中期経営計画 - 住友電気工業

2007年5月17日
新中期経営計画 “12VISION”
社長 松本 正義
-
GLORIOUS EXCELLENT COMPANYの実現に向けて
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
E X C ELLE N T
2005年度に続き、売上高・営業利益・経常利益・純利益いずれも過去最高を達成
(単位:億円)
売
上
“ 1 2 VI SI ON ”
新 中 期 経 営 計 画
2005 年度
2006 年度
2006 年 度
前年比
実 績
中間公表
実 績
増減率
高
20,071
23,000
23,844
+ 19%
営
業
利
益
1,055
1,150
1,287
+ 22%
経
常
利
益
1,132
1,250
1,454
+ 28%
当
期
純
利
益
583
620
760
+ 30%
設
備
投
資
額
1,218
1,280
1,199
▲ 2%
減
価
償
却
費
872
950
998
+ 14%
研
究
開
発
費
644
680
684
+ 6%
-
GL O R I O U S
2006年度 連結業績ハイライト
R
O
A※
7.9%
7.9%
8.8%
+ 0.9%
R
O
E
7.8%
7.5%
8.9%
+ 1.1%
※ROA =営業利益/期中平均使用資本
住友電気工業株式会社
1
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
E X C ELLE N T
税制改正の影響を除けば、実質的に3期連続で過去最高益を達成する見通し
(単位:億円)
売
上
“ 1 2 VI SI ON ”
新 中 期 経 営 計 画
2006 年度
2007 年 度
前年比
実 績
予 想
増減率
高
23,844
24,000
+ 1%
営
業
利
益
1,287
1,250
▲ 3%
経
常
利
益
1,454
1,400
▲ 4%
当
期
純
利
益
760
800
+ 5%
設
備
投
資
額
1,199
1,300
+ 8%
減
価
償
却
費
998
1,050
+ 5%
研
究
開
発
費
684
720
+ 5%
-
GL O R I O U S
2007年度 連結業績予想
R
O
A※
8.8%
8.2%
▲ 0.6%
R
O
E
8.9%
8.4%
▲ 0.5%
※ROA =営業利益/期中平均使用資本
住友電気工業株式会社
2
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
コスト低減
品種構成 他
1,055億円
1,287億円
価格低下
1,350
△100
売上数量
+266
資材価格
売上数量
+404
△413
+43
+167
-
資材価格
“ 1 2 VI SI ON ”
新 中 期 経 営 計 画
1,250億円
コスト低減 減価償却
品種構成 他 変更等
価格低下
GL O R I O U S
E X C ELLE N T
営業利益の増減益要因 ~2006年度/2007年度
△430
△79
【FY2005】
+337
【FY2006】
【FY2007E】
住友電気工業株式会社
3
GL O R I O U S
“ 1 2 VI SI ON ”
新 中 期 経 営 計 画
“07Vision”に係る進捗状況
“07Vision”に係る進捗状況
営業利益・ROE・ROA目標値の達成度合い(億円)
営業利益・ROE・ROA目標値の達成度合い(億円)
営業利益
営業利益
電線・機材・エネルギー
情報通信
情報通信
電線・機材・エネルギー
RO A
„ 原料価格高騰の中、自動車事業を中心に多くの主要セ
自動車
産業素材他
エレクトロニクス
エレクトロニクス
自動車
産業素材
グメントで目標利益を達成
RO E
8.9%
8.8%
E X C ELLE N T
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
中期経営計画“07Vision”の進捗報告
7.9%
6.6%
7.8%
1,287
„ 自動車 セグメント
8.0%
„ 日系メーカー内でのシェア向上により超過達成
„ VWBNの買収で欧州市場での足掛かりを構築
8.0%
1,200
„ ハーネスのグローバル20を達成
„ 情報通信 セグメント
„ 価格下落要因等により目標値は未達となるが、大幅
1,055
580
5.4%
4.0%
500
„ エレクトロニクス セグメント
„ FPC、GaNなどの新製品需要が牽引して目標値達成
814
126
482
200
119
2003年度
2004年度
な業績改善を実現
2005年度
223
207
88
261
247
2006年度
07V(当初 )
„ 電線・機材・エネルギー セグメント
„ 構造改革とアライアンスの成果確保で目標値達成
„ 産業素材 セグメント
