沖縄の畜産概要 - 内閣府 沖縄総合事務局

沖縄の畜産の概況
平成27年8月
沖縄総合事務局 農林水産部
生産振興課 畜産振興室
目
次
Ⅰ 沖縄の畜産の位置付け
1 農業産出額(平成25年)からみた沖縄の畜産 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1
Ⅱ 沖縄の畜産情勢
1 肉用牛
・ ・
2 酪農(乳用牛)
3 豚
・ ・ ・ ・
4 採卵鶏
・ ・
5 ブロイラー ・ ・
・
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・ 2
・ 6
・ 9
・ 11
・ 13
Ⅲ 飼料情勢
1 粗飼料(自給飼料) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 15
Ⅳ 畜産環境
1 家畜排せつ物法施行状況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 18
2 畜産経営に起因する環境汚染の苦情発生状況
・ ・ ・ ・ ・ ・ 19
Ⅴ その他 参考資料
参考1 沖縄の畜産 畜種別 主要なデータ
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 21
参考2 直近1年間における家畜市場別取引状況
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 22
参考3 沖縄県内のと畜(牛・豚)頭数の推移
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 23
◎沖縄:農業産出額の部門別及び畜種別構成割合(H25年)
Ⅰ 沖縄の畜産の位置付け
その他 2.5%
1 農業産出額(平成25年)
肉用牛 17.9%
工芸作物 21.7%
[40.2%]
(1)沖縄県
農業産出額は885億円。
うち畜産は393億円(構成比44.4%)で、沖縄
の農業で重要な地位を占めている。
畜産 44.4%
393億円
885億円
花き 10.5%
豚 13.9%
[31.3%]
鶏 7.6% [17.0%]
(2)沖縄県の畜種別産出額
果実 6.0%
肉用牛が158億円(構成比40.2%)と最も高
く、次いで豚123億円(同31.3%)、鶏67億円
(同17.0%)、乳用牛43億円(同10.9%)と続い
ている。
乳用牛 4.9% [10.9%]
野菜 14.2%
その他 0.2% [0.5%]
米 0.7%
資料:農林水産省「生産農業所得統計」
注:【 】内は畜産部門を100%とした場合の割合
◎全国:農業産出額の部門別及び畜種別構成割合(H25年)
花き 4.1% 工芸作物 2.2%
(3)全国
農業産出額は約8兆4,668億円。
うち畜産は2兆7,092億円(構成比32.0%)。
全国の畜産の産出額に占める沖縄県のシェ
アは、 1.45%となっている。
果実 9.0%
野菜 26.6%
○畜産部門の産出額上位都道府県
その他 5.1%
8兆4,668億円
(単位:億円)
1位
2位
3位
4位
5位
21位
北海道
鹿児島県
宮崎県
岩手県
茨城県
沖縄県
5,616
2,503
1,850
1,352
1,131
393
肉用牛 6.1%
[19.2%]
畜産 32.0%
2兆7,092億円
豚 6.8%
[21.2%]
鶏 9.3%
[28.9%]
乳用牛 9.2%
[28.7%]
米 21.0%
その他 0.6% [2.0%]
資料:農林水産省「生産農業所得統計」
注:【 】内は畜産部門を100%とした場合の割合
1
Ⅱ 沖縄の畜産情勢
1 肉用牛
◎飼養戸数
(1)飼養戸数
肉用牛の飼養戸数は減少傾
向にあり、平成27年は前年より
2.2%減少の2,700戸。
全国に占めるシェアは5.0%。
(単位:戸、%)
H5年
区 分
沖 縄
全 国
H10年
H15年 H20年 H22年
H23年
H24年
H25年
H26年
H27年
4,170
3,610
3,430
3,140
3,110
3,100 ▲ (0.3)
3,050 ▲ (1.6)
3,010 ▲ (1.3)
2,760 ▲ (8.3)
2,700 ▲ (2.2)
〔2.1〕
〔2.7〕
〔3.5〕
〔3.9〕
〔4.2〕
〔4.5〕
〔4.7〕
〔4.9〕
〔4.8〕
〔5.0〕
199,000
133,400
98,100
80,400
74,400
資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在)
注:(
69,600 ▲ (6.5)
65,200 ▲ (6.3)
)は対前年増減(▲)率、〔
〕は全国シェア
61,300 ▲ (6.0)
57,500 ▲ (6.2)
◎飼養頭数
(2)飼養頭数
H5年
区 分
①肉用牛の飼養頭数は、年々増
加傾向にあったものの、平成22
年をピークに減少傾向にあり、
平成27年は前年より1.5%減少
の70,300頭。
全国に占めるシェアは2.8%。
全 国
(単位:頭、%)
H10年 H15年 H20年 H22年
61,200
〔2.1〕
沖 縄
54,400 ▲ (5.4)
74,600
〔2.6〕
81,000
〔2.9〕
84,000
〔2.9〕
85,600
〔3.0〕
H23年
H24年
82,200 ▲ (4.0)
〔3.0〕
82,800
〔3.0〕
(0.7)
H25年
76,400 ▲ (7.7)
〔2.9〕
H26年
71,400 ▲ (6.5)
〔2.8〕
H27年
頭/戸
70,300 ▲ (1.5)
26.0
〔2.8〕
2,956,000 2,848,000 2,805,000 2,890,000 2,892,000 2,763,000 ▲ (4.5) 2,723,000 ▲ (1.4) 2,642,000 ▲ (3.0) 2,567,000 ▲ (2.8) 2,489,000 ▲ (3.0) 45.8
資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在)
注:(
)は対前年増減(▲)率、〔
〕は全国シェア
(頭)
飼養戸数・頭数の推移
(戸)
5,000
90,000
戸数
頭数
4,000
飼
養
戸
数 3,000
80,000
飼
養
70,000
頭
数
2,700戸
70,300頭
60,000
2,000
50,000
H5
H10 H15 H17 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27
