超速硬化ウレタン「エバーコートSP

環境DDシステム SPシリーズ
超速硬化ウレタンを組み入れたDD‐SP工法を ベースにした環境対応仕様。
シックハウス症候群対策につながる環境対応型工法
紛争問題にまで発展することのあるシックハウス症候群。
その対応は発注者や設計者にとって必須といっても過言ではありません。
「環境 DDシステム SPシリーズ」
は、環境対応型材料で工法を構成することにより、
VOC(揮発性有機化合物)の発生を極力排除しています。
臭気苦情の削除につながる低臭気工法
工事中の苦情要因として上位にランクされる悪臭。主剤となるウレタン防水材は、
材料自体への配合はもちろん、施工時にもトルエンやキシレンを添加せずに施工
できるよう設計されているため、工事中のシンナー臭がありません。
工法構成材の環境対応化
「環境 DDシステム SPシリーズ」では、防水層を構成するすべての部材を環境対応型材料にしました。
水性トップコート
オートップ
水性でありながら、2 成分形塗料にす
ることで、安定した塗 膜物性と溶剤
系並みの優れた密着性を保持します。
超硬化性と高い物性でさまざまな部位に適用されています。
従来のウレタン防水材は、硬化に約 10 時間
(20℃)を要していました。この概念を覆した超速硬化ウレタン
防水材は気温に関係なく施工でき(氷点下でも可能)、20 秒で指触乾燥、約 3 分で硬化します。材料の
温度管理、吐出量等の機械化コントロールにより高精度な防水層が保障され、立上り面のような垂直面、
複雑な形状面にも防水施工が可能になります。JIS A 6021 高伸張形と高強度形の両方を認証取得してい
る優れた物性の超速硬化ウレタン防水材が、高品質な防水層を形成します。なお、公共建築工事標準仕様
(平成 13 年版以後)では、硬化物密度 1.0 の当社超速硬化ウレタン防水材が基準となっています。
エバーコートSP-100S
専用施工機械を用いることでトルエン
やキシレンを添加せず施工できます。
競技場観客席
金属屋根
勾配屋根
競技場観客席
水性ボンド
オーボンド
水性プライマー
オープライマー
シート接着面の特殊処理と 2 成分形
クロロプレン系エマルション接着剤と
のコンタクトにより、
シートとコンクリー
トの接着を確実なものにしました。
2 成分形エポキシエマルションにより、
優れた含浸性と接着性を有します。
寒 冷 期 の
仕様について
寒冷期の施工においては、使用材料が一部変更となります。
客観的基準をクリアした環境対応型材料
日本ウレタン建材工業会の
「環境対応工法」に認定
超速硬化ウレタン「環境DDシステム」以外の施工例
競技場観客席
高い防水性と絶縁機能を付加した通
気緩衝シートが、下地挙動を吸収・緩
和することで上層のウレタン防水材の
破断を防ぎます。
超速硬化ウレタン
防 水 層 の 高 物 性・高 品 質 化 を 実 現 す る 信 頼 と 実 績 の ウレ タ ン 防 水 材
超速硬化ウレタン「エバーコートSP -100S」
改質アスファルトシート
PASシート#180(エコ)
ホルムアルデヒド放散等級
登録商品
全ての工法構成材は、ホルムアルデヒド放散等級
F ☆☆☆☆を下記の通り取得しています。
ウレタン防水材メーカーで構成され
る日本ウレタン建材工業会
(NUK)
が、
環境対応型ウレタン防水材システム
として定めている基準をクリアしてお
ります。今や、最低限の基準として
一般化しつつあるこの認定をいち早
く取得し、環境負荷低減に大きく貢
献しています。
品 名
登録番号
オーボンド
NUK-F06073
オープライマー
NUK-F06072
エバーコート SP-100S
NUK-F07239
オートップ
NUK-F07258
登録団体名
日本ウレタン建材工業会
競技場観客席
容器のリサイクル・再利用(リユースシステム)
複雑な形状
階段室
開放廊下
主材となる「エバーコート SP-100S」は、原液を入れるドラム缶の内側にポリエチレンの内袋を用い、使用後はその袋
を取り除くことでドラム缶の再利用が可能になりました。また、オートップ・オープライマー・オーボンドについても、
プラペール缶に内袋を用いることで、プラペール缶の再利用を可能にしました。
簡単に高品質を確保できるスプレーアップシステム
特 徴
1
材料は温度管理システムで適度にコントロール
されているため、外温度に左右されることなく
硬化後の物性も安定します。
2
3
材料の吐出量が常に一定であるため、均一で
