H20年度 JGS研究プロジェクト論文概要集

Contents
■ 情報システム企画部会
(IP部会)
IP- 01:属人化システムからの脱却
2
論題「属人化システムからの脱却」
IP- 02:情報システムの保守・運用業務をモチベーション高く行うためには
4
論題「保守・運用業務をモチベーション高く行うためには
−保守・運用部門の実態 効果的なアピール実行の提案−」
IP- 03:ファシリテーションの鍵となるものを探る
6
論題「企業内会議におけるファシリテーションの活用 −ファシリテーションで組織力をあげる−」
IP- 04:組織モチベーションアップのためのコーチング
8
論題「モチベーションアップのための目標設定フレームワーク」
IP- 05:グリーンITの実践と考慮点
10
論題「グリーンIT実践のためのガイドライン」
IP- 06:情報系子会社が担うべき役割とは?
12
論題「情報システム子会社の課題解決に向けた提言 −情報システム子会社の進む道−」
IP-07:新入社員 育成方法論
14
論題「新入社員 育成方法論 −ヒューマンスキルの重要性と強化施策−」
IP- 08:オープンソースビジネスの展望と新たなビジネスモデルの創出
16
論題「オープンソースビジネスの展望と新たなビジネスモデルの創出
−オープンさが創り出す新しい市場とビジネスモデル−」
IP - 11:影響分析段階で現行機能を保証する手法の提言
18
論題「影響分析段階における品質機能保証の着眼点 −見えない敵を可視化する品質特性フィルタ−」
IP - 13:ITガバナンス実践
20
論題「IT投資の最適化に向けた投資案件の選定手法構築」
IP - 14:テストツールの活用
22
論題「組織におけるテストツール活用状況の視覚化ツールの提案」
IP - 15:ISアナリスト
(UISS)
の育成方法
24
論題「アウトソーシング発注企業におけるISアナリスト(UISS)の育成方法
−永続的企業発展のために−」
■ プロジェクトマネジメント部会
(PM部会)
PM-01:プロジェクト初期段階での見積手法
26
論題「属人性を排除した見積ぶれ低減手法の提案
−
『考慮漏れ』
や
『問題点』
を見える化し『見積のぶれ』を低減させるためのテクニック−」
PM -02:品質の定量的把握
論題「品質の定量的把握」
28
PM- 03:チームの協調・協力・成長に重点を置くプロジェクトファシリテーション
30
論題「プロジェクトファシリテーションによるチーム力・組織力向上
−役立つ3つのプロジェクトファシリテーションツール−」
PM-04:品質向上のための上流工程プロセス改善
32
論題「蓄積情報活用による品質向上への取組み
−上流工程における過去情報の検索プロセスモデル−」
PM-06:非機能要件定義
34
論題「非機能要件定義における
「気づき」の重要性
−ユーザーとベンダー双方の視点でアプローチ可能な非機能要件チェックリストの提案−」
PM-07:プロジェクトにおけるユーザーの役割
36
論題「プロジェクトにおけるユーザーとの相互理解 −ユーザーカルテを使ってお客様を知ろう−」
PM -11:要求定義マネジメント
38
論題「最適な要求定義を行うための新手法 −手法とコミュニケーションからのアプローチ−」
PM -12:PMOによるQCD競争力向上への取り組み
40
論題「成功する情報システム子会社のPMOとは −実課題から考察した改善策提言−」
PM -14:プロジェクト・マネジャー・コンピテンシー開発体系
42
論題「PMCDFの活用による個人特性アセスメント −アセスメントのテーラリング事例−」
PM -17:アーキテクチャーの定義とガバナンス
44
論題「サーバ集約化による問題を低減させるためのルール
−サーバ仮想化技術を効率的に管理する−」
PM-18:アジャイル開発におけるプロジェクトマネジメント
46
論題「アジャイル開発の普及に向けて」
■ システムP & i 部会
(Pi部会)
Pi - 02:仮想化,統合化,およびその運用
48
論題「統合におけるPower SystemsとBladeCenterの比較 ─IBM i を利用した仮想化統合─」
■ リソースマネジメント部会
(RM部会)
RM - 01:内部統制の有効性向上に向けたシステム構築
50
論題「内部統制の有効性向上に向けたシステム構築
−監査運用コストの削減と企業価値の向上に向けて−」
RM - 02:運用の受入れ
(引継ぎ)
基準について
52
論題「効率的な運用受入れ手法の考察とその検証
−開発上流工程での運用部門の参画,段階的な運用受入れについて−」
RM - 03:仮想化時代の運用
論題「サーバ仮想化環境におけるプロアクティブな運用の提言 −仮想化時代の運用−」
54
RM - 10:
“行動型エンジニア”
集団の育成
56
論題「
“行動型エンジニア”
の育成」
RM - 12:効果とコストバランスのとれたBCPの研究
58
論題「災害対策グレード表を活用したIT-BCP策定における全体最適実現の支援
−効果とコストバランスの取れたBCPの研究−
■ システム製品部会
(SP部会)
SP - 02:なぜ日本では海外ほどOSのバージョンアップが進んでいないのか?
60
論題「塩漬けのメインフレームからの脱却 −z/OSを新鮮に保つためにSEができること−」
SP- 04: 分散スケールアウト型のデータ・ストレージ技術の動向調
62
論題「最新技術を利用したストレージ容量不足解決への考察」
SP - 05:言語やプラットフォームに依存しないモデリング手法
64
論題「モデリング手法と設計資料に関する考察」
SP - 06:System z 仮想化環境におけるインフラ移行のベストプラクティ
66
論題「クラウド・コンピューティング時代におけるサーバー統合の価値についての再考察」
SP -10:System z 環境におけるITIL実践についての研究
68
論題「System z 環境・中小企業のためのITIL導入 −勘所を押さえれば一歩を踏み出せる−」
SP -11:SOA(サービス指向アーキテクチャ)V2 [チーム1]
70
論題「SOAのトランザクション −サービス連動におけるトランザクションの指針−」
SP -11:SOA(サービス指向アーキテクチャ)V2 [チーム2]
72
論題「SOAの投資対効果を考える」
SP -14:Web環境からのIMSデータベース連携 V2
74
論題「Web環境からのIMSDBへの直接アクセス手法
−直接アクセス手法導入時の保守・運用項目の考察−」
SP -17:CICS技術動向の研究
76
論題「CICS最新ツールによるパフォーマンス分析
−CICS Explorerはパフォーマンス関連の問題解決に有効か−」
■ WEB&ネットワーク部会
(WN部会)
WN-01:シンクライアントの有効性の考察
78
論題「シンクライアントの有効性とその考慮点の考察 −導入に向けた現実的アプローチ−」
WN -02:企業におけるWeb 2.0活用とセキュリティ
80
論題「企業にてSaaSを有効活用する際のセキュリティの整理」
WN-03:e-mailに代わるコミュニケーション・ツールの利用について
論題「Eメール肥大期における企業内コミュニケーション・ストレスからの解放」
82
WN-04:Web 2.0とSOAの融合 ─SOAのマッシュアップ─
84
論題「エンタープライズ向けのマッシュアップの構築」
WN-09:AJAX開発
86
論題「デスクトップアプリケーションに対するAjax技術適用の検証」
WN-10:仮想化技術研究
88
論題「サーバー仮想化技術導入のメリット・デメリット」
WN-11:次世代ネットワーク開始。 〜その時、自社ネットワークはどう変わる〜
90
論題「企業内WANへの次世代ネットワーク技術の適用」
JGS研究プロジェクト活動は、テーマごとに6部会に分かれて運営されています。
(チーム名の頭についているアルファベットは、この部会名を表しています)
■ 情報システム企画部会(IP部会)
情報システム企画の質の向上を目指し、経営戦略と先進 I Tとの連携にかかわる研究/評価を行ないます。
■ プロジェクトマネジメント部会(PM部会)
情報システムにおけるプロジェクトマネジメントなどに関する研究/情報交換を行ないます。
■ システムP & i 部会(Pi部会)
System p & System i 系として、より質の高い技術の向上を目指し、全国規模での研究/評価を行ないます。
■ リソースマネジメント部会(RM部会)
情報システムおよび人材を中心とした経営リソースの企画・開発・運用管理などに関する研究・情報交換を
行ないます。
■ システム製品部会(SP部会)
IBM社およびIBM関連ハードウェア/ソフトウェア製品群に関する機能・活用・運用等の調査/研究を行ない
ます。
■ WEB&ネットワーク部会(WN部会)
Web関連技術やネットワーク関連ハードウェア/ソフトウェア製品群に関する機能・活用・運用等の調査/研
究を行ないます。
JGS研究プロジェクト・チーム論文概要集
情報システム企画部会(IP部会)
プロジェクトマネジメント部会(PM部会)
システムP&i 部会(Pi部会)
リソースマネジメント部会(RM部会)
システム製品部会(SP部会)
WEB&ネットワーク部会(WN部会)
IP- 01:属人化システムからの脱却
IP-01:属人化システムからの脱却
論 題:
「属人化システムからの脱却」
概要
属人化システムという言葉が広まり,システムの属人化を
解消する対策としてさまざまな取り組みが行なわれている.
しかしながら,有効な対策が定着し,成果を挙げ,属人化シ
ステムから脱却できたという事例は少ない.IT業界において
は属人化システムがもたらす影響が大きいことを再認識し,
脱却の必要性についての思いを強くした.本論文は「組織風
土」
「人」
「システム」の 3 つの観点から考察し,属人化システ
ムから脱却する方法を提案するものである.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
インフォテクノ朝日
業務ソリューション部 分散グループ・主任
(株)
インテック
ネットワーク&アウトソーシング事業本部 コスモセンター
(株)
エクサ
カードソリューション部
エヌアイ情報システム
(株)
第一システム部 関東システムグループ
NTTデータソフィア
(株)
システム管理本部 システム基盤部
エムエルアイ・システムズ
(株)
基盤開発グループ
国分
(株)
情報システム部 物流システムチーム・専任課長
コベルコシステム
(株)
BS本部 第一ソリューション部 第一グループ・担当課長
(株)損保ジャパン・システムソリューション
ソリューション事業部 ソリューション第二部・主任
第一生命情報システム
(株)
個人保険システム第一部
第一生命情報システム
(株)
システム基盤グループ
第一生命情報システム
(株)
人事情報グループ
(株)
東レシステムセンター
TRシステム運用部 TR運用2課
ニッセイ情報テクノロジー(株)
基盤ソリューション事業部 オープン開発ブロック
日本オフィス・システム
(株)
PSソリューション開発第二部 PSプロジェクトグループ
(株)FAITEC
ベニックソリューション
(株)
リーダー
サブリーダー
ソリューション第一事業部 開発第一部 年金管理一グループ
ソリューション本部 アプリケーションサービス事業部
アプリケーションサービス部 基幹システムグループ
三菱総研DCS(株)
(株)
村田製作所
システム推進事業部 第1グループ
情報システム統括部
明治安田システム・テクノロジー(株) テクニカル・サポート部
(株)
ユーフィット
小林 威嗣
河合 悠史
石川早奈恵
富山 潔
田村里永子
北澤 純
小森谷政一
轟 禎市
菅原耕太郎
曽根 創
多田 彩乃
山下健太郎
堀部 浩子
岡本麻理子
村川奈々子
大河内達人
金融システム第一部
サブリーダー
三島 瑞穂
桝井 草介
幅尾 千春
藤井 夏樹
野田 丈祥
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
IGA AS.第三Sol.デリバリー
日本アイ・ビー・エム
(株)
IGA AS.第三Sol.デリバリー
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
金子 剛
諸戸 秀政
IP- 01:属人化システムからの脱却
[Team Name] IP-01:Method that gets rid of from system where technology is not shared with knowledge
[Thesis Subject] Method that gets rid of from system where technology is not shared with knowledge
Summary
“ZOKUJINKA system”“
- The system where technology is not shared with knowledge”-. This
word spread on worldwide and various measures have been done to dissolve the“ZOKUJINKA
system”. Even though the various measures have been done, there are very few cases which
effective measures are established, achieved the result and dissolved the“ZOKUJINKA
system”. We rediscover the big influence and necessity to dissolve the“ZOKUJINKA system”.
In this thesis, we consider the 3 point of view,“Organizational climate”,“person”,“system”.
We propose how to dissolve the“ZOKUJINKA system”with this 3 point of view.
Member List(alphabetical order of company name)
BENIC SOLUTION Co., Ltd
EXA CORPORATION
FAITEC CORPORATION
Info Techno Asahi Co., Ltd.
INTEC INC.
KOBELCO SYSTEMS CORPORATION
KOKUBU & Co., Ltd.
Meiji Yasuda System Technology Company Limited
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
MLI Systems Inc.
Murata Manufacturing Co., Ltd.
NI Information System Co., Ltd.
NIPPON OFFICE SYSTEMS LTD.
Nissay Information Technology Co., Ltd.
NTT DATA SOFIA CORPORATION
SOMPO JAPAN SYSTEM SOLUTIONS INC.
The Dai-ichi Life Information Systems Co., Ltd.
The Dai-ichi Life Information Systems Co., Ltd.
The Dai-ichi Life Information Systems Co., Ltd.
Toray Systems Center Inc.
Ufit Co., Ltd.
Mizuho Mishima
Sanae Ishikawa
Tatsuto Okouchi
Takashi Kobayashi
Hisashi Kawai
Teiichi Todoroki
Masakazu Komoriya
Natsuki Fujii
Sub-Leader Sousuke Masui
Jun Kitazawa
Chiharu Habao
Kiyoshi Tomiyama
Nanako Murakawa
Sub-Leader Mariko Okamoto
Rieko Tamura
Koutarou Sugawara
Hajime Sone
Leader Ayano Tada
Kentaro Yamashita
Hiroko Horibe
Takeyoshi Noda
Team adviser
IBM Japan, Ltd. Goh Kaneko
IBM Japan, Ltd. Hidemasa Moroto
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Goh Kaneko
Hidemasa Moroto
IP- 02:情報システムの保守・運用業務をモチベーション高く行うためには
IP-02:情報システムの保守・運用業務をモチベーション高く行うためには
論 題:
「保守・運用業務をモチベーション高く行うためには
−保守・運用部門の実態 効果的なアピール実行の提案−」
概要
近年の技術革新に伴い,情報システムは電気・
ガス・水道などと同様に,日常生活のインフラス
トラクチャーとしての存在意義が高まっている.
