ぐんまらしいグリーン・ツーリズムのあり方について(PDF形式83KB)

ぐんまらしいグリーン・ツーリズムの
あ り 方について
(群 馬 県 新グ リ ー ン・ ツ ー リ ズ ム 推 進 検 討 会 まとめ)
平成1 6年5月
群馬県農業基盤整備課
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本報告書について
健康的でゆとりある生活、や す ら ぎ、いやし、自然 を求めるトレンド を背景と
した都市住民の グリーン・ツ ー リ ズ ムに対する願望や ニーズの高まりと 併せて、
地方で働き生活 することで豊かさを 実感しようとする 、「ふるさと回帰 」の動き
が時代の大きな 潮流となりつつある 。
また、全国的 にも、地域に元気を 呼ぶグリーン・ツーリズムの成 功 事 例が見ら
れるようになり 、農山村部を中心に 、グリーン・ツーリズムの推進に よ る地域活
性化への期待が 高まっている。
このような中 で、尾瀬に代表さ れ る豊かな自然や貴 重な伝統・文化等 を有する
本県において、 この優れた資源を活 用し、グリーン・ ツーリズムを積 極 的に推進
していくことが 、群馬県全体の活 性 化に有効で あ る と の認識から、グリーン・ツ
ーリズム関係者 や学識経験者、行政関係者等からなる 「群馬県新グ リ ー ン・ツー
リズム推進検討会」を設置 し、グリーン ・ツーリズム についての基 本 的な考え方、
とりわけ、ぐんまらしいグリーン・ ツーリズムのあり 方等について、フリートー
キング形式で検 討し、その結果を「 群馬県新グリーン ・ツーリズム推進検討会報
告書」として取 りまとめました。
グリーン・ツーリズムは、県政の 柱の一つである「 広い意味の観光」 の一翼を
担う重要な施策 であり、また、本報告書の内容がグリーン・ツーリズム を推進し
ていくための共通認識づくりに大い に役立つものと考 えていることから 、今後は
県関係局、 市町村、 N P O 、グリーン・ ツーリズム関係者等と連携を 図りながら、
県全体として、 具体的な施策を検討 ・実施していきたいと考えている。
群馬県農業基盤整備課
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群馬県新グリーン ・ツーリズム推進検討会報告書
群馬県新グリーン・ツーリズム 推進検討会
目
次
はじめに
1頁
Ⅰ
グリーン・ツーリズム推進の必要性
1頁
Ⅱ
ぐんまらしいグリーン・ツーリズムのあり方について
1頁
1.グリーン・ツーリズム推進の目的
1頁
2.グリーン・ツーリズムの捉え方
2頁
(1)グリーン・ツーリズムとは
2頁
(2)滞在、体験、交流そして定住
2頁
(3)連携による多様なメニューの提供
3頁
(4)グリーン・ツーリズムのフィールド
3頁
3.本県におけるグリーン・ツーリズムの特徴的な取組事例
4頁
4.グリーン・ツーリズム推進の基本目標
5頁
(1)基本目標
5頁
(2)ぐんまらしいグリーン・ツーリズムの推進に向けて
6頁
Ⅲ
ぐんまらしいグリーン・ツーリズムの実現に向けて
7頁
1.グリーン・ツーリズム推進フロー
7頁
2.大きな潮流にしていくために
8頁
Ⅳ
その他
9頁
1.検討会での議論の主なキーワード
9頁
2.平成15年度農林漁業体験民宿に関するアンケート調査結果
に見るグリーン・ツーリズム推進の問題点等
Ⅴ
参考
11頁
11頁
(1)群馬県新グリーン・ツーリズム推進検討会の設置及ぶ運営に関する要領
12頁
(2)群馬県新グリーン・ツーリズム推進検討会での検討経緯
14頁
-3-
はじめに
この報告は 、新グリーン ・ツーリズム推進検討会と し て、ぐんまらしいグリーン・ツ
ーリズムの あ り方等に つ い て、平成15年 11月から3 回にわたって、 グリーン・ツー
リズム関係者 や学識経験者 、行政関係者等 によりフリートーキング形式 で検討したもの
をとりまとめたものです。
グリーン・ ツーリズムは 、都市と農山村 の交流を推進 するとともに、 農山村地域の活
性化に有効な 施策・手法であり、積極的な 推進が求められているため、 ぐんまらしいグ
リーン・ツーリズムについての課題や考え 方等を整理し 、今後の全県的 なグリーン・ツ
ーリズムの大きな 潮流の創造を目指そうとするものです 。
Ⅰ
グリーン・ツーリズム推進の必要性
近年、社会経済環境の変 化に伴い、人々 の意識も心の 豊かさや生活の 質的向上を求め
て多様化しており、健康的 でゆとりある生 活、やすらぎ 、いやし、自然 を求めるトレン
ドを背景に、 都市の人々を 中心にグリーン ・ツーリズム に対する願望や ニーズが高まる
とともに、従 来の働き方や 生き方を見直し 、地方で働き 生活することで 豊かさを実感し
ようとする 、
