共同活動支援交付金に係るQ&A - 福島県多面的機能支払推進協議会

農地・水保全管理支払交付金
共同活動支援交付金に係る
Q&A
【平成25年度 福島県版】
福島県農地 ・ 水 ・ 環 境保 全向 上対 策地 域協 議会
農地・水・環境保全向上対策共同活動支援交付金に係る Q & A
∼ 目 次 ∼
質
問
事
項
番号
大区分
中区分
項
1
活動組織
規約
役員の任期は、5年間か。
1
2
活動組織
規約
活動組織の規約は、独自の様式で作成してよいか。
1
3
活動組織
規約
参加同意書には、全ての構成員を記載しなければならないの
か。
1
4
活動組織
協定
農地法面は「農振農用地」とされていないが、交付金算定面積
に含めることができるのか。
1
5
活動組織
協定
農業用施設の延長が違うのは問題があるのか。
1
6
活動組織
協定
意図的に活動範囲を外すことは可能か。
1
7
活動組織
協定
地目上「田」になっているが、ハウスを建てたので対象農用地
から除外すべきか。
1
協定
対象施設が2町村にまたがり、交付金対象農用地は1市町村
である場合、交付金の負担割合はどのように区分すればよい
か。また、協定が複数市町村になった場合、報告等の手続きは
それぞれに行う必要があるのか。
2
8
活動組織
9
活動組織 資金計画 県のガイドラインを守らない場合のペナルティはあるのか。
10
活動組織 資金計画
11
活動組織 資金計画 外注費と委託費の明確な違いはなにか。
2
12
位置図の作成について参考様式の記入例では、1/5000程度
活動組織 申請手続 の地形図に作成するとなっているが、ない場合、公図の張り合
わせ程度の図面でよいか、また図面の用紙サイズを示していた
だきたい。
2
13
活動組織
地目
生産調整で一時的に畑作物を栽培している水田の地目判断
は、田と判断してよいか。
3
14
活動組織
地目
期間途中で地目が変更(田畑から農振除外)となった場合はど
う扱うか。
3
15
活動組織
要件
一定基準を満たしていれば、交付金を返還する必要が無いと
されているが、一定基準とは具体的にどうか。
3
16
活動組織
会計
活動組織の会計年度は、5年間とするのか。
3
17
活動組織 その他 市町村議会議員は、活動組織の代表となることは可能か。
3
18
共同作業に参加する際に、規約には農業者として自分の名前
活動組織 その他 を記載しているが、都合により妻や息子が活動に参加した場
合、日当を受け取るに当たっては非農家の扱いとなるのか。
3
19
活動組織 活動項目
堰(頭首工)を協定対象施設に位置付ける場合の活動項目は
どれが該当となるのか。
4
河川の草刈りについて、隣接する農地の所有者がそれぞれ隣
接部分の作業をし、共同活動としたい。
4
20
交付金
活動項目
修理費(水路の補修)が高額となり、1年だと20%を越えるので
5年平均で20%とならないか。
2
2
番号
大区分
中区分
質
問
事
項
項
21
交付金
草刈り等作業をした場合、日当による支出は、軽トラックや草
刈機械などの借り上げによる支払いも可能であるとされている。
活動項目 作業料金、借り上げ料の算定については、時間当たり単価によ
る支払いとされているが、延長又は面積当たり単価を設定するこ
とは可能か。
22
交付金
活動項目 活動項目に、野焼きを追加したい。
23
交付金
活動項目
24
交付金
活動項目 道路の植栽箇所に防草ネットを設置したい。
25
交付金
活動項目
本年度の計画を策定するにあたり、点検や診断を前年度の活
動の中で実施しても良いか。
5
26
交付金
「農用地を利用した景観に配慮した作付け」でアヤメを植え付
けたが、繁殖力が強いので次年度以降の作付けが必要なくな
活動項目
る。その後の維持管理だけでは用件を満たすことにはならない
のか。他の項目に変更するべきか。
5
27
交付金
活動項目
「外来種の駆除・刈り取り」で、駆除を目的として魚釣りをした場
合、日当を支払うことは可能か?