また,情報システムは企業活動を行う上でも必要
不可欠であり,付加価値の高い情報システムによ
る安定したサービス提供が求められている.
本論文では,情報システムを支える保守・運用
業務の特性を踏まえ,保守・運用業務担当者のモ
チベーションに着目した.厳しい環境の中で行わ
れる保守・運用業務では,安定した IT サービス提供を優先するあまり,担当者のモチベーションが高く
維持できない状況に陥ることがある.その原因を問題分析手法や現場担当者のアンケートを元に検証し,
情報システム保守・運用業務担当者のモチベーションを高く維持するための,
「効果的なアピール方法」と
「上司の積極的傾聴」による双方向コミュニケーションを提案する.
メンバーリスト(会社名50音順)
エヌアイシー・ネットシステム
(株)
データセンタ事業部 サービスサポート部門
オリックス・システム
(株)
運用グループ アーキテクチャグループ兼任
(株)JALインフォテック
池田 泰之
川鍋 大
エアライン事業本部 システム運用・基盤事業部
システム運用部 システム運用グループ
(株)
エクサ
第1事業部 鉄鋼システム第2開発部 購買チーム
(株)
ティージー情報ネットワーク
基盤・運用サービス部 サービス統括グループ
(株)
東レシステムセンター
基幹システム事業部 SI1課
(株)
菱友システムズ
BS事業部 システム開発二部 システム開発二G3係
クオリカ
(株)
OS事業部 OS営業部 サービスG
シャープ
(株)
ITシステム推進センター ネットワーク推進部
スタンレー電気
(株)
インテグレーテッド・システム・ソリューション部
日本アイ・ビー・エム
(株)
IGA AS.第三Sol.デリバリー
日本オフィス・システム
(株)
第二BPO事業カンパニー
サブリーダー
富士フイルムコンピューターシステム(株) システム事業部 ITインフラ部
ベニックソリューション
(株)
島村 大輔
森 憲一郎
坂爪 淳力
山下 塁
木村 修
岡本 敏美
谷本 博和
松田 昭夫
山口 龍彦
笹辺 盛登
市川 智明
ソリューション本部 アプリケーションサービス事業部
三菱総研DCS(株)
ITサービス事業本部 情報処理部 業務運用グループ
三菱総研DCS(株)
ITサービス事業本部 情報処理部 NICAPグループ
三菱総研DCS(株)
ITサービス事業本部 千葉情報センター システム運用グループ
酒井 英明
小栗 崇
森兼 博隆
南澤 剛志
SSO.第一インフラSys・Mgmt
杉本 円
アプリケーションサービス部 基幹システムグループ
リーダー
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
IP- 02:情報システムの保守・運用業務をモチベーション高く行うためには
[Team Name] IP-02:Perform maintenance and delivery of information systems with high motivation
[Thesis Subject] Perform maintenance and delivery of information systems with high motivation
Summary
As the Information Technology advances and becomes part of our life, it is becoming more and
more indispensable to us just as electricity, gas and water supply. Obviously, IT is also essential
to our day to day business activities and it is imperative that the IT industry provides stable and
quality services delivering high added value.
In this paper, we focus on the motivation of the members who are in charge of maintenance
and delivery of IT services considering the characteristic of their work. Their work environment
is severe and it is not always easy to sustain their motivation high in order to provide stable
services.
We studied the cause of the motivation issue using analysis techniques and questionnaires to
the delivery members. From this study, we conclude the improvement of two-way communication
is essential to address this issue. We propose two excellent ways to improve the two-way
communication such as“how to effectively appeal their contribution to others”and“an active
listening by manager”and explain these proposals in details.
Member List(alphabetical order of company name)
BENIC SOLUTION CORPORATION
EXA CORPORATION
FUJIFILM COMPUTER SYSTEM CO., LTD.
IBM Japan, Ltd.
JAL Information Technology Co., Ltd.
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
NIandC NETSYSTEM Inc
Nippon Office Systems Ltd.
ORIX Computer Systems Corporation
QUALICA Inc.
Ryoyu Systems Co., Ltd.
SHARP CORPORATION
STANLEY ELECTRIC CO., LTD.
TG Information Network Co., Ltd.
Toray Systems Center, Inc.
Hideaki Sakai
Kenichiro Mori
Tomoaki Ichikawa
Tastuhiko Yamaguchi
Daisuke Shimamura
Takashi Oguri
Tsuyoshi Minamisawa
Hirotaka Morikane
Yasuyuki Ikeda
Morito Sasanabe
Masaru Kawanabe
Toshimi Okamoto
Osamu Kimura
Hirokazu Tanimoto
Sub-Leader Akio Matsuda
Atsumasu Sakatsume
Rui Yamashita
Leader
Team adviser
Madoka Sugimoto
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
IP- 03:ファシリテーションの鍵となるものを探る
IP-03:ファシリテーションの鍵となるものを探る
論 題:
「企業内会議におけるファシリテーションの活用
−ファシリテーションで組織力をあげる−」
概要
ビジネス環境の多様化に対応するため,企業には今まで以
上に組織力を向上させることが必要となってきている.その
ためには,会議において,集団の知的相互作用,すなわち
ファシリテーションが重要となる.IP- 03では,企業内会議の
現状の問題について,ファシリテーションの観点から分類・
考察し,定例会議にファシリテーションを導入・実践した.
本論文では,IP- 03の経験から学んだことと専門家の意見を
通し,ファシリテーションの実践・導入のポイントについて
述べる.
メンバーリスト(会社名50音順)
第一生命情報システム
(株)
営業システム部
三井住友海上システムズ
(株)
契約共通システム部
鎌田耕太朗
鈴木 竜太
熊谷麻佑子
磯部 忠志
中西あかね
渡辺 康祐
木 聖美
GBソリューション・サービス
荒井 邦郎
(株)
アイ・ティー・ワン
(株)
オージス総研
三協・立山ホールディングス
(株)
SE本部 第1システム部
営業本部営業企画部
情報システム統括室 システム企画部
(株)
ジェーエムエーシステムズ
金融ソリューション事業部
(株)
損害保険ジャパン
ヘルスケア事業開発部
サブリーダー
リーダー
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
IP- 03:ファシリテーションの鍵となるものを探る
[Team Name] IP-03:Searching for the key to the facilitation
[Thesis Subject] Use of facilitation at conference in corporations
− Increasing organizational strength by using the facilitation −
Summary
In order to adopt the diversification of business,corporations need to improve the strength as
organizations more and more. To attain this object,an intellectual reciprocal action of the group
in a meeting,which is facilitation,is important. IP-03 classified and investigated the current
problems in conferences from the point of view of the facilitation,and introduced the facilitation
to a regular meeting. In this thesis,we would like to explain the point in the practice and the
introduction of the facilitation through the experience of IP-03 and the specialist's opinions.
Member List(alphabetical order of company name)
Information Technology One Co.,Ltd.
JMA Systems Corporation
Mitsui Sumitomo Insurance Systems Co.,Ltd
Osaka Gas Information System Research Institute Co.,Ltd.
Sankyo-Tateyama Holdings ,Inc.
SOMPO JAPAN INSURANCE INC.
The Dai-ichi Life Information Systems Co.,Ltd.
Koutarou Kamata
Sub-Leader Tadashi Isobe
Satomi Takagi
Ryota Suzuki
Mayuko Kumagai
Akane Nakanishi
Leader Kousuke Watanabe
Team adviser
Kunio Arai
IBM Japan,Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
IP-04:組織モチベーションアップのためのコーチング
IP-04:組織モチベーションアップのためのコーチング
論 題:
「モチベーションアップのための目標設定フレームワーク」
概要
IT技術者の業務へのモチベーション低下や,業務に対する
受動的な態度・姿勢が指摘される中,メンバーをとりまとめ
るリーダー層には厳しいチーム目標が課せられ,期待を上
回る成果をあげることが求められている.10社 55 名へのモ
チベーションに関するヒアリングを実施した結果,モチベー
ションや業務への取り組み姿勢にはメンバーひとりひとりの
目標設定の仕方が大きく関係していることがわかった.本論
文では,リーダーがメンバーの目標設定を行う際に応用可能
なテクニックや,それらを利用する上での留意点をリーダー向けのフレームワークとしてまとめ,その
活用方法と効果について論じる.
メンバーリスト(会社名50音順)
ITインフォメーションシステムズ
(株)
(株)FAITEC
NTTデータソフィア
(株)
(株)NTTデータソルフィス
NTTデータシステム技術
(株)
(株)ジェーエムエーシステムズ
システム技術部
開発第一部
システム開発本部 第四開発部
ITマネジメント・ソリューション部
日銀システム事業部 日銀ネット基盤
関西事業部
第一生命情報システム
(株)
基盤開発グループ
三菱総研DCS(株)
SI技術部分散基盤第六グループ
(株)
ユーフィット
公共営業部
リーダー
サブリーダー
越川 亘
中澤 朋広
羽良あづさ
中村 聡
田村 学
藤本 千春
西村 篤
田中 聡
杉山 友和
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
ISE.システムズ・マネジメント
日本アイ・ビー・エム
(株)
ISE.システムズ・マネジメント
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
江川 聡子
村重 里美
IP-04:組織モチベーションアップのためのコーチング
[Team Name] IP-04:Coaching for higher motivation in organization
[Thesis Subject] Goal Setting Framework for IT Engineers' High Motivation
Summary
While IT engineers' low motivation and reactive attitude towards work is an industrial issue,
leaders are burdened with challenging business goals, and are expected to achieve them with
extraordinary results. Maintaining team members' motivation at a high level and encouraging
proactive actions are essential to achieve business goals. Through motivation surveys of 55 IT
engineers, we observed that personal business goals itself and how they are set deeply affect IT
engineer's motivation. This paper introduces the“Goal Setting Framework”which is a collection
of techniques and considerations that leaders can use when setting team members' business. This
paper also discusses it's usage and effect.
Member List(alphabetical order of company name)
FAITEC CORPORATION
Sub-Leader
IT Information Systems Corp.
Tomohiro Nakazawa
Wataru Koshikawa
Chiharu Fujimoto
Satoshi Tanaka
Azusa Hara
Satoshi Nakamura
Manabu Tamura
Atsushi Nishimura
Tomokazu Sugiyama
Leader
JMA Systems Corporation
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
NTT DATA SOFIA CORPORATION
NTT DATA SOLFIS CORPORATION
NTT DATA SYSTEM TECHNOLOGIES INC.
The Dai-ichi Life Information Systems Co., Ltd
Ufit Co., Ltd.
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Satoko Egawa
Satomi Murashige
IP-05:グリーンITの実践と考慮点
IP-05:グリーンITの実践と考慮点
論 題:
「グリーンIT実践のためのガイドライン」
概要
インターネットの普及,企業活動の複雑化・グローバル化
により,今後更にIT利用が加速し,消費電力が急激に拡大
すると予想されている.そうした中でグリーンIT(地球温暖
化問題に対するIT 分野での取り組み)はここ数年間でIT業界
での単なる流行から産業界全体におけるキーワードの1つと
なった.しかし「取り組むレベル・範囲・内容が不明確」
「社
内体制が不十分」といった企業が抱える課題・問題の指摘も
多く,方針や体制を明確にすることを求められている.グリーンITは,グリーン of ITによるIT 基盤
整備と,グリーン by ITによる業務改善を行う大きなチャンスであり,情報システム部門が中心となっ
て取り組みを進めていく必要がある.これらの課題を解決するため本論文を作成した.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
東レシステムセンター
TRソリューション部
(株)
ユーフィット
公共システム事業部
クオリカ
(株)
アウトソーシング事業部
三和コムテック
(株)
社長室
サブリーダー
リーダー
飯高 真人
斉藤 清佳
柳 佑佳
柿澤晋一郎
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
10
システム・インフラストラクチャー・ソリューション
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
矢野 周作
IP-05:グリーンITの実践と考慮点
[Team Name] IP-05:Green IT Implementation Guideline
[Thesis Subject] Green IT Implementation and Consideration
Summary
The use of IT will accelerate, and power consumption will be rapidly increased by the spread
of the Internet, complication of corporate activity, and globalization. Due to these, Green IT(IT
sector's efforts over a global warming issue)became the keywords in the whole industrial world
from a mere fashion in IT area. However, the definition of the level, the range, and contents of
the Green IT is unclear and organizational issues are not addressed properly. The companies
are urged to set a plan and organization first. Improvement of IT infrastructure by Green of IT,
and the corporate efficiency by Green by IT is a big chance for a company, and it is the area that
an information system department(IS)needs to take the lead. This paper was prepared for IS
people to plan and tackle their Green IT project.
Member List(alphabetical order of company name)
Yuka Takayanagi
Shinichiro Kakizawa
Sub-Leader Masato Iidaka
Sayaka Saitou
QUALICA Inc.
Sanwa Comtec K.K.
Leader
Toray Systems Center, Inc.
Ufit Co., Ltd
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Shusaku Yano
11
IP-06:情報系子会社が担うべき役割とは?
IP-06:情報系子会社が担うべき役割とは?
論 題:
「情報システム子会社の課題解決に向けた提言
−情報システム子会社の進む道−」
概要
この論文は,情報システム子会社が抱えている共通の課題
を整理し,その課題に対してどう対応していくかを提案する
ものである.情報システム子会社の管理者層はもちろんのこ
と情報システム子会社を持つ親会社の企画部門にとっても課
題解決のガイドになると考えている.