「 ふるさと 」や農山村への回帰の動 きが時代の大きな潮 流となりつつある 。
また、全 国 的にも、地域 に元気を呼ぶグリーン・ツーリズムの成 功 事 例が見られるよ
うになり、農山村部では、 グリーン・ツーリズムの推進 による地 域 活 性 化への多くの取
組が展開さ れ て い る。
県内においても、個々の 民宿や農家レストランなどで 先進的な取組が 行われているほ
か、農協を中 心したグ リ ー ン・ツーリズム の展開、姉妹都市提携などを 基軸としたグリ
ーン・ツーリズムの展開、 行政・第3セクターな ど に よ る受入、集落などの限定地域に
よる共同受入 、有志グ ル ー プによる共 同 受 入などの取組 が行われているところである。
このように 、県及び各市町村においても 、個々にはグリーン・ツーリズム推進のため
の施策を実施 してきており 、また、県内の 各地域・各団体等においても 、グリーン・ツ
ーリズムを実 践してきているところであり 、これを更に 県全体として、 グリーン・ツー
リズムの大きな潮 流にしていくことが 必要である。
本県では、 県政の柱の一 つとして「広い 意味の観光」 を掲げ、群馬の 様々な魅力をも
う一度見つめ 直し、こ れ ら を点と線、そ し て網のように ネットワークとして広げ、県全
体が 楽し め る観光立県を 目指しており 、「グリーン ・ツーリズム」 はその 一翼を 担う重
要な施策である。
このような 状況にあって 、県全体として 、地域の活 性 化に有効な施策 ・手法であるグ
リーン・ツ ー リ ズ ムを積極的に推進していくことが求められている。
Ⅱ
ぐんまらしい グリーン・ツーリズムのあり方について(基本的考え方)
1.グリーン・ツーリズム推進の目的
グリーン ・ツーリズム は、豊かな自然 や伝統文化に 根ざした地域において、都市の
人々が「ゆとり、や す ら ぎ、いやし」を 享受しようとする余暇活動であるが、都市の
人々を受け 入れる側の農山村等の地域や 人々に と っ て も、所得機会や 雇用の増大が伴
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う、元気で誇りある地域づくりに大 きな効果を持つ取 組である。
都市の人 々が、地域の 自然や伝統的な 生活、文化に 惹かれてやって 来る。好きな人
は何回も来 る。時には何 をするでもなく 、ただそこの 空気を吸い、ゆっくりとするた
めだけに泊 まりに来る。 そういう人々に 接して、地域 の人々が自分たちの住んでいる
地域や そ こ に引き継がれてきた伝統的な 生活や文化の 価値に気づき、 守り、育てるよ
うになる。 しかも、様々 な形で収入も伴 う。それが度 重なれば、地域 の人々の心の中
に自信や誇 りが生まれ、 そうした人と人 との交流が地 域の中で大きく 広がっていくこ
とにより、人々 が益々元気になり生 き生きとした地域 になっていく。
それが、 グリーン・ツーリズムの地域 づくりに与え る最大の効果であり、推進する
目的である。
この場合 、グリーン・ ツーリズムのリード役は、むしろ、地域で生 活を営む住民で
あり、都市住民と地 域 住 民とは互いに尊 重し合い、共 に学び、理解を 深めていく姿勢
を堅持す る こ と が大切である。
【グリーン・ ツーリズムを通じた 農山村地域等の活性化】
①都市住民等に対する「ゆとり、やすらぎ、 いやし」の提供
②地域 に対する誇りと愛着 の醸成
(地 域アイデンティティ の確立
→地域らしさ、 地域の自然・歴史 ・伝統・文化の発 掘・継承)
③地域農林業・農村の保全 ・育成(優れた農山村景観の保全・ 育成)
④農山村地域の経済的向上
⑤女性 の参画、高齢者の生 き甲斐創出
2.グリーン・ツーリズムの捉え方
(1)グリーン・ ツーリズムとは
グ リ ー ン・ツ ー リ ズ ムは、農 山 村 地 域において自 然、文化、人々 との交流を楽し
む滞在型 の余暇活動で 、長期バカンス を楽し む こ と の多いヨ ー ロ ッ パ諸国で普及し
た旅のス タ イ ルである 。イギリスでルーラル ・ツーリズム 、グリーン・ツーリズム 、
フ ラ ン スでツ ー リ ズ ム・ベール( 緑の旅 行 )、 イ タ リ アでア グ リ・ツ ー リ ズ ムと呼
ばれている。
日本においては、近 年は、市民農園 、田植え・稲 刈り等農作業へ の参加等の農業
・農 村 体 験から、学校教育を通じた体験学習、産直等農産物の販売 やふるさとまつ
り等のイ ベ ン トまで、広く都市農村交流一般を指すことが多くなっている。
(2 )「滞在、体 験、交流そして定 住」
グ リ ー ン・ツ ー リ ズ ムとは、訪れる 側の人々から 見ると自然豊か な農山村や歴史