„ 設備投資・海外関連需要の取り込みにより目標値を
超過達成
„ 目標営業利益を前倒し達成
„ 07Visionの当初目標営業利益を1年前倒し達成
„ 更なる成長の追求と高収益化に主眼においた
“12Vision”を策定した
住友電気工業株式会社
4
07Vision
07Vision から12Vision
から12Vision へ
へ
成長戦略
住友事業精神、経営理念を常に事業推進の基盤
におきながら、「07Vision」、さらには「12Vision」を
達成することにより、GloriousでExcellent な企業
グループの実現を目指します
E X C ELLE N T
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
新中期経営計画“12Vision” ~ 成長戦略
Glorious
Excellent
Company
ポートフォリオ 5事業分野
“07Vision”
(第一次5カ年計画)
GL O R I O U S
[連結目標]
売上高:
営業利益:
ROA1:
当初
2兆円
1,200億円
8.0%
電線・機材・
エレクトロニクス
エネルギー
営業企画
“12Vision”
コーポレート
スタッフ
研究
産業素材
開発
製造 情報通信
(第二次5カ年計画)
新 中 期 経 営 計 画
“ 1 2 VI SI ON ”
-
自動車
成長戦略
Global Presenceの向上
„ 海外拠点(製造、R&D、販売、物流)拡充
„ 他社との協業 戦略的展開
Top Technologyの強化
„ Q・C・D・Dで世界の競合を凌駕
(品質)(コスト)(デリバリー)(開発)
„ 知財(IP)活用
Global Best3作戦
„ 製品群の選択と集中
„ 売上(または技術力、収益力など)世界ベスト3へ
„ ベスト3に入らない製品については、撤退も視野
1
ROA=営業利益/期中平均使用資本
住友電気工業株式会社
5
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
E X C ELL E N T
“07Vision”
(2003-2007年度)
“12Vision”
(2008-2012年度)
個別問題解決型の
利益回復フェーズ
持続的成長に向けた
戦略的取り組み
「成長に向けたギア・チェンジ」
「戦略性の強化」
„ 「守りのリストラ」からの転換
„ 収益性を意識した成長型ポートフォリオの構築
„ グローバル成長企業としての基盤固め
„ 資本・財務戦略の徹底による企業体質の強化
„ 積み上げ方式による成長計画
„ グローバル・グループ経営の最適化
新 中 期 経 営 計 画
“ 1 2 VI SI ON ”
-
GL O R I O U S
新中期経営計画“12Vision” ~ 全体構想
(既存事業の延長線上の事業計画)
住友電気工業株式会社
6
“12Vision”における数値目標
“12Vision”における数値目標 (億円)
(億円)
2009年度目標
24,000
25,200
30,000
営業利益
(営業利益率)
1,2501
(5.2%)
1,5001
(6.0%)
2,100
(7.0%)
当期利益
(当期利益率)
800
(3.3%)
920
(3.7%)
1,300
(4.3%)
8.4%
8.0%2
10.0%
GL O R I O U S
-
ROE
“ 1 2 VI SI ON ”
新 中 期 経 営 計 画
2007年度予想
“12Vision”
2012年度目標
売上高
E X C ELLE N T
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
新中期経営計画“12Vision” ~ 数値目標
売上高3兆円、営業利益率7%、ROE10%の水準を目指す
1
2
税制改正による減価償却費の増加等により100億円の減益要因が生じている
2008年度に償還予定の第6回無担保転換社債が2007年3月31日時点で473億円あり、当該転換社債の普通株式への転換による影響を加味している
住友電気工業株式会社
7
営業利益、ROEの数値予想
営業利益、ROEの数値予想 (億円)
(億円)
自動車
情報通信
エレクトロニクス
電線・機材・エネルギー
産業素材
営業利益率
7.0%
6.0%
5.4%
E X C ELLE N T
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
新中期経営計画“12Vision” ~ 数値目標(セグメント別)
2,100
5.2%
1,500
1,287
100
1,250
税制改正による減価
償却費の増加等を除く
GL O R I O U S
100
580
126
620
1,600
・・・・・・・・・
180
240
・・・・・・・・・
119
170
90
130
261
250
280
2006年度
