導入効果 - SAP.com

SAP Customer Success Story | Transportation and Logistics | Belgian Railways
© 2013 SAP AG or an SAP affiliate company. All rights reserved.
Belgian Railways:視界は良好、
SAP® Extended Enterprise Content
Management by OpenText による改革路線
SAP Customer Success Story | Transportation and Logistics | Belgian Railways
概要
会社紹介
導入の背景 /目的
SAP 選択の理由
導入ハイライト
ソリューションの活用
導入効果
今後の計画
社名
Belgian Railways – SNCB/NMBS(Société Nationale des
Chemins de Fer Belges/Nationale Maatschappij der
Belgische Spoorwegen)
業種
輸送・物流(鉄道)
事業内容
乗客と貨物の輸送、車両と鉄道網の運用と整備・保守
Web サイト
www.b-rail.be
SAP® ソリューション
SAP® Extended Enterprise Content Management
(SAP Extended ECM)by OpenText
ベルギーの国有鉄道会社である Belgian Railways(ベルギー国鉄)
が運営する鉄道網は、
運行密度や先進性において世界最高水準に達しています。同社は業務コンテンツの完全な透明性を
確立することで、
コストの削減、定型業務の促進、法規制の遵守、顧客体験の改善を実現しています。
それを支えているのが、SAP® Extended Enterprise Content Management(SAP Extended ECM)
by OpenText を基盤として構築された統合コンテンツ管理ソリューションです。このソリューションにより、
ビジネスニーズへの対応と年間数百万ユーロもの節約が可能になっています。
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概要
世界でも指折りの運行密度を誇る鉄道網
会社紹介
導入の背景 /目的
SAP 選択の理由
導入ハイライト
1926 年に設立された Belgian Railways は、世界で最も緊密に
張り巡らされた鉄道網の 1 つを運営しています。首都ブリュッセル
に本社を置く同社は、約 3 万人の職員を擁し、年間 2 億 1,600 万
人の乗客と 6,000 万トン以上の貨物を輸送しています。
ヨーロッパ大陸で最初に鉄道が開通したのは 1835 年のこと。そ
れがベルギーのブリュッセルとメヘレンを結ぶ路線でした。現在
の Belgian Railways は約 3,400km の営業キロ数、1,500 両
の機関車を保有しています。また、550 の駅や停留所の中には、
ヨーロッパが誇る高速鉄道網のハブとして機能するターミナル駅
がいくつも含まれています。6 路線が乗り入れるブリュッセル駅は
毎日約 1,200 本の列車が発着し、世界でも最もダイヤが過密な
ソリューションの活用
駅の 1 つとなっています。
導入効果
今後の計画
2億 1,600 万人
550
年間の乗客数
駅と停留所の数
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概要
卓越したサービスへの取り組み
会社紹介
導入の背景 /目的
SAP 選択の理由
導入ハイライト
ソリューションの活用
導入効果
EU(欧州連合)は引き続き、法規制主導によるヨーロッパ市場の
完全に透明化するという戦略を立てました。その核心を担うのが
円滑な変更管理と俊敏性の向上を支える戦略的な IT 基盤を確
を最小限に減らすことができます。また、記録の保持や輸送の安
向上、乗客と貨物の荷主に対するサービス品質のレベルアップを
は特に、Belgian Railways がそうした法規制を継続的に遵守す
自由化を推進しています。鉄道事業もその例外ではありません。 SAP Extended ECM です。このアプリケーションを活用すると、
そこで Belgian Railways は IT 部門に対し、ビジネスプロセスの 旧式の単純すぎる IT インフラの弊害を克服し、紙を用いた業務
立することを指示しました。その目的は、コストの削減、生産性の
全性に関する規律は刻々と変化しますが、このアプリケーション
実現することにありました。
るために役立っています。
IT 部門は会社の期待に応えるため、すべての構造化コンテンツ
現在では、卓越した鉄道サービスと優れた生産性というビジョン
と非構造化コンテンツを網羅する形で、ビジネスに関する記録を
の実現に向けて万全の態勢が整っています。
今後の計画
6,000 万トン以上
1,500 両
年間の貨物輸送量
保有する機関車
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概要