5
28
交付金
活動項目
ため池の泥上げは、規模が大きく住民作業では不可能である
ため、対象項目から外したいが、駄目なのか。
5
29
交付金
活動項目 面に植えつけたい。地主から了承を得ているが、今後(数十年
景観形成や維持管理の軽減のため、共同活動で畦畔にグラ
ンドカバープランツを植栽する場合の留意点はあるか。
4
4
4
5
「農用地を利用した景観に配慮した作付け」で、桜を農用地法
6
後)の管理のことを含め、問題はないか。
農村環境保全活動の「計画策定」には指定様式があるのか。
30
交付金
活動項目 単に、予定日や当日の役割分担を決めただけで計画策定と言
6
えるか。手引きにあるような本格的な計画が必要か。
31
平成24年4月1日以降の活動で(平成25年度採択地区は平成
25年4月1日以降の活動で)協定締結前の活動に対する交付金
交付金 資金管理 の支出について、資材等を購入した時点では個人が立て替え
て購入先からの領収書を徴収し、交付金の交付日以降に代金
を立て替えた個人から領収書を徴収して支出することでよいか。
32
交付金 資金管理
33
34
日当を支払う際の領収書については、活動を実施するごとに
徴収する必要があるのか。指導したいと考えているが、よいか。
交付金の交付される以前の活動資金について、独自に確保し
交付金 資金管理 た資金を通帳で管理することで指導したいと考えているが、よい
か。
各活動組織の活動は、4∼6月までに最も多く活動が行われ
交付金 資金管理 る。こうした場合、物品等の購入の際に、交付金交付以前の取り
扱いはどのようにすべきか。
6
6
6
7
35
交付金 資金管理 水路底部の土砂撤去を土木業者等へ委託することは可能か。
36
交付金
使途
個人の畦畔の草刈に対して、日当を支払って良いか。
7
37
交付金
使途
共同活動交付金は協定締結前でも使用可能か?
7
38
交付金
使途
遊休農地発生防止のための保全管理は数回の草刈を行えば
良いか。
7
7
番号
大区分
中区分
質
問
事
項
項
39
交付金
使途
点検の結果、「遊休農地発生防止のための保全管理」「水路
の泥上げ」「ため池の泥上げ」が業者へ委託しなければならない
ほどの状況だった場合、予算の関係上、どれかを次年度に行う
こととして良いか。
40
交付金
使途
草刈り等の労力を軽減するため、また、病害虫の発生を抑制
するために、「周辺部」に当たる河川や国道にグランドカバープ
ランツや病害虫の忌避植物を植栽することは可能か。
8
41
交付金
使途
草刈機の購入はできるのか。
8
42
交付金
使途
トラクターのユニットを購入し、平坦なところの草刈りを行いた
いが、これを購入して良いか。
8
43
交付金
使途
活動報告をまとめるためにパソコンやカメラ、プリンターを購入す
ることは可能か。
8
44
交付金
使途
45
交付金
使途
46
交付金
使途
47
交付金
使途
水に関する項目で、「水生生物を対象とすれば可能」とある
が、どのような意味か。
9
48
交付金
使途
協定対象施設内等に粗大ゴミ等が放置され、保全管理上支
障を来たしている場合、これを撤去して処分費用を交付金で支
払うことは可能か。
10
49
交付金
使途
共同活動を実施する際の保険の加入について、これまでは自
治会で加入・支払していたが(年間契約)、今後は農地・水・環
境保全向上対策の交付金で支払って良いか。
10
50
交付金
使途
51
交付金
使途
52
交付金
使途
53
交付金
使途
54
交付金
使途
55
交付金
使途
畦塗機械を購入し、水路・道路の法面及び畦畔の補強、再構築
を行うことは可能か。
地域における生態系保全への認識を高めるために、地域内の
水路等で見られる生物を一旦捕獲し、隣接する学校の池で飼育
観察して良いか。
また、当該池へ給水するため、隣接する井戸から揚水するた
めのポンプを共同活動支援交付金により購入することは可能
か。
草刈機、運搬車、車等のガソリン代、または、換え刃を参加者
に対し配給することは可能か。
役員報酬について、会計・庶務については事務量が膨大であ
り、役員報酬の範囲の金額では割に合わないと思われる。役員
報酬以外の支出を行うことはできないか。
例えば、事務処理を行うためのパート賃金は認められるとされ
