Chapter5 Office

Chapter5
Office
Officeは、
「Word(ワードプロセッサ)」「Excel(表計算)」「PowerPoint(プレゼンテーション)」等を快
適に利用するための、ビジネス統合ソフトウェアです。
この章では、Office の Word、Excel、PowerPoint のそれぞれの操作方法について説明します。
ここでは、Office の共通機能について説明します。
Chapter5
基本
共通機能
Office
Word
Excel
PowerPoint
環境
コミュニケーション
WWW
Word
Office
Excel
その他
PowerPoint
79
文字飾りアイコン
太字
(Bold
)
太字(
Bold)
斜体
(Italic
)
斜体(
Italic)
文字を太字にすることができます。
太字にしたい文字列を選択し、この
ボタンを選択します。
文字を斜体にすることができます。
斜体にしたい文字列を選択し、このボ
タンを選択します。
下線
(Underline
)
下線(
Underline)
囲み線
文字に下線を引くことができます。
下線にしたい文字列を選択し、この
ボタンを選択します。
文字の周りに囲み線をつけることが
できます。囲み線にしたい文字列を選
択し、このボタンを選択します。
網掛け
大きさ
文字を網掛けにすることができま
す。網掛けにしたい文字列を選択し、
このボタンを選択します。
文字の大きさを変更することができ
ます。変更したい文字列を選択し、この
ボタンを選択します。
文字の色を変える
文字の色を変更することができま
す。
変更するには[▼]印を押して選択
してください。そして文字列を選択
し、ボタンを押すと変更されます。
文字の配置
レポートの表紙や報告書を作成する時や、報告書の書き出しなどに使用されます。
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左寄せ
中央寄せ
(センタリング
)
中央寄せ(
センタリング)
通常、
文字の配置は左寄せなので画
面上は変わりません。
中央寄せしたい文字列を選択し、こ
のボタンを選択します。
右寄せ
均等割り付け
文字列を右に寄せたいときに、
この
ボタンを選択します。
選択した文字列の文字間隔を均等に
配置します。割り付ける文字列を選択
し、このボタンを選択してください。そ
して、割り付ける文字数を入力し、
「OK」
を押してください。
拡張書式設定ツールバー
標準の状態では拡張書式設定ツールバーは隠れています。傍点やルビ(ふりがな)をつける場合に
は、このツールバーを表示させます。表示するにはメニューバーから[表示]→[ツールバー]→[拡張
書式設定]と選択してください。
傍点をつける
ルビ
・ふりがな
ルビ・
文字に傍点をつけることができます。
傍点とは文字の上につける点のことを
言います。傍点をつける文字列を選択
し、拡張書式設定ツールバーの[傍点]
を選択します。
ルビとは漢字などに読み仮名を振るこ
とをいいます。
ルビをつけたい単語を選
択し、
拡張書式設定ツールバーの[ルビ]
を選択します。そうすると、
[ルビ]とい
うウインドウが表示されます。ここで、
読み仮名を入力し、
[OK]をクリックしま
す。
Chapter5
文字の書式を変更
一度に多数の設定を変えたい場合はこれを利用します。ここでは文字飾りまたはサイズ・スタイ
ル・文字幅と間隔などの設定ができます。はじめに変更したい文字列を選択し、好みの設定にチェッ
クまたは変更します。また表示されている標準ツールバーからも変更できます。
サイズの変更
文字には、その形や種類などを示す「フォン
ト」という属性があります。標準では「MSゴシッ
ク」
「MS 明朝」などのフォントがあります。
フォントを変更するには文字列を選択し、標
準書式ツールバーで変更します。
フォントの大きさを変更することができます。
フォントの変更と同じように標準書式ツールバー
で変更します。
共通機能
Office
フォントの変更
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その他の基本
ツールバー
その他の基本ツールバー
元に戻す
・やり直し
元に戻す・
文字方向の移動
編集する前の状態にします。間違
えて編集をした場合や編集する前に
戻したいときに使います。やり直し
は、元に戻すの逆の操作をします。
表の作成
このボタンを押すと横書きが縦書き
になります。
上書き保存
保存してある文章に自動的に上書き
して保存します。コンピュータトラブ
ル、または停電などに備えてなるべく
こまめに保存しましょう。
行と列の数を選
び、表を作成しま
す。
Excel にはあり
ません。
ファイルを開く
罫線
線の種類を選択して、罫線を引き
ます。
Office で作ったファイルを呼び出す
ことができます。
箇条書き
文章の要点を短くまとめて示すときにとても便利な機能です。また、記号や番号、章立てなどを行
頭に設定できます。箇条書きの種類には行頭に記号をつけるものと行番号をつけるものの二種類が
あります。
行番号をつける
記号をつける
文書の表示モード
文書を作成する際の表示方法として以下の四つの表示モードがあ
ります。作業内容に応じて切り替えましょう。
下書き表示モード
下書き表示モードは、文字の入力と
編集に集中する際に使用します。
印刷レイアウト表示モード
印刷レイアウト表示モードは、印刷
時のイメージを確かめながら編集できる
表示モードです。ヘッダーとフッダーの
編集などを調整する際、このモードを使
用します。
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Web レイアウト表示モード
文書をWebドキュメントとして表示する
ための専用モードです。Web上で参照する
文書に使用します。
アウトライン表示モード
アウトライン表示モードは各段落を
「ア
ウトラインレベル」と表示し、各階層をわ
かりやすく表示します。
見出しだけの表示
や各階層をドラッグして文章の構成を簡単
に変更することができます。
ワードアート
ワードアートとは文字を立体的に表示することのできるレイアウトの一種で、
作成が非常に簡単に
でき、なおかつ後で修正することもできます。タイトルや見出しによく使われます。
ワードアートは、Word と Excel で使用することができます。
ワードアートを使うには、メニューバーの中の
[挿入]→[図]→[ワードアート]を選択します。
Chapter5
[ワードアートギャラリー]というツールボック
スが表示されます。この中から使いたいスタイル
をクリックして[OK]を選択します。
共通機能
Office
[ワードアートのテキスト編集]というボックス
が出てきます。