メンバーリスト(会社名50音順)
エムエルアイ・システムズ
(株)
営業システムグループ
(株)JALインフォテック
エアライン事業本部 計画管理部 計画・支援グループ
(株)NTTデータソルフィス
ITサービス事業部
(株)NTTデータソルフィス
ITサービス事業部 ビジネス推進部 ビジネス推進課
コベルコシステム
(株)
経営・人財企画部 企画グループ
コベルコソフトサービス
(株)
ビジネスソリューション部 ソリューションシステム室
サブリーダー
第四チーム
富士フイルムコンピュータシステム(株)
システム事業部 ロジステイックシステム部
明治安田システム・テクノロジー(株) ITソリューション事業部門 リテール・システム開発部
リーダー
関口 洋介
蜂谷 弘
五十嵐樹生
池田恵美子
西川 祐子
橋本 義和
岡村 弦一
岡田 武司
個人保険システム第三開発室 収納システムグループ
チームアドバイザー
日本アイ・ビー ・エム システムズ・エンジニアリング(株)
power システムズ・ACP ITスペシャリスト
12
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
金子 佳雄
IP-06:情報系子会社が担うべき役割とは?
[Team Name] IP-06:What is the role of information system subsidiary companies?
[Thesis Subject] A proposal to solve issues of information system subsidiary companies
− direction of information system subsidiary companies −
Summary
This paper clarifies the common issues of the information system subsidiary companies,
and proposes how to solve them. We believe that it will be a guide of the solution not only for
the management of the information system subsidiaries but also for the corporate planning
department of the parent companies.
Member List(alphabetical order of company name)
FUJIFILM COMPUTER SYSTEM CO.,LTD.
JAL Information Technology Co.,Ltd.
KOBELCO SOFT SERVICE CORPORATION
KOBELCO SYSTEMS CORPORATION
Meiji Yasuda System Technology Company Limited
MLI Systems Inc.
NTT DATA SOLFIS CORPORATION
NTT DATA SOLFIS CORPORATION
Genichi Okamura
Hiroshi Hachiya
Yoshikazu Hashimoto
Yuko Nishikawa
Takeshi Okada
Sub-Leader Yosuke Sekiguchi
Emiko Ikeda
Tatsuo Igarashi
Leader
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Yoshio Kaneko
13
IP-07:新入社員 育成方法論
IP-07:新入社員 育成方法論
論 題:
「新入社員 育成方法論
−ヒューマンスキルの重要性と強化施策−」
概要
当研究チームでは,IT業界の新入社員に求められる能力
を,専門スキル,ビジネススキル,ヒューマンスキルに分類
し,各社の新入社員研修実施状況を調査した.その結果,
専門スキルの研修に多くの日数を割いていることがわかっ
た.しかしながら,新入社員の傾向を考慮するとヒューマン
スキルの強化が必要であるという結論にいたった.一方で,
ヒューマンスキルの育成方法は確立されていない.そこで,
本論文では社会人基礎力に求められる12の要素に着目し,新
入社員のヒューマンスキルを強化する効果的な育成方法を提唱する.
メンバーリスト(会社名50音順)
エヌアイシー・ネットシステム
(株)
(株)NYK Business Systems
キヤノンマーケティングジャパン
(株)
(株)
大和総研ビジネス・イノベーション
T&D情報システム
(株)
(株)
ユーフィット
執行役員 事業企画部長
会計系システムグループ SAPチーム
サブリーダー
IT本部 IT管理部 IT管理課 チーフ
経営企画部 人事課 課長代理
研修部 シニアプロフェッショナル
技術開発部 技術教育センター
リーダー
本田 祐吉
中川 昭子
大倉 博美
栗田 剛
後藤 博
高畑 江里
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
14
システム基盤技術 Powerシステムズ
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
神田 規史
IP-07:新入社員 育成方法論
[Team Name] IP-07:New employees training methodology
[Thesis Subject] New employees training methodology
− Materiality and enhancement measures of human skills −
Summary
In our research team, we identified the abilities required for new employees in the IT industry
to be IT specialized skills, business skills and human skills, and we studied the trainings
implemented on new employees. As a result, we found that in these training sessions, most days
were put aside for the learning of IT specialized skills. However, considering the tendencies
of new employees, we have come to the conclusion that more emphasis should be placed to the
enhancing of human skills. On the other hand, the method for training employees in human
skills is not yet established. Therefore in this article, we focus on 12 elements to obtain basic
skills for business people and propose an effective training method to improve human skills of
new employees.
Member List(alphabetical order of company name)
Canon Marketing Japan Inc.
Daiwa Institute of Research Business Innovation Ltd.
NIandC NETSYSTEM Inc.
NYK Business Systems Co., Ltd
T&D Information System Ltd.
Ufit Co., Ltd.
Hiromi Okura
Leader Takeshi Kurita
Yukichi Honda
Sub-Leader Akiko Nakagawa
Hiroshi Goto
Eri Takahata
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Norifumi Kanda
15
IP-08:オープンソースビジネスの展望と新たなビジネスモデルの創出
IP-08:オープンソースビジネスの展望と新たなビジネスモデルの創出
論 題:
「オープンソースビジネスの展望と新たなビジネスモデルの創出
−オープンさが創り出す新しい市場とビジネスモデル−」
概要
オープンソース(以下、OSS)が幅広く使われるよう
になって久しい.OSSは安かろう悪かろうではなく,
品質も十分企業向けに使えるものも出てきており,そ
の分野でのデファクトスタンダードとなっているもの
もある.一方で,オープンさを担保するためのライセ
ンス体系の問題や,無料であることに起因する課題も
多く存在する.当論文では,そういった課題・問題を
整理し,解決の方向を含んだ新たなビジネスモデルを
提案する.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
エクサ
テクニカルコンピテンシー部
(株)NTTデータソルフィス 産業システム事業部 ソリューション二部 企画グループ
(株)
オージス総研
営業本部 東日本営業部
KDDI(株)
情報システム本部 コンシューマシステム1部 請求系グループ
みずほ情報総研
(株)
事業企画部
リーダー
サブリーダー
森本 淳司
大野 伸介
藤原 洋二
赤羽 英司
柴田 昌志
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
ISEテクノロジー・イノベーション
16
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
小出 理史
IP-08:オープンソースビジネスの展望と新たなビジネスモデルの創出
[Team Name] IP-08:Landscape of Open source software business and creation of bran-new business models
[Thesis Subject] Landscape of Open source software business and creation of bran-new business models
− Openness will open the new era and market −
Summary
Today, we have been using the open source software widely. Open source were usually said as
‘Cheaper and Worse’ones, but now they have enough quality to use at the enterprises. Some of
open source software is already established as de facto standards. At the same time, open source
keep the issues like License complexity and supports, caused by its nature‘openness’On this
document, we align those issues and present bran-new business models including the solution for
those issues.
Member List(alphabetical order of company name)
EXA CORPORATION
KDDI CORPORATION
Mizuho Information & Research Institute, Inc.
NTT DATA SOLFIS CORPORATION
OSAKA GAS INFORMATION SYSTEM RESEARCH INSTITUTE CO., LTD.
Atsushi Morimoto
Eiji Akahane
Sub-Leader Masashi Shibata
Shinsuke Ono
Leader Yoji Fijihara
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. Michihiro Koide
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Michihiro Koide
17
IP-11:影響分析段階で現行機能を保証する手法の提言
IP-11:影響分析段階で現行機能を保証する手法の提言
論 題:
「影響分析段階における品質機能保証の着眼点
−見えない敵を可視化する品質特性フィルタ−」
概要
保守開発では,現行機能に影響を及ぼさないことは必須課
題であるが,限られた期間・コストの中で,現行システムを
全て調査することは困難な現状となっている.
今回,影響分析手法について調査した結果からも,多くの
開発者が経験に依存した影響分析を実施しており,様々な問
題が発生していることが判明した.我々は,影響分析段階で
現行機能の品質を保証するためには,経験のみならず客観的
な基準を用いることが必要と考え,ソフトウェア品質特性の
国際標準であるISO/IEC9126を適用した影響分析手法を考案した.
本論文では,この利用手法を紹介し,あわせて同手法の開発者への提案から得た3つの期待効果,
「暗
黙知の可視化」
「経験の再利用」
「第三者観点での活用」について提言する.
メンバーリスト(会社名50音順)
第一生命情報システム
(株)
ソリューション第二部
第一生命情報システム
(株)
ソリューション第一部
ニッセイ情報テクノロジー(株)
システム・サービス推進室(大阪)
三菱総研DCS(株)
ソリューション営業部
(株)
村田製作所
リンク情報システム
(株)
リーダー
経営・技術情報システム部
メディアシステム事業部
サブリーダー
久保田恭子
町田 尚子
奥野 裕平
古沢 晃一
上田 智之
渡辺 祐哉
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
18
Powerシステムズ
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
坂地 高明
IP-11:影響分析段階で現行機能を保証する手法の提言
[Team Name] IP-11:A guide to assure current system functions in the impact analysis phase
of a maintenance development
[Thesis Subject] A focal point to assure current system functions in the impact analysis phase
of a maintenance development
− Filtering invisible impacts from implicit knowledge with ISO/IEC9126 Quality Characteristics −
Summary
Maintenance development on a system must not affect current functions. But it is difficult to
cover all the factors due to time and cost limitation. We made a research on system developers
about their methods of impact analysis for their system maintenance.
We found considerable developers depend their analysis on their own experience and it caused
many kinds problems as a result. To minimize these problems to current functions, we propose
a new method in the impact analysis phase, which does not depend on individual experience, but
based on the international standard of software quality ISO/IEC9126.
This paper is intended to guide how to apply the new impact analysis method, and we also
suggest 3 advantages which we find through the study with the developers,‘Visualize implicit
knowledge',‘Reuse experience' and‘Evaluate objectively'.
Member List(alphabetical order of company name)
Link Information System Co.,Ltd.
Sub-Leader
Mitsubishi Research Institute DCS Co.,Ltd.
Murata Manufacturing Co.,Ltd.
Nissay Information Technology Co.,Ltd
The Dai-ichi Life Information Systems Co.,Ltd.
The Dai-ichi Life Information Systems Co.,Ltd.
Leader
Yuya Watanabe
Koichi Kozawa
Tomoyuki Ueda
Yuhei Okuno
Kyouko Kubota
Naoko Machida
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Takaaki Sakachi
19
IP-13:ITガバナンス実践
IP-13:ITガバナンス実践
論 題:
「IT投資の最適化に向けた投資案件の選定手法構築」
概要
昨今の厳しい経済状況の中で,各企業は企業価値向上とIT投資の抑
制・削減が同時に求められている.本論文では,IT投資の最適化の実
現方法として,ITガバナンスの基礎とそのフレームワークを提供して
いるCOBITとVal ITを使用したアプローチとIT投資案件の選定手法を
提案し,サンプル企業(A社)を事例としその有効性を示す.
メンバーリスト(会社名50音順)
KDDI(株)
情報システム本部 システム企画部
トステム
(株)
IT推進統轄部
日本アイ・ビー・エム
(株)
GBS AMS AS
日本アイ・ビー・エム
(株)
管理部門
三菱総研DCS(株)
ソリューション営業部
(株)
ユーフィット
金融システム第一部
サブリーダー
リーダー
佐々木敏哉
三宅 徹
岩谷 晋吾
高田 裕子
荒木 剛
藤本 幹人
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
20
システムズ・マネジメント
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
及川 順平
IP-13:ITガバナンス実践
[Team Name] IP-13:IT governance implementation
[Thesis Subject] How to build prioritization of development requirements to optimize IT investment
Summary
In a very difficult economic environment in these days, enterprises are expected both increase
of business value and reduction of IT cost. This paper proposes the approach to improving IT
investment optimization using COBIT and Val IT and the cases of prioritizing IT requests, and
verifies the effectiveness of the approach and the cases with the sample IT requests of the A
company.
Member List(alphabetical order of company name)
IBM Japan, Ltd.
Hiroko Takada
Shingo Iwaya
Toshiya Sasaki
Tsuyoshi Araki
Sub-Leader Tohru Miyake
Mikihito Fujimoto
Leader
IBM Japan, Ltd.
KDDI CORPORATION
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
TOSTEM CORPORATION
Ufit Co., Ltd
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering, Co., Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Junpei Oikawa
21
IP-14:テストツールの活用
IP-14:テストツールの活用
論 題:
「組織におけるテストツール活用状況の視覚化ツールの提案」
概要
近年のシステム開発は,システムの大規模化・複雑化,開
発期間の短期化に対応していく必要があり,テスト工程の効
率化が必要不可欠なものとなりつつある.そのためにはテス
トツールを使って作業効率を上げることが必要であるが,現
状テストツールの利用には問題もある.本論文では,テスト
ツール利用時の様々な問題に対して,組織として解決に取組
むことが重要であると考えた.そして,組織的な解決の補
助ツールとして組織におけるテストツール利用の問題を把握
し,PDCAサイクルを通してテストツールの活用を継続的にレベル向上できる「テストツール活用状況視
覚化ツール」
を提案し,その効果について検証および考察を行った.
メンバーリスト(会社名50音順)
NTTデータソフィア
(株)
企画開発室
キヤノンソフトウェア
(株)
ビジネスソリューション開発部
三井住友海上システムズ
(株)
IT管理部・アプリケーションエンジニア
長島 智子
吉松 潮里
塩貝 基行
笠原めぐみ
EA&T テスト・マネジメント
三島 善行
(株)NHKメディアテクノロジー
放送システム部
リーダー
チームアドバイザー
日本アイ・ビーエム
(株)
22
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
IP-14:テストツールの活用
[Team Name] IP-14:Use of Testing Tool
[Thesis Subject] Use model of test tool in organization
Summary
Efficiency improvement in the test process is necessary and indispensable to develop the
system in recent years. It is necessary to adjust to a gigantization, complication, and short-term
development of the system. The use of the test tool is effective in the efficiency improvement
of the test. However, there is a problem, too. In this thesis, it was thought that working on the
solution as an organization for various problems when the test tool was used was important.