ているが、庶務に対してパート賃金を支払うことは認められない
か。
活動が午前・午後となった場合に、弁当代などの支出は可能
か。
共同活動支援交付金を口座管理することで生ずる利子は活動
費用に充当して良いのか。
日当を各参加者に対して口座振り込みにしても問題はない
か。また、その場合の振込手数料は共同活動支援交付金を充
ててよいか。
土水路をU字溝にすることは可能か。
道路横断暗渠の狭隘部分を共同活動により改修できないか。
また、土砂吐ゲートや取水ゲートの設置は可能か。
8
9
9
9
10
10
10
11
11
11
番号
大区分
中区分
56
交付金
使途
質
問
事
項
共同活動支援交付金により、水路や農道等の改修を実施して
も良いか。
活動組織で景観植物を植栽した場所に、事業等の告知看板
を設置することを検討しているが、この事業で看板製作費等を
支出しても良いか。
また、看板制作費を共同活動支援交付金の使途として良い
か。
水田を活用したビオトープを設置する場合、所有者へ土地の
借り上げ料を支払うことは可能か。
活動組織の打合せ、書類作成、機材保管、刈り取った草の仮
置き等を目的に事務所を設置して良いか。
項
11
57
交付金
使途
12
58
交付金
使途
59
交付金
使途
60
交付金
使途
集会所の一室を借用して活動していますが、借料を支出して
良いか。
12
61
交付金
使途
交付金の目的外に使用された場合
12
62
交付金
返還
交付金は、繰越して使用することはで可能か。
12
63
交付金
返還
銀行口座から活動資金をおろす場合、その都度、金銭出納簿
との整合を図る必要があるか(通帳と金銭出納簿との日付、金額
を一致させる必要があるか)。
13
64
交付金 資金管理
個人に対して機材の使用料等を支払い、領収証を徴収する場
合、収入印紙は必要か。
13
65
交付金 資金管理
対策期間終了時点で、耐用年数が終了していない資材、機材
等がある場合の取り扱いはどうするのか。
13
66
共同活動支援における活動組織の要件及び指導指針の中
交付金 資金管理 で、「交付金の使途に関する指針」の中に記載されている"誘導
上限指針値"とはどういうことか。
67
交付金
使途
役員が役員会や総会に出席する場合、役員に日当を支払っ
てよいか。
13
68
交付金
使途
物を購入する場合、店のポイントを付けてよいか。
14
69
交付金
使途
草刈り鎌、スコップ、雨カッパ、長靴等、個人専用となるものを購
入してよいか。
14
70
交付金
使途
研修に先進地研修を考えているが、しばりはあるか。
14
12
12
13
(問 1) 役員の任期は、5年間か?
5年間については特段要件となっていないので、任意に設定が可能である。しかし
事業の継続性のこともあり、できるだけ長く任についていただきたい。
なお、役員に変更があった場合には、地域協議会に変更届を提出するものとす
る。
(問 2) 活動組織の規約は、独自の様式で作成してよいか。
現在示されている様式(実施要領 別記6−1)に沿って作成されたい。
(問 3) 参加同意書には、全ての構成員を記載しなければならないのか。
そのとおり。
農業者と農業者以外の区分を明確にして全員記載すること。
(問 4) 農地法面は「農振農用地」とされていないが、交付金算定面積に含めるこ
とができるのか。
含めることはできない。
(問 5) 農業用施設の延長が違うのは問題があるのか。
交付金の算定に直接関係するものではないが、管理すべき箇所を計画するための
もの。図測等により算出して良いことになっているので、多少の違いは問題としない。
(問 6) 意図的に活動範囲を外すことは可能か。
できない。
(問 7) 地目上「田」になっているが、ハウスを建てたので対象農用地から除外す
べきか。
「田」から「畑」に変更して、変更すれば除外の必要はない。
ただし、変更承認申請が必要で、交付金は、採択年度にさかのぼり返還となりま
す。
-1-
(問 8) 対象施設が2町村にまたがり、交付金対象農用地は1市町村である場合、
交付金の負担割合はどのように区分すればよいか。また、協定が複数市町村になっ
た場合、報告等の手続きはそれぞれに行う必要があるのか。
施設が跨る場合も複数の市町村と協定を締結するものとする。
また、実施状況報告や実施状況の確認等についても、協定を締結した市町村それ
