No.１ 2014年10月14日 ●発行● 日本ハンドボールリーグ機構会長　多田　博東京都渋谷区神南1-1-1 電話　03-3481-2494 男女ともに前回以上の混戦模様〜第39回日本リーグ10月25日に熱戦スタート〜ロングランの戦いで頂点を争う第39回日本ハンドボールリーグの幕が開ける。 10月25日、岩手での女子・北國銀行−三重バイオレットアイリス戦から熱戦がスタート。前回に続き男子は９チームが２回総当たり、女子は７チームが３回総当たりでレギュラーシーズンの順位を争い、男女とも上位４チームが来春に予定されているプレーオフへと進出する。今年度当初は、11月下旬から12月上旬にかけ、第15回女子アジア選手権の開催が予定され、日本リーグもそれに応じた日程が組まれていたが、女子アジア選手権は急きょ来年３月開催と日程変更。それにともない、当初は試合予定がなかった11月、 12月にも女子の試合が組み込まれ、来春のプレーオフも男子は３月21、22日のままだが、女子は２月28日、３月１日に繰り上げての開催と、第32回リーグ以来となる男女別でのプレーオフ開催が決まっている（変更日程は２〜４ページで詳報）。男子の戦いから見ていくと、無類の勝負強さでリーグ３連覇中の大同特殊鋼を筆頭に、７月の全日本社会人選手権で初優勝したトヨタ車体、指折りの精鋭を揃える大崎電気、過去優勝８回を誇る湧永製薬と、ここ３回、プレーオフに進出中の４チームに加え、琉球コラソン、トヨタ自動車東日本、トヨタ紡織九州、豊田合成もプレーオフ出場権争いに割って入る力は充分。前回、勝点なしに終わった北陸電力も巻き返しを期している。女子も３連覇中のオムロンが中心となるが、全日本社会人選手権を制して好発進の北國銀行、第29回リーグ以来の頂点返り咲きをめざす広島メイプルレッズ、新旧の力を結集させて戦うソニーセミコンダクタも虎視眈々。この４チームが第29回リーグ以来、上位４強を形成し続けているが、勢いあふれる三重バイオレットアイリス、リーグの水にも慣れた飛騨高山ブラックブルズ岐阜、前回、第35回リーグから続いた連敗に終止符を打ったＨＣ名古屋も勢力図を塗り替えようと意欲的だ。長丁場の戦いはケガなどのアクシデントもつきものだし、追加登録された選手が流れを大きく変えることもある。そうした４連覇を狙う㊤男子・大同特殊鋼の岸川㊦女子・オムロンの勝連チームの動向も含め、目の離せない戦いが続いていく。第１週の日程岩手 10月25日（土）愛知岩手県営体育館（IGRいわて銀河鉄道青山駅徒歩５分） 12：00～（女）北國銀行 × 三重バイオレットアイリス 14：00～（男）大崎電気 × 琉球コラソン東海市民体育館（名鉄常滑線尾張横須賀駅徒歩10分） 14：00～（男）大知立市福祉体育館（名鉄名古屋本線知立駅徒歩10分） 13：30～（男）ト同ヨ特殊鋼 × 豊タ車体 ×トヨタ自動車東日本広島佐伯区スポーツセンター（広島電鉄佐伯区役所前駅、楽々園駅徒歩20分） 14：00～（女）広島メイプルレッズ × Ｈ佐賀神埼中央公園体育館（ＪＲ長崎本線神埼駅徒歩５分） 15：00～（男）トヨタ紡織九州 × 北熊本山鹿市総合体育館（九州産交バス（山鹿行）「山鹿バスセンター」下車、車10分） 14：00～（女）オ ─1─ ムロ田Ｃ陸合名古電成屋力ン × 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 ≪第39回日本ハンドボールリーグ　日程変更について≫ 第15回女子アジア選手権大会が、2015年3/14〜22にインドネシア・ジャカルタで開催されることに変更された旨が、８月下旬にアジアハンドボール連盟から発表されました。これに伴い、日本代表選手の多くが在籍している日本ハンドボールリーグ機構では、代表選手活動を優先するために2/28〜 3/15に予定していた女子12試合の日程を下記のごとく変更することと致しました。公式プログラムが完成した後での変更となり、皆様にご迷惑をお掛けすることになりますが、ご了承のほどお願い申し上げます。