研究例会(H27.2月)

平 成 27年 1月 9日
会 員 各 位
地方独立行政法人
京都市産業技術研究所内
京 都 染 色 研 究 会
委員長 多田 良人
第758回 研究例会の開催について
新春の候,皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は当研究会の運営にひ
とかたならぬご協力を賜り,厚くお礼申し上げます。
この度,第758回研究例会を下記のとおり開催いたします。今回の講演は,昨年度に知恵創
出“目の輝き”企業として認定されました長瀬産業株式会社様にお願いしております。ご多用と
は存じますが万事お繰り合わせのうえ,是非ともご参加いただきますようご案内申し上げます。
記
日 時 平成27年2月13日(金)午後6時~8時
(開催時間にご注意下さい。
)
場 所 地方独立行政法人 京都市産業技術研究所 2F 多目的ホール
京都市下京区中堂寺粟田町91 京都リサーチパーク9号館南棟(五条七本松西入南側)
(TEL(075)326-6100,FAX(075)326-6135)
参加費 京都染色研究会会員
:無料
共催研究会会員
:無料
会員外
:3,000 円(当日受付でお支払いください)
テーマ 『電子写真方式昇華転写捺染システムの開発』
-高速静電デジタル捺染プリンターDENATEX®-EST の商品化-
講 師
長瀬産業株式会社 色材事業部 山田竜二 氏
近年,テキスタイル捺染の市場はアナログ方式からデジタル方式への転換が急速に進んでおり,デ
ジタル捺染市場の中でも昇華転写捺染の需要は急拡大が見込まれています。昇華転写捺染とは,昇華
型分散染料で転写紙に印刷し,高温加圧条件にて染料を気化させて染色するポリエステル素材向けの
捺染に用いられています。
今回弊社は,世界に先駆けて新たな捺染方式として,電子写真方式の原理を応用したデジタル捺染
技術の研究開発に取り組み,高速静電デジタル捺染プリンター“DENATEX®-EST”の商品化に至り
ました。電子写真方式とは静電気力を利用して粉体トナーを感光体上に現像し,その可視画像を転写
紙に転写して定着する仕組みです。そのプリントスピードはインクジェット方式と比べると非常に高
速で,多品種・小ロット,QR への対応や,生産コストと環境負荷を飛躍的に低減させる画期的な生産
システムです。今後,スポーツアパレルやソフトサインなどポリエステル素材向けの静電昇華プリン
ター“DENATEX®-EST”を日本国内で投入して,テキスタイル捺染市場に本格参入いたします。