と伝統ある地 域にゆっくりと「 滞在 」し 、農作業や 地域の自然 、生活 、文化等を「 体
験」し、 とても大切なこととして、訪 れる側と受け 入れる地域の人 々とのふれあい
等の「交 流」を楽しむ 。中にはその地 域に第二のふるさとを見い だ し、ファンにな
り、幾度 も足を運ぶうちに「定住」してしまう人も 出てくる。こうした余暇の楽し
み方である。
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グリーン・ ツーリズムを 分かりやすく 表現すれば 、「滞在、 体験、 交流そして定
住」ということができる。しかし、そ の楽しみ方は 決して一様ではなく、極めて多
様で、個性的、個人的 なものである。 人それぞれの 好みと受け入れ る側の地域や人
々の特性 により、あらゆる形の楽しみ 方があり得る 。長く泊まって 色々な体験をす
るパ タ ー ンから、そば 打ち体験や農業体験だ け と い うパターンなど 様々な形が可能
であり、体験 なしの滞在だ け と い うケースも少なくない。
(3)連携による 多様なメニューの提 供
受け入 れる側と し て も、滞在、体験 、交流についてその地域の自 然や伝統文化に
根ざしたものとなるよう工夫し 、メニューを 充実させることが必 要である 。しかし 、
一つの施 設で滞在、体 験、交流の機能 をすべて備えていることは希 であり、地域に
おいて、 宿泊施設と体験施設、交流イベント等が様 々に連携して一 連のサービスを
提供するということがより重要となってくる。また 、農家レ ス ト ラ ンで提供される
地元の食 材を食べることを楽しみに訪 れる人もいるだろうし、農作業体験に来た人
が地域の 祭りに参加したり、市町村の 住民交流イベントと地域での 宿泊をセットに
して提供 するということもある。地域全体で様々な 連携を作り上げ 、幅の広いグリ
ーン・ツーリズムのメニューを提供することにより 、その地域におけるグリーン・
ツーリズムをより幅の広いものにすることができる 。
(4)グリーン・ ツーリズムのフィールド
グ リ ー ン・ツ ー リ ズ ム実践のフィールドは、自然 に恵まれた、なつかしさあふれ
る風景を 持つ農 山 村 地 域が中心と な る が、いわゆる 農山村地域のみならず、都市部
におい て も、優れた自 然を有する地域 、歴史や伝統 ・文化などを大 切に継承してい
る地域等においても、グリーン・ ツーリズムの取組 は十分可能である 。
つまり 、県全域で、 この活動にふさわしい地域、 この活動を理解 している人々が
いる地域すべてがフィールドと な り得る。
(参考)
地域の グリーン・ツーリズム資源を 活用した都市 と農山村との多 様な交流活動の
イメージは、 以下のとおりである 。
多様な交流活動のイメージ
1.3要 素と連携7パターン
滞在
ホームステイ、民 宿、旅館、コテージ、ホテル等
体験
農林漁業体験、ふるさと生活体験、
自然とスポーツ体験 等
交流イベントと親戚 づきあい
ふるさとだより
交流
定住
3要素と連携7 パターン
A B C D E F G
滞 ○ ○ ○
○
在
体 ○ ○
○
○
験
交 ○
○ ○
○
流
究極のグリーン・ツ ー リ ズ ム
2.農 山 村と都市との交 流 形 態の例 (岩手県農山漁村 と都市との交流推進方針(案)より)
レ ジ ャ ー 型:自然休養村、ペンション、体験農園、市民農園、農業体験ツアー
教
育
型:山村留学、自然教室、修学旅行(農業体験学習等)等
祭
り
型:観光イベント、朝市、青空市等
縁
組
型:姉妹提携、サミット、特別町民制度等
根 お ろ し 型:工芸村、芸術家村、別荘村
便
り
型:オーナー制度、ふるさと宅急便、ふるさと会員制度、産地直売等
ふるさと保全型:海を守るための源流植林活動等
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以上のように、グリーン・ツ ー リ ズ ムの捉え方に は様々な考え方 があると思われ
るが、 重要なことは 、「グリーン ・ツーリズム 」を合 い言葉に 、グリーン・ ツーリ
ズムの視 点で地域の活性化、地域づくりを進めていくことであり、 そのためには、
多種多様 なグリーン・ ツーリズムの形 態がむしろ自 然であり、地域 に適合した取組
を実践していくことが大切である 。
3.本県におけるグリーン・ツーリズムの特徴的な取組事例(主な取組の類型)
本県におけるグリーン ・ツーリズムの 特徴的な取組事例を整理す る と、概ね以下の
とおりである。
地域名
①
片品村
類
型
・週末滞在型
・市町村全域 での受入
②
川場村
・交流型
・行政 、第3セクターな
どによる受 入
・体験資源こだわり型
・行政、第3 セクターな
どによる受 入
・都市近郊日帰り型