ぞれに実施する必要がある。
(問 9) 県のガイドラインを守らない場合のペナルティはあるのか。
あくまでもガイドラインであるので、ペナルティはないが、理由が求められる。
(問 10) 修理費(水路の補修)が高額となり、1年だと20%を越えるので5年平均で
20%とならないか。
交付金の使途に関する指針(ガイドライン)では、「委託費(外注費)の占める割合の
上限指針値を20%とする。」となっているが、工事の内容によっては仮設費や事業量
により単年度工事の方が経済的な場合もあるので5年平均でかまわない。
ただし、交付金使途が外注費にかたより、他の共同活動に支障が出ないよう充分
検討したうえで適正な年度計画を立てること。
(問 11) 外注費と委託費の明確な違いはなにか。
外注費とは、構成員の手に負えない側溝の布設や建設機械を使用する場合に、
建設会社等に委託した場合の費用であり、その他委託費には、それ以外の委託費
又は技術指導等のため外部から招く専門家等への謝礼である。
(問 12) 位置図の作成について参考様式の記入例では、1/5000程度の地形図に
作成するとなっているが、ない場合、公図の張り合わせ程度の図面でよいか、また図
面の用紙サイズを示していただきたい。
公図の張り合わせについては、地区の概況がわからないので、できれば地形図等
に記載願いたい。協定書の中に綴られるものであるので、A4またはA3が望ましい。
しかしこれで収まらない場合は別添とすることも可能である。
-2-
(問 13) 生産調整で一時的に畑作物を栽培している水田の地目判断は、用排水
路、畦畔がしっかりしていれば、田と判断してよいか。
田としての使用が見込まれるものについては、水田とカウントしても良い。
(問 14) 期間途中で地目が変更(田畑から農振除外)となった場合はどう扱うか。
要綱別紙1の第11の2により、交付金を協定認定年度に遡って返還するものとする。
(問 15) 一定基準を満たしていれば、交付金を返還する必要が無いとされている
が、一定基準とは具体的にどうか。
実施要領 第1の16の(1)により、自然災害その他やむを得ない理由が認められる
場合を指す。
(問 16) 活動組織の会計年度は、5年間とするのか。
各年度毎に交付申請及び実施状況報告を行うこととされているため、1年毎になる。
(問 17) 市町村議会議員は、活動組織の代表となることは可能か。
活動組織の代表になるための資格要件は定められていないので、基本的には可
能であるが、選挙管理委員会等関係機関と協議のうえ、公職選挙法等関係法令に
抵触することのないようにすること。
(問 18) 共同作業に参加する際に、規約には農業者として自分の名前を記載して
いるが、都合により妻や息子が活動に参加した場合、日当を受け取るに当たっては
非農家の扱いとなるのか。
問いのような場合は、農業者の代理とみなし、農業者という扱いで良い。なお、参
加者名簿には実際に活動に参加した者の氏名を記載すること。
-3-
(問 19) 堰(頭首工)を協定対象施設に位置付ける場合の活動項目はどれが該
当となるのか。
水路の活動項目を準用されたい。
(問 20) 河川の草刈りについて、隣接する農地の所有者がそれぞれ隣接部分の
作業をし、共同活動としたい。
河川(法河川、準用河川)の草刈りについては、原則として交付金の使途対象とは
できないので留意されたい。ただし、農地に隣接する河川法面で用水路・農道等の
協定対象の地域資源に影響を及ぼす場合、あくまで耕地側の部分的な草刈りは使
途対象となると考えられる(堤頂や河川水路内の草刈りは使途対象とはならない)。
上記により使途対象となる場合は、共同活動による場合のみ。
(問 21) 草刈り等作業をした場合、日当による支出は、軽トラックや草刈機械など
の借り上げによる支払いも可能であるとされている。
作業料金、借り上げ料の算定については、時間当たり単価による支払いとされてい
るが、延長又は面積当たり単価を設定することは可能か。
延長又は面積当たりでの日当算出は認められないため、時間当たり算出での支払
とすること。
(問 22) 活動項目に、野焼きを追加したい。
地域活動指針の項目追加としては、認められない。
なお、ごみの野外焼却、いわゆる「野焼き」は、法律(廃棄物の処理及び清掃に関
