採用店舗にもどっ
▲女性活躍推進に向けたワークショップ
てオペレーションに従事する仕組みを整備してまいります。
Corporate Social Responsibility Report 2016
10
With the Employee
ー 仲間たちとともに
従業員のしあわせのために
誰もが充実感を感じて仕事に取り組める職場環境を実現するために、
人財教育制度や従業員の心身の健康を守る制度を整備するとともに、
日頃の頑張りを称える賞賛の文化を育んでいます。
人財育成プログラムを充実
ネージャーコンベンション」
を 2016 年からスタートしました。
日本 KFC ホールディングスグループでは、私たちの事業を
「ピープルビジネス」と捉え、人を「財(たから)」と考えていま
す。働く仲間が仕事を通じて成長し、達成感を感じることがで
きる人財教育制度の充実に取り組んでいます。
従業員のトレーニングには、ヤム・ブランズが開発した全世
界共通の教育プログラムを導入し、習熟段階に応じて必要な知
「シフトマネージャーコンベンション」
では日本 KFC ホールディ
ングスグループの理念や素材へのこだわりを再確認する研修
と懇親会、表彰会を実施しています。2016年4月∼ 2018 年 3 月
の2年間に全国各地で全 48 回開催し、KFC、ピザハットで活躍
するシフトマネージャー約 4,600 人の日頃の労をねぎらい、功
績を称える予定です。
識やスキルを習得できる研修を実施。さらに、
おもてなしの心を
育む「ホスピタリティマインド研修」や、
サポートセンターの従業
員を対象とする「階層別研修プログラム」など、一人ひとりが持
てる力を発揮できる仕組みづくりを進めています。
また、国際感覚を身につけたグローバルな人財の育成をめざ
す研修制度のひとつとして、日本に留学中の学生と交流する語
学研修制度「グローバルヴィレッジプログラム」や「海外研修」
を実施しているほか、講座修了者の受講料を助成する自己啓発
講座「e- ラーニング講座」など、従業員の能力向上をサポート
するさまざまな研修を継続的に行っています。
健やかに働ける環境を
▲シフトマネージャーコンベンション
日本 KFC ホールディングスグループでは、従業員が安全・安
心・健康に勤務できる環境を実現するため、
衛生委員会、
労働安
賞賛の文化を大切に
全委員会を毎月開催しています。衛生委員会では、産業医およ
誰もがいきいきと働ける職場環境を築くために、日本 KFC
び保健師からの情報を経営陣と共有のうえ、店舗への啓蒙活動
ホールディングスグループでは、互いを認め合い、尊敬し合う
を行っています。また、
労働安全委員会では従業員の危険防止、
賞賛の文化を大切にしています。全国の KFC、ピザハット店舗
健康障害予防のための対策を調査審議し、
改善を図っています。
の社員、
パートタイマーを対象とする「スーパーホスピタリティ
労働上のさまざまな問題については「従
業員相談センター」が窓口となり、従業員
の相談や質問を専用電話とメールで受け
付けてプライバシーを守りながらすみや
かに対応。その他の問題についても関連部
署が迅速に対応する体制を整えています。
やりません!
