FAO シリア事務所長 日比絵里子 が語る 「シリアで今なぜ農業支援が必要なのか」 2011 年に始まったシリアの危機は 5 年目を迎え、人道危機は深刻化する一方です、国外 に脱出した難民が 380 万人を越え、国内に残っていると推定される 1820 万人のシリア人の 多くも、十分な食料を確保できない厳しい状況に面し「食料不安」が拡大しています。その 一方で戦火の恐怖に怯えながらも、何とか自らの生活を維持しようと懸命な努力を続けてい る人も少なくありません。 国連や人道支援機関によってシリアの人々に対し、様々な、人道的支援活動が行われてきていま す。FAO は、その専門的技術を活かし、危機下にあっても食料の生産が継続できるよう、小規模農 家や農村コミュニティを支援しています。具体的には、小麦の種もみや野菜の種、ニワトリなどの配布 や、家畜の疫病予防などを実施しています。短期的に消費する食べ物の確保だけでなく、地域住民 が食料生産を継続することにより、危機に対する対応能力(レジリエンス)を強化できるようにすること が目的です。2011 年 3 月以来、日比は現地事務所長としてその陣頭に立っており、今回、シ リアの人々が置かれている現状と、FAO が実施している支援活動の状況を直接皆様にご報告 します。 記 日時: 2015 年 3 月 18 日(水) 15:30 – 17:30 会場: 国連大学 5 階コミッティルーム2 〒150-8925 東京都渋谷区神宮前 5-53-70 言語: 日本語 お申し込み: 3 月 17 日(火)までに、お名前、ご所属、ご連絡先を記入のうえ下記 のメールアドレスまでお申し込みください。 メールアドレス:[email protected] お問い合わせ先 FAO 駐日連絡事務所 TEL 045-222-1101 FAX 045-222-1103
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