資料:農林水産省「畜産統計」
2
②子取り用めす牛
平成27年の飼養頭数は、前年
より0.5%減少の42,200頭。
全国に占めるシェアは7.3%。
◎子取り用めす牛飼養頭数
区 分
沖 縄
全 国
H5年
H10年
(単位:頭、%)
H15年 H20年 H22年
33,700
40,800
48,000
49,100
50,400
50,200
〔4.5〕
〔6.3〕
〔7.5〕
〔7.4〕
〔7.4〕
〔7.5〕
744,700
649,100
642,900
667,300
資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在)
③肉用種肥育牛
平成27年の飼養頭数は、前年
より7.3%減少の6,390頭。
全国に占めるシェアは0.9%。
区 分
沖 縄
全 国
H5年
H10年
平成26年の飼養戸数割合は、
宮古地域が 38.4%と最も多く、飼
養頭数割合は、八重山地域が
42.0%と最も多い。
(2.2)
49,900 ▲ (0.6)
〔7.8〕
683,900 667,900
H25年
47,700 ▲ (4.4)
〔7.7〕
H26年
H27年
42,400 ▲ (11.1)
〔7.1〕
〔7.3〕
〕は全国シェア
(単位:頭、%)
H23年
H24年
H25年
H26年
H27年
8,670
5,910 ▲ (31.8)
6,890
6,390 ▲ (7.3)
〔0.7〕
〔0.9〕
13,600
12,900
5,670
5,590
6,880
8,110
〔1.8〕
〔1.7〕
〔0.8〕
〔0.7〕
〔0.8〕
〔1.0〕
759,500
745,800
729,800
770,100
注:(
(45.1)
844,100 822,700
(6.9)
〔1.1〕
(16.6)
〔0.9〕
(6.8) 810,500 ▲ (1.5) 789,800 ▲ (2.6) 772,000 ▲ (2.3) 740,700 ▲ (4.1)
)は対前年増減(▲)率、〔
〕は全国シェア
◎乳用種肥育牛飼養頭数(交雑種含む。)
区 分
沖 縄
全 国
H5年
H10年
(単位:頭、%)
H15年 H20年 H22年
H23年
1,370
1,640
660
1,310
1,060
1,110
〔0.1〕
〔0.1〕
〔0.1〕
〔0.1〕
〔0.1〕
〔0.1〕
1,088,000 1,108,000 1,101,000 1,067,000
注:(
H24年
(4.7)
980 ▲ (11.7)
〔0.1〕
宮古
38.4%
H25年
720 ▲ (26.5)
〔0.1〕
H26年
1,270
H27年
(76.4)
〔0.1〕
790 ▲ (37.8)
〔0.1〕
968,300 894,800 ▲ (7.6) 891,700 ▲ (0.3) 873,400 ▲ (2.1) 851,400 ▲ (2.5) 827,700 ▲ (2.8)
)は対前年増減(▲)率、〔
〕は全国シェア
H26年 地域別 飼養戸数割合
八重山
26.7%
42,200 ▲ (0.5)
(0.1) 642,200 ▲ (3.8) 618,400 ▲ (3.7) 595,200 ▲ (3.8) 579,500 ▲ (2.6)
)は対前年増減(▲)率、〔
H15年 H20年 H22年
資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在)
(3)地域別飼養戸数・頭数割合
注:(
H24年
◎肉用種肥育牛飼養頭数
資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在)
④乳用種肥育牛(交雑種含む)
平成27年の飼養頭数は、前年
より37.8%減少の790頭。
全国に占めるシェアは0.1%。
H23年
H26年 地域別 飼養頭数割合
北部
13.0%
中部
10.4%
南部
11.5%
北部
17.6%
八重山
42.0%
中部
8.1%
南部
11.2%
宮古
21.0%
資料:沖縄県畜産課「家畜・家きん飼養状況調査結果」(平成26年12月1日現在)
3
(4)家畜市場における子牛取引
(千円)
沖縄県内家畜市場における子牛(黒毛和種)取引価格の推移
520
①子牛取引価格
年度別平均取引価格の推移をみると、平成
18年度に過去最高値の448千円となったが、そ
の後、景気の低迷等による牛肉需要の落ち込
みを背景として低落基調となり、平成21年度に
は、302千円と30万円割れ寸前となった(去勢
338千円、めす256千円)。
その後、宮崎県での口蹄疫発生(平成22年4
月)や、東日本大震災(平成23年3月)等、諸々
の要因による子牛生産頭数の減少の中、一方
で景気回復による牛肉需要の増大で家畜市場
での引き合いが強まり、子牛価格は上昇傾向
で推移し、平成25年度の平均取引価格は、473
千円(去勢499千円、めす439千円)となった。
②子牛取引頭数
年度別取引頭数の推移をみると、平成21年
度に過去最高の27,784頭となったが、その後は
子取り用めす牛飼養頭数の減少により、平成
25年度は25,274頭であった。
480
めす
440
去勢
499
473
439
平均
400
360
320
280
240
牛
肉
輸
自
由
化
200
160
120
S52
S54
S56
S58
(年度)
(頭)
30,000
S60
S62
H1
H3
H5
H7
H9
オ
ウ
シ
マ
ダ
ニ
撲
滅
国
内
で
B
S
E
発
生
H11
H13
国
内
で
口
蹄
疫
発
生
H15
H17
H19
H21
東
日
本
大
震
災
H23
H25
資料:(公財)沖縄県畜産振興公社 「家畜市場肉用牛取引成績報告書」
沖縄県内家畜市場における子牛(黒毛和種)の取引頭数の推移
25,274
25,000
20,000
15,000
全国の黒毛和種子牛の取引頭数
10,000
(平成25年度)
順位
1位
2位
3位
4位
5位
都道府県
鹿児島県
宮崎県
北海道
沖縄県
岩手県
取引頭数
72,852
54,381
38,609
25,274
20,387
資料:(独)農畜産業振興機構「肉用子牛取引情報」
(公財)沖縄県畜産振興公社「家畜市場肉用牛取引成績報告書」
5,000
0
S58 S60 S62
H1
H3
H5
H7
H9
H11 H13 H15 H17 H19 H21 H23 H25
(年度)
資料:(公財)沖縄県畜産振興公社「家畜市場肉用子牛取引成績報告書」
4
(5)家畜市場別の子牛取引
沖縄県内の家畜市場別の黒毛和種子牛の取引頭数の推移
(頭)
