Bakumatsu Co.,Ltd.

B A K U M A T SU
P R O F I LE B O O K
Bakumatsu Co.,Ltd.
T O K Y O O F F I C E : 6 - 28 - 7 S h i n j u k u E a s t C o u r t 7F , S h i n j u k u S h i n j u k u - K u , T o k y o 16 0 - 0 0 2 2 J A P A N O S A K A O F F I C E : 3 - 1 - 10 A s a h i p l a z a u m e d a W E S T B l d . 3 F , N a k a z a k i n i s h i O s a k a s h i k i t a - K u , O s a k a 5 3 0 - 0 015 J A PA N B A K U M A T S U S I NG A P O RE( B A K U M AT S U G ROUP ): 80 R o b i n s o n R o a d # 10 - 0 1A S i n g a p o r e 0 6 8 8 9 8 æ æ
アジア全域 で事業展開する 経営人財 創出企業になる
東京
「経営人財」とは、企業の経営陣として活躍できる人材のことを指します。
TOKYO
インドネシア
マレーシア
フィリピン
中国
ベトナム
・
・
・
・
単に役員の肩書きを持っている人のことではなく、
経営的視点で仕事ができる人のことを指します。
大阪
OSAKA
もう少し具体的にいえば、
「不確実かつ流動的な状況下で、常にビジネスの本質をつかむことができる人」
そして「目的を実現するための戦略を描き、独自の価値を発揮しながら、
その戦略をやり抜くことができる人」のことです。
シンガポール
幕末では、社員一人ひとりが経営人財を目指せるように、
SINGAPORE
良質な仕事、責任あるポジションを用意しています。
近年、アジア新興国はめざましい経済成長を遂げています。
GDPの成長率、人口の増加率を見れば、それは明らかです。
21世紀がアジアの時代になることは、もはや疑いようがありません。
幕末が経営人財を創出できる3つの理由
1
私たちは、日本企業のアジア進出支援をすると同時に、
ベンチャー企業として先陣を切ってアジア全域へ進出し、
日本だけでなくアジアの繁栄に貢献していきます。
仕事
経営者を相手にする仕事
経営的視点を身につけるには、経営者と仕事をするのが近道です。その点、当社では新卒入社 1 年
目であっても、常に経営者を相手に価値を提供することが求められます。 経営者の視点に立ち、ど
うすればクライアント企業の課題を解決できるのか。日々考え、ソリューションを提供できなければ
いけません。幕末では、日々の仕事が自分自身を経営人財へと鍛えあげてくれるのです。
2 企業文化
経営人財を生み出そうとする企業文化
当社では、ビジョンに掲げている通り、社員が経営人財になることを求めています。そのため、若
いうちから責任のある仕事やポジションをどんどん任せます。 また、会社への改善提案があれば、
直接経営陣に提案できる環境があります。
3 人
ともに経営人財を目指し、切磋琢磨できる仲間
当社で働く社員には、「将来自分で会社を立ち上げたい」
「実家の会社を継ぐつもりだ」
「独立してコ
ンサルタントになりたい」といった人が多く集まっています。 ビジネスを通して自己成長し、経営
人財を目指す社員がお互いに切磋琢磨できる環境があります。
経営陣からのメッセージ
2005年の会社設立以来、
ベンチャー企業をはじめとする数々の企業を見てきた経営陣からのメッセージ。
松浦 道生
まつうら みちお
1980 年、大阪府生まれ。青山学院大
学経営学部在学中に『ベンチャー通信』
の発行に参画。大学卒業後、2005年
4月に株式会社幕末に入社。現在は常
務取締役。趣味は子育てと海外旅行。
場が待っている。
力をつけて一緒に
す る 企 業、そこ で
活躍するビジネス
未来を切り拓きま
パーソンを共に目
しょう!
指そう。
時代は大きく変化しています。
いまアジア新興国が著しく経済
成長しています。この経済成長
の勢いを会社、そして個人とし
て取り込んでいかなければいけ
ません。いままでのように日本
だけに安住しているわけにはい
きません。当社も、時代に合わ
せて常に変化し続ける会社であ
り続けるため、積極的にアジア
新興国に進出していきます。
また社員には単にアジアに出
ていくだけではなく、市場価値
の高い人財として活躍してほし
いと願っています。一生涯、挑
戦者であり続け、常に成長し続
ける。そんな経営人財を目指し
ましょう。当社のビジネスであ
る「経営者に対する提案型サー
ビス」を通して、ぜひアジアで
活躍する経営人財になってくだ
さい。
ただ必死に働いていれば国も
企業も右肩あがりに繁栄する時
代は遥か昔のこと。今後成長が
見込みにくい日本のマーケット
で勝つことよりも、アジア全域
をビジネスのマーケットととら
えて挑戦することがもっとも重
要です。 それは個人において
も同様。従来の "国内思考" の
ままでは、この国際競争社会で
明るい未来は描けないでしょ
う。個人もこれからの時代をサ
バイブする力を身につけること
が重要です。
もちろん国内事業を最大化す
ることが当面のミッション。た
だ同時に、アジアをマーケット
に新しいビジネスにチャレンジ
していきます。変化することを
恐れない気持ち、素直な姿勢、
挑戦するハートを持って共にア
ジアをマーケットに挑戦してい
きましょう。
代表取締役会長
代表取締役社長
明石 智義
J u
常務取締役
A K A S H I
私は大人になるのが嫌でし
た。特に普通のサラリーマンに
なるのが嫌でした。理由は単純
で、おもしろそうにみえなかっ
たのです。
「ベンチャー」
「起業家」という
存在に出会ったのは、20歳の
頃です。ビジネスというフィー
ルドで戦っている彼ら
(彼女ら)
は、サラリーマンというよりも、
アスリートやプランナー、放送
作家に近い印象を受けました。
私は社会に出て約10年が経
ちます。もっともっと高みを目
指したいと思っています。仲間
と切磋琢磨しながら、まだ誰も
のぼったことのないところまで
いきたいと思っています。努力
し続けたら、ある程度のところ
までいけます。ぜひ、一緒に経
営人財を目指しましょう!
T O M O Y O S H I
M I C H I O
M A T S U U R A
仕事は楽しい。
国境を超えて活躍
あかし ともよし
1979 年、兵庫県生まれ。1999年慶應
義塾大学商学部在学中に『ベンチャー
通信』
を創刊。大学卒業後、2005 年 4
月に株式会社幕末を設立し、代表取締
役社長に就任。2011年、代表取締役
会長に就任。趣味は映画鑑賞と海外
旅行。
S o n g
会社は楽しい。
未開拓のアジア市
K i m
M E S S AG E .