・集落 などの限定地域に
よる共 同 受 入
③
新治村
④
甘楽町
秋畑那
須地区
⑤
奥多野
地域
・体験資源こだわり型
・有志 グループによる共
同受入
内
容
民 宿 ・ペ ン シ ョ ン等 の集 積 が あ り、 尾 瀬に
代 表 さ れ る豊 か な自然等 を 活用 し、 農 協を
中心 にグリーン・ツーリズムを展開
豊 か な自 然・ 文化等 を活 用 し、 世 田 谷 区と
の 交 流を 基軸 に グリーン ・ ツ ー リ ズ ム を展
開
豊 か な地 域 資 源 を活 用し 、 集客施設 ( たく
み の 里) を中 心 と し たグ リ ー ン ・ツ ー リ ズ
ムを 展開
棚 畑 ・ち ぃ じ が き等 の優 れ た景 観、 伝統芸
能 等 の地 域 資 源 を活 用し 、 蕎麦 オ ー ナ ー制
の 実 施な ど、 地 区 住 民が 主 体と な っ て グリ
ーン ・ツーリズムを展開
奥 多 野の 豊か な 自然 ・文 化 等を 活用 し 、地
元 の 農家 な ど の 有志 が集 ま りグ リ ー ン ・ツ
ーリズムを展開
(参考)
現在、 日本各地で行 われているグリーン・ツーリズムのタイプ及 び受入のタイプ
は 、概 ね次 のように 分類 で き る 。(「 地域 ぐ る みグ リ ー ン・ ツ ー リ ズ ム運 営のてび
き」より(都市農山漁村交流活性化機構))
ⅰ)グ リ ー ン・ツーリズムのタイプ
①都市近郊日帰り型
②週末滞在型
③交流型(川場村と世田谷区、甘楽町と北 区 等)
④体験資源こだわり型( こだわり、特徴をもった活動)
・ 客層(ターゲット) 明確化型
・ 体験資源こだわり型
ⅱ)受入のタイプ
①個人農林漁家による受 入
②集 落などの限定地域による共同受入
③有 志グループによる共同受入
④行 政・第3セクターなどによる受入
⑤市町村全域での受入
⑥民間事業・企業による 受入
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4.グリーン・ツーリズム推進の基本目標
(1)基本目標
県内各地域の備えている条件は様々 であり、県内 におけるグ リ ー ン・ツーリズム
の取組も 多種多様であることから、一 律な手法や考 え方ではなく、 地域に根ざした
グリーン・ツーリズムを推進していくことが大切である。
従って 、各地域が現 在の取組を一層充実させ、あるいは新たな取 組を開始し、地
域の個性 を活か し な が ら、地域の特性 に応じた、地 に足の付いた背 伸びしない特徴
的なグリーン ・ツーリズムの取組 を行っていくことが必要である。
また、 農山村地域の 風景、農 山 村 地 域の自然・歴 史・伝統・文化 などは、私たち
に「 うるおい 」や「 やすらぎ 」を感じ さ せ る「 原風景 」「 心のよりどころ 」 であり 、
貴重なグリーン・ツーリズム資源であるが、それと 同時に、地域に 暮らす人々が織
りなす「地域 の姿」そのものである。
従って 、地域に お け る具体的なグリーン・ツーリズムの取組においては、地域住
民の理解 と合意を大切 にしながら、長期的な視点に 立って、グ リ ー ン・ツーリズム
を進めていくことが求められる。
グリーン ・ツ ー リ ズ ム の推 進により 、「 地域 の良 さ 」「地 域らしさ 」を 発掘 し、
積極的に保全 ・育成し、次代に継 承していくことが 重要である。
◎基本目標
【地域の個性を活かした、地域の特性に応じたグリーン・ツーリズムの推進】
(基本的考え 方)
各地域が自 らの地域を見つめ直 し、地域の個性を 活かしながら、地 域の特性
に応じた、地 に足のついた背伸びしない特徴的なグリーン・ツ ー リ ズ ムの取組
を行い、各 地 域の良さが高まることにより、群馬県全体の良さが高ま る。
(各地域の総 体が群馬県の姿)
群馬県
(イメージ)
群馬県
・・・
奥多野
片品村
・・
片品村
個々の良さ増大
・・
奥多野
・・・・・・・
・・
・・・・・・・・・・・・
群馬県全体の良さ増大
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(2) ぐんまらしいグリーン・ツーリズムの推進に向けて
ぐんまらしいグ リ ー ン・ツーリズム の推進に向けては、次の こ と に留意すること
が必要である 。
①グリーン・ツーリズムが所得機会 や雇用の増 大 等の効果に留まらず、地域づく
りにつながることを確認する 。
②そ れ ぞ れ の地域の良いところ 、個性の再発見と 将来への継承から 出発する。
③そ れ ぞ れ の地域や人々に合っ た個性ある多様な 展開を大切にする 。
④今あるもので長く 続けられるもの 、生活としてやってきたものを大切にする。
(地域でとれる食材、地元の 人が食べているものを提供する 。)
