私のひとり旅︻読者参加企画︼思い出の地や懐かさを感じる場所は人それぞれ。今回は高校時代の修学旅行で宮崎に行ったという宗安さんが、一ツ葉有料道路日向灘日南線都城へ青島、はにわ⋮記憶を辿る半世紀も前に修学旅行で訪れた宮崎。色あせた数枚の写真の中の記憶でしかないが、今回、記憶を辿って宮崎の年の歩みを確かめようと、懐古の旅に出ることにした。まずは空港から路線バスで分あまりの青島へ。あいにくの雨模様で観光客もまばら、んによると本殿は火災で全焼し、年前に再れ、そのほぼ中央に青島神社が鎮座。巫女さ周囲１・５㎞の島を囲み、亜熱帯植物に覆わかえって旅情を誘う。奇岩﹁鬼の洗濯板﹂が 20 日豊本線宮崎市 2km 青島飫肥へ N 48 夕飯はフロントに薦められるままに炭火串焼﹁らくい﹂へ。名物もも焼き、チキン南蛮、宵の宿へ向かうことにした。なアングルで記念撮影をし、予定を変更。今けた。セルフタイマーを使い当時と同じようすら覚える。突然の雨がさらに追い打ちをかで多くのはにわに囲まれていると、不気味さ格さえ感じられた。ひとけのない静寂の園内わはレプリカだそうだが、長年の時を経て風や土偶が点在する﹁はにわ園﹂がある。はに角の緑深い林の中に４００体あまりのはにわれた﹁八紘一宇﹂の文字が印象的だ。その一はっこういちう念して建てられた平和の塔が目に入る。刻ま長い石段を登り詰めると紀元２６００年を記次は青島駅からターミナルの宮崎駅へ。西口からバスで平和台公園に向かう。林の中の募った。が、８年前に閉園したらしく一抹の寂しさが道を南下するとサボテン公園のはずだったを祈って手を合わせる。記憶では青島から国建されたそうだ。縁結びの神様だが旅の無事 40 崎道宮動車自青島神社・鬼の洗濯板 220 亜熱帯植物が茂る中に鎮座する青島神社線清武本豊日宮崎空港清武IC 炭火串焼らくい宮崎科学技術館 269 東九州自動車道当時とほぼ同じ場所で撮影。思い出が蘇る 4万180円宮崎神宮 10 宮崎宮崎空港 IC 合計宮崎宮崎県庁宮崎市役所南宮崎フローランテ宮崎宮崎神宮 3万6160円各交通費と宿代 70円チキン南蛮など） 30 で夕食（もも焼き、「らくい」 0円 54 館入館料宮崎科学技術 0円 31 崎入園料フローランテ宮 100円くじ購入宮崎神宮でおみ 3 心の中の宮崎は〝今〟再びの修学旅行へ宗安寛治さん︵東京都在住︶ 48年前の鬼の洗濯板にて延岡へシーガイア平和台公園お小遣い帳年の時を経て、﹁再びの修学旅行﹂へと出かけました。 48 羽田空港から宮崎空港まで飛行機で1時間50分 106 長年の時を経たはにわは苔むしていたセルフタイマーを使い同じポーズで撮影 2日目は宮崎科学技術館へ。社会科見学気分で楽しんだ皆さまからのプランをお待ちしています！「私のひとり旅」では、あなたのとっておきの旅プランを募集しています。鉄道旅、趣味の旅、誰かに会いに行く旅など、旅行のスタイルは問いません。あなたにしかできないこだわりのひとり旅をしていただき、その旅の模様をレポートして下さい。平和台公園へいわだいこうえん ☎0985-35-3181 宮崎県宮崎市下北方町越ヶ迫6146 見学自由無休 JR宮崎駅から平和台公園行きバスで 30分、平和台公園バス停下車徒歩5分以下の所定事項をご記入の上、郵送・FAX・メールにてご応募下さい［①名前（フリガナ） ②住所 ③電話番号 ④FAX番号 ⑥Eメールアドレス ⑤読者番号（11桁） ⑦生年月日 ⑧性別 ⑨ご職業 ⑩あなたの旅行プラン（ルートや予算などなるべく具体的に）］フローランテ宮崎フローランテみやざき ☎0985-23-1510 宮崎県宮崎市山崎町浜山414-16 9∼17時火曜 JR宮崎駅から宮崎交通路線バス18番線で25分、フローランテ宮崎バス停下車徒歩すぐ応募先郵送▶〒162-8446 東京都新宿区払方町25-5 JTBパブリッシングノジュール「読者投稿」係 F A X▶ 03-6888-7839 メール▶ [email protected] らくい ※いずれも「ノジュール私のひとり旅」と明記のうえ、お送りください。英国式庭園。美しい芝にしばし時を忘れてくつろぐ半熟親子丼など歯ごたえ豊かな鶏三昧。味もさることながら娘のゴルフの応援に駆けつけたという隣席のご夫妻と話が弾み、楽しいひと時を過ごした。晴天下で英国式庭園を散策翌日は打って変わっての小春日和。散歩がを覗いてみることに。てら、﹁宮崎科学技術館﹂Ｈ１ロケット実物大模型が出迎えてくれるこちらは、体験を通して科学を学ぶことのできる施設で、こういうところは旅先でないとまず目が向かないものだ。童心に還り思いっきり楽しんだ。次は新しい宮崎を感じるために、宮崎市街地北部の自然とリゾートが融合している﹁一ツ葉地区﹂を目指す。花と緑の﹁フローランテ宮崎﹂の園内でのんびりと過ごし、心地よい風が吹き抜ける黒松林を進むと、イギリスのトップガーデンデザイナー、ロビン・ウィリアムズが設計、監修したという英国式庭園﹃不思議の国のアリス﹄の世界にが現れた。迷い込んだようだ。カフェも併設されていて ※2014年11月26日取材イギリス風に優雅なティータイムを楽しむのも良さそうだ。窓から眺める手入れの行き届いた芝生の緑が陽に生えて美しかった。最後は神武天皇を祭る﹁宮崎神宮﹂へ。神社周辺は大きな森に包まれ荘厳な雰囲気が漂い、身が引き締まった。境内のおみくじからは﹁其の内に悪い運気去って幸せの時が来ます﹂とのお告げ。パワーをもらって神宮駅から空港へと向かった。思い出の地、宮崎は人も温かく、再び来てよかったとしみじみ感じる旅だった。 107 nodule 2015 January ☎0985-41-7270 宮崎県宮崎市宮崎駅東1-5-2 17∼24時無休 JR宮崎駅から徒歩すぐ