2007年度 予想
2009年度 目標
2012年度 目標
8.9%
8.4%
8.0%
10.0%
新 中 期 経 営 計 画
-
120
1,350
“ 1 2 VI SI ON ”
200
670
ROE
1
2008年度に償還予定の第6回無担保転換社債が2007年3月31日時点で473億円あり、当該転換社債の普通株式への転換による影響を加味している
住友電気工業株式会社
8
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
E X C ELLE N T
セグメント別営業利益目標
セグメント別営業利益目標
“12Vision” - 2012年度目標
2007年度予想
産業素材他
20%
産業素材他
20%
電線・機材・
エネルギー
7%
自動車
49%
エレクトロニクス
14%
情報通信
10%
合計:1,250億円
自動車
30%
電線・機材・
エネルギー
10%
エレクトロニクス
20%
情報通信
20%
合計:2,100億円
新 中 期 経 営 計 画
“ 1 2 VI SI ON ”
-
GL O R I O U S
新中期経営計画“12Vision” ~ 成長戦略 – 事業ポートフォリオ戦略
全事業セグメントのコア事業化と特定事業依存からの脱却
バランスのとれた事業ポートフォリオを目指す
住友電気工業株式会社
9
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
E X C ELLE N T
GL O R I O U S
“ 1 2 VI SI ON ”
新 中 期 経 営 計 画
新中期経営計画“12Vision” ~ 財務戦略
財務戦略の徹底による企業体質の強化
財務戦略の徹底による企業体質の強化
【2012年にむけた財務目標】
R
O
E:10%
株主資本比率:50%
Glorious Excellent Company
に相応しい財務体質の更なる強化
住友電気工業株式会社
10
ROE
ROE –– 配当性向(連結)の推移/見通し
配当性向(連結)の推移/見通し
配当性向
8.9%
7.8%
30.0%
23.3%
5.4%
20.8%
17.0%
4.0%
17.0%
N.M
新 中 期 経 営 計 画
“ 1 2 VI SI ON ”
-
GL O R I O U S
ROE
10.0%
E X C ELLE N T
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
新中期経営計画“12Vision” ~ 株主還元策
2002年度
2003年度
2004年度
2005年度
2006年度
2012年度 目標
株主への還元強化 – 配当性向の向上
株主資本利益率(ROE)の向上
ROE目標: 10%
配当性向目標(連結): 30%
住友電気工業株式会社
11
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
“07Vision”におけるグループ運営
“07Vision”におけるグループ運営
“ 1 2 VI SI ON ”
新 中 期 経 営 計 画
“12Vision”でのグループ戦略
“12Vision”でのグループ戦略
独立性の尊重
グローバル・グループ経営の最適化
„ 事業本部単位での管理・運営
„ 住友電工グループとしての管理・運営
„ 事業本部単位での最適化
„ 住友電工グループとしての最適化
関連会社を含めた、住友電工グループ全体の最適化を実現する
GL O R I O U S
E X C ELLE N T
新中期経営計画“12Vision” ~ グループ経営の最適化
ヒト
グローバル経営を担う人材育成
人材の流動化・活性化
モノ
子会社の削減・再編
調達、生産、物流の集約・効率化
ITインフラの強化、共有化
カネ
「部分最適」から
「全体最適」へ
チエ
製造技術の伝承・グローバル展開
環境技術の共有化
知財管理の徹底
運転資産の圧縮
会計制度の統一
ブランド
住友の事業精神の浸透
企業CIの確立
住友電気工業株式会社
12
高度化する自動車メーカーからの要求への対応 ~
住友電装と共同でカビンド(伊)から欧州の一部地域のハーネス事業を取得(2001年3月)
ハーネス事業の
競争力強化
カルソニックカンセイからハーネス事業を取得(2002年5月)
京信(韓)に住友電装と共同で出資(2004年5月)
GL O R I O U S
フォルクスワーゲン・ボードネッツェ(独)の買収(2006年3月)
住友電装の完全子会社化(2007年8月)
2007
“ 1 2 VI SI ON ”
新 中 期 経 営 計 画
Power & LAN & Module
ハーネスのエレクトロニクス化
集中
E X C ELLE N T
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
