慶應義塾大学商学部 Keio University Faculty of Business and Commerce Global Passport Program 2015 年度 プログラム案内 1 この案内は、商学部 Global Passport Program(GPP)の概要、および応募、選考、履修、認証等をまとめています。 プログラムに応募、参加する際には本冊子を熟読し、期日までに必要な手続を行ってください。 1.Global Passport Program(GPP)の概要 ○GPP は英語で実施される選抜型プログラム GPP は、原則として英語により授業を行う教育プログラムです。対象は原則として全学部の 3~4 年生です。プログラ ムに参加を希望する場合には、選考に応募をして、合格しなければなりません。選考は、学業成績(GPA)と TOEIC スコ アにより実施します。より多くの学生に参加機会を与えるとともに、メンバーの学習成果を検証するため、春学期・秋学期 ごとに参加者の募集と選考を行います。したがって、継続的に参加してプログラムを修了するためには、一定の成績を 維持しなければなりません。 ○GPP のカリキュラムを構成する三つの柱 ①Passport Members’ Coursework GPP では、専門性の高いコースワークを提供しています。参加者は、商学研究科とのコードシェア科目(併設科目) を中心に、大学院イントロダクトリーレベルの講義科目を履修します。これらの科目は、商学部・商学研究科の専門領 域である経営、会計、商業、経済・産業分野から提供され、参加者の理論の修得と知的レベルの向上を目指します。 これらの科目の多くは、少人数形式で、ディスカッションとプレゼンテーションが組み込まれているため、高い教育効 果が期待されます。GPP を修了するには、これらの科目から 4 科目 8 単位を取得する必要があります。 ②Passport Members’ Workshops GPP では、さらに理論に即し、現実社会を強く意識した教育を実践するため、少人数形式(20 名程度)のワークシ ョップを必修としています。ワークショップでは、実践的な問題を、理論的観点から、そして、エビデンスを用いて解決 するプロジェクトを行います。ワークショップは、留学生も参加し、さらに、外部の専門化講師が担当しています。これ を通じ、多様性の高い環境下での適応能力、コミュニケーション力やリーダーシップの向上を目指します。 ③Passport Members’ Meetings 自ら経験することで学び、他者の経験からも学ぶ機会として、キャンパス内外で様々なアクティビティが提供されま す。例えば、オン・キャンパス・アクティビティとして、国際機関やグローバル化を推進する日本企業からゲストスピー カーを招き、講義・討論を通じて経験知を取得することを目指します。また、オフ・キャンパス・アクティビティとして、 企業、工場訪問等を通したフィールドワーク(体感型学習)や短期海外研修(GPP Overseas Field Trip)もあります。 2014 年度の海外研修では、シリコンベレー、ベイエリア(SF)を中心に国際的に活躍する企業訪問や大学での研修を 予定しています。こうしたアクティビティは、グローバル社会で活躍するビジネスの現場を肌で体感することができる 貴重な機会となるでしょう。 2 ○GPP 修了者には、Global Passport Holder としての認証を授与 2 学期間 GPP に参加し、コースワークを 4 科目 8 単位、ワークショップを 2 科目 8 単位取得した者には、商学部長よ りプログラムを修了した証として、認証が与えられます。最短では 3 年次に授与されるため、就職活動に役立てることも 可能です。また、Honors Program (特に優秀な学生を対象としたプログラム)修了生としての実績があることにより、国 内外の大学院進学時にプラスに働くと考えられます。なお、3 年次春学期からだけでなく、3 年次秋学期、4 年次春学期 からプログラムに参加しても、認証を得る機会があります。また、参加する 2 学期が連続する必要はありません。 2.プログラムへの応募と選考について GPP は選考を行うプログラムです。選考は毎学期行います。前学期に選抜されている場合でも、継続 するためには再度応募をし、選抜されなければいけません。選考には、所属学部の学業成績(GPA)と TOEIC スコアを用います。 1)募集人数 各学期 40 名程度 2)応募資格 プログラムを履修する時点で本学の学部 3・4 年生であること(春学期応募時は進級見込み可)。 (お知らせ : 2016 年度春学期以降の募集について) 2016 年度春学期以降の募集から、商学部生には次の応募資格が追加される予定です。2016 年度以降 GPP への応募を検討される 方は、履修の際に留意してください。 商学部における強化プログラム(英語)の認定科目〈1・2 学年配当〉のうち少なくとも2エリアから、合計 4 単位以上を取得している こと。(エリアとは、①総合教育セミナー,②自主強化科目,③強化プログラム認定科目に指定されたその他の総合教育科目,④ 外国語教育研究センター設置科目,⑤国際センター設置科目を指します。) 