気象レーダー観測処理システム[PDF:334KB]

気観第 127 号
気象レーダー観測処理システム
調達計画書
(区分:
(B)最適化対象外の新規の情報システムの構築)
特定情報システムの該当( 有 ・ 無 )
気象庁観測部計画課
目次
1 業務の概要 ........................................................................................................................ 3
(1) 業務の内容 .................................................................................................................. 3
(2) システムの概要図 ....................................................................................................... 4
2 調達計画 ............................................................................................................................ 5
(1) 全工程のスケジュール ................................................................................................ 5
3 その他................................................................................................................................ 5
(1) 評価方式 ...................................................................................................................... 5
(2) 契約形態 ...................................................................................................................... 5
(3) 知的財産権の取り扱い ................................................................................................ 5
(4) 入札制限 ...................................................................................................................... 5
(5) 制約条件等 .................................................................................................................. 6
4 妥当性証明 ........................................................................................................................ 6
5 窓口連絡先 ........................................................................................................................ 6
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1 業務の概要
(1)
業務の内容
気象庁の「気象レーダー観測処理システム」(以下、本システムという。
)は当庁が国内
20 箇所で運用している気象レーダーを遠隔制御・監視するとともに、気象レーダーの観測
データ(以下、「一次データ」という。)を、専用回線及び当庁で整備している基盤網※1 を
介して収集し、必要なデータ処理及び各種プロダクト(以下、
「二次データ」という。)の
作成を行い、それらを当庁の各種情報通信システムへ配信する。
気象レーダーは、アンテナを回転させながら電波を発射し、半径 400km、高度 15km の
広範囲内に存在する雨や雪を観測するもので、発射した電波が戻ってくるまでの時間から
雨や雪までの距離を測り、戻ってきた電波の強さから降雨や降雪の強さを観測する。また、
気象ドップラーレーダーでは、降雨や降雪の強さに加え、戻ってきた電波の周波数のずれ
(ドップラー効果)を利用して、雨や雪の動きを観測することができる。現在当庁が運用
する気象レーダーは、ドップラーレーダー16 基、一般気象レーダー4 基の計 20 基となって
おり、各レーダー装置は 10 分間のサイクルで観測仰角を変更しながら立体的な観測を行う
一方、10 分間のサイクル内で低仰角を二度観測することで 5 分毎にレーダーエコー合成
図※2 の作成が可能なスキャンシーケンスで観測を行っている。各レーダー装置による観測
で得られたデータはレーダー観測所処理装置で一次データに処理された後、専用回線及び
基盤網を介して、本システムに送信される。
本システムでは受信した一次データ、及び他システムから本システムにオンライン収集
する解析データ「雨量換算係数」を用いて、変換及び合成処理等を行い各種二次データを
作成する。例えば代表的な二次データである全国合成レーダーエコー強度データは以下の
ような流れで作成される。気象レーダー観測処理システムで受信した複数仰角の強度デー
タを用いて仰角合成テーブルの設定に基づいてレーダー毎レーダーエコー強度データを作
成する。仰角合成テーブルを用いることで、発射した電波の伝搬経路上の山などの障害物
を避けて、地表の降水量に近い降水強度を観測した仰角の値を採用することができる。そ
の後地形エコーが頻出する地点で強制減算を行うクラッタマップ等の品質管理を施した後、