金 成柱
キム ソンジュ
1983 年、三重県生まれ。在日コリアン
3世。朝鮮大学校経営学部在学中に、
『ベンチャー通信』の発行に1年半イン
ターンシップとして参画。大学卒業後
の 2006 年 4月、株式会社幕末に入社。
2007年、取締役に就任。2011年に代
表取締役社長に就任する。
多くの企 業 経 営者のお 役に立ち
支援したい
その成 長を
その理由とは
私の将来を
女性
<
考えて くれた
ベンチャー 事 業 部
本気で
THE REASON
B to Bマーケティング事業部
<男性>
厳しい環境に
あえて身を
置きたい
B to Bマーケティング事業部 <女性>
私は幕 末を選びました 。
B to Bマーケティング事業部 <男性>
この環境に身を置けば、常に
向上心
を持っていられると感じた
>
ベンチャー事業部 <女性>
難易度
非常に
が高くて大変な仕事
アジア事業部 <男性>
起業
するための経験・知識を
身につけられると確信
BAKUMATSU
ME DIA & SERVICE
「人財力100」
人材採用と育成に力を入れている人
財力のある 100 社を紹介。各企業の
「100シリーズ」
壁を突破できる社長
できない社長
起業家が必ずぶつかる 3つの壁の乗り越え方
各分野のプロに監修役になっていた
だき、さまざまな分野における100
社
(人)
を Web 上で紹介していくメディ
特色ある採用および人事制度をピッ
クアップして、
その制度ができた背景、
企業の求める人材像そして今後のビ
ジョンを掲載
「ベンチャー支援のプロ」
企業を構成する「ヒト・モノ・カネ・
情報」の面でベンチャー支援をして
いるプロフェッショナルを紹介。各プ
ロフェッショナルたちの略歴やインタ
ビュー、著書の紹介や支援先企業の
「ベンチャー通信 Online」
雑誌『ベンチャー通信』の Web版。著
名起業家のインタビュー、
コラム、雑
誌『ベンチャー通信』の配布先やバッ
クナンバーについての情報などを掲載
声などを掲載
アサービス
『ベンチャー通信』
『ベンチャー通信』編集部、初の著書。
全国約1,000ヵ所に 6 万部を送付して
ベンチャー企業の経営者 13 名を取材
いるベンチャー情報誌。起業家を目
し、
「生き残る起業家」と「淘汰される
指す若者やベンチャー経営者などの
起業家」の違いを分析した一冊。起
ベンチャー業界向けに発刊。内容は
業家の生々しい声をもとに、起業家
起業家インタビューが中心。全国の
がぶつかる壁の共通パターンと壁を
大学や公立図書館、ベンチャー経営
乗り越える術などを紹介する
者
(1万8,000 名)
などに無料配布して
いる
「経営者通信 Online」
アジア視察ツアー
アジア進出を検討している日本企業
向 け に、 現 地 視 察 旅 行 を 企 画。 現
地企業との情報交換や、すでに海外
「海外進出支援(総合情報サイト)」
海外で活躍する日本企業を増やすた
進出に成功している企業とのネット
雑誌『経営者通信』の Web 版。著名起
業家や各業界のプロフェッショナルの
インタビュー、コラム、雑誌『経営者
通信』の配布先やバックナンバーにつ
いての情報などを掲載
ワークづくりを支援
「ベストベンチャー100」
『ベンチャー通信』の創刊から12 年間、
約9,000 社のベンチャー企業を訪問
してきた『ベンチャー通信』編集部が
これから成長が期待されるオススメ
企業 100 社をピックアップ
めに、海外進出の専門知識と現地の
生きた情報、ネットワークづくりの場
を提供する総合情報サイト
めざせ !
ベンチャー就活ガイド 2009
『経営者通信』
ベンチャー企業への就職・転職を考
4 万4,000人の経営者に贈る、経営者
「アジア進出支援のプロ50」
える学生・ビジネスパーソン向けに
の" 経営力"を上げる情報誌。内容は
著名トップからのメッセージをはじ
実績のある進出支援のプロフェッショ
め、本物のベンチャー企業の見極め
ナル をアジア進出を目指す企業に紹
方、就職活動をする際の心がまえや
介するサイト。雑誌『 経営者通信』
(読
日本全国の社長を集めたインタビュー
経営者を対象にしたセミナーと経営
者:全国の経営者 4 万4,000 名)の編
サイト。各社長の略歴、社長就任まで
者交流会を主催。ベンチャー企業や
自分自身の適性検査、検査結果別の
「ベンチャー通信 就職ナビ」
「ニッポンの社長」
ベストベンチャー100 記念式典
企業紹介、そして有望企業 33 社の就
ベンチャー業界に特化した日本最大
集部がオススメするプロフェッショナル
の経緯、また自社の社風や自社の目
上場企業の経営者が訪れる日本最大
職情報をまとめた1 冊
級の新卒就職サイト
50人を掲載
標などを掲載
級のベンチャー経営者イベント
経営者インタビューが中心。1 都 6 県
(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・
群馬県・栃木県・茨城県)の経営者約
2万5,000 名、全国のベンチャー・若
手経営者約1万 9,000 名に無料送付し
ている
M I S SION .
BUSINE SS.
