報告書 - 堺都市政策研究所

「泉州地域の地域プロモーションに関する調査研究」
~食の地域ブランド化による観光振興・地域活性化~
報
告
書
平成 26 年 3 月
泉州地域政策課題研究会
公益財団法人堺都市政策研究所
目
次
はじめに ········································································································ 1
Ⅰ 泉州地域ブランドに関する調査 ······································································· 3
1. 調査目的 ·································································································· 3
2. 調査概要 ·································································································· 3
3.調査結果 ·································································································· 5
(1)泉州の認知度について ············································································· 5
(2)泉州のイメージについて ·········································································· 6
(3)泉州特産品の認知度と購入意欲について ····················································· 9
(4)
「泉州物産展」の需要について ································································· 12
(5)泉州の観光で行ってみたい場所について ···················································· 13
4.調査結果のまとめと考察 ············································································ 15
(1)調査結果のまとめ ·················································································· 15
(2)考察1―泉州特産品マーケットの選定 ······················································· 16
(3)考察2―アイデンティティと泉州の地域ブランド化····································· 17
Ⅱ 食の地域ブランド化の先進事例調査 ································································ 19
1.食のイベントの傾向(B―1グランプリ)について········································ 19
2.調査目的と事例選択 ·················································································· 19
3.食のブランド「淡路島」オータムメッセ ······················································· 20
4.滋賀B級グルメバトル ··············································································· 22
5.奈良フードフェスティバル ········································································· 24
6.参考となるポイント ·················································································· 26
Ⅲ 泉州地域における食イベント方策の提案 ·························································· 29
1.具体的取り組み方策 ·················································································· 29
2.
「泉州ご当地グルメバトル」 ······································································· 30
3.
「泉州の食」リレーイベント ······································································· 32
4.
「泉州物産展」 ························································································· 35
5.
「泉州フードトレイル」 ············································································· 38
6.連携組織の構築について ············································································ 42
資料編 ················································································································
(資料1)泉州の食に関する特産品アンケート調査票
(資料 2)泉州の食に関する特産品アンケート調査結果
(資料 3)講演会資料「地域ブランドとデザイン」
(資料 4)食のブランド「淡路島」資料
(資料 5)滋賀B級グルメバトル資料
(資料 6)奈良フードフェスティバル資料
はじめに
公益財団法人堺都市政策研究所では、平成 23 年度から 25 年度にわたり「泉州地域の地域プ
ロモーションに関する調査研究」をテーマに、調査研究に取り組んでいる。平成 24 年度・平成
25 年度の調査研究は、平成 23 年度に実施した調査研究「泉州地域の地域プロモーションに関す
る調査研究~泉州地域の観光交流の増加に向けて~」により分かった泉州地域の有する様々な地
域資源のうち食に関連した特産品に注目し、食のブランド化による泉州地域の認知度の向上をめ
ざす地域プロモーション活動に関して実施したものである。
平成 24 年度の調査研究においては、泉州地域の食に関する特産品のデータ収集による現状把
握、特産品の生産から販売までの主要な組織・団体に対するヒアリング調査、及び食のブランド
化による地域プロモーションの事例(食イベント)の視察を実施し、食に関する特産品を活用し
た泉州地域ブランド構築に向けたプロモーション方策を提案した。
本調査研究では、昨年度に今後の研究課題として示された「泉州ブランドの認知度、ニーズ等
の研究」
、
「連携組織の構築に向けた研究」、
「プロモーションの具体的方策に関する詳細検討」に
ついて調査分析を行い、泉州地域の食に関する特産品の地域ブランド化の具体的な手法を検討し、
観光振興・地域活性化を推進するための方策を提案する。
本報告書は、次のとおり泉州地域の 9 市 4 町の担当者による「泉州地域政策課題研究会」を
開催し、広く意見交換、議論を行ったうえで、調査研究結果を取りまとめたものである。
1
<泉州地域政策課題研究会参加団体>
高石市
政策推進部企画課
泉大津市
総合政策部企画調整課
和泉市
市長公室政策企画室企画経営担当
忠岡町
町長公室秘書政策課
岸和田市
企画調整部政策企画課
貝塚市
都市政策部政策推進課
熊取町
企画部政策企画課
泉佐野市
市長公室政策推進課
田尻町
総務部企画人権課
泉南市
総合政策部政策推進課
阪南市
総務部みらい戦略室
岬町
まちづくり戦略室企画地域再生担当
堺市
市長公室企画部
<指導助言者>
大阪府立大学 21 世紀科学研究
客員研究員 尾家 建生
機構観光産業戦略研究所
<事 務 局>
公益財団法人堺都市政策研究所
主席研究員 岡本 吉章
主任研究員 王
2
秀芳
Ⅰ 泉州地域ブランドに関する調査
1.調査目的
大阪府内及び和歌山市に居住する 20 歳以上の男女を対象に、泉州地域に対する認知度やイメ
ージ、泉州地域の特産品の認知度や購入意欲、泉州物産展への需要などについて把握するため、
インターネット調査を実施した。調査結果に基づき、泉州特産品の主力マーケットの検討を行う
とともに、アイデンティティと泉州の地域ブランド化について検討を行った。
2.調査概要
①調査名称:「泉州の食に関する特産品アンケート調査」
②対象者:泉州、大阪市内、北摂、北河内、中河内、南河内、和歌山市の各地域に居住する
20 歳以上の男女
③調査方法:インターネット調査
④実施期間:平成 25 年 8 月 26 日~9 月 2 日
⑤依頼数・回収状況
項 目
件数・割合
備
考
依頼数
3,261 件
調査依頼した対象者数
有効回答数
1,107 件
集計対象とする有効回答の対象者数
回収率
33.9%
有効回答数/依頼数
図表1 調査対象者の地域/性別・年齢層
(上段:サンプル数/下段:割合%)
(上段:度数/下段:横%)
性別×年代
n(TOTAL)
TOTAL
大阪市
泉州
北河内
エリア
地域
中河内
南河内
北摂
和歌山市
1107
100.0
219
100.0
217
100.0
111
100.0
117
100.0
111
100.0
218
100.0
114
100.0
男性
20~39歳
175
15.8
35
16.0
37
17.1
16
14.4
18
15.4
15
13.5
35
16.1
19
16.7
男性
40~59歳
191
17.3
36
16.4
35
16.1
20
18.0
23
19.7
20
18.0
38
17.4
19
16.7
男性
60歳~
183
16.5
38
17.4
34
15.7
19
17.1
18
15.4
19
17.1
36
16.5
19
16.7
女性
20~39歳
女性
40~59歳
182
16.4
36
16.4
36
16.6
19
17.1
18
15.4
18
16.2
37
17.0
18
15.8
193
17.4
39
17.8
38
17.5
20
18.0
20
17.1
20
18.0
35
16.1
21
18.4
女性
60歳~
183
16.5
35
16.0
37
17.1
17
15.3
20
17.1
19
17.1
37
17.0
18
15.8
※「割合%」とは、「地域」における男女別の各年齢層(年代)が占める割合を表わす。なお、小数点第 2 位
以下を四捨五入しているため、%の合計は必ずしも 100.0%にならない。
3
⑥調査項目
調査項目は以下のとおりである。
問1
泉州の認知度
問2
泉州のイメージ
問 3・4
泉州の食に関する特産品(加工品)の認知度・購入意欲
問 5・6
泉州物産展の訪問意向・行かない理由
問7
泉州の観光地で行ってみたいところ
問8
居住地
問9
性別
問 10
年齢
なお、アンケートの最初のページには次の説明文をつけた。
「泉州」とは旧国名は「和泉」といい、河内、北摂とともに大阪市を取り巻く 3 地
域のひとつで現在の堺市、高石市、和泉市、泉大津市、忠岡町、岸和田市、貝塚市、
熊取町、泉佐野市、田尻町、泉南市、阪南市、岬町の 13 市町のある地域を指します。
4
3.調査結果
(1)泉州の認知度について
①泉州の認知度―地域別
設問 1 は「泉州」の認知度に関する調査であり、
「泉州という地域名を知っていましたか」と
いう問いに対し「よく知っている」
、
「知っている」
、
「聞いたことがある」
、
「全く知らなかった」
の 4 つから選択するものである。グラフ1は各地域の泉州の認知の度合いの占有率を示したも
のである。
グラフ1
泉州の認知度調査(地域別)(%)
よく知っている
TOTAL(n=1107)
大阪市(n=219)
中河内(n=117)
和歌山市(n=114)
43.7
23.3
21.4
42.9
26.0
53.0
8.8 1.8
54.1
21.4
25.2
50.4
39.6
15.6
19.7
36.9
46.3
26.3
16.2
32.1
43.9
6.0
7.8
36.4
18.9
南河内(n=111)
北摂(n=218)
聞いたことがある 全く知らなかった
28.9
泉州(n=217)
北河内(n=111)
知っている
19.3
1.8
8.5
7.2
6.0
10.5
グラフ 1 の結果から、泉州を含む大阪府下と和歌山市を加えた地域における泉州の認知度に
ついて、全体の平均が「よく知っている」と「知っている」を合わせると 72.6%となっている。
地域別の認知度では、南河内は泉州の認知度が高く、39.6%の人は泉州を「よく知っている」
と答えている。一方、北摂は相対的に泉州の認知度が低く、「よく知っている」と答えた人は
15.6%と最も低い。全体的には、泉州との距離が遠いほど認知度は低かった。ただし、大阪市は
地理的には泉州と隣接するにもかかわらず、
「よく知っている」が 23.3%と平均以下で、和歌山
市と比べても少し低いことが分かった。
5
②泉州の認知度―年齢層別・男女別
次のグラフ 2 は泉州の認知度を年齢層別・男女別に示したものである。男女ともに年齢が上
がるほど認知度も上がることが分かる。また、よく知っている人は全体的に男性が女性を上回っ
ている。
「全く知らなかった」を比較すると、女性 20~39 歳は平均 6%に対して 12.1%と飛びぬけて
高いのが目立つ。
グラフ2 泉州の認知度調査(年齢層別/男女別)(%)
よく知っている
TOTAL(n=1107)
男性20~39歳(n=175)
28.9
男性60歳~(n=183)
35.5
女性60歳~(n=183)
全く知らなかった
21.4
42.3
35.6
女性40~59歳(n=193)
聞いたことがある
43.7
27.4
男性40~59歳(n=191)
女性20~39歳(n=182)
知っている
23.4
42.4
6.9
15.2
48.6
22.0
34.6
24.9
27.9
45.4
6.8
14.8
31.3
48.7
6.0
1.1
12.1
20.2
24.0
6.2
2.7
(2)泉州のイメージについて
設問 2 は泉州に関する 18(その他を含む)の項目から泉州と聞いてイメージするものを 5 つ
まで選択する、
泉州のイメージ調査である。
グラフ 3 は各項目の回答者数全体に対する割合(%)
である。回答者全体の 60%以上の人が泉州をイメージするものとして「だんじり・やぐら・ふ
とん太鼓」
、
「水なす」
、
「関西国際空港」をあげている。これらは泉州のイメージと強く結びつい
た代表的なものと考えられる。次に続くのが、30%前後の「りんくうタウン」、
「タオル・毛布」、
「たまねぎ」であり、さらに 20%強の「岸和田城」、「泉州弁・泉州人」が続く。これらも泉州
のイメージと結び付いていると考えられる。
6
グラフ3 泉州のイメージ(%)
※網掛けは「食」に関する項目。
(%)
80.0
68.0
70.0
65.5
62.1
60.0
50.0
36.0
40.0
30.0
20.0
29.5
24.8
20.4 20.9
14.7
13.9
11.4
10.0
3.0
2.6
5.8
4.4
2.8
3.0
2.2
0.0
紀
州
関
漁
・
西
港
熊
国
・
野
際
ビ
街
空
|
道
港
チ
り
泉
だ
ん
州
ん
く
弁
じ
う
・
り
タ
泉
ウ
州
ン
人
岸
い
和
か
田
な
城
ご
タ
ガ
泉
ッ
仁
水
だ
チ
な
こ
ョ
す
た
ま
ね
ぎ
あ
な
ご
オ
和
ル
菓
毛
子
布
徳
天
皇
陵
古
墳
泉
州
国
際
マ
ラ
そ
の
他
ソ
ン
1)
「だんじり」はやぐら、ふとん太鼓を含む。
2)
「りんくうタウン」にはアウトレットモールを含む。
3)
「ガッチョ」は別名メゴチといい、夏の旬魚。
4)
「和菓子」にはけし餅、村雨等を含む。
図表 2 は泉州のイメージ調査の上位 8 項目の割合を地域別に示したものである。
「だんじり・
やぐら・ふとん太鼓」
、
「水なす」は泉州で他地域よりイメージは強いが、関西国際空港は他地域
での方がイメージが強い。同様に、
「りんくうタウン」も他地域での方が圧倒的にイメージが強
い。「岸和田城」は泉州より和歌山市、南河内でのイメージが強い。また、「泉州人・泉州弁」、
