出雲市立浜山中学校学校だより第１１０号Ｈ２６.１２.１７浜中はすごいらしい（第１１話）校冬の気配を感じさせなかった暖かな 11 月。そして、それを一転させた 12 月寒波。 12 月 1 日からの突然の寒さ到来は師走の慌ただしさを否応なしに感じさせた。窓の外は、今日も冬将軍が暴れている。しかし、学校内はいつもと変わらず落ち着いた様子。特に今週は『人権週間』。人権を考えるとき、生徒諸君のほんわかとした温かさを感じる。私だけだろうか。人権週間は生徒会長からの「人権についてみんなで考え、人権意識を高め、いじめのない浜山中学校にしていこう。」という校内放送で始まった。続いて取り組んだのはラジオドラマ「あなたならどうしますか？」を教材化した人権学習。このラジオドラマは、本校放送部が NHK 杯全国放送コンテストに出品し、優良賞を受賞した作品。“ えみは、インターネット上の掲示板に「先生に気に入られようとしている態度が気に入らない」と書き込まれ、本当はそんな悪い子ではないのにネット上で悪者扱いされる。そして、それが現実のことのように噂され、えみは学校を休み始めた。” ドラマのシナリオはもちろん、構成や効果音すべてを生徒が自らの手で作り上げた。子どもたちにとっては、仲間が作ったシナリオだけに現実性も高く身近に感じた。それぞれの教室では、悪口を書き込んだ生徒や噂する生徒、学校を休み始めたえみの心情に迫る。そして、「あなたならどうしますか？」と問いかけられた。そして４日後の人権集会。各学年代表がそれぞれのクラスで出た意見をまとめて発表する。 “えみの家を訪問して一緒に戦う”とか“悪口を書いた生徒に謝らせる”という意見が出た一方、“ えみを助けたいけど、いじめの矛先が自分に向くのが恐い ”、“ 巻き込まれるのは面倒 ” という意見も聞かれた。生徒会執行部は、そのような意見を次のようにまとめた。「“ 矛先が自分に向くのは恐い ”“ 巻き込まれるのは面倒 ” という意見は本音としてみんなにあると思う。弱い心はみんなが持っている。しかし、それで長伊藤成二は解決にもならないし、傍観していることはいじめに加わっていることと何ら変わらない。だから、見て見ぬ振りはやめて、みんなでなんとかできるように一歩を踏み出そう。自分一人でできなければ友達や先生の力を借りて。」とっても温かな人権集会を終えた。題材を提供してくれた放送部、人権集会のシナリオを考え進行してくれた生徒会執行部、また集会のために早朝から体育館にシートを敷いてくれた 1 年 1 組、さらには生徒集会に参加し一緒に考えたみんなに感謝したい。最後に、生徒会執行部は『浜中人権宣言 2014』を提案し全生徒によって決議された。１、見て見ぬふりもいじめと同じ自分の行動を見つめ直そう２、誰かが嫌な気持ちになるような書き込みや言動は絶対にやめよう３、 1人で行動できなくても友達や先生などと協力して解決していこう平成 26 年が暮れようとしています。３年生は部活動や学校行事に大きな成果をあげました。また、 1,2 年生は 3 年生の思いを理解し、一丸となって取り組みました。生徒一人一人が自分株を大切に育てながら浜中株を高めてくれました。3 年生はいよいよ進路選択・決定の時期を迎えます。生徒会活動も平成 27 年の年明けとともに 2 年生にバトンタッチです。すべての仲間が、新たな歳の始まりに夢と目標を持ち、意気揚々と一歩を踏み出してくれることを期待しています。保護者の皆様、地域の皆様、この一年間のご理解とご支援を深く感謝いたします。そして、3 つの汗（体にかく汗、頭にかく汗、心にかく汗）を惜しまない浜中生に、変わらぬご支援とご声援をよろしくお願いいたします。寒くなりました。ご自愛ください。 12 月 4 日(木)～ 10 日(水)は人権週間でした。この 7 日間は差別やいじめ、またはそれらを見て見ぬふりをするなど人権を侵害する問題についてみんなで特に考える期間で、島根県中学生人権作文コンクール優秀作品の校内放送、朝読書を利用した読み物、人権標語の掲示、同和問題学習、人権集会等を行いました。人権週間に先立ち、12 月 2 日(火)には全校一斉の道徳の授業を行いました。放送部制作のラジオドラマ「あなたならどうしますか」を題材にネッ全校一斉に行った道徳の授業、写真は１年１組トいじめについて全ての学級で自分の思いを出し合いました。人権週間のメインイベントである人権集会ではラジオドラマをもう一度聞いた後、各学年から道徳の時間に出た意見の紹介、生徒会本部から SNS に関するアンケート結果の発表と分析、これからの行動について提案をし、最後に浜中人権宣言を発表しました。浜山中学校では、優しさに溢れる言葉がけや何気ない親切な行動をとる生徒が多くいる半面、人を傷つける言動やネットに関するトラブルがあるのも事実です。