日本ハンドボールリーグ機構週月日開催地都道府県男子会場時間女子組合せ時間新日程組合せ 2015年 2月28日（土）広島県東区スポーツセンター 13:00 16 3月1日（日） 3月7日（土）湧永製薬 vs 豊田合成（男子試合は変更無し）岐阜県飛騨高山ビッグアリーナ 13:00 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 vs ＨＣ名古屋→ 12/13 （土）愛知大会熊本県山鹿市鹿央体育館 14:00 オムロン vs 三重バイオレットアイリス→ 12/14 （日）熊本大会熊本県人吉スポーツパレス 14:00 大崎電気 vs トヨタ車体（男子試合は時間変更） 3月8日（日） 15:00ソニーセミコンダクタvs 北國銀行→ 11/22 （土）広島大会トヨタ紡織九州 vs 湧永製薬 13:00 三重バイオレットアイリス vs 飛騨高山ブラックブルズ岐阜→ 11/29 佐賀県神埼中央公園体育館 15:00 （土）福井大会（男子試合は変更無し）（土）石川大会 12:00 北國銀行 vs 広島メイプルレッズ→ 11/29 鹿児島県霧島市国分体育館 18 12:00 広島メイプルレッズ vs 三重バイオレットアイリス→ 11/22 （土）広島大会 14:00 オムロン vs ＨＣ名古屋→ 12/６（土）熊本大会鹿児島県霧島市国分体育館 17 15:00広島メイプルレッズ vsソニーセミコンダクタ→ 12/14 （日）広島大会 14:15ソニーセミコンダクタvs オムロン→ 12/７（日）熊本大会（月）石川大会 13:00 北國銀行 vs 三重バイオレットアイリス→ 11/24 石川県小松総合体育館 3月14日（土）岐阜県ヒマラヤアリーナ 13:00 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 vs オムロン→ 11/23 （日）岐阜大会 3月15日（日）愛知県ブラザー体育館 14:00 ＨＣ名古屋 vs 広島メイプルレッズ→ 11/24 （月）広島大会第39回日本ハンドボールリーグ日程表週月日開催地都道府県会場男子時間組合せ女子時間組合せ 2014年岩手県岩手県営体育館愛知県 1 10月25日（土） 14:00 大崎電気 vs 琉球コラソン 12:00 北國銀行 vs 三重バイオレットアイリス東海市民体育館 14:00 大同特殊鋼 vs 豊田合成知立市福祉体育館 13:30 トヨタ車体 vsトヨタ自動車東日本広島県佐伯区スポーツセンター佐賀県神埼中央公園体育館 14:00 広島メイプルレッズvs ＨＣ名古屋 15:00トヨタ紡織九州 vs 北陸電力熊本県山鹿市総合体育館 14:00 オムロン vs 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 13:00ソニーセミコンダクタvs 三重バイオレットアイリス愛知県ブラザー体育館 11月1日（土）岐阜県飛騨高山ビッグアリーナ 15:15 ＨＣ名古屋 vs 北國銀行 15:30 大崎電気 vs 大同特殊鋼 13:00 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 vs 広島メイプルレッズ 12:00トヨタ紡織九州 vs トヨタ車体広島県中区スポーツセンター 14:00トヨタ自動車東日本 vs 豊田合成 16:00 湧永製薬 vs 琉球コラソン 2 11月2日（日）愛知県ブラザー体育館 13:00 ＨＣ名古屋 vs 三重バイオレットアイリス岐阜県飛騨高山ビッグアリーナ 13:00 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 vsソニーセミコンダクタ広島県中区スポーツセンター 13:00 琉球コラソン vsトヨタ紡織九州 15:00 湧永製薬 vs トヨタ車体石川県小松総合体育館 11月3日（月）香川県高松市香川総合体育館佐賀県神埼中央公園体育館 3 11月8日（土） 13:00 北國銀行 vs オムロン 12:00 大同特殊鋼 vs 北陸電力 14:30トヨタ自動車東日本 vs 大崎電気 13:00 大崎電気 vs 豊田合成 15:00トヨタ紡織九州 vs 大同特殊鋼熊本県山鹿市総合体育館 14:00 オムロン vs 三重バイオレットアイリス鹿児島県霧島市国分体育館 14:00ソニーセミコンダクタvs 広島メイプルレッズ ─2─ 11月8日（土）沖縄県浦添市民体育館佐賀県神埼中央公園体育館 3 11月9日（日） 15:30 湧永製薬 vsトヨタ自動車東日本 18:00 琉球コラソン vs 北陸電力 13:00 トヨタ車体 vs 大同特殊鋼 15:00トヨタ紡織九州 vs 豊田合成 11:00 北國銀行 vs 飛騨高山ブラックブルズ岐阜熊本県山鹿市総合体育館 13:25 オムロン vs 広島メイプルレッズ鹿児島県霧島市国分体育館沖縄県浦添市民体育館 4 11月15日（土） 12:30 北陸電力 vs 湧永製薬 15:00 琉球コラソン vsトヨタ自動車東日本宮城県フラップ大郷２１ 13:00トヨタ自動車東日本 vsトヨタ紡織九州埼玉県和光市総合体育館 15:00 大崎電気 vs 北陸電力愛知県 11月22日（土） 14:00ソニーセミコンダクタvs ＨＣ名古屋中村スポーツセンター 15:15 大同特殊鋼 vs 湧永製薬 13:00 ＨＣ名古屋 vs 飛騨高山ブラックブルズ岐阜ＴＧアリーナ 14:00 豊田合成 vs トヨタ車体山形県東根市民体育館 15:00トヨタ自動車東日本 vs 大同特殊鋼愛知県ＴＧアリーナ 14:00 豊田合成 vs 北陸電力 13:00 広島メイプルレッズvs 三重バイオレットアイリス広島県東区スポーツセンター 5 11月23日（日）岐阜県ヒマラヤアリーナ 15:00ソニーセミコンダクタvs 北國銀行 18:30 大崎電気 vs 湧永製薬 16:00 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 vs オムロン石川県義経アリーナ（末広体育館） 13:00 北國銀行 vs 三重バイオレットアイリス 11月24日（月）広島県中区スポーツセンター沖縄県沖縄市体育館 14:00 広島メイプルレッズvs ＨＣ名古屋 14:00 琉球コラソン vs トヨタ車体石川県小松総合体育館 6 11月29日（土）福井県北陸電力福井体育館フレア15:00 北陸電力 vsトヨタ自動車東日本 13:00 三重バイオレットアイリスvs 飛騨高山ブラックブルズ岐阜宮崎県小林市市民体育館 11月30日（日）山梨県甲州市塩山体育館愛知県枇杷島スポーツセンター 12月6日（土） 12:00 北國銀行 vs 広島メイプルレッズ愛知県ウィングアリーナ刈谷 13:00 湧永製薬 vsトヨタ紡織九州 16:00 トヨタ車体 vs 大崎電気 13:00 琉球コラソン vs 豊田合成 13:00 琉球コラソン vs 湧永製薬 15:15 大同特殊鋼 vs 大崎電気 12:00 豊田合成 vsトヨタ自動車東日本 14:00 トヨタ車体 vsトヨタ紡織九州熊本県山鹿市鹿本体育館 7 福井県北陸電力福井体育館フレア 12月7日（日）愛知県知立市福祉体育館 14:00 オムロン vs ＨＣ名古屋 13:00 大崎電気 vsトヨタ自動車東日本 15:00 北陸電力 vs 大同特殊鋼 11:15 トヨタ車体 vs 湧永製薬 13:15トヨタ紡織九州 vs 琉球コラソン熊本県山鹿市鹿央体育館埼玉県和光市総合体育館 12月13日（土） 8 愛知県枇杷島スポーツセンター 14:00 オムロン vsソニーセミコンダクタ 14:00 大崎電気 vsトヨタ紡織九州 12:45 トヨタ車体 vs 北陸電力 10:30 ＨＣ名古屋 vs 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 15:00 大同特殊鋼 vs 琉球コラソン 14:00 広島メイプルレッズvsソニーセミコンダクタ広島県中区スポーツセンター 12月14日（日）高知県高知県東部総合運動場　くろしおアリーナ13:30 豊田合成 vs 湧永製薬熊本県山鹿市鹿本体育館 14:00 オムロン vs 三重バイオレットアイリス 2015年石川県小松総合体育館 1月10日（土） 9 1月11日（日） 12:00ソニーセミコンダクタvs オムロン三重県四日市中央緑地体育館石川県小松総合体育館 14:30 三重バイオレットアイリスvs 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 18:00 大同特殊鋼 