ミッション
事業
ヒト・モノ・カネ における 経営課題 を
メディアによって解決し、あらゆる業界の健全な活性化に貢献する
ベンチャー事業
フリーペーパー『ベンチャー通信』や、Web メディア「ベストベンチャー
100」、
「人財力100」などのメディアを活用した、ベンチャー企業の広
報ブランディングを支援しています。
・ニッポンを創るビジョナリーベンチャーを取材『 ベンチャー通信 』
・『 ベンチャー通信 』編集部がオススメの「 ベストベンチャー 100 」
・人材採用と育成に力を入れている100 社「 人財力 100 」
・日本全国の社長インタビューサイト「 ニッポンの社長 」
・日本最大級のベンチャー就職サイト「 ベンチャー通信 就職ナビ 」
ヒト
・人財力 ・採用力 ・育成力 ・マネジメント力
など
クライアント企業
カネ
・資金力
・資金調達力
B toB マーケティング事業
モノ
首都圏 4 万 4,000 名の経営者にお届けしているフリーペーパー『経営者
通信』を活用し、法人向けの商品・サービスを扱う企業(BtoB 企業)
のマー
ケティング・営業を支援しています。
・商品力 ・商品知名度 ・販売力
・経営者の" 経営力" を上げる情報誌『 経営者通信 』
・節税に強い税理士・会計士 100 名を紹介「 節税に強い税理士・会計士100 」
100シリーズ事業
求職者 社員
投資家 ベンチャーキャピタルなど
将来顧客 社員
企業の魅力、強み、想いを"見える化"することで
「ヒト・モノ・カネ」の 強化を支援する
そしてメディアを通じてあらゆる業界を活性化し、日本経済の発展に貢献する
当社運営メディアである「ベストベンチャー100」や「人財力100」など
の 運営ノウハウを活かして、パートナー企業と業界特化型メディアを共
同企画しています。
・その道のプロ×100 メディアサイト「100 シリーズ」
アジア事業
企業のアジア進出に関するセミナーや、アジアビジネスセミナーの
企画運営を行い、日本の中小・ベンチャー企業のアジア進出を支援
しています。
・海外で活躍する日本企業を増やす総合情報サイト「海外進出支援」
・アジア進出を成功に導くプロ50人を紹介「アジア進出支援のプロ 50 人」
Stor y
My
My
Stor y
My
Stor y
S TOR Y
塩原 慶大
やり続けることが結果につながる
My
Stor y
Stor y
MY
My
My
Stor y
BAKUMATSU
Stor y
My
B to B マ ー ケ ティン グ 事 業 部
Stor y
My
仕事を通じて成長する―。口にすれば 3 秒もかからない。
しかし、このたった10 文字のフレーズの背景には
困難・苦闘・挫折を乗り越え、突破してきた語り尽くせない物語、
B to B マー ケティング 事 業 部
中根 えりか
「信頼」というタネをまく
ベンチャー 事 業 部
永井 貴之
営業の基本は数字じゃない
この世にふたつとない自分だけの「My Story」がある。
ここに書いてあるささやかな小編は、険しい山を越え、
My
Stor y
深い谷から這い上がってきた結果、たどりつくことのできた
6つの到達点を点描している。でも、決してゴールなんかじゃない。
今日も挑戦し続けている幕末社員たち、
10 0シリーズ 事 業 部
永井 梨江
苦境は自分の力で克服する
彼ら彼女らの終わりなき My Story、その序章である。
Stor y
My
吉田 秀明
自己変革が新たな飛 躍を生み出す
My
Stor y
Stor y
My
B a k u m a t s u S i n g a po r e d i r e c to r
Stor y
My
関西事業部
斉藤 正寛
成長は自分が創るもの
Y O S H I H I R O
苦悶の赤字社員から事業部のエースへ
やり続けることが結果につながる
塩原 慶大
Stor y
My
イバラの道を歩んで
わる派遣法の問題、同社が開発した人材診断
ツール、そして企業研修の3つについて、
どう
幕末のオフィスには、事業に貢献した社員
PRするべきか一緒に考えてほしいという。事
の写真が額縁入りで飾られている。そこに『年
実上の受注だが、塩原は困惑する。
間最高売上額』
『月間最高売上額』など数々の
「特に派遣法と診断ツールは、まったくの無
記録を打ち立て、何枚もの額縁に収まってい
知だったんです。いい加減な提案をしたら、
る社員がいる。B to Bマーケティング事業部に
信用を失いますからね」。
所属する、入社3年目の塩原慶大だ。
しかし彼
のそんな現在地は、まさにイバラの道を歩ん
継続は力なり
でたどり着いた末の場所だった。
「入社1年目は、まったく結果を出せませんで
この機会は絶対に逃したくない。塩原は誰
した。
" 赤字社員"
というプレッシャーで、焦り
にも頼ることなくひとりで徹底的に勉強する。
と不安に押しつぶされそうでしたね」。
派遣法にはどんな歴史があるのか、現状の課
幼少期から器用なタイプではなかった。や
題はなんなのか―書籍やネットだけでなく、
り続けることで成果を出すのが塩原のスタイ
お客さまの懐に飛び込んでヒアリングも行っ
ル。続けていれば結果が出るという淡い期待
た。わからないことも素直に聞いた。営業の
と、なかなか結果にならないシビアな現実。
合間をぬって、毎月のように同社を訪れて打
交錯する複雑な思いを、地道な営業活動で打
ち合わせを重ねる。あえて提案書に先方の課
ち消す日々が続く。
題を単刀直入に書き込むという、大胆な試み
入社2年目の2011年4月、塩原は人材コン
も行った。そんな"やり続ける"信念は、いつし
サル会社の担当者と面会の約束をとりつけ
か先方との関係を良好にしていく。気がつけ
る。ただ、会えたからといってすぐに受注でき
ば4ヵ月が過ぎていた。
るわけではない。このときも情報交換をした
「塩原さん、協力してくれてありがとう。いい
ものの、興味を持ってくれたかな、
という程度
記事にしてね」
の感触だった。
それ は 彼 にとって、か つてな い 大 型 受 注
およそ半年が経過した2011年11月、塩原は
だった。愚直に取り組む自分の長所を発揮し
再び商談の機会を得る。話をしていると感触
て出した大きな成果。
この成功体験によって、
も悪くない…おそるおそる聞いてみた。
塩原は飛躍のきっかけをつかむ。そして"や
「いかがですか?」
り続ける"
ことの正しさを証明し、今日もお客
返答は意外なものだった。人材業界にかか
さまのもとへ力強く歩みを進めている。
S H I O B A R A
B t o B マ ー ケ テ ィン グ 事 業 部
L oo k ing
B ac k
幕 末のロールモデルを目指 す
P R OF I L E
成 果 を 出 せ な い 不 安 の 日 々 に、
なぜ塩原の心は折れなかったの
か。実は周囲の受注話を聞くたび
に、アイツを超えたい、という意
識があったという。そんな負けず
嫌いの性格と信念が、成長の原動
力と言えるかもしれない。
新卒 2 期生として幕末に入社。祖
父・父が経営者ということもあり、
自らも経営者になるべく、幕末を
選んだ。学生時代にはビジネスコ
ンテストを運営するなど、積極的
に活動。入社以来、地道な努力を
続け、2 年目には瞬く間に成果を
出し、幕末の歴代最高の年間売上
記録を樹立した。
『一勝九敗』
『憂鬱でなけれ
ば、仕事じゃない』
「 悩 む 時 間 が あ れ ば、 お 客 さ ま の
おすすめ本・雑誌
30
ことを勉強してお役に立つ。これ
柳井 正、孫正 義、
原田 泳幸、稲盛 和夫
が営業成績で勝つために考えた結
尊敬する経営者
論です。一生懸命だから、若手だ
スポーツ、旅行
から…そんな理由で受注できても
趣味
つまらないですよね」
バスケサークル、ビジネス
コンテスト運営、環境ボラ
ンティア
今 後 の 目 標 は 歳 ま で の 独 立。
その実現に向けて、幕末でするべ
大学時代の主な活動
きことはわかっているつもりだ。
東京理科大学・理工学部
「成果へのこだわりです。自分が幕
埼玉県
出身大学・学部
末のロールモデルになることを目
1988 年1月19日
出身地
指していきます」
生年月日
新卒 3 期生として幕末に入社。入
社1年目には、これまで幕末が取引
のなかった、新しい顧客層を開拓
したことが高く評価され、新人準
MVP を受賞。現在は BtoB マーケ
ティング事業部の女性エースとして
活躍中。
中根流 "ハッピーファーム" の軌跡
「信頼」
というタネをまく
役に立てることはないか?
