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1-1.サンプル仕様書に基づき型紙作成
形状、構造、寸法、裁断、縫製等の情報をパーツごとに厚紙で切って作成。
平均的な型紙点数
・トートなどシンプルなバッグ:約5~15枚
・デイパックなど:約20~30枚
・多機能な複雑なバッグ:約40~60枚
1-2.サンプル作成
サンプル専門チームが作成。
・リードタイム:約15日。
・毎回作成毎に、キープサンプルを作成することで、次回サンプルまたは
量産の際に、迅速な対応が可能。
2. 生地簡易検査
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2-1.色移行試験
試験方法:
使用する素材同士の相性を確認。
表面同士を合わせて、アイロンをかける。
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2-2-1.摩擦堅牢度(乾式)
試験方法:
乾燥した白綿布約200g重りで、100mmの長さを100回往復。
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2-2-2.摩擦堅牢度(湿式)
試験方法:
水で湿らせた白綿布200gの重りで、100mmの長さを100回往復。
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2-3.色泣き
試験方法:
試験料に2cm各の生地を縫いつけ、少量の洗剤を入れた水に、2時間浸し、色移り
を調べる。
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2-4.滑脱
試験方法:
幅10CMの生地を1CM3針で端から8MMの位置で縫い合わせ、左右に引っ張り、
針穴の大きさを調べる
3-1.裁断
・型紙に合わせた抜き型を製造し、裁断機を使って、生地を裁断。
・裁断された生地は、紐などで一括りにし、タグをつける。タグには生地の使用先(品番、
枚数等)を記載し、誤使用が無い様にしている。
3-2.印刷
生地に印刷を行う。
版下データを基に、フィルムを作成し、印刷版を作成。
通常、上図の様な手動のスクリーン印刷が主体。
4.縫製①
・パーツごとに裁断された生地をラインで縫製。
・ミシンラインの隣に、工作台を配置し、パーツを置いたり、
縫製以外の他の作業(糸切り等)を行うことが可能。
4.縫製②ヘリ巻き
・ヘリまき用テープはロール状になっており、回転式のコースターに乗せ、
うでミシンを使用し、通称『ラッパ』と呼ばれるテープ通しの金具を使いヘリ巻きを行う。
4.縫製③ヒートバー
・ヒートバーにて、テープの切断面に熱処理を加え、スリップや後始末を行う。
5-1.仕上げ
・縫製後の糸くずの切断や汚れ拭きなどのクリーニング作業。
・きった糸くずの製品内残留防止の為、エアーガンでエアー吹きを行う。
5-2.検品
・検品部屋は、生産現場とは隔離し、原則土足厳禁。
・ 仕様書を基に仕様を確認。
・品質以外にも、機能性、補強を確認。
・バーコードリーダーを使用し数量を確認。
・空調完備。
その他
・ポール台車に製品を吊り下げる。シワや移色を防止します。
6-1.梱包
・検品後、速やかに、ひとつずつ袋に詰め、所定のカートンに規定数を入れる。
・印刷面やワッペン等は、その上に薄紙のシートを敷いて、色移りを防ぐ。
6-2.出荷
梱包後、一旦倉庫内にて保管し、後日コンテナに詰め込み、出荷。
中国工場出荷~日本倉庫到着:約8日間