する法律第16条の2)で原則禁止されている。
(問 23) 景観形成や維持管理の軽減のため、共同活動で畦畔にグランドカバー
プランツを植栽する場合の留意点はあるか。
現在、種苗会社等からグランドカバープランツとして流通している品種については、
特に制限はない。
ただし、導入に際しては、地域の景観形成、維持管理の長期的な展望について地
域で十分な合意形成を図ったうえで実施することが望ましい。
-4-
(問 24) 道路の植栽箇所に防草ネットを設置したい。
「基礎活動」 - 「実践活動」 - 「農道」 - 「農道の適正管理」に該当すると判断され
るため、可能である。
(問 25) 本年度の計画を策定するにあたり、点検や診断を前年度の活動の中で
実施しても良いか。
農作業の作業工程を考えると3月頃からはその年の準備が始るため、本年度の点
検及び診断を前年度に行っても良い。
ただし、作業にかかる経費の支出は作業を実施した年度において行うこと。
(問 26) 「農用地を利用した景観に配慮した作付け」でアヤメを植え付けたが、繁
殖力が強いので次年度以降の作付けが必要なくなる。その後の維持管理だけでは
要件を満たすことにはならないのか。他の項目に変更するべきか。
変更の必要はない。
「農村環境保全活動」 - 「実践活動」 - 「地域環境の保全」 - 「景観形成のための
植栽等」には、「植栽を行うとともに、除草作業等による適正な維持管理を行うこと。」
とあるため、要件を満たすと判断される。
(問 27) 「外来種の駆除・刈り取り」で、駆除を目的として魚釣りをした場合、日当
を支払うことは可能か。
不可能である。
「農村環境保全活動」 -「実践活動」 - 「地域環境の保全」 - 「外来種の駆除」には
該当するが、駆除そのものを目的として釣りを行うことは、効率的でなく、合理性を欠
くものであるため、日当だけでなく、本対策の対象外と考える。
なお、「釣り」の形態でなく「網」などによる大規模な駆除作業であれば、日当の支
払いは可能である。
(問 28) ため池の泥上げは、規模が大きく住民作業では不可能であるため、対象
項目から外したいが、駄目なのか。
外してはいけない。
本対策における泥上げは、斜樋部・底樋部・流入部等の局部的な箇所の泥上げな
ど、共同作業で可能なものを想定している。
また、規模の大きなため池については、本対策で本格的に浚渫を行うのは困難で
あり、他の事業での対応となると思われる。
-5-
(問 29) 「農用地を利用した景観に配慮した作付け」で、桜を農用地法面に植え
つけたい。地主から了承を得ているが、今後(数十年後)の管理のことを含め、問題
はないか。
問題はない。
「農村環境保全活動」 - 「実践活動」 - 「地域環境の保全」 - 「景観形成のための
植栽等」に、該当する。なお、植付けする桜は成木でなく、苗木とする。
(問 30) 農村環境保全活動の「計画策定」には指定様式があるのか。
単に、予定日や当日の役割分担を決めただけで計画策定と言えるか。手引きにある
ような本格的な計画が必要か。
指定様式はないが、活動の解説を参考に計画策定を実施願いたい。
(問 31) 平成24年4月1日以降の活動で(平成25年度採択地区は平成25年4月1
日以降の活動で)協定締結前の活動に対する交付金の支出について、資材等を購
入した時点では個人が立て替えて購入先からの領収書を徴収し、交付金の交付日
以降に代金を立て替えた個人から領収書を徴収して支出することでよいか。
よい。
(問 32) 日当を支払う際の領収書については、活動を実施するごとに徴収する必
要があるのか。
原則として活動ごとに徴収すること。一覧表に記名、押印する形式でもよい。
(問 33) 交付金の交付される以前の活動資金について、独自に確保した資金を
通帳で管理することで指導したいと考えているが、よいか。
交付金を管理する通帳とは別の通帳で管理するようにする。
-6-
(問 34) 各活動組織の活動は、4∼6月までに最も多く活動が行われる。こうした
場合、物品等の購入の際に、交付金交付以前の取り扱いはどのようにすべきか。
特定の個人が立替払いをする、行政区等から資金の借り入れを行う等により対応し
ている例は見受けられる。ただし、借り入れ等により対応した場合は、交付金の通帳
とは別に管理すること、借り入れに係る金利については交付金の使途対象とならな
