平成 24 年度 第3回下野市国民健康保険運営協議会会議録

平成 24 年度
第3回下野市国民健康保険運営協議会会議録
日
時
平成24年11月12日(月) 午後1時30分
場
所
ゆうゆう館
議
題
小ホール
(1)平成24年度下野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について
(2)平成24年度下野市国民健康保険優良表彰世帯(平成23年度分)について
(3)平成25年度予算編成に向けた改善事項について
(4)諮問事項について
①第3回定例議会総務常任委員会意見及び平成23年度決算審査意見書並びに講評につい
て
②国民健康保険税等の見直しにまでのスケジュール(予定)について
③栃木県及び下野市の1人当たりの医療費の推移について
栃木県及び下野市の医療費の推移
下野市年齢階層別国民健康保険者統計比較表
④栃木県内14市と近隣町の国保税率の状況について
⑤下野市国民健康保険税率の推移について
⑥平成23年度までの実績及び平成28年度までの試算について
平成18年度から平成28年度の保険給付の推移(実績・見込み)
(5)その他
①東日本大震災で被災した国民健康保険加入者に対する一部負担金免除及び保険税減免に
ついて
【部長】皆様こんにちは。定刻になりましたので、只今より平成 24 年度第3回国民健康保険
運営協議会を開催させていただきます。
それでは本日の次第に従いまして議事を進めさせていただきたいと思います。まず、諮問
ということで、市長から会長に諮問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
【市長】それでは私の方から諮問をお願いしたいと思います。
下野市国民健康保険運営協議会会長
村尾光子様。下野市国民健康保険税等の見直しについ
て。諮問の内容については中に書いてありますが、基金の在り方、将来的な医療費給付等の
状況を踏まえた中での国民健康保険税等の見直し、保健予防等の構築についてのお願いとい
うことで諮問させていただきます。よろしくお願いいたします。
【会長】はい、かしこまりました。慎重に検討させていただきます。
【部長】それではここで広瀬市長からご挨拶申し上げます。
【市長】皆さん、改めましてこんにちは。第3回国民健康保険運営協議会ということで、皆
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様方には大変お忙しい中、ご出席いただきご協議いただくということ改めて厚く御礼申し上
げます。長い夏が終わって、残暑というより夏がずっと来たという感じで、ちょっと凌ぎや
すくなったと思った瞬間から急に寒くなって非常に気候的にも身体に厳しい状況になってい
るなという思いがします。そういった中で皆様には本市のさまざまな部分から国保の観点か
らいろんな協議をいただくわけですけれども、ただ今の諮問の方でざざっと大まかなお話を
させていただきましたが、実は9月定例会の総務常任委員会におきまして国保決算会計にお
ける附帯意見として税率等の見直しを求める意見書が提出されました。また同時に監査委員
さんからは将来的な医療費の抑制に繋がる新たな保健事業の疾病予防等の構築に努めるよう
決算審査意見が出されました。各自治体、保険医療等については減ることがない、今後とも
増加する傾向の中でどういった形で地域の健康、安全安心の根幹になる部分を構築していく
か、様々な意見があります。ただ本市においては、まだ非常に人口動態では高齢化率が高く
なっている中ではありますが、県内においてはまだまだ若い地域であります。そういう状況
の中において予防という観点から、また基金の適正なあり方について、改めて皆様に将来的
な中長期的なそういった視点からもお考えいただき、ご協議いただければと思っております。
みんなどんどん当然のことながら歳取っていくわけですので、我々の将来の部分についても
意見をいただき、若い人たちにもよくそういった部分を見ていただく、考慮していただく、
その中で全体的な意見を集約した中でのご示唆いただきたいと考えておりますので、よろし
くご検討のほどお願いいたします。長期的な課題を踏まえた中での委員会となりますので、
各方面からのご意見をいただいての集約をお願いしまして、ご挨拶とさせていただきます。
【議長】議事に入ります。はじめに議題(1)平成 24 年度下野市国民健康保険特別会計補正
予算(第2号)について議題といたします。事務局の説明を求めます。事務局お願いいたし
ます。
【事務局】はい。まず、説明を始める前に追加資料の確認をさせていただきたいと思います。
クリップで止めてある4枚の資料になります。会議次第、運営協議会委員の 10 月 1 日からの
新しい名簿、平成 20 年度下野市国民健康保険特別会計補正予算資料1、こちらが今日の最初
の議題でございますけれども、資料が差替えになりますのでよろしくお願いいたします。4
枚目が別紙資料といたしまして前回協議会の中でご要望いただきました件について資料を作
成しておりますので、それは最後にご説明をさせていただきたいと思います。それから事前
にお配りしております、資料と参考資料をお持ちでない方はいらっしゃいませんか。もし、
いらっしゃいましたら、大丈夫でしょうか。
それでは議題(1)平成 24 年度下野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について
ご説明させていただきます。今日配布させていただきました資料1をご覧いただきたいと思
います。
今回の補正につきましては、歳入歳出それぞれ 233,517,000 円の増額をいたしまして、予
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算額 5,781,288,000 円にするものでございます。
補正の詳細でございますが、今回、補正があります費目のみ説明させていただきます。
まず、歳入でございますが、4款国庫支出金、1項国庫負担金、2目高額医療共同事業費
負担金につきましては、交付金額の確定に伴い 2,410,000 円を減額するものです。
6款前期高齢者交付金、1項前期高齢者交付金、1目前期高齢者交付金、1項現年度分に
つきましては、交付金額の確定に伴い、147,104,000 円の増額補正をするものです。
また、2項過年度分につきましては、平成 22 年度分の清算に対し交付されるもので、
144,259,000 円が追加交付されるものでございます。
続きまして、7款県支出金、1項県負担金、1目高額医療共同事業費負担金につきまして
は、交付金額の確定に伴い 2,410,000 円を減額するものです。
8款共同事業費交付金、1項共同事業交付金、1目高額医療共同事業交付金につきまして
は、12,694,000 円を、2目保険財政共同安定化事業交付金につきましては、40,332,000 円を、
上半期の実績を基に減額補正するものです。
次に、10 款繰入金、1項一般会計繰入金、1目一般会計繰入金、1節保険基盤安定繰入金
につきましては、保険基盤安定負担金の額の確定に伴い 706,000 円を減額するものです。2
節職員給与費等繰入金につきましては、職員の年齢構成変更に伴う 3,907,000 円の増額補正
でございます。
4節財政安定化支援事業繰入金につきましては、3,201,000 円の減額補正でございまして、
一般会計からの繰入金につきましては、差引 0 円となります。
続きまして、歳出についてご説明申し上げます。裏面の2ページをお開き願います。
1款総務費、1目一般管理費、2節給料、3節職員手当につきましては、職員の年齢構成
変更に伴う増額補正でございます。
13 節委託料につきましては、事業精査による減額補正、19 節負担金及び交付金につきまし
ては、納付金額確定に伴う減額補正でございます。
続きまして、3款後期高齢者支援金等、1項後期高齢者支援金、1目後期高齢者支援金、
74,543,000 円につきましては、額の確定により増額補正をするものでございます。
続きまして、4款前期高齢者納付金等、1項前期高齢者納付金、1目前期高齢者納付金、
796,000 円につきましては、額の確定に伴います減額補正でございます。
続きまして、7款共同事業拠出金、1項共同事業拠出金、1目高額医療費共同事業拠出金、
9,639,000 円、2目保険財政共同安定化事業拠出金、8,055,000 円につきましては、額の確定
により、減額補正をするものでございます。
8款保健事業費、2項保健衛生事業費、1目保健衛生普及費につきましては、ジェネリッ
ク医薬品通知の回数の減による通信運搬費の精査よる 500,000 円の減額補正でございます。
2目疾病予防費につきましては、支出細目誤りよる 70,000 円の減額補正でございます。
9款積立金、1項基金積立金、1目基金積立金、170,000,000 円につきましては、歳入で
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も説明いたしましたが、過年度分の歳入がございましたので、基金に積立するものです。
12 款予備費、1項予備費、1目予備費、4,127,000 円につきましては、収支の調整と急激
な医療費の伸びに対忚できるよう財源の確保をするための増額補正でございます。
以上歳入、歳出総額 233,517,000 円の増額補正をするものでございます。以上で歳入歳出
補正予算の説明を終わらせていただきます。
【議長】ただ今説明が終わりましたので、議題(1)の補正予算について皆様からの質問をお
受けいたします。質問ありますか。ありませんか。なければ、議題(1)平成24年度下野市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)については原案のとおり決定してよろしいでしょ
うか。
―――異議なし―――
【議長】異議なしと認めてよろしいですね。異議がないようですので、議題(1)平成24年
度下野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)については原案のとおり決定されました。
次に(2)平成24年度下野市国民健康保険優良表彰世帯(平成23年度分)について、を
議題といたします。事務局の説明をお願いいたします。
【事務局】はい、議長。
【議長】はい、事務局。座っての説明で結構です。
【事務局】はい、座って説明させていただきます。3ページの資料2をお開きいただきたい
と思います。優良世帯表彰につきましては、下野市国民健康保険優良世帯表彰規程により、
前年度及び前々年度の2年間、平成 24 年度につきましては、平成 22 年4月~平成 24 年3月
の診療月に2年間、医療機関に受診しなかった被保険者の世帯で当該年度、平成 24 年4月1
日現在において、保険税の滞納のない世帯が該当になります。
今年度の対象世帯は158世帯、全体で325世帯はあったんですが、そのうち平成 24
年4月1日現在において滞納世帯を確認したところ158世帯になりました。表彰世帯につ
きましては、予算の範囲内でクオカードを贈りたいと考えておりますので、よろしくお願い
いたします。以上です。
【議長】これに関して皆様からの質疑を受けます。
【委員】はい。
【議長】はい、どうぞ。
【委員】去年から一人世帯も対象に入れることになっておりまして、今年は一人世帯は 158
世帯のうち、どれくらいなんですか。
【事務局】158 世帯の内訳ですが、一人世帯が 138 世帯、二人世帯が 20 世帯、一人と二人の
世帯だけとなっております。やはり2年間医療機関にかからないということになりますと家
族の人数が多いと該当になってこないケースが多いということになります。
【委員】この世帯の定義はどういう風になっていますか。
【事務局】一つの世帯に一人だけ国民健康保険に入っている、擬制世帯と申しまして、世帯
主は被保険者でないけれども世帯員の中に一人だけ国民健康保険がいる、この場合も一人世