(湯治等を日本的 なグリーン・ツーリズムの原 型、スパツーリズムとして提唱
する 。)
⑤滞在、体 験、交流の地 域 内 連 携を大切にする。
⑥施設の清潔感を大切にする。 しかし、あまり改 造しすぎない。
⑦自分から 自然に群馬の良さを 言いたくなるような群馬人になる。
(「 いや ー、ありゃー 大したことねんさね ー」とつい謙遜 してしまう群馬人か
ら「 ここんとこが 良んさね ー 」、「 あれ 食っ た こ と あ る か い? 」と つ い お勧
めしてしまう群馬人)
⑧自然や環 境、伝統文化等を大 切にする群馬人になる。
(景 観の保全に気 を遣い環境美化 や祭りなどの 地域活動に積 極 的に参加する群
馬人。 良いものを子や孫の 世代に残し引き継 ぐ群馬人 。)
⑨恵まれた 立地条件・交通基盤 を最大限活用する 。
( 首都圏で「 午 前 中に着けるグリーン ・ツ ー リ ズ ムの里 」をP R 、定着させる 。)
(首都圏 で農山村回帰、自然回帰の受け皿と な る 。)
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Ⅲ
ぐんまらしい グリーン・ツーリズムの実現に向けて
1.グリーン・ツーリズム推進フロー
本県における グリーン・ツ ー リ ズ ム推進のフローは 、以下のとおりである。
①
地 域 の 個 性 を 活か し た 、 地
【県推進組織】
域 の 特 性 に 応 じた グ リ ー ン
最新情報 、基本情報等
・ツーリズムの推進
の提供等の必要な 支援
②
↓
各 地 域の良さ増大
③
この流 れ
(進め方の 例)
↓
1)地域住民 への呼びかけ(合意形成 )
群 馬 県の良さ増大
2)協議会、研究会づくり
は明確 に
3)地域らしさ、資源等 の発掘・評価
分か れ る
4)ニーズ把握
ものでは
④
5)地域に適合した計画づくり(目的、
なく、 随
ア 良さが増大 した個々の 市町村や
○
時、前 後
地 域において 多様な取組 をしてい
し、反 復
イ
ること、○これから多様
な取組を
し 、検 証
ウ
し て行くこと 、○良さが
増大した
しながら
群馬県全体をアピール
ターゲット 、メニュー、プログラム等)
6)テストイベント 実施
・
7)テスト結果の評価・検証
8)本格実施
⑤
進めるこ
県の 戦略 ・戦術 の
とになる
決定とイメージづ
⑥
くり
本県におけるグリーン・
ツ ー リ ズ ムの効 果 的な推
進
⑦
農山村地域の活性化
( 留意事項)
ⅰ )まず、 農村地域を 訪れる人
の増加を 目指した施 策を展開
し、グリーン・ツーリズムの
認知獲得を目指す 。
ⅱ )プラン・ドゥ・ シー
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2.大きな潮流にしていくために
前述したとおり、本県 においても、グリーン・ツーリズムの様々な 取組が見られる
ところであるが 、それを大きな潮流 (県民運動)にしていくためには、
①グリーン ・ツーリズムの認知度向上
②グリーン ・ツーリズムに関わ る人材育成、確保
③本県グリーン・ツーリズム関係者のネットワーク化
④多様なグリーン・ツーリズムビジネスの育成
⑤地域におけるグリーン・ツーリズム受入態勢、 連携システムづくりの促進
⑥構造改革特区を活用したグリーン・ツーリズム の推進
⑦情報の発 信と収集のためのシステムづくり
⑧豊かな景 観と伝統文化等の保 全、継承
⑨グリーン・ツーリズム関係者と県 ・市町村、学校教育関係者、 県民が一体とな
った活動 の展開
などの視点を踏 まえ、具体的な施策 を展開していくことが必要である。
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Ⅳ
その 他
1.検討会での議論の主なキーワード(各委員の意見等から)
本検討会 での過去3回 の議論を踏まえ 、委員意見等 からグリーン・ ツーリズム推進
のためのキーワードを整理すると、 次のとおりである 。
①〈 グリーン ・ツーリズム施 策の目 的 等〉
・グリーン・ツーリズムを通じて地 域が生活できるだけの県施策必要。
・グリーン ・ツーリズム推 進に係る農山村振興構想はどうなっているのか。地域の
持ち味、特性 を把握しないと議論 は的確にならない 。
・持続で き る も の必要。奥多野は所得低く後押し必要 。
・群馬でも地 域 差が大きい。群馬モデル必要。
・農村の多面的機能が保全されることが必要。
・何を目的 にグリーン・ツーリズムを推 進しようとしているのか見えてこない。地
域振興ではないか。
・中山間地域の 課題解決のための一手段。地域の課題 を把握することが 必要。
・グリーン・ツーリズムをヨ ー ロ ッ パの定義そ の ま ま で用いて良いか疑 問。