We proposes“Test tool use situation visualization tool”as a tool that supplements the
organization solution,which can understand the problem of the test tool use, and improve the use
level of the test tool continuously through the PDCA cycle. And, we verified and considered the
effect.
Member List(alphabetical order of company name)
Canon Software Inc.
Mitsui Sumitomo Insurance Systems Co., Ltd
NHK Media Technology,Inc.
Leader
NTT DATA SOFIA CORPORATION
Motoyuki Shiogai
Megumi Kasahara
Satoko Nagashima
Shiori Yoshimatsu
Team adviser
Yoshiyuki Mishima
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
23
IP-15:ISアナリスト(UISS)の育成方法
IP-15:ISアナリスト
(UISS)
の育成方法
論 題:
「アウトソーシング発注企業におけるISアナリスト
(UISS)
の育成方法
−永続的企業発展のために−」
概要
UISS人材像で定義されるISアナリストは,その育成のパス
として,アプリケーションデザイナーからスタートするパスが
描かれている.一方で,開発・保守・運用業務をアウトソー
シングしているユーザー企業情報システム部門には,アプリ
ケーションデザイナーとして必要なスキルを習得すべき現場
が無い.この矛盾をいかに解決すべきか.ISアナリストに
求められるスキルを整理し,従来とは異なる育成パスやモ
ティベーションを維持する仕組み等の実用的な育成方法を
提言する.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
インフォメーション・ディベロプメント システムインテグレーション事業本部 SI第2部
キヤノンマーケティングジャパン
(株)
IT管理課
三菱総研DCS(株)
大阪支店 業務開発グループ
リーダー
サブリーダー
神沼 直人
中村 英裕
仁尾 公久
チームアドバイザー
アイ・ビー・エム ビジネスコンサルティングサービス(株)
インダストリアル事業本部 自動車産業事業部
越前 広一
アイ・ビー・エム ビジネスコンサルティングサービス(株)
24
ヒューマンキャピタルマネジメント人材開発支援
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
齋藤佐保里
IP-15:ISアナリスト(UISS)の育成方法
[Team Name] IP-15:How to foster IS-Analyst(UISS) in outsourcing companies
[Thesis Subject] How to foster IS-Analyst(UISS) in outsourcing companies
− For permanent company development −
Summary
According to UISS(Users' Information Systems Skill Standards), it is recommended that
the development of IS Analyst should start with the career of Application Designer, while
there are no places to get the skills required as an Application Designer for the employees
of Information System Department of user companies which utilizes IT Outsourcing Service,
such as Application Development & Maintenance, IT Operations, etc. How can we resolve this
discrepancy? We've categorized & assessed the skills required for IS analyst and would like to
propose the practical solution to foster or develop IS Analysts, such as a new mechanism of HR
development and maintaining the motivation.
Member List(alphabetical order of company name)
Canon Marketing Japan Inc.
Hidehiro Nakamura
Naoto Kaminuma
Sub-Leader Kimihisa Nio
Leader
INFORMATION DEVELOPMENT CO.,LTD
Mitsubishi Research Institute DCS Co.,Ltd.
Team adviser
IBM Business Consulting Services KK
IBM Business Consulting Services KK
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Kohichi Echizen
Sahori Saito
25
PM-01:プロジェクト初期段階での見積手法
PM-01:プロジェクト初期段階での見積手法
論 題:
「属人性を排除した見積ぶれ低減手法の提案
−「考慮漏れ」や「問題点」を見える化し「見積のぶれ」を低減させるためのテクニック−」
概要
システム開発プロジェクトにおける見積は,実施者の経験や勘に依存
する部分が多い.特に,要件定義工程において,
「考慮漏れ」や「認識して
いないリスク」が潜在した状況で見積を行った場合,
「本来実施するべきス
コープ」
の「対価」がきちんと算出できていないケースが多いことが判明し
た.そこで,要件定義やプロジェクト計画における「考慮漏れ」や「問題点」
を明確化するための方策を研究した.この研究から見積手法に依存せず,有識者や専門家の知見を「見
える化」するための見積確度チェックリスト作成手法を考案した.この手法で作成したチェックリストを
適用して「見積の確度」を評価し「見積のぶれ」を低減されるためのテクニックを提案し,検証結果ととも
にその有用性を提言する.
メンバーリスト(会社名50音順)
エヌ・ティ・ティ・データ・ソフィア
(株)
システム開発本部 第二開発部
オリックス・システム
(株)
自動車担当グループ
コベルコシステム
(株)
ERP本部 SAPソリューション部 西日本グループ
(株)
テプコシステムズ
基盤技術部 技術開発グループ
日本アイ・ビー・エム
(株)
銀行デリバリー . 第一開発部
日本アイ・ビー・エム
(株)
IGA AS.第二Sol・デリバリー
(株)
日立ハイテクソリューションズ
システムインテグレーション部
リーダー
サブリーダー
サブリーダー
渡邉ひみこ
石田健太郎
吉川 祥司
脇本 康宣
青柳亜希子
笠崎 裕子
佐々木 隆
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
26
Proc・M&T. ASプロセスMgmt
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
梶山 昌之
PM-01:プロジェクト初期段階での見積手法
[Team Name] PM-01:Estimation technique in an early stage of project
[Thesis Subject] Method reduces the “Gap of estimation” by the exclusion of personal qualities
− Visualization of “Consideration leakage” and “Problem” and the technique to reduce
“Gap of estimation” −
Summary
System development project would often be dependent on estimator's experiences and
intuitions. Especially in requirement definition phase under potential consideration leakage or
undetected risks, we found estimated cost couldn't become often equal to the price for Scope of
activity that should be executed. Then we researched strategy to clarify“Consideration leakage”
and“Problem”in requirement definition or project plan. Judging from this research, we devised
the accuracy estimate checklist making technique which isn't dependent on the estimation
technique in order to visualize specialist's knowledge. By assessing“Precision of estimate”
and recommending technique to reduce“Gap of estimation”using the checklist made by this
technique, we would propose the utility with the verification outcome.
Member List(alphabetical order of company name)
Hitachi High-Tech Solutions Corporation
IBM Japan, Ltd.
IBM Japan, Ltd.
KOBELCO SYSTEMS CORPORATION
NTT DATA SOFIA CORPORATION
ORIX Computer Systems Corporation
TEPCO SYSTEMS CORPORATION
Takashi Sasaki
Sub-Leader Akiko Aoyagi
Yuhko Kasazaki
Shoji Kikkawa
Himiko Watanabe
Kentaro Ishida
Leader Yasunori Wakimoto
Sub-Leader
Team adviser
Masayuki Kajiyama
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
27
PM-02:品質の定量的把握
PM-02:品質の定量的把握
論 題:
「品質の定量的把握」
概要
コストや納期と比較し,プロジェクトの途中で品質を定量
的に把握することは困難であり,過去の実績や経験による
曖昧な判断を下しているのが実情である.本論文では,プ
ロジェクトの初期段階における品質把握の手法として,レ
ビューにて指摘された欠陥に対する修正作業量(手戻工数)に
着目し,その検証結果と有用性を提案する.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
アシスト
システム基盤ソフトウェア事業部
(株)NTTデータ・ソルフィス
品質保証部
キヤノンソフトウェア
(株)
エンジニアリング事業本部 第一エンジニアリング事業部
第一生命情報システム
(株)
ソリューション第二部
(株)
東レシステムセンター
三菱総研DCS(株)
リーダー
TRシステム運用部
ソリューション営業部
サブリーダー
高山 隆一
矢部 稔
斉藤 英幸
岸 祐一
福田 大造
細谷 幸克
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
28
GTS事業 ITD 金融サービスマネジメント
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
澤口 太郎
PM-02:品質の定量的把握
[Team Name] PM-02:Quantitative grasp of the quality
[Thesis Subject] Quantitative grasp of the quality
Summary
Compared to the cost and delivery, there is difficult to measure quality in the middle of a
project. Therefore, the project manager can not accurately measure the quality of the project.
In this paper, a quality control method in the early stages of the project, fixes for flaws in the
review and focuses on, and the results suggest the usefulness of verification.
Member List(alphabetical order of company name)
Canon Software Inc.
K.K.Ashisuto
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
NTT DATA SOLFIS CORPORATION
The Dai-ichi Life Information Systems Co., Ltd.
Toray Systems Center, Inc.
Hideyuki Saito
Takaichi Takayama
Sub-Leader Takayoshi Hosoya
Minoru Yabe
Leader Yuichi Kishi
Daizo Fukuda
Team adviser
Taroh Sawaguchi
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
29
PM-03:チームの協調・協力・成長に重点を置くプロジェクトファシリテーション
PM-03:チームの協調・協力・成長に重点を置くプロジェクトファシリテーション
論 題:
「プロジェクトファシリテーションによるチーム力・組織力向上
−役立つ3つのプロジェクトファシリテーションツール−」
概要
近年のシステム開発プロジェクトは大規模化・分業化が
進み,プロジェクトマネジメントに注力しても失敗に終わる
事例が後を絶たない.我々は,過去に経験したプロジェクト
を振り返り,メンバーのモチベーション低下,コミュニケー
ション不足,課題解決力の低下が根本的な課題であると結論
付け,プロジェクトへのファシリテーション適用に着目した.
3つのプロジェクトファシリテーションツールを考案し,実
際のプロジェクトでの実証実験結果から,プロジェクトへの
ファシリテーション適用がプロジェクトを成功に導くチーム力・組織力を引き出すことに有用であること
を提言する.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
アークシステム
システムマネジメントサービス部
アドバンスト・アプリケーション
(株)
NTTデータソフィア
(株)
システム管理本部 システム基盤部
エヌアイ情報システム
(株)
第一システム部 業務システムグループ
KDDI(株)
情報システム本部 プラットフォームサービス部
(株)
ジェーエムエーシステムズ
関西事業部
(株)
ジャックス
システム開発部 開発共通課
リーダー
(株)損保ジャパン・システムソリューション ソリューション第一部 開発第二グループ
第一生命情報システム
(株)
個人保険システム第二部 収納グループ
(株)
大和総研
ホールセールオープン基盤設計部
(株)
八十二銀行
システム部
(株)
日立ハイテクソリューションズ
システムインテグレーション部
サブリーダー
金融カード営業部 システム開発室 第5グループ
サブリーダー
三菱総研DCS(株)
明治安田システム・テクノロジー(株) 第四開発部 ITシステム開発第四グループ
(株)
ユーフィット
中部産業システム部
(株)
ユーフィット
公共システム第二部
(株)
ユーフィット
金融システム第六部
サブリーダー
坂本 耕一
川和田 元
井上 良史
山田 聡
土橋 孝充
浜口 祐輔
渡部 泰
柳川 浩
村田 聡
尾崎 隆
桜井 洋
馬場 英敏
塩川 幹人
関谷 和明
伊藤 嘉英
東出 茂典
矢島 優
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
30
金融アプリケーション開発
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
秋田 智子
PM-03:チームの協調・協力・成長に重点を置くプロジェクトファシリテーション
[Team Name] PM-03:Project facilitation valuing team's cooperation, collaboration and growth
[Thesis Subject] Team power and organizational strength improvement by project facilitation
− Three useful type of tool for project facilitation −
Summary
The recent system development projects often end in failure even with the management efforts
due to its massiveness and the division of labor. We looked back the projects experienced in the
past and concluded that fundamental causes of the failures include the lack of motivation, poor
communication, and the lack of problem solving skills of team members. Consequently, we paid
attention to project facilitation as a solution and designed three facilitation tools to utilize in the
work environments. A proof testing we have conducted using an actual project shows that the
application of the project facilitation is effective to bring out organizational and team strengths
which lead to a successful system development project.
Member List(alphabetical order of company name)
Advanced Application Corporation
ARK Systems Co., Ltd.
Daiwa Institute of Research Ltd.
Hitachi High-Tech Solutions Corporation
JACCS CO., LTD.
JMA Systems Corporation
KDDI CORPORATION
Meiji Yasuda System Technology Company Limited
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
NI Information System Co., Ltd.
NTT DATA SOFIA CORPORATION
SOMPO JAPAN SYSTEM SOLUTIONS INC.
Dai-ichi Life Information Systems Co., Ltd.
THE HACHIJUNI BANK, LTD.
Ufit Co., Ltd.
Ufit Co., Ltd.
Ufit Co., Ltd.