[ここに文字を入力]と書かれたと
ころに装飾したい文字を入力します。必要に応じ
て[フォント]や[サイズ]を変更し[OK]を選択しま
す。これは、あとからでも変更できます。
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装飾された文字がページ上に表示されます。マ
ウスポインタが十字マークに変わっている状態で
ドラッグして移動します。
また、[ □( ハンドル) ] にマウスをあわせてド
ラッグすることで大きさが簡単に変えられます。
もう一度編集したい場合には、テキスト編集や
ワードアートギャラリーのボタンを選択して編集
します。
文字をクリックすると左のようなツールバーが
表示されます。
作成した文字を編集する方法として、そのほか次のような編集ができます。
形状
縦書き
・横書きテキスト
縦書き・
文字を縦書きにしたり、横書きにし
たりできます。
ワードアートの形状を変えることが
できます。
回転
その他
選択して緑の[ ○( ハンドル) ] をド
ラッグすることで回転させることがで
きます。
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配置や文字間隔が設定できます。
Word
Wordはパソコンで文書を作るためのソフトです。Wordを使えば、簡単に体裁
の良い文書を作れるだけでなく、カラフルなイラストを挿入するなど豊かな表
現もできます。
Office
Excel
Word
PowerPoint
Chapter5
Word
基本操作
ページの設定
文字の装飾
拡張書式設定ツールバー
図形描画
表やファイルの挿入
・字下げ
段落・
段組・
段落
・段組
ページ番号
・フッター
ヘッダー・
ヘッダー
文章
校正
・スペルチェック
文章校正
校正・
印刷
・プレビュー
印刷・
85
5‑1‑1 基本操作
ここでは、基本操作である起動からファイルを開くまでの説明をします。
Word の起動
[ スタート] →[ プログラム( P ) ] →
[Office]→[Microsoft Word]をクリッ
クします。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
新規作成
[ファイル(F)]→[新規作成(N)]→
(標準の中の)[新しい文書]を選択しま
す。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
文書の保存
[ファイル(F)]→[名前を付けて保存
(A)]を選択します。
86
[ファイル名をつけて保存]のダイア
ログボックスが表示されるので、保存
先フォルダ、保存形式、ファイル名を
指定したら[保存(S)]をクリックしま
す。
通常の文書ファイルは、
マイドキュメントのフォル
ダへ保存するようにしてく
ださい。
マイドキュメントのフォ
ルダはネットワークドライ
ブ(H:ドライブ)上にあり
ます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
Word の終了
[ファイル(F)]→[終了(X)]をクリッ
クします。
Chapter5
終了について
ダイアログボックス
操作をするための設定や
ユーザに対するメッセージ
を表示するときのウィンド
ウのことです。
Word
Wordを終了する際にまだ保存していない文書があった場合「その文書を保存
しますか」と尋ねるダイアログボックスが表示されますので、よく確認をした
上で、保存する場合には[はい(Y)]を選びます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
文書ファイルを開く
[ファイル(F)]→[開く(O)]を選択し
ます。
[ファイルを開く]のダイアログボッ
クスが表示されるので、開きたいファ
イルのあるフォルダ、ファイル名を指
定したら[開く(O)]をクリックします。
87
5‑1‑2 ページの設定
ページの設定
[ファイル(F)]→[ページ設定(U)]
を選択します。
■文字数と
行数の設定
文字数と行数の設定
基本的に自分の希望やレポート等
で指定がないときは[標準の文字数
を使う(N)]を利用するのが便利で
す。
行数のみ変えたいときは[行数だ
けを設定する(O)]を選択、文字数と
行数の両方を変えたいときは[文字
数と行数を設定する(H)] を選択しま
す。
■用紙サイズの設定
[用紙サイズ]を選択し、使用する
用紙のサイズに設定します。
88
テンプレートとは
指定された書式の文章を
作成するとき、下敷き(ひな
形)として使用するファイル
のことです。
あらかじめ「Web ページ」
「報告書」
「原稿用紙」
「論文」
「はがき」といったテンプ
レートが用意されています。
■余白
紙の上下左右の紙の端から文字の位
置まで何mm離れているかを示します。
余白を変更すると文字数や行数、文
字送り / 行送りなどに影響がでます。
余白を変更したときは、文字数や行数
を確認する必要があります。
■その他の設定
その他の細かな設定ができます。
Chapter5
Word
設定が終わったら[OK]をクリックすると入力画面へ戻ります。
89
5‑1‑3 文字の装飾
一度に多数の設定を変えたい場合に利用します。
ここでは文字飾りやサイズ・
スタイル・文字幅と間隔などの設定ができます。
また、表示されている標準ツールバーからも変更できます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
フォントの変更
文字にはその形や種類などを示す
「フォント」という属性があり「MS ゴ
シック」
「MS 明朝」などのフォントが
あります。
変更したい文字列を範囲指定し「MS
ゴシック」や「HGP創英角ポップ体」な
ど、変更したいフォントを選択しま
す。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
90
サイズの変更
文字の大きさを変更することができ
ます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
太字
・斜体
太字・
選択した文字列の文字を太字にした
り斜体にすることができます。
Chapter5
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
下線
・囲み線
下線・
Word
選択した文字列の文字に下線を引い
たり、囲み線をつけることができま
す。下線の種類はいくつかあり、選択
することができます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
網掛け
・大きさ
網掛け・
選択した文字列を網掛けしたり、大