新中期経営計画“12Vision” ~ 自動車セグメントでの集中と選択の事例
更なる選択と集中の加速
2012
ブレーキ事業をアイシン精機に譲渡(2007年10月)
選択
ブレーキ事業の
譲渡
住友電気工業株式会社
13
完全子会社化の効果
完全子会社化の効果
ワイヤー・ハーネス事業の現状
ワイヤー・ハーネス事業の現状
製品の流れ
その他
自動車メーカー
部品
ワイヤーハーネス
SEI
„ グループ内での連携強化による差別化推進
„ 経営の一元化
両社での重複機能
„ SEIのガバナンス浸透
企画
購買
„ 物流
„ 関係会社管理
„ 経営の透明性向上
„
„
GL O R I O U S
ワイヤーハーネス
2007年8月に
完全子会社化へ
„ 重複機能の効率化
„ 企画、購買、物流、関係会社管理、
SWS
[共同出資会社]
100%
製造会社他
(海外42社、国内20社)
„ 関係会社管理
„ 複雑な資本関係の整理
“ 1 2 VI SI ON ”
新 中 期 経 営 計 画
出資関係
„ ワイヤーハーネス事業の更なる強化
„ 意思決定の迅速化
E X C ELLE N T
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
新中期経営計画“12Vision”
~ 住友電装の完全子会社化について
40%
60%
海外拠点他
(海外52社、国内2社)
情報システム 等
— SWSの製造以外の機能をSEIへ移管
„ 企業価値の向上
„ シナジーの最大化
住友電気工業株式会社
14
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
E X C ELLE N T
売上高/営業利益(億円)
売上高/営業利益(億円)
売上高
ハーネス
自動車セグメントの基本戦略
自動車セグメントの基本戦略
東海ゴム他
12,000
営業利益
10,959
1,000
11,400
11,230
8,952
670
8,000
„ 日系メーカーからの安定した受注獲得
800
„ 非日系市場におけるシェア15%獲得
700
„ M&Aの検討
620
580
7,664
600
8,165
511
6,000
5,834
500
400
4,000
300
“ 1 2 VI SI ON ”
„ 環境変化への対応
„ グローバルプラットフォームへの対応
„ 環境・安全・軽量化技術の開発
„ ネットワーク化、ソフト開発
200
2,000
新 中 期 経 営 計 画
„ ハーネス・グローバルシェア25%の達成
900
10,000
-
GL O R I O U S
新中期経営計画“12Vision” ~ 成長戦略 – 自動車セグメント
3,118
3,295
„ グループ力を活かした高収益化
3,065
100
0
0
2005年度
2006年度
2007年度
(66)
„ 調達力の強化と物流費削減
2009年度
(65)
2007年度下期以降、
ブレーキ事業は連結対象外
注: グラフ下段の括弧内数値は税制改正による減価償却費の増加等による影響額
住友電気工業株式会社
15
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
E X C ELLE N T
GL O R I O U S
新中期経営計画“12Vision” ~ 成長戦略 – 情報通信セグメント
売上高/営業利益(億円)
売上高/営業利益(億円)
売上高
情報通信セグメントの基本戦略
情報通信セグメントの基本戦略
フォトニクス
ファイバ・ケーブル
コミューチュア
ネットワークシステム
営業利益
その他
300
4,000
3,480
3,368
834
„ 光ファイバ
915
200
962
256
501 135
831
419 126
150
323 120
439
100
865
-
バー1の実現へ
“ 1 2 VI SI ON ”
50
„ ネットワーク機器
826
— アクセス機器に加えサービス端末拡充(STB、HGW)
296
0
2006年度
— 10G製品群拡充・シェア拡大とSONET/SDHからイー
サネットへの事業領域拡大によりグローバルナン
0
2005年度
野
„ 光部品
880
946
— 国内FTTH市場でトップシェア堅持、安定収益確保
— 低コストファイバで欧米・中国拡大、アライアンスも視
306
1,000
新 中 期 経 営 計 画
海外FTTH事業立ち上げ・拡大
2,900
180
2,000
→世界有数の総合光関連製品メーカーへ
機器・デバイス事業に資源投入
3,331
250
3,000
„ FTTH世界拡大、NGN構築の進展
2007年度
2009年度
(9)
(10)
— 中国市場展開
注: グラフ下段の括弧内数値は税制改正による減価償却費の増加による影響額
住友電気工業株式会社
16
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