Hajime Kawawata
Kohichi Sakamoto
Takashi Ozaki
Sub-Leader Hidetoshi Baba
Leader Yasushi Watanabe
Yusuke Hamaguchi
Takamichi Dobashi
Kazuaki Sekiya
Sub-Leader Mikito Shiokawa
Satoshi Yamada
Yoshifumi Inoue
Hiroshi Yanagawa
So Murata
Hiroshi Sakurai
Yoshihide Itou
Shigenori Higashide
Sub-Leader Yuu Yajima
Team adviser
Tomoko Akita
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
31
PM-04:品質向上のための上流工程プロセス改善
PM-04:品質向上のための上流工程プロセス改善
論 題:
「蓄積情報活用による品質向上への取組み
−上流工程における過去情報の検索プロセスモデル−」
概要
近年,システム品質向上のため,ソフトウェア開発プロセ
ス改善に取り組んでいる企業が多数存在している.本論文で
は,開発プロセスの中でも上流工程に絞り「上流工程におけ
る課題は何か」
「その課題を解決する方策はないか」という観
点で考察を行った.その結果,過去の「トラブル情報」や「プ
ロジェクト情報」を充分に活用できていないという実態が明
らかになった.そこで品質向上策として,過去情報から得ら
れる効果を検証し,属人的要素を排除した【情報検索プロセ
ス】
モデルを提案し,検証結果とともに有用性を示す.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
アスキング
システム開発部
伊藤忠テクノソリューションズ
(株) 流通システム第2事業部 AIC運用統轄部
NTTデータソフィア
(株)
第二金融ビジネス開発部 チーフ
NTTデータソフィア
(株)
システム基盤部 チーフ
KDDI(株)
情報システム本部 コンシューマシステム1部 課長補佐
東邦ガス情報システム
(株)
CIS開発部 営業システムプロジェクト 係長
三菱総研DCS(株)
ソリューション開発部 第三グループ
三菱総研DCS(株)
カード開発部 第十グループ
サブリーダー
サブリーダー
リーダー
角田 昌宏
植田 裕泰
齋藤由美子
福田 恵
小堀 雅己
伊藤 嘉崇
高橋 均
田野辺寿子
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム・サービス(株) SCMソリューション・サービス
第三PLMソリューション・サービス部
32
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
落合 範一
PM-04:品質向上のための上流工程プロセス改善
[Team Name] PM-04:Improve of the upper process for quality increase
[Thesis Subject] The approach on quality improvement that uses accumulation information
− The process model of retrieving past information by upper process −
Summary
Recently, many companies are working on quality improvement of software development
process. In this paper, we focus on the upper process in the development process, discussing
“What is the problem in the upper process?”and“How can we solve the problem?”As a result,
the fact turned out that we cannot use“Trouble information”and“Project information”enough.
As the quality improvement plan, we verify the effect achieved from past information, propose
“information retrieval process model”that doesn't depend on the person, and propose the
usefulness based of the verification result.
Member List(alphabetical order of company name)
ASKING Co.,Ltd
ITOCHU Techno-Solutions Corporation
KDDI Corporation
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd
NTT DATA SOFIA CORPORATION
NTT DATA SOFIA CORPORATION
TOHO GAS Information System Co., Ltd
Masahiro Kakuta
Hiroyasu Ueda
Masami Kobori
Hisako Tanobe
Leader Hitoshi Takahashi
Megumi Fukuda
Yumiko Saitou
Sub-Leader Yoshitaka Itou
Sub-Leader
Team adviser
IBM Japan Services Company Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Norikazu Ochiai
33
PM-06:非機能要件定義
PM-06:非機能要件定義
論 題:
「非機能要件定義における
「気づき」
の重要性
−ユーザーとベンダー双方の視点でアプローチ可能な
非機能要件チェックリストの提案−」
概要
非機能要件定義における「定義の曖昧さ」および「ユーザー
要求とシステム要件の紐付けが行えていない」といった問題
により,完成したシステムに対して,ユーザーが期待する
十分な品質や性能が満たせないという結果を招いている.本
論文では,上記問題点の解決策として,ユーザーとITベン
ダー双方の視点からアプローチ可能な非機能要件チェックリ
ストを提案する.そして,その効果的な使用方法について解
説する.
メンバーリスト(会社名50音順)
金融システム第七部
綿貫 義夫
森 崇雅
高見康太郎
寺井 伸也
安村 俊祐
中森 健司
大久保直樹
手島啓二郎
大欠 徹
中川 知孝
下園 大介
友坂匡一郎
伊藤 杏里
久保田恭介
公共公益第三SOデリバリー
佐藤 聡
(株)
アイ・ティー・ワン
SEサービス事業部 第1システム部
(株)
エクサ
第2事業部 カードソリューション部
NTTデータソフィア
(株)
システム管理本部 システム基盤部
KDDI(株)
コンシューマシステム1部
国分
(株)
情報システム部
コベルコシステム
(株)
ビジネスソリューション本部 第2ソリューション部
(株)CSKシステムズ
サブリーダー
プロジェクト管理部
全日空システム企画
(株)
DBソリューション部 第二チーム
(株)損保ジャパン・システムソリューション システム基盤第二部
第一生命情報システム
(株)
法人保険運用システム部
(株)
竹中工務店
インフォメーションマネジメントセンター
エヌアイシー・ネットシステム
(株)
三菱UFJトラストシステム
(株)
(株)
ユーフィット
リーダー
技術開発部
チームアドバイザー
日本アイ・ビーエム
(株)
34
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
PM-06:非機能要件定義
[Team Name] PM-06:Non-functional requirement
[Thesis Subject] Importance of “Awareness” in non-functional requirement definition
− Proposal of non-functional requirement checklist that can be approached from both
user and vender −
Summary
Problems in defining the non-functional requirements, such that requirements are addressed
ambiguously or requirements are not properly derived from users' needs, result in a system's
failure to meet quality and performance the users expect.
This thesis proposes a non-functional requirement checklist, as a solution to these problems; the
checklist can be approached from both a user's and an IT vendor's points of view, Furthermore,
this thesis explains how to use the checklist effectively.
Member List(alphabetical order of company name)
ANA Information Systems Planning Co.,Ltd.
CSK SYSTEMS CORPORATION
EXA CORPORATION
INFORMATION TECHNOLOGY ONE CO., LTD
KDDI CORPORATION
KOBELCO SYSTEMS CORPORATION
KOKUBU&CO.,LTD.
Mitsubishi UFJ Trust Systems Co.,Ltd.
NIandC NETSYSTEM Inc.
NTT DATA SOFIA CORPORATION
SOMPO JAPAN SYSTEM SOLUTIONS INC.
TAKENAKA CORPORATION
The Dai-ichi Life Information Systems Co.,Ltd
Ufit Co., Ltd.
Keijiro Teshima
Naoki Okubo
Sub-Leader Takamasa Mori
Yoshio Watanuki
Shinya Terai
Kenji Nakamori
Syunsuke Yasumura
Anri Ito
Leader Kyoichiro Tomosaka
Kotaro Takami
Toru Okake
Daisuke Shimozono
Tomotaka Nakagawa
Kyosuke Kubota
Team adviser
Satoru Satoh
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
35
PM-07:プロジェクトにおけるユーザーの役割
PM-07:プロジェクトにおけるユーザーの役割
論 題:
「プロジェクトにおけるユーザーとの相互理解
−ユーザーカルテを使ってお客様を知ろう−」
概要
近年,システム開発における品質・コスト・納期の要求は
厳しくなってきており,プロジェクトを進めていく上では,
ユーザーとの協同作業の重要性が飛躍的に高まっている.
本論文ではユーザーに起因するリスクに着目し,ユーザー
の体制,環境,要件に潜むリスクの芽を「リスク予兆」という
新しい概念として定義,分析することとした.
具体的に「リスク予兆」を捉えるための手段として「ユー
ザーカルテ」を新たに作成し,実際に現場で試用した結果を
もとに分析を行った.分析から得られた「リスク予兆」の因子に関する対応方法とともに「ユーザーカル
テ」
の有用性について考察,提言を行う.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
シーエーシー
AMOユニット AMOコラボレーション部
第一生命情報システム
(株)
ソリューション第一部 人事情報グループ
第一生命情報システム
(株)
ソリューション第一部 資産運用第一グループ
東北リコー(株)
経営管理本部 IT/S推進室 IT/S推進G
富士フイルムコンピューターシステム(株) システム事業部 ロジスティックシステム部
リーダー
サブリーダー
百瀬 琢哉
星 悠哉
渡辺 淳
小林 正
立花 陽子
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
36
金融サービス・マネジメント
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
松田 昇
PM-07:プロジェクトにおけるユーザーの役割
[Team Name] PM-07:The role of users in the project
[Thesis Subject] The mutual understanding with users in the project.
− Let's come to know customers with the questionnaire −
Summary
In recent years, the demand of Q.C.D. of the system deve lopment has been increasing, and the
collaborative work with users has become drastically important in the projects.
In this paper, we have payed attention to the risks that have roots in users, and have defined
a new concept“risk predictor”of the predictive information of the risks of user organizations,
environments and requirements.
To capture the“risk predictor”we have made the“questio nnaire”, and we have performed a
experiment in a project, then analysed this project to find“risk predictor”using“questionnaire”.
Together with response to the factors of analysed“risk predictor”, we have examined the
application of“questionnaire”and will propose to use“user chart”method.
Member List(alphabetical order of company name)
CAC Corporation
Takuya Momose
Youko Tachibana
Sub-Leader Atsushi Watanabe
Yuuya Hoshi
Tadashi Kobayashi
Leader
FUJIFILM COMPUTER SYSTEM CO.,LTD
The Dai-ichi Life Information Systems Co.,Ltd
The Dai-ichi Life Information Systems Co.,Ltd
TOHOKU RICOH CO.,LTD
Team adviser
Noboru Matsuda
IBM Japan, Ltd
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
37
PM-11:要求定義マネジメント
PM -11:要求定義マネジメント
論 題:
「最適な要求定義を行うための新手法
−手法とコミュニケーションからのアプローチ−」
概要
近年のシステム適用対象は,一般の事務処理から情報活用
や経営戦略など多岐にわたっており,ビジネスにおいて,シ
ステム利用は不可欠となっている.また,近年発生している
稼働後のシステム障害は,社会全体に大きな影響を与えて
いるが,その根本原因は要求抽出漏れによることが多く,要
求定義を確実に実施する事が重要であると広く認識されて
いる.加えて,エンドユーザーまで含んだ幅広いステークホ
ルダーの満足度向上のために要求定義が重要視されてきてい
る.では,どのようにすれば適切な要求定義が実現できるのか.
当研究では,要求定義を「要求定義の手法」
「コミュニケーション」二つの観点から分析し,その結果を
実用レベルに落とし込みフレームワーク化することで要求定義工程における最適な手法を検証,考察した.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)インフォメーション・ディベロプメント システムインテグレーション事業部 SI第2部
国分
(株)
情報システム部 業務・会計システムチーム
(株)
コスモスライフ
システムセンター
コベルコシステム
(株)
サブリーダー
リーダー
村田 雄治
角田憲一郎
飯田 司
ビジネスソリューション本部
ニッセイ情報テクノロジー(株)
新統合システム開発本部 個人保険(Web開発)ブロック
ニッセイ情報テクノロジー(株)
新統合システム開発本部 顧客ブロック
大森 崇史
野崎 大輔
吉原 潤
但馬 雄一
湯田 洋平
日景 大輔
阪口 和由
飯田さやか
椙田 敦美
Fin.Sol#2.クレジットカードP
坂本 直史
第2ソリューション部 第2グループ
(株)JALインフォテック
ソリューション事業本部 第三ソリューション事業部
第一生命情報システム
(株)
ビジネスソリューショングループ
中央三井インフォメーションテクノロジー
(株)
三菱UFJインフォメーションテクノロジー
(株) 国際業務部 国際ネットワーク課
東北ディーシーエス
(株)
システム部 第二グループ
(株)
東レシステムセンター
基幹システム事業部 SI2課
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
38
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
PM-11:要求定義マネジメント
[Team Name] PM-11:Requirement Definition Management
[Thesis Subject] New framework of requirement definition for maximizing fit with business requirements
− Approach from requirement tools and communication methods −
Summary
In recent years, the computer system is applied wide range such as the general office work,
information use and management strategy. It is necessary for business to use computer system.
The computer system trouble causes a large impact on the society. The primary reason is failed
to achieve the customer requirements in detail. It is widely known that completely requirement
definition is important. To improve the customer satisfactions, it is important to ensure the
requirements definition. Then, how do we achieve the requirements definition completely?
This study examines the best way of the requirements definition which is analyzed by the
viewpoint of‘method of requirement definition’and‘communications’with the new framework
implementation.
Member List(alphabetical order of company name)
CHUOMITSUIINFORMATION TECHNOLOGY CO., LTD
COSMOSLIFE CO., LTD
Yuichi Tajima
Tsukasa Iida
Yuji Murata
Daisuke Nozaki
Sub-Leader Kenichiro Kakuta
Takashi Omori
Yohei Yuda
Sayaka Iida
Atsumi Sugita
Jun Yoshihara
Kazuyoshi Sakaguchi
Daisuke Hikage
Leader
INFORMATION DEVELOPMENT CO., LTD
JAL Information Technology Co., Ltd
KOKUBU CO., LTD
KOBELCO SYSTEMS CORPORATION
Mitsubishi UFJ Information Technology
Nissay Information Technology Co., Ltd
Nissay Information Technology Co., Ltd
THE Dai-ichi Life Information Systems Co., Ltd
TORAY SYSTEMCENTER CO., LTD
TOUHOKU DIAMOND COMPUTER SERVICE CO., LTD
Team adviser
Naofumi Sakamoto
IBM Japan, Ltd
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
39
PM-12:PMOによるQCD競争力向上への取り組み
PM -12:PMOによるQCD競争力向上への取り組み
論 題:
「成功する情報システム子会社のPMOとは
−実課題から考察した改善策提言−」
概要
日本における大企業のIT戦略は情報システム子会社を抜
きにしては語れない.近年,この情報システム子会社内にお
いてPMO(プロジェクト/プログラム・マネジメントオフィス)
設置が進んでいる.本論では,情報システム子会社における
業務の特徴を分析し,業務活動のQCD向上にPMOがどのよ
うに貢献できるかを研究した成果を述べる.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
大和総研
フロントIT ソリューション部
中央三井インフォメーションテクノロジー(株)
システム開発第三部
ニッセイ情報テクノロジー(株)
新統合システム開発本部
日本CA(株)
PPMソリューション営業部
ベニックソリューション
(株)
SOL本部 AS事業部 AS部
(株)
菱友システムズ
システム開発部
サブリーダー
リーダー
原田 辰彦
西山 武志
柴山千恵美
澤野 信彦
有野 孝雄
葛馬 義道
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
40
AMSデリバリー金融デリバリー
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
武内 剛
PM-12:PMOによるQCD競争力向上への取り組み
[Team Name] PM-12:Approach to improve QCD-competitive edge led by PMO
[Thesis Subject] PMO, in IT subsidiary, to success
− How it can resolve issues in real-life −
Summary
Most of major firms in Japan are heavily relying on their subsidiary, which is dedicated
to IT system development and operation, to carry out IT strategy. In recent years, trend of
establishing PMO, Project/Program Management Office, is no exception in the subsidiary. This
thesis describes what is characteristics of business process at IT subsidiary and how it can be
improved, in Quality, Cost and Delivery point of view, by PMO.