きさを変更することができます。変更
する文字の大きさはパーセントで選択
できます。
その他の機能として、選択した文字の色を変更することができます。
91
5‑1‑4 文字の配置
レポートの表紙を作成するときや、報告書の書き出しなどに使用されます。
左寄せ
・中央寄せ
・右寄せ
左寄せ・
中央寄せ・
左寄せ:通常、文字の配置は左寄せ
なので画面上では変わりません。
中央寄せ:行の中央に文字を配置し
てくれます。
右寄せ:行の右側にあわせて文字を
配置してくれます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
均等割付
選択した文字列の文字と文字の間隔
を均等に配置します。割り付ける文字
数を入力して「OK」を選択します。
92
5‑1‑5 拡張書式設定ツールバー
標準の状態では拡張書式設定ツールバーは隠されています。傍点やルビ(読
み仮名)をつける場合、このツールバーを表示させます。
表示させるには[表示]→[ツールバー]→[拡張書式設定]を選択してください。
標準ツールバーが消え
てしまった場合
拡張書式ツールバーを表
示させる操作と同様の操作
をし[標準]を選択します。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
傍点をつける
Chapter5
傍点とは文字の上につける点のこと
をいいます。傍点をつける文字列を選
択し、拡張ツールバーの[傍点]を選択
します。
Word
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ルビをつける
ルビとは漢字などに読み仮名を振る
ことをいいます。ルビをつけたい単語
を選択し、拡張書式のツールバーの
[ルビ]を選択します。
すると、
[ルビ]というウインドウが
表示され、ここで読み仮名を入力し、
[OK]をクリックします。
93
5‑1‑6 図形描画
図形描画とは、円や四角など様々な図形を描くことです。また図形の中に文
字を書くこともできます。
図形描画
図形を描くためには、
メニューバー
から[表示(V)]→[ツールバー(T)]→
[図形描画]を選択します。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
図形を描く
例えば多角形を描くには、
図形描画
バーから、
[オートシェイプ(U)]→[基
本図形(B)]→[八角形]を選択します。
ドラッグして大きさを決めます。
一度決定してしまってから大きさを
変えたくなった場合は[□]にカーソル
をあわせてドラッグし大きさを変え
ることができます。
[□]が消えていた場合は、
図形をク
リックすると表示されます。
94
図形の中に文字を書く
図形の中に文字を書きたいときに
は、文字を書きたい図形をクリック
してテキストボックスを選択します。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
グループ化
Chapter5
Word
いくつかある図形を一つの図形とし
て処理することができます。
[Shift]
キーを押しながらグループ化したい
図形をクリックし、図形描画バーの
[図形の調整(R)]→[グループ化(G)]を
選択します。
このように 3 つの図形が 1 つのもの
となりました。
95
5‑1‑7 表やファイルの挿入
Excelで作った表やグラフやあらかじめ作成しておいた文書ファイル等を挿入
することができます。
Excel からの表の挿入
Excelで作った表をWord中で利用した
い場合には、表の範囲を選択して右ク
リックしてコピーを選択し、Word の画
面上で右クリックして貼り付けを選択し
ます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ファイルの挿入
作成されたファイルを挿入したい場合
には[挿入(I)]→[ファイル(L)]を選択し
ます。
挿入したいファイルを選択し、[挿入
(S)]をクリックします。
すると、このように挿入されます。
96
5‑1‑8 段落
段落の始まる前と終わりまでの間隔を設定することができます。段落の間隔
を設定することで、段落の区切れがはっきりし、文書が見やすくなります。
段落の間隔設定
段落を設定するには[書式(O)]→[段
落(P)]を選択し、
[段落]というウィン
ドウで設定を行います。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
Chapter5
行間隔の設定
行間隔を変えるためには、
[行間]のところで変更します。
行間の選択肢に
は[1 行][1.5 行][2 行][最小値][固定値][倍数]が指定できます。
Word
97
5‑1‑9 段組
ここでは新聞や雑誌などでよく使用される段分けを説明します。段組をする
ことで、読みやすくすることができます。
文章全体を段組にする場合は、
最初
に[ページ設定]で段数を指定しておき
ます。文章の一部を段組にするには、
段組したい文字列を選択し[書式
(O)]
→[段組(C)]と選択します。
すると、
[段組]というウィンドウが表示されます。ここで、何段にするのか、
また、段と段との間をどれくらいあけるのか、などの設定をすることができま
す。
98
5‑1‑10 字下げ
字下げ(インデント)とは文章を書くとき、段落の最初に入る空白をいいま
す。字下げをすることで、内容の区切れがはっきりとし、メリハリのある文書
を作成することができます。
最初の行だけインデント
( 字下 げ )
最初の行だけインデント(
通常の原稿用紙のように、段落の最初の行だけインデントすることができま
す。最初の行だけをインデントするためには、ルーラ上のインデントマークを
移動させます。
ココ
インデントマーク
Chapter5
二行目以降の
インデントマーク
二行目以降のインデントマーク
文字揃えを目的として二行目以降のみをインデントすることができます。二
行目以降のインデントはインデントマークを使います。インデントマークを移
動させることにより、二行目以降がインデントされます。
Word
ココ
段落全体のインデント
段落全体のインデントをするには、一番下のインデントマークを移動させま
す。
ココ
99
5‑1‑11 ページ番号
複数のページにまたがる文書にはページ番号を付けておくと便利です。
ページ番号を自動的に計算してくれるので、
いま何ページ目かがわかります。
ページ番号を設定するには、[ 挿入
(I)]→[ページ番号(U)]を選択してく
ださい。
ページ番号というウィンドウが表示
されます。ここでページ番号の[位置
(P)]と[横位置(A)]、
[書式(F)]などを
設定することができます。
[位置(P)]では、
[ページ上][ページ