10,000
①取引頭数
現在、8カ所の家畜市場で取引が行わ
れ、平成25年度の取引実績をみると、八重山
家畜市場の取引が8,200頭と最も多く、全体
の32.4%を占めており、次いで宮古家畜市場
の5,091頭(20.1%)、南部家畜市場の3,602頭
(14.3%)と続いている。
南部
9,000
8,200
伊江
宮古
8,000
八重山
7,000
今帰仁
6,000
久米島
黒島
5,091
多良間
5,000
3,602
3,274
4,000
②取引価格
平成25年度は全ての家畜市場において、
高値傾向にあり、家畜市場別での平均取引
価格(去勢・めす平均)をみると、宮古家畜市
場が483千円と最も高くなっている。
○平成25年度
沖縄県内の家畜市場別の子牛(黒毛和種)取引成績
(去勢・めす平均)
3,000
1,792
1,294
1,242
779
2,000
1,000
0
S58
S60
S62
H1
H3
H5
H7
H9
H11 H13
(年度)
資料:(公財)沖縄県畜産振興公社 「家畜市場肉用牛取引成績報告書」
H15
H17
H19
H21
H23
H25
沖縄県内の家畜市場別の黒毛和種子牛の取引価格の推移
(円)
550,000
市場別
取引頭数
(頭)
南部家畜市場
(円/頭)
3,602
伊江家畜市場
1,792
南部
取引価格
宮古
464,248
450,000
476,917
400,000
5,091
482,625
八重山家畜市場
8,200
473,637
300,000
今帰仁家畜市場
3,274
479,275
250,000
779
473,187
200,000
久米島家畜市場
1,242
472,825
150,000
多良間家畜市場
1,294
435,572
100,000
沖縄県 計
25,274
473,070
「家畜市場肉用牛取引成績報告書」
黒島
久米島
宮古家畜市場
資料:(公財)沖縄県畜産振興公社
八重山
今帰仁
350,000
黒島家畜市場
伊江
500,000
多良間
S58
S60
S62
H1
H3
H5
H7
H9
H11
H13
H15
H17
H19
H21
H23
H25
(年度)
資料:(公財)沖縄県畜産振興公社 「家畜市場肉用牛取引成績報告書」
5
2 乳用牛
◎乳用牛飼養戸数
(1)飼養戸数
乳用牛の飼養戸数は減少傾
向にあり、平成27年は前年同の
76戸。
全国に占めるシェアは0.4%。
H5年
区 分
(単位:戸、%)
H10年 H15年 H20年 H22年
H24年
80 ▲ (3.6)
H27年
160
140
106
90
〔0.4〕
〔0.5〕
〔0.4〕
〔0.4〕
〔0.4〕
〔0.4〕
〔0.4〕
〔0.4〕
〔0.4〕
北海道
13,300
10,600
9,200
8,090
7,690
7,500 ▲ (2.5)
7,270 ▲ (3.1)
7,130 ▲ (1.9)
6,900 ▲ (3.2)
6,680 ▲ (3.2)
全 国
50,900
37,400
29,800
24,400
21,900
21,000 ▲ (4.1)
20,100 ▲ (4.3)
19,400 ▲ (3.5)
18,600 ▲ (4.1)
17,700 ▲ (4.8)
)は対前年増減(▲)率、〔
83 ▲ (3.5)
H26年
180
注:(
86 ▲ (4.4)
H25年
〔0.4〕
沖 縄
資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在)
(2)飼養頭数
H23年
76 ▲ (5.0)
H5年
区 分
(単位:頭、%)
H10年 H15年 H20年 H22年
沖 縄
9,350
〔0.5〕
8,620
〔0.5〕
7,530
〔0.4〕
5,110
〔0.3〕
北海道
927,200
882,400
863,500
819,400
全 国
4,630
〔0.3〕
H23年
H24年
H25年
H26年
H27年
4,660
〔0.3〕
4,810
〔0.3〕
4,650 ▲ (3.3)
〔0.3〕
4,610 ▲ (0.9)
〔0.3〕
4,630
〔0.3〕
826,800 827,900
(0.6)
(3.2)
頭/戸
(0.4)
60.9
(0.1) 821,900 ▲ (0.7) 806,800 ▲ (1.8) 795,400 ▲ (1.4) 792,400 ▲ (0.4) 118.6
2,068,000 1,860,000 1,719,000 1,533,000 1,484,000 1,467,000 ▲ (1.1) 1,449,000 ▲ (1.2) 1,423,000 ▲ (1.8) 1,395,000 ▲ (2.0) 1,371,000 ▲ (1.7) 77.5
資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在)
注:(
)は対前年増減(▲)率、〔
〕は全国シェア
(頭)
10,000
乳用牛の飼養戸数・頭数の推移
(戸)
200
戸数
150
飼
養
戸
数
(0.0)
〕は全国シェア
◎乳用牛飼養頭数
乳用牛の飼養頭数はここ数年
横ばい傾向にあり、平成27年は
前年より0.4%増の4,630頭。
全国に占めるシェアは0.3%。
76
8,000
頭数
4,630頭
100
76戸
50
0
6,000
飼
養
4,000
頭
数
2,000
0
H5
H10
H15
H20
H21
H22
H23
資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在)
H24
H25
H26
H27
6
H26年 地域別 飼養戸数割合
(3)地域別飼養戸数・頭数割合
平成26年の飼養戸数割合は、南部
地域が63.9%と最も多く、飼養頭数割
合も南部地域が66.1%と最も多い。
八重山
8.4%
宮古
1.2%
H26年 地域別 飼養頭数割合
北部
14.5%
八重山
4.9%
宮古
4.1%
北部
13.9%
中部
11.0%
中部
12.0%
南部
63.9%
南部
66.1%
資料:沖縄県畜産課「家畜・家きん飼養状況調査結果」(平成26年12月1日現在)
(4)生乳生産量と用途別処理量
① 県内の生乳生産量は、平成15
年以降、減少傾向にあったが、
平成24、25年には増加に転じた
ものの、平成26年から再び減少
傾向となっている。
② 生乳処理量は、殆どが県内産
生乳で、そのほとんどが牛乳等
向けに処理されている。
③ 夏場の牛乳等需要期に県内
産生乳が不足する場合、県外
(主に九州)から生乳を移入して
おり、平成26年は389トンの移入
