2.1MB - 信越シリコーン

R
東京スカイツリー
現代建築を支える
高性能シリコーン弾性シーリング材
信越シリコーンシーラントは、耐熱性、耐寒性、耐久性、
耐候性、接着性に優れた弾性シーリング材です。紫外線や
オゾンによる劣化がほとんどなく、また地震や台風による
建物の動きに対しても追従する性能を備えています。この
ことから、超高層ビル、一般住宅、土木工事、工場建物、
クリーンルーム、水槽などの各種目地に幅広く使われてい
ます。
信越シリコーンは、多彩な製品群で建築・土木分野のさま
ざまなニーズにお応えします。
目次
●特長 ………………………………………………………
●シーラントの種類 ………………………………………
●一般特性 …………………………………………………
●シーラント施工実績 ……………………………………
●プライマー、表面処理剤 ………………………………
●目地設計 …………………………………………………
●施工手順、荷姿 …………………………………………
●施工メートル数 …………………………………………
●保管・取り扱い上の注意事項 ……………………………
●シリコーンシーラント関連製品 ………………………
2
表紙写真説明
R
東京スカイツリー
事 業 主 体:東武鉄道株式会社・
東武タワースカイツリー株式会社
設計・監理:株式会社日建設計
施 工:株式会社大林組
特長
一般にシリコーンシーラントは下記の特長があります。
1.耐熱性、耐寒性
-40℃~150℃の広い温度範囲で安定した性能を発揮し、ゴム弾性を失いません。
2.耐久性、耐候性
長年にわたる数多くの実績から、シリコーンの優れた耐久性、耐候性が実証されています。
3.接着性
プライマーを使用することにより、ほとんどの材質によく接着します。
4.作業性
シリコーン系シーラントの作業性は、四季を通じて非常に安定しています。
5.防水性
耐久性、耐候性、接着性に優れているため、気密・防水効果が長期間抜群です。
6.耐塩害性
シリコーンゴムは耐塩害性に優れているため、海岸地域の建造物やプラントなどに用いられ、
優れた耐久性を発揮しています。
7.その他
難燃性、透明性、抗菌・防カビ性などに優れた製品もありますので、
用途に応じて最適な製品を選択できます。
引張テスト
サンシャインウェザー
メーターテスト
屋外暴露テスト
3
シーラントの
種類
タイプ
オキシムタイプ
製品名
特長
シーラント45
●一般用●腐食性がない
F☆☆☆☆ 認定品
シーラント4588
F☆☆☆☆ 認定品
シーラント4515
F☆☆☆☆ 認定品
シーラント40N
F☆☆☆☆ 認定品
シーラントマスター300
F☆☆☆☆ 認定品
シーラントマスター300LS
F☆☆☆☆ 認定品
ピュアシーラント
一
成
分
形
F☆☆☆☆ 認定品
KE-450
F☆☆☆☆ 認定品
●伸びが良い●接着力大●中モジュラス
●低汚染タイプ●伸びが良い●接着力大
●低分子シロキサンの揮散少●接着力大
●高透明
アセトンタイプ
KE-3418
●超耐熱用シーラント
ピュアシーラントS
●低分子シロキサンの揮散少●接着力大
F☆☆☆☆ 認定品
アミノキシタイプ
アミノキシタイプ
●腐食性がない●プラスチック用 (特にポリカーボネート)●中 KE-42
●一般用●接着力大●硬化が速い
KE-420
●接着力大●高透明タイプ
F☆☆☆☆ 認定品
KE-42-AS
●耐水接着力大
シーラント70
●一般用●難燃性●低モジュラス
F☆☆☆☆ 認定品
シーラント701
●流動性がある●低モジュラス
シーラント74
●難燃性(1時間耐火)●低モジュラス
シーラント79
●塑性シーラント(表面は硬化し、内部はマスチック状)
マリンシーラントGX
●深部硬化性に優れている●低モジュラス
*1 JIS認証番号 TC0308051 JIS A 5758 G・20LM,G -30SLM (SR-1-9030G)
*2 JIS認証番号 TC0308051 JIS A 5758 G・25LM (SR-1-9030G)
*3 JIS認証番号 JQ0308149 JIS A 5758 G・F-25LM (SR-2-10030)
4
●難燃性●中モジュラス
シーラント72
酢酸タイプ
三
成
分
形
●抗菌・防カビ性