下][ページ中央][ページ内側][ページ
外側]を選択することができます。
サンプルを見て、ページ番号がどこ
に表示されるのかを確認しながら設定
してみましょう。
100
レポートの表紙にページ
番号をつけて印刷してしま
うことがよくあります。こ
のミスはページ番号を設定
する際[最初のページ番号を
挿入する(S)]という項目の
チェックをはずすことで防
ぐことができます。
5‑1‑12 ヘッダー
・フッター
ヘッダー・
ヘッダーとフッターの使用目的
ヘッダーとは各ページの上部余白に、フッターとは文書の各ページの下部余
白にそれぞれ印刷される文字列のことです。ページ番号、日付、文書のタイト
ルやファイル名、学籍番号、作成者などの情報を印刷することができます。
ヘッダーとフッターで設定した情報はすべてのページに印刷されます。
また、
先頭ページのみ専用のヘッダーとフッターを印刷することもできます。
ヘッダーやフッターを表示させるに
は、文書の表示モードを印刷レイアウ
トモードに変更し「表示(V)」→「ヘッ
ダーとフッター(H)」を選択します。
Chapter5
すると文書の上と下に点線の枠が引
かれヘッダーとフッターのツールバー
が表示されます。
Word
簡単に文書を入力するには、ツール
バーの中の[定型句の挿入(S)]を選択
して、その中のメニューから表示した
いものを選ぶと、ヘッダーやフッター
に文字が自動的に入力されます。
101
5‑1‑13 文章校正
・スペルチェック
文章校正・
文章校正
・スペルチェックとは
文章校正・
文章を書くにあたって文の間違いや英語のスペルミスなどを探し出してくれ
る機能です。
文章が完成してから誤字脱字など、確認の補助的な役割としてこの機能を使
います。
メニューバーの中の
「ツール(T)」
→
「文章校正(S)」を選択します。
すると文章校正が開始されます。
間違いが見つかるとツールボックス
が表示され間違いの説明と候補を表
示します。
英語の文章で間違いが発見されると
その単語に似た候補が表示されるの
で正しいスペルを選択します。
[文章校正が終了しました]という表
示がでたら終了です。
102
この機能を活用すること
によって、実際に紙に印刷
する前に文章のミスを
チェックするようにしま
しょう。
5‑1‑14 印刷
・プレビュー
印刷・
印刷する場合、必ず[印刷プレビュー]で印刷イメージを画面上で確認してか
ら行いましょう。その際ミスや誤字脱字なども確認し、紙の節約を心掛けま
しょう。
印刷プレビューは[ファイル(F)]→
[印刷プレビュー(V)]を選択します。
印刷プレビュー
プリントアウトする前に
印刷イメージを確認するこ
とができます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ズーム
Chapter5
Word
印刷イメージの拡大と縮小を行う
ことができます。文書の全体を確認
したい場合や、特定の部分を修正す
る時などに使用します。また、ズーム
を解除すると、印刷プレビューの画
面上で文字の修正を行うことができ
ます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
複数ページ表示
それぞれのページの印刷イメージを
確認するときには、便利な機能です。
レポートなどで枚数の指定された場
合に使うと便利な機能です。
103
ポップヒント
プレビュー画面の[ポップヒント]を
選択し、確認したい文字列を選択し
ます。画面上の印刷イメージを確認
することで、誤字脱字やミスを見つ
けて修正します。そうすることで、紙
の無駄遣いを防ぐことができます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
印刷
印刷は[ファイル(F)]→[印刷(P)]を
選択します。
部数、ページ数、印刷方向などの設
定は印刷プレビューからは変更でき
ないので必ずここでチェックしてお
きます。
また用紙サイズ等は[ プロパティ
(P)]をクリックして変更することが
できます。
そして設定が終了したら[OK]をク
リックすると印刷が開始されます。
104
Excel
表計算をするためのソフトウェアです。シートと呼ばれる表の中に、入力さ
れた数値データを計算式によって集計したり、
文字を入力して文書を作ったり、
入力データを元にグラフを作成したりします。
Office
Excel
Excel
PowerPoint
Chapter5
Word
基本操作
文字の入力
関数
印刷
グラフの作成
グラフの編集
表の作成
ウィンドウ枠の固定
105
5‑2‑1 基本操作
ここでは、基本操作である起動からファイルを開くまでの説明をします。
Excel の起動
[ スタート] →[ プログラム( P ) ] →
[Microsoft Excel]を選択します。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
新規作成
[ファイル(F)]→[新規作成(N)]を選
択します。
作業ウィンドウが表示されるので新
規の中の空白のブックを選択します。
ブック
何枚かの「 シート」 が集
まったものです。Excel で
は、作業をブック単位で行
います。一つの「ブック」に
は標準で 3 枚の「シート」が
入っています。
シート
■作業ウィンドウ
Excel での作業をより効率的にする
ためのウィンドウです。過去に開いた
ブックの履歴などが表示されます。
表を作るための作業エリ
アで、ワークシートともい
います。
「セル」にデータを入
力、
「シート」に表を作成しま
す。
セル
文字や数字を入力するマ
ス目です。データは 1 つ 1 つ
のセルの中に入力されます。
文字や数値を入力するとこ
ろです。
106
すると、新しいブックが表示されま
す。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ファイルの保存
Chapter5
■名前を付けて保存
[ファイル(F)]→[名前をつけて保存
(A)]を選択します。
Excel
すると、
[名前をつけて保存]ダイア
ログボックスが表示されます。
保存先フォルダ、保存形式、ファイ
ル名を指定したら[保存]ボタンを選択
します。
ダイアログボックス
ある操作をするための設
定や、ユーザーに対する
メッセージを表示するとき
のウィンドウのことです。
■上書き保存
[ファイル(F)]→[上書き保存(S)]を選択します。
前に作ったファイルを編集した後、同じファイル名で保存します。選択する
と自動で上書きして保存されます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
107
Excel の終了
■閉じるボタンから終了
右上の[×]ボタンをクリックします。
