倒産情報2社

福岡
筑後
***塗装工事***
***OA機器販売等***
㈲テック塗装 慢性赤字
[S.R.平成17年1月号]
㈲テック塗装(資本金300万円、福岡市西区小戸
4-19-8、代表 深掘一徳氏、従業員4名)は、福
岡地裁より破産手続き開始の決定を受けた。
当社は、平成9年創業、同14年設立したもの
で、上村建設・毛利建設・白石建設等30社内外
を得意先に、好調時の平成18年8月期年商1億
0,942万円を計上していた。
事情通は、“当社は、代表が斯業経験を積んでか
ら33歳の時創業したもの。地区周辺の有力建設
会社を対象に強固な営業基盤を築いていた。”と語
っている。
その後の業績は、20年年商8,890万円・
利益/▲28万円、21年年商9,815万円・
利益/▲100万円、22年年商9,000万
円・利益/2万円と赤字状態が続き、遂に、行き
詰ったもの。
消息通は、“過去何回かの焦げ付きが発生し、平
成21年段階で既に1,292万円の債務超過に
陥っていた。”と語っている。
シーホース㈱ 業績不振
負債3,700万円
シーホース㈱(資本金300万円、久留米市国分町
1430-12、代表 松枝清隆氏、従業員4名)は、先
頃、事業を停止し、自己破産の申請準備に入った
事が判明した。
当社は、平成6年9月創設したもので、地区周
辺の学校関係及び官公庁等を対象にマルチメディ
アの保守メンテナンス及びコンピュータ機器の販
売を手掛け、好調時の平成19年3月期年商3億
6,000万円を計上していた。
事情通は、“当社は、現代表が福岡・龍王グルー
プシステムソフトを経て35歳の時創設したもの。
近年は、スマートフォンやタブレットPC等のア
プリ開発やパソコンOSのサポート等を手掛けて
いた。”と語っている。
しかし、近年は不安定な売上げが続き、収益面
も実質慢性赤字状態に陥っていたが、遂に、今回
の事態を招いたもの。
尚、申請代理人は塙信一弁護士(塙法律事務所、
久留米市)。