んってスゴイね」
した。でも、なにか物足りなかった。そんなと
腕時計を見た。所定の講演時間が終了して
きに異動があり、
『 経営者通信』を扱う
「BtoB
2011年8月13日土曜日。大震災に襲われ
いた。60分前の好奇の視線は、感心に変わっ
マーケティング事業部」に配属となった。
た東北の被災地にも盛夏が訪れた頃、入社
ていた。会社を代表して、
と気負っていた彼女
「じゃあ、新サービスをリリースする月の広告
5ヵ月目の中根は30名の企業経営者を前に"
も安堵した。
と同時に「ようやく始まった」
と、
枠を確保しておいてね」
講演"をしていた。テーマは企業ブランディン
なぜか思った。
Webサイト制作会社の経営者からこんな
グ。営業先で知り合った女性社長が、経営者
この 勉 強 会 の 参 加 企 業 20 社 の ひとつ 、
仲間でつくる勉強会のゲストスピーカーとし
Webサイト制作会社の経営者と面談の機会
て招いてくれたのだ。
を得たのは9日後のことだった。講演の感想、
ゆる、受注だ。あの講演から1年がたとうとし
「はじめまして。株式会社幕末の中根です。
エンジニア採用の苦労話、ホームページ制作
ていた。
小社は『ベンチャー通信』
『経営者通信』とい
業界の実情…。
この間、彼女は定期的に先方と面談。SNS
うフリーペーパーを発刊していまして…」
中根個人にとっては勉強になる話ばかり
を取り入れたその新サービスについても構想
連絡があったのは、異動から数ヵ月後のこと。
『経営者通信』に出稿する、という意味。いわ
だったが、具体的な商談にはつながらない。
段階からキャッチし、頼まれもしないのに定期
フツーの社会人1年生なら、
「 当面、受注の脈
的に資料をまとめて送ったり、ユーザー視点
の視線が一斉に突き刺さった。
この日のため
なし」
と日報に書き込むだろう。でも、彼女は
から機能追加の提案をしていた。
しかし、いわ
に、勤務後や休日を利用して資料をつくった。
違った。
「何か手伝えることはないか」
「役に立
ゆる営業めいたことは一切しなかった。
関 連 書 籍も読 み 込んだ。準 備 は 万 端、の は
てることはないか」。それだけを考えていた。
中根 えりか
少し早口だが、聞き取りやすい声がマイク
を通して会場に響く。同時に、30名の経営者
中根はこう語る。
「私なりの挑戦でした。受注は獲りにいくも
ずった。
しかし、ペコリと頭を下げてあいさつ
私なりの挑戦
の、
というのはちょっと違うと思っていたんで
…拍手の音で我に返った。
入社から1年がたった。中根は売上を順調に
ていただく。それが結果として受注になって
「新入社員でこんなに話せるなんて。幕末さ
伸ばし、5名の同期のなかで2位の成績を獲得
いくんじゃないかなって」
をしたこと以外、講演で何を話したのか。中根
す。課題解決のお手伝いを通じて価値を認め
はいまも思い出せない。
Lo o k i ng
B ac k
地 平 線の向こうに行くには …
生年月日
1987 年 9 月4日
出身地
東京都
出身大学・学部
立教大学・社会学部
大学時代の主な活動
旅行、映画、ライブ、読書、
フットサル
趣味
旅行、映画、ライブ、読書
尊敬する経営者
P R OF I L E
B t o B マ ー ケ テ ィン グ 事 業 部
E R I K A
N A K A N E
My
Stor y
適切なフォローを怠らず、会社
と媒体の価値を認めてもらい、信
頼を深める。そして、完熟した果
実が自然と実を落とすように、受
注はクライアントのタイミングで。
中根はこうした独自の考え方を
ハッピ ー フ ァー ム 営 業 "と ネ ー
“
ミングした。
じゃなく、事業拡大のための経営
「単に広告出稿をお願いするん
ツールとして幕末を利用していた
だく。あの案件を通じて、自分が
目指すべき営業スタイルはコレだ
と気づきました」
特別なことをしなくても、地平
線 の 向 こ う へ 行 く こ と が で き る。
信頼という名のタネをまき、汗を
流して手入れをすれば、どこまで
も緑は広がっていくのだから ―。
彼女はいま、そう確信している。
おすすめ本・雑誌
スティーブ・ジョブズ
『憂鬱でなければ、仕事じゃ
ない』
『グレイトフル・デッ
ドにマーケティングを学
ぶ』
『
「社会を変える」を仕
事にする 社会起業家とい
う生き方』
への出稿を受注した。新人としては異例の成
していた。
しかし、ある日に上司が漏らしたこ
果。先輩、上司からも称賛された。
んな言葉に、大きな衝撃を受けた。
冒頭の ※ 誤植を指摘した電話は、A社の担
「新人なんて、最初の1年間は受注ゼロだっ
当者からだった。
てかまわないんだよ」
翌日の早朝。A社本社ビルのエントランス
「まずは社会人として覚えなければならない
には、上司の後ろに隠れるようにうなだれる
基本を、
しっかりマスターすること。それが新
彼の姿があった。
人の本当の仕事だ」
「わかったから、顔を上げて」
営業の仕事は売上を上げること。数字がす
青ざめて平謝りする貴之を担当者は制し
べて。そう思っていた。数字のみを追いかけ、
ながら、お茶をすすめてくれた。怒鳴られ、罵
毎日を突っ走っていた。その間違いに気づい
倒されたほうがよかった。最後まで顔を上げ
たとき、自分にささやいていた"悪魔の正体"
ることはできなかった。
がわかったような気がした。それは、基本を軽
彼に実力がないわけではない。
「新人年間
く見ていた自分。結果が出れば、
プロセスなん
売上高記録」を大幅更新し、
「新人MVP」を受
かどうだっていい、
と考えていた自分自身―。
賞した期待の星だ。自身も、営業の仕事は天
「今日の営業はよかった。もうなにもいうこと
職だと思っていた。そんな貴之が、
この「誤植
はない」
事件」以来、まったく受注が取れなくなった。
