Web版 名 人 位 決定戦 平成27年1月10日(土) 近江神宮(近江勧学館) 主催/一般社団法人 一般社団法人 全日本かるた協会 全日本かるた協会 後援/文 文 化 庁 滋 賀 県 ・ 滋 賀 県 教 育 委 員 会 大 津 市 ・ 大 津 市 教 育 委 員 会 読 売 新 聞 社 N H K 大 津 放 送 局 一般財団法人 天 智 聖 徳 文 教 財 団 公益財団法人 小 倉 百 人 一 首 文 化 財 団 大会役員 大会顧問 新木 敬治(東 京) 同 笹木 竜三(福 井) 同 佐藤 久忠(滋 賀) 同 川端 達夫(滋 賀) 大会参与 神作 光一(千 葉) 同 早川 良躬(埼 玉) 同 田口 忠夫(東 京) 同 八木 同 三浦 和家 寛治(愛 媛) 同 博(東 京) 同 武(東 京) 四段 須山由利子(静 岡) 大 会 会 長 十段 山下 義(大 阪) 大会副会長 十段 松川 英夫(東 京) 同 九段 苔口 全(兵 庫) 大会委員長 九段 鶴谷 博幸(埼 玉) 同副委員長 九段 栗原 績(福 井) 総務委員長 九段 椿 威(宮 城) 総 務 委 員 九段 栗栖 良紀(静 岡) 同 七段 志茂 洋文(大 阪) 同 七段 津久井 勤(神奈川) 同 六段 美馬 持仁(徳 島) 同 七段 横山外茂二(石 川) 同 七段 鶴田 同 四段 宇野 浩子(滋 賀) 究(鹿児島) 広報委員長 八段 渡辺 令恵(神奈川) 広報副委員長 六段 金刺 義行(東 京) 審 判 長 八段 川瀬 健男(岐 阜) 副 審 判 長 八段 遠藤 健一(宮 城) 審 判 委 員 六段 田口 貴志(東 京) 同 八段 山田 潤次(佐 賀) 同 八段 金山真樹子(東 京) 同 八段 北野 律子(奈 良) 競技委員長 七段 竹井 雅幸(福 岡) 競技副委員長 八段 今村美智子(山 口) 読唱委員長 九段 山下 迪子(大 阪) 読 唱 委 員 七段 稲葉 修至(静 岡) 同 六段 楠田 倫之(熊 本) 記録委員長 七段 加藤 誠(三 重) 記 録 委 員 四段 京藤 紀昭(京 都) 同 五段 山内 沙耶(神奈川) 同 四段 岸田紗和子(兵 庫) 同 六段 石塚 量見(東 京) 同 六段 池上三千代(東 京) 同 三段 築山 藍(京 都) 立 会 委 員 七段 増田 勝治(滋 賀) 同 三段 加藤 光伸(栃 木) 同 解 初段 佐藤 武彦(秋 田) 説 七段 北野 嘉文(奈 良) 同 八段 久保久美子(山 口) -1- 一般社団法人 全日本かるた協会 会長 山下 義 ご挨拶 あけましておめでとうございます。 大会開催に当り一言ご挨拶を申し上げます。 私共の協会は、平成26年4月1日内閣総理大臣の認可を得て「一般社団法人 全日本かるた協会」へと移行致しました事を先ずもってご報告させていただき ます。 第61期名人位戦、第59期クイーン位戦は移行後初の決定戦となり、記念 すべき大会がここに開催の運びとなりましたことは誠に喜びに堪えません。 本年の見所は、名人位戦においては気力・体力益々充実してきた岸田諭名人 (篠山かるた協会)の3連覇成るか、また本戦初登場の挑戦者春野健太郎(東 京大学かるた会)の予選で見せたスタミナとスピードが名人を圧倒するか。 また、クイーン位戦におきましては、永世クイーンで10期連続クイーン位に あった楠木早紀(大分県かるた協会)が引退した事により新たなクイーンを決 定する事になり、東日本代表に坪田翼(東京東会)が3度目の登場、西日本代 表から山添百合(京都府かるた協会)が昨年に続き2度目の登場となりました。 二人ともクイーン位戦の厳しさと悔しさを体験しておりどちらが勝っても初の タイトル・15人目のクイーンとなる大変興味深い対戦となりました。 明治37年黒岩涙香により考案された小倉百人一首競技かるたのルールは基 本的な部分は変更されることなく制定110年となりました。近年マンガ「ち はやふる」の登場は「競技かるた」への関心がさらに高まり、全国各地で開催 される大会の参加者は爆発的に増え1000名を超える大会も現れました。平 成26年夏ここ近江神宮で開催された高校生の大会では全国各地から1200 名もの生徒が参加する等かるた界はかって体験した事のない環境下にあり、涙 香さんもさぞ驚かれている事でしょう。 関係各位には当協会の事業に対し日頃より一方ならぬご理解とご支援を賜っ ており、心よりお礼申し上げますと共に、かかる環境の変化に対応すべく新生 協会は頑張ってまいります。今後共倍旧のご指導とご鞭撻をお願い申し上げ挨 拶と致します。 -2- 【大会スケジュール】 1月10日(土) 19:00 19:30~10:00 10:00~10:20 10:20~10:40 10:40~12:10 12:10~13:00 13:00~14:25 14:45~16:05 16:25~17:50 18:10~19:30 (競技終了後) 選手・役員 集合 選手・役員 近江神宮参拝 開会式(競技会場にて) 選手準備、報道用撮影 名人戦・クイーン戦 第一回戦 昼食・休憩 名人戦・クイーン戦 第二回戦 名人戦 第三回戦 名人戦 第四回戦・クイーン戦 第三回戦 名人戦 第五回戦 表彰式・閉会式(競技会場にて) ※ 名人戦は先に3勝した選手の勝利、クイーン戦は先に2勝した選手の勝利です。 ※ クイーン戦は一勝一敗となった場合、三 クイーン戦は一勝一敗となった場合、三回戦の時間帯は休憩となります。 クイーン戦第三回戦は名人戦第四回戦の時間帯に実施いたします。 ※ 原則として三回戦以降は前試合終了時から20分後に選手集合となります。 各試合終了後、競技委員長が集合時間を告知いたします。 ※ 閉会式は、全競技終了後に行います。 【会場案内】 ◆競技会場 ◆観 覧 席 ◆大会本部 ◆選手控室 ◆競技会場 ◆競技会場 ◆競技会場 ◆解 説 室 ……浦安の間(2階) ……豊栄の間(2階) ……白玉の間(2階) ……茜草の間(岸田諭名人) ……紫草の間(春野健太郎五段) ……早緑の間(坪田翼六段) ……山吹の間(山添百合六段) ……朝日の間(1階) -3- 【会場平面図】 競技会場 食堂 うらやす 浦安 社務所へ 観覧席 <2階> とよさか 中庭 豊栄 ロビー 坪田翼六段控室 山添百合六段控室 やまぶき さみどり しらたま むらさき あかね 山吹 早緑 白玉 紫草 茜草 岸田諭名人控室 大会実施本部 春野健太郎五段控室 あさひ 朝日 ロビー 解説室 玄関 ホール <1階> ≪観戦される方へ≫ ○競技会場、 競技会場、解説室の観戦は事前申込制ですが、空席のある場合のみ当日観戦も可能です。 ○ 競技会場内(2階・豊栄の間)および解説室内(1階・朝日の間)での観戦は、事前に 近江勧学館に申し込みをされた方(ただし定員に達していない場合は当日券あり)のみ とさせていただきます。なお、いずれも入場は無料です。 ○ 整理券をお持ちの方は、集合時間を守り、係員の指示に従い順序よくご入場ください。 ○ 食堂への立ち入りは関係者の方のみとさせていただきます。 ○ 「競技かるた」は音に大変敏感な競技です。競技会場で観戦されますときには、 「競技かるた」は音に大変敏感な競技です。競技会場で観戦されますときには、 ① 私語はご遠慮ください。 ② 時計等のアラームは全てお切りください。 ③ 携帯電話につきましては電源をお切りください。 また読手が読み始めましたら、物音を立てたり、会場内を移動したりなさらないよう ご配慮ください。 (物音が生じたり、選手の視野に入るところで動いたりされた場合には、 読手が試合を中断することがあります。 )また )また、競技中の入退場はご遠慮ください。 また、競技中の入退場はご遠慮ください。 ○ 競技会場内には中継用カメラや機材が設置されておりますので、十分にご注意ください。 ○ 解説室は競技途中の入退場が可能です。ただし放送の妨げとなりませぬよう、十分にお 放送の妨げとなりませぬよう、十分にお 気をつけください。また写真撮影はご遠慮ください。 -4- 選手紹介 <名人> 名人> 岸田 諭(きしだ さとし) さとし) 所 属 篠山かるた協会 段 位 七段 好きな札 「めぐりあひて」 かるたの特徴 幼少期より競技かるたに触れ、大学進学後に躍進。対戦相手の 特徴を見極めた上で、状況により臨機応変に対応する柔軟性の あるかるたが持ち味。1音目の反応が鋭く囲い手を多用する一 方、3字札における札際の鋭さも申し分ない。独自の理論に基 づいた常識にとらわれないかるたは、見る者をもうならせる。 本人のコメント 「毎年コンディションは違いますが、チャレンジ精神を持って 挑むことに変わりはありません。よろしくお願いします。」 <名人位挑戦者 名人位挑戦者> 挑戦者> 春野 健太郎( 健太郎(はるの けんたろう) けんたろう) 所 属 東京大学かるた会 段 位 五段 好きな札 「せをはやみ」 かるたの特徴 スポーツマンとして培ってきた運動神経を大学から始めた競 技かるたにおいても十二分に発揮。その圧倒的スピードを強み に攻めかるたを徹底的に追究、体現した選手である。終盤も息 切れすることがないのは豊富な運動量だけでなく、試合の組み 立ての上手さも背景にある。 本人のコメント 「自然体で名人戦の舞台を楽しみたいと思います。」 -5- <クイーン位東代 クイーン位東代表 位東代表> 坪田 翼(つぼた つばさ) つばさ) 所 属 東京東会 段 位 六段 好きな札 全部 かるたの特徴 札際のスピードが速い選手であるが、そのスピードを生み出す のは音を即座に聞き分けられる耳だろう。この耳を武器にして、 攻守共に無駄のない動きで取ることができる。絶え間のない努 力と豊富な経験により練成された取りで第一線において活躍 を続けており、理想的なかるた選手としても名高い。 