表彰」制度も、賞賛の文化の醸成をめざして実施している活動
のひとつ。
「スーパーホスピタリティ表彰」では、お客さまサー
パワハラ・セクハラなど
支払いトラブル・勤務改ざんなど
圧迫・強要・シフト強制など
SNS書込み・情報漏洩など
職場のNG行為
困った時、
悩んだ時は、
いつでも
電話、
メールで相談してください
ビス係に賞賛の言葉をお寄せいただいた従業員や、顧客追跡調
査アンケート(Guest Experience Survey)で高評価を得た店舗
従業員を表彰し、
功績を称えています。
グループで働くすべてのみなさんへ
社員・アルバイトの相談ホットライン
電話は9:30∼17:30 メールは24時間受付
★私たちは、
快適な職場環境をつくるために努力します。★相談には公平に対応いたします。★プライバシーは必ず守ります。
店舗で頑張る仲間に感謝
KFC、ピザハットの第一線で日々、シフトマネージャー(時間
帯責任者)として店舗を支えていただいているパートタイマー
のみなさんの頑張りを称え、日頃の感謝を伝える「シフトマ
▲スーパーホスピタリティ表彰
Corporate Social Responsibility Report 2016
11
With the Society
ー 地域・社会とともに
支援活動に取り組む
喜びやしあわせを少しでも多くの人と分かち合いたい。
生涯を通じて慈善活動に力を注いだ KFC の創業者、
カーネル・サンダース。
その精神を受け継ぎ、
さまざまな支援活動に取り組んでいます。
飢餓救済プログラム/Add Hope キャンペーンに協力
国連 WFP の支援国を訪ねて
世界中で約 8 億人が飢餓状態に
ヤム・ブランズは、国連 WFP に貢献した各国の店長を現場視
あると言われる中、日本 KFC ホー
察に派遣しています。2015 年は KFC 新百合ケ丘店の牧嶋延之
ルディングスグループは、ヤム・
店長がフィリピン・ミンダナオ島の視察に参加しました。
ブランズが全世界で展開して いる国連の飢餓救済プログラムに
参加しています。
KFC 新百合ケ丘店(神奈川県)
具体的には、
途上国の子どもたちの健全な発育と就学率の向上
牧嶋 延之 店長
をめざす国連 WFP の「学校給食プログラム」
を支援する活動とし
て 2007 年にスタート。2015 年は店頭募金、
クリック募金、個人に
よる寄付に加え、KFC の「スマイルセット」や「クリスマ スパッ
ク」
、
ピザハットの「チャリティー 4」
などの商品の売上 の一部を
寄 付 す る 活 動 を 実 施 し、2015 年 1 月 1 日 12 月 31 日 に
14,649,888 円の募金・寄付金総額が集まりました。Add Hopeキャ
ンペーンとなった 2016 年 も「学校給食プログラム」
の支援活動を
継続し、
9 月からは KFC 特 製「チャリティーマグ」
の販売を開始し、
マグカップの売上 1 個 につき 100 円 (3 人分の給食 ) を国連 WFP
に 寄付する活動を実施。
「世界食料デー」
に合わせて 10 月 14 日か
らは共通ポイントカード「Ponta(ポンタ)
」
のポ
イントを学校給食プログラムに寄付していただ
く活動をスタートしました。こうした 寄付・
募金は全額、国連 WFP 協会を通じて 途上国の
子どもたちに届けられています。また、
チャリ
ティーイベント「WFP ウォーク・ザ・ワ ー ル ド」
に ▲チャリティーマグ
ミンダナオ島は 30 年余りの間、
反政府組織と政府との戦闘が続き、
激戦地の島南西部では経済が疲弊
▲フィリピン視察
し、国内でも最貧困地域にとどまっています。国連 WFP 事務所
のあるイリガンから車で3時間。小学校に到着すると子どもた
ちは手を叩き、ダンスを披露して歓迎してくれました。家族や
地域の方も笑顔で迎えてくださり、
「学校給食プログラム」が地
域の人々に感謝されていることを実感しました。
フィリピンの子どもの多くが、昼ご飯は家に帰って食べるか
売店で購入するそうですが、貧困家庭の子どもは水を飲んで耐
え忍ぶこともあるそうです。今回の視察を通じて学校給食プロ
グラムを支援することは、途上国の子どもたちの未来を支える
非常に大きな活動であることを再認識しました。
被災地を支援
も 引 き 続 き 参 加 し、2016 年
日本 KFC ホールディングスグループでは、被災地の一日も早
は、5月 15 日 開 催 の 横 浜、5月