■メニューバーから終了
[ファイル(F)]→[終了(X)]を選択しま
す。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ファイルを開く
[ファイル(F)]→[開く(O)]を選択しま
す。
開きたいファイルのあるフォルダ、
ファイル名を指定したら[開く(O)]をク
リックします。
108
5‑2‑2 文字の入力
Excel では Word とは違って一つ一つのセルによって区切られています。
データはこの一つ一つのセルの中に入力されます。文字や数値、数式などを
入力することができます。
文字を入力したいセルを選択して文
字や数字を入力し[Enter]キーを押し
ます。
文字装飾
その他の文字修飾をする
場合 Office(P.79)を参照し
てください。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
Chapter5
日付の入力
セルの書式設定
Excel
Excel での日付の入力はそのまま入
力したり、数字とスラッシュを用いて
入力します。
[右クリック]→[セルの書
式設定]より分類・種類で設
定してください。書式より
表示形式を日付に変更して
ください。
[Enter]キーを押すと日付が入力さ
れます。
109
5‑2‑3 関数
関数の合計・最大値・最小値・データの個数・平均・数式のコピーについて
説明します。
合計
(SUM)
合計(SUM)
選択した範囲内の合計を計算する関
数です。合計を求めるセルを選択し
て、ツールバーの[オート SUM]を選択
します。
すると、合計を計算するセルの範囲
が点線で囲まれ、合計を計算する数式
がセルに入力されます。
[Enter]キーを押すと、範囲内の合
計が計算されてセルに表示されます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
最大値
(MAX)
最大値(MAX)
選択した範囲内の最大値を求める
関数です。最大値を求めるセルを選
択して、
ツールバーの[オートSUM]の
[▼]をクリックして[最大値(M)]を選
択します。
すると、最大値を求めるセルの範囲
が点線で囲まれ、最大値を求める数式
が入力されます。
[Enter]キーを押すと、範囲内の最
大値が求められセルに表示されます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
110
最小値
(MIN)
最小値(MIN)
選択した範囲内の最小値を求める関
数です。最小値を求めるセルを選択し
て、ツールバーの[オート SUM]の[▼]
をクリックして[最小値(I)]を選択し
ます。
すると、最小値を求めるセルの範囲
が点線で囲まれ、最小値を求める数式
が入力されます。
[Enter]キーを押すと、範囲内の最
小値が求められセルに表示されます。
Chapter5
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
Excel
データの個数
(COUNT)
データの個数(COUNT)
選択した範囲内のデータの個数を求
める関数です。データの個数を求める
セルを選択して、ツールバーの[オー
ト SUM]の[▼]をクリックして[データ
の個数(C)]を選択します。
すると、データの個数を求めるセル
の範囲が点線で囲まれ、データの個数
を求める数式がセルに入力されます。
[Enter]キーを押すと、データの個
数が求められセルに表示されます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
111
平均
(AVERAGE)
平均(AVERAGE)
選択した範囲内の平均値を求める関
数です。平均値を求めるセルを選択し
て、ツールバーの[オート SUM]の[▼]
をクリックして[平均(A)]を選択しま
す。
すると、平均値を計算するセルの範
囲が点線で囲まれ、平均値を計算する
数式がセルに入力されます。
[Enter]キーを押すと、平均値が計
算されセルに表示されます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
数式のコピー
SUM の数式が入力されたセルを選択
します。
フィルハンドル
フィルハンドルにポインタをあわせ
るとポインタが十字に変わるのでその
状態でドラッグします。
マウスのボタンを離すとドラッグし
たところまで数式がコピーされて合計
が入力されます。
[Enter]キー押して確定します。
112
数式のコピーは他の関数
でもできます。
5‑2‑4 印刷
印刷するまでの行程について説明します。
印刷プレビュー
メニューバーの[ファイル(F)]→[印
刷プレビュー(V)]を選択します。
印刷プレビューで印刷範囲を確認し
ます。
Chapter5
Excel
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
印刷
このプレビューの状態でよければ、
[印刷(T)]を選択します。
[印刷]ダイアログボックスが表示さ
れるので[OK]をクリックします。
113
5‑2‑5 グラフの作成
グラフの作成機能は、表の作成などとともに Excel が持っている大変便利な
機能の 1 つです。ここでは、グラフウィザードを使ったグラフの作成方法を説
明します。
セル範囲の選択
グラフにするデータを選択します。
データだけでなく項目名も選択しま
す。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
グラフウィザードの起動
グラフウィザードを選択します。
グラフウィザードのダイアログボッ
クスが表示されます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
114
ウィザード
「ウィザード」とは、操作
方法がわかりにくい作業を、
順次表示されるダイアログ
ボックスに従って設定する
だけで簡単に行えるように
した機能です。
グラフの種類の選択
[縦棒]を選択してください。
選択したグラフの種類の形式一覧が
表示されるので使用用途によって、グ
ラフを選択します。
[ サンプルを表示する] を選択しま
す。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
サンプルの確認
Chapter5
[サンプルを表示する]をクリックし
ている間、サンプルが表示されます。
確認して良いのであればマウスの左
ボタンから指を離します。
確認後[次へ(N)
]を押します。
Excel
○○ ○○ ○○ ○
○ ○
○ ○
○ ○
○ ○
○ ○
○ ○
○ ○
○ ○
○ ○
○ ○
○ ○
○ ○