営業に同行してもらった帰り道、上司が晴
オマエハ、マタ、
ミスヲ、スル…。
れ晴れとした顔でそうつぶやいたのは、研修
こんな悪魔のささやきに取り憑かれてしま
開始から3ヵ月目のことだった。でも、その商
い、体が動かないのだ。最悪の状況で、社会
談では受注できなかった。上司が評価したの
人2年目の4月を迎えた。
は、彼の提案が相手企業の利益と長期成長を
こんなタイミングで始まったのが、上司が
考えたものだったからだ。次の日、研修は終了
つきっきりになって一定期間OJTを行う定例
した。長かったような短かったような、不思議
研修だった。電話応対のクセは徹底的に直さ
な気分だった。
L oo k ing
B ac k
「 最 高の 仕 事コンテスト」で優 勝した 理由
それから数日後 ―。貴之はA社
本社ビルのエントランスにひとり
で入っていった。
「 研 修 で わ か っ た の は、 営 業 の 基
本は数字じゃない。どれだけクラ
イアントに貢献できるか、という
※誤 植:雑誌、書籍などの発表媒体に文字の誤りがそのまま掲載されてしまうこと。
※ ベストジョブコンテスト:幕末社内で各個人が仕事の成果を発表し競うもので、
年に 2 回ほど開催しているコンテスト。
11
ことでした。あのとき、自分が一
P R OF I L E
細かく、厳しく指導される毎日に嫌気が差
番貢献したいと思ったのは、迷惑
『生き方』
『成功者の告白』
『プロフィットピラミッド』
スーツを替えれば営業が上達するのか?」
し、入社10ヵ月で同社から『ベンチャー通信』
をかけてしまったA社さん。この
おすすめ本・雑誌
「電 話 がうまけりゃ数 字を取 れるの か? だ。永井貴之は持ち前の熱意と提案力を発揮
会社から本当に評価される仕事を
稲盛 和夫、孫 正義、
藤田 晋
業界関係者から動向が注目されている会社
しなければ、自分は前進できない
テニス、サーフィン、ゴルフ
尊敬する経営者
新人の本当の仕事
神 奈 川 県 内 を 拠 点 に する、不 動 産 ベン
チャーA社。同社はエコタウンの開発など、
と思っていました」
趣味
言葉を失った。時間が凍りついた―。
こうした貴之の執念は、半年後
の『 ベンチャー 通 信 』で、A 社 の 大
テニスサークル
ンに叱責された。
型企画となってカタチになった。
成蹊大学・経済学部
大学時代の主な活動
果ては着ているスーツとシャツまでコテンパ
「ウチの社名さぁ、間違ってるよ…」
した。評価されたのは、もちろん
埼玉県
出身大学・学部
見ていなかった。
2012年 月。貴之は幕末の
「 ※ベストジョブコンテスト」で優勝
出身地
こと発するごとに、容赦なく叩きのめされた。
「雑誌、見た?」
受注金額ではない。大型受注にい
1989 年1月26日
れた。1本の企画書の書き直しに1週間を費や
した。商談のロールプレイングでは、彼がひと
たるまでのプロセスだった。
新卒 3 期生として幕末に入社。入
社直後から営業で成果を出し、1
年目に新人 MVPを受賞。とても負
けず嫌いで、どんな努力も惜しま
ない姿勢は、社内外で評価されて
いる。次期リーダー候補として、
現在は新人指導も行っている。
N A G A I
「期待の星」
の挫折と復活
営業の基本は数字じゃない
永井 貴之
T A K A Y U K I
My
Stor y
ベ ン チ ャ ー 事 業 部
生年月日
あり得ないミス
新卒 1期生として幕末に入社。「お
客様のことを第一に考え、自分に
できることを地道にやる」という
姿勢が顧客からも社内でも評価さ
れており、
幕末の第2回「ベストジョ
ブコンテスト」では、優勝者に選ば
れた。現在は営業だけでなく、顧
客と共同で Webサービスの立ち上
げや運営に携わっている。
信用を取り戻した「成長の足跡」
苦境は自分の力で克服する
それは「気軽な思い」から始まった
自分も成長できる。そんな期待感があった。
近くの定食屋で上司と2時間も激論を交わし
事実、彼女はFacebookの活用や食事会の
たという。そこで手に入れたのは、
「自分が立
各分野の専門企業が監修役となり、
「エン
開催などで、独自に多くの企業と関係を構築。
て直すしかない」
という強い意志だった。
ジニア力100」
「グローバルカンパニー100」
事業部は順調に成長し、半年ほどで顧客は約
次の日から、永井は対応に奔走する。サイ
など、さまざ ま な 分 野 の 10 0 社(10 0 人 )を
50社に増加した。前途洋々、のはずだった…。
トデザインのテコ入れを図るために、腕利き
のデザイナーを探して依頼。Webサイトの仕
Webで紹介するレコメンド型サイト『100シ
信用を取り戻すために
リーズ』。その運営を担う「100シリーズ事業
組みを整備し、顧客自身が内容を確認できる
ログインページも設置。IT企業を集めた150
部」の創設メンバーが、2009年に入社した新
名規模のパーティーも開催した。お客さまと
「話が違うじゃないか!」
売上は、昨年比3倍増。幕末の主力事業4つ
2012年3月のある日、あいさつに出向いた
の関係を再構築したい一心だった。そして、あ
のなかで、
トップの成長率を誇っている。し
お客さまから痛烈な叱声を浴びた。
この頃に
るときこんな声をかけられた。
かし、ここに至るまで永井は「天国と地獄」を
なると100シリーズ事業部の快進撃に陰りが
「永井さん、次のパーティーはいつなの?」
味わってきた。
見え、
クレームがあいつぐ。原因はサイトの品
それは、信用を回復した瞬間だったのかも
冬の足音が聞こえてきた2011年10月、幕末
質とサポート体制。営業ばかりに目がいき、肝
しれない。その日から約半年、100シリーズは
にある課題が生じていた。100シリーズ事業の
心の商品がおろそかになっていたのだ。
かつての勢いを取り戻した。いまでは約70社