会社紹介
導入の背景 /目的
SAP 選択の理由
導入ハイライト
ビジネスプロセスへの理解を深め、
文書や記録の統合を推進
安全で時刻表どおりの列車運行を維持するためには、購買や保
Belgian Railways が必要としていたのは、そうしたプロセスで生
み出される膨大な量のコンテンツを可視化し、既存のビジネスア
プリケーションとも円滑に統合できるソフトウェアアプリケーション
です。
ソリューションの活用
導入効果
設計図の管理、設備故障への対応、契約管理といった機能を含
守などの業務プロセスの複雑化を避けて通ることができません。 めた 2 時間に及ぶデモンストレーションの結果、最も高い評価を
同社はコンテンツ管理の要件について詳細な仕様を作成し、入
札を実施しました。そして数多くの応札案件を評価する作業を経
て、最終候補リストが絞り込まれました。
獲得したのが SAP Extended ECM だったのです。SAP はまた、
このアプリケーションが標準装備の機能だけで Belgian Railways
の既存アプリケーションと統合できる点でも、同社にとって最適
な選択肢であることをアピールしました。既存の業務環境には、
SAP ERP、SAP Plant Maintenance Rapid Mart パッケージ、
SAP Customer Relationship Management(SAP CRM)ア
プリケーションのほか、他社製のソフトウェアも含まれています。
今後の計画
「当社の目標は、“コンテンツ強化型”のビジネスプロセスを
実現し、
データや文書について新たな表示方法や解釈手段を
得ることで、文書管理のレベルを引き上げるだけでなく、
そこから新たな価値を引き出すことでした」
ステファン・ヘルターマン
(Stephane Haelterman)氏
Belgian Railways プロジェクトマネージャー
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概要
業務の簡素化と効率化を推進
会社紹介
導入の背景 /目的
SAP Extended ECM を Belgian Railways に導入するために
SAP 選択の理由
導入ハイライト
ソリューションの活用
導入効果
編成されたチームには、変更管理のスペシャリストである独立コン
車両に関連する約 10 万件の文書は、SAP がサポートする規約に
合わせて新たに分類したのち、車両の整備、購買、生産を担当す
サルタントのほか、OpenText 社から多くのエキスパートが加わ
る役職にある約 1,800 人のユーザー向けにリリースされました。
りました。
ユーザーからはこのコンテンツ管理プラットフォームによって定
新しいコンテンツ管理プラットフォームのユーザーへの浸透を促
型業務がはかどるようになったという報告が寄せられています。
進するため、Belgian Railways は社内を巡回して説明会を持ち、 鉄道の安全性と信頼性に関する法規制により、Belgian Railways
講義形式のトレーニングや e-ラーニングセッションも提供しまし
た。同時にガバナンス委員会を設置し、共通のフォルダー構造と
文書の分類規則を定義するよう指示しました。
は車両の整備記録を 40 年間保持することが義務付けられてい
ます。これをはじめとする紙ベースの記録を担当者がデジタル化
し、新しいコンテンツ管理ソフトウェアで賢く効率的に管理できる
ようにするという業務変革に、SAP Extended ECM が大いに役
今後の計画
新しいコンテンツ管理プラットフォームの用途は多岐にわたります。 立っているのです。
たとえば同社の人事関連の学習モジュールは、SAP Extended
ECM の活用によって刷新されました。このモジュールには、従業
員向けのセルフサービス機能を通して 9,000 人ものユーザーが
事実、Belgian Railways が SAP Extended ECM で管理する文
アクセスしています。
ぼ 7.5 テラバイト)に増加しています。
(ほ
書数は、当初の 250 万件から 5 年間で 760 万件を超えるまで
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概要
会社紹介
あらゆるデータとコンテンツについて
完全な透明性・アクセス性を確立
導入の背景 /目的
Belgian Railways のユーザーは SAP Extended ECM を活用し
SAP 選択の理由
導入ハイライト
ソリューションの活用
導入効果
今後の計画
て、操作手順、
トレーニング教材、品質管理マニュアル、特許、勤怠
購買発注書の作成時には、電子メールを含むすべての関連文書
が監査用に保持されることに加えて、購買発注のワークフロー
などの時刻記録、
リース契約など、幅広い文書を処理しています。 に沿って必要な承認者のデジタル署名が収集されます。SAP
以前の設計図管理システムでは、地域別にバージョンが異なる
Invoice Management by OpenText の活用により、同社では
