雲雀丘学園小学校 PTA 実行委員会 65 回生のみなさん VOL.52 ご卒業おめでとうございます今年度最後の花育だよりでは，65 回生の卒業記念樹『ヤエザクラ』をご紹介します。ヤエザクラは奈良県の県花でもあり，奈良市の市花でもあります。奈良の八重桜は昭和 43 年 3 月 1 日奈良県の県花に選ばれ，また，奈良市の花にも指定されました。伊勢大輔が「奈良の八重桜」を見て詠み，「小倉百人一首」第 61 番に載せられている，いにしえの奈良の都の八重桜けふここのへに匂いぬるかなという有名な歌もあります。この歌の「ここのへ」は「九重」のことで，桜の花びらが八重，九重と重なっている様と，禁中（宮中，九重）のことにかけられています。 ≪ヤエザクラ（八重桜）≫ ヤエザクラは八重咲きになるサクラの総称で，特定の品種の名ではない。多くの品種があるが，よく見る品種としては，関山（カンザン），普賢象（フゲンゾウ），八重紅枝垂（ヤエベニシダレ）などがある。 ★分類：バラ科の落葉高木 ★開花時期：ソメイヨシノなどの桜より１週間から 2 週間開花が遅く，4 月から 5 月 ★特徴：花弁の枚数が非常に多く，300 枚近くに達する例もある。また，花はやや大きめで丸くふんわりとした形になり，一輪から非常に豪華である。《関山》《奈良の八重桜》６５回生の卒業記念樹の『ヤエザクラ』は，正門から低学年下足室に向かう坂道の道路側の植込みに植樹されます。今年度は「近隣の県花，市花」をテーマに花育だよりをお届けしてまいりましたが，いかがでしたでしょうか。みなさま，１年間ありがとうございました。