第2回 ナノシーズセミナーのご案内

第2回 ナノシーズセミナーのご案内
― 製品開発における粉体物性計測の現状と今後の新展開 ―
主催: 株式会社ナノシーズ
この度、弊社では粉体物性計測に関する講演会を開催いたします。特別講演では
大阪府立大学の綿野哲教授をお招きして「機能性微粒子の設計とその応用」という演
題にて御講演を予定致しております。アカデミックでありながら、皆様の研究開発の切
り口になるような、貴重なお話を頂ける予定です。また、粉体の静電気に関しまして、
第一線で活躍されている春日電機株式会社の鈴木輝夫先生、化粧品分野からは斬
新な物性測定法で絶え間ない新製品を市場にご提案されている日本ロレアルの鈴木
高広先生をお招きして、化粧品原料粉体の測定に関する概論を始め、具体的な測定
例をご講演頂きます。また、弊社の島田泰拓からナノシーズの付着力測定に関する
概論とソリューション事例をご紹介申し上げます。粉体関連の開発・研究者の皆様を
はじめ、粉体物性計測に関心をお持ちの多数の皆様のご参加をお待ち申し上げてお
ります。
講師:
特別講演:
技術講演:
大阪府立大学大学院工学研究科 工学博士 綿野哲教授
①日本ロレアル株式会社 メイクアップ応用研究所
工学博士 鈴木高広 先生
②春日電機株式会社 工学博士 鈴木輝夫 先生
③株式会社ナノシーズ 代表取締役 薬学博士 島田泰拓
日時:
聴講料:
場所:
平成20年11月28日(金) 10時00分~17時50分
6,000円
名古屋 ミッドランド スクエアー 12F
東海東京証券株式会社 ホール (JR名古屋駅から徒歩3分)
定員:
150名 (定員になり次第、締め切らせていただきます。)
申込方法 :受講申込書に必要事項をご記入の上、FAXにてお申し込みください。
FAX番号 : 052-736-8435
* セミナー終了後、会場と同ビル内にて懇親会(無料)を予定しております。是非とも
ご参加くださいませ。
受講申込書
株式会社ナノシーズ 行
FAX: 052-736-8435
(上記 FAX 番号に 本ページのみ ご送付下さい)
受講セミナー 「粉体物性計測の現状と今後の新展開」
参加者お名前
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会社名
お電話番号
FAX番号
お電話
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FAX番号
-(
懇親会
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参加する / 参加しない
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(○でお囲み下さい)
弊社へのご連絡事項 :
☆お申し込み方法・・・上記参加申込書に必要事項をご記入の上、FAXにてお申し込
みください。1 社につき、何名でもお申込みができます。
☆受講申込書を弊社にて拝受後、1名様ごとに参加票の発行を申し上げます。FAX
にて送付申し上げますので、当日ご持参のうえ、セミナー会場の受付にてご提示を
お願い申し上げます。聴講料は事前にお振込みをお願い申し上げます。
(詳細は参加票にてご連絡を申し上げます)
☆昼食は各自ご自由にお取り頂きます。当ビル内に多数の飲食店がございます。会
場内での食事は禁止となっております。
☆懇親会は参加費無料となっておりますが、お座席(着席)の関係上、本状による事
前のお申し込みが必要でございます。
申込締切日 : 平成20年11月26日(水)
申込・問い合わせ先 : 株式会社ナノシーズ 研究開発室
〒463-8561
名古屋市守山区下志段味穴ヶ洞 2266-99
産業技術総合研究所 中部センター 中部産学官連携研究棟 3F
電話 052-736-8417 担当 : 上田、酒井
開演日時: 平成 20 年 11 月 28 日(金) 10 時 00 分~17 時 50 分
会場: 東海東京証券
〒450-6212 名古屋市中村区名駅 4-7-1
名古屋本社ホール
ミッドランド スクエアー 12F
プログラム
時間
10:00
~10:05
10:05
~11:05
11:05
~12:05
題目・講師
開会の
挨拶
大阪府立大学大学院工学研究科 綿野哲 先生
技術講演
化粧品開発における粉体の物性評価と製品開発
日本ロレアル(株) メイクアップ応用研究所
工学博士 鈴木高広 先生
技術講演
粉体プロセスにおける静電気測定と制御
春日電機(株) 第一営業技術課
工学博士 鈴木輝夫 先生
司会
綿野先生
12:05
~13:30
休憩(昼食) *弊社製品を会場内に展示しております。
13:30
~15:30
技術講演
数ミクロン粒子の付着力・凝集力・摩擦力に関する
測定解析法
(株)ナノシーズ 薬学博士 島田泰拓
15:30
~16:00
公開質問
16:00
~16:15
上田健
(弊社)
皆様の「粉の悩み」にお答えします!
