Maintenance Release Note

リリースノート
Version 6.0 J
1999 年 9 月
以下に Origin 6.0J において Origin 5.0J のリリース版である 5.023J から、機能的に追加・変更・修正された項目を
記述します。
<目次>
1. 機能の追加・変更点 (p.1)
1.1 スクリプト以外の項目
1.2 スクリプト関連
1.3 Origin プロフェッショナル
2. 既知のバグ (p.3)
2.1 新規のバグ
2.2 まだ修正されていないバグ
3. マニュアルに記載されていない機能 (p.6)
4. スクリプトの機能強化 (p.6)
5. 修正されたバグ (p.11)
5.1 3D 図/等高線図、行列
5.2 データ解析・曲線フィット
5.3 Excel
5.4 インポート・エクスポート
5.5 LabTalk
5.6 pCLAMP
5.7 作図関連
5.8 印刷関連
5.9 ワークシート関連
5.10 その他の修正されたバグ
6. アドオン・モジュール (p.17)
6.1 ピークフィッティングモジュール(PFM)
6.2 Origin プロフェッショナル
1. 機能の追加・変更点
1.1 スクリプト以外の項目
• デフォルトの列のデータ型が「文字と数値」になりました。このデータ型は、旧バージョンのデフォルト列デ
ータ型である「数値」と異なりますので、Origin 6.0 のプロジェクトを、旧バージョンで開くと問題を起こすこ
とがあります。その場合のデータの損失を防ぐには、Origin 6.0 の列のデータ型を「数値」に変更してから、旧
バージョンで開くようにしてください。
• pCLAMP のインポートルーチンが「ファイル:インポート:pCLAMP」のメニューコマンドから実行することがで
きます。
• SigmaPlot DOS/Windows ファイルのインポートがサポートされなくなりました。
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1
• Origin 5.0 版の「インデックスカラーグラフ」が 6.0 版では「カラーマッププロット」に、「インデックスサイズ
グラフ」が「バブルプロット」に、「インデックスサイズとカラーグラフ」が「カラーバブルプロット」に名称変
更になりました。
• 既存のグラフにデータが追加される場合、そのグラフウィンドウに記録されたスタイルホルダーを使ってグ
ラフの作図タイプが決定されます。詳しくはユーザマニュアルの 695-696 頁を参照してください。
1.2 スクリプト関連
• for コマンド、 if コマンド、条件演算子(?:)の条件式が評価される時、非ゼロが真、ゼロが偽として判定され
ます。5.0 版では、正の値が真、ゼロまたは負の値が偽となっていました。(つまり、違いは値がマイナスの
時だけです。)
• LabTalk は関数名の中を除き、任意の場所にスペースを入れることができるようになりました。関数の例と
して、col ( c ) = col ( a ) - col ( b ); は許されますが、 col ( c ) = c ol ( a ) - co l ( b ); は許されません。
• ORIGIN60.INI ファイルでの使用のため、システム文字列変数 %Y が DRIVE:PATH を含むようになりました。
• オブジェクトメソッド wks.copy(StrVarLetter,Col,Row) が変更になりました。 Wks.copy(A,n) は列 n の全
ての行をコピーします。対照的に、Wks.copy(A,0,n) は行 n の全ての列をコピーします。
• コマンド break -s がサポートされなくなりました。
• コマンド doTool の以下のオプションがサポートされなくなりました:doTool -wd name, doTool -wi
name ID, doTool -wm name, doTool -wp name, doTool -wr ID, doTool -ws name, doTool -ws0 name,
doTool -ww name 。
• コマンド layer -3d m edit port がサポートされなくなりました。代わりにコマンド layer -k p を使ってくだ
さい。
• コマンド layer -3d m color がサポートされなくなりました。代わりにコマンド set dataset を使ってくださ
い。
• オブジェクトプロパティ system.tick.MajorLen がサポートされなくなりました。代わりに layer.tickL を使
ってください。
• オブジェクトプロパティによる色インデックスの値が、(ゼロからではなく) 正しく示されるようになりまし
た。
• オブジェクトプロパティ layer.cMap がサポートされなくなりました。代わりに set と get コマンドを使っ
てください。
• オブジェクトプロパティ system.excel.exclusive がサポートされなくなりました。
• オブジェクトプロパティ system.sigDigitsL が、system.numeric.sigDigitsL に変更になりました。
• オブジェクトプロパティ system.sigDigitsU が、system.numeric.sigDigitsU に変更になりました。
• オブジェクトプロパティ system.print.noBaseline が、system.print.fontBaseline に変更になりました。
• オブジェクトプロパティ system.pureColor がサポートされなくなりました。
• オブジェクト system.path は Origin 6.0 においてもバックワードコンパチブルですが、新しくスクリプトを
作成する時には、オブジェクト system.fileExt をご利用ください。。
• オブジェクトメソッド fdlog.multiOpen( ) が変数 count の代わりに fdlog.multiOpen.count をインクリメ
ントするようになりました。もし変数 count をインクリメントするようにしたい場合は、@nsv=1 と設定
してください。
• 「オブジェクト制御」ダイアログボックスで、『の後でスクリプトを実行』ドロップダウンリストで「ウィンドウ
アクティブ」を選択すると、当該ウィンドウがアクティブになった場合に加え、そのウィンドウを含むフォル
ダをプロジェクト・エクスプローラでアクティブ化した場合でも、対象のスクリプトが実行されるようにな
りました。
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1.3 Origin プロフェッショナル
• タブ付き UIM ツールの作成・編集機能は、サポートされていません。
2. 既知のバグ
2.1 新規のバグ
• 基線ツールで見つかったピークのインデックスは、 ±1 のデータポイントでのみ正確です。
• Z列データは非線型曲線フィット機構ではフィットされません。
• Greek および Script フォントの文字は以下のフォーマットでは正しくエクスポートできません: PDF, AI,
DXF, CGM, EPS, PCT, EMF 。
• マッキントッシュのイメージフォーマット (*.PCT) のエクスポートでは、部分的にグラフ要素が欠けること
があります。
• MAC KaleidaGraph のファイルは、ファイル拡張子が指定されていないとインポートできません。
• 「ウィンドウ:上下に並べる」のメニューID はスクリプトでは正しく動作しません。
• コマンドで子ウィンドウの名前を変更した時は、プロジェクト・エクスプローラの該当部分の表示は更新さ
れません。PE 内のショートカットで「リフレッシュ」すると更新されます。
• 「作図データの選択」ダイアログボックスで複数のデータプロットを含むグラフが作成された場合、最初のデ
ータプロットのプロットアイコンのみが凡例に表示されます。
• QC(品質管理、X bar R)チャートの作成では、非隣接列の選択はサポートされません。
• 描画された XYAM 型ベクトルグラフが軸フレームの範囲を超えて表示されることがあります。その場合、
全てのデータが表示されるよう再スケールしてください。
• あるスクリーンドライバとプリンタドライバの組み合わせによっては、データプロット内のユーザ定義シン