本人のコメント 「一枚一枚を大事に取ります。」 <クイーン位西代 クイーン位西代表 位西代表> 山添 百合( 百合(やまぞえ ゆり) ゆり) 所 属 京都府かるた協会 段 位 六段 好きな札 「いにしへの」 かるたの特徴 高校・大学で実力を開花させ、社会人となって更なる飛躍を遂 げた。常に落ち着いた取りで、大一番となっても物怖じするこ とがない。また、攻守の切り替えが絶妙で、逆境においても連 取を繰り出して態勢を立て直すことのできるかるたは不屈の 精神を感じさせる。 本人のコメント 「自分らしいかるたができるように精一杯がんばります。よろ しくお願いします。 -6- 東日本予選 結果 第 61 期名人戦東日本予選< 期名人戦東日本予選<10 月 19 日・かるた記念大塚会館 ・かるた記念大塚会館> 記念大塚会館> 東日本ブロック所属で、四段以上の出場登録選手によるトーナメント戦 東日本代表: 東日本代表:春野 健太郎( 健太郎(東京大学かるた 東京大学かるた会 かるた会) 1回戦 ○春野 健太郎 (06 枚差) 嵯峨山 翼 2回戦 ○春野 健太郎 (18 枚差) 小林 亮介 3回戦 ○春野 健太郎 (08 枚差) 新川 彰人 4回戦 ○春野 健太郎 (10 枚差) 東 友則 準々決勝 ○春野 健太郎 (10 枚差) 高洲 慶一 準決勝 ○春野 健太郎 (21 枚差) 菅 啓彦 決勝戦 ○春野 健太郎 (18 枚差) 高洲 悠 (杉並かるた会) (慶應かるた会) (東京東会) (暁星かるた会) (長野県かるた協会) (酒田かるた会) (中央かるた会) <総評> 総評> 代表の切符を手にしようと総勢 81 名もの選手がエントリー。順調に春野が決 勝まで駒を進めたのに比べ、高洲悠は実力者の石塚にも押し勝つなど接戦を制 してきた。さて、試合が始まるや、気合十分の春野が5連取して主導権を握る。 対する高洲は春野からうまく拾い、ついていこうとする。しかし、春野 16-20 高洲になったところで、出札が高洲陣に偏ったところを春野が一気に攻め込み、 高洲を突き放す。春野の猛攻に焦ったか、終盤高洲はお手つきを重ね、為すす べもなく 18 枚差で試合終了。終始春野が高洲を圧倒した試合であった。春野は 気合いの攻めかるたで初の東日本代表の切符を手に入れた。 第 59 期クイーン戦東日本予選 クイーン戦東日本予選< 戦東日本予選<10 月 19 日・かるた記念大塚会館 ・かるた記念大塚会館> 記念大塚会館> 東日本ブロック所属で、四段以上の出場登録選手によるトーナメント戦 東日本代表: 東日本代表:坪田 翼(東京東 東京東会) 1回戦 ○坪田 翼 (15 枚差 ) 2回戦 ○坪田 翼 (07 枚差) 3回戦 ○坪田 翼 ( 4 枚差) 準々決勝 ○坪田 翼 ( 1 枚差) 準決勝 ○坪田 翼 (08 枚差) 決勝戦 ○坪田 翼 (10 枚差) 西牧 澄川 本多 中島 山下 森田 真凜 真依 雛里 祐子 恵令 真央 (福島県かるた協会) (千葉県かるた協会) (日野百人一首の会) (東京大学かるた会) (東京明静会) (杉並かるた会) <総評> 総評> 39 名が出場した今大会、若手の活躍も見られたが、勝ち残ったのはやはり実 績のある選手だった。昨年東代表の坪田と3年ぶり決勝進出の森田真。序盤は 坪田が4連取を決めるが森田もすぐ挽回し、 坪田のお手付きもあり 21 枚セーム。 それでも坪田は慌てず、送られた「かぜを」を戻り手で死守し逆転を許さない。 食らいつく森田であったが、 「なげき」でセミダブを犯すと、その後坪田は敵陣 6連取を絡め、坪田8-19 森田と 11 枚差をつける。ところが坪田は「ちぎりき」 の直後の「ち(ぎりを) 」を攻めきれず、突如ブレーキ。森田は自陣を中心に逆 襲し、坪田のダブも手伝い一時は坪田6-9森田と差が縮まる。しかし 79 枚目 「やま(ざ) 」で森田は敵陣の「やす」を触る致命的なミス。勝負どころを見極 めた坪田が流れをつかんで9枚差で勝利、5年ぶりのクイーン戦出場を決めた。 -7- 西日本予選 結果 第 61 期名人戦西日本予選< 期名人戦西日本予選<10 月 19 日・近江神宮勧学館> 近江神宮勧学館> 西日本ブロック所属で、四段以上の出場登録選手によるトーナメント戦 西日本代表: 西日本代表:三好 輝明( 輝明(福井渚会 福井渚会) 1回戦 ○三好 輝明 ( 不戦勝) 2回戦 ○三好 輝明 (22 枚差) 3回戦 ○三好 輝明 (10 枚差) 準々決勝 ○三好 輝明 (10 枚差) 準決勝 ○三好 輝明 (03 枚差) 決勝戦 ○三好 輝明 (08 枚差) 土田 前田 川崎 粂原 川上 昂亮 (東大阪かるた会) 高宏 (和歌山県かるた協会) 文義 (福井渚会) 圭太郎 (京都大学かるた会) 大介 (大阪暁会) <総評> 総評> 代表の座をかけて 45 名が集まった。