vsトヨタ紡織九州福井県北陸電力福井体育館フレア14:00 北陸電力 vsトヨタ紡織九州 1月12日（月） 10 18:00 北國銀行 vs 広島メイプルレッズ 13:00 ＨＣ名古屋 vsソニーセミコンダクタ岐阜県飛騨高山ビッグアリーナ 15:30 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 vs 北國銀行広島県東区スポーツセンター 14:00 広島メイプルレッズvs オムロン 1月17日（土）広島県東区スポーツセンター 14:00 広島メイプルレッズvs 三重バイオレットアイリス 1月18日（日）福井県北陸電力福井体育館フレア 14:00 北國銀行 vsソニーセミコンダクタ愛知県ブラザー体育館 13:00 ＨＣ名古屋 vs オムロン ─3─ 1月24日（土） 13:00 広島メイプルレッズvs 飛騨高山ブラックブルズ岐阜石川県金沢市総合体育館 15:00 北國銀行 vs ＨＣ名古屋三重県鈴鹿市立体育館 11 13:00 三重バイオレットアイリスvsソニーセミコンダクタ三重県鈴鹿市立体育館 1月25日（日） 14:00 三重バイオレットアイリスvs ＨＣ名古屋 13:00ソニーセミコンダクタvs 飛騨高山ブラックブルズ岐阜京都府島津アリーナ京都 15:00 オムロン vs 北國銀行 1月31日（土）鹿児島県霧島市国分体育館 12 2月1日（日） 2月7日（土） 2月8日（日） 14:00ソニーセミコンダクタvs 広島メイプルレッズ愛知県ブラザー体育館 15:15 豊田合成 vs 大崎電気 13:00 ＨＣ名古屋 vs 飛騨高山ブラックブルズ岐阜三重県名張市総合体育館 14:00 三重バイオレットアイリスvs オムロン宮城県大和町総合体育館 13:00トヨタ自動車東日本 vs トヨタ車体愛知県ＴＧアリーナ 15:30 豊田合成 vs 大同特殊鋼 13:00 ＨＣ名古屋 vsソニーセミコンダクタ石川県小松総合体育館 13:00 北國銀行 vs 飛騨高山ブラックブルズ岐阜愛媛県西条市総合体育館 13:00 広島メイプルレッズvs オムロン沖縄県名護21世紀の森体育館 14:00 琉球コラソン vs 大崎電気岐阜県飛騨高山ビッグアリーナ 13 13:00 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 vs 三重バイオレットアイリス大阪府八尾市立総合体育館 14:00 湧永製薬 vs 大崎電気広島県中区スポーツセンター 14:00 広島メイプルレッズvs 北國銀行 2月11日（水）福岡県福岡県スポーツ科学情報センター（アクシオン福岡）14:00 北陸電力 vs 豊田合成熊本県山鹿市総合体育館 18:00 オムロン vsソニーセミコンダクタ 12:30 トヨタ車体 vs 琉球コラソン大分県別府市総合体育館（べっぷアリーナ） 14:30 大同特殊鋼 vsトヨタ自動車東日本 13:00 北國銀行 vsソニーセミコンダクタ石川県金沢市総合体育館 2月14日（土） 14 愛知県刈谷市体育館 14:00 トヨタ車体 vs 豊田合成 12:00 ＨＣ名古屋 vs オムロン三重県鈴鹿市立体育館 13:00トヨタ紡織九州 vsトヨタ自動車東日本 15:00 三重バイオレットアイリスvs 広島メイプルレッズ広島県湧永満之記念体育館 14:00 湧永製薬 vs 大同特殊鋼福井県北陸電力福井体育館フレア15:00 北陸電力 vs 大崎電気 13:00 オムロン vs 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 2月15日（日） 13:00 ＨＣ名古屋 vs 広島メイプルレッズ三重県鈴鹿市立体育館 15:00 三重バイオレットアイリスvs 北國銀行 13:00 琉球コラソン vs 北陸電力岩手県花巻市総合体育館 2月21日（土） 15:00トヨタ自動車東日本 vs 湧永製薬 13:00 三重バイオレットアイリスvsソニーセミコンダクタ愛知県ブラザー体育館 15:15 ＨＣ名古屋 vs 北國銀行岐阜県下呂交流会館 15 13:00 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 