「たまねぎ」は泉州に比べ他地域でのイメージはかなり弱い。
7
図表2 泉州のイメージ(上位グループ/地域別)
(%)
関西国際
だんじり
りんくう
泉州弁
岸和田
空港
・やぐら
タウン
・泉州人
城
水なす
たまね
タオル・
ぎ
毛布
TOTAL
62.1
68.0
36.0
20.4
20.9
65.5
24.8
29.5
大阪市
62.1
68.9
35.6
17.4
19.6
61.6
20.1
29.2
泉州
57.6
76.0
24.4
30.9
19.4
75.1
41.9
32.3
北河内
73.0
64.9
42.3
17.1
20.7
61.3
18.0
32.4
中河内
57.3
63.2
33.3
17.1
17.9
65.8
21.4
31.6
南河内
61.3
73.0
36.0
24.3
25.2
72.1
27.9
36.0
北摂
63.3
63.3
40.8
17.0
19.7
57.3
16.5
22.9
和歌山市
64.0
63.2
46.5
15.8
27.2
67.5
24.6
26.3
図表 3 は泉州のイメージ調査の下位 10 項目の割合を地域別に示したものである。このうち、
「仁徳天皇陵古墳」
、
「漁港・ビーチ」、
「紀州・熊野街道」は 10%を超えるイメージであり、
「紀
州・熊野街道」
、
「仁徳天皇陵古墳」は泉州でのイメージが強い。逆に、
「漁港・ビーチ」は泉州
でのイメージが弱く、他地域が強い。
食に関する項目では、
「ガッチョ」
、「和菓子」は泉州でのイメージは強いが、他の地域ではイ
メージが弱い。
図表3 泉州のイメージ(低位グループ/地域別)
(%)
紀州・熊
漁港・ビ
いか
泉だ
ガッ
あな
野街道
ーチ
なご
こ
チョ
ご
和菓子
仁徳天
泉州国
皇陵古
際マラ
墳
ソン
その他
TOTAL
11.4
13.9
3.0
2.6
5.8
2.8
4.4
14.7
3.0
2.2
大阪市
10.0
18.3
1.8
4.6
4.1
4.1
5.9
13.2
1.4
1.4
泉州
20.7
9.2
3.2
2.8
17.1
4.1
9.7
19.8
6.0
0.9
北河内
10.8
14.4
4.5
0.9
1.8
1.8
0.9
16.2
1.8
1.8
中河内
8.5
13.7
4.3
1.7
1.7
0.9
2.6
17.9
2.6
2.6
南河内
6.3
18.0
1.8
2.7
1.8
0.9
4.5
9.9
0.9
2.7
北摂
9.2
13.3
3.7
3.2
3.7
0.9
0.9
13.3
3.2
4.6
和歌山市
8.8
11.4
1.8
0.0
3.5
6.1
3.5
10.5
3.5
0.9
8
図表 4 は泉州のイメージ調査の上位 8 項目の割合を年齢層別・男女別に示したものである。
これをみると、
「関西国際空港」
、
「だんじり・やぐら・ふとん太鼓」、
「水なす」は、全年齢層で
幅広くイメージされている。
「岸和田城」
、「たまねぎ」は男女共に 20~39 歳はかなりイメージ
が弱いのが目立つ。
図表4 泉州のイメージ(上位グループ/年齢層別/男女別)(%)
TOTAL
男性 20~
39 歳
男性 40~
59 歳
男性 60 歳
~
女性 20~
39 歳
女性 40~
59 歳
女性 60 歳
~
関西国
だんじり・
りんくう
泉州弁・
岸和田
水な
たまね
タオル、
際空港
やぐら
タウン
泉州人
城
す
ぎ
毛布
62.1
68.0
36.0
20.4
20.9
65.5
24.8
29.5
60.6
57.7
36.0
24.6
11.4
52.0
12.6
21.7
64.9
69.6
34.6
22.0
17.8
62.8
29.8
20.4
76.0
79.8
29.0
17.5
43.7
70.5
28.4
38.3
52.7
65.9
42.3
21.4
8.8
55.5
8.8
18.7
60.6
62.7
41.5
18.7
17.1
72.5
30.1
32.6
57.9
72.1
32.8
18.6
26.2
78.7
38.3
45.4
(3)泉州特産品の認知度と購入意欲について
設問 3 は泉州の食に関する特産品(加工品)10 品目についてそれぞれの認知度「知っていた」、
「知らなかった」と購入意欲「購入したい」
、
「購入したくない」、
「わからない」を選択するもの
である。特産品の 10 品目は次のとおりである。
農産加工品:泉州水なすの漬物、泉州たまねぎドレッシング、
海産加工品:いかなごのくぎ煮、泉だこ、ガッチョのから揚げ
料理:ワタリガニ料理、あなご料理、かしみん焼き、じゃこごうこ
嗜好品:和菓子
9
① 特産品の認知度
図表 5 は特産品を認知度「知っていた」の割合の大きい順に上から並べたものである。
図表5 特産品の認知度(%)
特産品名
TOTAL
泉州
南河内
和歌山
大阪市
中河内
北河内
北摂
泉州水なすの漬物
78.9
91.7
83.8
83.3
76.3
73.5
72.1
70.2
いかなごのくぎ煮
36.9
56.7
33.3
31.8
32.9
31.6
33.3
30.7
和菓子
33.6
72.8
34.2
35.1
26.9
18.8
17.1
16.5
泉州たまねぎドレッシング
28.6
45.2
35.1
26.3
22.8
25.6
27.9
17.9
泉だこ
25.9
42.4
30.6
28.9
20.5
22.2
16.2
17.9
あなご料理
24.8
48.4
22.5
20.2
21.9
14.5
22.5
14.7
ガッチョのから揚げ
24.1
54.4
34.2
17.5
20.1
18.9
17.1
16.5
かしみん焼き
18.5
31.1
23.4
14.3
18.3
17.9
9.9
10.1
ワタリガニ料理
15.5
36.9
15.3
15.8
7.8
11.1
9.0
7.8
じゃこごうこ
8.4
28.7
6.3
3.5
2.3
6.8
3.6
3.2
〇認知度 80%弱:
「泉州水なすの漬物」
泉州で 91.7%、南河内と和歌山市では 83.8%、83.3%と非常に高い認知度となっている。一
番低い北摂でも 70%で泉州の代表的な特産品である。
〇認知度 30%台:
「いかなごのくぎ煮」、
「和菓子」
認知度は 30%台で、水なす漬物に比べるとかなりの開きがある。
「和菓子」は泉州では認知度
が 72.8%であるが、他地域では認知度が低く、特に中河内、北河内、北摂では 20%を切って
いる。
〇認知度 20%台:
「泉州たまねぎドレッシング」、
「泉だこ」、
「あなご料理」
、
「ガッチョのから揚
げ」
これらの 4 品目は泉州では 40%台の認知度(ガッチョのから揚げは 54.4%)であるが、全体
としては 20%台である。
〇認知度 20%以下:
「かしみん焼き」、「ワタリガニ料理」、「じゃこごうこ」
これらの 3 品目は泉州でも認知度が低く、他地域ではあまり知られてない。いずれも泉州の
個性ある郷土料理である。
② 特産品の認知度と購入意欲
図表 6 は各特産品の認知度と購入意欲を並べたものである。全体的には認知度が高い品目ほ
ど購入意欲も高いことがうかがえる。
また、認知度の低い品目は購入意欲について「わからない」と答えた人が多い。商品の認知度
や購買意欲が低いということは、その商品の特徴や中味、品質が消費者に伝わっていないことも
10
考えられる。
図表6 特産品の認知度と購入意欲(%)
購入意欲・認知度
「購入したい」
「購入したく
「わからな
ない」
い」
特産品
認知度
泉州水なすの漬物
62.3
14.8
22.9
78.9
あなご料理
47.7
14.8
37.5
24.8
泉州たまねぎ
46.5
11.7
41.8
28.6
いかなごのくぎ煮
44.5
20.6
34.9
36.9
和菓子
43.6
16.3
40.1
33.6
泉だこ
36.2
17.3
46.4
25.9
ワタリガニ料理
32.3
21.0
46.7
15.5
かしみん焼き
29.6
21.9
48.5
18.5
ガッチョのから揚げ
27.3
20.7
52.0
24.1
じゃこごうこ
21.0
27.6
51.5
8.4
ドレッシング
図表 7 の「認知度と購入意欲のクロス集計」はその相関関係のグラフである。ここ
から「泉州水なすの漬物」は、とび抜けて認知度と購入意欲の双方が高いが、特に認
知度が高くなっている。また、「泉州たまねぎドレッシング」と「あなご料理」は、
認知度に比べて購入意向が強く出ていることが分かる。
図表7 認知度と購入意欲のクロス集計
90.0
水なす
85.0
80.0
75.0
70.0
65.0
60.0
y = 1.3652x - 23.86
55.0
R² = 0.7413
認 50.0
知 45.0
いかなご
度 40.0
35.0
和菓子 たまねぎ
泉だこ
30.0
ガッチョ
ドレッシング
25.0
20.0
かしみん焼き
あなご料理
15.0
ワタリガニ料理
10.0
5.0
じゃこごうこ
0.0
20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 55.0 60.0 65.0 70.0
購入意欲
11
(4)
「泉州物産展」の需要について
設問 4 は大阪市内(難波、梅田など)で「泉州物産展」を開催した場合に行ってみたいと思
うかどうかの質問で、
「是非行きたい」
、
「何かのついでに寄ってみたい」、
「行きたいとは思わな
い」の 3 つから選択するものである。なお、行きたいと思わない回答者に対してはさらにその
理由を 5 つから選択する質問を行った。
グラフ 4 は泉州物産展への関心度を地域別に集計したものである。
「是非行きたい」、
「何かの
ついでに寄ってみたい」を合わせると、全体では 79%が行く可能性があるという結果となって
いる。開催地を大阪市内としていることもあり、大阪市民は関心が高く回答者の 86.3%が行く
可能性のあることを示している。
グラフ4 「泉州物産展」の需要調査(%)
何かのついでに
寄ってみたい
是非行きたい
TOTAL(n=1107)
大阪市(n=219)
泉州(n=217)
14.8
64.2
17.8
14.4
中河内(n=117)
14.5
南河内(n=111)
15.3
北摂(n=218)
12.4
和歌山市(n=114)
11.4
21.0
68.5
16.1
北河内(n=111)
行きたいとは思わない
59.4
66.7
59.8
63.1
65.6
65.8
13.7
24.4
18.9
25.6
21.6
22.0
22.8
次に、
「行きたいと思わない」回答者からその理由を問うた回答がグラフ 5 である。目立つの
は「特産品に興味がない」という理由を挙げた割合は大阪市で多く 56.7%、次いで北摂の 41.7%
であった。
12
グラフ5 「行きたいと思わない」理由(%)
どんな特産品があるかよ
く知らない
欲しいものがない
特産品に興味がない
TOTAL(n=232)
31.0
地元で購入
するため
35.8
その他の理由
22.8
6.5
3.9
大阪市(n=30)
56.7
20.0
13.3
3.3
6.7
泉州(n=53)
11.3
24.5
58.5
3.8
1.9
北河内(n=21)
23.8
中河内(n=30)
61.9
26.7
南河内(n=24)
10.0
46.7
33.3
北摂(n=48)
13.3
16.7
4.2
43.8
4.2
30.8
4.8
3.3
45.8
41.7
和歌山市(n=26)
9.5
6.3
4.2
19.2
34.6
11.5
3.8
(5)泉州の観光で行ってみたい場所について
最後の設問は、泉州地域で行ってみたい場所を 3 つまであげるもので、その集計は図表 8 に
まとめた。回答対象者数 1,107 に対し、回答箇所数は1箇所目 1,107 件、2箇所目 412 件、3
箇所目 236 件であった。
図表8 泉州で行ってみたい場所 (n=1,107 に対する3つまでの複数回答)
行ってみた
りんくうタ
関西国
岸和田
い場所
ウン
際空港
城
回答数
227
202
193
割合
15.0%
13.4%
12.8%
犬鳴山温泉
堺市内
水間観
熊野街
音
道
だんじり
岸和田
仁徳天皇
市内
陵古墳
190
75
77
61
44
12.6%
5.0%
5.1%
4.0%
2.9%
その他
観光地計
とくにな
漁港
みさき
公園
他地域
総計
15
1,736
し
40
38
33
14
315
1,509
2.7%
2.5%
2.2%
0.9%
20.9%
100%
212
*だんじりの回答数には、「岸和田だんじり祭」の回答を含めた。
*割合は特になしと泉州地域外の場所をあげたものを除いたものを対象とした。
13
「りんくうタウン(アウトレットモールを含む)」と「関西国際空港」は泉州で行きたい場所
のトップ 2 箇所であり、泉州観光の主力アトラクションと言える。つぎに、
「岸和田城」
、
「だん
じり」
、
「岸和田市内」が続いている。岸和田城と岸和田市内は大阪府下の城下町として人気があ
り、
「岸和田だんじり祭り」に代表されるだんじり・やぐら・ふとん太鼓と合わせて、泉州の重
要な観光資源である。
図表9 泉州の行きたい観光地
堺市内
仁徳天皇陵古墳
りんくうタウン
だんじり
岸和田市内
岸和田城
関西国際空港
水間観音
漁港
犬鳴山温泉
みさき公園
熊野街道・紀州街道
14
4.調査結果のまとめと考察
(1)調査結果のまとめ
①泉州の認知度について
〇地域別の泉州の認知度は、全体の平均が「よく知っている」と「知っている」を合わせると
72.6%となっている。大阪市は地理的には泉州と隣接するにもかかわらず、「よく知っている」
が 23.3%と平均以下で、和歌山市と比べても少し低いことが分かった。
〇年齢層別にみた泉州の認知度では泉州を「全く知らなかった」を比較すると、全体の平均 6%
に対して女性 20~39 歳は 12.1%と飛びぬけて高い。また「聞いたことがある」は全体の平均
21.4%に対して 31.3%と同様に高い。20 代~30 代の女性の 1/3 は泉州を「聞いたことがある」
程度であり、この世代の女性層に対する認知度向上が課題となる。
②泉州のイメージ調査について
〇「だんじり・やぐら・ふとん太鼓」をトップに2番目に「水なす」、3番目に「関西国際空港」
をあげている。これらは泉州と強く結びついた泉州の代表的なイメージである。このうち、
「だ
んじり・やぐら・ふとん太鼓」と「水なす」は泉州内部から見たイメージ度も他の地域と比較し
て圧倒的に高く、泉州の人々のアイデンティティに強く関係していることが分かる。
③泉州特産品の認知度と購入意欲について
〇特産品 10 品目のうちでは「泉州水なすの漬物」が他を大きく離して認知度が高く、又、購入
意欲も高いことが分かる。これはイメージ調査の「水なす」とも連動しており、農産物と加工食
品とが結びついて泉州のイメージになっている。
〇「和菓子」は、泉州では認知度が 72.8%と高いが、他地域では認知度が低く、全体では 33.6%
で、特に中河内、北河内、北摂では 20%を切っている。泉州外では泉州の和菓子はあまり知ら
れていないことがわかる。
④「泉州物産展」の需要について
〇大阪市内で開催する「泉州物産展」への関心は高く、全体では「是非行きたい」14.8%、「何
かのついでに寄ってみたい」64.2%と回答者の 79%が行く可能性を示している。特に、大阪市
民の関心は高く回答者の 86.3%が行く可能性を示している。
⑤泉州の観光で行ってみたい場所について
〇泉州で行きたい場所のトップ 2 は「りんくうタウン(アウトレットモールを含む)」と「関西
国際空港」であり泉州観光の主力アトラクションと言える。りんくうタウンにはレジャー施設の
ほか映画館、商業施設、飲食店などもあり総合レジャー商業施設として人気がある。関西国際空
15
港だけでなく集客センターとして機能しているりんくうタウンも泉州ブランドの最大の発信拠
点として活用することが求められる。
〇行きたい場所の 3、4、6 番目にあげられた「岸和田城」、「だんじり」、「岸和田市内」は、泉
州の歴史文化遺産として重要な位置を占めている。岸和田城と岸和田市内は大阪府下の数少ない
城下町であり、泉州の貴重な文化遺産である。また、「だんじり」は「岸和田だんじり」の知名
度が全国的に高いので、泉州全域に広がるだんじり文化としてイメージの広域化をうまく図れば
観光集客が図れる可能性がある。
(2)考察1-泉州特産品マーケットの選定
第Ⅰ章のアンケート調査結果におけるグラフ1(泉州の認知度調査(地域別))の「よく知っ
ている」と「知っている」の合計割合に、各地域人口を乗ずることにより総合評価を算出した。
この総合評価指標を泉州特産品に対する各地域の潜在的な需要指標とし、泉州特産品の主要マー
ケット地域選定の指標とする。図表 10 がその総合評価指標を示している。
図表10 ターゲット市場評価
項目
よく知っ
知っている
左の合計 A
人口 B
総合評価
ている(a)
(b)
(a+b)
(万人)
A/100×B
大阪市
23.3
42.9
66.2
267
177
泉州
53.0
36.4
89.4
176
157
北河内
18.9
54.1
73.0
119
87
中河内
21.4
50.4
71.8
86
62
南河内
39.6
36.9
76.5
64
49
北摂