ボルの画面表示あるいは印刷が正しく行なわれないことがあります。
• ワークシートにおいて X と Y 両方のデータが共にマスクされていると、グラフウィンドウでの「マスクの逆
転」が働かず、データプロット全体がマスクされてしまいます。
• 256 色のディスプレイ利用時、ある特定の色は Origin から利用できません。例えば、「薄い黄色」や「薄い空
色」は正しい色になりません。
• グループ化されたシンボルを含む複数データプロットに対し、「作図の詳細」ダイアログボックスの『シンボ
ル』タブで「アルファベット推移」を選び、『グループ』タブの『グループ内推移項目』で「シンボルタイプ」が選
択されていると、データプロットグループのシンボルが正しいものに表示されません。
• Origin 5.0 のプロジェクトが最小化された結果ウィンドウを含んでいる場合、それを Origin 6.0 で読み込むと
その結果ウィンドウのサイズが復元されます。
• Origin 5.0 で作成した等高線図を Origin 6.0 で読み込んだ場合、上 X 軸と右 Y 軸が表示されません。
• PDF フォーマットのグラフ内のギリシャ文字のテキストオブジェクトは、Adobe Acrobat 4.0 では正しく表示
できません。
• 「1 月 2 日」の日付データ型は YYYY/MM/DD の形式では正しく入力できません。(MM/DD/YYYY 形式が有
功となっています。) (日本語版のみ)
• ネットワーク版 Origin でクライアント側が Origin サーバを使って実行される時、クライアントの
ORIGIN.INI がロードされているアドオン DLL を決定するのに使われます。その場合、サーバ管理者がアド
オンをインストールしても、クライアント側では、自分の ORIGIN.INI が更新されていないため、それを検
知することができません。
• ネットワーク版 Origin では、クライアント側でのユーザ定義のツールバーとボタンはサポートされません。
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• ネットワーク版 Origin では、クライアント環境ではグラフィックエクスポートのカスタムファイル設定
(File:Export Page) は記憶されません。これは Origin がカスタム設定をサーバの ORIGIN.INI のものに直そう
とするためです。
• 3D 曲面図のレベル数が非常に大きく設定(例えば 80 位)されると、グラフ表示が、おかしくなることがあり
ます。
• Origin がウィンドウズ 95 上で動作している場合、3D 曲面図のレベル数が非常に大きく設定(例えば 80 位)
されると、「編集:ページコピー」メニューコマンドによってプログラムが異常終了します。
• グラフページがデフォルトサイズから変更されている、あるいは横向き(ランドスケープ)に回転されている
と、そのページのエクスポートファイルが作成される際のカスタムページ設定がありません。
• 行列ウィンドウがアクティブな時、「フォーマット:行列の表示属性」メニューが使用不可の状態になっていま
す。「行列表示属性」ダイアログボックスを表示するには、行列ウィンドウ内の左上の角の、行見出しと列見
出しが交わるところでダブルクリックしてください。
• 「データ:不良データポイントの削除」メニューコマンドでグラフのデータポイントが削除された後、「編集:元に
戻す」メニューコマンドを選択すると、データがワークシートから作図されている場合、プログラムが異常
終了します。(EXCEL ワークブックからのデータプロットの場合は問題ありません。)
• パックビット(packbits)圧縮形式の TIF ファイルは正しく作られません。
• doc -d コマンドと win -t コマンドの 2 つを引き続いて実行すると、異常終了します。
• グラフとビットマップイメージの両方を含むグラフウィンドウが EPS 形式でページエクスポート(「ファイル:
ページエクスポート」)されると、Origin グラフのみがエクスポートされ、ビットマップは含まれません。ただ
し、EPS プリンタドライバを使い「ファイル:印刷」によって EPS ファイルを作成すると、グラフとビットマッ
プイメージの両方が出力されます。
• Origin 6.0 で作成されたウィンドウメタファイルは、Office95 の Word 7 には挿入できず、「このファイルは指
定されたグラフィックフィルターでは認識できません」というようなエラーメッセージが出ます。
• ウィンドウメタファイルを、「編集:ページコピー」メニューコマンドによって作成し、Origin 内でそのグラフ
を編集し、再度「編集:ページコピー」メニューコマンドを選択すると、作成したメタファイルのイメージが壊
されてしまうか表示されません。
• ツールを開けて、引き続き閉じると、 exist(toolname) 関数が 7 を返し、まだ開けられた状態であると間違
って判定します。
• 複数のワークシート列の XY 属性 (例えば X1, Y1, X2, Y2, 等) を持つデータを同時に作図させると、データ
の XY 属性が誤って変更されることがあります。
• Bi-Level 形式の TIF ファイルは、ウィンドウズ 95/98 では作成できません。エラーメッセージが出力され、
空のファイルが作成されます。
• ワークシートデータを行列に直接変換する場合、その最終列が空のセルを含んでいると、正しく変換できま
せん。
• NLSF は 200 個のパラメータの使用が可能ですが、128 個のパラメータのみを自動的に初期化します。
• 1つのテキストオブジェクト内に複数の上付き文字と下付き文字が存在していると、それらは正確に上下に
整列されません。
• ウィンドウズ NT 上の Origin 内で、「表示:フルスクリーン」メニューコマンドでグラフをフルスクリーン表示
させた後、そのグラフを削除すると、現在の Origin セッション内ではワークシートの表示が異常となります。
• 「枠でデータを切り取る」のオプションは、.PDF、.EPS、.AI の各フォーマットのエクスポートでは正しく動作
しません。
• 選択したワークシート列が 32767 行よりも多くの行を含んでいると、「解析:ソート(列)」のメニューコマンド
が正しく動作しません。
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• 「作図データの選択」ダイアログボックスで列の XY 属性を変更すると、その列データからの全グラフの XY
属性が変更されてしまいます。例えば、あるワークシート列 Y 列であったとして、それをラベル列に変更
すると、その列からの他のデータプロットでもラベル列になってしまいます。
• Origin をウィンドウズ 98 にインストールする際、デスクトップがアクティブ Web ページの表示モードに設
定されていると、Origin インストールプログラムが異常終了する場合があります。
• Origin 内の Excel ワークブックから3D 散布図を作成すると、当該あるいは別のグラフレイヤには、Excel ワ
ークブックから追加の3D 散布図を入れることはできません。
• Origin グラフをマイクロソフトの PowerPoint に貼り付け、そのグラフオブジェクトを編集のためダブルクリ
ックすると、OLE インスタンスを閉じた後 PowerPoint 内のグラフのサイズが大きくなります。
• グラフが .WMF あるいは .EMF の形式でエクスポートされ、他のアプリケーションで読み込まれた場合、表
示されたデータプロットのシンボルの形がおかしくなる場合があります。
• 個別のデータポイントの表示形式をユーザ定義シンボルに設定することは、データセット全体がユーザ定義
シンボルを使って作図されていない限りできません。
• NLSF のフィット関数のパラメータ値を固定に設定(変化可をオフ)すると、そのパラメータの誤差値が結果
のパラメータワークシートに間違って0と表示されます。結果ログおよびグラフに貼り付けられた値には、
正しく "--" (欠損値) として出力されます。
• アクセスできない、あるいは接続されていないコンピュータのデフォルトプリンタに印刷しようとすると、
Origin が異常終了します。