本格稼働を前に、担当者を誰にするのか。
「いま思えばオーバートークでした。
『こんな
の顧客と取引が続き、部署には新メンバーも
「私じゃいけませんか?」
ことができます』と営業したものの、当時の
加わった。
新しい仕事をしてみようかな。そんな気軽
100シリーズは発展途上。お客さまの期待に、
「ベンチャー企業は、常に新しい市場を創出
な思いで立候補した。かくして永井は新設さ
実態が追いつかなかったんです」
しているのに認知度が高くありません。そん
れた100シリーズ事業部へ異動する。当時は
顧 客 は 離 れていく。契 約を解 除されるた
な状況を100シリーズで変えたいんです」
上司と2人だけの小さな部署。顧客の数も10
び、社内からも冷たい視線を浴びせられた気
そこには苦境を越え、ひとまわり成長した
数社しかなかった。でも、新しい事業と一緒に
がした。やり場のない悔しさから、彼女は会社
彼女の笑顔があった。
Look i ng
B ac k
『 成 長 の 証 』で 困 難を乗り越える
1986 年 6 月 2日
出身地
兵庫県
出身大学・学部
甲南大学・経営学部
大学時代の主な活動
放送・イベント企画
趣味
読書
尊敬する経営者
小山 昇、出光 佐三
おすすめ本・雑誌
NHK取材班 編集本シリーズ
P R OF I L E
10 0 シリーズ 事 業 部
R I E
N A G A I
My
Stor y
彼女の机の片隅には、分厚い紙
の束が置かれている。毎日の予定
業務と、実際に行った仕事の記録。
上司からの質問文と、余白がない
ほどの文字であふれた回答欄―
を使って記した成長の結晶だ。そ
『永井梨江タスク』は、彼女が休日
週分。1年半にわた
り、毎週上司に提出してフィード
の量は実に
バックを受けた。
おかげで課題も明確になり、自分
「 最 初 は 面 倒 で し た が( 笑 )
、この
で考えて仕事を設計できるように
なりました」
こ れ か ら の 目 標 は、 強 い パ ー
トナーシップで結ばれた顧客を
200社 に 増 や す こ と。 今 後 は 困
難に直面しても、『永井梨江タスク』
という成長の証が彼女に自信を与
えてくれるはずだ。
70
生年月日
永井 梨江
卒1期生の永井梨江だ。同事業部の2012年
アジアビジネスに挑む男の決意
吉田 秀明
自己変革が新たな飛躍を生み出す
1981年、東京都生まれ。高校卒業
後、マレーシアに1年間、オーストラ
リアに4 年間留学。オーストラリアの
大学を卒業後、帰国。2007 年4月、
幕末に入社。2011年 4月にアジア
関連の新規事業を立ち上げ、2012
年 4月には執行役員兼アジア事業
部長に就任。クライアント1 社 1社
と深くおつきあいすることを心が
けており、初めて取り引きをした経
営者とは今でも公私共に懇意にし
ている。
覚悟にも似た強い想い
そんな勝算があった。
だが、ビジネスは得てして思い通りにいか
い」
かず、撤退を余儀なくされてしまう。
そのとき吉田秀明は、覚悟にも似た強い想
「事業を立ち上げたときに、配属を希望して
いを抱いたという。幕末が掲げる『アジア全
くれた部下が3人いたんです。でも赤字事業
域で事業展開する経営人財創出企業になる』
だったので、他部署に異動してもらうしかなく
という壮大なビジョン。その第一歩となる現
て…彼らの信頼にこたえられなかった悔しさ
地法人をシンガポールに設立し、事業拡大の
で、眠れない日々が続きました」
陣頭指揮をとる役割のことだ。
ビジネスは、勝てなければ誰も幸せにでき
吉田は営業畑を歩むかたわら、得意と自負
ない―。ふと去来する言葉に、吉田は胸を刺
するイベント関連業務の責任者として活躍。
されるような思いがしたという。覚悟にも似
マレーシアとオーストラリアで計5年以上の
た"決心"は、まさにこの痛みから生まれた。
海外滞在経験があり、英語も堪能だ。成長途
強い想いはそんな人的リソースの次元では
の経験があるわけでもない。いわばゼロベー
幕末が2010年12月からサービスを展開し
スの事業に、彼は果敢に挑む。現地での会社
ているアジアビジネス視察ツアー。吉田は担
登記からオフィス探しに始まり、商慣習や文
当責任者としてアジア各国を訪れ、日本企業
化なども学びながら、日本とシンガポールを
とアジア市場を結ぶ橋渡しの役目を担ってき
行き来する。
た。日本国内の市場は今後も縮小傾向で、顧
こうして2012年12月14日、幕末初の海外拠
客も国外へ打って出る機会を模索している。
点が誕生した。吉田は2013年1月から、家族
そんな実状を肌で感じていた彼は、視察ツ
を日本に残して現地に駐在。シンガポールを
アーにヒントを得て、すでにアジアへ進出し
拠点としたアジア視察ツアー事業で単年黒字
ている経営者の体験談を聞くセミナー事業も
を目指すことになる。
立ち上げる。
厳しい 船 出を前 にしても、心 は 揺らが な
会員制ビジネスなので安定した収益が見
い。そう、今度こそビジネスに勝つ。家族を、
込 め、な によりアジア進 出を目指 す幕 末 に
社員を、お客さまを、そして自分自身を幸せに
とってもさらにプラスとなるはずだ。彼には
するために。
「 自 分 の 営 業 ス タ イ ル は、 既 存
のお客さまとの関係を深くして売
上を上げていく〝守備型 。でも、海
„
外では攻めの営業をしなければ勝
てない。自身を変革し、人を巻き
込んで営業する覚悟はできていま
す」
江副 浩正、稲盛 和夫
『修身教授録』
こう語る吉田は、今後アジア発
の経営者向けメディアも立ち上げ
おすすめ本・雑誌
たいという。日系企業がアジアで
野球
尊敬する経営者
勝つための指針となる媒体だ。
勉強、飲食店アルバイト
趣味
「 そ の 後 は、 シ ン ガ ポ ー ル で ア
ジアの経営者を対象とした大規模