15.6
46.3
61.9
176
109
和歌山市
26.3
43.9
70.2
37
26
地域
※人口 B は「平成 22 年国勢調査」による。
①大阪市
泉州に隣接する最大のマーケットであり、関西圏交通網の拠点でもある一大消費地である。
その大阪市において泉州への認知度が南河内、和歌山市より比較的低いのは、大阪市という都
市型消費者にとって泉州がローカルのひとつに過ぎないためと考えられる。泉州物産展に対し
ては大阪市内での開催ということもあり、関心度は一番高い。いずれにしても人口規模からい
ってもマーケットとしての重要度は最も高い。
②北摂、北河内
北摂は泉州の認知度が最も低い地域であるが、176 万人の人口と都市型購買層の多い地域で
もあり、商品の魅力と情報次第でポテンシャルは大きいと思われる。また、北河内は比較的泉
16
州への認知度が高く、物産展への関心も高い。淀川を挟んだこの北摂・北河内は両地域を合わ
せると大阪市を超える人口を抱え、大阪市に次ぐ重要マーケットであるといえる。
③中河内、南河内、和歌山市
中河内は河内のなかでは泉州の認知度は最も低く、特産品展への関心も低い。一方、南河内
は泉州の東に隣接し、昔から人の交流も行われ泉州への親近度は高い。人口が河内で最も少な
いが泉州ブランドが入りやすい地域ということはできる。和歌山市は泉州への認知度は高いも
のの人口が最も少なく、マーケットとしての評価は低い。
(3)考察2-アイデンティティと泉州の地域ブランド化
泉州の地域アイデンティティ(独自性)は内外の人々が泉州に対して持つイメージと強く関係
している。今回の調査により泉州のイメージに結びつく特産品や観光地などが明らかとなった。
これらの結果から、泉州の地域アイデンティティを確立し、地域ブランド構築への手掛かりを見
出すことができる。
図表11は泉州地域ブランド構築の基本図となるものにアンケート結果の上位に位置する主
要な地域資源を入れ込んだものである。
地域アイデンティティから生み出されたこれらの地域資源ブランドを柱として、そこに共通す
る地域性(地域の自然、歴史、文化、伝統に根ざすもの)を核に泉州の傘ブランドを構築してい
くことが望まれる。最終的には、泉州の傘ブランドの傘下で、農林水産物、加工品、商業地、観
光地などの地域資源ブランドが底上げされ、地域アイデンティティがさらに強化され泉州地域が
活性化される好循環を生み出すことが目標である。
地域ブランドは一朝一夕に構築できるものではない。現在、地域資源ブランドとして全国的に
知られている「泉州水なす漬け」は、その独自のおいしさの発信を通じて泉州の傘ブランドの形
成のための地域イメージづくりに貢献している。しかし、このような地域資源ブランドは少ない。
今回のアンケート調査結果では、
「水なす」の他に「だんじり・やぐら」と「関西国際空港」
も泉州のイメージと強く結びついていることが分かった。これらをもっと強く泉州と結びつけて
全国に向けて発信すれば、泉州の傘ブランド形成にも貢献できると考えられる。そして、このよ
うな地域アイデンティティに根差した地域資源ブランドを増やし、そのブランド価値を高めるこ
とにより、確たる泉州の傘ブランドを形成していく必要がある。
一方、
泉州のよい地域イメージづくりを図り、傘ブランドのブランド価値を高めることにより、
地域資源ブランドの底上げを図ることも合わせて行う必要がある。
17
図表11 泉州地域ブランド構築の基本図
泉
州
地域ブランド
(傘ブランドとしての地域)
2
1
農林水産
ブランド
加工品
ブランド
商業地
ブランド
観光地
ブランド
3
関西国際空港
泉州水なす
泉州水なす
りんくう
だんじり・や
たまねぎ
漬け
タウン
ぐら
4
岸和田城
タオル毛布
地域アイデンティティ
(ブランディングの場としての地域)
1
ブランド化可能な個々の地域資源を選ぶ。ブランド構築の基盤ないし背景として地域性を最大限に
活用してブランド化していく段階。
2
地域資源を柱として、そこに共通する地域性(地域の自然、歴史、文化、伝統に根ざすもの)を核
とした「傘ブランド」としての地域ブランドを構築。
3
地域ブランドによる地域資源ブランドの強化と底上げの段階。地域ブランドが象徴する地域性と各
地域資源ブランドに共通する核となる地域性との間に一貫性、整合性が必要である。
4
底上げされた地域資源ブランドによって、地域経済や地域自体が活性化される段階。
北村元成和歌山大学教授による
18
Ⅱ 食の地域ブランド化の先進事例調査
1.食のイベントの傾向(B-1 グランプリ)について
わが国における食に関わるイベントは近年、B 級ご当地グルメ連絡協議会(通称:愛 B リー
グ)による平成 18 年「第 1 回 B-1 グランプリ in 八戸」の開催により画期的に変化したといえ
る。B-1 グランプリの特徴は、全国からご当地グルメを 1 ヶ所に集め、入場者の投票によるコン
テストを行うことにより「グランプリ」を始めとする入賞を決定するという競争性を重視した従
来にない食イベントである。それまで市町村単位で行われていた食イベントは、これにより全国
ネットワーク型の食イベントの開催が見られ、同時に、食によるまちづくりが活発になった。地
域で愛される食べ物を地域ブランドにすることにより観光客の増加、経済波及効果という実質的
な成果が得られると同時に、地域住民のアイデンティティが食によって高まるというまちづくり
効果もある。ご当地グルメの食べ物の由来、食材、調理や味覚の特徴はもちろんのこと販促ツー
ル(のぼり、ゆるキャラ、テーマソングなど)
、パフォーマンス、ボランティアスタッフの情熱
などの総力戦となった食によるまちづくりモデルがわずか 10 年で全国に浸透したといえる。
2.調査目的と事例選択
先進事例調査には、関西圏において B-1 グランプリとは別に、新機軸での食のイベントを展
開している 3 つの事例を選んで調査を行った。
ひとつ目は、行政が主導して地元の JA、漁業組合、食品加工事業者、観光協会などと連携し
て発足させた推進協議会を母体とした兵庫県淡路島の「食のブランド『淡路島』オータムメッセ」
である。二つ目は、民間団体である大津商工会議所が主体となり滋賀県という広域で滋賀県下の
食材のプロモーションを目的に 3 年続けて開催した B 級ご当地グルメのイベント「滋賀グルメ
バトル」である。最後に、<奈良県食材×シェフの祭典>をキャッチフレーズとして大和野菜や
大和ポークなどの奈良県ブランドと有名シェフを前面に出した「奈良フードフェスティバル」で
ある。
これら 3 つの事例は、それぞれイベント実行委員会の構成や運営方法が異なることから泉州
地域の食イベントを検討するにあたり参考になる先行事例である。
19
3.食のブランド「淡路島」オータムメッセ
食のブランド淡路島「オータムメッセ」は、兵庫県淡路県民局洲本農林水産振興事務所が中心
となって平成 22 年度に第 1 回が開催された淡路島最大規模の食のイベントである。
(1)開催概要
①主催:食のブランド「淡路島」推進協議会
(平成 25 年度は、淡路島ええもん・うまいもんフェア実行委員会と共催)
②事務局:兵庫県淡路県民局 洲本農林水産振興事務所
(淡路島ええもん・うまいもんフェア実行委員会は、淡路市商工会)
③会場:ONOKORO 淡路ワールドパーク(平成 25 年度)
図表12 食のブランド淡路島「オータムメッセ」開催年月日等
開催年月日
ブース数(飲食・物販)
来場者数
平成 25 年 11 月 9 日(土)
・
44
1 万 5 千人(土曜日 6 千人、日曜
10 日(日)
日 9 千人)
(2)開催経緯
淡路島の農水産物・加工食品を一堂に集め、来場者に「食」を通じた淡路島の魅力を感じても
らうことが目的。両イベントは、お互いに集客に苦慮していたため、平成 25 年度から共催の形
をとった。
(3)実施体制
兵庫県淡路県民局洲本農林水産振興事務所の働きかけにより、食料生産拠点としての魅力をさ
らに引き出すとともに、京阪神などの大消費地で新たな需要を開拓することを目的に、食のブラ
ンド「淡路島」推進協議会を平成 22 年 8 月に設立。現在は農水産関係団体、商工会議所・商工
会、淡路島観光協会、島内3市等の 26 団体で構成。
別途、島内の民間企業は賛助会員として参画しており、現在は 45 事業者となっている。
会員の負担金及び会費で運営しており、協議会の年間予算は約 2 千万円である。
(4)出店者・料理
①出店者の募集の選定基準
・オータムメッセ:原則、協議会構成員又は賛助会員
・ええもんうまいもんフェア:原則、淡路市商工会の会員事業者
②出店料理とその条件
淡路島産の食材を使用した料理(淡路島グルメ)で、それぞれの主催団体によって取り組ま
れており、定義も個別に設定されている。
20
・淡路島牛丼:淡路島観光協会
・淡路島ぬーどる:洲本商工会議所
・島スイーツ:洲本商工会議所 ・淡路島しらす丼:北淡路地域ブランド化推進協議会
・淡路島バーガー:淡路島バーガー協議会
(5)運営
①広報
・ポスター(関係機関での掲示と快速停車駅での駅貼り)
・チラシ作成(2 回:1 回目=各所配布 2 万分、2 回目=島内新聞折り込み 5 万部)
・イベント告知の紙製うちわの作成・配布(3 千枚)
・各種広報紙(県市広報含む)
、雑誌での告知、
・新聞記事体広告(神戸地区 1 回)
・AM ラジオ出演(5 分程度)
、
・新聞社等キャラバン・サンテレビ・イベント告知 等
②出店料
当初は会員 2 万円、その他は 5 万円に設定したが、出店が難しいという声があり、
平成 24 年度は、無料に設定。平成 25 年度は各出店者から 5 千円分の商品提供を条件づけ。
③運営費用
協議会と実行委員会の両者を合わせて 700~800 万円。
(6)成果と課題
出店者へのアンケートを実施し、26 社中 17 社から「よかった」との回答を得たが、来場者
数については、不満の声の方が多かった。今後の課題としては、島外からの来場者が少ないこ
とや淡路島全体を見ても適当な会場が少なく限定されることなど。
(7)その他
○食のリレーイベント「御食国月間」
平成 24 年度から実施。年間 400 万円の予算で、1 ヶ所最大 20 万円の補助金を交付。
9 月から 11 月に淡路島で実施される食のイベントスケジュールを集約・整理し、A4 両面の
チラシを作成。その中核イベントとして、オータムメッセが位置づけられている。
○フリーペーパー「戀島 淡路島」の発行
「戀島 淡路島」というフリーペーパーを発行し、島内の旅や食を紹介。年 1 回発行。
写真 オータムフェスタ(1 日目)の様子
21
4.滋賀 B 級グルメバトル
「滋賀 B 級グルメバトル」は大津商工会議所青年部が中心となって平成 23 年 7 月に第 1 回が
開催された滋賀県下の B 級グルメイベントである。平成 24 年に第 2 回、平成 25 年に「最終頂
上決戦」が開催され、本イベントは 3 年間 3 回で終了した。大会趣旨は滋賀県内の食材を使っ
た安くておいしい B 級グルメの祭典であり、
滋賀県下のほとんどの市町村からグルメが参加し、
入場者数は各開催とも 2 日間で 10 万人を超えた。
(1)開催概要
①主催:滋賀 B 級グルメバトル実行委員会
②事務局:大津商工会議所青年部
③会場:大津港特設会場
図表13 滋賀 B 級グルメバトル開催年月日等
開催年月日
ブース数(飲食)
来場者数
第 1 回平成 23 年
7 月 30・31 日
グランプリ
・近江牛ホルモン唐揚げホソカラ
60
計 12 万人
・近江牛肉巻ふわっとろっハンバーグ
15 時~21 時
・朝宮茶スイーツ「あさみや金時」
第 2 回平成 24 年
・朝宮茶スイーツ「あさみや金時」
8 月 4・5 日
60
計 14.5 万人
・近江牛ホルモン唐揚げホソカラ
11 時~21 時
・近江黒鶏チキンバーからあげ
FINAL 平成 25 年
・朝宮茶スイーツ「あさみや金時」
最終頂上決戦
31
8 月 3・4 日
(第 1 回、2 回の
13 時~21 時
上位入賞 31)
計 11.6 万人
・近江牛ホルモン唐揚げホソカラ
・近江黒鶏チキンバーからあげ
グランプリの欄は 上から順に、グランプリ、準グランプリ、3 位
(2)開催経緯
平成 23 年当時、滋賀県は B-1 グランプリの主催団体である「愛 B リーグ」に所属する団体を
持たない都道府県のひとつであった。滋賀県内の食材を使用し全国に通用するご当地グルメを発
掘しようということで始めた。大津では毎年浜大津で「浜大津サマーフェスタ」が開催され、大
津商工会議所青年部が担当していた夜市を B 級グルメバトルに変更した。
(3)実施体制
大津商工会議所、大津商工会議所青年部、大津市、大津市商店街連盟、
(株)まちづくり大津、
京阪電気鉄道(株)で実行委員会を構成。実質的には、大津商工会議所青年部が企画し、自主運
営で行なった。
22
(4)出店者・料理
①出店者の募集の選定基準
他府県団体でも参加可能。出店団体は食品企業、飲食店、生産者団体、商店街組合、観光協
会、商工会議所、商工会な広範囲にわたった。食品企業、飲食店の多くは○○研究会などの(当
日限りの)団体名で参加した。第 1 回は応募が 85 店、参加 60 店、第 2 回は応募 92 店、参加
60 店。第 3 回の最終頂上決戦は第 1 回、2 回の上位入賞 31 店が参加。
②出店料理とその条件
滋賀県内の食材を利用すること、レシピを公開することなど。
(5)運営
①広報
青年部メンバーに広告業やインターネットホームページ作成を営んでいる者がおり、幅広い
広報活動、HP のタイムリーな更新、リーフレットの配布、TV メディアの特番作成などの展
開ができた。
②出店料
第 3 回は、ブース出店料を 8 万円に変更した。第 1 回、第 2 回は「イベントチケット」
(1,000
円。100 円券 10 枚つづり)を当日販売し、チケット売上高の 10%を出店料とした。変更の一
番の理由は、チケットの印刷代と精算事務のコスト削減。
③運営費用
参加料はチケット売上高の 10%。スポンサー収入 150 万円。プレミアムスポンサー:サン
トリー50 万円、その他滋賀銀行、滋賀ホンダ会、関西アーバン銀行、他 10 社。1 回あたり大
体 1,000 万円弱。1 回目、2 回目は赤字だったが、第 3 回目は収支均衡の見込み。
(6)成果と課題
県下のあちこちで市町村単位での「食」を通じたイベントが開催され始め、地域での食のイベ
ントが活発に行われるなど当初の目的を達成したと実行委員会では評価している。今後の課題と
しては、上位入賞したグルメのサポートを中心として、各グルメを地域資源として大津を中心と
した滋賀県の地域振興へつなげること。
23
5.奈良フードフェスティバル
「奈良フードフェスティバル」は奈良フードフェスティバル実行委員会が主体となり、平成
21 年 11 月に第 1 回が開催された。平成 24 年以降は、カジュアルで、料理人(シェフ)と地元
食材に焦点を当てた奈良県の食の魅力をアピールするイベントとなっている。
(1)開催概要
①主催:奈良フードフェスティバル実行委員会(門上武司委員長、建築家、有名シェフなどで
構成)
・奈良県共催
②事務局:奈良フードフェスティバル事務局(株式会社エヌ・アイ・プランニング内)
③会場:奈良公園登大路園地、馬見丘陵公園北エリア花見茶屋・芝生広場
図表14 奈良フードフェスティバル開催年月日等
イベント名
開催年月日
ブース数(飲食・物販)
来場者数
シ ェ フ ェ ス 平成 25 年 6 月 1 日(土)~6
シェフズキッチン(キッチンカ
延べ
タ in 奈 良
月 9 日(日)の 9 日間
ー1 台に 2)、青空ピッツェリア
7.8 万人
公園
平成 25 年 6 月 14 日(金)~6
(1)
、シェフェスタ屋台村(の
月 16 日(日)の 3 日間
べ 60 店) 、マルシェ(のべ
※14 日~16 日は「ムジークフ
50 店)
ェストなら 2013」と協同開催
シ ェ フ ェ ス 平成 25 年 10 月 5 日(土)~
シェフズキッチン(常設店を間
延べ
タ in 馬 見
10 月 20 日(日)の 16 日間
借りして 2)、パンとお菓子のマ
12.8 万人
公園
※「馬見フラワーフェスタ(公
ルシェ(4)
、青空ピッツェリア
園緑地課)
」と同時開催
(1) 、シェフズ・バル(1) 、
ウィークエンド・マルシェ(週
末のみ 20 店程度)、シェフェス
タ屋台村(週末のみ 15 店程度)
(2)開催経緯
県内の食文化向上と県産食材の PR が目的。平成 21 年より開催され 5 年目を迎える「奈良フ
ードフェスティバル」は、平成 24 年以降は、事務局を奈良の情報誌を出版するエヌ・アイ・プ
ランニングが引き受け、大規模なイベントとなっている。
(3)実施体制
実質的な募集や会場運営は、事務局が担当している。
(4)出店者・料理
24
①出店者の募集の選定基準
出店資格として、「奈良の食材と料理人の交流」に合致する商品・サービスを提供する法人・
団体などに限定。
②出店料理とその条件
「シェフズキッチン」、「青空ピッツェリア」、
「シェフェスタ屋台村」については、奈良
フードフェスティバル実行委員会による独自の選定をおこなっている。同委員会はフードラ
イター、料理人から構成されていること、また、同事務局は奈良の情報誌(『ぱ~ぷる』、
『naránto 奈良人』)の出版社が務めていることから、それぞれの持つ既存ネットワークを