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帯になります。あくまでも国民健康保険に加入している人がそのおうちの中に何人いるか、
一人いた世帯が 138 世帯、二人いた世帯が 20 世帯という形になります。
【議長】よろしいですか。
【委員】はい、わかりました。
【議長】他に質疑がありましたらどうぞ。はい、どうぞ。
【委員】はい。この表彰については異論はないです。私はよく通うので申し訳ないなと思っ
ているんですが、心配なのは 325 世帯、医者にかからなかった世帯があるうちの半数に近い
世帯で結局保険税を納付していないことによって該当しないという形になる現実があるとい
うことだと思うんですね。これは表彰とは別になるんですが、やはりこういう世帯が本当に
医療が必要でなくて病院にいかなかったのかそこら辺のところがもう尐し詳しく知りたいと
いうのがあります。
【事務局】はい。
【議長】はい、事務局。
【事務局】短期世帯のところは分納しておりますので病院にかかっているといっていいと思
います。資格者証の世帯につきましては 10 割、一般の方ですと 3 割でかかれる保険証が出て
いるんですけれども、一切納付がされていないような世帯ですと、自由診療ですので、お医
者さんにかかると 10 割でも 20 割でもとられてしまいますので、10 割でかかれる保険証とい
うのを交付はしています。お話しを聞きますと熱があってふらふらとかそういう風になれば
お医者にかかるようですけれども、ちょっとした風邪では我慢しちゃうんだという方も中に
はいらっしゃいます。お電話がかかってきたときにもそれでかかっていただいて 7 割は後で
お戻ししますよという説明をきちんと差し上げて、おかかりになる方もいらっしゃいます。
だた、資格者世帯の中にはこちらからお呼びしてご相談の場を設定しても一切来ていただけ
ない世帯も中にはございますので、そちらについてはこれから税務課と協力しながらそうい
う世帯を相談のできるケアをしていきたいと考えております。
【委員】よくわかりました、ありがとうございます。
【議長】よろしいですか。
【委員】はい。
【議長】どうぞ。
【委員】わたしもほとんど同じような質問でした。該当する世帯数が 325 世帯ある中で結局
は対象者というのが 158 世帯というのは5割弱ですよね、逆に言うと5割強の方が保険料が
未納であるとか、あくまでも自然な形でされていないということに対して、なにか不信感と
いうか疑問というか、それをどのようなお考えをもっているのかなと思ったんですがダブり
ますから結構です。
【議長】よろしいですか。
【委員】はい。
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【議長】はい、どうぞ。
【委員】2点ほどお伺いします。この表彰制度はとてもためになることだと思うんですけど、
このクオカード3千円というのが私はもう尐し差し上げてもいいのかなというのが一つ、そ
れから1人世帯が 138 世帯ということはどうしても1人世帯というと、高齢者の世帯をふと
思ってしまうのですが、年齢構成についてはいかがでしょうか。
【議長】わかりますか、事務局。
【事務局】はっきりとは年齢構成については調べないとわからないのですが、老人の方、特
に 70 歳以上の方については1割でかかれる状況でありますので、70 歳以上の方はかかって
いる方の方が多いと思います。ただ、60 代の方については同じ3割ですので調べてみないと
わからない部分があります。調べている中では若い方の方が多いという感覚はあります。感
覚だけなので、はっきりと数字では申し上げられなくて申し訳ございません。
【委員】はい、ありがとうございます。
【議長】この表彰世帯は若い一人暮らしの方が多いということですか。
【事務局】調べた感覚的にはそういった感覚はありますけれども、はっきりとその辺は。た
だ 70 歳以上の方は1割で病院にかかれている状況なので、ちょっと風邪をひいても1割でか
かれるのであればという方が多いので。70 歳未満の方は同じ3割なので中を精査してみない
とわかりません。
【委員】私の感覚ですと、高齢者というのは意外と我慢をしてしまったり、医者にかからな
くても大丈夫だという自信のある方が多いので、もしかしたらそういった高齢者…、私は申
し訳ないんですけど医者にかかったりなんだりしてしまうんですけれども、昔の人は結構自
力で治してしまうというイメージがあったものですから、若い世代がたくさんいるというの
はいいなと感心しました。
【事務局】あと、金額につきましては平成 22 年度に一人世帯も可という形で表彰規定を変更
した関係がございまして、平成 22 年度分から 150 数世帯というような…前年度も 148 世帯で
すけれども、世帯が多くなってきている状況、それまでは 30~40 件だったんですね。その辺
のこともありまして、予算の範囲内でということで今年度につきましては予定をしていたと
ころですけれども、委員の方々のご意見の中でもう尐しということであれば、金額が要綱に
定まっている訳ではございませんので、検討させていただいて平成 25 年度以降、お話しを伺
ってそういう意見が多ければ検討させていただきます。
【議長】その件については、今の時にした方がいいですか、このあと保健事業の改善策につ
いて議題があるようですがその時にした方がいいですか。
【事務局】もしよろしければこの場で議論をしていただければと思うのですが。
【議長】前回この表彰制度について検討した時に先ほどありましたように今までは 30 世帯ほ
どであったけれども、保険税を納付するときにたった一人しかいなくても世帯割はかかって
くる、払っている。それなのに表彰対象にならないのはおかしいのではないかということで、
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拡大して一人世帯も対象に入れることにしたんです。その結果、対象世帯が急増するわけで、
それで予算が足らなくなるということだったのでその時の国保運協では予算の範囲内で一人
暮らしの方も表彰対象にしましょうと発想だったんです。ですが、保健事業の充実も今課題
になっているみたいですので、そういう意味でもっと増やしてもいいんじゃないかという皆
さんの声があればその方向で意見を出すというか提案していくことも可能だということです
ので、皆さんのご意見いかがでしょうか。3千円のクオカードでは安すぎるという井上委員
からの意見ですけれども。他の皆様いかがでしょうか。かつてはいくらでしたか。一人世帯
が対象にならないときは。
【事務局】5千円でした。
【議長】5千円くらいだそうです。
【委員】一回医者にかかればそのくらいはかかっちゃうところ、何回も私たちなんかはかか
ってしまって保険のお世話になっている様な現状なんですが。そういったかからないで健康
を維持されているのは素晴らしいことだなと思う、ひとつの啓発の意味も含めて差し上げる
といいのかなと思ったんですけれども。
【議長】他の委員の皆様いかがでしょうか。前回の検討の時には健康を維持するためのグッ
ズもいいのではないかという意見もあったと記憶しているのですが、例えば万歩計みたいな
のとかクオカードではなくて何か賞品みたいな、ご褒美の賞品という意見もあったと思った
んですけれども。それも毎回対象になるならいくつもいらないという意見もあったと思うん
ですけれども。物を買うにしてもクオカードにするにしても上限金額というのかしら、ある
程度ここで協議してもよさそうですので、皆さんのご意見をお願いいたします。それから、
こういう形ではなくて、それこそ保健事業を受けやすくするということももしかしたら…、
表彰とはちょっとニュアンスが違うかもしれないんですけれども。例えば人間ドックの自己
負担金をもっと安くするとか。はい、どうぞ。
【委員】はい。村尾会長のおっしゃった意見について賛同します。というのは、ちょっと今
考えていた時に、健康保険優良というのはなんなのかと考えたときに単に病院にかからなか
ったことによる表彰というよりは、プラス、市でもいろいろ健康維持のために健康診断とか
行っていますが、そういったものも受けていただいた上で、健康優良なのかなと拡大して考
えたものですから、それでやはりただ病院に行かなかったということでもらえたよというよ
りは、血液検査なり何の検査なり、そういったものを率先して受けていただけているかなと
いうのがちょっと気になったものですから、先ほどの村尾会長のお言葉に対しては賛同いた
します。
【議長】なにか保健事業に、ということでしょうか。
【委員】はい。
【議長】皆さんご意見いかがでしょうか。はい、どうぞ。
【委員】この報奨というのはなにか考え方によっては医療機関を受診しないことを勧めてい
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るといいますか、行かない方がいいですよと勧めているような印象を受けてしまうんですね。
実際に現金なり何なりいただけるということになれば、尐しくらいの軽い状況であれば我慢
して行かないというようなムードというか、そういうものは起こるんじゃないかと思うんで
すね。そこを表彰するというのは私にはしっくりしないんですね。自動車保険なんかは事故
がなかったら保険料が安くなるとかそれがありますので、国保税も尐し安くできれば、いい
んじゃないかと思うんですけれども。表彰するよりも負担を尐なくして、とてもできないこ
とでしょうけれども、そんな印象を受けたものですから。
【議長】そうですね。視点を変えるとそうなりますね。
【委員】元の考え方ですと、高齢者は我慢するとちょっと口にしたんですけれども、そうい
う部分もあるので、本当に健康で元気だったら表彰に値することだと思うんですが、我慢し
ているという先ほどのね。私なんかはすぐお世話になってしまうんですが。
【委員】我慢するのはよくないですよね。
【委員】はい。
【議長】そうするとこれはどういう風にしていったらいいでしょうね。拡充という形で一人
世帯も含めるようにしたわけですけれども。これを病院に行かなかったからといってそのま
ま国保であげるのは本当にいいのかという考え方もあるということで、どうしていきましょ
うか。はい、どうぞ。
【委員】今の初めからの議論、その通りだと思うんですけれども。保険という性格を考えた
場合に、還付金ではないですけれども、医療機関を受診しないできちんと頑張られた方は還
付するといってクオカード5千円なりお送りすると。表彰というと、伊澤先生がおっしゃら
れたとおり表彰するというとその医療機関に行かないようにというような意味が込められて
しまうので、言葉の使い方と保険の考え方というのがどうかと思いますので、表彰というの
はどうするか、そのクオカードで返金、還付するという考え方はいいと、先ほどの自動車保
険の場合は保険料が安くなる、保険料を安くするというのはなかなか事務手続き上も人によ
って難しいと思いますので、還付するということで医療機関を受診しなかった方に、という
のはどうでしょうか。
【議長】優良世帯表彰というこの「表彰」があまり好ましくないのではないかということで
すね。
【委員】そうですね、いまの議論の流れですとそういう考え方もあって。ただ、受診しない
のはえらいことなので。もう尐しいいですか。国保、非常に破たん寸前というか破たんして
いるような状況で医療費をどうするかと考えた場合に節約しなければいけないというのはわ
かっていることだと思うんですけれども。節約できる部分というのは終末期医療と、こうい
う風邪でかかる、軽症でかからなくてもいい場合、例えばアメリカですと風邪でかかる人は
いないわけですよね。皆さん、置き薬やドラッグストアで買って様子みて、それでもダメな
場合に医療機関を受診するというのは徹底しているわけですので。終末期とはプライマリー
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ケアの一番軽いところ、今日人間ドック出ますけれども、人間ドックに関しては私見がある
