施策マネジメントシート

平成
総
合 政策No. 1 1
計
画 施策No. 1 1
体
自然に優しい住みよいまちづくり
施策の方針
1
施策統括課
目指すべき姿
月 31 日
月 日
芝井 広
・南砺市エコビレッジ構想(H25.3)
自然環境の保全と活用
施策
関係する計画 ・南砺市桜ケ池エコビレッジ再生可能エネルギー
エコビレッジ推進課、建設課
関係課名
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
農林課
課長名
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
導入基本計画(H25.3)
・南砺の豊かな水と緑を守り育むため、行政と市民が連携して活動を進めます。
・散居村景観や自然環境、生活環境の保全し、人と自然が共生できる安全で安らぎのあるまちをつくります。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
□
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
散居村景観(福野、福光、井波、城端、井口)
自然環境(山林)
生活環境
単位
A 福野、福光、井波、城端、井口区域の面積
k㎡
B 森林面積
k㎡
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
散居村景観が保全され、活用される
自然環境が保全され、活用される
生活環境が保全される
単位
A
1
自然環境(散居村景観含む)美しく保たれると思う市民の
割合
B
2
散居景観保全協定の締結数
件
C
3
不法投棄件数
件
D
4
森づくり活動の参加数
人
E
5
市内河川BOD基準達成率
%
%
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
A:自然環境が美しく保たれると思う市民の割合
B:屋敷林やあずまだちの保全に向けた意識の指標として散居景観保全協定の締結数を挙げた。
C:環境保全に対する意識の指標として不法投棄件数(市が回収を行ったもの)を挙げた。
D:植林・育林活動を通じ森林の持つ多面的機能を理解することにより、森林や緑に触れ合う機会が増える。
E:河川の水中の有機物などの量を、その酸化分解のための微生物が必要とする酸素の量
A:市民意識調査 「問10あなたは、自然環境(散居村景観含む)が美しく保たれていると思いますか」に 1.そう思う 2.どち
らかといえばそう思う と答えた方の割合
B:建設課資料
C:エコビレッジ推進課資料
D:農林課資料
E:エコビレッジ推進課資料
2 指標等の推移
指標名
単位
A
対象指標 B
C
A
B
C
成果指標
D
E
F
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
k㎡
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
%
実績値
成り行き値
目標値
件
実績値
成り行き値
目標値
件
実績値
成り行き値
目標値
人
実績値
成り行き値
目標値
%
実績値
成り行き値
目標値
実績値
k㎡
19年度
22年度
23年度
24年度
25年度
27年度
26年度
28年度
125.9
125.9
125.9
125.9
125.9
125.9
125.9
125.9
524.2
524.5
524.7
524.7
524.7
525.6
525.6
525.6
76.8
77.6
77.6
79.2
81.4
80.0
74.9
データー無
74.7
122
122
132
132
132
132
133
135
115
48.0
61.0
71
23
12
47
24
40
データー無
2,380
2,340
2,343
2,400
2,578
2,588
2,780
2,600
2,195
77.7
86.0
77.0
78.6
85.7
94.3
85.7
100.0
データー無
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 1 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・屋敷林の保全
・地域ぐるみの環境美化活動
・下水道への接続
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・不法投棄の監視 ・里山林の整備
・地域ぐるみの環境美化活動
・危険個所、河川のパトロール
・土砂災害から身を守る自主防災組織との避難訓練
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・屋敷林の保全や里山林の整備にかかる費用の支援 ・危険個所整備予算の確保
・危険個所のパトロール
・土砂災害ハザードマップ、ため池ハザードマップの作成
・砂防、急傾斜地、地すべり危険個所の対策要望活動
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・生活様式の変化により屋敷林の効用に関心が薄れ、景観保全協定の締結数は増えていない。
・地球温暖化防止の面からも森林の持つ多面的な機能に関心を持つ人が増えていく。
・物の豊かさから、心の豊かさ、自然の豊かさに関心が移っていく。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・水無し湿原の保全
・県立自然公園内施設の補修、遊歩道の整備
・土砂災害防止法による基礎調査で危険個所となったところの対策
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・自主的活動のため、活動が飽和状態にきているかもしれない
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・特に南砺市だけ他に秀でていることはない。
5 施策の現状と課題
○緑の保全と緑化の推進
白山国立公園を含む豊かな森林、全国でも珍しい散居村という独特の田園空間。これらの自然環境は、多様な公益的機能を有するばかりで
なく、市民の心に潤いと安らぎを与えるものであるといえます。将来とも、かけがえのない自然環境との調和を維持し、市民一人ひとりが豊かな
「緑の里」を守り育て、生活基盤となる「美しい住みよいまちづくり」を進めていく必要があります。
平成28年3月に白山ユネスコエコパークの拡張登録が決定され、旧平村・上平村全域が指定地域になり、今後、この地域のより一層の自然環
境の保全の推進が求められている。
○散居村景観の保全
散居村を構成しているカイニョ(屋敷林)やアズマダチと呼ばれる伝統的な農家住宅は、生活スタイルの変化に伴い々減少し、固有の農村景
観が変容しつつあります。今後は、その保全と活用に向け、景観保全協定の締結による保全活動や市民意識の向上が求められています。ま
た、新たに文化的景観の指定に向けた調査を進め、貴重な日本の農村の原風景として、引き続き保全を進める必要があります。
○水環境の保全
豊かな森林から流れ出る清らかな水は、市民生活に潤いを与えてくれるばかりでなく、イワナやミズバショウなど、貴重な動植物の生息の場と
なっています。これらの生態系に配慮した水辺環境の保全や、ホタルやメダカなどが棲める河川や用水路などの整備が求められています。
○身近な環境の保全
清潔で美しい環境をつくるため、花や緑を育てるとともに市民・地域・企業など、全員が一体となって行うゴミの適正な処理や環境保全活動の
推進が求められています。市民の環境に対する関心の高まりの中で、河川敷や山間部における不法投棄やポイ捨てなど、市民全員の目で監
視をしていく必要があります。
○自然災害の防止対策
国土の保全や水源の涵養など、森林の持つ多面的な機能を保全するため、保安林の整備をはじめ、砂防指定地・急傾斜地、地すべり地域
における監視と災害防止対策等を進めるなど、自然災害に対する適切な備えが求められています。
○豊かな森づくり
近年、クマの出没や害虫の被害など、森林を取り巻く環境は大きく変化していることから、里山の整備、野生動物との棲み分け対策、企業や
森林ボランティアを含めた市民参加の森づくりなどが求められています。
また、森林や清らかなせせらぎなど自然環境を活用して、山村と都市との交流促進や、自然とふれあう機会を提供していく必要があります。
ver.02.50
- 2 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
緑化の推進
美化運動の推進
散居村景観の保全
水環境の保全
河川の環境整備
不法投棄の防止
自然災害の防止
自然公園等の整備と管理
豊かな森づくりの推進
施策マネジメントシート3
主な事業
・花と緑の銀行等関係団体の協力による緑化活動の推進
・美化意識の高揚による美化運動の推進
・地域における清掃活動の支援
・地域活動などと連携した景観保全の推進
・水環境学習の推進による保全意識の高揚
・生態系に配慮した水辺環境の保全
・計画的な河川改修の推進
・うるおいのある良好な水辺空間の形成
・不法投棄防止啓発活動の推進によるモラルの向上
・不法投棄監視員の活動強化
・パトロールや危険箇所の調査
・危険箇所の調査に基づく計画的な事業の推進
・施設の保全と適切な整備・維持管理
・森林環境の保全による野生動物との共生の推進
・企業、市民参加による植林、育林などの森づくり活動の支援
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【自然環境(散居村景観含む)が美しく保たれていると思う市民の割合】
今後とも森づくりや自然環境等の保全活動を市民と行政の協働により進めることで、市民の意識向上が期待できることから、目標値を80%
に設定した。
【散居村景観保全協定】
散居村景観及び屋敷林の保全活動を進めることで、屋敷林がある集落の意識高揚が期待できることから、対象となる全193集落のうち概ね
2/3に当たる132集落を目標値に設定した。
【不法投棄件数】
警察との連携及び市民によるパトロールなど監視体制を強化することにより、不法投棄の抑制が期待できることから目標値を40件に設定し
た。
【森づくり活動の参加者】
地域やNPO法人、企業における森づくり活動が定着しています。今後の大幅な増加は見込めないものの、取組みを継続的に進めることで
現状の一割増である2、600人を目標値に設定した。
【市内河川のBOD基準達成】
今後、基準値を超える原因を調査し指導を強化することで、目標値を100%に設定した。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
◎
A 1 自然環境(散居景観を含む)美しく保たれていると思う市民の割合
B:散居村景観保全協定は、景観の保全の意識が出てきた。
◎
B 2 散居村景観保全協定の締結数
C:パトロール強化を進め不法投棄の件数が減った。
◎
C 3 不法投棄件数
D:企業における森づくりに対する活動に参加してみたい団体数を増やすことが
◎
D 4 森づくり活動の参加者数
豊かな森づくりに繋がる。
×
E 5 市内河川のBOD基準達成率
E:測定日の気候等によって測定数値が変動する。
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・散居村景観保全協定の締結について、現状維持であった。
・不法投棄件数については、不法投棄監視員による山間地域などでのパトロール活動の強化やゴミの適正な処理方法などの広報活動を実
施したが、城端、平、利賀、井波、福光地域で増加した。
・森づくり活動の参加者数については、森林の公益的機能の確保からも企業や森林ボランティアも含め、市民が参加できる体制づくりを再確
認し増加に努める。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・中山間地域の住民が減っており、山に入る人が減っていることから、野生動物が都市部まで下りてきている可能性がある。
・自然環境に対する住民の考え方が多様化してきており、対策の実施が困難な場合がある。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・豊かな水と緑を守り、市民とって安心して暮らせる上で、今後も自然災害が発生しない防止対策の整備の継続に努める。
・市内河川のBOD基準値が大幅に悪くなった箇所は、どこの河川で数値が下がるかの原因を調査する。
・豊かな森づくりについては人工林の主伐時期を迎えており、伐採計画を定め、その後の造林も含めて適正な実施方針を定める。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・自然景観(散居村景観含む)が美しく保たれていると思う市民の割合が高い値を示していることから、引き続き緑化の推進、河川の環境整
備、水環境の保全、豊かな森づくり等を進める。
−マネジメントシート3−
- 3 -
作成日 平成 28 年 7 月 18 日
更新日 平成 年 月 日
施策統括
川森 純一
施策統括課
施策の方針 自然に優しい住みよいまちづくり
エコビレッジ推進課
総合 政策No. 1 1
課長名
計画
・南砺市エコビレッジ構想(H24∼)
体系 施策No. 1 1 2
施策
循環型社会の構築
・南砺市桜ヶ池エコビレッジ再生可能エネルギー導入基
関係する計画
本計画(H24)
関係課名
農政課、林政課
・南砺市環境基本計画(H24∼)
・市民や事業者の意識を高めることにより、ゴミ排出量の抑制と資源化率の向上、省エネルギーへの取り組みを進めます。
目指すべき姿
・新エネルギーや未利用エネルギーの活用などにより、環境負荷の少ない循環型社会の構築を進めます。
平成
27
施策マネジメントシート1
年度事後評価
重点施策の有無
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
ア)市民
単位
A 人口
人
B 世帯数
戸
C
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
ア)
・ゴミ排出量の抑制する。
・リサイクルの促進する。
・新エネルギー(自然エネルギー、バイオマスエネルギー)を活用する。
成果指標設定の考え方
単位
千t
A
6
ゴミの総排出量(家庭系)
B
7
一人一日当たりのごみ排出量(家庭系)
g
C
8
総資源化量
t
D
9
木質ペレット利用量
t
E
10 太陽光発電設置件数(電力会社契約件数累計)
件
F
11 新エネルギー総導入量(累計)
Kw
・循環型社会の推進を図る為にも、市民のリサイクル意識やゴミの減量化意識の高揚を図り、分別収集の周知徹底、資源
ゴミ率の向上などにより、全市的な取り組みを推進する必要がある。
また、環境負荷の少ないエネルギーの導入や未利用エネルギーの有効利用について、調査研究を進める必要がある。
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
A:ごみの総排出量は、砺波広域圏資料にて把握(一般家庭)
B:一人一日当たりのごみ排出量は、砺波広域圏資料にて把握
(一人一日当たりのごみ排出量=ごみの総排出量(g)/365日/人口)
C:資源ゴミについては、広域圏、集団回収についてはエコビレッジ推進課(資源ごみ収集量+集団回収量)
D:エコビレッジ推進課作成資料にて把握
E:北陸電力㈱の資料及びエコビレッジ推進課作成資料にて把握
F:北陸電力㈱作成資料にて把握(太陽光、小水力他)
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
対象指標 B 戸
実績値
見込み値
C
実績値
成り行き値
目標値
A 千t
実績値
成り行き値
目標値
B g
実績値
成り行き値
目標値
C t
実績値
成果指標
成り行き値
目標値
D t
実績値
成り行き値
目標値
E 件
実績値
成り行き値
目標値
F Kw
実績値
A
人
19年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
58,266
56,150
55,561
54,832
54,210
53,582
50,958
52,945
17,978
17,823
17,801
17,740
17,749
17,774
17,760
28年度
50,143
16,370
8.4
8.4
8.6
8.5
8.2
8.3
397.0
412.0
427.0
426.9
414.3
422.2
2.5
2.0
2.0
2.1
2.0
1.7
173
754.2
18.0
360
1,686.2
26.0
33.4
451
2,123.2
555
3,207.0
51.0
655
3,936.0
53.0
555
600
716
7,186.0
8.5
8.1
8.3
420.0
370.0
444.0
2.5
1.7
33.0
65.0
59.0
555
650
3,207.0
3,226.4
9,559.0
8.5
8.0
420.0
360.0
2.8
33.0
62.0
555
700
3,207.0
3,500.0
ver.02.50
- 4 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
循環型社会の構築
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・分別排出を徹底するとともに、排出ごみの抑制に取り組む
・資源ごみの集団回収に積極的に協力する
・ごみの資源化、再利用化に取り組む
・省エネルギー化に取り組む
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・地域ぐるみ、会社ぐるみで分別排出の徹底を図り、ごみの資源化、再利用化に努め、排出ごみの抑制に取り組む
・地域等で集団回収に取り組む
・省エネルギー化に取り組む
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・市民のリサイクル意識やごみ減量化意識の啓発
・市民、地域、事業所等が取り組みやすい環境づくり
・自然エネルギーの導入や未利用エネルギーの有効利用についての支援及び情報提供
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・ごみ処理施設の更新時期が迫っており、新たな計画策定に取り組まなければならない。
・H23.4バイオマスタウン構想が策定され、これに基づく各種バイオマスによる新たな展開が図られる
・H24.3「南砺市エコビレッジ構想」、及び「南砺市桜ヶ池エコビレッジ再生可能エネルギー導入基本計画」が策定され、これに基づき桜ヶ池周
辺でのモデル事業(実証実験)の展開が図られる。また、合わせて市内全域へのエコビレッジ構想意識の啓発活動の展開が図られる。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・市内統一した分別方式への移行
・自然エネルギーを活用した新エネルギーの有効活用
・循環型社会の具体的な取り組みについての説明
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・ごみ総排出量は、減少傾向にある。
※H19:13,156t、H20:13,050t、H21:12,893t、H22:12,802t、
H23:12,766t、H24:12,905t、H25:12,607t、H26:12,520t
・一人1日当たりごみ排出量ほぼ横ばい状態で推移している。
※H19:705g、H20:699g、H21:692g、H22:691g、H23:695g、
H24:712g、H25: 695g、H26:691g
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・一人1日当たりごみ排出量を比較
※H25 砺波市:841g 小矢部市:702g 射水市:676g
富山市:1091g 高岡市 :1089g 南砺市:692g
5 施策の現状と課題
○ごみの減量化、資源化対策
これまで、市民総ぐるみでごみの減量化や資源化に取り組んできたことにより、ごみの総排出量、一人一日当たりごみ排出量がともに減少し
てきています。
循環型社会の構築に向けた取り組みとして、家庭・地域単位でごみを出さないライフスタイルを心がけ、更なるごみの減量化、資源化を図らな
ければなりません。今後とも、リサイクルやごみ減量化など市民の自発的な意識の高揚が求められています。
○環境基本計画
地球温暖化や廃棄物の処理などの環境問題に対処するためには、循環型社会の構築に向け、それぞれの事業活動等から環境負荷の低減
に努める必要がありますが、近年、市民のこうした環境に対する意識が次第に高まってきています。
今後、環境基本計画やエコビレッジ構想により、環境行政の方向性と循環型社会の構築に向けた方針を定め、実行する必要があります。
○エネルギー対策
地球環境の保全は、市民一人ひとりの心がけや習慣づけが最も大切です。特に一般家庭や学校、それぞれの事業所などの積極的な実践が
求められています。
また、環境負荷の少ないエネルギーへの転換を目指し、今後は新エネルギーを利活用しやすい環境づくりを進める必要があります。
ver.02.50
−マネジメントシート2−
- 5 -
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
ごみ減量化の推進
施策マネジメントシート3
エコビレッジ構想の推進
主な事業
・3R(リデュース、リユース、リサイクル)意識の啓発
・生ごみ処理機購入助成及び減量化活動に対する支援
・ごみ分別意識の啓発による資源化率の向上
・資源ごみ集団回収に対する支援
・分別収集体制及び適正処理の推進
・環境基本計画に基づく啓発及び支援
・地球温暖化防止対策の推進
・エコビレッジに関する構想の策定と推進
バイオマス利活用の推進
・バイオマスエネルギーの利活用に対する調査研究及び支援
新エネルギーの利活用の推進
・新エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱等)の調査研究及び情報提供
・新エネルギーの導入や利活用への支援
ごみ資源化の推進
環境基本計画の推進
循環型社会の構築
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【ごみの総排出量、一人一日当たりの家庭系ごみの排出量】・ごみ減量化や資源化の啓発などへ積極的に取り組むことで、市民の環境への
意識の高まりによりごみの排出量の減少に期待できることから、目標値として「ごみの総排出量」を8,000t、「一人一日当たりの家庭系可燃ご
みの排出量」を360gに設定した。
【総資源化量】・市民や団体、自治会等に対して、ごみの資源化の啓発や活動の支援を行うことで、市民のリサイクル意識の高まりに期待でき
ることから、目標値を2、800tに設定した。
【木質ペレット利用量】・一般家庭へのペレットストーブの普及に向けた補助制度を継続して行いながら、今後、公共施設等でのペレットの利
用を検討することで、利用率の増加が期待できることから、目標値を620tに設定した。
【住宅用太陽光発電設置件数】・今後も、再生可能エネルギーへの注目も高まり、設置数の伸びが期待できるため、目標値を700件に設定し
た。
【新エネルギー総発電量】・新エネルギーを活用した発電としては、住宅用太陽光発電及び小水力発電であり、発電量の増加を目指している
ことから、目標値を3、500KWに設定した。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
△
A 6 ごみの総排出量(家庭系ごみ)
一人一日当たりのごみ排出量(家庭系ごみ)は、横ばい傾向である。昨年より減
×
B 7 一人一日当たりのごみ排出量(家庭系ごみ)
少し目標値をクリアーできた、総資源化量は、全体的にごみ量も減少しているこ
×
C 8 総資源化量
とも影響していると思われるが、昨年より減少という結果となった。木質ペレット
○
D 9 木質ペレット利用量
利用量は、予定してい普及件数には満たなかったが、おおむね目標が達成さ
○
E 10 住宅用太陽光発電設置件数
れた。太陽光発電の設置件数は、予定を上回る普及数となった。新エネルギー
◎
F 11 新エネルギー総発電量
の総発電量は目標値を上回る結果となった。
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・ごみ減量化や資源化の啓発に取り組むことでごみの排出量の減少を図る。
・生ごみ処理機購入助成事業を推進する。
・環境基本計画、エコビレッジ構想の推進、啓発活動の積極的な実施を図る。
・太陽光発電設置にかかる設置経費助成を継続する。
・資源ごみ集団回収に対する支援を行う。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・ごみの減量化については、家庭系のごみ排出量は、消費活動の動向変化によって減少したものと思われるが、不燃ごみ、瓦礫類も含めた
総合計では減少している。
・総資源化量は目標を達成できなかったが、今後は更なるごみ減量化、資源化の啓発を進めていく必要がある。
・木質ペレット利用量、太陽光発電設置件数は目標を達成しており、更に施策を継続する。しかしながら、木質ペレットの製造業者が南砺市
内に無いことから、今後業者育成も含め積極的な推進活動が必要。また、公共施設での木質ボイラーの導入検討が必要である。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・ごみ減量化や資源化の啓発に取り組むことでごみの排出量の減少を図る。
・生ごみ処理機購入助成事業を推進、環境基本計画の策定、太陽光発電設置にかかる設置経費助成を継続、資源ごみ集団回収に対する
支援など継続を図る。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・ごみ減量化や資源化の啓発に取り組むことでごみの排出量の減少を図る。環境基本計画の策定に基づく啓発及び支援を進める。
ver.02.50
- 6 -
−マネジメントシート3−
平成
27
総合 政策No. 1 1
計画
体系
施策の方針
施策No. 1 1 3
施策
自然に優しい住みよいまちづくり
施策統括課
適正な土地利用の促進
目指すべき姿
月 31 日
月 日
芝井 広
・都市計画マスタープラン
関係する計画 ・農業振興地域整備計画
・森林整備計画(森づくりプラン)
都市計画課
関係課名
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
農林課
課長名
施策マネジメントシート1
年度事後評価
・限られた土地の有効かつ高度な利用を図り、自然環境や地域の特性を活かした秩序ある土地利用を進めます。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
□
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
・土地
単位
A 市域面積
k㎡
B
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
・有効に活用される
・個人資産として保全される
A
12 地籍調査の進捗率
%
B
13 耕作放棄値面積
ha
単位
C
D
E
F
A:湖沼、国有林以外の土地面積の内、地籍調査が終了した面積の割合。
B:農村の保全において重要な耕作放棄地面積を成果指数とした。
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
A:農林課資料
B:農林課資料
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
A
k㎡
対象指標 B
C
A
B
C
成果指標
D
E
F
%
ha
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
22年度
555
23.6
データ無し
555
24.4
14.0
23年度
24年度
555
24.7
12.0
555
25.0
10.8
25年度
555
25.5
11.0
26年度
555
25.6
11.0
27年度
28年度
555
555
555
25.9
25.8
25.8
10.2
10.2
11.3
26.0
26.0
10.0
10.0
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 7 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
適正な土地利用の促進
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・境界の立会及び決定、境界杭の設置
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・境界に関する紛争の解決
・事業に伴う承認、同意に関すること
・地区内の意見調整"
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・事業の啓発
・現地の測量、地図作成
・成果の閲覧、認証
・登記所へ送付
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・山村地域においては、過疎化に加えて境界精通者の高齢化・不在村化が進み境界の不明確化に拍車がかかる。
・市街地においても、境界精通者の高齢化が進み境界の不明確化が進んでいる。"
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・早急に、山林の境界を調査して欲しい。
・市街地においても境界を調査して欲しいという要望がある。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・事業の進捗と共に、地籍調査の進捗率も伸びる。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・市の面積の8割を占める山林の進捗率が低く、また過疎化や境界精
通者の高齢化・不在村化が進行しているため、山村地域を重点に事業
を行っているが、筆数の割に面積が小さいこともあり、事業費の割に調
査済み面積が増えない。
5 施策の現状と課題
○国土利用計画
本市の個性は、豊かな自然環境のみならず、自然と調和した世界遺産「五箇山合掌造り集落」や散居村などの農村風景、古くからのまちなみ
など、歴史を感じさせる景観にあります。これらは、自然の保全と開発の調和を基本とした先人の努力によって築かれ、市のイメージともなってい
ます。一方、地球の環境問題や社会環境の変化、都市としての成長過程の中で、森林・農地の保全や適正な維持管理による生産基盤の確保
と公益的機能の強化が求められています。また、市街地における低未利用地の有効活用や災害に強い都市構造、周辺景観と調和した潤いの
ある都市空間の形成にも配慮していく必要があります。
○地籍調査
地籍調査は、土地取引の円滑化や行政の効率化に役立つことが期待されています。過疎化や境界精通者の高齢化等により境界の不明確化
が懸念される中、大規模災害などにおける迅速な復旧事業の着手、市街地や山林などにおける円滑な土地利用の基礎づくりのため、自治会
組織等を中心に市民と一体となった円滑な調査が求められています。
ver.02.50
- 8 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
国土利用計画の適正な運用
地積調査の推進
適正な土地利用の促進
施策マネジメントシート3
主な事業
・都市計画マスタープランの推進
・農業振興地域整備計画の推進
・森林整備計画の推進
・適切な土地の管理を目的とした地積調査の推進
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【地積調査の進捗率】
今後も、面積に対して筆数の多い地区を実施する予定であり、これまでの進捗率から推計して26%に設定した。
【耕作放棄地面積】
山間地では、地目が畑でありながら現況は雑木林の箇所もありますが、農地と認められる土地の耕作放棄地解消の取り組みを促し、耕作放
棄地を増やさない施策を薄めることで、目標値を10haに設定した。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
○
A 12 地籍調査の進捗率
・調査実施地区において、地権者や承諾が得られ工程管理と調整し計画を確
△
B 13 耕作放棄地面積
認して進めた。
C
・農業委員会の農業委員による農地パトロール強化を進めることで耕作放棄地
D
の削減に努めたい。
E
F
① 平成27年度施策の取組方針
・地積調査は、地権者の立会い及び承諾等を得ることは調査の基本であり、作業工程の実施に大きく影響するため、調査地区の推進委員の
協力を得ながら、関係する地権者の理解と協力を求め実施する。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・耕作者の高齢化と後継者不足による耕作放棄地対策 ・
過疎化や高齢化、後継者の不在による地権者の立会確認や承諾が得られず、作業工程の遅延や計画に変更が生じた。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・農業振興地域整備計画、都市計画マスタープラン、森林整備計画等の土地利用に関する計画に基づき事業推進していくことが重要であ
る。
・現在計画している地域の地積調査を予定どおり進めるため、住民説明会を実施し地権者の理解と協力を求める。
・ 耕作放棄地の削減策として地域で農産物の6次産業化を進めながら、消費の拡大により耕作放棄地の削減に努める。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・地籍調査事業で現在平、上平、福光の山地地区で行われているが、市民から町部(市街地)も地籍調査も進めてほしい要望がある。実施に
向けての地区同意があれば推進していく。
ver.02.50
−マネジメントシート3−
- 9 -
平成
27
総 政策No. 1 2
合計
画体
系 施策No. 1 2
関係課名
目指すべき姿
施策の方針
1
作成日 平成 28 年 8
更新日 平成 年 施策統括
建設課
課長名
施策マネジメントシート1
年度事後評価
施策
施策統括課
安全で快適なまちづくり
月 9
月 日
日
荒井 隆一
道路・交通ネットワークの充実
関係する計画 ・安全・安心な道路整備5箇年計画(H25∼H29)
地方創生推進課・住民生活課・交流観光まちづくり課
都市計画課
・産業・経済・災害時などにおける広域的な連携の強化を図るため、利便性の高い道路網をつくります。
・人にやさしいみちづくりに努め、安全に安心して利用できる道路環境をつくります。
・少子高齢化に対応した持続可能で利便性の高い公共交通ネットワークの構築を進めます。
□
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
重点施策の有無
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
・市民
A 人口
単位
人
B
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
・安全で快適に通行できる
A 14 道路を快適に移動していると感じる市民の割合
%
B 15 公共交通機関を使いやすいと感じる市民の割合
%
C 16 国道改良率
%
17
D
県道改良率(主要地方道及び一般県道改良率)
18
%
E
19 市道新設改良率
%
F
20 都市計画道路整備率
%
単位
A∼G:国道、主要地方道、一般県道、市道新設改良、都市計画街路の整備により、利便性・安全性が増す。
交通網の確立による公共交通機関の利便性向上。
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
A:市民意識調査 「問14 あなたは、道路を快適に移動していると感じますか」に、1.快適と感じる 2.どちらかといえば快
適と感じる と答えた方の割合
B:市民意識調査 「問15 あなたは、次の公共交通機関(JR城端線・民営バス・市営バス・タクシー)を使いやすいと感じ
ますか」に、使いやすいと感じる どちらかといえば使いやすいと感じると 答えた方の割合
C∼F:利便性と安全性の高い環境を整備するための国道、主要地方道、一般県道、市道新設改良、都市計画街路計画
延長と整備延長の率。都市計画街路計画延長 63,890m(各路線毎の都市計画決定数値に基づく) 成果指数CからEの
整備延長の率、計画延長
F:実績事業費(累計)/総事業費
※数値の年度の確認をお願いします(1年前の数値を入力?)
2 指標等の推移
指標名
単位
A
人
対象指標 B
C
A
B
C
%
%
%
成果指標
D
E
F
%
%
%
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
58,266
データなし
データなし
97.4
61.2【86.6】
74.0
55.9
22年度
56,150
47.7
47.3
97.8
60.7【88.6】
75.2
59.7
23年度
55,561
24年度
54,832
50.0
50.6
32.8
35.7
97.8
60.7【88.6】
97.8
60.7【88.6】
75.2
60.3
75.2
62.4
25年度
54,210
49.8
33.3
97.8
60.7【88.6】
75.1
63.8
26年度
53,582
52.4
35.2
97.8
60.7【88.6】
75.2
65.2
27年度
50,958
52,945
59.2
58.0
53.8
32.0
55.0
36.7
97.8
98.7
97.8
61.0【88.6】
61.8【90.4】
60.6【89.3】
75.2
76.7
75.2
68.7
62.5
65.7
28年度
50,143
61.5
60.0
32.0
60.0
97.8
99.0
61.1【88.6】
62.0【91.0】
75.2
77.0
70.8
63.0
ver.02.50
- 10 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
道路・交通ネットワークの充実
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
建設課
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・市:事業費の確保。住民の道路網整備に対する要望の把握。自助・共助で行う道路維持・修繕原材料の提供
・県、国:市が行う道路整備事業への支援。県道・国道の整備及び維持管理
・低炭素社会の実現を意識し、できるだけ公共交通を利用する。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・地域:道路の維持・修繕に協力する
・公共交通の利便性などを協議する
・公共交通の必要性を地域でPRし利用促進を図る
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・市:事業費の確保。住民の道路網整備に対する要望の把握。自助・共助で行う道路維持・修繕原材料の提供
・県、国:市が行う道路整備事業への支援。県道・国道の整備及び維持管理
・低炭素社会の実現を図るため、公共交通の利用者を増やすための啓発
・市民ニーズに応えた市営バスと民営バス路線の維持のための補助
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・市、県、国の公共事業予算の削減が進められており、今後も減る見通しである。
・道路整備から維持管理の時代にシフトしつつある。
・新設のスマートインターチェンジが平成27年3月に供用開始され、インターチェンジまでのアクセス道路の整備が求められている。
・公共交通機関の維持確保 北陸新幹線が27年3月に開業し、JR城端線に新高岡駅ができた。
・公共交通機関の存続
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・依然として道路整備の要望は多いく住民からは「要望した箇所の道路整備・修繕を早く行うこと」、「幹線道路における通学者の安全確保」を
求められている。
・市営バスについては、利用者ニーズに応じた運行回数や時刻設定、他路線との接続考慮が求められている。
・市内を循環できる道路案内
一方、道路の新設改良よりも既存道路の維持管理の必要性について要望する意見も多くなっている。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
② 近隣他市町との比較
□
□
□
□
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・主要地方道砺波福光線寺家バイパスの完成、南砺スマートインター ・富山県西部の道路整備は、全国的に見てかなり高水準にある。
チェンジの開通、国道304号荒木高宮バイパスに着手したこと。
安全安心な道路整備5箇年計画を策定したこと。
・国道、主要地方道、一般県道、市道新設改良の目標値にそれぞれ
0,3∼0,8と目標値に近い数値となっている。
・平成21年度の整備率58.4%で、平成23年度の目標値57%を超え
ている。
5 施策の現状と課題
○東海北陸自動車道の整備(4車線化)
広域交通の大動脈であり、本市の中央を縦貫する東海北陸自動車道は、市内に福光IC と五箇山ICに加えて南砺スマートICを有することになり、東海方面から
の玄関口となっています。また、北陸自動車道、能越自動車道とも直結され、地域防災、観光、企業誘致など、市発展の要となる道路です。
しかし、全線開通に伴う交通量の著しい増加と対面通行により、交通渋滞や事故が多発し、安全な通行の確保が困難となっています。また、近隣の市に大型商
業施設が開業し、今以上の交通量の増加も予想されることから、4車線化による早期の安全性の確保が求められています。
○道路網の整備促進
地域産業、経済、文化の発展を図り、市民の生活を支える重要な基盤として、国道、主要地方道、一般県道、幹線市道、補助幹線市道、都市計画道路の整備
と、耐用年数を経過した橋梁や劣化した舗装の改善など、計画的な道路改良や維持修繕等が必要です。
今後も、国・県道の整備促進に向け、関係機関へ積極的に働きかけていくとともに、市道についても必要な路線・箇所を選定し、道路改良、雪寒対策、維持修
繕など、早期に事業効果が発揮できる道路網の整備と、安全で機能的な市街地道路の形成に向け、集中的に取り組む必要があります。
○公共交通利用対策の推進
市民の日常の移動手段となる生活路線バス、市営バスの運行など、公共交通機関の適正な運行と路線の維持が求められています。今後は、利用者の目的に
応じた運行計画の検討や、高齢化社会の進展に見合った通院・買物等の移動手段を確保するが必要があります。
○ J R 城端線活性化の推進
公共交通の軸であるJ R 城端線は、これまで地域住民と観光客の移動を支え、生活と観光振興の基盤となってきましたが、近年のモータリゼーションの進展や
少子化の進行に伴い、年々利用者数が減少しています。
しかし、車を運転できない高齢者の増加や、鉄道が安全で環境にやさしい移動手段であることに鑑みると、J R 城端線は重要な交通機関であり、維持活性化し
ていくことが求められています。
今後、事業者、関係機関や沿線自治体と連携し、市民の利用促進施策と利便性向上施策の推進を図るとともに、市民のJ R 城端線の利用に対する意識の高
揚を図っていく必要があります。また、北陸新幹線が開業し、観光客の利用促進施策の推進が求められています。
○案内サインの整備
道路案内標識や観光サインなど、様々な案内サインが整備されていますが、今後はサイン計画に沿った誘導看板の設置や案内看板の統一を図り、市民や観
光客にわかりやすく系統的な誘導ができるよう、案内標識の改善・新設が求められています。
○公営駐車場等の整備
市民や観光客の利便性向上のため、各地域で公営駐車場や駐輪場の整備・維持管理を図ることが重要です。今後も施設の有効活用や、需要に合わせた機
能的な配備により、市民にとって使いやすい駐車場・駐輪場にする必要があります。
ver.02.50
−マネジメントシート2−
- 11 -
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
東海北陸自動車道の整備
道路網の整備促進
公共交通利用対策の推進
JR 城端線活性化の推進
案内サインの整備
公営駐車場等の整備
施策マネジメントシート3
道路・交通ネットワークの充実
主な事業
・東海北陸自動車道の四車線化促進
・国道、主要地方道、一般県道のうち、合併支援道路等の未整備区間の早期改良促進
・冬期間を含む安全対策施設整備の促進
・国・県道と連携した市道新設改良による道路整備の推進
・金沢福光連絡道及び八乙女連絡道の整備構想の具体化
・橋梁長寿命化修繕計画を基にした橋梁補修の推進
・市道の適切な維持修繕
・都市計画道路や幹線道路等の整備による利便性の向上
・街路樹、防護柵などの交通環境の充実
・効率的な道路整備の推進
・生活路線バスなど公共交通サービスの維持改善対策
・利便性を考慮した広域バス、市営バスなどの運行推進
・利用促進のための広報啓発活動の推進
・北陸新幹線の開業に対応する公共交通体系の整備
・イベント開催等による利用促進策の検討
・駅周辺の環境整備による利便性の向上
・誘導看板の設置や案内看板の統一化
・外国人観光客のための外国語案内サインの整備
・利用者の動向に応じた駐車場、駐輪場の計画的な整備
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【道路を快適に移動していると感じる市民の割合】 南砺スマートインタ チェンジ供用開始に伴い道路改良を計画的に行い、現状より大幅な向
上を図ることとして、目標値を60%に設定しました。
【公共交通機関を使いやすいと感じる市民の割合】 公共交通事業者と利用者の協議会を設置して対策を検討するとともに、北陸新幹線開業
により、現状より大幅な向上が図られるものとして、目標値を60%に設定しました。
【国道改良率】 今後も、各関係機関との連携を取りながら、整備促進を強く要請することで、目標値を99%に設定しました。
【主要地方道改良率】 今後も、各関係機関との連携を取りながら、整備促進を強く要請することで、目標値を62%に設定しました。
【一般県道改良率】 今後も、各関係機関との連携を取りながら、整備促進を強く要請することで、目標値を91%に設定しました。
【市道改良率】 道路財源の確保に努めるとともに、市民の利便性向上と一体感の醸成に取り組むため、市内を結ぶ幹線道網の整備を促進す
ることにより、目標値を77%に設定しました。
【都市計画道路整備率】 安全で機能的な市街地道路の形成に向け、都市計画街路の整備を促進することにより、目標値を63%に設定しまし
た。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
×
A 14 道路を快適に移動していると感じる市民の割合
・公共事業の予算が伸びないため、事業の進捗が遅い。
×
B 15 公共交通機関を使いやすいと感じる市民の割合
C∼E:国・県の数値が公表された後、入力を行う。
×
C 16 国道改良率
F:計画どおり整備が進んでいる。
×
D 17 県道改良率
△
E 19 市道新設改良率
◎
F 20 都市計画道路整備率
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・東海北陸自動車道の四車線化に向けて関係期間に働きかける。
・安全安心な道路整備5箇年計画に従い、道路整備を促進する。
・合併支援道路を重点に国道、県道の整備促進を国・県に積極的に働きかける。H22.10市営バス路線の見直しによる利用促進と城端・氷見線
地域公共交通総合連携計画に基づき、城端線の活性化策を推進する。
市民や来訪者に分かりやすい案内表示の整備に向け南砺市サイン計画を策定する。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・城端SAスマートICの設置に向け調査を進めると共に、本線の4車線化を強力に要望して行く必要がある。
・安全安心な道路整備5箇年計画に則し、計画的に市道の整備を進めていかなければならない。
・国道、県道の整備促進を国・県に今後とも積極的に働きかけ、県と共に地元対策を進めて行く必要がある。
・通学時間帯やJR城端線とのアクセスに配慮したダイヤ編成などの市営バス路線の見直しを図ったが、公共交通全体の利用者が減少している
中で、市営バスの利用者についても減少に歯止めが掛からない。市営バス利用者の使い易さを追求したダイヤ編成や運行形態・路線形態の
更なる改善が求められる。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・南砺スマートICの取付道路等関連事業の推進。道路案内標識の設置調整、城端SAスマートICの設置に向けた調査及び東海北陸自動車道暫定2車線区間の4車線化要望。安全安
心な道路整備5箇年計画の着実な実施、及び、都市計画街路整備を促進します。
・国道、県道の整備促進要望。合併支援道路等の未整備区間の改良を促進する。
市営バス利用者のニーズに応じたダイヤ改正、運行形態・路線形態の更なる改善に向け、関係機関等との検討を行う。城端・氷見線地域公共交通総合連携計画に基づき、城端線の
活性化策を実施するとともに、まちづくりや総合的な公共交通ネットワークの形成などから持続可能な地域公共交通網を検討するめに、新たに地域公共交通網形成計画を策定する。
・南砺市サイン計画に基づく案内表示の整備を進める。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・北陸新幹線金沢までの開業に伴う北陸自動車道の利用促進と、暫定2車線区間の早期4車線化促進。南砺スマートICの利用促進と城端SA
スマートICの設置実現。国道、県道の整備促進要望ならびに、安全安心な道路整備5箇年計画の着実な推進により、安全で機能的な市街地
道路の形成に向け、都市計画街路整備を促進する。
・市全体の公共交通ネットワークを、民間路線バスも含めてもう一度ゼロベースで考えた上で、市営バス本来の生活バス路線としての機能は維
持しながら、観光地への二次交通としての役割を検討する。また北陸新幹線の開業に向けて、新幹線利用者の二次交通の連携・確保を検証
する。 南砺市サイン計画に基づく案内表示の整備を進める。 【位置づけ】②→①
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- 12 -
−マネジメントシート3−
平成
27
総合 政策No. 1 2
計画
体系
施策の方針
施策No. 1 2 2
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
総務課
課長名
施策マネジメントシート1
年度事後評価
施策
安全で快適なまちづくり
施策統括課
月 29 日
月 日
武部 輝夫
消防・防災体制の充実
関係する計画 南砺市地域防災計画
建設課
関係課名
目指すべき姿
・災害から市民の生命、財産を守る体制を充実します。
・「自分たちのまちは自分たちで守る」という意識を高め、自主防災組織活動を通じ、災害に強いまちづくりに向けて活動します。
重点施策の有無
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
・市内全体
・市民(財産)
・来訪者
単位
A 人口
人
B 建物数(棟数)
棟
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
災害等から市民の生命や財産を守る。
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
単位
A
21 災害に対する備えをしている世帯の割合
%
B
22 消防ポンプ車台数
台
C
23
消火栓設置箇所数、【防火水槽(耐震性)設置箇所数】
24
D
25 自主防災組織組織率
%
E
26 自主防災組織が実施した訓練回数
回
F
27 防災計画で避難できる機能が整った避難所の割合
%
箇所
・行政と市民の連携により防災体制が図られる指標
A :災害に対する備えができている世帯の割合を把握する指標
B、C:非常備消防、地域の防災施設等の現状を把握する指標
D、E:自主防災組織(組織化)率、自主防災組織の活動状況を把握する指標
F
:災害時の対応、備え(避難所)を把握する指標
A:住民意識調査「問17」(あなたのお宅では、災害等(地震や水害など)の発生に対して、日頃から何らかの備えができて
いますか)で、「備えている」と回答した方の割合。
B、C、D、E、F:事実測定、集計調査(総務課で把握)
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
対象指標 建物数(棟数):概要調書(税務課)
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
対象指標 B 棟
実績値
見込み値
C
実績値
成り行き値
目標値
A %
実績値
成り行き値
目標値
B 台
実績値
成り行き値
目標値
C 箇所
実績値
成果指標
成り行き値
目標値
D %
実績値
成り行き値
目標値
E 回
実績値
成り行き値
目標値
F %
実績値
A
人
19年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
50,143
58,646
50,958
52,945
60,000
58,549
81.8
90.0
75.0
90.0
82.6
37.0
37.0
37.0
37.0
37.0
36.0
58,266
56,150
55,561
54,832
54,210
53,582
60,212
60,161
59,997
59,482
59,141
25.2
83.3
34.0
35.0
データなし
30.0
1896【453】
80.7
データなし
58.0
28.7
33.0
1909【457】
1913【457】
1919【459】
28年度
1918【457】
1925【460】
1937【468】
1925【462】
60,000
1943【470】
95.4
96.6
99.1
99.9
100.0
99.9
100.0
92.9
35
24
20
35
37
32
37
31
62.0
69.6
74.1
75.6
72.9
78.2
75.2
60.0
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 13 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
消防・防災体制の充実
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
住民・・・(1)防災訓練(県・市・自主防災組織等)に参加する。(2)災害ボランティア等へ参加する。(3)家庭や地域で防災について話し合う機会
をつくる。(4)災害に対する備え(家具の転倒防止や備蓄等)をする。
事業所・・・市が行う消防防災対策に協力する。(災害時相互応援協定等の締結)
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
住民、自主防災組織・・・防災訓練、消防施設の維持管理、防災士の育成、研修会等で防災に関する知識の習得等。
南砺市自主防災組織連絡協議会への参加協力等。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
市・・・(1)地域防災計画(風水害、雪害、地震対策、火災予防、原子力事故対策、災害応急対策、災害復旧)の整備見直し。(2)「減災」に対す
る普及、啓発、広報。(3)早期の避難体制の整備。(4)防災士の育成
国県・・・市と共同で消防防災体制(土砂災害予防、雪崩、原子力災害対策)の整備や迅速な災害対応ができる幹線道路の整備を行う。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・平成23年4月、砺波地方消防組合設立、消防体制が広域化した(砺波市・小矢部市・南砺市) 南砺市平野部において消防署所再編(4署∼2
署に統合)に向けた取組がなされる。 ・平成23年4月、国から直接災害情報が送信されるJ-ALARTシステムが整備された。・空き周波数帯を利
用したデジタル信号による災害情報送信が可能になるホワイトスペース特区にも認定された。・今後、防災無線、消防無線の完全デジタル化と
併せて、今後災害等に対する情報伝達方法の進化が進むと考えられる。
・平成23年3月の東日本大震災発生や近年、全国的に頻発する豪雨災害等により、市民の防災に対する意識が高まっている。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・東日本大震災を受けて地域防災(地震対策・原子力災害対策)に対する考え方、対策等の見直しを求める質問が議会でなされた。
・市民から、防災行政無線による広報に対して苦情、難聴区域解消の申し出がある。
・土砂災害や河川の氾濫危険地域に対する情報伝達体制の整備。
・高齢者、障害者等災害弱者対策の充実。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・自主防災組織率の向上(H19 80.7%→H27 99.9%)が見られる。
・成果指標Aについては、平成24年度から「災害に対し何らかの備えを
している世帯」をカウントするよう改めた。H20.7.28豪雨災害を経験し、
また、平成21年から継続して市総合防災訓練を実施しており、地域に
おける防災意識は向上したと考えられるが、今後とも引き続き出前講座
等により、災害対応についての普及・啓発が必要と考えられる。施策と
しての成果はどちらかといえば向上したと考えるが、自助・共助に対す
る施策についても向上を目指す必要がある。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・成果指標Aについては市民アンケートから得た結果であり近隣市町
村との比較はできない。
・成果指標B・Cについても面積・自治組織の構成等の相違から近隣市
町村との比較ができないが、ほぼ同水準と考える。
・常備消防についても砺波市・小矢部市・南砺市で砺波地域消防組合
を組織していることから、施策の成果水準としても、ほぼ同水準にある
と考える。
5 施策の現状と課題
○地震対策・国民保護体制の整備
東日本大震災による地震被害や、原子力発電所の事故を教訓に地域の防災意識が高まっており、よりきめ細かな地震対策、国民保護体制の
整備が必要となってきている。
また、地震に備えた各種警報システム等により迅速な災害情報の伝達を行う仕組みを早期に構築し、「国民保護計画」に基づいた防災意識の
正しい普及啓発を図る必要がある。
○消防・救急体制の充実
市域が広く、災害の起こりやすい要因が多いため、市民生活の安全・安心確保に向け、消防・救急装備の充実を図り機動力を高めることで、広
い市域をカバーする体制を整備する必要がある。また、広域消防との連携を図り、関係機関への要請はもとより、消防車両等の計画的配備、
防火水槽・消火栓などの設置、消防団員の確保に努めるなど、地域の状況に応じた整備を図る必要がある。
○防災体制・防災行政無線の整備
地域のコミュニティが有効に機能しており、自主防災組織の組織率も高くなってきており、自主防災組織の組織率を更に高め、防災訓練等の
訓練回数を増やすことで住民意識の向上を図るとともに、連携強化を目指し、H27.2月には南砺市自主防災組織連絡協議会、平成28.3月に
は南砺市防災こころえ隊を発足させた。
防災行政無線のデジタル化による高度化・高機能化の推進や防災マップ等を活用した迅速で正確な情報伝達体制の整備、関係機関との防
災支援協定の締結等、「地域防災力」の強化に向けて多くの市民が参加する防火・防災の学習・訓練活動への支援が求められている。
○公共施設の耐震化
東日本大震災や各地の集中豪雨被害など、近年、多くの自然災害が頻発していることから、災害時における要援護者や被災者の収容施設と
なる公民館、学校、体育館などの避難施設(公共施設)や医療拠点である病院、診療所の耐震化を更に進めていく必要がある。
ver.02.50
- 14 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート3
消防・防災体制の充実
6 施策の展開
施策中分類
地震対策・国民保護体制の整備
主な事業
・地震に対応した緊急連絡体制(警報システム)の整備
・国民保護実施体制の整備
・防災意識の普及啓発
・消防署所の再編による効率化・消防団員の確保
消防・救急体制の充実
・消防施設(消防水利等) の充実、計画的な更新
防災体制・防災行政無線の整備・充 ・地域防災計画の定期的見直し
実
・総合防災訓練の実施
・防災拠点施設等の整備・防災支援協定の締結
・防災行政無線の維持管理とデジタル化
自主防災組織への支援
・自主防災組織活動強化への支援(訓練補助等)
・自主防災用資機材の整備促進
・防災士の育成
・自主防災組織連絡協議会の設立
火災予防の推進
・防火クラブなどへの活動支援
・防火意識の啓発
公共施設の耐震化
・耐震診断に基づいた公共施設耐震化の推進
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【災害に対する備えをしている世帯の割合】 防災意識の高揚・啓発、自主防災組織に対する支援等を行うことにより、目標値を85%に設定
【消防ポンプ車台数】 消防団への消防ポンプ車配備について分団再編成を考慮し、37台を目標値としました。【消火栓設置箇所数、耐震性
貯水槽・防火水槽設置箇所数】 市街地の防災力アップにあわせ、地域防災力の強化を進 める上において現行の配置計画、消防署所再
編を勘案し目標値を「消火栓設置箇所数」は1,943か所、「耐震性貯水槽・防火水槽設置箇所数」は,470か所としました。【自主防災組織率】