・地域が元気を 取り戻すため交流を 通じた地域振興が 必要。
・どうしたら県 が元気になるか考えていく必要あり。
・利用する側は 観光とグリーン・ツーリズムを区別してはいない。分ける必要はない。
・グリーン ・ツーリズムが 市町村に認知 されておらず、 施策として重 要なことを伝
える必要あり 。
・市町村に も っ と出向いて、情 報 収 集する必要あり。
・研究も必 要だが、群馬が グリーン・ツーリズム県であることを知らしめることが
必要。
①地域の活性化
③経 済 的 向 上、地域で生活できるため
②地域振興
④情報 の収集及び提供
②〈 再発見〉
・地域の良さを 再発見することが必 要。
・地域 の人 が他人 に紹介 したいものを 発見、 改め て地域 を見ること大 切( 11/22 ∼
文化観光社 )。
・自分の地域の 資源発掘(企画を売 る側として考えて )。
・個性必要、地 域の人達が地域で真 剣に考えることが 必要。
・片品村でス キ ーと尾瀬がない場合 を考えてみると良 い。
・行政区毎に金 をかけない自然なものを皆で見出す こ と必要。
・農 村 側が地 域の価 値に 気づ い て い な い。価 値に気 づ く の がスタート 。(安 心 院の
河野係長の話 から)
・地域に自信がないから認めてもらってはじめて目覚 める。
・地域の再発見 の動きがないとうまくいかない。
・地域をもっと愛す る こ と が必要。食 文 化を発見することもグリーン ・ツーリズム
の目的である 。
・強みを見極め 、単品でなく連動し たプログラムづくりへ。
①地域ら し さ、地域の良さの再発見 ② 地域資源の発掘、地域外か ら の資源の指摘
③地域の人自身による活動
③〈 個性とニーズ〉
・ニーズは変化 し、そのニーズに地 域が振り回されているのではないか 。
・ローカルで地 域の個性 、特性必要 。ニーズより生活としてやってきたことが 大切 。
・地域の個 性 主 張が必要。
・グリーン・ツーリズムのニーズは 増えている。市場 が選ぶ。
・地域の持ち味 、特性を把握しなければ的確な議論にならない。
・金太郎アメで はダメ。
・ニーズに迎合 する必要ないが、ニーズを取り入れ、 選択していくこと 大切。
・受入側のことは 1/3 でニーズ に 2/3 配慮する必 要あり。
・ニーズの先を 読まないと負けてしまう。
・ニーズに 合わせることでは持続的にならない。ニーズ ではなく売り 物、続けられ
るもの必要。
・ニーズより生 活としてやってきたことが大切。昔の 生活が売れる。
①地域の個 性が大切
③ニーズ把 握
②地域 の持ち味・特性の 把握
④ニ ー ズにふりまわされない
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④〈 ぐんまの 資源、売 り物〉
・何もないが 田 園 風 景、 人の優 しさがあり、 もう一度来たいと感 じ さ せ る 。( 嫁い
できて)
・群馬の自 然や良さを売る 。体験にこだわらず群馬の自 然を楽しむことで良いので
はないか。体験民宿はグリーン・ ツーリズムの一部 で良い。滞在なくとも良い。
・素朴さ、 地域の伝統文化 がお金になるのか、難し さ あ る。奥多野に は魚つりと歩
くことで人を 呼ぶという原型が あ る。
・伝統文化に 共鳴できる 人が客 になる 。フ ァ ンを育 てる 。(箱物 、安易 な も の はダ
メ)
・高齢者から伝統文化等教わり、次世代に伝えていきたい。昔話聞くことも良い。
・住んでいる人 の食文化、地元の人 が食べているものを提供。
・自生している 大切なものある。今 では宿の自慢になった。
・ニーズより生 活としてやってきたことが大切。昔の 生活が売れる。
・たくみの里 今5 0万人来訪 (s5 4:1 万人 )。野 仏 峠スタンプラリーが 始ま
りs60 6 人のたくみ(伝 統 工 芸)開店。24人 に増えている。
・クラインガルテン H3 ∼。一農家一家族の受入で一 連の米作り体験実施中。第
二のふるさとづくりを進めている 。
・何もないことを売ることも考えられる。
・何かすることより、そこにあるものを 味わいに来る。 来るだけでストレス解消に
なる。
・人と人のつながり 、人情 、生活 、ふれあいが大事 。守ってきたものを見せること 。
・「 でっかま」 はじめました。
・「 スパツーリズム 」はどうか 。自炊 、湯治 、保養 、交流 。グリーン・ ツーリズム
の原型。
・温泉地は、緑 あり川の水も き れ い で、人情、街並み 、湯量も豊富。
①ぐんまの 自然のすばらしさ
③人情、生 活、ふれあい
②地域の伝 統 文 化の保全・継承
④温泉
⑤〈 体験〉
・奥多野には魚 つりと歩くことで人 を呼ぶグリーン・ツーリズムの原型ある。
・連携したプログラムづくり必要( 単品でなく )。
・s60∼ 6人のたくみ (伝統工芸) の店開店し、体験型スタート 。今24人、
来訪者50万 人。長期体験の受皿必要。
・何もしなくてもレジャーである。 メニュー示してさせること良いのか 。
・滞在し な く て も良い 。(饅頭のために東京から来る 人もいる)
・2時 間 滞 在でも良い。生 協のグリーンライフと連携しており、今年 238家族、
864名来村 。
・一農家一家族 の受入で一連の米作 り体験実施し て い る。
・7パ タ ー ンのEFGの相互協力できる ・片品は体験民宿中心にグリーン・ツーリズムを展
開している。
・多くの友 だちが東京から 来る。日常の 暮らしを体験してもらっているが、榛名湖
や温 泉に行 きたがるわけでもなく私 の家で ホント に良く 寝て い る 。( 倉渕村 にI
ターンした鈴 木さんの話)
・体験民宿はグリーン・ツーリズム一部で良 いのではないか。
・何かするより 、そこにあるものを味わいに来る 。体験にこだわらない方が良い 。)
①地域内で 連携したプログラム づくり
③農 業 体 験 等にこだわらなくていい
②地域の 自然、生活等の体験求めている
⑥〈 滞在〉
・清潔感が大切 。民宿よりペ ン シ ョ ンが好まれている 。安いだけではダ メ。
・清潔であることが基本。
・安心院では民 泊の農家は原則と し て改造しない(トイレ、水回り 、エアコンくらい)
・日本には自炊 の湯治という独特の 「滞在」がある→ スパツーリズム
・片品は村営国民宿舎もあり 18,000 人の収容力がある。
・たくみの 里に50万人来 るが民宿・温泉地あるのに日 帰り客中心。 それが課題。
長期体験の受皿必要 。(JR系 のホテルファミリーオも進出)
・国の施策は「 滞在型 」 である。
・日帰り型もグリーン・ツーリズム に位置付け る こ と が必要。
・7パターンの EFGの相互協力できる。
・滞在し な く て も良い 。(饅頭のために東京から来る 人もいる)
・2時間滞在で も良い
①清潔感が 大切
②自炊の湯 治という独特の「 滞在」
③日帰り型 もグリーン・ツーリズムに位置付け
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⑦〈 定住〉
・有機野菜づくりやりたくて来た。
・農業を通じた 交流から定住者が出 てきた。Iターン 18組40数人 。
・甘楽富岡農協 が東京のNPOと連 携し「ふるさと回帰支援」の動き あ り。
①農業を通 じた交流
②ふるさと 回帰
⑧〈 その他〉
・地域を引っ張 るリーダーの育成が 必要。
・県、市町村担当者はもっとグ リ ー ン・ツーリズムを 勉強することが必 要。
・県が同好会つくり海外研修を行うなど。
・県内の宿泊施設全体の把握必要。
・倉渕ではグリーン・ツーリズムの 健康増進効果の実証事業を国とやっている。
・共通のコンセプトが必要。
・グリーン・ツーリズムブランドの ロゴマークづくり 。
・景観より風景 という言葉の方がありのままを残しやすい。
・7パターンの EFGで相互協力できる。
・長野県はPR 等の戦略がしっかりしている。
①人材育成
②現状把握
2.平成15年度農林漁業体験民宿に関するアンケート調査結果にみるグリーン・
ツーリズム推進の問題点等
農林漁業体験民宿の実態把握及び本検討会での検討 に資するため、 平成15年7月
に実施した 「農林漁業体験民宿に関する アンケート調 査」の結果から 問題点等を整理
すると、概ね次 のとおりである。
(1)地 域 内 連 携の確保
① 非登録民宿 が多 数あ る こ と へ の 配 慮 必 要
②地 域リーダー 等の育 成
(2)既 存 制 度 等の課題
① 規制緩和に 関す る情 報 提 供 等
②必 要に応 じ民 宿 登 録 制 度 のあり 方の 検討
(3)PR及び 行政の支援
① GT の積 極 的な 普及
② 非登録民宿 が多数 あ る こ と へ の配慮必要
③ きめ 細かい 宿泊客数の 増加対策
④ 地域の 魅力 のPR
⑤ 施 設 及び体 験メニュー のP R
(4)農林漁業体験民宿の質の向上
① 魅 力 的な体 験メニュー ・プ ロ グ ラ ムの 開発
② 利 用 者ニ ー ズに 適合し た営業展開
④ 体 験 指 導 者 等の 育成
③地 域 内の 連 携 確 保
⑤ 非登録民宿 が多数 あ る こ と へ の配慮必要
(5)具体的な 推進施策の検討
① グリーン・ ツーリズム 推進戦略等 の構 築
② 市 町 村に よ る積 極 的 な グリーン・ ツーリズム 推進
③ 市町村支援 のためのグ リ ー ン・ツ ー リ ズ ム 推 進 組 織の検 討
④ 農山村景観 (伝 統 文 化 等) の保全 ・形 成
⑤ 非登録民宿 が多 数あ る こ と へ の 配 慮 必 要
