【貴金属・為替】リポート

FUTURES
24
MONTH
MONTHLY REPORT
DAIICHI COMMODITIES CO.,LTD.
1/8/2015
フューチャーズ24
フューチャーズ24情報
24情報・
情報・マンスリーレポート 2015
2015年1月号
◆金相場概況(昨年12月)
●NY金=一時は約1カ月半ぶりの高値
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は12月1日に乱高下。国民投票でスイス中央銀行の金保有引
き上げが否決されたことやNY原油相場の急落が売り材料となり、中心限月の期近2月限は同日のアジア時間で114
1.70ドルと、11月7日(1130.40ドル)以来、1カ月ぶりの安値まで急落。しかし、欧米時間に入ると、
欧米株式市場安が買い材料となり、1221ドルまで急反発した。その後、5日発表された11月の米雇用統計の予想
以上の改善を受けて、米早期利上げ観測が高まり1180ドル台まで反落。しかし、世界景気の冷え込みが警戒され安
全資産として買われたことで9日には1239ドルまで急反発し、10月23日(1244.90ドル)以来、約1カ
月半ぶりの高値を付けた。
その後、良好な内容の米経済統計や16-17日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、早期利上げに対
する警戒感が再燃したことで、12月10日-16日まで5営業日続落。17日に発表されたFOMC声明後、
「来年
の利上げに向けて前進した」との見方から、17日には1180ドル台まで下落した。ただ、声明内容の消化が進むと、
「米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げに慎重な姿勢を崩していない」との見方が優勢となり、18日には121
0ドル台まで反発した。
月末にかけ、為替のドル高や米株価の急伸などを受け下落、24日には終値で1カ月半ぶりの安値を付けた。その後、
30日にはギリシャの政局不安や低調な米経済統計による欧米株式市場の下落で反発し、1200ドル台を回復したが、
翌31日には為替のドル高による割高感から売られ、1180ドル台まで反落。なお、2014年は前年末比1.5%
(18.20ドル)下落と、2013年(28.3%、473.50ドル安)に続いて2年連続のマイナスを記録。
第一商品株式会社 〒150150-0045 東京都渋谷区神泉町 9 番 1 号 神泉プレイスビル
神泉プレイスビル フューチャーズ・
フューチャーズ・24
このレポートは、投資の参考となる情報提供を目的としたもので投資勧誘を意図するものではありません。投資の最終的な決定はご
自身の判断と責任でなされますようお願い致します。レポートに記載の内容等は作成時点のものであり、当社はその正確性、完全性
を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。商品先物取引業者 日本商品先物取引協会会員
当社お客様相談窓口(東京本社)0120-770-266、
(大阪支店)0120-016-541 日本商品先物取引協会相談センター03-3664-6243。
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●東京金=一時は約1年7カ月ぶりの高値
東京商品取引所の金先物相場は、円相場が12月8日に1ドル=121円台後半と、2007年7月以来7年4カ月
ぶりの円安・ドル高水準を付けたことや、NY金相場が世界的な株安を背景に上昇したのを受け、先限が10日に47
28円と年初来高値を更新し、2013年5月13日(4757円)以来、約1年7カ月ぶりの高値を付けた。
その後、円相場が115円台半ばまで急伸したことやNY金相場安を嫌気した買い方の手じまい売りなどで、17日
には4460円まで急反落。ただ、円相場が120円台まで下落したうえ、NY金が1200ドル以下の水準では買わ
れる動きとなったことが買い材料となり、30日の大納会には4600円台前半まで急反発した。
◆金相場展望
●1月のNY金、安全資産としての需要増に期待
2015年明けのニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、ギリシャの政局不安や欧州経済の先行き
不安が強まっていることに加え、急速な原油安により世界的な株安となったのを受け、安全資産としての金需要が高ま
り、期近2月限は1月6日の終値が1219.40ドルと、中心限月の終値ベースで3週間ぶりの高値を付けた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は世界的な需給緩和観測などで急落し、1月5日には200
9年5月以来、約5年8カ月ぶりに1バレル=50ドル台を割り込んだ。石油輸出国機構(OPEC)の盟主であるサ
ウジアラビアが原油安にも関わらず、市場シェア維持を優先して減産を見送っているうえ、ロシアも外貨獲得のため生
産水準を維持しており、供給過剰感が強まっている。一方、これまで原油の需要増をけん引してきた中国など新興国の
景気減速で需要減退観測も強まっており、需給緩和観測がすぐに解消する状況ではなく、下落基調は継続することが予
想される。
また、1月25日のギリシャ総選挙で、緊縮財政に反対する急進左派連合(SYRIZA)が躍進すれば、ギリシャ
のユーロ圏離脱もあるとの懸念が浮上したことや、総選挙後に発足する新政権に対し有力支援国のドイツが緊縮策をめ
ぐり厳しいスタンスを維持する方針を示唆しているのを受け、ユーロ圏の債務危機が再燃する可能性がある。
ただ、外国為替市場では、ユーロ圏の追加金融緩和観測、ギリシャの政局不安、原油安による資源国通貨安などによ
り、ドルが対主要通貨で買われ、主要6通貨(ユーロ、円、英ポンド、スイスフラン、カナダドル、スウェーデンクロ
ーナ)で構成されるドル指数は1月6日に92.265と、2005年12月2日(92.320)以来、9年1カ月
ぶりの高値を付けた。
今後も原油安とギリシャ問題が世界的な株安を招き、投資家のリスク回避の動きが一段と拡大すれば、安全資産とし
ての金需要が高まり、NY金の期近2月限は昨年12月の高値1239ドルを突破することが予想される。ただ、外国
為替市場では、昨年12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受け、今年中に米連邦準備制度理事会(FRB)
が利上げに動くとの見方がある。一方、ユーロ圏の消費者物価指数が5年2カ月ぶりにマイナスを記録したことで、欧
州中央銀行(ECB)が早ければ1月22日の定例理事会で量的緩和策を決定するとの見方があり、ドル高基調が継続
すれば、これまでのように上値を抑えられ、1250ドルの節目を大幅に上回るような相場展開は難しいとみている。
●1月の東京金=為替の円安進行で高値更新も
2015年明けの東京商品取引所の金先物相場は、NY金が安全資産としての買いに上昇したことが支援材料となり、
先限は4660円台まで上昇。ただ、NY金がドル高に上値を抑えられているため、1月も為替の円安頼みの相場にな
りそうだ。
昨年12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)が、今年中の利上げを期待させる内容となったことで、今後発表さ
れる米経済統計が景気の力強い回復を示す内容となれば、今年中の利上げ観測が一段と強まることが予想される。一方、
外国為替市場の関係者の間では「日銀が今年中に追加金融緩和に踏み切る」との観測がある。市場関係者の間では「原
油価格の下落が続いていることで、早ければ1月にも全国消費者物価指数がマイナスに転じる可能性がある」との見方
が出ており、日銀が掲げる「2015年中の2%物価目標」達成は厳しい状況にある。
前述の要因により、日米の金融政策の方向性の違いによる日米金利差拡大懸念が再び強まり、円が対ドルで再び1ド
ル=120円台に下落すれば、東京金先限は昨年12月に付けた2014年の最高値4728円を突破するとみている。
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NY金
NY 金 と ドル指数
ドル 指数の
指数 の 推移
ドル指数
