■公害防止管理者 公害防止管理者等には条例関係と法律(特定工場における公害防止組織の整備に関する法律)関係と二つ あります。工場によっては両方に該当することがあります。 □条例関係(東京都公害防止管理者) 1. 公害防止管理者の選任 下表に該当する工場を設置している者は、公害防止管理者を選任し、作業の方法、施設の維持等につ いて当該工場から公害を発生させないよう監督を行わせなければなりません。(条例規則別表第 9) 工場の区分 公害防止管理者の区分 条例別表第8(注 1)に掲げる工場のうち次の各号に掲げる業種に属する もの(従業員 10 人以上のものに限る。)並びに発電施設、都市ガス製造 施設、都市ごみ焼却施設及びパルプ製造施設を有する工場 1 非鉄金属第一次精錬精製業、2 鉛再精錬又は亜鉛第二次精錬 業、3 伸銅品又はメツキ鉄鋼線製造業、4 鋳鋼、銑鉄鋳物、可 鍛鋳鉄若しくは非鉄金属鋳物製造業又は製鋼業、5 有機質飼料又 は肥料製造業、6 建設機械又は鉱山機械製造業、7 運送用車両 又は運送用車両部品製造業、8 鋼船製造又は修理業、9 トラク ター製造業、10 亜鉛鉄板製造業、11 石けん又は合成洗剤製 東京都一種公害防止管理者 造業、12 合板製造又は薬品による木材処理業、13 プラスチ ツク、合成皮革、プラスチツク床材、プラスチツクフィルム又はプ ラスチツク発泡製品製造業、14 セメント製造業、15 舗装材 料製造業、16 合金鉄又は電気炉銑製造業、17 鍛工品製造 業、18 圧縮ガス又は液化ガス製造業、19 界面活性剤製造 業、20 ソーダー製造業、21 メタン誘導品製造業、22 医 薬品又は農薬製造業、23 産業用火薬類製造業、24 染料若し くはその中間物、顔料又は塗料製造業、25 表面処理鋼材製造 業、26 コールタール製品製造、潤滑油及びグリス精製業 条例別表第8(注 1)に掲げる工場で前項各号に規定するもの以外のもの 東京都一種公害防止管理者又は 東京都二種公害防止管理者 (注 1)公害指導リーフレット『■立地規制及び特定行為の制限』を参照 2.公害防止管理者の資格要件 東京都一種公害防止管理者資格 東京都二種公害防止管理者資格 東京都が行う一種公害防止管理者講習を修了した者。なお、受講に ついては資格等が必要です。くわしくは係員におたずねください。 東京都が行う二種公害防止管理者講習を修了した者。なお、受講に ついては資格等が必要です。くわしくは係員におたずねください。 3.公害防止管理者の仕事(条例規則第 48 条関係) (1)当該工場を設置している者に対し、条例の規定を誠実に遵守するよう助言し、及び作業の方法、 施設の維持等の技術的事項について、当該工場から公害を発生させないよう監督を行うこと。 (2) 当該工場の付近の住民に対し、当該工場の公害の防止方法等について周知させること。 4.公害防止管理者の選任・解任の届出について(条例第 105 条関係) 公害防止管理者を選任したときは、速やかに、その旨を知事(区長宛て)に届け出なければならない。 公害防止管理者を解任したときも、同様とする。 H21.4
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