発電 売電 送電 売電 配電 (小売)

【ミャンマー】
国
名
主 要 指 標
ミャンマー
首
都
ネーピードー
企 業 形 態
主に国営
(HPGE、MEPEなど)
面
積
676,600km2
発電設備容量
438万kW
(2013年)
人
口
5,344万人
(2014年)
発 電 電 力 量 発電量:117.6億kWh
(発電端)
(2013年)
P
640億ドル
(2014年)
販売電力量
96.13億kWh
(2013年)
電化率
38.0%
(2014年)
G
D
水力と天然ガスが
エネルギー
豊富。その他原油、
資
源
石炭なども賦存。
o従来、唯一の電気事業者としてミャンマー電力公社(MEPE)が発送配一
貫体制で電気事業を運営していた。しかし2006年に発電・送電・配電の各
事業に分割された。また、2006年に電力省(MOEP)が、第1電力省
(MOEP-1:水力と石炭火力を担当)と第2電力省(MOEP-2:石炭火力を
除く火力と送配電を担当)に分割された。
o2012年9月:MOEP-1とMOEP-2が再統合され電力省(MOEP)となり、
現在に至る。
o発電:MOEPの管轄下にある水力発電公社(HPGE)が水力・火力(石炭)
の運用、MOEP管轄下のミャンマー電力公社(MEPE)が火力(ガス・デ
ィーゼル)の建設・運用を行う。また、水力にはIPPが参入している。
o送電:MEPEが送電設備の建設・運用、系統運用を担当している。
o配電:MOEP管轄下のヤンゴン配電公社(YESC)、マンダレー配電公社
(MESC)および地方配電公社(ESE)が、33kV以下の配電系統ならびに
系統内の66kV・33kVの変電所の建設・運用と、料金徴収などの小売業務
を行う。
電気事業の
企 業 形 態
発電
水力発電公社(HPGE)
IPP
ミャンマー
水・石炭火力発電所
水力
電力公社
発電所
(MEPE)
売電
送電
ガス火力発電所
ミャンマー電力公社
(MEPE)
売電
ヤンゴン配電公社(YESC)
配電
供給エリア:ヤンゴン管区
(小売) マンダレー配電公社(MESC)
供給エリア:マンダレー管区
地方配電公社
(ESE)
供給エリア:ヤンゴン、マンダレー管区以外
【ミャンマー】
1.発電設備
o総発電設備容量(2013年度)
:437万7,000kW
o発電設備容量の電源別構成(2013年度)
:水力300万4千kW(68.6%)と全
体の7割を占め、次にガス火力116万8千kW(26.7%)と大きな比率を占め
る。その他に、石炭火力、ディーゼル、バイオマスなどがある。
電 力 需 給
2.発電電力量
o発電電力量(2013年度):117億628万kWh
o発電電力量の電源別構成(2013年度):水力86億771万kWh(73.5%)と
全体の大半を占め、続いてガス火力29億3,751万kWh(25.0%)
、石炭火力
1億6,105万kWh(1.4%)となっている。
oミャンマーでは5~9月頃が雨季、10~4月頃が乾季、4月頃と11月後頃が気
温のピークであることから、雨季に貯めた水力発電によって年2回のピーク
需要に対応している。最も貯水が不足する4月以降の時期はガス火力で補う
よう運用している。
3.最大電力
o最大電力(2013年11月):196万9千kW
4.販売電力量
o販売電力量(2013年度):96億1,260万kWh
o販売電力量の電源構成(2013年度):家庭用37億6,380万kWh(39.2%)、
産業用26億9,890万kWh(28.1%)、その他31億4,990万kWh(32.8%)。
o2013年度:2010年度比で家庭用1.4倍、産業用1.2倍に増加した。
電 源 開 発
環境問題への
取 組 み 等
o開発計画:2003年に電力省(MOEP)が「電力開発計画」(Update on
Current Developments in the Power Sector of Myanmar)で2010年度ま
での計画を公表した。しかしそれ以降、新たな計画は公表されていない。
o政府は1994年に国連の気候変動枠組み条約(UNFCCC)に調印し、2003
年に京都議定書を批准した。
o2015年9月16日、二国間クレジット制度(JCM)実施のための協力覚書が
二国間で調印された。
海外電力調査会作成