RD-M761 / RD-M581 / RD-M531

SI-5W00A-002-00
安全のために必ずお守りください。
ご使用方法
SI-5W00A-002
警告
● チェーンの洗浄には中性の洗浄液を使用してください。サビ落し等のアルカリ性
あるいは酸性の洗浄液を使用するとチェーンにダメージを与え、チェーン切れを
起こす場合があります。
● ナロータイプチェーンは必ずアンプルタイプ・コネクティングピンで連結してく
ださい。
● 2種類のアンプルタイプ・コネクティングピンがありますので、ご使用前に必ず
下記の表でご確認ください。アンプルタイプ・コネクティングピン以外のコネク
ティングピンやチェーンに適合していないアンプルタイプ・コネクティングピン
および工具を使用されますと充分な連結力が得られずチェーン切れやチェーン飛
びを起こす場合があります。
チェーン
CN-7701 / CN-HG93
の様な9段対応
スーパーナローチェーン
CN-HG50 / CN-HG40
の様な8、7、6段対応
ナローチェーン
アンプルタイプ
コネクティングピン
RD-M761 / RD-M581 / RD-M531
機能を充分に発揮させるために、次のラインナップによる使用を推奨いたします。
シリーズ
XT
ラピッドファイヤーM9(シフティングレバー)
TL-CN32 / TL-CN27
Deore
SL-M580
SL-M530
リアディレイラー
RD-M761
RD-M581
FH-M765 / FH-M760
TL-CN32 / TL-CN27
7.1mm
アンプルタイプコネクティングピン
● スプロケット構成の変更などでチェーンの長さを
再調整する必要がある場合は、アンプルタイプ・
コネクティングピンおよびエンドピンで連結され
ていない箇所で切断してください。
エンドピン
リンクピン
アンプルタイプ・コネクティングピンやエンドピ
ンで連結された箇所で切るとチェーンを損傷します。
● チェーンの伸び具合や損傷がないかどうか点検してください。伸びたり損傷があった
場合には交換してください。チェーンが切れて転倒することがあります。
● 製品を取付ける際は、必ず取扱い説明書等に示している指示を守ってください。
その際、シマノ純正部品の使用をお勧めします。またボルトやナット等が緩んだ
り、破損しますと突然に転倒して重傷を負う場合があります。
● 製品を取付ける際は、必ず取扱い説明書等に示している指示を守ってください。
調整が正しくない場合、チェーン外れ等の発生により、突然に転倒して重傷を負
う場合があります。
● 取扱い説明書はよくお読みになった後、大切に保管してください。
A
CS-M760
CS-M580
CS-HG50-9
チェーン
CN-HG93
CN-HG73
CN-HG53
SM-SP17 / SM-BT17
調整
トップギア外側
後方から見て、ガイドプーリーがトップギア
の外側の線の上にくるようにトップアジャス
トボルトを回して調整してください。
リアディレイラー
1
2
1
ガイドプーリー
モデルナンバー
RD-M761 / RD-M581
タイプ
SGS
スピード
トータルキャパシティー
RD-M531
9
9
9
45T
33T
45T
リア最大ギア
34T
34T
34T
リア最小ギア
11T
11T
11T
フロント歯数差
22T
22T
22T
2
2. インナーケーブルの取付けと固定
● 変速操作がスムーズに出来なくなった場合には変速機を洗浄し、作動部に注油し
てください。
● リンク部のガタが大きくなって変速調整が出来なくなった場合には変速機を交換
してください。
● 定期的に変速機を洗浄し作動部(メカニズム部及びプーリー部)に注油してくださ
い。
● 変速調整が出来ない場合には、車体の後ろエンドの平行度の確認、ケーブルの洗浄
及びグリスアップとアウターケーブルが
長すぎたり短かすぎたりしていないかを確認してください。
● プーリーのガタが大きくなって、走行時、非常に雑音がうるさくなった場合は、
プーリーを交換してください。
● チェーン飛びが発生するようになった場合はギアとチェーンを交換してください。