活用して、適切な出店者を選出している。
(5)運営
①広報
事務局を地元情報誌出版社が担当しているため、多様なメディアへの露出を非常に上手くお
こなっている。以下、メディア露出一覧。
〈テレビ〉朝日放送「おはよう朝日です」、毎日放送「ちちんぷいぷい」、NHK「ゆうどき
ネットワーク」、「おはよう関西」、など
〈ラジオ〉FM802「TACTY IN THE MORNING」など
〈雑誌〉 関西ウォーカー、ソトコト、あまから手帖、京阪神エルマガジン社 SAVVY、agasus、
奈良のタウン情報誌「ぱ~ぷる」 など
〈その他〉新聞各紙、じゃらん、JR 西日本「おでかけネット」、県民だより、など
②出店料
マルシェは、出店料が売上げの 10%。シェフェスタ屋台村は、売上げの 15%。シェフズキ
ッチンは、売上げの 30%。
③運営費用
聴取できず不明。奈良県が共催という形で運営資金を支援している。
(6)成果と課題
当該イベントが奈良の生産者と奈良の県内外の有名シェフとの出会いを生み、奈良食材を多数
採用するようになった。今後の課題としては、寺社の活用なども含めた「奈良らしさ」の演出が
挙げられている。
25
6.参考となるポイント
①生産者の参加
食を通した地域ブランドの開発には一次産業である農業ならびに漁業従事者との協力関係が
重要となる。優良な地域産品の掘り起しと開発は、地域ブランドの基礎となるものであり、地域
産品の 6 次産業化による商品開発、生産者によるイベントへの産品の出店等が地域ブランドの
強化につながるため、生産者と料理人、生産者と消費者の交流がより求められる。
②出店者の選定基準
「滋賀 B 級グルメバトル」では、全国に通用するご当地グルメ発掘をねらいとして、
「滋賀県
産の食材を必ず使う」ことを条件にしている。その結果、県内産の主だった食材が使用されるよ
うになっている。
③料理人とのコラボレーション
「奈良フードフェスティバル」ではイベントを通じて<生産者と県内外の有名シェフの出会い
の場>ができ、結果として大阪、東京、神戸のシェフたちが奈良県産の食材を知り、その後の料
理店でのその使用につながった。また、県内の若手シェフに対して、県外の有名シェフとの交流
の機会を設定し、イベントに参加する<シェフ同士のネットワーク>が広がるようワインの講習
会や料理技術講習会なども行われている。イベント後のシェフ同士の交流や情報交換は技術向上
にも寄与するところが大きい。
④イベントの統合化
食のブランド「淡路島」を発信するための取り組みのうち、京阪神からの集客をねらった大規
模なイベントとして「オータムメッセ」を開催し、島内全体で取り組む中核イベントと位置づけ
ている。イベント開催によりブランド発信のためのネットワークが強化された。もうひとつは、
<リレーイベント化>である。これまで各市町や団体で取り組まれてきた個別の食イベントは、
9 月から 11 月に実施するイベントを集約・統合し、
「御食国月間」として共通のチラシを作成し
ている。淡路島地域としての統一感がアピールされている。
※資料編(資料4)の淡路島リレーイベントのチラシを参照。
⑤キャッチコピーとツール
販促の取組名称として、
“食のブランド「淡路島」”を冠につけて、イ
ベントや情報発信に取り組んでいる。なお、キャッチコピーとしては“食
極めれば淡路島”があり、のぼりやポスターに活用されている。
26
⑥会場の演出
「滋賀 B 級グルメバトル」当日には、メインステージで音楽イベントを開催し、集客力を高
めている。琵琶湖の湖畔での音楽イベントは、屋外における開放感とともに、食イベントで購入
した商品を食する楽しみを演出する装置となっている。淡路島でも屋外ホールでのミュージック
バンドが生演奏で雰囲気を盛り上げていた。
「奈良フードフェスティバル」のシェフェスタに参加する各店では、キッチンカーや服装等に
おけるデザイン性を重視し、通常のイベントでみられるラフな服装の格好だけではなく、シェフ
やウエイトレスの服装でふるまったり、キッチンカーを使用するなどデザイン性を高め、やや高
級な感じを演出する工夫をしている。※写真はシェフェスタ in 馬見の風景。
⑦競争原理の導入
「滋賀 B 級グルメバトル」では、参加者が使用した割りばしの投票によるコンテストを行い、
グランプリ、準グランプリと 10 位までの入賞団体を発表した。来場者の参加型イベントとして
の楽しさを演出するとともに、マスコミの注目度も高く、出店者にとっては選ばれるための商品
開発を促すことにつながり、上位入賞グルメのイベント後のブランド化にも拍車がかかる。
※滋賀B級グルメバトル「最終頂上決戦」の結果発表告知HP
⑧情報発信
食のブランド「淡路島」のフリーペーパー:イベントにとどまらず、継続的な情報発信ツール
として、
「戀島 淡路島」と題するフリーペーパーを発行し、女性をターゲットとした雑誌風の
編集で、島内の食と観光を紹介している。ネット情報の補完ツールとして読ませる内容になって
いる。
27
※フリーペーパー「戀島 淡路島」
「奈良フードフェスティバル」では、奈良県内の情報誌を出版している地元の会社をイベントの
運営委託先としたことから、その取材ネットワークを活用して、イベント出店への飲食店への働
きかけを行っている。地域密着型メディアは対象とする地域に関する深い情報と交渉のルートを
所有していることになる。これらのノウハウは、地域を対象としたイベントを開催するにあたり、
企画、出店交渉、イベント実施、広報等のあらゆる場面において利用度が高い。
⑨食イベントの誘発
「滋賀 B 級グルメバトル」では、食イベント開催をきっかけに、市町単位での食のイベント
が活発に行われるようになった。また、特定のメニューをテーマに、滋賀県内で自発的に全国サ
ミットを開催する動きが生まれている(丼サミット、うどんサミット、あげあげサミット)。
28
Ⅲ 泉州地域における食イベント方策の提案
1.具体的取り組み方策
ここでは本調査研究で得られた結果を踏まえ、泉州地域における食を活用したイベントなどの
具体的な取り組み方策を提案するものである。
泉州地域には、生産者、特産品製造者、直売店・小売店、飲食店、料理人などの食に関連する
資源が点在している。これらにより開発、生産、提供されるモノやサービスは、小地域(市町域)
において食イベントや食をテーマにした観光コースとして一部具体化されている。今後は、それ
らの食イベントや観光コースを泉州という広域で展開することにより、プロモーション効果は非
常に高まり、
「泉州」の地域ブランド化につながると考えられる。図表12はそのプロセスを表
わしたものである。
イベント展開では「泉州フードフェスティバル」や「泉州の食」リレーイベント、大阪市内等
での「泉州物産展」
、観光展開では食べ歩きや産地見学をテーマにした「泉州フードトレイル」
を具体的な取り組み方策として次節以降に提案する。
図表15 地域資源の地域ブランド化
食関連資源
市町域
泉 州
・食イベント
・生産者

泉州フードフェスティバル

「泉州の食」リレーイベント

泉州物産展

泉州フードトレイル
・特産品製造
・直売店/小売店
・飲食店
・特産品販売センター
・料理人
(直売店)
・フードトレイル
29
2.
「泉州ご当地グルメバトル」
近年、泉州地域においても泉州ならではのご当地グルメへの関心は高まり、現在、年間21件
の食イベントが開催されている(平成 25 年度実績、図表 19 を参照)
。
しかし、泉州全体で取り組むような食イベントは今までに開催されていない。本提案は、泉州
全体で取り組む最初の食イベントとして提案するものである。
①目的
泉州の「食」に関わる農水生産者、食品加工業者、飲食サービス業、まちづくり団体などが一
体となったご当地グルメバトル型イベントを泉州で開催することにより、来場者に食を通じた泉
州の魅力を感じてもらい、泉州地域の食のブランドの構築に寄与することを目的とする。
②実行委員会組織
イベントを効果的に実施するために、関係者等が多く参画する組織が望ましい。一例としては、
泉州 9 市 4 町と泉州観光プロモーション推進協議会及び泉州地域の各商工会議所、商工会が主
体となり、各種生産者団体、飲食サービス業団体、食品関連団体、まちづくり団体などと連携し
た実行委員会を構成する。
③開催時期
一定の集客が見込まれる既存のイベントと共催することが望ましい。また、季節的には一般に
食品衛生や野外炎天下などのリスクから 7 月、8 月は敬遠する傾向がある。9 月の岸和田だんじ
り祭り、10 月の各地での秋祭り、だんじり・やぐらの時期は地元関係者が多忙な時期であるが、
一方で、その時期泉州への全国的な注目度は高い時期でもある。泉州共通のイベントとしては 2
月の「泉州国際市民マラソン」
、9 月の「泉州にぎわいフェスタ」がある。
④開催期間と開催時間
週末、祝日をからめた 1 日開催、又は 2 日開催が考えられる。2 日開催は来場のチャンスが増
え、又、天候のリスクも軽減でき、来場者の増加も見込める。開催時間は昼間のみと夜間にかか
る場合があるが、一般にはシフトを組む必要のない昼間のみが多い。
⑤開催会場
会場はアクセスが電車であることと最寄駅から徒歩の範囲であることが望ましい。マイカー使
用は駐車場の確保、
交通渋滞などリスクが大きい。なお、地方では郊外に駐車場を複数個所設け、
パークアンドライドで会場へシャトルバス輸送する方法が取られていることが多い。
会場案として次の 3 箇所があげられる。いずれも泉州のシンボルにふさわしい場所である。
岸和田城、りんくうタウン、関西国際空港
30
⑥出店ブース数規模
飲食店 40 ブース~50 ブース、物販販売等 30 ブース~50 ブース
計 70~100 ブース
図表16 泉州地域の食イベントの一例(平成 25 年度)
イベント名
飲食関係ブース数
メイドインさかいフェアー(堺商工会議所)
21
いずみの国グルメグランプリ in 和泉(和泉市商工労働室)
11
ご当地グルメ大集結(岸和田カンカンベイサイドモール)
19
南大阪フェスタ(南大阪料理人の会)
25
貝塚ぐるぐるぐるめ(貝塚市観光協会)
20
酒蔵祭(春・秋)(泉佐野酒造BBQ実行区委員会)
25
深日漁港ふれあいフェスタ(深日漁業協同組合)
10
⑦出店者選考基準
参加基準を設定しブース数を限定した参加選考方式にする。提供する食べ物が泉州の食材を
使用すること、泉州の伝統的な調理方法であること、泉州らしさをイメージするもの、泉州の
商工会議所・商工会の会員及び泉州の市民団体であるなどの条件を満たすなどの基準を設ける。
⑧来場者数規模
1 日 5 万人、2 日間開催で 10 万人
「滋賀B級グルメバトル」を参考にすると地域規模的に上記の来場者がひとつの目安として
想定される。
⑨開催資金
開催資金として 500 万円程度の資金が必要となる。出店者からブース出店料を徴収する。泉
州に拠点を持つ企業各社にスポンサーとして資金支援を要請する。
⑩情報発信
現代は多様なツールによる情報伝達が可能である。テレビ、新聞、情報誌、雑誌、ホームペー
ジなどのマスメディアによる戦略的な広報活動は、泉州のブランディング成功への鍵となる。泉
州の地域情報誌を発行している企業等との連携は効果的であると考えられる。
31
3.「泉州の食」リレーイベント
「食」のリレーイベントとは個々に開催されている食イベントをある期間に集約して連鎖的に
開催することにより広域での一体感を内外ともにアピールするものである。現在、泉州各地で開
催されている個々の食イベントを「泉州」のくくりで期間的に集約して「リレーイベント」とし
て位置づけることにより泉州の食の地域ブランド化につなげる。平成 25 年度に泉州地域で主に
食をテーマとするイベント(食イベント)は 19 件(毎月開催イベントを除く)開催されている。
これらの食イベントを月別に集計すると下図のとおりであり、気候の良い春と秋の開催が多い。
また、毎月開催の通年型イベントは 3 件となっている。
グラフ6 泉州地域の主な食イベント月別集計(平成 25 年度)
3
(件)
2
1
0
4月
5月
6月
7月
8月
9月 10月 11月 12月 1月
2月
3月
注1:「酒蔵 BBQ」、
「堺旧港観光市場」
、
「忠岡みなとマーケット」は毎月実施のためグラフに含まず。
注2:「酒蔵祭」は、
「酒蔵 BBQ」とは別にカウント。
ここでは、
“
「泉州の食」リレーイベント”と題して、次のとおり図表 17「泉州スプリング・
リレーイベント」と図表 18「泉州オータム・リレーイベント」を提案する。また、リレーイベ
ント開催にあたって、次の3つの取り組みを提案する。
①「美味!泉州(仮)
」共通ロゴとチラシの作成
各イベントの独自性は保ちながらも、「泉州の食」に関するイベントが多彩に展開されている
イメージを作り出すことをねらうため、「泉州ブランド」の共通ロゴを作成し、各イベントで使
用していく。
また、各市町で取り組まれている食イベントについて、開催が多い春季(3 月~6 月)と秋季
(9月~11 月)の 2 回に分けて、共同チラシを作成する。
32
②イベントHPや会場における他のイベントの紹介
各イベントのHPやブログなどにおいて、バナーによるリンクやお知らせページでの紹介、シ
ェアなどにより、お互いのイベント告知を協力する。
また、各イベント開催時に、近い時期のイベントを場内アナウンスやイベントステージで紹介
したり、
会場案内所などで独自チラシを配布するなど、お互いのイベントに参加して告知を行う。
③パブリシティ協力
各イベントについて、独自のネットワークで、新聞やテレビなどのパブリシティで情報発信す
る機会があるときには、合わせて泉州の食イベントも情報を提供し、お互いにマスコミに取り上
げられるように協力する。
図表17 泉州スプリング・リレーイベント
参加イベント
岸和田藩 食の宴
過去実施例
平成 26 年 3 月 2 日
主催等
岸和田藩食の宴実行委員会
(岸和田市観光課)
ガシバル堺東まちなか”逸品バ
ル”
岸和田春のワイン祭り
堺東まちなか”逸品バル”実
行委員会
市内 21 店舗
泉佐野長者バル
酒蔵祭
泉佐野酒蔵 BBQ
平成 26 年 3 月 6・7・8
日
平成 25 年 4 月 5 日~14
日
平成 25 年 4 月 27 日
平成 25 年 4 月 29 日
毎月日曜日(1 回)
堺旧港観光市場
毎月第 2 日曜日
忠岡みなとマーケット
毎月第 4 日曜日
堺旧港観光市場実行委員会
(堺市観光推進課)
忠岡漁業協同組合
泉佐野商工会議所
泉佐野酒蔵 BBQ 実行委員会
泉佐野酒蔵 BBQ 実行委員会
図表18 泉州オータム・リレーイベント
参加イベント
いずみの国グルメグランプリ in
和泉
魚庭の海づくり大会
深日漁港ふれあいフェスタ
メイドインさかいフェアー
過去実施例
平成 25 年 10 月 19 日・
20 日
平成 25 年 10 月 20 日
平成 25 年 10 月 27 日
平成 25 年 11 月 9・10 日
酒蔵祭
平成 25 年 11 月 23 日
大阪府漁業組合連合会
深日漁業協同組合
堺商工会議所主催
高石商工会議所共催
泉佐野酒蔵 BBQ 実行委員会
佐野酒蔵 BBQ
毎月日曜日(1 回)
泉佐野酒蔵 BBQ 実行委員会
堺旧港観光市場
毎月第 2 日曜日
忠岡みなとマーケット
毎月第 4 日曜日
堺旧港観光市場実行委員会
(堺市観光推進課)
忠岡漁業協同組合
33
主催等
和泉市商工労働室
図表19 泉州地域の主な食イベント一覧(平成 25 年度)
市町名
和泉市
イベント名
いずみの国グルメグランプ
リ in 和泉 2013
主催
和泉市商工労働室
ご当地グルメ大集結
開催期間
平成 25 年 10 月 19 日・20
日(和泉弥生ロマンツーデ
ーウォークと同時開催)
平成 25 年 5 月 5・6 日
岸和田市
岸和田春のワイン祭り
平成 25 年 4 月 5 日~14 日
市内 21 店舗
南大阪フェスタ
平成 25 年 6 月 2 日
南大阪料理人の会
魚庭の海づくり大会
平成 25 年 10 月 20 日
岸和田藩 食の宴
平成 26 年 3 月 2 日
貝塚市
貝塚ぐるぐるぐるめ
平成 25 年 5 月 3 日
大阪府漁業組合連合
会
岸和田藩食の宴実行
委員会(岸和田市観
光課)
貝塚市観光協会
岬町
深日漁港ふれあいフェスタ
平成 25 年 10 月 27 日
深日漁業協同組合
堺市
メイドインさかいフェアー
平成 25 年 11 月 9・10 日
堺商工会議所主催
高石商工会議所共催
堺旧港観光市場
毎月第 2 日曜日
忠岡町
ガシバル堺東まちなか”逸品
バル”
忠岡みなとマーケット
平成 25 年 8 月 1・2・3 日
平成 26 年 3 月 6・7・8 日
毎月第 4 日曜日
堺旧港観光市場実行
委員会(堺市観光推
進課)
堺東まちなか”逸品
バル”実行委員会
忠岡漁業協同組合
泉佐野市
泉佐野長者バル
泉佐野商工会議所
熊取町農業祭実行員
会
くまとりにぎわい観
光協会
阪南市
はんなんグルメ大集合
平成 25 年 4 月 27 日
平成 25 年 9 月 7 日
毎月日曜日(1 回)
平成 25 年 4 月 29 日
平成 25 年 11 月 23 日
平成 25 年 12 月 8 日
熊取町
熊取ふれあい農業祭
平成 25 年 12 月 1 日
平成 26 年 1 月 18 日・19 日
泉州 9 市
4町
くまとり SANPO! COBIRI!