ドル 指数
92
91
90
89
88
87
86
85
84
14/10/01
NY金
1 2 60
1 2 40
1 2 20
1 2 00
1 1 80
1 1 60
1 1 40
1 1 20
1 1 00
ドル指数
ドル 指数
14/10/16
14/10/31
14/11/17
14/12/03
14/12/18
14/01/07
◆為替・株式相場概況(昨年12月)
▽円・ドル相場=一時は7年4カ月ぶりの円安・ドル高水準
12月14日の衆議選で与党優勢との見方強まり、選挙後に日銀の追加緩和姿勢が継続するとの思惑が広がった。一
方、5日発表された11月の米雇用統計が予想以上に改善されたのを受け早期利上げ観測が台頭し、日米金利差拡大が
意識されたことから、円売り・ドル買いの動きが活発化。8日に1ドル=121円77銭と、2007年7月20日(1
22円45銭)以来、7年4カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。ただ、その後は、世界的な株安でリスク回避姿勢
が強まる中、急速に円安が進行していたこともあって利益確定の円買い・ドル売りの動きが台頭、16日には115円
53銭と、11月17日(115円43銭)以来、1カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けた。
12月後半は、米連邦準備制度理事会が16-17日開催した連邦公開市場委員会(FOMC)声明は2015年中
の利上げが期待される内容。一方、日銀が18-19日開催の金融政策決定会合で量的・質的金融緩和策の維持を決定
したのを受け、日米の金融政策の方向性の違いが浮き彫りになる中、両国の金利拡大が改めて意識された。さらに、2
3日発表された2014年第3四半期の米国内生産(GDP)確定値が大幅に上方修正されたのを受け、円売り・ドル
買いの動きが活発化し、23日には120円70銭台まで急落。ただ、その後は年末年始を控えた持ち高調整の円買い・
ドル売りが優勢となり、118円台後半まで反発した。
▽ユーロ・ドル=2年5カ月ぶりのユーロ安・ドル高水準
12月5日発表された11月の米雇用統計が予想以上の改善を示したのを受け、早期の米利上げ観測が台頭しユーロ
売り・ドル買いの動きが強まり下落、8日には1ユーロ=1.2243トドルと、約2年3カ月ぶりのユーロ安・ドル
高水準を付けた。その後は、米FRBが16-17日開催のFOMCでハト派的なスタンスを継続するとの観測で、利
益確定のユーロ買い・ドル売りが進行し、16日には1.25ドル台まで急反発した。
12月後半は、欧州中央銀行(ECB)は緩和的な政策姿勢を維持する中、米FOMC声明で2015年中の利上げ
方針が確認されたことで、ユーロ圏と米国の金融政策の方向性の違いが浮き彫りになった。さらに、ギリシャ議会の投
票で大統領が選出できず、2015年1月の総選挙実施が決定されたのを受け、同国の緊縮財政の継続に不安が広がっ
たことから、31日には1.2090ドルまで急落し、2012年7月25日(1.2049ドル)以来、2年5カ月
ぶりのユーロ安・ドル高水準を付けた。
▽NY株式相場=一時は史上初の1万8000ドル台に
ダウ工業株30種平均は、12月3日発表の米地区連銀景況報告、5日発表の11月の米雇用統計の内容から、
「米
経済は堅調」と受け止められたことで上昇、節目の1万8000ドルに迫った。しかし、需給緩和観測による原油相場
の急落、ユーロ圏や中国のさえない経済統計、原油安による新興国通貨安などが、世界経済の先行き不安を強めたこと
から、16日には1万7000ドル割れ寸前まで急落した。
12月後半は、16-17日の米FOMC声明で利上げを慎重に進める姿勢が示されたことや、アジア・欧州の株価
も軒並み上昇したことで、18日は前日比421ドル高と約3年1カ月ぶりの上げ幅を記録。その後も2014年第3
四半期の米GDP確定値が前期比5%増と大幅に上方修正されたことが好感されたことで急騰。23日には終値で史上
初となる1万8000ドル台を付け、26日には1万8103.45ドルの高値を付けた。だだ、月末にかけては、最
高値を連日更新した警戒感やギリシャの政局不安で利益確定売りが出たことで、1万8000ドルの水準を割り込んだ。
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為替相場の
為替相場の推移
円/ドル
円/ドル
ユーロ/
ユーロ/ドル
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
14/11/03
18200
ユーロ・
ユーロ・ドル
1.29
1.28
1.27
1.26
1.25
1.24
1.23
1.22
1.21
1.20
14/11/21
14/12/11
14/12/31
NYダウ
NYダウ平均日足
ダウ平均日足
18000
17800
17600
17400
17200
17000
14/11/03
14/11/20
14/12/10
14/12/31
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◆金需給動向
●昨年11月の香港からの中国金輸入=9カ月ぶりの高水準
香港統計局が12月29日に明らかにしたところによると、今年11月の香港から中国金純輸入量は99.111ト
ンと、前月(77.628トン)から増加し、今年2月(112.314トン)以来、9カ月ぶりの高水準となった。
アジアの市場関係者は「価格下落で消費者の需要が膨らんだ。年末の投資需要や金リースの需要もあった」と述べた。
また、来年の春節を控え、在庫を積み増す動きが出た可能性もある。中国では春節に金を贈る習慣がある。
中国本土の香港からの金輸入量
160
単位:トン
140
120
100
80
60
40
20
0
13年1月
13年4月
13年7月
13年10月
14年1月
14年4月
14年7月
14年11月
●11月のロシア金準備、8カ月連続増加=IMF統計
国際通貨基金(IMF)が昨年12月23日公表した統計によると、昨年11月のロシアの金準備は前月比18.7
53トン増の1187.493トンと8カ月連続の増加。米欧の制裁で打撃を受けた国内産金業者から、ロシア中銀が
金を買い上げている。ロシアは世界第6位の金保有国。また、トルコも同11.952トン増の532.984トン。
一方、ウクライナの金準備は23.639トンと、2.488トンの減少。同国は10月に14トンの売却を行った。
経済が危機的状況にあるうえ、ロシアへの天然ガス代金の支払いもあり、11月の外貨準備は過去10年で最低まで落
ち込んでいる。
ロシア中央銀行
ロシア 中央銀行の
中央銀行 の 金保有量推移
12 00
10 00
単位 : トン
8 00
6 00
4 00
2 00
0
2 0 1 1 年9 月
2 0 1 3 年4 月
2 0 1 4 年1 1 月
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●投資需要
▽ETF=6
ETF=6年4カ月ぶりの低水準
ぶりの低水準
ニューヨーク証券取引所に上場されている世界最大規模の金ETF「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、1
月7日現在で昨年11月末比12.80トン減少の704.83トン。また、昨年12月は同8.61トン減少の70
9.02トンと、4カ月連続の減少。
「SPDRゴールド・シェア」現物保有量は、NY原油相場の反発や世界的な景気先行き不安が買い材料視され、1
2月2日には前日比2.39トンと、11月17日以来10営業日ぶりに増加。その後も12月9日-11日の3営業
日連続で増加(6.63トン)し725.75トンと、11月7日(727.15トン)以来、1カ月ぶりの高水準を
記録。中国・日本・ユーロ圏の経済統計を受けて、世界の株式市場では、世界経済の先行きに対する警戒感が広がり急
落したことで、安全資産とされる金に「質への逃避」買いが殺到した。
その後、12月15-16日の2営業日連続で4.19トン減少。12月16-17日開催の米連邦公開市場委員会
(FOMC)を前にして、早期利上げに対する警戒感が強まり投資資金が流出。さらに、12月23日には前日比11.