高精度なスプレー施工が行えます。
■ DFXスプレーアップシステム
残材撤去・洗浄
新規材料充填
現場へ搬送
A剤・B 剤はスプレーガンのノズル部分で混合
撹拌されるため、撹拌不良の心配がありません。
工場へ返却
1
工 場
簡単に
はがせるから
再利用可能
施工
2
環境DDシステム SP シリーズ
EDS 工法基本構成
公共建築工事標準仕様(平成25年版)
X-1 EDS-X-1
オートップ
工程
エバーコートSP-100S
1
オープライマー
2
3
4
5
エバーコートSP-100S
使用材料
オーボンド
PASシート #180(エコ)
エバーコートSP-100S
エバーコートSP-100S
オートップ
X-2 立上り ESーX-2 立上り
使用量/㎡
工程
使用材料
使用量/㎡
0.3kg
1.0m
1.5kg
1.5kg
0.2kg
1
オープライマー
オータス・エコ+立上り用添加剤
0.2kg
0.4kg
LS メッシュ
エバーコートSP-100S
エバーコートSP-100S
オートップ
1.1m
0.9kg
0.8kg
0.2kg
(重量比 2:1)
2
3
4
5
PASシート#180(エコ)
オーボンド
X-2 平 場 ES-X-2
工程
使用材料
使用量/㎡
1
オープライマー
オータス・エコ+立上り用添加剤
0.2kg
2
(重量比 2:1)
LS メッシュ
(又はメッシュ KC-0808B)
3
4
5
平場仕様
主な使用用途/設備メンテナンス、点検など
EDS-10
工程
1
2
3
4
使用材料
オーボンド
PASシート #180(エコ)
エバーコートSP-100S
オートップ
工程
0.3kg
1.0m
2.0kg
0.2kg
1
1
2
3
4
オーボンド
PASシート #180(エコ)
エバーコートSP-100S
オートップ
2
3
4
使用材料
オーボンド
PASシート #180(エコ)
エバーコートSP-100S
オートップ
使用量/㎡
0.3kg
1.0m
3.0kg
0.2kg
EDS-40
使用量/㎡
工程
0.3kg
1.0m
4.0kg
0.2kg
1
2
3
4
使用材料
オーボンド
PASシート #180(エコ)
エバーコートSP-100S
オートップ
(3)この工法の内、JIS A 6021に規定するウレタンゴム系
高強度形を用いたものについては、実績も多く、次のような
特徴がある(図9.8.1及び図9.8.2参照)。
(ⅰ)密着工法では、補強布を使用しない。
(ⅱ)所定量のウレタン防水材を、一工程で吹き付ける。
使用量/㎡
0.3kg
1.0m
1.7kg
0.2kg
立上り仕様
工程
1
2
3
オープライマー
エバーコートSP-100S
オートップ
寒 冷 期 の
仕様について
使用量/㎡
工程
0.2kg
3.0kg
0.2kg
1
2
3
使用材料
オープライマー
エバーコートSP-100S
オートップ
工程
1
使用材料
オーボンド
PASシート #180(エコ)
エバーコートSP-100S
オートップ
X-2 立上り ES-L 2mm
使用量/㎡
工程
0.3kg
1.0m
3.0kg
0.2kg
1
2
3
使用材料
オープライマー
エバーコートSP-100S
オートップ
使用量/㎡
0.2kg
2.0kg
0.2kg
X-2 平 場 ES-1 3mm
使用量/㎡
工程
0.2kg
2.0kg
0.2kg
1
寒冷期の施工においては、使用材料が一部変更となります。
●ハイヒールや下駄などの履物には対応できません。
※下地処理が必要な場合、専用下地処理材をご使用ください。専用下地処理材については、弊社営業担当までお問い合わせください。
3
(ⅰ)密着工法では、平場及び立上り部ともに補強布を使用しない。
(ⅱ)所定量のウレタン防水材を、一工程で吹き付ける。
建築改修工事監理指針(平成25年版)
3章 防水改修工事
6節 塗膜防水
3.6.5. 「改修標仕」以外の工法
(a)超速硬化ウレタンゴム系塗膜防水 より
X-1 EDS-20
4
ES-L 2mm
使用材料
(3)超速硬化ウレタンゴム系塗膜防水法のうち
JIS A 6021に規定するような特徴がある
(図3.6.6及び図3.6.7参照)。
上記指針の内容に則り変更する場合
3
ES-1 3mm
1.5kg
1.2kg
0.2kg
建築工事監理指針(平成25年度版)および建築改修工事管理指針(平成25年度版)において次の記載