い復興を願い、
募金活動、
義援金活動を行っています。
29日開催の大阪のチャリティー
2015 年9月9日∼11 日に発生した台風 18 号による大雨災
ウォークに、
合わせて 212 名の
害では、被災した関東・東北地方の方々を支援するため店頭で
従業員、
家 族が参加しました。
▲WFPウォーク・ザ・ワールド
募金活動を実施。日本赤十字社を通じて、953,233 円を義援金
としてお届けしました。
コロンビアのコーヒー農家を応援
日本 KFCホールディングスグループは、
世界有
数のコーヒー産地でありながら貧困層が多いコ
ロンビアの小規模農家を支援し、
コーヒーの生産
▲ 挽きたて
リッチコーヒー
性 と 品 質 の 向 上 を め ざ す フォレスト・レン
ジャー・ファミリープログラム の趣旨に賛同。コ
ロンビア産アラビカ豆を 100%使った「フォレストレンジャーブレ
ンド」
の提供を 2016 年10 月より全国のKFC店舗で開始しました。
2016年4月14日に熊本地方を震源
として発生した地震以降、相次ぐ地
震が各地に大きな被害をもたらした
熊本地震では店頭募金、グループ各
社および個人からの募金、義援金の
受け付けを実施。お寄せいただいた
4,219,644 円を日本フードサービス協
会を通じて被災地にお届けしました。
Corporate Social Responsibility Report 2016
12
With the Society
ー 地域・社会とともに
スポーツで元気に、
笑顔に
運動を通じて心身を健やかに育み、夢や感動を共有する。
スポーツで元気に、
笑顔になっていただきたいという思いから、
スペシャルオリンピックス日本の活動をはじめ、
さまざまなスポーツ活動を応援しています。
「スペシャルオリンピックス日本」
を応援
スポーツを通じて知的障
がいのある人たちの自立と
社会参加を応援するととも
に、活動に参加するすべての人々が感動を共有し、ともに成長
することをめざす「スペシャルオリンピックス」。この活動の
趣旨に賛同し、日本 KFC ホールディングスグループは、1994 年
に「スペシャルオリンピックス日本(SON)」が設立されて以来、
▲スペシャルオリンピックス日本理事長 有森裕子さんも参加
地域スポーツを振興
SON の活動を支援しています。
市民スポーツの振興と青少年の健全な育成をめざし、日本
2016 年は、2 月 12 日∼14日に新潟県で開催された「2016 年
KFC ホールディングスグループは、さまざまな地域スポーツの
第 6 回スペシャルオリンピックス日本冬季ナショナルゲーム・
支援活動を行っています。
新潟」をオフィシャルスポンサーとしてサポート。この大会に
ピザハットは東京都サッカー協会少年連盟主催の「ピザハッ
は、7 競技 33 種目にアスリート 610 人が参加し、のべ 4,100 人
トカップ第 22 回きさらぎ杯東京都少女交流大会」
に協賛しまし
のボランティアが大会運営を支えました。
た。小学 5 年生以下の少女 886 名が参加する 60 チームによる予
選リーグが 2015 年 11 月∼ 1 月の期間に都内各地域で行われ、
さらに勝ち上がった 20 チームによる決勝ラウンドが 2016 年 2
月 20 ∼ 21 日に駒沢補助競技場にて開催されました。
KFC では、2015 年より都内各地域のサッカー協会 / 連盟が主
催する少年サッカー大会を支援し、2016 年 9 月までに 10 回の
「KFC カップ」に協賛しました。2015 年 11 月∼2016 年9月に
▲ SON 冬季ナショナルゲーム・新潟
© Special Olympics Nippon
チャリティーイベントをサポート
2016 年 10 月 1 日にスペシャルオリンピックス日本が開催し
たチャリティーイベント「第 6 回エールラン in MEGA WEB( お台
場 )」
には日本 KFC ホールディングスグループの従業員 56 名がラ
開催された KFC カップには、小学 3 年生以下の選手、計 2,670 名
が参加しました。また横浜市、千葉市で開催された、約 400 名
の選手が参加したゲートボール大会にも協賛しました。
日本 KFC ホールディングスグループは今後も、健康で豊かな
暮らしの実現をお手伝いするために、
さまざまなスポーツ活動
を応援してまいります。
ンナー、
ボランティアとして参加し、