全ての人が気持ちよく学校生活を過ごすために、「人の立場に立って考える」ことをこの機会にしっかりと考えてほしいものです。 SNS に関するアンケートの結果を発表する生徒会役員いよいよ冬休みです。今年の冬休みは 13 日間。この休みの間に今年 1 年をじっくり振り返り、反省するべきところはしっかりと反省し、新たな目標を立てて新学期に臨んでほしいと思います。特に 3 年生は受検に向けて学力の充実をしっかりと図っていく大切な機会です。この休みをどう過ごすかは皆さん次第です。時間は誰にも平等に与えられています。しっかりと計画を立て、めあてをもって有意義な冬休みにしてほしいと思います。１．「命」と「心」を大切にします。生徒指導部では、「冬休み生活の心得」の２．浜中生としての「自覚」と「責任」、「誇り」をもって行動しましょう。中で、心がけてほしい目標として右のことを３．規則正しい生活と学習の充実に努めましょう。あげました。同時に、冬休みは手伝いを積極的に行うなど家族の中での役割を果たしてほしいものです。そして、ルールを守って安全で充実した冬休みとなるように心がけてください。冬休みは生活が不規則になりがちです。ご家庭におかれましても、お子様の生活リズムが大きく崩れないよう気をつけていただきますようよろしくお願いします。特に、インターネット（ＳＮＳ）をする場合は時間を決めてだらだらとしないようにしたいものです。（「浜中ネット見守りたい」では 9 時以降はＳＮＳをしないことにしています）そして、始業式には全員が新しい年に希望を持ち元気に登校してくれることを願っています。 11 月 21 日(金)に生徒会長立候補者立会演説会、投票を行いました。17 日（月）から 5 日間にわたって朝の呼び掛けや校内ＴＶ放送、ポスター掲示などの選挙運動をしてきた候補者が最後の演説をしました。今年の生徒会長立候補は髙本俊さん一人であったため、投票は信任を問うものとなりました。髙本さんは公約として「自分たちでつくる学校」「規律ある学校」「地域から認められる」の 3 つをあげるとともに、スローガンとして「一心～心一つに支え合おう～」を掲げ、信任を訴えました。即日開票の結果、髙本さんは圧倒的多数で信任され、新生徒会長が誕生しました。スローガン「一心」を訴える新生徒会長に指名された生徒会本部や正副委員長など、新髙本生徒会長候補生徒会の役員を中心として、来年 1 月より新生徒会がスタートします。「昨年度の中学生議会では『ネット見守りたい』の取組の紹介と提案をし、出雲市教育委員会から『前向きに検討する』との回答をいただきました。夏には中学校生徒会の代表者がのフレンドシップ研修会で集まり、ネットに関する研修をしました。各校ではインターネットの使い方について独自の活動を行っていますが、生徒だけでなく、家庭や地域も巻き込んだ活動が必要です。そこで、中学生のインターネットの正しい利用を促す出雲市の取組と今後の計画について聞かせてください。特に保護者や地域に対してどのような取組をしていくのか教えてください。」議場で出雲市フレンドシップ 11 月 18 日（火）に開催された出雲市中学生議会において、浜山中生徒会宣言をする渡部生徒会長長の渡部里矩さんが質問をしました。本田教育委員から、ネットトラブル研修会の開催やパンフレット作成など、市の取組の説明を聞いたあと、副会長の小野千尋さんが再質問を行いました。小野さんは「インターネット上のマナーにも関連する『ふるまい向上』に関して、浜山中では『浜中しぐさ』を実践し、学校全体のモラルや礼儀の向上を目指しています。市全体への啓発活動のため、ふるまい向上のテレビＣＭや曲の作成が有効だと考えます。市独自のふるまい向上への取組について聞かせてください。」と述べたのに対し、打田教育部長から「地域や家庭も巻き込んだ取組が大切で働きかけをしていきたい。」との答弁をもらいました。最後に、議会を代表して浜山中生徒会長の渡部里矩さんが、「出雲市フレンドシップ宣言」を提案、採択を受けて議会を締めくくりました。なお、12 月 20 日（土）14 時から～出雲市フレンドシップ宣言２０１４～うらら館で行われる出雲市ネットト１わたしたちは、インターネット上に不適切な書き込みや掲載をせず、自分の情報も、友達の情報も両方守っていきます。ラブル対応保護者等研修会では、浜山中学校生徒会が出雲市中学校の代２わたしたちは、携帯電話、スマートフォン、パソコンの使用を夜９時までとし、自分から終わらせるようにします。（前後略）表として発表を行います。 11 月 11 日（火）、ＰＴＡ生活部主催の給食試食会が行われました。7 名の保護者のみなさんに加え、4 名の図書ボランティアさんにも試食をしていただきました。保護者のみなさんには、準備から盛りつけ、片付けまで自分たちでおこなっていただきました。