の日
スイーツバル
「物産展」泉州国際市民マ
ラソン
泉佐野酒蔵 BBQ
酒蔵祭
平成 26 年 2 月 16 日
34
岸和田カンカンベイ
サイドモール
泉佐野酒蔵 BBQ 実
行委員会
阪南市商工会主催
泉州国際市民マラソ
ン実行委員会
4.
「泉州物産展」
泉州の食の地域ブランドを関西圏で浸透させる方策の一つとして、物産展の活用があげられ
る。物産展は、実際の商品を用いて泉州地域をアピールできることから、来場者に対する広報と
しての効果は非常に高い。物産展での商品購買や飲食が、泉州産品への一層の興味喚起へとつな
がり、フードツーリズムにおける観光客誘致の一助となる可能性も高い。
以下には、平成 25 年の関西圏における関西圏をテーマとした百貨店物産展一覧を示した。
図表20 関西圏における関西圏をテーマとした百貨店物産展一覧(平成 25 年)
日程(平成 25 年)
1 月 9 日~15 日
物産展名
第 15 回京の味めぐり技くらべ展
1 月 25 日~2 月 3 日 神戸セレクション
1 月 3 日~9 日
開催店
大丸京都店
ヤマトヤシキ姫路店
新春技くらべ大阪・京都・奈良三都もの
がたり
近鉄上本町店
1 月 9 日~15 日
新春よしもとオモシロ物産展
阪急うめだ本店
2 月 15 日~20 日
第 3 回大京都展
近鉄和歌山店
2 月 16 日~20 日
びわこ水産まつり
近鉄草津店
2 月 20 日~26 日
第 57 回京の味ごちそう展
高島屋京都店
2 月 15 日~20 日
第 25 回大京都展
近鉄阿倍野店
3 月 5 日~12 日
春の上方味めぐり
京阪守口店
4 月 24 日~30 日
第 28 回大京都展
ヤマトヤシキ姫路店
4 月 10 日~16 日
南大阪うまいもの大会
高島屋堺店
5 月 2 日~7 日
洋菓子フェスタ in KOBE
大丸神戸店
6 月 19 日~24 日
京のおいしいもの展
JR 京都伊勢丹
8 月 14 日~19 日
神戸コレクション
そごう神戸店
9 月 12 日~17 日
上方味めぐり
京阪守口店
10 月 9 日~14 日
第 9 回滋賀のええもんうまいもん祭り
西武大津店
10 月 25 日~31 日
神戸セレクション
大丸京都店
11 月 22 日~24 日
橿原うまいもん市
近鉄橿原店
12 月 4 日~9 日
三重県の物産展
ヤマトヤシキ加古川店
出所:
『月刊 地域産品ジャーナル』土産品新聞社のデータを基に編集。
35
物産展を開催する場合には、開催場所が地域の内か外かで分けられる。
地域内開催型の物産展は、当該地域の物産を一堂に集め、当該地域で物産展を開催すること
である。これにより、地域の「食に関する資源」を地域の住民に改めて提示し、その良さを理解
してもらう役割を果たしている。地域資源ブランドの認識という観点から、地元での浸透度と評
価は重要である。地域内開催型の泉州物産展については、図表 20 では、平成 25 年 4 月 10 日か
ら 16 日に、高島屋堺店で開催された「南大阪うまいもの大会」がこれに該当する。
地域外開催型の物産展は、地域を電鉄会社の沿線で捉えたものが多い。沿線として地域をと
らえることで、沿線地域間の人の移動や消費を促す効果も考えられ、地域内開催型よりも広がり
のある物産展となっている。
地域外開催型の泉州物産展については、図表にはないが、大阪府の主催で、なんばカーニバ
ルモール(南海なんば駅となんばパークスの間、平成 25 年 1 月 25 日)と御堂筋 kappo2013「え
えもんうまいもんゾーン」
(平成 25 年 5 月 10 日)で「大阪ご当地うまいもん展」が開催されて
いる。
第Ⅰ章の「泉州の食に関する特産品アンケート調査」により、大阪市内で開催する「泉州物
産展」への関心は高く、回答者の 79%が行く可能性を示している。
したがって、大阪であれば例えば、梅田、難波、天王寺のようなターミナルとなる駅で物産
展を開催できれば、非常に多数の消費者に、地域の産品のアピールが可能であり、泉州ブランド
の周知効果・観光客の誘致効果は高いと考えられる。また、電鉄会社や百貨店との連携及び持続
的に開催することがより望ましい。
「大阪ご当地うまいもん展」於:なんばカーニバルモール(平成 25 年 1 月 25 日)
36
*大阪都市圏の商圏について
図表21 大阪都市圏の商圏
大阪都市圏の商圏を行政区域に
よらない日常の買い物、通学、レジ
ャー、医療といった生活行動に基づ
いて策定した地域区分が図表 21 と
図表 22 である。ここでは鉄道沿線
別に地域策定がされており、その地
域の商店年間販売額を消費指数と
して表示している。都心拠点地域に
消費の 60%が集中し、次いで梅田を
ターミナルとする地域が 19%を占
めている。これからも梅田、難波の
大阪狭域地域:朝日新聞社編「民力 2013」
消費吸引力が大きいことが分かる。
図表22 地域別の消費指数
消費指数
消費指数
(商店年間販売額)
比率
39,068,011
60.7%
2,056,004
3.2%
3,531,620
5.5%
京阪沿線地域
2,805,807
4.4%
阪急京都線地域
4,407,126
6.8%
阪急宝塚線地域
4,801,314
7.5%
淀川区、豊中・池田・箕面各都市圏
梅田
198,430
0.3%
川西都市圏
梅田
2,654,989
4.1%
4,870,156
7.6%
64,393,457
100.0%
地域
都心拠点地域
近鉄南大阪線
地域
関西・近鉄奈良線
地域
兵庫県川西
都市圏
阪急・阪神沿線地
域
阪和・南海沿線地
域
合計
大阪市区、都市圏
ターミ
ナル
大阪市内 10 区
阿倍野区、東住吉区、平野区、松原・羽曳
野・藤井寺各都市圏
東成区、生野区、八尾・柏原・東大阪各都
市圏
旭区、城東区、鶴見区、北河内各都市圏(守
口~八幡)
東淀川区、吹田・高槻・茨木・摂津各都市
圏
西淀川区、尼崎・西宮・伊丹・宝塚各都市
圏
阿倍野
上本町、
難波
京橋、淀
屋橋
梅田
梅田
住吉区、西成区、住之江区、堺・岸和田・
難波、
泉大津・貝塚・泉佐野各都市圏
天王寺
37
5.「泉州フードトレイル」
近年、特産物や観光地の地域間競争が激化する中で、その地域に特徴的な食文化やローカルフ
ードをルートマップや食べ歩きマップにより、観光を通じた地域特産物のプロモーションに取り
組むケースが増えている。
「フードトレイル」のトレイルとはもともと踏み跡を意味するが、こ
こでは「食資源による観光」をPRする食べ歩きルートを指す言葉で、英語圏の地域や市町村な
どでフードツーリズムの実践として開発されている。観光客にとっては地域ならではの食文化や
味覚体験が目的であり、また、地元の生産者、食品メーカー、飲食店にとっては販売促進への意
識を地域として高めることにその意義がある。わが国の「食べ歩きマップ」や「ご当地グルメマ
ップ」
「食べ歩きツアー」
、
と基本的には同じであるが、海外にみられる展開は生産農家から市場、
食品製造、レストラン、カフェなど食に関わる多様な事業関係者が連携して地域ぐるみで取り組
み、
「ソーセージトレイル」
、
「チーズトレイル」や「ウィスキー街道」など地域の特性を生かし
たフードトレイルが多くみられる。
泉州地域においても、例えば泉州水なすの生産地、水なす加工業者、地元レストラン、漬物販
売店などの「泉州水なす」をテーマにしたフードトレイルや和菓子の「むらさめ(村雨等)」の
製造販売店等を結ぶ「泉州むらさめトレイル」などが考えられる。農産物と水産物が豊富な泉州
各地、あるいは泉州全体においての「泉州」をブランドとするさまざまテーマのフードトレイル
や、それらを紹介したマップの展開は可能である。
「フードトレイル」に取り組むにはまず、その地域の食資源を発掘し、関係者との連携体制づ
くりを行い、パンフレットやHPなどのツールとメディアへの情報発信を行うことが欠かせない。
また、できるだけ「体験」を盛り込むことや各箇所での来訪者に対するホスピタリティが重要で
ある。さらに、
「水なすまつり」などの食イベントを開催すれば相乗効果が見込まれる。
図表23 泉州フードトレイルの企画例
テーマ
泉州水なすトレイル
泉州たまねぎトレイル
泉州むらさめトレイル
泉州じゃこごうこトレイル
コース例
体験例
水なす生産農家、漬物加工業者、レストラ
水なす漬けづ
ン、販売店などを結んだトレイル。
くり
たまねぎ生産農家、食品加工業者、レスト
たまねぎ収穫
ラン、販売店などを結んだトレイル。
体験
岸和田市内だけでも8軒の店がある。阪南、 むらさめ食べ
貝塚、熊取、堺などにも製造所がある。
比べ
伝統料理の「じゃこごうこ」を提供する店
伝統料理体験
を開発する。
「じゃこごうこの日」をつくる。
泉州くるみ餅トレイル
くるみ餅を扱う和菓子店は岸和田には4
くるみ餅食べ
軒、堺には数軒以上ある。
歩き
38
【フードトレイルの例】
日本における例としては、京都市が平成 25 年に企画・作成した「歩いて訪ねる京野菜物語」
の 6 地区のトレイルマップが参考になる。京野菜をテーマに関係する「食す」
(飲食店)
、
「見る」
(農業的名所案内)
、
「買う」
(直売所)と食にゆかりのある寺社等の観光地を歩いて訪ねるコー
スを紹介したもので、下記の 6 トレイルで構成されている。各トレイルは駅を起点とした 2~3
時間の散策コースで農景観を楽しみながら直売所、観光スポット、野菜を使ったレストランやカ
フェなどを巡る。
・上賀茂・大宮トレイル ・嵯峨野・嵐山トレイル
・深草・伏見稲荷トレイル
・伏見酒蔵トレイル
・松ヶ崎・修学院トレイル
・松尾・上桂トレイル
発行:京都市産業観光局農林振興室農政企画課
(平成 25 年 3 月発行)
次ページに紹介した「深草・伏見稲荷トレイル:九条ねぎのルーツ伏見稲荷と緑の里・深草を
訪ねる」では、京伝統野菜でもある九条ねぎのルーツが伏見稲荷のお供え物であることや昔は京
都南部の東寺辺り(九条)で栽培されていたが、現在では市街地化のため深草で栽培されている
などの話が紹介されている。
39
出所:京都市HP
http://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000149022.html
40
41
6.連携組織の構築について
今回の調査研究を通じて分かったことは、広域的な食イベントを開催するためには農水産業、
食品加工(特産品)
、飲食サービス業などの民間事業者が参画する実行委員会組織の構築、並び
に熱意を持って中心的に活動するキーパーソンが必要ということである。
先進事例調査を行った 3 つのイベントは、すべて実行委員会を組織しているが、それぞれ形
態が異なり、泉州地域で食イベントの開催を行う場合に参考になると思われる。
①食のブランド「淡路島」
府県域を対象区域として食イベントを開催する場合に一般的なのは、府県庁の農林水産又は商
工の担当課が事務局を担い、府県内の市町村やJA、漁協、商工会議所(商工会)等に呼びかけ
て実行委員会を組織する形である。食のブランド「淡路島」は、兵庫県淡路県民局洲本農林水産
振興事務所の働きかけにより、同様の実行委員会を構築して活動している。元々統括的な立場で
ある県が主導する実行委員会ということで、資金面や企画面などかなりの部分を事務局の洲本農
林水産事務所が担っている。また、年間を通じて、さまざまな活動を実施している。
②滋賀B級グルメバトル
滋賀県域を対象区域として食イベントを開催しているが、実行委員会の事務局を大津商工会議
所青年部が担っており、滋賀県をはじめとして県単位の団体が加入していない。当初は県とも協
議したようだが意見が合わず、大津商工会議所、大津市、大津市商店街連盟等による実行委員会
を設立し、資金面や企画面などかなりの部分を事務局の大津商工会議所青年部が担っている。イ
ベントの収支均衡を図ることを重視している。
③奈良フードフェスティバル
奈良県域を対象区域にして、Cu-Cal(クーカル)(「ニッポンを食で元気に」をスローガンに
したプロジェクト集団)と奈良の地域情報誌出版社で実行委員会を構成している。奈良県は共催
という形で財政支援。県内の食文化向上と県産食材の PR が目的。
泉州地域で広域的な食イベントの開催を検討する場合に、①の兵庫県淡路県民局洲本農林水産
振興事務所のような統括する立場の既存組織が見当たらない。事務局として熱意を持って中心的
に企画立案し実行する連携組織の構築が必要である。
観光については、
「泉州観光プロモーション推進協議会」が泉州 9 市 4 町の広域観光を統合す
る組織である。食は観光のコンテンツとして非常に重要であり、事務局の候補の筆頭にあげられ
る。泉州地域の観光プロモーションを進めていくためには、食に関わる産業と観光が結び付いた
全体的な連携組織の構築が不可欠な課題となってくる。泉州地域内の各商工会議所・商工会など
では独自に食イベントを開催されている場合も多く、まずはこれらの団体と連携を進めていく必
要がある。また、③の Cu-Cal のような民間団体や地域の情報に詳しい地域情報誌出版社との連
携も検討する価値はあると思われる。
42
資料編
(資料1)泉州の食に関する特産品アンケート調査票
泉州の食に関する特産品アンケート調査
平成 25 年 9 月
公益財団法人 堺都市政策研究所
泉州地域の食に関する特産品についてのアンケート調査にご協力をお願いします。
「泉州」とは、旧国名は「和泉」で、河内、北摂とともに大阪市を取り巻く 3 地域のひとつ
で、堺市、高石市、和泉市、泉大津市、忠岡町、岸和田市、貝塚市、熊取町、泉佐野市、田尻町、
泉南市、阪南市、岬町の 13 市町のある地域を指します。
問1.
「泉州」という地域名を知っていましたか。該当する番号1つを○で囲んでください。
1.よく知っている
2.知っている
3.聞いたことがある
4.全く知らなかった
問2.次の泉州に関する言葉から、泉州と聞いてイメージするものを 5 つまで選んで、その番
号を○で囲んでください。
「その他」を選ばれた場合は、
( )内に内容もご記入ください。
1.紀州街道・熊野街道
2.関西国際空港
3.漁港・ビーチ
4.だんじり・ふとん太鼓・やぐら
5.りんくうタウン(アウトレットモール等) 6.泉州弁・泉州人
7.岸和田城
8.いかなご
9.泉だこ
10.ガッチョ(別名メゴチ、夏の旬魚)
11.水なす
12.たまねぎ
13.あなご
14.タオル、毛布等
15.和菓子(けし餅、くるみ餅、村雨(時雨)等) 16.仁徳天皇陵古墳
17.泉州国際市民マラソン
18.その他(
)
問3.次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、問3-1と問3-2のそれぞれについ
て、1または2の番号を○で囲んでください。
問3-1.
【認知度】以下の特産品(加工品)を知っていましたか。
問3-2.