vs 広島メイプルレッズ 12:00 湧永製薬 vs 北陸電力宮城県フラップ大郷２１ 2月22日（日） 14:30トヨタ自動車東日本 vs 琉球コラソン東京都武蔵村山市総合体育館 12:30 豊田合成 vsトヨタ紡織九州 15:00 大同特殊鋼 vs トヨタ車体 13:00 北國銀行 vs オムロン愛知県ブラザー体育館 15:15 ＨＣ名古屋 vs 三重バイオレットアイリス岐阜県下呂交流会館 13:00 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 vsソニーセミコンダクタ福井県北陸電力福井体育館フレア14:00 北陸電力 vs トヨタ車体 16 2月28日（土） 17 3月7日（土） 3月8日（日）プレーオフ女子プレーオフ男子広島県東区スポーツセンター 13:00 湧永製薬 vs 豊田合成佐賀県佐賀県総合体育館 15:00トヨタ紡織九州 vs 大崎電気沖縄県沖縄県立武道館 14:00 琉球コラソン vs 大同特殊鋼宮城県フラップ大郷２１ 13:00トヨタ自動車東日本 vs 北陸電力愛知県ＴＧアリーナ 14:00 豊田合成 vs 琉球コラソン熊本県人吉スポーツパレス 14:00 大崎電気 vs トヨタ車体佐賀県神埼中央公園体育館 15:00トヨタ紡織九州 vs 湧永製薬 2月28日（土）石川県小松総合体育館 3月1日（日）石川県小松総合体育館 3月21日（土）東京都駒沢体育館 3月22日（日）東京都駒沢体育館 ─4─ 準　決　勝準　決　勝決　勝準　決　勝準　決　勝（ジュニアリーグ優勝決定戦）決　勝大同特殊鋼トヨタ車体前回はレギュラーシーズン３位からプレーオフを勝ち抜いての３連覇達成。これでプレーオフに限れば第30回リーグ以降、16戦16勝と際立つ勝負強さを発揮している。脈々と受け継がれる伝統、経験は今回も大きな強みとなるだろう。７月の全日本社会人選手権では５位と出遅れ、長崎国体出場権も失ったが、屈辱をバネにはい上がってくるのもこのチームならでは。円熟期の岸川、野村らが軸となるとともに、ベテラン武田が要所を締め、次代を担う久保（侑）、加藤、久保（龍）らも躍動と、持ち前のチームワークを武器に各年代が支え合い、４連覇へと突き進む。大前回は初のレギュラーシーズン１位通過を果たしたが、プレーオフ決勝で大同特殊鋼に惜敗。その悔しさを胸に刻んで迎えた新シーズンは、全日本社会人選手権で初優勝と、絶好のスタートを切った。横地、富田らを中心に、機に応じてのＤＦシステムの変更など、セブンの自立が進んでいるのも好材料だ。故障でアジア大会代表から外れた甲斐の穴も木下、松村（湧永から移籍）で埋めることができるなど、持ち駒も豊富。ディフェンス力が光るルーキー菅野ら、若い世代にもベテラン、中堅を突き上げる力、勢いがあり、好ムードとともに悲願の初優勝あるのみだ。崎電気湧昨シーズン限りで永島、吉田、浦和、内田と実績豊かな４人が引退。選手層こそやや薄くなったものの、仁川アジア大会に８人の代表選手を送り出したように、選手個々の力は依然としてリーグ屈指のレベルにある。多くの代表選手が長くチームを離れていたこともあり、急ピッチで仕上げての開幕となるが、宮㟢、豊田らチームを引き締めて要所を締めるベテランが健在なのは心強い。時村、馬場、植垣（健）ら若手の台頭も著しく、ベンチ入りの16人、だれがコートに立っても変わらないパフォーマンスを継続して、タイトル奪還に全力を注ぐ。永製薬中山監督が復帰して迎えた新シーズン。７月の全日本社会人選手権では７位と苦しみ、巻き返しを期してトレーニングを重ねた夏も故障者が続き、万全の態勢を整え切れずにいるが、期限付き移籍していたドイツから戻った谷村、小賀野、新名やルーキーの子安らが、チームに新しい風を吹き込んでいる。昨シーズン、フィールド得点賞を獲得した成田と東江が新たにドイツに移籍した穴を埋めたうえで、どこまで上積みできるかがカギ。混戦の中で確実に接戦をものにして、まずは第24回リーグからキープし続けているプレーオフ出場権を手にしたい。琉球コラソントヨタ自動車東日本前々回、前回と４位と僅差での５位。プレーオフ進出へ一歩ずつ近づいている。センター水野（紀）がケガから復帰して迎えた７月の全日本社会人選手権は、大同特殊鋼を倒すなどして初の３位に躍進。