Member List(alphabetical order of company name)
BENIC SOLUTION CORPORATION
CA Japan, Ltd.
Takao Arino
Nobuhiko Sawano
Takeshi Nishiyama
Tatsuhiko Harada
Chiemi Shibayama
Yoshimichi Katsuma
Sub-Leader
Chuo Mitsui Information Technology Co.,Ltd.
Daiwa Institute of Research Ltd.
Nissay Information Technology Co.,Ltd.
Ryoyu Systems Co.,Ltd.
Leader
Team adviser
Takeshi Takeuchi
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
41
PM-14:プロジェクト・マネジャー・コンピテンシー開発体系
PM -14:プロジェクト・マネジャー・コンピテンシー開発体系
論 題:
「PMCDFの活用による個人特性アセスメント
−アセスメントのテーラリング事例−」
概要
システムの開発現場でプロジェクトを成功に導くプロジェ
クト・マネジャー(以下PM)に求められるものは知識,実践
力に加えて,個人特性の高さといわれている.本論文はプロ
ジェクトマネージャー・コンピテンシー開発体系を活用した個
人特性のアセスメント実施について論じている.日本のIT
業界のPMを対象とした個人特性の定量評価ツール(以下スコ
アカード)作成手法の紹介,アセスメント実施の具体的な手順
と考慮点を述べている.またスコアカード活用方法について
の提言も行っており,PMの個人特性の評価・向上方法を確立させたい個人,企業にとって参考となる
情報であると考える.
メンバーリスト(会社名50音順)
ニッセイ情報テクノロジー(株)
ビジネスソリューション事業部 業務ブロック(大阪)
ニッセイ情報テクノロジー(株)
新統合システム開発本部 個人保険(次回)ブロック
日本アイ・ビー・エム
(株)
アプリケーション・サービス IGAアプリケーション・サービス
サブリーダー
ビジネスソリューション事業部 システム開発部
廣島 和輝
嶋 逸郎
二瓶 雅俊
畑津 竜太
ソフトウェア開発研究所 WebSphereサービス
一柳 晶子
第二プロフェッショナル開発
三菱総研DCS(株)
大阪支店 業務開発グループ
三菱UFJインフォメーションテクノロジー
(株) 情報システム部 顧客情報課
(株)
菱友システムズ
梅田 耕平
小泉 岳人
リーダー
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
42
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
PM-14:プロジェクト・マネジャー・コンピテンシー開発体系
[Team Name] PM-14:Project Manager Competency Development Framework
[Thesis Subject] Personal Competency Assessment using PMCDF
− Case Study in Assessment Tailoring −
Summary
Not only Knowledge and Performance but also Personal Competency is highly required for
Project Manager (PM) in order to achieve success in system development project. In this paper,
we explain how to assess Personal Competency using Project Manager Competency Development
Framework (PMCDF). The procedure and consideration points of assessment are remarked
through two approaches. The first one is introduction of quantitative measurement tool (Scorecard)
of Personal Competency targeting PM of Japan IT industry. The other one is consideration about
questionnaire results returned from people who performed assessment by the Scorecard. There
are recommendations about effective usage of Scorecard and assessment as well. This paper can
be helpful for person and company who’d like to build assessment and development process of
Personal Competency required for PM.
Member List(alphabetical order of company name)
IBM Japan, Ltd.
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
Mitsubishi UFJ Information Technology Co., Ltd.
Nissay Information Technology Co., Ltd.
Nissay Information Technology Co., Ltd.
Ryouyu Systems Co., Ltd.
Kazuki Hiroshima
Itsuo Shima
Leader Masatoshi Nihei
Kouhei Umeda
Sub-Leader Takehito Koizumi
Ryuta Hatatsu
Team adviser
Masako Ichiyanagi
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
43
PM-17:アーキテクチャーの定義とガバナンス
PM -17:アーキテクチャーの定義とガバナンス
論 題:
「サーバ集約化による問題を低減させるためのルール
−サーバ仮想化技術を効率的に管理する−」
概要
現在,サーバの仮想化技術が商用サーバにまで広がりつつ
ある.ところが,従来の個別サーバで運用されていたシステ
ムを仮想化技術によって集約すると,今までには無かった問
題が顕在化することがある.この問題を低減するためには,
種々の運用上の方策が必要であると考える.本論文では,問
題を整理し,取り上げた問題を低減させるための方策をルー
ルとして提言する.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
エクサ
カードシステム開発部
(株)
大和総研
システム統括部
国分
(株)
情報システム部
三菱総研DCS(株)
金融カード事業本部
リーダー
サブリーダー
坪内 一智
南 大輔
上野 智也
田中 隆文
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
44
GBS BAO(Business Analysis and Optimization)
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
林口 英治
PM-17:アーキテクチャーの定義とガバナンス
[Team Name] PM-17:A definition and governance of the architecture
[Thesis Subject] Rules to mitigate the issues from the server integration
− To effectively manage the virtual server technology −
Summary
Virtual server technology is getting wide to commercial server now. However, the issues that
doesn't come to the surface up to now happens when put together services by virtual server
technology. To mitigate the issues, it is necessary to take step to do in various operation. This
paper rearrange issues and propose rules to mitigate the issues.
Member List(alphabetical order of company name)
Daiwa Institute of Research Ltd.
EXA CORPORATION
Daisuke Minami
Kazutomo Tsubouchi
Tomoya Ueno
Sub-Leader Takafumi Tanaka
Leader
KOKUBU & CO., LTD.
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
Team adviser
Eigi Hayashiguchi
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
45
PM-18:アジャイル開発におけるプロジェクトマネジメント
PM -18:アジャイル開発におけるプロジェクトマネジメント
論 題:
「アジャイル開発の普及に向けて」
概要
近年,アジャイル開発の事例が欧米を中心に増加してきている.しか
し,日本においては,依然として多くのソフトウェア開発でウォーター
フォール型開発が行われている.本論文では,ソフトウェア開発において
アジャイル開発が適用されない理由を,仮説を立てて検証する.その上
で,アジャイル開発の適用可能性について検討し,適用に向けて何をすべ
きかを提案する.
メンバーリスト(会社名50音順)
日本アイ・ビー・エム
(株)
IGA AS.第二Prof開発
ベニックソリューション
(株)
IT基盤本部 開発部
三菱総研DCS(株)
SI技術部 開発技術Gr
鬼澤 明
渡邊 裕暁
深見 和彦
開原 隆弘
柴田 郁
TL.テクニカル・タレント
藤田 雅之
(株)
インフォテクノ朝日
業務ソリューション部
(株)
大和総研
情報技術研究所
サブリーダー
リーダー
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
46
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
PM-18:アジャイル開発におけるプロジェクトマネジメント
[Team Name] PM-18:Agile Project Management
[Thesis Subject] Aiming to popularize the Agile Development
Summary
In recent years, agile development cases are increasing mainly in Europe and the United
States. However, in Japan, most of us remain to utilize waterfall model as a means to develop
software. In this paper, we verify hypotheses on the reason why agile development has not been
widespread. Besides, we consider the feasibility of agile development, and propose to do for
applying it.
Member List(alphabetical order of company name)
BENIC SOLUTIONS CORP.
Daiwa Institute of Research Ltd.
IBM Japan, Ltd.
Info Techno Asahi Co., Ltd.
Mitsubishi Research Institute DCS CO., Ltd.
Takahiro Kaihara
Hiroaki Watanabe
Leader Kazuhiko Fukami
Sub-Leader Akira Onizawa
Kaoru Shibata
Team adviser
Masayuki Fujita
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
47
Pi-02:仮想化,統合化,およびその運用
Pi-02:仮想化,統合化,およびその運用
論 題:
「統合におけるPower SystemsとBladeCenterの比較
─IBM i を利用した仮想化統合─」
概要
IBM Power Systemsは,IBM i , AIX,Linux,Windows を仮想化し,
複数のOSを一つの筐体に統合できる.IBM Power Systemsのハードウェ
アは,処理性能が飛躍的に向上しており,多数のOSを統合するプラット
フォームとして適している.さらに,IBM iは,POWER6搭載のBladeサー
バーでサポートされた.BladeCenter上でも,IBM iを含んだ複数OSの稼
動および統合が可能となった.
本論文では,統合しないケース,Power Systems,またはBladeCenterに統合するケースの3ケースを
比較する.各々のモデルケースについて,ITコスト,運用性,柔軟性,可用性の観点から優劣を比較した.
メンバーリスト(会社名50音順)
カシオ情報サービス
(株)
(株)
コスモスライフ
システム運用グループ
リーダー
高橋 誠治
大西 雄三
サブリーダー
松井 純一
システムセンター
(株)損保ジャパン・システムソリューション ソリューション事業部 ソリューション第一部
開発第一グループ
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
テクニカル・セールス・サポート
システム製品テクニカル・セールス
System p & i テクニカル・セールス
48
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
西上功一郎
Pi-02:仮想化,統合化,およびその運用
[Team Name] Pi-02:The operation for virtualization and integration
[Thesis Subject] The comparison between Power Systems and BladeCenter for platform integration
- The virtualization on IBM i Summary
IBM Power Systems can integrate multiple operating systems including IBM i, AIX, Linux
and Windows. IBM Power Systems is suitable to integrate numerous OS because it equips high
performance processors. Now POWER architecture Blade supports IBM i. BladeCenter also
integrates multiple OS including IBM i.
We estimate 3 model cases which are no-integration, integration to Power Systems and
integration to BladeCenter among the viewpoints contain IT-cost, ease of operation, flexibility
and high availability.
Member List(alphabetical order of company name)
CASIO INFORMATION SERVICE Co., LTD
COSMOS LIFE Co., LTD
SOMPO JAPAN SYSTEM SOLUTIONS INC.
Seiji Takahashi
Yuzo Onishi
Sub-Leader Junichi Matsui
Leader
Team adviser
Koichiro Nishiue
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
49
RM-01:内部統制の有効性向上に向けたシステム構築
RM-01:内部統制の有効性向上に向けたシステム構築
論 題:
「内部統制の有効性向上に向けたシステム構築
−監査運用コストの削減と企業価値の向上に向けて−」
概要
本論文では、内部統制の有効性向上に向けたシステム構築
を考えるにあたり、先ず内部統制報告制度への対応初年度に
おける課題を分析し、有効性向上の定義を行った.次に有効
性向上を「監査に係わるコストの削減」,「企業価値の向上」
と位置づけ、どのようにすればより効果的に構築できるかを
明示した.
メンバーリスト(会社名50音順)
エムエルアイ・システムズ
(株)
(株)NHKメディアテクノロジー
セキュリティ・ソリューション営業部
矢嶋 裕之
荒井 正光
村上 義明
松下 忠弘
湯川 亮平
小坂 嘉誉
東京基礎研究所
羽田 知史
総務グループ
営業システム部
コベルコシステム
(株)
ICTソリューション本部 事業企画グループ
コベルコシステム
(株)
BS本部 第1ソリューション部
(株)
大和総研ビジネス・イノベーション
日本CA(株)
リスクマネジメント部
サブリーダー
リーダー
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
50
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
RM-01:内部統制の有効性向上に向けたシステム構築
[Team Name] RM-01:System development for increasing availability of internal control
[Thesis Subject] System development for increasing the availability of internal control
− From the perspective of the cost reduction of the Audit and increasing the value of the company −
Summary
In this research paper, we analyze the issues of the first year of J-SOX and we give a
clear definition of“increasing availability”before thinking about the system development for
increasing availability of internal control. And then we define that“increasing availability”
means“cost reduction of audit activity”and“increasing the value of company”. We clearly
specify the way how to build the system that can increase the availability of internal control.
Member List(alphabetical order of company name)
CA Japan, Ltd
Daiwa Institute of Research Business Innovation
KOBELCO SYSTEMS CORPORATION
KOBELCO SYSTEMS CORPORATION
MLI Systems Inc.
NHK Media Technology,inc.
Yoshitaka Kosaka
Ryohei Yukawa
Yoshiaki Murakami
Tadahiro Matsushita
Sub-Leader Hiroyuki Yajima
Leader Masamitsu Arai
Team adviser
Satoshi Hada
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
51
RM-02:運用の受入れ(引継ぎ)基準について
RM-02:運用の受入れ
(引継ぎ)
基準について
論 題:
「効率的な運用受入れ手法の考察とその検証
−開発上流工程での運用部門の参画,段階的な運用受入れについて−」
概要
ITシステムトラブルの多くは,運用の受入れが十分に実施されない
まま本番実装していることが原因とされている.当論文では,運用受
入れに関する問題を解決するために受入れ基準策定の一助となるガイ
ドラインを作成し,ガイドラインに沿った運用受入れを実施することに
よって,その効果と有用性を検証したものである.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
アークシステム
システム基盤サービス部
(株)NHKメディアテクノロジー
情報システム事業本部
オリックス・システム
(株)
アーキテクチャーグループ
クオリカ
(株)
アウトソーシング事業部
コベルコシステム
(株)
ERP本部
(株)JALインフォテック
サブリーダー
システム運用部
スミセイ情報システム
(株)
運用サービス部
第一生命情報システム
(株)
人事情報グループ
(株)
大和総研
運用統括第二部
ニッセイ情報テクノロジー(株)
次期システム推進本部
エヌアイシーネットシステム
(株)
ソリューションビジネス推進部
三菱総研DCS(株)
カード開発部
三菱総研DCS(株)
情報処理部
三菱総研DCS(株)
カード開発部
三菱総研DCS(株)
千葉情報センター
(株)
菱友システムズ
ITサービス事業部
サブリーダー
リーダー
小西 直子
保科 卓也
徳永 亮二
須貝 裕太
平田ひとみ
国沢 悟
林田 英和
古賀野直美
田崎祐一郎
牛塚 健雄
佐々木大輔
石倉 賢一
桑原 博和
中山 晃二
山口 秀樹
廣田 征佳
チームアドバイザー
日本アイ・ビー ・エム システムズ・エンジニアリング(株)
52
ISEシステムズ・マネジメント
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
岩村 郁雄
RM-02:運用の受入れ(引継ぎ)基準について
[Team Name] RM-02:About an operative acceptance standard
[Thesis Subject] Consideration and the verification of efficient operation acceptance technique
− The operation section must participate in the developmental style process,
and about a phased operation acceptance. −
Summary
As for many of IT system troubles are done without acceptance of the use being carried out
enough if caused by the fact that We implement a public performance. We made a guideline
to become a help of the acceptance standard development to solve a problem about the system
management acceptance in this article and inspected the effect and utility by carrying out
system management acceptance according to the guideline.