東日本大震災を教訓として各地域において防災意識が高まり、自主防災会等の組織化の機運が醸成されており、更なる普及活動・支援を行
うことにより、目標値を100%に設定。 【自主防災組織が実施した訓練回数】 自主防災組織活動の強化に対する支援や、自主防災用資機材
の整備促進を図ることにより、目標値を37回に設定。【防災計画で避難できる機能の整った施設の割合】 将来の「公共施設の再編の方向
性」とあわせ避難所として施設の増加は見込めないが、防災上の耐震化を進めることにより、目標値を75.2%に設定。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
△
A 21 災害に対する備えをしている世帯の割合
A:今後とも積極的に啓蒙啓発を行っていく必要がある。
◎
B 22 消防ポンプ車台数
B:複数年間の計画を立てて進めているため、予定どおり目標を達成している。
△
C 23・24 消火栓設置箇所数【耐震性貯水槽設置箇所数】
C:財源の問題もあり、改善はしているが目標達成には至っていない。
△
D 25 自主防災組織率
D、E:今後とも自治振興会への啓蒙・啓発を行っていく必要がある。
△
E 26 自主防災組織が実施した訓練数
F:最終年度目標を達成している。
◎
F 27 防災計画で避難できる機能の整った施設割合
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・東日本大震災を教訓として、「地域防災計画」を見直し(地震、原子力災害編)災害に強い地域づくりを推進する。
・市平野部における消防署所再編を進め、市民生活の安全・安心確保に向けた、消防・救急体制の整備を目指す。
・自主防災組織の組織化を進めるとともに、総合防災訓練等の支援と合わせ防災資機材の整備を進める。
・防災行政無線の整備他災害時における迅速で正確な情報伝達体制を整備する。
・公共施設再編の中で、避難所の再整備、耐震化を進める。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・「地域防災計画」見直し(地震、原子力災害編)については、防災体制、風水害編については見直しを行った。地震・原子力災害について
は、国の防災基本計画、原子力防災指針に沿って進める。
・消防署所再編(2署所)への取り組み、関連して道路整備、消防・消防水利施設整備等地域の状況に応じた整備を進める。
・東日本大震災を教訓に、防災対策に対する関心が高まっていることから、各地域での防災訓練等により住民意識の向上を図る必要がある。
・防災情報の伝達には、多角的な取り組みやシステム構築を行っていく。防災行政無線のデジタル化移行の際は、難聴地域対策や災害危険
地域対策も併せて整備を進める。
・公共施設再編に合わせた避難所の再整備や耐震化を進める必要がある。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・「地域防災計画」を見直し(地震、原子力災害編)災害に強い地域づくりを着実に推進する。
・防災拠点施設として整備した市防災センターを積極的に活用し、市民の防災意識の高揚を図る。
・自主防災組織連絡協議会、南砺市防災こころえ隊の活動充実により、自主防災組織間の連携強化を図る。
・防災行政無線のデジタル化整備を進める。
・市内の主要避難施設を「防災情報ステーション」として整備する。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・「地域防災計画」に基づき各種マニュアルの作成、災害時協力協定等の運用を検討し、安心・安全なまちづくりに向け、着実に進める。
・平成28年度施策の取組方針に沿って継続して進める。
・市に適した防災行政無線デジタル化整備を推進する。
ver.02.50
−マネジメントシート3−
- 15 -
平成
計画
体系
安全で快適なまちづくり
施策の方針
総合 政策No. 1 2
施策No. 1 2 3
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
施策統括課 市民生活課
課長名
月 29 日
月 日
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
施策
荒木信人
交通安全・防犯対策の推進
関係する計画
関係課名
建設課
目指すべき姿
警察や関係団体と連携して、交通事故や犯罪等から市民を守り、安全・安心なまちづくりを進めます。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
□
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
市民
単位
A 人口
人
B
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
安全で安心して暮らすことができる。
(=交通事故、犯罪等に遭わない)
A
歩道整備延長
㎞
B
交通安全活動等に参加した市民の割合
%
C
防犯対策を心がけている市民の割合
%
D
クーリング・オフの制度を知っている市民の割合
%
単位
E
F
・交通事故から市民を守るためには歩道等整備のほか、市民一人ひとりの交通安全意識を高める必要がある。
・犯罪等から市民を守るためには鍵かけの徹底などのほか、市民一人ひとりの防犯意識等を高める必要がある。
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
A:建設課作成資料にて把握
B:市民意識調査により把握
C:市民意識調査により把握
D:市民意識調査により把握
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
A
人
対象指標 B
C
A
B
C
㎞
%
%
成果指標
D
E
F
%
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
58,266
121.7
22年度
56,150
23年度
24年度
55,561
54,832
25年度
26年度
27年度
28年度
53,582
50,958
52,945
50,143
54,210
150,0
151.3
153.8
155.0
155.4
158.0
146.2
33.0
33.8
33.2
35.7
39.0
35.9
40.0
35.4
76.1
75.6
73.3
74.3
69.6
71.6
70.0
67.9
80.4
84.9
83.3
76.3
79.0
83.8
80.0
75.6
145.3
ver.02.50
- 16 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
【交通安全】住民:交通ルールの遵守。各種交通安全活動への積極的な参加。
【防犯等】住民:家、車、自転車などの鍵掛けの徹底。防犯意識の向上。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
【交通安全】地域:地域の特性、交通事情に合わせた交通安全啓発行事の独自開催。
【防犯等】地域:自主防犯活動の推進。地域社会に貢献する消費者意識の発揚。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
【交通安全】市、県、国:市民への交通安全意識の啓発、歩道等の交通安全施設の整備・充実。
【防犯等】市、県、国:市民への防犯意識の啓発、自主防犯活動に対する支援。消費生活専門相談員による相談体制の充実。消費生活情報
の提供及び啓発。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
新幹線・高速道路整備等による交流人口の増加と高齢者人口の増加により以下のことが懸念される。
【交通安全】交通量の増加と高齢者が起因する交通事故の増加
【防犯等】昼間人口の増加による犯罪等の潜在化と高齢者を対象とした特殊詐欺や悪質商法等の増加
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・住民から交通安全施設の充実(信号機、標識、横断歩道等)、防犯カメラの設置が求められている。
・身近な直接相談窓口の継続
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・交通事故発生件数は減少している。
H22・207件 → H27・142件
・犯罪発生件数は減少している。
H22・211件 → H27・141件
・H21から消費生活相談員を配置して相談受理件数が増加(潜在被害
者を掘り起こし、消費者被害を未然に防止)している。
H22・110件 → H27・120件
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
H27交通事故発生件数(人口1万人当たり)の比較
南砺市 27件 砺波市 45件 小矢部市 31件 氷見市 17件
H27犯罪発生件数(人口1万人当たり)の比較
南砺市 27件 砺波市 74件 小矢部市 30件 氷見市 33件
H27市窓口での相談受理件数/該当市民による相談総件数の比較
南砺市 42% 砺波市 17% 小矢部市 30% 氷見市 33%
3
5 施策の現状と課題
○交通安全対策
交通事故発生件数は減少傾向にあるが、内訳を見ると、高齢者の割合が半数近くを占めている。
今後とも、地域の交通安全活動に対する支援、交通安全意識啓発活動が必要がある。また、子どもたち等を交通事故から守るための通学路
を中心とした歩道など、交通安全施設の整備が求められる。
○防犯対策
犯罪発生件数は減少傾向にあるものの、家や車、自転車などに鍵を掛けず、盗難被害に遭うケースが多く見受けられる。また、特殊詐欺被
害に遭う件数が増加している。
今後とも、地域の自主防犯活動に対する支援、犯罪の発生状況の迅速な情報提供など、市民の防犯意識向上の対策が求められる。
○消費生活の安全・安心
消費生活の変化等を反映して、偽装表示や欠陥商品、悪質商法などの消費者トラブルが多様化、複雑化する中、相談件数が年々増加して
おり、特に、高齢者がその半数近くを占めている。
今後とも、相談窓口の充実や消費生活安心情報の提供、クーリング・オフ制度の普及啓発など、消費生活の安全・安心が求められる。
ver.02.50
−マネジメントシート2−
- 17 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート3
6 施策の展開
施策中分類
主な事業
交通安全の啓発
・高齢者の運転免許自主返納支援
・交通安全大会及び交通安全教室の開催
・交通安全活動及び団体への支援
交通安全施設の充実
・歩道の整備や交通安全施設などの整備促進
防犯対策の推進
・防犯意識の啓発
・迅速な犯罪情報の提供
・防犯活動及び団体のへの支援
消費生活の安全・安心の確保
・消費生活意識の啓発
・消費生活相談体制の充実
・消費生活情報の提供
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【歩道整備延長】
今後も子どもたちの通学路や交通量が増加し安全に歩けない道路を中心に歩道整備を進めることで、目標数値を150㎞に設定した。
【交通安全活動等に参加した市民の割合】
今後、幅広い世代を対象とした交通安全教室を開催することで、目標値を40%に設定した。
【防犯対策を心がけている市民の割合】
今後、市民が犯罪情報を入手し易い環境を整備することで、目標値を70%に設定した。
【クーリング・オフの制度を知っている市民の割合】
今後も消費契約上のポイントを紹介するなど市民による賢い消費生活を促進することで、目標値を80%に設定した。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
歩道整備延長
○
A
・交通事故件数が減少傾向にあることから、反射材の普及など市民一人ひとり
△
交通安全活動等に参加した市民の割合
B
の交通安全意識は向上していると見られる。
◎
防犯対策を心がけている市民の割合
C
・適時適切な犯罪情報等の発信により、市民一人ひとりの防犯意識等が向上し
クーリング・オフの制度を知っている市民の割合
◎
D
ていると見られる。
E
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・道路整備5カ年計画に基づき効果的な歩道整備を進める。
・交通安全教育の推進
・安全なまちづくり普及啓発
・消費者教育の推進
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
公共事業の予算が伸びないため、事業の進捗が遅い。限られた予算で効率的な歩道整備を行なわなければならない。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・道路整備5カ年計画に基づき効果的な歩道整備を進める。
・交通安全教育の推進
・安全なまちづくり普及啓発
・消費者教育の推進
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・警察や関係団体と連携して交通安全意識や防犯意識等を啓発する一方で、地域の自主的な交通安全活動や防犯活動等を支援し、市民と
協働による安全・安心なまちづくりを進めなければならない。
ver.02.50
- 18 -
−マネジメントシート3−
平成
施策の方針
総合 政策No. 1 2
計画
体系
施策No. 1 2 4
作成日 平成 27 年 7
更新日 平成 年 施策統括
建設課
課長名
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
施策統括課
安全で快適なまちづくり
施策
月 31 日
月 日
荒井 隆一
克雪・親雪・利雪の推進
関係する計画 ・みんなで無雪害づくり計画(H25∼H29)
関係課名
交流観光まちづくり課・都市計画課
目指すべき姿
・市民と行政との協働により、地域の特性に応じた克雪・親雪・利雪活動を行ない、雪に強いまちづくりを進めます。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
・住民
単位
A 人口
人
B
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
・冬期を安心して暮らすことができる
・雪を楽しむ活動ができる
A
32 冬期に安心して暮らすことができると感じる市民の割合
%
B
33 雪を活用したイベントに参加した市民の割合
%
C
34 消流雪施設の延長
km
D
35 除雪機械の台数
台
E
36 地域ぐるみ除排雪機械台数
台
単位
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
A:冬期における生活の満足度で判断する指標
B:雪を利用したイベントに参加し、親雪・利雪の意識の啓発を図る指標
C:消流雪施設の整備状況を把握する指標(県道からの移管により数値が増加する)
D・E:除雪体制の整備状況を把握する指標
A:市民意識調査 「問22 あなたは、冬期に安心して暮らすことができると感じますか」に、1.安心して暮らすことができる
2.どちらかと言えば安心して暮らすことができる と答えた方の割合。
B:市民意識調査 「問24 あなたは、過去1年間に雪を活用したイベントへ参加しましたか」に、1.はい と答えた方の割合
C・D・E: 各種統計資料
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
対象指標 B
実績値
見込み値
C
実績値
成り行き値
目標値
A %
実績値
成り行き値
目標値
B %
実績値
成り行き値
目標値
C km
実績値
成果指標
成り行き値
目標値
D 台
実績値
成り行き値
目標値
E 台
実績値
成り行き値
目標値
F
実績値
A
人
19年度
58,266
データなし
データなし
22年度
56,150
54.3
18.1
23年度
24年度
55,561
54.7
16.8
54,832
61.8
18.9
25年度
54,210
61.6
16.8
116.3
125.5
136.6
141.7
144.6
107.0
111.0
112.0
117.0
117.0
173.0
182.0
184.0
191.0
206.0
26年度
27年度
28年度
51,708
53,582
50,958
52,945
50,143
55.9
57.7
64.5
20.7
25.2
17.3
141.7
130.5
144.6
127.0
121.0
117.0
190.0
193.0
221.0
56.3
58.9
56.7
60.0
22.0
27.6
23.3
30.0
141.7
131.8
145.6
132.0
122.0
115.0
192.0
196.0
232.0
141.7
133.0
147.0
137.0
123.0
115.0
194.0
200.0
241.0
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 19 -
平成
27
年度事後評価
克雪・親雪・利雪の推進
施策マネジメントシート2
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・自宅敷地の除雪、機械除雪後の宅道・車庫前の除雪、交差点拡幅除雪、歩道除雪
#
建設課
上坂 孝
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・除雪路線以外の道路を地域住民が協力して除排雪。高齢者世帯の除雪の支援。地域:地域ぐるみでの除排雪に協力する。
地域:雪を利用したイベントに協力する。(雪無しデー等)
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・市:克雪対策に対する予算の確保 住民の生活路線の除雪状況確認 、住民の利雪活動への協力
・県:国道、主要地方道、県道の除排雪の連携
・国:市が行う除雪経費への支援
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・地域ぐるみ除排雪促進事業の継続、消雪施設設置基準の制定、耐震・老朽化対策(道路・消雪等)
・公共事業予算の削減による建設業界の縮小化、除雪作業オペレーターの減少
・高齢化の進展による自らの除排雪作業の困難化
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・現在の道路除雪路線を維持し、更なる路線の拡大。地域毎の降雪量が異なることから除雪実施出動基準の見直し。消融雪施設、流雪溝の
新規・更新要望、地域での協働による除排雪活動の推進が求められている。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・地域ぐるみ除排雪協議会の組織化が進んでいる。
成果指数の地域ぐるみ除排雪機械
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・地域によって機械除雪、消融雪施設についても県内市町村と同程度
である。
5 施策の現状と課題
○消融雪・防雪施設の整備
本市は、県内でも有数な豪雪地帯であり、平時から消融流雪施設の充実や維持管理、有利な水源確保に努めることが重要です。
今後も、機械除雪が困難な箇所への計画的な消融流雪施設の新設や更新と防雪施設の整備について、引き続き進める必要があります。
○除雪計画
市内一円の道路や歩道の除雪については、除雪計画に基づき、円滑な除雪作業を行って道路交通網の確保に努めていますが、近年、除雪
オペレーターの高齢化や人材不足が課題となっています。また、道路改良事業の完了により、除雪延長の増加も予想され、今以上に効率的な
除雪体制を確保することが必要です。
今後は、除雪機械の老朽化や修繕費の増加に加え、業者が保有する除雪機械の減少も予想されることから、より効率的な除雪機械の配置と
官・民協働による除排雪活動を進め、除雪体制の強化を図ることが求められています。
○地域ぐるみ除排雪
地域の特性に応じた除排雪や流水制限の確立を図ることや、一人暮らしや高齢者世帯の屋根雪処理等除排雪活動の支援など、安心して暮
らせる生活環境を支えるため、地域ぐるみで行う除排雪を強化する必要があります。
今後も継続して地域ぐるみ除排雪などの組織体制を確立し、地域が主体となった雪に強いまちづくりが求められています。
○親雪・利雪
冬季も各地域でイベントや交流事業を積極的に開催し、雪を地域活性化事業に利用することが重要です。
今後も、雪を水資源や観光資源として捉えた多彩な活動の展開と、新たな雪の利活用が求められています。
ver.02.50
- 20 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート3
克雪・親雪・利雪の推進
#
6 施策の展開
施策中分類
消融雪施設の整備
主な事業
・水利状況や地域の実情に応じた消融流雪施設要望を整理・再検討して整備・更新を図る
除雪機械の整備・更新
・除雪機械の計画的な整備、更新
克雪対策の推進
・有利な水源確保の調査研究
・防雪施設の計画的な整備
・円滑で効率的な除雪計画の策定
・効率的な除雪体制の強化
・地域ぐるみ除排雪活動支援への県補助要望
・市民協働による除雪の推進
・雪の多様な利活用推進
・地域に応じた親雪事業の開催
除雪計画の策定
地域ぐるみ除排雪推進
親雪・利雪活動の推進
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【冬期に安心して暮らすことができると感じる市民の割合】
当市は今後ますます高齢化社会が進み自力による除排雪活動が困難な状況となります。今後、除雪機械、消雪施設整備の強化と地域ぐる
み除排雪活動組織の確立体制を進めることで、目標値を60%に設定しました。
【雪を活用したイベントに参加した市民の割合】
積極的な雪利用と地域の特性に応じたイベントや交流事業の展開、親雪・利雪の広報活動を進めることで、目標値を30%に設定しました。
【消流雪施設の延長】
財源が厳しい中、機械除雪と消流雪施設との整備方針の比較検討を進め、水源が確保されれば消流雪延長の増加に努めることで、目標値
を147㎞に設定しました。
【除雪機械の台数】
財源の厳しい中で道路改良や高齢化社会が進む中、道路除雪延長の増加が見込まれることから、除雪機械を強化することで、目標値を
115台に設定しました。
【地域ぐるみ除排雪機械台数】
市民と協働での地域ぐるみ除排雪活動を推進するため、小型除雪機械の購入助成を拡大することで、目標値を241台に設定しました。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
◎
A 32 冬期に安心して暮らすことができると感じる市民の割合
除雪機械、消流雪施設の国予算確保に一層努める必要がある。
△
B 33 雪を活用したイベントに参加した市民の割合
◎
C 34 消流雪施設の延長
△
D 35 除雪機械の台数
◎
E 36 地域ぐるみ除排雪機械台数
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・地域ぐるみ除雪機械の地元からの要望がまだまだ多く数年待の状態になっているが、県補助の増額を強く要望する。
・オペレーターの確保と除雪機械の計画的な配備と更新を進める。
・消流雪施設の計画的な整備と更新を進める。
・地域ぐるみ除排雪活動組織の育成を図り、講習会の開催や小型除雪機械の整備を進める。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・地域ぐるみ除雪機械の地元からの要望がまだまだ多く予算確保が必要である。
・消融雪施設の設置要望が多い。水源の確保。
・一人暮らしや高齢者世帯の増加に伴い、地域ぐるみの除排雪活動を行なう必要がある。
・道路整備が進むにつれ、除雪延長が伸びて行く一方で、除雪オペレータの高齢化や人材不足が課題になってきている。
・除雪機械、消流雪施設の計画的な整備と更新を行なう必要がある。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・降雪については原則は機械による除雪とする。雪に対する課題を把握し、計画的な改善や市民の皆さんと協働での除排雪を目指す。
・オペレーターの確保と除雪機械の計画的な配備と更新を進める。
・次期5カ年計画策定に向けて、消雪要望箇所(水源調査・水源・用地確保・隣接する井戸の影響範囲・地域としての優先順位等)の現地確
認し診断する。
・地域ぐるみ除排雪活動組織の育成を図り、講習会の開催や小型除雪機械の整備を進める。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・地域ぐるみ除雪機械の台数の増加(待機して導入まで時間の短縮)及び活動組織の育成を行う。更に小型除雪機械の整備を進める。
・車道は第一原則であり、歩道除雪の要望が多くなってきており、要望箇所については確認後に必要ならば路線に含める。
・降雪による除雪は機械除雪を原則に考える。
・「南砺市みんなで無雪害街づくり計画」の次期5カ年計画(H30∼H34)を作成し、消融雪施設の計画的な整備と更新を進める。
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−マネジメントシート3−
- 21 -
平成
総合
計画
体系
政策No. 1 2
施策の方針
施策No. 1 2 5
作成日 平成 28 年 7 月 29 日
更新日 平成 年 月 日
施策統括
施策統括課 都市計画課
米澤 正好
課長名
富山県住まい・まちづくり計画H23-32)
南砺市都市計画マスタープラン(H21-40)
関係する計画
南砺市公的賃貸住宅現況調査(H19.3策定)
南砺市公営住宅等長寿命化計画(H24.2策定)
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
施策
安全で快適なまちづくり
良質な住宅・宅地の供給
南砺で暮らしません課
関係課名
目指すべき姿
・良質な住宅や宅地を安定的に取得したり、利用したりできるなど、快適な住まい環境をつくります。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
□
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
・市民
単位
A 人口
人
B
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
・良質な住宅や宅地を安定的に取得したり利用したりできる。
単位
A
37 現在の住宅が住みやすいと感じる市民の割合
%
B
38 木造住宅の耐震改修支援住宅数(延べ)
件
C
D
E
F
A:市民意識調査により把握 「問27 あなたは、現在の住宅が住みやすいと思いますか」に、1.すみやすいと思う、2.どち
らかといえばすみやすいと思う と回答した方の割合。
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
B:市の助成をうけて耐震改修を行った木造住宅の件数により、耐震改修の進捗率を測る指標として設定した。
A:市民意識調査「問26 あなたは、現在お住まいの家が住みやすいと思いますか(いずれかに○)」で選択肢1又は2と答
えた方の割合 「選択肢1.住みやすいと思う 2.どちらかといえば住みやすいと思う 3.どちらかといえば住みにくいと思
う 4.住みにくいと思う 5.わからない」
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
B:都市計画課実績資料
2 指標等の推移
指標名
単位
A
人
対象指標 B
C
A
B
C
成果指標
D
E
F
%
件
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
58,266
1
22年度
23年度
56,150
71.8
6
24年度
55,561
73.7
8
25年度
54,832
70.9
10
27年度
26年度
54,210
71.8
14
53,582
75.8
16
28年度
50,958
52,945
50,143
74.3
74.5
72.8
11
16
17
74.8
75.0
12
18
ver.02.50
- 22 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・住宅建築への協力(用地提供等)
・市営住宅入居者の適切な家賃納入。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・住宅団地自治会:団地共用施設等の適正な維持管理
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
市:住宅マスタープランによる公営住宅や公的賃貸住宅の供給等を実施し、住宅セーフティネットの構築を図る。
行政が対応すべき部分について、必要に応じ住宅地を分譲する。
公営住宅や公的賃貸住宅の良好な維持管理に努める。
国県:安心で快適な住環境を創出するため木造住宅の耐震改修支援や克雪住宅改修支援、優良住宅団地開発支援等を継続する。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・少子高齢化の進行に伴い克雪住宅などのニーズが変化する。
・全国的な地震災害の頻発により、耐震診断や耐震改修に対する関心が高まる。
・価値観の多様化が進展し、居住ニーズも多様化する。
・グローバル化の進展により、外国人入居者が増加する。
・ひとり親家庭の入居者増加する。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
ア)公営住宅の2台以上の駐車枠の要望
イ)入居者の高齢化に伴う駐車場等の除雪作業の軽減やエレベーターの設置要望
ウ)外国人入居者の増加に対する不安
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・町村合併後に井波、福野、城端、福光地域で公営住宅の整備をすす
めた。高齢世帯の長期入居と常時90%を超える入居率で、安定的な
入居・退去サイクルとなっている。
・街路事業の収用対象者への宅地分譲を行った。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・成果指標Aについては、他自治体のデーターが無い為比較できない
が、成果指標Bについては、H26年度実績が多かったことや助成制度
の原因となるのか不明であるが、県内的にも実績が少なく、隣接する
他市の値同様に低い実績となった。
5 施策の現状と課題
○住環境の整備
安全で快適な住環境を創出するため、木造住宅の耐震改修支援事業や克雪住宅普及事業、優良住宅団地開発支援や宅地の分譲、バリア
フリー住宅の普及や住まいの情報提供を行っています。今後は、木造住宅の耐震診断による改修事業の制度周知や促進、空家や高齢者世
帯の実態把握及びセーフティネットとしての対策の検討が求められています。
○公営住宅などの整備・改築・管理
公営住宅401戸や特定公共賃貸住宅129戸、賃貸住宅35戸等を供給し、居住の安定を図るとともに、既存住宅の修繕や住宅マスタープラン
による住宅の建替えと新規供給を行っています。今後は、公営住宅等長寿命化計画により、既存の公営住宅などを有効に活用するため、エレ
ベーター設置等のバリアフリー化や、外壁補修等による居住水準の向上と、適切な維持管理が求められています。
○公営住宅など戸数の縮減
公共施設等総合管理計画による公営住宅等の戸数縮減が求められており、計画では長期的に見た場合約40%縮減が掲げられている。
ver.02.50
−マネジメントシート2−
- 23 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート3
6 施策の展開
施策中分類
住環境の整備
主な事業
・優良な住宅団地の造成支援
・移住希望者などへの住宅情報の提供
・住宅相談所の開設・充実
・木造住宅の耐震改修支援や克雪住宅普及事業などの実施
公営住宅などの整備・改築・管理
・住宅マスタープランによる公営住宅等の整備
・公営住宅等長寿命化計画による公営住宅や特定公共賃貸住宅の改修
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【現在の住宅が住みやすいと感じる市民の割合】
微減することが見込まれますが、住まいの老朽化を理由に住みにくいと感じている方が多く、耐震化を理由に挙げている方も多いので、木
造住宅の耐震改修支援やその他の住宅施策を実施することで、微増を目標値としました。
【木造住宅の耐震改修支援住宅数】
平成17年度に制度制定し、平成22年度から27年度の平均件数は9件/年であるが、平成27年度実績地は県内全域で少ない状況となっ
ている。改修支援制度の周知を図ることで微増を目標値としました。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
△
A 37 現在の住宅が住みやすいと感じる市民の割合
A:住宅耐震診断支援事業のPRや定住奨励金事業等の住宅施策を推進して
○
B 38 木造住宅の耐震改修支援住宅数(延べ)
いるものの目標値達成にまでは至らなかった。
C
B: 東日本大震災の影響により、耐震改修への関心は依然高い状況であり、
D
診断の実績は9件であるが、改修費が嵩むこと等から件数の増加は難しい。耐
E
震改修支援の実績は1件となり、年度実績としては少なかったが、目標には達
F
している。
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・既存の市営住宅の適正管理と住宅マスタープランに基づく住宅セーフティネット機能の維持を図る。
・住環境の整備を進めるため、各種住宅改修支援事業を継続実施。
・優良住宅団地開発支援事業補助のPRや推進を行い、優良宅地の確保を推進する。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・木造住宅の耐震化率の向上を目指し、住宅の耐震診断と耐震改修の支援を広報した。広報や住宅建設業者からの制度紹介により、一定の
認知が得られていると思われるが、耐震診断を受けても耐震改修の費用が多額となること等の要因により、耐震改修件数の伸びは難しいが、
1件/年の実績となっている。
・住宅困窮者に対する公営住宅整備による住宅セーフティネット機能はおおむね役割を果たしていると考えられる。
・宅地分譲を進めるため、民間事業者による開発に対して引き続き支援を行う必要がある。(定住化の推進で検討)
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・民間による宅地開発事業に対する補助制度を維持し、民間の事業者による宅地供給の促進を支援します。
・住環境を整備するための各種住宅改修支援事業を継続します。
・現行の住宅マスタープランを、今後の人口動態や現有住宅施設の現況把握と、関連する計画との整合性を考慮しながら改定し、今後10年
間の住宅施策の方向性を定めます。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・平成23年度に策定した市営住宅長寿命化計画を、住宅マスタープランの改定に合せ見直しし、市営住宅の改修を進めます。
・木造住宅の耐震化率の向上を目指し、耐震改修支援事業のPRを推進します。
・民間の事業者による宅地供給の促進を引続き支援します。
・公共施設等総合管理計画による公営住宅等の戸数縮減が必要とされている。しかし、少子高齢化の進展などにより住宅セーフティーネット
や、縮減の妥当性の検証、新規募集の停止等の現場対応が危惧される。
ver.02.50
- 24 -
−マネジメントシート3−
平成
総合
計画
体系
27
施策の方針
政策No. 1 2
施策No. 1 2 6
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
施策統括課 都市計画課
課長名
月 29 日
月 日
施策マネジメントシート1
年度事後評価
施策
安全で快適なまちづくり
米澤 正好
良好な都市景観の形成
関係する計画 ・南砺市都市計画マスタープラン(H21∼H40)
農林課
関係課名
目指すべき姿
緑豊かでうるおいのある公園や緑地が身近にあるなど、快適な都市景観をつくります。
□
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
・市民
単位
A 人口
人
B
C
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
・緑豊かでうるおいある公園・緑地、すぐれたまちなみが身近にあるなど
快適な都市景観で暮らすことができる。
単位
A
快適な都市景観の中で生活していると感じる
39
市民の割合
%
B
40 まちなみが美しく保たれていると感じる市民の割合
%
C
41 景観づくり住民協定数
件
D
E
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
A:快適な都市景観の中で生活していると感じる市民の割合により、快適な都市景観の中で暮らしていると思う意識度を測
る 指標とした。
B:まちなみが美しく保たれていると感じる市民の割合により、まちなみが美しく保たれた中で暮らしていると思う意識度を測
る指標とした。
C:良好な景観を保つための取組みとして景観づくり住民協定の締結を推進し、協定数を成果指標とした。
A:市民意識調査「問32 あなたは、緑豊かな公園・緑地が身近にあるなど快適な景観の中で暮らしていると思いますか」
で選択肢1又は2と答えた方の割合「選択肢 1.そう思う 2.どちらかといえばそう思う 3.どちらかといえばどう思わない
4.そう思わない 5.わからない」
B:市民意識調査「問33 あなたは、南砺市内の歴史的まちなみが美しく保たれていると思いますか」で選択肢1又は2と
答えた方の割合「選択肢 1.そう思う 2.どちらかといえばそう思う 3.どちらかといえばどう思わない 4.そう思わない
5.わからない」
C:都市計画課資料: 一定の区域を単位として、景観づくりのルールについて地域住民自らが締結する協定数
2 指標等の推移
指標名
単位
A
人
対象指標 B
C
A
B
C
成果指標
D
E
F
%
%
件
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
22年度
58,266
-
23年度
56,150
71.8
-
61.5
2
2
25年度
24年度
55,561
71.2
61.7
3
54,832
72.8
62.0
3
26年度
554,210
72.4
64.1
3
27年度
53,582
73.0
60.9
3
28年度
50,958
52,945
50,143
73.2
74.5
73.6
63.3
64.4
62.5
2
5
3
73.5
75.0
63.3
65.0
2
6
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 25 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・公園・緑地の維持・修繕(草刈、側溝上げ、遊具の点検)への協力。
・公園・緑地の整備への協力(用地提供、工事に対する理解等)
・景観づくり住民協定への参加
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・地域:公園・緑地の維持・緑化に協力
:景観づくり住民協定締結推進
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・市:公園・緑地施設の定期的な点検・修繕の実施。
地域づくり住民協定締結の支援
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・公園・緑地の大型遊具等の老朽化に伴う修繕、更新が増加する。
・公園・緑地の管理費の増大が見込まれる。
・高年齢化に伴う空店舗の増加と景観の悪化が懸念される。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・都市公園等の樹木への適時の病害虫駆除、草刈等の要望
・遊具の安全管理と更新の実施。
・バリアフリー化(トイレ等)
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・新たな公園・緑地の整備は行わず、維持管理と遊具の更新を主に実
施している。
・住民要望のバリアフリー化に関して、公園や駐車場の公衆トイレの洋
式化を老朽箇所から順次推進している。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・景観づくり住民協定について、新たな協定締結はなかったが、富山
県内での締結地区は12地区であり、内3協定が南砺市で締結されて
いる。
5 施策の現状と課題
○都市景観の整備
市街地では、景観に配慮した美しいまちなみの形成や、景観づくり住民協定の締結などによる個性豊かな都市景観づくりが進められていま
す。景観づくり住民協定の支援の周知・継続と、まちなみの空家対策や景観条例の制定について、調査・検討が求められている。
○公園緑地の整備・充実
「閑乗寺スキー場の廃止に伴う今後の地域活性化」として平成26年度から閑乗寺公園長寿命化事業に着手した。今後も利用目的や地域の
特性に応じた個性豊かな公園の運営・整備が必要であり、豊かな自然環境と調和した公園緑地の整備・充実、また公園施設の定期的な点検
や、老朽化した遊具の更新を含めた適正な維持管理が求められております。また、多様化する利用者のニーズをどの様に反映するかが課題と
なります。
ver.02.50
- 26 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート3
6 施策の展開
施策中分類
都市景観の整備
主な事業
・景観づくり住民協定の締結促進
・景観づくりの意識高揚のためのPRと景観条例の調査・検討
公園緑地の整備・充実
・市民の参画による公園緑地のリニューアル
・地域の特徴的な景観や自然環境と調和した緑の保全や創出
・遊具などの安全点検や更新による快適な公園緑地の整備
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
・成果指標A「快適な都市景観の中で生活していると感じる市民の割合」は、
現在の公園、緑地の適正な維持管理をして、現状値からの微増を目標とした。
・成果指標B「まちなみが美しく保たれていると感じる市民の割合」は、
積極的にまちなみ形成に取り組んでいる地域もあるが、空き家等の増加により、まちなみの悪化が予想される地域もある。そのため、成り行
き値は横ばいが予測されるが、住民協定支援制度の普及を図ることで、現状値から微増を目標値とした。
・成果指標C「景観づくり住民協定数」は、
平成23年度から新たに導入した、市単独の補助事業により支援することで協定数を増やすことを目標とした。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
A:公園、緑地の適正な維持管理に努めたが前年度と比較して微増となった。
△
A 39 快適な都市景観の中で生活していると感じる市民の割合
B:継続して良好なまちなみ形成の普及に努めたが、アンケート値は微増となっ
△
B 40 まちなみが美しく保たれていると感じる市民の割合
たが目標値は達成していない。
△
C 41 景観づくり住民協定数
C:平成22年度から景観づくり住民協定締結等事業に取り組んでいた三日町地
区が平成23年度に協定を締結して目標値を達成したが、さらに延ばすことが
D
出来なかった。ただし、協定期間が満了した地域において、期間の更新がなさ
E
れ、3件の協定は維持され、引き続き景観保全の取り組みがなされた。
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・従来の景観づくり住民協定の要件を緩和した市単独の補助事業のによる支援を新たに導入しPRに努めた。
・公園施設の定期的な点検と老朽化した遊具の更新を含めた適正な維持管理に努めた。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・市単独の補助による新たな協定締結の申請はなかった。引き続いてPRに努める必要がある。ただし、協定締結した3地区において、景観協
定の趣旨を踏まえた取り組みが着実になされている。また、協定期間が満了した地区において、協定期間を延長し、引き続き景観保全の取り
組みを実施する方付けがなされた。
・公園施設の定期的な点検と、老朽化した遊具の更新を含めた適正な維持管理を行う必要がある。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・景観づくり住民協定等推進による支援と事業の周知による新規の協定締結を目指します。また、協定期間を満了した地区においても引き続
き景観保全の取り組みが継続されるよう、協定期間を延長の支援をします。
・公園施設の定期的な点検や、老朽化した遊具の更新を含めた適正な維持管理を進めます。桜ケ池公園のスケートパークの維持修繕を継
続します。
・まちなかの空き家等の増加に歯止めがかかるよう空き家等の適正な活用を検討します。
・閑乗寺公園の長寿命化計画に基づき公園再整備に取り組みます。その際、住民組織等の意見も取り込みながら市民に親しまれる公園整備
に努めます。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・景観づくり住民協定の支援事業の周知を進めます。
・公園施設の適正な維持管理に努めるとともに、住民ニーズに応える改修を検討します。
・閑乗寺公園の長寿命化計画に従い、再整備を進めます。なお、再整備の再には住民の意見を把握しながら内容を方向付けします。
−マネジメントシート3−
- 27 -
平成
総
合
計
画
体
系
27
施策マネジメントシート1
年度事後評価
施策の方針
政策No. 1 2
施策No. 1 2 7
施策
安全で快適なまちづくり
施策統括課
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
上下水道課
課長名
月 29 日
月 日
城寶 秀伸
上下水道の整備
関係する計画
・南砺市公共下水道長寿命化計画(H24∼H28)
関係課名
目指すべき姿
・安全な水を安定的に供給するため、水道等の整備・更新を進めます。
・快適で衛生的な暮らしの実現や市街地における浸水被害の不安解消を図るため、下水道の整備・更新を進めます。
・適正な使用料水準を維持するため、一層の収益確保と経費節減を進め、経営の健全化に努めます。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
□
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
・市民
単位
A 人口
人
B 雨水排水区域整備面積
ha
C
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
・快適で便利な生活環境を提供することができる。
・安全な水を安定的に供給することができる。
・適正な使用料負担とすることができる。
・浸水被害の不安を解消できる。
単位
A
42 高度浄水普及率
%
B
43 水道事業有収率
%
C
44 下水道接続率
%
D
45 下水道事業有収率
%
E
46 下水道による都市浸水対策達成率
%
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
A:安全な水の供給を進めるには、塩素滅菌では除去できない病原性原虫を除去・無害化する高度浄水の普及が必要で
す。(病原性原虫の混入の恐れがない深井戸、トンネル湧水の供給エリアを含む)
B:適正な水道料金水準とするには、水道事業経営に直結する有収率を向上させることが必要です。
C:適正な下水道使用料水準とするには、下水道事業の経営に直結する下水道接続率を向上させることが必要です。
D:適正な下水道使用料水準とするには、下水道事業の経営に直結する有収率を向上させることが必要です。
E:豪雨時に浸水の不安がある区域の減少を図るには、雨水排除施設の整備が必要です。
A:病原性原虫を除去・無害化した安全な水を利用している人口(混入の恐れのない水源からの供給エリアを含む)/給水
人口
B:検針で計測した各家庭等での使用水量(有収水量)/配水池等の流量計で計測した供給水量
C:下水道が整備された区域内で実際に下水道を使用している人口/下水道が整備された区域内の人口
D:各家庭等から下水道へ排出された汚水量(水道検針等で計測)/汚水処理場で処理された汚水量(流入流量計で計
測)
E:雨水排除施設が整備され浸水被害の不安が解消された区域の面積/雨水排除計画面積
(H23に城端地域の雨水排除計画が追加され計画面積が増えたため、達成率が下がりました。)
2 指標等の推移
指標名
単位
A
人
対象指標 B
ha
C
A
B
C
%
%
%
成果指標
D
E
F
%
%
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
22年度
58,266
56,150
403.79
446.14
76.0
79.5
84.1
82.9
52.3
79.9
74.9
88.3
77.8
62.3
23年度
24年度
55,561
79.0
79.3
89.1
78.2
51.9
54,832
90.0
80.5
89.9
80.2
51.9
25年度
26年度
54,210
53,582
436.50
450.08
93.5
80.6
90.7
77.4
53.1
93.7
80.0
91.3
77.6
54.7
27年度
50,958
52,945
490.98
450.08
98.0
96.9
97.5
75.0
82.0
79.8
90.8
91.2
91.9
77.8
83.8
80.2
55.4
55.4
54.7
28年度
50,143
490.98
98.0
98.0
75.0
85.0
91.1
91.3
77.8
85.0
58.8
58.8
ver.02.50
- 28 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・上下水道事業への理解と用地提供などの協力
・水道未加入世帯の加入、下水道未接続世帯の接続
・宅内施設の適正な管理
・使用料等の適正な納付
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・目視確認などの上下水道施設の簡易な日常管理
・排水路等の地区内施設の機能維持のための適正な管理
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・耐震化等を含む上下水道施設の計画的整備、更新
・未加入、未接続世帯の解消に向けた普及啓発(水洗化促進支援制度拡充の検討を含む)
・使用料の適正水準を維持するための有収率・不明水対策の向上
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・簡易水道の上水との経営統合は、H28に手続きを行いH29を予定しています。
・平野部における下水処理施設の集約(H28より農業集落排水下水道施設を流域下水道へ接続)
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・塩素に耐性のある病原性原虫の検出報道で、自己水源に対する不安の声が聞かれます。
・下水道未接続の理由の上位は、現在の浄化槽がまだ使用可能、次いで経済的事情です。
・雨水排除計画のなかった市街地における浸水対策の要望があります。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・毎年着実に整備してきたことに加え、高度浄水施設整備事業や浸水
対策下水道事業などの大型事業の効果が現れ始めています。
・各戸訪問により下水道接続率が向上しました。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・早くから整備に着手し着実に整備を進めてきた結果、近隣に比べ整
備水準が高くなっています。
・一方、水道事業においては管路の老朽化に起因する漏水が多く、有
収率が県内最低(H26)となっています。
・下水道事業においては、下水道使用料が近隣他市に比べ高い水準
となっています。
5 施策の現状と課題
○水道・簡易水道施設
・安全な水を安定供給する水道・簡易水道は、市民生活を支える重要なライフラインであり、本市ではほぼ全域に普及しています。
・今後も未普及地区の解消に努めるとともに、老朽化した管路の更新や配水池の耐震化等を計画的に進める必要があります。
・耐塩素性の病原性微生物に対応した高度浄水供給エリアの拡大も求められています。
○下水道施設
・下水道は、公共水域の水質保全という環境面で重要な役割を担うライフラインであり、本市の汚水処理普及率はほぼ100%となって
います。
・汚水処理については、今後も未普及地区の解消に努めるとともに、老朽化した管路や処理施設等を計画的に更新・改修し、併せて
耐震化も進める必要があります。
・各地でゲリラ豪雨が多発していることから、雨水排水施設が不十分な市街地においては整備を急ぐ必要があります。
○上下水道事業の経営
・水道事業、下水道事業ともに使用料収入を主な収益とする企業会計で運営していますが、今後は人口の減少等に伴い収益の減少
が懸念されます。
・こうした状況下にあっても経営の安定を図り適正な使用料水準を維持していくには、水道の漏水、下水道の不明水を減らして
有収率を上げることや下水道の接続率を向上させるなど、収益を確保していく必要があります。
・施設更新事業量の平準化や事務委託の拡大などで経費を節減することも求められています。
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−マネジメントシート2−
- 29 -
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
水道・簡易水道施設の整備・更新
下水道施設の整備・更新
雨水排水対策の推進
上下水道事業の経営の健全化
施策マネジメントシート3
主な事業
・高度浄水施設整備事業の推進
・簡易水道水源統合事業の推進
・老朽管、石綿管、鉛給水管の更新・取替え
・管路、配水池等の耐震化の推進
・未普及解消公共下水道事業
・公共下水道施設の長寿命化計画の策定と実施
・農業集落排水事業(機能強化)
・浸水対策下水道事業の実施
・水道・簡易水道の漏水対策の継続的実施
・下水道の不明水対策の継続的実施
・下水道への接続啓発活動の実施
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【高度浄水普及率】
平成23年度実施計画で計画している施設整備予定に基づいて算定しました。
【水道事業有収率】
水道管の老朽化等によって数値が悪化しており、平成23年度目標値の達成には至りませんでした。そのため目標値を見直し、県内の
多くの団体が80%台であることから、目標値を85%としました。
【下水道接続率】
90%を超えると他自治体でも伸び率が鈍化すること、また、人口減少が見込まれることから、目標値を平成23年度実施計画の経営試算
で設定している91.3%としました。
【下水道事業有収率】
小矢部川流域下水道の流量計交換前の数値で、過去最高水準であった平成21年度水準(84.9%)を目標値としました。
※(平成21年度の流量計交換により、22年度は数値が低下している)
【下水道による都市浸水対策達成率】
「雨水排除計画」で計画している施設整備予定(城端地域の整備が平成26年度終了予定)に基づいて算定しました。なお、城端地域
が追加されたため全体面積が増え、当初計画より率は下がります。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
○
A 42 高度浄水普及率
施設整備の進捗に連動する指標(A、E)については、事業費の増大より若干遅
△
B 43 水道事業有収率
れが見られる。
◎
C 44 下水道接続率
有収率(B、D)については、目標に届かず、水道の漏水対策の量的不足があっ
×
D 45 下水道事業有収率
たと考えられる。下水道も不明水対策の量的不足があったと考えられる。下水
△
E 46 下水道による都市浸水対策達成率
道接続率については、啓発活動を精力的に行って来たこともあり目標を達成し
F
ている。
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・高度浄水の供給拡大や浸水対策下水道の各事業は、予定事業期間内での確実な完了を目指す。
・有収率が確実に改善するよう、漏水・不明水の調査と対策工事の量的、質的確保をこれまで以上に図っていく。
・下水道未接続世帯への接続啓発は地域をほぼ一巡しており、今後はより実効が上がるよう対象を絞り込んで重点的に啓発を行っていく。
・宅内漏水による水道料金の還付を減らすため、配管の点検・修繕と凍結防止対策の普及啓発を積極的に行っていく。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・高度浄水及び浸水対策事業は事業費の増大により若干遅れが見られる。
・調査と対策工事によって漏水や不明水の低減に努めているが、施設の老朽化による新たな漏水・不明水の発生も多く、有収率は思う
ように改善しない。特に水道においては漏水の規模により大きく率を下げることもあるが、漏水はそれ自体発見が難しい。このため、配水
エリアごとの夜間流量観測を継続的に行うなどの手法により、大きな漏水の早期発見に努める。
・漏水・不明水は完全になくすことはできないので抑止量が新規発生量を上回るように調査と対策工事を強化していくことが必要である。
・下水道接続についてはある程度の成果があったが、未設続は高齢世帯や金銭や解決が困難な事情を抱える世帯が多い。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・高度浄水の供給拡大や浸水対策下水道の各事業は、予定事業期間内での確実な完了を目指す。
・有収率が確実に改善するよう、漏水・不明水の調査と対策工事の量的、質的確保をこれまで以上に図っていく。
・下水道未接続世帯への接続啓発についてはより実効が上がるよう対象を絞り込んで重点的に啓発を行っていく。
・宅内漏水による水道料金の還付を減らすため、配管の点検・修繕と凍結防止対策の普及啓発を積極的に行っていく。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・事業費、人件費の削減を図るため、水道事業における業務の包括委託導入に向けた研究と導入準備を進める。
・耐用年数が到来する水道管延長が28年度以降急増すると見込まれるため、緊急性の高い地区の絞り込み等の調査など年次計画
策定に向けた準備を進めていく。
・・平野部における下水処理施設の集約への準備を行う。
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- 30 -
−マネジメントシート3−
平成
施策No. 1 2 8
施策統括課
安全で快適なまちづくり
施策の方針
総合 政策No. 1 2
計画
体系
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
施策
環境衛生対策の充実
関係する計画
関係課名
市民生活課
目指すべき姿
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
エコビレッジ推進課
課長名
月 18 日
月 日
川森 純一
・H24南砺市エコビレッジ構想策定
・H24南砺市環境基本計画策定
市民が快適に安心して暮らせる生活環境を目指します。
□
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
ア)市民
単位
A 人口
人
B
C
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
・快適で衛生的な生活環境を守る。
A
47 身近な河川がきれいだと感じている市民の割合
B
48 狂犬病予防注射接種率
単位
%
%
C
D
E
F
A:1年間の公害(水質汚染、悪臭、騒音等)の発生件数
成果指標設定の考え方
B:狂犬病予防接種率(予防接種数/登録数*100)は、市民の理解度を示す指標とする
(成果指標設定の理由)
A:市民意識調査 「問32 あなたは、身近な河川が汚れていると 感じたことがありますか」で、1.はい と答えた方を除い
た方の割合
成果指標の測定企画
B:狂犬病予防接種率は、住民生活課資料にて把握
(実際にどのように実績値
を把握するか)
:
2 指標等の推移
指標名
単位
A
人
対象指標 B
C
A
B
C
成果指標
D
E
F
%
%
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
58,266
ー
22年度
54,724
56,150
74.7
80.4
83.7
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
28年度
53,970
55,561
53,216
54,832
52,462
54,210
51,708
53,582
50,958
52,945
50,143
51.8
51.8
74.9
84.0
84.0
86.9
51.7
51.7
76.8
84.0
89.5
84.9
52.0
52.0
77.6
84.0
92.1
83.1
52.0
53.0
77.6
84.0
94.8
85.3
52.0
54.0
81.4
84.0
97.4
82.7
52.0
55.0
84.0
100.0
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 31 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