ケガで戦列を離れていた東長濱も復帰して迎える今リーグは、いっそうの飛躍が期待できそうだ。昨シーズン途中に移籍加入した棚原も、東長濱、水野（紀）とのコンビで大爆発が期待でき、名嘉、連らの中堅も台頭。村山、石田、松信ら堅実な働きが光る役者も揃う。長丁場での激闘をクリアし、悲願のプレーオフ出場権をつかみ取れるかが焦点となる。前回は前々回９位から６位へと浮上。４強の大同特殊鋼に勝利し、湧永製薬とも引き分けるなど、上位陣とも大きな差を感じさせない健闘ぶりが光った。前回は得点王と最優秀新人賞に輝いた玉井や濱口、松本、川端と加入１年目の精鋭たちが得点源となる活躍ぶり。当然、相手からのマークは厳しくなり、真価を問われるシーズンとなる。そのマークをはねのけ、さらに勢いを増して初のプレーオフ出場権獲得をめざしていく。開幕を前にポスト遠山の負傷リタイアは痛いが、新人左腕・山田のニューパワーもミックスさせて乗り切りたいところだ。トヨタ紡織九州豊レギュラーシーズン４位でプレーオフに出場した第35 回リーグから１つずつ順位を落とし、前回は７位。さらに呉相民、村上（秀）、藤山らチームを支えた主力をはじめ７選手が引退して迎える今シーズン。石黒新監督は、持ち前のスピードだけでなく、新たにボールを保持しながら展開していくプレーも重視し、田中、梅本ら新戦力も積極的に起用して土台作りに励みつつ、再浮上してのプレーオフ復活を目標に掲げている。世代交代途上ならではの波の大きさも予想されるが、新キャプテンの柳以下、セブンはチャレンジャー精神に満ちあふれている。田合成昨シーズンは初の３位入賞を果たした全日本社会人選手権の勢いをふくらませたかったが、接戦を勝ち切れず、前々回の７位からワンランクダウンの８位。今回はその悔しさを胸に、再浮上を期しての戦いとなる。大橋がドイツに移籍した以外はほぼ昨シーズンと同じ布陣に、昨シーズン終盤から追加登録されていた小塩が溶け込んでの戦いは、攻守ともにコンビの良化、精度のアップが望めそう。開幕から大同特殊鋼、トヨタ自動車東日本、大崎電気と、前回は２戦２敗で終わった相手が待ち受けるが、この序盤戦で勢い、流れをつかみたいところだ。 ─5─ 北陸電力オ神田前監督から前田新監督へとバトンタッチ。７月の全日本社会人選手権は11位、８月の長崎国体・北信越ブロック予選では代表権を獲得できずと、苦しい戦いが続いているが、「不撓不屈」のチームスローガンのとおり、リーグではつねに前向きなチャレンジをしての巻き返しを誓っている。前回は湧永製薬と１点差の勝負を演じるなど、善戦もあったが16戦16敗に終わっただけに、まずは２大会ぶりの白星を手にしたいところ。現役復帰した40才の安藤から高校卒のルーキー・藤坂、佐條まで、チーム一丸となってのチャレンジに注目だ。北ロン攻守両面でリーダーシップを発揮した石立がハンガリーリーグに移籍。その大きな穴を藤間、藤井、東濱らのベテラン、そして次世代を担う稲葉、小林、川俣らで埋めていくことが求められる今シーズン。新旧の力をミックスさせながら結果を出すことができれば、来シーズン以降にもつながっていくだけに、開幕から一戦一戦、大事な戦いが続いていく。ロースコアの展開に持ち込み、豊富な経験に裏打ちされたタイムリーな戦術が有効に機能するならば、ライバルの追撃をかわしてのリーグ４連覇、そして未来にもつながる道が開けてくる。國銀行広島メイプルレッズ代表活動もあり、チームとしての練習こそ充分ではなかったが、昨シーズンはケガに苦しんだ石野、後藤が復帰して迎えた７月の全日本社会人選手権で優勝を飾り、絶好のスタートを切った。社会人選手権では得意の１次速攻を止められても、河田を中心に２次速攻、３次速攻で得点を重ねる展開が目を引いたが、こうした得点パターンを確立できるようだと、ライバルたちにはいっそうプレッシャーを与えられそうだ。メンバーが揃ったことで、主力選手の負担が減っていることも好材料。持ち前の足を活かして走り抜き、４大会ぶりの頂点をめざす。松村、門谷ら大学界から５人の即戦力ルーキー、そして三重バイオレットアイリスから元日本代表ＧＫの毛利が加入。選手層が厚みを増すとともに、相互が刺激をし合って活性化し、女王復活への意欲がいっそう高まっている。