ので、その時にまたお話しさせていただきますが。この3つだと思うんですよね、国保で節
約できるところというか、お金は限られているわけですから、それをどういう風に効率利用
するかという話になると思うんですよね。借金してまで、今の財政わからないですけれども、
ご褒美をあげるという考え方だったら逆に言うといらないと思うんですね。お金が余ってい
るんだったらご褒美であげるというのはいいと思うんですけれども、借金してまで予算を 60
万円使っているのは考えられなかったんですけれども。今の議論の流れですとそういうわけ
ではないということで、還付金という形であればいいかと思います。今の議論から外れてし
まいましたけれども、意見として。
【議長】はい、ありがとうございます。示唆に富んだご意見をありがとうございます。とい
うことは、考え方で表彰という形ではなく、医療機関にかからなかった分、保険税といわれ
ているけれどもその税を安くするという感覚でクオカードを還付していただくという発想だ
ったら許されるのではないかというお考えだということでよろしいでしょうか。
【委員】そういう考え方ですとスムーズに、今の議論も含めて、いいのかなと。
【議長】そうしますと表彰制度という名前を残すかどうかはまた別として、その金額ですね、
今3千円というクオカードを差し上げているということなんですが、その額を維持していく
ことでよろしいか、これでは尐ないというご意見があったのでこれを増やしていった方がい
いか、というそのあたりではいかがですか。
【委員】増やした方がいいと思います、3千円だと中途半端なので。増やして、こういうこ
とがあるということを周知して。
【議長】今3千円というクオカード、これを増やした方がいいと思う方、どのくらいいらっ
しゃいますか。挙手していただければ。このままの方がいいという方。
人数的にはこのままの方がいいというご意見が尐なかったんです。ご意見どうぞ。
【委員】わたしはこのあり方が、表彰とか云々とか考え方は別としてですね、実際には医者
にかからなかった人にそれだけの感謝の意味で表彰しましょうという主旨だと思うんです。
これを3千円から5千円にしたからといって、それをもらうために医者に行くのを躊躇する
とかどうこうというのはないです。おまけとしてもらっているだけだと思います。それより
は3千円は3千円にしておいて、会長さんが言われた、もし予算があるんだったら人間ドッ
クの負担金を尐なくするとか、何か健康をもっと前向きに考えるために使えばいいのであっ
て、実際これを5千円にしたからといって、5千円もらったから、1万円だって同じですよ。
1万2万貰ったから私は医者に行かないんだ、これはまずいないと思う。なにが健康のため
の前向きな考えですか、全然考えが前向きでないと思う、私は。ですからもしも余裕がある
んだったら、そのドックの諸々の費用に充ててですね、負担を尐なくする、その方が全体的
な範囲とすればよほどありがたい、と私は思うんです。
【議長】実質的な保健事業に予算を回した方がよろしいのではないかということですね。小
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貫委員。
【委員】確認したいんですが、今世帯割というのはいくらするんですか。
【事務局】27,400 円です。
【委員】平等割はいくらですか。
【事務局】23,100 円です。
【委員】クオカードの支出科目はどこから支出されていますか。
【事務局】8款 保健事業費、2項
保健事業費、1目 保健衛生普及費です。
【委員】そうしますとこれは一般会計の方からは補充していただけないんですよね。税金の
方から賄っている。
【事務局】はい。
【委員】であれば、税金が上がるということになりますので、私は今のままでいいと思いま
す。
【議長】はい、今のままでいいというご意見ですね。どうぞ。
【委員】今のままで。
【議長】よろしいということですね。
【委員】はい。
【議長】という意見なんですが、聞いてみると、まぁ、それもそうだなと。
【委員】実際の保険に加入して支払っている人はそうです。理想的な立場でこうあるべきだ
とかね、3千円を5千円にする気だろうし、貰った人は喜ぶと思いますよ。でも、価値から
したらもともと使えるものはあると思うし、300何世帯が対象でありながら、158世帯
しか対象にならない、この辺のところもいろいろあるような気がします。
【議長】ただ今、皆さんのご意見を伺ったところ、挙手していただいたところでは、上げた
方がいいのではないかという意見の方がやや多かったのですが、このあと保健事業の改善と
いうところも出てくるようですので、これは保健事業の一環としてやっていることでもあり
ますので、トータルで考えて意向をまとめるということでよろしいですか。では、今年度優
良世帯として表彰することについては報告があった通りでご了解いただけますか。
―――異議なし―――
ありがとうございます。それでは、議題(2)平成24年度下野市国民健康保険優良表彰世帯
(平成23年度分)については、原案のとおり決定されました。次に、(3)平成25年度予
算編成に向けた改善事項について、議題といたします。事務局の説明をお願いいたします。
【事務局】はい、議長。
【議長】はい、事務局。
【事務局】はい。4ページの資料3をご覧ください。平成25年度予算編成に向けた改善事
項について、説明させていただきます。
まず1点目が、人間ドックの補助拡充でございます。
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現在、下野市の人間ドックは、参考資料の1ページにありますように、9医療機関で実施
しております。
近年、契約機関以外で人間ドックを受診した際は、補助がないのかとの問い合わせを何件
か受けているところです。
6ページの資料3-1をご覧いただきますと、平成23年度の実績が載せてございますが、
年間420人前後の方が人間ドックを利用しております。今回、契約機関以外の診療機関で
ドックを実施した際の補助を行った場合のメリット・デメリットを検討し、表のように載せ
てございます。メリット的には委託機関だけでやった方が事務事業はやりやすいんですけれ
ども、デメリットとしては退職してからずっと同じところでやっていたので、委託機関の該
当するところではできないという方も中にはいらっしゃいまして、契約機関以外では補助が
受けられないということで不公平感があるというデメリットがございます。今回の改正は契
約機関以外で受診した場合に補助を出すということになりますと、メリット的には市民の選
択肢が増える、また契約機関以外で受けた方の不公平感がなくなる、受けた受診内容によっ
ては特定健診の受診率が上る。デメリット的には事務が煩雑になるということではございま
すけれども、メリットの方が多いので実施したいと考えております。
4ページの資料3にお戻りください。今現在、委託機関におきましては平成 23 年度の平均
補助額でございますけれども、一般ドックについては平均で 32,112 円、総合ドック・一泊ド
ックにつきましては、44,550 円、脳ドックについては 27,090 円という補助の平均額となっ
ております。基本的に先ほどの参考資料の1にもありますように、検診費用の7割を補助し
ておりまして、個人負担は3割という状況になっております。今回の改正では同じような形
で補助を出すのは費用額の7割まで、もちろんオプションは除きますが、オプションを除い
ても費用が高くなった場合に他の方々との平等性もございますので、この 23 年度の平均補助
額を参考に限度額を設けたいと考えております。一般ドック脳ドックについては費用額の7
割ですが、35,000 円を限度としますよ。総合ドックについては 45,000 円を限度としますよ
という形を取りたいと思っております。先ほど人間ドックで補助率をもう尐しあげることを
検討にということでございましたので、参考に説明いたしますと参考資料の 3 ページの方に
栃木県内の補助一覧を載せてございます。下野市の7割補助というのは、那須烏山町、那珂
川町と同様に非常に高い補助率となっております。他で多いのが3分の2の補助が多く、10
分の6強になります。10 分の7を補助している下野市は高い補助率ではないかと考えており
ます。よろしくお願いします。
改善事項の資料にお戻りください。委託機関以外の補助に関しましては一般ドック30人、
総合ドック10人、脳ドック10人の合計50人を予算で見込んでおりまして、補助申請の
際には、「ドックの健診結果を市で活用させていただくことに同意すること」、特定健診のデ
ータを保健指導に活用することに同意していただく、これを条件に考えております。
ご承認をお願いいたします。
【議長】人間ドックの契約機関以外の受診について補助制度を作ろうということですね、そ
れについて皆さんのご意見がございましたらどうぞ。それを対象に広げると、50 件で 185 万
円ほど予算が必要になるということです。これはあくまでも推計ですね。例えばこれまで契
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約機関以外で検診を受けた件数がどれくらいあるかというデータはあるんですか。
【事務局】データはないんですが、一番大きいところ、保健衛生事業団で十数名いるという
話がありました。あと、数か所の病院から、一人二人ということでご照会いただいています。
広報などに載せますと他のところで受けているんだけど、という方も何人かいらっしゃいま
すので、当初予算では 50 件は見させていただいた方がよろしいかなということであげさせて
いただきました。
【議長】ご質問ありましたらどうぞ。はい、どうぞ。
【委員】そうしますと、今現在契約していない医療機関でドックを受けた場合、全額負担し
ているわけですか。
【事務局】全額です。
【委員】個人で全額ですね。
【議長】はい。他にご意見はありませんか。人間ドックの補助を拡大するというのは、上限
を設けることで7割を保険負担ということで補助制度を作っていくということでよろしいで
すか。はい、どうぞ。
【委員】はい、こういう考えもあるということで聴いていただきたいのですが。人間ドック
を受けることがいいことかどうかという話ですが。例えばレントゲンの検診を受けること自
体も、アメリカですと全く関係ないということで検診でレントゲンは撮らないんですね。こ
こでいう人間ドックというのは個人が希望してやるということですよね。個人が希望してや
る分には個人の裁量で受けるというのはいいと思うんですけど、ここに公費が入った場合に
それがちゃんと有用なのかということを検証されるべきだと思うのですが。なので、個人的
な考えでは人間ドックは必要ないという立場です。それを拡大されるというのは契約してい
ない医療機関ともということなので、そのことに関しては今の議論では拡大する必要はない
という立場になります。
【議長】つまり、人間ドックそのものは個人の裁量でやるものだから保険でやる必要はない、
拡大する必要はないということですね。
【委員】はい、そういうことです。
【議長】他にご意見ありますか。
【委員】いいですか。
【議長】はい、どうぞ。
【委員】そんなことないと思います。職員時代からずっと受けていまして、20年ほどにな
ります。そのたびにちょっとおかしいところがあるとか、血液がおかしいというときには精
密検査を受けていますので、補助金をいただけた方がいいと思いますね。2年間民間の会社
に行っていたころは全額自己負担だったんです。そうすると6万7~8千円かかったので、
そうすると補助があった方が受けやすいです。早期発見ということで、精密検査を受けられ
るので、補助はあった方がより受けやすいと思います。
【議長】あった方がよろしいというご意見もあります。人間ドックを受けて普通の健康診査
を受けてというと二重になる可能性もあるんですかね。