E X C ELLE N T
売上高/営業利益(億円)
売上高/営業利益(億円)
売上高
“ 1 2 VI SI ON ”
新 中 期 経 営 計 画
電子ワイヤー
FPC
エレクトロニクス・セグメントの基本戦略
エレクトロニクス・セグメントの基本戦略
半導体
営業利益
その他
3,500
400
3,250
350
3,500
3,000
„ 成長分野(携帯、液晶(FPD)、ストレージ)向け製品の
拡大
„ ベトナム新拠点、中国拠点増強等グローバル対応強化
„ 電子ワイヤー
300
2,400
2,500
2,230
240
2,000
250
200
200
170
1,500
578
150
496
1,000
456
230
612
753
100
50
824
0
0
2005年度
2006年度
— 携帯・液晶・HDD分野での部品実装・モジュール化ビ
„ 半導体
— GaN基板優位性維持とエピ・デバイスへの展開
236
170
500
ローバルな生産拡大
ジネス拡大
599
137
— 携帯電話用極細同軸、薄型TV・ゲーム機用FFCのグ
„ FPC
762
1,837
751
-
GL O R I O U S
新中期経営計画“12Vision” ~ 成長戦略 – エレクトロニクスセグメント
2007年度
2009年度
(4)
(5)
„ 新規事業
— PTFE多孔膜をベースに水処理ビジネスへ本格参入
— 当社独自の製法による血糖値測定用化学センサ(必
要採血量世界最小)を製品化
— 新規分野へのビジネス参入にM&A、協業の検討
注: グラフ下段の括弧内数値は税制改正による減価償却費の増加による影響額
住友電気工業株式会社
17
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
E X C ELLE N T
GL O R I O U S
新中期経営計画“12Vision” ~ 成長戦略 – 電線・機材・エネルギーセグメント
電線/機材/エネルギー・セグメントの基本戦略
電線/機材/エネルギー・セグメントの基本戦略
売上高/営業利益(億円)
売上高/営業利益(億円)
売上高
導電製品
電力線
巻電
営業利益
„ 既存事業の安定収益化
住友電設他
5,500
200
5,060
5,018
4,920
5,000
180
4,500
4,000
1,326
1,349
160
3,737
130
3,500
600
843
119
615
140
— 海外、特にアジア地域への積極的展開
483
1,274
100
„ エネルギー・資源・環境分野を中心とした新規事業開拓を
1,534
80
2,000
826
目指す
60
“ 1 2 VI SI ON ”
収益性向上と安定収益化
„ 新規収益源の開拓
90
1,500
新 中 期 経 営 計 画
— 事業体制の更なる構造改革、コスト圧縮等による
120
3,000
2,500
„ 成熟から再び成長への展開転換を目指す
40
1,000
1,585
1,795
15
1,585
20
500
0
0
2005年度
2006年度
2007年度
(4)
2009年度
— アジア他でJV検討等高圧電力ケーブル海外事業展開
— 超電導ケーブル、超電導応用機器
— 熱制御デバイス
— 電装用超耐加工巻線、他
(5)
注: グラフ下段の括弧内数値は税制改正による減価償却費の増加による影響額
住友電気工業株式会社
18
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
E X C ELLE N T
売上高/営業利益(億円)
売上高/営業利益(億円)
売上高
“ 1 2 VI SI ON ”
新 中 期 経 営 計 画
産業素材セグメントの基本戦略
産業素材セグメントの基本戦略
粉末合金
特殊線
アライドマテリアル
焼結製品他
営業利益
„ コア技術のさらなる強化(新材料開発、加工技術、原料リ
サイクル技術 等)と、グローバルベスト3製品を目指した
500
3,500
3,040
2,955
3,080
2,649
400
847
886
2,500
683
1,500
1,000
280
261
254
707
300
250
600
„ アライドマテリアル
— 鉱石ソース確保とリサイクル技術確立による原料の
533
安定確保
100
811
886
0
2006年度
2007年度
(17)
— アジア地域製造拠点の強化
„ 焼結製品
0
2005年度
— グローバルシェア拡大・弱点補強のためのアライアン
— 光学・ダイヤエレ製品を強化し新事業創出
200
575
648
— 高機能鋼線のグローバルサプライヤーへ
ス実行
626
500
— 自動車関連事業に注力
„ 粉末合金
842
2,000
重点領域への資源集中投入
„ 特殊線
3,000
-
GL O R I O U S
