行政処分を求めることとした

行政処分提起第 2 号
平 成 27 年 1 月 27 日
北海道知事
高橋
はるみ
様
行政処分提起申出者
〒 099-6329
住所
紋 別 郡 湧 別 町 中 湧 別 中 町 721
氏名
嘉野
博
電 話 ・ FAX 兼 用
Mobile
Email
01586-2-4345
080-6092-1780
[email protected]
生コンクリート汚泥に由来する「コンクリートくず」に係るも
の で 、 右 の 事 業 者 が 、 網 環 生 第 1472 号 の 第 1 号 ( 2 ) の 規 定 の 戻
りコン・残コンの取扱いで、産業廃棄物収集運搬業の許可及び同
積替保管届出許可並びに処分業などの許可を得ずに、産業廃棄物
の営業を行っているので、産業廃棄物の処理及び清掃に関する法
律 第 25 条 一 号 で 、 無 許 可 営 業 の 行 政 処 分 を 求 め る 。
<無許可事業者>
(1)事業者名
株式会社******工場
住所
*********
電話
*********
(2)産業廃棄物収集運搬及び処分業の許可なし
(3)無許可処理数量
平 成 25 年 度
- 1/2 -
948.28t
<行政処分を求める理由>
貴職の説明では、生コンクリートの戻りコン・残コンを洗浄水
と と も に 、 土 場 ( 地 ベ タ ) に 排 出 さ れ た も の が 、 pH 等 に に 係 る 生
活環境の保全上で支障となるものが溶出しない、安定型廃棄物で
ある「コンクリートくず」に該当すると説明しているが、ミキサ
ー車内の残った生コンクリートを、生コン工場に持ち帰る場合に
は、元請け業者の産業廃棄物を収集運搬するので、収集運搬業の
許可が必要であるが、左の収集運搬事業者は許可を得ずに、産業
廃棄物の収集運搬業の事業を無許可で行っている。
持ち帰った生コンクリートの、戻りコン・残コンを洗浄水とと
もに、土場(地ベタ)に排出し、生コンクリート汚泥に由来する
ものの積替保管を行っているが、収集運搬業の積替保管の届出許
可を得ずに、産業廃棄物の収集運搬業の事業を無許可で行ってい
る。
又、生コンクリート汚泥に由来するもので、元請け排出事業者
の 産 業 廃 棄 物 を 処 理 を す る に は 、 網 環 生 第 1472 号 の 第 1 号 ( 2 )
の規定の産業廃棄物処分業の許可が必要であるが、左の無許可事
業者は、他の排出事業者の産業廃棄物で、生コンクリート汚泥に
由 来 す る も の を 、 脱 水 ・ 固 化 等 の 処 理 を 許 可 を 得 ず に 、「 コ ン ク
リートくず」に処理しているので、無許可事業の違法営業である
ので、行政処分を求める。
<行政事件訴訟法>
行政処分が行われなかった場合は、同法第 3 条第 6 項一号で訴
訟を提起するので、被告となるもの、出訴期間を教示願います。
以上
- 2/2 -
行政処分提起第 1 号
平 成 27 年 1 月 20 日
北海道知事
高橋
はるみ
様
行政処分提起申出者
〒 099-6329
住所
紋 別 郡 湧 別 町 中 湧 別 中 町 721
氏名
嘉野
博
電 話 ・ FAX 兼 用
Mobile
Email
01586-2-4345
080-6092-1780
[email protected]
日頃から、生コンクリート汚泥の処理方法について意見を具申
して参りましたが、貴職の担当者から、生コンクリート汚泥の処
理について違法な処理は認められないと口頭にて説明があったが、
右 業 者 の 者 が 、 網 環 生 第 1472 号 の 第 1 号 ( 2 ) の 規 定 の 戻 り コ ン
・残コンの処理を産業廃棄物処分業の許可を得ずに、処分を行っ
た の で 、 産 業 廃 棄 物 の 処 理 及 び 清 掃 に 関 す る 法 律 第 25 条 一 号 で 、
無許可営業の行政処分を求める。
<無許可営業者>
(1)事業者名
********株式会社
住所
***********
電話
***********
(2)産業廃棄物収集運搬業の汚泥の許可有り
許可番号
***********
- 1/2 -
(3)無許可処理数量
平 成 25 年 度
1366.85t
<行政処分を求める理由>
貴職の担当者の説明では、生コンクリートの戻りコン・残コン
を処理したものが、安定型廃棄物であるコンクリートくずに該当