新戦力が加わって初の公式戦となった７月の全日本社会人選手権は北國銀行、ソニーセミコンダクタと引き分け、オムロンには黒星と、ライバルに勝ち切れずに終わったが、コンビプレーが浸透し、プレー精度も高まっていくシーズン本番に、期待は高まるばかり。レギュラーシーズンで自信をつかめれば、第29回リーグ以来の栄冠が近づいてくる。ソニーセミコンダクタ三重バイオレットアイリス前々回に続き４位という結果に終わった前回だが、プレーオフ準決勝では優勝したオムロンを土俵際まで追い詰める奮闘。底力、存在感を示した。その勢いをふくらませたかった全日本社会人選手権は４位。この大会後には主軸の本多（旧姓・髙橋）がデンマークリーグに移籍し、その穴を埋めてのチーム立て直しがどこまで進んでいるかがポイントになるだろう。大ベテランの田中、飛田をはじめとする現有戦力と、８月の世界学生選手権で自信をつけた安倍や網谷らのニューパワーがうまくかみ合えば、優勝争いに加わってきそうだ。緒方前監督に代わって池本監督が就任し、選手も早船、毛利、伊藤と元日本代表選手をはじめ、７人もが引退、移籍。そして、新たに５人のルーキーが加入と、チームは大きく生まれ変わった。攻守ともに戦い方の構築からのスタートとなり、全日本社会人選手権も６位に終わったが、随所に浮上していこうとする意欲、光が感じられた。エース原をはじめ加入２、３年目の若いメンバーが大半。多田らルーキーにも多くのチャンスが巡ってくる布陣とあって、試合ごとの波も大きくなるだろうが、果敢な戦いでプレーオフ出場権争いに加わりたい。 B B ム飛騨高山ブラックブルズ岐阜ＨＣ名古屋前回は２勝16敗の６位にとどまったが、女王・オムロンに21−23と２点差に迫る善戦もあるなど、期待、可能性も存分に感じさせてのリーグ初挑戦となった。得点源となった金恩恵、池之端、柴田ら前回、多くの経験を積んだメンバーに、大学日本一を経験した松本、得点力抜群の左腕・和田ら６人のルーキーの力が加わる２年目のシーズンは、楽しみがふくらむばかりだ。初陣の前回とは異なり、相手からも研究されての戦いとなるが、地元からの多くの支援に応えるためにも、厳しいマークをはねのけて、進化した姿を披露したい。第35回リーグから連敗が続き、前回も開幕戦から17試合、黒星が続いたが、最終の飛騨高山ブラックブルズ戦で白星をマーク。第35回リーグから続いていた連敗を55で止めた。この１勝はセブンのモチベーションを高め、勢いをふくらませて挑む今リーグは、６勝を目標に掲げている。速攻での得点を意識して戦った前回以上に速攻にウエイトを置き、『カラーを変える』を合言葉に、徹底して走り込みを重ねてきた成果をコートで発揮したいところだ。エースとしての自覚を高めている福井を軸に、若さいっぱいのチャレンジで目標達成へと突き進む。 ─6─ 第38回日本リーグ表彰一覧〈男子〉〈女子〉・最高殊勲選手賞　野村　喜亮　（大同特殊鋼）　初藤間かおり　（オムロン）　２回目・最優秀監督賞末松　誠　（大同特殊鋼）　２回目　黄　慶泳　（オムロン）　７回目・殊勲選手賞横嶋　彩　（北國銀行）　初木切倉真一　（トヨタ車体）　初　・最優秀選手賞豊田　賢治　（大崎電気）　初藤井　紫緒　（オムロン）　２回目・ベストセブン賞甲斐　昭人　（トヨタ車体）　初藤間かおり　（オムロン）　２回目信太　弘樹　（大崎電気）　初藤井　紫緒　（オムロン）　５回目成田　幸平　（湧永製薬）　初宋　海林　（広島メイプルレッズ）　２回目東長濱秀希　（大崎電気）４回目石立真悠子　（オムロン）　初加藤　嵩士　（大同特殊鋼）　初高山　智恵　（広島メイプルレッズ）　３回目村上　秀行　（トヨタ紡織九州）　６回目田邉　夕貴　（北國銀行）　初豊田　賢治　（大崎電気）　６回目髙橋　恵　（ソニーセミコンダクタ）　３回目・ベストディフェンダー賞　富田　恭介　（トヨタ車体）　５回目永田しおり　（オムロン）　初玉井　宏章　（トヨタ自動車東日本）　・新人賞原　希美　（三重バイオレットアイリス）　玉井　宏章　（トヨタ自動車東日本）107点　初宋　海林　（広島メイプルレッズ）145点　２回目・得点王・フィールド得点賞成田　幸平　（湧永製薬）　95点　初宋　海林　（広島メイプルレッズ）120点　初豊田　賢治　（大崎電気）　0.704　初横嶋かおる　（北國銀行）　0.816　