実績となっている。
◎生乳生産量及び用途別処理量
(単位:トン、%)
年
H5
区
生乳生産量(全国)
沖
生乳
H10
H15
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
分
縄
8,625,699 8,572,421
39,178
29,912
559
1,977
171
572
沖縄県からの移
出量
牛乳等向け処理量(全
国)
沖
縄
乳製品向け処理量(全
国)
沖
縄
7,982,030 7,910,413 ▲ (0.9)
38,394
沖縄県への移入
量
生乳処理量(沖縄)
8,400,073
35,417
31
932
275
40,371
38,417
30,209
5,032,403 5,046,669
4,974,103
35,945
33,672
-
38,737
36,832
3,470,589 3,420,380
3,339,775
2,189
資料:農林水産省「牛乳乳製品統計」
1,600
28,750 ▲ (3.9)
877
(53.3)
34
▲
(87.6)
7,720,456
▲ (2.4)
7,474,309
▲ (3.2)
7,630,418
27,969
▲ (2.7)
27,360
▲ (2.2)
28,049
(2.5)
28,281
(0.8)
1,008
(14.9)
683 ▲ (32.2)
1,058
(54.9)
663
▲
(37.3)
389 ▲ (41.3)
99
(16.5)
154
(55.6)
28,845 ▲ (0.6)
27,032
▲ (6.3)
▲ (0.3) 3,974,526 ▲ (1.7)
3,910,940
▲ (1.6)
28,709 ▲ (0.1)
26,916
▲ (6.2)
(5.3) 3,476,528 ▲ (1.5)
3,364,492
▲ (3.2)
-
( - )
51
( - )
85
(66.7)
(3.7)
29,593 ▲ (2.0)
28,977
▲ (2.1)
27,992
▲ (3.4)
29,022
4,442,561 4,264,106 ▲ (4.0)
4,149,598
▲ (2.7)
4,058,062
▲ (2.2)
4,043,870
28,369
▲ (2.4)
27,527
▲ (3.0)
28,748
3,498,582
▲ (2.0)
3,350,909
▲ (4.2)
3,527,910
29,606
29,053 ▲ (1.9)
3,457,962 3,570,453
1,475
527
(3.3)
492 ▲ (6.6)
544
(2.1) 7,508,261 ▲ (1.6)
(10.6)
345 ▲ (36.6)
(4.4)
156 ▲ (54.8)
7
▲
(95.5)
7,334,264
▲ (2.3)
26,797
▲ (5.2)
2 ▲ (71.4)
注:( )内は対前年増減(▲)率
7
(5)1戸当たり経産牛飼養頭数
平成27年の1戸当たり経産牛飼養頭数
は47.0頭で、都府県平均37.2頭を大きく上
回り、全国平均49.1頭とほぼ同水準。
1戸当たり経産牛飼養頭数の推移
(頭/戸)
70.0
68.8
60.0
49.1
50.0
47.0
40.0
37.2
30.0
全国
北海道
都府県
沖縄県
20.0
10.0
0.0
H5
H10
H15
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
資料:農林水産省 「畜産統計」(各年2月1日現在)
(6)経産牛1頭当たり乳量
沖縄県における経産牛1頭当たり乳量
は、平成22年度まで順調に増加し、その後
は横ばい傾向で推移していたが、平成26
年度は対前年度比7%減の7,453kgとなっ
ている。
平成26年度の沖縄県における経産牛1
頭当たり乳量は、全国平均の90%、都府
県平均の88%。
経産牛1頭当たりの乳量の推移
(kg/頭)
8,500
8,000
7,500
7,000
【平成26年度】
全 国 8,316kg
北海道 8,216kg
都府県 8,428kg
沖縄県 7,453kg
全国
北海道
都府県
沖縄県
6,500
6,000
5,500
5,000
H5年
H10年
H15年
H20年
H21年
H22年
H23年
H24年
資料:農林水産省 「畜産統計」(各年2月1日現在)
注:経産牛1頭当たり乳量は、生乳生産量(年度ベース集計)を経産牛飼養頭数で除して算出。
経産牛飼養頭数は、当該年度と前年度の飼養頭数の合計値を2で除した頭数。
H25年
H26年
8
3 豚
◎豚飼養戸数
(1)飼養戸数
豚の飼養戸数は、減少傾向で
推移しており、平成26年は前年
より3.2%減少の276戸。
全国に占めるシェアは5.2%。
区 分
(単位:戸、%)
H5年
沖 縄
全 国
H10年
H15年
H20年
H21年
H23年
800
590
410
330
330
〔3.2〕
〔4.4〕
〔4.3〕
〔4.6〕
〔4.8〕
25,300
13,400
9,430
7,230
6,890 ▲ (4.7)
資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在)
注1:(
(0.0)
H24年
301 ( - )
296 ▲ (1.7)
〔5.0〕
)は対前年増減(▲)率、〔
6,010 ( - )
〕は全国シェア
H25年
285 ▲ (3.7)
区 分
〔5.1〕
〔5.2〕
5,840 ▲ (2.8)
5,570 ▲ (4.6)
5,270 ▲ (5.4)
注2:H22年はセンサス年のため未調査
全 国
(単位:千頭、%)
H5年
H10年
H15年
H20年
H21年
307.0
297.3
289.7
194.4
240.7
〔2.8〕
〔3.0〕
〔3.0〕
〔2.1〕
〔2.4〕
10,783.0
9,904.0
9,725.0
9,274.0
9,899.0
沖 縄
① 豚の飼養頭数は、ここ数年は
微減傾向で推移しており、平成26
年は前年より5.2%減少の234千
頭。
全国に占めるシェアは2.5%。
資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在)
注1:(
(戸)
900
(23.8)
(6.7)
)は対前年増減(▲)率、〔
H23年
H24年
H25年
H26年
253.5 ( - )
249.6 ▲ (1.5)
246.8 ▲ (1.1)
234.0 ▲ (5.2)
〔2.6〕
〔2.6〕
〔2.5〕
〔2.5〕
9,768.0 ( - )