いため、構成員から必要額を徴収する等の処理が必要となる。
交付金交付以前の活動に対する交付金の支出について、資材等を購入した時点
では個人等が立て替えて購入先からの領収書を徴収し、交付金の交付日以降に代
金を立て替えた個人等から領収書を徴収して支出することで対応願いたい(この場
合、領収書は両方保管する必要がある)。
(問 35) 水路底部の土砂撤去を土木業者等へ委託することは可能か。
水路が大きく、深い、撤去する土砂の量が多い等、一般の人では対応が困難と判
断できる場合においては、委託も可能である。ただし、県のガイドライン(交付金の
20%以内)で行うことが望ましい。
(問 36) 個人の畦畔の草刈に対して、日当を支払って良いか。
個人の営農活動に対する日当の支払いは認められない。
ただし、土地の所有者が高齢等の理由で草刈り等ができず、そのまま放置すると病
害虫発生の原因となったり、農地保全上好ましくないなどの理由があれば、共同作
業として計画に位置付け、日当を支払っても良い。
(問 37) 共同活動交付金は協定締結前でも使用可能か。
4月1日以降であれば使用可能。報告用に必要となる記録(写真等)を付けることが
必要。
(問 38) 遊休農地発生防止のための保全管理は数回の草刈を行えば良いか。
草刈だけでなく、耕作可能な状態(耕起まで)に保全しなければならない。
-7-
(問 39) 点検の結果、「遊休農地発生防止のための保全管理」「水路の泥上げ」
「ため池の泥上げ」が業者へ委託しなければならないほどの状況だった場合、予算
の関係上、どれかを次年度に行うこととして良いか。
可能である。
「ため池の泥上げ」については、計画書作成段階では不明であるが、残りの2つに
ついては、現在でも想定は可能と思われるので、単年で処理せずに計画的に振り分
けることもできると考えられる。対策期間内で全て対応できるよう計画的に実施するこ
とが必要。
(問 40) 草刈り等の労力を軽減するため、また、病害虫の発生を抑制するため
に、「周辺部」に当たる河川や国道にグランドカバープランツや病害虫の忌避植物を
植栽することは可能か。
本交付金を使用することはできない。
(問 41) 草刈機の購入はできるのか?
草刈機については個人借上げを原則とする。ただし、草刈機を持たない非農家が
参加し、かつ所有者が組織内で少数であり、組織で管理して使用する場合において
は、市町村と必要台数等を協議のうえ購入の是非を判断すること。
(問 42) トラクターのユニットを購入し、平坦なところの草刈りを行いたいが、これを
購入して良いか。
まず、この機械が真に必要なのか、費用対効果を十分検討すること。また、汎用性
が高い機械なので、借り上げまたはリースを基本とされたい。
ただし、購入する場合は市町村と協議すること。
なお、購入した場合は、本対策以外には使用していないことを説明できる資料(管
理簿等)を整備すること。
(問 43) 活動報告をまとめるためにパソコンやカメラ、プリンターを購入することは
可能か。
役員等でパソコン等を持っている場合はそれを借りることを原則とするが、パソコン
等を持っていない、または借りることができない場合については購入することができ
る。
購入・リースの選択は、活動終了までの期間で考え、安価な方とする。
-8-
(問 44) 畦塗機械を購入し、水路・道路の法面及び畦畔の補強、再構築を行うこ
とは可能か。
単なる「畦塗り」は個人の営農作業とみなされるため、交付金の使途の対象とはな
らない。
(問 45) 地域における生態系保全への認識を高めるために、地域内の水路等で
見られる生物を一旦捕獲し、隣接する学校の池で飼育観察して良いか。
また、当該池へ給水するため、隣接する井戸から揚水するためのポンプを共同活
動支援交付金により購入することは可能か。
飼育は、良い。
活動計画として、「農村環境保全活動」 - 「啓発・普及」 - 「地域住民との交流活
動、学校教育、行政機関等との連携」 ・ 「実践活動」 - 「生物の生息状況の把握」に
位置付けられる。
ポンプ等の汎用性の高い機器については、原則的に借り上げやリースにより対応
されたい。
(問 46) 草刈機、運搬車、車等のガソリン代、または、換え刃を参加者に対し配給
することは可能か。
不可能である。