65トン減少と、1日の減少幅としては、2013年7月8日(前日比15.03トン減少)以来、1年5カ月ぶりの
大きさ。米景気の回復期待や利上げ見通しなどを背景とした米ドル・株価の上昇を受け、投資資金が流出している。N
Yダウ平均は17日から24日の6営業日で約960ドルの上げ幅を記録、年末年始に株価が上昇する「サンタクロー
ス・ラリー」の様相を呈している。
2015年明けも、世界的な株安となったものの、外国為替市場でのドル高基調継続が売り材料となり減少。1月7
日には704.83トンと、2008年9月19日(679.60トン)以来、約6年4カ月ぶりの低水準。
▽CFTC=
CFTC=ファンド筋
ファンド筋の買い越し、4カ月ぶりの高水準
米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したNY金の建玉報告によると、ファンド筋の買い越しポジションは、2
014年12月16日に11万8408枚(368トン)と、8月19日(13万7976枚、429トン)以来、4
カ月ぶりの高水準。その後は横ばい状況が続いた。
780
500
NYの
NYの金ETF現物保有量
ETF現物保有量の
現物保有量の推移
NY金買
NY金買い
金買い越し残高
400
760
300
740
200
720
100
単位:
単位:トン
単位:
単位:トン
700
14/10/01
0
14/10/31
14/12/03
15/01/07
14/09/02
14/10/28
14/12/30
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◆外部要因
●米FRB=ゼロ金利解除へ、
「忍耐強く」対応
米連邦準備制度理事会(FRB)は昨年12月16-17日、金融政策を決定する連邦公開市場委員会(FOMC)
を開催し、事実上のゼロ金利を据え置いた。また、ゼロ金利を「相当の間」維持するとしていた指針(フォワードガイ
ダンス)を変更し、
「忍耐強く」対応すると表明。来年中とみられる利上げに向けて文言を修正すると同時に、経済情
勢を見極めながら慎重に判断する姿勢も強調した。
イエレン議長は記者会見で「少なくとも今後2回の会合まで政策を正常化する公算は低い」と述べ、利上げは201
5年1、3月の会合後の4月以降になる可能性を示唆した。
市場では「相当の間」を削除するとの見方が出ていたが、前回声明を引用する形で改めて言及し、新たな指針との食
い違いはないと強調した。
声明は米経済について、前回同様「緩やかに拡大している」と評価。雇用に関しても「労働資源の活用不足は縮小を
続けている」と述べ、就業者数の伸びや失業率の低下に言及した。
インフレについては「エネルギー価格の低下に伴い、目標を下回り続けている」と指摘。一部の市場の指標は「一段
と低下した」が、調査に基づく長期見通しは引き続き安定していると述べた。また、
「雇用がさらに回復し一時的なエ
ネルギー価格の下落が改善すれば、徐々に目標の2%に向かう」として、動向を注視する考えを示した。
10月の声明では「インフレが2%を下回り続ける可能性は年初来、低減した」と述べたが、今回の声明で同様の言
及はなかった。
決定には7人が賛成、3人が反対した。ミネアポリス連邦準備銀行のコチャラコタ総裁、ダラス連銀のフィッシャー
総裁、フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁が反対した。
コチャラコタ総裁は、低インフレ下での今回の決定はFRBのインフレ目標達成への信認を脅かすと指摘。フィッシ
ャー総裁は、10月以来の景気回復によって、利上げの時期はFOMCの大多数が想定するより速まっているとした。
プロッサー総裁は、指針の変更について景気回復を考慮すれば「前回の声明内容の流れに沿っている」と強調するのは
不適当だと説明した。
●FRB議長、利上げ「今後2回は公算小さい」=原油安、米経済にプラス
米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は昨年12月17日の記者会見で、
「少なくとも今後2回の会合で
金融政策を正常化する公算は小さい」との見方を示した。2015年前半の連邦公開市場委員会(FOMC)は1、3、
4、6月に開催が予定されており、4月以降に政策金利を引き上げる可能性に言及した。
FRBの利上げをめぐり、市場では15年半ばとの見方が大勢となっている。これに対し、イエレン議長は「利上げ
は経済データ次第であり、時期は決まっていない」と強調。景気回復が急激に進展した場合、早期に利上げに踏み切る
可能性も示した。一方、
「カップル・オブ・ミーティングス(couple of meetings)
」の間に利上げ
の条件が整う公算は小さいと指摘。
「カップル」の定義については「2回」との見解を示した。
また利上げ後も、低金利を続け、量的緩和で購入した資産の保有も継続することから、
「金融政策は長期間、緩和的
であり続ける」と強調した。
原油価格の下落に対しては、米国内の原油開発投資などに影響が出る可能性を指摘。エネルギー産業などのジャンク
債のスプレッドが拡大していることも認めたが、
「重要な懸念は持っていない」と指摘。一方、ガソリン価格の下落に
よる消費拡大などを挙げ、
「全般的には米経済にプラス」との見方を示した。
またイエレン議長は「
(FOMCで)ロシア経済を含めて世界の経済情勢を議論した」と表明。原油価格の下落に直
面するロシアについて「厳しい状況だ」と語ったが、米国はロシアとの経済・貿易関係が小さいとして「影響はかなり
小さい」と強調した。
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●黒田日銀総裁:物価目標実現に「賃金の持続的上昇不可欠」=円安・原油安の影響注視
日本銀行は昨年12月19日の金融政策決定会合で、現在の量的・質的金融緩和策の継続を8対1の賛成多数で決め
た。黒田東彦総裁は会合後の記者会見で「物価上昇を持続するには賃金の持続的上昇が必要不可欠だ」と述べ、物価目
標実現に向けて来年の春闘で賃上げが拡大することに強い期待感を表明した。
景気の現状に関して黒田総裁は「消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減の影響は、全体として和らいでいる」と分
析。
「基調的には緩やかな回復を続けている」との景気判断を維持した上で、円安や原油安の影響を注視する考えを示
した。
最近の原油安が物価に与える影響については、短期的には押し下げると説明する一方、
「長い目で見れば日本経済を
押し上げ、物価上昇に働く」との認識を強調。原油相場がさらに下落した場合に一段の金融緩和に踏み切るかどうかは
明言を避けたが、2%の物価目標実現のため「必要になれば、ちゅうちょなく調整を行う」と改めて表明した。
原油安を背景としたロシア通貨ルーブルの暴落に関して黒田総裁は「
(ロシアが通貨危機に陥った)1998年のよ
うなことが繰り返されるとは思っていない」との見方を示した。
●日銀、14年度物価見通しを下方修正の公算=来年1月会合で、原油安が影響
日本銀行は来年1月の金融政策決定会合で、2014年度の消費者物価上昇率(消費税増税分を除く)の見通しを現
行の1.2%から下方修正する公算が大きい。最近の原油価格の大幅安で、物価は一段と伸びが鈍化する見込みになっ
たためだ。日銀は10月末に追加金融緩和に踏み切ったが、物価見通しの下振れで、市場ではさらなる緩和観測が広が
りそうだ。
黒田東彦日銀総裁は12月19日の記者会見で、原油安に関し、
「短期的な物価上昇率には押し下げ要因として働い
てくる」と指摘。
「来年前半に物価上昇率が加速するのは考えにくい」との見方を示した。
日銀は今のところ、物価が15年度中のどこかの時点で、目標とする2%に達するシナリオを維持している。しかし、
原油相場が底打ちしなければ、来年1月の決定会合では、15年度の物価見通し(1.7%)の下方修正も議論になる
可能性が高い。
金融市場では、日銀が掲げる15年度の物価目標の実現には懐疑的な見方が大勢だ。SMBC日興証券の宮前耕也シ
ニアエコノミストは「年明け以降、物価は0%に接近していく。日銀は早ければ来年4月にも、さらなる金融緩和に動
く可能性がある」と指摘している。
●ギリシャ議会、大統領選出できず=1月25日に総選挙