〕は全国シェア
9,735.0 ▲ (0.3)
9,685.0 ▲ (0.5)
頭/戸
847.8
9,537.0 ▲ (1.5) 1809.7
注2:H22年はセンサス年のため未調査
(千頭)
350.0
豚の飼養戸数・頭数の推移
800
② 平成26年の1戸当たりの飼養
頭数は848頭/戸。
276 ▲ (3.2)
〔5.1〕
◎豚飼養頭数
(2)飼養頭数
H26年
300.0
234千頭
700
600
250.0
200.0
戸数
500
頭数
150.0
400
100.0
276戸
300
200
50.0
0.0
H5
H10
H15
H20
資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在)
H21
H23
H24
H25
H26
9
H26年 地域別 飼養戸数割合
(3)地域別飼養戸数・頭数割合
平成26年の飼養戸数割合は、北
部地域が41.3%と最も多く、飼養頭
数割合も北部地域が47.6%と最も多
い。
宮古
3.2%
八重山
4.7%
H26年 地域別 飼養頭数割合
宮古
0.4%
北部
41.3%
八重山
2.7%
北部
47.6%
南部
31.3%
南部
25.6%
中部
25.3%
中部
18.1%
資料:沖縄県畜産課「家畜・家きん飼養状況調査結果」(平成26年12月1日現在)
(4)豚枝肉(上)の生産者価格の推移
平成26年度の県内の豚枝肉生産者価
格は、指標となる関東4市場での豚肉卸
売価格が、円安や現地価格高騰等により
輸入量が減少し、国産への代替需要が増
加したため、対前年度比2割弱上昇したこ
とから、前年度より16.1%高い505円/kg
となっている。
円/kg
豚枝肉(上)生産者価格の推移(年度平均)
520
505
500
480
460
446
440
420
409
420
424
414
435
400
380
360
394
385
380
390
394
340
H5 H6 H7 H8 H9 H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25H26
資料:沖縄県畜産振興公社調べ (沖縄県食肉センター生産者買取価格)
10
4 採卵鶏
◎採卵鶏飼養戸数
(単位:戸、%)
区 分
(1)飼養戸数
採卵鶏の飼養戸数は減少傾向
にあり、平成26年は前年より2.2%
減少の45戸。
全国に占めるシェアは1.8%。
(2)飼養羽数
H5年
沖 縄
全 国
H15年
H20年
H23年
54 ▲ (1.8)
H24年
110
90
55
〔2.1〕
〔1.7〕
〔1.7〕
〔1.7〕
〔1.7〕
〔1.7〕
〔1.8〕
8,450
5,390
4,340
3,300
3,110 ▲ (5.8)
2,930 ( - )
2,810 ▲ (4.1)
2,650 ▲ (5.7)
2,560
注1:(
)は対前年増減(▲)率、〔
49
(0.0)
H26年
〔2.0〕
資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在、種鶏のみの飼養者を除く。)
49 ( - )
H25年
170
〕は全国シェア
46 ▲ (6.1)
H5年
H10年
H15年
H20年
H21年
H23年
H24年
1,281
1,639
1,455
1,421 ▲ (2.3)
1,483 ( - )
1,517
〔1.0〕
〔0.9〕
〔1.2〕
〔1.0〕
〔1.0〕
〔1.1〕
〔1.1〕
うち成鶏めす
1,205
987
1,293
1,162
1,155 ▲ (0.6)
1,191 ( - )
1,223
飼養羽数
188,704
182,644
176,049
うち成鶏めす
148,066
145,299
137,299
飼養羽数
▲ (2.2)
▲ (3.4)
(単位:千羽、%)
1,542
沖 縄
45
注2:H22年はセンサス年のため未調査
◎採卵鶏飼養羽数
H25年
(2.3)
(2.7)
H26年
千羽/戸
1,454 ▲ (4.2)
1,351 ▲ (7.1)
〔1.1〕
〔1.0〕
1,228
(0.4)
30.0
1,084▲ (11.7)
24.1
181,664 178,208 ▲ (1.9) 175,917 ( - )
174,949 ▲ (0.6) 172,238 ▲ (1.5) 172,349
(0.1)
67.3
142,523 139,910 ▲ (1.8) 137,352 ( - )
135,447 ▲ (1.4) 133,085 ▲ (1.7) 133,506
(0.3)
52.2
全 国
資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在、種鶏を除く。)
② 平成26年の1戸当たりの採
卵鶏(成鶏)の飼養羽数は、
24.1千羽/戸。
H21年
〔2.0〕
区 分
① 採卵鶏の飼養羽数は減少傾向
にあり、平成26年は前年より
7.1%減少の1,351千羽。
全国に占めるシェアは1.0%。
H10年
(戸)
180
注1:(
)は対前年増減(▲)率、〔
〕は全国シェア
注2:H22年はセンサス年のため未調査
注3:成鶏めすは6ヶ月以上
(千羽)
1,400
採卵鶏の飼養戸数及び成鶏の飼養羽数の推移
160
1,200
140
1,084千羽
120
戸数
100
800
成鶏メス(6ヶ月以上)羽数
80
1,000
600
60
45戸
40
400
200
20
0
0
H5
H10
H15
H20
資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在)
H21
H23
H24
H25
H26
11
H26年 地域別 飼養羽数割合
H26年 地域別 飼養戸数割合
八重山
17.1%
(3)地域別飼養戸数・羽数(成鶏)割合
平成26年の飼養戸数割合は、北部地
域が40.4%と最も多く、飼養羽数割合
は、南部地域が53.9%と最も多い。
北部
40.4%
八重山
3.5%
宮古
2.3%
宮古
3.1%
北部
30.2%
南部
11.9%
中部
10.1%
南部
53.9%
中部
27.6%
資料:沖縄県畜産課「家畜・家きん飼養状況調査結果」(平成26年12月1日現在)
(4)鶏卵生産量と価格の推移
鶏卵の生産量は、平成21年までは、約
21,000tで推移し、卵価も190円/kg前後で
安定して推移していた。
しかし、平成22年から平成24年まで、
成鶏飼養羽数の増加により生産量が増
加したことから、卵価は平成24年に、162
円/kgにまで低下。平成25年以降は生産