● インナーケーブル内蔵式フレームでは、ワイヤー効率が悪くSISが働きにくいため、
ご使用できません。
● ギアは必ず同じグループ刻印のセットで使用し、別グループ
グループ刻印
刻印のギア板を組み合わせて使用しないでください。
● アウターケーブルはハンドルを一杯に操舵しても余裕がある
長さのものをご使用ください。また、ハンドルを一杯に操舵
した時に変速レバーがフレームに接触しないことを合わせて
確認してください。
● 変速ケーブルとブレーキケーブルがブレーキ操作時において
もお互いに干渉しないようにしてください。干渉していると
ブレーキ操作に支障をきたします。
ケーブルはハンドルをいっぱいに操舵しても余裕がある長さにセットしてください。
● 変速ケーブル(SIS-SP41)には専用グリスを使用しています。DURA-ACEグリスや
他のグリスを使用すると変速機能が低下します。
● インナーケーブルとアウターケーブルの摺動部分がグリス潤滑された状態で使用
してください。
● 円滑な操作のため、SIS-SPシールドケーブル、B.B.ガイドをご使用ください。
● 変速に関係するすべてのレバー操作は、必ずフロントチェーンホイールを回しながら
行ってください。
● 通常の使用において自然に生じた摩耗および品質の劣化は保証いたしません。
● 取扱い方法及びメンテナンスについて疑問のある方は、購入された販売店にご相談
ください。
ag - 18T
この説明書ではラピッドファイヤーSL-M760/M580/M530をトップノーマルタイプの後変速機RD-M761/M581/M531と組
み合わせた場合の操作方法を説明しています。逆スプリングタイプのRD-M760/M580/M530と組み合わせた場合は変速操
作およびインジケーター表示は反対になります。
変速操作方法
1段分だけ変速する場合は①の位置まで操作し、2段分変速
する場合は ②の位置まで操作するという具合に、変速したい
段数分のストロークを操作します。
大ギアから小ギアへの変速(レバーB )
1回操作して離すと、大ギアから小ギアへ 1 段変速します。
* リアサスペンション自転車等で、
リアディレイラーの動きが激しい
場合には、付属のアルミキャップ
との交換をお勧めします。
アウターケーブルはアルミキャッ
プがついた方を変速機側に使用し
てください。
変速機側
アルミキャップ
シフティングレバーを1回操作して、リアギアを2段目に変速させ
ます。その後、レバーの遊び分だけ操作した状態で、クランクを
回転させます。
サード(3段目)に
変速する場合
全く音鳴りが
しない場合
調整ボルト
調整ボルト
インナー穴カバー
インナー穴カバーを図のように止まるまでまわし
て、取付けてください。これ以上まわすと、カバー
のネジみぞを破損します。
インナー穴カバー
インナーケーブルをリアディレイラーに固
定し、図のように初期の伸び
を取った後、再びリアディレ
イラーに固定しなおします。
注意: インナーケーブルは必ず溝に
添わせて固定してください。
チェーンがセカンドに戻るま
で調整ボルトを締める
(時計方向)
サードギアに接触し音鳴りが
するまでボルトを緩める
(反時計方向)
引っぱる
レバーA初期位置
ベストセッティング
XT/LX
ag
-1
3T
シフティングレバーをレバーの遊び分だけ操作した
状態でチェーンがサードギアに接触し、音鳴りする
状態がベストセッティングです。
• レバーをもとの位置に戻し(レバーはセカンドの位置で
溝
締め付けトルク:
6 - 7 N・m {60 - 70 kgf・cm}
ag -15
T
ノーズ付シールドキャップ
5. SISの調整
解除レバーを押しても引いても解除操作ができる2-ウェイリリース機構が備わったレバーです。
レバーA、Bとも変速完了後、指を離すと必ずレバー初期位置に戻るようになっています。レバー操作する時は必ずクランクを
廻しながら行って下さい。
小ギアから大ギアへの変速(レバーA )
ラバーブーツ
レバーB
レバーBを8回以上操作して、レバー位置がトップ
の位置にセットされているのをインジケーターで
確認します。インナー穴カバーを取り外し、ケー
ブルを取り付けます。