この日のメニューはスパゲティミートソース、白身魚のレモンソース、サラダ等で、楽しく会話をしながら食事をしていただきました。また、給食準備や片付けの様子を見ていただき、盛りつけから行っていただ日頃の生徒の様子を知っていただきました。参加されたみなさんのきました感想を紹介します（一部）。昨年も試食をさせていただきました。今年は参加者が少なかったことが驚きです。親になって給食が食べられるなんてうれしい企画だと思うのですが、子どもが中学生になると小学生と違って距離が開くのでしょうか。多くの親さんに食べてほしかったです。給食はズバリおいしかったです。子どもたちが毎日バランスのとれた食事をしていると思うと安心です。助かります。ただ一つ残念に思うことがありました。それはあまりに多い残飯です。食が豊かになり、食べ物があることがあたりまえで…（以下略） 1 日(木) 5 日(月) 8 日(木) 9 日(金) 10 日(土) 12 日(月) 13 日(火) 14 日(水) 15 日(木) 16 日(金) 17 日(土) 18 日(日) 21 日(水) 23 日(金) 25 日(日) 26 日(月) 27 日(火) 29 日(木) 30 日(金) 元旦県スキー大会（琴引～ 6 日）始業式３年校内テスト給食開始出雲地区１年生卓球大会（鹿島）さんべウィズ卓球大会（～ 11 日）成人の日岩宮スクールカウンセラー来校書取会わくわく玉手箱（高松小）出雲北陵高校推薦入試出雲西高校、松江高専推薦入試しまね家庭の日生徒会専門委員会出雲農林、出雲商業、出雲工業高校推薦入試大社高校推薦入試高松耐寒体力づくり走ろう会中国スキー大会（琴引～ 28 日）岩宮スクールカウンセラー来校出雲北陵、西高一般入試（筆記）出雲北陵、西高一般入試（面接）１，２年校内テスト 11 月 28 日（金）、5 校時に避難訓練を行いました。今回の訓練は地震想定の訓練で、授業の初めに地震が発生したと想定、机の下に一次避難をした後、体育館に二次避難を行いました。さらに、津波の発生を想定して屋上への三次避難も行いました。体育館から屋上までは一組ずつ担任に誘導され、8 分ほどでスムーズに移動することができました。２月には不審者対応の避難訓練をおこなう予定です。屋上に避難する三年生、屋上は海抜約十八ｍあります＜生徒の準備や片付けの様子を見て＞まず、廊下ですれ違う生徒さんたちが、皆「こんにちは」と気持ちの良いあいさつをしてくれたのがすばらしいです。給食準備も、エプロン、帽子、マスクもバッチリ。手際よく、さすが、でした。＜給食を試食した感想＞出雲市の給食には幼稚園から 11 年間お世話になりました。高校生の弁当を毎日作ってみると、栄養バランスのとれた給食は本当にありがたいと感じます。今日は麺にパンもついて、私はおなかいっぱいになりましたが、男子には足りないのかな？片付けも生徒さんたちは手際よくされていましたが、パンが大量に残飯に出されていたのに驚きました。今日は貴重な体験をさせていただきありがとうございました。（敬称略） ○科学の甲子園ジュニア全国大会出場（12/5 ～ 7 東京スポーツ文化館）永岡宗一郎、日野翔太、川上雄大（2 年） ○出雲地区新人剣道大会(11/13 松江総合体育館) 男子団体３位１回戦浜山中３－１西郷中２回戦浜山中３－１横田中準々決勝浜山中３－１松江一中準決勝浜山中１－２出雲三中女子団体ベスト８１回戦浜山中４－１木次中準々決勝浜山中０－４横田中男子個人ベスト１６藤間崚、前島史弥女子個人ベスト８置春香 ○ゼビオカップ出雲市ジュニアソフトテニス大会(11/3 浜山公園) 個人戦ベスト８安部山・今若組ベスト 16 磯田・萬代組、伊藤・上田組 ○ミズノ中国新人王決定戦ソフトテニス大会(11/8,9 三次) 予選リーグ３位浜山中０－３末武中（山口）浜山中１－２黒石中（山口）浜山中３－０大田一中決勝トーナメント１回戦浜山中０－３広瀬中 ○出雲市職域・学校剣道大会(11/9 出雲体育館) 男子団体２位浜山中女子団体２位浜山中Ａ中学１年男子個人１位前島史弥３位須谷友哉中学１年女子個人１位荒木愛尋３位渡部真菜、山本紗久良中学２年女子個人３位置春香 ○ギンザンカップサッカー大会(11/29,30 浜山中) ３位予選リーグ２勝浜山中２－０浜田一中浜山中１－０東出雲中準決勝浜山中０－１枚方四中（大坂）３位決定戦浜山中１－０宍道中 ○北陵高校レシテーションコンテスト(11/8 北陵高校) 出場１年高橋優奈３年大野飛鳥、足立陸斗 ○ＪＡ共済交通安全ポスターコンクール中学１年の部佳作曽田賢吾中学２年の部銅賞天野妃弥香、藤村理央中学３年の部銅賞金築光太郎 ○出雲市人権ポスターコンクール佳作２年前島若菜 ○愛鳥週間ポスター原画コンクール全国審査入選３年福原史大