があるため、発注者と協議、承認された場合は補強布張りを省略し防水材塗布工程を1工程に減らすこと
ができます。
2
密着仕様
1.1m
建築工事監理指針(平成25年版)
9章 防水工事
8節 「標仕」以外の工法
9.8.3. 塗膜防水「標仕」以外の工法
(a)超速硬化ウレタンゴム系塗膜防水 より
主な使用用途/非歩行用
EDS-30
使用材料
EDS-20
使用量/㎡
主な使用用途/屋上スポーツ施設
工程
主な使用用途/歩行用
エバーコートSP-100S
エバーコートSP-100S
オートップ
0.4kg
2
3
使用材料
オープライマー
エバーコートSP-100S
オートップ
寒 冷 期 の
仕様について
使用量/㎡
0.2kg
3.0kg
0.2kg
寒冷期の施工においては、使用材料が一部変更となります。
公共建築工事標準仕様書に記載されているウレタン塗布量は、単位容積質量が 1.0g/㎠(硬化物密度が 1.0)である
材料を基準としています。
「環境DDシステム SPシリーズ」で使用する「エバーコートSP-100S」は、単位容積質量が
1.0g/㎠(硬化物密度が 1.0)のため、換算する必要がありません。
4
環境DDシステム SPシリーズ
ランスロック工法
ランスロック断熱工法
「環境DDシステム SP シリーズ ランスロック工法」は、改修工事における既存防水の
撤去材のさらなる低減と、計画的な工事進行を実現したSPシリーズの機械固定工法です。
ランスロック断熱工法は、スチレンフォームを改質アス
ファルトシートとともにアンカー固定し、超速硬化ウレ
タン「エバーコート SP-100S」を吹き付けた乾式に近い
材料の品質管理、構成材料の環境対応化、容器の再利用はもちろん、
改修工事において、工期短縮および計画的なスケジュール進行を可能にしました。
かたちで施工が可能な工法で、下地の状態を選びません。
アンカー固定のため、露出工法で吸水性が低く、長期
断熱性能を維持できるスチレンフォームの使用が可能。
超速硬化ウレタン
「エバーコートSP-100S」
を吹付ます
耐熱性に優れる「SP-100S」が表面にくるため、長期断
熱性能の維持が困難なウレタンフォームを使用する汎用
アスファルト露出断熱工法に比べ、断熱露出防水工法と
しての耐久性が向上します。また、改修において新規防
水層として採用した場合、
新たに断熱効果が付加できます。
既存防水層をほとんど撤去せず
最大限に活かします
ランスロックシートを
専用アンカーで機械的に固定します
工程
下地の撤去作業が最小限で
抑えられます。
新規防水層のための
下地づくりが不要です。
雨養生を待たずに即施工が
可能です。
既存防水層を最大限活かして施工ができ
るため、撤去工事が最小限で済み、工期
短縮が図れます。また、全面撤去に伴う
漏水の危険が無くなり、仮防水の施工も
不要になります。
新規防水層のための樹脂モルタル等による
下地づくりが不要なため、樹脂モルタルの
施工期間や乾燥養生期間がなくなります。
既存の状態に機械固定するため、雨が上
がれば乾燥を待たずに、すぐに施工が可
能です。
1
平場
EDS-R
2
3
4
立上り
ES-L
1
2
3
使用材料
ランスロックシート
専用アンカー
エバーコート SP-100S
オートップ
オープライマー
エバーコート SP-100S
オートップ
平場
EDS-RF
2
3
4
立上り
ES-L
ランスロックEDS-R工法
工程
1
1
2
3
使用材料
使用量/㎡
断熱材(スチレンフォーム)
(注1) 1.25枚
ランスロックシート
1.06m
専用アンカー
2.6個(注2)
エバーコート SP-100S
2.0kg
オートップ(2回塗り)
0.3kg
オープライマー
0.2kg
エバーコート SP-100S
2.0kg
オートップ
0.2kg
(注 1)ウレタンフォームの使用も可能です。
(注 2)専用アンカーの種類や数量は下地によって異なりますのでご相談ください。
使用量/㎡
1.06m
2.6 個(注)
1.6kg
0.2kg
0.2kg
2.0kg
0.2kg
ALC下地の場合、適応できないことがありますので
必ずご相談ください。
寒 冷 期 の
仕様について
寒冷期の施工においては、使用材料が一部変更となります。
(注)専用アンカーの種類や数量は下地によって異なりますのでご相談ください。
改修前
5
改修後
※下地処理が必要な場合、専用下地処理材をご使用ください。専用下地処理材については、弊社営業担当までお問い合わせください。
6