環境衛生対策の充実
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・大気汚染、水質汚濁、土壌汚染となるような有害物質を出さない
・不法投棄防止対策として、空き地の草刈り等適正な維持管理
・ペット動物の飼い主マナーの遵守
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・公害等発生時の迅速な行政への連絡
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・水質等環境調査の実施
・公害防止などの意識啓発、事業所への助言、指導の徹底
・ペット等飼い主マナー向上の啓発
・斎場、墓地の適正な管理
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・大気や水質等の生活環境については、一部の測定項目が環境基準に不適合となっているため、今後も引き続き調査が必要である。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・水質調査結果等の公表
・公害発生時の迅速で適切な対応
・ペット飼い主マナーの指導監視
・福光地域での市営墓地の設置
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・公害発生件数は、ほぼ毎年横ばい状況である
※H19 24件、H20 26件、H21 11件、H22 26件、H23 25件、
H24 9件、H25 2件、H26 3件
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・狂犬病予防接種率
※H25 南砺市 83.1% 砺波市 79.1% 小矢部市 79.6% 射水市
88.2% 氷見市 74.9% 高岡市 85.5%
5 施策の現状と課題
○公害防止対策
本市においては、これまで大規模な被害を及ぼす公害は発生していませんが、河川の水質汚濁や悪臭等の苦情件数が増加しています。
今後とも市民が快適で安心して生活できるよう、関係機関と連携して、水質調査など環境調査の定期的な実施と、公害を未然に防止するた
めの指導監視を強化していく必要があります。
○生活安全衛生対策
市内には、4か所の斎場及び3か所の市営墓地があり、適正に整備管理がなされていますが、墓地については需要が多く、計画的な整備が
求められています。
また、ペットに関して、飼い主マナー向上のための指導のほか、登録等の届け出や狂犬病予防注射の徹底など、安心して生活できる環境対
策が求められています。
ver.02.50
- 32 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
公害防止対策の推進
生活環境衛生対策の充実
施策マネジメントシート3
環境衛生対策の充実
主な事業
・公害防止に対する意識の啓発 ・水質・騒音・悪臭などの環境調査の実施と公開 ・水質汚濁防止
法などの各種法律に基づく指導の強化
・斎場、墓地の適正な管理及び計画的な整備 ・動物等の飼い主マナー向上に対する意識の啓発 ・
犬の登録等の届け出や狂犬病予防注射の徹底
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【身近な河川がきれいだと感じている市民の割合】
今後も市民と連携し、さらなる美化推進を図ることで、目標値を55%に設定した。
【狂犬病予防注射接種率】
適正な届け出等のさらなる周知啓発を図ることで、目標値を100%に設定した。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
◎
A 47 身近な河川がきれいだと感じている市民の割合
身近な河川がきれいだと感じている市民の割合については、平成23年度以降
△
B 48 狂犬病予防注射接種率
調査を実施したが、約半数の方がきれいだと感じておられる。今後も水質保全
C
の啓発活動を行っていきたい。狂犬病予防注射接種率は各種の周知により接
D
種率は総合的にみて意識は向上していると思われる。
E
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成26年度施策の取組方針
・公害防止に対する意識啓発の推進。河川水質調査の実施、飲料水理化学検査の実施、土壌調査の実施、悪臭調査の実施。
・河川環境美化を推進するため、市内の河川環境はもとより、下流域における河川環境を考えるため射水市六渡寺海岸における海岸漂着物
の現状を視察し、美化活動を実施することで河川環境の美化意識を高める。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・水質や大気等の生活環境については、一部の測定項目が環境基準に不適合となっているため、今後も引き続き調査を行っていきたい。
・調査結果を公表することで公害防止に対する市民の意識啓発を図っていく必要がある。
・市連合婦人会などと共催で海岸漂着物の現状視察などを開催し、環境美化意識の高揚を図る。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・公害防止に対する意識啓発の推進。河川水質調査の実施、飲料水理化学検査の実施、土壌調査の実施、悪臭調査の実施。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・大気汚染防止法や水質汚濁防止法、悪臭防止法に基づく事業所への立ち入り調査を強化し、事業者の環境保全に対する意識の向上を図
り、排出基準違反や土壌汚染の防止に向けた指導の強化を行う。
・ペット飼い主マナーの向上に向けた周知指導を行う。
・小矢部川の水質悪化の原因を明らかにし、解決に向けて進めます。
ver.02.50
−マネジメントシート3−
- 33 -
平成
総
合 政策No. 1 3
計
画 施策No. 1 3
体
施策の方針
1
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
福祉課
課長名
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
施策
健やかなやすらぎのまちづくり
施策統括課
月 29 日
月 日
西井 隆生
地域福祉の推進
関係する計画 南砺市地域福祉計画(H19∼H28)
関係課名
目指すべき姿
・共に支え合いながら、住み慣れた地域で安心して生きがいを持って暮らせる地域社会を実現します。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
□
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
・市民
単位
A 市民支援者世代人口(10歳∼79歳)
人
B 要援護者数
人
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
・互いに支え合い、自立して生きることができる。
単位
A
49
B
50 市民支援者数
人
C
51 要援護者一人に対する市民支援者数
人
地域での福祉分野のボランティア活動に参加した市民の割合
%
D
E
F
成果指標設定の考え方
A:要援護者をささえる市民支援者が増えることにより、安心して暮らせる社会が実現する。
B:要援護者をささえる市民支援者が増えることにより、安心して暮らせる社会が実現する。
C:H23から10年計画で要援護者1人につき、市民支援者1人を確保できるようにする。
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
A:市民意識調査 「問55 あなたは、過去1年間にボランティア活動に参加しましたか」に、1.はい と答えた方の内、
「問56 活動内容はどのようなものですか」に、1.福祉分野のボランティア活動 と答えた方の割合
B:地区社会福祉協議会からの活動報告により、南砺市社会福祉協議会が把握
C:地区社会福祉協議会からの活動報告により、南砺市社会福祉協議会が把握
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
A
人
対象指標 B
人
C
A
B
C
成果指標
D
E
F
%
人
人
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
5,717
データなし
4,577
0.80
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
45,022
44,426
43,764
43,754
43,050
7,281
7,158
7,643
8,062
8,571
9.5
5,040
0.69
10.5
5,153
0.72
7.9
4,914
0.64
9.8
5,540
0.68
10.8
6,282
0.73
27年度
28年度
42,957
41,962
7,525
8,874
42,269
9.5
10.2
9.3
5,364
6,334
6,256
0.68
0.84
0.70
10.0
10.3
7,620
5,614
6,630
0.70
0.87
ver.02.50
- 34 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
地域福祉の推進
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・まずは自助努力と親族の支援を優先する。親族との関係が希薄化する傾向にある中、改めて親族とのつながりを築き、大切にする。
・地域社会で孤立しないように近隣と関わり合いを持ち、住民同志の支え合い助け合い活動に積極的に参加する。
・地域の支援者としてボランティア活動を積極的に行い、必要な研修や講座に参加し、福祉の担い手として活動する。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・地区社会福祉協議会: 地域の公民館等を活動拠点とし地域の関係団体と連携して、地域福祉を推進するためのケアネット、サロン等の地域
事業を積極的に行う 。
・市社会福祉協議会: 何らかの支援や悩みを持つ人への相談に対応し、日常生活を支援するサービスを強化する。また、地区社会福祉協議
会等の地域住民による地域の福祉事業への財政的支援や住民のボランティア活動を支援するため必要な講座、研修等を行う。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
国・県: 要支援者を地域で支えるための補助金の拡充等の財政的支援
市: 相談支援機関への運営補助 高齢者や障がい者等の要援護者を支援する機関の専門職員の増員
一人では解決できない要援護者を総合的に支援する体制づくりと専門職員の設置
市民支援者を増やすための研修・講座を行う地域団体への財政的支援
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・高齢化の進行に伴い、認知症高齢者が著しく増加する。
・障がい者の地域移行施策により、地域で一人または共同で生活できる体制の整備(特に精神障害者への対応の検討)が求められる。
・親族では支えきれない要援護者や金銭管理等により日常生活に支援が必要な者が増加する。
・成年後見人制度対象者の増加が見込まれることから、市民後見人の養成や広域的な取り組みが必要となる。
・地域の活動拠点の整備・拡充が求められる。 ・バリアフリー化のための助成金活用の増加が見込まれる。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・地域で認知症傾向の高齢者が増加し、不安がある。
・民生委員児童委員、高齢福祉推進員等のなり手がない。福祉の担い手が不足する。
・高齢者のみ世帯や親子二人暮らし等の世帯が増え、家族の介護や生活全般に不安がある。
・福祉関係の助成金書類の作成提出が煩雑で負担である。サロンの助成金に飲食費の一部を認めてほしい。
・地区の公民館のバリアフリー化の要望がある。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
② 近隣他市町との比較
□
□
□
□
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・地域における支え合い助け合い、市民協働のまちづくりの浸透によ ・合併前の旧町村単位に相談窓口があり、身近に相談できる体制にあ
り、住民によるケアネット活動、ボランティア活動が広がりを見せている。 る。
・相談援助を行う専門資格〈社会福祉士等〉を有する職員が多い。
5 施策の現状と課題
○地域福祉活動
市民一人ひとりが、住み慣れた地域で、安心して快適な生活を送るためには、お互いを支えあっていくことが重要です。近年は、少子高齢化
や核家族化が進み、家庭や地域の福祉に対する支援機能が低下していることから、今後は、ノーマライゼーション理念の普及促進に努め、地
域の福祉活動組織の活動支援やボランティアの育成と活動拠点の整備、地域福祉計画に基づく効果的な施策の展開による、市民と行政の協
働による地域福祉づくりが求められています。
○公共施設等のユニバーサルデザイン化
誰もが、自分らしく安心して暮らせる社会の実現が求められており、公共施設の新築・改築時には、すべての人が利用しやすいユニバーサ
ルデザインに配慮した整備が求められています。また、多数の市民が訪れる民間の施設においても、高齢者や障がい者に優しい施設づくりに
配慮するよう啓発活動を行う必要があります。
ver.02.50
−マネジメントシート2−
- 35 -
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
地域福祉活動拠点の確保
地域福祉計画の着実な浸透
社会福祉活動団体などへの支援
公共施設等のユニバーサルデザイ
ン化
施策マネジメントシート3
地域福祉の推進
主な事業
・地域福祉の活動の拠点となる施設の整備
・既存施設の有効利用
・福祉サービスの適切な利用促進や社会福祉関連事業の推進
・地域福祉活動への住民参加の促進
・社会福祉協議会への支援
・地域福祉活動組織への支援
・人材の発掘・育成や地域福祉活動への参加促進支援
・福祉関係団体との連携強化
・福祉情報の提供と相談窓口の充実
・人にやさしい公共施設の整備・改修
・高齢者や障がい者に優しい民間施設づくりの啓発
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【地域での福祉分野のボランティア活動に参加した市民の割合】
社会福祉団体への活動支援や市民にボランティア情報を提供することで、市民の活動の増加が期待できることから、目標値を10.3%に設置
しました。
【市民支援者数、要援護者一人に対する市民支援者の割合】
今後、要援護者一人に対し市民支援者一人を確保することを10年間の計画目標としており、目標値について「市民支援者数」を6,630人、
「要援護者一人に対する市民支援者数」を0.87人に設定しました。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
地域での福祉分野のボランティア活動
A:住民意識調査による指標であり、昨年度より低下している。
×
A 49
に参加した市民の割合
B:地域で福祉活動を実施している団体(主に、地区社協、サロンボランティア、
市民支援者数
50
△
B
ボランティア団体で未登録団体)へのボランティアセンター登録を積極的に呼
×
C 51 要援護者1人に対する市民支援者数
び掛けた。登録団体で廃止・新設があったものの前年と同じ179団体であった。
D
しかし、活動者の高齢化などにより登録者が270人減少した。
E
C地区社協での福祉講演会、研修会の積極的な開催により、福祉意識の啓発
F
を図り、市民支援者の増加を図った。
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・潜在市民支援者を発掘し、ボランティアセンター登録の推進に取り組む。
・ボランティア活動者の育成と拡充を図るため、講座を開設し、講座終了生のボランティアグループ化に繋げる。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・要援護者は毎年増加しており、市民支援者数をさらに増やす必要がある。
・支援活動をしていながら登録が漏れている潜在市民支援者がいるため、市民支援者(団体)のボランティアセンターへの登録をお願いする
必要がある。
・急速な高齢化の進行により、継続の市民支援者が減っている。団塊の世代や、若者の市民支援者化が考えられるが、定年の延長や少子化
等によりなかなか困難な状況である。
・地域の限界集落化により、支援者の確保も限界にきている。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・引き続き、潜在市民支援者を発掘する。
・市民活動団体のボランティアセンター登録の推進を継続して強化する。
・地域福祉サポーターを地区社会福祉協議会単位に1地区2名の設置を目指し、普及に取り組む。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・今後も増加が予想される要援護者に対し、必要な市民支援者を確保することが重要な課題となっており、そのためには引き続き潜在市民支
援者の発掘や、市民活動団体のボランティアセンター登録を推進するとともに、講座等の福祉教育の推進により、市民支援者を育成し、市民
支援者の組織化を図るなどの取組みを強力に進める必要がある。
・要支援者の早期把握や孤立化の防止、見守りの強化に向け、地域、社会福祉協議会、行政等が密接に連携を図る。
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- 36 -
−マネジメントシート3−
平成
総合
計画
体系
政策No. 1 3
施策の方針
施策No. 1 3 2
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
施策統括課 こども課
課長名
施策
健やかなやすらぎのまちづくり
子育て環境の充実
関係する計画
教育総務課、生涯学習スポーツ課
関係課名
目指すべき姿
月 29 日
月 日
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
武田 秀隆
・南砺市こども・子育て支援事業計画
(計画策定年度・期間 H27∼H31)
・保護者等が、就労しながら無理なく子育てに携わることができるよう支援体制の充実に取り組みます。
・子どもが、心身ともに健全に育つ環境づくりを進めます。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
子どもと保護者等
単位
A 未就学児童数(外国人を除く、4/1現在)
人
B 小学生児童数(4/1現在)
人
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
・保護者等が就労しながら無理なく子育てに携わることができる。
・子どもが心身ともに健全に育つ
A
52 延長保育実施施設数(公立)
箇所
B
53 病後児保育施設整備数(公立)
箇所
C
54 休日保育実施施設数(公立)
箇所
D
55 地域主体の学童保育実施数(さんさん広場)
箇所
E
就労しながら無理なく子育てができると感じる保護者の割
56
合
単位
%
F
成果指標設定の考え方
A∼C:箇所数が増えれば保護者等の就労と子育ての両立を支援する環境づくりが推進したと判断できる。
D:地域の学童保育が増設されれば、地域に根付いた児童生徒の安全で安心な「居場所」が確保されたと判断できる。
E:不満や不足部分を記述してもらうことで、施策の不十分な点が把握でき、その後の施策の検討材料になる。
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
A∼Dは担当課等の年度実績による。
E:市民意識調査 「問35 ご家庭に18歳未満のお子さんがいらっしゃる方へのお尋ね」で、回答された方の内、「問36 あ
なたは、就労しながら無理なく子育てすることができると思いますか」に、1.そう思う、2.どちらかといえばそう思う と回答し
た方の割合。 問37・問38で不足と感じる内容はできるだけ具体的に記載してもらう。
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
A
人
対象指標 B
人
C
A 箇所
B 箇所
C 箇所
成果指標
D 箇所
E
F
%
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
22年度
23年度
24年度
25年度
27年度
26年度
2,029
2,462
2,063
2,018
2,402
2,408
8
8
9
8
8
3
4
4
4
4
2
3
5
6
6
6
7
2
4
4
5
5
5
58.0
55.0
65.2
6
4
2,509
2,341
2,300
2,202
2,107
2,081
2,853
2,676
2,617
2,578
2,513
8
8
7
7
1
1
2
1
1
2
4
52.0
28年度
52.9
57.1
59.1
58.5
2,339
58.5
55.0
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−マネジメントシート1−
- 37 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・住民(保護者):生涯にわたる人格形成の基礎を培う大事な幼児期に、子どもが健やかに成長するよう、家庭での子育てに努める。
・地域:家庭や地域の子育て力が低下してきている現状から、子育てに不安感や孤立感を持っている保護者(主に母親)への地域ぐるみ
の支援活動が必要となってきており、地域全体で、子育てを支援するためのこどもを育み、見守るための機運を醸成する。
・事業所:男女ともに育児休暇等が取得しやすい、事業所内での制度整備及び環境づくりの推進を図る。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・地域:地域行事への参加や住民との交流を通して信頼関係を確立し、保育園、家庭、地域社会と連携・協力した園づくりを行う。
・教育・保育施設:私立認定こども園・保育園は、公立施設と連携して幼児教育・保育を提供する場を確保する。
・事業所:子育てと仕事を両立できる環境の整備が十分ではないため、働きながら子育てしやすい雇用や労働環境の整備に努める。
・地域が主体となって運営をする健全で安全な児童の居場所づくりを整備する(さんさん広場の開設等)。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと) 市:①保護者の就労率が向上し、低年齢児の施設入園希望が増加傾向にあり、幼児教育・保育施設における提供量の確保及びサービス
の充実、その質の向上を図る。
②子ども・子育て支援事業計画の周知と推進体制を確立し、地域子ども・子育て支援事業などの地域子育て支援の拡充に努める。
③保育士等の必要な職員の確保と保育士研修等を計画的に実施し、質の高い保育を確保していく。
④幼保小の連携を図り、小学校教育の基盤となる幼児教育・保育の充実に向けた取組みを推進する。
⑤児童館や放課後児童クラブ等における子どもの預かりを通して、子どもたちに適切な遊び及び生活の場を与え健全な育成を図る。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・近年、保護者の就業率の向上等による共働き家庭の増加により、3歳未満児の入園が増えているが、育児休業制度が普及し育休の終
了と同時に、子どもを保育園等へ預ける母親が多くなったため、特に0歳児の途中入園の希望者が増加している。
・平成27年4月から子ども子育て支援新制度が施行され、幼保連携型認定こども園等の教育・保育施設における保育の量を計画的に
確保することが必要となっている。今後も待機児童がでないようにするためには、保育士の確保が重要となってくる。
・地域子ども・子育て支援事業において、延長保育や病児保育、放課後児童クラブ等の支援の拡充を進めることが必要となっている。
・保育園の統合整備の完了により、今後の保育のあり方(幼保連携型認定こども園等)や民営化等も含めた方向性についての検討をして
いくことが必要となっている。
・放課後児童クラブについては、平成27年4月から対象年齢が小学6年生までに拡大されたことにより、住民ニーズが高まったことなども
あり、新たに2クラブを開設(福光南部小校下、福光児童館内)した。少子化の中ではあるが、今後も利用者の増が見込まれており、地
域の状況を見ながら対応していくことや開所時間の更なる延長、利用者負担の徴収等について検討が必要となっている。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・住民からは、「保育サービスの充実として、延長保育時間の拡張、病児保育等の要望」や「原則にこだわらない家庭事情を考慮した柔軟
な入園受入れ」といった意見や要望が寄せられている。
・児童館の指定管理者制度導入については、利用者のサービス低下がないよう適正な内容で運営・管理に努めるよう求められている。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・待機児童はゼロである。
・保育園統合整備を進める中、病後児保育実施園数(公立)はH22(1
園)からH27(4園)に、延長保育実施保育園数(公立)はH22(8園、未
実施20園)からH27(9園、未実施5園)に増えてきている。
・児童館は、井波児童館を建設したことにより旧4町全てで開設した。
・放課後児童利クラブは、H27に2クラブを新設して8クラブとなり、旧町
の小学校区では全て実施しており、旧村は地域主体のとやまっ子さん
さん広場を2小学校区で開設している。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・待機児童はゼロである。
・保育園の統合整備により保育環境の整備を図るなか、公立園では保
育サービスが向上してきている。
病後児保育実施園数(公立)はH22(1園)からH27(4園)に、延長保
育実施保育園数(公立)はH22(8園、未実施20園)からH27(9園、未実
施5園)に増えてきている。(延長保育時間は、南砺市・砺波市・小矢部
市ともに19時まで)
5 施策の現状と課題
○保育園の整備
南砺市立保育園審議会の答申等を基に進めてきた保育園の統合整備は平成27年度で完了し、保育園及び子育て支援センターの新設によ
り保育や子育て環境の整備を図ることができました。今後は、幼保連携型認定こども園や少子化により園児数が20人未満となっている小規模
保育園の運営方法など、保育のあり方や民営化等についても検討していく必要があります。
○幼児教育・保育サービスの充実及び支援
少子化、女性の社会進出(就労率の向上)、核家族化等の子育て環境の変化に伴い、幼児教育・保育施設における提供量の確保及びます
ます多様化する保育ニーズに対応するためのサービスの充実、その質の向上が求められているほか、地域の子育て支援の拡充を進めることが
必要となっています。
保育士や看護師の人材確保が肝要であり、また、保育の質のレベルアップや園児・保護者への支援技術の向上を目指して、研修機会を拡
充するなど、職員の意識啓発を図っていくことが求められています。
○児童の居場所づくりの推進
児童館においては、老朽化した城端児童館の改修等に取り組む必要があります。
放課後児童クラブにおいては、旧町部では小学校区毎に学童保育の場を設置していますが、福野地域では福野児童センター「アルカス」の
中に2クラブが共存しており、新たな活動場所の確保が必要となっています。旧村部等では地域が主体となって運営をする学童保育の継続に
向けて財政支援や子育て支援のリーダー養成やリーダーを支える会員の育成を行っていく必要があります。
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- 38 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート3
6 施策の展開
施策中分類
保育園の整備
主な事業
・保育園の統合再編の推進(完了)
・廃止保育園の有効利用
・小規模保育園のあり方の検討
児童の居場所づくりの推進
・地域主体の放課後児童クラブへの財政支援
・放課後児童クラブ、放課後子ども教室の充実
・児童館の整備及び改修
・児童館と学童保育の分離
保育サービスの充実及び幼児教育 ・統合保育園での保育サービスの統一
への支援
・親子支援のための技術研修の促進
・保育士・看護師の人材確保
・私立保育園、認定こども園、幼稚園への支援
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
[延長保育実施施設数]
平成25年度に「福光南部あおぞら保育園」での実施を目指し、また、今後の統合園の整備において既存の数を確保することとし、目標値を8
箇所に設定している。
[病後児保育施設整備数]
平成25年度は「井波にじいろ保育園」、平成26年度は「福光どんぐり保育園」での整備を目指し、目標値を4箇所に設定している。
[休日保育実施施設数]
平成24年度は「福野おひさま保育園」、平成25年度は「井波にじいろ保育園」、「福光南部あおぞら保育園」、平成26年度は「福光どんぐり保
育園」、平成28年度は「福光東部統合園」での実施を目指し、目標値を8箇所に設定している。
[地域主体の学童保育実施数(さんさん広場)]
今後、不足すると考えられる2箇所について、開設に向けての地域協議を進め、運営費を支援することとし、平成27年度1箇所、平成29年度
1箇所の開設を目指し、目標値を6箇所に設定している。
[就労しながら無理なく子育てができると感じる保護者の割合]
平成26年度には、保育園の統合が8割程度終了する見込みであり、平成27年度以降、保育園者の満足度の上昇が期待できることから、目
標値を平成23年度比3%増の55%に設定している。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
◎
A 52 延長保育実施施設数
A.B.C:保育園統合整備の進捗状況に合わせ、保育サービスも充実してきて
◎
B 53 病後児保育施設整備数
おり、成果指標を達成している。
○
C 54 休日保育実施施設数
D:福光南部っ子クラブの開設により東太美放課後ハッピー広場が廃止となっ
○
D 55 地域主体の学童保育実施施設数
たが、新規に福野南部公民館なかよし広場が開設されたため、成果指標を達
◎
E 56 就労しながら無理なく子育てができると感じる保護者の割合
成している。E:前年度までも成果指標の最終目標値は達成していたが、前回
F
下がった実績値が今回は6.7%上昇した。
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・保育園施設整備事業計画での最後の統合保育園となる福光東部統合保育園を建設し、平成28年4月の開園に向けた準備を進めた。
・子ども・子育て支援新制度の施行により、教育・保育施設の提供量の確保及び保育サービスの統一・充実を図るとともに保育士の職場にお
ける研修機会の確保や全国・県内の外部研修に参加し、より一層の保育の質の向上に努めた。
・井波児童館が新たに開館し、児童館が4館となった。民間の力を活用するために指定管理者制度を取り入れた管理・運営を行い、効率的な
施設維持管理と利用促進を図っています。また、放課後児童クラブでは、新たに福光きっずらんどクラブ、福光南部っ子クラブを開設し、対象
年齢の拡大等による保護者のニーズの増に対応してきた。
・指定管理となった児童館や業務委託をした児童館併設放課後児童クラブと市直営クラブがあり魅力ある効率的な運営のため、児童指導員
会議等を開催することにより、相互の連携と管理・運営における共通理解、情報の共有を図りました。また、指定管理業務のチェック体制を確
立し、必要な指導・監督を行った。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・低年齢児の年度途中での施設入園希望が増加傾向にあり、受け入れ先としての保育園等での提供量の確保が求められている。ただ、一部
地域において入園希望に偏りがあり、できるだけ保護者の希望にそうように利用調整を図っているが、全ての方の希望を叶えるのは難しい。
・全国的に慢性的な保育士不足となっている状況の中、職員の確保とともに質の高い保育を確保していく必要があるが、臨時職員も多く保育
に関する共通理解を図るのが大変である。
・放課後児童クラブなどの児童の預かりニーズが一層高まっており、家庭の実情等を勘案しながら利用調整し、利用者を決定しているが全て
の方の要望が叶えられていないのが現状である。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・子ども子育て支援新制度により、教育・保育の必要量による施設型給付等の支援を受ける子どもの認定(支給認定)、保育料の決定、施設
型給付等の支給、地域子ども・子育て事業の実施などに努め、適正な制度の推進を図っていく。
・保育園の統合整備が完了し、今後の保育のあり方(幼保連携型認定こども園等)や民営化等も含めた方向性についての検討をしていく。
・放課後児童クラブの児童の預かりについては、27年度に他クラブで児童を受け入れをした福光東部地区で新たにクラブ新設し、子育て環境
の充実を図っていく。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・子ども・子育て支援事業計画における教育・保育施設の提供量の確保により引き続き待機児童を出さないこと及び教育・保育の質の向上、
保護者等のニーズに合った地域子ども・子育て支援事業の実施、計画の点検及び評価等による計画の推進を関係機関や地域と連携して実
施する。
・放課後児童クラブの増設(福野地域)や開設時間延長、クラブ利用料を検討していくことが必要である。
ver.02.50
−マネジメントシート3−
- 39 -
平成
総合
計画
体系
政策No. 1 3
施策の方針
施策No. 1 3 3
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
施策統括課 こども課
課長名
施策
健やかなやすらぎのまちづくり
子育て家庭への支援
関係する計画
教育総務課、生涯学習スポーツ課
関係課名
目指すべき姿
月 29 日
月 日
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
武田 秀隆
・南砺市こども・子育て支援事業計画
(計画策定年度・期間 H27∼H31)
保護者等が、喜びや生きがいをもって子育てができる環境づくりを進めます。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
子育てに関わる保護者など(祖父母を含む)
単位
A 未就学児童数(外国人を除く 4/1現在)
人
B 小学生児童数(4/1現在)
人
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
子育てに関わる保護者等が子育てに喜びと生きがいを感じることができ
る。
A
57 地域子育て支援センター(公立・私立)箇所数
箇所
B
58 乳幼児と中高生のふれあいの場や子育て講座の回数
回/
年
C
59 子育てに喜びや生きがいを感じている保護者の割合
%
単位
D
E
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
A 実施箇所数が増えれば、未就園児の保護者等が集い、交流や情報交換ができ、子育てに係る精神的負担を軽減でき
る機会が拡がると判断できる。
B 開催回数が増えれば、中高生が児童館等の実施する乳幼児のふれあいの場で「子育ての楽しさやすばらしさ」を感じ
取り、健全な次代の親に成長する下地づくりが進むと判断できる。
C 子育てに喜びや生きがいを感じている保護者の割合で、施策の内容を再検討する判断基準になる。
A、B:年度の実績による。Bについては各児童館の活動報告書を参考
C:市民意識調査 「問38 ご家庭に18歳未満のお子さんがいらっしゃる方にお聞きします。あなたは、子育てに喜びや生
きがいを感じていますか。」の、「選択肢:1.そう感じている、2.どちらかといえばそう感じている、3.どちらかといえばそう感じ
ていない、4.そう感じていない、5.わからない」に、1.・2.を回答した方の割合
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
対象指標 B 人
実績値
見込み値
C
実績値
成り行き値
目標値
A 箇所
実績値
成り行き値
回/
目標値
B
年
実績値
成り行き値
目標値
C %
実績値
成果指標
成り行き値
目標値
D
実績値
成り行き値
目標値
E
実績値
成り行き値
目標値
F
実績値
A
人
19年度
22年度
23年度
24年度
25年度
27年度
26年度
2,029
2,462
2,063
2,018
2,402
2,408
9
9
9
10
10
16
17
89.0
94.0
91.2
16
2,509
2,341
2,300
2,202
2,107
2,081
2,853
2,676
2,617
2,578
2,513
4
4
5
6
8
9
9
14
17
20
23
28
- 88.5
90.0
87.6
89.3
28年度
90.7
2,339
89.5
95.0
ver.02.50
- 40 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
住民:核家族化の進行に伴い、子育てに関する不安や悩みごとなど相談・支援が必要な世帯が増えており、一人で悩まずに身近な人や
民生委員児童委員、保育園、学校、女性・こども相談室、保健センター等に相談し、問題の解決を図ることが大事です。
地域の子育て支援施設の利用やそこでの交流、子育てに関する教室など学びの場へ積極的に参加し、友達等をつくる。
事業所:子育て家庭の父親が家事・育児に協力できるよう、長時間労働等に配慮するとともに各種休暇等が取得しやすい職場の労働環境
や体制整備を図る。
児童福祉施設等:要保護児童については、保育園、学校、女性こども相談室、児童相談所などの関係機関との連携を図る。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・地域全体で子どもたちの明るい未来をともに築き、子育ての喜びや夢を分かちあう環境をつくり、子育て家庭を支援する。
また、地域においては、家庭で保育している保護者等への積極的な助言、情報提供、交流等の場の設定が必要となっている。
・地域主体の健全で安全な児童の居場所づくりを進める。 (とやまっ子さんさん広場の開設等)
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
市:①子育て支援センターでは、親子交流の場の提供や子育て相談・情報提供、子育て教室等の内容の充実、地域ボランティアによる子ど
もの一時預かり制度であるファミリーサポートセンター事業は、保護者等のニーズに合わせ対応する必要がある。
②保育園等に入園している第3子以降の児童や移住定住世帯の保育料無料や多子・三世代同居世帯の保育料軽減等を図る。
③子どもや妊産婦、ひとり親家庭等の医療費助成や児童手当、児童扶養手当など給付事業により子育て家庭への負担の軽減を図る。
④特別な配慮を必要とする子や発達に気がかりを抱える子には、早い段階からきめ細やかな支援を行うことが大切であり、女性・こども相
談室の相談員や関係機関の専門員による家庭や保育園等の訪問、相談会の開催などにより指導・助言体制の充実を図る。
⑤育児や子育て、教育、家庭、児童虐待、離婚等の様々な悩みを女性・こども相談室の相談員が聞き、指導・助言を行うほか、関係機関
と連携してその対応にあたる。
⑥ひとり親家庭は、就労収入が低く経済的な支援が必要な家庭が多くあり、自立のための就業支援や子育て・生活支援に努める。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・今後も少子化が進み、核家族化等の進行や地域のつながりの希薄化に伴い、日々の子育てに対する助言、支援や協力を得ることが困
難となる家庭や子育て力が低い世帯の数は増えるものと想定され、子育てに関する相談・支援の拡充が必要となっている。
・特別な配慮を必要とする子や発達に気がかりを抱える子は増えており、相談員や専門員による家庭や保育園等の訪問、相談会の開催
などにより指導・助言体制の充実を図り、早い段階からきめ細やかな支援を行うことが大切となってきている。
・離婚等による母子・父子のひとり親家庭は、26年度と27年度の比較では若干減少している。この家庭は低所得者の割合が高く、自立の
ための就労支援や児童扶養手当などの経済的支援が必要であり、また、「貧困の連鎖」を断ち切るための支援も重要となっている。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・こども医療費助成については、年齢の拡大や乳児医療の現物助成範囲の拡大が求められている。
・保護者は、専門の相談機関を求めて市外の相談機関へ行っているが、予約がいっぱいでタイムリーな相談が受けられない状態であり、
発達障害児や「特別な支援が必要な子」への専門的支援機関の設置が求められている。
また、発達障害児などの支援に対する要望は高く、支援体制の強化が求められている。
・土曜・日曜に天候に関わらず子どもを安心して遊ばすことのできる施設への要望が出されている。
・子どもが日中生活している学校や保育園等での児童の適応状況や授業態度の確認、虐待の疑いのある児童に関する情報の共有及び
集約等を学校等から求められている。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・子育て支援センター数(児童館内の設置分を含む公立)もH19 (3箇
所) からH27 (9箇所)に増えており、施策の成果としては向上したと考え
られる。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・市保育料は、以前から県下では低額であり、平成27年度からの子ど
も・子育て支援新制度施行による保育料の見直しも前の水準を参考に
し設定しており低額となっている。また、第3子以降の保育料無料や多
子世帯・三世代同居世帯軽減を実施し、経済的負担の軽減を図って
いる。
・放課後児童クラブの利用料の設定無し。(砺波市、小矢部市は利用
料の設定有り)
5 施策の現状と課題
○子育て支援サービスの充実
地域子育て支援センターやファミリーサポートセンターの機能の充実など、地域全体で子育てを支援していくことが求められています。子育て
応援券の利用対象サービスの拡充を継続して要望していく必要があります。
○次代の親の育成
核家族化や少子化が進行する中で、家庭や地域での教育が重要となっています。兄弟姉妹の減少から赤ちゃんとふれあう経験が乏しいまま
親になる人が増えてきており、中学生や高校生の時から乳幼児とふれあう機会を設けたり、子育て講座を開催するなど、次代の親づくりが求め
られています。
○児童・子育て家庭相談の充実
子育ての悩みや相談に親身に応じてもらえる場や相談体制を求める声が多いことから、関連部署が連携することで体制の充実を図ってきま
した。一方で、発達障害児や「特別な支援が必要な子」への専門的支援機関が近くに無く、施設の設置が求められています。
○ひとり親家庭の自立支援
母子・父子家庭については、経済的支援や相談体制をより一層充実していくことが求められています。子どもの修学資金や生活資金の貸付
制度の周知徹底を図るとともに、より細かな相談の場を提供していく必要があります。
ver.02.50
−マネジメントシート2−
- 41 -
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
子育て支援サービスの充実
次代の親の育成
児童・子育て家庭相談の充実
ひとり親家庭の自立支援
施策マネジメントシート3
主な事業
・子育て支援センターやファミリーサポートセンターの機能充実
・第3子以降の保育料無料化の検討
・こども医療費助成制度の年齢拡大の検討
・保育園、児童館での「14歳の挑戦」事業やボランティア活動の受入促進
・子育て講座の開催
・発達障害児や「特別な支援が必要な子」の専門的支援機関の誘致
・修学資金、福祉資金等の貸付制度の周知徹底
・出前相談の実施
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【地域子育て支援センター(公立・私立)箇所数】
平成25年度は「井波にじいろ保育園」「福光南部あおぞら保育園」、平成26年度は「福光どんぐり保育園」、平成28年度は「福光東部統合
園」での開設を目指し、目標値を10箇所に設定した。
【乳幼児と中高生のふれあいの場や子育て講座の開催回数】
平成28年度の乳幼児と中高生のふれあいの場の開催数は隔年に1回ずつ増やすことを目標に年16回とした。子育て講座の開催数は毎年
30回を目標に開催していく。
【子育てに喜びや生きがいを感じている保護者の割合】
子育て支援サービスや子育て家庭の相談内容を充実することにより、より多くの保護者に子育ての喜びを感じてもらえることを期待して目標
値を95%に設定した。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
○
A 57 地域子育て支援センター箇所数
A:統合保育園整備に伴って、子育て支援センターの整備が進んでいる。
乳幼児と中高生のふれあいの場や
B:ふれあいの場づくりや子育て講座の開催を順調に進めている。
◎
B 58
子育て子育て講座の回数
C:目標値を高く設定しており、もう少し目標には到達していないが、子育て家
子育てに喜びや生きがいを
庭への成果はでてきている。核家族化による子育ての困難さを感じている人や
C 59
△
感じている保護者の割合
子育てにかかる経済的負担が大きいと感じている人等への支援を進めていく。
D
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・結婚・妊娠・出産から子育て期までの切れ目のない子育て支援をするための相談体制を構築し、今まで以上に関係部署との連携を深め、子
育て支援を充実させる。
・子ども・子育て支援事業計画に基づき、保護者のニーズにあった地域子とも・子育て支援事業を実施していく。
・発達障害児などの特別な配慮を必要とする子や発達に気がかりを抱える子の相談・支援体制を充実させる。
・要保護児童等の対策として、児童虐待の発生予防、早期発見と支援の方法を関係機関と随時ケース会議を開催し役割分担を決定する。
・保育園、認定こども園等の保育料などの軽減(第3子以降無料、多子・三世代同居などの軽減)やこども医療費などの経済的負担への支援
を引き続き実施する。また、こども医療費助成制度の中学生への全額助成の対象を通院まで拡大することについて検討する。
・子育て支援センターや児童館行事の中に、中高生とのふれあいの場を設けていく。子育て支援センター及び利用者の親子と中学校が連携
した中学校での「赤ちゃん教室」や「14歳の挑戦」での赤ちゃんとのふれあい体験等を通じて、次代の親の育成に努める。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・核家族世帯やひとり親世帯の増加により低所得世帯の割合が高くなり、子育て費用の負担が大きいと感じている親が増えており、その支援
が必要である。欲しい子どもの数の希望が叶えられないことなどが現状として起きている。
・地域子育て支援センターや児童館等で中学生の「14歳の挑戦」や高校生ボランティアの受け入れを行い、乳幼児とのふれあいの場を持っ
ていく。兄弟姉妹が減少し、赤ちゃんにふれあう機会が減り、次世代の親の育成は重要であり中・高等学校との連携を図り取り組むことも必要
である。
・子育ての悩みや児童虐待、発達障害児、気になる子の相談等を受けているが、児童発達を支える専門の支援施設が求められている。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・子育て支援センターやファミリーサポートセンター等の支援機能の充実を図り子育て支援に取り組んでいく。
・保育園等の入園児及び移住定住世帯の保育料などの無料化・軽減やこども医療費などの経済的負担への支援を引き続き実施する。
・発達障害児や特別な支援が必要な子などをしっかりと支援体制を検討していく。
・女性・こども相談室の相談員等による相談体制を充実させ各種相談に応じるとともに、関係部署との連携により支援を充実させます。
・地域子育て支援センターや児童館行事等の中に、中高生と乳幼児のふれあいの場を設け、次代の親の育成を進めます。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・子育て支援センター等での支援内容を見直すことにより、子育てサービス、支援センター機能を充実させていく。
・発達障害児や特別な支援が必要な子(気になる子)対しては、専門職員が保育園等への巡回訪問を行い、保育士等が適切な配慮ができる
ように指導・助言し、関わり方の充実に努める。
・実効性のある子育て家庭への支援事業について、適宜検討していく。
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- 42 -
−マネジメントシート3−
平成
総合
計画
体系
27
施策マネジメントシート1
年度事後評価
施策の方針
政策No. 1 3
施策No. 1 3 4
健やかなやすらぎのまちづくり
施策
施策統括課
高齢者福祉の充実
関係する計画
医療課、福祉課、地域包括支援センター
関係課名
目指すべき姿
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
地域包括ケア課
課長名
月 29 日
月 日
前川達夫
第6期南砺市高齢者保健福祉計画(H27∼H29)
第6期砺波地方介護保険事業計画(H27∼H29)
・高齢者が、住み慣れた地域や住まいで暮らせるよう、様々なサービスの充実に取り組みます。
・高齢者が、生きがいを持って、自立した生活を送ることができる支援体制の充実に取り組みます。
重点施策の有無
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
65歳以上の高齢者
単位
A 65歳以上の人口
人
B
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
・安心して住みなれた地域で暮らす
・元気で自立した生活ができる
A
61 要支援・要介護認定者数
人
B
60 要支援・要介護認定率
%
C
62 訪問看護、訪問リハビリ利用者数
D
63 高齢者サロン参加者数
単位
人/月
人
E
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
A、B:要介護認定者数が減ることで市内で自立した生活を送ることができる高齢者が増えたと考える。また、要介護認定を
受けた後も、介護サービスを受けることで安心して住み慣れた地域で暮らすことができていると考える。
C、D:安心して住み慣れた地域で暮らすためには、在宅サービスや介護予防サービスを受けられることが有効であると考
えた。
・要介護認定者数、要介護認定率 (砺波地方介護保険組合資料より)
・訪問看護、訪問リハビリ利用者数、高齢者サロン参加者数 (主要施策報告書より)
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
対象指標 B
実績値
見込み値
C
実績値
成り行き値
目標値
A 人
実績値
成り行き値
目標値
B %
実績値
成り行き値
人/
目標値
C
月
実績値
成果指標
成り行き値
目標値
D 人
実績値
成り行き値
目標値
E
実績値
成り行き値
目標値
F
実績値
A
人
19年度
17,005
2,674
15.7
326
46,691
22年度
17,109
2,868
16.9
390
44,772
23年度
24年度
17,236
2,958
17.2
388
45,497
17,722
3,150
17.8
393
46,017
25年度
18,191
3,281
18.1
393
40,534
26年度
18,600
3,420
18.4
419
42,156
27年度
28年度
18,467
18,883
18,342
3,375
3,324
3,418
18.2
18.0
18.1
450
450
412
49,432
49,500
39,231
3,476
3,410
18.8
18.5
463
460
50,421
50,500
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 43 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
住民:地域社会に積極的に参加する。日々の運動習慣を身につけるなど健康管理に努める。
事業所:適切な保護を受けられるよう高齢者の方の徘徊等の情報通報を迅速に行う。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
地域:場所や送迎交通手段の確保。
社会福祉協議会等:高齢者サロン(地域で高齢者の方に集まっていただき各種レクリエーションやコミュニケーションを楽しんでいただく活動)、
ケアネット活動(高齢者のみの世帯等を自治会長等が中心となって3∼4人のチームで見守りや声かけを行う)の実施等。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
市:住民や地域に対する財政的支援及び人的支援(講師等派遣)、介護予防事業の実施
県・国:市が行う高齢者福祉事業に対する財政的支援
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・高齢者の増加(団塊世代の高齢化。県内で2番目の高齢化率) 参考:朝日町39.5%、南砺市35.1% (H26.10.1現在:富山県発表)
・認知症高齢者の増加(認知症高齢者割合が全国平均より高い)
・国は、「医療から介護へ」、「病院・施設から地域・在宅へ」の方針を明確にしている。
・「要支援1・2」の介護認定者が利用できる予防サービスの一部(訪問介護・通所介護)は、市町村の地域支援事業となった。
(砺波地方介護保険組合では、平成28年度より開始)
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・住民から「日常的に介護を必要としないで、住み慣れた地域で安心して暮らしたい」との要望が寄せられている。
・議会から「多様化する介護サービスに必要な職員が確保されているのか」、「介護施設を増やすべきではないか」との意見があった。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・成果指標A、Bの実績値は、目標値を上回っており、成果が中々上が
らない状況である。食生活や生活環境の変化に伴う、糖尿病や高血圧
などの生活習慣病に起因する介護が必要な人が多くなってきており、
認知症などの要介護認定者の増加も見られる。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・南砺市の成果指標Bは、砺波市、小矢部市、南砺市の3市の平均と
比べ僅差であるため、ほぼ同水準といえる。
砺波市 :要介護認定者数 2,578人(H27) 要介護認定率18.7%(H27)
小矢部市:要介護認定者数 1,896人(H27) 要介護認定率18.3%(H27)
3市平均 :要介護認定者数 7,892人(H27) 要介護認定率18.3%(H27)
5 施策の現状と課題
○介護・高齢者福祉施設
高齢化や核家族化が進み、一人暮らし高齢者や高齢者のみ世帯が増えていることから、家族介護力の低下が著しく、在宅支援サービス等の
必要度が高くなっています。また、市内の介護保険3施設(特養、老健、療養病床等)では国の方針により今後の増床等の施設整備は困難と
なっており、これからは介護施設、高齢者福祉施設の有効利用や地域密着型サービスの提供が求められています。
○在宅介護・福祉サービス
介護を要する高齢者が増加しており、家族による介護だけでは対応できない状況であるため、介護家族を含めて在宅介護を支えるための福
祉サービスの充実が求められています。また、認知症・虚弱高齢者の急増が予測されていることから、要介護状態にならないよう、あるいは、悪
化しないようにする「介護予防」の取り組みをさらに強化する必要があります。
認知症高齢者の増加等に伴い、高齢者虐待や生活困難者が増加していることから、高齢者に身近な相談窓口を整備するとともに、地域住民
や保健・医療・福祉関係者が連携し、支え合いや絆を生かした住民主体のネットワークづくりを進めることで、地域包括医療ケア体制を高めてく
必要があります。
○高齢者の生きがい・健康づくり
高齢者が豊富な知識や経験、技術を活かし、地域社会で積極的な役割を果たすことが期待されています。老人クラブへの活動支援やシル
バー人材センターへの支援など、高齢者が生きがいを持って生活できる環境づくりを進める必要があります。
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- 44 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート3
6 施策の展開
施策中分類
介護施設の整備・充実
・地域密着型サービスの整備促進
高齢者福祉施設の整備・充実
・老人福祉センターや老人福祉施設、高齢者生活福祉センターの効率的な管理運営と有効利用
通所系介護サービスの充実
・デイサービス、ショートステイ、デイケアの充実
在宅介護・福祉サービスの充実
・在宅生活支援サービスや家族介護支援サービスの充実
・訪問看護・リハビリ、訪問介護などの在宅サービスの充実
・介護予防事業の取り組みの強化
介護予防の推進
主な事業
高齢者の相談・支援体制の充実
・高齢者の相談窓口の拡大、充実
・認知症高齢者見守り体制の強化推進
・地域包括医療ケア体制の推進
高齢者の生きがい、健康づくりの推 ・老人クラブ活動支援や高齢者の生きがいと健康づくりの支援推進
進
・シルバー人材センターへの支援
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【要支援・要介護認定率、要支援・要介護認定者数】
高齢化により要支援・要介護認定者は増加の傾向となり、平成28年度には「要支援・要介護認定率」は約20%になると推計されます。そこ
で、介護予防事業の実施により認定者の増を抑制することで、目標値について「要支援・要介護認定率」を18.5%に、「要支援・要介護認定
者数」を3,410人に設定しました。
【訪問看護、訪問リハビリ利用者数】
訪問看護・リハビリや各種の要介護者の在宅介護を推進する在宅サービスを行いながら、利用者数の伸びを年3%として、目標値を月460
人に設定しました。
【高齢者サロン参加者数】
高齢者の介護予防、閉じこもり防止、生きがいづくりのための高齢者サロンの開催を進めることで、参加者数が毎年2%伸びるものとして、目
標値を50,500人に設定しました。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
達成状況
成果指標名
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
△
A 61 要支援・要介護認定者数
65歳以上の人口が見込み値より多いため、要介護認定者数は成り行き値より
△
B 60 要支援・要介護認定率
増えている。また、要介護認定率は、介護保険制度の周知浸透等が影響して
△
C 62 訪問看護、訪問リハビリ利用者数
いると思われるが、成り行き値より0.1%増加し、全国平均(17.9%)より高くなって
×
D 63 高齢者サロン参加者数
いる。訪問看護、訪問リハビリの利用者数は、前年度より7人/月減少し、頭打
E
ちの傾向が見られる。高齢者サロンの参加者数は、老人クラブ加入率の低下な
F
どの影響で減少した。
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・平成28年度から開始する「介護予防・日常生活支援総合事業」への円滑な移行を目指し「生活支援モデル地区事業」を実施
・「地域包括ケアセンター」の工事着工と機能の明確化
・介護人材確保のため、「介護職員初任者研修機関」の立ち上げに対する支援
・要介護高齢者が可能な限り在宅で過ごすことができるよう「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」の立ち上げに対する支援
・住民の認知症に対する理解を深め、認知症高齢者を支える地域づくりを進めるため「認知症高齢者徘徊模擬訓練」の実施
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・介護に従事するスタッフの数が足らず、新規採用も難しいため、在宅医療介護を推進するための基盤(デイサービス、ショートスティ、訪問介
護の数など)が不足している。
・地域包括医療体制を目指しているが、各事業の担当部署が分かれており、保健・医療・介護・福祉の連携が必要である。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・平成28年度から開始する「介護予防・日常生活支援総合事業」の中心となる地域住民主体による「サービスB」の立ち上げの推進
・「地域包括ケアセンター」の工事の進捗管理と機能の明確化
・問題を的確に把握し、解決していく手段を導き出すための、地域包括支援センターと他機関の多職種が連携する「地域ケア会議」の開催