量が減少に転じ、平成26年には卵価が
220円/kgにまで回復している。
鶏卵生産量と価格の推移
(トン)
(円)
30,000
300
生産量(t)
卵価(円)
25,000
220.4
20,000
250
200
15,000
18,932
150
10,000
100
5,000
50
0
0
H5
H10
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
(年次)
資料:鶏卵生産量は、農林水産省「畜産物流通統計」
卵価は、H25までは沖縄県畜産課「おきなわの畜産」、H26はJAおきなわ資料
12
◎ブロイラー飼養戸数
5 ブロイラー
(単位:戸、%)
区 分
(1)飼養戸数
平成26年のブロイラーの飼養
戸数は、前年同の16戸。
全国に占めるシェアは0.7%。
H5年
H10年
H15年
H18年
H19年
H20年
(0.0)
17
H21年
(0.0)
18
H25年
(5.9)
H26年
19
19
18
17
17
〔0.4〕
〔0.6〕
〔0.6〕
〔0.7〕
〔0.7〕
〔0.7〕
〔0.8〕
〔0.7〕
16( - )
〔0.7〕
16
(0.0)
4,451
3,367
2,839
2,590
2,583 ▲ (0.3)
2,456 ▲ (4.9)
2,392 ▲ (2.6)
2,420( - )
2,380 ▲ (1.7)
沖 縄
全 国
資料:平成21年までは、農林水産省「畜産物流通統計」、平成25年以降は同省「畜産統計」(各年2月1日現在)
注:(
)は対前年増減(▲)率、〔
〕は全国シェア
◎ブロイラー飼養羽数
(2)飼養羽数
(単位:千羽、%)
区 分
H5年
H10年
H15年
H18年
H19年
H20年
H21年
H25年
H26年
千羽/戸
① 平成26年の飼養羽数は、前
年より1.7%増加の587千羽。
全国に占めるシェアは0.4%。
678
606
644
451
466
〔0.5〕
〔0.5〕
〔0.6〕
〔0.4〕
〔0.4〕
135,221
111,659
103,729
103,687
105,287
(3.3)
508
(9.0)
369 ▲ (27.4)
577( - )
587
(1.7)
沖 縄
全 国
36.7
〔0.5〕
(1.5)
〔0.3〕
102,987 ▲ (2.2)
107,141
〔0.4〕
(4.0)
〔0.4〕
131,624( - )
135,747
(3.1)
57.0
資料:平成21年までは、農林水産省「畜産物流通統計」、平成25年以降は同省「畜産統計」(各年2月1日現在)
注:( )は対前年増減(▲)率、〔 〕は全国シェア
② 平成26年の1戸当たりの飼
養羽数は、36.7千羽/戸。
ブロイラーの飼養戸数・羽数の推移
(戸)
20
戸数
羽数(千羽)
(千羽)
800
700
600
587千羽 500
400
300
200
100
0
H25
H26
16戸
15
10
5
0
H5
H10
H15
H17
H18
H19
H20
H21
資料:平成21年までは、農林水産省「畜産物流通統計」、平成25年以降は同省「畜産統計」(各年2月1日現在)
注:両統計の結果には連続性はない。
13
H26年 地域別 飼養羽数割合
H26年 地域別 飼養戸数割合
(3)地域別飼養戸数・羽数割合
平成26年の飼養戸数割合は、北部地
域が71.4%と最も多く、飼養羽数割合も
北部地域が98.9%と最も多い。
八重山
10.7%
八重山
0.3%
南部
0.8%
南部
17.9%
北部
98.9%
北部
71.4%
資料:沖縄県畜産課「家畜・家きん飼養状況調査結果」(平成26年12月1日現在)
ブロイラー(肉用若鶏)出荷状況推移
(4)ブロイラー出荷状況
出荷羽数は、ここ数年微減傾向で推移
してきたが平成26年は回復。
また、出荷重量は7,500~8,400㌧で
推移しており、平成26年は8,220㌧。
(千羽)
(㌧)
9,000
4,500
8,500
8,220トン 4,000
3,500
8,000
3,342千羽 3,000
7,500
2,500
7,000
2,000
6,500
出荷重量(t)
6,000
出荷羽数(千羽)
1,500
1,000
5,500
500
5,000
0
H5
H10
H15
資料:農林水産省「畜産物流通統計」
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
14
Ⅲ 飼料情勢
○飼肥料作物(飼料用)の作付面積
1 粗飼料(自給飼料)
(1)飼料作物の作付面積(平成26年)
沖縄県における飼料作物の作付面積
は5,680haで、前年に比べて120ha減
少。
単位: ha
16年
17年
18年
19年
20年
21年
22年
23年
24年
25年
26年
全国
914,400
905,800
898,100
897,200
901,500
901,500
911,400
933,000
931,600
915,100
924,300
9,200
沖縄
5,470
5,380
5,590
5,650
5,720
5,860
6,000
5,970
5,900
5,800
5,680
▲ 120
対前年差
資料:農林水産省統計部『作物統計』
○飼肥料作物(飼料用)の作物別作付面積
区 分
(2)主要草種別作付面積(平成26年)
沖縄県における飼料作物の草種別作
付面積は、牧草が5,630haで全体の99%
を占めている。
牧草
青刈りとうもろこし
16年
17年
18年
5,440
5,350
5,560
-
-
-
単位: ha、%
19年
20年
21年
22年
23年
24年
25年
構成比
(26年)
26年
5,610
5,670
5,800
5,900
5,900
5,850
5,750
5,630
99.0%
x
16
21
19
22
5
4
1
0.0%
ソルゴー
13
12
12
20
22
24
27
32
21
38
38
0.7%
その他
15
16
18
21
12
10
60
12
20
20
16
0.3%
5,468
5,378
5,590
5,650
5,720
5,855
6,006
5,966
5,898
5,812
5,685
100.0%
計
資料:農林水産省統計部『作物統計』
主要草種別作付面積
(ha)
6,200
その他
16
その他
6,000
ソルゴー
ソルゴー
38
青刈りとうもろこし
5,800
牧草
青刈り
とうもろこし
1ha
5,600
5,400
牧草
5,630
5,200
5,000