インナーケーブル
使用上の注意
曲げないよう注意してください
トップアジャスト
ボルト
SGS
GS
アウターキャップ
ラバーブーツ
1. トップ側の調整
仕様
アウターケーブルキャッ
プは、切断後も同一物を
使用してください。
フロント、リア共に最大ギアに
チェーンをかけた状態で2リン
ク加えてください。
FH-M535 / FH-M530
カセットスプロケット
アウターケーブルを切断する場合には刻印の反対を切断してく
ださい。切断後の端面は、外側を真円に戻
し、穴の内側を整えてください。
ノーズ付シールドキャップ及
びラバーブーツはフレームの
アウターストッパーに取付け
てください。
SGS
FH-M585 / FH-M580
アウターケーブルの切断
最大ギア
RD-M531
9
B.B.ガイド
チェーン
最大ギア
A'
SGS / GS
スピード
6.5mm
ブラック
LX
SIS-SP41
フリーハブ
シルバー
SL-M760
アウターケーブル
タイプ
工具
リアサスペンション付き自転車におけるチェーンの長さ
リアサスペンションが作動することにより、A寸法が変化します。このためチェーン
長さが不足していると、駆動関係に異常な力が加わることがあります。
チェーン長さは、リアサスペンションが作動してA寸法が最長に伸びたところで、チ
ェーンを前後最大ギアに掛け、2リンク加えた長さに設定してください。リアサスペ
ンションの作動量が大きい場合、フロント最小ギアとリアのトップ側ギアでチェーン
の緩みが取れないことがあります。
SH
IM
Deore
レバーB
双方向解除
(2-ウェイリリース)
レバーから指を離した状態)、クランクを回転させてくだ
さい。サードギアと接触し、音鳴りが残っている場合は調整ボルトを
少し締めて(時計方向)、音鳴りのしないぎりぎりのポイントで止める
ようにしてください。
締め付けトルク:
5 - 7 N・m {50 - 70 kgf・cm}
3. ロー側の調整
ガイドプーリーがローギアの真下にくるようにローアジャストボルトを回して調
整してください。
レバー部の取付け
ローギア
●ブレーキ操作と変速操作に支障をきたさない位置に取付けてく
ださい。
●ブレーキ操作に支障をきたす場合は組合わせ使用しないでくだ
さい。
●推奨締付けトルクにおいても、カーボンハンドルの場合には、
ハンドルへの損傷ならびに固定不十分となる可能性があります。
適切なトルク値に関しては、完成車メーカーまたはハンドルメ
ーカーでご確認ください。
1
ガイドプーリー
2
5mmアレンキー
2
ローアジャスト
ボルト
1
4. Bテンションアジャストボルトの調整
チェーンをチェーンホイールの最小ギア、フリーホイールの最大ギアにセットし、
クランクを逆に回します。チェーンづまりしない位置までガイドプーリーがギア
に近づくようにBテンションアジャストボルトを回して調整します。次にフリーホ
イールを最小ギアにセットして同様に、チェーンづまりがしないことを確認して
ください。
リアディレイラーの取付け
取付けの際、Bテンションアジャストボルトがフォークエン
ド爪部に当たって変形しないようにご注意ください。
SISの機能を充分に持続させるために伝達各部にオイルメンテナン
スを行ってください。
締め付けトルク:
5 N・m {50 kgf・cm}
ハンドルグリップは最大外径がφ32mm以下のものを
ご使用ください。
レバーを操作して変速し各段で音鳴りがないことを確認してく
ださい。
ローギア
トップギア
2
2
5mmアレンキー
Bテンション
アジャストボルト
ブラケット軸締め付けトルク:
8 - 10 N・m {80 - 100 kgf・cm}
1
1
フォークエンド
爪部
1
2
Bテンション
アジャストボルト
この取扱い説明書は、ご購入された自転車に装着されているシマ
ノ製自転車部品の取扱い方法を説明しています。ご購入された自
転車およびシマノ製自転車部品以外に関するご質問はご購入先ま
たは自転車製造元へのお問い合わせをお勧めいたします。
製品改良のため、仕様の一部を予告なく変更することがあります。
O
AN
HYPERGL I DE - C