・南砺市医師会と連携した「在宅医療・介護連携推進事業」への取り組み(医療・介護ガイドブックの作成など)
・介護人材確保のため、「介護職員初任者研修機関」に対する支援
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・「介護予防・日常生活支援総合事業」の啓発によって、元気高齢者を増やすことによる「要支援・要介護認定率」の低下
・「介護予防・日常生活支援総合事業」の推進によるボランティア等のインフォーマルな活動を含めた社会資源の有効活用
・「地域包括ケアセンター」の機能発揮に向けた取り組みの推進
・「介護保険推進全国サミットinなんと」を契機とした市民への「在宅介護」の啓発、地域づくり(地域との連携強化)の継続的な取り組み
ver.02.50
−マネジメントシート3−
- 45 -
平成
27
総合 政策No. 1 3
計画
体系
施策の方針
施策No. 1 3 5
作成日 平成 28 年 7 月 29 日
更新日 平成 年 月 日
施策統括
施策統括課
西井 隆生
福祉課
課長名
南砺市地域福祉計画(H19∼H28)
南砺市障がい者計画(H19∼H28)
関係する計画
南砺市障がい福祉計画(H27∼H29)
施策マネジメントシート1
年度事後評価
施策
健やかなやすらぎのまちづくり
障がい者福祉の充実
関係課名
目指すべき姿
・すべての人が、互いに支え合い、地域で生き生きと明るく豊かに暮らしていける社会づくりを推進します。
・障がいを持つ方が、自立した生活を送ることができる支援体制を整えます。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
□
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
障がいを持つ人
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
単位
A 身体障害者手帳の交付を受けている人数
人
B 療育手帳の交付を受けている人数
人
C 精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている人数
人
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
社会と関わりながらいきいきと生活する
単位
A
64 障がい者支援サポーター数
人
B
65 グループホーム等年間利用者数
人
C
D
E
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
A:障がい者支援サポーター数の増加により、生活支援を受け地域への参加がしやすくなると考えられる。
B:社会と関わりながらいきいきと生活することの成果の達成状況は、本来は施設等を退所して就労した障がい者数等で
把握することが考えられるが、数値の把握が困難である。そのため、グループホーム等の年間利用者数の増加は、入所中
の障がい者の内地域生活へ移行しようとする方が増加したと考え、成果指標とした。
※障がい者支援サポーター・・・手話、点字、点訳、朗読、パソコンボランティア、レクレーションスポーツでの支援等障がい
者の方への支援を行う方。社会福祉協議会で登録をする。
A:社会福祉協議会で把握
B:福祉課で把握
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
A
人
対象指標 B
人
C
人
A
人
B
C
成果指標
D
E
F
人
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
2,777
2,788
2,753
2,713
2,661
2,595
376
400
418
450
453
457
177
213
237
255
263
276
117
25
206
36
208
49
218
55
281
57
313
57
2,840
2,541
440
454
280
298
240
246
243
64
65
59
28年度
2,850
445
290
248
256
67
70
ver.02.50
- 46 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
障がい者福祉の充実
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
福祉活動に進んで参加するなど、日頃から地域とのコミュニケーションを図る。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
事業所: 障害に対する理解と就労しやすい環境の工夫に努める。
地域: 地域の行事等に参加しやすい体制づくり、災害時の支援、グループホーム等の設置に対する理解と協力
社会福祉協議会: 資金貸付等の福祉サービス利用援助や在宅障がい者に対する社会参加促進による自立支援
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
市: 障がい者に対するサービスの周知と支援及び障がい者サポーターの養成
市社会福祉協議会等に対する障がい福祉活動への支援
国県: 市が行う障害福祉事業に対する財政支援
グループホーム等の施設整備に対する財政的支援の充実と障害福祉施設職員の人材育成
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・障がい者の高齢化、介護者の高齢化が進んでいるため、サービス利用の需要も増加する。
・就労支援と社会参加を促す対策(物心両面からの支援)がさらに求められる。
・障がい者の地域移行施策により、地域で自立して生活ができるよう支援や体制の整備が求められる。
・障害者差別解消法の施行に向け、差別を無くする取組みの推進が求められる。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・障がい者にとって安定した就労の場の確保
・福祉作業所の拡充
・相談支援体制の充実
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
② 近隣他市町との比較
□
□
□
□
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・障がい者支援サポーター数は、目標値を上回るペースで増加してい 近隣他市町も精神障害者の増加傾向が見られる。
る。
・一般就労、グループホーム等への移行者は増加傾向にあるが、精神
障害者の増加ペースはそれを上回っている状況である。
5 施策の現状と課題
○障がい者の福祉施設
介助者の高齢化などが進行する中で、障がいを持つ人が社会活動に参加することで、責任や喜びを分かち合える社会の実現が求められて
おり、自立支援を基本としたグループホーム等福祉施設の整備充実や運営支援を図る必要があります。
○障がい者の自立支援
障がいの有無にかかわらず、すべての人が住みよい社会を目指し、障がいを持つ人やその家族の精神的、経済的負担を軽減するため、施
設及び訪問、日中活動系サービスや地域生活支援体制の強化のほか、地域参加をサポートするボランティアの充実や就労の場の確保など、
自立に向けた支援策の拡充が求められています。
○障がい者の相談支援
障がいを持つ人が地域で安心して自立した生活を送っていくためには、地域住民が障がいを持つ人を理解し、見守り助け合い、また日々の
暮らしの中で抱える悩みや相談に対応するなど、必要に応じたサービスが提供できるよう相談支援体制の強化が求められています。
ver.02.50
−マネジメントシート2−
- 47 -
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
障がい者福祉施設の整備・充実
施策マネジメントシート3
障がい者福祉の充実
主な事業
障がいをもつ人の生活や就労支援の拠点となる施設の整備や運営支援
障がい者福祉施設の運営への支援 障がい者福祉施設や地域活動支援センターの運営支援
障がい者生活福祉の充実
福祉手当の支給、就労支援、医療費支援等の実施
障がい者自立への支援
自立支援を基本とした適正サービス、市域生活・相談支援体制の充実
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【障害者支援サポーター数】
これまでは地域拠点の拡大によって年間20人程度の増加であったが、拠点整備の完了により今後の伸びは鈍化すると見込んでいます。年
間で、手話講座受講者、ケアネット事業の協力員、日常生活支援員から毎年10人の参加を見込むことにより、目標値を256人に設定しまし
た。
【グループホーム等の利用者数】
障害者自立支援法の規定の影響により、平成22年度、平成23年度は利用者の伸びが大きくなった。今後も同水準での増加が見込めること
から、目標値を70人に設定しました。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
△
A 64 障がい者支援サポーター数
障害者手帳の交付を受ける障害者が、減少傾向にあり、
△
B 65 グループホーム・ケアホーム年間利用者数
A:障害者ボランティアグループ加入者、ケアネット対象者等の暫減により、支
C
援サポーター数も減少した。
D
B:市外の新たなグループホームの利用者も伸びず減少している。
E
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・障害福祉サービスの周知に努めるとともに相談支援を強化し、気軽に相談できる環境を整え、サービスの利用に繋げ、障害者が地域で安心
して暮らせるようにする。
・市社会福祉協議会が取り組む障害者福祉事業、福祉サービス利用援助事業等の活動を支援する。
・グループホーム等の運営団体への支援によって、施設の整備充実を図る。
・障害者に関する各種システムのマイナンバー制度へのスムーズな対応。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・障がい者支援サポーター数は、順調に増加している。今後、障がい者の地域移行に向け、さらなる増加が必要となる。
・不足するグループホーム等の新たな設置が進まない状況にある。運営団体等へ設置を促すため、公有財産用地を取得し施設を整備する際
の助成制度を検討する。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・講座や各種ボランティアの周知を図ることにより、障がい者支援サポーター数の増加や充実を目指す。
・地域生活の受け皿となるグループホーム等の運営団体への助成制度創設により設置を支援し、障がい者の受入体制の充実を図るとともに、
制度のPRを推進する。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・障がい者サポートに関する講座の提供ができるよう計画作成する。
・グループホーム等を含め、福祉施設について地元地域の理解が得られないことが多い。
・障がいに関する相談が増加していることから、相談支援体制の充実を図る必要がある。
ver.02.50
- 48 -
−マネジメントシート3−
平成
27
総合 政策No. 1 3
計画
体系
施策
関係課名
目指すべき姿
健やかなやすらぎのまちづくり
施策の方針
施策No. 1 3 6
作成日 平成 28 年 7
年 更新日 平成 施策統括
健康課
施策統括課
課長名
南砺市民健康プラン(第2次)
(平成25年度∼平成34年度)
関係する計画 第2期特定健康診査等実施計画
(平成25年度∼平成29年度)
月 29 日
月 日
施策マネジメントシート1
年度事後評価
健康づくりの推進
保健センター、医療課
叶山 勝之
市民の健康意識を高める取り組みを進めます。
市民が心身ともに健康で長生きできるまちを目指します。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
市民
単位
A 人口
人
B
C
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
健康で長生きできる
A
66 心身ともに健康だと感じている市民の割合
単位
%
人口10
万対
B
67 75歳未満の死亡率
C
68 特定健診における受診率
%
D
E
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
A:少子高齢化が進み、健康で長生きできるためには、生活習慣病の予防とともに、社会生活を営むための機能を高齢に
なっても可能な限り維持することが重要であることから、意欲的に生きる健康度の達成を目指す。
B:75歳未満の死亡率を指標とすることで、壮年期死亡の減少を高い精度で評価できると考える。また、国の「がん対策推進
基本計画」においても目標としている。
C:医療制度改革では、平成27年度までに「特定健診・特定保健指導」を医療保険者ごとに実施することにより、糖尿病な
どの生活習慣病有病者・予備群を25%減少させる政策目標を掲げている。平成24年度までの第1期特定健診等実施計
画期間が終了し、平成25年度からの第2期特定健診等実施計画に基づく特定健診受診率を目標値に設定する。
A:市民意識調査 「問40 あなたは、心身ともに健康ですか」に、1.心身ともに健康だと感じている と回答した方の割合
B:性・年齢(5歳階級)・死因分類統計(富山県厚生部医務課)単年統計では、差があるので少なくとも2年間の平均を求め
て指標とする。
C:高齢者の医療の確保に関する法に基づく報告
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
19年度
見込み値
A 人
実績値
58,266
見込み値
対象指標 B
実績値
見込み値
C
実績値
成り行き値
目標値
A %
実績値
人口 成り行き値
目標値
H17∼H19の値
B 10
実績値
万対
348.2
成り行き値
目標値
C %
実績値
49.8
成果指標
成り行き値
目標値
D
実績値
成り行き値
目標値
E
実績値
成り行き値
目標値
F
実績値
22年度
56,150
45.8
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
55,561
54,832
54,210
53,582
50,958
52,945
49.3
48.6
51.5
48.1
53.0
49.3
28年度
50,143
55.0
293.1
251.7
314.7
307.6
341.4
268.0(見込)
341.0
305.3
57.5
59.7
61.6
62
63.0
63.0(見込)
65.0
57.1
H20∼H21の値(346.3) H21∼H22の値(313.0) H22∼H23の値(303.3) H23∼H24の値(274.8) H24∼H25の値(285.3)
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 49 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
健康づくりの推進
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・住民:各種検診(健診)を積極的に受診する。運動習慣を身に付ける。食生活の改善をする。健康づくり事業に参加する。
・事業所:従業員の健康管理を行う。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・健康づくりボランティアとして健康づくり事業を行う。(食生活改善推進員・・・地域での実践活動を通しての知識の伝達。ヘルスボランティ
ア・・・各種検診(健診)のPR、呼びかけ、検診の補助。母子保健推進員・・・赤ちゃん訪問、育児支援活動、健診の補助)
・地域で自主的に健康づくり事業を行う。(健康教室の開催、スポーツ活動等)
・地域の見守り、コミュニティの強化をはかる。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・市:各種検診(健診)の実施、生活習慣病の予防対策(保健指導、健康教育等)及び住民への正しい情報提供を行う。
・県、国:健康づくりのための啓発、財源の確保
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・少子高齢化の進展により施策の重要性が高まる。医療費の増嵩。
・過疎化や限界集落の増加によるコミュニティ活動の低下。
・高齢化に伴う介護保険給付費の増嵩。
・開業医の減少。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・議会から、各種がん検診の受診率向上や、受けやすい体制づくりへの配慮、生活習慣病発症予防などが求められている。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
成果指標A・Bについては、増減を繰り返している。
A:「心身ともに健康だと感じている」人の割合は、H27年度はH22年度
に比べ3.5%増加した。(市民意識調査から)
C:H20年度に始まった特定健診の受診率は年々増加傾向であり、
H27はH22年度に比べ5.9%増加する見込みである。(見込み値)
心の健康づくりへの取り組みや、各種検診(健診)事業の周知と受
診しやすい体制整備に努めた結果によるものと考えられる。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
成果指標C:H26年度の砺波市受診率60.4%、小矢部市52.3%、県平
均42.1%で、本市の受診率は県内1位である。(全国平均35.4%)
成果指標A・Bのデータはない。
5 施策の現状と課題
○保健事業
乳幼児から高齢者まで、ライフステージに応じた、心身の健康の保持増進と疾病の早期発見・治療に努めるために効果的な保健予防活動
の推進や各種健康診査の受診しやすい体制整備など、各種事業実施の充実が求められています。また安心して妊娠・出産・育児ができるよう
切れ目のない母子保健事業についての充実が求められています。
○健康づくり
市民一人ひとりが健やかで心豊かに生活するためには、心身の健康を保持、増進して疾病を予防することが大切です。個人の健康づくりが
社会的負担の軽減につながることから、各種団体と連携のもと、健康教育、健康づくりの啓発活動や自殺予防のための心の健康づくり活動、
健康づくりボランティアの養成・育成などを進め、自分の健康は自分で守るという意識の醸成が求められています。
○保健センター
高齢化の進展や多様化する生活様式、食習慣の変化に伴い生活習慣病が増加する中で、市民の健康管理や健康づくり、保健活動の拠点
となる保健センターの役割が一層重要となっています。個々の住民の健康問題に加え、地域の健康課題や保健施策を総合的に捉え、住民
主体の健康づくりが地域において展開できるよう地域活動に重点をおいた保健活動の強化を図ることが求められています。
ver.02.50
- 50 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
保健事業の推進
施策マネジメントシート3
健康づくりの推進
主な事業
・効果的な保健予防活動の推進
・各種健康診査の充実と推進
・少子化にも対応した母子保健事業について、関係機関との連携を強化・充実
健康づくり事業の推進
・健康づくり推進協議会、歯科保健推進協議会の運営
・健康プランの策定
・健康づくりボランティアの養成と地区組織の育成・活動支援
・心の健康づくりの推進と自殺予防対策の推進
保健センターの整備と機能充実
・日常の健康管理の支援や生活習慣病予防など一貫した保健サービスの提供
・保健センター機能の集約化と充実
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【心身共に健康だと感じている市民の割合】
健康づくり事業や相談事業を充実することにより、健康に不安を感じている市民を減らすことができることから、目標値を現状から10%増加
の55%に設定します。
【75歳未満の死亡率】
がん検診や特定健診の受診率を上げて、病気の早期発見早期治療に結びつけることができることから、目標値を人口10万対の死亡率5ポ
イント減少の341を目指します。
【特定健康診査受診率】
対象者への積極的な啓発を行うことにより市の最終目標値65%を目指します。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
達成状況
成果指標名
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
A:心の健康づくりや、各種健診等の受診、生活習慣の改善等が進んできているものと思われる。しか
△
A 66 心身ともに健康だと感じる市民の割合
しこの指標は増減を繰り返しており長期的に見ていく必要がある。
◎
B 67 75歳未満の死亡率
B:長期的に成果を捉える指標であるが、目標値に比べて減少している。がん検診による早期発見、
○
C 68 特定健康診査受診率
特定保健指導等による生活習慣の改善によるものと思われる。
D
C:NTT特定健診受診勧奨事業の活用や集団健診実施等、未受診者対策を行い指標は改善してい
る(県内1位)。通院中の方も受診対象となるためさらに受診への啓発を図っていく必要がある。
E
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・乳幼児から高齢者まで、ライフステージに応じた心身の健康の保持増進と疾病の早期発見・治療に努めるための効果的な保健予防活動と
各種健康診査の充実
・健康づくり意識の高揚のための啓発普及活動や心の健康づくり活動、健康づくりボランティアの養成・育成の推進
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・健康づくりボランティアの養成を行っているが受講者数が減少傾向であり、また、養成講座終了後にボランティア登録に至る割合が90%
で、地域での実践活動に結びつかない人が見られる。ボランティア活動の魅力を伝え、やりがいのある活動を展開する必要がある。
・各種がん検診の受診率は漸増傾向であるが、国の目標値には達していない。新規受診者の掘りおこしや検診を受けやすい体制づくりをさ
らに充実することが必要と考えられる。
・特定健康診査の受診率は徐々に伸び、国の目標値60%は達成し、第2期南砺市特定健康診査等実施計画の目標値65%を達成するため、
さらに未受診者対策や受診しやすい体制づくり、啓発等に取り組む必要がある。
・特に40∼50歳代に対し、各種検診を受けた場合と受けない場合のリスクや費用比較をわかりやすく説明するとともに、受けやすい体制づく
りとして集団検診を継続する。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・各種がん検診や健康診査受診率向上のための啓発や、受けやすい体制づくり、未受診者対策に取り組む。集団健診の実施や新規対象と
なる新40歳及び退職者に焦点を絞った受診勧奨等を行う。
・健康プランに基づき市民の健康状態を明らかにし、地域の壮年層、婦人層、高齢者層への健康教育を行う。また、健康づくりボランティアと
連携し、地域住民の健康に関する意識の高揚と地域の健康づくり活動の推進を図る。
・データヘルス計画に基づき、データ分析から課題を明らかにし、ターゲットを絞った取り組みを推進する。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・健康づくりボランティアと連携し、モデル地域での生活習慣の改善に向けた健康教育の継続実施及び結果をまとめ市民に提供する。
・各種検診(健診)の必要性、重要性の啓発を強化する。
・各種検診(健診)の受診しやすい体制づくりを推進し、働き盛り世代など重点対象を設定し未受診者対策による受診率の向上を図る。
・妊娠・出産・子育て期の切れ目ない包括的な相談・支援体制の推進及び、子育て支援に関する情報をタイムリーに配信する親子支援ポー
タルの利用拡大を図り、健診受診率・予防接種率の向上を目指す。
ver.02.50
−マネジメントシート3−
- 51 -
平成
総
合 政策No. 1 3
計
画 施策No. 1 3
体
施策の方針
7
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
医療課
課長名
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
施策
健やかなやすらぎのまちづくり
施策統括課
月 29 日
月 日
小森 典
医療体制の充実
関係する計画
健康課
関係課名
目指すべき姿
市民が必要なときに適切な治療を受けることができるまちを目指します。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
□
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
市民
単位
A 人口(人口移動調査;10月1日推計)
人
B
C
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
必要なときに適切な治療を受けることができる
単位
A
69 人口10万人当たり医師数
人
B
70 人口10万人当たり看護師数
人
C
71 医業収支比率
%
D
E
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
A: 南砺市を就業地とする医師数(国立・民間病院及び民間診療所医師を含む)
B: 市内全医療機関に従事する看護師数を成果指標とすることが望ましいが、把握できないため南砺市を就業地とする
看護師数を成果指標とした。
C: 安定した医療を継続して提供するためには安定した経営状況を確保することが不可欠となることから医業収支比率を
成果指標とした。
A及びB:公表値による
C南砺市病院事業決算書による
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
A
人
対象指標 B
C
A
B
成果指標
A.Bは( )
の年度
C
D
E
F
人
人
%
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
(H16)
22年度
(H18)
23年度
(H20)
57,147
54,724
54,000
24年度
(H22)
54,197
53,412
151.4
149.1
143.2
151.7
986.4
1,037.5
1,092.8
86.8
87.4
88.6
82.8
25年度
(H24)
28年度
(H28)
52,236
52,688
26年度
(H26)
53,217
52,048
149.8
168.5
163.3
-
1,114.0
1,144.5
1,197.0
-
84.2
82.4
27年度
51,465
175.0
1,197.2
93.7
84.2
95.0
ver.02.50
- 52 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
住民:コンビニ受診を控える。病気にならないように努力する。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・地域で南砺市の医療実態、健康実態を知る。(例:南砺の地域包括医療・ケアを守り育てる会の活動、マイスター養成講座の取り組み)
・院内ボランティア活動を行う
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
市:医師や看護師等の医療従事者確保
県:看護師の養成と適正配置、実情に応じた医療計画の策定
国:医師・看護師不足及び地域偏在の解消、地域医療の環境整備
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・地方での医師確保が依然として難しい。
・市立病院では必要とする看護師の確保が出来ていないが、中期的には確保できる可能性が出てきている。
・過疎化や限界集落の増加によるコミュニティ活動の低下
・企業会計制度改正の対処
・診療報酬改訂に対応した病院運営と地域包括医療ケアの推進
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・ 住民・議会から経常的赤字収支により医療体制の見直しや改善が求められている。
・ 住民・議会から医療費、保険料の負担抑制が求められている。
・ 議会から病院事業への繰入金縮減を求められている。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
② 近隣他市町との比較
□
□
□
□
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
成果指標Aは、医師数が若干増えているが、人口の値(推計人口)より 成果指標Aの伸び率(隔年データ)
伸び率
減少していることから結果的にやや増の状態となっている。
医師
南砺市
伸び率
砺波市
H26年値
163.3 人
南砺市の医師数
9.0 % 282.0 人
0.7 %
H24年値
149.8 人 △ 1.3 % 280.0 人
0.3 %
平成22年末 83名 平成24年末80名 平成26年末85名
H22年値
151.7 人
5.9 % 279.3 人
0.0 %
成果指標のBの市内全医療機関に従事する看護師・塾看護師の総数 成果指標Bの伸び率(隔年データ)
看護師
南砺市
伸び率
砺波市
伸び率
は増数傾向にあり、人口の減少により人口10万人当たりの看護師数は
H26年値
7.6 % 1538.7 人
4.3 %
1,197.0 人
上昇している。
H24年値
1,114.0 人
1.9 % 1475.1 人
2.9 %
南砺市の看護師・准看護師数
H22年値
1,092.8 人
5.3 % 1432.9 人
5.0 %
平成22年末 598名 平成24年末595名 平成26年末623名
成果指標Cの伸び率
収支比率 収益−費用(千円)
医業収支
増減
成果指標Cは、平成28年度の目標値を95.0%として掲げ、これまで改善
1.8 % 84.2 %
△ 911,999
H27年
傾向となっていたが、平成25年度・26年度には病院耐震化に伴う固定
△ 1,065,784
H26年 △ 1.8 % 82.4 %
資産除却や会計制度の改正で特別要因が発生し低下している。
△ 963,214
H25年 △ 4.4 % 84.2 %
1.2 % 88.6 %
△ 633,138
H24年
0.6 % 87.4 %
△ 699,394
H23年
5 施策の現状と課題
○公立病院
本市は、山地に隔てられた地域や散居村の集落形態といった背景から、2病院4診療所、そして1訪問看護ステーションの公立医療機関を
設置しており、市民が健康で安心できる生活、市民の信頼に基づいた良質で安全かつ効率的な医療の提供に努めています。
しかし、医療制度改革や医療技術の進歩、そして疾病構造の変化などにより、医療を取り巻く環境も大きく変化しており、全国的に医師・看
護師不足、あるいは地域偏在といった現象が発生しています。本市も医師や看護師などの医療職員不足は例外でなく、特定診療科が無くな
るなど病院本来の能力を活用できない状況にあり、大きな課題となっています。
また、民間病院や開業医が少ない当市では、市民が安心できる暮らしの実現を図るうえでも、公立医療機関の診療体制の充実が必要とされ
る一方で、病院事業運営の収支改善が求められています。
○地域医療
高齢化の進行に伴い、在宅医療サービスに対する需要が増加しており、市民の視点に立った地域包括医療ケアの実現に向けて、公立医療
機関や民間開業医などとの連携強化、在宅支援機能や砺波医療圏での医療救急体制の対応が重要となっています。また、市民も地域医療
の現状を理解し、地域全体で身近な医療体制を育んでいく必要があります。
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−マネジメントシート2−
- 53 -
平成
27
施策マネジメントシート3
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
病院経営の健全化
・ 安定的な医療体制の構築と経営の健全化
診療体制の充実
・ 医師や看護師などの医療スタッフの確保
施設整備と医療機器の導入・更新
・
・
・
・
・
・
・
・
地域包括医療ケアシステムの構築
主な事業
市民の健康を守るための最新医療機器の整備
医療情報のIT化推進と病診連携の充実
やすらぎの療養空間を提供する環境の整備
在宅医療の充実を目指した医療とリハビリテーション体制の強化
生活習慣病をはじめとする疾病予防の推進
市立医療関係機関や医師会、民間医療機関との連携強化
救急医療体制の充実と高次救急病院との連携
一次救急体制の強化推進
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【人口10万人当たり医師数】
医師が勤務しやすい魅力ある地域となるような環境を整備し、医師へのPRを進めることにより、目標値を175人に設定しました。なお、南砺
市の人口で表すと、現状より10人増の目標となります。
【人口10万人当たり看護師数】
看護師を目指す人材の育成への助成などを行うことにより、目標値を1,197.2人に設定しました。なお、南砺市の人口で表すと、現状より35
人増の目標となります。
【医業収支比率】
当初計画と同水準である95%目標値に設定しました。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
△
A 69 人口10万人当り医師数
A、病院医師は増えている一方で、診療所(開業医)医師が減となってきてい
○
B 70 人口10万人当り看護師数
る。
△
C 71 医業収支比率
D
C、病院耐震化に伴う特別要因が無くなり前年度より改善はしたが、患者数の
E
減などで収支比率は向上していない。
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・ 看護学生修学資金貸与による看護師の養成及び確保 12名(新規貸与3名、継続貸与9名)
・ NANTO家庭医養成プログラムに基づく研修医の養成による医師の確保(後期研修医受入 2名、初期研修医 2名)
・ 医師募集サイトの活用による医師の確保
・ 「地域医療・地域活性化マイスター養成講座」及び「南砺の地域包括医療・ケアを守り育てる会」を継続し、南砺市の地域包括ケアを推進
・ 新市立病院改革プランの策定着手 ② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
●医師不足の要因である都市部と地方との偏在が解消されない。地域枠での養成などを進めているが、年数がかかる。市の研修医等の受け
入れは安定してきており、研修後も市内で活躍される医師がいるが、医師数は延びない。
●看護師は養成校が増えており、応募者数はある程度増えているが、離職者や休業も多い。
●看護師は修学資金貸与者から新たに市立病院で3名を採用することとなり、同制度による市看護師は11名となった。医師は引き続き大学と
の連携によるものの他、医師募集サイトによる情報を活用し確保に努める。
●急性期病床が過剰とされていることなどから市立病院の病床機能を見直し、地域包括ケア病床への転換を進める。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・ 看護学生修学資金貸与者 14名(新規7名、継続7名)
・ 研修医の育成 後期研修医
3名
初期研修医 3名
・ 新市立病院改革プランの策定
・ 上平診療所の移転新築
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
●看護学生修学資金貸与制度の継続●地域包括ケアシステムの構築に向け、「地域医療・活性化マイスター養成講座」及び「南砺の地域包
括医療・ケアを守り育てる会」の継続●地域医療構想(県策定)を踏まえた南砺市病院改革プランの推進
【施策の位置づけ】③
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- 54 -
−マネジメントシート3−
平成
27
施策の方針
総合 政策No. 1 3
計画
体系
施策No. 1 3 8
関係課名
作成日 平成 28 年 7 月 29 日
更新日 平成 年 月 日
施策統括
荒木信人
施策統括課 市民生活課
課長名
・南砺市市民健康プラン(H19∼H28)
・第2期特定健康審査等実施計画(H25∼H29)
関係する計画
・南砺市高齢者保健福祉計画(H27∼H29)
・砺波地方介護保険事業計画(H27∼H29)
施策マネジメントシート1
年度事後評価
施策
健やかなやすらぎのまちづくり
社会保障制度の適正な運営
市民生活課、地域包括ケア課、福祉課、健康課
目指すべき姿
国民健康保険制度、介護保険制度、生活保護制度を適正に運営します。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
□
□
重点施策の有無
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
・人口
A
B
C
D
E
F
G
H
I
J
・国民健康保険被保険者
・介護保険の要介護認定者数
・生活保護者数
・20歳以上の市民
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
単位
人
人
千円
人
人
人
人
人
人
人口
国民健康保険被保険者
国民健康保険被保険者療養諸費費用額
在宅サービスに係る要介護認定者数
施設サービスに係る要介護認定者数
総要介護認定者数
生活保護者数(年度平均値)
人口20歳以上
国民年金加入者(年間平均被保険者数)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
単位
・健康と医療費に対する意識の向上を図り、加入者が安心して国民健康
A 72 国民健康保険被保険者一人当たりの医療費
円
保険制度を利用できるようにする。
・介護保険制度の健全な運営をはかり、要介護認定者に介護サービスを
千円
B 73 一人当たりの介護給付費
提供し、自宅で自立した日常生活を送ることができるよう支援する。
・就労により、被保護者が自立して生活できるよう支援する
C 74 保護率
‰
・公的年金制度のPRにつとめる。保険料納付の口座振替推進を図る。
【国民健康被保険者一人当たりの医療費】 医療費が年々増加しているため、国民健康保険の健全運営を維持するため
には、医療費の適正化がより一層重要になってきている。
【一人当たりの介護給付費】 介護サービスに係る一人当たりの給付費の推移を見ることにより、介護が必要となったときに
成果指標設定の考え方
は、その方に応じたよりよいサービスの提供に努めるとともに、介護保険料の適正な設定に寄与する。
(成果指標設定の理由)
【保護率】 生活保護制度は、経済的給付を主体としていることから、その動向は、①景気動向の経済的要因、②高齢化の
進行や核家族化等の社会的要因、③制度的要因 などに左右される。保護率の推移によりその動向が推察できる。
A:国民健康保険被保険者一人当たりの医療費…国民健康保険被保険者療養諸費費用額*/国保被保険者数
*療養諸費費用額は、診療費(入院・入院外・歯科)、調剤、療養費(柔道整復・はり灸等)の費用額を合計。
B:砺波地方介護保険組合の介護保険事業実施状況報告並びに、第6期介護保険事業計画策定資料に基づく。
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
C:保護率・・・被保護者数(年平均)÷人口(県統計課速報年年度平均)×1000
※20年度から高齢者医療制度が施行され、対象となる被保険者の枠組みが変更となったため、19年度にかえて20年度の数値を用いた。
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
B 人
実績値
見込み値
C 千円
実績値
見込み値
D 人
実績値
見込み値
対象指標 E 人
実績値
見込み値
F 人
実績値
見込み値
G 人
実績値
見込み値
H 人
実績値
見込み値
I 人
実績値
成り行き値
目標値
A 円
実績値
成り行き値
目標値
成果指標 B 千円
実績値
成り行き値
目標値
C ‰
実績値
A
人
20年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
58,266
56,150
55,561
54,832
54,210
53,582
14,122
13,903
13,549
13,251
12,950
12,653
4,403,935
4,591,605
4,507,962
4,489,425
4,582,398
4,374,489
1,800
1,925
1,969
2,057
2,159
2,218
682
701
718
734
754
775
2,700
2,868
2,958
3,150
3,281
3,420
40
50
53
55
61
63
48,212
47,016
46,560
46,162
45,813
45,415
6,448
6,004
5,707
5,405
5,100
データなし
311,849
1,698
330,260
1,692
0.91
332,715
338,799
1,706
0.98
1,674
1.02
353,853
1,702
1.16
345,727
1,734
1.21
50,958
52,945
12,870
12,222
4,831,437
4,587,034
2,290
2,154
754
776
3,324
3,418
71
60
44,969
4,800
4,844
386,103
375,403
375,310
1,745
1,812
1,727
1.37
1.35
1.16
28年度
50,143
12,830
5,055,020
2,370
754
3,410
76
4,500
396,347
394,000
1,760
1,826
1.49
1.45
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 55 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
社会保障制度の適正な運営
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
○国保:胃がん乳がん等の各種検診や生活習慣病を予防するための特定健康診査を定期的に受診し、疾病予防に努める。また、医療機関に受診する際に
は多受診や頻回受診など必要以上の受診を避ける。
○介護:一人ひとりが健康づくりに取り組むとともに、高齢者は交流の場に積極的に参加し、認知症予防につなげる。また、地域で高齢者を支える。
○生保:被保護者の自立支援プログラムに参加する。
○国年:国民年金制度を理解し加入する。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
○国保:地域の健康づくり推進員や食生活改善推進員を中心とした、上記に係る地域内の啓発・啓蒙活動を通じて、住民意識の高揚に資する。
○介護:社会福祉協議会や老人クラブ、ヘルスボランティア等による「ふれあいサロン」、生きがい活動・スポーツ活動等の実施により、高齢者の社会参加を促
し、介護予防の推進を図る。
○生保:民生委員や近隣住民の見守り・助言を依頼する。 通所施設や入所施設・病院と連携をとり、自立の手助けをする。
○国年:国民年金制度の普及、啓発活動に協力する。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
○国保:「特定健診の受診勧奨」、「健康相談・健康教育等による生活習慣病の予防」、「退職勧奨等の資格管理の適正化」を実施し、医療費削減につなげ
る。また、財政調整基金や剰余金を適正に管理し、引き続き国保財政の健全化に努める。
○介護:介護保険制度の健全性を維持するため、要介護状態にならない・悪化させないよう、「介護予防」の取組みをさらに強化する。さらに、民間活力を活か
したグループホームや小規模多機能型居宅介護施設の整備を推進するとともに、NPO法人等による富山型デイサービスの誘致を図る。
○生保:自立支援プログラム参加への呼びかけや、生活保護受給者等就労支援事業を実施する。また、失業等に伴う住まいの確保や生活困窮する離職者に対
する住居の確保、生活支援及び再就職職業訓練等就労支援対策として、「第二のセーフティネット」と呼ばれる各種支援施策を整備し実施する。
○国年:国(日本年金機構)の指示による制度の普及・啓発を市報等で市民に周知する。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
○国保:平成20年度の医療保険制度改革に伴い、高齢者医療制度の創設で75歳以上の加入者が後期高齢者医療制度に移行した。平成27年2月、国は平
成30年度から国保を都道府県が責任主体となり、市町村とともに運営することを決定した。今後、制度や運営の詳細が協議され、順次具体化が図られる。
○介護:高齢者の増加とともに、要介護認定者も増加が見込まれる。特別養護老人ホーム等の施設の増加は見込めず、国の施策により、入所対象者が制限さ
れる法改正も行われた。こうした状況を踏まえ、今後はグループホーム等の地域密着型サービス施設をはじめ、在宅サービスの充実に努める。
○生保:雇用情勢の悪化による失業者の増加や急速に高齢化が進展していることから、生活保護受給者等就労自立促進事業を実施し、雇用施策を担う労働
局及び公共職業安定所と生活保護、児童扶養手当及び住宅手当等の福祉施策を担う地方公共団体が、就労支援の目標、連携方法等を明確にし、効果的、
効率的な就労支援を行う。
○国年:国民年金保険料の未納問題等の早期解決(法改正等)
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
○国保:被保険者から、「2年連続で国保税率が引き上げられ負担が増えた。(H25.7月)」、「国保税が高くなった。(H25.7月)」」といった意見要望が寄せられ
た。
○介護:①グループホームなどの介護サービス基盤整備の推進 ②地域における支え合い体制の整備 ③認知症高齢者に対する支援対策の推進 ④介護
予防、健康づくりの推進 ⑤老人クラブ活動への支援
○生保:①障害者雇用の推進 ②自立助長のため、一人ひとりの目標を定め必要な援助や指導 ③扶養義務者への扶養依頼の強化 ④保護適正化のため
十分な各種調査の実施
○国年:特になし
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□ 成果がかなり向上した。
□ 成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
□ 成果がどちらかといえば低下した。
□ 成果がかなり低下した。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
○国保:[一人当たり医療費]の対前年度伸び率は、23年度から25年度まで逓
増、26年度は△2.3%減少、27年度は8.8%と急増した。(入院・調剤の急増)
[一人当たり医療費]H22: 330,260円 H23: 332,715円 H24: 338,799円
H25: 353,853円 H26: 345,727円 H27: 375,310円
○介護:脳の健康教室の実施により、改善や現状維持の効果の割合
H22:68人中57人(84%) H23:80人中73人(91%) H24:81人中67人(83%)
H25:107人中82人(77%) H26:119人中64人(54%) H27:83人中52人(63%)
○生保:保護率が減少した。(年度平均)
H22:0.91% H23:0.98% H24:1.02% H25:1.16% H26:1.21% H27:1.16%
○国年:国等から届く情報を正しく周知し、年金事務所に問い合わせながら掘
り下げて説明していく。
② 近隣他市町との比較
□ 近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
□ 近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
□ 近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
□ 近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
○国保:H26年度一人当たり医療費の対前年度伸率は2.3%の減となった。砺
波市と比べると約1万円高いがが、小矢部市よりも約2万6千円低くなった。県内
では、高い方から13位であった。 H26一人当たり医療費
南砺市:345,727円、砺波市:336,136円、小矢部市:372,217円
※県発刊「平成26年度国民健康保険事業状況」より
○介護:一人当たりサービス利用者における介護保険給付費
H27.3∼H28.2平均 南砺市 144 砺波市 141 小矢部市 135 (千円)
○生保:近隣市町村・県・全国と比較すると保護率は低い。
○国年:市町村では適用のみを受け付けし、給付関係は年金事務所に問い合
わせながら受け付けている。他市町村も同様。
5 施策の現状と課題
○国民健康保険
国民健康保険は、被保険者が疾病・負傷・出生・死亡した場合に必要な給付を行い、安心した生活を送るために大きな役割を果たしています。一方で、高齢
化の進展や医療技術の高度化に伴い医療費は年々増加が見込まれます。引き続き国保財政の健全化に努めるとともに国保の都道府県化に向けた対応が求
められています。
○介護保険
高齢化の進行に伴い、要介護者と給付費が更に増加すると予想されることから、持続可能な介護保険制度の構築に向けて、公平な介護認定と保険財源の
確保、被保険者への啓発などによる円滑で安定的な制度運営が求められています。
○生活保護
生活保護の保護率は、県内でも低率で推移していますが、近年の雇用・経済情勢の急激な悪化や傷病、障がいを理由に働けない稼働年齢層からの相談や
申請が増えています。健康で文化的な生活を送れるように、制度の適正な実施による生活権の保障を図る一方、自立に向けた援助が不可欠となっています。
○国民年金
少子高齢化に伴い、年金給付総額の増加と保険料率の上昇が予測されることから、給付水準の現状維持と適正な負担とのバランスが今後一層重要になっ
てきます。公的年金は老後の生活を支える基盤であることから、長期的に安定した信頼される年金制度を維持するために、日本年金機構と協力連携をとりなが
ら、制度の周知・PRが求められています。
ver.02.50
- 56 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
社会保障制度の適正な運営
施策マネジメントシート3
社会保障制度の適正な運営
主な事業
・国民健康保険制度の適正な運営
・介護保険制度の適正な運営
・生活保護の適正な運営
・国民年金制度の啓発・相談
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【国民健康被保険者一人当たりの医療費】
加入者の高齢化、医療技術の高度化に伴い医療費が毎年5%以上伸びる中、医療費適正化の効果を見込み毎年3%伸びるものとして、目
標値を394,000円に設定しました。
【一人当たりの介護給付費】
要介護認定者の増加や要介護者の重度化に伴い今後も10%の伸びの想定を考えるところですが、介護予防事業(高齢者サロン等)を充実
することにより8%の伸びに抑え、目標値を183万円に設定しました。
【保護率】
雇用・経済状況の悪化に伴い被保護者数は上昇傾向にあることから、目標値を1.45‰に設定しました。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
○
各年度の一人当たり医療費の伸率を3%として目標値を設定している。一人
A 72 国民健康保険被保険者一人当たりの医療費
○
当たり医療費は、年度目標を達成しているものの、対前年度比では8.8%と大きく
B 73 一人当たりの介護給付費
○
増加した。要因は診療費(入院8.0%・入院外3.1%・調剤24.5%)の増加が影響し
C 74 保護率
ている。
D
介護給付費は、居宅介護サービスや介護予防サービスの推進等により、計画
E
よりも低く推移している。
F
保護率は、開始の減少と死亡等による廃止の増により目標値を下回った。
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
○国保:①慢性疾患の早期発見と重症化の防止のため、特定健康診査や特定保健指導を積極的に行う。②レセプト点検専門員によるレセプ
ト点検を実施する。③多受診・頻回資料を基に重複・頻回受診被保険者を抽出し、訪問指導を実施する。④ジェネリック医薬品希望カードと差
額通知を配布する。⑤柔道整復等適正受診を被保険者に啓発するパンフレットを配布する。⑥保健事業を効果的・効率的に進めるためデー
タヘルス計画を策定した。
○介護:平成28年度から「介護予防・日常生活支援総合事業」への円滑な移行を目指し「生活支援モデル地区事業」を実施することによって、
課題の抽出や、地域づくりの醸成に努める。
○生保:困窮者自立相談支援員と連携し相談業務を行い、生活保護に至らない困窮者の支援を行う。また、継続的な就労支援により自立に
結びつける。被保護者にあった福祉サービスを取り入れることにより社会的孤立の解消を図る。
○国年:保険料納付困難者には今後も免除や納付猶予制度を説明し促す。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
○国保:27年度の一人当たり医療費は、375,310円で対前年度比8.8%の伸びとなったものの、これまでの医療費の伸びが低かったことが影響
して、目標値の375,403円とほぼ同額となった。成果目標達成のため引き続き各施策に取り組む。
○介護:介護サービス種別の中で、まだ入所施設の待機者は多い状況であるが、介護給付費の伸びを抑えるため、在宅サービスの充実へシ
フトしていくためには、住民への啓発を進めていく必要がある。
○生保:生活困窮者自立支援法の施行により、生活保護に至らない困窮者の相談業務等の実施に伴い、生活保護の相談・申請は減少した。
また、生活保護を適正に実施し、経済的・社会的・生活的自立の支援を行っているが、保護を要する世帯の抱える事情は、複雑・多様化して
おりすぐに自立は見込めない状況である。
○国年:平成26年4月より保険料納付困難者には2年1ヶ月に遡り、申請が可能になったことや保険料納付機会の拡大など納付率向上施策
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
○国保:①慢性疾患の早期発見と重症化の防止のため、特定健康診査や特定保健指導を積極的に行う。②レセプト点検専門員によるレセプ
ト点検を実施する。③多受診・頻回資料を基に重複・頻回受診被保険者を抽出し、訪問指導を実施する。④ジェネリック医薬品希望カードと差
額通知を配布する。⑤柔道整復等適正受診を被保険者に啓発するパンフレットを配布する。⑥保健事業を効果的・効率的に進めるためデー
タヘルス計画のデータ分析に基づき各種施策に活用する。
○介護:平成28年度から「介護予防・日常生活支援総合事業」が開始されており、事業の取り組みにおける課題の抽出や、地域づくりの醸成
に努め、広範囲な事業展開を目指す。
○生保:被保護者が抱える自立阻害要因等を分析し、必要な援助を組織的に行うことで、自立に向けたきめ細かい助言、援助を行う。また、稼
働年齢層の就労支援については、ハローワークとの連携を強化し、自立した生活を送れるよう支援する。また、ジェネリック医薬品使用の取り扱
いについて指定医療機関・薬局に通知を送付、保護世帯にはパンフレットを配布し使用促進を啓発し、医療費の抑制に努める。
○国年:保険料納付困難者には今後も免除や納付猶予制度を説明し促す。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
○国保:データヘルス計画に基づく保健事業の実施。
○介護:「第6期高齢者保健福祉計画」に基づき、「介護予防・日常生活支援総合事業」の普及拡大を目指し、①介護予防の普及・啓発、②ケ
アネット活動や高齢者サロン等、地域社会全体で支え合う体制づくりの推進、③高齢者の生きがいづくりや就業支援、ボランティア活動等によ
る社会参加の促進、を推進する。
○生活保護:生活保護受給者が抱える様々な自立阻害要因を把握、分析し、組織的に問題解決と支援を行う必要があり、保護世帯への適正
な保護の実施と自立支援の拡充を行うことが重要である。
○国年:若年者納付猶予制度の対象者の拡大が平成28年7月に施行予定であり、一層の制度周知を図り納付率向上を目指す。
ver.02.50
−マネジメントシート3−
- 57 -
平成
27
総合 政策No. 2 4
作成日 平成 28 年 7
年 更新日 平成 施策統括
施策統括課 教育総務課
課長名
施策マネジメントシート1
年度事後評価
施策の方針
心豊かで創造的なまちづくり
計画
体系
施策No. 2 4 1
施策
月 29 日
月 日
酒井啓行
学校教育の充実
関係する計画
こども課
関係課名
目指すべき姿
・児童生徒が、安心して学習できる環境づくりを進めます。
・「確かな学力」と健やかな心身の育成に取り組みます。
重点施策の有無
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
児童生徒
A 児童数
人
B 生徒数
人
単位
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
・安心して学習ができる。
・学力が向上する。
・自ら学び考える力と健やかな心身を育む。
A
75 学校施設耐震化率
%
B
76 児童一人当たりの月平均学校図書館図書貸出冊数
冊
C 77 生徒一人当たりの月平均学校図書館図書貸出冊数
冊
D
E
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
単位
全国学力調査の県平均正答率を上回る教科の割合
(小学校)
全国学力調査の県平均正答率を上回る教科の割合
79
(中学校)
%
78
%
種類
80 南砺市全体の分野別説明教材の種類
A:学校施設の安全性を確認する指標として設定した。
B・C:学校図書館を利用した児童生徒の主体的・意欲的な学習状況や読書活動の取り組み状況を把握する指標として
設定した。
D・E:学力を判断できる指標として、全国学力・学習状況調査の結果を用いれば、全国や県との比較が可能であるとして
設定した。
F:郷土への理解を深め、幅広い知識を得るための指標として設定した。
※分野別説明教材は南砺市の歴史や地理的特徴等を学習するために市が独自に作成する分野別の教材です。
A:教育総務課で把握
B・C:学校への調査を実施して把握
D:教育総務課で把握
国語A、国語B、算数A、算数Bをそれぞれ一つの教科として数え、県平均正答率を上回る教科数の割合を算出
E:教育総務課で把握
国語A、国語B、数学A、数学Bをそれぞれ一つの教科として数え、県平均正答率を上回る教科数の割合を算出
F:南砺市教育センターへの調査で把握
2 指標等の推移
指標名
単位
A
対象指標 B
C
A
B
C
成果指標
D
E
F
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
人
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
%
実績値
成り行き値
目標値
冊
実績値
成り行き値
目標値
冊
実績値
成り行き値
目標値
%
実績値
成り行き値
目標値
%
実績値
成り行き値
目標値
種類
実績値
人
19年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
2,878
2,676
2,617
2,578
2,513
2,459
1,540
1,511
1,449
1,432
1,363
1,357
68.2
未把握
未把握
0.0
100.0
4
85.2
5.5
0.4
75.0
0.0
6
86.9
90.3
5.8
6.1
0.5
0.0
100.0
0.5
データなし
データなし
7
8
96.7
5.8
0.4
0.0
100.0
9
100.0
4.9
0.3
0.0
75.0
9
28年度
2,408
2,408
1,333
1,333
2,337
100.0
100.0
100.0
5.0
6.4
4.5
0.4
1.6
0.5
50.0
50.0
40.0
75.0
75.0
0.0
9
9
10
100.0
100.0
1,291
5.0
7.0
0.7
1.5
60.0
100.0
75.0
100.0
10
10
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- 58 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
学校教育の充実
#
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・保護者は、児童生徒に規則正しい日常生活を心がけさせるとともに、悩みや相談を聞き話し相手となる。
・インターネットの実情を知り、家庭内でインターネットのルールを決め守らせる。
・PTA活動や地域の活動に積極的に参加する。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・地域は、総合的な学習の時間における体験活動や郷土への理解を深めるための助言や指導を行う。
・地域の優れたスポーツ指導者(スポーツエキスパート)により、中学校の部活動における運動能力の向上を支援する。
・事業所は、指導ボランティアとして「14歳の挑戦」事業に対する積極的な受け入れを行う。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・学校施設の耐震化や大規模改修を促進し、学習環境を整備する。