燃料やオイルは借上料に含まれる。替え刃の配布は管理等がおろそかになること
や、個人の草刈りにも使用できることから、燃料やオイルと同様に借上料として整理
する。
(問 47) 水に関する項目で、「水生生物を対象とすれば可能」とあるが、どのような
意味か。
水路内へ水生植物(バイカモ、アヤメ、ハスなど)を植栽するなど、水に直接関連す
るものでなければならない。
例えば、水路沿いに花を植栽するなどは、水に関する項目とはいえない。
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(問 48) 協定対象施設内等に粗大ゴミ等が放置され、保全管理上支障を来たし
ている場合、これを撤去して処分費用を交付金で支払うことは可能か。
ゴミを放置した当事者が特定できず、そのままでは将来に渡って撤去される見込み
がない場合、市町村等関係機関と協議のうえ処分費用を交付金で支払うことはやむ
を得ない。
(問 49) 共同活動を実施する際の保険の加入について、これまでは自治会で加
入・支払していたが(年間契約)、今後は農地・水・環境保全向上対策の交付金で支
払って良いか。
交付金から支払って構わない。
(問 50) 役員報酬について、会計・庶務については事務量が膨大であり、役員報
酬の範囲の金額では割に合わないと思われる。役員報酬以外の支出を行うことはで
きないか。
例えば、事務処理を行うためのパート賃金は認められるとされているが、庶務に対
してパート賃金を支払うことは認められないか。
構成員であるものの事務委託については、活動組織内の役割分担により事務を
行った場合には、(日当等による)対価を受けることは可能である。
なお、日当による場合は、作業時間を事務日報により適正に管理するものとする。
また、役員報酬と日当の二重払いという疑念が生じないよう、役員報酬の対象業務
について明確にしておくことが必要である。
(問 51) 活動が午前・午後となった場合に、弁当代などの支出は可能か。
常識的な範囲で華美でないものであれば、支出は可能である。
(問 52) 共同活動支援交付金を口座管理することで生ずる利子は活動費用に充
当して良いのか。
充当してよい。
この場合、利息は、収支実績報告の収入の部において「利子等」で整理する。
なお、平成28年度末に(平成25年度以降採択地区についても平成28年度末に)
残額があれば、利息も含めて返還する必要がある。
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(問 53) 日当を各参加者に対して口座振り込みにしても問題はないか。また、その
場合の振込手数料は共同活動支援交付金を充ててよいか。
日当を口座振り込みにすることは問題ない。また、それに係る振込手数料に交付
金を充てることはやむを得ない。
ただし、口座振り込みにした場合でもそれに係る領収書は必要である。
(問 54) 土水路をU字溝にすることは可能か。
水路の更新は共同活動支援交付金の対象とはならない。
ただし、点検及び機能診断を実施し、必要最低限の区間を更新することはやむを
得ないものとする。
なお、事前に市町村と協議のうえ、実施の是非を判断すること。
(問 55) 道路横断暗渠の狭隘部分を共同活動により改修できないか。
また、土砂吐ゲートや取水ゲートの設置は可能か。
機能診断の結果に基づき、活動計画に位置付けたうえで、計画的に実施すること
は可能である。
水路及びその附帯施設の改修については、機能診断の結果に基づき、基礎活動
の実践活動のうち水路の「破損施設の改修」の項目により実施する。
ただし、既存施設の長寿命化を図る事が第一義であり、大規模な改修を計画する
場合は、事前に市町村を通じて相談されたい。
(問 56) 共同活動支援交付金により、水路や農道等の改修を実施しても良いか。
機能診断の結果に基づき、活動計画に位置付けたうえで、計画的に実施すること
は可能である。
水路や農道及びその附帯施設の改修については、機能診断の結果に基づき、基
礎活動の実践活動のうち水路の「破損施設の改修」の項目により実施する。
ただし、既存施設の長寿命化を図る事が第一義であり、大規模な改修を計画する
場合は、事前に市町村を通じて相談されたい。