大会をサポートしました。
このイベントへの参加費は「2017 年スペシャルオリンピックス
冬季世界大会・オーストリア」への日本選手団派遣費用など、
ス
ペシャルオリンピックス日本の活動費として役立てられます。
▲第 6 回エールラン in MEGA WEB(お台場)参加者
◀ピザハットカップ
▲KFC カップ(ゲートボール)
▲KFC カップ(サッカー)
Corporate Social Responsibility Report 2016
13
With the Society
ー 地域・社会とともに
食の大切さを伝えるために
子どもたちに「食」の大切さや楽しさを伝えるために、職場体験学習の受け入れや、
手づくり体験教室の実施など、
さまざまな食育活動を行っています。
全国で開催している「キッズスクール」
も、
そうした活動のひとつです。
「KFC キッズスクール」
で手づくり体験
日本 KFCホールディングスグループでは、子どもたちに食事の
大切さについて考え、手づくり調理することの楽しさを体験し
てもらうことを目的に「KFCキッズスクール」を実施しています。
ケンタッキーでは、小学生と保護者の方をおもな対象に、全
国のケンタッキーの店舗やサポートセンターで「KFC キッズス
クール」を開催。お孫さんとおじいさま、おばあさまにご参加い
ただく「シニア&キッズスクール」も随時開催しています。キッ
ズスクールの参加者のみなさんには、自分で調理したチキンを
まずは、手洗いからスタート
ユニフォームに着替えたら、まず
は粘着ローラーでほこりや毛髪を
とって、丁寧に手洗い。安全・安心
なチキンを提供するために欠かせ
ない工程です。
オリジナルチキンづくりに挑戦
OR マイスターに教わりながら、
食べる楽しさを体験してい
「オリジナルチキン」の粉つけ作業
ただくとともに、従業員との
を体験。牛乳と卵の液にチキンを
ふれあいの中でケンタッ
つけて、底からすくいあげるように
キーの「安全・安心」への取
全体に粉をまぶしたら、トンとはた
り組みや、おいしさへのこだ
いて余分な粉を落とします。
わりをお伝えしています。
最後はみんな
で記念撮影。
「チ キ ン と 言
え ば?」
「ケ ン
タッキー!」
いよいよ完成
次は最高 185℃で約 15 分揚げる
工程。5、4、3、2、1、プシュー!
みんなのカウントダウンで、オリ
ジナルチキンができあがりました。
KFC クイズにワクワク
調理とサービスのエキスパートがサポート
「KFC キッズスクール」で、子どもたちをサポートするのは
「オリジナルチキン」の調理ライセンス・チキンスペシャリス
揚げ上がったオリジナルチキン
は少しおいてうまみを閉じ込める
のがポイント。その間、KFC に関す
るクイズで楽しいひとときを。
トの頂点に立つ「OR マイスター」と、ホスピタリティマインド
の育成、普及を担当する「サービスアンバサダー」
。まさに調理
みんなで「いただきます!」
とサービスのエキスパートが、オリジナルチキンのつくり方や
いよいよ試食。家族と一緒に「い
おいしさの秘密をお話します。
ただきます!」。みんなの笑顔がこ
ピザハットでも開催
ぼれます。
全 国 の ピ ザ ハ ッ ト で も、子
卒業証書を贈呈
どもたちに食の楽しさを伝え
参加した子どもたちには、オリジ
る手づくり体験教室を実施し
ています。ピザハット三鷹店
(東 京・三 鷹)で は 英 会 話 ス
クールの生徒を対象にキッズ
スクールを開催しました。
ナルチキンのつくり方を楽しく学
んだことを称える卒業証書を授与
しています。
Corporate Social Responsibility Report 2016
14
With the Earth
ー地球環境とともに
持続可能な社会をめざして
大切な地球環境を次世代へ守り伝え、持続可能な社会を実現するために、
環境法令を遵守するとともに、
グループをあげて
廃棄物の削減や資源のリサイクル、
リユースに取り組んでいます。
環境方針
基本 日本 KFC ホールディングス株式会社は食を通じて健全な環境を次世代に
理念 継承するために、企業市民の一員として持続的努力を続けてまいります。
基本 日本 KFC ホールディングス株式会社は以下の方針で事業活動について定
方針 期的な評価と改善を行ってまいります。
推進 a 継続的な環境保全活動ができる組織を構築します。
環境保全に関する意識向上を図ります。
体制 b 環境教育や広報活動を実施して、