【委員】町でやられていますよね。生活機能検診、基本健診、それは当然いいと思うんです
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よね。それプラス、私は脳が心配だからMRIを撮るというのは、個人で撮りたいのであれ
ば撮ってもいいんでしょうけれども、それを補助で出すかという問題だと思うんです。対象
の問題でもあると思うんです。これは脳ドックも入っていますよね。今の委員のお話は調子
が悪いので保健医療で良いわけなんです。医療保健で調子が悪ければかかっていただければ
いいわけですし、基本的な肝機能や腎機能、基本的なところは町の検診でカバーされている
わけですから、それプラスアルファの部分というのはあくまでもやはり個人負担という考え
方もありますということで一忚提示させていただきます。
【議長】市が行っている検診というのは脳ドックで検査するメニューとは違うわけですね、
重ならないわけですね。
【事務局】特定健診を受けた場合は人間ドックの補助は受けられないという形になっており
ます。下野市の場合には脳ドックにも特定健診の受診項目が、委託の場合にはきちんと契約
されておりまして、脳ドックを受けても特定健診の項目についても受診ができるようになっ
ています。ですので、健診等で先に特定健診を受けてしまった場合には、次年度人間ドック
で特定健診を一緒に受けていただくという形をとっております。
【委員】特定健診と脳ドックもできるんですか。
【事務局】脳ドックの中に特定健診がセットに入っております。委託の場合には。こちらと
しては、委託でやっているところに広報をして受けていただくのがベストなんですけれども、
中にはいらっしゃって、ということでその部分についても今回補助をしたいということで提
案をさせていただいております。
【議長】はい、どうぞ。
【委員】自治医大健診センターでは他の機関みたく頭部MRIとかMRAとかはないから、
脳の断面というんですかね、そういう内容になっていないということでよろしいですかね。
【事務局】はい、あくまでもこちらの備考に書いてある部分は、企業…医療機関を企業とい
ってはおかしいのですが、医療機関が独自に委託の基本項目の中にセットしてこれで安くし
て、企業努力をしていますよということで出していただいている数字なんですね。ですので、
自治医大でのMRIやCTに関してはすべてオプションになります。右端の備考に書いてあ
る部分以外はオプション項目になります。オプション項目については下野市は補助をしてお
りませんので。
【委員】わかりました。そうすると、一般検診で申し込んで、さらに自治医大にも行った場
合には補助もできないし、オプションを付けなければ二重の同じ検査しかしてもらえないと
いう人間ドックの内容だという見方でよろしいですか。要するに二重に、一般検診に行って
さらに人間ドックにいって、やる内容がダブっていて補助の方は片方しかしませんよという
ことになってると思うんですよ。ですけれども人間ドックに行っているような人は血圧だと
か尿だとか肺だとかではなくて、一般検診ではわからないような脳の内容だとか、内臓の透
視だとかやらないと不安だというので行く人が多いと思うので、そういう検診に対してはあ
る程度補助を期待していると思うんですね。自治医大のようなところでオプションでさらに
自己負担でということになると意味がないような感じがしたものですから、そういう見方で
いいのか確認したかったんですけれども。
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【事務局】自治医大の一般の中に、超音波は一般の中に入っていると思います。ただ、いわ
ゆるCTについてはオプション項目になりますので、自治医大に関しては補助の対象にはな
っていないですね。ただ、他の病院では、その一般の中にその金額の中に、企業努力で入れ
ている部分というのはあると思います。ただ、普通の一般の中には入っていないんですね、
総合ドックになりますと、そういった部分で…。
【委員】わかりました。それはね保険関係なくお金を払えばやってもらえる話なんで、私は
保険がきく範囲で人間ドック…例えばですよ、ここでいう小山市民病院でしたらMRIで頭
の脳梗塞とか心配な人は一般検診を受けないで、小山市民病院に行って人間ドックにかかっ
て自己負担金で 12,600 円払えば安心、とそういう見方でよろしいんですよね。
【議長】いろいろご意見があるようですけれども、人間ドック補助制度を拡大していこうと
いう改善策を考えているようですが、これについて委員の方からのご意見を…。
【委員】ちょっとよろしいでしょうか。
【議長】はい、どうぞ。
【委員】もしかすると重複になるかもしれませんけれども、年齢的なものはどのようになっ
ているんですか。
【議長】対象になるかならないかということですか。
【委員】はい。
【議長】事務局お願いいたします。
【事務局】30 歳以上の方、国保の方で保険税の滞納の無い方は全員補助の対象です。
【委員】民間ですと、だいたい 35 歳、40 歳以上の方は全員ですけれどもね。ですから、35、
40 歳未満の人はないということですね。そもそも国の特定健診というのは、膨大化した医療
費を削減しようと、それはどういうことかというと手前でいろいろ専門的なことをしてメタ
ボにならないようにするというのが大きな主旨のはずですよね。ただ、逆に国保は 30 歳から
というのはすごいなと思うんですけれどもね。
【議長】下野市は充実しているということですか。
【委員】そうですね。
【事務局】30~40 歳で受診されている方は、15~20 人位毎年いらっしゃいます。
【委員】人数が尐ないというのは、ここに該当しない人というのは多分民間企業でやってい
るんですよね、だから数字そのものを見るとえらく尐ない、うちのグループだけでもこの二
倍はいますからね。いい制度だと思うんですけれども。
【事務局】あとは、がん検診が全額無料で受けられるので、そこまでやらなくてもという方
も中にはいらっしゃるかと思うんですけれども、その辺の選択制…。
【委員】ただ、過剰に今問題になっている放射線を浴びることについては、素人ですと限界
があって何回も受けてしまうことがありますからね。むやみにCTなんか受けると7年分や
8年分、一回で受けてしまう、被爆しますからね、全く受けない人も困るし、受けすぎて過
剰にやられる方も困るし、その辺は民間ですとかなり歯止めは利いてますけれどもね。例え
ば私どもですと、参考ですけれど、決まっている一年に一回の健康診断をやらなければいけ
ない、そこにリスクの高い、例えば大腸がん、糞便検査ですね。あと、バリウムの胃の間接
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撮影ですね、眼底とか、特に 35~40 歳未満の人をそこですくい上げて採血して先生と話し合
ったり、そこで異常が出れば今度は健康保険で3割負担でやってしてますけどね。なかなか
過剰すぎても、もっと別のことを…全く別なんですけれども、宇都宮では、宇都宮だけでは
ないですけれども、小学生まで無料ということになると特に乳幼児…小学校就学前の子はお
医者さんを渡り歩くんですよね、これはすごいです。一ヶ所で安心できないんでしょうね。
だから複数のお医者さんのところに行って同じ病名をいただいて…。先生がおっしゃったよ
うに風邪でアメリカはかかりませんよ、自己で治す、そういう治癒力があるからということ
でしょうけれども。すごいです、これは。いろいろ民間とは、国費が入る機関では多尐ニュ
アンスは違うと思いますけれども何かの参考にしていただければいいと思います。でも結構
なことだと思います。
【議長】ありがとうございます。はい、どうぞ。
【委員】最後に追加を。今、スクリーニングしてという話があったと思うんですけれども、
正しくその通りだと思います。例えばこの欄を見ていただきますと、放射線の話が出ました
が、心臓CT、これはかなり放射線量があります。ただ、心臓の血管がきれいにわかります。
非常に優れた検査ですけれども、これを人間ドックでやるかどうかというのは循環器の医者
の立場からは必要性を感じておりません。ということは一つ医師の立場からお話しさせてく
ださい。あと、頭部MRIとか、血管、頸動脈まで見えてしまいますけれども、これをいき
なり症状がないのに心配だからといってやる必要性があるのかということに関しては、例え
ば症候性の脳動脈瘤が見つかるという可能性もあるので、やりなさいという立場の人もいま
す。けれども、それはそういうことが起こりうる高い人、女性で、ある年齢とか、そういう
限ったものであるべきなので、それを希望があるから行きました、そこに助成金が出ますと
いうのは、私としては、やりたいんであればやってもいいし、その時に向こうの医師ときち
っと相談をして向こうの医師がやるやらないについても、そうではない場合が多いですから
非常に違和感があるということだけをちょっとお話しさせていただきまして、申し訳ないん
ですけれども退席をさせていただきます。
【議長】ありがとうございます。
【委員】たいへんありがたいお言葉なんですけれども、それは我々から希望するのではなく
てお医者さんの勧めでやっているんですよね。例えば一軒のところに行ってこの検査はここ
でやりましたよ、ですけど向こうの説明に対して納得いかないので先生の方のご判断お願い
しますと行った、
「もう一度検査し直しましょう」
「この検査はやったんですよ」
「いや私は私
なんだ、やります」と積極的にいろいろな検査を勧めるのは先生の方なんですよ。決して我々
患者がお願いします、やってくださいというのは尐ないんじゃないかと思うんですね。です
から、今のお話、確かにその通りだと思う、ここでお話ししていただけるんだったらお医者
さんの集まりの中でですね、尐しでもその検査を縮小しましょうという話し合いは無いんで
すか。
【委員】その点に関しましては、まず私がここにでているということは医師の立場での発言
を要求されていると思うのでそれを挙げさせていただいております。人間ドック、あるべき
姿についてはどうかというのは、医学会でも検討されるべきで、そういう話し合いは昔から
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永続的に続いているということをお話ししておきます。それと今の委員のお話しは人間ドッ
クとはまた違って、医療機関をいくつか渡り歩いた時に無駄な検査をしてしまうというよう
なことですよね、重複すると。それに関しても今、社会保険番号みたいな、ソーシャル番号
みたいなものが政府の方で進んでいますけれども、欧米ではもう 20 年 30 年前からあって、
その番号で見ればどういう診療を受けたか、全部わかるんですね。それが遅れていることも
あるので、そういうシステムの方の改善と、もう一つは医師の倫理というお話だと思うんで
すけれども。
【委員】そうです、それを一番私はね。
【委員】私もその通りだと思います。例えばそのMRIという高い機器を購入した医療機関
は人間ドックに関しては医療保険ではなく、商売です。どんどん患者さんを集めて、どんど
んやりたいわけですよね。ここは医師の倫理もあってしかるべきですけれども、ここに関し
ては商売になってますからね、それなので委員がおっしゃるようなことが当然起こっている
わけで、それに関して当然医師の立場から浄化というか変えていくというのは必要ですけれ
ども、そういうことがあるというのは確かなので、じゃあそういうところに対してどんどん
補助金でつぎ込んで、より潤していいのか、ということがありますので、必要でない検査が
多いと、それは尐し置いておいて、人間ドックに関してですけれども、必要でない人間ドッ
ク、そういうところについては自己責任で自分で懐を切って向こうの医師と相談して決めて
いただくのはいいですけれども、そこに公費を投入するというのは非常に違和感があるとい
うことでございます。よろしいでしょうか。今、すごく大事な議論であると思うんですけれ