福井の選手の活躍が目立ったが、そんな 中、川上と粂原が気を吐き、決勝は三好と川上のベテラン対決となる。昨年の 準々決勝では運命戦を川上が制したが、今年はどうか。序盤から三好が敵陣を しっかり攻めながら自陣もうまく取りリードするが、川上も手を低く出してよ く戻り、3枚以上のリードを許さない。65 枚目の時点で 11-11 と追いつき接戦 が予想されたが、そこから三好がタイミングの一歩速い取りで連取を重ね、三 好4-10 川上と一気に差をつける。川上も諦めず勝機を伺うが、次の「わた(の はらこ) 」で痛恨のダブ。2-11 とさらに離されてしまう。川上はその後自陣3 連取を見せ粘るものの、最後は三好がしっかり抜いて8枚で優勝を決めた。 第 59 期クイーン戦西日本予選 クイーン戦西日本予選< 戦西日本予選<10 月 19 日・近江神宮勧学館> 近江神宮勧学館> 西日本ブロック所属で、四段以上の出場登録選手によるトーナメント戦 西日本代表: 西日本代表:山添 百合( 百合(京都府かるた 京都府かるた協会 かるた協会) 協会) 1回戦 ○山添 百合 (16 枚差 ) 青地 麻琴 2回戦 ○山添 百合 (17 枚差) 三田 祐子 3回戦 ○山添 百合 (05 枚差) 渡邉 美弓 準々決勝 ○山添 百合 (14 枚差) 鶴田 紗恵 準決勝 ○山添 百合 (03 枚差) 本多 未佳 決勝戦 ○山添 百合 (01 枚差) 本多 恭子 (大津あきのた会) (大津あきのた会) (九州かるた協会) (九州かるた協会) (石川県かるた協会) (大津あきのた会) <総評> 総評> 45 名が代表の座を争った。昨年準クイーンの山添、本多姉妹、そして元クイ ーンの荒川が勝ち上がり、決勝は山添と本多恭子の対決となった。序盤は意外 にも両者守り中心の試合展開となるが、鋭い攻めも見せる本多がリードを広げ る。山添のお手も手伝い、45 枚目の時点で山添 18-9本多の倍セイム。山添は ここから驚異の7連取と差を詰めるも、59 枚目の「あけ」で痛恨のダブル。流 れを取り戻した本多は「よも」を抜いて山添 11-5本多。しかし山添もここか ら攻守に連取を重ね、ついに山添3-4と逆転する。すかさず本多恭が3連取 で逆転、リーチをかける。しかし、山添は相手陣の「き(みがためお) 」を見事 攻め取り、運命戦へ持ち込む。最後に読まれたのは山添陣の「さ」 。これを山添 が守りきり、西日本予選2連覇を果たした。 -8- 挑戦者決定戦 結果 第 61 期名人戦挑戦者決定戦 期名人戦挑戦者決定戦< 戦挑戦者決定戦<11 月 23 日・かるた記念大塚会館 ・かるた記念大塚会館> 記念大塚会館> 東日本代表と西日本代表の一騎打ちにより挑戦者を決定する。 3回戦制で、2勝先取した方を挑戦者とする。 東日本代表 春野 健太郎 五段(東京大学かるた会) VS 西日本代表 三好 輝明 八段(福井渚会) <1回戦> 実績では三好が一枚上手だが、決定戦初出場の春野はどう相対するのか。 序盤、春野が持ち味の鋭い取りで相手陣を果敢に攻めて先行する。追う展開 となった三好だが「おも」 「おおえ」を好反応で守り、すぐさま逆転し、落ち着 いた取りで貫禄を見せる。その後、春野は相手陣を中心に取ってついていくが、 自陣の「む」でお手つきをして 15-20 と差が広がる。 その後も互いの陣を攻め合う形が続いたが、集中力を最後まで保った三好が ラスト1枚、 「せ」で研ぎ澄まされた突きを繰り出して8枚差で押し切った。 <2回戦> 春野が1回戦よりも気迫を前面に出す一方、三好は変わらずに淡々とした試 合運びで先手を取った。しかし「なにはへ」でダブり、20-20 と並ぶ。勢いを つけた春野はお手つきを挟むも、それをカバーするほど攻守で冴え渡り、試合 の主導権を握る。45 枚目「やまざ」で三好が痛恨のお手つきをして差が広がる。 終盤、試合を立て直した三好が徐々に差を縮め、5-5の大接戦。送り札も 運命戦を意識したものとなり、緊張感がさらに高まる。先に春野が1-2とし て「みかの」を相手陣に送り、三好は2枚をくっつける。はたして、詠まれた のは春野が自陣に残した「わたのはらこ」であった。1勝1敗で最終戦へ。 <3回戦> 序盤から一進一退の攻防が続き、決定戦にふさわしい白熱した勝負となった。 まずは春野が猛烈なスピードと気合を武器に、優位に立った。三好は辛抱の 時間が続くが、相手の連取を許さず自陣をうまく守ってぴったりついていく。 互いに攻め合う中、春野が4-6と一歩リード。平然とした様子の三好だが、 場にあ札が5枚あって狙いを絞りにくく、迫力を増していく春野の取りにさす がに苦しい展開。春野が渾身の力で「あはれ」を抜いて1-5で残り1枚とし、 三好も懸命に守ったが「あまつ」を春野がきっちり攻め取って、4枚差で勝利。 逆転で名人戦初出場を決めた。 <最終結果> 春野 健太郎 五段(東京大学かるた会)2-1 三好 輝明 八段(福井渚会) 1回戦 ×春野 健太郎 (08 枚差) 三好 輝明○ 2回戦 ○春野 健太郎 (02 枚差) 三好 輝明× 3回戦 ○春野 健太郎 (04 枚差) 三好 輝明× -9- 名人戦・クイーン戦 各種記録 名人戦 1.名人戦の連勝記録 27連勝 27連勝(西郷 連勝 西郷 直樹、平成11~19年) 直樹 2.名人戦初登場で名人に挑戦する場合の勝率:0. 0.0 0.087(2勝21敗) 87 勝・ 種村 貴史、西郷 直樹 3.2度目の挑戦の勝率:0. 0.308 0.308(4勝9敗) 308 勝・ 川瀬 健男、森 洋三、平田 裕一、岸田 裕一、岸田 諭 負・ 鈴木俊夫、田口忠夫、山下義、前田秀彦、望月仁弘、中谷昌浩、鶴田究、土田雅、三好輝明 4.3度目の挑戦の勝率:0. 0.1 0.143(1勝6敗) 43 勝・ 望月 仁弘 負・ 鈴木 俊夫、田口 忠夫、山下 義、土田 雅、前田 秀彦、三好輝明 5.名人位初防衛時の名人の成績:1.000 1.000(10勝0敗) 1.000 6.名人戦登場回数5傑 ① 15回 松川 英夫 ② 14回 西郷 直樹 ③ 11回 種村 貴史 ④ 10回 正木 一郎 ⑤ 18回 川瀬 健男 7.名人戦勝利数5傑 ① 西郷 直樹 ( 42勝 42勝10敗、 10敗、 0.808 0.808) 08) ② 正木 一郎 ( 38勝8敗、 0.826) ③ 松川 英夫 ( 34勝29敗、 0.540) ④ 種村 貴史 ( 29勝12敗、 0.707) ⑤ 川瀬 健男 ( 16勝15敗、 0.516) クイーン戦 1.クイーン戦の連勝記録 20連勝 20連勝(楠木 連勝 楠木 早紀、平成17年~26年) 早紀 2.クイーン戦初登場でクイーンに挑戦する場合の勝率:0. 0.1 0.167(5勝25敗) 67 勝・ 大高 悦子、小沢 教子、金山 教子、金山 真樹子、堀沢 久美子、楠木 早紀 3.2度目の挑戦の勝率:0.3 0.308 0.308(4勝9敗) 08 勝・ 平山 芙美子、宮崎 嘉江、沖 美智子、荒川 裕理 4.3度目の挑戦の勝率:0. 0.500 0.500(1勝1敗) 500 勝・ 山下 迪子 負・山崎 みゆき 5.4.クイーン戦初防衛時のクイーンの成績:0.7 0.769 0.769(10勝3敗) 69 6.5.クイーン戦登場回数5傑 ① 16回 渡辺 令恵 ② 10回 楠木 早紀 ③ 18回 山下 迪子 堀沢 久美子 山崎 みゆき 6.クイーン戦勝利数5傑 ① 渡辺 令恵 ( 29勝9敗、 0.763) 0.763) ② 楠木 早紀 ( 20勝0敗、 1.000) ③ 堀沢 久美子 ( 16勝3敗、 0.842) ④ 小沢 教子 ( 11勝2敗、 0.846) ⑤ 天野 千恵子 ( 10勝9敗、 0.526) 山下 迪子 ( 10勝14敗、 0.417) - 10 - 名人戦の 名人戦の歴史 昭和 30 年に始まった名人戦は、正木一郎(白妙会)が第1期から連続 10 期保 持し、正木時代を築き、永世名人の称号とともに引退する。昭和 40 年からは3 期連続名人位に松川英夫(白妙→東京東会)がつく。昭和 43 年に田口忠夫(白妙 会)に敗れるも、松川は名人位に返り咲くこと3度(通算9期)、永世名人となる。 昭和 40 年代後半からは、遠藤健一(仙台鵲会)、川瀬健男(金沢高砂会)という若 手が名人位についたが、 昭和 51 年からは森洋三(白妙会)、 松川が名人位を奪取、 時計の針は逆回りする。昭和 60 年、颯爽と登場した種村貴史(慶應)は松川を破 ると、連続8期(通算9期)名人位を保持。永世名人となり一時代を築く。 平成8年、望月仁弘(慶應)が先輩種村に対する3度目の挑戦を実らせ名人位 を掴むと3期連続でそれを保持するも、平成 11 年には西郷直樹(早稲田大学)が 2連敗のあと3連勝する大逆転で望月を下し、20 歳で史上最年少名人となる。 以降西郷は 14 期連続で名人位を保持。最年少永世名人、連続勝利記録 27、通算 勝利数 42 など数々の記録と記憶を残し、 平成 24 年をもって引退の時を迎える。 平成 25 年、岸田諭(篠山)が 14 年ぶりとなる新名人の座を奪取。新時代の 到来を告げた。 (名人位を連続5期もしくは通算7期保持した者は永世の尊号を贈る対象とな ります。 ) クイーン戦 クイーン戦の歴史 名人戦に遅れること2年、昭和 32 年に始まったクイーン戦においては、天野 千恵子(仙台鵲会)が初代クイーン位に就いた。昭和 30 年代は天野、小沢教子(白 妙会)の天下が続く。昭和 40 年代に入り、丹治迪子(仙台鵲会)、宮崎嘉江(金沢 高砂会)のライバルに椿芙美子(仙台鵲会)が割って入る3強時代となる。昭和 47 年、高校3年の沖美智子(小野田)が戦国状態を統一。