• file.readtoken( ) メソッドがリストセパレータを読み込まないようになりました。Origin 5.0 では、リストセ
パレータも読み込まれていました。
2.2 まだ修正されていないバグ
• LabTAlk コマンドを使って Excel セルを日付値に設定することはできません。
• システムフォントのテキストオブジェクトは回転できません。
• 「オプション」ダイアログボックスの『ページ』タブの『ページのコピー』グループの「余白の制御」と「余白
枠の割合」指定は、PowerPoint への貼り付けでは無視されます。
• 関数の極座標表示で角度単位をラジアンを使うと、角度の表示範囲が正しくなりません。
• ズームツールは極座標グラフでは動作しません。
• ベキ乗演算子のベキにマイナスの値が与えられた時、式が正しく解釈されません。例えば、1.5*10^2=
(ENTER)を入力すると 1.5*10^2=150 が結果となりますが、1.5*10^-2= (ENTER)と入力すると 1.5*10^-2=3 と
なります。この問題を避けるにはベキの部分を括弧で囲みます。例えば、1.5*10^(-2) とすると 正しく 0.015
が返ってきます。
• Excel5のワークブックとの DDE リンクは正しく動作しません。
• ウィンドウズメタファイルにおいては、色付き等高線は切り取り(クリップ)されません。
• コマンド page -s がオブジェクトの選択に使われた時、それは正しく動作しません。
• ワークシート上のテキストオブジェクトが正しい位置に印刷できない場合があります。
• 「マウスで作図」ツールは、3 点グラフでは動作しません。
• 関数グラフウィンドウの複製は、元のものから完全に独立したものにはなりません。
• オブジェクトメソッド nlsf.simplex(arg) は引数を無視します。
• UIM オブジェクトであるリストボックスとコンボボックスはグラフウィンドウ上には表示されません。
• 3D グラフのレイヤレベルの「作図の詳細」ダイアログボックスの『平面』タブである平面の位置のオフセッ
トを指定した場合、グラフを回転するとそのオフセットが0に戻ります。
• 3D ウォータフォールグラフの回転はサポートされていません。
• 二重 Y 軸グラフでは、右 Y 軸に対する Y=0 のグリッド線は表示されません。
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3. マニュアルに記載されていない機能
• 「テキスト制御」ダイアログボックスで、テキストオブジェクトのタブ設定を制御できます。
• ワークシートに新たに追加された列の標準 XY 属性は、デフォルトで Y が常に与えられます。
• 最大 2047 列までのデータが、ワークシートに ASCII インポートできるようになりました。
• 円グラフの「作図の詳細」ダイアログボックスの『円グラフの形状』タブで、「水平オフセット」の指定ができる
ようになりました。
• 浮動状態のプロジェクト・エクスプローラや結果ログをドックすることなく任意の位置に移動させたい時は、
CTRL キーを押しながらドラッグします。
4. スクリプトの機能強化
• オブジェクト stat.ds により Origin の記述統計にアクセスすることができます。
• マスク化/非マスク化されたデータのマスク情報を以下のように得ることができます:
(i) 関数 isMasked(index,dataset ) は、 index=0 の時、 dataset のマスクされたポイントの数を返します。デー
タポイントのインデックス番号が与えられると、この関数はそのインデックスのデータポイントの「マスク
状態」、つまり 1=マスク化、0=非マスク化、を返します。
(ii) 関数 findMasks(dataset) は、マスクされたデータポイントのインデックスからなるデータセットを返し
ます。
(iii) コマンド mark -st dataset -b firstPoint -e endPoint は、指定したデータセット範囲のデータをマスク
化/非マスク化します。
(iv) コマンド mark -w1 は、選択されたデータをマスクします。
(v) コマンド mark -sw dataset は、指定されたデータセットのデータのマスク化を逆転します。
(vi) システム変数、 @MC, @MM, @MP の各々によってマスクカラー、マスクの利用可/不可、マスクポイン
トの表示/非表示を設定することができます。これらのマスク制御の変数を変更後、コマンド mark -u によ
って全てのグラフをリフレッシュしてください。
(vii) コマンド mark -wd は、選択したデータからマスクを取り除きます。
(viii) 記法 dataset<index>= は、データポイントが非マスク化状態の時0を返し、マスクされている時は1
を返します。例えば、data1_b<4>= によって、データセットの 4 番目のポイントがマスクされているかど
うかをチェックすることができます。
• 解析結果の出力の制御を向上するため、 type オブジェクトのプロパティとメソッドが以下のように拡張さ
れました:
type.beginResults( ):ある結果のブロックを結果ログに通知します。ヘッダが異なるブロック間のセパレ
ータとして使われます。
type.endResults( ):ある結果のブロックの終了を結果ログに通知します。結果ログの各ブロックをヘッダ
で分離するには、結果ブロックの終了を結果ログに通知する必要があります。
type.redirection(<on>,<off>):このメソッドにより次に述べる type.redirection プロパティのビットをオ
ン・オフすることができます。最初の引数はビットをオンにし、2 番目の引数はオフにします。このメソッ
ドは、現在の type.redirection の設定を返します。
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• type.redirection:デフォルトでは、全てのテキスト出力は、スクリプトウィンドウに出力されます。この
プロパティは以下のように出力先を変更することができます:
ビット
値
説明
0
1
スクリプトウィンドウに出力
1
2
type.notes$で指定されるノートウィンドウに出力
2
4
常にエラーメッセージをスクリプトウィンドウに出力
3
8
ノートウィンドウに送られたテキストに改行を追加
4
16
結果ログに出力
• 結果ログにおけるタブの幅を示す文字数は、オブジェクトプロパティ system.font.tabSize に格納されてい
ます。
• スクリプトウィンドウの状態は、オブジェクトプロパティ type.state に示されています。
• ノートウィンドウに関する以下の制御が追加されました:
1) オブジェクトプロパティ type.notesState には、ノートウィンドウの状態が格納されています。
2) コマンド win -in notesWindow はノートウィンドウを最小化します。
3) コマンド win -zn notesWindow はノートウィンドウを最大化します。
4) オブジェクトプロパティ type.notesRemainIcon は、type.notes$ で指定されるノートウィンドウの「ア
イコン状態に保つ/表示」の設定を制御します。
5) コマンド save -n notesWindow fileName は、ノートウィンドウを指定した名前のファイルに保存しま
す。
6) コマンド open -n fileName notesWindow は、指定したテキストファイルをノートウィンドウに開きま
す。
• ユーザ定義のツールボタンのカテゴリーが新たに作られた後、メソッド
system.toolbar.create(category[,toolbarName]) により、その新カテゴリーの全てのボタンを含むツール
バーを開くことができます。
• メソッド wks が、列の選択を制御するため、以下のように拡張されました:
1) wks.colSel(colNum,n): n=1 の時、colNum が選択され、n=0 の時、colNum が非選択となります。
2) wks.isColSel([colNum]: colNum が選択されていないと 0 を返し、colNum が選択されていると 1 を返しま