す る と 説 明 し て い る が 、 処 理 を す る に は 、 網 環 生 第 1472 号 の 第 1
号(2)の規定の産業廃棄物処分業の許可が必要であるが、左の
事業者は許可を得ずに生コンクリートの戻りコン・残コンを処理
しているので違法であるので、行政処分を求める。
<行政事件訴訟法>
行政処分が行われなかった場合は、同法第 3 条第 6 項一号で訴
訟を提起するので、被告となるもの、出訴期間を教示願います。
以上
- 2/2 -
行政処分提起第3号
平 成 27 年 3 月 2 日
北海道知事
高橋
はるみ
様
行政処分告発者
〒 099-6329
住所
紋 別 郡 湧 別 町 中 湧 別 中 町 721
氏名
嘉野
博
電 話 ・ FAX 兼 用
Mobile
Email
01586-2-4345
080-6092-1780
[email protected]
<生コンクリート汚泥の再利用に係る告発について>
工事現場で使用されずに、生コンクリート製造工場に持ち帰る
戻 り 生 コ ン ク リ ー ト ( 以 下 「 戻 り コ ン 」 と い う 。) は 、 産 業 廃 棄
物である。貴職の担当者から、持ち帰った「戻りコン」に係る処
理について、生コンクリート製造業者に違法な行為は認められな
い と 、口 頭 に て 説 明 が 行 政 処 分 告 発 者 に 行 わ れ た 。し か し な が ら 、
右 事 業 者 の 者 が 、 網 環 生 第 1472 号 の 第 1 号 ( 2 ) の 規 定 の 「 戻 り
コン」に係る汚泥処理で、産業廃棄物収集運搬業及び処分業の許
可を得ずに、収集運搬及び処分を行ったので、産業廃棄物の処理
及 び 清 掃 に 関 す る 法 律 第 25 条 三 号 の 事 業 範 囲 の 無 許 可 変 更 で 、 貴
職 処 分 庁 に 、そ の 法 に 係 る 行 政 処 分 を 、右 事 業 者 に 科 す る こ と を 、
当該処分庁に求める。
<事業範囲無許可変更事業者>
- 1/4 -
別紙
事業者名等のとおり。
<行政処分を求める理由>
貴 職 の 担 当 者 の 説 明 で は 、「 戻 り コ ン 」 を 処 理 し た も の が 、 安
定型廃棄物であるコンクリートくずに該当すると説明しているが、
管 理 型 廃 棄 物 の「 汚 泥 」を 、安 定 型 廃 棄 物 の「 コ ン ク リ ー ト く ず 」
に 、 処 理 を す る に は 、 網 環 生 第 1472 号 の 第 1 号 ( 2 ) の 規 定 の 産
業廃棄物収集運搬業及び処分業の許可が必要であるが、当該事業
者は、収集運搬業及び積替保管の許可並びに処分業の事業範囲変
更の許可を得ずに、工事現場で余った廃棄物扱いの「戻りコン」
を収集運搬業及び積替保管許可並びに処分業の事業範囲変更無し
で、当該「戻りコン」の管理型廃棄物の汚泥処理をしており、違
法であるので、左の違法行為の行政処分を、当該事業者に、行政
処分を科することを、当該処分庁に求める。
<行政事件訴訟法>
行政処分が行われなかった場合は、同法第 3 条第 6 項一号で訴
訟を提起するので、被告となるもの、出訴期間を教示願います。
<証拠説明書>
一
コンクリート二次製品は、がれき類とは、発生過程が異なっ
ている構築物の撤去物以外のものであるから、安定型廃棄物であ
っ て も 、が れ き 類 と は 種 類 の 異 な る「 ガ ラ ス く ず 及 び 陶 磁 器 く ず 」
の安定型廃棄物に分類されている。証拠説明写真で、コンクリー
ト二次製品の歩車道境界縁石がこれに該当する。
二
工事現場で使用されずに、生コンクリート製造工場に持ち帰
- 2/4 -
った「戻りコン」を、この安定型廃棄物に分類するためには、脱
水 ・ 固 化 等 の 硬 化 処 理 が 適 正 に 行 わ れ た も の で 、 pH 等 に 係 る 生 活
環境の保全上の支障とならないように固化したものである必要が
あ る 。「 戻 り コ ン 」 を 、 型 枠 等 で 、 機 械 的 及 び 人 為 的 に 締 固 め 硬
化 処 理 を 適 正 に 行 っ て 固 化 し た 固 化 物 ( 塊 ) は 、「 コ ン ク リ ー ト
くず」に分類の安定型廃棄物といえる。
三
この安定型廃棄物に対し、工事現場から持ち帰った「戻りコ
ン」を、生コンクリート製造業者の敷地内で「地ベタ」に、ミキ