・教職員の資質向上のための研修の実施や学習指導に関する資料、情報を提供する。
・学力の定着と向上のため学習環境を整備する。
・スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーの配置により、児童生徒への相談体制を整備する。
・特別支援学級、通級指導教室の設置やスタディメイトの配置により、学習指導体制を整備する。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・児童数、生徒数の減少により教職員の配置数も減少するため、学校運営は厳しくなる。
・特別な支援を要する児童生徒の増加により、一人一人の状況に応じた指導が求められる。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・地域の自治振興会や市議会議員から複式学級制度の緩和又は解消の要望がある。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・耐震化率は、目標年次より早い平成26年度に100%となった。
・分野別説明教材数は、目標年次より早い平成24年度に達成した。
・全国学力調査は、平成27年度小中学校とも目標値を下回った。
・小中学校の図書貸出冊数について、小学校は平成26年度をやや
下回り、中学校は平成26年度をやや上回ったものの、依然、日常的
に読書に親しむ児童生徒の育成が課題として残った。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・南砺市の耐震化率は、近隣他市と比較して高い水準にある。
(南砺市100.0%、砺波市97.2%、小矢部市100.0%、高岡市99.6%)
5 施策の現状と課題
○学校施設・学習環境の充実
安全・安心な社会が求められる中、児童生徒が一日の大半を過ごす学校施設の耐震補強や老朽化した校舎等の大規模改修は、緊急を要す
る課題として計画的かつ積極的に進める必要があります。引き続き、充実した学習ができる環境の整備を進めます。また、学校図書館について
も、児童生徒が読書への興味・関心を高めるための図書館整備を進めます。
○「確かな学力」の育成
「確かな学力」を育成するため、児童生徒へのきめ細かな学習指導や生活指導を行っています。また、少人数学級や少人数指導による少人
数教育を進めています。
一方、児童生徒数の減少に伴って複式学級が心配される学校においては、教職員の不足に対応するため市単独での講師の配置が求められ
ています。
○健やかな心と体の育成
心の教育や食育の推進により、子どもたちの豊かな心と健やかな体を養うよう努めています。また、読書活動を推進し豊かな心を育みます。
一方、いじめや不登校などの問題については、スクールソーシャルワーカーの配置や適応指導教室の設置により、その解決を目指していま
す。また、特別支援を必要とする子どもに対しては、継続的かつ一貫した支援が行えるよう緊密な相談体制を築く必要があります。
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−マネジメントシート2−
- 59 -
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
学校施設・設備の整備
教育備品の充実
「確かな学力」の育成
健やかな心と体の育成
施策マネジメントシート3
学校教育の充実
#
主な事業
・学校施設の整備、改修、耐震化
・学校施設のバリアフリー化の推進
・学校安全対策の強化
・学校図書館の充実
・教育教材備品の充実
・郷土学習教材の作成、活用
・とやま型学力向上総合支援事業
・臨任講師、スタディメイト、学習サポーター、ALT等の配置
・教職員研修の充実
・情報教育の推進
・総合的な学習の推進
・ふるさと教育の推進
・スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー等の相談体制の充実
・適応指導教室運営事業
・社会に学ぶ「14歳の挑戦」事業
・部活動指導者の派遣
・学校給食の充実
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【学校施設耐震化率】 市の学校施設耐震化計画に基づき、目標値を平成26年度末100%としました。
【児童一人当たりの学校図書館図書貸出冊数】 平成23年度の児童一人当たりの月平均貸出図書数5.8冊を読書活動の推進により、目標値を月
平均8.0冊としました。
【生徒一人当たりの学校図書館図書貸出冊数】 平成23年度の生徒一人当たりの月平均貸出図書数0.5冊を読書活動の推進により、目標値を月
平均3.0冊としました。
【全国学力調査の県平均正当率を上回る割合(小学校・中学校)】 県平均正答率を全ての教科問題で上回ることを目標値としました。
【分野別説明教材の種類】平成23年度までに7種類作成済です。平成27年度までにすでに10種類を作成したことにより、目標値を10種類としまし
た。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
達成状況
成果指標名
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
◎
A 75 学校施設耐震化率
A:学校施設の耐震化は、事業の前倒しにより早期に着手できた。
×
B 76 児童一人当たりの月平均図書貸出冊数
B:朝読書の時間を設けたり、司書助手を配置するなどして、ある程度改善してい
△
C 77 生徒一人当たりの月平均図書貸出冊数
るが、日常的に読書に親しむ児童生徒の育成が課題として残った。
△
D 78 全国学力調査県平均を上回る教科割合(児童)
C:部活動等が優先されて生徒の読書に対する関心が低い。
×
E 79 全国学力調査県平均を上回る教科割合(生徒)
D,E:小学校はニつの教科で県平均を上回ったが、中学校は全ての教科で県平
均を下回った。
◎
F 70 分野別説明教材の種類
F:必要種類の最終目標を平成27年度に達成した。
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・学校施設の大規模改修を促進し、新たに学校のグラウンド整備する。
・幼児教育と小学校教育に携わる教職員同士が「小1プロブレム」解消を目指し、調査研究を継続実施する。
・小中学校がそれぞれの課題解決のために情報交換や交流活動を実施したり、学習サポーターを小中学校に配置し、学力の向上を図る。
・いじめ問題対策連絡会議を開催し、児童生徒の問題行動等の未然防止と早期発見に努める。
・特別支援教育コーディネーター1名の増員を行い、効果的な指導助言により児童生徒を支援していく。
・「ふるさと教育推進事業」の取組みにより、児童生徒がふるさとに愛着をもち、豊かな心を育む。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・図書貸出冊数については、やや減少し、日常的に読書に親しむ児童生徒の育成が課題として残った。
・児童生徒の学習のつまずきを解消するため、「なんとっ子まなびサポーター」を配置し、学力向上を図った。
・全国標準学力検査については、小学校では2教科問題で県平均を上回ったが、中学校では全ての教科問題で県平均を下回っており、
平成28年度に向け引き続き、市内小中学生の習熟度の傾向を把握し、授業の改善に努める必要がある。
・小規模校において、ICT機器を利用した遠隔協働学習の場を設け、他校と交流授業を行うことで、切磋琢磨する中で考えを深め、
学習内容のさらなる定着に結び付けた。
・スクールソーシャルワーカーによる巡回、各種相談会の開催、適応指導教室における個別支援により、不登校が長期化しないよう努めた。
・「ふるさと教育推進事業」の取組みでは、小規模校間でICTを活用した協働学習により、市長に提言をする学校もあった。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・中学卒業時に英検3級取得50%以上の目標を達成するため、検定料の半額を助成する。
・小中学校が9年間を見通したカリキュラムを編成するため、互いの教科書を活用して年間指導計画をまとめ、指導の系統性を図る。
・日々の教育活動の実践について、小学校・保育園等がどのような連携をしていけばよいか調査研究する。
・スマートホンやゲーム機等の利用に関する意識等のアンケートを実施し、いじめ防止発見に努める。
・ICT教育を推進していくために、ICTの教育利用促進に係る整備計画により、計画的に教育環境の整備を行う。
・遠隔協働学習の有効な場面やタブレットPCの効果的な活用について明らかにしていいく。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・義務教育等の設置も視野に入れ、小学校から中学校までの教育を一貫して行う小中一貫教育の検討を行う。
・小規模特認校制度の導入に向けて調査研究を実施する。
・タブレット端末の効果的な利用や、小規模校6校で小中が連携としたICT活用遠隔協働学習を実施する。
・いじめの未然防止、早期発見ができるよう教員の指導力向上を図るとともに、南砺市いじめ問題対策連絡会議の検討課題を充実する。
・少子化に向けた合同チームの結成等、今後の部活動のあり方について協議する。
・学校トイレの洋式化を推進し、ユニバーサルデザインを実現し、やさしく快適な教育環境づくりを推進する。
- 60 -
−マネジメントシート3−
平成
27
総合 政策No. 2 4
施策の方針
計画
体
系 施策No. 2 4 2
関係課名
作成日 平成 28 年 7 月 29 日
更新日 平成 年 月 日
施策統括
生涯学習スポーツ課
工藤 美紀子
施策統括課
課長名
・南砺市総合計画後期基本計画(H24年度∼H28年度)
施策マネジメントシート1
年度事後評価
施策
心豊かで創造的なまちづくり
生涯学習の推進
関係する計画
図書館
目指すべき姿
・誰もが生涯にわたり気軽に学び続け、生きがいを持って暮らせる社会を目指します。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
□
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
市内に住む全ての人
単位
A 人口
人
B
C
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
・いつでも誰でも学習することができる。
・学んだことを自ら実践し、地域などで活用することができる。
・バリアフリー化や耐震化した社会教育施設でいつまでも、安心して学習
することができる。
・図書館の蔵書の充実を図り、誰でも気軽に利用でき、学ぶ機会を持つこ
とができる。
・誰でも学び続けられる機会ををつくり、心豊かで生きがいのある人生を
送ることができる
単位
A
81 学習活動をおこなっている市民の割合
%
B
82 学習したことを実践している市民の割合
%
C
83 バリアフリー化対策した公民館数
館
D
84 一人当たり図書貸出し図書数
冊
E
85 各種講座参加者数
人
F
成果指標設定の考え方
誰もが生涯にわたり、気軽に学び続けられる環境や成果は、社会教育施設の整備、図書館や社会教育施設の利用及び、
各種講座の参加者数の指標で把握できる。また、学習している市民、学習したことを活用している市民の割合を把握する
には、市民意識調査の方法が最も良い方法であると考える。
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
A:市民意識調査の実施
設問:日頃から学習活動に取り組んでいるか。 選択肢:取り組んでいる・取り組んでいない
設問:取り組んでいる方はその頻度はどれくらいか。 選択肢:ほぼ毎日・週2∼3回・週1回・月2∼3回・それ以外
B:市民意識調査の実施
設問:学習活動で学んだことを、他の人に教えたり、日頃の生活に役立てたりしているか。
選択肢:している・していない
C:市で実施した地区公民館のバリアフリー化工事の実績値
D:貸出し図書数の実績値は毎年発行している社会教育の現状と主要施策報告書にて把握
E:生涯学習係で企画した各種講座の参加者数実績値は毎年発行している社会教育の現状と主要施策報告書にて把握
2 指標等の推移
指標名
単位
A
人
対象指標 B
C
A
B
C
%
%
館
成果指標
D
E
F
冊
人
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
22年度
58,266
データ無
データ無
23年度
56,150
21.5
24年度
55,561
33.1
25年度
54,832
28.0
26年度
54,210
28.5
27年度
53,582
28.1
12.5
31.5
31.1
26.1
37.3
11
14
17
20
23
50,143
30.0
22.9
27.6
28.0
12.9
33.9
31.0
23.0
4.7
5.9
6.1
6.5
6.9
7.1
23
23
7.1
6.4
7.2
8,303
10,843
9,506
10,596
11,070
9,804
10,900
9,551
3
28年度
50,958
52,945
29.0
13.0
23
7.2
6.5
10,800
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 61 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
住民:生涯学習に関心を持ち、意欲的に学び実践する。(学びを通して自己実現を目指し、その成果を地域で生かす)
地域:学びあう仲間づくりを図り、学びを契機として地域課題に取り組む。
団体:生涯学習活動の場に積極的に参加し、自らも組織を強化する。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
行政の企画する生涯学習の場に積極的に参加する。地域における生涯学習活動(公民館単位)は地域の実情に応じた活動を提案し、行政と
協働で取り組む。又は、地域の拠点である地区公民館の維持管理は、行政と役割分担をしながら運営する。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
市:生涯学習活動の場の提供。生涯学習活動を支える組織や人材の育成並びにネットワーク化を図る。
県や国、近隣自治体など(図書館、県民カレッジ)との情報交換、研修、連携事業等を行う。
自主的、主体的な学習活動や学習成果の地域への還元の支援をする。
社会教育施設の整備や機能の充実を図る。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
平成2年度の生涯学習振興法の施行により、住民が生涯にわたって学習する機会の提供、整備を促進することで、生涯学習分野の民間参入
も進み、その利用者も増えている。また、平成18年度には教育基本法が改正され、従来の社会教育に加えて、生涯学習の理念が追加され
た。さらに、指定管理者制度の導入により、社会教育施設の民間委託が進んでいる。そして、少子高齢化社会、情報化社会が進展するなか、
地域内の繋がりも希薄になり、今後の生涯学習活動は変化していく。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
住民・地域からは「公民館のバリアフリー化、耐震化」の要望がある。
地域で生涯学習活動に携わっている方からは「事業を企画しても、子どもたちが少なく、また忙しく参加がない。若い世代の参加も少ない。」と
いった意見が寄せられているが、継続が必要と思われる。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
② 近隣他市町との比較
□
□
□
□
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など) *上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
市企画の各種講座については、アンケート調査等も参考に、市民の
生涯学習(講演会の回数が多い為)にかける費用は近隣市と比べて
ニーズにあった講師・内容等を検討したが、各種講座参加者数が微減 どちらかというと高い水準だと考える。
した。また、民間・スポーツクラブ・指定管理者などの参入により、市全
体での生涯学習活動を行う人は増加傾向であると考える。
5 施策の現状と課題
○社会教育施設の整備・充実
市民一人ひとりが心豊かで生きがいのある人生を送るために、生涯学習のできる施設の整備や機能の充実を推進する必要がある。特に地
区公民館は、地域の生涯学習の拠点であり、バリアフリー化や耐震化が求められている。また、文化センター等は、建設から相当の年月が経
ち、計画的に改修する必要があり、図書館は蔵書を充実させ、更なる利用を図る必要がある。
○生涯学習活動の推進
誰もが学び続けられる機会と環境をつくるため、各種生涯学習講座を引き続き実施するとともに、市民が自主的に企画・運営する講座・サー
クルの活動を進めることが求められている。また、地区公民館や地域と連携した事業も進める必要がある。
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- 62 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
社会教育施設の整備・充実
地区公民館の整備
生涯学習活動の推進
公民館活動への支援
青少年健全活動への支援
施策マネジメントシート3
主な事業
・文化センターなどの計画的な改修
・図書館の蔵書の充実とレファレンスサービスの向上
・バリアフリー化、耐震化の計画的な実施
・市民大学講座等の開催
・地域の資源(人材、施設)を活用した生涯学習の推進
・社会教育推進大会の発展
・地域や公民館活動を通じた家庭教育の推進
・公民館活動の支援及び施設維持管理への交付金の継続
・公民館職員の資質の向上に向けた研修会等の開催
・市民会議活動への支援
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
[学習活動を行っている市民の割合]
・各種講座の企画の工夫をするなどし、現状からの向上を目指す。
[学習したことを実践している市民の割合]
・高齢化の進行により減少が予測されるが、30歳代、65∼70歳代への働きかけを強め、現状維持を目標値とする。
[バリアフリー化対策をした公民館数]
・バリアフリー化対策は、対策の済んでいなかった23館を全てバリアフリー化できるよう目標値を設定する。(目標値達成済)
[一人当たり図書貸出し図書数]
・県内二位水準である6.5を目指す。(目標値を達成済だが、さらにサービスを充実させる)
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
達成状況
成果指標名
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
◎
A 81 学習活動を行っている市民の割合
◎
B 82 学習したことを実践している市民の割合
◎
C 83 バリアフリー化対策をした公民館数
◎
D 84 一人当たり図書貸出し図書数
△
E 85 各種講座参加者数
継続的な講座の開講及びアンケー調査を基に新しい講座の企画検討が必要
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・7・8月中、中央図書館で休館日の月曜日開館の継続。
・講座受講者からアンケートを取るなど、市民ニーズの把握に努め、講座の内容の点検、評価を行ない新たな講座企画をした。
・公民館の耐震化工事を計画的に実施した。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・少子高齢化、情報化社会の進展のため、若い世代の参加が少なく、生涯学習講座の参加者が伸びない。
・市、公民館等企画の講座に若い人が参加しやすい環境づくりを進める。
・市内図書館が所蔵していない資料の貸出しについては、相互貸借制度の利用などで利用者の要望に応えていきたい。
・社会教育施設は年々老朽化し、修繕が増えてきている。施設の統廃合、再編を検討し、計画的に改修・修繕をしていく必要がある。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・講座内容を点検し、新企画の講座を開講する。
・地区公民館の耐震化工事を計画的に行う。
・福光福祉会館周辺施設の再編を検討していく。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・各種生涯学習講座は引き続き実施するが、講座内容がマンネリ化しないように、受講者以外のニーズも把握し、企画していく。
・今後は社会教育施設の統廃合の検討・計画を進め、耐震化、大規模改修を計画的に実施していく。
・地区公民館の活動支援、維持管理交付金の交付をし、公民館や地域と連携した事業を進めていく。
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−マネジメントシート3−
- 63 -
平成
27
総合 政策No. 2 4
施策の方針
計画
体
系 施策No. 2 4 3
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
施策統括課 生涯学習スポーツ課
課長名
施策
心豊かで創造的なまちづくり
生涯スポーツの推進
関係する計画
教育総務課
関係課名
目指すべき姿
月 29 日
月 日
施策マネジメントシート1
年度事後評価
工藤美紀子
・南砺市スポーツ推進計画(後期計画)
(計画策定年度 H24∼H28)
・誰もが生涯にわたりスポーツに親しみ、心身ともに健やかに暮らせる社会を目指します。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
市内に住む全ての人
単位
A 人口
人
B
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
・スポーツの楽しさを知り関心度が高まることにより、生涯にわたって目的・
能力に応じてスポーツを行ったり観ることができる。
A
86 スポーツを行っている市民の割合
%
B
87 総合型地域スポーツクラブ加入率
%
単位
C
D
E
F
・スポーツを行っている市民の割合については、市民に対する市民意識調査の方法により把握できる。
・総合型地域スポーツクラブ加入率は、市民の中にどれだけスポーツすることに関心があるかを把握できる。
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
A:市民意識調査の実施
設問:日頃からスポーツ・運動(体操、散歩含む)に取り組んでいるか。 選択技:行っている 、行っていない
設問:取り組んでいる方は、その頻度はどのくらいか。 選択技:ほぼ毎日、週2∼3回、週1回、月2∼3回、それ以外
設問:取り組んでいる方は、スポーツ・運動する理由。 選択技:健康維持・体力増進、ストレス解消・気分転換、運動
不足、心身の鍛練、能力向上、親睦、肥満解消、その他
設問:取り組んでいない方は、スポーツ・運動しない理由。 選択技:仕事が忙しく時間がない、体が弱い、体力に自
信がない、身近に施設がない、仲間がいない、指導者がいない、お金がかかる、運動が苦手、他にやりたいこ
とがある、特に理由はない、その他
B:総合型地域スポーツクラブへの加入数実績値は、単位クラブからの加入報告書で把握
(H28.3月加入者数/H28.3月人口の比率)
2 指標等の推移
指標名
単位
A
人
対象指標 B
C
A
B
C
成果指標
D
E
F
%
%
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
58,266
データなし
14.4
22年度
56,150
23.0
16.8
23年度
24年度
55,561
41.0
17.0
54,832
40.6
17.4
25年度
54,210
42.2
18.3
26年度
53,582
39.9
17.6
27年度
28年度
50,958
52,945
50,143
44.0
29.0
43.2
17.5
17.8
19.4
45.0
30.0
17.6
18.0
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- 64 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
生涯スポーツの推進
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
住民<スポーツ>スポーツに関心を持ち、意欲的に取り組む。
事業所:<スポーツ>地域で行われるスポーツ活動に協力する。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
地域:<スポーツ>仲間づくりを図り底辺を拡大する。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
市:スポーツの場や情報の提供。スポーツの推進に係る職員の研鑽を図る。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・平成18年度に教育基本法が改正され、社会教育に加え、生涯学習の理念が追加された。平成22年度、国のスポーツ立国戦略が打ち出
され、地域型スポーツクラブの役割が高まった。少子高齢化の進展にあわせて高齢者に合わせた多様なスポーツ(ペタンク、パークゴルフ等)
が普及してきている。また、全国的に子どもの運動習慣の二極化が進んでいる。
子どもの数が減っているが、情緒不安定な子どもは若干であるが増えている。
また、地域内での友達づくりが難しくなっている。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・住民から「親子運動・遊びの継続実施」といった意見や要望が寄せられている。
・住民から「社会体育施設の改修や備品の更新」の要望がある。
・住民から「気軽に参加できるスポーツ事業の展開や多様な教室の開催」の要望がある
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
② 近隣他市町との比較
□
□
□
□
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など) *上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・スポーツを行っている人口の割合の実績は、目標値を超えている。当 ・総合型地域スポーツクラブの加入者数は10,000人を超え高い水
準であり、スポーツを行う市民が多いと思われる。
初、目標値のとらえ方には、軽スポーツ(ジョギング等)を含んでいな
かったことと思われる。
・スポーツクラブによるスポーツ教室等の開催により、スポーツに触れる
機会を得た市民は増えたと思われる。
5 施策の現状と課題
○社会体育施設の整備・充実
生涯スポーツに対するニーズが多様化していることから、利用者の利便性の向上を図るため、社会体育施設の計画的な改修を行う必要があ
る。
また、社会体育施設及び学校体育施設の管理・運営については、指定管理者制度による効率性が今以上に求められている。
○スポーツの推進
本市体育協会加盟団体から全国大会等へ多数の選手を輩出している。今後とも、スポーツ指導者の育成を図り、競技力の向上に努める必
要がある。
また、市民にスポーツの楽しさを知ってもらうため、積極的に、気軽に参加できるスポーツ大会や教室を開催する必要がある。
○総合型地域スポーツクラブの育成
各地域で「総合型地域スポーツクラブ」が設立されているが、高齢化が進む地域の運営が厳しくなっている。当該クラブは、生涯スポーツの
推進に重要な役割を果たしていることから、自立した運営ができるよう支援する必要がある。
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−マネジメントシート2−
- 65 -
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
社会体育施設の整備・充実
施策マネジメントシート3
生涯スポーツの推進
主な事業
社会体育施設(体育館、プール等)の計画的な改修
体育施設の効果的な管理体制の確 指定管理者制度による効率的な運営と強化
立
学校体育施設の利活用
学校体育施設(小中学校体育館、グラウンド)開放の推進
各種スポーツ大会・教室の開催
スポーツ活動への支援
・「なんと元気っ子教室」の推進、 ・スポーツ指導者や団体の育成・強化、
・市民体育大会や全国大会等の開催
各競技団体の活動、競技力向上支援
総合型地域スポーツクラブの育成
総合型地域スポーツクラブの育成と自立に向けた支援
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【スポーツを行っている市民の割合】
・現状では、約4人に1人であるが、約3人に設定した。
【総合型地域スポーツクラブ加入率】
・高齢化の進行と加入・脱会率を勘案し目標を設定した。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
◎
A 86 スポーツを行っている市民の割合
・指標の把握方法の調整をおこなった。(市民意識調査で「スポーツ・運動を
◎
B 87 総合型地域スポーツクラブ加入率
行っている人」に、(体操、散歩を含む)を加えたところ割合が増加した。
C
・クラブ加入率は、人口の減少による増減がある。
D
(加入数が減であっても、人口減が大きいと加入率が増える現象がある。)
E
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・市内に8つある総合型地域スポーツクラブでは、住民のスポーツニーズを把握しながら、子どもから高齢者まで幅広い層を対象としたスポー
ツ教室やイベント等を実施し、会員の増加、地域スポーツの振興を図る。
・総合型地域スポーツクラブ連絡協議会は、クラブ間の連絡・調整を図るとともにクラブ事業、指導者育成事業等の推進に努めている。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
加入率は毎年増加傾向であるが、さらなる加入推進を図っていく必要がある。
また、旧村部のスポーツクラブは自主運営が困難な状況であることから、統合や相互利用等による運営の強化策を検討する必要がある。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・市体育団体、スポーツクラブに補助を行うとともに、スポーツに関心のある参加者を増やしていく。
・市内で全国大会レベルの大会を開催し、観戦機会を増やすことにより、市民のスポーツへの関心を高め、競技力の向上につなげる。
・社会体育館耐震補強等改修工事を行い安全安心な場所を提供する。
② 平成28年度に向けた施策の課題・方向性
・市民が気軽に参加できるニュースポーツ等を積極的に実施し、スポーツに対する関心度を高めることにより、クラブ加入率や参加人数が増え
ると考える。
・講習会を開催し、スポーツ指導者のレベルを向上させる。
・老朽化した社会体育施設は計画的に大規模改修を行い、施設の長寿命化を図る。緊急に修繕が必要なものについては適宜計画を見直し
改修を行う。
ver.02.50
- 66 -
−マネジメントシート3−
平成
27
総合 政策No. 2 4
計画
体系
施策マネジメントシート1
年度事後評価
施策の方針
施策No. 2 4 4
施策
心豊かで創造的なまちづくり
施策統括課
芸術文化活動の振興
生涯学習スポーツ課(井波総合文化センター、福野文化創
造センター) 、福光美術館
関係課名
目指すべき姿
関係する計画
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
文化・世界遺産課
課長名
月 29 日
月 日
此尾治和
南砺市文化芸術振興基本計画
TOGA国際芸術村構想
市民一人ひとりが多様な芸術文化活動に自発的に参加し、創造の喜びにひたることができる環境づくりを進めます。
□
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
市民
単位
人
A 人口
B
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
誰もが多様な芸術文化活動に自発的に参加し、創造の喜びにひたること
ができる
A
89 市美術展応募作品数
B
90 文化ホール等利用者数
千人
C
91 福光美術館入場者数
千人
D
88 積極的に文化活動を行っている市民の割合
単位
点
%
E
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
A:多くの参加を得るため
B:文化活動の量
C:福光美術館の推移
D:市民意識
A:市美術展応募作品数実績
B:井波総合文化センター、福野文化創造センターの貸し館利用者数
C:福光美術館の利用者数・入場者数記録
D:市民意識調査 「問45 あなたは、積極的に文化活動を行なっていますか」に、1.はい と答えた人の割合
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
対象指標 B
実績値
見込み値
C
実績値
成り行き値
目標値
A 点
実績値
成り行き値
目標値
B 千人
実績値
成り行き値
目標値
C 千人
実績値
成果指標
成り行き値
目標値
D %
実績値
成り行き値
目標値
E
実績値
成り行き値
目標値
F
実績値
A
人
19年度
58,266
338.0
159.2
14.1
22年度
56,150
321.0
108.8
15.0
14.9
23年度
24年度
55,561
309.0
116.0
20.0
15.8
54,832
323.0
129.4
14.6
13.6
25年度
54,210
327.0
111.0
17.6
14.7
26年度
53,582
313.0
108.9
8.2
13.7
27年度
28年度
50,958
52,945
50,143
290.0
325.0
336.0
95.0
110.0
102.4
20.0
20.0
17.7
11.0
14.0
16.2
285.0
340.0
95.0
110.0
20.0
18.0
10.0
16.0
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 67 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
芸術文化活動の振興
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
住民:多様な芸術文化活動に自発的に参加する
事業所:地域で行う芸術文化活動に協力する
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
地域:芸術文化活動に協力する
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
市:市民への芸術文化活動意識の啓発。利用者増への取り組み(市民のニーズに応じた美術展、演劇祭等の開催)
県、国:市が行う芸術文化活動を支援する。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
少子高齢化社会により、文化施設等で芸術文化活動を行っている人の割合は、高齢者が多くを占めている。今後も、高齢者の利用が多いと
見込まれる。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
議会から美術館入場者数の増加を図れとの意見がある。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
文化センターの利用者は若干減っているため目標値には達していな
い。背景に少子高齢化と利用料負担の増額(減免撤廃)があると思わ
れる。反面、福光美術館常設展示室の増築により入館者数が増加し、
芸術文化活動について成果は向上したと考えられる。
全体的には横ばい状態である。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
芸術文化施設が市内に複数あり、近隣他市(砺波市、高岡市)に比べ
て芸術文化活動に触れやすい環境にある。そのため、近隣他市町に
比べて高い水準にあると考える。
5 施策の現状と課題
○魅力ある芸術文化事業の推進
南砺市には、利賀フェスティバル、スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド、いなみ国際木彫刻キャンプなどの優れた国際芸術文化事業があり、市民は
自由に参加できます。また、五箇山の伝統ある祭りや各地域の多彩な祭りがあり、それぞれにもつ魅力の創出と地域コミュニティを形成していま
す。
市民生活のうるおいを高めるためには、今後とも芸術文化事業を支援していく必要があります。
○市民の芸術文化活動の支援
豊かな人間形成やうるおいある生活の実現を目指すため、市民の自発的な芸術文化活動に対して、活動の場や発表機会の充実、各種芸術
文化活動団体への支援、指導者の育成などを進める必要があります。
特に、次代を担う子どもたちが芸術文化に親しむことが大切であることから、文化ホール・美術館などの事業を充実するとともに、活動への参
加を促すよう働きかけていく必要があります。
○芸術文化施設の整備
各文化ホール、舞台芸術施設の老朽化による修理、整備の検討を始める必要があります。
ver.02.50
- 68 -
−マネジメントシート2−
平成
27
施策マネジメントシート3
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
「文化芸術振興プラン」の推進
芸術文化活動の振興
主な事業
・「南砺市文化芸術振興基本計画」の策定
・「TOGA国際芸術村構想」の推進
・スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド、SCOTの演劇活動への支援
・南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ2015の開催
芸術文化活動への支援
・芸術文化活動の交流促進による、質的向上や規模の拡大
・美術展開催による、芸術文化に親しむ機会の拡充
・市民が多彩な芸術活動に親しむ機会の拡充
・芸術文化団体の活動支援による組織の強化
・国際舞台芸術活動への支援
・芸術文化活動を担う人材の育成
文化ホール・美術館など事業の充実 ・文化ホールや美術館の主催事業や企画展などの充実
芸術文化施設の整備
・美術館などの施設整備による展示や収蔵機能の拡充
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【市美術展応募作品数】人口減に伴う応募作品数の減少が見込まれるなかで、啓発活動による新たな出品者の増加に努めるとともに、次代を
担う児童・生徒の作品を併設展示するなどの工夫によって関心を高め、将来の出品意欲増大に期待することとし、目標値を340点としました。
【文化ホール等利用者数】景気後退、利用料の減免率低下から利用者数が減少傾向にありますが、市民のニーズを的確に把握し、各ホール
の特徴を生かした魅力的事業を展開していくことにより、現状値を維持する目標を設定しました。
【美術館入場者数】魅力的な企画展の開催により新たな客層の開拓を図ることとし、目標値を18,000人にしました。
【積極的に文化活動を行っている市民の割合】高齢化・多様化に即応し、市民の目指すべき的確な方向性にもとづく文化活動を推進し、参加
率の向上につなげることにより、目標値を16%に設定しました。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
達成状況
成果指標名
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
○
A 市美術展応募作品数
A:市民に気軽に出品・展覧していただけるよう、広報活動を活発に展開するこ
△
B 文化ホール等利用者数
とができなかった。
△
C 美術館入場者数
BCD:使用料支出による団体利用の減少。公民館や自主団体施設利用への
◎
D 積極的に文化活動を行っている市民の割合
回帰。貸し館の利用者数が減っている。減免50%により利用団体が無料の公
E
民館などの利用へ推移か。利用市民人口減。
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
A:底辺の拡大。子どもと一緒に参加する「アートで遊ぼう」の企画。第4回和紙アートコンクールを実施し59名が参加した。市展に和紙アート
コンクールのコーナーを設け入賞作品を展示した。
BCD:平成24年の文化芸術創造都市を考える会の意見書を受け、文化芸術振興プランの作成に向け富山大学文化芸術学部と連携し、26
年度には、フォーラムや各文化関係団体から意見など聞き調査を行い、平成27年度に文化芸術振興基本計画を策定した。
今後に向けて、美術館改修工事を行った。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
A:実行委員会と事務局が力を合わせ、身近に感じるより充実した市美展にすることが重要である。市民に気軽に出品・展覧していただけるよ
う、広報活動を活発に展開することが必要である。
BCD:観光・企画・国際交流、ホール、指定管理の問題など各所属での根回し不足。表彰された全国の文化芸術創造都市に習い、産業の振
興や地域の活性化に繋がる文化芸術振興実施計画の策定に向け、市民への啓発事業を展開する計画を練る。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
A:今年度には、南砺市美術連合が設立された。市展実行委員会を連合に委託出来るよう取り組みたい。
BCD:南砺市文化芸術振興実施計画策定に向け、今年度はワーキングーグループを立上げ意見集約を行い、計画の作成に向けて取り組み
たい。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
A:市展出品作品の出品料は徴収していないが、今後運営していく上で、有料化とすることも検討しなければならない。市展会場については、福光美術館増築
により、かねてより市民からの要望が高かった一カ所開催を試み、観覧者から大変好評を得た。これからもマンネリ化しないよう一カ所開催での工夫を要すると
ともに、南砺市美術連合が設立されたのを機に、市展実行委員を連合に委託できるよう取り組みたい。 BCD:芸術文化活動については、市補助金が削減され
る中、民間企業等の助成金利用や寄付行為の活用も視野に入れて、財源の確保を団体に促し、行政に頼らずとも団体独自で事業を取り組めるよう、内容を工
夫する等の策を講じる必要がある。創造都市については、市内に古くから継承されている伝統文化と新しい創造的な文化が日常化され、地域振興が図られて
いるということが「文化芸術創造都市」として高く評価されていることを市民に再認識していただくために、平成27年度に策定した「文化芸術振興基本計画」に
基づき、市民参加型の実施計画策定を目指す。
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−マネジメントシート3−
- 69 -
平成
27
施策マネジメントシート1
年度事後評価
総合 政策No. 2 4
施策の方針
施策統括課
心豊かで創造的なまちづくり
計画
体系
施策No. 2 4 5
施策
作成日 平成 28 年 7
年 更新日 平成 施策統括
文化・世界遺産課
課長名
月 29 日
月 日
此尾治和
文化財の保存・活用と伝統文化の継承
関係する計画 世界遺産マスタープラン(H24策定)
関係課名
平行政センター、上平行政センター、利賀行政センター
目指すべき姿
多様な文化財や伝統文化が地域の宝として認識されるとともに、世代を超えて保存・継承されることを目指します
□
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
重点施策の有無
□
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
市民
A 国・県・市指定、登録文化財の数
件
B 南砺市人口
人
単位
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
・文化遺産を保存・活用し、後世に伝える
・地域の文化や伝統芸能に触れ、後世に伝える
A
92 コガヤ年間生産量
束
B
93 獅子舞継承団体数
団体
単位
C 94 埋蔵文化財センター入館者数
人
D
人
95 城端曳山会館入館者数
E
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
A:世界遺産合掌造り集落を筆頭に、五箇山の茅葺き建物を保存継承するために不可欠な材料であるコガヤを増産し、自給
率100%を目指す。
B:市内で最も広範に行われている伝統文化、獅子舞の継承団体数の変化により、伝統文化の継承状況について
把握する。
C・D:地域の埋蔵文化財・民俗文化財に触れ親しんだ人数として、両資料館の入館者数を把握する。
A:五箇山の茅場の生産者及び管理者から聞き取り調査を行う。
B:各地域の区長に獅子舞実施状況についての照会を行う。
C:埋蔵文化財センター入館者年間集計
D:城端曳山会館入館者数年間集計
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
対象指標 B 人
実績値
見込み値
C
実績値
成り行き値
目標値
A 束
実績値
成り行き値
目標値
B 団体
実績値
成り行き値
目標値
C 人
実績値
成果指標
成り行き値
目標値
D 人
実績値
成り行き値
目標値
E
実績値
成り行き値
目標値
F
実績値
A
件
19年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
28年度
239
239
239
239
239
241
58,266
56,150
55,561
54,832
54,210
53,582
243
243
50,958
52,945
10,000
12,000
12,500
12,000
12,000
12,000
12,000
12,000
5,000
104
104
104
104
104
104
104
104
104
677
490
697
639
317
1,500
1,590
2,000
1,759
9,136
7,486
6,883
6,355
6,032
※4,000
4,210
10,000
10,387
245
50,143
※耐震・改修工事で入館できない期間がある
※耐震・改修工事のため
- 70 -
27年度
−マネジメントシート1−
ver.02.50
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
文化財の保存・活用と伝統文化の継承
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
地域の文化遺産に関心を持ち、大切に保存・継承する。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
地域の文化遺産(文化財、伝統文化等)保存継承活動に積極的に参加する。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
文化遺産の保護、保存活動への助成、調査・研究とその成果に基づく指定、登録など
広報紙への記事掲載や企画展示を行うなど、市民に向けて文化遺産や伝統文化の情報発信を行う
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
人口減少・少子高齢化により、担い手の減少が進み、文化財の維持管理や伝統文化活動の継承に支障が生じる。
文化財には年数を経たものが多いので、経年劣化による文化遺産の破損、紛失の恐れが増大する。
県、市の財政状況悪化により、文化財保護への予算・補助金の維持が困難になる。また、補助要望件数が増加することで、個々の補助額が縮
小する。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・文化財を一堂に集積、保存、管理、展示するための施設整備
・指定文化財の新規指定による保護
・世界遺産の保存・活用への市、市民の一層の協力
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
国登録文化財への新規登録が2件行われた(じょうはな庵・旧大鋸屋小
学校体育館)。
コガヤの増産が順調に進み、当面の目標としていた12,000束を達成し
ている。また相倉集落の茅場が、「ふるさと文化財の森」設定を受けた。
埋蔵文化財センターの、展示・活用のための機能が充実した。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
指定文化財の件数が県内最多であり、国登録文化財建物の件数も近
隣市より多い。また、世界遺産である五箇山合掌集落の保存など、他
市と比べ、文化財に触れ合う機会の多い環境にある。
5 施策の現状と課題
○世界遺産の環境整備
世界遺産「五箇山合掌造り集落」では、後継者の不足や規制に伴う生活の不便さ、屋根葺材料となるコガヤの不足などが問題となっていま
す。地域住民とともに策定した世界遺産マスタープランに基づき、地域住民の主体性を重視しながら、住み続けやすい環境整備を進めていくと
ともに、市域全体で世界遺産への理解を深めていく必要があります。
○文化財保存・展示施設の整備
市内には歴史・民俗資料など、多数の文化財が残されていますが、市の収蔵施設が不十分であるため、市民などからの寄贈・寄託希望に十
分対応できていないのが現状です。
今後は収蔵施設の整備を検討し、文化財の収集、保存に努めるとともに、修理を支援していく必要があります。
○伝統芸能技術と歴史資料の保存・継承
市内には200を超える多くの指定文化財があり、保存や活用法の検討が必要となっています。また、民俗文化財を継承する集落では、後継
者不足が深刻な問題となっています。
長い歴史の中で守られてきた文化財は、市の歴史や文化を正しく理解するために大切なものであり、南砺市民共有の財産として保存するた
め、調査研究データの蓄積を進めるとともに、伝統芸能・伝統技術の保存継承を図る必要があります。
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−マネジメントシート2−
- 71 -
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
世界遺産等の環境整備
文化財の保存・活用と伝統文化の継承
施策マネジメントシート3
主な事業
・世界遺産マスタープランの策定
・世界遺産サポーターの確保
・茅の自給を目指した茅場の整備
文化財収蔵・展示施設の整備
・民俗資料館などの機能充実
・埋蔵文化財保管
・展示施設の整備
・文化財の活用や情報発進のための調査、研究、データの蓄積
伝統文化保存団体への支援
・伝統文化保存団体の活動支援と後継者の育成
・歴史資料や古文書の調査研究及び埋蔵文化財の調査と保存
伝統芸能技術・歴史的資料の保存・
・展示会やシンポジウム開催
継承
・地域文化の保存、継承による、郷土への理解と愛着の深化
民俗文化財の保存・継承
・地域の民俗文化財の保存、継承団体への活動支援
・民俗文化財の調査、収集及び展示等の活用
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【コガヤ年間生産量】
茅葺屋根の材料となるコガヤが不足していることから、茅場の造成計画を進めています。後期総合計画では市全体の目標値を12,000束に
設定しました。これ以上の増産には、茅場面積の増大に加え、刈取り等の人手確保、茅保管庫の増設などの課題があります。
【獅子舞保存団体数】
活動が減少傾向にありますが、伝統文化継承の重要性を周知し、目標値を現状維持に設定しました。
【埋蔵文化財センター入館者数】
新たな展示や体験学習の開催により、入館者増の2,000人に目標値を設定しました。
【城端曳山会館入館者数】
入館者が減少傾向にありますが、周知と祭観光との連携により、目標値を10,000人に設定しました。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
◎
A 92 コガヤ年間生産量
A:今後の増産には人員、カヤ保管場所の確保が課題である。
○
B 93 獅子舞継承団体数
B:団体数を維持することが目標であり、維持をすることはできた。
○
C 94 埋蔵文化財センター入館者数
C:改修工事が終了し、展示、活用が充実した。
○
D 95 城端曳山会館入館者数
D:改修工事中で入館できない期間があったが、目標値を達成できた。
E
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
地域の持つ多様な文化遺産は本市の歴史や文化を正しく理解するために不可欠なものである。これらが地域の宝として正しく認識されるとと
もに、保存・活用され、さらに世代を超えて大切に継承されることを目指す。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・合掌造り集落の保存には、家屋や施設等の継続的な保存・整備が欠かせないため、市では恒常的な支援を行っている。
・合掌集落住民から修復等の要望があるが、国・県・市とも予算が限られており全部には対応できていない。
・少子化の進む獅子舞継承団体では、従来男子に限っていたものを女子にも参加してもらうことで継承を行っている。
・埋蔵文化財センターで資料展示、体験学習等を実施し、活用機能の充実を図る。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・「世界遺産マスタープラン」に基づき五箇山景観条例の施行、五箇山景観計画の策定を進める。
・五箇山上平地域において、茅場の造成事業を進める。
・埋蔵文化財センターのさらなる活用と、城端曳山行事のユネスコ無形文化遺産にあわせた城端曳山会館の企画展示を行う。
・文化財の保存修理工事を実施する。また保存修理や保存活動への補助を行う。国登録有形文化財への手続きを行う(建造物2件)。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・「世界遺産マスタープラン」に基づき、世界遺産の計画的な環境整備を継続する。
・相倉・菅沼集落の「史跡保存活用計画」の策定に向けて準備を進める。
・ツーリストなど関係機関との連携強化をはかり、施設の魅力をより広くPRすることで入館者のリピーター増大を目指す。
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- 72 -
−マネジメントシート3−
平成
27
総 政策No. 2 5
合計
画体
系 施策No. 2 5
施策の方針
1
関係課名
目指すべき姿
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
農林課
課長名
施策マネジメントシート1
年度事後評価
いきいきとした活力あるまちづくり
施策
農業・農村の振興
エコビレッジ推進課、建設課、農業委員会事務局
施策統括課
月 31 日
月 日
芝井 広
・南砺農業振興地域整備計画(H24∼H28)
・南砺市農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想
関係する計画 ・南砺市田園環境プラン(H25∼H33)
・南砺市食育推進計画(H27∼31)
認定農業者や営農組織等担い手の育成確保、生産基盤の整備を進め、持続可能な地域農業を目指します。
農業者と地域住民が連携し、美しい農山村環境の保全に努め、都市住民や消費者との交流を進めます。
地産地消、農畜産物のブランド化を進め、食育の推進と消費の拡大を目指します。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
□
重点施策の有無
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
ア 農業生産者(認定農業者)
イ 農村環境(農地、景観等)
A 認定農業者数
単位
経営体
B 農地面積
ha
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
ア 効率的な営農による他産業並みの所得
イ 持続可能な農業、農村
A
96 地場産食材を意識して購入している家庭の割合
%
B
97 30a区画以上のほ場整備率
%
C
98 認定農業者数
D
99 担い手による経営面積割合
経営体
%
E 100 エコファーマー数
経営体
F 101 学校給食での地元産品使用割合
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
単位
%
B,C,D:他産業なみの所得水準であるかを把握するためには、専業農家の1生産者当たりの所得を把握する必要がある
が、数値を取得することができないため、効率的な営農体系を示す数値を成果指標とした。
A,E,F:持続可能な農業、農村の取組みは、生産面だけでなく販売面の取組みが、今後益々重要でありますので、地産地
消と安全安心面の数値を成果指標とした。
A:市民意識調査: 地場産食材を意識して購入していると回答した数/有効回答数
問48 あなたは、地場産の食材を意識して購入していますか。
1,意識して購入する 2,あまり意識をしていない 3,意識して購入したことがない 4,わからない
B:農政課資料: 一区画面積が30a以上のほ場整備済み面積/農用地面積
C:農政課資料: 市内の認定農業者の数
D:農政課資料: 認定農業者等の担い手の経営面積/農用地面積
E:富山県農業技術課資料: 市内のエコファーマーの数
F:農政課資料: 学校給食の県内産食材使用量/学校給食の食材使用量 (野菜、林産物)
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
対象指標 B ha
実績値
見込み値
C
実績値
成り行き値
目標値
A %
実績値
成り行き値
目標値
B %
実績値
成り行き値
経営
目標値
C
体
実績値
成果指標
成り行き値
目標値
D %
実績値
成り行き値
経営
目標値
E
体
実績値
成り行き値
目標値
F %
実績値
A
経営
体
19年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
138
147
142
144
143
157
7,058
6,919
6,919
6,919
6,919
6,919
データーなし
75.2
138
60.3
460
33.1
38.1
75.5
147
71.8
776
29.8
38.7
75.5
142
74.8
762
32.0
35.4
75.5
144
74.8
807
27.4
37.1
75.5
143
73.6
818
33.9
37.4
75.5
157
76.2
799
32.9
27年度
166
169
6,919
6,919
39.0
43.0
37.0
76.0
76.0
75.5
154
166
169
76.5
79.0
78.9
800
795
793
29.0
30.0
30.3
28年度
170
6,919
40.0
45.0
76.0
76.0
156
170
77.0
80.0
800
800
29.0
30.0
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 73 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
農業・農村の振興
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・住民:地域の農業・農地(環境)は地域で守るという意識の上で、生産面だけでなく地産地消等や付加価値を高めた販売面も視野に入れた取
組み。
・農協:農家への営農指導や連絡調整を行い、ニーズを反映した生産や販路開拓、後継者育成への取組み。
・土地改良区:土地改良施設の管理
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・地域:農業施設(水路、農道等)の地域共有資源の共同維持管理
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
国:食糧自給の確保と国土保全のための施策の予算化と実施
(経営所得安定対策、中山間地域等直接支払制度、多面的機能機能支払交付金、各種支援事業)
県:市町村、農業者、関係機関(農協等)への支援と指導
市:農業者、関係機関(農協等)への支援と指導(国・県・市の補助事業の窓口、国の政策等の説明・指導)
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
平成30年度より行政による米の数量目標配分の廃止が決定しているが、生産過剰による需給バランスが崩れる恐れがあり、需給情報の提供
だけでなく、新たな仕組みを構築し、安定した農業経営の継続が出来るよう対策を講ずることが必要である。
そのため、人・農地プランを策定、農地中間管理機構制度の活用を通じて、地域農業の担い手の育成確保や経営の効率化を図るため、担い
手への農地集積率が80%を超えるよう取り組んでいる。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
3の①のウ)行政の役割で述べた制度については、生産者からは概ね理解されて取組んでいる。
しかしながら、土地改良区からは、「生産基盤の用排水路等の老朽化が激しく、維持管理に支障が出ることが懸念される」、また、集落営農組