す。 colNum の部分範囲が選択されていると 2 を返します。もし colNum が引数に指定されていない場合、選
択されている列(列全体あるいは部分範囲)の数を返します。
• %(worksheetName, @option, columnNumber)のような置換表現で @option 記法を使って返されるデータ
セットの情報として、以下のようなものが追加されました:
1) @O: 現在の選択されている列の最も左の列から、 columnNumber で示される列までのオフセットを返し
ます。
2) @OY: 現在の選択されている列の最も左の Y 列から、 columnNumber で示される列までのオフセットを
返します。
3) @OYX: 現在の選択されている列の最も左の Y 列から、 Y 列のみを数えて columnNumber で示される Y
列までのオフセットを返します。
4) @OYY: 現在の選択されている列の最も左の Y 列から、X 列のみを数えて columnNumber で示される X
列までのオフセットを返します。
5) @E#: ワークシートあるいは、現在の選択されている領域内の Y エラー列の数をを返します。
6) @H#: ワークシートあるいは、現在の選択されている領域内の X エラー列の数をを返します。
7) @YS#: columnNumber で示される列を含みその右にあって、選択されている最初の Y 列の番号を返しま
す。
8) @Z#: ワークシートあるいは、現在の選択されている領域内の Z 列の数をを返します。
• オブジェクトプロパティ wks.col.justify は、ワークシート列の値の位置揃えを設定します。
• コマンド layer -b 3DB value は、グラフィックディスプレイキャッシングのオプションを制御します。
• コマンド layer -b R value は、ワークシートを読取専用(リードオンリー)に設定します。これは、オブジェ
クトプロパティ create.readOnly を使って制御することもできます。
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• ヒストグラムに対して、set と get のコマンドに以下の 5 つのオプションが付け加えられました:
1) -hbb: ビン化されたデータの下限を set/get する。
2) -hbe: ビン化されたデータの上限を set/get する。
3) -hbs: ビンのサイズを set/get する。
4) -nhw: 頻度ワークシートの名前を get する。
5) -nhwc: 頻度ワークシートを作成する。
• 水平/垂直階段グラフに対して、set と get のコマンドに以下の 8 つのオプションが付け加えられました:
1) -lh: 水平ドロップラインを表示化/非表示化する。
2) -lhc: 水平ドロップラインの線の色を set/get する。
3) -lhs: 水平ドロップラインの線種を set/get する。
4) -lhw: 水平ドロップラインの太さを set/get する。
5) -lv 又は -pd: 垂直ドロップラインの太さを表示化/非表示化する。
6) -lvc: 垂直ドロップラインの線の色を set/get する。
7) -lvs: 垂直ドロップラインの線種を set/get する。
8) -lvw: 垂直ドロップラインの太さを set/get する。
• グラフの線とシンボルの制御に対して、set と get のコマンドに以下の 5 つのオプションが付け加えられま
した:
1) -cl: 線の色を set/get する。
2) -cse: シンボルの縁色を set/get する。
3) -csf: シンボルの塗り色を set/get する。
4) -ka: シンボルの形状をユーザ定義ビットマップに set する。
5) -kn: 英数字シンボルの表示に使われているフォントを set/get する。
• カラーマップを使ったプロットに対して、set と get のコマンドに以下の 2 つのオプションが付け加えられ
ました:
1) -cmn: n 番目のレベルの色を set/get する。
2) -czn: n 番目のレベルの Z 値を set/get する。
• データラベルのフォント制御について、set と get のコマンドに以下の 3 つのオプションが付け加えられま
した:
1) -kb: データラベルを太字(ボールド)に設定(あるいは太字かどうかをチェック) する。
2) -ki: データラベルを斜字体(イタリック)に設定(あるいは太字かどうかをチェック) する。
3) -ku: データラベルを下線付きに設定(あるいは下線付きかどうかをチェック) する。
• エラーバーについて、以下の 2 つのオプションが付け加えられました:
1) -oxm: データをマイナス側 X エラーとしてプロットする。
2) -oxp: データをプラス側 X エラーとしてプロットする。
• 棒グラフに対して、set と get のコマンドに以下の 7 つのオプションが付け加えられました:
1) -pbc: 棒の境界色を set/get する。
2) -pbs: 棒境界の線種を set/get する。
3) -pbw: 棒境界の線の太さを set/get する。
4) -pfb: 背景色を set/get する。
5) -pfc: パターンの色を set/get する。
6) -pfp: 塗りパターンを set/get する。
7) -pfw: パターンの線種を set/get する。
• コマンド set dataset -em value と set dataset -ez value によって、ワークシートの表示領域の末端を設定
することができます。
• コマンド win -oa winName {script} は名前付きの非表示ウィンドウに対して、指定したスクリプトを実行
することができます。
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• コマンド doc -cws [name ] は、名称 name と完全一致あるいは前方一致するプロジェクト内の全てのワーク
シートとデータセットを数え上げ、変数 count にその値をセットします。
• 新しく提供された以下のグラフタイプに対して、以下の 11 個のプロット ID が定義されました。プロット
ID は、worksheet -p や layer -i# コマンドで使われます:
1) バブルプロット(サイズでインデックス):193
2) カラーバブルプロット(2 つの Y 列選択の場合):194
3) XYAM 型ベクトル:208
4) XYXY 型ベクトル:218
5) 3D ウォール:210
6) 3D リボン:211
7) 3D 棒グラフ:212
8) 三点グラフ:245
9) カラーマッププロット:247
10) カラーバブルプロット(3 つの Y 列選択の場合):248
11) ヒストグラム:279
• データプロットのスタイルホルダーに関して、スクリプトから以下の 4 つのコマンドが利用できます:
1) layer -ie: アクティブなグラフウィンドウレイヤ内で利用されていない全てのスタイルホルダーを削除
します。
2) layer -iu: アクティブなグラフウィンドウレイヤ内で利用中の全てのスタイルホルダーを削除します。
3) layer -i: アクティブなグラフウィンドウレイヤ内の全てのスタイルホルダーを削除します。
4) list o: 現在のレイヤの全てのオブジェクトを表示します。このコマンドは、インデックス、タイプ、名
前の 3 つの属性値を返します。タイプ=7 はスタイルホルダーを示しています。また、この 7 の横にアスタ
リスクが付いていると、そのスタイルホルダーが使用中であることを示しています。
• プロパティとメソッドを持つオブジェクト create が、カスタム最小化ワークシートを作成するのに利用で
きます。
• コマンド open -ar fileName は、fileName のデータを現在のワークシートの新たな行に追加します。
• Peaks ワークシートにおいて P(正)あるいは N(負)のいずれかを持つデータセットの名前を保持するオブジェ