Member List(alphabetical order of company name)
ARK Systems Co., Ltd.
Daiwa Institute of Research Ltd.
JAL Information Technology Co., Ltd.
KOBELCO SYSTEMS CORPORATION
Mitsubishi Research Institute Co., Ltd
Mitsubishi Research Institute Co., Ltd
Mitsubishi Research Institute Co., Ltd
Mitsubishi Research Institute Co., Ltd
NHK Media Technology Co., Ltd.
NIandC NETSYSTEM Inc.
Nissay Information Technology Corporation
Orix System Co., Ltd.
QUALICA Inc.
Ryoyu Systems Co., Ltd
Sumitomo Life Information Systems Co., Ltd.
The Dai-ichi Life Information Systems Co., Ltd
Naoko Konishi
Yuichiro Tasaki
Satoru Kunizawa
Hitomi Hirata
Kenichi Ishikura
Hirokazu Kuwabara
Koji Nakayama
Hideki Yamaguchi
Takuya Hoshina
Leader Daisuke Sasaki
Sub-Leader Takeo Ushizuka
Sub-Leader Ryoji Tokunaga
Yuta Sugai
Masayoshi Hirota
Hidekazu Hayashida
Naomi Kogano
Team adviser
Ikuo Iwamura
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
53
RM-03:仮想化時代の運用
RM-03:仮想化時代の運用
論 題:
「サーバ仮想化環境におけるプロアクティブな運用の提言
−仮想化時代の運用−」
概要
近年,サーバ仮想化環境の構築は一般的になっているが,
運用ノウハウについては未知の部分が多い.これは,構成が
柔軟に変更される点やライブ・マイグレーションなどの仮想
化環境特有の機能に対して,運用が追随していない現実を表
している.本論文では,仮想化環境の管理で新たに発生する
課題について,モデルケースを提示し,障害要因と改善策を
検証する.さらに,そこから仮想化環境特有の運用手法を導
き出し,ITILとの適合を図ることで,サーバ仮想化環境に
おける障害発生の未然防止に重点を置いたプロアクティブな運用を提言する.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
アイ・アイ・エム
技術本部
(株)
アイ・アイ・エム
技術本部
(株)
アークシステム
システムマネージメントサービス部
(株)
エクサ
第一事業部 IT 総合サービスセンター
エヌアイシー・ネットシステム
(株)
データセンタ事業部
NTTデータソフィア
(株)
システム管理本部
オムロンネットワークアプリケーションズ
(株)
IT基盤改革部
クオリカ
(株)
アウトソーシング事業部
コベルコソフトサービス
(株)
ソリューション本部
中央三井インフォメーションテクノロジー(株)
技術統括部
サブリーダー
リーダー
サブリーダー
岩田 知範
増田 和樹
藤原 照広
秋元 周平
菅野 優明
田村 光浩
伊与田 崇
高山 有司
富田 恭介
石野 大輔
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株) SwTC システムマネジメント
54
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
伴 俊秀
RM-03:仮想化時代の運用
[Team Name] RM-03:Operation Management in Server Virtualization Environment
[Thesis Subject] The Importance of a Proactive Approach in Server Virtualization Environment
− Operation Management in Server Virtualization Environment −
Summary
In recent years, server virtualization has become popular due to its ability to consolidate
servers and reduce IT costs. However, the operational management methods in this area, has not
been established yet. This means that the unique functionality of server virtualization, which
makes it easier to change the system configurations, for example Live Migration, are not well
considered in the operational management world. This paper focuses on the challenges server
virtualization brings to IT systems operational management, through the model case that deal
with the problems, which were not considered in non-virtualized environment. Then it concludes
with the proposal of proactive operational management, by creating the operational management
method derived from the model case and ITIL.
Member List(alphabetical order of company name)
ARK Systems Co., Ltd.
Akihiro fujiwara
Sub-Leader Daisuke Ishino
Shuhei Akimoto
Sub-Leader Tomonori Iwata
Kazuki Masuda
Kyosuke Tomita
Masaaki Sugano
Mitsuhiro Tamura
Takashi Iyota
Yuji Takayama
Leader
Chuo Mitsui Information Technology Co., Ltd
EXA CORPORATION
IIM Corporation
IIM Corporation
KOBELCO SOFT SERVICE CORPORATION
NIandC NETSYSTEM Inc.
NTT DATA SOPHIA CORPORATION
OMRON NETWORK APPLICATIONS Co., Ltd.
QUALICA Inc.
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Toshihide Ban
55
RM-10:
“行動型エンジニア”集団の育成
RM-10:
“行動型エンジニア”
集団の育成
論 題:
「
“行動型エンジニア”
の育成」
概要
昨年度の同テーマの研究では,
“ 行動型エンジニア”の定義を行い,
「 強制
と反復による芽生え」の観点から育成手法を確立した.その効果は世代に
よって顕著に異なり,若年層に対しては大きな効果を得ることが出来た
が,中堅層に対する効果は期待するほどでは無かった.そこで,本年度の
研究では,多くの企業にて生産性に影響が大きい中堅層のエンジニアの育
成にフォーカスを当て,新たなアプローチで検討を実施した.その結果,
一般企業においても取り入れやすく,有効性の高い手法を導き出すことが出来たので,昨年度の研究結
果とあわせて
“行動型エンジニア”の育成手法として提言する.
メンバーリスト(会社名50音順)
インフォテクノ朝日
(株)
業務ソリューション部
NTTデータソフィア
(株)
第四開発部
(株)
ユーフィット
技術開発部
第一生命情報システム
(株)
個人保険第一グループ
三菱UFJインフォメーションテクノロジー(株)
預為共通部
サブリーダー
リーダー
笹田 圭介
斎藤 敬一
原田 美帆
赤羽 信吾
水上 貴史
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
56
事業開発 クライアントIT 推進
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
佐藤 守
RM-10:
“行動型エンジニア”集団の育成
[Team Name] RM-10:Cultivation of “Proactive Engineers” group
[Thesis Subject] Cultivation of “ Proactive Engineers”
Summary
Last year, we introduced“proactive engineers”and suggested a new method of engineer
development by“insights obtained by enforcement and repetition”. Then, we showed that the
effectiveness of the method varied depending on the ages of examinees - that is, it was very
effective to younger engineers, but not so effective to senior (older generation) engineers as we
had expected. Therefore this year, my research focused on the development of senior engineers,
whose productivity is very important to a lot of companies. As a result, we established a new
method that is effective and can be easily implemented by those companies. Based on the result
of the two-year research, we would like to introduce the new version of the method of“productive
engineers”development on this paper.
Member List(alphabetical order of company name)
Info Techno Asahi, Ltd
Mitsubishi-UFJ Information Technology, Ltd
NTT DATA SOFIA CORPORATION
The Dai-ichi Life Information Systems Co., Ltd
Ufit Co., Ltd
Keisuke Sasada
Leader Takashi Mizukami
Keiichi Saitou
Shingo Akaba
Sub-Leader Miho Harada
Team adviser
Mamoru Satoh
IBM Japan, Ltd
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
57
RM-12:効果とコストバランスのとれたBCPの研究
RM-12:効果とコストバランスのとれたBCPの研究
論 題:
「災害対策グレード表を活用したIT-BCP策定における全体最適実現の支援
−効果とコストバランスの取れたBCPの研究−」
概要
近年,社会的責任の重要性が問われている中で,企業は
IT-BCPの構築を求められている.一方で,現在の企業シス
テムが抱える共通の課題として,オープン系システムの普及
等によるシステムの複雑化が挙げられる.このことは,ITBCPの構築においても大きな課題となっており,
「適切な対策
を適切なコストで実現する具体的な方法」を検討していくこ
とがますます困難となっている.本論文では,これらの課題
に対する解決策の1 つとして,IT-BCPのメニュー化を提案
する.IT-BCP対策の実装を検討する際に,具体的な検討項目を整理し,被災時サービスレベルの高低
により選択可能な内容をメニュー化する.今後,企業の担当者がIT-BCPの具体策を検討する際,当メ
ニューを参照することで,ノウハウが不足していても,ある程度容易に企画できる.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
オージス総研
運用サービス本部 IT基盤ソリューション第二部
中央三井インフォメーションテクノロジー(株) ITサービス事業部 運用サービス部
ニッセイ情報テクノロジー(株)
(株)
日立ハイテクソリューションズ
基盤ソリューション事業部
ネットワークソリューション部
リーダー
サブリーダー
今井 英貴
佐藤 純一
宮本 真吾
中島 倫明
チームアドバイザー
58
日本アイ・ビー・エム
(株)
グローバル・テクノロジー・サービス事業
日本アイ・ビー・エム
(株)
GTS・ITS事業
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
深谷 純子
及川 正志
RM-12:効果とコストバランスのとれたBCPの研究
[Team Name] RM-12:A Study of BCP about Appropriate Balance between the Effectiveness and the Cost
[Thesis Subject] Support to achieve whole best in IT-BCP decision that uses “Disaster measures grade table”
− A Study of BCP about Appropriate Balance between the Effectiveness and the Cost −
Summary
Recently, the construction of IT-BCP is requested from the enterprise while important of
the social responsibility being asked. On the other hand, the common problem that a present
corporate system has includes the complication of the system by the spread of the open system.
As for this, it is a big problem, and it is more difficult in the construction of IT-BCP to examine
"Concrete method of achieving appropriate measures by an appropriate cost". It proposes making
of IT-BCP a menu as one of the solutions to these problems in this thesis. When mounting ITBCP measures is examined, a concrete examination item is arranged, and the content that can
be selected by the height of the service level when striking it is made a menu. It is possible to
plan easily to some degree even if knowhow is insufficient because this menu is referred when
the person in charge of the enterprise examines the concrete measure of IT-BCP in the future.
Member List(alphabetical order of company name)
Chuo Mitsui Information Technology Co., Ltd.
Hitachi High-Tech Solutions Corporation
Nissay Information Technology Co., Ltd.
Osaka Gas Information System Research Institute Co., Ltd.
Junichi Sato
Sub-Leader Tomoaki Nakajima
Leader Shingo Miyamoto
Hideki Imai
Team adviser
Sumiko Fukaya
Masashi Oikawa
IBM Japan, Ltd.
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
59
SP-02:なぜ日本では海外ほどOSのバージョンアップが進んでいないのか?
SP-02:なぜ日本では海外ほどOSのバージョンアップが進んでいないのか?
論 題:
「塩漬けのメインフレームからの脱却
−z/OSを新鮮に保つためにSEができること−」
概要
この論文は,IBM製のメインフレーム専用のオペレーティン
グシステムであるz/OSを,最新のレベルに保つために必要な
方策を提言するものである.欧米のユーザーに比べて日本国
内のユーザーは,最新のバージョンのz/OSへの移行が遅れて
いる.本論文では,システム開発への取り組み方や,IT技
術者の雇用形態,障害発生に対する受け止め方の違い等,欧
米のユーザーと日本国内のユーザーの比較を行うことによっ
て,国内のz/OSを基盤とシステムを取り巻く環境の問題点
を明らかにし,技術者として実現できる方策を述べるものである.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
アークシステム
システム基盤サービス部
(株)
エクサ
福山システム開発部
NTTデータシステム技術
(株)
保険システム事業部 SCRUM第一担当
ニッセイ情報テクノロジー(株)
基盤ソリューション事業部 運用企画ブロック
三菱総研DCS(株)
ITサービス事業部 システム管理グループ
サブリーダー
リーダー
徳永真理子
桐原 英樹
池田鈴太郎
名村 健
岩田 淳
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
60
エンタープライズサーバー部
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
真鍋 厚志
SP-02:なぜ日本では海外ほどOSのバージョンアップが進んでいないのか?
[Team Name] SP-02:Why Japanese customer refuse to move to newer z/OS
[Thesis Subject] How to escape from frozen Mainframe System
− What can we do in order to keep z/OS fresh? −
Summary
This paper proposes a necessary policy to keep your z/OS the latest level. A lot of customers
in United States or EU use the latest version of z/OS. But in Japan, there are a few. We discussed
the difference of the environment of Japan and foreign countries (mainly Europe and America).
And we clarified those problems. The paper guides what can you do for keep your z/OS fresh.
Member List(alphabetical order of company name)
ARK Systems Co., Ltd.
EXA CORPORATION
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
NISSAY INFORMATION TECHNOLOGY CO LTD.
NTT DATA SYSTEM TECHNOLOGIES INC.
