(平成25年1月20日) (PDF 854.9KB)

発行 国分寺市環境ひろば
国
分
寺
市
第 63号 平成 25年1月20日
(テーマは“ 野川 ”です)
講演 『川の再生とまちづくり
~都市の川を暮らしの中を流れる川に~』
講師 吉村 伸一さん
(株式会社吉村伸一流域計画室 代表取締役 /元横浜市職員)
【プロフィール】
1948 年北海道生まれ。71 年横浜市役所に就職。77~95 年まで河川事業に携わり、
横浜市内河川の自然回復に取り組む。1982 年に実施した、いたち川の整備は我が
国における多自然川づくりの先駆的事例として知られる。98 年横浜市役所中途退
職後、株式会社吉村伸一流域計画室を設立して各地の河川整備に携わる。
主な作品に、和泉川東山の水辺・関ヶ原の水辺(横浜市・土木学会デザイン賞 2005
最優秀賞)などがある。現在、多自然川づくり研究会委員、エンジニア・アーキ
テクト協会副会長などを務める。著書「多自然型川づくりを越えて」(共著)他。
午前 10 時からは野川ミニウォーク!
【協力:ミズモリ団】
日時:平成 25 年2月2日(土曜日) 午前10時~11 時 30 分
集合場所:殿ヶ谷戸庭園西側の児童公園(国分寺駅南口)
定員:50 人
※両方またはどちらか片方の参加も可能
参加費:保険料+資料代として100円 (当日集金)
申込み:電話で環境計画課へ(先着順 受付中)
※1月15日号市報に掲載しています。
今回で第8回目となる環境シンポジウムでは、“野川”をテーマに取り上げ、講師に吉村
伸一さんをお迎えし、『多自然川づくり』についてご講演いただきます。また、午前 10
時からは、野川に沿ったコースを、ガイドの説明や絵、地図を参考に、昔の野川を想像し
ながら散策します。ぜひ多くの皆さんのご参加をお待ちしています!
【用語解説】多自然川づくりとは何?
2月2日に開催される環境シンポジウムの講師・吉村伸一さんが実践してきたの
が「多自然川づくり」です。
「多自然川づくり」は治水のみを考えるのではなく、
まちづくりの観点から、川の景観や生態系など周辺の自然環境を考慮した河川の
整備方法です。
「多自然川づくり」のイメージ(横浜市和泉川 )
吉村流 自然な川づくりのポイント
①構想と政策を立て、しっかりとした事業の枠組みをつくる
②空間デザインが悪ければ、せっかくの政策も台無し
整備前
③市民が集い、まちづくりに発展するような水辺空間とする
④魅力ある水辺には一定の空間ボリュームが必要
⑤周辺の地形や植生に溶け込む川の姿を考える
【出典:日経コンストラクション 2012.8.13】
整備後
”野川の今と昔”
午前中の「野川ミニウォーク」では、野川の最上流部をガイドと一緒に、昔の野川が描かれた本多
克己さんの地図やスケッチ、野川周辺の田園風景が描かれた児島善三郎画伯の絵(ガイドが写真をお
見せします)と見比べながら歩きます。
午後のシンポジウムでもそれらのスケッチや絵を画像でお見せします。
“野川の今と昔”を見比べながら、これからの野川、野川の将来像をみんなで考えてみませんか!!
2月の環境ひろば(お知らせ)
環境ひろばは、毎月 1 回、
原則、第 3 日曜日に開催
■2月17日(日) 午前10時~正午
室内プール3階会議室(西恋ヶ窪3-32-6)
しています。誰でも自由
『環境ひろば』は、環境(保全,回復,創造)について市民・事業者・市が自由に
に参加できます。
意見交換を行う場です。皆さんのご参加をお待ちしています。
【あとがき】
国分寺市における環境課題は多数ありますが、「野川の
改修」もそのひとつです。一人でも多くのみなさんにその
必要性と現状を正しく理解していただき、運動に結び付け
たいですね。
(編集担当 富田)
国分寺市環境ひろば
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