クトプロパティ curve.peakDirection$ が利用できます。
• オブジェクトメソッド curve.SGSmooth( ) が、curve.smoothRightPts、 curve.smoothLeftPts、
curve.polyDeg の 3 つのオブジェクトプロパティを使うようになりました。curve.smoothRightPts と
curve.smoothLeftPts のプロパティは、スムージングされるデータポイントの右/左側にあるデータポイン
トの数を制御します。curve.polyDeg のプロパティはスムージングで使われる多項式の次数を制御します。
• オブジェクトメソッド export.image(fileName,imageType) はグラフをグラフィックファイルにエクスポー
トするためのアクセスを提供します。そのサブオブジェクト export.image は、グラフィックエクスポート
フィルターとそのフィルター属性へのアクセスを提供します。
• オブジェクト fdlog に、「開く」、「上書き保存」、「名前を付けて保存」、「複数 ASCII インポート」の各ダイア
ログボックスを制御するためのプロパティとメソッドが追加されました。
• オブジェクトプロパティ fft.exponentSign は、FFT 計算において使われる指数位相ファクターの符号(科学
分野=1、工学分野=-1) を設定することができます。
• オブジェクト layer.axis に、軸の表示を制御するためのプロパティが 2 つ追加されました:
1) layer.axis.thickness: 軸の太さを制御します。
2) layer.axis.showLabels: 2=右あるいは上のラベルを表示; 3=上と下、あるいは左と右のラベルを表示。
• オブジェクトプロパティ layer.plotn.boxchart がボックスチャートの表示を制御するよう強化されました。
• オブジェクトプロパティ page.title がウィンドウ名とラベルの表示の制御するよう強化されました。
• オブジェクト system.display に以下の 4 つの新しいプロパティが追加されました:
1) system.display.noWinUpdate: 他のウィンドウにカバーされるパーセントに基づいたウィンドウの表
示更新を制御します。
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2) system.display.pasteMeta: ビットイメージかメタファイルイメージとしてクリップボードイメージを
貼り付けます。
3) system.display.selBlink: 軸あるいは目盛ラベルがダブルクリックされた時のブリンクの制御
4) system.display.wksGridNoShow: ビデオディスプレイ問題がある時に、ワークシートグリッドを表示
します。
• カスタム日時の制御ができるようになりました:
1) system.date( ): 現在の日時を数値フォーマットで返します。
2) system.date.customFormat1$: 第 1 のカスタム日時を制御します。
3) system.date.customFormat2$: 第 2 のカスタム日時を制御します。
• オブジェクトプロパティ system.excel.dragDropPlot が、Excel ワークブックのデータからと同様、 Origin
ワークシートデータのドラッグ&ドロップ作図した時のグラフタイプを制御するようになりました。
• オブジェクト system.fileExt が大幅に拡張されファイルのグループと利用のトラッキング(記録追跡)に関し
て含むようになりました。
• オブジェクト system.graph が、以下のようなグラフ表示の制御をするよう拡張されました:
1) system.graph.closeLayPrt: レイアウトページウィンドウが閉じられる時、プロンプトを表示するかど
うかを制御します。
2) system.graph.displayChar: 「作図の詳細」ダイアログボックスでシンボルギャラリーが文字群を含むか
どうかを制御します。
3) system.graph.fillColor: 色を指定するドロップダウンリストで「自動」が選ばれた時に表示される色を制
御します。
• オブジェクト system.project に以下のようなプロジェクト関連の制御が追加されました:
1) system.project.iconizedAsHidden: Origin 6.0 以前のバージョンで最小化されたウィンドウを持つプロ
ジェクトをバージョン 6.0 で開けた時のウィンドウを制御します。
2) system.project.showInDataList: 「レイヤ n 」ダイアログボックスのデータリストに、非アクティブな
PE フォルダのワークシートのデータセットを表示するかどうかを制御します。
3) system.project.showInNLSFDataList: NLSF の「データセット選択」ダイアログボックスに、非アクティ
ブな PE フォルダのワークシートのデータセットを表示するかどうかを制御します。
4) system.project.startupPEViewMode: PE フォルダの選択が、ワークスペースの表示にどのように反映
するかを制御します。
• ワークシート、Excel ワークブック、行列の制御のため、オブジェクト system.wks に以下の 8 つが追加さ
れました:
system.wks.autoDelCol: ワークシートが閉じられる時、データセットを自動的に削除します。
system.wks.closeExlPrt: Excel ワークブックウィンドウが閉じられる時、プロンプトを表示するかどう
かを制御します。
3) system.wks.closeMatPrt: 行列ウィンドウが閉じられる時、プロンプトを表示するかどうかを制御しま
す。
4) system.wks.closePrompt: ワークシートウィンドウが閉じられる時、プロンプトを表示するかどうか
を制御します。
5) system.wks.defTemplate$: 「標準」ツールバーの「新ワークシート」ボタンをクリックした時、使われる
テンプレートの名前です。
6) system.wks.impTemplate$: 複数 ASCII ファイルを複数ワークシートにインポートする際、使われる
デフォルトのテンプレートの名前です。
7) system.wks.numericData: 全ての新しいワークシートの全て列を「文字と数値」あるいは「数値」にセッ
ト 8) system.wks.transpDelEmptyCols: ワークシートの行と列の入替え後、余剰列の削除をするかどう
かを制御します。
• オブジェクト system.results が結果ログの制御のため、以下のように強化されました:
1) system.results.autoOpen: データプロットに対して解析機能が操作された時に、結果ログが自動的に
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開かれるかどうかを制御します。1=結果ログを開く; 0=結果ログは非表示のまま。
2) system.results.tabSize: 結果ログ内のタブ設定を制御します。
3) system.results.viewMode: 結果ログ内にプロジェクトの解析結果がどのように表示されるかどうかを
制御します。1=全てを表示; 2=現在のプロジェクトフォルダの結果のみを表示; 3=現在のプロジェクトフォ
ルダとそのサブフォルダの結果を表示。
• 関数 exist(name,n) に制御項目が追加されました。n=0 の時、name がアクティブで非表示状態でない場合、
この関数は 0 でない値を返します。 n=10 の時、name がアクティブの場合、この関数は 0 でない値を返しま
す。
• 不完全 F-分布関数 incf(X,m,n) が追加されました。ここで X は積分の上限、m と n は自由度です。
• 以下の式で定義されるベータ関数 beta(a,b) が追加されました:
1
beta(a, b) = ∫ t a −1 (1 − t )b −1 dt
0
• 文字列変数 %Z の長さが最高 6290 バイトとなりました。