回答者 : 綿野教授 ・ 島田(弊社)
休憩
16:15
~17:45
特別講演
機能性微粒子の設計とその応用
大阪府立大学大学院 工学研究科
工学博士 綿野哲 先生
17:45
~17:50
閉会の辞
(株)ナノシーズ 島田 泰拓
島田泰拓
* 18:00より同ビル4Fにて、希望者のご参加による名刺交換会を兼ねた懇親会
(無料)を予定致しております。是非、ご出席くださいませ。
技術講演
「粉体プロセスにおける静電気測定と制御」
春日電機株式会社 第一営業技術課 工学博士 鈴木輝夫 先生
概要:
粉体プロセスでは、粉体の取り扱い中に粉体に大きな静電気が帯電し、静電気放
電に起因した多くの静電気トラブルが発生しています。この静電気放電に伴うトラブ
ルを防止するためには、プロセス中の静電気の帯電状況を把握し、静電気トラブルが
起こらないレベルまで帯電を抑制する対策を実施する必要があります。本講座では、
粉体プロセスでの静電気を連続測定する方法、静電気放電の発生を抑制するための
粉体を除電する方法、および,常に粉体の静電気の帯電量を制御する方法について
分かりやすく解説致します。
Ⅰ.空気輸送プロセスでの静電気放電の発生
1.堆積したペレット表面での静電気放電(面状放電、線状放電)の観測
2.面状放電、線状放電の発生頻度とペレット流量の関係
3.サイロ内落下中のペレットの比電荷とペレット流量の関係
Ⅱ.粉体の静電気計測
1.粉体用静電界検出システムについて
①エアパージ方式の電界センサの構造
②電界測定の原理
③電界検出感度
④較正方法
2.流動層造粒・乾燥工程における静電気測定
①粒子の吸水性および粒子径が粒子帯電に及ぼす影響
②混合粒子の混合割合が粒子帯電に及ぼす影響
③造粒工程における粒子帯電の連続測定
3.空気輸送プロセスにおける静電気測定
①粉体の輸送距離が静電界強度に及ぼす影響
②空気流速が静電界強度に及ぼす影響
③粉体の供給速度が静電界強度に及ぼす影響
④粉体の粒子径が静電界強度に及ぼす影響
Ⅲ.空気輸送プロセスにおける静電気制御
1.粉体用除電器の概要
①ノズル型除電電極の構造
②ノズル型除電電極の特性
③粉体用除電器の構成
④除電器による放電抑制特性
2.帯電量制御による静電気放電の抑制
①ON-OFF 制御
②比例制御
技術講演
「化粧品開発における粉体の物性評価と製品開発」
日本ロレアル株式会社 メイクアップ応用研究所 工学博士 鈴木高広 先生
概要:
ファンデーションは、主原料となる粉体の形状と物性が、化粧効果と使用感を担う。
層状粘土鉱物などのアスペクト比の大きな薄片粉体は、ファンデルワールス力に依
存した付着力を強め、光の散乱率を低下し、艶のある光沢を製品に与える。また、充
填ケーキ内でカードハウス構造を形成することで、製品の充填密度と硬度を低下し、
ソフトな使用感を与える。メイクアップ製品の開発に利用されている、これらの粉体技
術と課題を紹介する。
1.ファンデーションとは
ファンデーションの粉体
ファンデーションの油剤
ファンデーションの種類
2.粉体によるメイク機能
肌の光学的特色
薄片状粉体の特色
粉体のアスペクト比と付着性
層状ケイ酸塩粉体の化粧原料特性
透明感と光沢を演出する合成マイカ粉体
3.粉体の表面処理とメイク効果
持続性の制御と表面処理
撥水性・撥油性処理と肌への感触、メイク効果
表面処理・複合粉体の特色
4.エアロパウダーファンデーションの開発