アルコールタイプ
F☆☆☆☆ 認定品
二
成
分
形
●防カビ性
モジュラス
用途
色
●ガラスまわり●サッシまわり●金属まわり
●サスペンション工法●モルタル
●プレハブ住宅まわり
●クリヤー、ホワイト、アイボリー、ダークアイボリー、
グレー、アルミ、アンバー、ダークブラウン、ブラック、
ライトグレー、ソフトグレー、ステンカラー
―
●カビの発生しやすい箇所
(台所まわり、浴室まわり、洗面所まわり、
プレハブ冷蔵庫、クリーンルームなど)
●ホワイト、アイボリー、ダークアイボリー、
ライトグレー、クリヤー、ソフトアイボリー
―
●バイオクリーンルーム●病院の内装●手術室
●洗面所まわり●厨房機器●衛生機器●調理室の内装
●プレハブ冷蔵庫など
●ホワイト、アイボリー、ライトグレー
○
●防火戸●防火戸用指定シーリング材
●シロ、グレー、ライトグレー、Dブラウン、ブラック
―
●ガラスまわり●サッシまわり●金属まわり
●サスペンション工法●プレハブ住宅
●アルミカーテンウォール●可動目地●建築●土木
●ダークブラウン、ブラック、グレー、ライトグレー
―
●ガラスまわり●内部の石目地まわり
●ブラック、グレー、ライトグレー
―
●クリーンルームの内装目地やエアフィルター
まわりなど
●ホワイト、ライトグレー、アイボリー、
ダークアイボリー、クリヤー
―
●ガラスまわり
●美観上高透明性が要求される箇所など
●ハイクリヤー
―
●ポリカーボネート板、アクリル板などのプラスチック
●ガラスまわり●鏡まわり●金属まわりなど
●グレー、ダークブラウン、アンバー、アイボリー、
ブラック
―
●ダクト目地のシーリング●煙突まわりのシーリング
●250℃まで使用可能
●ブラック
―
●クリーンルーム内装目地
●半導体の製造装置など
●ライトグレー、アイボリー、ホワイト
○
●ガラスまわり●サッシまわり
※
●サスペンション工法●ガラス水槽
●プラスチックなど
●クリヤー、ホワイト、グレー、アルミ、アンバー、
ブラック
○
●ガラス突き合わせ
●美観上高透明性が要求される箇所など
●ハイクリヤー
○
●ガラス水槽 など
●クリヤー
―
●目地の大きな箇所●金属●笠木類●ガラスまわり
●アルミカーテンウォール●防火戸●防火戸用指定シーリング材
●サッシまわり●プラント、タンクなど●建築●土木
●ホワイト、ダークグレー、グレー、ライトグレー、
ダークアンバー、ブラック、アイボリー
―
●動きの大きな水平目地●土木用
●ホワイト、グレー、ブラック
○
●防火戸
●防火戸用指定シーリング材、その他難燃性の要求される
箇所など
●ホワイト、グレー
○
●油性コーキング材の補修●強度の弱い被着材
●接着困難な被着材など
●グレー、ブラック
○
●大型水槽
●グレー ○
※
受注生産品
※ フレームレスガラス水槽には使用しないで下さい。
5
一般特性
■一成分形シリコーンシーラント
硬化前
製品名
用途
硬化方式
外観
流動性
一般用
シーラント45
ペースト状
なし
防カビ用
シーラント4588
ペースト状
なし
抗菌・防カビ用
シーラント4515
ペースト状
なし
防火戸用
シーラント40N
ペースト状
なし
一般用
シーラントマスター300
ペースト状
なし
一般用(低汚染タイプ)
シーラントマスター300LS
ペースト状
なし
クリーンルーム用
ピュアシーラント
ペースト状
なし
高透明シール用
KE-450
ペースト状
なし
プラスチック用
シーラント72
ペースト状
なし
超耐熱用
KE-3418
ペースト状
なし
クリーンルーム用
ピュアシーラントS
ペースト状
なし
ペースト状
なし
ペースト状
なし
ペースト状
なし
ガラス用
オキシムタイプ
アルコールタイプ
アセトンタイプ
KE-42
※
高透明シール用
※
ガラス水槽用
KE-420
タックフリー*
(min)
酢酸タイプ
KE-42-AS
■二成分形シリコーンシーラント
用途
製品名
外観
硬化方式
主剤
一般用・防火戸用 シーラント70
水平目地用
シーラント701
耐火目地用
シーラント74
アミノキシタイプ
硬化剤
ペースト状
液状
流動性ペースト状
ペースト状 ペースト状
ペースト状 ■三成分形シリコーンシーラント
用途
製品名
油性コーキング補修用 シーラント79