3)応募方法 応募期間内に、以下の手続を行ってください。なお、選考は毎学期行います。したがって、参加を継続するためには再 度応募をし、選抜されなければいけません。なお、成績証明書の提出は必要ありません。 ①Web によるエントリー http://www.gakuji.keio.ac.jp/mita/sho/gpp.html ②TOEIC スコアの提出 三田学生部商学部担当に有効期限内の TOEIC スコアのコピーを提出してください(右上に所属学部、学籍番 号、氏名を明記すること)。有効期限内に複数回受験している場合には、一番良いスコアを提出してください。 やむを得ない事由により窓口で提出できない場合には、事前に学生部商学部担当まで相談してください。 <TOEIC スコアの有効期限> 春学期: 2013 年 1 月 1 日~2015 年 1 月 31 日 秋学期: 2013 年 7 月 1 日~2015 年 7 月 31 日 3 4)応募期間 2015 年度の応募期間は、以下のとおりです。指定の期間内に上記の応募手続が完了しない場合には、 応募を受理できません。 春学期 : 2015 年 2 月 23 日(月)10 時~27 日(金)16 時 秋学期 : 未定 ※注意 学生部商学部担当開室時間(応募期間中) 8:45~16:45(ただし 11:30~12:30 は閉室) 5)選考方法について 選考は学業成績(GPA)と TOEIC スコアによって行います。GPA は前学期まで(2015 年度春学期の選考は 2014 年度秋学期までの成績、2015 年度秋学期の選考は 2015 年度春学期までの成績)の学業成績を元に 算出します。 (GPA の算出方法) ①GPA 計算の対象科目 所属学部が規定する卒業要件にかかわる科目が対象となります。ただし、以下の科目は除外します。 ・本学で修得した単位と認定された授業科目(留学等により単位認定を受けた科目) ・「P」または「F」で評価される授業科目 ②GPA の算出方法 算出は次の計算式を用い、計算結果の小数点第 3 位を四捨五入した数値を用います。 GPA= 「A」の単位数×4+「B」の単位数×3+「C」の単位数×2+「D」および「★」の単位数×0 GPA 計算対象科目の総履修単位数 例)次のような成績の場合 成績 / Grade Mark A B C D ★ P F G 単位数 / Credits 40 32 16 12 6 2 2 8 計算対象科目 計算対象外(含めない) GPA=(40×4+32×3+16×2+(12+6)×0)÷106=2.716…≒2.72 6)選考結果の発表 選考結果は、各学期において以下のとおり発表します。 春学期 : 2015 年 3 月 13 日(金)16 時 秋学期 : 未定 ※結果は、以下の Web サイトで発表します。 URL : http://www.gakuji.keio.ac.jp/mita/sho/gpp.html 4 3.プログラムの履修について 1)Kick-Off Meeting について 各学期のプログラム開始時に、オリエンテーションも兼ねた「Kick-Off Meeting」を実施する予定です。 プログラムの参加者は、出席いただく必要がありますので、ご予定ください。 □春学期 : 未定 □秋学期 : 未定 詳細は、選考結果発表時にご案内します。 2)履修申告 履修申告は、各学部が指定する履修申告期間内に行ってください。履修申告の際には、各学期 Workshop 科目を必ず履修してください。また、各科目における学習量の負担を考慮し、各学期 Coursework 科目は2科目までの履修となる予定です。制限を超えて履修申告した場合には、履修申告の修正が必要 です。いずれも、各学部の設定する履修単位上限内で履修してください。特に秋学期の履修の際には履修 上限に注意してください。 なお、秋学期履修申告の場合、GPP 科目の追加履修のみが認められ、その他の履修科目の削除ができ ないことがあります。所属の学部により履修のルールが異なりますので、事前に各学部の学事担当窓口に 確認するようにしてください。 3)取得した単位の取り扱い 商学部生の場合、GPP に参加して取得した単位は以下のように扱われます。 ・Coursework 科目・・・「専攻科目Ⅲ類」の単位としてカウントされます。 ・Workshop 科目 ・・・「専攻科目Ⅳ類」の単位としてカウントされます。 ・Activity 科目 ・・・「商学関連科目」の単位としてカウントされます。 商学部以外に所属している学生の場合には、各学部の履修案内で確認してください。 【商学部生に対する Workshop 科目の単位取扱いの注意】 その他専攻Ⅳ類科目との複数履修について、以下のとおり扱われます。 ①「研究会」との履修について 「研究会」、Workshop 科目共に専攻科目Ⅳ類の単位になります。 ②「専攻演習 D/S」との履修について Workshop 科目を履修する場合、「専攻演習 D/S」は専攻科目Ⅳ類としては履修できません。 商学関連科目として履修してください。 5 4)開講予定科目一覧 2015 年度開講予定科目は次のとおりです。Coursework は一部科目で履修人数の制限があります。また、 履修の際に統計学や経済学などの前提知識が求められる場合があります。 ①Coursework 科目 科目 学期 単位 Advanced Academic Writing for Undergraduates: A Workshop Approach 春 2 Advanced Study of International Economic Policy 秋 2 Business and Strategic Management in Asia 秋 2 Choice Analysis Technique 秋 2 Consumer Behavior and Marketing 秋 2 Consumer Psychology in Global Markets 春 2 Corporate Governance in Major Countries 秋 2 Domestic Tax Law(Comparative Studies on Tax Systems) 春 2 e-Marketing 春 2 Essentials of Regression Analysis Using R 春 2 Global Marketing 春 2 Globalization and Human Resources Management 春 2 IFRS Basic 秋 2 Intermediate Financial Accounting 春 2 International Accounting 秋 2 International Economics: Empirical Studies on Trade and FDI 秋 2 International Economy: Policy Implications of Globalization 春 2 Introduction to Management Strategy 秋 2 Japanese Business and Society 秋 2 Japanese Corporations in the Global Economy 秋 2 Japanese Economy 秋 2 Macroeconomic Aspects of Public Finance 春 2 Macroeconomics 春 2 Managerial Economics 春 2 Marketing Data Analysis 春 2 Microeconomics of Taxation 秋 2 Organizational Analysis and Management Theory 春 2 Organizational Architecture 秋 2 Policy Implications of Economic Integration 秋 2 Research on Marketing 秋 2 Spatial Economics(City Formation, Firm and Residential Location Choice) 春 2 The Role of Culture in Communication 秋 2 Theoretical Study on Development, Trade and Environment 春 2 (Analysis for Economics, Marketing, and Organizational Research) 6 ②Workshop 科目 科目 学期 単位 Passport Members’ Workshop D 春・秋 4 科目 学期 単位 Passport Members’ Workshop A 春 1 ③Activity 科目 5)成績について 成績は、通常科目と同様に評価・付与されます。商学部生の場合、成績評語は A・B・C を合格、D を不合 格とします。 4.プログラムの修了要件について 1)修了要件 プログラムを修了したと認められるためには、以下の条件全てを満たす必要があります。 ①GPP メンバーとして、2学期間参加していること。 ②Coursework 科目を4科目8単位取得していること。 ③Workshop 科目を2科目8単位取得していること。 2)認証の発行 修了要件を満たした者は、「Global Passport Holders」と認められ、商学部長よりプログラム修了の認証が与 えられます。最短では 3 年次に授与されるため、就職活動に役立てることも可能です。さらに、いわゆる Honors Program(特に優秀な学生を対象としたプログラム)修了生としての実績があることで、国内外の大 学院進学時にプラスに働くと考えられます。 5.その他 1)プログラムに関する問合せ先 本プログラムに関するご不明な点は、下記宛に問合せてください。 慶應義塾大学学生部学事グループ商学部・商学研究科担当 〒108-8345 東京都港区三田 2-15-45 事務取扱窓口 : 三田キャンパス学生部内(南校舎地下 1 階) TEL : 03-5427-1558 E-Mail : [email protected] (土日・祝日を除く 8:45~16:45) 7 慶應義塾大学商学部 Global Passport Program プログラム案内 2015年1月発行 8
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