カードハウス構造と多孔質フィラー
エアロパウダーの物性と光学特性
エアロパウダーファンデーションの特色
特別講演
「機能性微粒子の設計とその応用」
大阪府立大学大学院工学研究科 教授 綿野哲 先生
概要:
現在、微粒子の用途は拡大の一途をたどっており、各種の工業分野において微粒
子の設計とハンドリング方法の確立が要求されている。本講では、まず、粉体の基礎
的な特徴について概説したのち、機能性微粒子の設計方法について述べる。また、
造粒操作を用いた複合粒子の設計方法と、高効率な造粒方法についても説明する。
1.粉”のはなし
粉体の特徴
粉体プロセス
2.機能性微粒子・ナノ粒子
微粒子の工業的用途
微粒子の医薬品分野での応用例
粉末吸入製剤の設計
超臨界二酸化炭素による水難溶性薬物の微粒化・溶解性改善
3.造粒操作による機能化
各種のオンラインモニタリング法
高速混練造粒法による高効率造粒
技術講演
「数ミクロン粒子の付着力・凝集力・摩擦力に関する測定解析法」
株式会社ナノシーズ 代表取締役社長 島田泰拓
概要:
トナーや医薬品粉体のように対象となる粒子径がシングルミクロンになると原料粉
体の付着力・凝集力・摩擦力がその製品特性に大きく関与することは少なくありませ
ん。本講座では、特に知見の少ない粒子間付着力・粒子間摩擦力、凝集力に関して、
概論とその測定解析法の実例を紹介して分かりやすく解説いたします。
1.付着力
①.付着力とその構成成分
②.付着力とそれを左右する環境因子
③.付着力の制御とその手法
④.付着力の代表的な測定法(粒子間・粒子-平面間)
⑤.付着力測定に関する特許関連情報
2.凝集力
①.凝集力と付着力の関係
②.凝集力の代表的な測定法
③.凝集力測定に関する特許関連情報
3.摩擦力
①.摩擦力と付着力の関係
②.摩擦力の代表的な測定法
③.摩擦力測定に関する特許関連情報
4.測定解析法
①.粒子間付着力解析の実例と解説
②.粒子-基板間付着力測定(遠心法)の実例と解説
③.環境因子と付着力変化の実例と解説
④.製品トラブルに対する付着力測定でのアプローチ
⑤.凝集力・内部摩擦角(せん断試験)の測定の実例と解説
⑥.静電気拡散率測定と付着力の関係についての実例と解説
⑦.衝撃法付着力測定の実例と解説
【注意事項】
*会場内での喫煙はご遠慮下さい。喫煙は所定の場所でお願い致します。
*会場への飲み物持込はペットボトル、および紙パック飲料製品のみ可能です。
その他の飲み物(カップ飲料(カップコーヒー等))はご遠慮下さい。
*会場内でのお食事はご遠慮下さい。
*携帯電話はマナーモードにするか電源をお切り下ください。
講演会場のご案内
開演日時: 平成 20 年 11 月 28 日(金) 10 時 00 分~17 時 50 分
会場:東海東京証券
〒450-6212 名古屋市中村区名駅 4-7-1
名古屋本社ホール
ミッドランド スクエアー 12F
«アクセス»
①東海道新幹線(名古屋駅)下車→徒歩3分
②中部国際空港(セントレア)から名鉄名古屋本線(名古屋方面)で名鉄名古屋駅下
車→徒歩約3分
③お車でお越しの場合、名古屋高速都心環状線錦橋が最寄りの出口となります。
インターより車で10分程度必要です。会場には地下駐車場(有料)がございます。
ご不明な点がございましたら、お気軽に弊社研究開発室(電話 052‐736‐8417)まで
お問い合わせください。