総合化学メーカーの研究センターにおける 蓄熱式空調システムの導入

※これまでのパンフレットの事例はこちらのサイトでご覧いただけます。
検索エンジン(Yahoo!、Googleなど)で 電気有効活用事例 検 索
http://www.denki.or.jp/committee/energysaving
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ビルの空調リニューアルにおける
寒冷地向け高効率ヒートポンプの導入
[まめ知識参照]
このビル
(規模:地上3階、延床面積1,270m2)
では、灯油を燃料とする油焚き吸収式冷温水機を使用していましたが、
設備の老朽化とともにトラブルが多くなったため空調設備のリニューアルを計画することになり、
ヒートポンプビル用マル
チエアコンを導入機器として検討を進めてきましたが、従来のシステムでは厳寒期の暖房能力に不安がありました。
そこで、氷点下となる寒冷地においても暖房能力が確保される
“寒冷地向け高効率ヒートポンプビル用マルチエアコン”
のシステムが開発されたことを受け、省エネルギー効果が高く経済性に優れていること、化石燃料消費型と比較してCO2
排出量が抑制され環境負荷が軽減されることを評価して採用を決定したものです。
これまで、冷暖房の切り替えに作業時
間や相当の費用を要していましたが、冬季の立ち上がりも早く快適なオフィス環境が保たれるとともに、個別空調が可能と
なったこと等により費用の軽減とエネルギー使用の無駄を抑えることにつながりました。
改善効果
システム図
£既存吸収式冷温水機と比べて
・年間一次エネルギー使用量49%低減
・年間エネルギー費用15%低減
・年間CO2排出量55%低減※
・冷暖房切り替え作業と費用が不要になった
・ビル内の個別空調が可能となった
【寒冷地対応システムフロー】※二段圧縮方式
【従来方式システムフロー】※単段圧縮方式
室内ユニット
凝縮器
室外ユニット
設備概要
£空調
・ビル用マルチエアコン:45kW
(能力)
×1台
:40kW
(能力)
×2台
:28kW
(能力)
×2台
※ 電力のCO2排出係数:0.555kg−CO2/kWh
灯油のCO2排出係数:2.49kg−CO2/ℓ
機能ユニット
冷中
却間
器
蒸発器
圧
縮
器
圧
縮
器
上記のような事務所ビルで導入された事例が、
こちらのサイトでご覧いただけます。
事務所ビルで温度成層型水蓄熱方式+大温度差空調システムを生かした空調リニューアル
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室内ユニット
凝縮器
http://www.denki.or.jp/committee/energysaving/pdf/1811-7.pdf
総合化学メーカーの研究センターにおける
蓄熱式空調システムの導入
この研究センターは総合化学メーカーの主力拠点の一つであり、省エネルギーの面でも様々な取り組みを実施してお
り、
この度、燃料高騰の影響もあることから老朽化した吸収式冷凍機などのリニューアルを計画しました。能力測定をは
じめとして既設設備の状況を丹念に把握するなど、最適な熱源システムの構築を検討しました。
その結果、夜間の空調負荷が少ない事務所エリアには蓄熱式空調システム、空調が24時間必要なエリアについては
高効率空冷ヒートポンプチラーを導入することにしました。
これにより、事務所空調においては電力ピークのシフトによる
割安な夜間電力を活用し、
ランニングコストの大幅な削減※1を実現しました。
改善効果
£従来空調システムと比べて
・年間一次エネルギー使用量11%低減
・年間エネルギー費用9%低減
・年間CO2排出量9%低減※2
システム図
ガス
改善前
系統電力
撤去
£空 調
・ブラインターボ冷凍機 1,406kW
(能力)×1台
・モジュール連結型高効率空冷チラー
90kW
(能力)×5台
・モジュール連結型高効率空冷ヒートポンプチラー
85kW
(能力)×10台
£蓄熱槽
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・200m(32,904MJ)
※1 締結いただけるご契約(メニュー)
の詳細につきましては、
各電力会社にご確認ください。
新設
ターボ冷凍機
吸収式冷凍機
設備概要
改善後
事務所
エリア
蓄
熱
槽
24時間
空調
エリア
高効率空冷チラー、
高効率空冷
ヒートポンプチラー
事務所
エリア
24時間
空調
エリア
※2 CO2排出系数 電気:0.555kg−CO2/kWh
都市ガス:2.079kg−CO2/Nm3
上記のような金属熱処理工場で導入された事例が、
こちらのサイトでご覧いただけます。
技術開発センター塗装ブースへの蒸気レス空調システムの適用による省エネ
http://www.denki.or.jp/committee/energysaving/pdf/1907-5.pdf