ギリシャ議会(定数300)は昨年12月29日、新大統領選出に向けた3回目の投票を行い、サマラス首相率いる
与党が推したスタブロス・ディマス元欧州委員(73)は野党の反対で信任を得られなかった。この結果、憲法の規定
により議会は解散され、今年1月25日に解散総選挙が実施される。
緊縮財政撤回を掲げる急進左派連合(SYRIZA)などの野党が選挙後に政権の主導権を握れば、支援の条件とな
る厳しい緊縮財政をめぐり、欧州連合(EU)などとの交渉が難航するのは必至だ。欧州全体の景気停滞が懸念される
中、EU諸国はギリシャが再び波乱要因となる事態を警戒している。
ギリシャは2009年に債務隠しが発覚して信用不安に陥り、10年以降にEUや国際通貨基金(IMF)などから
計2400億ユーロの金融支援を受けた。サマラス政権は楽観的な経済見通しを掲げ、年内に支援から脱却したい意向
だったが、財政状況を不安視するEU側が認めず、支援期間は来年2月まで延長された。
EU側はギリシャでは向こう1-2年で100億ユーロ超の資金が不足するとみているもようで、追加支援の条件と
して新たな緊縮策が課される可能性もある。一方、急進左派連合のツィプラス党首はかねて「EUやIMFは支援を口
実に国の資産を乗っ取ろうとしている」と対決姿勢をあらわにしており、主張の隔たりは大きい。
金融支援をめぐる交渉が難航すれば、ギリシャのユーロ離脱や債務不履行が再び現実味を増し、EU諸国の景気回復
の足を引っ張る事態にもなりかねないため、関係者は危機感を募らせている。
YâàâÜxá EG
9|
◆白金相場概況(昨年12月)
●NY白金=ユーロ圏の金融政策が波乱要因
12月初旬のNY白金は、NY金の下落になびいた売りに圧迫され、1日に安値1182.80ドルをつける下落と
なった。11月30日に行われたスイス中銀による金保有率の引き上げ案に関する国民投票が否決されたことが金の売
り要因。その後は、4日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会で、ユーロ圏18カ国の主要政策金利の据え置きが決定
されると共に定例理事会後の記者会見において、ドラギ総裁がユーロ圏の物価見通しの低下を理由に、
「来年早期に金
融政策を見直す」と表明。ECBが設立以来初となる量的緩和策に踏み切る可能性が高まったことも支援材料となり、
12月9日に高値1256.30ドルを記録した。
しかし、ギリシャ政府が8日、2015年2月に予定されていた大統領選挙を今月17日に前倒し実施することを決
定。また、中国の経済先行き懸念を背景に上海市場が急落し、景気後退による需要減少懸念が強まると、工業用需要の
比率が高い白金は軟化。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が17日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)
後の声明を受け、2015年中にFRBが利上げを実施するとの見方が強まり、他の主要国通貨に対してドルが買われ、
ドル建てNY白金は相対的な割高感からの売りにも圧迫され、22日には1175.60ドルの安値をつけた。
その後は、23日に米商務省が発表した2014年第3四半期(7~9月期)の実質GDP確定値が前期比年率5.
0%の増加と市場予想を上回り、NYダウ平均が史上初めて1万8000ドル台を突破。投資家心理を改善して買い戻
される展開となり、1200ドル台を回復した。
●東京白金=為替に振られる展開
12月の東京白金は上下動。10月からの上昇トレンドを引き継いだことや、ムーディーズ・インベスターズ・サー
ビス(MDY)が1日、日本の政府債務格付けを「Aa3」から「A1」に引き下げたと発表したことで為替が乱高下
し、12月8日には一時121円77銭の円安に振れたことから円建て東京白金も買いが膨らみ、12月9日高値48
34円をつけた。しかし、その後は海外安になびいた売りに圧迫され、12月17日安値4527円まで下落。金の上
伸になびいた買いに支えられて値を戻したが、4600円~4800円までのボックス圏での値動きが継続した。
YâàâÜxá EG
10 |
◆白金相場展望
●ギリシャ総選挙の行方やECBの金融緩和策の実施時期を巡る動き
今月の白金相場は、欧州経済への懸念と原油下落にともなう景気減速懸念が圧迫材料。短期的には米自動車販売台数
の回復傾向などを手がかりとした需要回復見通しが相場を支える要因になるため地合いは底堅い。また、欧州中央銀行
(ECB)の追加金融緩和観測はユーロ安ドル高を招き、短期的には圧迫要因となるが、売り一巡後は地合いの底堅さ
を再認識した買いに支えられ、堅調に推移すると考えられる。ただ、世界的な景気減速懸念が足枷となり上値も重いた
め、4600円~4800円の価格帯を中心としたボックス圏での値動きが予想される。
ギリシャ議会は昨年12月29日、新大統領選出に向けた3回目の投票を行ったが、サマラス首相率いる与党が推し
たスタブロス・ディマス元欧州委員(73)は野党の反対で信任を得られなかった。この結果、憲法の規定により議会
は解散され、今年1月25日に解散総選挙が実施されるが、緊縮財政撤回を掲げる最大野党の急進左派連合(SYRI
ZA)が国民の不満の受け皿として支持を集めており、欧州メディアが報道した12月27日の世論調査によると、支
持率は反緊縮派の筆頭格である最大野党、急進左派連合が28.3%と首位に立ち、与党第1党の新民主主義党(ND)
は25%と劣勢。議会選は比例代表制で、得票率が一番高い政党に50議席を上乗せする仕組み。急進左派連合が僅差
でも1位になれば、その後の連立工作で中核的な立場を占めることができ、債務放棄を要求すると考えられ、欧州経済
の先行き不透明感を強め、自動車触媒用需要の割合が高く景気に左右されやすい白金にとっては圧迫材料となっている。
野党側が勝利して市場がリスク回避に傾いてもユーロ売りが見込まれ、与党側が政権を維持するなどして事態が収束
しても、ECBが追加緩和を実施しやすくなると受け止められる。ECBのドラギ総裁は4日、定例理事会後の記者会
見で、ユーロ圏の物価見通しが低下しているため、
「来年早期に金融政策を見直す」と表明。今後、ECBが設立以来
初となる量的緩和策に踏み切るならば、商品市場にとっては支援材料となる。
米調査会社オートデータが1月5日発表した2014年の米新車販売台数は、前年比5.9%増の1652万200
0台。米経済の回復を追い風に、金融危機前の2006年(約1656万台)以来、8年ぶりに1650万台を回復。
欧州自動車工業会(ACEA)が12月16日発表した、11月の欧州連合(EU)域内の新車(乗用車)販売台数は、
前年同月比1.4%増の95万3886台と、1年3カ月連続で前年を上回っており、世界的な自動車販売台数は増加
傾向にある。中国の自動車販売台数が景気減速懸念により伸び悩んでいることや、欧州経済が依然として不安定である
ことが相場の上値を圧迫しているが、工業用需要の回復傾向が下支え要因となる。
ただ、米経済の好調や欧州の景気後退はドル高の要因でもあり、ドル建てNY白金への相対的な割高感からの売りが
誘われる可能性があることには注意したい。
トヨタは1月5日、燃料電池車(FCV)の普及を目指し、FCV関連特許約5680件を全て解放すると発表。特
許解放により、他の企業との技術連携を進め、市場創造を加速したい考えだが、次世代エコカー戦略に対する自動車メ
ーカー各社の思惑はさまざま。トヨタの技術を採用することはトヨタに事実上、次世代エコカーの本命とされるFCV
の主導権を握られることにもつながりかねず、各社の慎重な姿勢が垣間見えるが、実際に競合他社がトヨタの技術を採
用するかどうかはさておき、FCVの心臓部といえる発電用の「セルスタック」へは現在の技術水準では、一台あたり
約50グラムの白金が使用される。今後も代替技術や削減技術の発展により使用量が変化するため正確な全体の規模は
未知数だが、FCV市場拡大が進めば白金需要も増加するため、今後の動向が注目される。
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11 |
◆白金需給動向
●世界の自動車販売台数
▽米国=2014年、1650万台回復=8年ぶり、危機前水準に
米調査会社オートデータが1月5日発表した2014年の米新車販売台数は、前年比5.9%増の1652万200
0台。米経済の回復を追い風に、金融危機前の2006年(約1656万台)以来、8年ぶりに1650万台を回復し