ども。
【委員】あの、大変ご無礼な言い方ですけれども、村田先生、伊澤先生のような方ばかりじ
ゃないから、MRIをペイしなきゃならない、医は算術という格言もありますしね。難しい
ですよね、その接点は。
【委員】そうですね、これはまたいろいろお話したいことがありますが、ちょっとまたの機
会にということにしたいと思いますので、すみません。
【議長】ありがとうございました。専門的な立場からのご意見伺えて良かったです。また、
次回議論をお願いしたいと思いますが。
【委員】次はもう尐し反論しますから。
【議長】さて、この人間ドックの補助対象を拡大することに関して、村田委員の方からは専
門的な立場からはちょっとお勧めできないということでありましたけれども、やはり不公平
感が残るという現実はあるので、そのところを拡大しようという案なんですが皆さんはいか
がでしょうか。ただし上限を設けるということですよね。
【委員】よろしいですか。
【議長】はい、どうぞ。
【委員】人間ドックの回数というのは。
【事務局】年1回です。
【委員】年1回で、毎年やってもいいということですね、はい、わかりました。
【議長】先ほど、質問した結果、人間ドックと一般検診、特定健診との重複項目はないわけ
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ですね。
【事務局】基本的に特定健診を受診している方は人間ドックの補助の対象ではありません。
人間ドックで例えば胃がん検診を受診してしまった場合には、健康増進課で実施しておりま
す、がん検診も該当になりません。あくまでも、人間ドックで実施していない項目、婦人科
検診や前立腺がんの検診はオプション項目になっております。そのオプション項目を人間ド
ックでやってしまえば、がん検診の対象ではありませんけれども、そこではお金がかかるか
らやらなかったよという方については、一般のがん検診に申し込んで受けることは可能です。
ですので、どちらかで受ければどちらかでは受けられないという形で、自主申告にはなって
しまいますけれども、がん検診関係についてはですね。特定健診については実施すればその
時点でこちらに通知が来て確認がとれますので、今年度についてはご遠慮願いますというこ
とで補助の対象にはしておりません。基本的に重複しないということですね。
【委員】そうですね。民間もそうです。
【議長】いかがでしょうか。今提案されている契約機関以外での人間ドック受診に対して、
同様に費用額の7割補助としましょうという案に対して皆さんのご意見いかがでしょうか。
【委員】私は賛成です。
【委員】本来の目的は医療機関を有効に活用するということで健康を増進するということな
ので、従来契約機関だけということだったんですが、幅広く公平にそれ以外のところでも負
担していただくというのがいいかなということで賛成します。
【議長】他の皆さんいかがですか。要するに医療費を抑えて予防に注ごうという方針ではあ
るんだと思いますが。いかがですか。
【委員】ちょっと質問なんですけれども。ちょっとわからなかったんですが、特定健診を受
けて、そのあと脳ドックを受けたい、これは補助対象になりますか。
【事務局】補助対象にはなりません。
【委員】ならない。
【事務局】特定健診を実施してしまうと、その時点で今年度は人間ドックの補助対象にはな
りませんので、脳ドックを受けたいということであれば、脳ドックと一緒に特定健診がセッ
トになっておりますので、それを受けていただくと、そういう話になります。
【委員】わかりました。何回も聞いて申し訳ない。
【事務局】いいえ。
【議長】よろしいですか、はい、どうぞ。
【委員】実はうちは職場の方で人間ドックを受けていたのですが、先ほどのお話のように昨
年は全額自己負担で夫は受けました。でもわたしは家計的に苦しいので受けませんでしたの
で非常にこれはありがたいと思っております。市の方は手数がかかって大変だと思うんです
が、私の立場からするとよろしくお願いしますという立場です。
【議長】契約機関以外で実施するということですね。
【委員】はい、そうです。結局そこでうちの夫は病気が見つかりまして、そこの医療機関で
受診を毎月しているんですね。データがそこの医療機関で活用されるんです。でも違うとこ
ろで受けてしまったらやはりそこのところの医療機関の間でのデータの受け渡しがそううま
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く行われていないというのが欠点じゃないかなと思っていますので、そのこともあったので
うちでは指定されたところで受けるのがいいのかどうするのがいいのか考えたうえで昨年は
自己負担で受けています。ですから大変助かります。よろしくお願いします。
【議長】データは市の方で活用しますというのを条件にしておりましたので、連携はとれる
のではないかと思います。
【事務局】健診結果などコピーをいただいて、中身を確認させていただくということを条件
とさせていただくようになります。
【委員】それ以外の医療機関というのは市内とかそういうのは関係なしですね。全国どこで
もいいんですね。
【事務局】はい、全国どちらでも。
【議長】他に、よろしいですか。はい。
【委員】特定健診て膨大なデータなんですよね。それを取りまとめる事務局の仕事の量とい
ったらえらい大変です。皆さんの想像を超えてますよ。すごいです。それと、多くしゃべっ
て申し訳ないんですけれども、先ほどのデータのMRもCTもちゃんとくれます。お医者さ
んにいってやれば、有料のところもあります。200 円…プリントするのがね、だいたい 200
~300 円でもらえますから、それをもってやれば重複しない。よりすごいやつで診断してく
れますよ。
【委員】ありがとうございます。
【議長】よろしいですか、この人間ドックについて。市の方で提案された拡大する案でご了
承いただけますか。
―――異議なし―――
はい、では大方の賛同をいただけましたので、この方針でやっていただくということに決定
いたします。続いての説明をお願いいたします。
【事務局】はい。補足なんですけれども、人間ドックの改正につきましては、要綱がこちら
ございますので、次の時に要綱の改正案を提出したいと考えております。
続きまして、2点目なんですが、同じ4ページの資料3をご覧ください。下段の部分にな
ります。一般会計からの繰出金の見直しでございます。
現在、一般会計から繰入金をいただいて支出しております「診療報酬点検員報酬」
、いわゆ
るレセプト点検員が3名ほど下野市で雇っておりまして、その方々の給料 5,670,000 円につ
いて今は一般会計から支出をいただいている状況でございます。もちろんレセプトの点検は
現在3名の点検員がおりまして、毎月 2 万枚ほどのレセプトを電子データと紙データの両方
を点検している状況でございまして、もちろん国民健康保険加入者の方のレセプトを点検し
ている状況でございます。今回の 12 月の補正で基金残高が9億を超える状況でございますの
で、レセプト点検員の報酬につきまして一般会計からではなく国保会計からの支出とさせて
いただきたいという見直しでございます。よろしくお願いいたします。
【議長】これは、今直接というか来年度の予算からということですね。基金が 9 億を超える
ということはかなり高額になるということなんですが。本来国民健康保険事業の診療報酬点
検というのは国保会計内で本来はやるべきことと思うのですが、それを一般会計からの持ち
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出しして負担してもらっていることになるのですが、それを国保会計の中で処理しましょう
ということですね。ということなんですが、ご了解いただけますか。何か質疑がございまし
たら。
【委員】効果額というのはいくらくらいなんですか。567 万円の点検員に報酬出してますよ
ね。それ以上にあればいいんですけれども、以下だとあまり意味がないですよね。結果的に
国保会計から負担するのはいいと思うんですよ。ただ 567 万円より尐ないというのではあま
り…。
【事務局】尐ないことはないです。2千万近くあったと思います。
【委員】過誤調整で。
【事務局】はい。正確な数字が申し上げられなくて申し訳ありません。
【議長】よろしいですか。この診療報酬点検員の報酬を国保財源から支出するように変えた
いということですが、よろしいですか。
―――異議なし―――
はい、異議なしということで、来年度からこのようにさせていただくということでいきます。
はい、次に。
【事務局】はい。では、資料の 5 ページをご覧ください。こちらも一般会計からの支出分の
見直しでございます。
特定健診については、平成20年度からスタートしまして、ここの表にありますように基
本項目を全員に実施しております。ここで機能低下がある被保険者につきまして、詳細項目
として「貧血、心電図検査、眼底検査」を実施しており、これらは法律で実施することと定
められております。
しかしながら、平成 20 年度の改正のときに、平成 19 年度までは受けている方全員が心電
図貧血検査を実施している状況がございましたことと、一年目の平成 20 年度については心電
図貧血検査を全員に実施したわけなんです。次の年、機能低下が乱れている方のみ詳細項目
を実施してよいという国の指針だったんですけれども、混乱を招くということで全員に貧血
心電図検査を実施している状況です。始まった当初は社会保険加入の方も、こちらで貧血心
電図検査を実施しておりました。ただし、この特定健診の趣旨的には各保険者、国民健康保
険であれば国民健康保険、社会保険であれば社会保険が責任をもって健康診断を実施して保
健指導をしなさいという趣旨の下に実施されたものですから、社会保険の方の心電図貧血検
査を実施してもそれだけの検査では、社会保険の方の保健指導ができないという状況になり
まして3年目からは国民健康保険の方のみ、詳細項目に該当しなくても心電図貧血検査を実
施するようになりました。それが平成 23、24 年度と続いている状況です。国民健康保険の方
しか実施していないのに、今は一般会計から支出してございます。それを国民健康保険の方
しかやっていないのであれば、国民健康保険の会計から出すべきではないか。平成 25 年度か
らはその部分について国民健康保険の会計から支出したい、その見直しでございます。この
表の横に追加項目、機能低下が起こらない人は追加項目という形で実施するわけですが、そ
の単価、集団検診が 850 円、個別検診が 3,290 円、これは平成 24 年度ベースですけれども、
この金額が一人当たりかかっている状況で 700 万強、こちらを一般会計で出している状況で
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すけれども、国保会計で支出したいという、そういう見直しでございます。よろしくお願い
いたします。それでですね、参考資料の 5 ページ、表が見づらくて申し訳ないのですが、県
内 14 市の状況と費用決済の状況を載せてございまして、矢板市を除いた 13 市が今国民健康
保険の方全員に心電図貧血検査を実施している状況です。そのうち、一般会計で支出してい
るのは県内で 3 市、後の市は国保会計で支出している状況です。これもありまして、下野市
としては国保の部分は国保会計で支出したいという見直しをお願いしたいということです。
【議長】よろしいですか。説明は終わったんですが、とてもややこしいところなんですけれ
ども質疑がありましたらどうぞ。はい、どうぞ。
【委員】家でこれを見せていただいた時には、以前市の方からいろいろと検診の通知をいた
だいていて、なぜ社会保険なのに来るんだろうと思っていたんです。実際、社会保険を使っ
てやっていましたから、ずいぶん送付料やいろいろなものでたいへんではないかと思ってい
たので、今の説明で国保加入者に限ってきたということで納得できました。それで調べてい