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
(年)
資料:農林水産省統計部「作物統計」
15
沖縄県における牧草の単位面積当たり収量の推移
(kg/10a)
14,000
12,300kg/10a
(3) 牧草の単位面積当たり収量
沖縄県における平成26年の牧草の
単位面積当たり収量は、9,290kg/10a(対
前年比90%)で、ここ数年減少傾向にあ
る。
12,000
9,290kg/10a
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H25
資料:農林水産省「作物統計」
○大家畜1頭当たり飼料作物作付面積の推移
(4) 大家畜1頭当たりの飼料作物
作付面積
沖縄県における平成26年の大家畜1頭
当たりの飼料作物作付面積は7.5aで、全
国の1/3程度。
区 分
H16
H26
(年)
H17
H18
H19
H20
単位: a/頭 H21
H22
H23
H24
H25
H26
全 国
20.4
20.6
20.5
20.4
20.4
20.4
20.8
22.1
22.3
22.5
23.3
都府県
9.7
9.8
9.7
9.6
9.7
9.8
10.3
11.6
11.8
13.6
13.6
沖縄県
6.3
6.3
6.7
6.7
6.4
6.5
6.7
6.9
6.7
7.2
7.5
資料: 農林水産省「作物統計」、「畜産統計」
(a/頭)
大家畜1頭当たり飼料作物における作付面積の推移
25.0
全 国
都府県
23.3a/頭
沖縄県
20.0
13.6a/頭
15.0
10.0
7.5a/頭
5.0
0.0
H16
H17
H18
H19
資料:農林水産省「作物統計」、「畜産統計」
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
(年)
16
(5)沖縄県におけるコントラクター(飼料生産受託
組織)の活動状況
沖縄県 受託農家戸数(H25年)
5
4
3
2
1
2
1
0
1~10戸
11~30戸
31~50戸
51~100戸
1
1
101~200戸
201戸以上
受託なし
沖縄 県 受託作業(H25年)
5
4
3
2
① 沖縄県におけるコントラクターの組織数は、平成
17年度では12組織あったが、現在(平成26年度)で
は5組織となっている。
5
3
1
1
0
飼料収穫
② 受託している農家戸数(平成25年度実績)は、51
~100戸が2組織、31~50戸、101~200戸、201戸
以上がそれぞれ1組織となっている。
③ 受託している作業は、飼料収穫作業は5組織全
てで受託しており、3組織で耕起播種等作業を受託
している。
④ 1組織当たりの飼料収穫作業受託面積は、301
~500haが3組織、101~300haが2組織となってい
る。
耕起播種等
1
堆肥調整・散布
稲わら等収集
その他
沖縄県 飼料収穫受託作業面積(H25年)
5
4
3
2
1
0
2
1~50ha
51~100ha
101~300ha
3
301~500ha
501~1000ha
1001ha以上
17
○法施行状況調査(平成26年12月1日時点)結果の概要
Ⅳ 家畜環境
1 家畜排せつ物法施行状況
(平成26年12月1日時点調査)
(1) 管理基準適用農家
沖縄県の全畜産農家数3,477戸のうち、 1,484 戸
(42.7%)が管理基準対象農家となっている。
(2) 基準不適合農家
管理基準適用農家のうち、基準不適合農家につ
いては、平成16年に23戸あったが平成20年に解
消され、それ以降も良好に維持されている(平成26年
25
(戸)
不適合農家数の推移
23
12月1日時点調査結果)。
なお、管理基準の遵守のため、引き続き意識改革
を含めた関係機関による指導・監督が必要である。
※管理基準適用農家とは、
飼養する家畜(法の対象家畜:牛・豚・鶏・馬)
の頭羽数が下記の頭羽数以上を飼養する農家を
いう。
○牛及び馬にあっては、 10頭以上。
○豚にあっては、100頭以上。
○鶏にあっては、2,000羽以上。
20
15
10
8
5
2
1
0
H16
H17
H18
H19
0
0
0
0
0
0
H20
H21
H22
H23
H24
H25
18
2 畜産経営に起因する環境汚染の苦情発生状況
畜種別 苦情発生件数の推移
(1)苦情発生状況
沖縄県における苦情発生件数は減少傾
向にあり、ここ数年は50~70件程度で推移
している。
平成26年度調査(平成25年7月1日~平
成25年6月30日)結果は、49件となってい
る。
昭60
平元
10
15
20
21
22
23
24
25
26
H26構成比
豚
290
207
83
90
19
27
38
28
27
48
21
43%
肉用牛
10
9
13
21
13
14
13
17
10
6
12
24%
採卵鶏
39
72
13
14
10
5
7
5
5
14
9
18%
乳用牛
8
5
2
10
5
4
2
3
6
7
6
12%
ブロイラー
5
1
0
1
0
0
1
0
3
0
0
0%
1
1
1
2%
52
76
49
100%
その他
-
計
352
-
294
-
-
111
136
-
-
47
-
50
-
61
53
(2)畜種別
種畜別の発生件数では、豚が21件と最も
多く、平成26年度調査全体の約4割を占め
ている。
畜種別苦情発生件数の推移
(件)
400
豚
採卵鶏
ブロイラー
350
300
250
肉用牛
乳用牛
その他
200
150
100
50
0
昭60 平元
10
15
20
21
22
23
24
25
26
19
(3)原因別
原因別 苦情発生件数の推移
平成26年度調査の苦情発生原因は、悪
臭が24件、水質汚濁が12件、水質汚濁と
悪臭発生9件で、全体の約92%を占めて
いる。
昭60
平元
10
15
20
21
22
23
24
25
26
H26構成比
悪臭
106
72
50
48
22
22
24
20
29
39
24
49%
水質汚濁
97
33
13
28
14
15
14
18
10
17
12
24%
水質汚濁と悪臭発生
38
70
30
49
0
8
9
5
4
5
9
18%
悪臭発生と害虫発生
43
75
3
2
1
1
7
3
3
10
1
2%
水質汚濁と害虫発生
8
1
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0%
水質汚濁と悪臭発生と害虫発生
23
17
6
1
0
1
4
1
1
1
1
2%
害虫発生
30
22
6
3
2