た。また、2014年12月単月の販売は、前年同月比10.8%増の150万7339台と、同月としては10年ぶ
りに150万台に乗せた。
昨年1月-2月は記録的な寒波の影響で前年割れとなったものの、低金利や雇用の改善が消費者の購買意欲を高め、
その後は堅調に台数を積み上げた。米経済の順調な回復見通しから「2015年は1680万-1750万台」
(フォ
ード幹部)との声も聞かれ、ピークだった2000年(約1740万台)の水準も視野に入ってきたようだ。
米国の
米国 の 新車販売台数の
新車販売台数 の 推移
20 0
30%
新車販売台数(
新車販売台数 ( 単位:
単位 : 万台 )
前年同月比
15 0
20%
10 0
10%
50
0%
0
-10%
13 年 12 月
14 年 2 月
14 年 4 月
14 年 6 月
14 年 8 月
14 年 10 月
14 年 12 月
▽日本=2014年、軽自動車が初の4割=2年連続過去最高
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が1月5日発表した2014年の新車
販売台数は、前年比3.5%増の556万2887台と3年連続で500万台を超えた。このうち、軽自動車は7.6%
増の227万2789台と2年連続で過去最高を更新、新車販売全体に占める割合は1968年の統計開始以来、初め
て4割を突破した。また、2014年12月の新車販売は、軽自動車が大幅に増加し、前年同月比2.1%増の43万
1918台と6カ月ぶりに前年水準を上回った。
新車販売全体が前年実績を上回ったのは3年連続。軽以外の普通乗用車などは、0.8%増の329万0098台と
2年ぶりのプラスを確保した。自販連は「消費税増税前の1月-3月の駆け込み需要が『貯金』として効いた」と分析
する。ただ、その反動減からの回復は想定より遅れ、軽を除くと14年12月まで5カ月連続のマイナスと厳しい状況
が続いている。
80
40%
日本の
日本 の 新車販売台数の
新車販売台数 の 推移
60
新車販売台数 ( 単位 : 万台 )
前年同月比
20%
40
0%
20
-20%
0
-40%
13 年 12 月
14 年 2 月
14年
14 年 4 月
14 年 6 月
14 年 8 月
14 年 10 月
14 年 12 月
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12 |
▽中国=伸び悩みが続く
中国自動車工業協会が12月10日発表した11月の同国新車販売台数は、前年同月比2.3%増の209万900
台となり、3カ月連続で2%台の低い伸びにとどまった。商用車不振に加え、乗用車も4.7%増の177万5300
台と、増加率の鈍化傾向が続いており、好調だった自動車販売にも景気の影響が及びつつある。
日系大手各社は日産自動車が11.8%減、ホンダが12.1%減といずれも2桁の落ち込み。トヨタ自動車は2.
9%増と4カ月連続でプラスを確保したが、伸びは小幅だった。日産の合弁会社関係者は「これまで日系が得意として
きた小型車市場で競争が激化している」と話した。
中国の新車販売台数は2013年に初めて2000万台を突破し、5年連続の世界一となった。同国では「初めて車
を買おうとする人たちが内陸部を中心にたくさん控えている」
(大手メーカー関係者)ことから、自動車販売はまだ伸
びる余地があるとの見方が一般的。
ただ、2014年1月-11月累計は前年同期比6.1%増となっており、年間で13年実績の13.9%増に達し
ないのは確実だ。
中国の
中国 の 新車販売台数の
新車販売台数 の 推移
新車販売台数(
新車販売台数 ( 単位 : 万台 )
前年同月比
2 20
30%
2 00
25%
1 80
20%
1 60
15%
1 40
10%
1 20
5%
1 00
0%
13 年 11 月
14 年 1 月
14 年 3 月
14 年 5 月
14 年 7 月
14 年 9 月
14 年 11 月
▽ユーロ圏=1年3カ月連続のプラス
欧州自動車工業会(ACEA)が12月16日発表した、11月の欧州連合(EU)域内の新車(乗用車)販売台数
は、前年同月比1.4%増の95万3886台と、1年3カ月連続で前年を上回った。
国別ではスペインが17.4%増、英国が8.0%増、イタリアが5.0%増と好調。一方で、フランスが2.7%
減、ドイツは1.8%減と不振だった。
1月-11月のEU域内の新車販売台数の累計は、前年同期比5.7%増の1160万956台。
欧州の
欧州 の 新車販売台数の
新車販売台数 の 推移
160
14%
140
12%
120
10%
100
8%
80
6%
60
4%
40
2%
20
新車販売台数 ( 単位 : 万台 )
0%
前年同月比
0
-2%
13 年 11 月
14 年 1 月
14 年 3 月
14 年 5 月
14年
14 年 7 月
14 年 9 月
14 年 11 月
YâàâÜxá EG
13 |
▽インド=日系勢が好調維持
インド自動車工業会が12月9日発表した、11月の国内乗用車販売台数は前年同月比5.4%増の21万2438
台。日系メーカーは新車の販売戦略が奏功し好調を維持した。
スズキの子会社で同国最大手のマルチ・スズキは17.0%増の10万24台。小型車を充実したほか、燃費が良く
高級感も演出した新型セダン「シアズ」が売れている。ホンダの現地法人は63.6%増の1万5263台で3位にな
った。トヨタ自動車の現地法人は、大型のスポーツタイプ多目的車(SUV)の販売が好調だった。
一方、商用車の販売台数は9.1%増の4万7686台。商用車の販売は長く低迷していたが、運輸関連の企業や農
業分野で設備投資への意欲が回復してきたとみられる。
インドの
インドの 新車販売台数の
新車販売台数 の 推移
25
30%
20
20%
15
10%
10
0%
5
-10%
新車販売台数 ( 単位 : 万台 )
前年同月比
0
-20%
13 年 11 月
14 年 1 月
14 年 3 月
14 年 5 月
14 年 7 月
14 年 9 月
14 年 11 月
●投資需要
▽南アフリカの
アフリカの白金ETF
白金ETF=
ETF=一時は
一時は7カ月ぶりの低水準
ぶりの低水準
南アフリカのアブサ・キャピタルの白金上場投資信託(ETF)、ニュー・ゴールド・プラチナム(ニュープラット)
の現物保有高は、1月7日現在で昨年11月末比0.14トン減少の34.35トン。
12月11日に34.11トンと、5月20日(33.82トン)以来、7カ月ぶりの低水準を記録したか、その後
は小幅ながら増加傾向となった。
単位:
単位 : トン
南 ア 白金ETF
白金 ETF現物保有量
ETF 現物保有量と
現物保有量 と NY白金価格
NY 白金価格の
白金価格 の 推移
単位:
単位 : ドル
1300
40
35
1250
30
25
1200
20
15
南 ア 白金ET
白金 ET F
NY白金価格
NY 白金価格
1150
10
14/10/01
14/10/24
14/11/18
14/12/11
15/01/07
YâàâÜxá EG
14 |
▽NYの
NYの白金ETF
白金ETF
ニューヨーク証券取引所(NYSE)で上場されている、英国のETFキュリティーズの子会社が運営する白金ET
F「ETFフィジカル・プラチナム・シェアーズ」の現物保有量は、1月7日現在で昨年11月末比0.92トン減少
の15.88トンと、2013年1月17日(15.58トン)以来、約2年ぶりの低水準。
▽米CFTC
米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したNY白金の建玉報告によると、2014年12月のファンド筋の買い
越しポジションは40トン台前半での横ばい状況が続いた。
17
NY白金
NY白金ETF
白金ETFの
ETFの現物保有量推移
70
NY白金買
NY白金買い
白金買い越し残高
60
50
16
40
30
15
20
10
単位:
単位:トン
単位:
単位:トン
14
14/10/01
0
14/11/17
14/01/07
14/09/02 14/09/30 14/10/28 14/11/25 14/12/30
◆外部要因
●中国
▽12月
12月の中国製造業PMI、
中国製造業PMI、50
PMI、50.