年間 14 万件もの仕入先請求書に関して、未払いの解消、決済処
複数の設計図を複数のファイルサーバーと旧式のデータベース
理の迅速化、原価管理の透明化を実現できています。
2D/3D の設計図と関連する部品表がすべて単一のリポジトリー
また、5,000 人の機関士は、紙の資料を詰め込んだ重いバックを
で取り扱っていたため、不整合が発生しがちでした。現在では、
で管理されるため、約 1,800 人のユーザーが 100 万個以上の設
計ファイルの中から瞬時に適切な文書を取り出せます。このアプ
ローチによって適切なパーツが確実に購買 / ストックされるよう
持ち運ぶ必要がなくなり、現在では高耐久仕様のタブレット PC
だけで、必要な指示やガイダンスをすべて、
どこにでも携帯できる
ようになっています。
になったことで、パーツ発注ミスに伴うコストとリスクがなくなり、
鉄道運行の安全性が向上しています。
「SAP Extended ECM によって、
ワークフローのどこを
改善できるかが分かります。また、
すぐに使えるように
整備されたコンテンツを活用することでコストも最適化できます」
ステファン・ヘルターマン
(Stephane Haelterman)氏
Belgian Railways プロジェクトマネージャー
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優れた業務効率性を達成
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導入の背景 /目的
SAP 選択の理由
導入ハイライト
ソリューションの活用
導入効果
今後の計画
SAP Extended ECM を活用すると、記録や文書に関する「唯一
らクレームがあった場合でも迅速かつ的確に対応することが可
の正確な情報源」を確立できます。この点が Belgian Railways
能なり、期待を裏切らない納得のゆく顧客体験を提供できるよう
に画期的な導入効果をもたらしています。たとえば、ペーパーレ
になっています。
ス化によるコンテンツ処理の効率向上と人為ミス低減により、年
間約 300 万ユーロのコストを削減しています。ほかにも達成済
みの重要な導入効果として、列車の定時運行率の改善、運行安
全性の向上のほか、記録・文書保持に関する国内 / 欧州の法規
整備ログをはじめ、正確で曖昧さのない車両記録を参照できるよ
うになったことも、Belgian Railways に大きなコスト削減効果を
もたらしています。また、ビジネスニーズの変化に臨機応変に対
を継続的に遵守していくための業務基盤の整備などが挙げられ
応しながら、コスト効果の高い方法で設備資産を整備・保守ある
ます。
いは最新化することも可能になっています。
こうしたペーパーレス化戦略は、巨額のコスト節減をもたらすだ
(SAP と SAP
つまり、SAP Extended ECM とほかのソフトウェア
けでなく、環境への影響の軽減にも貢献しています。また、列車運
以外の両方)
を緊密に統合した業務環境により、Belgian Railways
鉄道サービスの品質と信頼性の向上に役立っています。顧客か
現できているのです。
行と天候条件に関する最新情報を電子的に配信する仕組みは、 はビジネスプロセスの効率化・合理化と優れた業務効率性を実
「この統合による導入効果は、適切な文書をすばやく発見できること、
文書処理のコストを削減できること、
そして、特定の重要な
ビジネスプロセスについて正確な情報が得られることです」
ステファン・ヘルターマン
(Stephane Haelterman)氏 Belgian Railways プロジェクトマネージャー
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概要
顧客体験の最適化
会社紹介
導入の背景 /目的
SAP 選択の理由
導入ハイライト
ソリューションの活用
Belgian Railways は今、SAP Extended ECM を活用して車両
整備の業務を円滑化する対話型アプリケーションの開発を計画
しています。この新しいアプリケーションが導入されると、整備担
当者は簡単なドリルダウン操作で、必要な詳細レベルの情報を
参照できるようになります。たとえば、携帯端末の画面に表示さ
れた図面上で車輪やブレーキをクリックすると部品表の関連項目
を参照したり、逆に部品表から図面を参照したりできます。
同社の IT 部門では、まもなくSAP Extended ECM の利用範囲
を広げ、社内のさまざまなプロジェクトのフォローアップにも活用
していく予定です。これが実現すると、リソース管理やプロジェク
導入効果
「ビジネス
トの計画 / 実行 / サポートに関連する文書はすべて、
今後の計画
クト管理の観点からだけでなく、ビジネスパートナーやサポート
ワークスペース」で利用できるようになります。これにより、
プロジェ
担当者の観点からも、さまざまな文書にアクセスして活用できる
環境が整います。
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