第2回町政懇談会議事録

○広野町町政懇談会(上浅見川地区、下浅見川地区)
1 日
時 8月20日(火)13:30~14:45
2 場
所 広野町公民館
3 出 席 者
・町民4人
・町長、副町長、各課長 GL
4 主な質疑応答など
Q 除染のことなのですけれども、私の家の裏に田んぼがあるのですが、草もかなり生えて
おり放射線量も高く米を作れるような状態ではないことから早く除染をしてもらいたい。
A (建設課長)
そのような話は以前からお受けしておりまして、確かに住宅まわりの除染からは漏れて
しまったのですが今年度は早期に着手しますのでよろしくお願いいたします。
Q 町道、公の道路で被災した箇所もあると思いますが、いつごろ改修する予定でしょうか。
この機会に道路も町営住宅や駅東側と同じように考えればすべて整備出来るのではないで
しょうか。
A (町長)
開発に伴う2項道路の解消は可能ではないかと思うので検討させていただきたい。
A (企画 GL)
確かに駅東側の開発に伴い、道も整備はされますがそれと同様にすべての町道、公道を
震災、原子力災害があったので改修するといったことは、なかなか難しいのが現実です。
その場所が民地ということもありますし、町道として本当に認定できるかできないかなど
のいろいろな問題があります。ですが、開発に伴った場合については町道や公道の部分に
ついて改修するという方向で進んでいきたいと考えております。なので、震災に絡めて町
内全域の道を整備するということは相当困難な内容であります。
Q 津波などの防災関係のマニュアルの改訂はどのようになっているのでしょうか。町民に
帰還を促しているのであれば、そのような防災計画の見直しをして改訂したものを作るこ
とで津波被災地に戻ってきている方もいますし、町民の方は安心できると思います。
A (福祉環境 GL)
ご指摘のありました地域防災計画につきましては、申し訳ありませんが旧地域防災計画
のままであります。現在原子力防災編の方に力を入れて作成している段階であります。な
お、今ご指摘のありました件につきましては、津波が発生した場合どうするのかというこ
となのですが、今回の 3.11 の津波で防災行政無線が1箇所壊れてしまいました。そのこと
につきましては、早急に修理をしたところでございます。これにつきましては、今回の震
災の中でいち早く住民に危険を知らせるということが大変重要であることから修理したと
ころであります。その防災行政無線を利用しまして住民に危険を知らせる。その中で、津
波が発生した場合などにどこに避難するか早急に出したいと思います。なお、津波ハザー
ドマップにつきましても堤防、広野小高線の内側に50mの防災緑地の完成がある程度見
えてきましたら作成していきたいと思っております。
Q 防災無線なのですが、避難によって受信機がなくなってしまったり、壊れてしまったり
してしまった世帯が多々あると思う。また、防災無線が山びこになってはっきり聞こえな
いことがあるので直してほしい。
A (福祉環境 GL)
26年度におきまして防災行政無線のデジタル化、それに併せまして家庭に配布してい
ます受信機の同じくデジタル化を予定しております。今在庫として20台ほどアナログの
個別受信機はあります。このアナログの受信機の修繕等については、業者の方に確認した
ところあまりにも古いので修理する部品がほとんど手に入らない状況になってきていると
いうことでありますので、今現在帰還されている世帯に対して個別受信機がなくなってし
まった場合には、配布をしていきたいと考えております。防災無線についても業者の方に
再度確認させて調整していきます。
Q 他の町村では国から予算をもらってタブレット端末を整備しているが、広野町はなぜタ
ブレット端末を配布しないのか。
A (企画 GL)
確かに他の町村でタブレット端末を使用しています。ですが、広野町においてはタブレ
ット以外の情報伝達ということを考えております。タブレット端末を導入した最初の一年
間に関しましては、無償ということになっておりますし利便性も高いということになって
おりますが、設備そのものについてもあのような機器は、すぐリニューアルを繰り返すな
ど次年度以降相当な維持管理というものがかかってしまいます。その負担を町でするには
難しいところがあります。また、高齢者が使いきれないということも多々あることから広
野町としてはタブレットありきではなく、どのように住民に対する情報伝達の手段がある
かということで現在近代的な情報伝達の方法を踏まえて、アナログの紙ベースでしっかり
手元に届けるといったことも含めて広野町独自の情報伝達方法を模索しているところであ
ります。