冨田和から退社のご挨拶

ご挨拶
1 月 15 日をもって、yab を退社することになりました。
アナウンス技術もまったくなく、右も左もわからない状態で山口県に来ました。
初めての土地、初めての一人暮らし、もちろん初めてのアナウンサーとしての仕事。
ワクワクというよりも、不安で胸がいっぱいでした。
しかし、いざ仕事を始めるとそんな不安はすぐにどこかへ行ってしまいました。
初めて自分のコーナーとして担当した「瀬戸内リレー」
。
岩国から下関まで県内をくまなく周り、おいしいものをたくさん食べたり、
パラグライダー体験をしたり、貴重な体験をさせていただきました。
このコーナーでかなり山口県に詳しくなりました。
そして、スポーツ。
高校野球の仕事がしたいと yab に入社し、3 年目からは実況も担当。
1 回戦から中継していると、いろいろな目標をもったチームを取材することができました。
全国制覇が目標のチームもあれば、3 年生がそろって夏の大会に笑顔で出場することが目標
のチームもありました。さまざまな想いを取材することで、もっともっと高校野球が好き
になりました。ANN 系列アナウンス賞を受賞できたのも、みなさんがいつも熱心に野球を
教えてくださったり、親切に取材にこたえてくださったからです。
球場に行けば、多くの高校野球ファンの方・高野連の先生・監督・部長・球児・・・
みなさんが声をかけてくださり、それが球場へ足を運ぶ1つの楽しみでした。
最後の 1 年は今まで全く分からなかったサッカーも担当。
今シーズンからレノファ山口の取材を始めたにも関わらず、選手、チームスタッフ、サポ
ーターのみなさんが温かく接してくださり、サッカーやレノファのことをたくさん教えて
くださいました。これからもレノファの J での活躍を応援し続けたいです。
アナウンサーという仕事を通じてたくさんの素敵な人に出会い、みなさんが声をかけてく
ださり、応援してくださったからこそ頑張れました。
お魚がおいしい、海がきれい、人が温かい。
山口が大好きになりました。
私はこれから山口県を離れますが、また必ず遊びに来たいと思います。
5 年弱、お世話になりました。ありがとうございました。
冨田 和