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管理番号:FC-50-041S
版
数:第8版
仕
様
書
自動復帰ブレーカ RB-6シリーズ
2014年10月 1日
販売会社:ダイヘン電機システム株式会社
生産会社:ダ イ ヘ ン ヒ ュ ー ズ 株 式 会 社
ダイヘンヒューズ株式会社
承 認
審 査
作 成
四
藤
石
'14.10.01
'14.10.01
'14.10.01
方
井
川
FC-50-041S Ver.8
自動復帰ブレーカ RB-6 シリーズ
仕様書
1.一般事項
1.1 適用範囲
この仕様書は、
誤作動した内蔵ブレーカを自動的に復帰する自動復帰ブレーカRB-6
(以
下、自動復帰ブレーカという)および 開閉器箱取付金具について適用します。
1.2 概
要
自動復帰ブレーカは落雷による“誘導雷”等で動作したブレーカを、あらかじめ設定し
た条件でマイコン制御により自動的に復帰させる装置です。
過負荷・短絡,漏電および中性線欠相(単三タイプ)の場合は復帰させず永久遮断とし
ます。雷サージおよびその他(電磁ノイズ・振動等)の原因によるトリップに対しては、
自動復帰動作を行います。復帰システムは、長期間に復帰回数が多くなった際の永久遮断
を防止するために30分サイクルシステムを採用しています。また、復帰回数,復帰時間
は定められた範囲内で任意にセットできます。
自動復帰した回数表示はもとより、ブレーカが永久遮断した場合の原因表示や、原因別
のトリップ回数表示を行うことができます。さらに、1次側の電源が停電し復旧したよう
な場合でも、停電する前の状態に戻ります。例えば、負荷短絡等で永久遮断していた時に
停電が起こり復旧した場合、復帰させずに永久遮断状態を維持します。
構造面では、端子部に防錆処理仕様品を採用し、内部プリント基板にはコーティングに
より防湿防錆効果を高めています。また、単相タイプについては、オプション品の開閉器
箱取付金具により屋外開閉器箱に取付けることができる小形形状となっています。
1.3 種
類
(1) 自動復帰ブレーカ
自動復帰ブレーカの種類は、表1のとおりとします。
(2)
開閉器箱取付金具
開閉器箱取付金具の種類は、表2のとおりとします。
1.4 表
示
自動復帰ブレーカには、見易い箇所に容易に消えない方法で次の事項を表示します。
(a)品名
自動復帰ブレーカ
(b)型式
例)RB-6R-1-30A
(c)適用回路(定格電圧)
例)AC100V 1φ3W 100/200V 等
-1-
FC-50-041S Ver.8
表1 自動復帰ブレーカ一覧
品 名
型 式
自動復帰
ブレーカ
RB-6S-1-05A
RB-6S-1-06A
RB-6S-1-10A
RB-6S-1-15A
RB-6S-1-20A
RB-6S-1-30A
RB-6R-1-05A
RB-6R-1-06A
RB-6R-1-10A
RB-6R-1-15A
RB-6R-1-20A
RB-6R-1-30A
RB-6S-2-06A
RB-6S-2-10A
RB-6S-2-15A
RB-6S-2-20A
RB-6S-2-30A
RB-6R-2-05A
RB-6R-2-06A
RB-6R-2-10A
RB-6R-2-15A
RB-6R-2-20A
RB-6R-2-30A
RB-6R-1R3-20A
RB-6R-1R3-30A
RB-6R-1R3-40A
RB-6R-1R3-50A
RB-6S-1R3-20A
RB-6S-1R3-30A
RB-6S-1R3-40A
RB-6S-1R3-50A
ブレーカ
種類
適用回路
サーキット
ブレーカ
単相 100V
漏電
ブレーカ
サーキット
ブレーカ
単相 200V
漏電
ブレーカ
単相3線式
100/200V
サーキット
ブレーカ
定格電流
5A
6A
10A
15A
20A
30A
5A
6A
10A
15A
20A
30A
6A
10A
15A
20A
30A
5A
6A
10A
15A
20A
30A
20A
30A
40A
50A
20A
30A
40A
50A
備 考
200V仕様では5Aなし
※ 漏電ブレーカの感度電流は全て30mA
表2 開閉器箱取付金具
品 名
型 式
開閉器箱取付金具
RB-6-P0
-2-
備 考
FC-50-041S Ver.8
2.構造・寸法
自動復帰ブレーカの構造・寸法は、付図「C3199872-H」「C3199921-H」を標準とします。
開閉器箱取付金具の構造・寸法は添付図面「C3199895」を標準とします。
3.仕 様
3.1 自動復帰ブレーカの主仕様は表3のとおりです。
表3 主仕様
項 目
RB-6□-1
適用回路
極数・素子数
定
定格電流
格
定格感度電流