新中期経営計画“12Vision” ~ 成長戦略 – 産業素材セグメント
— VVT部品やコモンレール部品等自動車の環境対応
2009年度
機器市場での拡販
(15)
— 欧州・インドでの展開
注: グラフ下段の括弧内数値は税制改正による減価償却費の増加による影響額
住友電気工業株式会社
19
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
E X C ELLE N T
2012年度の売上高新製品比率30%を目指す
“ 1 2 VI SI ON ”
新 中 期 経 営 計 画
革新的低環境負荷型素材・
システム技術へのチャレンジ
環境・資源に優しい
材料イノベーション
超電導線材・ケーブル
薄膜線材
超電導限流器
電線・機材・
エネルギー
産業素材
環境自動車向け部品
船舶用超電導モータ
環境・資源
水処理装置
薄型高性能モータ ダイヤデバイス
次世代安全・環境自動車に
向けた材料イノベーション
Mg合金
Global presenceの向上
自動車
-
GL O R I O U S
新中期経営計画“12Vision” ~ コア技術を活用した新規事業領域への展開
Top technologyの強化
エレクトロニクス
高密度電池材料・薄膜電池
環境・資源に優しい
材料イノベーション
GaN/AlN基板・エピ
パワーデバイス
広帯域近赤外光源
無線ブロードバンド機器
無線アンプ・デバイス
安心安全・
ユビキタス
情報通信
ライフサイエンス
血糖値
診断・治療用
レーザと光ファイバ センサーチップ
ビジュアル対話ソフト
通信・放送融合と固定・無線統合
に対応する中継器・ユビキタス端末・
ITS機器への展開
近赤外センサ 高機能ガラス
青紫レーザダイオード
光分岐ネットワーク (PON) ファイバレーザ
フォトニックデバイス
光配線
次世代光通信事業への展開
光技術を活用した
非通信収益事業の創出
住友電気工業株式会社
20
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
E X C ELLE N T
設備投資6千億円+研究開発4千億円=5年で先行投資1兆円
設備投資
„ コア事業における需要動向を踏まえた機動的な投資
„ 重点分野を中心にメリハリのある投資を実施
6,000億円
„ グローバル展開の加速をサポートする、グローバル生産/営業体制の構築
5年間累計
„ 海外投資3,000億円を想定
„ 新たな成長軸の育成をより積極的にサポート
„ 新規事業関連投資1,300億円を想定
„ ものづくり強化(生産技術と要素技術の開発を強力に推進)によりトップレベルのQCDD達成
新 中 期 経 営 計 画
“ 1 2 VI SI ON ”
-
GL O R I O U S
新中期経営計画“12Vision” ~ 設備投資 / 研究開発
„ 合理化、IT化、生産革新を推進
研究開発費
<2012年度の売上高新製品比率30%を目指す>
„ 研究所間や外部研究機関との連携による新製品開発の効率化
„ 既存事業における新製品の拡大及び新技術の開発に3,000億円投入
4,000億円
5年間累計
„ コア事業を活用した新規事業領域への展開に1,000億円投入
住友電気工業株式会社
21
住友電工グループ社会貢献基本理念
「住友事業精神」、「住友電工グループ経営理念」
に則ったキーワード
よりよい社会
環境づくり
E X C ELLE N T
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
“Glorious Excellent Company”の実現に向けて ~ CSRへの取り組み
技術の重視
GL O R I O U S
1.人材育成、研究・学術振興、環境保全に資する
取り組みをグローバルに推進します
-
2.国内外の事業拠点において地域に密着した
社会貢献活動を推進します
3.社員の社会貢献活動に対して
継続的な支援を行います
“ 1 2 VI SI ON ”
新 中 期 経 営 計 画
人材の尊重
社会貢献活動の事例
1. 「住友電工グループ奨学・学術振興基金(仮称)」の創設
2008年12月を目途に、国内外における人材育成支援と学術・研究助
成を目的とする基金を設立
2. 障害者雇用特例子会社の設立
2008年度を目途に障害者の方を雇用する「特例子会社」を当社グル
ープ会社と共同で設立
3. 社員の自発的な社会貢献活動に対する支援策の導入
(1)ボランティア休暇制度を2007年度から導入
(2)マッチング・ギフト制度1を本年度中に導入
4. 地域社会への貢献
(1)地域支援活動の推進
・地域の環境保全への貢献(地域清掃活動、緑化推進等)、
地域防災・安全活動の支援
・グランド、体育館等の会社施設の開放
(2)地域とのコミュニケーションの強化
・工場見学の受入や近隣地域の行催事等への参加・支援
・地域コミュニティ誌の発行
(3)教育・研修等への支援
・出前授業