• CUSTOM.OGS という名のショートカットが Origin フォルダに置かれ、そのショートカットがあるスクリプ
がクリックされた時、
トファイルを指しているとした場合、標準ツールバーのカスタムルーチンボタン
スクリプトファイルが正常に開かれます。
• コマンドラインオプション ‐h により Origin を非表示状態として起動できるようになりました。これにより、
ORIGIN.INI ファイルのキーワード showState を変更する必要がなくなりました。
5. 修正されたバグ
5.1 3D 図/等高線図、行列
修正された旧バージョンのバグ
• 等高線の作図スピードがバージョン 4.1 でのスピード相当に回復しました。
• 「軸」ダイアログボックスの『スケール』タブの再スケール方式の「自動」および「手動」指定が正しく動作する
ようになりました。
• 「3D 回転操作」ツールバー「回転の初期位置」ボタンによって、回転された図形をデフォルトテンプレートの
初期位置に正しく戻すことができるようになりました。
• 3D ワイヤーフレーム図において、Z 値が Z 軸範囲の下に超えた場合でも正しく表示されるようになりまし
た。
• カラーマップ曲面図において、Z 軸の長さを変更した場合でも、そのカラーマップの Z 値レベルが正しく表
示されるようになりました。
• カラーマップ曲面図において、表面の色が変更になった場合でも、プロジェクトにある他のカラーマップ曲
面図の色に影響を与えることが無くなりました。
• カラーマップ等高線のレベル数が 69 を超える場合でも、プログラムが異常終了しなくなりました。
• 「透明」の塗り色を持つ2D の XY グラフ類が、サポートされるようになりました。
• 3D 散布図およびトラジェクトリグラフにおいて XY 投影が正しく表示されるようになりました。
• 3D XYZ 型のグラフにおいて投影の線の太さが変更されても、元のデータプロットの線の太さは影響を受
けなくなりました。
• 行列の値を設定した後、次数を設定し直してもデータを失うことがなくなりました。
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• 「3D 回転操作」ツールバーの『3D 回転角』テキストボックス
プログラムが異常終了しなくなりました。
を編集して 3D グラフを回転させても、
• 3D XYY のグループ化されたデータプロットで、境界色の推移が設定されている場合、グループメンバー間
の色の推移が正しく扱われるようになりました。
5.2 データ解析・曲線フィット
修正された旧バージョンのバグ
• FFT フィルターで、特定のプロット範囲からのデータが使われた場合でも、結果が不適切にシフトされてし
まうことがなくなりました。
• Biphasic 関数のフィットが収束するようになりました。
• 複数行からなるユーザ定義フィット関数が、同じ Origin セッション内で複数回ロードされても、数式の最後
の文字が削除されるというようなことがなくなりました。
• FFT フィルタによるスムージングは、全データポイント数よりも小さな最大の 2 のベキ乗個のデータポイン
トではなく、データセットの全データポイントを操作対象とするようになりました。
• パラメータの共有をする異なる関数への複数データセットのフィットが、正しく動作するようになりました。
• NLSF の関数編集ダイアログボックスで、DoseResp 関数の「A」パラメータが正しいラベルで記述されるよう
になりました。
• 「解析:複数曲線の平均」メニューコマンドを、同じ Origin セッションで複数回選択しても、結果のワークシ
ートのデータは重ね書きされません。このメニューコマンドで作成される結果のワークシートは Average と
いう名前となります。ワークシート内の列の名前には、Mean#ofCurvesCuv という名前の形式が適用されま
す。2 回目以降作成された結果のデータは Average ワークシート内に新しい列として追加されます。
• 「解析:フィット:多項式」メニューの選択による多項式フィットを実行する場合、「フィット曲線上のポイント
数」のテキストボックスの値が無視されることがなくなりました。
• 基線ツールで作成されたピークラベルが、データセットを切り替えた場合も、重ね書きされることがなくな
りました。
• 3D 曲面グラフでも対数スケールがサポートされるようになりました。
• メニューコマンド「解析:複数曲線の平均」で、関数プロットがその解析対象に含まれていても、プログラム
が異常終了することがなくなりました。
• ガウスフィットおよびローレンツフィットをメニューから実行する場合、ワークシートに X 列が存在しない
場合でも正常に動作するよう修正されました。
• メニューコマンド「解析:スムージング:隣接平均」で、データセット名が 17 文字よりも長い場合でも、プログ
ラムが異常終了することがなくなりました。
• メニューより指数増加フィットを実行する時、関数式 y=y0+A*exp(x/t) が利用されるようになりました。旧
バージョンでは、過剰パラメータの式 y=y0+A*exp((x-x0)/t) が使われていました。
• Pharmacology カテゴリーの TwoSiteComp 関数に伴って NLSF が開かれても、Origin が異常終了することがな
くなりました。
• NLSF の Param ワークシートが、以下の値を正しく出力するようになりました:"parachange" (フィット中で
変化可となっているパラメータの数), "iterations" (実行された繰り返しの数), "constr" (課された制約の合計),
and "constreff" (実効的であった制約の合計)。
• データマーカを含むデータセット上で指数減少フィットが繰り返し行なわれても、Origin が異常終了するこ
とがなくなりました。
• 線型フィットツールで「図上値によるフィット」オプションが選択された場合、フィット誤差が正しく扱われる
ようになりました。
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• 「解析:FFT」が欠損値を 0 として扱うことがなくなりました。
• NLSF で複数データセットが使われる時、機械的重み付けが正しく扱われるようになりました。
• NLSF の数式表示において、 Extreme 関数が y = y 0 + A exp(− exp(− z ) − z + 1) に変更となり、実際に使わ
れている関数と合致するようになりました。
• NLSF の数式表示において、Giddings 関数が y = y0 +
y = y0 +
 2 xc x 

2 
 w  − x− xc
xc

 w
e
から
I1
w
x
A
w
− x− x
A xc  2 xc x  w c
I1
e
に変更されました。
w x  w 
• NLSF の数式表示において、BiPhasic 関数が y = A min +
( Amax1 − Amin )
1 + 10
(( x − x 0 _ 1)*h1)
+
( Amax 2 − Amin )
1 + 10 (( x 0 _ 2− x )*h 2 )
に変更となり、
実際に使われている関数と合致するようになりました。
• NLSF の数式表示において、OneSiteComp 関数が y = A2 +
A1 − A2
に変更となり、実際に使われてい
1 + 10 ( x−log x0 )
る関数と合致するようになりました。
 w − 1

• NLSF の数式表示において、Wiebull3 関数が y = y0 + A 2
 w2 
1− w2
w2
[S ]
w2 −1
e
 w −1 
−[S ]w2 + 2 
 w2 
,
1
x − xc  w2 − 1  w2
 に変更となり、実際に使われている関数と合致するようになりました。
S=
+ 
w1
 w2 
• NLSF の数式表示において、Exp1p3Md 関数が y = − ln ( B )B に変更となり、実際に使われている関数と合
x
致するようになりました。
• NLSF の関数、ExpGro1, Explinear, Shah, Yld Fert, Hyperbolamod, Logistpk, Biphasic, DoseResp, Power2,