る時間が足りなかったのですが、これを利用したいというときに、国保だけれども国保税を
払っていない世帯に関してはどういう扱いになるのかというのがあるんですが。
【事務局】特定健診に関しては無料ということで実施しております。もちろん保険税は払っ
ていただきたいんですが、こちらについては保険税を払っていてもいなくても無料で受けて
いただくと。保険料払っていないから健診まで受けないということになりますと、病気の悪
化になってお金がかかって悪循環になりますので、そう思っている方も中にはいらっしゃい
ますけれども、そういった方がいらっしゃれば、
「健診は受けてください、無料なんだから受
けてください」と。その時点で医療が発生してくれば保険税を分納誓約とかして、保険を使
えるケースはいろいろありますので、その中でご相談に忚じた中で保険証を使いながら治療
にあたるということは可能ですので、まず健診を受けていただく、税金の滞納に関わらず受
けていただくという形をとっています。
【委員】非常にいいことだと思います。はじめの優良表彰のときに言いたかったのは、わた
しは本当に勉強不足で、基本的にこういった特定健診を受けた上で本当に健康優良だよと、
病気に見つかったかどうかは別としても、こういう健診を受けた上で優良なんだよというこ
とを言いたかったわけです。
【議長】今説明していただいたのは、今まで社会保険の加入者も国保と一緒に追加項目の検
査も行っていたけれども、平成 23 年度からは国保加入者のみにしたので、それの財源は一般
会計ではなく、国保にしたというそのところなんです。
【委員】そうするとそこから落ちてくる、一般の市民全体に対する保険への健康に対する件
もそういったものに対する責任というかなんというか、そういうものは一般の方では行わな
いということでいいんですよね。
【事務局】特定健診につきましては保険者が責任をもって実施するということになっている
んですよね。国民健康保険加入者は下野市が保険者なので下野市が責任をもって実施する、
社会保険にご加入の方は社会保険が責任を持って特定健診を実施して保健指導を実施すると
いう法律になっております。下野市の集団検診では場を提供して受診できる機会、場所と提
供するというのは連携して実施しております。ただ、社会保険の方が、特定健診を集団検診
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で実施した場合に、そのデータはもちろん社会保険の保険者に戻りまして、その社会保険の
保険者から保健指導を受けるというサイクルになります。
【議長】他に何か質問はありますか。なければ、一般会計から持ち出ししていた分は今後国
保会計で、プラス 720 万円ほど支出増になりますということでよろしいですか。
―――異議なし―――
はい、異議なしと認めます。では、最後の、いいですか。
【事務局】はい、5 ページの下になります。特定健診の受診期間の延長ということで、個別
医療機関で実施している受診の期間ですね、こちら現在は 6 月1日~11 月 30 日までなんで
すが、1ヶ月伸ばして、12 月 31 日までにしたいという見直しでございます。現在下野市の
集団検診は、6月~1月末日、個別検診については6月~11 月末日までとなっております。
近隣町を見ましても、小山市、栃木市が1月末日、野木町、上三川町が 12 月末日で実施して
いる状況です。小山地区医師会下野市支部との協議調整が必要でありますが、12 月末日まで
の1ヶ月延長を実施したいと考えております。また、これに関わる費用につきましては、200
万、個別での受診が増えると見込んでおりますので、よろしくお願いいたします。
【議長】この受診期間の延長に関しては、受診者が増えるということが期待できるのですが、
そのためには 200 万円ほどの予算が増額になるということです。これについて皆様のご意見
を伺います。受診者が増えるということはよろしいことかなと思いますけれども。
【委員】今までは 11 月までだったんですよね。11 月を1ヶ月だけ増やせば、それだけ多く
なるという、その背景というか、裏付けはあるんですか。実際に受けようと思えば6月から
6ヶ月間ありますよね、本人が自覚をもっていたら…中には 11 月まで、あら忘れちゃったっ
て 12 月に気が付く人はあると思いますよ。でもごく一部だし関心のない人だし、そのために
200 万円以上お金をかける必要はあるんですかね。
【事務局】特定健診事業につきましては、平成 24 年度で、今年が第一次計画の5年目になり
ます。平成 25 年度から第二次計画が始まるわけなんですけれども。個別の検診では月 200
名位の方が個別の病院で受けています。今年度、5年目にしてあれなんですが、特定健診を
受診していない方の勧奨を 3,500 人ほど出しましたら、やはり 100 人位の方からお問い合わ
せ、受診券がないなどのお問い合わせがありました。早い段階で勧奨というのはやはりでき
ないので、10 月になってからの勧奨ということになりますと、その後1ヶ月だとなかなか予
定が取れなくて行けないという方がいらっしゃいますので、勧奨を出してから2ヶ月ほど事
務局としてもほしいということもありまして、その分勧奨の通知を差し上げて一度も特定健
診を受診していない方を掘り起こして受診に繋げたいという考えで見直しをさせていただき
たい。
【委員】それが1ヶ月でということですか。なぜそれが1ヶ月なのか、それなら1月までや
った方がもっといいんじゃないんですか。実際、私が言おうとしているのは、6ヶ月間あっ
て自分のこと考えていたら、その間にしますよね。車の免許だって決まっているからちゃん
とそれまでに行ってますもの。それをあえて 12 月まで伸ばさなければならないというそれに
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対する説得力がないのと、それに 200 万円出したからといってそれが親切と言えるんでしょ
うか。
【事務局】事務局の方も、1月末日で後期高齢者と併せたいという考えもございました。た
だ、下野市のがん検診、健康増進課で実施しているがん検診も 11 月でございまして、そちら
もあわせて 12 月まで伸ばすという調整をしているわけなんですけれども、予算の関係等あり
まして、1 月までは難しいという、がん検診が 12 月で、特定健診だけ…というのは、集団検
診の場合は同時にセットして実施するものですから、その期日の最後がずれてしまっては、
非常に市民の方もわかりにくいということで 12 月ということで…。
【委員】そうでしょう。何かそういう事情があるとね、説得力がないんだね、尐なくとも私
のような単純な人間が説得されない感じがしますもん、1ヶ月延ばすということに関して。
ただ、事務的なものとか、それがやりいいということであればあえて反対はしませんけれど
も。
【事務局】ありがとうございます。
【議長】仕方ないかという感じでしたけれども。他に皆さんのご意見ありますか。
【委員】一つちょっとお伺いしたいことがございます。
【議長】はい、どうぞ。
【委員】勧奨通知を出すということなんですけれども、例えば年度当初に市の方から「いつ、
こういう機関で実施しますよ」という形でお知らせをして、各世帯、各個人が、何月何日に
実施したいので役所に申し込んで、その時期が来るといろいろな通知をいただけますよね。
そのデータ自身が役所に入っていれば、切れる1ヶ月前でなくても申込みの無い方なんかの、
当該年度は別としても、過年度分は受診してない一覧はあるんですかね。そうすれば早目の
対策というか、期間を延ばすと医療機関への支払いというか、人数的には受診される方がよ
ろしいんですけれども、その期間が長いと事業者さんの支払いが多くなっていくような、実
際にかかる人は尐ないのに、その辺はどうなんでしょうね。
【事務局】まずデータ自体なんですが、受診してから2か月遅れぐらいでないと下野市にデ
ータが来ないんですね。今年度受診というよりも、2年度継続して受診していない人を掘り
起こそうということで、毎年1年おきで受診されている方も中にはいらっしゃるので、全然
受診していない、2年連続で受診していない人を掘り起こして出すわけなんですが、どうし
ても国保連合会を通して、そのシステムの関係でデータが非常に遅いという形になって、な
るべく早く勧奨通知を出したいのですがそれができないという、それは県内の市町村でも抱
えている悩みだと思います。金額に関しては国保連合会のシステムを通って正当なデータで
あるものだけがこちらに請求という形できますので、金額に関しては問題ないんですけれど
も。
【議長】よろしいですか。他にありますか。なければ、この特定健診の受診期間の延長とい
うことでは皆さんのご了解を得たということでよろしいでしょうか。
22
―――異議なし―――
はい、ありがとうございます。
先ほどの健康優良世帯表彰についてはどうのようにしたらよろしいでしょうね。人間ドック
と保健事業を対象拡大させることによって、2千万弱は支出増になるんです。さらに先ほど
の表彰世帯について対象拡大したけれども金額はどうするか。金額をやや下げたので、それ
をどうするかについてはいかがでしょうか。両方のご意見有りましたけれども、そのままで
よろしいというのと、増額した方がよろしいのではないかというのがあったんですが、トー
タルでどういたしましょうか。その分、保健事業、予防事業にウェイトが移るという形には
結果的にはなるかと思うのですが。クオカードの金額を3千円からさらに5千円程度に上げ
てもらえるようならば上げてもらいたいというのは強いですか。
【委員】反対です。
【議長】反対というご意見もあります。平成 23 年度から実施しているわけですよね。23,24
年と2年目ではあるんです。
【委員】今までもやっていて、やり方をちょっと変えたときに予算の範囲内でということで
話有りましたけれども。今までの予算と同じかそれほどかわらないという感覚で我々は賛成
したと思うんですよね。そういう意味からすると対象者が増えるというのは最初から分かっ
ていたわけなんで、それを今までは 30 世帯で5千円を、150 世帯で3千円というのは当初予
定していた通りなのでこれはもう尐し様子を見たいと思うんですよね。
【議長】平成 24 年度はもう一度この通りにやってみて、この先また考えるべきだというご意
見が強ければ、考え直していくという、そういう線でよろしいですか。中途半端な額かもし
れないけれども、気持ちということになるんですが。その線でよろしいですか。表彰世帯に
3千円というクオカードでよろしいですか。
―――異議なし―――
はい、では了解いただいたものとして、継続してやっていただくということにいたします。
議題の(3)まで、終わりました。皆さんのご了解をいただいたということで原案のとおりに
いたします。
次に、
(4)諮問事項について、を議題といたします。事務局から説明をお願いいたします。
諮問事項について資料を配布しますので、尐しお待ちください。皆さんのお手元にお届けに
なりましたでしょうか。
【議長】ちょっと休憩いたしましょうか。随分時間が経ちましたので、5分ほど休憩いたし
ます。
―――休憩―――
それでは再開いたします。事務局からの説明をお願いいたします。
【事務局】はい。諮問事項に関しましては、後からお配りいたしました資料をご覧いただき
たいと思います。
23
こちらの資料につきましては、冒頭、市長から当運営協議会に諮問をいただきました「国民
健康保険税等の見直し」についての諮問書の写しになります。税等の見直し、新たな保健予
防の構築に関しまして、諮問を行う旨のものでございます。よろしくお願いいたします。
2ページ目、資料5となっていますが。平成 24 年 9 月の下野市定例議会において、総務常
任委員会より国民健康保険特別会計に付帯意見がありました。その付帯意見の要旨につきま
して、速やかに見直しに着手されるようと求められている要旨について載せてございます。
3ページ目は、