【購入意向】以下の特産品(加工品)について、今後購入したいと思いますか。
問3-1
問3-2
認知度
購入意向
知
っ
て
い
た
知
ら
な
か
っ
た
購
入
し
た
い
購
入
し
た
く
な
い
①泉州たまねぎドレッシング
1
2
1
2
②泉州水なすの漬物
1
2
1
2
③いかなごのくぎ煮
1
2
1
2
④和菓子(けし餅、くるみ餅、村雨(時雨)など)
1
2
1
2
⑤ガッチョ(別名メゴチ、夏の旬魚)のから揚げ
1
2
1
2
⑥泉だこ
1
2
1
2
⑦あなご料理(寿司)
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
特産品(加工品)名
⑧かしみん焼
※水に溶いた小麦粉を鉄板に丸く伸ばし、上に刻みキャベツと鶏肉
と牛の脂のミンチを乗せて焼いたもの。岸和田が発祥とされる
⑨ワタリガニ料理
⑩じゃこごうこ
※水なすの古漬けとじゃこえびを炊き合わせた郷土料理。
問4-1. 大阪市内(難波、梅田など)で「泉州物産展」を開催した場合に、行ってみたいと
思いますか。該当する番号1つを○で囲んでください。
1.是非行きたい
2.何かのついでに寄ってみたい
3.行きたいと思わない
問4-2. 問4-1で「3.行きたいと思わない」と答えた方は、その理由に該当する番号1
つを○で囲んでください。
「その他」を選ばれた場合は、
( )内に内容もご記入ください。
1.特産品に興味がない
2.どんな特産品があるかよく知らない
3.欲しいものがない
4.地元で購入するため
5.その他の理由(
)
問5.最後に、泉州地域へ観光で行って見たい場所を3つまで挙げてください。
(
)
(
)
(
)
問6.あなたの性別、年齢、お住まいの市町村名をお答えください。
・性別: 男性 / 女性
・年齢:
歳
・住所:
市 町 村
●調査対象及び回収見込数について
<居住地域>回収見込数 計 1,000
・泉州地域
200
・大阪市
200
・北摂地域
200
・北河内地域 100
・中河内地域 100
・南河内地域 100
・和歌山市
100
北摂地域:豊中市、池田市、箕面市、能勢町、豊能町、吹田市、高槻市、茨木市、摂津市、島本町
北河内地域:守口市、枚方市、寝屋川市、大東市、門真市、四條畷市、交野市
中河内地域:東大阪市、八尾市、柏原市
南河内地域:松原市、藤井寺市、羽曳野市、富田林市、河内長野市、大阪狭山市、太子町、河南町、千早赤阪村
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
26.3
15.6
39.6
21.4
18.9
53.0
23.3
28.9
43.9
46.3
36.9
50.4
54.1
36.4
42.9
43.7
よく知ってい
知っている
る
19.3
32.1
16.2
19.7
25.2
8.8
26.0
21.4
聞いたこと
がある
10.5
6.0
7.2
8.5
1.8
1.8
7.8
6.0
全く知らな
かった
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
8.8
9.2
6.3
8.5
10.8
20.7
10.0
11.4
64.0
63.3
61.3
57.3
73.0
57.6
62.1
62.1
11.4
13.3
18.0
13.7
14.4
9.2
18.3
13.9
63.2
63.3
73.0
63.2
64.9
76.0
68.9
68.0
46.5
40.8
36.0
33.3
42.3
24.4
35.6
36.0
15.8
17.0
24.3
17.1
17.1
30.9
17.4
20.4
27.2
19.7
25.2
17.9
20.7
19.4
19.6
20.9
岸和田城
1.8
3.7
1.8
4.3
4.5
3.2
1.8
3.0
いかなご
n=
知っていた
0.0
3.2
2.7
1.7
0.9
2.8
4.6
2.6
泉だこ
3.5
3.7
1.8
1.7
1.8
17.1
4.1
5.8
ガッチョ(別
名メゴチ、
夏の旬魚)
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
26.3
17.9
35.1
25.6
27.9
45.2
22.8
28.6
73.7
82.1
64.9
74.4
72.1
54.8
77.2
71.4
た
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉州たまねぎドレッシング
*エリア
219
1,107
大阪市
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉州たまねぎドレッシング
(%)
知らなかっ
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州に関する言葉から、泉州と聞いてイメージするものを5つまでお答えください。「その他」を選ばれた場合は、内容もご記入ください。(回答は5つまで)
*エリア
219
1,107
大阪市
TOTAL
n=
りんくうタウ
だんじり・ふ
紀州街道・ 関西国際空 漁港・ビー
ン(アウト 泉州弁・泉
とん太鼓・
熊野街道
港
チ
レットモール
州人
やぐら
等)
67.5
57.3
72.1
65.8
61.3
75.1
61.6
65.5
水なす
24.6
16.5
27.9
21.4
18.0
41.9
20.1
24.8
たまねぎ
6.1
0.9
0.9
0.9
1.8
4.1
4.1
2.8
あなご
Q2 次の泉州に関する言葉から、泉州と聞いてイメージするものを5つまでお答えください。「その他」を選ばれた場合は、内容もご記入ください。(回答は5つまで)
【表側】
26.3
22.9
36.0
31.6
32.4
32.3
29.2
29.5
3.5
0.9
4.5
2.6
0.9
9.7
5.9
4.4
10.5
13.3
9.9
17.9
16.2
19.8
13.2
14.7
3.5
3.2
0.9
2.6
1.8
6.0
1.4
3.0
0.9
4.6
2.7
2.6
1.8
0.9
1.4
2.2
和菓子(け
タオル、毛 し餅、くるみ 仁徳天皇陵 泉州国際市
その他
布等
餅、村雨(時
古墳
民マラソン 具体的に:
雨)等)
(%)
質問文原文 【表頭】「泉州」という地域名を知っていましたか。該当するものをお答えください。「泉州」とは、旧国名は「和泉」で、河内、北摂とともに大阪市を取り巻く3地域のひとつで、堺市、高石市、和泉市、泉大津市、忠岡町、岸和田市、貝塚市、熊取町、泉佐野市、田尻町、泉南市、阪南市、岬町の13市町のある地域を指します。(回答は1つ)
*エリア
219
TOTAL
大阪市
1,107
n=
Q1 「泉州」という地域名を知っていましたか。該当するものをお答えください。「泉州」とは、旧国名は「和泉」で、河内、北摂とともに大阪市を取り巻く3地域のひとつで、堺市、高石市、和泉市、泉大津市、忠岡町、岸和田市、貝塚
市、熊取町、泉佐野市、田尻町、泉南市、阪南市、岬町の13市町のある地域を指します。(回答は1つ)
(%)
(資料2)泉州の食に関する特産品アンケート調査結果
117
111
218
114
北摂
和歌山市
111
北河内
南河内
217
泉州
中河内
219
83.3
70.2
83.8
73.5
72.1
91.7
76.3
78.9
知っていた
16.7
29.8
16.2
26.5
27.9
8.3
23.7
21.1
た
n=
知っていた
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
31.6
30.7
33.3
31.6
33.3
56.7
32.9
36.9
68.4
69.3
66.7
68.4
66.7
43.3
67.1
63.1
た
n=
知っていた
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
35.1
16.5
34.2
18.8
17.1
72.8
26.9
33.6
64.9
83.5
65.8
81.2
82.9
27.2
73.1
66.4
た
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 和菓子(けし餅、くるみ餅、村雨(時雨)など)
*エリア
219
1,107
大阪市
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 和菓子(けし餅、くるみ餅、村雨(時雨)など)
(%)
知らなかっ
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) いかなごのくぎ煮
*エリア
219
1,107
大阪市
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) いかなごのくぎ煮
(%)
知らなかっ
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉州水なすの漬物
*エリア
n=
1,107
大阪市
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉州水なすの漬物
(%)
知らなかっ
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
117
217
泉州
中河内
219
17.5
13.3
22.5
12.8
14.4
54.4
20.1
24.1
知っていた
82.5
86.7
77.5
87.2
85.6
45.6
79.9
75.9
た
n=
知っていた
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
28.9
17.9
30.6
22.2
16.2
42.4
20.5
25.9
71.1
82.1
69.4
77.8
83.8
57.6
79.5
74.1
た
n=
知っていた
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
20.2
14.7
22.5
14.5
22.5
48.4
21.9
24.8
79.8
85.3
77.5
85.5
77.5
51.6
78.1
75.2
た
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) あなご料理(寿司)
*エリア
219
1,107
大阪市
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) あなご料理(寿司)
(%)
知らなかっ
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉だこ
*エリア
219
1,107
大阪市
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉だこ
(%)
知らなかっ
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) ガッチョ(別名メゴチ、夏の旬魚)のから揚げ
*エリア
n=
1,107
大阪市
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) ガッチョ(別名メゴチ、夏の旬魚)のから揚げ
(%)
知らなかっ
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
117
217
泉州
中河内
219
14.9
10.1
23.4
17.9
9.9
31.3
18.3
18.5
知っていた
85.1
89.9
76.6
82.1
90.1
68.7
81.7
81.5
た
n=
知っていた
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
15.8
7.8
15.3
11.1
9.0
36.9
7.8
15.5
84.2
92.2
84.7
88.9
91.0
63.1
92.2
84.5
た
n=
知っていた
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
3.5
3.2
6.3
6.8
3.6
26.7
2.3
8.4
96.5
96.8
93.7
93.2
96.4
73.3
97.7
91.6
た
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) じゃこごうこ※水なすの古漬けとじゃこえびを炊き合わせた郷土料理
*エリア
219
1,107
大阪市
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) じゃこごうこ※水なすの古漬けとじゃこえびを炊き合わせた郷土料理
(%)
知らなかっ
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) ワタリガニ料理
*エリア
219
1,107
大阪市
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) ワタリガニ料理
(%)
知らなかっ
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) かしみん焼※水に溶いた小麦粉を鉄板に丸く伸ばし、上に刻みキャベツと鶏肉と牛の脂のミンチを乗せて焼いたもの。岸和田が発祥とされる
*エリア
n=
1,107
大阪市
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) かしみん焼※水に溶いた小麦粉を鉄板に丸く伸ばし、上に刻みキャベツと鶏肉と牛の脂のミンチを乗せて焼いた
もの。岸和田が発祥とされる
(%)
知らなかっ
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
51.8
43.1
52.3
41.0
37.8
51.6
46.6
46.5
購入したい
9.6
10.1
11.7
15.4
14.4
12.4
10.0
11.7
38.6
46.8
36.0
43.6
47.7
35.9
43.4
41.8
購入したくな
わからない
い
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
64.9
57.8
64.9
59.8
60.4
68.7
60.3
62.3
購入したい
15.8
13.8
17.1
12.8
10.8
15.7
16.4
14.8
19.3
28.4
18.0
27.4
28.8
15.7
23.3
22.9
購入したくな
わからない
い
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
47.4
40.4
43.2
40.2
41.4
53.9
42.5
44.5
購入したい
14.9
23.4
20.7
18.8
23.4
17.5
23.3
20.6
37.7
36.2
36.0
41.0
35.1
28.6
34.2
34.9
購入したくな
わからない
い
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) いかなごのくぎ煮
*エリア
219
TOTAL
大阪市
1,107
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) いかなごのくぎ煮
(%)
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉州水なすの漬物
*エリア
219
1,107
大阪市
TOTAL
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉州水なすの漬物
(%)
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉州たまねぎドレッシング
*エリア
219
1,107
大阪市
TOTAL
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉州たまねぎドレッシング
(%)
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
52.6
36.7
49.5
30.8
34.2
62.2
36.1
43.6
購入したい
9.6
15.1
15.3
21.4
17.1
14.3
20.1
16.3
37.7
48.2
35.1
47.9
48.6
23.5
43.8
40.1
購入したくな
わからない
い
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
21.9
23.9
26.1
17.1
24.3
43.3
25.1
27.3
購入したい
23.7
21.6
23.4
23.9
21.6
12.9
22.4
20.7
54.4
54.6
50.5
59.0
54.1
43.8
52.5
52.0
購入したくな
わからない
い
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
42.1
28.9
44.1
35.0
31.5
42.4
33.3
36.2
購入したい
16.7
19.3
16.2
18.8
15.3
14.7
19.2
17.3
41.2
51.8
39.6
46.2
53.2
42.9
47.5
46.4
購入したくな
わからない
い
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉だこ
*エリア
219
TOTAL
大阪市
1,107
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉だこ
(%)
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) ガッチョ(別名メゴチ、夏の旬魚)のから揚げ
*エリア
219
1,107
大阪市
TOTAL
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) ガッチョ(別名メゴチ、夏の旬魚)のから揚げ
(%)
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 和菓子(けし餅、くるみ餅、村雨(時雨)など)
*エリア
219
1,107
大阪市
TOTAL
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 和菓子(けし餅、くるみ餅、村雨(時雨)など)
(%)
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
45.6
44.0
45.9
43.6
37.8
59.4
48.9
47.7
購入したい
16.7
17.9
13.5
15.4
15.3
12.0
13.7
14.8
37.7
38.1
40.5
41.0
46.8
28.6
37.4
37.5
購入したくな
わからない
い
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
32.5
22.5
36.0
26.5
26.1
35.5
29.7
29.6
購入したい
21.1
22.9
16.2
23.9
21.6
24.4
20.5
21.9
46.5
54.6
47.7
49.6
52.3
40.1
49.8
48.5
購入したくな
わからない
い
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
29.8
28.0
35.1
26.5
27.0
46.5
28.3
32.3
購入したい
21.1
22.0
18.0
25.6
18.9
18.0
22.8
21.0
49.1
50.0
46.8
47.9
54.1
35.5
48.9
46.7
購入したくな
わからない
い
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) ワタリガニ料理
*エリア
219
1,107
大阪市
TOTAL
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) ワタリガニ料理
(%)
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) かしみん焼※水に溶いた小麦粉を鉄板に丸く伸ばし、上に刻みキャベツと鶏肉と牛の脂のミンチを乗せて焼いたもの。岸和田が発祥とされる
*エリア
219
1,107
大阪市
TOTAL
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) かしみん焼※水に溶いた小麦粉を鉄板に丸く伸ばし、上に刻みキャベツと鶏肉と牛の脂のミンチを
乗せて焼いたもの。岸和田が発祥とされる
(%)
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) あなご料理(寿司)
*エリア
219
1,107
大阪市
TOTAL
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) あなご料理(寿司)
(%)
117
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
中河内
217
泉州
16.7
19.7
27.0
19.7
19.8
23.0
20.5
21.0
購入したい
28.1
26.6
22.5
23.9
27.0
32.3
28.3
27.6
55.3
53.7
50.5
56.4
53.2
44.7
51.1
51.5
購入したくな
わからない
い
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
117
217
泉州
中河内
219
11.4
12.4
15.3
14.5
14.4
16.1
17.8
14.8
65.8
65.6
63.1
59.8
66.7
59.4
68.5
64.2
22.8
22.0
21.6
25.6
18.9
24.4
13.7
21.0
30
24
48
26
南河内
北摂
和歌山市
21
北河内
中河内
53
泉州
30.8
41.7
33.3
26.7
23.8
11.3
56.7
31.0
3.8
4.2
0.0
10.0
0.0
1.9
6.7
3.9
19.2
43.8
45.8
46.7
61.9
24.5
20.0
35.8
34.6
4.2
16.7
3.3
9.5
58.5
13.3
22.8
11.5
6.3
4.2
13.3
4.8
3.8
3.3