50.1に低下=
低下=非製造業は
非製造業は上昇
中国国家統計局と中国物流購買連合会が1月1日発表した2014年12月の製造業購買担当者景況指数(PMI)
は、前月比0.2ポイント低下の50.1と、2014年では最低の水準。
景況判断の節目である50は上回っているものの、3カ月連続の下落となった。内訳を見ると、生産や新規受注の動
向を示す指数が下落した。中規模、小規模企業の指数が50を下回っており、統計局は「中小企業の経営は困難に直面
している」とコメントした。
▽12月
12月のHSBC中国製造業
HSBC中国製造業PMI
中国製造業PMI確報値
PMI確報値、
確報値、49.
49.6=速報値から
速報値から小幅上方
から小幅上方修正
小幅上方修正
昨年12月31日に発表された2014年12月のHSBC中国製造業購買担当者景況指数(PMI)確報値は49.
6と、速報値の49.5からわずかに上方修正された。ただ、12月の製造業PMIは7カ月ぶりに景気の拡大・縮小
の分かれ目である50.0を下回ることが確定した。
HSBCの中国担当チーフエコノミストは「新規受注が2014年4月以来初めて減少し、内需主導で減速している。
価格も一段と低下した」と指摘。
「経済活動が弱まり、ディスインフレ圧力が強まっているため、追加の金融緩和が正
当化できると考えている」と述べた。
YâàâÜxá EG
15 |
▽中国の
中国の成長率目標、
成長率目標、今年は
今年は未達へ
未達へ=15年
15年は7.1%に減速―
減速―人民銀報告書
中国人民銀行(中央銀行)は昨年12月14日までにまとめた報告書で、2014年の経済成長率が7.4%にとど
まるとの見通しを示した。不動産市場の不振が中国経済全体に響き、政府目標の7.5%を下回る異例の事態となる。
2015年については、7.1%に減速すると予測した。
2014年は、住宅販売の落ち込みにより、不動産開発向けの投資が伸び悩んだ。影響はセメントや鉄鋼などの素材
業界をはじめ、幅広い分野に波及。本格的な金融緩和に慎重だった人民銀は2014年11月、2年4カ月ぶりの利下
げを余儀なくされた。2012、13年の成長率はともに7.7%で、14年は1月-9月が7.4%。報告書は20
15年も減速が続く理由について、不動産不振に加え、労働適齢人口の減少、賃金上昇、環境問題対応などを挙げた。
●米国
▽2014年第
2014年第3
年第3四半期の
四半期の米GDP、5
GDP、5.0%増に上方修正
上方修正=
修正=11年
11年ぶりの伸
ぶりの伸び
米商務省が昨年12月23日発表した、2014年第3四半期(7月-9月)の実質GDP(国内総生産)確定値は、
季節調整済み年率換算で前期比5.0%の増加となった。
個人消費や設備投資、在庫投資などが上向きに修正され、全体で改定値(3.9%増)から1.1ポイント上方修正
された。2003年第3四半期(6.9%増)以来、11年ぶりの高い伸びで、景気の勢いが加速していることが示さ
れた。市場予想(ロイター通信調査)は4.3%増で、これも大きく上回った。
米国内総生産(GDP)
米国内総生産 (GDP)の
(GDP) の 推移
1 0%
5%
0%
- 5%
- 1 0%
08Q1 08Q3 09Q1 09Q3 10Q1 10Q3 11Q1 11Q3 12Q2 12Q3 13Q1 13Q3 14Q1 14Q3
▽11月
11月の米小売売上高=
米小売売上高=8カ月ぶりの
ぶりの高水準
米商務省が昨年12月11日発表した2014年11月の小売売上高は前月比0.7%増の4492億8200万ド
ルと、2014年3月(同1.5%増)以来8カ月ぶりの高水準で、市場予想の0.4%増を上回った。
自動車・同部品や服飾、食品など幅広い分野がプラスとなった。雇用情勢の改善を背景に個人消費が緩やかな拡大基
調を維持したことを示した。ガソリンの値下がりで家計に余裕が生まれ購買力が上がっていることも追い風になったと
みられる。
YâàâÜxá EG
16 |
▽12月
12月の米ISM製造業景況指数
ISM製造業景況指数=
製造業景況指数=半年ぶり
半年ぶりの
ぶりの低水準
米サプライ管理協会(ISM)が1月2日発表した2014年12月の米製造業景況指数は55.5と前月の58.
7から低下。市場予想(ロイター通信調べ)の57.6も下回り、2014年6月以来の低水準。
ただ、製造業の活動の拡大・縮小の分岐点となる50は上回ったほか、過去2年間の平均と比べても相当に高い水準
にある。このことは、減速があったとしても米経済の広範な回復を妨げる可能性は低いことを示唆している。RBS証
券のアナリスト、ガイ・バーガー氏は顧客に宛てたニュースレターで「通常ならば極めて良いと評価される数字だ」と
コメントした。
65
米 ISM製造業景況指数
ISM 製造業景況指数の
製造業景況指数 の 推移
60
55
50
50が
50 が 製造業の
製造業 の 拡大・
拡大 ・ 縮小の
縮小 の 分岐点
45
1 0年1 月
1 0 年9 月
1 1 年5 月
1 2 年1 月
1 2 年9 月
1 3 年5 月
1 4 年1 月
1 4 年1 2 月
●ユーロ圏
▽ECB=2014
ECB=2014-
2014-16年度
16年度、GDP
年度、GDPと
、GDPとインフレ率見通
インフレ率見通しを
率見通しを大幅下方修正
しを大幅下方修正
欧州中央銀行(ECB)は昨年12月4日発表したユーロ圏の景気予測で、2014-16年の域内総生産(GDP)
と消費者物価指数上昇率(インフレ率)の予測を大幅に引き下げた。
◇ECBのユーロ圏景気予測
GDP伸び率
インフレ率
2014年
0.8%(0.9%)
0.5%(0.6%)
15年
1.0%(1.6%)
0.7%(1.1%)
16年
1.5%(1.9%)
1.3%(1.4%)
(注)カッコ内は前回9月の予測
▽ECB、量的緩和
ECB、量的緩和の
量的緩和の実施濃厚に
実施濃厚に=5年2カ月ぶり消費者物価下落
ぶり消費者物価下落で
消費者物価下落で
1月7日発表されたユーロ圏諸国の2014年12月の消費者物価指数・速報値が前年同月比0.2%低下と、5年
2カ月ぶりにマイナスとなった。欧州中央銀行(ECB)は物価押し上げのために必要であれば一段の金融緩和策を実
施するとしてきたが、デフレ入りが現実味を増したことで、早ければ22日の理事会で国債買い取りによる量的緩和策
に踏み切ることが濃厚となった。
ECBは欧州債務危機時に南欧諸国の国債を利回り押し下げのために購入したことはあるが、市場に出回るお金の量
を増やし、物価を上昇させる目的で国債を購入したケースはこれまでない。
国債購入は、約1兆ユーロ(142兆円)規模の金融緩和策の一環として行われる見通し。民間証券など他の買い入
れ資産は市場規模が小さいため、緩和策の大部分は国債購入が占めることになる。
ただ、ドイツやエストニアなど一部の財政健全国は国債購入に反対している。一国一通貨の日米などと違い、ECB
が買い入れた一国の国債がデフォルト(債務不履行)となった場合、ECBを通じ他のユーロ圏諸国にも損失が及ぶ恐
れがあるためだ。ギリシャのユーロ圏離脱が取り沙汰される中、こうした懸念は一段と拡大している。
このため、ECBは購入対象を高格付け国の国債に絞ったり、一国の国債から出た損失はその国の中銀に負担させた
りする案を検討している。
YâàâÜxá EG
17 |
◆ 2014
2014年12月
12月の価格データ
価格データ
*東京金は夜間取引を含んだ価格、24日からは2015.12月限を提供。*NY金は中心限月。
東京金 2015.10月限
日 始値 高値 安値 終値
1
2
3
4
5
8
9
10
11
12
15
16
17
18
19
22
23
24
25
26
29
30
31
4502
4401
4596
4594
4634
4648
4657
4638
4723
4639
4656
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4665
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4575
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4603
4376
4399
4542
4593
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4620
4622
4631
4640
4633
4632
4506
4460
4490
4554
4578
4612
4558
4543
4582
4618
4612
4567
4579
4631
4625
4518
4535
4539
4578
4566
NY金
始値
4394
4596
4594
4645
4639
4653
4634
4726
4653
4666
4642
4508
4503
4572
4599
4600
1159.40
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4578 1175.20
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4591 1182.90
1199.80
2015.2月限
ドル建て金現物
高値
安値
終値
始値
高値
安値
終値
1221.00
1212.60
1215.00
1213.50
1208.50
1209.30
1239.00
1238.90
1233.40
1228.90
1225.00
1223.90
1203.10
1213.90
1201.50
1203.60
1184.90
1181.20
1141.70
1191.40
1193.50
1201.10
1186.40
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1199.50
1225.20
1216.40
1214.80
1191.30
1187.80
1182.00
1188.50
1193.20
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1172.40
1172.70
1218.10
1199.40
1208.70
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1190.40
1194.90
1232.00
1229.40
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1207.70
1194.30
1194.50
1194.80
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1179.80
1178.00
1173.50
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1196.19
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1238.20
1232.80
1228.00
1223.86
1221.40
1202.90
1212.80
1201.50
1201.80
1185.00
1181.30
1142.91
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1194.20
1201.07
1186.10
1186.91