織からは「農業者の減少、及び農業に関わる地域住民の絶対数も減少していることから、集落機能の維持にも支障が懸念される」との意見があ
る。また、「農業所得を確保するため、生産者は複合経営のほか、直売所の運用など地産地消活動にも取組んでおり、この方面や6次産業化
への支援を求める」という要望が多くなっている。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
成果指標Aは、地場産食材の購入意識が停滞しており、微減した。
成果指標Bは、現状維持のままである。
成果指標C,Dは、集落営農組織の法人化により増加した。
成果指標Eは、微減したが、県内で最も進んだ取組みとなっている。
成果指標Fは、地場産食材の購入意識が停滞しており、微減した。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
支援の大半は国の制度の運用であり、また市農業の営農体系は主穀
作中心で、近隣他市と同様であることから大差はないと考える。
5 施策の現状と課題
○農業生産基盤と農業経営
豊かな水と整備された農地を基盤に、基幹作物である水稲を中心として野菜・果樹の園芸作物や畜産など、多岐にわたる農業が営まれてい
る。一方、米価の下落など農畜産物価格の低迷や農業従事者の高齢化、後継者不足が進行するとともに、用排水路をはじめとした農業施設
の老朽化や鳥獣被害など農業を取巻く環境は厳しさを増しています。
このため、水利施設など生産基盤施設の整備を進めるとともに、安全安心な農畜産物の生産に努めるなど、経営の効率化と農業所得の向上
を図る必要があります。また、担い手の育成確保や鳥獣被害対策などのほか、農政の変化にも的確に対応する持続可能な地域農業に取り組
む必要があります。
○農村環境と都市との交流
地域の共同作業により合掌造り集落や散居村に広がる美しい田園は維持されています。近年、農業農村の持つ豊かな自然、伝承文化等の
多面的機能も改めて評価されており、特色ある農業生産の場として棚田、そば、赤かぶオーナー制度や地域と大学の連携など消費者の農業
体験を通して農村の良さを実感してもらうなど、都市と農村の交流を展開しています。
今後は、この美しい農村環境の保全に努めるとともに、長期滞在型メニューの展開や地域住民が主体的に取り組むことができる体制強化、環
境整備などを推進し、都市住民等に農業農村が持つ多面的機能への理解を更に深めてもらう必要があります。
○農畜産物のブランド化と地産地消
食の安全や消費者ニーズの多様化などから農畜産物に対する関心が高まっています。特に、地産地消の取り組みは、直売所や学校給食へ
の食材供給にみられるように、多様な形態で実施されています。
今後は、競争力のあるブランド化や六次産業化に取り組み、販路や消費の拡大を図るとともに、引き続き元気な子どもの育成や健康な暮らし
を目指す食育の推進と生産者の顔が見える安全安心な農畜産物の地元での販売強化に取り組み、地産地消の推進を図る必要があります。
ver.02.50
- 74 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
農業生産基盤の整備
農業経営基盤の強化
農村環境の保全整備
都市と農村の交流
農畜産物の生産振興
食育・地産地消の推進
内水面漁業の振興
施策マネジメントシート3
農業・農村の振興
主な事業
・ほ場整備や用排水路などの生産基盤の整備
・優良農地の保全
・認定農業者の規模拡大や集落営農の組織化等、担い手の育成確保
・消費者ニーズに対応した安全安心で魅力的な農畜産物の安定供給
・低コスト・省力化などの技術の普及や鳥獣被害対策
・水源の涵養、自然環境の保全など、農地の多面的機能の保持
・住民や組織の協力による環境保全を重視した農業の推進
・バイオマスの利活用の推進
・農村文化の継承など、誇りと愛着の持てる地域づくりの推進
・都市と農山村交流を図るためのグリーンツーリズムの推進
・中山間地域を中心とした各種オーナー制度なその活用
・団塊の世代など、定年帰農の受け皿づくりと定住化の推進
・地域特産物の生産性の向上
・新たな特産物の開発やブランド化などによる産地育成の推進
・健全な食生活の実践を図るための食育の推進
・安全で安心な地産地消の拡大
・中小河川の汚濁などの監視活動と河川環境の保全啓発
・漁協等との協調による淡水魚類の放流
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
(地場産食材を意識して購入している家庭の割合):食の安全や地産地消の取組みに対する関心が高まっており、生産者の顔が見える安全安
心な地元農畜産物の販売強化に取り組むことで消費者の意識の高揚が期待できることから、目標値を45%に設定
(30a区画以上のほ場整備率):山間地以外の農振農用地は、ほぼ30a区画となっており、今後大区画の整備を行う地域は少なく、農業施設の
維持修繕が主体となることから、目標値を微増の76%に設定
(認定農業者):集落営農組織の法人化への支援、中間管理機構の積極的な活用、法人化後の税制措置など、法人化した認定農業者への支
援メニューが多くあり、経営の安定が図られることから目標値を170経営体に設定
(担い手による経営面積割合):認定農業者の増加と規模拡大が見込め利用権設定面積の増加が予想されることから、目標値を80%に設定
(エコファーマー数):消費者からは食の安全安心が求められ、国も環境にやさしい農業を推進しており、エコファーマーへの取組みは増加する
と見込まれるが、法人化等により数値は集約されることから、目標値を800経営体に設定
(学校給食での地元産品割合):冬季の野菜出荷に難点があるなど使用量は現状値が妥当と思われるが、努力目標として微増の30%に設定
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
×
A:安価を求める経済観念が主流にあることが要因と思われる
A 96 地場産食材を意識して購入している家庭の割合
△
B:換地が完了すれば
B 97 30a区画以上のほ場整備率
○
C:効率的な経営に向かっているが、法人化等で数の集約が進んでいる
C 98 認定農業者数
△
D:県内トップクラスの集積率で、効率化意識が高い。一時的な微減である。
D 99 担い手による経営面積割合
△
E:農業経営の法人化により年度別目標未達成
E 100 エコファーマーの確保数
◎
F:学校と直売所等の連携強化による
F 101 学校給食での地元産品使用割合
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
農業・農村の振興は、生産基盤と経営基盤の両輪が整備されることによって意欲ある農業者が育成され、持続可能な地域農業が達成されるこ
とから、大区画ほ場整備、用排水路の改修などの生産基盤の整備、そして経営の効率化を高めるため、人・農地プランの策定など担い手への
農地の集積を進め、生産技術の高位平準化に努め、安定した収量・収入に繋げ、各種の制度支援もフルに受けながら経営基盤を強化する。
② 平成27年度の施策の現状と課題 (目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・生産基盤の整備は、受益者負担が伴うことから計画的な事業進捗に努めており、目標値は達成できるが、総体的な農業施設(水路や農道
等)の老朽化に対応しきれていないことから、引き続き国予算の確保を要請している。
・農業経営の面では、経営所得安定対策の実施により、経営の安定化がみられるが、国の政策が不安定であること、また農畜産物の価格の
低迷や農業従事者の高齢化、後継者不足が懸念されており、農政の変化にも対応する持続可能な地域農業に取り組む必要がある。
・生産者自身も農産物を作るだけでなく、法人化によってどのように販売するかまでを考えた経営を行う必要がある。法人化は進んでいるもの
の、これまで以上に効率的な経営が求められている。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
人・農地プランの見直し、農地中間管理事業の活用など、認定農業者等の担い手の育成確保、生産基盤の整備を進め、美しい農山村環境
の保全にも努め、担い手への農地集積・集約化による効率的な農業経営を進める。また、都市住民や消費者との交流を進めると伴に地産地
消とブランド化による消費の拡大を引き続き展開する。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・平成30年度より行政による米の数量目標配分の廃止が決定しているが、生産過剰による需給バランスが崩れる恐れがあり、需給情報の提供
だけでなく、新たな仕組みを構築し、安定した農業経営の継続が出来るよう対策を講ずることが必要である。
・生産基盤の整備に関しては、老朽化した水路や農道等の維持管理を行う。 ・なるべく経費のかからない農業生産、面的規模拡大等経営規
模の拡大支援を行う(規模に応じた補助の活用)。 ・安全安心な環境にやさしい減農薬減化学肥料栽培による農産物を生産し、販路拡大を
図る。・生産者が多品目生産、6次産業化、農閑期に他の作物の作付に取り組むよう推進する。
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−マネジメントシート3−
- 75 -
平成
施策の方針
総合 政策No. 2 5
計画
体系
施策No. 2 5 2
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
農林課
課長名
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
生き生きとした活力あるまちづくり
施策
施策統括課
月 31 日
月 日
芝井 広
森林・林業の振興
関係する計画 南砺市森林整備計画(南砺市森づくりプラン)
関係課名
エコビレッジ推進課、建設課
目指すべき姿
効率的・計画的な森林整備によつて、 林業の担い手の育成や森林の保全を進めるとともに、林業の健全な経営基盤を確立します
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
□
□
重点施策の有無
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
・森林
・林業担い手
A 民有林面積
ha
B 林業担い手
人
単位
C
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
・林業生基盤の整備の整備促進
・森林の整備推進
・林業担い手の育成確保
単位
m/
ha
A 102 路網密度
B 103 間伐面積
ha
C 104 素材生産量(針葉樹)
m3
D 105 林業担い手
人
E 106 集約化団地数
団地
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
A:効率的な森林施業を行うためには路網の整備が不可欠であり、路網密度を指標とする。
B:森林の整備で緊急の課題となっているのは間伐である、間伐面積を指標とする。
C:間伐等による素材の生産は林業の本質であり、素材生産量を指標とする。
D:上記指標が増加することにより、林業担い手の安定雇用が読み取れる指標とする。
E:国の施策として、集約化による効率的な森林施業が求められているため指標とする。
A:富山県林業統計書、建設課資料 (林道延長+作業道延長)/民有林面積
B・C・D・E:西部森林組合資料
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
A
ha
対象指標 B
人
C
A
B
m/
ha
ha
C m3
成果指標
D
人
E 団地
F
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
42,973
43,157
43,304
43,304
43,304
43,326
43,383
141
173
177
220
220
180
185
15.0
360
3,500
141
6
16.3
212
7,507
173
19
17.0
364
8,754
177
27
17,3
185
13,626
220
37
17.9
291
10,060
115
24
19.0
205
11,892
180
13
19.2
19.7
19.4
397
362
213
14,131
14,131
15,275
220
220
188
54
54
18
28年度
19.7
19.7
420
420
14,300
14,300
220
220
60
60
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- 76 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
森林・林業の振興
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
集約化への同意と境界確認
自分の山に関心を持つ
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
森林施業の集約化を目指して、関係者の組織づくり
地域で里山の整備(境界保全、除伐、歩道の草刈りなど)に取り組む
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
林道、作業道の開設など路網整備の実施
集約化への支援
効率的な森林施業のための高性能林業機械等の整備支援
人工林の主伐時期を迎えており、伐採計画を定め、その後の造林も含めて適正な実施方針を定める。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
森林・林業再生プランに基づく各種施策により、着実に間伐面積や路網整備、集約化による効率的な森林施業が進められる。
一方、山間部においては過疎化などにより、集約化が難しくなる。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
森林の継続的な維持管理に向け、協会明確化事業の推進を図るよう要望が寄せられている。
主伐、間伐についての売り払い手続きのルール化が求められている。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
緊急対策関係事業の減少による従事者の減少
団地の大型化による団地数の減少
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
森林整備は県の西部6市を管轄する西部森林組合が、山林所有者の
要望や同意を得て行う事業がほとんどでありまた、各自治体によって
森林面積は大きく違うため事業量には差があるが、水準に大差はない
と考える。
5 施策の現状と課題
○林業生産基盤
森林の持つ機能は、木材の生産のみならず、水源の涵養や国土の保全、地球温暖化の防止、健康や教育的な利用など多岐にわたっていま
す。市の8割を占める広大な森林には、これらの多面的機能の発揮が求められており、林業を中心とする総合的な地域森林施業の確保や計
画的な育林、山村地域の生活環境の条件整備などを進めていく必要があります。
○林業経営基盤
森林組合育成支援事業や林業カレッジなど、林業の担い手の育成に努めていますが、今後は、高性能林業機械の導入や、集約化による効
率的な森林施業などによる経営基盤の強化、更なる担い手の育成・確保、市産材活用の促進を図る必要があります。
○特用林産物
市産材を活用した木工品や木材製品の生産、山菜や茸類の生産加工販売について、今後ともブランド化と付加価値を高めていく必要があり
ます。
○森林整備
人工林の主伐時期を迎えており、伐採計画を定め、その後の造林も含めて適正な実施方針を定める必要がある。
森林整備計画に基づき、計画的かつ総合的に植林や育林、間伐などを推進し、森林の状態や立地条件に応じた森づくりを行うため、地域や
市民全体で支える新たな体制が求められています。
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−マネジメントシート2−
- 77 -
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
林業生産基盤の整備
林業経営基盤の強化
特用林産物の生産振興
森林整備の推進
施策マネジメントシート3
森林・林業の振興
主な事業
・林道・作業道の開設や改良整備の推進
・山村の定住促進のための生活環境整備
・担い手となる人材や事業体の育成強化
・森林施業の集約化・機械化による効率的な経営基盤の確立
・不可価値の高い木材製品の普及
・山菜や茸類の生産加工促進
・森林の多面的機能の保持 ・
境界の明確化などによる、計画的な森林整備と保育の推進
・人工林の主伐時期を迎えており、伐採計画を定め、その後の造林も含めて適正な実施方針を定める。
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
( 路網密度)
間伐や素材生産の基盤となる路網を年間24、000m整備するこで、目標値を19.7m/haに設定した。
(間伐面積)
集約化を進め間伐面積を二倍に増やすこで、目標値を420haに設定した 。
(素材生産量 )
目標間伐面積70%を搬出し、ヘクタール当たり34m3として算出することで、目標値を14,300m3設定した。
(林業担い手)
高性能林業機械の導入等により省力化・低コスト化を図る一方で事業量の拡大により、目標値を24年度実績値として設定した。
(集約化団地数)
効率的な森林施業を行うため、今後、集約化が見込まれる地域を想定し、目標値を60団地に設定した。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27施策の成果指標の達成状況の要因
△
A 102 路網密度
A:林道等整備の財源確保が難しく、年度目標が達成できなかった。
△
B 103 間伐面積
B:森林整備の財源確保が難しいため。
◎
C 104 素材生産量(針葉樹)
C:林業高性能機械導入により増加している。
△
D 105 林業担い手
E:冬期に仕事が少ないなど、計画的に担い手が確保できない。
△
E 106 集約団地数
F:1団地の面積の大型化と地域への啓発不足により増加しない。
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・国では平成21年「森林・林業再生プラン」が作成され、「10年後の木材自給率50%以上」の実現に向けた施策が掲げられ、また富山県に
おいても「森林整備・林業再生基金」の創設や森づくりプラン(後期計画)が始まることから、市としても地域資源の有効活用と木材利用の拡
大、路網整備、間伐の利用促進、林業担い手の充実、施業の集約化による効率的な森林施業の推進に取り組んでいく。 ・
富山県の水と緑の森づくり事業が平成28年までの5カ年延長となりカシノナガキクイムシ被害対策や里山林の整備に取り組んでいく。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・魅力ある林業の構築にあたっては施業集約化、作業道路網の支援、高性能林業機械の導入の支援を現状の事業費での取組を進めていく
上で、森林組合の人材や組織強化が必要である。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・人工林の多くが主伐期を迎えており、新たな木材需要の創出や安定的供給体制の確立を進める。
・新たな木材需要の1つとして未利用材を利用した木質バイオマス発電を進める。
・持続可能な森林経営を目指し、森林経営計画の策定を進める。
・森林整備や施業集約化に不可欠な森林境界の明確化のための調査、測量の支援をすすめる。
・カシノナガキクイムシ被害対策や里山林の整備すすめミズナラやブナ等の実のなる木の植栽し公益的機能の確保や景観保全を図ります。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・地域住民との協働によ地域や生活に密着した里山の再生、里山地区の活性化と自立を支援する。
・竹林が侵入した森林の整備や人工林、広葉樹との混合林整備を進める。
・林業生産コストを低減するため、地域の骨格となる林道整備、大型トラックが通行できる林業専用道整備をおこないます。
・間伐の利用拡大、施業の集約化を進め、間伐材の搬出を促進する。
- 78 -
−マネジメントシート3−
平成
27
総合 政策No. 2 5
計画
体系
施策の方針
施策No. 2 5 3
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
施策統括課 商工課
課長名
・商店街レシートでサポート事業
・空き店舗対策事業
関係する計画
・過疎地域自立活性化推進事業
・買物弱者対策支援モデル事業
施策
いきいきとした活力あるまちづくり
商業の振興
商工課
関係課名
目指すべき姿
月 29 日
月 日
施策マネジメントシート1
年度事後評価
岩佐 崇
地域の特徴を活かした商店街の賑わい創出や、伝統産業の活性化を進めます。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
□
□
重点施策の有無
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
ア.市内の商業状況
イ 伝統産業活性化
A 南砺市の生産年齢人口
単位
人
B
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
ア 商業の活性化
イ 伝統産業の育成
A 107 市内商業事業所数
社
B 108 商業従業員数
人
単位
C 109 商業年間販売額
百万円
D 110 伝統産業事業所数
事業所
E 111 伝統産業従業員数
人
F 112 伝統産業年間販売額
百万円
G 113 市内で買い物をする市民の割合
%
商業の活性化を推進するためには、事業所数・従業員数・販売額の増加が不可欠である
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
A:商業統計(5年毎)により市内の商業従事者(事業所)の数を把握
B:商業統計(5年毎)により市内の商業従事員の数を把握
C:商業統計(5年毎)により市内の商業の年間販売額を把握
D:伝統産業彫刻組合・和紙組合を通じ実態把握
E:伝統産業彫刻組合・和紙組合を通じ実態把握
F:伝統産業彫刻組合・和紙組合を通じ実態把握
G:市民意識調査 「問49 あなたが買い物をする主な行き先はどこですか。・・・」 に 南砺市内で買い物をする と答えた方
の割合
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
見込み値
実績値
対象指標
見込み値
B 人
実績値
成り行き値
目標値
A 社
実績値
成り行き値
目標値
B 人
実績値
成り行き値
百万
目標値
C
円
実績値
成り行き値
事業
目標値
成果指標 D
所
実績値
成り行き値
目標値
E 人
実績値
成り行き値
百万
目標値
F
円
実績値
成り行き値
目標値
G %
実績値
A
21年度
人
22年度
32,330
960
データなし
23年度
24年度
32,014
31,301
25年度
30,998
26年度
29,989
27年度
30,000
29,129
28年度
30,000
828
データなし
676
900
データなし
900
データなし
データなし
データなし
3,394
データなし
2,721
3,500
データなし
3,500
3,656
データなし
データなし
50,136
データなし
46,767
46,000
データなし
46,000
52,016
118
119
123
124
121
120
120
120
データなし
185
188
162
189
220
190
228
190
データなし
878
679
664
700
676.0
43.5
42.3
36.2
700
679
データなし
データなし
データなし
42.3
36.6
36.6
33.5
35.6
43.8
42.3
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 79 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
商業の振興
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
住民:南砺市内での消費活動
事業所:低価格だけでなく、付加価値を高め魅力ある販売事業の展開
伝統産業の時代のニーズに合わせた商品開発・販路開拓並びに後継者育成
南砺市中小企業・小規模事業者振興基本条例の理解と地域内の資金の循環(エコノミックガーデニング)への理解。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
地域:高齢化社会に対応した地元商店街の必要性の認識(買い物難民・高齢者対策)
伝統産業への理解
南砺市中小企業・小規模事業者振興基本条例の理解と地域内の資金の循環(エコノミックガーデニング)への理解。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
市:空き店舗対策事業補助金による、空き店舗改修補助や家賃補助、起業家育成支援補助金による新規起業への支援
後継者育成への支援・ビジネスマッチングへの支援
市・県・国:中心市街地活性化計画策定の支援・イベントによる賑わい創出への支援・後継者育成への支援
南砺市中小企業・小規模事業者振興基本条例の普及。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
大型店の進出や車社会に伴う、市内購買力の流出
高齢化社会の加速化による買物弱者の増加
伝統産業の生き残り(本物志向)
消費全体の下支えとなっている高齢者消費の推移
南砺市中小企業・小規模事業者振興基本条例の理解と地域内の資金の循環(エコノミックガーデニング)への理解。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
商店街の活性化・情報発信や特産(伝統産業)を生かした経済基盤の整ったまちづくり
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
② 近隣他市町との比較
□
□
□
□
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
伝統産業については、近年様々な販促事業を展開しているが、商業全 南砺市中小企業・小規模事業者振興基本条例の制定や、条例施行
体では判断材料がないため比較出来ない。
に伴う中小企業・小規模事業者への支援施策の拡充や新設により支
援内容は他市より進んでいる。
5 施策の現状と課題
○商業・サービス業
モータリゼーションの進展が、郊外の幹線道路沿線への大型店や専門店の進出を加速させたことにより、中心商店街では空き店舗が目立
ち、賑わいが失われつつあります。
今後は、個店や商店街が協力してイベント等による賑わい創出を図るとともに、買い物弱者対策や観光客への販売増加、地域住民や高齢者
に対する付加価値の高いサービスを提供することにより、販売額の増加につなげる振興策や起業家への育成支援策が求められています。
○中心市街地
中心市街地の賑わいづくりや空き店舗対策を進めています。 今後は、都市機能の集積促進、高齢者に配慮した街なか居住の促進等、都
市基盤の一体的な整備により、中心市街地の賑わい創出と商業の活性化を図る必要があります。
○伝統産業
地場産業である井波彫刻や五箇山和紙等は、国指定の伝統的工芸品であり、その歴史と伝統は魅力ある観光資源として多くの観光客を惹
きつけています。
今後は、伝統に裏打ちされた芸術文化として、時代のニーズに合った新商品の開発、地元での積極的な活用による新たな魅力の創出、全国
の文化財・社寺建築等の保存修理への伝統産業技術の展開、不足する後継者の育成などへの支援が求められています。また、海外等への
作品の売り込み等販路開拓と拡大を推進していきます。
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- 80 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
商業・サービス業の振興
中心市街地の賑わいの創出
伝統産業の振興
商業の振興
施策マネジメントシート3
主な事業
・魅力的な商店街の形成
・商店街や商盛会等の商業団体の組織強化
・起業家への育成支援
・買い物弱者(高齢者)対策への支援
・魅力あるまちづくりの推進
・高齢者に配慮した街なか居住の推進
・空き店舗対策の拡充
・市街への購買力流出防止対策への支援
・消費者ニーズにあった新商品の開発
・伝統産業と観光産業の連携強化
・販路拡大への支援
・後継者育成への支援
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【市内商業事業者数】 平成19年度の平成16年度に対する減少率は0.91であるが、新規参入を見込むことで、目標値を900社に設定し
た。
【商業従業員数】 平成19年度の平成16年度に対する減少率は0.89であるが、新規参入を見込むことで、目標値を3,500人に設定した。
【商業年間販売額】 平成19年度の平成16年度に対する減少率は0.79である。商業活性化施策や新規参入を見込むことで、目標値を4
6,000百万に設定した。
【伝統産業事業所数】 現状は井波彫刻115事業所、五箇山和紙3事業所であるが、井波彫刻については彫刻師が毎年年季明けとなるた
め、若干の増加が見込めることから、目標値を120事業所に設定した。
【伝統産業従事者数】 現状は井波彫刻166人、五箇山和紙19人であるが、井波彫刻については彫刻師が毎年年季明けとなるため、若干
の増加が見込めることから、目標値を190人に設定した。
【伝統産業年間販売数】 平成19年度の平成16年度に対する減少率は0.61であるが、景気はリーマンショック前の水準まで回復する兆し
があり、文化財等の修復が見込めることから、目標値を700百万に設定した。
【市内で買い物をする市民の割合】 様々な社会環境の変化も想定されるが、今後も市民が市内で買い物をすることを期待して、目標値を現
状維持として設定しました。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
−
A 107 市内商業事業者数
商業事業者数、従業員数、商業年間販売数は、商業統計の調査による数値で
−
B 108 商業従業員数
判断するため、平成26年度調査終了後となる。
−
C 109 商業年間販売額
また、伝統産業に関しては、継続してきた施策により事業所数や従事員数の指
◎
D 110 伝統産業事業所数
標値は年々改善して目標値には到達している。
◎
E 111 伝統産業従事員数
×
F 112 伝統産業年間販売数
×
G 113 市内で買い物をする市民の割合
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
空き店舗対策事業補助金による、空き店舗改修補助や家賃補助、起業化育成支援補助金による新規起業への支援、ビジネスマッチングへ
の支援、イベントによる賑わい創出への支援・伝統産業後継者育成への支援に継続して取り組む、また、南砺市中小企業・小規模事業者振
興基本条例の制定を期に、中小企業・小規模事業者への支援施策の拡充や新設により支援を展開していく。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
空き店舗対策事業補助は制度拡充の影響で空き店舗利用の事業者は増加傾向であり、継続して実施することで一層の効果を上げ、空き
店舗の減少に繋がっている。
なお、空き店舗対策に合わせ起業家支援事業の制度拡充をしたことから、市内一円での商業活性化の効果が期待できる。
また、商店街の各種イベントは、継続して実施する事でまちなかの賑わいを高める事となる。
伝統産業の後継者育成支援を継続することが新たな伝統工芸技能者を育て、技術・技法の継承が出来る。
さらに、伝統工芸品の販路を拡大するため、市が率先して国内外に情報を発信する機会の創出を支援する。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
現在、実施の施策を継続して行う事とする。
事務事業の効果を高めるために新たに補助金交付要綱を制定する等し、制度の拡充を図りたい。
国・県の補助メニューを有効に活用する。
「南砺幸せなまちづくり創生総合戦略」に掲げた事業を実施しする。
南砺市中小企業・小規模事業者振興基本条例の普及に努める。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
施策の効果を判定する指標数値の確認を行い、施策の効果を高めるため、事務事業の推進について工夫していく。
国・県の補助メニューを有効に活用する。
「南砺幸せなまちづくり創生総合戦略」に掲げた事業を展開していく。
南砺市中小企業・小規模事業者振興基本条例により、新規支援策、従来の支援策の拡充を実施する。
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平成
27
施策マネジメントシート1
年度事後評価
総合 政策No. 2 5
施策の方針
施策統括課
いきいきとした活力あるまちづくり
計画
体系
施策No. 2 5 4
施策
観光の振興
関係する計画
関係課名
目指すべき姿
地方創生推進課、商工課、生涯学習スポーツ課
作成日 平成 28 年 7
年 更新日 平成 施策統括
交流観光まちづくり課
課長名
月 29 日
月 日
船藤 統嗣
・南砺市交流観光まちづくりプラン
(H24策定 期間H25∼H34)
豊富な観光資源を活かして、国内外から多くの人々が訪れて滞在し、高い満足感を得ることができる観光を目指します。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
重点施策の有無
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
国内外からの観光旅行者
A 富山県内の観光者入り込み総数
単位
千人
B
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
市内に多く訪れて滞在し、高い満足感を得る
A 114 観光客入り込み数(歴年)
単位
万人
B 115 市内宿泊施設利用者数(歴年)
人
C 116 南砺里山博の体験プログラムに参加した市民の割合
%
D 117 観光ボランティアガイドが観光客を案内した回数
回
E
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
A:目指すべき姿の「国内以外から多くの人々が訪れて滞在し」に関して、訪れた人々の量を測るもの。
B:目指すべき姿の「国内以外から多くの人々が訪れて滞在し」に関して、滞在した人々の量を測るもの。
C:目指すべき姿の「豊富な観光資源を活かして」に関して、観光資源を発掘して磨き上げることを目的とする事業の成果を
測るもの。
D:目指すべき姿の「高い満足感を得ることができる」に関して、おもてなしなどの受け入れ体制を高める施策の成果を測るも
の。
A、B、Dは関係機関等への照会により把握。
C:市民意識調査 「問53 あなたは、友人や知人に、ぜひお薦めしたい南砺市内の観光スポットは何箇所ありますか」に、
「お薦めするところがある」 と答えた方の割合。
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
対象指標 B
実績値
見込み値
C
実績値
成り行き値
目標値
A 万人
実績値
成り行き値
目標値
B 人
実績値
成り行き値
目標値
C %
実績値
成果指標
成り行き値
目標値
D 回
実績値
成り行き値
目標値
E
実績値
成り行き値
目標値
F
実績値
A 千人
21年度
17,484
319.6
22年度
6,646
315.6
98,500
データなし
334
データなし
296
23年度
15,606
306.9
95,515
24年度
16,688
300.2
81,405
5.9
294
4.3
371
25年度
17,802
322.0
98,071
4.6
309
26年度
18,000
17,575
325.6
82,942
5.9
10.0
-
393
27年度
28年度
18,000
18,000
315.0
345.0
348.7
100,000
130,000
81,386
5.9
10.0
320
340
406
315.0
330.0
100,000
120,000
5.9
10.0
320
330
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- 82 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
観光の振興
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
地域住民のおもてなしの心、観光協会による観光客誘致活動の展開
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
関係住民による保存・継承活動
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
観光客受け入れ態勢強化の支援
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
ア)日本人観光客入込数の減少と外国人旅行者の増加
イ)北陸新幹線開業効果の地域間格差
ウ)多様化する観光ニーズ(周遊型から体験・交流型観光へ)
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
ア)誘客活動を展開して入り込み客数の増加を図る
イ)二次交通網の整備(市内観光周遊の推進)
ウ)滞在型観光の推進
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
② 近隣他市町との比較
□
□
□
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
世界遺産の五箇山合掌造り集落を筆頭に、市内には観光資源が豊富 観光客入込数の推移
に存在する。
世界遺産バスが本格運行され、新幹線駅との接続が良好となった。
北陸飛騨3つ星街道誘客推進協議会や富山県西部6市の連携により、
新たな広域観光ルートの形成に取り組んでいる。
5 施策の現状と課題
○観光資源
市内には、世界遺産「五箇山合掌造り集落」をはじめ、富山県の代表的民謡「こきりこ」や「麦屋節」、伝統工芸の井波彫刻や五箇山和紙、四
季折々の祭りなど、歴史と伝統に裏打ちされた観光資源が豊富にある。また、緑豊かな自然や多彩な文化、農林業、商工業などの地域資源に
恵まれている。
近年、観光のスタイルやニーズが団体旅行から個人旅行へ、周遊型から体験・交流型へと変化しており、多様な観光ニーズに対応するととも
に、滞在型の観光を推進する必要がある。また、豊富な地域資源を、グリーン・ツーリズムやエコツーリズム、産業観光、文化観光などの観光資
源として開発し、ブラッシュアップしていく必要がある。
○観光客誘致活動
大都市圏での出向宣伝や大型旅博への参加をはじめ、広域連携による観光ルートの開発や、南砺志向の世代やジャンルなどにターゲットを
絞った効果的な情報発信を行っている。平成20年の東海北陸自動車道全線開通、平成27年には北陸新幹線が開業され、中京圏や首都圏
に向けた戦略的な情報発信により、南砺の知名度をアップし、誘客活動を進める必要がある。
また、インターネットやスマートフォンの普及により、情報伝達やコミュニケーション方法がますます多様化しており、ホームページ、SNSなどを
積極的に活用して、リアルタイムでより効果的な情報発信を進める必要がある。
○観光客受入れ環境
観光客に「また来たい」と思ってもらえる魅力的な観光地となるため、観光事業者の心のこもったサービスの提供はもとより、旅先で接する市
民が地元への愛着と誇りを持って観光客をもてなすとともに、観光地へのわかりやすい案内サインの設置や、案内所機能の充実などにより、お
もてなし環境を向上する必要がある。また、二次交通の整備など、交通アクセスの利便性を向上させる必要もある。
○国際観光
ミシュラングリーンガイドジャポンにより、五箇山が最高評価の三つ星観光地として高い評価を受けており、このことを活かして外国人観光客の
増加を図る必要がある。そのためには、外国語に対応したパンフレットの作成や多言語による観光案内サインの設置をはじめ、広域連携による
海外誘客事業の展開が求められている。
平成25年度にシンガポール事務所を全国自治体連合と共同で開設し、シンガポールをはじめアセアン諸国からの誘客と特産品等の販路拡
大を進めている。また、同年度から南砺市は日本政府観光局(JNTO)の賛助会員となり、世界13カ国に現地事務所を有する同局と連携した誘
客事業を展開することが可能となった。
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−マネジメントシート2−
- 83 -
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
観光資源の開発と活性化
滞在型・体験型観光の推進
観光客誘致活動の強化
観光客受け入れ態勢の強化
国際観光の推進
施策マネジメントシート3
観光の振興
主な事業
・地域資源の発掘と観光資源のブラッシュアップ
・なんとブランドの確立
・多様なニーズに合わせた着地型観光商品の開発とプロモーション
・大都市圏に向けたターゲットを絞った戦略的な情報発信
・多様な個人客に向けた的確な誘客促進
・広域連携による観光周遊ルートの構築
・交通アクセスなどの利便性向上
・人材育成の強化とおもてなし環境の向上
・観光ボランティアの育成
・滞在環境の整備(Wi-Fi、トイレ等)
・広域連携による誘客活動
・外国人受け入れ態勢の整備
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
・成果指標A:「観光客入り込み数」は、過去4年間の傾向から、340万人水準で推移すると見込まれる。公共交通の利便性を高める、体験交流
型の観光資源を開発することによって、より満足感の高い観光を推進してリピーターを増やし、5%増の350万人を目標値とした。 (※平成27
年度は北陸新幹線開業により一時的に観光客数が増加するが、その後減少に転じると予測)
・成果指標B:「市内宿泊施設利用者数」は、過去4年間の傾向から、8万人水準で推移すると見込まれる。公共交通の利便性を高める、体験
交流型の観光資源を開発することによって、より満足感の高い観光を推進してリピーターを増やし、20%増の9万人を目標値とした。
・成果指標C:「南砺里山博の体験プログラムに参加した市民の割合」は、30代女性への働きかけを強めることなどにより、10%を目標値とし
た。ただし、当該事業は平成25年度で終了。
・成果指標D:「観光ボランティアガイドが観光客を案内した回数」は、過去4年間の傾向から、320回水準で推移すると見込まれる。観光ボラン
ティアガイドの市内でのネットワークを組織化することなどにより、330回を目標値とした。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
◎
A 114 観光客入り込み数
A:新幹線開業や国が進める訪日外国人促進事業により、観光客入り込み数が
×
B 115 市内宿泊施設利用者数
増加している。 B:外国人宿泊者数は増加傾向にあるが、宿泊数全体としては
C 116 南砺里山博の体験プログラムに参加した市民の割合
伸び悩んでいる。 C:里山博はH25で終了したためデータなし。
◎
D 117 観光ボランティアガイドが観光客を案内した回数
D:まち歩きツアーの充実など、着地型商品の人気によりボランティアガイドの案
E
内回数が増加した。
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・「交流観光まちづくりプラン」の推進
・南砺里山博を通じて蓄積した体験プログラムを着地型旅行商品として造成
・二次交通網の整備促進
・ターゲットを絞った情報発信
・JR東日本グループの旅行会社との連携強化
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・ツアーバス実証実験運行は、4年目の実施をもって終了する。民間事業者による定期便の開設につなげていきたい。
・富山県及び高岡市と連携して、高岡∼城端∼五箇山∼白川を結ぶ世界遺産バスの実験運行を行ってきた結果、H26.10から加越能バスによ
る本運行へ移行した。
・H25に市観光協会を法人化し旅行業資格を取得した。外国語が堪能な職員も採用され、インバウンドへの積極的な取組みが期待できるように
なった。
・南砺市での観光が立ち寄りのみとなり、南砺市以外で宿泊をする観光客が多い。団体観光客に対しては都市型の大規模宿泊施設が少なく、
受入れが難しいため、夜のイベントや特徴ある朝ごはんなど、個人客に向けた宿泊の必然性を高める取り組みが必要である。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・交流観光まちづくりプランの着実な推進と観光需要と整合性のある見直し。
・二次交通網の整備促進(世界遺産バスの乗車数増加と金沢南砺線との接続性の向上)
・ターゲットを絞った情報発信(GS世代への情報発信やアニメの活用等)を行う。
・まち歩きに重点をおいた着地型旅行商品化と、滞在型・交流型観光の推進。
・外国人旅行者をターゲットにした広域観光周遊ルートによる旅行商品の造成。
・首都圏旅行会社への重点プロモーションと、その後の現地視察を併用して、南砺を絡めた旅行商品造成数を増加させる。
・全国7自治体共同で設置したシンガポール事務所との連携により、アセアン諸国からの誘客と特産品の販路拡大。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・交流観光まちづくりプランの着実な推進
・北陸新幹線開業効果の持続と受入環境整備(観光客満足度向上)
・世界遺産バスとの接続性向上と、レンタカーを含めた二次交通網の整備促進
・観光情報案内及び交通拠点の整備
・アセアン諸国からの誘客と特産品の販路拡大
・宿泊施設の水回り等の改修、多言語対応等、観光客受入環境整備の充実
ver.02.50
- 84 -
−マネジメントシート3−
平成
総合
計画
体系
27
施策マネジメントシート1
年度事後評価
施策の方針
政策No. 2 5
施策No. 2 5 5
施策
いきいきとした活力あるまちづくり
施策統括課
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
企業誘致推進室
課長名
月 29 日
月 日
沖田 澄夫
工業の振興と企業誘致
関係する計画
商工課
関係課名
目指すべき姿
東海北陸自動車道スマートインターチェンジや北陸新幹線など、広域高速交通網を活かした企業立地基盤の整備を進めます。
新産業の創出や企業誘致と既存企業の育成支援による雇用機会の拡大を目指します。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
市外企業
市内企業
新たに起業する人
単位
A 市内事業所数(従業員4人以上)
社
B
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
中小企業の振興
企業立地の促進
A 118 市内事業所数(従業員4人以上)
社
B 119 製造品出荷額(従業員4人以上)
億円
単位
C 120 新規立地企業数(H17からの累計値)
社
D 121 増設をした既存企業数(H17からの累計値)
社
E 122 新規起業(家)数(H17からの累計値)
社(人)
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
国内はもとより新興国企業との競争激化など、海外との立地競争ともなっている昨今では、工業の振興を推進する上で
管内製造業への支援強化が必要であり、常に動向注視が重要である事から次の指標を設定した。
A:市内製造業の事業所数(従業員4人以上)
B:上記事業所に係る製造品の出荷額
C:新規立地企業数
D:増設をした既存企業数
E:新規起業(家)数
次により確認。
A:工業統計調査による事業所数(1年後、公表)
B:工業統計調査による製造品出荷額(1年後、公表)
C:企業立地奨励事業による支援事業所数
D:企業立地奨励事業による支援事業所数
E:起業家育成支援事業による交付者数
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
対象指標 B
実績値
見込み値
C
実績値
成り行き値
目標値
A 社
実績値
成り行き値
目標値
B 億円
実績値
成り行き値
目標値
C 社
実績値
成果指標
成り行き値
目標値
D 社
実績値
成り行き値
社
目標値
E
(人)
実績値
成り行き値
目標値
F
実績値
A
社
19年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
28年度
244
239
241
228
229
245
247
234
235
258
247
241
235
229
229
234
2,383
228
2,357
2,331
2,305
2,305
258
245
244
239
2,599
2,376
2,890
2,319
2,157
2,429
0
2
2
3
3
3
3
4
8
8
13
14
15
19
0
3
5
11
17
24
37
4
18
18
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 85 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
住 民:企業に対する理解、就業に必要な知識・技術を身につける
事業所:地域への貢献、地元雇用の優先、環境への配慮
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
地 域:立地企業の活動に対する地域ぐるみの理解と用地提供等の協力
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
市: 企業と地域との調整(企業と地域の要望の把握と対応)、税の優遇措置、立地助成等の支援、環境整備(土地利用計画の策定、用途
地域の規制緩和等)、用地の確保
県: 市が行う企業立地に対する支援(補助金交付、情報提供、企業立地セミナー開催等)
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
東海北陸自動車道南砺スマートICの開設や北陸新幹線の金沢までの開業など、広域高速交通網の整備により企業にとっての立地環境は
整いつつあるものの、高速自動車道はいまだに対面通行区間が有り、北陸新幹線にいたっては大阪・金沢間ルートが未決定など、企業に
とっては今一つ魅力に乏しい。
しかし、経済団体など関係機関から早期の4車線化や全線開通に向けた期待が更に高まり、事業化への前倒しが期待される。
これら高速交通網の整備が完成して初めて新たな企業の進出に期待でき、新産業の創出にも繋がる。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・東海北陸自動車道の早期4車線化。
・北陸新幹線の早期全線開通。
・若者に魅力ある企業の誘致。魅力有ある新産業の創出。
・安定した雇用に繋がる住環境、雇用環境の整備。
等々
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
② 近隣他市町との比較
□
□
□
□
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
経済情勢の影響を強く受けるため成果は見えにくいものの、製造品 平成24年度に立地助成制度の改正を行ったが、他自治体との立地
出荷額を見ても事業活動は若干ではあるが上向いており、企業への支 競争を優位にするためにも、更なる拡充策の検討が必要。
援策は手助けとなっている。
また、小規模ではあるが起業家育成支援事業による交付実績でも新
規起業への手助けとなっている。
5 施策の現状と課題
○中小企業
独自の技術や高い品質を誇る多くの業種がありますが、更に付加価値をつけた競争力のあるモノづくりが求められています。
今後、企業の技術者などの人材育成や、経営基盤の強化と安定化を図るための支援を拡充していく必要があります。
○企業立地
企業立地に必要な適地のほとんどが各種規制を受ける優良農地であることから、適地確保には相当の日数を必要とします。
また、スマートインターチェンジの新設や北陸新幹線の開業など高速交通網の整備が進み立地環境は整いつつあるものの、整備未完了
区間もあり、関西や中京エリアの企業からは今一つ魅力に欠ける状況です。
しかし、これら未整備区間の早期完成を望む機運が高まる昨今では、事業化計画の前倒しが期待されることから、今まで以上に競争力を
高めるため、優良な工業用地の確保とともに、支援策の拡充も図りながら積極的な企業誘致活動を展開していく必要があります。
○起業家支援
新たな事業を開始するために必要な資金面での支援を行っています。
今後も引き続き、起業家支援センターの活用を進めるとともに、起業家への支援制度の充実を図っていく必要があります。
○新産業の創出
国内経済の長期低迷や生産拠点の海外移転などの影響により、市内においても製造業などで工場の閉鎖が発生しています。
今後、地域経済を支え地域活力を維持していくためにも、産学官の連携体制を推進し新産業を創出するなど、地域の活性化を図っていく
必要があります。
ver.02.50
- 86 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
中小企業の振興
施策マネジメントシート3
起業(家)支援
主な事業
・企業の安定経営や積極的な事業展開への支援
・企業の新分野進出への支援
・立地条件を活かした企業誘致活動の展開
・工業用地の造成による企業立地基盤の整備 ・高速通信回線網の整備促進
・起業家・ベンチャー企業の育成支援
新産業の創出
・産業間や異業種間の情報交流
産学官連携の強化
・産学官連携強化などによる新産業の創出
企業立地の促進
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【市内事業所数】 5年間の事業所数の平均値に過去5年間の減少率を加味することで、目標値を229社に設定した。
【製造品出荷額】 5年間の製造品出荷額の平均値に過去5年間の減少率を加味することで、目標値を2、305億円に設定した。
【新規立地企業数】 (仮称)南砺スマートインターチェンジの供用に併せて立地可能な候補地を確保しながら、
新たな企業の誘致を見込むことで目標値を4社に設定した。
【増設をした既存企業数】 企業立地助成金の申請状況を参考として、目標値を18社に設定した。
【新規起業(家)数】 起業家育成支援事業の申請状況を参考として、目標値を18社(人)に設定した。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
×
A 118 市内事業所数
事業所数、製造品出荷額は、工業統計調査結果確報による数値となるため
○
B 119 製造品出荷額(従業員4人以上)
毎年12月末公表後の記載となる。H256度分での比較では、事業所数は成行
○
C 120 新規立地企業数(H17からの累計値)
値を上回る減少率となっているが、出荷額では回復のきざしに有る。
○
D 121 増設をした既存企業数(H17からの累計値)
企業立地助成や起業家支援助成のPRによって、新規立地や増設をした既存
○
E 122 新規起業(家)数(H17からの累計値)
起業数、新規起業(家)数は順調に推移している。
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・企業訪問や商工会を通じ立地助成制度等PRに努め、継続して企業誘致や既存企業の支援に取り組む。
・企業立地を進めるため、立地可能な用地確保に取り組む。
・企業訪問や起業家面談を通して、更なる支援策の検討が必要。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・企業立地(増設含)の計画はあるが、候補地の選定や確保が難しい。
・農地が候補地となる場合、除外申請など手続きに時間がかかる。
・企業の立地計画と地域からの意見、要望との調整が難しい。
・企業からの求人は増加しているが、人材が集まらない。
・若者に魅力ある企業の誘致や新しい産業の創出が望まれる。
・広域高速交通網の整備による交通の利便性を活かした誘致活動の展開。
・支援策の更なる拡充・強化が必要。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・企業立地助成制度等の周知を徹底し、積極的に既存企業への支援と新規立地の推進を図る。
・市の魅力を集約した企業立地用パンフレットで誘致活動を推進する。(SIC開設、新幹線開通によるアクセス向上)
・企業訪問等通して企業や各関係者との連携を密にし、立地候補となる土地の情報収集に努める。
・ハローワークとの連携を強化し、人材のマッチングをはかる。
・情報コンテンツ系企業等の誘致を進める。(クリエータープラザ設置による集積)
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・企業や公的機関が所有する未利用用地を調査し、立地候補用地として情報提供できる体制づくりを進める。
・事業活動への支援拡大を強化する。
・企業と連携して、市の魅力と企業情報が発信できる方策を検討し、雇用の確保に繋げる。
・誘致活動を粘り強く取り組んでいく。
ver.02.50
−マネジメントシート3−
- 87 -
平成
27
施策マネジメントシート1
年度事後評価
総合 政策No. 2 5
施策の方針
施策統括課
いきいきとした活力あるまちづくり
計画
体系
施策No. 2 5 6
施策
雇用の確保と創出
関係する計画
福祉課・企業誘致推進室
関係課名
目指すべき姿
作成日 平成 28 年 7
年 更新日 平成 施策統括
商工課
課長名
月 29 日
月 日
岩佐 崇
・緊急雇用対応事業
・ふれあい説明会&面接会
求職者のニーズに応える雇用の創出並びに就業・雇用機会の確保により、IJUターンを促進します。
高齢者や障がい者も安心して働ける雇用環境づくりを進めます。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
□
重点施策の有無
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
ア 求職者 イ
高齢者
A 失業者
%
B 高齢者
%
単位
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
ア 求職者のニーズに応える雇用の創出 イ
高齢者雇用の活用
A 123 完全失業率
%
B 124 有効求人倍率
%
C 125 高齢者雇用割合
%
単位
D
E
F
成果指標設定の考え方
A:就業・雇用機会が確保され、安心して働ける雇用環境の整備が不可欠である
B:
C:
(成果指標設定の理由)
A:H14∼H25ハローワーク砺波管内、H26∼富山県内の労働市場調査データーに基づき把握
B:ハローワーク砺波管内の労働市場調査データーに基づき把握
C:ハローワーク砺波管内の労働市場調査データーに基づき把握
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
A
%
対象指標 B
%
C
A
B
C
成果指標
D
E
F
%
%
%
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
4.0
3.2
3.0
3.0
2.7
5.7
11.3
11.3
11.8
12.6
3.0
2.5
15.0
12.9
28年度
3.0
15.0
H17
3.9
3.4
3.0
3.0
2.7
3.0
2.5
3.0
3.3
H17
0.6
0.79
0.95
1.29
1.25
0.95
1.47
0.95
0.96
H17
10.3
11.3
11.3
11.8
12.6
15.0
12.9
15.0
5.7
ver.02.50
- 88 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
雇用の確保と創出
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
住民:市内にある企業の内容を知ること
事業所:住民や求職者に企業の内容や求人情報等の周知を図る
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
地域:就業・雇用機会の確保につながる、企業活動への地域ぐるみの理解と協力
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
市:企業立地や既存企業の拡充による就業・雇用機会の創出
・新規就職者等への市内企業の就職情報の提供
・未就職者・高齢者等への職業訓練や再雇用等の推進
国・県:各種雇用関係助成制度の活用・職業訓練・能力開発の推進
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
リーマンショックや東日本大震災等によって日本経済が大打撃を受けて景気が落ち込んでいたが、最近では、これまでのさまざまな政府の経
済危機対策の効果が徐々に現れ、雇用情勢は上向きに転じており、有効求人倍率は、ハローワーク砺波管内で、昨年に比べほぼ横ばいの1.
