個人情報保護に関するチェックテスト【2011 年度】 解答・解説

個人情報保護に関するチェックテスト【2011 年度】 解答・解説
2011 年8月吉日
東京都千代田区麹町2丁目 10 番9号
株式会社クリーク・アンド・リバー社
プライバシーマーク事務局
[email protected]
Q1:名刺は個人情報にはあたらない。
A :NO
個人情報とは
①「生存する個人に関する情報」
②「個人を特定できる情報」
③「複数の情報を組み合わせることにより個人を識別できる情報」 となります。
名刺は、個人を特定できますので、個人情報にあたります。
※テキスト1ページ参照
Q2:個人情報を含む案件を外部(委託先)へ依頼する場合、外部(委託先)の管理監督責任が発生する。
A :YES
個人情報を含むデータや書類を外部(委託先)へ渡し、業務を行う場合は、委託元(発注者側)は「何
故その会社を委託先に選定したのか」といった理由を含め、管理監督責任が発生します。
※テキスト5ページ参照
Q3:個人情報を含むファイルをメールに添付する場合、ファイルにパスワード設定をする事が必要である。
A :YES
昨今、業務を行う上で、メールは情報伝達の必須手段となっていますが、その便利さの陰で『誤送信』
といった事故が絶えません。特に個人情報を含むデータをメールに添付して送信する場合、添付資料に
パスワードをかけた上で送信し、別メールで担当者にパスワードを伝える等、より安全性の高い方法で
業務を行うことが必要です。
※テキスト3ページ参照
Q4:個人情報を含む紙媒体を直接手渡しする場合は、授受の記録を残す必要はない。
A :NO
個人情報を含む紙媒体(最近では CD-ROM や USB を利用するケースも増えてきました)を直接手渡しする
場合は、
「渡した/渡されていない」といった事を未然に防ぐ為にも、お互いに授受の記録を残すことが
必要です。
※テキスト3ページ参照
Q5:業務上の必要性があれば、Winny などのファイル共有ソフトを自己判断でインストールしても良い。
A :NO
ファイル共有ソフトによる情報の流出事故が後を絶ちません。業務上、新たにソフトなどをインストー
ルする必要がある場合、事前に担当者に確認を得てからインストールをするようにしましょう。
※尚、当社ではファイル共有ソフト(Winny 等)を利用しているPCでの業務を行うことは認めており
ません。
※テキスト3ページ参照
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Q6:法令に基づく場合、あらかじめ本人の同意を得ずに第三者に個人情報を提供する事が可能である。
A :YES
以下の場合、本人の同意を得ずに第三者に個人情報を提供することが可能となっています。
-------------------------------------------------------------------------------------------1.法令に基づく場合
・警察や検察等から、刑事訴訟法に基づく捜査関係事項照会があった場合
・弁護士会から、弁護士法に基づく所要の弁護士会照会があった場合
2.人の生命、身体又は財産の保護に必要な場合
・大規模災害や事故等の緊急時に、患者の家族等から医療機関に対して、患者に関する情報提供依頼があ
った場合
・製品に重大な欠陥があるような緊急時に、メーカーから家電販売店に対して、顧客情報の提供依頼があ
った場合
3.公衆衛生・児童の健全育成に特に必要な場合
・児童虐待に係わる通告の場合
・地方公共団体から医療機関に対して、伝染病の診療情報の提供依頼があった場合
4.国等に協力する場合
・税務署等から事業者に対して、任意の顧客情報の提供依頼があった場合
・統計調査に協力する場合
-------------------------------------------------------------------------------------------※テキスト5ページ参照
Q7:氏名、住所別に分類整理したアンケート用紙は、「個人情報データベース等」に当たる。
A :YES
紙のままの状態でも、名前順、居住地順等に分類、若しくはインデックスがされている情報については、
「個人情報データベース等」になります。必ずしもパソコンやサーバ上にて、データベース化されてい
る必要はありません。
※テキスト1ページ参照
Q8:個人情報漏えい防止のため、身の回りの整理整頓を心がける事が重要である。
A :YES
情報漏えい媒体・経路として“紙”が最も多いので、仕事のデスク整理などにより、紛失・置忘れなど
を予防しましょう。
※テキスト2ページ図参照
Q9:適正に取得した個人情報を本人から後に利用停止を求められても、取得時に同意を得ていれば利用停
止の必要はなくそのまま使い続けて良い。
A :NO
一回同意したものだから利用し続けてよいものではなく、いつでも本人から利用停止の申し出があれば、
それに応じなければなりません。
※テキスト5ページ参照
Q10:個人情報を取得するにあたっては利用目的を明確にし、その範囲内で利用しなければならない。
A :YES
個人情報を提供した個人は、特定された利用目的の範囲内での使用を容認しています。その為、範囲外
での利用は出来ません。
※テキスト5ページ参照
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