・教員の企業体験研修や学生の社会体験実習等の受入等
創業110年を機に「住友電工社会貢献基本理念」を制定
“Glorious Excellent Company”としての社会貢献活動を推進
1
社員が外部の基金等に寄付を実施した場合に、会社もそれに合わせて同額を拠出する制度
住友電気工業株式会社
22
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
E X C ELLE N T
GL O R I O U S
“ 1 2 VI SI ON ”
新 中 期 経 営 計 画
将来情報についての注意事項
この資料に記載されております売上高及び利益等の計画のうち、過去または現在の事実に関するもの
以外は、当社グループの各事業に関する業界の動向についての見通しを含む経済状況、ならびに為替
レートの変動その他の業績に影響を与える要因について、現時点で入手可能な情報をもとにした当社グ
ループの仮定及び判断に基づく見通しを前提としております。
これら将来予想に関する記述は、既知または未知のリスク及び不確実性が内在しており、例として以下
のものが挙げられますが、これらに限られるものではありません。
・米国、欧州、日本その他のアジア諸国の経済情勢、特に個人消費及び企業による設備投資の動向
・米ドル、ユーロ、アジア諸国の各通貨の為替相場の変動
・急速な技術革新と当社グループの対応能力
・財務的、経営的、環境的な諸前提の変動
・諸外国による現在及び将来の貿易規制等
・当社グループが所有する有価証券等の時価の変動
従いまして、実際の売上高及び利益等と、この資料に記載されております計画とは大きく異なる場合が
あることをご承知おき下さい。なお、当社グループは、この資料の本リリース後においても、将来予想に関
する記述を更新して公表する義務を負うものではありません。
住友電気工業株式会社
23
新 中 期 経 営 計 画
“ 1 2 VI SI ON ”
-
GL O R I O U S
E X C ELLE N T
添付資料
住友電気工業株式会社
24
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
E X C ELLE N T
GL O R I O U S
“ 1 2 VI SI ON ”
新 中 期 経 営 計 画
2006年度セグメント別実績
2005年度
実績①
億円
売上高
2006年度
中間公表②
営業利益
売上高
実績③
営業利益
売上高
営業利益
車
8,952
511
10,280
447
10,959
580
情 報 通 信
3,368
135
3,470
140
3,331
126
エレクト ロニ
ク
ス
1,837
137
2,180
200
2,230
電 線 ・機 材 ・
エネル ギー
3,737
15
4,830
85
産 業 素 材他
2,649
254
2,860
274
自
動
消
去
合
計
(472)
20,071
3
1,055
(620)
23,000
4
1,150
中間公表比
③-②
前年同期比
③-①
売上高
営業利益
営業利益
69
679
133
(37)
(9)
(139)
(14)
200
393
63
50
0
5,018
119
1,281
104
188
34
2,955
261
306
7
95
(13)
(177)
(2)
(29)
(3)
(649)
23,844
1
1,287
2,007
売上高
3,773
232
844
137
住友電気工業株式会社
25
C O MP AN Y の 実 現 に 向 け て
E X C ELLE N T
2006年度
2007年度
年間実績①
億円
売上高
上期予想
営業利益
売上高
年間増減
下期予想
営業利益
売上高
年間予想②
営業利益
売上高
②-①
営業利益
売上高
営業利益
車
10,959
580
5,606
312
5,624
308
11,230
620
271
40
情 報 通 信
3,331
126
1,285
5
1,615
115
2,900
120
(431)
(6)
エレクトロニ
ク
ス
2,230
200
1,149
75
1,251
95
2,400
170
170
(30)
電線・機材・
エ ネル ギー
5,018
119
2,279
23
2,781
67
5,060
90
42
(29)
産業素材他
2,955
261
1,481
115
1,559
135
3,040
250
85
(11)
0
19
(1)
1,250
156
(37)
自
動
新 中 期 経 営 計 画
“ 1 2 VI SI ON ”
-
GL O R I O U S
2007年度セグメント別業績予想
消
去
合
計
(649)
23,844
1
1,287
(300)
11,500
0
530
(330)
12,500
0
720
(630)
24,000
住友電気工業株式会社
26