25%と推移し、高齢者雇用割合については0.8ポイント高い12.6%となっている。今後のについては、全般的に持ち直しの傾向が予想される。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
住民:求める仕事が少ない
中小企業事業者:求人をしても人材が集まらない
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
② 近隣他市町との比較
□
□
□
□
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
砺波所管内の実績値による。雇用に関する数値は、経済状況に大きく 砺波所管内(南砺市、砺波市、小矢部市)の実績値で比較しているた
め。
影響されるが、上向きの動きが出てきている。
5 施策の現状と課題
○就業・雇用対策
企業の就業環境は、雇用形態の変化や仕事観に対する変化から、大きく様変わりしている。
今後は、企業立地や既存企業の事業拡大による雇用の創出を図るとともに、新規就職者への市内企業の情報提供によるI J U ターンの促
進・若い労働力の確保や求人と求職のミスマッチ解消、安心して働ける雇用環境づくりなどが求められている。
○高齢者や障がい者等の雇用
現代におけるノーマライゼーション理念の浸透は、高齢者や障がい者など誰もが等しく生活できる社会が到来したことを示しています。
今後は、 高齢者が有する高度なものづくりを支える熟練の技・経験・知識などを活かせる機会の提供やボランティア活動・まちづくり活動等へ
の積極的な参加を促す必要がある。
また、団塊世代の力を活かす施策の推進や障がい者雇用等について、企業の理解と協力の拡充を図る必要がある。
ver.02.50
−マネジメントシート2−
- 89 -
平成
27
施策マネジメントシート3
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
就業・雇用の対策
就業・雇用の対策
雇用の確保と創出
主な事業
・新規就職者等への市内企業の就職情報の提供
・個々に応じた職業訓練等能力開発への支援
・未就業者・高齢者への職業訓練や再雇用等の推進
・新規就職者への市内企業の情報提供による。IJUターンを促進
・企業と求職者のミスマッチ解消の支援
・多様な労働状況に対応した、安心して働ける雇用環境の整備
・高齢者が有する熟練した技能・知識の活用と継承
・障がい者雇用の理解と就業の場の確保への支援
・ボランティア等高齢者や障がい者が生きがいを高める場の創出
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【完全失業率・有効求人倍率】
日本経済は、リーマンショックや東日本大震災後の落ち込みから着実に回復し、雇用状況は平成20年のリーマンショック前の水準に達してい
ます。今後は、欧米経済の減速により、先行きが不透明な状況でありますが、リーマンショック前の水準を維持すると見込み、「完全失業率」の
目標値を3%、「有効求人倍率」の目標値を0.95倍に設定した。
【高齢者雇用割合】
定年制の延長や人口減に伴う労働人口の減少を補完するため、目標値を15%に設定した。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
成果指標名
A 123 完全失業率
B 124 有効求人倍率
C 125 高齢者雇用割合
D
E
F
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
◎
雇用に関する数値は、経済政策や世界市場の動向に大きく影響される。
◎
地方の風土性(市民の勤勉性、勤労に対する意識、共稼ぎの多さ)や事務事業
△
(ハローワークとの連携事業、地元企業の紹介)の成果が反映されている。
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・求職者と求人事業者とのミスマッチが生じている課題に対して、この対応に就職情報サイトの活用を市内企業に促すための支援を行う。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・求人情報のサイト参加企業数は増加傾向にある。市の支援事業のPRを継続したい。
・新卒者は大企業を志向する傾向がある。
・個別紹介による採用の方が定着する傾向にある。
・企業の求人は増えているが、求職者の希望にあった職種の求人と合っていない。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・これまでの取組を継続する。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・継続した支援を行い、施策に対する指標の目標値の達成に向け、事務事業の見直しやハローワーク等との連携を強化する。
ver.02.50
- 90 -
−マネジメントシート3−
平成
施策の方針
総合 政策No. 2 5
計画
体系
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
施策No. 2 5 7
施策統括課
いきいきとした活力あるまちづくり
施策
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
南砺で暮らしません課
課長名
月 31 日
月 日
市川孝弘
定住化の推進
関係する計画
関係課名
地方創生推進課
目指すべき姿
市内で定住する人が増え、市民が安全に安心して暮らせる地域づくりを進め、ずっと暮らしたい、暮らしてみたいまちを目指します。
重点施策の有無
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
ア)市民
イ)市外の住民
A 人口
単位
人
B
C
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
ア、イ)定住したいと思う
単位
A 126 「住み続けたいと思う」市民の割合
%
B 127 定住奨励金の交付件数
件
C 128 年間婚姻数
件
D
E
F
成果指標設定の考え方
A:住み続けたいと思う市民の割合により、定住したいと思う意識度を測る指標として設定した。
B:定住奨励金の利用件数により、定住促進施策の浸透度を測る指標として設定した。
C:人口増対策の基本となる婚姻数の増加により、定住化の推進を図る。年間婚姻数を成果指標として設定した。
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
A:市民意識調査の 「指標126 あなたは、今後も現在お住の地域に住み続けたいと思いますか」に、1.今後も住み続け
たい と回答した数/有効回答数
B:実績値
C:住民生活課において把握(人口動態調査は毎年10月に公表)
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
A
人
対象指標 B
C
A
B
C
成果指標
D
E
F
%
件
件
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
58,266
データーなし
データーなし
252
22年度
23年度
56,150
76.8
24年度
55,561
71.2
53
187
55
184
25年度
54,832
72.9
48
193
26年度
54,210
72.3
62
187
53,582
74.9
95
127
170
181
27年度
28年度
50,958
52,945
50,143
77.6
78.2
70.6
48
100
58
115
200
79.2
80.0
47
100
103
200
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 91 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
定住化の推進
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
住み慣れた地域で、住宅を取得するように努める。
地域コミュニティの維持を目的として、移住者受け入れの地元体制を整える。
出産・子育てに配慮した職場環境、雇用条件の改善に努める。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
行政が婚活事業を発信し、市民は積極的に参加する。
事業所は、U・Iターン就職者の積極的な受け入れに努める。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
インターネットや人との交流等を通じて、南砺市の魅力を全国に情報発信する。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
晩婚化や結婚しない人が増え、少子化に拍車をかける状況にある。
また、県外へ進学した人が戻らず、若者人口が減少している状況である。
地元で就労を希望する人が増える傾向もある。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
新たな定住施策が求められている。
行政が婚活に積極的に関わり、人口減少に歯止めをかける施策が必要。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
② 近隣他市町との比較
□
□
□
□
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など) *上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
なんとに住んでみんまいけ事業が普及してきたが、人口減少に歯止め 人口減少率が近隣他市に比べ大きい。
がかからない。
5 施策の現状と課題
○定住促進施策
人口減少や高齢化が県内平均よりも早く進む中、定住施策の推進は重要な課題となっています。
本市では、定住に向けて、雇用の場の確保や住環境の整備、子育て環境の整備など、総合的な条件整備に取り組んでいますが、更に福祉
や医療などの安心感、商店や金融などの利便性、道路交通網の整備などの快適性の充実が求められており、積極的な定住促進に取り組む
必要があります。
また、進学や就職で市外に転出した方が市内に戻ってくるよう、孫とふるさと学習支援事業を通して郷土を思う意識を醸成することや地域愛
を育むことにより、転出を最小限にとどめることが重要です。
さらに、魅力ある地域づくりに取り組み、IJUターンを促進することも必要です。
○山間過疎地域対策
本市は、山間部から平野部まで広い面積を有し、その面積の多くを占める中山間地域では、合併後更なる人口減少・少子高齢化が進み、
一部では集落機能の低下、耕作放棄地や荒廃林野の増加がみられるなど、過疎化の進行により地域活力の低下が懸念される状況が生じて
きています。
これらの地域は、土砂流出や洪水の防止、水源涵養、大気の浄化などの公益的機能を有しており、市や県、国共有の財産であることを市民
のみならず関わりのある全ての人に理解をいただき、維持保全に取り組むことで、本市の一体的な発展を図る必要があります。
○婚活施策
本市では、人口増対策として婚活支援係を設置し、行政が主体となって独身者の結婚活動を積極的に支援しています。これまで、「婚活倶
楽部なんと」や「なんとおせっ会」といった婚活支援組織を立ち上げ、会員の加入促進を図るなど活発な活動を展開していますが、これを機
に、婚姻数を伸ばし人口増を図っていくことが求められています。
今後、婚活イベントの開催や出会いと交流の場、地域の魅力に触れる場の創設を関係機関と協力して進める必要があります。
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- 92 -
−マネジメントシート2−
平成
27
6 施策の展開
施策中分類
定住促進への支援
結婚活動への支援
定住化の推進
施策マネジメントシート3
年度事後評価
主な事業
・南砺市定住奨励金事業等の推進・拡充
・移住体験ハウスの利用促進
・移住体験ツアーの実施
・空き家バンクの有効活用
・定住に関する情報の発信(I J U ターン促進)
・婚活倶楽部会員の勧誘と活動促進
・なんとおせっかいの会への活動支援
過疎地域対策の推進
・山間過疎地域振興事業の展開
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【住み続けたいと思う市民の割合】
市民意識調査では、20歳代から40歳代の数値が低いことから、雇用の場の確保や住環境の整備など総合的な定住施策を進めることで、目
標値を80%に設定しました。
【定住奨励金の交付件数】
定住奨励金については、不動産業者や住宅メーカーからの積極的なPRにより、該当する方への周知がかなり徹底してきています。今後
は、この制度が定住を進めるきっかけとなるよう更にPRすることで、目標値を100件に設定しました。
【年間婚姻数】
年間婚姻数は、平成22年が187件、平成23年が184件、平成24年が193件であり横ばい傾向の状況である。。この数値から推計する限り大
幅な増加は見込めないが、婚活施策の展開によりこの数値が上昇に転じるよう、目標値を現在の1割増の200件に設定しました。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
達成状況
成果指標名
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
「住み続けたいと思う」市民の割合
×
A
A:指標は前年度をわずかに上回ったが、更なる意識啓発が必要。
△
定住奨励金の交付件数
B
B:制度は周知されてきているが、更なる啓発活動が必要。
年間婚姻数
C
C:市内における婚活の機運の盛り上がりにより、年間婚姻数が増加した。
D
E
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
市外への転出を最小限に抑え、IJUターン希望者の受入れと市外からの転入を促進するため、引続き定住奨励金事業を継続します。
加えて、市内の民間賃貸住宅に入居された転入世帯、新婚世帯又は学生世帯に補助金を交付する制度を運用している。
婚活支援では、結婚を希望する独身男女に出会いの場の提供だけに留まらず、結婚するための力を高める講座の開催や結婚相談の対応
などトータルでサポートしていきます。また、人材育成型の婚活支援に重点を置き、本人の意識改革、自己改善を促す方策を行います。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・U、Iターン者は移住すれば定住する傾向があるが、雇用の場が少ないため、進学や就職で市外に転出した方が市内に戻ってくる施策の展
開が必要である。
現在の定住奨励金事業は、土地と家を取得することが条件となっています。賃貸住宅に市外から入居する方への新たな奨励事業も継続して
います。三世代同居世帯に対する支援も行っている。とにかく南砺市を知ってもらい、南砺で暮らしてもらうことが肝要です。
婚活支援事業を通して出会いの場を創出してきたが、市内における未婚者(25歳∼49歳)の男女比率(H22国調)が非常に悪く女性1.0に対
して男性が1.8となっている。これは地方全体が抱える問題であり、嫁不足は深刻さを増しているが、婚活支援事業5年目で成婚が60組
(H28.3.31現在)あり、成果が出つつある。
・定住奨励金は住宅関係事業者などを通じてかなり周知が進んでいるが、山間地区での利用者が特に少ない。
・南砺市内外に引っ越しをしたい理由として、買い物など日常生活に不便・医療機関が充実していない(お年寄り)、公共交通が不便(若者)
が多い。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
南砺で暮らしません課を設置し、人口増対策を一元的に実施している。
市外への転出を最小限に抑え、IJUターン希望者の受入れと市外からの転入を促進するため、平成24年度に新設した民間賃貸住宅に入居
された世帯等への補助制度も含めた定住奨励金事業を継続する。但し、南砺市山間過疎地域振興条例に該当する地域は、その地理的不
利条件を考慮して奨励金額を1.5もしくは2倍にする。
また、引き続き優良住宅地開発支援事業を継続し、民間事業者による住宅開発の推進を図ります。
雇用の場の確保や子育て環境の整備などの定住環境の総合的推進を図ります。
婚活支援においては、出会いの場を提供するだけではなかなか成果につながらない。結婚を希望する独身者の意識改革や自己改善を促
す働き掛けも同時に行っていく必要がある。
②平成29年度に向けた施策の課題・方向性
定住化の推進には、雇用環境の改善(企業誘致や労働環境の整備、市出身者への市内企業の紹介等)、安心して子育てできる生活環境全
般の整備が必要であり、生涯住んでもいいと思わせるインフラ整備や魅力的なまちづくりが求められる。定住奨励金事業や優良住宅地開発
支援事業のPRに努め、利用増を図る。婚活支援においては、結婚を希望する独身者への直接的な働き掛けもさることながら、なんとおせっ
会など地域・地区・民間企業を巻き込んだ取組みを行う。また、嫁不足は慢性的な状況であり市外から嫁を迎えいれる具体的な方法を考え
ていく。
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−マネジメントシート3−
- 93 -
平成
施策の方針
総合 政策No. 2 5
計画
体系
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
施策No. 2 5 8
施策
いきいきとした活力あるまちづくり
施策統括課
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
交流観光まちづくり課
課長名
月 29 日
月 日
船藤 統嗣
国内外交流の推進
関係する計画
関係課名
農政課、教育総務課
目指すべき姿
市民や市民団体による国際・国内交流を進め、観光、産業、文化、学術など幅広い分野を通して相互理解を深め、交流人口の更なる
増加を目指します。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
□
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
ア)市民
イ)市民団体
ウ)市外の方
単位
A 人口
人
B 市民団体
団体
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
ア、イ)市外の方や団体と交流する
ウ)南砺市の魅力を知る
A 129 南砺市友好交流協会会員数
単位
人
B 130 交流事業に参加した人数(南砺市友好交流協会関連事業)人
C 131 オーナー制度事業に市外から参加した人数
人
D
E
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
・交流事業の窓口は、南砺市友好交流協会に一本化し、民間交流団体の組織化を図っており、その会員数が交流の推
進の指標となる。
・実際に南砺市友好交流協会が実施した交流事業に参加した人数が、交流人口の指標となる。
・各オーナー制度(棚田・赤カブ・そば)による都市住民との交流事業が行われており、この事業に市外から参加した人数
が、交流人口の指標となる。(南砺市交流協会が実施する事業とは重複しない)
A:南砺市友好交流協会の会員数は、南砺市友好交流協会において把握
B:南砺市交流協会が実施した交流事業に参加した人数は、南砺市友好交流協会において把握
C:各オーナー制度事業に参加した市外から参加した人数は、農政課において把握
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
対象指標 B 団体
実績値
見込み値
C
実績値
成り行き値
目標値
A 人
実績値
成り行き値
目標値
B 人
実績値
成り行き値
目標値
C 人
実績値
成果指標
成り行き値
目標値
D
実績値
成り行き値
目標値
E
実績値
成り行き値
目標値
F
実績値
A
人
19年度
58,266
222
22年度
23年度
56,150
760
1,810
70
24年度
55,561
781
1,402
142
54,832
711
1,441
155
25年度
54,210
746
1,603
138
26年度
53,582
741
1,419
139
27年度
28年度
50,958
52,945
50,143
770
820
741
1,800
1,960
1,321
70
90
139
770
840
1,800
2,000
70
100
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- 94 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
国内外交流の推進
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・国内交流や国際交流を地域団体及び個人が連携して積極的にサポートするよう心がける。
・自らの経験を活かして国際交流・国際協力に取り組む。
・ホームステイの受け入れ行う。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・交流事業に積極的に参加し、地域(自治会)単位の幅広い交流を進め本市の魅力を広める。
・国際交流事業に積極的に参加し、国際感覚豊かな人格形成に努める。
・外国人も市民の一員として迎え、一緒に地域活動などを行う。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・南砺市友好交流協会に財政的支援を行う。
・友好関係都市との交流を推進する。
・災害時相互支援協定締結など、友好関係の強化に努める。
・市民を対象とした外国語講座を開設する。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・東日本大震災や熊本地震などを契機に、市民の防災意識の高揚は著しい、これを機会に関係都市との災害時の相互支援協定の締結を行
い、相互協力体制の確立が必要である。
・国際感覚豊かな人づくりは、今後の日本には不可欠なものとなっており、中学生の海外派遣は、今後ますます重要となる。
・本市を訪れる外国人は、今後ますます増加する。市民が主体的に行う交流活動が活性化し、本市の活力につなげることが期待されます。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・旧8町村の交流の延長の感が否めない、南砺市全体へ拡大・浸透するよう積極的に働きかける必要がある。
・人口減少により集落機能の持続がますます困難となっていく。今後は、団塊の世代、都市住民との交流により、半定住から定住につながる交
流の促進をすることが必要となる。
・外国人と住民が、互いを尊重し認め合いながら、地域の一員として共に暮らしていくため、多文化共生のまちづくりの推進が必要となる。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
南砺市友好交流協会が、平成19年3月に設立し、交流事業の窓口の
一本化が図られ、旧町村から引き継いだ交流事業については、整理、
平準化はできた。しかし、個々の事業の中身の検討が今後必要であ
り、新たな成果はあまり生まれていない。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・合併前からの交流が、引き続き行われており、近隣他市に比べ、交
流事業数はかなり多いが、市全体としての交流を考えると、特別進ん
でいるとは言えない。
5 施策の現状と課題
○姉妹都市・友好都市交流
本市は、8町村が合併したことから、旧町村における姉妹都市・友好都市の締結(覚書)は、海外7、国内9と多くを数え、現在も様々な交流事
業が行われている。
合併後11年が経過し、国際・国内交流の和が少しずつ旧町村の枠から広がり始めていますが、交流事業の中には市民に知られていない事
業もあることから、今後、南砺市友好交流協会を中心に、全市的な交流となるよう、事業の周知と参加者の増加に取り組んでいく必要がある。
○その他の国内外交流
各オーナー制度(棚田・赤カブ・そば)による都市住民との交流や、イベント、祭り等による交流を展開しており、姉妹都市・友好都市以外の交
流も盛んに行われています。また、いなみ国際木彫刻キャンプ、スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドやスコット・サマーシーズンといった国際的なイベ
ントが開催されており、参加者との交流が盛んに行われている。
今後は、市民の主体的な交流活動を支援し、観光面のみならず産業、文化、学術など様々な分野を通して本市の魅力を高めるとともに、交
流人口の拡大を図る必要がある。
ver.02.50
−マネジメントシート2−
- 95 -
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
国際交流団体への支援
国内交流団体への支援
国内外交流の推進
施策マネジメントシート3
国内外交流の推進
主な事業
・友好交流協会を通じての国際交流団体への支援
・国際化、グローバル化に対応する人材育成事業の展開
・市民・市民団体の自主性を尊重した国内交流事業の展開
・各オーナー制度による都市住民との交流や、イベント、祭り等による交流の推進
・外国人が安心して訪れ、暮らせるまちづくりの推進
・国内交流や国際交流を積極的にサポートする市民の育成
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【南砺市友好交流協会会員数】
南砺市友好交流協会の会員数については、協会結成後順調に伸びてきたが、近年、伸び悩みの状態である。今後、協会加入団体の増加
を図るとともに、各団体による会員勧誘を促進することで、目標値を一割増の840に設定した。
【交流事業に参加した人数(南砺市友好交流協会関連事業】
南砺市友好交流協会関連事業には、小・中学生の交流派遣事業や市民ツアーなど多彩なメニューがある。
今後、市民の方への周知を図り参加者を増やすことで、目標値を一割増の2,000人に設定した。
【オーナー制度事業に市外から参加した人数】
現在、オーナー制度については参加者数が伸び悩んでいる状況であり、今後グリーン・ツーリズムの推進を図り、都市と農山村交流をPRす
ることで、目標値を100人に設定した。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
達成状況
成果指標名
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
南砺市友好交流協会会員数
△
A
交流事業に参加した人数
×
B
(南砺市友好交流協会関連事業)
オーナー制度事業に市外から参加した人数
◎
C
D
E
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
南砺市交流協会を中心に国内・国外交流事業の周知を図り、参加者の増加に取り組む。
各オーナー制度(棚田・赤カブ・そば等)による都市住民との交流やイベント、祭り等による交流により、交流人口の増加を図る。
いなみ木彫刻キャンプ、スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドや利賀演劇祭といった国際的なイベントにより、国際色豊かな交流を展開する。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
世界情勢の不安定要因により、国際交流事業に少なからず影響が現れ、参加者も全体的に減少した。オーナー制度事業では、農作業姿の
まま地元の民謡を披露していただいたり、昼食を一緒にとるなどの時間を作った。その結果、オーナーにも好評で、地元住民にも僅かではあ
るが達成感を感じられた様子だった。
スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドやスコット・サマーシーズンといった国際的なイベントは、例年どおり賑わった。
人口減少が進む南砺市において、交流人口の増加は、経済波及効果に大きく寄与すると考えられ、今後さらなる交流人口の増加を図る施策
の展開が重要である。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
南砺市交流協会を中心に国内・国外交流事業の周知を図り、参加者の増加に取り組む。
各オーナー制度(棚田・赤カブ・そば等)による都市住民との交流やイベント、祭り等による交流により、交流人口の増加を図る。
スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドやスコット・サマーシーズンといった国際的なイベントにより、国際色豊かな交流を展開する。
南砺への移住体験ハウスを整備し、なんとに住んでみられ事業を展開し、都市住民にいなか暮らしを体験してもらう事業をさらに進める。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
北陸新幹線が開業し、1年余り経過したが、その開業効果を維持する取組みが必要である。
オーナー制度事業では、より一層の、地元住民の参画を促すことで、交流事業としての位置づけを明確にする。
少子化により、小・中学生の国内・国際交流事業の参加者が減少する中、事業成果の確認をし、事業PRをしていく必要がある。
ver.02.50
- 96 -
−マネジメントシート3−
平成
施策の方針
総合 政策No. 3 6
計画
体系
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
施策No. 3 6 1
施策
施策統括課
市民と行政の協働のまちづくり
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
南砺で暮らしません課
課長名
月 31 日
月 日
市川孝弘
協働のまちづくり
関係する計画
全行政センター
関係課名
目指すべき姿
・市民(市民団体、住民自治組織、NPO等)と行政が、情報を共有しながら対等な立場で役割分担を決め、地域課題や社会的課題の
解決に取り組みます。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
□
重点施策の有無
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
ア)市民(市民団体、住民自治組織、NPO等)
イ)行政(部、課、室、職員)
A 人口
単位
人
B 市の事務事業数
事業
C
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
市民と行政が、対等な立場で情報共有を図りながら、地域課題や社会的
課題の解決に向けて、役割と責任分担を決めて、協働で取り組むようにし
ます。
A 132 協働のまちづくりに取り組んでいる市民の割合
単位
%
事業
B 133 市が取り組んでいる協働事業数
C
D
E
F
A:市民一人ひとりが主体的に協働のまちづくりに取り組んでいることが把握できる指標とした。
B:市の事務事業の中で、各課等で取り組んでいる協働事業の数を指標とした。
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
A:市民意識調査において、「問52 どのような協働のまちづくりに取り組んでいますか」に、該当するものを回答した方の割
合。
B:予算のあらまし「もっと知りたい南砺の仕事」から協働事業を抽出。
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
対象指標 B 事業
実績値
見込み値
C
実績値
成り行き値
目標値
A %
実績値
成り行き値
B 事業 目標値
実績値
成り行き値
目標値
C
実績値
成果指標
成り行き値
目標値
D
実績値
成り行き値
目標値
E
実績値
成り行き値
目標値
F
実績値
A
人
19年度
58,266
22年度
56,150
15.1
23年度
24年度
55,561
15.9
54,832
42.5
13.0
−マネジメントシート1−
25年度
54,210
40.2
17.0
26年度
53,582
47.7
18.0
27年度
28年度
50,958
52,945
50,143
20.0
45.0
42.7
14.0
18.0
20.0
21.0
50.0
15.0
20.0
ver.02.50
- 97
-
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
協働のまちづくり
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・市民は、市政に関心を持ち、主体的にまちづくりに参画するよう努める。
・市民は、自らがまちづくりの主体であることを認識し、自らの発言及び行動に責任を持つよう努める。
・市民は、市と協働し、魅力あるまちづくりを行うよう努める。
・市民は、市が実施するサービスの提供を受けたときは、市が定めるところにより応分の負担をしなければならない。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・市内各地域の住民自治組織は、自治振興会等を中心としてその地域に住居を構え、居住している者全員が参加できる組織として会則を制定
及び公開し、並びに住民生活の安心及び安全の確保を図り、福祉、文化活動等を活性化するように努めなければならない。
・市民団体は、自らの活動の社会的責任を自覚し、その活動内容が広く市民に理解されるよう努める。また、人材の育成にも努める。
・事業者は、地域社会の一員として、環境に配慮した事業活動を行い、地域社会と調和を図りながら公益的なまちづくりに寄与するよう努める。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・行政が保有するまちづくりに関する情報を市民と共有するとともに、市民参画でまちづくりを実践しなければならない。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・少子高齢化、過疎化の更なる進展により、人口減少と高齢化が進む。
・「南砺市まちづくり基本条例」が施行されたことにより、市民協働、市民参画によるまちづくりが進展する。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
肯定意見
・協働事業により地域に活性化が図られた
・会議の公開、公募委員の選任、パブリックコメント等により市民の意見が行政に反映されるようになった。
否定意見
・協働の名の元に、これまでやっていた行政サービスを市民に押しつけるのか。 ・まちづくり基本条例の普及、PRが十分でない。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・市民協働課が設置され、各種協働事業が実施されていること。
・南砺市まちづくり基本条例の施行により、市民参画の市政が行われる
仕組みが出来ていること。
・市民要望書を取りまとめ、リアルタイムにwebで公開していること。
・予算のあらましを自治会等に配布するとともに、概要版を全戸配布し
ていること。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・協働のまちづくり支援センターを設置している。
・まちづくり基本条例を施行。(県内で2番目だが内容は最も細
部にわたっている)
5 施策の現状と課題
○まちづくり基本条例
市民と行政の協働のまちづくりの実現に向けて、その仕組みづくりの根幹となる「南砺市まちづくり基本条例」が施行されています。今後、条例
の見直しとともに、これが確実に運用される必要があります。
○情報の共有
本市では、地域審議会や市政懇談会などを開催し、各種計画の説明や進捗状況を報告していますが、協働のまちづくりを行う上でもっとも重
要なことは、行政が持つ情報を市民といかに共有できるかにあります。情報の共有がなければ、市民と行政が責任ある役割を分担することは困
難です。協働で解決すべき課題や問題に対して、行政が持つ情報を積極的に市民に開示し、共有していくことが求められています。このほか、
広報なんと、ホームページ、情報公開コーナーなどを充実する必要があります。
○地域との連携
本市では、自治振興会・自治会・町内会等から寄せられた要望書をデータベース化し、web上でリアルタイムに対応状況が見られるようにして
います。また、協働のまちづくりモデル事業等により、市民協働による地域課題の解決を支援しています。今後、ますます少子高齢化が進行し、
地域や市民ニーズの多様化も予想されるため、地域との連携が一層重要視されます。
○市民団体との連携
本市では、協働のまちづくり活動をサポートするために、「南砺市協働のまちづくり支援センター」を開設しています。また、市民団体や
NPOを対象とした協働のまちづくりモデル事業を実施しています。
一方、子育て支援や介護といった社会的課題を協働で解決していくためには、ボランティア団体や婦人会、老人会、NPOといった市民団体と
強固に連携する必要があります。
○市民目線の行政運営
市民と行政の協働のまちづくりの実現のためには、市民から信頼される行政でなければなりません。そのためには、市役所の窓口や担当課の
対応はもちろんのこと、常に市民目線での行政運営が求められます。また、施策の決定や事業実施においては、わかりやすく丁寧な説明責任
が問われています。
ver.02.50
- 98 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
協働事業の推進
情報共有の推進
協働のまちづくり
施策マネジメントシート3
主な事業
・まちづくり基本条例の普及
・協働のまちづくりモデル事業の実施
・協働のまちづくりリーダー養成事業の推進
自治振興会を核とした住民自治組
織との連携
市民団体等への支援
・地域審議会、地域づくり談議、市政懇談会の開催
・情報公開コーナー開設、広報なんと発行、HPの開設、市政出前講座
・地域づくり交付金事業の実施
・地域づくり支援員の設置
・協働のまちづくりモデル事業の実施
市民団体等の連携
・協働のまちづくり支援センター機能の強化
NPO法人設立への支援
・協働のまちづくりモデル事業の実施
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
A:【協働のまちづくりに取り組んでいる市民の割合】
市民と行政の協働のまちづくりを実現するためには、市民一人ひとりが協働事業に取り組むことが大切です。地域や市民団体との連携を強
化することにより、協働事業に取り組む市民の割合の目標値を50%とした。
B:【市が取り組んでいる協働事業数】
市民と行政の協働のまちづくりを推進していくためには、各部、各課において、市が提供できる協働事業を増やしていくことが大切です。目
標を現行事業の倍となる20事業とした。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
△
A:まちづくり基本条例の施行により市民意識が高揚した。
A 132 協働のまちづくりに取り組んでいる市民の割合
◎
B:地域力、人間力を高める事業も取り組みながら推進している。
B 133 市が取り組んでいる協働事業数
C
D
E
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・まちづくり基本条例の確実な運用と周知、普及を図る。
・まちづくり基本条例を遵守した行財政運営の徹底を図る。(会議に公開、公募委員の選任、説明責任の徹底)
・広報公聴活動(優れた取り組み・成功事例の紹介)の充実による情報共有の推進を図る。
・まちづくり基本条例の見直しを図る。(協働のまちづくり推進会議の運営)
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・まちづくり基本条例という市民が主体のまちづくりの仕組みが出来たが、会議の公開や、委員の公募をしているものの参加者・応募者が少な
い。市民への周知が不十分か、又は市民の意識が充分でないことが推測される。市からの積極的な働きかけが必要である。
・自治振興会の規模や地域づくり支援員の関わり方等によって、地域毎、地域内の地区毎に活動に差がある。
・協働のまちづくりモデル事業への応募が減少傾向にある。協働のまちづくりモデル事業のニーズはあるが、担う人材が不足している。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・まちづくり基本条例の確実な運用と周知、普及を図る。
・五十の手習い塾などで地域づくりリーダーの養成を図る。
・広報公聴活動の充実を図る。(夏休み子ども議会の開催)
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・協働まちづくり推進会議の議論を踏まえて、市民への周知や市民の意識啓発(優れた取り組み・成功事例の紹介)を行ってまちづくり基本条
例の確実な運用を図る。
・まちづくり基本条例を遵守した行財政運営が行われているが、引き続き更なる推進を図る。
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−マネジメントシート3−
- 99 -
平成
施策の方針
総合 政策No. 3 6
計画
体系
施策No. 3 6 2
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
施策統括課 南砺で暮らしません課
課長名
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
施策
市民と行政の協働のまちづくり
月 31 日
月 日
市川孝弘
コミュニティ活動への支援
関係する計画
関係課名
全行政センター、生涯学習スポーツ課
目指すべき姿
・すべての市民が地域コミュニティである住民自治組織に加入し、地域の課題解決に向けて、自ら考え自ら行動する地域力の高いコ
ミュニティを形成します。
・地域コミュニティの核となる自治振興会が、地域連携機能を高め、その地域に適した地域づくりを進めます。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
ア)市民
イ)町内会、自治会
ウ)自治振興会
単位
A 人口
人
B 自治会、町内会数
団体
C 自治振興会数
団体
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
自分たちが住んでいる地域をより安全安心で住みよい地域としていくた
めには、住民が自ら考え、自ら行動する住民自治活動が大切です。その
ためには、すべての市民が住民自治組織に加入するとともに、その活動
に積極的に参加するようにします。
単位
A 134 自治会町内会に加入している世帯の割合
%
B 135 自治会町内会行事に参加している市民の割合
%
団体
C 136 地域づくり事業を行っている自治会数
D
E
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
A:自分たちが住んでいる地域を安全安心で暮らしやすい地域に変えていくためには住民自治組織の強化が大切です。
そのためにはすべての世帯が加入することが目標に加入率を指標とした。
B:住民自治組織が行うコミュニティ行事等には多くの住民参加しなければ地域力は高まりません。そのため、コミュニティ
行事への参加率を指標とした。
C:住民自治組織が主体的に地域づくり事業に取り組むことによって、地域力が高まり住民同士の連携が強化されます。
市が実施している「協働のまちづくりモデル事業(自治会・町内会対象)」の実施自治会数を指標とした。
A:市民意識調査において、自治会町内会に加入していると回答した世帯の割合。
B:市民意識調査において、過去1年間に自治会町内会行事に参加したことがあると回答した市民の割合。
C:市が実施している「協働のまちづくりモデル事業(自治会町内会対象)」に取り組んでいる自治会町内会の数。
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
対象指標 B 団体
実績値
見込み値
C 団体
実績値
成り行き値
目標値
A %
実績値
成り行き値
目標値
B %
実績値
成り行き値
目標値
C 団体
実績値
成果指標
成り行き値
目標値
D
実績値
成り行き値
目標値
E
実績値
成り行き値
目標値
F
実績値
A
人
19年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
58,266
56,150
55,561
54,832
54,210
53,582
355
355
355
355
355
354
31
31
31
31
31
31
91.1
71.8
91.8
73.6
93.8
77.6
31.0
93.0
78.2
51.0
93.7
79.0
54.0
50,958
52,945
355
354
31
31
88.5
94.0
93.9
70.0
74.0
75.7
32.0
40.0
58.0
28年度
50,143
355
31
88.0
95.0
69.5
75.0
33.0
45.0
ver.02.50
- 100 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
コミュニティ活動への支援
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・住民は、住民自治組織の一員として、その役割について理解を深め、互いに協力するよう努める。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・市内各地域の住民自治組織は、自治振興会等を中心としてその地域に住居を構え、居住している者全員が参加できる組織の構成、運営方
法、会計事務等を定めた会則を制定及び公開し、並びに住民生活の安心及び安全の確保を図り、福祉、文化活動等を活性化するように努め
なければならない。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・市は、住民自治組織の自主性及び自立性を尊重し、かつ、地域の特性を活かした魅力ある地域づくりを支援すること。
・市は、市民、住民自治組織及び市民団体間の円滑な活動を支援するために必要なコーディネーターを養成し、配置する等協働のまちづくり
の推進に努めるものとする。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・少子高齢化、過疎化の更なる進展により、人口減少に拍車がかかることが予想される。
・「南砺市まちづくり基本条例」の施行により、人口減少の中においても市民協働、市民参画によるまちづくりが進展する。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・協働のまちづくりモデル事業により、少なからず「地域に活力がでた」「地域内の連携が強化された」と評価。
・協働のまちづくりモデル事業を実施したいが地域にコーディネイトするリーダー的人材がいない。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・地域内分権制度による地域の自由裁量で支出可能な地域づくり
交付金が交付されている。(H23∼)
・協働のまちづくりモデル事業が実施されている。(H21∼)
・協働のまちづくりチャレンジ事業が実施されている。(H26∼)
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・左記事業は近隣市町村で実施されていない。または、実施され
ていても事業費、事業量が小さい。
5 施策の現状と課題
○地域内分権と地域づくり交付金
自分たちが住んでいる地域をより安全安心で住みよくしていくためには、住民が自ら考え、行動するという住民自治活動の実践が大切です。
地域の個性と実情にあった地域づくりを自己決定、自己責任において取り組むことを可能とした地域内分権制度が導入されています。今後も
引き続き、地域コミュニティの核となる自治振興会と連携を図りながら、この制度の定着と具体的な成果が求められています。
しかしながら、各振興会それぞれの地域事情や活動量の違いから、交付金の一律交付のあり方の検討が必要となっています。
○コミュニティ施設
本市は昔ながらの「結の精神」が根付く地域です。しかしながら、少子高齢化と過疎化により人口が著しく減少し、連帯感や地域社会への関
心が希薄になるなど、コミュニティが失われつつあります。今後、コミュニティ活動の維持・活性化を図るためには、人口減少の事実を踏まえつ
つ、地域コミュニティの活動拠点となる施設の充実に取り組む必要があります。
○自治振興・コミュニティ活動
地域づくり交付金や公民館活動交付金、自主防災組織への資機材や訓練費の助成、協働のまちづくりモデル事業の展開などを通じて、自
治会やコミュニティ活動への支援を行っています。今後は、地域住民が主体となった地域づくりやまちづくりの更なる進展を図るために、自治
振興会の組織強化と地域づくりリーダーやコーディネーターの育成や地域人材、資産の有効活用を図らなければなりません。
ver.02.50
−マネジメントシート2−
- 101 -
平成
27
年度事後評価
コミュニティ活動への支援
施策マネジメントシート3
6 施策の展開
施策中分類
地域内分権の推進
・地域づくり交付金事業の実施
地域拠点施設の整備
・地区公民館大規模改修事業の実施
自治会・自治振興会への支援
・自主防災組織支援事業の推進
コミュニティ活動・まちづくり団体へ
の支援
地域人材育成の推進
・協働のまちづくり支援センターの設置
主な事業
・地域づくりリーダー養成塾「七転び八起き塾」 、「五十の手習い塾」の開設
・各種まちづくり講座の開設
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
A:【自治会町内会に加入している世帯の割合】
自分たちが住んでいる地域を安全安心で暮らしやすい地域に変えていくために、自ら考え、自らの責任において行動する住民自治活動
の充実が重要です。現在でも加入率は全国的にみても高い水準ですが、更に4%増の95%に設定した。
B:【自治会町内会行事に参加している市民の割合】
組織率が高くても行事等への参加が低ければコミュニティの維持は困難となります。なんらかの形で自治会町内会の行事に参加している市
民の割合の目標値を市民全体の3/4となる75%に設定した。
C:【地域づくり事業を行っている自治会数】
市では自治会やコミュニティ活動への様々な支援を行っています。その中で、地域住民が主体となって地域づくりやまりづくりを実践する
「協働のまちづくりモデル事業数」を指標として、目標値を45自治会とした。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
達成状況
成果指標名
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
○
A 134 自治会町内会に加入している世帯の割合
A:まちづくり基本条例の施行により、市民意識が高揚した。
◎
B 135 自治会町内会行事に参加している市民の割合
B: 〃
◎
C 136 地域づくり事業を行っている自治会数
C:取り組んでいる自治会を広報誌で紹介するなど、事業のPR活動を積極的に
D
展開した。
E
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・地域づくり交付金の交付や地域づくり支援員の派遣など、地域内分権制度の普及とPRを行う。
・協働のまちづくりモデル事業の周知と新規応募自治会等への説明会の実施により、積極的な地域づくりを支援する。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・地域づくり交付金が、地域の問題や課題の解決に活かされているかの検証が必要である。
・地域づくり支援員の派遣が必ずしもうまく機能しているとは限らない。
・協働のまちづくりモデル事業の応募自治会が減少傾向にあるが、地域力の高い地域をつくることは、協働のまちづくりには重要なことである
から、積極的な取り組みとなるよう努める必要がある。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・地域づくり交付金の地域満足度や使途調査、課題解決等の検証を行う。
・地域づくり交付金の適正化の検討。
・南砺市まちづくり基本条例の周知・普及を図り、確実な運用を行う。
・協働のまちづくりモデル事業・チャレンジ事業の周知と新規応募自治会等への説明会の実施により、積極的な地域づくりを支援する。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・地域づくり支援員の積極的関与を図る。
・自ら考え自ら行動できる住民自治組織にするための支援を強化する。
・協働のまちづくりモデル事業・チャレンジ事業(自治会町内会対象)の事例の周知を図る。
ver.02.50
- 102 -
−マネジメントシート3−
平成
施策の方針
総合 政策No. 3 6
計画
体系
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
施策No. 3 6 3
施策
施策統括課
市民と行政の協働のまちづくり
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
福祉課
課長名
月 29 日
月 日
西井 隆生
ボランティア活動の推進
関係する計画 南砺市地域福祉計画(H19∼H28)
関係課名
市民協働課、全行政センター
目指すべき姿
・市民や市民団体、企業がボランティア活動に参加し、地域社会を支えあいながら、共に助けあい、心豊かに暮らすことができる社会
の実現を目指します。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
□
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
ア)市民
イ)市民団体
ウ)企業
単位
A 人口
人
B
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
市民、市民団体、企業がボランティア活動に参加し、共に助け合いながら
地域社会を支えあう。
A 137 ボランティア活動に参加している市民の割合
単位
%
B 138 ボランティアセンター登録団体数
団体
人
C 139 ボランティアセンター登録ボランティアサポーター数
D
E
F
成果指標設定の考え方
A:市民一人一ボランティア活動を目指して、ボランティア活動に参加している市民の割合を指標とした。
B:市民団体のボランティア団体を把握するために、ボランティアセンター登録団体数を指標とした。
C:継続的にボランティア活動を行っている市民を把握するために、登録ボランティアサポーター数を指標とした。
(成果指標設定の理由)
A:住民意識調査「問54あなたは、過去1年間にボランティア活動に参加しましたか。」による。
B:市ボランティアセンターに登録しているボランティア団体の実数を南砺市社会福祉協議会が把握
C:市ボランティアセンターに登録しているボランティアサポーターの実数を南砺市社会福祉協議会が把握
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
対象指標 B
実績値
見込み値
C
実績値
成り行き値
目標値
A %
実績値
成り行き値
目標値
B 団体
実績値
成り行き値
目標値
C 人
実績値
成果指標
成り行き値
目標値
D
実績値
成り行き値
目標値
E
実績値
成り行き値
目標値
F
実績値
A
人
19年度
58,266
22年度
23年度
56,150
40.2
168
40
24年度
55,561
44.3
172
40
25年度
54,832
42.3
182
40
26年度
54,210
43.4
179
40
27年度
53,582
47.7
178
58
28年度
50,958
52,945
50,143
42.0
48.0
46.8
185
180
179
50
60
59
43.0
50.0
185
185
55
62
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 103 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
ボランティア活動の推進
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・市民一人一ボランティア活動を実践し、共に助けあい支え合う心豊かな社会の実現を目指す。
・市民自らが健康意識を持ち、要介護者にならないよう、健康づくり、疾病予防を積極的に推進する。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
地区社会福祉協議会: 地域住民による個別支援活動と福祉コミュニティづくりを目的としたケアネット活動を推進する。
各地域で高齢者交流サロンを実施し、高齢者の介護予防を図る。
市社会福祉協議会: ボランティア養成講座、災害救援ボランティアコーディネーター育成講座等を開催し、人材育成に努める。
ボランティア情報の収集、発信、ボランティア団体の連携を図るためにボランティアセンター機能の強化を図る。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
国・県: ボランティア活動を実施するための補助金の確保、拡充等の財政的支援
市: 市社会福祉協議会や地区社会福祉協議会が取り組む各種ボランティア活動に必要な人的体制整備に対する財政的支援
ボランティア活動への市民参加の普及啓発活動
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・ボランティアセンター登録団体、及びサポーターの高齢化、固定化が進んでいる。
・ボランティアの高齢化、少子化等による人口減少により、ボランティア不足が予想される。
・大規模災害発生時における災害ボランティア支援体制の確立が急務である。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・ボランティアポイント制導入に対しては、見返りを期待してボランティアをしているのではないという意見がある。
・一方、ボランティア活動も多岐にわたりポイント制の活用によりボランティアの普及に繋がるのではないかという意見もある。 ・
ボランティア活動に対する補助金等の支援を求める声がある。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
② 近隣他市町との比較
□
□
□
□
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など) *上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・ボランティアの高齢化等により、ボランティアセンター登録団体数が増 ・H23∼H24かけて南砺市ボランティア活性化会議において検討され
えない。
た結果、ボランティアポイント制度は実施しない結論に至る。
・地区社会福祉協議会において、ボランティアサポーターを地域福祉
サポーターと位置づけ、地域福祉の推進役として31地区2名づつの普
及に取り組み体制強化を図っている。
5 施策の現状と課題
○ボランティア活動
市民や様々なボランティアグループが、奉仕活動やイベントへの協力、趣味を活かしたボランティア活動を行っています。ボランティアセン
ターが設置され、ボランティア活動のマッチングに対応できる環境も整備されています。しかしながら、ボランティア会員の高齢化や固定化が
みられ、新たなボランティア会員の確保が課題となっています。また、大規模災害発生時の災害ボランティア支援体制の確立も今後の課題と
なっており、新たな仕組みづくりが求められています。
○ボランティア育成