6.5
【表側】
質問文原文 【表頭】前問で「行きたいと思わない」と答えた方は、その理由に該当するものをお答えください。「その他の理由」を選ばれた場合は、内容もご記入ください。(回答は1つ) ※もっともお気持ちに近いものをお選びください。
*エリア
30
232
n=
大阪市
TOTAL
どんな特産
その他の理
特産品に興
欲しいもの 地元で購入
品があるか
由 具体
味がない
がない
するため
よく知らない
的に:
Q6 前問で「行きたいと思わない」と答えた方は、その理由に該当するものをお答えください。「その他の理由」を選ばれた場合は、内容もご記入ください。(回答は1つ) ※もっともお気持ちに近いものをお選びください。
(%)
【表側】
質問文原文 【表頭】大阪市内(難波、梅田など)で「泉州物産展」を開催した場合に、行ってみたいと思いますか。(回答は1つ)
*エリア
n=
1,107
大阪市
TOTAL
何かのつい
是非行きた
行きたいと
でに寄って
い
は思わない
みたい
Q5 大阪市内(難波、梅田など)で「泉州物産展」を開催した場合に、行ってみたいと思いますか。(回答は1つ)
(%)
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) じゃこごうこ※水なすの古漬けとじゃこえびを炊き合わせた郷土料理
*エリア
219
1,107
大阪市
TOTAL
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) じゃこごうこ※水なすの古漬けとじゃこえびを炊き合わせた郷土料理
(%)
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
218
114
北摂
和歌山市
218
114
北摂
和歌山市
*エリア
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
117
217
泉州
中河内
219
1,107
大阪市
TOTAL
n=
111
南河内
111
北河内
117
217
泉州
中河内
219
1,107
大阪市
TOTAL
111
南河内
n=
117
111
北河内
中河内
217
泉州
1,107
219
TOTAL
大阪市
[属性]同居子供人数
*エリア
[属性]職業
*エリア
[属性]未既婚
【表側】
n=
117
111
北河内
中河内
217
泉州
質問文原文 【表頭】あなたの性別をお答えください。
*エリア
219
1,107
n=
大阪市
TOTAL
Q9 あなたの性別をお答えください。
21.9
22.0
18.9
27.4
19.8
20.3
29.2
23.1
未婚
50.0
50.0
51.4
49.6
50.5
51.2
50.2
50.4
女性
57.0
52.8
55.9
61.5
55.9
59.4
61.6
57.8
0人
17.5
17.0
18.0
19.7
18.9
22.1
19.2
19.1
19.3
27.5
19.8
20.5
23.4
18.9
16.9
21.0
1人
0.9
5.0
1.8
0.9
8.1
5.1
3.2
3.8
会社員(管
会社員(管
理職以外の
理職)
正社員)
66.7
70.2
69.4
61.5
72.1
71.4
60.3
67.3
既婚
50.0
50.0
48.6
50.4
49.5
48.8
49.8
49.6
男性
21.9
14.7
18.0
13.7
13.5
16.1
19.2
16.7
2人
2.6
0.9
0.9
1.7
1.8
1.8
5.9
2.4
会社役員・
経営者
9.6
5.5
7.2
7.7
5.4
6.5
8.2
7.0
離別
(%)
(%)
0.9
4.1
5.4
4.3
7.2
5.1
1.8
4.0
3人
6.1
4.1
7.2
4.3
0.9
4.1
6.4
4.8
0.9
0.9
0.9
0.0
0.0
0.5
0.5
0.5
4人以上
3.5
3.7
6.3
1.7
1.8
3.2
1.4
3.0
(%)
0.9
2.3
2.7
0.9
2.7
1.4
2.3
1.9
5.3
3.2
4.5
1.7
1.8
3.2
2.3
3.1
医療専門職
公務員・非
派遣・契約
(医師・看護
営利団体職 教職員講師
社員
師・療法士
員
など)
1.8
2.3
4.5
3.4
2.7
1.8
2.3
2.5
死別
1.8
0.9
0.0
0.0
0.0
0.0
0.5
0.5
0.0
0.0
0.9
0.0
0.9
0.0
0.0
0.2
その他専門
職(弁護士、
農林漁業
会計士、税
理士など)
7.0
3.7
4.5
12.0
4.5
3.7
7.8
5.9
自営業(農
林漁業を除
く)
0.9
0.0
0.9
0.9
0.0
0.0
0.0
0.3
SOHO
11.4
12.4
18.0
12.8
14.4
17.5
11.9
14.0
パート・アル
バイト・フ
リーター
0.9
0.5
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.2
内職
23.7
25.2
18.9
21.4
26.1
23.0
19.6
22.6
3.5
4.6
0.9
2.6
0.9
1.8
1.8
2.4
大学生、大
学院生、専
専業主婦/
門学校生、
主夫
短大生、予
備校生
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
高校生
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
13.2
15.1
12.6
16.2
17.1
11.5
13.2
13.9
0.9
1.4
1.8
3.4
0.0
1.4
4.6
2.1
中学生以下 無職、定年 その他の職
の学生
退職
業
(%)
114
和歌山市
111
218
114
南河内
北摂
和歌山市
111
北河内
117
217
泉州
中河内
219
1,107
大阪市
TOTAL
218
北摂
n=
111
南河内
111
北河内
117
217
泉州
中河内
219
大阪市
TOTAL
n=
1,107
35.1
33.5
36.0
36.8
36.0
33.6
34.2
34.7
40~59歳
32.5
33.5
34.2
32.5
32.4
32.7
33.3
33.1
60歳~
48.6
49.0
49.3
48.7
49.3
48.8
49.4
49.0
平均値
48.5
49.5
48.0
48.0
47.0
48.0
49.0
48.0
中央値
(%)
16.7
16.1
13.5
15.4
14.4
17.1
16.0
15.8
16.7
17.4
18.0
19.7
18.0
16.1
16.4
17.3
16.7
16.5
17.1
15.4
17.1
15.7
17.4
16.5
15.8
17.0
16.2
15.4
17.1
16.6
16.4
16.4
18.4
16.1
18.0
17.1
18.0
17.5
17.8
17.4
15.8
17.0
17.1
17.1
15.3
17.1
16.0
16.5
男性20~39 男性40~59
女性20~39 女性40~59
男性60歳~
女性60歳~
歳
歳
歳
歳
32.5
33.0
29.7
30.8
31.5
33.6
32.4
32.2
20~39歳
(%)
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
27.9
24.9
22.0
35.5
35.6
27.4
28.9
45.4
48.7
34.6
48.6
42.4
42.3
43.7
よく知ってい
知っている
る
24.0
20.2
31.3
14.8
15.2
23.4
21.4
聞いたこと
がある
2.7
6.2
12.1
1.1
6.8
6.9
6.0
全く知らな
かった
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
13.1
5.2
7.7
17.5
10.5
14.9
11.4
57.9
60.6
52.7
76.0
64.9
60.6
62.1
13.1
15.5
9.3
16.4
18.3
10.3
13.9
72.1
62.7
65.9
79.8
69.6
57.7
68.0
32.8
41.5
42.3
29.0
34.6
36.0
36.0
18.6
18.7
21.4
17.5
22.0
24.6
20.4
りんくうタウ
だんじり・ふ
ン(アウト 泉州弁・泉
とん太鼓・
レットモール
州人
やぐら
等)
26.2
17.1
8.8
43.7
17.8
11.4
20.9
岸和田城
4.4
2.1
1.1
3.8
2.1
4.6
3.0
いかなご
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州に関する言葉から、泉州と聞いてイメージするものを5つまでお答えください。「その他」を選ばれた場合は、内容もご記入ください。(回答は5つまで)
*性別×年代
175
1,107
男性20~39歳
TOTAL
n=
紀州街道・ 関西国際空 漁港・ビー
熊野街道
港
チ
1.1
2.1
2.2
4.4
3.1
2.9
2.6
泉だこ
3.3
4.1
6.0
6.6
11.0
3.4
5.8
ガッチョ(別
名メゴチ、
夏の旬魚)
78.7
72.5
55.5
70.5
62.8
52.0
65.5
水なす
38.3
30.1
8.8
28.4
29.8
12.6
24.8
たまねぎ
3.8
1.6
0.5
4.9
3.1
2.9
2.8
あなご
Q2 次の泉州に関する言葉から、泉州と聞いてイメージするものを5つまでお答えください。「その他」を選ばれた場合は、内容もご記入ください。(回答は5つまで)
【表側】
45.4
32.6
18.7
38.3
20.4
21.7
29.5
8.2
3.6
6.6
1.6
2.6
4.0
4.4
21.9
11.9
12.1
19.7
13.6
9.1
14.7
4.4
0.5
2.2
2.2
3.7
5.1
3.0
1.1
1.6
5.5
0.5
2.1
2.3
2.2
和菓子(け
タオル、毛 し餅、くるみ 仁徳天皇陵 泉州国際市
その他
布等
餅、村雨(時
古墳
民マラソン 具体的に:
雨)等)
(%)
質問文原文 【表頭】「泉州」という地域名を知っていましたか。該当するものをお答えください。「泉州」とは、旧国名は「和泉」で、河内、北摂とともに大阪市を取り巻く3地域のひとつで、堺市、高石市、和泉市、泉大津市、忠岡町、岸和田市、貝塚市、熊取町、泉佐野市、田尻町、泉南市、阪南市、岬町の13市町のある地域を指します。(回答は1つ)
*性別×年代
175
1,107
男性20~39歳
TOTAL
n=
Q1 「泉州」という地域名を知っていましたか。該当するものをお答えください。「泉州」とは、旧国名は「和泉」で、河内、北摂とともに大阪市を取り巻く3地域のひとつで、堺市、高石市、和泉市、泉大津市、忠岡町、岸和田市、貝塚
市、熊取町、泉佐野市、田尻町、泉南市、阪南市、岬町の13市町のある地域を指します。(回答は1つ)
(%)
*エリア
*性別×年代
*エリア
*年代
175
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
38.8
31.1
17.0
38.3
29.3
16.6
28.6
知っていた
61.2
68.9
83.0
61.7
70.7
83.4
71.4
た
n=
知っていた
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
94.0
84.5
61.5
88.5
82.2
61.1
78.9
6.0
15.5
38.5
11.5
17.8
38.9
21.1
た
n=
知っていた
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
44.3
34.2
23.1
47.5
42.4
29.7
36.9
55.7
65.8
76.9
52.5
57.6
70.3
63.1
た
n=
知っていた
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
45.9
39.9
27.5
35.5
30.4
21.7
33.6
54.1
60.1
72.5
64.5
69.6
78.3
66.4
た
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 和菓子(けし餅、くるみ餅、村雨(時雨)など)
*性別×年代
175
1,107
男性20~39歳
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 和菓子(けし餅、くるみ餅、村雨(時雨)など)
(%)
知らなかっ
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) いかなごのくぎ煮
*性別×年代
175
1,107
男性20~39歳
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) いかなごのくぎ煮
(%)
知らなかっ
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉州水なすの漬物
*性別×年代
175
1,107
男性20~39歳
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉州水なすの漬物
(%)
知らなかっ
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉州たまねぎドレッシング
*性別×年代
n=
1,107
男性20~39歳
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉州たまねぎドレッシング
(%)
知らなかっ
175
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
22.4
22.8
15.4
37.2
28.3
18.3
24.1
知っていた
77.6
77.2
84.6
62.8
71.7
81.7
75.9
た
n=
知っていた
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
24.6
25.9
14.3
36.6
28.3
25.7
25.9
75.4
74.1
85.7
63.4
71.7
74.3
74.1
た
n=
知っていた
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
30.1
23.3
11.0
41.0
24.6
18.9
24.8
69.9
76.7
89.0
59.0
75.4
81.1
75.2
た
n=
知っていた
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
10.9
20.7
20.9
15.3
22.5
20.6
18.5
89.1
79.3
79.1
84.7
77.5
79.4
81.5
た
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) かしみん焼※水に溶いた小麦粉を鉄板に丸く伸ばし、上に刻みキャベツと鶏肉と牛の脂のミンチを乗せて焼いたもの。岸和田が発祥とされる
*性別×年代
175
1,107
男性20~39歳
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) かしみん焼※水に溶いた小麦粉を鉄板に丸く伸ばし、上に刻みキャベツと鶏肉と牛の脂のミンチを乗せて焼いた
もの。岸和田が発祥とされる
(%)
知らなかっ
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) あなご料理(寿司)
*性別×年代
175
1,107
男性20~39歳
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) あなご料理(寿司)
(%)
知らなかっ
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉だこ
*性別×年代
175
1,107
男性20~39歳
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉だこ
(%)
知らなかっ
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) ガッチョ(別名メゴチ、夏の旬魚)のから揚げ
*性別×年代
n=
1,107
男性20~39歳
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) ガッチョ(別名メゴチ、夏の旬魚)のから揚げ
(%)
知らなかっ
175
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
17.5
11.9
3.8
30.1
19.9
9.7
15.5
知っていた
82.5
88.1
96.2
69.9
80.1
90.3
84.5
た
n=
知っていた
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
13.7
9.8
1.6
9.3
9.4
6.3
8.4
86.3
90.2
98.4
90.7
90.6
93.7
91.6
た
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
56.8
62.2
55.5
35.0
36.6
32.0
46.5
購入したい
10.9
6.7
10.4
10.9
14.7
16.6
11.7
32.2
31.1
34.1
54.1
48.7
51.4
41.8
購入したくな
わからない
い
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
80.9
67.4
50.0
72.7
61.3
40.6
62.3
購入したい
7.7
11.9
19.8
8.2
17.3
24.6
14.8
11.5
20.7
30.2
19.1
21.5
34.9
22.9
購入したくな
わからない
い
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉州水なすの漬物
*性別×年代
175
TOTAL
男性20~39歳
1,107
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉州水なすの漬物
(%)
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉州たまねぎドレッシング
*性別×年代
175
TOTAL
男性20~39歳
1,107
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉州たまねぎドレッシング
(%)
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) じゃこごうこ※水なすの古漬けとじゃこえびを炊き合わせた郷土料理
*性別×年代
175
1,107
男性20~39歳
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) じゃこごうこ※水なすの古漬けとじゃこえびを炊き合わせた郷土料理
(%)
知らなかっ
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) ワタリガニ料理
*性別×年代
n=
1,107
男性20~39歳
TOTAL
Q3 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは知っていましたか。(回答は横の行ごとに1つずつ) ワタリガニ料理
(%)
知らなかっ
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
56.3
53.9
36.3
49.2
41.4
29.1
44.5
購入したい
15.3
17.1
26.4
14.8
19.9
30.9
20.6
28.4
29.0
37.4
36.1
38.7
40.0
34.9
購入したくな
わからない
い
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
53.6
48.2
47.3
37.7
39.3
35.4
43.6
購入したい
12.6
13.5
14.3
14.8
22.0
20.6
16.3
33.9
38.3
38.5
47.5
38.7
44.0
40.1
購入したくな
わからない
い
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
20.8
26.9
33.5
24.6
28.3
29.7
27.3
購入したい
23.0
19.7
22.5
16.4
19.9
22.9
20.7
56.3
53.4
44.0
59.0
51.8
47.4
52.0
購入したくな
わからない
い
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) ガッチョ(別名メゴチ、夏の旬魚)のから揚げ
*性別×年代
175
TOTAL
男性20~39歳
1,107
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) ガッチョ(別名メゴチ、夏の旬魚)のから揚げ
(%)
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 和菓子(けし餅、くるみ餅、村雨(時雨)など)
*性別×年代
175
TOTAL
男性20~39歳
1,107
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 和菓子(けし餅、くるみ餅、村雨(時雨)など)
(%)
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) いかなごのくぎ煮
*性別×年代
175
1,107
男性20~39歳
TOTAL
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) いかなごのくぎ煮
(%)
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
36.1
40.4
35.7
36.6
38.7
29.1
36.2
購入したい
17.5
14.0
18.1
14.8
15.2
25.1
17.3