○ ○○ ○
○ ○○ ○
○ ○
○ ○
○ ○
○ ○
○ ○
○ ○
○ ○
○
範囲を確認し次の設定に進む
グラフのサンプルが表示されるの
で、選択した[データの範囲(D)]に間
違いがないことを確認します。
確認したら[次へ(N)]を選択します。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
115
グラフのタイトルの入力
[グラフタイトル(T)]にタイトルを
入力します。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
凡例の表示位置の設定
凡例を選択して、表示したい位置に
チェックを入れます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
グラフの作成場所の設定
■新しいシートに作成
[新しいシート(S)]のチェックボッ
クスにチェックを入れて、
[完了(E)]を
選択します。
すると、グラフ用のシートが作ら
れ、グラフが表示されます。
116
■オブジェクト作成
[オブジェクト(O)]のチェックボッ
クスにチェックを入れて、
[完了(E)]を
選択します。
すると、現在表示されているシート
に、グラフが表示されます。
Chapter5
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
Excel
117
5‑2‑6 グラフの編集
グラフの作成後、変更点や間違いが発見された際の変更の手順を説明をしま
す。
グラフの位置とサイズ変更
■グラフの移動
[グラフエリア]と表示されるところ
にマウスポインタを合わせてドラッグ
して移動します。
動かしたい位置までドラッグして、
マウスのボタンから手を離すとグラフ
が移動します。
■グラフの大きさの変更
[■]選択ハンドルをドラッグして大
きさを変えます。
選択ハンドル
118
大きさを変えたいところまでドラッ
グして、マウスのボタンを離すとグラ
フの大きさが変わります。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
グラフ内の文字の変更
Chapter5
■グラフエリアの選択
[グラフエリア]と表示されるところ
をクリックします。
Excel
■グラフエリア書式設定の表示
グラフツールバーの項目がグラフエ
リアになっていることを確認して、
[グ
ラフエリアの書式設定]を選択します。
■文字のフォントの変更
[ グラフエリア書式設定] の中の
[フォント]を選択し、
[フォント名(F)]
と[スタイル(O)]、
[サイズ(S)]を選択
して[OK]をクリックします。
119
すると、グラフ内の文字が変更され
ます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
グラフの背景の変更
■プロットエリアの選択
[プロットエリア]と表示されるとこ
ろを選択します。
プロットエリア
■プロットエリア書式設定の表示
グラフツールバーの項目がプロット
エリアになっていることを確認して、
[プロットエリアの書式設定]を選択し
ます。
■色の選択
[色(O)]の中で、好きな色を選択し
[OK]をクリックします。
120
プロットエリア
イメージで表示されてい
るグラフの範囲です。
すると、グラフの背景色が変わりま
す。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
グラフデータの追加
■表に新たにデータを入力
表に追加データを入力します。
Chapter5
Excel
■グラフエリアの選択
[グラフエリア]と表示されるところ
を選択します。
121
■表の範囲の選択
新しく入力したデータは、範囲指定
されていないので新しく入力したデー
タの範囲までドラッグします。
このようにデータがグラフに追加さ
れます。
122
5‑2‑7 表の作成
ここでは、表の作成の例として時間割を作成します。
各タイトルの入力
セルを選択し、
文字や数字を入力しま
す。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
セルの書式設定
Chapter5
時間割を作る範囲を選択し、
メニュー
バーより[書式(O)]→[セル(E)]を選択し
ます。
罫線を引きます。
スタイルより線の太
さを選択し、
プレビュー枠内で罫線を引
き、確認をして[OK]をクリックします。
罫線
表を構成する線です。
Excel
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
行や列の挿入
行を挿入する位置を選択します。
右ク
リックして、挿入を選択すると、行が挿
入されます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
123
ブックの保存
メニューバーより[ファイル(F)]→
[名前をつけて保存(A)]を選択します。
そのブックの名前を変更し保存しま
す。
最後に、タイトルバーで名前が変更
されていることを確認します。
ブックを開いてすぐに作業が始められるように、適切な画面を表示した状態
で保存します。
セルの結合
セルの結合は、複数のセルを1つにする大変便利の機能です。
結合する複数のセルを選択し、
結合ボタンをクリックします。
124
5‑2‑8 ウィンドウ枠の固定
1画面に表示しきれないほどデータが入力されていると、
スクロールしたとき
に見出し行が見えなくなってしまいます。ここでは、見出し行の固定の仕方を
説明します。
固定する行の 1 つ下のセルを選択
し、
[ウィンドウ(W)]→[ウィンドウ枠
の固定(F)]を選択します。
固定されたことを表す線が表示され
ます。
Chapter5
すると、見出し行が固定されてスク
ロールしても表示されたままになりま
す。
Excel
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
解除するには
ウィンドウ枠の固定を解除するに
は、
[ウィンドウ(W)]→[ウィンドウ枠
固定の解除(F)]を選択します。
125
126
PowerPoint
PowerPointは、プレゼンテーション時のスライド資料を作成するためのソフ
トウェアです。自分の意見や情報を発表するとき、紙芝居のように複数のスラ
イドを順に表示させ、魅力的なプレゼンテーションができるようになります。
Excel
PowerPoint
基本操作
スライドの挿入と削除
スライドのレイアウト
文字の入力と装飾
スライドのデザイン
オブジェクトの挿入
ヘッダーとフッター
スライドショー
PowerPoint
Word
Chapter5
Office
印刷
127