大型水槽用
マリンシーラントGX
6
主剤
硬化剤
ペースト状
ペースト状
液状
ペースト状
ペースト状
ペースト状
添加剤
アミノキシタイプ
* JIS K 6249による試験結果【旧JIS単位との換算】引張強度 10kgf/cm2=0.98MPa
※ フレームレスガラス水槽には使用しないで下さい。
外観
硬化方式
硬化後 *
硬さ
伸び *
(%) 引 張 強さ *
(MPa)
20
540
1.4
1.03
20
580
1.4
ゴム弾性体
1.05
28
390
2.0
ゴム弾性体
1.29
18
900
1.8
ゴム弾性体
1.29
25
600
1.5
ゴム弾性体
1.31
25
1150
1.6
ゴム弾性体
1.05
44
340
2.7
ゴム弾性体
1.08
23
350
1.5
ゴム弾性体
1.35
30
450
1.2
ゴム弾性体
1.08
43
190
1.8
ゴム弾性体
1.05
37
360
2.6
ゴム弾性体
1.05
30
400
2.0
ゴム弾性体
1.05
25
400
2.9
ゴム弾性体
1.02
21
500
1.6
外観
密度(g/㎝3)
ゴム弾性体
1.04
ゴム弾性体
デュロメータA
(規格値ではありません)
硬化後 *
硬化前
不揮発分
混合比(重量)
主剤:硬化剤:カラー 流動性 80℃、14日間
(%)
作業可能時間 タックフリー
20℃(h)
(h)
*
外観
硬さ 伸び 150%モジュラス
密度
デュロ
(MPa)
(g/㎝3)メータA (%)
引 張 強さ
(MPa)
100:3.4:4.9
なし
97以上
2~3
24
ゴム弾性体
1.26
13
1,250
0.23
1.1
94.5:10:5.5
あり
97以上
2~3
10
ゴム弾性体
1.30
17
1,300
0.24
1.5
4600:350:150
なし
97以上
3
20
ゴム弾性体
1.70
22
860
0.26
1.8
(規格値ではありません)
硬化後 *
硬化前
不揮発分
混合比(重量)
主剤:硬化剤:カラー 流動性 80℃、14日間
(%)
作業可能時間 タックフリー
20℃(h)
(h)
*
外観
硬さ 伸び 150%モジュラス
密度
デュロ
(MPa)
(g/㎝3)メータA (%)
引 張 強さ
(MPa)
94.5:5.5:10:1
(1は添加剤)
なし
97以上
2~3
12~24
表面:ゴム弾性体
内部:マスチック状
1.30
ー
900
0.014
0.018
3500:350:150
なし
97以上
2~3
10
ゴム弾性体
1.27
16
1,500
0.220
1.6
(規格値ではありません)
7
シーラント
施工実績
一成分形シリコーンシーラント施工実績
1. 日本科学未来館
2. 台所まわりのシール
3. 浴室まわりのシール
8
4. 防火戸のシール
5. 新潟都市緑化植物園
6. 品川フロントビル
7. 丸の内パークビルディング
8. NEXT21
9. 八景島シーパラダイス
二・三成分形シリコーンシーラント施工実績
9
プライマー
表面処理剤
プライマーは、各種被着材質との接着性を向上させる下地処理剤です。
一成分形シリコーンシーラントには、下記のプライマーの使用を推奨します。
二成分形/三成分形シリコーンシーラントには必ず指定プライマーをご使用ください。
■シリコーンシーラント用プライマー
タ
イ
プ
使用対象
製品名
二
成
分
形
用
/
三
成
分
形
用
プライマーC
プライマーMT
無色透明液体
(トルエン、
イソプロパノール)
30以上
200
プライマーT
無色透明液体
(トルエン、
イソプロパノール)
15以上
50
プライマーD
無色透明液体
(トルエン、
ブタノール)
30以上
100
30以上
30
60以上
300
30以上
50
60以上
100
プライマーA-10
プライマーR-3
プライマーAQ-1
プライマーB-20
無色透明液体
(n- ヘキサン)
無色透明液体
(酢酸エチル、
トルエン)
淡黄色透明液体
(n- ヘキサン、
イソプロパノール)
無色透明液体
(酢酸エチル、
トルエン)
※上記表はプライマー選択の目安です。
当社シリコーンシーラント製品を使用する場合は目的に適合するか、