全国の標準地域3次メッシュへ合わせ込み、各レーダー毎レーダーエコー強度データを合
成して全国合成レーダーエコー強度データを作成する。
本システムで業務を実施する装置は、気象庁予報部情報通信課システム運用室(清瀬)
に中央処理局を、大阪管区気象台にバックアップ局を設置し、地域的な冗長性を確保する。
中央処理局及びバックアップ局の操作・監視は、気象庁本庁に設置する中央監視局から Web
ブラウザを搭載した操作端末を介して行う。
また、レーダー観測所処理装置からの監視情報の収集及び制御情報の送信により各気象
レーダーの遠隔制御を行い、本システムとレーダー観測所処理装置を接続する回線等のネ
ットワーク監視を行うと同時に、本システム内の各機能の制御監視を行う。
作成され当庁の各種情報通信システムに配信された各種二次データは、全国の気象官署
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に提供され、気象注意報・警報発表等のための当庁業務の基盤的資料として利用されると
共に、数値予報の初期値解析や解析雨量等の様々なプロダクト作成にも活用される。また
防災関係機関、民間気象事業者等へ広く提供され、防災業務等に利用されるものである。
※1 基盤網:当庁の国内基盤インフラとして整備されている国内基盤通信網を指す。
※2 レーダーエコー合成図:複数の「気象レーダー」で観測された「エコー強度」を、1つの地図上に
合成した数値データ又はその画像。
(2) システムの概要図
気象庁
本システム
中央監視局
システム運用室(清瀬)
バックアップ局
中央処理局
大阪管区気象台
札幌管区気象台
毛無山レーダー観測所
レーダー観測所処理装置
気象レーダー
松江地方気象台
釧路地方気象台
昆布森レーダー観測所
レーダー観測所処理装置
気象レーダー
広島地方気象台
函館海洋気象台
横津岳レーダー観測所
レーダー観測所処理装置
気象レーダー
高安山レーダー観測所
気象レーダー
レーダー観測所処理装置
三坂山レーダー観測所
気象レーダー
レーダー観測所処理装置
灰ヶ峰レーダー観測所
気象レーダー
レーダー観測所処理装置
室戸岬特別地域気象観測所
気象レーダー
レーダー観測所処理装置
背振山レーダー観測所
気象レーダー
レーダー観測所処理装置
仙台管区気象台
レーダー観測所処理装置
気象レーダー
高知地方気象台
福岡管区気象台
基
盤
網
秋田地方気象台
レーダー観測所処理装置
気象レーダー
中種子レーダー観測所
気象レーダー
レーダー観測所処理装置
鹿児島地方気象台
気象大学校
気象大学校レーダー塔
レーダー観測所処理装置
気象レーダー
名瀬測候所
新潟地方気象台
弥彦山レーダー観測所
レーダー観測所処理装置
気象レーダー
沖縄気象台
福井地方気象台
東尋坊レーダー観測所
レーダー観測所処理装置
気象レーダー
石垣島地方気象台
長野地方気象台
車山レーダー観測所
レーダー観測所処理装置
気象レーダー
静岡地方気象台
牧之原レーダー観測所
レーダー観測所処理装置
気象レーダー
本茶峠レーダー観測所
気象レーダー
レーダー観測所処理装置
糸数レーダー観測所
気象レーダー
レーダー観測所処理装置
於茂登岳レーダー観測所
気象レーダー
レーダー観測所処理装置
名古屋地方気象台
レーダー観測所処理装置
気象レーダー
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2 調達計画
(1) 全工程のスケジュール
ア 【製作・借用(リース)及び取付調整並びに保守】
平成 23 年 2 月
意見招請: 官報公示
説明会
平成 23 年 2 月
意見提出期限
平成 23 年 2 月
平成 23 年 4 月
入札公告: 官報公示
提案書提出期限
平成 23 年 6 月
落札者決定
平成 23 年 6 月
平成22年度
ア 製作・借用(リース)及び取付調整
並びに保守
平成23年度
契約
手続
製作・調整作業
平成24年度
借用・保守
3 その他
(1) 評価方式
本システムの調達は、基本的に一般競争入札(総合評価落札方式等)とする。
(2) 契約形態
下記のとおりとする。
設計・開発、機器取付調整,結合・総合テスト等
1ヵ年度の請負契約
機器の賃貸借用及び保守
国庫債務負担行為による複数年度の請負契約
(3) 知的財産権の取り扱い
本システムの設計・開発工程等により受注者が開発した箇所についての知的財産権につ
いては、すべて気象庁に帰属するものとする。著作者人格権について受注者はこれを行使
しないものとする。ただし、受注者が産業技術力強化法(平成 12 年 4 月 19 日法律第 44 号)
第十九条第1項第一号、二号、三号及び四号のいずれについても該当する場合には、その
知的財産権を受注者から譲り受けないものとする。詳細は契約書によるものとする。
(4) 入札制限
国土交通省 CIO 補佐官及びその支援スタッフ等が現に属する又は過去2年間に所属して
いた事業者及びその関連事業者(
「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」
(昭
和 38 年大蔵省令第 59 号第)8 条に規定する親会社及び子会社、同一の親会社を持つ会社
並びに委託先等緊密な利害関係を有する事業者)は、本仕様書の妥当性確認及び本件の入
札事業者の審査に関する業務を行った場合、透明性及び公平性を確保するため、本件入札
に参加できない。
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国土交通省 CIO 補佐官及びその支援スタッフ等がその職を辞職した後に所属する事業者
の所属部門(辞職後の期間が2年に満たない場合に限る)は、本仕様書の妥当性確認及び
本件の入札事業者の審査に関する業務を行った場合、透明性及び公平性を確保するため、
本件入札に参加できない。
(5) 制約条件等
本システムは、平成 24 年 3 月 1 日から運用を開始しなければならない。
4 妥当性証明
気象庁観測部計画課長 川津 拓幸
5 窓口連絡先
気象庁観測部計画課
水野 量
E-mail : [email protected]
田中 信行
E-mail : [email protected]
本田 勇一
E-mail : [email protected]
電話:03-3212-8341
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