⑥規制緩和 に関 する情 報 提 供 等
(6)ニーズの 把握
① 観 光 客のニ ー ズ 把握
② 体験参加者 のニ ー ズ把 握
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Ⅳ
参考
( 1) 群馬県新 グリーン ・ツーリズム 推進検討会の 設 置 及び 運営 に関 する 要領
(設置)
第1
健康的 でゆとりある 生活、やすらぎ 、自然を求め るトレンドを背 景に都市住民の
グリーン・ ツーリズムに 対する願望、ニーズが高まるとともに、世代 ごとの滞在・体
験・交流に 関する目的や 内容が多様化しており、また 、農山漁村部で は、グリーン・
ツーリズム の推進による 地域活性化への 期待が増大するとともに、地 域ぐるみの自発
的取組が見 られる。このような中で、都市住民の多様 なニーズにきめ 細かく対応する
とともに、 農山漁村資源 や農林水産業等 と連携・調和 した地域ぐ る み のグリーン・ツ
ーリズムの総 合 的な推進が求められている。
このため 、本県に お け るグリーン・ツーリズムの推進方策等に つ い て検討し、農山
漁村の共生 ・対流の実現 に資することを 目的として、 群馬県新グ リ ー ン・ツーリズム
推進検討会(以 下「検討会」という 。)を設置する。
(目的)
第2
この要領は 、検討会の設置及び 運営に関し必要な 事項を定める。
(構成)
第3
検討会の構 成は別表に掲げる者 をもって構成する 。
(検討会の所 掌 事 項)
第4
検討会は、 次の事項を所掌する 。
(1) 本県 におけるグリーン・ ツーリズムの推進方策
(2) その 他グリーン・ツーリズムの推進に関し 必要なこと
(会議等)
第5
検討会に座 長を置く。
2
座長は、土地改良課長をもって 充て、検討会を主 宰する。
3
検討会には 、必要に応じ事案に 関係する者を出席 させることができる。
4
検討会は、 必要に応じ随時開催 するものとする。
(庶務)
第6
検討会の庶 務は、農政部土地改良課に置く。
(その他)
第7
この要 領に定めるものの他、検討会 の運営に必要 な事項は、それぞれ検討会で別
途協議のうえ定 める。
附
則
この要領は、平 成15年10月21 日から施行する。
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(別紙)
群馬県新グリーン・ツーリズム推進検討会委員名簿
区
委
員
分
氏
名
所属・職名等
備
考
農協関係者
永井
光雄
農林漁業体験民宿業団体
高橋
清
農業体験民宿業者
星野恵美子
旅館
観光関係者
吉田
茂作
(社)群馬県観光協会常務理事
本間
昇
遠藤
康弘
学識経験者
西野
寿章
高崎経済大学地域政策学部教授
地域興しマイスター
中嶋
琢司
元JR高崎支社営業開発部長
高木
響正
事業戦略構築研究所AX代表
県外からの定住者
中村
文彦
グリーン・ツーリズムアドバイザー
グリーン・ツーリズム関係
中塚
時江
奥多野グリーン・ツーリズム研究会
角田
早苗
赤城村農村女性会議会長
村議会議員
教育関係者
飯野
眞幸
学校指導課長
県
行政関係者
桑原
和一
片品村経済課長
市町村
山田
則男
倉渕村農政課長
〃
石坂
一美
新治村ふるさと振興課長
〃
唐沢
徹
地域創造課長
関
卓榮
観光物産課長
〃
上原
訓幸
土地改良課長
〃
松井
剛
桜井
信二
幹
事
事務局
片品村農業協同組合開発部次長
群馬県農業協同組合中央会農業対策部長
みやま
近畿日本ツーリスト(株)前橋支店長
地域興 しマイスター
H15.12まで
H16.1から
土地改良課中山間振興グループリーダー
土地改良課中山間振興グループ担当
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GTインストラクター
県
( 2)群馬県新グリーン・ ツーリズム推進検討会で の検討経緯
第1回(平成1 5年11月20日)
1.前 提 条 件 等の整理
①グ リ ー ン・ツーリズム施策 の動向について
②都 市と農山漁村 の共生・対流へ の取組に関す るアンケート調査結果について
③農林漁業体験民宿に関する アンケート調 査 結 果について
④その他
2.本県におけるグリーン・ツーリズム推進にあたっての課題等について
第2回(平成1 6年1月20日)
1.グリーン ・ツーリズム推進にあたっての課題等 の整理
2.グリーン ・ツーリズム推 進 組 織について
3.グリーン ・ツーリズムの推進 フレームについて
4.その他
第3回(平成1 6年3月26日)
1.ぐんまらしいグリーン・ツーリズムのあり方について
2.その他
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