事前に接着確認試験を必ず行ってください。不明な点は当社営業部署
までお問い合わせください。
10
使用量
乾燥時間
20℃(min)( / )
淡黄色透明液体
(n- ヘキサン、
イソプロパノール)
淡黄色透明液体
(工業用ガソリン、
トルエン)
プライマーAQ-1
一
成
分
形
用
性状
(溶剤)
30以上
50
15以上
35
目地設計
目地に発生するムーブメントには、
構成部材の温度変化によるもの(長期ムーブメント)や、
地震、台風による層間変位(短期ムーブメント)などがあります。
次に、目地設計を行う上でのポイントを以下に示します。
■目地幅について
■目地深さについて
目地幅(W)は一般的には温度ムーブメントを考慮し、
下記の式より算出します。
W≧
目地の深さは、一般には下記の式の範囲内で設計します。
1
D
≦ ≦1
2 W
△ ε
×100+ t
最小・最大目地寸法について
目地
幅(mm)×深さ(mm)
最小目地
10(6)×10 ×(6)
最大目地
40 × 20
※( )内はグレイジングの場合
設計伸縮率、設計せん断率
シーラント45
シーラント4588
伸縮(%)
せん断(%)
シーラントマスター300
シーラントマスター300LS
シーラント70
M1
(10)
15
20
M2
(15)
25
30
M1
(20)
30
30
M2
(30)
50
60
M1は温度によるムーブメントを考慮する場合
M2は風、地震、振動によるムーブメントを考慮する場合
※( )内はグレイジングの場合
11
施工手順
被着面の清掃
バックアップ材の装填
マスキングテープ
貼り
施工前の確認
目地の形状や寸法、被着体の材質
など施工箇所を十分確認して
ください。
荷姿
タイプ
12
製品名
荷 姿
一
成
分
形
プライマーAQ-1
プライマーC
プライマーMT
プライマーT
プライマーD
250g角缶
二
成
分
形
プライマーA-10
プライマーR-3
プライマーAQ-1
プライマーB-20
250g角缶
一成分形
二成分形
プライマーの塗布
シーラントの充填
マスキングテープ
の除去と清掃
仕上げ
養生
施工メートル数
一
成
分
形
シーラント45
シーラント4588
シーラント4515
シーラントマスター300
シーラントマスター300LS
シーラント40N
ピュアシーラント
ピュアシーラントS
シーラント72
330 カートリッジ
8
10
12
4
16.7
5
13.3
10.7
6
11.8
8.9
7.4
8
8.3
6.7
5.6
4.2
5.3
4.4
3.3
2.7
3.7
2.8
2.2
1.9
2.2
1.8
1.5
1.3
1.2
10
※ロス約20%を見込んだ数値です。
●シーラント70 1缶(4 )あたりの施工メートル数
シーラントマスター300FP
500 フィルムパック
シーラント70
4 丸缶
シーラント79
マリンシーラントGX
6
20
320 フィルムパック
三
成
分
形
5
15
シーラント45FP
シーラント701
シーラント74
4
12
KE-3418
KE-45
KE-420
KE-42-AS
KE-42
二
成
分
形
目地深さ
(mm)
目地幅
(mm)
3 丸缶
*1 JIS認証番号 TC0308051 JIS A 5758 G・20LM, G -30 SLM (SR-1-9030G)
*2 JIS認証番号 TC0308051 JIS A 5758 G・25LM (SR-1-9030G)
*3 JIS認証番号 JQ0308149 JIS A 5758 G・F-25LM (SR -2-10030)
目地深さ
(mm)
目地幅
(mm)
5
6
8
10
15
20
25
30
40
5
6
8
10
12
15
20
133.0
110.8
92.3
69.3
52.0
55.5
41.6
33.3
27.7
22.2
18.5
14.8
11.0
16.6
13.8
11.0
8.4
11.0
8.9
6.7
7.4
5.6
4.1
13
保管・
取り扱い上の
注意事項
品質・保管・取扱いについて
安全・衛生について
1. 一成分形シリコーンシーラントは、空気中の湿気と反応し、
1. 未硬化状態のシーラントは、皮膚刺激性を有するので、皮膚・
2.