サ ー 車 の 洗 浄 水 と と も に 投 げ 棄 て て 、 固 形 状 の 「 塊 」「 く ず 」 と
なったもので、汚泥の固形状のものであるから、管理型廃棄物と
し て 、 pH 等 に 係 る 生 活 環 境 の 保 全 上 の 支 障 と な る お そ れ が な い よ
うに適正に処理することが求められている。証拠写真説明の固形
状 の 「 塊 」「 く ず 」 が 、 管 理 型 廃 棄 物 で 、 汚 泥 の 固 形 状 の も の に
該 当 す る 。 こ の 固 形 状 の 「 塊 」「 く ず 」 か ら 、 生 活 環 境 の 保 全 上
の支障となる程の水酸化物イオンが溶質する。
<生活環境の保全上の支障となる廃棄物>
左の証拠説明書の一号及び二号のものは、固化物で、コンクリ
ー ト 塊 か ら 、 pH 等 に 係 る 生 活 環 境 の 保 全 上 の 支 障 と な る 程 の 水 酸
化物イオンが溶質(イオン化)しないので、安定型廃棄物に法の
上では分類している。
し か し 、 左 の 証 拠 説 明 書 の 三 号 の も の 、 固 形 状 の 「 塊 」「 く ず 」
か ら 、 pH 等 に 係 る 生 活 環 境 の 保 全 上 の 支 障 と な る 程 の 水 酸 化 物 イ
オンが溶質(イオン化)するので、管理型廃棄物に法の上では分
類している。
具 体 的 に は 、水 酸 化 物 イ オ ン の 溶 質 の 影 響 は 、土 壌 マ ン ガ ン が 、
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水酸化物によって、マンガンが酸化還元され、溶質(イオン化)
し、魚介類に影響を与える。魚介類が死滅する程のアルカリ成分
を溶出させると、土壌マンガンが水酸化物イオンによって、酸化
還元される。その生活環境の保全上の支障となるマンガン溶質の
影響が、地下浸透水となって溶出し、水質汚染を招く。
そのマンガンが、カキの中腸線(消化盲嚢)やエビの頭部神経
節(脳)に蓄積される。それを食するヒトでも、マンガンの影響
が、神経性疾患の進行に関与しているかもしれない(金沢大学学
術 情 報 リポジトリ
太郎田融
博 甲 第 756 号
平 成 17.9.30)。
<結語>
よって、証拠説明書の三号の固形状のものを、そのまま、管理
型 廃 棄 物 の 汚 泥 扱 い で 、 固 形 状 の 「 塊 」「 く ず 」 を 再 利 用 す る こ
とは、法の上で禁止されている。禁止されている産業廃棄物を許
可無しで、再利用することは違法であるので、当該処分庁に、そ
の法に係る行政処分を、当該事業者に科することを求める。
以上
- 4/4 -
証 拠 説 明 写 真
コンクリートくず 固形状「塊」
一
固形状「くず」
コン ク リー ト二 次製 品 は、が れき類 とは種 別の異 なる 「ガラ ス
くず 及び 陶 磁器 くず 」の 安 定型廃 棄物に 分類さ れてい る。 説明写 真
の歩車道境界縁石 がこれに該当する。
二
欠番
三
工事 現 場か ら持 ち帰 っ た「戻 りコン 」を、 生コン クリ ート製 造
業者 の敷 地 内で 「地 ベタ 」 に、ミ キサー 車の洗 浄水と とも に投げ 棄
て て 、 固 形 状 の 「 塊 」「 く ず 」 と な っ た も の は 、 汚 泥 の 固 形 状 の も
の で あ る 。 写 真 説 明 の 固 形 状 の 「 塊 」「 く ず 」 が 、 汚 泥 の 固 形 状 の
ものに該当する。 この固形状の「塊 」「くず 」から、pH 等に係る 生
活環境の保全上の 支障となる水酸化物 イオンが溶質する。
別紙
事業者名等
<事業範囲無許可変更事業者>
(1)事業者名
株式会社**組
住所
*****************
電話
*************
(2)産業廃棄物処分業(中間)の許可
許可番号
**********
事業の範囲
有り
「 コ ン ク リ ー ト く ず( 陶 )」
及 び 「 が れ き 類 」 有 り 、「 汚 泥 」 許 可 無 し
(3)産業廃棄物収集運搬業の全て許可
無し
(4)産業廃棄物収集運搬業の汚泥で積替保管の届出
無し
( 5 ) 産 業 廃 棄 物 処 理 実 績 報 告 書 ( 平 成 25 年 度 ) 無 し
以上