しかし沖は、永世クイ ーンがかかった昭和 51 年、吉田真樹子(慶應)に敗れる。1回戦の運命戦(1枚 -1枚)で、十八番の“みちのく”が出なかったのではしかたがない。 昭和 52 年、高校2年の堀沢久美子(小野田)がクイーン位を奪取、以後連続8 期その座を保持し永世クイーンとなり、無敗のまま引退。その後北野律子(九州) が3期保持するも出産によりクイーン戦を欠場。 その昭和 63 年は、渡辺令恵(横浜隼会)と山崎みゆき(福井渚会)による因縁の 対決の第1幕となる。両者は以後7回(途中連続5回)対戦し、渡辺の6勝1敗 であった。渡辺は通算 14 期・連続 11 期クイーン位を保持し、永世クイーンに。 しかし平成 15 年、齊藤裕理(京都)の2度目の挑戦に屈し、遂にその座を譲る。 そして平成 17 年、中学3年の楠木早紀(大分)がデビュー戦を飾り、史上最 年少でクイーン位を獲得。以後、クイーン戦 20 戦全勝という驚異的な強さで永 世クイーンとなるも、連続 10 期の節目で自らその歴史に幕を引いた。10 年ぶり の新クイーン誕生のときを迎える平成 27 年、新時代の幕開けを予感させる。 (クイーン位を連続、通算問わず5期保持した者は永世の尊号を贈る対象とな ります。 ) - 11 - 歴代名人戦・クイーン 歴代名人戦・クイーン戦一覧 ・クイーン戦一覧 昭和30年 昭和31年 昭和32年 昭和33年 昭和34年 昭和35年 昭和36年 昭和37年 昭和38年 昭和39年 昭和40年 昭和41年 昭和42年 昭和43年 昭和44年 昭和45年 昭和46年 昭和47年 昭和48年 昭和49年 昭和50年 昭和51年 昭和52年 昭和53年 昭和54年 昭和55年 昭和56年 昭和57年 昭和58年 昭和59年 昭和60年 昭和61年 昭和62年 昭和63年 平成元年 平成 2年 平成 3年 平成 4年 平成 5年 平成 6年 平成 7年 平成 8年 平成 9年 平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 期 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 正木 正木 正木 正木 正木 正木 正木 正木 正木 正木 松川 松川 松川 田口 田口 松川 遠藤 遠藤 川瀬 川瀬 川瀬 森 森 森 松川 松川 松川 松川 川瀬 松川 種村 種村 種村 種村 種村 種村 種村 種村 平田 平田 種村 望月 望月 望月 西郷 西郷 西郷 西郷 西郷 西郷 西郷 西郷 西郷 西郷 西郷 西郷 西郷 西郷 岸田 岸田 名人位 一郎 (白妙会) 一郎 (白妙会) 一郎 (白妙会) 一郎 (白妙会) 一郎 (白妙会) 一郎 (白妙会) 一郎 (白妙会) 一郎 (白妙会) 一郎 (白妙会) 一郎 (白妙会) 英夫 (白妙会) 英夫 (東京東会) 英夫 (東京東会) 忠夫 (白妙会) 忠夫 (白妙会) 英夫 (東京東会) 健一 (仙台鵲会) 健一 (仙台鵲会) 健男 (金沢高砂会) 健男 (金沢高砂会) 健男 (金沢高砂会) 洋三 (白妙会) 洋三 (白妙会) 洋三 (白妙会) 英夫 (東京東会) 英夫 (東京東会) 英夫 (東京東会) 英夫 (東京東会) 健男 (大垣むらさき) 英夫 (東京東会) 貴史 (慶應) 貴史 (慶應) 貴史 (慶應) 貴史 (慶應) 貴史 (慶應) 貴史 (慶應) 貴史 (慶應) 貴史 (慶應) 裕一 (大阪暁会) 裕一 (大阪暁会) 貴史 (慶應) 仁弘 (慶應) 仁弘 (慶應) 仁弘 (慶應) 直樹 (早稲田大学) 直樹 (早稲田大学) 直樹 (早稲田大学) 直樹 (早稲田大学) 直樹 (早稲田大学) 直樹 (早稲田大学) 直樹 (早稲田大学) 直樹 (早稲田大学) 直樹 (早稲田大学) 直樹 (早稲田大学) 直樹 (早稲田大学) 直樹 (早稲田大学) 直樹 (早稲田大学) 直樹 (早稲田大学) 諭 (篠山) 諭 (篠山) 名人位 成績 準名人位 4-1 鈴木 俊夫 (福岡白妙会) 3-0 早川 喜市 (横浜隼会) 4-0 鈴木 俊夫 (福岡白妙会) 4-0 鈴木 俊夫 (福岡白妙会) 4-2 鈴木 俊夫 (福岡白妙会) 4-1 田口 忠夫 (白妙会) 4-1 田口 忠夫 (白妙会) 3-0 田口 忠夫 (白妙会) 4-0 山下 義 (大阪暁会) 4-3 奥田 宏 (白妙会) 4-2 山下 義 (大阪暁会) 3-2 森 洋三 (白妙会) 3-0 椿 威 (仙台鵲会) 3-2 松川 英夫 (東京東会) 3-1 山下 義 (大阪暁会) 3-2 田口 忠夫 (白妙会) 3-1 川瀬 健男 (金沢高砂会) 3-1 山下 義 (大阪暁会) 3-0 遠藤 健一 (仙台鵲会) 3-1 松川 英夫 (東京東会) 3-1 松川 英夫 (東京東会) 