定格遮断容量
負荷状態
と動作
自
動
復
帰
性
能
RB-6□-2
単相 100V
2P・1E
単相 200V
2P・2E
表1 参照
30mA
1.5kA
-
中性線欠相
過負荷
短 絡
漏 電
雷サージ
その他
(回)
(秒)
RB-6□-1R3
単3 100/200V
3P・2E
漏電ブレーカタイプ
2.5KA
永久遮断
動作電圧範囲
単三 20,30Aは1.5kA
永久遮断
トリップ回数が設定回数を超えると永久遮断
(30分サイクルシステムによる)
0,1,3,5回 および"--"(無制限) - 設定可能 復帰回数
1,5,10,30,60,300 秒 - 設定可能
復帰時間
復帰回数・設定内容・永久遮断原因・ブレーカの動作
表示内容
履歴等表示
ソフトヴァージョン
C0
ブレーカ定格電流
設定
C1
内容
復帰回数(回)
C2
復帰時間(秒)
C3
表示部
中性線欠相
E0
過負荷
E1
永久遮断
短 絡
E1 -原因
漏 電
E2
動作履歴
雷サージ
E3
その他
E4
E0、E1(過電流),E2について1回復帰の設定可能
特殊設定
復帰システムは30分サイクルシステム
その他
備 考
復帰回数が"--"(無制
限)の場合は永久復帰
7セグメントLED 2桁
永久遮断灯
特殊設定モード時表示
300秒→「3-」表示
原因表示のみ 動作履歴なし
過負荷・短絡の履歴は
[E1]で共通
電源側が停電となり復旧した場合や、電源スイッチを 仮に永久遮断状態の
OFFにした後ONにしたような場合、電源が切れる前の 時には復帰せずトリップ
状態に戻る
したままとなり、安全
定格電圧±10%
接点出力
そ 雷サージ電流耐量 ※1
の 雷サージ耐電圧 ※2
他 絶縁抵抗 ※3
待機時
消費電力
復帰動作時
動作耐久性
標準使用状態
ブレーカ状態の出力
最大接点容量 : ブレーカON→接点OFF
AC125V/DC170 ブレーカOFF→接点ON
V 120mA
-
7000A
30kV
100MΩ以上
5W以下
100W以下
200W以下
10000回
-10~+40℃ 45~85%RH
(-20~55℃・95%RHにて異常なく動作)
耐電圧試験時の注意 ※4
JIS C 8370 JIS C 8371
※1 8/20μs 2 回通電可能な電流値
※2 1.2/50μs 線間/対地間 各 3 回印加
※3 DC500V 絶縁抵抗計により測定
※4 自動復帰ブレーカには雷保護回路が内蔵されているため耐電圧の仕様はありません。機器に組込んで耐電圧試
験を行う場合は、自動復帰ブレーカを適当な方法で絶縁し接続されている接地線を外してください。
-3-
FC-50-041S Ver.8
3.2 30分サイクルシステム仕様
1回目の復帰動作をしてから、30分ごとにサイクルタイムを設定しており、ブレ-カ遮断回数
が30分以内に、設定された復帰回数の上限を越えない場合は、次の30分サイクル突入時に内部
カウントが0に戻り(カウント表示部のカウント数は保持)通常運転を行います。但し、ブレ-カ
遮断回数が復帰回数の上限を越えた場合は、機能を停止します。
(例) 復帰回数を5回に設定し、ブレ-カが1回復帰してから30分間で3回復帰動作をし、5
0分後には機能を停止していた場合、下図のようになります。
30分以内に復帰回数が5回以下なので
30分以内に5回復帰したため
内部カウントが0に戻り通常運転
6回目の遮断時に機能を停止
1
2
3
1
2
3
4 5
6
遮断回数
1
2
3
1
2
3
4 5
復帰回数
時間
1 回目の復帰時
30分
50分
1時間
4.検査
検査は表4により実施します。
表4 検査項目一覧
検査項目
外 観
構 造
待機時
消費電力
動作時
全数
抜取
型式相当検査
○
○
-
-
-
-
○
-
○
○
○
○
通常動作
○
絶縁抵抗
中性線欠相動作
過電流動作
漏電動作
雷サージ動作
接点出力
雷サージ耐電圧
温度上昇
温湿度耐久
○
-
-
-
-
○
-
-
-
○
-
○
○
○
○
-
-
-
-
○
○
○
○
○
○
○
○
○
備 考
表示・復帰レバーの動作等
初期表示・復帰動作・永久遮断
動作・工場出荷状態
単三タイプのみ
単三タイプのみ
JIS C 8371 「漏電遮断器」
に準拠
※ 抜き取り検査は、JIS Z 9015 「計数値検査に対する抜取検査手順」に準拠し、AQL=1,1回抜き
取り,検査水準Ⅰ,なみ検査を標準とします。
5.保証期間
1年間(条件を越えて使用したり改造等を施した場合は除きます)
-4-
FC-50-041S Ver.8
6.変更履歴
版数
作成年月
変 更 内 容
第1版
2004年3月
-
種類追加:単三・三相タイプ