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(問 57) 活動組織で景観植物を植栽した場所に、事業等の告知看板を設置する
ことを検討しているが、この事業で看板製作費等を支出しても良いか。
また、看板制作費を共同活動支援交付金の使途として良いか。
良い。ただし、華美になりすぎないよう留意されたい。
また、看板設置等は、啓発・普及の中の啓発活動として位置付け、活動することと
する。
(問 58) 水田を活用したビオトープを設置する場合、所有者へ土地の借り上げ料
を支払うことは可能か。
不可能である。
優良農地で営農を排除してビオトープを設置することは、本対策の主旨に反するも
のである。
したがって、問のような場合、遊休農地等をビオトープとして位置づけることにより営
農可能な状態に維持管理を行う場合が想定されるが、借地料を支払った場合、借地
料と遊休農地対策としての維持管理経費の二重投資の疑いが生じるため、望ましく
ない。
(問 59) 活動組織の打合せ、書類作成、機材保管、刈り取った草の仮置き等を目
的に事務所を設置して良いか。
交付金の対象とはならない。
(問 60) 集会所の一室を借用して活動していますが、借料を支出して良いか。
基本的に支出できない。ただし、行政区の規約等に明記されている場合はやむ
を得ないものとする。
(問 61) 交付金の目的外に使用された場合。
目的外に使用された分を、採択年度にさかのぼって返還する。
(問 62) 交付金は、繰越して使用することはで可能か。
可能である。
ただし、理由は必要である。
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(問 63) 銀行口座から活動資金をおろす場合、その都度、金銭出納簿との整合を
図る必要があるか(通帳と金銭出納簿との日付、金額を一致させる必要があるか)。
預金通帳と金銭出納簿を日付、金額まで整合させるのは事実上困難であるため、
必ずしも一致させる必要はない。
金銭出納簿と銀行口座の収入、支出が3月31日に合致していれば問題ない。
(問 64) 個人に対して機材の使用料等を支払い、領収証を徴収する場合、収入
印紙は必要か。
不要である。
(問 65) 対策期間終了時点で、耐用年数が終了していない資材、機材等がある
場合の取り扱いはどうするのか。
対策期間終了後も引き続き共同活動に使用する場合は、当該活動組織が適切に
所有、管理していくものとする。
(問 66) 共同活動支援における活動組織の要件及び指導指針の中で、「交付金
の使途に関する指針」の中に記載されている"誘導上限指針値"とはどういうことか。
本対策は、地域全体での共同活動により農地・水・環境の保全向上を目指していく
ものであるが、地域住民の参画を得やすくするために日当等の支払いを認めてい
る。
しかし、地域住民の自主的な参画と継続的な活動を推進する観点から、高額な日
当は望ましいものではないため、県としては「できればこの程度に抑えて欲しい」とい
う目安を示したものである。
(問 67) 役員が役員会や総会に出席する場合、役員に日当を支払ってよいか。
役員報酬と日当の二重払いという疑念が生じないよう、役員報酬の対象業務につ
いて構成員の同意を得て明確にしておくこと。
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(問 68) 物を購入する場合、店のポイントを付けてよいか。
個人の会員カードへポイントを付けることはできない。既にポイントが付与されてい
る場合は、本対策の支出でポイントを使用し、今後は個人のポイントの付くカードを
使用しての物品購入をしない。
(問 69) 草刈り鎌、スコップ、雨カッパ、長靴等、個人専用となるものを購入してよいか。
汎用性があり、本対策以外に使用される可能性が高いため原則不可とする。
ただし所有者が組織内で少数であり、組織で管理して使用する場合においては、
市町村と必要数等を協議のうえ購入の是非を判断すること。
(問 70) 研修に先進地研修を考えているが、しばりはあるか。
研修計画・目的を明確にし、市町村の確認をとること。
また、研修行程に研修以外の目的(観光等)は認めません。
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