「平成 23 年度決算審査意見書並びに講評について」ということで、監査委
員からの要望につきまして、新たな疾病予防の事業の構築という要望でございます。こちら
の要旨を載せてございます。
4ページ目につきましては、A3 の大きい用紙ですが、先ほど諮問いただきました「国民健
康保険税等の見直し」までのスケジュール、予定ということで載せてございます。今日の協
議会におきましては、このあと下野市の現在の状況、県内の状況を順次説明させていただき、
次回2月の協議会より諮問事項の審議を始めていただく予定としております。
平成 25 年度につきましては、4月に第1回の協議会を予定しており、8月の第4回の協議
会を目途に答申案を出していただく予定とさせていただいております。あくまでも予定でご
ざいますので、それでは議論が足りないということであれば、順次会議の開催を増やすとい
うことになります。
国民健康保険税の税率改正には、条例改正が必要となりまして、議会の承認が必要となり
ます。なるべく早い段階での答申をお願いしたいと思っております。
続きまして、5ページの資料7をご覧ください。こちらの方から下野市の医療費、県内の
医療費の状況につきまして、表やグラフからご説明さし上げます。
まず5ページ目が、1人当たりの医療費の推移を載せてございます。退職者医療の被保険
者は若干下がっていますが、一般被保険者の医療費は栃木県、下野市ともに伸びている状況
です。
続きまして6ページ目は、栃木県及び下野市の医療費総額の推移でございます。折れ線グ
ラフの線でございますが、被保険者数の推移でございます。平成 20 年度で被保険者数が下が
っているのは、この年から後期高齢者医療制度が始まり、75歳以上の方が後期医療制度に
移行したためです。このグラフでもわかりますように、被保険者については下がっておりま
す。ただし、棒グラフの赤と青を見ていただきますとわかるように、全体の医療費は下がる
ことなく伸びている状況です。
7ページ目は、下野市の年齢別の国民健康保険被保険者の統計比較表でございまして、平
成 22 年9月と平成 24 年9月の2年間の推移という形で見ております。0歳~39歳の割合
が減って、40歳~74歳の割合が増えています。特に60歳~74歳の割合が3%以上増
えています。高齢化率が上っているのはこの2年間の比較でわかると思います。
8ページの資料8をご覧いただきたいと思います。栃木県内14市と近隣上三川町、壬生
24
町、野木町の国民健康保険税率の平成 24 年度の状況を載せてございます。
国民健康保険税は、所得割、資産割、被保険者均等割、世帯別平等割の4つの課税方式で課
税をしております。栃木県内では、所得割と被保険者均等割の2方式で課税している市は、
大田原市だけです。また、下野市と同じように、所得割と被保険者均等割、世帯別平等割の
3方式で課税している市町は、宇都宮市、下野市、ここには載っておりませんが高根沢町で、
残りの市町は、4方式で課税しております。
表の中で、オレンジ色の市町は賦課限度額を法定限度額と定めている市町を表記してござ
います。また、青色で塗っている部分の市町については、何らかの改正を平成 24 年度に行っ
ている市町でございます。
棒グラフは最低限の所得割、均等割りの金額が下野市の場合だと 27,400 円、23,100 円と
載っております。それと後期高齢分の 8,700 円、7,300 円、介護分の 8,500 円、5,000 円、均
等割・平等割の世帯割ですね、これを一人の世帯で計算しますと、これが合計額になるわけ
なんですけれども、下野市は 13 番目なので若干高い位置に、この部分ではいます。最低額の
金額ですね、その傾向を計算したものについては若干高めのところにいるんですけれども、
上の表でも見ていただけるように、所得割は 5.8%と鹿沼市の次に低い状況です。この状況
で下野市では課税しております。
9ページの資料9をご覧ください。下野市の国民健康保険税率の推移をまとめてございま
す。
平成 20~22 年度は 4 方式で課税しております。平成 23~25 年度は予定では3年は3方式
という課税の仕方です。賦課限度額、医療保険分については 24 年度の法定限度額は 51 万で
すけれども、下野市は 50 万円です。後期高齢者支援金分の地方自治法による法定限度額は
14 万ですが下野市は 13 万円です。介護保険分の法定限度額は 12 万円ですが、下野市は 10
万円です。合計の限度額は、法定限度額が 77 万円、下野市が 73 万円という推移という形に
なります。
10 ページの資料 10 をご覧ください。
平成 23 年度までの実績及び平成 28 年度までの見込みと試算で数字をつくってございます。
まず、歳入からご説明します。
国庫支出金については、平成 24 年度から国からの補助金率が 34/100 から 32/100 と、2%
減額となります。その分県の方に2%上乗せになっているんですけれども、県の方では若干
増える程度ではないかという形で見込んでおります。十何億の 2%ですので、単純に計算し
ましても若干多く減額になるのかなという見通しを今のところ立てているんですけれども。
平成24年度も来年の2月末には確定すると思いますが、今の段階では試算となっておりま
す。
次に、ピンクになっております療養給付費交付金は、平成 24 年度については5月末までの
歳入見込み額として計上しておりますけれども、あくまでも見込みですので今回の 12 月補正
25
では数字があがっておりません。ここで突出してお話ししておきたいことは、退職者医療制
度が平成 30 年度で終了します。平成 26 年度から5年間で段階的に交付金が減額されること
になります。平成 26 年度には満額もらえますけれども、27 年度になると5分の4、28 年度
には5分の3というかたちで額は減ってきまして平成 30 年度に終了するという法律になっ
ております。
次に前期高齢者交付金ですけれども、先ほど補正でも説明いたしました。過年度分、24 年
度ですと 22 年度分、来年 25 年度ですと 23 年度分、いわゆる2年前の部分の精算がございま
す。今回 24 年度については、1億4千万円の追加交付がございましたが、逆に多く交付金を
あげすぎたから戻してくれというケースも考えられるわけでして、今回の過年度分につきま
しては基金に積み立てをして準備をしていくという状況でございます。次に基金の取り崩し
でございますが、今年度は3千万ですが、平成 25 年度につきましてはその国庫支出金が減る
関係もございますが、2億2千万を予定しております。26、27 年度は2億円、28 年度は3億
以上の繰入をしなければ財政が成り立たないような状況となっております。
次に、歳出ですが、保険給付費、医療費ですが、11 ページの資料 10-1をご覧ください。
真ん中の黄色に染めてあるところ、平成 19 年度~23 年度の平均伸び率、こちらを計算した
ものでございます。平成 19 年度~23 年度分の実績につきまして平均伸び率で計算したとこ
ろ 102.96%、3%の伸びをみております。先ほどの医療の推移でも増加傾向にあるというこ
とですので、医療費につきまして 28 年度まで前年比約3%の増で試算しております。下のグ
ラフを見ていただきますと、平成 22 年度について突出して伸びております。これの 106.89%
ということで、8%をゆうに超えています。平成 23 年度、落ち込んでおります。ただ、落ち
込んでいるようには見えますが、平均すると約3%の伸びで推移している状況です。
前の表にお戻りください。歳出の方ですけれども、先ほども言いましたように保険給付につ
きましては平均 3%の伸び 28 年度まで見ております。
後期高齢者支援金等及び前期高齢者納付金等についても、各年度におきまして前々年度分
清算額が入ってきますので、納付額は若干の増減がございます。また、24 年度につきまして、
総務費のピンク、保健事業費、こちらにつきましては 90%の執行率でみておりまして、予備
費、こちら執行額0で見込んでおります。ですので、24 年度2億 600 万円から繰越がでてい
るという状況なんですけれども、25 年度以降につきましては支出額 100%の執行率で試算し
ておりますので、25 年度以降は繰越額が増えてくると思います。黄色の部分ですね。保健事
業費については先ほどご説明申し上げましたように、人間ドックの補助や特定健診の追加項
目の国保会計の支払い等をみまして、24 年度よりも 1500 万円の増額という形で試算してご
ざいます。26,27,28 年度、国民健康保険税については概算で数字を入れてありますけれども
あくまでも必要と見込まれる税収入ということで試算でいれてございます。これからまた 24
年度が確定して 25 年度が確定という形になってきますと数字も若干動くとは思いますけれ
ども、医療費が3%の推移で伸び、また先ほど言いましたように退職者医療の交付金、国庫
26
支出金等が若干減ってくるというような状況では不足が見込まれるという形になりますので、
これから運営協議会の中で何かしらの見直しが必要という風にこの試算からも見受けられま
すので、議論ご検討をお願いしたいと思います。
以上、雑駁ではありますが、現在の状況について説明を終わります。
【議長】説明が終わりましたので、今日は状況の説明ということなんですが、この段階で皆
様からの質疑ありますか。3年ごとに税率の見直しとなってきて、23 年度から今の税率にな
りましたね。23,24,25 年度はこのままでいって、26 年度から新しい税率にしようというしく
みにはなっている、そういうやり方で来ているんですが。26 年度に変えるためには 25 年度
にちゃんと検討を済ませなければならないということなんです。今24年度なんですが、決
算の審査のときに監査員からの予防事業についてとか、議会からの基金の保有高についてと
いう意見がありましたので諮問の時期がちょっと早まったということだと思うんです。こう
いう状況なので議会筋の方からは1億5千万、3年間は取り崩して税率を抑えたことになっ
ているのにちっとも基金が減っていないじゃないか、という指摘があったんです。結果的に
そうなんですけれも。でも今この試算の説明を受けたところによると基金より繰り入れなき
ゃいけない額が1憶5千万円どころか、平成 25 年度には 2 億2千万、崩さなきゃならないと
いうことなので予測よりもこの状況では早く基金が枯渇するのではないかという風に思われ
ます。税率を下げろという主張だったんですが、議会の意見の中では。下げることが果たし
て妥当かどうかというのはこれから皆さんのご意見を伺いながらまとめていきたいと思いま
す。この段階で質問がありましたらどうぞお願いいたします。それから、こんな資料を次回
までにお願いしたいというのがありましたら事務局に希望なさっていただきたいんですが。
はい、どうぞ。
【委員】下野市では非常に努力なさっていると感じております。ただ国が一方的に交付金の
率を下げていく、あとはその徴収率によってペナルティを付けるとか、そういうことについ
てもうちょっと国が考慮してほしいという風に思うんですね。これではもう高齢化社会なん
だからあなたたち覚悟していなさいよと突きつけられているようなもので、そうではなくて
国の政策として国民の健康を守っていくということをもう一度国の方で考え直してほしいな
と。元々この国民健康保険制度は弱い人というか、自営業とか仕事をもっていない方たちが
入っている保険ですから苦しいのは当たり前で、でもできた当初から尐しずつ交付金を上げ
ていたものをこのところどんどん下げてきているのが事実なんですよね。そういうところで
は単に私たちの税率を上げていくということだと払えない世帯をより増やしてしまうのかな
ということが心配で、本当に年金生活になってからすごく負担感が大きいんです。でも払わ
なければならないので払っていくのですが。すでに払えない世帯がたくさん出ていて、それ
が市の努力ではやはりもうある程度無理なのかなという感じがしていまして、そういう点で