大学時代の主な活動
な交流会なんかも開いてみたいで
出身大学・学部
すね。いずれにせよ、大変なのは
東京都
DeakinUnivers
i
ty
Management、
Human
ResourceManagement
これからですよ」
Y O S H I D A
director
出身地
彼 の 目 に は 一 点 の 曇 り も な い。
アジア大航海を成功へ導く、船長
Singapore
1981年 9月15日
B ac k
シンガ ポー ル で
無 限の可 能 性を追 求 する
となるのだから。
Stor y
H I D E A K I
海外に支社をつくる。もちろん、過去に同様
なく、じつはもっと深いところにあった。
P R OF I L E
Bakumatsu
ゼロベースの事業に果敢に挑む
上の幕末にあって、ふさわしい人材であるこ
とは誰が見ても明らかだった。
しかし吉田の
L oo k ing
生年月日
My
ないもの。セミナー事業は会員数が目標に届
「この事業を立ち上げるのは、自分しかいな
経営幹部のひとりは、密かに覚悟していた。
しかし、そんな心配を吹き飛ばしたのが、入社
幕末「関西支店」常駐スタッフの社内公募が
から半年もたっていない斉藤だった。公募から
あったのは2012年9月。条件は、ヤル気があっ
2時間で、一番最初に名乗り出たのだ。
て、11月から着任できること。役職や社歴は一
切問わず。そして、"失敗しても責任は問わな
1日も早く支店長になりたい
い"―。
商都・大阪をはじめ、堀場製作所や京セラの
そのときの心境を彼はこう語る。
本拠地・京都など、関西圏のクライアント企業
「僕が幕末というベンチャー企業に入社した
は少なくない。
しかし、これまで営業訪問は東
のは、今回のようなチャンスが絶対にあると
京からの短期出張のみ。つまり、関西市場の本
確信していたから。公募が発表されたときは、
格開拓は手つかずの状態だった。
ヤッタと思いました。1日も早く支店を支社へと
こうした重要人事は、本人の能力や経験など
大きくして、支社長になりたいですね」
を勘案して経営幹部が決定、発令するのがフ
千葉生まれの千葉育ち。東京の地理も完璧
ツーの会社だ。幕末が社内公募を行ったのは、
ではない若者が、生まれて初めての大阪で、
本人のヤル気、自主性を最大限重視するという
「関西支店長代理」として緊張度の高い仕事
にさらされている。
たらしてくれるものじゃない。自分が創るもの
それでも斉藤は前しか見ていない。
だから。
「自分がビジネスパーソンとして、あるいは人
それでも、失敗することを恐れて躊躇するの
間として成長ステップを上がるたびに、会社も
が人間だ。
成長するんですよね。めちゃくちゃ楽しみじゃな
「誰も手を挙げないかもしれない」
いですか」
採 用 担 当 者 からのメッセージ
お 客さまにとっても、働く社員にとっても
"良い会社"
を創る
「成長したい」という同志を求む
当社の仕事は、ハッキリいって難易度が高い
です。企業の経営者と渡りあい、企業の成長を支
援することは生半可な覚悟では務まりません。
ですが、社会人1年目から顧客への価値提供、
つまり成果にこだわり本気で取り組めば、圧倒的
な経験と知識が身につくのも事実です。
そして、その先にどんな環境でも活躍できる
「経営人財」への道が待っています。
それに加え、経営に参画できるチャンスの多
23
歳
ベンチャースピリットゆえ。成長とは、誰かがも
入 社 半年で「関西支店」をまかされた
成長は自分が創るもの
公募から2時間後に名乗り出る
さ、成長意欲の高い仲間、一人ひとりを本気で育
成する風土など、当社には成長するための環境が
あります。
このような環境で、自らを成長させたいという
強い気持ちを持った同志を私達は求めています。
時代の変革期にある現代において、世の中を
変革する
"志士"を目指し、一緒に高みを目指しま
関 西 事 業 部
M A S A H I R O
しょう。
経 営 企 画 室
S A I T O
新 卒 採 用 担 当
P R OF I L E
大野 智之
斉藤 正寛
Stor y
My
T O M O Y U K I
生年月日
O H N O
1986 年 7月27 日
出身地
千葉県
出身大学・学部
慶應義塾大学・商学部
大学時代の主な活動
ネット広告会社のアルバイト
趣味
フットサル、ジョギング
尊敬する経営者
おすすめ本・雑誌
松下 幸之助
『ビジョナリー・カンパニー』
幕末社員にアンケート調査
提案力/問題解決力
5%
事業開発力 5%
5%
22% 経 営全般の知識
ビジネス知識/
精神力
P R OF I L E
生年月日
新卒第4 期生として幕末に入社。入社後 7ヵ月目に、関西支店の責任者
に自ら立候補し、2012 年11月より現職。生まれも育ちも千葉県、持ち
前の行動力を武器にたった1人で関西支店の立ち上げを行っている。
千葉県
出身大学・学部
日本大学・法学部
大学時代の主な活動
ひとり旅、20 以上のバイト
趣味
ビリヤード、サーフィン、
旅、ウイスキー
尊敬する経営者
おすすめ本・雑誌
データで見る幕末のシゴト
19 89 年 1月12日
出身地
コミュニケーション能力
本質を見極める力
8%
16%
仕事を通じて得たことはなにか、幕末社員にア
論理的思考力
ンケート調査を実施しました。それによれば、日
常的に経営者と接していることから、
「ビジネス
知識」が豊富となり、
「経営的視点」で事象を考
8%
え、
「コミュニケーション力」や「精神力」も鍛えら
松下 幸之助、本田 宗一郎
『道をひらく』
3% 営業スキル
周囲からの刺激/向上心
11%
14% 経営的視点
※複数回答可で実施したアンケート結果を比率化
れた、
という結果になりました。
会社概要
キャリア・社内制度
CARRIER.