PearsonvII において、パラメータ A と t の名前が A1 と t1 に変更され、実際に使われている関数と合致する
ようになりました。
1
• NLSF の関数ファイルにおいて、Asym2Sig 関数が y = y0 + A
1+ e
1
y = y0 + A
1+ e
−
x − xc + w1 / 2
w2


1
1 −
x − xc − w1 / 2
−

w3
 1+ e
−
x − xc + w1 / 2
w2


1
1 −
x − xc − x1 / 2
−

 1 + e w3


 から、




 に変更され、数式表示と合致するようになりました。


• FFT ツールの「位相の巻き解消」のチェックボックスは、ユーザマニュアルに記載どおり動作するようになり
ました。
5.3 Excel
修正された旧バージョンのバグ
• グラフを含むような Excel ワークブックの図形をレイアウトページに追加した場合でも、Origin が異常終了
することがなくなりました。
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• ワークブックの非隣接の列からの線系グラフで、プログラムが正常動作するようになりました。
• プロジェクトが閉じられ再オープンされるような場合でも、Excel ワークブックからの3D 散布図の表示が
消えるようなことがなくなりました。
5.4 インポート・エクスポート
修正された旧バージョンのバグ
• ASCII ファイルへのエクスポートで複数ラベルが正しく扱われるようになり、エクスポートの結果で実際よ
りも少ないラベルとなることがなくなりました。
• レイアウトページをエクスポート、あるいはクリップボードへコピーできるようになりました。
• JPEG 形式でページエクスポートされた図形の画質が大幅に向上しました。
• PCX 形式でページエクスポートされた図形の画質が大幅に向上しました。
5.5 LabTalk
修正された旧バージョンのバグ
• 古いスタイルのファイルを開けるダイアログボックスが、コンピュータの種類に関らずプログラムの異常終
了を引き起こさなくなりました。このプログラム異常は、getfilename –m オプションが使われているか、
system.explorer が 0 に設定された fdlog.multiopen( ) が利用されている場合に生じていました。
• Page.icons がレイヤアイコンの「表示状態」の読み取りのために使うことができるようになりました。
• ループの本体部分の大きさが制限を越えている場合、スクリプトウィンドウに警告メッセージが表示される
ようになりました。
• グラフ上にレイヤが複数ある場合でも、Origin の起動時に %C 変数からアクティブデータセット名にスクリ
プトアクセスできるようになりました。
• 構文 data1_A=data1_A+data1_A[1]; が正しく動作するようになりました。
• コマンド lr -b と lr -e が正しく動作するようになりました。
• データセットインデックスを指定するのに直接利用した長い数式が正しく計算されるようになりました。
• ツールオブジェクトが外部スクリプトから更新された時、正しく表示の更新が行なわれるようになりました。
• BATCH.OGS の例題スクリプトが指定された全てのファイルを正しく扱うようになりました。
• ユーザ定義マクロに負の引数を渡すことができるようになりました。
• コマンド Layer –h が、グラフウィンドウ内同様、印刷出力およびレイアウトページでも指定したレイヤを
隠すようになりました。
• 関数の引数の長さの制限が、25 文字から 250 文字に引き上げられました。
• Run.section(,secname) は、コマンドがキューに入っている場合でも指定セクションを含んでいるファイル
を見つけることができます。
• メソッド stat.name() は、“cntrlbit”の引数が 1 に設定されていると、既存のワークシート名のリスト内に
「ギャップ」がある場合でも、一意のワークシート名を見つけることができるようになりました。さらに、
stat.name() は、既存のデータセットと名前の衝突を起こすような名前は返しません。
• 文字列の長さを計算するための %[%A] 記法は、正しく後置スペースを計算に含めるようになりました。
• 文字列の代入では、代入演算子の「=」の後ろにある全ての前置スペースと、最後のセミコロンの前にある全
ての後置スペースを無視します。
• ベクトル表現とスカラー表現をスクリプトウィンドウ内で混在して使うことができます。(4.1 版の機能を回
復)。例:col(d)=(col(c)-col(b)[1]);
• Win –ca winName がプログラムの異常終了を引き起こすことがなくなりました。
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• コマンド Win –ti が複数回実行されると、以前作られたウィンドウではなく、新たに作られたウィンドウが
アクティブになります。
• Getnumber の ダイアログボックスで、変数が初期化されなかった場合、欠損値が表示されるようになりま
した。以前の版では、欠損値が変数に格納されているにも関らず、ダイアログボックスに0が表示され、値
を0に変更することができませんでした。
• Getstring の ダイアログボックスで文字列変数が変更無しに渡されても、コマンドエラーを引き起こすこと
がなくなりました。
• スクリプトウィンドウ内で入力したスクリプトをハイライトして ENTER キーを押して実行する場合、その
末尾の文字が消えるようなことがなくなりました。
• スクリプトウィンドウ内で計算のため数式を入力した場合、先頭に現れたマイナス記号がハイフンとして解
釈するようなことがなくなりました。
• LabTalk コマンド clipboard が、「編集:ページコピー」メニューコマンドとまったく同一の機能を果たすよう
になりました。
• システム変数 %C の値がグラフウィンドウへのデータの追加の直後に設定されるようになりました。
• 代入式 nlsf.constr$=""; が NLSF において、その内容を正しくクリアするようになりました。
• 積代入の演算子 *= が、データセットを作成する %(wks,col,row)*=Num という式で使われた場合でも、正
しく動作するようになりました。
5.0 SR2 版のバグ
• 現在の日時を得るための @D が 2000 年問題対応済みとなりました。
5.6 pCLAMP
• 異なるサイズのエピソードを持つ pCLAMP ファイルのインポートをする場合でも、Origin が異常終了するこ
とがなくなりました。
5.7 作図関連
修正された旧バージョンのバグ
• 「作図:テンプレート」メニューコマンド、あるいは「2D グラフギャラリー」の
ボタン(テンプレートに
作図) を使って、9 文字以上の名前を持つワークシートからプロットしても、プログラムが異常終了するこ
とがなくなりました。
• 三点グラフを「編集:ページコピー」のメニューコマンドでコピーしても、プログラムが異常終了することがな
くなりました。
• 積み上げ棒グラフが、引き続いて作成したボックスチャートのスケールに影響を与えなくなりました。
• 「レイヤ n」ダイアログボックスから、互いに従属関係にあるものを含め、複数のデータセットを問題なく削
除することが、結び付けられたワークシートが無いような場合(例えば、Y データセットとそれに結び付け
られたエラーバーデータセット)でも、可能になりました。
• カスタム Y 軸リンクが正しく動作するようになりました。
• 極座標プロットで Y 軸ラベルが適切な位置に表示されるようになりました。
• データラベルの右揃えが正しく行なわれるようになりました。
• レイヤ中の全てのデータプロットを取り除いた後、「2D グラフギャラリー」ツールバーのいずれかのボタン
をクリックした時に、最後に取り除かれたデータプロットが再度作画されてしまうことがなくなりました。
• データ値を持つような軸属性を変更した場合でも、間違って再スケールを引き起こすことがなくなりました。
• 線系グラフが、ワークシートの選択領域のデータから作成できるようになりました。