４回目・シュート率賞・７mスロー得点賞藤山　岳士　（トヨタ紡織九州）25点　初河田　知美　（北國銀行）　46点　初・７mスロー阻止率賞内田　武志　（琉球コラソン）　0.524（11/21）　初毛利　久美　（三重バイオレットアイリス）0.300（12/40）初・シュート阻止率賞甲斐　昭人　（トヨタ車体）　0.430（189/440）２回目藤間かおり　（オムロン）0.505　（245/485）２回目大同特殊鋼　96点／16試合　（6.000点／試合）３回目北國銀行　72点／18試合（4.000点／試合）２回目・フェアプレー賞豊田合成　96点／16試合　（6.000点／試合）２回目〈審判表彰〉・最優秀レフェリー賞　池渕　智一・檜﨑　潔　・最優秀新人レフェリー賞　北山　力也・貝田　良寛第38回日本リーグ成績男子・プレーオフ成績トヨタ車体（通算１位） 30 湧永製薬（通算４位） 29 29 大崎電気（通算２位）大同特殊鋼（通算３位）〈男子順位〉１位　大同特殊鋼２位　トヨタ車体３位　大崎電気４位　湧永製薬 31 優勝　大同特殊鋼 32 （３年連続17回目） 30 〈女子順位〉１位　オムロン２位　北國銀行３位　広島メイプルレッズ４位　ソニーセミコンダクタ女子・プレーオフ成績オムロン（通算１位） 25 ソニーセミコンダクタ（通算４位） 22 23 広島メイプルレッズ（通算２位）北國銀行（通算３位） 25 優勝　オムロン 23 （３年連続17回目） 25 レギュラーシーズン結果男　子勝分女　子敗勝点得点失点差勝分敗勝点得点失点差 ① トヨタ車体 12 2 2 26 457 384 73 ① オムロン 14 2 2 30 495 323 172 ② 大崎電気 12 1 3 25 489 414 75 ② 広島メイプルレッズ 14 1 3 29 524 388 136 ③ 大同特殊鋼 11 1 4 23 447 385 62 ③ 北國銀行 13 1 4 27 491 347 144 ④ 湧永製薬 9 1 6 19 418 405 13 ④ ソニーセミコンダクタ 9 2 7 20 443 366 ⑤ 琉球コラソン 8 1 7 17 389 386 3 ⑤ 三重バイオレットアイリス 7 0 11 14 374 437 -63 77 ⑥ トヨタ自動車東日本 6 1 9 13 438 463 -25 ⑥ 飛騨高山ブラックブルズ岐阜 2 0 16 4 288 502 -214 ⑦ トヨタ紡織九州 6 0 10 12 462 467 ⑦ ＨＣ名古屋 1 0 17 2 250 502 -252 ⑧ 豊田合成 4 1 11 9 404 457 -53 ⑨ 北陸電力 0 0 16 0 335 478 -143 -5 ※男女とも１～４位はプレーオフ結果による第６回チャレンジ・ディビジョン …日本リーグのホットな情報をどうぞ… ★ナマ情報をインターネットで画像とともに……★ ○日本ハンドボールリーグの公式ホームページをご覧ください。アドレス　http://www.jhl.handball.jp/ iモード版　http://www.jhl.handball.jp/i/ 日本ハンドボールリーグ委員会（TEL03-3481-2494・FAX03-3481-2367）第６回チャレンジ・ディビジョンが９月14日に熱戦をスタート。７チーム参加のＡブロックはトヨタ自動車が開幕戦を勝利で飾り、６チーム参加のＢブロックはＨＯＮＤＡらが白星発進した。両ブロックとも来年２月まで総当たりリーグを戦ったあと、２月 28日（土）、３月１日（日）に全チームがトヨタスポーツセンター第１体育館（愛知）に結集して決勝トーナメント・順位決定戦を行う。 ─7─ 〈Ａブロック〉９月14日愛知・トヨタ車体吉原アリーナ 13−７　トヨタ自動車27 15ＨＣ春日井 14−８〈Ｂブロック〉 10月４日三重・ホンダアクティブランドボンチフ 13−13　26　23ＨＣ和歌山ェローズ　13−10　18−13　ＨＣ・ＭＨＯＮＤＡ36 26 18−13　ＫＡ奈良 10月５日三重・ホンダアクティブランドＨＣ・Ｍ 18−11　33 27八光自動車ＫＡ奈良　15−16　14−８　OSAKA ＨＯＮＤＡ28 17 14−９　SELECTION （　）（　）（　）（　）（　）