表面から硬化します。
粘膜に付着しないように、
ゴム手袋、安全めがねなどの保護
従って、硬化速度は、温度や湿度などの作業環境により
具を着用ください。
異なります。
皮膚に付着した場合、
ウエスなどで拭き取ってから、直ちに
保管は、直射日光を避けて、湿気の少ない涼しい場所
流水で十分に洗い流してください。
(5℃~25℃)
で行ってください。
3.
開封したカートリッジは、原則使い切るようにしてください。
残った場合は完全に密封してください。
4. 硬化表面には、塗料は付着しません。
5. 施工の際は、下記にご注意ください。
5-1.低温時や多湿時の施工は、硬化、接着不良の原因となり
ますので避けてください。
5-2.施行箇所は事前に、水分、油分、汚れなどを十分に除去
してください。
使用溶剤は下記に従ってください。
万一目に入った場合は、直ちに大量の水で洗い流し、必要
に応じて医師の診断を受けてください。また、
コンタクトレン
ズ着用者は、誤って目に入れた場合、
目に固着することがあ
りますので、特にご注意ください。
2. 取り扱いの際には、換気を十分に行い、蒸気の吸入を避け
てください。蒸気の吸入の恐れがあり、換気の悪い場所で
の使用は避けてください。もし、蒸気を吸入して気分が悪く
なったときは、直ちに新鮮な空気の場所に移動してください。
硬化系による発生ガスは下記のとおりです。
2-1. オキシムタイプシーラント:メチルエチルケトオキシム
(MEKO)
A)一般基材:
トルエン、
キシレン、
アルコールなど
製品例:シーラント45、
シーラント4588、
シーラント40N、
B)プラスチック(アクリルなど)
:n - へキサンなどの
シーラントマスター300
パラフィン系溶剤
5-3.一成分形シリコーンシーラントには、被着材質に適合する
プライマーの使用を推奨します。二成分形/三成分形シ
リコーンシーラントには必ず指定プライマーをご使用くださ
クリーンルームなどでは、溶剤、揮発成分の
い。
(ただし、
シーラントマスター300LS、
ピュアシーラント
2-2.酢酸タイプシーラント:酢酸
製品例:KE-42、KE-420、KE-42-AS
2-3.アセトンタイプシーラント:アセトン
製品例:KE-3418、
ピュアシーラントS
入ったプライマーを使用する場合がありますのでご注意く
3. 子供の手の届かないところに保管してください。
ださい。)
4. 使用前には、製品安全データシート
(MSDS)
をお読み下さい。
5-4.フレームレスガラス水槽には使用しないでください。
MSDSは、担当営業部署にお問い合わせください。
5-5.石材、
タイル、ホーロー、塗料パネルなどの雨水がかかる
外壁目地にシリコーンシーラントを使用すると、
目地周辺
が汚れることがあります。
5-6.バックアップ材には、ポリエチレン製のものを使用してくだ
さい。
(EPTやクロロプレンの一部は、
シリコーンシーラン
トを変色させたり、接着不良を起こすものがあります。)
5-7.構造接着用途には、使用しないでください。
5-8.下記、特殊製品にはご注意ください。
消防法による危険物分類
シーラント45、
シーラント4588、
シーラント4515、
シーラント40N、
シーラントマスター300、
可燃性固体類
シーラントマスター300LS、
ピュアシーラント、KE-450、
シーラント72、
KE-42、KE-420、KE-42-AS
指定可燃物
シーラント70(主剤)、
シーラント74(主剤+カラー)、
合 成 樹 脂 類 シーラント79(主剤)、
マリンシーラントGX(主剤)、
マリンシーラントGX(GXカラー)
A)二成分形のシーラント70(アミノキシタイプ)