46.4
45.6
46.2
48.6
46.1
45.7
46.4
購入したくな
わからない
い
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
53.0
51.3
43.4
54.6
46.6
36.6
47.7
購入したい
13.7
15.5
19.2
9.3
14.1
17.1
14.8
33.3
33.2
37.4
36.1
39.3
46.3
37.5
購入したくな
わからない
い
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
20.2
34.2
39.0
21.3
30.4
32.6
29.6
購入したい
29.5
19.2
18.1
21.9
24.1
18.3
21.9
50.3
46.6
42.9
56.8
45.5
49.1
48.5
購入したくな
わからない
い
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) かしみん焼※水に溶いた小麦粉を鉄板に丸く伸ばし、上に刻みキャベツと鶏肉と牛の脂のミンチを乗せて焼いたもの。岸和田が発祥とされる
*性別×年代
175
1,107
男性20~39歳
TOTAL
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) かしみん焼※水に溶いた小麦粉を鉄板に丸く伸ばし、上に刻みキャベツと鶏肉と牛の脂のミンチを
乗せて焼いたもの。岸和田が発祥とされる
(%)
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) あなご料理(寿司)
*性別×年代
175
TOTAL
男性20~39歳
1,107
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) あなご料理(寿司)
(%)
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉だこ
*性別×年代
175
1,107
男性20~39歳
TOTAL
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) 泉だこ
(%)
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
35.0
32.6
31.9
39.3
30.4
24.6
32.3
購入したい
22.4
18.7
20.9
16.9
22.5
24.6
21.0
42.6
48.7
47.3
43.7
47.1
50.9
46.7
購入したくな
わからない
い
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
23.0
22.3
20.3
18.0
22.0
20.0
21.0
購入したい
29.5
23.8
32.4
26.2
25.7
28.0
27.6
47.5
53.9
47.3
55.7
52.4
52.0
51.5
購入したくな
わからない
い
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
18.0
13.0
13.2
14.8
16.2
13.7
14.8
67.8
66.8
64.8
68.9
60.7
56.0
64.2
14.2
20.2
22.0
16.4
23.0
30.3
21.0
何かのつい
是非行きた
行きたいと
でに寄って
い
は思わない
みたい
【表側】
質問文原文 【表頭】大阪市内(難波、梅田など)で「泉州物産展」を開催した場合に、行ってみたいと思いますか。(回答は1つ)
*性別×年代
175
1,107
男性20~39歳
TOTAL
n=
Q5 大阪市内(難波、梅田など)で「泉州物産展」を開催した場合に、行ってみたいと思いますか。(回答は1つ)
(%)
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) じゃこごうこ※水なすの古漬けとじゃこえびを炊き合わせた郷土料理
*性別×年代
175
TOTAL
男性20~39歳
1,107
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) じゃこごうこ※水なすの古漬けとじゃこえびを炊き合わせた郷土料理
(%)
【表側】
質問文原文 【表頭】次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) ワタリガニ料理
*性別×年代
175
1,107
男性20~39歳
TOTAL
n=
Q4 次の泉州の食に関する特産品(加工品)に関して、あなたは今後購入したいと思いますか。(回答は横の行ごとに1つずつ) ワタリガニ料理
(%)
44
30
40
39
26
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
34.6
33.3
27.5
30.0
29.5
32.1
31.0
0.0
5.1
5.0
3.3
0.0
7.5
3.9
26.9
30.8
45.0
33.3
36.4
37.7
35.8
23.1
20.5
20.0
23.3
27.3
22.6
22.8
15.4
10.3
2.5
10.0
6.8
0.0
6.5
どんな特産
その他の理
特産品に興
欲しいもの 地元で購入
品があるか
由 具体
味がない
がない
するため
よく知らない
的に:
191
183
182
193
183
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
*性別×年代
[属性]職業
*性別×年代
[属性]未既婚
183
182
193
183
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
175
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
1,107
男性20~39歳
TOTAL
191
男性40~59歳
n=
175
1,107
男性20~39歳
TOTAL
【表側】
n=
175
男性40~59歳
質問文原文 【表頭】あなたの性別をお答えください。
*性別×年代
n=
1,107
男性20~39歳
TOTAL
Q9 あなたの性別をお答えください。
【表側】
5.5
16.6
38.5
6.6
18.8
54.9
23.1
未婚
100.0
100.0
100.0
0.0
0.0
0.0
50.4
女性
2.2
9.3
12.6
4.4
39.3
47.4
19.1
0.0
0.0
1.1
3.3
15.7
2.3
3.8
会社員(管
会社員(管
理職以外の
理職)
正社員)
74.9
72.0
57.1
83.6
72.8
41.7
67.3
既婚
0.0
0.0
0.0
100.0
100.0
100.0
49.6
男性
1.1
0.5
0.5
6.0
5.2
1.1
2.4
会社役員・
経営者
9.8
9.8
4.4
6.6
7.9
3.4
7.0
離別
(%)
(%)
1.1
5.2
8.8
7.1
3.7
2.9
4.8
0.0
0.0
0.5
3.3
8.4
5.7
3.0
0.0
0.5
3.8
1.6
2.1
3.4
1.9
1.1
3.1
6.6
0.0
1.6
6.3
3.1
0.0
0.5
0.0
0.5
1.0
0.6
0.5
0.0
0.0
0.0
1.1
0.0
0.0
0.2
医療専門職 その他専門
公務員・非
派遣・契約
(医師・看護 職(弁護士、
営利団体職 教職員講師
農林漁業
社員
師・療法士 会計士、税
員
など)
理士など)
9.8
1.6
0.0
3.3
0.5
0.0
2.5
死別
7.1
2.6
0.5
12.0
9.9
2.9
5.9
自営業(農
林漁業を除
く)
0.5
0.0
0.5
0.0
0.5
0.0
0.3
SOHO
13.1
30.1
22.0
7.7
2.1
8.6
14.0
パート・アル
バイト・フ
リーター
0.0
0.0
0.5
0.0
0.5
0.0
0.2
内職
質問文原文 【表頭】前問で「行きたいと思わない」と答えた方は、その理由に該当するものをお答えください。「その他の理由」を選ばれた場合は、内容もご記入ください。(回答は1つ) ※もっともお気持ちに近いものをお選びください。
*性別×年代
53
232
男性20~39歳
TOTAL
n=
57.9
42.5
33.0
0.0
0.5
0.6
22.6
0.0
0.0
5.5
0.0
0.0
9.7
2.4
大学生、大
学院生、専
専業主婦/
門学校生、
主夫
短大生、予
備校生
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
高校生
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
15.8
3.6
1.6
50.8
6.3
5.7
13.9
0.0
2.1
2.2
2.2
3.1
2.9
2.1
中学生以下 無職、定年 その他の職
の学生
退職
業
Q6 前問で「行きたいと思わない」と答えた方は、その理由に該当するものをお答えください。「その他の理由」を選ばれた場合は、内容もご記入ください。(回答は1つ) ※もっともお気持ちに近いものをお選びください。
(%)
(%)
*性別×年代
*年代
*性別×年代
*エリア
*性別×年代
n=
183
182
193
183
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
183
182
193
183
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
175
191
183
182
193
183
男性40~59歳
男性60歳~
女性20~39歳
女性40~59歳
女性60歳~
1,107
男性20~39歳
TOTAL
191
男性40~59歳
n=
175
男性20~39歳
1,107
n=
191
TOTAL
175
男性40~59歳
1,107
男性20~39歳
TOTAL
[属性]同居子供人数
0.0
0.0
100.0
0.0
0.0
100.0
32.2
20~39歳
19.1
20.2
19.8
20.8
18.8
20.0
19.8
大阪市
66.1
43.0
59.9
69.9
40.8
69.1
57.8
0人
0.0
100.0
0.0
0.0
100.0
0.0
34.7
40~59歳
20.2
19.7
19.8
18.6
18.3
21.1
19.6
泉州
26.2
19.2
20.3
21.3
22.5
16.0
21.0
1人
100.0
0.0
0.0
100.0
0.0
0.0
33.1
60歳~
9.3
10.4
10.4
10.4
10.5
9.1
10.0
北河内
7.7
30.1
17.0
6.6
26.7
10.9
16.7
2人
65.2
48.0
32.1
66.3
49.2
32.7
49.0
平均値
10.9
10.4
9.9
9.8
12.0
10.3
10.6
中河内
0.0
7.8
2.7
1.6
8.4
2.9
4.0
3人
64.0
47.0
33.0
65.0
49.0
34.0
48.0
中央値
10.4
10.4
9.9
10.4
10.5
8.6
10.0
南河内
0.0
0.0
0.0
0.5
1.6
1.1
0.5
4人以上
(%)
20.2
18.1
20.3
19.7
19.9
20.0
19.7
北摂
(%)
9.8
10.9
9.9
10.4
9.9
10.9
10.3
和歌山市
(%)
(資料3)講演会資料「地域ブランドとデザイン」
Local Brand Designing
地域ブランドと
デザイン
Local Brand Designing
和歌山大学 観光学部地域再生学科 教授
北村元成
Local Brand Designing
自己紹介
北村元成 きたむらもとなり
和歌山大学 観光学部地域再生学科 教授
(同大学 経済学部観光学科准教授)
(同大学 学長室 UI・広報担当講師)
(同大学 システム工学部デザイン情報学科助手)
専門領域:グラフィックデザイン
CI(ブランドデザイン)
サイン(観光サイン・防災サイン)
Local Brand Designing
地域ブランドとデザイン
■ブランドとは
ブランド brand
→ ブランディング(家畜への焼印):所有標、識別標
→ 商品、サービス → 一部の高級衣料品 :商標
→ 企業ブランド :CI(コーポレート・アイデンティティ)事業
→ 地域ブランド、観光ブランド
価格や機能だけではない価値を求めるあらゆる対象に広がる。
Local Brand Designing
地域ブランドとデザイン
■地域のブランドとは
「地域」を「ブランド」としてとらえる。 →「ブランド」という言葉の領域の拡大
→「地域」がアイデンティティ・クライシスの状況にあるから。
Local Brand Designing
地域ブランドとデザイン
■地域のブランドとは
「地域ブランド」とは、「地域に対する消費者からの評価」であり、地域
が有する無形資産のひとつ
「地域ブランド」には、地域そのもののブランド(RB)と、地域の特徴
を生かした商品のブランド(PB)とから構成される
地域の商品ブランド:PB=Products Brand (地域資源ブランド)
地域そのもののブランド:RB=Regional Brand
Local Brand Designing
地域ブランドとデザイン
■地域のブランド力
地域の魅力=地域のブランド力
ブランド㱠高級品 →モノやコトの価値+α
観光地ブランド
暮らしブランド
特産品ブランド
地ブランド
By 博報堂
=地域のブランド
観光地ブランド:行きたい価値 「訪れたい」「来てみて良かった」
特産品ブランド:買いたい価値 「ここのものは良さそうだ」「また買いたい」
暮らしブランド:住みたい価値 「住んでみたい」「住み続けたい」
Local Brand Designing
地域ブランドとデザイン
■地域ブランドの概念図(経済産業省)
地域ブランド化とは、(Ⅰ)地域発の商品・サービスのブランド化と、(Ⅱ)地域イメージの
ブランド化を結び付け、好循環を生み出し、地域外の資金・人材を呼び込むという持続的な
地域経済の活性化を図ることである。
したがって、単に地域名を冠した商品だけが売れていてもダメであるし、その地域のイメージ
がよいだけでもいけない。この両方がうまく影響し合い、商品と地域の両方の評価が高く
なっていく必要がある。地域ブランドが高まれば、その地域名を付けた商品の売れ行きに結
び付く。そしてその地域の雇用を促進し、地域イメージがよくなり、観光などへの相乗効果
が生まれ、地域を豊かにする。こうした好循環を生み出すことになる。
地域発商品・サービス
のブランド化
商品
サービス
地域イメージを強化
地域イメージの
ブランド化
新たな商品
サービス
新たな商品
サービス
付加価値
地域イメージ地域イメージ
地域イメージ
Local Brand Designing
地域ブランドとデザイン
■地域ブランド構築の基本図(青木幸弘学習院大学教授/改:北村)
企業におけるブランディングを地域に置き換えると、、
製品ブランド:
地域ブランド
(傘ブランドとしての地域)
特産品などの地域資源加工品ブラン
ドや農林水産ブランド、観光地、商
業地ブランド
企業ブランド:
2
地域全体のブランド
1
農
林
水
産
ブ
ラ
ン
ド
加
工
品
ブ
ラ
ン
ド
商
業
地
ブ
ラ
ン
ド
観
光
地
ブ
ラ
ン
ド
地域アイデンティティ
(ブランディングの場としての地域)
3
4
Local Brand Designing
地域ブランドとデザイン
■地域ブランド構築の基本図
1 ブランド化可能な個々の地域資源
(農林水産物、加工品、商業集積、観光
地など)を選ぶ。ブランド構築の基盤な
いし背景として地域性を最大限に活用し
てブランド化していく段階。
地域ブランド
(傘ブランドとしての地域)
2 地域資源を柱として、そこに共通する
地域性(地域の自然、歴史、文化、伝統
に根ざすもの)を核とした「傘ブラン
ド」としての地域ブランドを構築。
3 地域ブランドによる地域資源ブラン
ドの強化と底上げの段階。地域ブランド
が象徴する地域性と各地域資源ブランド
に共通する核となる地域性との間に一貫
性、整合性が必要である。
4 底上げされた地域資源ブランドに
よって、地域経済や地域自体が活性化さ
れる段階。
2
1
農
林
水
産
ブ
ラ
ン
ド
加
工
品
ブ
ラ
ン
ド
商
業
地
ブ
ラ
ン
ド
観
光
地
ブ
ラ
ン
ド
3
4
地域アイデンティティ
(ブランディングの場としての地域)
Local Brand Designing
地域ブランドとデザイン
■地域ブランドとネーミング
和歌山県の登録状況(2010.10時点)
有田みかん
ありだ農業協同組合 平成18年4月(登録)
紀州みなべの南高梅
みなべいなみ農業協同組合 平成18年4月(登録)
紀州うすい
和歌山県農業協同組合連合会 平成18年4月(登録)
和歌山ラーメン
和歌山県製麺協同組合 平成18年4月(登録)
紀州備長炭
和歌山県木炭協同組合 平成18年4月(登録)
すさみケンケン鰹
すさみ漁業協同組合 平成18年4月(登録)
しもつみかん
ながみね農業協同組合 平成18年4月(登録)
紀州箪笥
紀州桐箪笥協同組合 平成18年11月(登録)
紀州梅干
紀州みなべ梅干協同組合 他 平成19年1月 (登録)
南紀白浜温泉
白浜温泉旅館協同組合 平成19年2月(登録)
Local Brand Designing
地域ブランドとデザイン
■地域ブランドとネーミング
紀州
御三家、紀州南高梅、紀州備長炭、、
ストーリーもあり、柱となる商品ブランドもある。
→ブランド力
㱠和歌山?
和歌山のブランド力につながっているのか?
Local Brand Designing
地域ブランドとデザイン
■地域ブランドとネーミング
和歌山:紀州、きのくに、紀伊
和歌山県アンテナショップ
「わかやま喜集館」→「わかやま紀州館」
国体(2015年)
「紀の国わかやま国体」
1971年「黒潮国体」
1997年「なみはや国体」
Local Brand Designing
地域ブランドとデザイン
■地域ブランドメイク
地域ブランドメイクの条件
ブランドソースとなる地域資源(農林水産物、加工品、商業集積、観光地など)
に消費者が魅力を感じ高い付加価値を有するものがあること、またはそのような
地域資源を新たに創出する熱意が高いことが必要である。
ブランドソースがある
名産品や農産物、歴史、建造物など、ある程度は名前が知られているものがある
という場合は、全く新たに地域ブランドを作るのではなく、いまある資源を有効
活用して「地域ブランド」に仕立て上げることができる。
ブランドソースが無い
全く新しく商品や産物、場所、建造物をつくっていく場合。
Local Brand Designing
地域ブランドとデザイン
■ブランドソース
「差別的優位性が無ければブランドではない」
地域ブランドとなるためには地域や商品にプレミアム性(付加価値)が無けれ
ばならない。
※プレミアム性:他の地域より優れている。他の地域には無い。
ブランドソースになり得るもの
・形状 :スペック(大きさ、軽さ、性能など)、味、デザイン、材質(素材)など
・製造方法 :製造技術、加工方法、育成方法、トレーサビリティなど
・地域資源 :景観、自然資源、温泉、気候、地形、歴史、文化、伝統工芸など
・人的資源 :著名人、歴史上の人物、人間国宝、生産者など
・イベント資源:映画やドラマの舞台、まんが、祭り、イベント(スポーツ、音楽など)など
・店舗資源 :ファッション、アウトレット、有名店、B級グルメなど
Local Brand Designing
地域ブランドとデザイン
■ブランドとは
ブランド brand
→ ブランディング(家畜への焼印):所有標、識別標
→ 所有標、識別標であるということ
→そのものが何なのか明確であること
→他との差異が明確であること
→ アイデンティティが明確であること
Local Brand Designing
地域ブランドとデザイン
ブランドコンセプトの策定
ブランドの目指す方向性や
ポジショニングを明確にする
VI(ヴィジュアル・アイデンティティ)の策定
ブランドの保守
ベーシックデザインの策定
アプリケーションデザインの展開
商品開発、広告・広報物制作
ブランド
コミュニケーション
商標調査・登録
ブランド評価
1
アイデンティティ
の把握
1
2
ブランドメイク
3
情報発信
プレゼンテーション
広告・広報戦略
ブランド戦略
現状調査・分析
基礎調査
市場調査
ユーザニーズ調査
(対象地域、周辺・類似他地域、先行事例)
地域グランドデザインの把握、トップインタビュー
地域・観光アイデンティティの明確化
ポスター、パンフ
HP
商品
店舗
パブリシティ
イベント、キャンペーン
などあらゆるチャンネル
4
ブランド
管理・運用
に
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Local Brand Designing
地域ブランドをデザインするために
地域のブランドをデザインすることは、まず地域のアイデンティティを明確にする
ことからはじまります。そしてそれを表現しなければなりません。
自分たちの地域を見つめ直すこと。それには、自分たちが地域をどのように認識し
ているのか、そして他者はその地域をどのように認識しているのか、を知らなけ
ればなりません。アイデンティティは両者の境界線に位置しています。
Identity
外からの認識
内からの認識
(資料4)食のブランド「淡路島」資料
●食のブランド「淡路島」推進戦略
資料:兵庫県淡路県民局
●食のイベント 食のブランド「淡路島」オータムメッセ パンフレット
資料:兵庫県淡路県民局
●食のリレーイベント「御食国月間」チラシ
同(裏面)
資料:兵庫県淡路県民局
(資料5)滋賀B級グルメバトル資料
●滋賀B級グルメバトルFINAL(2013 年)パンフレット(表面)
(資料 6)奈良フードフェスティバル資料
●奈良フードフェスティバル 2013「シェフェスタ イン 馬見」パンフレット(表面)
同(裏面)
「泉州地域の地域プロモーションに関する調査研究」
~食の地域ブランド化による観光振興・地域活性化~
発
行 2014 年 3 月
発 行 所 公益財団法人 堺都市政策研究所
主席研究員 岡本 吉章
主任研究員 王
秀芳
発 行 所 公益財団法人 堺都市政策研究所
〒590-0077 堺市堺区中瓦町1丁4番21号
第一住建堺東ビル 5 階
TEL. 072-228-0254
FAX. 072-228-0284
URL http://www.sakaiupi.or.jp/
E-mail [email protected]