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• 「レイヤ n」ダイアログボックスを使ってグラフを追加するような場合でも、X エラーが正しくプロットされ
るようになりました。
• テンプレートがエラーバーを含む場合、エラーバーデータをテンプレートに取り込んだ時、その作図に異常
を起こすことがなくなりました。
• 複数レイヤグラフでのデータの積み上げが、正しく行なわれるようになりました。
• 三点グラフのドロップラインが、グリッド線に平行に描かれるようになりました。
• ベクトルグラフの凡例が標準化され、プロット中の最初のベクトルの角度と大きさに左右されることが無く
なりました。
• 軸刻みの月と曜日の表示が正しくなりました。(日本語版のみ)
5.8 印刷関連
修正された旧バージョンのバグ
• スライドプリンタへの色付きの背景を持つ印刷を行なう場合、白色もサポートされるようになりました。
• Excel ワークブックの 1 つの列からの複数グラフが、同じレイアウトページに置かれた場合でも、正しく印
刷されるようになりました。
• スクリプトウィンドウのテキストをポストスクリプトプリンタに印刷できるようになりました。
5.9 ワークシート関連
修正された旧バージョンのバグ
• 「列値の設定」ダイアログボックスが、ワークシートの選択領域を受け付けるようになりました。
• 倍精度(8)の内部データ型で表現できるワークシートの数値範囲が、Origin 4.1 SR2 版相当に回復しました。
その上限は 1 E 290、下限は 1 E-290 です。
• 有功桁数の設定が、「文字と数値」型のワークシート列に対しても、できるようになりました。
• 複数行のワークシート列ラベルにおいて括弧が問題を引き起こさなくなりました。
• 最初のワークシートの列がそれ以降の列よりも少ないデータ行を持っている時、領域全体を得るためのワー
クシートコピーが正しく行なわれるようになりました。
• 標準配置の XYZ ワークシートのデータを行列に変換する時、X 値との対応関係が正しく保たれるようにな
りました。
• 「文字と数値」型から「日付」型のデータ変換の際、データが失われることがなくなりました。
•
「作図データの選択」ダイアログボックスを使って、文字型以外に設定された列からデータラベルをプロッ
トしても、ワークシート列のデータが壊れることがなくなりました。
5.10 その他の修正されたバグ
修正された旧バージョンのバグ
• マスターページの項目は、個別のグラフウィンドウ内と同様、印刷やクリップボードへのコピーが可能です。
• ベクトル図をウィンドウとしての保存(.OGG ファイル)しても、方向や大きさの情報が失われることがなく
なりました。
• ワークシートのセル編集時、セル内のカーソル位置への貼り付けが可能になりました。
• レイアウトページに現れているグラフウィンドウの名前を変更することができるようになりました。
• ファイルタイプのドロップダウンリストの「*.*」の指定で ASCII ファイルのインポートをする時、最後に使
われたディレクトリが追跡記憶されるようになりました。
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• エクスポートされたウィンドウズ・メタファイルは、使用されたプリンタドライバに関らず正しい大きさと
なります。
• OLE のインプレース・アクティベーションを使ってグラフを編集する場合、他のアプリケーションに埋め込
まれているグラフに「文字と数値」型のデータ列からの X 軸が含まれている時、そのグラフは X 軸の情報を
含むようになりました。
• ウィンドウズ NT の環境下で、あるプロジェクトを 2 度目に保存する時、FFT フィルターの特定の解析が行
なわれた時に異常終了することがなくなりました。
• 以下の条件が同時に満たされた時、プロジェクトを開けたり保存したりする際、プログラムが異常終了する
ことがなくなりました。
i) オペレーティングシステムが、ウィンドウズ NT。
ii) コンピュータにシステム管理者以外でログオンしている。
iii) マイクロソフトの DLL のある特定の組み合わせが存在。
iv) ファイルを保存あるいは開けるための MFC スタイルのダイアログボックスが利用されている。
ただし、これらの同一条件下でプロジェクトを開ける、あるいは保存する場合、OLE の機能が損なわれます。
これを避けるには、システム管理者でログオンするか、スクリプト @x=0 を実行してください。このスクリ
プトは、開ける/保存する時、非 MFC ダイアログボックスを使用するようにするためのものです。
• ウィンドウズ・エクスプローラでサポートされているファイルタイプをダブルクリックした時、ファイル名
やパスにスペースが含まれている場合でも、Origin を正しく起動できるようになりました。
• Origin の 1 つの「インスタンス」が実行中に、ウィンドウズ・エクスプローラ中で OPJ ファイルをダブルクリ
ックすることにより、その OPJ プロジェクトのロードされた別の実行インスタンスが起動できるようになり
ました。
• プロジェクトを保存する時、それがグループオブジェクトが削除されている複製されたグラフを含んでいる
場合、Origin が異常終了することがなくなりました。
• コマンドラインのスイッチに、空白を中に含むような文字列があっても、正しく扱われるようになりました。
• クリップボードからテキストが複数回貼り付けられた時、テキストがカーソルの位置に正しく位置付けされ
るようになりました。
• 最少化されたグラフウィンドウを取り込む場合でも、Origin が異常終了しなくなりました。
• Origin が非表示状態で DDE サーバとして開始された時、Origin の開始スクリーンが表示されないようになり
ました。
• 「編集:ページコピー」メニューコマンドが『枠でデータを切り取る』オプションを正しく取り扱うようになり
ました。
• ワークシートデータセットからの目盛ラベルを持つようなグラフが他のアプリケーションに埋め込まれた時、
そのグラフオブジェクトを編集するためダブルクリックすると目盛ラベルが失われることがなくなりました。
6. アドオン・モジュール
6.1 ピークフィッティングモジュール(PFM)
新たなバグ
• PFM のフィット処理の後「リセット」をクリックすると、そのデータのフィット曲線の色が変わります。
• PFM の「作図オプション」ダイアログボックス内で全ての 20 個のパラメータを指定すると、Origin が異常終了
します。
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修正された旧バージョンのバグ
• 複数のフィット関数が同じデータセットに適用された時、最初のフィット後グラフに貼り付けられたフィッ
トの結果が、2 番目の結果によって正しく更新されるようになりました。
6.2 Origin プロフェッショナル
修正された旧バージョンのバグ
• FUM のメソッド file.wksblock( ) で返される値が正しくなりました。
• オブジェクトメソッド Db.rest( ) が ODBC のプロパティ db.tabletype$ をリセットするようになりました。
• 最後のトークンの後ろに改行があると、メソッド readrow( ) は最後の行に 0、それ以外の全ての行に欠損値
を持つような余分の列を、最早作らなくなりました。
• 編集のため UIM オブジェクトをオープンしている時、「ツールバーオプション」のツールプロパティが正しく
読み出されるようになりました。つまり、「ツールバーオプション」のツールプロパティは、UIM オブジェクト
を保存する毎に、手作業でリセットする必要がなくなりました。
• ODBC データを持つグラフウィンドウにおいて、データがリフレッシュされる時に最後のワークシート列の
情報が失われるということがなくなりました。
• 長い文字列を列に ODBC インポートしても、Origin が異常終了することがなくなりました。
• ODBC の検索式(クエリー)内の最初の文字が英数字でないといけないという制限が無くなりました。例えば、
最初の文字が論理演算子であってもよくなりました。
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