はもう尐し国の政策として、国に自覚を促すということはできないんでしょうか。
【議長】国保運営協議会としてですか。
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【委員】いえ、議会の方でそういったことを、国の方に意見書をあげるというのも一つの手
だと思うんですが。
【議長】あの委員、9月の議会でやりましたよね。
【委員】そうなんですか。
【委員】今、委員が言われたようにそういった要望がでてますので、議会としても十分理解
しておりまして、国に対して地方議会が国政にそういった要望をしていきたいと考えており
ますので、思いは伝わっております。
【議長】確か9月で意見提出しましたよね。この9月の定例会で国庫負担率を引き下げるな
ということで、むしろ引き揚げろという主旨の意見書を出しました。どれほど影響があるの
かわかりませんけれども。
【委員】一忚、議会だよりに載っておりますので読んでいただければ。よろしくお願いしま
す。
【委員】はい。
【議長】他にご意見ありませんか。なければ、いただいた資料を次回までにじっくり読み込
んで充実した協議ができればと思いますのでよろしくお願いいたします。では、次に行きま
す。最後ですが、その他として、東日本大震災で被災した国民健康保険加入者に対する一部
負担金免除及び保険税減免について、とありますが、これについて説明をお願いいたします。
【事務局】事前に資料を配布しました、資料4の8ページをご覧いただきたいと思います。
東日本大震災で被災した国民健康保険加入者に対する一部負担金免除及び保険税減免につい
てなんですが、一部負担金免除につきましては、東日本大震災による被災区域(警戒区域等
以外)と、東京電力福島原発事故による警戒区域等の二つに分かれた状況になっておりまし
て、前者については、9月30日まで、後者につきましては、来年2月28日まで、国の一
部負担金免除の措置がなされております。
下野市の 11 月 1 日現在の状況ですが、東日本大震災関係の方が、3人、内2人は、ひとり
親家庭の補助が受けられる状況で、残り1名につきまして、下野市国民健康保険に係る一部
負担金の減免及び徴収猶予に関する要綱に基づき 12 月 31 日まで、一部負担金を免除してお
りましたが、昨日届出がありまして、10 月 22 日付けで社会保険加入となりましたので、現
在では0人となっております。
次に、原発関連の方ですが、4人2世帯おりまして、来年の 2 月 28 日まで一部負担金免除
の状況でございます。
原発関連の方々の一部負担金及びこれから説明いたします保険料減免分につきましては、
災害臨時特例補助金により国より補助金が受けられます。
続きまして、
(2)保険料の減免ですが、東日本大震災関係の方が2世帯、146,100 円、原
発関連の方が2世帯 242,300 円の減免となっております。
続きまして、次のページ、平成 24 年 10 月 3 日付で下野新聞に載った記事でございます。
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こちらにつきましては、先ほど説明いたしました、東日本大震災関連の方々の国の免除が 9
月 30 日で終了するに伴い、10 月 1 日~来年の 3 月 31 日までの間の一部負担金及び保険料に
ついて、県内の市町の状況について報道された記事でございます。
下野市の一部負担金につきましては、お一人ということもありましたが、報道には載って
いませんが、減免に関しては下野市上三川町は来年 3 月 31 日まで保険料の減免を実施します
という新聞報道でございます。来年 3 月 31 日まで、下野市においては東日本大震災関連の方
につきましても減免を実施すると、もちろん東京電力の福島原発関連の方に関しては来年 3
月 31 日まで減免になっております。以上です。
【議長】説明が終わりましたので、皆さんの方から何か質疑がありましたらどうぞ。よろし
いですか。これは協議というより報告ということで。
では本日予定しました議事はすべて終了いたしました。以上で協議会を閉会いたしますが、
皆様の方から何かありましたらどうぞ。事務局どうぞ。
【事務局】前回、運営協議会の委員の方々から保険税の徴収に関する詳しい資料をいただき
たいという要望がありましたので、今回別紙資料という形で追加の資料をご用意いたしまし
た。税務課から説明いたしますのでよろしくお願いいたします。
【議長】はい、税務課長。
【事務局】資料が配布されているかと思いますが、
「国民健康保険税年度別徴収実績(決算)」
の裏表印刷の1枚の別紙資料です。資料によりましてご説明をさせていただきます。
まず、1.国民健康保険税年度別徴収実績(決算)
、こちらからご説明させていただきます。
まず上段ですね、過去5年間の調定額、収入額、徴収率の状況でございます。それから、中
段でございますけれども、不納欠損額、収入未済額の過去5年間の額と件数、世帯数でござ
います。
それから一番下の年度別徴収率でございます。徴収率の方、尐しご説明したいと思います。
一番上の点線になっている分、こちらは現年分です。現年分の徴収率。一番下の点線になっ
ている分、滞繰といって過年度分ですね。現年度以外の過年度分、過去の年度分です。それ
から合わせたもの、計、実線になっています。平成 23 年ですと、71.8 という数字があるか
と思いますが、これが現年と繰越を合わせた分でございます。徴収率については見ていただ
ければわかると思いますが、現年度分については 22 年 23 年と若干上がっている、上昇傾向
にございます。現年滞繰合わせたものにつきましては徐々に徴収率が落ちているという状況
にございます。ただ、平成 22 年度、23 年度につきましては、それぞれですね、平成 22 年度
につきましてはリーマンショックの影響による徴収金額の大幅減、平成 23 年度は本市におき
まして資産割の廃止に伴う影響がございまして、現年度、滞繰分あがっているのに全体とし
ては落ちているという状況にございます。これについては実質は上がっているという風にご
理解いただきたいと思います。たまたまそういう影響のもとに下がっておりますけれども、
実質的には上昇傾向にあるということでございます。裏面をご覧ください。2.国民健康保険
29
税の状況ですね、平成 20 年度~24 年度までの過去5年間分、課税対象、算定税額、課税限
度を超えたもの、それから低所得者等、これは軽減世帯ということでご理解いただきたいと
思います。上から申し上げますと、課税対象の被保険者、これにつきましては若干の減尐傾
向でございます。
それから、その下の算定税額でございますけれども、先ほど説明したとおり、22、23 年度、
大きく税額が落ちている。リーマンショック、それから資産割の影響でございます。それか
ら、課税限度額超えたものについては減尐傾向でございます。その下の低所得者等について
は、軽減世帯ですね、これについては増加傾向というような状況でございます。以上ご説明
させていただきます。
【議長】ありがとうございました。お願いした資料の説明をしていただいたということです。
質問ありますか。どうぞ。
【委員】はい。あまり聞きなれない言葉で…。不納欠損額と収入未済額、この違いがピンと
来ないのがひとつなんですけれども。あともう一つは、ストックの滞納分と毎年度の積み上
げていく滞納分の見方、どのように見るんでしょうか。
【議長】はい、お願いいたします。
【事務局】まず、不納欠損からのご説明でよろしいですか。不納欠損額は、前回8月のとき
にも不納欠損については出た訳なんですけれども、平成 23 年度でですね、中身につきまして
は不納欠損したもの、多いものは納付困難、次が死亡、それから行方不明等の職権消除、こ
の3件が主なものでございます。それで、平成 23 年度につきましては、不納欠損額が増えて
いる、これにつきましては、平成 23 年に起きた震災がちょうど3月でしたので、ちょっと事
務の滞りがあったという部分と、平成 23 年に不納欠損のマニュアルを作りまして、スムーズ
にある程度欠損が行われたということで 23 年度については平成 22 年度よりも上回った形で
欠損額が出ている、というのが不納欠損のご説明でございます。
【議長】意味を、不納欠損と収入未済はどう違うんですかと。
【事務局】不納欠損する場合は、納付が困難である、生活保護に近いということでご理解い
ただきたいと思います。そういう場合ですとか、死亡とか、職権消除で見つけることのでき
ない、行方不明などで不納欠損するというのが8割方がそういう形でございます。
【議長】収入未済額についてはどうですか。
【事務局】収入未済額の意味ですね。収入未済額につきましては、まず、調定がございます。
先ほどの資料をご覧いただきたいと思います。例えば、調定が現年度分で 1,503,539,000 円、
その中で収入が 1,356,869,000 円、ということでございます。この調定額から収入額を引い
たもの、これが収入未済額ということで、収入されない部分、これが、541,832,000 円あっ
たということでございます。ただ、今言った不納欠損額を抜いた部分が収入未済額というこ
とで数字が最後に残るということで、これが翌年の滞繰分に入ってくるということでござい
ます。これが収入未済額の計算の方法でございます。
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【議長】わかりますか。
【委員】そうすると収入未済額の数字をみて、その差額によってその年度が回収されたかど
うかという、そういう見方でよろしいわけですね。
【事務局】そうですね、先ほど申し上げた滞繰分の徴収率ですね、ここで出てくるんですけ
れども。だいたい 20%台に入っておりますけれども、これが高くなることによって未済額が
減ってくると、そういう状況でございます。
【委員】そうしますと、平成 23 年度の調定額の滞納繰越分、559,036 千円、これと 23 年度
の収入未済額との関係といいますか…ちょっと違いますかね。
【事務局】収入未済額の 541,832,000 円の出し方ですけれども、これにつきましては 23 年度
の調定、滞繰と現年合わせたものは 2,062,575,000 円とあります、23 年度の下から 3 段目で
すね、2,062,575,000 円、こちらから収入額をまずひきます、1,480,498,000 円、それから不
納欠損額の 40,245,000 円、これを引いたものが収入未済額でございます。ということで、ご
理解いただければと思います。以上でよろしくお願いします。
【議長】先ほどのストック滞納分と毎年の滞納分ということも、これで了解ですか。よろし
いですか。
【委員】だいたいね。そうすると 5 億 5 千万位、とらなければならない税金がずっときてい
ると、その率にすると 22%台になっているというみかたでよろしいですね。
【布袋田】はい、そのように。よろしくお願いいたします。
【議長】ほかにありますか。なければこれについての説明は終わりにしてよろしいでしょう
か。他に事務局からありますか。
【事務局】はい。次回の予定を。
【議長】はい、お願いします。
【事務局】次回の予定につきましては先ほどスケジュール表にもございましたけれども、2
月の早い段階で第4回の協議会を予定してございます。今回出しました資料が膨大になって
おりますので、中身を見ていただいてご不明な点がありましたら、窓口等来ていただければ
ご説明差し上げられますので、その点につきましては中身を見ていただいて何か不明な点が
ございましたらお願いいたします。よろしくお願いいたします。
【議長】ありがとうございます。それでは長時間にわたりありがとうございました。以上で
本日の会議を閉じたいと思います。お疲れ様でした。
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