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1215.60
1190.59
1188.41
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1187.90
1193.30
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1172.10
1172.55
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1198.56
1209.19
1205.32
1191.64
1202.80
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1226.70
1227.55
1222.21
1192.21
1196.21
1188.20
1197.65
1195.35
1174.66
1175.20
1173.30
1199.10
1197.50
1210.90
1203.90
1175.20
1178.60
1180.50
1179.50
1195.30
1181.90
1200.40
1184.10
1172.70
1195.33
1182.98
1199.86
1199.00
1197.40
1209.90
1203.60
1172.70
1178.96
1180.50
1179.15
1194.65
1182.71
1199.86
1183.55
*東京白金は夜間取引を含んだ価格、24日からは2015.12月限を提供。 *NY白金は中心限月。
東京白金 2015.10月限
日 始値 高値 安値 終値
1
2
3
4
5
8
9
10
11
12
15
16
17
18
19
22
23
24
25
26
29
30
31
4650
4571
4719
4705
4756
4814
4825
4781
4828
4760
4766
4702
4599
4561
4641
4656
4671
4769
4725
4775
4827
4833
4834
4826
4828
4809
4771
4703
4612
4639
4670
4660
4571
4565
4678
4703
4755
4791
4753
4773
4726
4738
4684
4594
4527
4548
4611
4629
4665
4662
4655
4717
4758
4675
4662
4725
4766
4766
4585
4637
4650
4712
4674
4587
4726
4702
4764
4799
4822
4771
4816
4772
4765
4694
4595
4560
4638
4659
4652
NY白金
始値
1204.90
1239.50
1217.40
1225.30
1239.40
1223.00
1233.20
1247.10
1239.30
1239.40
1231.00
1210.00
1196.60
1194.50
1199.70
1198.40
1180.30
4652 1192.80
4657
4708 1190.50
4749 1217.10
4732 1198.40
1218.30
2015.1月限
ドル建て白金現物
高値
安値
終値
始値
高値
安値
終値
1247.70
1239.60
1233.80
1246.40
1240.40
1237.90
1256.30
1254.60
1252.50
1244.90
1232.80
1228.00
1206.60
1214.90
1204.00
1203.10
1194.40
1194.50
1182.80
1212.50
1213.10
1223.20
1219.20
1220.00
1223.30
1239.50
1231.30
1225.70
1207.10
1195.00
1189.20
1193.10
1195.40
1175.60
1179.50
1185.70
1241.60
1217.50
1227.50
1245.90
1219.50
1229.40
1246.80
1242.60
1242.20
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1214.90
1196.50
1199.50
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1197.00
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1191.10
1206.50
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1219.00
1228.50
1242.25
1234.10
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1204.50
1188.90
1186.50
1194.60
1192.90
1174.70
1189.55
1245.55
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1232.00
1244.50
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1236.20
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1253.30
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1225.00
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1202.20
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1207.00
1207.75
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1212.60
1215.25
1218.70
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1224.40
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1200.20
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1181.90
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1189.20
1171.20
1174.20
1179.10
1237.60
1211.50
1217.90
1229.90
1214.80
1232.00
1245.30
1234.10
1238.30
1224.50
1204.50
1188.90
1186.50
1194.60
1193.98
1177.74
1185.80
1182.60
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1219.60
1222.30
1219.90
1190.50
1193.50
1198.40
1207.10
1218.50
1201.70
1218.10
1208.90
1187.50
1212.15
1197.99
1213.25
1217.75
1218.20
1221.00
1217.70
1185.50
1187.30
1191.00
1196.60
1211.25
1192.70
1213.25
1199.90
YâàâÜxá EG
18 |
*東京原油は夜間取引を含んだ価格。 *NY原油は中心限月。
東京原油
日
1
2
3
4
5
8
9
10
11
12
15
16
17
18
19
22
23
24
25
26
29
30
31
始値
高値
2015.5月限
安値
終値
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51340
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49940
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44560
43730
45670
44850
54700
54160
54610
53980
53600
53600
52700
50870
49970
49090
47840
47480
45040
46520
47400
47370
51130
50760
53170
52960
52340
52230
49910
49380
47760
47410
45100
44670
42530
43150
44420
44500
51470
53810
53220
53440
52640
52560
50160
50080
48510
47820
46940
44710
43490
45690
44930
47090
47540
46940
46110
46460
45920
47760
47110
46690
46880
46310
45930
45700
46110
45800
44270
46790
46250
46450
45900
44360
始値
2015.1月限
22日から2月限
高値 安値 終値 始値
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55.50
57.75
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69.32
68.23
68.22
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57.15
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58.73
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58.53
57.56
57.15
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66.67
66.80
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58.96
57.34
55.02
53.60
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54.05
54.20
55.13
55.06
55.07
69.00
66.88
67.38
66.81
65.84
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60.94
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55.93
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54.11
56.52
55.26
57.12
55.84
55.86
55.05
53.72
53.87
56.59
55.74
54.32
54.02
54.51
52.90
52.70
52.44
54.73
53.61
54.12