3-2 川瀬 健男 (金沢高砂会) 3-1 平田 裕一 (大阪暁会) 3-0 川瀬 健男 (大垣むらさき) 3-2 森 洋三 (白妙会) 3-0 前田 秀彦 (白妙会) 3-1 前田 秀彦 (白妙会) 3-1 栗原 績 (福井渚会) 3-1 松川 英夫 (東京東会) 3-1 川瀬 健男 (大垣むらさき) 3-0 松川 英夫 (東京東会) 3-0 牧野 守邦 (慶應) 3-0 望月 仁弘 (慶應) 3-1 鶴田 究 (鹿児島) 3-0 石沢 直樹 (早稲田大学) 3-1 松川 英夫 (東京東会) 3-0 望月 仁弘 (慶應) 3-2 中谷 昌浩 (福井渚会) 3-2 種村 貴史 (慶應) 3-1 中谷 昌浩 (福井渚会) 3-2 平田 裕一 (大阪暁会) 3-0 種村 貴史 (慶應) 3-0 新川 彰人 (東京大学) 3-0 田口 貴志 (横浜隼会) 3-2 望月 仁弘 (慶應) 3-0 土田 雅 (福井渚会) 3-0 鶴田 究 (鹿児島) 3-0 望月 仁弘 (慶應) 3-0 土田 雅 (福井渚会) 3-0 土田 雅 (福井渚会) 3-0 土田 雅 (福井渚会) 3-0 前田 秀彦 (府中白妙会) 3-0 土田 雅 (福井渚会) 3-1 三好 輝明 (福井渚会) 3-1 岸田 諭 (篠山) 3-2 三好 輝明 (福井渚会) 3-2 川崎 文義 (福井渚会) 3-2 三好 輝明 (福井渚会) 3-0 千代間 大和 (早稲田大学) 3-0 須藤 恭平 (巣鴨学園) - 12 - 期 - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 57 クイーン位 天野 千恵子 天野 千恵子 大高 悦子 天野 千恵子 小沢 教子 小沢 教子 小沢 教子 小沢 教子 丹治 迪子 丹治 迪子 椿 芙美子 宮崎 嘉江 宮崎 嘉江 宮崎 嘉江 山下 迪子 沖 美智子 沖 美智子 沖 美智子 沖 美智子 吉田 真樹子 堀沢 久美子 堀沢 久美子 堀沢 久美子 堀沢 久美子 堀沢 久美子 堀沢 久美子 堀沢 久美子 堀沢 久美子 北野 律子 北野 律子 北野 律子 渡辺 令恵 渡辺 令恵 渡辺 令恵 山崎 みゆき 渡辺 令恵 渡辺 令恵 渡辺 令恵 渡辺 令恵 渡辺 令恵 渡辺 令恵 渡辺 令恵 渡辺 令恵 渡辺 令恵 渡辺 令恵 渡辺 令恵 齊藤 裕理 荒川 裕理 楠木 早紀 楠木 早紀 楠木 早紀 楠木 早紀 楠木 早紀 楠木 早紀 楠木 早紀 楠木 早紀 楠木 早紀 楠木 早紀 クイーン位 成績 (仙台鵲会) (仙台鵲会) (白妙会) (仙台鵲会) (白妙会) (白妙会) (白妙会) (白妙会) (仙台鵲会) (仙台鵲会) (仙台鵲会) (金沢高砂会) (金沢高砂会) (金沢高砂会) (大阪暁会) (小野田) (小野田) (小野田) (小野田) (慶應) (小野田) (小野田) (小野田) (小野田) (小野田) (小野田) (小野田) (小野田) (九州) (九州) (九州) (横浜隼会) (横浜隼会) (横浜隼会) (福井渚会) (横浜隼会) (横浜隼会) (横浜隼会) (横浜隼会) (横浜隼会) (横浜隼会) (横浜隼会) (横浜隼会) (横浜隼会) (横浜隼会) (横浜隼会) (京都) (京都) (大分) (大分) (大分) (大分) (大分) (大分) (大分) (大分) (大分) (大分) 3-1 3-1 3-1 3-1 3-0 2-0 3-2 3-0 3-2 2-1 2-0 2-0 2-1 2-0 2-1 2-1 2-0 2-0 2-0 2-0 2-1 2-1 2-0 2-0 2-1 2-0 2-0 2-0 2-0 2-1 2-0 2-0 2-0 2-1 2-0 2-0 2-1 2-1 2-0 2-0 2-0 2-0 2-0 2-0 2-1 2-1 2-1 2-1 2-0 2-0 2-0 2-0 2-0 2-0 2-0 2-0 2-0 2-0 準クイーン位 森脇 ゑん子 森脇 ゑん子 天野 千恵子 土田 陽子 天野 千恵子 丹治 迪子 丹治 迪子 石川 五倫 宮崎 嘉江 椿 芙美子 山下 迪子 椿 芙美子 沖 美智子 山下 迪子 宮崎 嘉江 山下 迪子 渡辺 登喜子 平山 芙美子 東野 由美 沖 美智子 吉田 真樹子 鶴谷 智子 妹尾 美技 吉井 瑞枝 福田 美技 金山 真樹子 山崎 みゆき 岸上 すみれ 渡辺 さゆり 岸上 すみれ 中筋 規江 山崎 みゆき 川中 裕三子 山崎 みゆき 渡辺 令恵 山崎 みゆき 山崎 みゆき 山崎 みゆき 金山 真樹子 中村 恭子 池田 実穂子 山崎 みゆき 中筋 規江 片瀬 亮子 中村 恭子 齊藤 裕理 渡辺 令恵 吉峰 翼 荒川 裕理 上野 玲 鋤納 麻衣子 山下 恵令 池上 三千代 吉峰 翼 山下 恵令 本多 恭子 本多 未佳 山添 百合 (大阪暁会) (大阪暁会) (仙台鵲会) (神戸田子の浦) (仙台鵲会) (仙台鵲会) (仙台鵲会) (白妙会) (金沢高砂会) (仙台鵲会) (大阪暁会) (仙台鵲会) (小野田) (大阪暁会) (金沢高砂会) (大阪暁会) (白妙会) (仙台鵲会) (大阪暁会) (小野田) (慶應) (東京吉野会) (福山) (ICU若菜会) (福山) (東京吉野会) (福井渚会) (東京東会) (仙台鵲会) (東京東会) (和歌山) (福井渚会) (東大阪) (福井渚会) (横浜隼会) (福井渚会) (福井渚会) (福井渚会) (東京吉野会) (横浜隼会) (九州) (福井渚会) (和歌山) (九州) (横浜隼会) (京都) (横浜隼会) (東京東会) (京都) (京都) (大阪暁会) (東京明静会) (東京東会) (東京東会) (東京明静会) (大津あきのた) (石川) (京都) 一般社団法人 全日本かるた協会の概要 (一社)全日本かるた協会の行う事業 1.小倉百人一首かるた大会の開催および支援 2.小倉百人一首かるたの段位認定 3.小倉百人一首かるたに関する調査研究 4.小倉百人一首かるたに関する講演会、講習会の開催 5.その他、目的を達成するために必要な事業 【小倉百人一首かるた大会の開催および支援】 全日本かるた協会最大の事業が、全国各地および世界各国での競技かるた 大会の開催です。 大会には、主催大会と後援大会があります。主催大会は実力によってクラス 分けされた全国大会で年間約60回開催されており、のべ1万人以上が出場し ています(A級-四段以上、B級-二・三段、C級-初段、D級-無段、E級 -初心者) 。 後援大会は、主に各地の初心者、入門者を対象とした、いわゆる地方大会です。 なお、主催大会の中で名人戦・クイーン戦、全国選抜大会、全日本選手権 大会の三大会は三大タイトル戦と位置づけられています。 【小倉百人一首に関する調査、研究】 百人一首を文学的・文化的側面から捉えた調査・研究活動を行っています。 毎年テーマを設定し、それに沿った調査、研究を行うことにより、より広く 百人一首に関する文化を掘り起こし、一般への浸透を図ることを目的としてい ます。 ◆会員制度◆ (一社)全日本かるた協会の活動は、協会の事業に賛同していただいた会員 の方々によって支えられています。会員には正会員、准会員、賛助会員、法人 賛助会員の4種類があり、全国大会でC級以上のクラスに出場する選手は、全 て正会員又は准会員であることになっています。 ① 会員……………年会費 15000円 10000円(六段以上) ② 准会員…………年会費 15000円 ③ 賛助会員………年会費 13000円 ④ 法人賛助会員…年会費 30000円 第 61 期名人位戦、第 59 期クイーン位戦前夜祭 小倉百人一首文化講演会 演題 百人一首の未来、 競技かるたの未来を考える — 競技かるた制定百十年に寄せて — と き 平成 27 年 1 月9日(金)16: 16:00~ 00~17: 17:40 と ころ 大津 琵琶湖ホテル TEL 077077-524524-7111 5F 「琵琶湖」の間 「琵琶湖」の間 講 師 聴講料 吉 海 直 人 氏 (同志社女子大学教授・ 同志社女子大学教授・時雨殿館長) 時雨殿館長) 無料 会員以外の方の参加大歓迎!! 講師略歴 1953 年 長崎県長崎市生まれ 1977 年 國學院大學文学部卒業 1982 年 国学院大学大学院修了(博士文学) 現在 同志社女子大学表象文化学部教授 著書 『百人一首への招待』 (H10 年刊、ちくま新書) 『百人一首かるたの世界』 (H20 年刊、新典社選書) 『だれも知らなかった「百人一首」 』 (H23 年刊、ちくま文庫) 『百人一首で読み解く平安時代』 (H24 年刊、角川選書) 監修 『こんなに面白かった百人一首』 (H22 年刊、PHP 文庫) 『百人一首への招待』 (H25 年刊、平凡社別冊太陽) 『見る・知る・味わう「百人一首」手帖』 (H26 年刊、ナツメ社) 【講師のことば 講師のことば】 講師のことば 平成十六年の競技かるた百周年から、あっという間に十年が経過しました。 その間、マンガ「ちはやふる」のヒットなどで、競技かるたに対する関心も急 上昇したようです。 百人一首にしても、小学校国語の教科書に百人一首が採用されたことで、学 校教育にも浸透しつつあります。 そういった中で、あらためて百人一首や競技かるたの未来を考えると、外向 けには国際化への対応、内側には指導員の養成という課題が見えてきます。 講演では百人一首研究者の視点から、全日本かるた協会の会員のみなさまと 一緒に、競技かるたの未来を考えてみたいと思っています。 一般社団法人 一般社団法人 全日本かるた協会 調査研究部
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