c 環境保全に関する法律、
規則、
協定などを遵守します。
事業 a 事業活動における廃棄物の分別と減量化、そしてリサイクルに取り組み
ます。
活動
b 事業活動における環境汚染物質排出量の削減に取り組みます。
c 管理可能なエネルギー資源の節約、
廃棄物の発生抑制と再利用、
危険物
の安全管理を徹底した環境管理に積極的に取り組みます。
クト」専用の回収ボックスを設置し、ポスター掲示とチラシ配
布によるPR活動を実施。文具、
玩具、
生活用品などのプラスチッ
ク製品を回収しました。今回、回収したプラスチック製品は、再
資源化のための実証実験に役立てられます。
環境にやさしい店づくり
KFC、
ピザハットでは、
環境への影響を考慮した店づくりのた
め、
従来型に比べて約 70%省エネが可能な高効率の冷蔵庫、
冷凍
庫、
空調機などの機器を積極的に導入。熱効率のよい調理器具の
開発・導入や、
照明器具の LED への切り替えも推進し、
事業活動
資源のリサイクルを推進
日本 KFC ホールディングスグルー
プは環境保全活動を企業が果たすべ
き社会的責任の重要課題のひとつと
認識し、
「環境方針」を制定して廃棄 ▲養豚用飼料
物の排出量の削減、資源のリサイクル、
リユースに努めています。
にともなう環境負荷の低減に努めています。
また、環境にやさしく、お客様にとっても魅力的な店づくり
をめざして、太陽光採光システム、オール電化店舗などの効率
効果の検証も継続的に行っています。
地域の美化活動を実施
資源のリサイクルに関しては、KFC の店舗から出る廃油と油
日本 KFC ホールディングスグループの店舗、サポートセン
かすの 100%リサイクルを実践。ピザハットでは廃棄ピザ生地
ターでは、環境保全活動、地域貢献活動の一環として施設周辺
(ドウ)のリサイクルを継続的に実施し 2015 年度は、その一部
のクリーンナップ活動を継続的に実施しています。
約 20 トンのドウを養豚用飼料としてリサイクルしました。
東京・恵比寿のサポートセンターでは環境整備の一環とし
KFC では一部店舗で 2014 年度から揚げカスを回収し、飼料・
て、渋谷区安全対策課きれいなまちづくり係が推進するボラン
肥料としてリサイクルする活動をスタート。2015 年度は 11 ト
ティア清掃活動に協力。2015 年 1 月よりスタートした恵比寿
ンの揚げかすを飼料・肥料として再生しました。また、一部店
周辺の清掃活動は、2016 年 8 月までに計 13 回実施され、合計
舗から出た食品ゴミを肥料化する活動も継続実施し、2015 年
235kg のゴミを回収しました。また、東京・荒川の河川敷を清
度は 20.7トンを堆肥原料にリサイクルしました。
掃する「荒川クリーンエイド」活動に
も 2008 年から継続的に参加し、2015
PLA-PLUS プロジェクトに協力
これまで焼却・埋め立てによる処理が行
われてきたプラスチック製品の効率的な回
収・リサイクルを目的として、2011 年に環
年 の「第 6 回荒川クリーンエイド」で
は 日本 KFC ホールディングスグループ
の従業員、家族および一般参加の方た
ちが河川敷の清掃活動を行いました。
▲店舗近隣清掃
境省がスタートした「PLA-PLUS プロジェク
ト」の趣旨に賛同し、KFC では 2016 年2月∼
3月に東京都と埼玉県内の KFC 店舗でプラ
スチック製品の回収活動を実施しました。
期間中はショッピングセンター内に立地
する一部店舗の店頭に「PLA-PLUS プロジェ
▲恵比寿サポートセンター周辺の清掃活動
▲第6回荒川クリーンエイド
Corporate Social Responsibility Report 2016
15
With the Earth
ー 地球環境とともに
環境データ
日本KFCホールディングスグループでは、ビジネスが環境に与える影響を正しく把握するために、
店舗、サポートセンターの資源・エネルギー使用量や廃棄物、CO ₂ の排出量に関するデータを収集。
環境負荷の低減に努めています。
電気使用量
(千kWh)
160,000
8,000
140,550
134,556
129,974
120,000
80,000
40,000
23,273
0
2013
2015年度
21,359
21,321
2014
(年度)
2015
2015年度
KFC
ガス使用量
(千m³)
ピザハット
129,974千kwh 21,359千kwh
