Uターンのpdfファイル

世界的に航空機はUターンアプローチを行っています。
その理由は空中衝突を回避するためである。
また、アプローチ方法が定められていれば、他機がどのような動きをするのか
「推測」ではなく「理解」出来るため、より安定した高度処理が行えます。
ヨーロッパではパラグライダーにおいてもこのアプローチが常識であり、
日本国内においてもUターンアプローチを徹底しているエリアが数十カ所に及ぶ。
さらに、Uターンアプローチを採用したエリアの事故も激減しています。
ただし、グランドサーマルが激しいときはUターンアプローチは効率的ではありません。
アプローチ中に高度が変化しすぎるからである。
より安全性を高めるために、これは世界的な課題となっています。
また、強風時は8の字旋回でよい。なぜなら、全て編流飛行で行うため
正面衝突の危険性が少ないからである。
一番避けたいことは、空中衝突です。低高度での衝突の場合、回復操作や
パラシュート解散が間に合わず、致命傷になります。
8の字旋回の欠点は、同じ空域で他機と正面から向き合い、そして交差していく。
それを避けようと思い、コースを変更すると再び他機と向き合い、正面衝突の
危険性が発生する。旋回方向にも他機が進入しているとコースは狂ってしまう。
非常に危険の伴う状況になります。また、このようなフライトは、
低高度でバンクをかけた旋回が必要な時が必ず訪れます。
その場合、機首が下を向き、地面に激突する危険が発生します。
このように、様々な観点からUターンアプローチが徹底され、日本国内でも
数年の内に常識的アプローチとなっていくでしょう。
Uターンアプローチとは
ファイナルターン
ターゲットが水平左90°方向に
なる地点で旋回中心とする。
ベースターン
ベースレグ
ターゲットが水平左後ろ45°
となる地点で、旋回中心とする。
ファイナルターン前の
最終の高度調整。
ファイナルアプローチ
ターゲットへ向かい
スピードコントロール
を行いながら
直線フライトをする。
チェックポイント
チェックポイントとは
ターゲットが左90°に
見える位置で、下方45°に
ターゲットが見える。
ターゲット
ダウンウインドレグ
ポジション離脱から
チェックポイントまで
常に下方45°に
ターゲットが見えるように
高度を調整する。
ポジション上空に
余裕を持って進入できるよう
高めにランディング上空へ帰って来る。
ポジション
ポジションから離脱し
ダウンレグに移行する際
ターゲットを水平45°、
下方45°に見えるように
高度を調整する。離脱高度は
低すぎるより高い方が良い。
基本的なUターンアプローチの
経路。コンディションやフライト機数で
様々なアレンジを行う。
ターゲット
高度の調節
高度が高かったら青い線の
経路で大回りをして高度調節を行う。
高度が低かったら赤い線の
経路でショートカットして高度調節を行う。
同時進入
同時進入の場合、着陸地点を変更
することにより、空中接触を
回避することが出来る。
ターゲット
池田山のローカルルール
南風メインの時のアプローチ
国際ルール通り行います。
北風メインのアプローチ
池田山のローカルルールです。
国際ルールと反対の
右回りでアプローチします。
東風や西風の時のアレンジ。