ボランティア養成講座やコーディネーター育成講座などを開催するとともに、ボランティア体験などを通じて、活動への参加を促進していま
す。一方では、ボランティアへの関心と参加意欲の高揚を図るための施策が求められています。
また、ボランティア情報の収集や発信、ボランティア団体間の連携強化を図るために、今後、ボランティアセンター機能の一層の充実が必要
となっています。
ver.02.50
- 104 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
ボランティア活動の推進
施策マネジメントシート3
6 施策の展開
施策中分類
一人一ボランティアの推進
主な事業
福祉教育の推進
企業ボランティアの支援
ボランティアセンターの充実
ボランティアセンター機能の充実
災害救援ボランティアの育成と体制づくり
ボランティア団体の連携・活動強化 ボランティアコーディネーターの強化
ボランティア活動の支援
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
A:【ボランティア活動に参加している市民の割合】
「市民一人一ボランティア活動」を推奨するとともに、南砺市ボランティアセンターの機能を充実させていくことにより、ボランティア活動に参
加している市民の割合の目標値を50%とした。
B:C:【ボランティアセンター登録団体数・同 ボランティアサポーター数】
ボランティア団体においても活動者の固定化と高齢化が課題となっている。ボランティア情報の発信やボランティア団体及びボランティアサ
ポーター間の連携を図ることにより、目標値として「ボランティアセンターに登録している団体数」を185団体、「ボランティアセンターに登録し
ているボランティアサポーター数」を62人に設定した。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
△
A 137 ボランティア活動に参加している市民の割合
A:住民意向調査よる指標であり、昨年度より低下している。
△
B 138 ボランティアセンター登録団体数
B:登録団体の新設・廃止は見られたが全体では昨年と変わらない登録団体数
△
C 139 同 ボランティアサポーター数
となった。しかし、ボランティア活動者の高齢化が進んでおり、登録者数では大
D
幅に減少している。
E
C:各地域においてボランティアサポーター(地域福祉サポーター)2名体制が
F
進んできた。
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・ボランティアサポーター(地域福祉さぽーたー)の活動の充実を図りながら、各種団体とのネットワークの構築に努め、あらゆる場面において
福祉教育を推進する。
・ボランティアセンターの機能充実を図り、ボランティア養成講座を開催する。
・市民への防災意識の高揚を図るため、防災研修会等を開催する。
・災害救援ボランティアセンターの充実を図り、関係機関との連携強化に努める。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・ボランティアセンターの機能充実・登録の促進に務めているが、成果へ反映されていない。登録者の高齢化のほか、定年延長等の労働環境
の変化による人材不足も影響しているものと考えられる。今後とも未登録団体を中心に、センターの周知と登録の推進を継続する必要があ
る。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・H27年度に引き続きボランティアセンターの周知を含め、ボランティア情報の受発信の仕組みづくりに取り組み、ボランティア活動への参加
促進を図る。
・各種ボランティア養成講座・研修会を開催し、受講者にはボランティアセンターへの登録と活動への参加を促す。
・災害時に立ち上げる「災害救援ボランティアセンター」の機能の確認と研修会の実施。センター運営マニュアルに基づく訓練の実施。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・さまざまな世代を対象とした福祉講座等が提供できるよう、プログラムを作成する必要がある。
・住民ニーズや地域課題に対応した講座の開設や人材活用の仕組みづくりが必要である。
・訓練等の実施による運営マニュアルの見直し。
ver.02.50
−マネジメントシート3−
- 105 -
平成
27
総合 政策No. 3 6
計画
体系
施策マネジメントシート1
年度事後評価
施策の方針
施策No. 3 6 4
施策
施策統括課
市民と行政の協働のまちづくり
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
南砺で暮らしません課
課長名
月 31 日
月 日
市川孝弘
男女共同参画社会の推進
関係する計画 ・南砺市男女共同参画推進プラン(H19∼H28)
全行政センター
関係課名
目指すべき姿
・男女が互いにその人権を尊重し、性別にとらわれることなく、対等なパートナーとして認め合い、共に責任を担い、それぞれの個性と
能力を十分に発揮することができる社会の実現を目指します。
□
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
ア)市民
単位
A 人口
人
B
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
市民すべてが、男女共同参画の意味と意義を理解し、その実現に努める
ようにします。
A 140 男女共同参画を理解し実現を目指す市民の割合
%
B 141 各種行政委員の中の女性委員の人数
人
C 142 男女共同参画推進員数
人
単位
D
E
F
成果指標設定の考え方
A:男女共同参画社会の実現には、それを目指す市民の割合が増加することが必要なため指標とした。
B:市の各種行政委員の内の女性委員の割合を増やすことによりその実現を目指すため指標とした。
C:この実現を目指すために重要な役割を担う男女共同参画推進員の数を指標とした。
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
A:市民意識調査 「問59 あなたは、男女共同参画の考え方を知っていますか、また、関心がありますか」に、1.知っている
し関心もある と回答した方の割合。
B:市の各種行政委員の中の女性委員の実数。
C:男女共同参画推進員の実数。
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
A
人
対象指標 B
C
A
B
C
成果指標
D
E
F
%
人
人
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
実績値
見込み値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
成り行き値
目標値
実績値
19年度
58,266
22年度
56,150
23年度
24年度
55,561
54,832
25年度
54,210
26年度
50,958
52,945
50,143
29.0
37.0
25.5
30.0
40.0
150.0
179.0
76.0
79.0
73.0
153.0
24.7
28.4
28.5
25.4
126.0
113.0
124.0
145.0
156.0
77.0
76.0
76.0
28年度
53,582
25.7
77.0
27年度
77.0
76.0
80.0
ver.02.50
- 106 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
男女共同参画社会の推進
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・男女共同参画社会の意義と意味を理解しその実現に努める。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・男女共同参画社会の意義と意味を理解し、子供、高齢者、障がい者など、すべての人々が安心して暮らせる社会の実現に努める。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・地域や企業等の理解を得ながら社会環境整備に取り組む。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・少子高齢化、過疎化の更なる進展により、人口減少と高齢化が進む。
・子育てや介護問題など男女共同で対応しないと解決できない時代となっている。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・男女平等と男女共同参画を混同している市民がいる。
・男の子は男らしく、女の子は女らしくという考えの方が未だにいる。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・女性委員の数が増えない。
・男女共同参画推進員数が増えない。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・特に近隣市町村と比べて高い、低いの根拠となる数値がない。
5 施策の現状と課題
○男女共同参画の推進
女性と男性が共に互いの能力を発揮することのできる男女共同参画社会の実現に向け、男女共同参画推進員が各団体と協力し、様々な啓
発事業に取り組んでいます。しかしながら、地域や年代により、男女共同参画社会への理解に開きがあり、また、各種行政委員への女性の登
用が少ないなどの課題があります。今後も、子育てや介護問題など、男女共同参画で対応しなければ解決できない社会的課題を具体的に取り
上げながら、引き続き、啓発活動の充実を図る必要があります。
また、地域や企業等の理解を得ながら、社会環境整備への抜本的な取り組みが求められています。
ver.02.50
−マネジメントシート2−
- 107 -
平成
27
6 施策の展開
施策中分類
啓発事業の推進
社会環境づくりの推進
男女共同参画社会の推進
施策マネジメントシート3
年度事後評価
主な事業
男女共同参画推進事業の実施
男女共同参画社会づくり(地域・企業・事業所)の推進
男女共同参画フォーラムの開催
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
A:【男女共同参画を理解し実現を目指す市民の割合】
男女共同参画社会の実現に向けて、その啓発事業や社会的環境整備を推進していくことにより、男女共同参画社会の実現を目指す市民
の割合を初期実績値の25.7%に対して、目標値として従前のとおり40%に設定している。
B:【各種行政委員の中の女性委員の人数】
市の各種行政委員の内女性委員の人数について、目標値を、その3割にあたる153人に設定した。
C:【男女共同参画推進員数】
前期計画目標値と同数の80人とした。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
×
A 140 男女共同参画を理解し実現を目指す市民の割合
A:男女共同参画推進員を中心に、普及啓蒙活動を行っているがなかなか浸
◎
B 141 各種行政委員の中の女性委員の人数
透していない。
×
C 142 男女共同参画推進員数
B:まちづくり基本条例により、委員構成の3割以上を女性としなければいけな
D
いこととしたため。
E
C:2年任期のため増加していない。(H25年度末任期)次回の選任には、公募
F
を実施するなどしていきたい。
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・男女共同参画推進プランの推進を図る。
・男女共同参画推進員の活動を充実させる。
・次期の男女共同参画推進プラン策定のための作業を進める。(基礎調査、アンケートの実施)
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・普及、啓発活動がマンネリ化していることから、南砺市連絡会による劇団を立ち上げ、地道に活動を行っており、これからも積極的に公演活
動を行うことが効果的である。
・男女共同参画の視点から、災害時の避難所運営マニュアルの作成を行い市長に提言した。これからは、非常時の対応について市民全体が
共通認識を図っていく必要がある。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・男女共同参画推進プランの推進を図る。
・次期男女共同参画推進プランを策定する。
・南砺市連絡会としての活動の充実を図る。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・男女共同参画推進プランの確実な推進を図る。
・合併前から維持されている男女共同参画推進員の定数及び活動内容について検討する。
ver.02.50
・
- 108 -
−マネジメントシート3−
平成
27
総合 政策No. 3 7
計画
体系
施策マネジメントシート1
年度事後評価
施策の方針
施策No. 3 7 1
施策
施策統括課
健全で開かれたまちづくり
情報化の推進
関係する計画
住民生活課
関係課名
目指すべき姿
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 年 施策統括
地方創生推進課
課長名
月 29 日
月 日
柴 雅人
・南砺市地域情報化推進に関する基本指針(H20年度策
定)
地域間・世代間の情報格差を解消し、市民が、いつでも・どこでも・誰もが自由に情報を取得したり、利用することのできる社会の実現
を目指します。電子自治体の推進により、市民の利便性の向上を目指すとともに、行政の効率化を進めます。
□
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
ア)市民
単位
A 人口
人
B
C
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
・いつでも・どこでも・誰もが自由に情報を見たり、利用することができる
・効率的に行政サービスを受けることができる。
A 143 住基カードの機能を知っている市民の割合
%
B 144 ケーブルテレビ加入率
%
C 145 ホームページ閲覧件数
千件
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
単位
D 146 インターネットを利用している市民の割合
%
E 147 住基カード発行率
%
F 148 住基カードを利用した証明書の交付率
%
A:電子自治体の推進の基礎となるICカード(住基カード)の認知度により、電子自治体推進の指標とする。
B:行政情報番組やデーター放送しているケーブルテレビの加入状況により、情報通信ネットワークの活用状況がわかる。
C:ホームページ閲覧件数により、地域情報化の推進を測る指標とする。
D:情報受発信の手段としてのインターネット普及率を測る指標としてあげた。
E:電子自治体の推進の基礎となるICカード(住基カード)の発行率により、住民への普及状況の指標とする。
F:自動交付機の利用率により情報通信ネットワークの活用状況を把握する。
A:【市民意識調査】 問63 住民基本台帳カードからマイナンバーカードに変更になったことを認識していると回答した数。
(H27まで住基カードの各種機能の認識)/回答数から無回答を除いた数
B:となみ衛星通信テレビ(株)において把握
C:地方創生推進課において把握
D:【市民意識調査】 問65 情報通信機器のうちインターネットを利用していると回答した数/有効回答数
E:住民生活課において把握
F:住民生活課において把握(自動交付機証明書発行件数+ コンビニ交付証明書発行件数/証明書発行件数)
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
見込み値
実績値
見込み値
対象指標 B
実績値
見込み値
C
実績値
成り行き値
目標値
A %
実績値
成り行き値
目標値
B %
実績値
成り行き値
目標値
C 千件
実績値
成果指標
成り行き値
目標値
D %
実績値
成り行き値
目標値
E %
実績値
成り行き値
目標値
F %
実績値
A
人
19年度
58,266
データーなし
54.6
692
データーなし
51.7
14.8
22年度
56,150
86.2
58.6
1,338
56.8
57.2
35.5
23年度
24年度
55,561
88.9
61.7
1,115
57.8
58.8
33.9
54,832
89.6
62.1
1,037
62.9
59.4
35.5
25年度
54,210
89.9
62.4
1,042
62.8
60.6
36.2
26年度
53,582
92.7
62.7
975
65.4
59.5
35.0
27年度
50,958
52,945
90.0
90.5
76.2
60.6
60.8
62.9
1,250
1,450
923
62.0
67.0
75.7
61.8
64.0
47.8
38.0
40.0
20.2
28年度
50,143
90.0
91.0
60.8
61.0
1,250
1,500
63.0
70.0
62.5
65.0
38.5
41.0
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 109 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
情報化の推進
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
ケーブルテレビに加入し、行政情報等を積極的に入手する。
インターネットを利用できる環境を整える。
行政サービスを受けるためのICカード(住基カード・個人番号カード)の取得をしてもらう。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
地域情報をケーブルテレビに積極的に提供する。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
行政情報を発信する。
電子申請、電子入札を行うことができるようシステムの構築を検討する。
超高速ネットワーク網の整備促進を、通信サービス事業者に要請する。
住基カード・個人番号カードの普及啓発と情報セキュリティ対策の徹底。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
市内全域にCATVや高速情報通信網が整備され、さらに光ファイバーなどを活用した超高速通信網や無線のサービスエリア拡大が期待されて
いる。インターネットをはじめとする情報通信技術が、市民の暮らしの中に急速に普及している一方で、デジタル・デバイト(情報格差)が広がっ
ている。自動交付機については、旧町に各々4台設置してあったものを、福光以外の3台を廃止し、福光も来年度に廃止する予定。市内コンビ
ニ店舗については、14店舗まで対応可能となり、コンビニ交付へのスムーズな切替検討が必要である。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
NTTの光フレッツサービス等の高速通信の提供が受けられるよう企業・市民から要望がある。
高齢者などの買物難民が今後増えることが予想され、情報通信ネットワークを利用した買物支援が望まれている。
無線LANの整備要望が増えてきている。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
住基カードの発行率が、カード更新に伴い若干減少した。住基カード
による住民票の写しや印鑑証明書、戸籍証明書の自動交付サービスが
浸透してきた。
さらに、平成23年度からコンビニでの住民票の写しや印鑑証明書、
平成24年1月からは戸籍謄抄本や戸籍の附票の写しの発行も可能に
なった。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
住民票の写し、印鑑証明、戸籍謄抄本や戸籍の附票の写しの自動交
付機やコンビニでの発行は、他市より進んでいるものの
光ケーブルによる超高速ネットワーク化が他市より遅れている。
5 施策の現状と課題
○地域情報化の推進
高度情報化社会は引き続き進展しており、インターネットを始めとしたI C T(情報通信技術)は市民生活に欠くことのできないものとなってい
る。本市ではこれまで、職員へのパソコンの配備や高速ネットワークの構築などによって整備した情報通信基盤の活用により、ホームページを介
した迅速な行政情報の提供や各種情報システムによる市民サービスの向上、行政事務の効率化などにおいて一定の成果を上げている。
今後更に、超高速ネットワークなど情報基盤の整備促進を図るとともに、I C T を活用した行政サービスの充実や新しいサービスの導入など、
満足度の高い市民サービスの提供が求められている。
○ユビキタス社会への対応
高齢者や障がい者の情報通信利用について、格差拡大が懸念され、誰でも手軽に情報通信技術を活用できるようにすることが求められてい
る。
今後は、一人暮らし高齢者や高齢者のみ世帯の見守りや情報伝達に、情報通信ネットワークを活用したそくさいネットの普及と運用の充実が
求められている。
○電子自治体の推進
I C T を活用した満足度の高い市民サービスの提供と、効率的な電子市役所の実現に向けて、市民が行政に参画し市民と行政の協働を促進
するシステムの検討や電子申請などの、市民が便利だと実感できる行政サービスを拡充するなど、「電子自治体の構築」に取り組む必要があ
る。
特に、I C カード(住基カード・個人番号カード)の普及啓発とI C カードを利用したサービスやアプリケーションの充実を図るとともに、徹底した
個人情報の保護に努める必要がある。
○電算システム
現在、電算システムの基幹系業務のサーバについては、耐震設備の整ったデータセンターを活用している。また、将来における基幹系システ
ムの共同利用によるコスト削減を図るため、システムの標準化を進めてきた。
今後、共同利用に向けて自治体間での調整を進めるとともに、自治体クラウドの検討も行っていく必要がある。
ver.02.50
- 110 -
−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
地域情報化の推進
施策マネジメントシート3
超高速ネットワークの整備促進
主な事業
・ブロードバンド環境の充実やICT 利活用による情報化の推進
・市のホームページの充実
・エリアワンセグなどの新たなICT 利活用による防災・行政情報等の提供
・超高速ネットワークの整備促進を関係機関に要請
ICカード(住基カード・個人番号
カード)の普及啓発
・I C カードの普及啓発
・I C カードを利用したサービスやアプリケーションの充実
電算システムの推進
・情報セキュリティ対策の推進
・新たなシステムの導入による効率的な行政の推進と市民の利便性の向上
・システムの共同利用によるコスト削減
情報化の推進
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【住基カードの機能を知っている市民の割合】 住基カード機能を一つでも知っている市民の割合は86.2%であるが、今後広報やCATV 等の
活用により広くPRを行うことで、目標値を91%に設定した。(H27までの指数)
【ケーブルテレビ加入率】 平成22年度末の加入率は58.6%であるが、平成23年7月の地デジ移行に伴いケーブルテレビ加入かアンテナを
設置するかの選択がなされたところであり、今後の加入促進は大変難しい状況である。しかしながら、行政番組の充実やデータ放送、チャン
ネルの充実を図ることで、目標値を61%に設定した。
【ホームページ閲覧件数】 平成22年度の閲覧件数は134万件であるが、平成23年度は若干減少する見込みである。市のホームページのリ
ニューアルにより充実を図ることで、目標値を150万件に設定した。
【インターネットを利用している市民の割合】 市民意識調査では、インターネットを利用していると答えた人の割合は56.8%であった。今後
は、更にブロードバンド環境の充実やI C T 利活用による情報化の推進を図ることで、目標値を70%に設定した。
【住基カード発行率】 平成22年度末の発行率は58.2%であるが、年代別保有状況は、50歳以上が80%、20歳代が21%、30歳代が50%と若
年層の保有率が低い状況である。現在の住基カードの主な機能は、身分証明と各種証明書の発行、図書の貸し出しのみであり、今後新たな
サービスやアプリケーションの充実を図り、若年層の保有率を高めることで、目標値を65%に設定した。
【住基カードを利用した証明書の交付率】
平成22年度末の交付率は35.5%であるが、平成23年4月よりコンビニ交付を開始し、より便利に証明書の交付を受けることができるように
なった。今後は、窓口交付申請者に対し自動交付機暗証番号登録の推進等のPRを行うことで、目標値を41%に設定した。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
成果指標名
達成状況
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
A:住基カードの機能周知からマイナンバーカード切替の周知に指標変更。
マイナンバーカードの切替を知っている市民の割合
×
143
A
B:ケーブルプラス電話の開始に合わせて営業を強化した。
C:ホームページからSNSへのメディア多様化に伴い、昨年度に比べて閲覧者
◎
B 144 ケーブルテレビ加入率
が減少した。
△
C 145 ホームページ閲覧件数
D:スマートフォンの普及と一部の地域で光ケーブルのサービスが始まり増加。
E:これまで60%前後の発行率を維持していたが、住基カードの個人番号カー
◎
D 146 インターネットを利用している市民の割合
ドへの切替により減少に転じた。
F:自動交付機3台の廃止により昨年度に比べて交付率が減少となった。一方
×
E 147 住基カード発行率
でコンビニ交付できる市内店舗数が増加したこともあり、コンビニ交付は少しず
つ実績が伸びている。
△
F 148 住基カードを利用した証明書の交付率
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・超高速ネットワークなど情報基盤の整備促進を図るとともに、I C T を活用した行政サービスの充実を図る。
・一人暮らし高齢者や高齢者のみ世帯の見守りや情報伝達に、情報通信ネットワークを活用したそくさいネットの普及と運用の充実を図る。
・I C カード(住基カード・個人番号カード)の普及啓発とI C カードを利用したサービスの普及を図る。
・電算システムの共同利用について検討したが、マイナンバー導入による改修と重なることとなり、改修完了後に再検討する。
・日本年金機構の情報漏洩事件を契機に自治体のセキュリティ強化が急務となっている。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・エリア放送による「なんとちゃんねる」を平成23年12月から開始し、平成24年度中に観光コンテンツや紹介動画を放送し、併せてデータ放
送システムが運用開始となった。また、防災訓練の際にも活用し、有効性について検証した。
・スマートフォンの世帯普及率の増加・高機能化により、スマートフォン等によるSNSによる情報取得が一般的になってきた。市においても
徐々に一般的になってきたSNS活用としてツイッター連動や公式フェイスブックページを開設するなど、積極的な情報発信に努めている。
・税・社会保障番号制度の本格導入が行われ、個人番号カードの発行はJ−LISのシステムトラブル等により発行率は国レベルにおいても想
定より低調な状況で、さらに自動交付機を福光以外、3台廃止したことにより、証明書の自動交付機等による発行率は下がることとなった。今
後も住基カードから個人番号カードへ及び自動交付機からコンビニ交付へのスムーズな移行が必要。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
超高速ネットワークなど情報基盤の整備促進を図るとともに、I C T を活用した行政サービスの充実や新しいサービスの導入を行う。
防災面を強化した「ふれiTVⅡ」を開発・整備し、主に山間地域の集落や高齢者世帯を中心としての、防災情報の速やかな伝達や見守り等、
情報通信ネットワークを活用した運用体制の整備を図る。
住基カードから個人番号カードへの切替とコンビニ交付の普及を図る。庁舎に設置する自動交付機の全面的な廃止をH29.5に実施予定。
マイナンバー制度の導入に向け、国県近隣市町村とも歩調を併せてスムースな導入検討を行う。
セキュリティ強化対策を実施する。(富山県自治体セキュリティクラウド、自治体情報セキュリティ強化事業)
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
個人番号カードのメリットを継続的に広報し、発行率向上すること及び自動交付機からコンビニ交付へのスムーズな移行が必要。H28年度か
らH29年度に向けて南砺市のセキュリティのレベルを上げる施策を行いながら、サーバー類の更新を実施予定。また、マイナンバー制度によ
るH29.7の地方公共団体の情報連携に向けて庁内のテスト受入体制の強化が必要。
−マネジメントシート3−
-ver.02.50
111 -
作成日 平成 28 年 7 月 29 日
更新日 平成 年 月 日
施策統括
総 政策No. 3 7
施策の方針 健全で開かれたまちづくり
上口 長博
施策統括課
行革・施設管理課
課長名
合計
画体
・第2次行政改革実施計画(H24∼H28)
施策
効果的で効率的な行政経営
系 施策No. 3 7 2
・公共施設再編計画(H23∼H28)
関係する計画
・定員適正化計画(H28∼H32)
地方創生推進課・総務課・財政課・市民生活課、会計課・検
関係課名
査室・議会事務局、監査委員事務局
職員資質を向上し、効果的・効率的な行政組織をつくります。
目指すべき姿
市民が効果的な行政サービスを受けることができる行政経営を目指します。
平成
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
ア:職員・組織
イ:市民
ウ:事務事業
単位
A 総職員数(病院等を含む)
人
B 人口
人
C 事務事業数(行政評価対象事務事業)
事業
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
ア-1:資質が向上する
ア-2:効率的な行政組織(職員含む)になる
イ:効率的な行政サービスを受けることができる
ウ:効率的に行われる
行政サービス(市役所の仕事)の水準が適正だと思う市
A 149
民の割合
%
B 150 職員数(病院事業会計職員除く:4月1日現在)
人
C 151 単位人口(1,000人)当たりの職員数(4月1日現在)
人
単位
D 152 経常経費節減額(対平成17年度比較)
百万
円
E 参考 経常経費合計額
億円
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
A:行政サービスの満足度を毎年度把握できる指標を選定
B:効率的な行政組織の達成状況は、総職員数で測定することが考えられるが、公立病院のない他自治体等と比較が可
能になるよう、定員適正化計画の対象となっている病院事業会計職員を除く職員数を成果指標とした。
C:行政改革(定員管理・経常経費節減)職員研修等の基礎となる指標として企業会計を除く職員数並びに単位人口(1,000
人)あたりの職員数を指標として設定した。
D:行政改革への取組みによる効果を明確にしながら進捗管理を行うため、経費節減額を指標として設定した。
A:市民意識調査「問66 あなたは、南砺市の行政サービス(市役所の仕事)の水準は適正だと思いますか」で選択肢1又
は2と回答した方の割合(但し、分母から「5.分からない」と回答した方を除く)
「選択肢:1.そう思う 2.どちらかといえばそう思う 3.どちらかといえばそう思わない 4.そう思わない 5.分からない」
B:総務課において把握
C:単位人口当たりの職員数=職員数(病院事業会計職員を除く)/推計人口×1,000
D:行政改革実施計画改革事項の統括部局において把握→行革・施設再編課で取りまとめ
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
19年度
見込み値
実績値
1,194
見込み値
対象指標 B 人
実績値
58,266
見込み値
C 事業
実績値
成り行き値
目標値
A %
実績値
データなし
成り行き値
目標値
B 人
実績値
807
成り行き値
目標値
C 人
実績値
13.9
成果指標
成り行き値
百万
目標値
D
円
実績値
727
成り行き値
目標値
E 億円
実績値
224.6349
成り行き値
目標値
F
実績値
H17:231.9070
A
人
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
1,114
1,087
1,089
1,075
1,079
56,150
55,561
54,832
54,210
53,582
739
739
738
739
729
68.8
737
13.1
68.7
70.8
707
702
12.7
12.8
68.4
678
12.5
906
571
697
1,198
222.8479
226.1951
224.9393
219.9255
71.2
674
12.6
△347
235.3776
27年度
1,034
1,063
50,958
52,945
800
318
73.0
78.0
68.3
647
647
648
12.7
12.7
12.2
0
359
677
28年度
1,034
50,143
800
74.0
80.0
647
647
12.9
12.9
0
1,044
225.1378
ver.02.50
- 112 -
−マネジメントシート1−
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
広域行政の推進
行政改革の推進
計画行政の推進
職員資質の向上
施策マネジメントシート3
効果的で効率的な行政経営
主な事業
・市域を超えた効率的な行政サービスの展開
・圏域を超えた戦略的な交流の推進
・市民ニーズの変化に対応した市民サービスの提供
・市民の自主的・主体的なまちづくり事業の促進
・行政評価システムの活用(施策・事務事業評価の実施)
・職員の意識改革による積極的な行政改革への取り組み
・指定管理者制度・アウトソーシング(業務の外部委託)の活用
・公共施設再編計画に基づく施設の適正配置
・総合計画基本構想、基本計画及び実施計画に基づく進捗管理
・総合計画と各種計画の調整
・施策・事務事業評価による、重要度、優先度を考慮した計画的な行政運営
・職員研修の充実及び職員の自己啓発による資質向上
・効果的な職員研修の実施
・人事管理の充実
・優秀な人材の確保
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
【行政サ ービス(市役所の仕事)の水準が適正だと思う市民の割合】市民意識調査により、現在、どちらかといえばそう思わない(適正だと思わ
ない)と答えた市民の約半数の方に、どちらかといえばそう思う(適正だと思う)と答えて戴けることを目指して、目標値を80%に設定しました。
【職員数(病院事業会計職員を除く)】職員定員適正化計画により、現在の行政サービス水準を維持する最低限の職員数(平成28年度)647人
を目標値に設定しました。
【単位人口(1,000人)当たりの職員数】職員数(病院事業会計職員を除く)の目標値を人口推計値に基づいて算定した数値を目標値に設定し
ました。
【経常経費節減額(対平成17年度比較)】前年に対してマイナスのシーリングをかけることで設定しました。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
達成状況
成果指標名
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
×
A 149 行政サービスの水準が適正だと思う市民の割合
A:アンケート実施の結果 2.9%下がった。
△
B 150 職員数(病院事業会計会計職員除く)
B,C:定員適正化計画に基く年度の進捗管理を行っている。(年度目標は達
◎
C 151 単位人口(1,000人)当たりの職員数
成)
○
D 152 経常経費節減額(対H17度比較)
D:予算編成において、経常経費はマイナス3%シーリングを行った。
E
F
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・砺波広域圏事務組合・砺波地域消防組合・砺波地方介護保険組合と連携し、スケールメリットを活かした行政サービスを行う。
・行政改革大綱に基く第2次行政改革実施計画や定員適正化計画の推進を図るとともに、行政改革の一環として、行政評価システムを活用
し、施策・事務事業の評価を行い重要度・優先度を考慮した計画的な行政運営を図る。
・総合計画後期基本計画に基づく後期実施計画の進捗管理に努める。
・職員資質の向上のため、効果的な職員研修の実施、自己啓発による資質の向上を図る。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・総合計画後期基本計画に基づき、毎年度の進捗管理を行いながらまちづくりを進めた。
・第2次行政改革実施計画に基づき、毎年度の進捗管理を行いながら成果については市民に分かりやすい形で公表し、改革に取組んだ。
・定員適正化計画に基づき適正な定員管理を推進した。
・行政評価システムにより、施策評価(39施策)・事務事業(318項目)の評価・検証を行い結果を公表した。
・人材育成方針に基づき、効果的な職員研修・職員の市民ニーズへの対応力、職務遂行能力の向上を図った。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・砺波広域圏事務組合・砺波地域消防組合・砺波地方介護保険組合と連携し、スケールメリットを活かした行政サービスを行う。
・行政改革大綱に基く第2次行政改革実施計画の進捗管理や、定員適正化計画の推進を図る。
・行政改革の一環として、行政評価システムを活用し、施策・事務事業の評価を行い重要度・優先度を考慮した計画的な行政運営を図るとと
もに、引き続き監査や予算要望等にも活用を図る。
・公共施設等総合管理計画及び再編計画を策定し、個別施設の具体的な再編を積極的に進める。
・総合計画後期基本計画に基づく後期実施計画の進捗管理に努める。
・職員資質の向上のため、効果的な職員研修の実施、自己啓発による資質の向上を図る。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・定員適正化計画に基づいて、適正な人員配置に努めます。併せて市民サービスの充実に努める。
・行政評価システムの運用を継続し、市民参加の方向性の検討をすすめ、効果的・効率的な行政組織を構築する。
・公共施設再編計画の確実な実行に取り組む。
・業務遂行を通じた人材育成の仕組みを検討する。
ver.02.50
−マネジメントシート3−
- 113 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
効果的で効率的な行政経営
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・住民:基本的には無い(市民自らが出来ることは積極的に自分たちで行ってもらう)が、行政サービスに係るコストについて理解すること。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・地域:地域の課題を行政と対等な立場で情報を共有しながら役割分担を決めて解決すること。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・職員数の削減、事務事業のシステム化、組織の見直し、広域行政の推進、職員研修、行政改革の進行管理
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・人口の減少、少子高齢化の進行。住民ニーズの多様化に伴う行政需要の増加。
・国や県の財政状況も厳しく、5年後も良くなる見通しが無く、現状維持も難しい。
・平成27年度から合併特例法の規定に基づき歳入の37%を占める(H21)交付税が減額され、合併特例債による起債が出来なくなる。
・税収が減少しており、5年後も増える見通しが無い。
・公共施設の維持管理における市財政の負担の増加。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・一部の市民から「職員数が多い、行政が身近でない、経常経費が多すぎる」との意見が寄せられている(アンケート自由意見)
・議会より「定員適正化計画に基き職員数の削減を進めつつも、住民サービスの低下にならないよう工夫すべき」との意見がある。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
② 近隣他市町との比較
□
□
□
□
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
・成果指標B∼Dにおいて若干の改善は見られるものの、成果指標Aは ・成果指標Aは、市民アンケートによるもので、近隣市町村とは比較で
若干悪化した。
きない。
・成果指標B・Cは、近隣他市に比べ多くの職員を削減しているが、市
域が広いこともあり、砺波市・小矢部市よりも単位当たり職員数は多く、
施策の成果はどちらかといえば低い水準にある。
・成果指標Dは、特殊要因がない限り近年減少傾向となっている。
5 施策の現状と課題
○広域行政の推進
本市は、砺波広域圏事務組合、砺波地域消防組合、砺波地方介護保険組合などを通して、周辺自治体と連携した広域行政を行い、スケー
ルメリットを活かしながら、複雑化・多様化する市民ニーズに対応した行政サービスを行っています。一方、公共交通や観光・イベントなどにお
いては、枠組みに捉われることなく、広域的に柔軟な取組が行なわれています。今後も、社会情勢の変化に的確に対応しながら、分野の特性
にあわせた広域的な施策の展開に取り組む必要があります。
○行政改革の推進
簡素で効率的な行政経営を推進するため、他の自治体に比べて多い職員・公共施設数の削減や、質の高い行政サービスの実施が求められ
ています。行政改革大綱・行政改革実施計画等に掲げた取り組みや公共施設再編計画に基づく施設の縮減、引き続き職員定員適正化計画
に基づき計画的な職員採用に努めるなど、着実に行政改革を進める必要があります。
○行政評価への取り組み
行政改革の一環として、行政評価システムを導入し、施策の達成度と公共事業や各種行政サービスの提供に係る事務事業の検証や優先度
の把握を行っています。引き続き、予算編成や監査など、当該システムの的確な運用により、市民本位の開かれたまちづくりに対応していくこと
が求められています。
○職員資質の向上
時代の変化に的確に対応するため、職員養成研修などによる職員のスキルアップや、より専門的に職務を遂行することが求められています。
職員の能力や専門性を最大限に引き出す配置を行うとともに、人材育成基本方針に基づき職員が積極的に研修を重ねることで、市民ニーズ
への対応力や職務遂行能力の向上を図ることが求められています。
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- 114 -
−マネジメントシート2−
平成
施策の方針
総合 政策No. 3 7
計画
体系
施策No. 3 7 3
関係課名
目指すべき姿
作成日 平成 28 年 7
更新日 平成 28 年 施策統括
財政課
課長名
施策マネジメントシート1
年度事後評価
27
健全で開かれたまちづくり
施策
施策統括課
財政の健全化
行革・施設管理課、検査室、税務課、会計課、監査委員事
務局
関係する計画
月 29 日
月 日
井口 一彦
・総合計画実施計画(H28∼H30)
・第2次南砺市公共施設再編計画(H28∼H57)
・中長期的な展望に基づく計画的で健全な財政運営を進めます。
成果目標管理事業の有無
1 施策の目的と指標
□
重点施策の有無
③ 対象指標名(対象の大きさを表す指標)*数字は記入しない
① 対象(誰、何を対象としているのか)*人や自然資源等
市の財政
単位
A 一般会計歳入決算額
百万円
B 一般会計歳出決算額
百万円
C
④ No.成果指標名(意図の達成度を表す指標)*数字は記入しない
② 意図(この施策によって対象をどう変えるのか)
健全に運営される
財政健全化指標の目標を達成します。
市が公用又は公共用に供しない財産は必要以上に保有しません。
税の滞納が増えないよう、収納率の向上に努めます。
単位
A 153 経常収支比率
%
B 154 実質公債費比率(3か年平均)
%
C 155 財政力指数(3か年平均)
-
D 156 市普通財産(山林を除く土地の総面積)
ha
E 157 滞納整理による収納率(過年度分)
%
F
成果指標設定の考え方
(成果指標設定の理由)
A・C:自治体の財政状況を把握する代表的な指標であり、成果指標としました。
B:地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく指標のうち、市の債務負担を把握する指標としました。なお、地
方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく4指標は次のとおりです。
①実質赤字比率 ②連結実質赤字比率 ③実質公債費比率 ④将来負担比率
D:市が売り払い対象としている普通財産の保有面積(山林を除く土地の面積=宅地・田畑)を成果指標としました。
E:安定的な自主財源を確保する必要があり、納税意識の高揚と啓発活動施策の効果を把握するため指標としました。
A、B、C、E:南砺市の各年度における決算統計(地方財政状況調査)の数値等を用います。
D:実際、市が売り払い及び貸付けを行った普通財産の面積を各年度毎に集計し実績値を把握します。
成果指標の測定企画
(実際にどのように実績値
を把握するか)
2 指標等の推移
指標名
単位
数値区分
百万 見込み値
円
実績値
百万 見込み値
対象指標 B
円
実績値
見込み値
C
実績値
成り行き値
目標値
A %
実績値
成り行き値
目標値
B %
実績値
成り行き値
目標値
C 実績値
成果指標
成り行き値
目標値
D ha
実績値
成り行き値
目標値
E %
実績値
成り行き値
目標値
F
実績値
A
19年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
34,552
39,617
39,108
38,267
41,034
39,692
33,807
37,653
37,019
36,367
39,031
37,567
91.0
21.2
0.427
28.7
16.9
80.5
14.3
0.402
23.9
14.7
78.2
12.4
0.384
25.2
13.9
84.4
10.1
0.395
26.9
15.3
77.3
8.1
0.389
28.1
14.5
81.4
7.2
0.386
28.9
18.1
27年度
28年度
34,390
39,552
34,255
37,079
32,669
91.6
90.0
79.8
13.9
13.9
6.1
0.363
0.400
0.363
19.5
19.5
27.8
16.0
18.5
11.5
93.3
90.0
32,485
16.0
16.0
0.384
0.420
17.5
17.5
16.0
20.0
ver.02.50
−マネジメントシート1−
- 115 -
平成
27
年度事後評価
施策マネジメントシート2
財政の健全化
3 施策の特性・状況変化・住民意見等
① この施策の役割分担をどう考えるか(協働による住民と行政の役割分担)
ア)住民(事業所、地域、団体)の役割(住民が自助でやるべきこと)
・住民:納税をする。過剰なサービスを求めないで、主体的にまちづくりに参画する。
・事業所:納税をする。環境に配慮した事業活動を行い、除雪、消防防災への協力等の地域貢献を行う。
イ)住民(事業所、地域、団体)の役割(地域やコミュニティが共助でやるべきこと、行政と協働でやるべきこと)
・地域:身の回りの地域課題の解決をする(まちづくりに参加する)。公共施設等の維持管理(道路愛護等)を行う。
ウ)行政の役割(市がやるべきこと、県がやるべきこと、国がやるべきこと)
・市は、財政の健全運営に努める。近隣市町と共同事業を行う。(砺波広域圏事務組合)
・国や県は、市の事業に対して財政面での支援を行う。
② 施策を取り巻く現状(対象者や根拠法令等)と今後どのように状況が変化するか?(5年後を見越して)
・国や県の財政状況も厳しく、5年後に著しく好転する見込みはありません。
・平成27年度から合併特例法の規定に基づき、歳入の33.9%(平成26年度決算)を占める普通交付税が減額され、更に平成32年度からは合
併特例債の借入れもできなくなります。
・税収も減少しており、5年後も増える見通しはありません。
・平成27年度に公共施設再編計画を策定し、市内の施設全体の最適化を図ります。
③ この施策に対して住民(対象者、納税者、関係者)からどんな意見や要望が寄せられているか?
・数年後には一般財源不足が見込まれているが、不足する財源をどのように確保するのか、持続可能な財政運営が求められている。
4 施策の成果水準とその背景
① 時系列比較(5年前と現状の比較)
□
□
□
□
② 近隣他市町との比較
□
成果がかなり向上した。
成果がどちらかといえば向上した。
成果はほとんど変わらない。(横ばい状態)
成果がどちらかといえば低下した。
成果がかなり低下した。
□
□
□
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
平成27年度決算において、経常収支比率は微減しています。それは、暖冬の
影響による小雪で、例年多額の経費を要する除雪対策費が例年に比べ少額で
済んだため改善したものです。実質公債費比率は低率(良好)を堅持しており、
それは交付税措置のある有利な起債を借入れていることや、前年度からの繰越
金を財源として繰上償還を行い後年度の負担軽減を図ったことなどが健全化に
貢献しました。財政力指数については、標準財政規模に占める市税の比率が
低く、上昇(好転)の見通しはなかなか困難であり、総体的には横ばいの状態と
考えられます。
近隣他市町と比べてかなり高い水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば高い水準である。
近隣他市町と比べてほぼ同水準である。
近隣他市町と比べてどちらかといえば低い水準である。
近隣他市町と比べてかなり低い水準である。
*上記の背景として考えられること(根拠となる実績値、判断理由など)
【県内市平均】*平成26年度決算
財政力指数 0.613
経常収支比率 85.4
実質公債費比率 13.4
財政力指数を除き、南砺市は県内市平均より高い(良好)水準です。
5 施策の現状と課題
○財政運営
合併特例債の発行は平成31年度までとなっており、また、地方交付税についても合併算定替えにより平成27年度以降段階的に削減されるところですが、平成
31年度までには大型建設事業を完了し、公共施設再編等を進めることで経常経費を節減する必要があります。
また、総合計画実施計画に基づき、計画的に予算規模の圧縮を図るほか、財源措置のある有利な起債の活用など、中長期的な見通しにより、健全で持続可
能な財政運営を行う必要があります。
○市有財産
平成23年9月から運用している公会計管理台帳システムを活用して、公有財産の適正な管理及び処理を推進する。
また、未利用資産については、売却を積極的に進めるため、地域や市民への情報提供に努めるとともに、遊休資産の貸付等により、貸付料収入を確保する必
要があります。
○公共施設の再編
南砺市は8町村が合併し、人口に比べて面積が大きく、公共施設のうち、平成27年度末で50㎡以上の施設は436施設(病院・水道・下水道を除く。)が配置さ
れています。また、施設の老朽化に伴い、耐震化や大規模改修に多額の費用を必要とします。
このため市では、市が所有する公共施設等の全体像分類別、地域別施設の現状分析をまとめた「南砺市公共施設等白書」を平成27年6月に作成し、公共施
設等の総合的かつ計画的な管理を推進する「南砺市公共施設等総合管理計画」を平成27年9月にとりまとめ、さらに、平成28年3月には「30年後のまちづくりの
ために本当に必要な施設は何なのか」を考え、施設毎に再編の方向性やその時期、公共施設再編の考え方を明らかにした「第2次南砺市公共施設再編計画」
を策定しました。
今後は、この第2次公共施設再編計画に掲げる基本理念、すなわち『将来へ持続可能なまちづくりに向けて「身の丈にあった」公共施設等保有量への転換を
図ります』に基づき、確実な実行を図る必要があります。
○税収の確保
少子高齢化による生産年齢人口の減少に伴い、個人市民税が年々減少しており、法人市民税も景気の変動を受けやすく、事業所の収益等も不安定な状況
となっております。こうした中にあっても、現年度分市税の収納率は高率を維持しており、これを維持するための市民協働意識と納税意識を高揚する啓発活動
や、税収の増加に結びつく施策の実施など、より一層の安定的な自主財源を確保する必要があります。
一方、過年度からの滞納繰越額に対する収納率は延滞金の加算等もあり、まとまった納付に繋がらず低率に留まっていますが、公平性確保の観点から、より
一層の徴収強化が必要となっております。
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−マネジメントシート2−
平成
27
年度事後評価
6 施策の展開
施策中分類
計画的な財政運営
施策マネジメントシート3
財政の健全化
市有財産の適正管理
主な事業
実施計画ローリングに基づく計画的な予算編成、合併特例債の活用、市債発行の抑制と繰上償還、経
常経費の節減と基金積立の実施
公会計管理台帳システムの活用による公有財産の適正な管理及び処分の推進
遊休財産の処分
未利用資産の情報提供と売却の促進、普通財産の貸付による貸付料収入の確保
公共施設の再編
第2次南砺市公共施設再編計画に基づく事業の進捗管理、効率的な施設運営の推進による利用者増
及び維持管理経費の縮減
市民の協働意識と納税意識の高揚、税収増に結びつく施策の実施
自主財源の確保
7 基本計画期間における施策の目標設定とその根拠(水準の理由と前提条件)
・A「経常収支比率」は、扶助費の伸びが高く、市税等一般財源の伸びが見込めないことから硬直化するため、目標値を90.0としました。
・B「実質公債費比率(3か年平均)」は、繰上償還で改善していますが、合併特例債、過疎債などの借入増加が見込まれるため、16.0%とし
ました。
・C「財政力指数(3か年平均)」は、税収等の伸びが期待できない上、基準財政需要額の減(算定替の要因含む)により、目標値を0.420とし
ました。
・D「市普通財産(山林を除く土地の総面積=宅地・田畑)」は、売却面積が増加しているため目標値を17.5haに設定しました。
・E「滞納整理による収納率(過年度分)」は、年度により収納率にバラツキがありますが、高い収納率を目指して20%を目標値としました。
8 平成27年度の施策成果指標の達成状況
【達成状況】◎:最終目標を達成 ○:年度別目標を達成 △:指標は改善しているが、年度別目標未達成 ×:指標が改善していない
達成状況
成果指標名
平成27年度施策の成果指標の達成状況の要因
経常収支比率については、普通交付税や臨時財政対策債が減少したことにより分母が
◎
A 153 経常収支比率
減少する一方で、除雪経費が例年に比べ少額だったためわずかながら改善した。財政
◎
B 154 実質公債費比率(3か年平均)
力指数は、標準財政規模に占める市税の比率が低く上昇(好転)の見通しはなかなか困
×
C 155 財政力指数(3か年平均)
難であり、指数は減少した。市普通財産保有面積は、旧南砺消防署敷地や企業誘致造
△
D 156 市普通財産保有面積(山林を除く土地)
成地を売却したこと等により、平成26年度より1.1ヘクタール減少した。滞納整理による収
×
E 157 滞納整理による収納率(過年度分)
F
納率(過年度分)は、法人の固定資産税一括納付による一時的な収納率向上要因がな
くなったことにより、収納率が減少した。
9 平成27年度の施策の取組方針と現状と課題
① 平成27年度施策の取組方針
・平成27年9月に策定した「南砺幸せなまちづくり創生総合戦略」事業を積極的に展開し、企業誘致の推進や交流人口と定住人口の増大を
図る施策を推進する。
・普通財産の売却促進については、不動産取引の専門的な知識とネットワークを有する民間の宅地建物取引業団体と連携し、有効な財産処
分を図る。また、用途廃止となった普通財産(建物)の有効活用も積極的に進める。
・公共施設再編計画を策定し、本市の30年後の公共施設のあるべき姿を明らかにした上で、公共施設再編の推進を図る。
・ポイントを絞った徴収事務の推進と、滞納処分の強化を図る。
② 平成27年度の施策の現状と課題(目標としている状態とどのような差異があるのか?その原因は?差異解消のために必要なことは?)
・経常収支比率の概ねの目安は市町村で75%とされているが、当市では平成27年度から普通交付税の算定替に伴う段階的な縮減がなされ
ており、経常一般財源の伸びは期待できない。人件費や公債費などの経常経費についても積極的な行財政改革を推し進めなければならな
いが、大幅な指数減は困難であり当面は高止まりの状態が続くと予想される。引き続き、人口増対策や企業誘致など市税の増収に努めるとと
もに、より堅実な行財政改革に取り組まなくてはいけない。
・旧保育園等の統廃合により行政財産から用途廃止された普通財産の保有面積が増えてきている。不動産取引の専門的な知識とネットワー
クを有する民間事業者との新たな連携により、未利用普通財産の積極的な処分を推進しなければならない。
・公共施設再編を確実に実行するとともに、公共施設再編に係る将来負担の軽減を図るため、毎年度5億2千万円の積立を目標に、新たな
基金設置に努めることとする。
・過年度滞納を増やさない観点から、現年度の新たな滞納者を作らないよう取り組んだ結果、高い水準の収納率を維持できた。また、過年度
滞納についても少額滞納にポイントを絞り、預貯金調査の徹底と速やかな差押の実施に取り組むこととする。しかし、全体額が多額なため、
最終目標の達成には引き続き厳しい状況にある。今後も更なる取組みの工夫と滞納処分の強化が必要である。
10 今後の施策の取組方針
① 平成28年度施策の取組方針
・平成27年9月に策定した「南砺幸せなまちづくり創生総合戦略」事業を積極的に展開し、企業誘致の推進や交流人口と定住人口の増大を
図る施策を推進する。
・普通財産の売却促進については、不動産取引の専門的な知識とネットワークを有する民間の宅地建物取引業団体と連携し、有効な財産処
分を図る。
・公共施設再編計画において再編時期が「短期」(1∼5年)とされた施設については、施設の譲渡交渉を推進し、公共施設面積の縮減を図
るとともに、毎年度、事業の進捗状況の検証を行うこととする。
・引続き現年度収納率の向上に努め、ポイントを絞った徴収の取組みと滞納処分の強化を図る。
② 平成29年度に向けた施策の課題・方向性
・「南砺幸せなまちづくり創生総合戦略」に基づき、結婚・出産・子育て・教育の総合的な支援により、安心して子育てできる環境整備に取り組
むほか、移住定住施策や企業誘致の推進を図り、人口減少傾向に歯止めをかける。
・平成28年度中に(仮称)南砺市財産条例を新規に制定し、公有財産の貸付等、有効利用を図るほか、引き続き、民間の宅地建物取引業団
体と密接に連携しながら、有効な財産処分を推進する。
・公共施設再編計画の進捗を図り、公共施設面積の縮減を達成するほか、公共施設の効率的な運用を検討し、経常経費の節減に努める。
・徹底した財産及び生活実態調査とあわせ、速やかな差し押さえ処分を実施する等、滞納処分のより一層の強化に努める。
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−マネジメントシート3−
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