(仕様書 FC-50-065S は廃版とし、本仕様書に統合)
型式変更(単相タイプ)
新)ARB-6□-△-○A
↑
旧)ARB-6□-○A30AF-△
第2版
第3版
2005年8月
2006年10月
仕様変更・追加
・ベース材質 SUS304 ← SPCC 亜鉛めっき クロメート処理
(単相タイプ)
・雷サージ耐電圧性能 30kV ← 15kV
・動作電圧範囲の記載
・中性線欠相に対する動作(単三タイプ)
・過電流・短絡事故時の原因表示の分離
・特殊設定機能
(永久遮断モード E0,E1(過電流),E2 に対する
1 回復帰設定)
・ブレーカ状態の接点出力(単三・三相タイプ)
型式変更
新)RB-6・・・・
↑
旧)ARB-6・・・・
復帰回数の設定追加
新)0,1,3,5 回に加え "--"(無制限)追加
↑
旧)0,1,3,5 回
第4版
2007年7月
第5版
2009年12月
第6版
2010年9月
第7版
2010年11月
単3 100/200V サーキットブレーカタイプ 20A~50A 追加
第8版
2014年10月
2014年10月1日より、営業機能の移管に伴い製品ブランドを次の
のように変更した。
大阪ヒューズ株式会社 → 株式会社ダイヘン
種類削除:使用ブレーカの仕様変更により三相タイプを削除
単相タイプの高さ寸法変更 88mm ← 87mm
耐電圧試験時の注意事項追加
-5-
B
C
カウンタ
E1:過電流
E2:漏 電
E3:雷サージ
E4:その他
電源
短押:履歴
長押:設定確認
履歴
リセット
永久遮断
制御部
電源SW
警告ラベル
定格・ロット
ラベル
D
電源側
L
N
負荷側
L
N
E
A
C
D 2014/10/1
※ 指示なき寸法公差は公差等級「c」とする。
営業機能の移管に伴い製品ブランドを変更
大阪ヒューズ株式会社 → 株式会社ダイヘン
寸法 等級と公差(±)
(以下) f m c
C 2010/ 9/22 寸法変更 88 ← 87 (95) ← (93)
3 0.05 0.1 0.2
6 0.05 0.1 0.3
B 2006/10/24 型式の変更 RB ← ARB
30 0.1 0.2 0.5
ベース材質変更 ステンレス ← 鉄 亜鉛めっき クロメート処理 120 0.15 0.3 0.8
400 0.2 0.5 1.2
A 2005/2/10 型式の変更 新 ARB-6□-△-○A
1000 0.3 0.8 2
旧 ARB-6□-○A30AF-△
2000 0.5 1.2 3
D
2014年10月 1日
1/2
尺 度
名称
自動復帰ブレーカ
RB-6
図番
C3199872-H
ダイヘンヒューズ株式会社
承 認
検 図
四
藤
設 計
石
'14.10.01 '14.10.01 '14.10.01
方
井
川
B
電源
E0:欠 相
E1:過電流
E2:漏 電
E3:雷サージ
E4:その他
短押:履歴
長押:設定確認
カウンタ
履歴
リセット
永久 遮 断
制 御 部
電源SW
警告ラベル
C
定格・ロット
ラベル
D
※ 指示なき寸法公差は公差等級「c」とする。
D
2014/10/1
営業機能の移管に伴い製品ブランドを変更。大阪ヒューズ株式会社 → 株式会社ダイヘン
C
2010/11/9
単3 サーキットブレーカタイプ 20A~50A 追加
B
2009/11/27
3相タイプ生産中止のため、項目削除
A
2006/10/24
型式の変更 RB ← ARB
寸法 等級と公差(±)
D 2014年10月 1日
(以下) f m c
1/2
尺 度
名称
3 0.05 0.1 0.2
6 0.05 0.1 0.3 ダイヘンヒューズ株式会社
30 0.1 0.2 0.5 承 認
検 図
設 計 図番
120 0.15 0.3 0.8
四
石
藤
400 0.2 0.5 1.2
'14.10.01 '14.10.01 '14.10.01
1000 0.3 0.8 2
方
川
井
2000 0.5 1.2 3
自動復帰ブレーカ
RB-6-1R3
C3199921-H
※ 指示なき寸法公差は公差等級「c」とする。
A 2006/10/24 型式の変更 RB-6-P0 ← ARB-6-P0
寸法 等級と公差(±)
(以下) f m c
3 0.05 0.1 0.2
6 0.05 0.1 0.3
30 0.1 0.2 0.5
120 0.15 0.3 0.8
400 0.2 0.5 1.2
1000 0.3 0.8 2
2000 0.5 1.2 3
B
2014年10月 1日
1/2
尺 度
名称
開閉器箱取付金具
RB-6-P0
ダイヘンヒューズ株式会社
承 認
検 図
設 計
図番
四
藤
石
'14.10.01 '14.10.01 '14.10.01
方
井
川
C3199895