10月号 - ユニティマーケティングソリューション

株式会社ユニティ マーケティング ソリューション発行
2014.10.28 第62号
日増しに秋の深まりを感じる季節となりました。先日、銚子市で開催された吹奏楽祭に足を
運び、芸術の秋を堪能しました。また、この季節になると毎年あちこちから採れたてのサツマ
イモをいただき、芋ご飯、レモン煮などで食欲の秋を楽しんでいます。
皆様はこの素晴らしい季節を、どの様に過ごしていらっしゃいますか。だんだんと
冷え込みが厳しくなります。お身体にはくれぐれもお気を付け下さい。
親しみを込めて…?
先日、銀行で窓口の順番を待っていた際に耳にした出来事です。ATMコーナーで初老の女
性が困った様子で独り言をつぶやいているのが、待合の椅子から見えました。機械の操作方
法がわからないようです。程なく銀行の制服を着た若い女性が側に付き添い、一緒に操作を
始めました。
ほっとして雑誌に目をやると、二人の会話が聞こえてきました。銀行員の女性は大きな声
で「次はこのボタンを押すのね」「うん、そうそう」といった調子です。全く敬語を使って
いません。子供を諭しているようにも受け取れます。それに対し、初老の女性は美しい敬語
で返答していて、二人の会話にとても違和感を感じました。
その後、窓口に戻った銀行員の女性は、50歳前後と思われる男性客にはきちんとした敬語
で対応していました。先ほどの女性がわざわざお礼を言うために窓口へ行き、「ありがとう
ございました」と声をかけていましたが、男性客と会話中だからでしょうか、返事をしませ
ん。私は隣の窓口の銀行員に対応してもらっていたのですが、その銀行員が初老の女性に
「伝えておきます」と話しかけていました。お礼の言葉は、直接本人に伝えたかったはずで
す。“私だったら本人に返事をするよう促すかな…”と思いながら見ていました。
同じような場面は、病院でも頻繁に見かけます。「次はこっちだよ~」とニコニコしなが
ら誘導する看護婦さんに、「ありがとうございます」と頭を下げる年配の患者さん。年を重
ねた先輩方の心の広さに、感心してしまいます。
地方では場合によっては方言で話したり、敬語を使わず対応し
た方が親しみがあって良いと思える場面も確かにあります。しか
し、周りで聞いているお客さんのことも考えると、相手が敬語を
使っている場合やあまり面識のない方の場合はきちんとした言葉
遣いで対応するよう、私自身も気をつけたいと思いました。
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