5‑3‑1 基本操作
PowerPoint の基本的な操作である、起動、保存などの説明をします。
起動
[ スタート] →[ プログラム( P ) ] →
[Office]→[Microsoft PowerPoint]を
クリックします。
PowerPointが起動すると自動的に新
しいプレゼンテーションが作成され、
1 枚目のスライドが表示されます。プ
レゼンテーションの内容に沿って、ス
ライドを追加していきます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
保存
■新しく名前を付けて保存する
[ファイル(F)]→[名前を付けて保存
(A)]で保存します。
フォルダを選択し、ファイル名を入
力して[保存(S)]をクリックします。
128
■現在の名前で保存する
[ファイル(F)]→[上書き保存(S)]で
変更を上書き保存します。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
終了
Chapter5
[ファイル(F)]→[終了(X)]をクリッ
クします。
右上の[×]でも終了でき
ます。
PowerPoint
保存しないで終了した場合、
「保存し
ますか?」と表示されるので、よく確認
した上で、保存する場合は[はい(Y)]
をクリックします。
[いいえ(N)]は保存せずに終了し、
[キャンセル]はもとのPowerPointの画
面に戻ります。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
129
プレゼンテーションを開く
[ファイル(F)]→[開く(O)]をクリッ
クします。
[ ファイルの場所( I ) ] の[ ▼] をク
リックし、保存先(例:マイドキュメン
ト)を選択します。
該当するファイルを選択し、よく確
認をしてから[ 開く] をクリックしま
す。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
スライドの選択
左側のスライドの一覧の中から、表
示したいスライドをクリックすると、
そのスライドが表示されます。
130
5‑3‑2 スライドの挿入と削除
何枚もスライドを使う場合は、新しいスライドを挿入します。
新しい
スライドを追加する
新しいスライドを追加する
挿入したい場所の、ひとつ前のスラ
イドを選択し、
[挿入(I)]→[新しいス
ライド(N)]をクリックします。
Chapter5
選択されているスライドの次に、新
しいスライドが追加されます。
PowerPoint
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
スライドを削除する
削除したいスライドを一覧から選択
し、右クリックします。
メニューの中の[ スライドの削除
(D)]をクリックすると削除されます。
131
5‑3‑3 スライドのレイアウト
ここでは、スライド上での文字や画像などの配置方法を説明します。
スライドのレイアウトを適用
[新しいスライド(N)]をクリックし
ます。
使いたいレイアウトをクリックする
と、そのレイアウトを適用した新しい
スライドが挿入されます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
既存のレイアウトを変更する
レイアウトを変えたいスライドをク
リックし、
[書式(O)]→[スライドのレ
イアウト(L)]を選択します。
132
変えたいレイアウトの[▼]をクリッ
クします。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
PowerPoint
スライドの 1 枚目によく使われるタ
イトルスライドです。プレゼンテー
ションのタイトルや名前などを入力し
ます。
Chapter5
よく使用されるレイアウト
2 枚目以降のスライドによく使われ
るレイアウトです。文字を箇条書きで
入力します。
133
5‑3‑4 文字の入力と装飾
文字の種類や大きさ、色などを変更することができます。
スライドに文字を入力
枠内をクリックします。カーソル
(I)が表示されます。キーボードで文
字を入力しましょう。
[ E n t e r ] キーで改行、
[Backspace]キーで入力済み
の文字を削除できます。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
フォントの種類を変更する
文字をドラッグします。フォントの
[▼]をクリックします。フォントの種
類を選択します。
1枚のスライドの中に、た
くさんの種類のフォントを
使うと見づらくなります。
→参照(P.81)
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
フォントサイズを変更する
文字をドラッグします。フォントサ
イズの[▼]をクリックします。フォン
トサイズを選択します。
フォントサイズを小さく
しすぎると、プレゼンテー
ションのときに見ている人
が読みづらくなります。
→参照(P.81)
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
134
フォントサイズの拡大
・縮小
フォントサイズの拡大・
フォントサイズを変えたい文字をド
ラッグし、アイコンをクリックしま
す。
フォントの拡大
フォントの縮小
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
フォントの色
フォントの色が背景の色
と似ていると、プレゼン
テーションのときに見てい
る人が読みづらくなります。
→参照(P.80)
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
PowerPoint
フォントの色
Chapter5
フォントの色を変えたい文字をド
ラッグします。アイコンの[ ▼] をク
リックし、好きな色を選択します。
左揃え
・中央揃え
・右揃えにする
左揃え・
中央揃え・
文章をドラッグし、アイコンをク
リックします。
元に戻すには、もう一度クリックし
ます。
左揃え
→参照(P.80)
中央揃え
右揃え
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
135
箇条書き
・段落番号をつける
箇条書き・
箇条書きまたは段落番号をつけたい
文をドラッグし、アイコンをクリック
します。
元に戻すにはもう一度クリックしま
す。
段落番号
箇条書き
その他にも、色々なアイコンがあり
ます。詳しくはOfficeのページ(P.79)
を見てください。
共通項でまとめたり、
グループ
ごとでまとめると、わかりやす
いスライドを作ることができま