などには、
アルコールを使用しないでください。
B)KE-42,KE-420、KE-42-AS(酢酸タイプ)
は、硬化時
に酢酸を発生し、金属を腐食させる恐れがありますので、
ピュアシーラントS
第 二 類 引 火 性 固 体 KE-3418、
事前にサンプルテストを行い、用途適正をご確認くだ
さい。
第一石油類
6. 施工用具について
6-1.使用後は、直ちに清掃、洗浄し、調整しておいてください。
6-2.エアーガンを使用する場合は、0.3MPa(3kg
f/)以下で
ご使用ください。
14
第 四 類
プライマーAQ-1、プライマーC、
プライマーMT、プライマーT、
プライマーD、プライマーA-10、
プライマーR-3、プライマーB-20
シーラント70(硬化剤)、シーラント701(硬化剤)、
シーラント74(硬化剤)、シーラント79(硬化剤)、
第三石油類
シーラント79(添加剤)、
マリンシーラントGX(硬化剤)
第 四 石 油 類 シーラント701(主剤)
指定可燃物(可燃性固体類および合成樹脂類)は、3,000kg
以上まとまった場合に該当しますので、表示など、保管上
の注意が必要となります。
シリコーン
シーラント
関連商品
建築・土木用シリコーンには、シーラントのほかにも、コーティング材、ライニング材、
防水剤など、特色ある製品をラインナップしています。いずれも、耐熱性、耐寒性、耐候
性などシリコーンの基本特性に加え、用途に応じてさまざまな機能が付与されています。
各種建造物の耐久性、安全性、信頼性向上にお役立てください。
建築用シリコーンゴムガスケット成型材料
耐熱性、耐寒性、耐候性、耐久性に優れたシリコーンゴムは、ソリッドあるいはスポンジタイプの
ガスケット材料に適しています。成型されたガスケットは、カーテンウォールなどの目地やパッキ
ング材に使われています。特に難燃性を付与した耐火ガスケットは、安全性が一層要求される高層
建築に不可欠な材料として注目されています。
建築・土木・プラント用
シリコーンコーティング材
コンクリート、モルタル、金属屋根などの面防水用に開発した一液型コーティング材です。塗布す
ることにより基材面に確実に接着して、はっ水性、耐候性に優れたシリコーンゴムの塗膜を形成し
ます。ローラー塗り、スプレー塗りができるので、作業性にも優れています。
耐熱・耐酸性シリコーンゴム
ライニング材
高温・強酸性の環境下で使われる耐酸セメントモルタル(キャスタブル)下地や金属下地の保護材
として開発した一液型ライニング材です。室温硬化タイプの液状ゴムですから、吹き付け施工、コ
テ仕上げができ、作業性にも優れています。
シラン系
浸透型吸水防水剤
コンクリート、モルタルなどの無機質建築構造物の防水用に開発したシラン系浸透型吸水防止剤で
す。塗布面の外観を損なうことなく基材の内部に深く浸透し、強固な吸水防止層を形成するので、
長期にわたって防水効果を発揮します。また、塗布面には、水性塗料などの各種仕上げ材も処理で
きます。製品には、一般用と防藻機能を付与したタイプがあります。
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シリコーンシーラントについてのお問い合わせは
本社 シリコーン事業本部 〒100-0004 東京都千代田区大手町2-6-1
営業第四部
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http://www.silicone.jp/
C Shin-Etsu '98.11/2014.8 30 5. K.N. Printed in Japan.