6,978
6,772
1,600
6,619
6,000
1,200
4,000
800
2,000
1,362
0
2013
2015年度
(年度)
KFC
1,307
2014
1,228
2015
2015年度
1,228千㎥
1,379
400
1,327
186
0
1,320
165
2013
2015年度
150
2014
(年度)
2015
2015年度
KFC
ピザハット
6,619千㎥
水道使用量
(千m³)
ピザハット
1,320千㎥
150千㎥
I nput
CO ₂ 排出量
(t-CO₂)
120,000
90,000
Output
廃棄物排出量
食品リサイクル率 (%)
(トン)
27,000
93,937
100,692
56.3%
22,708
95,882
60.3%
22,741
22,172
47.8%
18,000
60
40
60,000
9,000
30,000
17,572
0
2013
2015年度
(年度)
KFC
95,882 t-CO₂
17,900
2014
17,534
2015年度
ピザハット
17,534 t-CO₂
2,670
フロン排出量
2015
2015年度
KFC
合計 571t-CO₂
554 t-CO₂
11.3%
0
2015年度
ピザハット
17t-CO₂
2013
2015年度
(年度)
KFC
22,172トン
10.1%
2,881
2014
15.6%
20
3,453
2015
0
2015年度
ピザハット
3,453トン
※集計期間: 2015年 4月∼ 2016年3月
※数値はチェーングループ全体(直営+FC店舗)を対象としています。
※2015年4月「フロン排出抑制法」の改正施行に伴い、参考資料としてフロン排出量(CO ₂ 換算)データを掲載します。
※ピザハットの食品リサイクル率・廃棄物排出量は、2017年1月に一部修正いたしました。
Corporate Social Responsibility Report 2016
16
With the Stakeholder
ー 健全な企業統治のために
「おいしさ、
しあわせ創造企業」をめざして
日本KFCホールディングスグループでは、健全で透明性の高い企業経営を行うために
コーポレート・ガバナンス体制を強化し、
コンプライアンスを推進。
ビジネスに関わるすべての人がしあわせになれる「おいしさ、
しあわせ創造企業」をめざして、企業活動を行っています。
健全な企業経営を推進
コーポレート・ガバナンス体制図
株主総会
日本 KFC ホールディングスグループは「おい
しさ、しあわせ創造企業」を企業理念とし、本
取締役会
当のおいしさを通じて人々をしあわせにするこ
とにより、真に豊かな社会の実現に寄与するこ
監査等委員会
相互連携
とをめざして企業活動を行っています。
コーポレート・ガバナンスの充実は、この理
グループ監査部
念を実現し、企業としての社会的責任を果たし
相互連携
内部監査
ていくうえで最も重要な課題のひとつです。そ
のため、私たちは組織の整備と内部統制システ
GEC
執行役員
に努めています。そうした組織整備の一環とし
会計監査人
監
査
代表取締役
ムの強化を進め、経営の効率性、透明性の向上
て、2016 年6月には経営管理組織の形態を監査
監査
内部統制関連の主な委員会
リスクマネジメント委員会
コンプライアンス委員会
各担当
内部監査
役会設置会社から監査等委員会設置会社へと移
行しました。私たちはこれからも経営管理機能
グループ会社
のさらなる充実・強化と、企業価値の継続的な
事業会社
事業会社
向上に努めてまいります。
コンプライアンスを徹底
Voice
日本 KFC ホールディングスグループでは、企
法務室 室長 業としての社会的責任を果たしていくために
村上 玄純
は、コンプライアンスの強化が不可欠であると
法務室の役割には、大きく分けて「法務業務」と「コンプライアンス業務」
認識しています。この考えに基づき、社内にコ
の2つがあります。ここ最近、社会の要請がますます高まっているコンプラ
ンプライアンス委員会を設置し、法令に則った
イアンス業務については、外食産業に求められるコンプライアンスに関する
社内規程を策定。経営管理体制の強化に務めて
事項を社内規程として策定するとともに、法令に関するセミナーなどを定期
います。さらに、
「コンプライアンスガイドブッ