す。
[Tab]キーでレベル(階層)を上
げ、
[Shift]+[Tab]キーでレベルを
下げることができます。
136
→参照(P.82)
5‑3‑5 スライドのデザイン
デザインテンプレートを適用すると、スライドの背景、文字の大きさや色や
サイズ、レイアウトなどの PowerPoint で用意されたスタイルが使えます。
デザインテンプレートの色だけを変えたい場合は、配色を使います。
デザインテンプレートを適用する
[デザイン(S)]をクリックします。
Chapter5
適用したいデザインテンプレートに
マウスポインタを合わせると[▼]が現
れるのでクリックし、
[すべてのスライ
ドに適用(A)]をクリックします。
PowerPoint
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
デザインテンプレートを取り消したいとき
[デザイン(S)]をクリックします。
[使用できるデザイン テンプレート]
にある[標準デザイン.pot]をクリック
すれば、もとの白いスライドに戻りま
す。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
137
配色パターンを変更する
[デザイン(S)]→[配色]をクリック
します。
適用したい配色にマウスポインタを
合わせ、
[▼]をクリックし、
[選択した
スライドに適用(S)]をクリックしま
す。
デザインは変わらないまま、配色だ
け変わります。
アニメーション
PowerPointにはアニメーションという効果を付けることができま
す。
アニメーションとは、
文字やオブジェクトを動かすことのできる
機能です。
アニメーションを使うとより効果的なプレゼンテーション
にすることができます。
ただし、アニメーションの順番などにはよく気をつけましょう。
138
すべてのスライドに適用
する場合は[すべてのスライ
ドに適用(A)]をクリックし
ます。
5‑3‑6 オブジェクトの挿入
スライドには文字だけでなく、表・グラフ・クリップアート・ビデオ・サウ
ンド・写真・組織図などを挿入することができます。これらの要素をPowerPoint
では、オブジェクトと呼びます。
オブジェクトを挿入します
[挿入(I)]→[図(P)]→[ファイルか
ら(F)]で挿入したい画像ファイルを選
択します。
Chapter5
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
オブジェクトの位置を変更する
PowerPoint
オブジェクトをクリックしてマウス
ポインタの形が変わったら、ドラッグ
します。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
オブジェクトの大きさを変更する
オブジェクトをクリックします。
[○(ハンドル)]にマウスポインタを
合わせ、マウスポインタの形が変わっ
たらドラッグします。
白い[○(ハンドル)]はオ
ブジェクトのサイズを変更
します。
緑の[○(ハンドル)]はオ
ブジェクトを回転させます。
139
5‑3‑7 ヘッダーと
フッター
ヘッダーとフッター
ヘッダーはページの上にある余白に、フッターはページの下にある余白に文
字列を入力できる場所です。
プレゼンテーションのタイトルやスライドの番号、
日付、発表者の名前などを入れることができるので効果的に活用しましょう。
ヘッダー
・フッターをつける
ヘッダー・
[表示(V)]→[ヘッダーとフッター
(H)]をクリックします。
[スライド]タブ、もしくは[ノート
と配布資料]タブを選択し、クリック
します。
ヘッダーやフッターに情報を入力
し、プレビュー画面でどこに表示され
るか確認します。
[すべてに適用(Y)]をクリックしま
す。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
140
現在選択しているスライ
ドにのみつける場合は[ 適
用]をクリックします。
ヘッダー
・フッターの非表示
ヘッダー・
タイトルスライドには、ヘッダーと
フッターをつけないようにしましょ
う。
[表示(V)]→[ヘッダーとフッター
(H)]をクリックします。
Chapter5
[タイトル スライドに表示しない
(S)]をチェックし、
[すべてに適用(Y)]
をクリックします。
PowerPoint
日付が自動的に変わるように設
定したい場合は、
[日付と時刻(D)]
の[自動更新(U)]にチェックしま
す。
印刷する場合は、ヘッダーと
フッターの使い方に注意しましょ
う。
141
5‑3‑8 スライドショー
スライドを画面全体に表示させ、紙芝居のように一枚ずつスライドを見せて
いきます。スライドは話の内容に沿って進めましょう。
スライドショーを行う
[スライドショー(D)]→[実行(V)]で
スライドショーが始まります。
また、
[F5]キーでもスライドショー
を開始することができます。
[スペース]キーで次のスライドに進
み、
[Backspace]キーで一つ前のスライ
ドに戻ります。また、マウスのクリッ
クでも次のスライドに進めることがで
きます。
[Esc]キーでスライドショーを終了
することができます。
プレゼンテーション
実際にプレゼンテーションを行う場合、発表前に何度もリハーサル
をすると、本番でうまくプレゼンテーションができます。また、本番
前、
友達に自分のプレゼンテーションを聞いてもらうと良いでしょう。
142
[Enter]キーでも次のスラ
イドに進みます。
スライド上で右クリック
をすると、[ 次へ( N ) ] [前へ
(P)]などの操作できます。
←画像参照
5‑3‑9 印刷
ここでは、配布資料の印刷を説明します。
配布資料とは、PowerPoint のスライドを縮小印刷した資料のことです。プレ
ゼンテーションを見ながら資料にメモを取ることができます。
配布資料を印刷する
[ファイル(F)]→[印刷(P)]をクリッ
クします。
Chapter5
[印刷対象(W)]の[▼]をクリックし
て[配布資料]を選択します。
ノートに入力したテキ
ストを印刷するには[ノー
ト]を選択します。
PowerPoint
[1ページあたりのスライド数(R)]の
[▼]をクリックし、1 ページに表示す
るスライド数を選択します。
1 ページに[1 枚][2 枚][3
枚][4 枚][6 枚][9 枚]のスラ
イドを表示することができ
ます。
印刷する前に[プレビュー(E)]をク
リックして、どのように印刷されるか
確認しましょう。
143
確認したあと、
[印刷(P)]をクリック
します。
[OK]をクリックして印刷を開始しま
す。
配布資料の[1 ページあたりの
スライド数(R)]を3枚にすると右
のスペースにメモ欄ができます。
144