0
1
3
0
0
0
0%
その他
7
4
3
5
7
3
2
3
5
4
2
4%
352
294
111
136
47
50
61
53
52
76
49
100%
計
(件)
その他
グ
害虫発生
水質汚濁と悪臭発生と害虫発生
水質汚濁と害虫発生
悪臭発生と害虫発生
水質汚濁と悪臭発生
水質汚濁
悪臭
原因別苦情発生件数の推移
400
350
300
250
200
150
100
50
0
昭60
平元
10
15
20
21
22
23
24
25
26
20
Ⅴ その他参考資料
【参考1】
沖縄の畜産 畜種別 主要なデータ
資料:農林水産省「畜産統計」 (各年2月1日現在)より
肉用牛(H27年)
飼養戸数
2,700戸
全国シェア
5.0%
全国順位
7位
1位
鹿児島県
9,000戸
2位
宮崎県 6,980戸
3位
岩手県 5,250戸
全国
54,400戸
飼養頭数
70,300頭
全国シェア
2.8%
全国順位
9位
1位
2位
3位
乳用牛(H27年)
飼養戸数
76戸
全国シェア
0.4%
全国順位
33位
1位
北海道 6,680戸
2位
岩手県 1,050戸
3位
栃木県 790戸
全国
17,700戸
飼養頭数
4,630頭
全国シェア
0.3%
全国順位
34位
宮崎県 249,000頭
全国 2,489,000頭
飼養戸数
276戸
採卵鶏(H26年)
飼養戸数
45戸
ブロイラー(H26年)
飼養戸数
16戸
全国シェア
5.1%
全国シェア
1.8%
全国シェア
0.7%
全国順位
5位
全国順位
25位
全国順位
29位
1位
鹿児島県 637戸
1位 愛知県 173戸
1位 宮崎県 483戸
2位
宮崎県 532戸
2位 千葉県 152戸
2位 鹿児島県 364戸
3位
茨城県 387戸
3位 鹿児島県 147戸
3位 岩手県 333戸
全国
5,270戸
全国 2,560戸
全国 2,380戸
飼養頭数
234,000頭
飼養羽数(成鶏)
1,084千羽
飼養羽数
587千羽
全国シェア
2.5%
全国シェア
0.8%
全国シェア
0.4%
全国順位
13位
全国順位
30位
全国順位
29位
1位
鹿児島県 1,332,000頭
1位 茨城県 10,538千羽
1位 宮崎県 28,188千羽
2位
宮崎県 828,800頭
2位 千葉県 9,153千羽
2位 鹿児島県 26,340千羽
栃木県 53,500頭
3位
千葉県 681,400頭
3位 鹿児島県 7,484千羽
3位 岩手県 21,794千羽
熊本県 44,500頭
全国 9,537,000頭
全国 133,506千羽
全国 135,747千羽
北海道 505,200頭
鹿児島県 323,400頭
豚(H26年)
1位
北海道 792,400頭
2位
3位
全国 1,371,000頭
1戸あたり飼養頭数
26.0頭
全国
45.8頭
全国順位
41位
1位
2位
3位
1戸あたり飼養頭数
60.9頭
三重県 145.9頭
847.8頭
全国
77.5頭
全国
1,809.7頭
全国順位
14位
全国順位
41位
北海道 192.8頭
滋賀県 173.7頭
1戸あたり飼養頭数
1位
三重県 121.7頭
2位
北海道 118.6頭
3位
大分県 93.8頭
1位
島根県 3,670頭
2位
岩手県 3,660頭
3位
青森県 3,568頭
1戸あたり飼養羽数
24,100羽
全国
52,200羽
全国
57,000羽
全国順位
35位
全国順位
26位
1戸あたり飼養羽数
36,700羽
1位 青森県 169,400羽
1位 北海道 606,100羽
2位 岩手県 139,400羽
2位 鳥取県 205,500羽
3位 広島県 117,100羽
3位 岡山県 112,800羽
21
【参考2】
直近1年間における家畜市場別取引状況
南部
伊江
宮古
八重山
今帰仁
黒島
久米島
多良間
(円)
620,000
580,000
540,000
H27.6月
沖縄県内の家畜市場別の子牛(黒毛和種)の取引価格
宮古
南部
多良間
八重山
今帰仁
H27.5月
630,829円
623,179円
605,437円
603,071円
601,927円
久米島 596,710円
伊江 595,809円
500,000
黒島 593,851円
460,000
420,000
H26.7
H26.8
H26.9
H26.10 H26.11 H26.12
H27.1
H27.2
H27.3
H27.4
H27.5
H27.6
資料:(公財)沖縄県畜産振興公社「家畜市場取引成績(黒毛和種)」
(頭)
沖縄県内の家畜市場別の子牛(黒毛和種)の取引頭数
800
700
南部
伊江
宮古
八重山
今帰仁
黒島
久米島
多良間
600
500
400
300
200
100
0
H26.7
H26.8
H26.9
H26.10
H26.11
H26.12
H27.1
H27.2
H27.3
H27.4
H27.5
H27.6
資料:(公財)沖縄県畜産振興公社「家畜市場取引成績(黒毛和種)」
22
【参考3】
沖縄県内のと畜頭数の推移
沖縄県内のと畜頭数(豚)の推移
(頭)
400,000
325,237
324,674
354,654
366,635
353,650
350,690
331,728
311,104
300,000
その他のと畜場
200,000
100,000
211,054
(64.9%)
200,733
(61.8%)
H19
H20
(株)沖縄県食肉センター
224,131
(63.2%)
239,759
(65.4%)
229,346
(64.9%)
227,414
(64.8%)
216,818
(65.4%)
205,270
(66.0%)
H21
H22
H23
H24
H25
H26
0
(年度)
資料:農林水産省「畜産物流通統計」(年度ベースに集計)
(株)沖縄県食肉センター調べ
沖縄県内のと畜頭数(牛)の推移
(頭)
5,000
4,000
4,447
4,594
4,644
4,161
4,188
4,559
4,155
3,710
その他のと畜場
3,000
2,000
1,000
2,231
(60.1%)
2,504
(56.3%)
2,444
(53.2%)
2,441
(52.6%)
H19
H20
H21
H22
2,101
(50.5%)
2,185
(52.2%)
H23
H24
2,603
(57.1%)
(株)沖縄県食肉センター
2,249
(54.1%)
0
資料:農林水産省「畜産物流通統計」(年度ベースに集計)
(株)沖縄県食肉センター調べ
H25
H26
(年度)
23