的に開催。法令や社会規範についての従業員の意識を高め、コンプライアン
ク」を発行し、セミナーを定期的に開催するな
スの強化に努めていきたいと考えています。
ど、従業員のコンプライアンス意識の向上にも
積極的に取り組んでいます。また、企業に対す
情報セキュリティを徹底
る社会の要請により迅速に対応するため、2016
年4月には、社内に法務室を新設しました。法
日本 KFC ホールディングスグループは個人情報保護に関する法令に基づ
務室では、事業に関わる法務関連の業務に加え、
き、「個人情報保護方針」「個人情報管理規定」を定めて従業員、関係者にそ
コンプライアンス業務を担当。インサイダー取
の内容を周知徹底。情報を共有する企業や情報管理を委託する企業に対して
引の防止や下請法、労務問題などに関するセミ
も、個人情報の保護および秘密保持、運用管理に関する厳格な規定を定めて、
ナーなどを通じて、従業員のコンプライアンス
徹底した情報管理を行っています。また、お客さまからお預かりした個人情
意識の向上を図っています。
報は高度なセキュリティ体制下で管理を徹底し、情報の持ち出しや不正アク
セスなどによる情報漏洩を予防しています。
Corporate Social Responsibility Report 2016
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会社概要
日本KFCホールディングス株式会社
■本社
〒150-8586 東京都渋谷区恵比寿南1丁目15番1号 A-PLACE恵比寿南
TEL.03-3719-0231
■関西オフィス
〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島7丁目20番1号 KM西梅田ビル
TEL.06-6453-6660
■設立
1970年7月4日
■資本金
72億9,750万円
■決算期
3月
■従業員数
1,049人(2016年3月31日現在/連結)
■売上高
88,180百万円 / 2015年度連結実績
■ホームページ
● 日本KFCホールディングス株式会社
http://japan.kfc.co.jp/
http://www.kfc.co.jp/
● ピザハット https://pizzahut.jp/
● ケンタッキーフライドチキン
■お客さまサービス係フリーダイヤル: 0120-197074(受付時間 9:30∼17:30)
日本KFCホールディングス グループ
【2016年11月1日現在】
日本KFCホールディングス株式会社
日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社
Kentucky Fried Chicken Japan, Ltd.
日本ピザハット株式会社
PIZZA HUT JAPAN, LTD.
ケイ・フーズ株式会社
K-FOODS CO,LTD.
■ 連結売上高の推移
KFCチェーン
直営店
ピザハットチェーン
フランチャイズ店
合計
1,500
(店)
直営店
フランチャイズ店
KFCH連結売上高
合計
チェーングループ売上高の推移
(億円)
(億円)
2,000
2,000
450
1,166 1,180 1,171 1,155 1,144
1,000
363
370
358
368
368
211
210
212
206
209
152
160
146
162
159
1,400 1,363
1,403
1,322 1,338
300
836
851
842
825
828
500
1,000
881
859 834
846
881
1,000
150
330
0
Fast Restaurant International Pte. Ltd.
株式会社ケイ・アド
K-AD CORP.
フェニックス・フーズ株式会社
Phoenix Foods Inc.
■ 店舗数の推移
(店)
ナチュラル・ダイニング株式会社
Natural Dining Japan, Ltd.
329
329
330
316
2011 2012 2013 2014 2015
(年度)
0
2011 2012 2013 2014 2015
(年度)
0
2011 2012 2013 2014 2015
(年度)
0
2011
2012 2013 2014 2015
(年度)
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