パワーゴジラPKK取扱要領書

パワーゴジラ PKK タイプ取扱要領書
技 RPG07-071
【ステー組立取外し,リンク接続及びスライダー取外し方法】
07J5
プラスチック製組合わせ形パワーゴジラ(Type PKK)のステーの組立取外し,リンク接続及びスライ
ダー取外し要領について説明します。
【適応機種】
:PKK12※/PKK22※/PKK32※ (ステーについては PKK125/225/325 は除く)
1. ステーの組み立て及び取外し方法
ストッパー部分
ステーの組み立て方法
1.1.
図のようにステーのストッパー側からリンクの T 溝部分には
め込みます。はめ込むときはステーを図のように斜めにしてスト
ッパー部分を先に T 溝に入れてストッパーを変形させるように
ステーを水平に押し込みます。手で押し込むことが難しい場合は
プラスチックハンマーを使用してステーがリンクに対して直角
ステー
な状態で入るようにステー両端を交互にたたきながらはめ込み
ます。
ステーが確実にはめ込まれているか確認するためにストッパ
ー部分が T 溝を通過して起き上がっていることを確認してください。ストッパーがロックされていな
い場合はプラスチックハンマー等で軽い衝撃を加え確実にロックするようにして下さい。
※ ステーの組立方向は特に指定はありませんが全て同一方向にすると取外しの時に容易に行えます。
※ ステーの挿入位置が少しでもずれると入りにくい場合がありますので無理に叩かないで位置を確
認して下さい。
1.2.
ステーの取外し方法
ストッパー部分
ステーを取り外す場合はステーの両端にあるストッパー部分を
交互に斜め 45°の角度からプラスチックハンマー等で軽い衝撃を
プラスチックハンマー
ステー
加えます。ストッパー部分がリンクの T 溝部分に入ったらステー
がずれてきます。この状態でステー両端を交互に叩くことでステ
ーを取外します。
1.3.
ステー組立・取外し時の注意点
① 取外し及び取付け時にハンマー等でステーを叩く際にリンクの軸部分のスプレッターを同時に叩
いてしまうことがありスプレッターがずれてしまうことがありますので必ず確認してスプレッタ
ーを手で元の位置に戻して下さい。
② プラスチックハンマーで叩く場合、強い衝撃は加えないで下さい。プラスチック製部品なので破損
するおそれがあります。もし破損した場合はすぐに交換して下さい。破損品を取付けた状態にして
おくとパワーゴジラ走行時にその部品が外れて大きな事故になる可能性があります。
③ 取付け・取外し時にステーとリンクの間に手を挟まないように十分な注意をしてください。
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株式会社
三桂製作所
東京都大田区下丸子 4-21-1
TEL 03-3758-2226 FAX 03-3758-2021
2. リンクの接続及び取外し方法
パワーゴジラ PKK のリンクの接続及び取外し(分割)方法は
下記の要領で行って下さい。
スプレッター
2.1.
リンクの取り外し手順
リンクの接続部の取外しは図のようにリンクの接続軸に取
付けられているスプレッターを抜き取り(手作業で可能)リンク
P K K リ ン ク
を左右にずらすことで容易に行うことが出来ます。
2.2.
接 続 軸
リンクの接続手順
リンクの接続は取外しの手順の逆で行えますが次の点に注
接 続 穴
意して下さい。
①
スプレッターを取り付ける方向は曲げの外側からが原則
ですが、内側から取り付けても特に性能上問題ではありません。
②
スプレッターの裏表はありますが取り付ける際はどちら側でも問題ありません。
2.3.
リンクの接続・取り外し時の注意事項
① リンク接続時にリンクとリンクの間に手を挟まれないように注意して下さい。
②
スプレッターは小さな部品なのでなくさないように注意してください。
3. スライダー交換手順
スライダーの交換(取り外し及び取り付け)は下記の要領で行って下さい。
3.1.
スライダーの取り外し
右の図のようにウォータポンププライヤでスライダーをはさみリンクの
外側に倒すようにして取外してください。またスライダー厚さが約 1.5mm
以下程度であれば保持力が弱くなるのでマイナスドライバーを挿入して起
こすようにして取外すことも可能です。
また、ドライバー等をスライダーの隙間に挿入して無理に引き起こして取
り外す場合はリンクに傷をつけないように行って下さい。(この方法はスラ
イダーが摩耗して厚さが薄くなった場合は有効です。)
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株式会社
三桂製作所
東京都大田区下丸子 4-21-1
TEL 03-3758-2226 FAX 03-3758-2021
スライダーの取り付け
3.2.
圧入
スライダーの材質は耐摩耗性に優れた特殊なポリアミド樹脂を使
スライダー
用していますがリンク等の強度に比べると低くなっています。このた
め以下の手順で行って下さい。
①
事前にスライダーを熱湯(60~100℃)に 20 分程度つけておきま
す。(煮沸も可)
②
リンクの取付穴にスライダーの突起をまっすぐに押し込むよう
に圧入します。ハンドプレス等を推奨しますが、現場で行う場合
PKKリンク
はプラスチックハンマーでも可能です。
③
スライダーを圧入していくとカチッと音がして横の溝部分にス
ライダーのフック部分が引っかかります。完全にかかっているこ
スライダー
スライダーのフック部が
リンクにかかっている
ことを確認
とを確認して下さい。
スライダーが冷えて、乾燥した状態で無理に取り付けを行わないで
ステー
PKKリンク
下さい。破損(亀裂)するおそれがあります。
4. 部品構成表
No
部品名称
PKK12※
部品番号
PKK22※
PKK32※
備考
1
リンク
LNPK120/※1
LNPK220/※1
LNPK320/※1
※1=曲げ半径
2
ステー
STPK120/※2
STPK220/※2
STPK320/※2
※2=ステー長さ
3
スプレッター
SPPK120
4
デバイダーPDV
PDV100
5
デバイダーPDH
6
スライダー
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SPPK2/320N
PDV200
PDV300
PDH55,PDH75
SLPK120
株式会社
三桂製作所
SLPK220
デバイダーを使用する場合
デバイダーを使用する場合
SLPK320
PKK※28 に適用
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