当社では、経営人財を目指すキャリアとして2種類のルートを用意しています。
①マネージャー・事業統括など、管理職としてのキャリアステップ
社名
株式会社幕末 (英文名:Bakumatsu Co.,Ltd.)
役員
代表取締役会長 明石 智義
代表取締役社長 金 成柱
常務取締役 松浦 道生
②その道のスペシャリストとして、ひとつの分野を極めていくキャリアステップ
東京本社オフィス
〒160-0022 東京都新宿区新宿 6-28-7 新宿イーストコート 7F
(TEL:03-5291-1580 FAX:03-5291-1581)
また、キャリア面談やジョブローテーション(部署異動)などを定期的に行い、
社員一人ひとりに合ったキャリアが描けるような環境を整えています。
本社経営陣 グループ会社社長 ● 起業 ● 他社経営陣 ● コンサルタント ● ビジネス以外の分野
(政治・教育・NPOなど)
●
●
経営人財
さまざまな形の経営人財
本質を見て、戦略を描ける人
〜
5
年
経営人財
予備軍
2
〜
経 営 人 財としての成 長
2
年
3
部門統括
事業部長
マネージャー
メンバー
統括
エキスパート
一人前のプレイヤー
新人
入社1〜2年目社員
〜
1
年
2
業界における第一人者
設立
2005年 4 月1 日(2000年に『ベンチャー通信』を創刊)
事業内容
各種メディアを活用した、企業ブランディング支援
URL
http : //www.bakumatsu.co.jp/
主要取引先
INTERNAL SYSTEM.
一人ひとりの成長を考え、がんばった人を称賛し、働きやすい環境をつくる制度を用意しています。
新規事業提案制度
リーダー研修 月いちキャリア面談
社員の事業提案から、新たな事業を立ち
上げる制度。幕末社員なら誰もが参加で
きます。審査を経て事業化が決定した場合
には、その事業に参画することができます
次 期リーダー候 補 者を対 象に研 修を行
なっています。 社内だけでなく、外部セミ
ナーに参加したり、社内でも講師招聘の
幹部育成研修を実施しています 社員一人ひとりの成長を支援するため、
毎月、部門責任者や役員が個別面談を行
MBO(Management by Objectives)
新人ビジネス基礎研修 毎月の細かい目標設定と、四半期に1度
の面談を通じて、一人ひとりの目標達成を
支援しています
入社後研修はもちろん、1年目社員を対象
に、定期的に役員や先輩社員から仕事観
やビジネス知識を学びます
MVP 制度
外部研修会社と定期契約
毎年、年間を通してもっとも価値ある仕事
をした社員を表彰します。MVP受賞者に
は、海外研修旅行やビジネススクール派遣
などを用意しています
大手研修会社と定期契約しているので、
誰でも・いつでも外部研修を受けることが
可能です
新人サーベイ(客観的な他者評価)
社 外から一 流の外 部 講 師を招いたセミ
ナーも行います
入社1年目社員は、半期ごとに細かなフィー
ドバックを先輩から受けます
外部 講 師招 聘の特 別セミナー います
部門別達成会
毎月設定している目標を達成した部門には、
メンバー全員分のお食事券が授与されます
社員誕生日祝い
毎月、
その月に誕生日を迎える社員を、全
社員でお祝いします
内定者インターン
内定者でインターンを希望する方には、イン
ターンとして実際に仕事をしてもらいます
各種スポーツイベント
フットサルや野球、マラソンなど、有志で活
動しています。大会などに出場することも
あります
関西オフィス
〒530-0015 大阪市北区中崎西 3-1-10 朝日プラザ梅田東ビル 3F
(TEL:06 -7165-3446 FAX:03-5291-1581)
幕末シンガポール(グループ会社)
80 Robinson Road #10-01A Singapore 068898
プロフェッショナル
特定分野の社内スペシャリスト
一人前
所在地・連絡先
アマゾンジャパン株式会社、株式会社クレディセゾン、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)、株式会社ネ
クスト、エン・ジャパン株式会社、レイス株式会社、株式会社サイバーエージェント、株式会社ネクシィー
ズ、株式会社ぱど、株式会社カカオジャパン、株式会社 Speee、株式会社トータルサービス、アチーブ
メント株式会社、株式会社エスプライド、株式会社サイブリッジ、株式会社イノベーション、株式会社フ
リーセル、株式会社東洋新薬、株式会社ウィルゲート、株式会社アイレップ、株式会社オークファン、日
本 PCサービス株式会社、野村不動産株式会社、株式会社ミロク情報サービス、エムオーテックス株式会
社、セプテーニグループ、株式会社フルスピード、株式会社アドウェイズ、株式会社ワークスアプリケー
ションズ、トーマツ イノベーション株式会社、KLab 株式会社、ベクトルグループ、株式会社ドリコム、株
式会社イトクロ、株式会社インタースペース、株式会社ヘッドウォータース、株式会社 DYM、株式会社ボー
ダーズ、株式会社 more communication、株式会社 ALL CONNECT、アクセルマーク株式会社、株式会
社ビー・スタイル、株式会社エイチーム(Ateam)
(他、成長企業多数) ※順不同
COMPANY NAME.
社名に込めた想い
明治維新によって欧米以外で唯一、近代化を成し遂げた日本。この維新の源流は "幕末期" にあります。
19 世紀初め、西欧列強によるアジアの植民地化が進むなか、日本は欧米以外で唯一、植民地化されることなく近代化を
成し遂げました。世界史上、類を見ない奇跡を起こした時代、それが幕末期でした。
この明治維新が成し遂げられたのは、志を持った若い志士たちの活躍はもちろん、有為な若者を要職に登用する、この時
代の " 懐の深さ" にありました。たとえば、身分の高くなかった勝海舟を登用し、後に軍事総裁にまで抜擢した江戸幕府。
そして、その勝海舟が、倒幕の立役者である坂本龍馬を自らの手で育て、江戸城の無血開城まで成し遂げたのです。幕末
期に存在した、若い志士たちの " 志の高さと勇気"、その人材を活かす " 懐の深さ"。これこそが日本の底力を示している
といえるでしょう。
そして現代に目を移すと、日本は政治・経済のシステムが制度疲労を起こし、危機的な状況にあります。まさに、かつて
の幕末期と近い状況といえるかもしれません。そのような現代において、当社は " 志と勇気"、そして " 懐の深さ" を大切
にしながら、日本経済ひいてはアジア全域の発展に貢献する、維新回天の存在を目指していきます。