53.27
NY原油
118.79
118.29
119.16
119.72
119.61
121.75
120.59
119.63
117.78
118.57
118.25
117.78
116.29
118.57
118.79
119.50
119.98
120.64
120.20
120.20
120.31
120.62
119.43
ドル・円
高値
安値
終値
119.10
119.25
119.83
120.22
121.65
121.77
120.97
119.88
119.53
119.17
119.02
117.96
118.86
119.27
119.58
120.05
120.79
120.72
120.40
120.43
120.69
120.65
119.91
117.81
118.19
119.10
119.31
119.61
120.17
117.90
117.67
117.41
118.02
117.52
115.53
116.26
118.23
118.79
119.28
119.93
120.25
120.00
120.12
120.14
118.83
119.22
118.29
119.18
119.72
119.74
121.42
120.59
119.65
117.77
118.57
118.70
117.78
116.29
118.57
118.79
119.43
119.98
120.64
120.45
120.11
120.26
120.62
119.31
119.62
*シカゴ穀物は中心限月。
シカゴ大豆
2015.1月限
シカゴ・コーン 2015.3月限
ユーロ・ドル
日
始値
高値
安値
終値
始値
高値
安値
終値
始値
高値
安値
終値
1
2
3
4
5
8
9
10
11
12
15
16
17
18
19
22
23
24
25
26
29
30
31
1010.75
1017.00
995.50
998.50
1009.75
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1043.00
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1032.75
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1050.00
1034.25
1022.50
1027.00
1034.75
1029.00
1036.50
1036.50
1022.50
1022.00
999.50
1016.50
1040.75
1050.50
1050.00
1060.25
1048.25
1054.00
1055.00
1039.00
1034.00
1040.00
1035.75
1042.25
1048.00
1041.50
1006.50
995.00
983.75
991.50
1003.50
1030.00
1038.50
1027.75
1025.75
1031.50
1035.50
1021.50
1015.00
1024.00
1022.50
1025.25
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1025.50
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1010.50
1036.00
1043.75
1049.25
1032.00
1042.25
1047.25
1039.50
1023.50
1027.00
1035.00
1030.50
1038.25
1038.50
1028.75
386.00
389.00
381.50
381.75
388.75
394.00
389.50
394.25
393.75
397.25
407.50
407.75
405.75
408.00
410.75
409.75
411.00
413.50
391.50
391.00
382.50
390.50
396.00
399.75
396.00
398.25
401.00
410.00
412.50
411.50
410.00
414.00
411.25
414.25
415.75
415.00
383.00
380.75
377.25
380.25
386.00
389.50
387.50
389.25
392.25
397.25
405.00
404.00
403.50
407.00
405.00
408.50
410.50
405.75
389.75
381.25
382.00
389.75
395.00
390.25
395.25
393.75
398.50
407.50
408.50
406.00
408.25
411.00
410.50
411.75
414.00
407.75
1028.50
1045.75
1041.50
1035.50
1048.50
1061.75
1049.75
1041.50
1028.50
1039.00
1035.00
1017.50
1047.50
1041.75
1037.75
1019.25
410.25
414.00
411.75
406.00
415.00
417.00
412.75
406.50
405.75
410.75
406.00
396.00
414.75
412.75
406.50
397.00
1.2442
1.2466
1.2376
1.2306
1.2373
1.2284
1.2300
1.2369
1.2439
1.2404
1.2467
1.2431
1.2507
1.2336
1.2282
1.2216
1.2224
1.2167
1.2190
1.2218
1.2174
1.2147
1.2152
1.2502
1.2472
1.2387
1.2452
1.2389
1.2340
1.2443
1.2444
1.2491
1.2481
1.2474
1.2565
1.2511
1.2348
1.2298
1.2268
1.2241
1.2216
1.2215
1.2218
1.2217
1.2183
1.2166
1.2416
1.2373
1.2297
1.2278
1.2268
1.2243
1.2288
1.2358
1.2366
1.2380
1.2410
1.2430
1.2317
1.2262
1.2216
1.2212
1.2161
1.2165
1.2183
1.2164
1.2139
1.2120
1.2090
1.2464
1.2378
1.2304
1.2373
1.2279
1.2300
1.2369
1.2443
1.2404
1.2455
1.2431
1.2505
1.2336
1.2282
1.2218
1.2224
1.2167
1.2189
1.2215
1.2168
1.2147
1.2148
1.2091
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マンスリー予定表
マンスリー予定表(
予定表(経済・
経済・商品1
商品1月)
9日(金) 12月の米失業率
12月の米非農業部門就業者数
12月の中国消費者物価指数(前年比)
12月の中国卸売物価指数(前年比)
12日(月) 12月の米労働市場情勢指数
1月1日現在の米農務省・穀物需給報告
米農務省・穀物四半期在庫報告
日本市場休場(成人の日)
13日(火) 12月の米財政収支
12月の中国貿易統計
米エネルギー情報局(EIA)・石油市場月報
14日(水) 12月の米小売売上高
米地区連銀景況報告
15日(木) 12月の米卸売物価指数
1月のニューヨーク連銀・製造業景況指数
1月のフィラデルフィア連銀・製造業景況指数
石油輸出国機構(OPEC)・石油市場月報
16日(金) 12月の米消費者物価指数
12月の米鉱工業生産指数
12月の米設備稼働率
1月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値
12月のユーロ圏消費者物価指数・確定値(前年比)
国際エネルギー機関(IEA)・石油市場月報
19日(月) 米国市場休場(キング牧師誕生日)
20日(火) 米大統領・2015年度一般教書演説
昨年第4四半期の中国GDP(前年比)
12月の中国小売売上高(前年比)
12月の中国鉱工業生産指数(前年比)
日銀政策委員会・金融政策決定会合(21日まで)
21日(水) 12月の米住宅着工件数
日銀政策委員会・金融政策決定会合
22日(木) 1月の米製造業PMI(購買担当者景況指数)・速報値
欧州中央銀行(ECB)定例理事会
ECB記者会見
1月のユーロ圏総合PMI(購買担当者景況指数)・速報値
1月のユーロ圏製造業PMI(購買担当者景況指数)・速報値
23日(金) 12月の米中古住宅販売件数
12月の米景気先行指数
1月の中国PMI(製造業購買担当者景況指数)・速報値(HSBC)
25日(日) ギリシャ総選挙
26日(月) 12月の日本貿易統計
27日(火) 12月の米耐久財受注
11月のS&P/ケース・シラー米住宅価格指数(前月比)
11月のS&P/ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
12月の米新築住宅販売件数
1月の米消費者信頼感指数
米連邦公開市場委員会(FOMC、28日まで)
28日(水) 米連邦公開市場委員会(FOMC)・声明発表
30日(金) 昨年第4四半期の米国内総生産(GDP)・速報値
1月のシカゴ購買部協会景況指数
1月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・確定値
1月のユーロ圏消費者物価指数・速報値(前年比)
・上記の予定は予告なく変更される事があります。
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重要事項のご
重要事項のご説明
のご説明
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ん。ご利用になりたい場合は、後述のお問い合わせ先にご連絡ください。
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自身の判断と責任によりお取引下さい。
※ 当社必要証拠金の額は1枚当たり最高で 300,000
300,000 円、手数料は1枚当たり最高で 23,328 円(税込)となりますが、
相場の変動によって変更される場合もあります。詳しくはその都度お問い合わせ下さい。
(平成27年1月5日現在)
※ 当社お客様相談窓口
(東京本社)℡01200120-770770-266
※ 日本商品先物取引協会相談センター ℡0303-36643664-6243
※当社の企業情報は本・支店及びHP、並びに日本商品先物取引協会のHPでご覧頂けます
当社HPアドレス
http://www.daihttp://www.dai-ichi.co.jp/
日本商品先物取引協会 http://www.nisshokyo.or.jp/
http://www.nisshokyo.or.jp/
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0303-34623462-8056)までご一報ください。土・日・祝を除く毎日 24 時間体制でお応えしております。
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