Mariko Tokunaga
Sub-Leader Hideki Kirihara
Jun Iwata
Takeshi Namura
Leader Rintaro Ikeda
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Atsushi Manabe
61
SP-04:分散スケールアウト型のデータ・ストレージ技術の動向調査と活用方法の研究
SP-04:分散スケールアウト型のデータ・ストレージ技術の動向調査と活用方法の研究
論 題:
「最新技術を利用したストレージ容量不足解決への考察」
概要
ストレージ基盤にはキャパシティ,パフォーマンス,サービ
ス,管理といった観点から様々な課題がある.高い可用性を
持つミッションクリティカルなシステムが求められている近
年の傾向とキャパシティ管理の課題を併せ,システムを停止
させることなく,ストレージの増設を可能とするスケールア
ウト型のデータ・ストレージ技術について考察する.さらに
SANストレージ環境,NASストレージ環境を想定した場合の
最新ストレージ技術の適用と,比較的安価で拡張性に優れる
ハイエンドストレージの活用を提案する.
メンバーリスト(会社名50音順)
クオリカ
(株)
アウトソーシング事業部
三菱総研DCS(株)
SI技術部
三菱総研DCS(株)
SI技術部
三菱総研DCS(株)
SI技術部
サブリーダー
リーダー
宮田 浩和
石塚 楽
中元 康介
藤原 理江
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
62
ISE.テクノロジー・イノベーション
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
石川 公基
SP-04:分散スケールアウト型のデータ・ストレージ技術の動向調査と活用方法の研究
[Team Name] SP-04:Study of technology trends and a practical use on distributed scale-out data storage
[Thesis Subject] A consideration of resolving storage capacity shortage by using latest technology
Summary
There are various problems in the data storage infrastructure from the viewpoint such as
capacity, performance, service availability, and management. We consider the scale-out data
storage technology that enables the storage capacity to be increased dynamically without
stopping the system and service, behind the trends for requesting mission-critical system with
higher availability and resolving problems of capacity in recent years. Furthermore, we suggest
the adoption of latest storage technology, assuming the SAN storage environment and the NAS
storage environment, and the practical use of a high-end storage device that is comparatively
reasonable besides scalable.
Member List(alphabetical order of company name)
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
QUALICA Inc.
Konomu Ishizuka
Kosuke Nakamoto
Rie Fujiwara
Sub-Leader Hirokazu Miyata
Leader
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Kohki Ishikawa
63
SP-05:言語やプラットフォームに依存しないモデリング手法
SP-05:言語やプラットフォームに依存しないモデリング手法
論 題:
「モデリング手法と設計資料に関する考察」
概要
現状の開発方法論はプログラミング言語に依存しており,
設計手法が共通化されていない.具体的にはCOBOLやPL/Ⅰ
などの手続き言語ではDOAという方法論があり,DFD/ER
図などを作成する手法がある.一方JavaやC++ などのオ
ブジェクト指向言語では OOA/OOD という方法論があり,
ユースケースやクラス図などを作成する手法がある.このよ
うな言語に依存した状況は多くのスキルを開発者に要求し,
プロジェクトの要員調達も困難にしている.
本論文では,言語やプラットフォームに依存しない設計手法について考察し,現時点で行える実用的
な対策として主要モデリング手法を包括した設計資料づくりを提案する.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
アバップ
代表取締役
(株)
エクサ
第1事業部 IT統合サービスセンター
(株)
オージス総研
ソリューション開発本部
NTTデータシステム技術
(株)
保険システム事業部
(株)
菱友システムズ
ビジネスソリューション事業部
(株)
ユーフィット
金融第二事業部
サブリーダー
リーダー
松本 創
木全 伸基
三木 太志
山口 桂孝
平田 幸一
佐野 博士
チームアドバイザー
64
日本アイ・ビー・エム
(株)
ハイバリュー・ソリューションセンター
日本アイ・ビー・エム
(株)
ハイバリュー・ソリューションセンター
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
新井 寛
沖野 英紀
SP-05:言語やプラットフォームに依存しないモデリング手法
[Team Name] SP-05:Language and platform-independent modeling technique
[Thesis Subject] Consideration concerning modeling technique and design material
Summary
Current methodology of development depends on the programming language and no commonly
accepted design approach exists.
For the procedure language such as COBOL or PL/I, there is a methodology named DOA,
which includes a technique for making DFD/ER figure.
On the other hand, for the object-oriented language such as Java or C++, there is a
methodology named OOA/OOD, which includes a technique for making the UseCase and the
Class chart. Such situation which depends on a language demands a lot of skills from the
developer, and make the worker procurement of the project difficult.
In this thesis, we have examined the platform/language-independent design approach, and
propose the design material-making which comprises the main modeling technique as a currently
practicable measure.
Member List(alphabetical order of company name)
AVAP Co., Ltd
Hajime Matsumoto
Hiroki Kimata
Leader Futoshi Miki
Yoshitaka Yamaguchi
Kouichi Hirata
Hiroshi Sano
Sub-Leader
EXA CORPORATION
Osaka Gas Information System Research Institute Co., Ltd
NTT DATA SYSTEM TECHNOLOGIES INC.
Ryoyu Systems Co., Ltd
Ufit Co., Ltd
Team adviser
Hiroshi Arai
Eiki Okino
IBM Japan, Ltd.
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
65
SP-06:System z 仮想化環境におけるインフラ移行のベストプラクティス
SP-06:System z 仮想化環境におけるインフラ移行のベストプラクティス
論 題:
「クラウド・コンピューティング時代におけるサーバー統合の
価値についての再考察」
概要
IT業界のソリューションとしてクラウド・コンピューティン
グが重要な位置を占めてきている.しかし多くの国内企業が
分散して管理しきれないITインフラがネックとなり,ビジ
ネスと情報システムが連動するITインフラの構築ができず,
コンプライアンスやセキュリティの観点でリスクを抱えたま
ま運用している.当論文では,クラウド時代におけるITイン
フラに対するサーバー統合の価値について再考察し,その有
力なサーバー基盤の候補となり得るLinux on System z の優
位点について報告する.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
アークシステム
システム基盤サービス部
NTTデータシステム技術
(株)
企画開発部
エムエルアイ・システムズ
(株)
テクニカルG
コベルコシステム
(株)
第一サーバー Gr
リーダー
サブリーダー
中野 平
荻野圭一朗
高梨 了一
藤岡 義允
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
66
エンタープライズ・サーバー
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
海野 将之
SP-06:System z 仮想化環境におけるインフラ移行のベストプラクティス
[Team Name] SP-06:The best practice of infrastructure shift in System z virtualization environment
[Thesis Subject] Re-Consideration of the value of server integration solution for “Cloud Computing”
generation
Summary
Cloud computing become more important as an IT solution. But many Japanese companies have
difficulties to implement systems for cloud computing which would work effectively with their
own business, because of their un-manageable servers and IT infrastructure. That remaining
IT infrastructure has risks in compliance and security, for they can't check and trace irregular
transactions and operations. In this paper, we take another look at the value of server integration
in IT solution, and report that advantages of Linux on System z which is important for cloud
computing.
Member List(alphabetical order of company name)
ARK Systems Co., Ltd.
KOBELCO SYSTEMS CORPORATION
MLI Systems inc.
NTT DATA SYSTEM TECHNOLOGIES INC.
Taira Nakano
Sub-Leader Yoshimasa Fujioka
Ryoichi Takanashi
Leader Keiichiro Ogino
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Masayuki Unno
67
SP-10:System z 環境におけるITIL実践についての研究
SP-10:System z 環境におけるITIL実践についての研究
論 題:
「System z 環境・中小企業のためのITIL導入
−勘所を押さえれば一歩を踏み出せる−」
概要
本論文は,System z 環境を保有する中小企業のITサービ
ス提供部門にて,ITIL導入を進める勘所を述べたものであ
る.System z 環境,中小企業における問題と対応策として
のITIL導入の価値を研究し,導入計画策定の実践シミュレー
ションを通して,中小企業がITIL導入の一歩を踏み出すた
めの勘所を提言した.それにより,ITILの導入は,実現性
のある手段としてSystem z ・中小企業が抱える問題の解決
に有用であると結論づけた.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
アークシステム
システム基盤サービス部
アドバンスト・アプリケーション
(株)
システムズ・エンジニアリング部
ネオアクシス
(株)
ビジネスソリューション第2事業部
リーダー
サブリーダー
古谷美奈子
塩釜 明
吉川 信勝
ソリューション第1部
三菱UFJインフォメーションテクノロジー(株)
基盤第一部
浅見 辰徳
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
エンタープライズ・サーバー
68
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
岩本俊太郎
SP-10:System z 環境におけるITIL実践についての研究
[Team Name] SP-10:Study about ITIL practice in System z environment
[Thesis Subject] Introducing ITIL for System z environment and medium and small-sized enterprises
Summary
This paper describes the vital points to introduce ITIL in the IT service offer section of
medium and small-sized enterprises which hold System z environment. We studied problems in
System z environment and medium and small-sized enterprises, and value of introducing ITIL
as a countermeasure for the problems. Through practice simulation of introducing ITIL, we
propose the vital points for medium and small-sized enterprises to step one step in introducing
ITIL. That is why we conclude that ITIL is useful for the solution of problems that System z
environment and medium and small-sized enterprises have as feasible method.
Member List(alphabetical order of company name)
Advanced Application Co., Ltd.
ARK Systems Co., Ltd.
Mitsubishi UFJ Information Technology, Ltd.
NEOAXIS Co., Ltd.
Sub-Leader
Akira Shiogama
Leader Minako Furuya
Tatsunori Asami
Nobukatsu Yoshikawa
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Shuntaro Iwamoto
69
SP-11:SOA(サービス指向アーキテクチャ)V2[チーム1]
SP-11:SOA(サービス指向アーキテクチャ)V2[チーム1]
論 題:
「SOAのトランザクション
−サービス連動におけるトランザクションの指針−」
概要
近年,SOA(Service Oriented Architecture)の設計思想
を基にシステムを構築する際,自社のみならず,他社シス
テムとのサービス連動を行う事例が増えている.そのため,
ネットワーク上に分散されたサービスの連動によってトラン
ザクションの種類が複雑化する.よって,従来のトランザク
ション管理に求められてきたデータ更新整合性保証,高ス
ループット,高レスポンス・タイムなど以外にも,実装上で
考慮しなければならないことがあると想定される.本論文で
は,そのトランザクション管理について網羅的なパターンの抽出と,それらに対してACID特性の観点
から評価を行った.
また,評価結果から判明した実装上の考慮点をまとめ,サービス連動を行う上での指針として提言する.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
ユーフィット
金融システム第七部
クオリカ
(株)
アウトソーシング事業部
ニッセイ情報テクノロジー(株)
保険ソリューション事業部
三菱UFJトラストシステム
(株)
システム開発第4部
三菱総研DCS(株)
カード開発部
リーダー
根岸 拓矢
田中 達也
高木 健作
三井 広世
松﨑 祐太
チームアドバイザー
70
日本アイ・ビー・エム
(株)
ソフトウェア事業 TS&S SOAビジネス開発
日本アイ・ビー・エム
(株)
ソフトウェア事業 TS&S SOAビジネス開発
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
南木 弘樹
尾関 祐司
SP-11:SOA(サービス指向アーキテクチャ)V2[チーム1]
[Team Name] SP-11:SOA (Service Oriented Architecture) V2 [Team 1]
[Thesis Subject] Transaction of SOA
− Guidelines of transaction in service combination −
Summary
The cases have increased in recent years that the systems constructed based on the
architecture of SOA combine services not only in its company's systems but also in other
companies ones. So the type of transaction is complicated by the integration of distributed
services on the network. Therefore, it is assumed that we have something to consider besides
data update adjustment guarantee, high throughput, and the high response time, etc. that have
been requested in a usual transaction management. In this paper, we covered the types of SOA
transaction and evaluated them from the viewpoint of the ACID properties. We collect the points
to consider in the implementation of the transaction and offer them as a guideline.
Member List(alphabetical order of company name)
Nissay Information Technology Co., Ltd
Mitsubishi UFJ Trust Systems Co., Ltd
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
QUALICA Inc.
Ufit Co., Ltd
Leader
Kensaku Takaki
Hiroyo Mitsui
Yuta Matsuzaki
Tatsuya Tanaka
Takuya Negishi
Team adviser
Hiroki Nanmoku
Yuhji Ozeki
IBM Japan, Ltd.
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
71
SP-11:SOA(サービス指向アーキテクチャ)V2[チーム2]
SP-11:SOA(サービス指向アーキテクチャ)V2[チーム2]
論 題:
「SOAの投資対効果を考える」
概要
SOAはその概念が提唱され,導入事例も増加してきては
いるものの,積極的に導入を推進している企業はまだ限られ
ている状況である.その大きな理由として,SOAの導入に当
たりリスクの考慮と相応の投資が必要なため,投資対効果が
その判断材料として求められることがあげられる.既に導入
済みの企業においても,効果を明確に数値化したものは見ら
れず,積極的な投資を推進するだけの決定的な材料にはなり
得ていない.
本論文においては,システム開発のモデルケースを想定し,SOAの適用/非適用それぞれの場合の開
発費用を比較している.本論文におけるモデルケースの要素を適宜読み替えて,SOA導入検討の材料と
していただきたい.
メンバーリスト(会社名50音順)
NTTデータシステム技術
(株)
(株)
ユーフィット
日銀システム事業部 日銀ネット基盤
金融営業第四部
コベルコシステム
(株)
技術・品質統括部 先進技術グループ
東レ
(株)
システム企画開発部
三菱総研DCS(株)
SI技術部 開発技術グループ
三菱UFJインフォメーションテクノロジー(株) 基盤第三部 OPEN・BPR基盤課
サブリーダー
巻木 心
平木昇一郎
入江 好幸
大日 康輝
村田 健二
津田真之介
チームアドバイザー
72
日本アイ・ビー・エム
(株)
IND-SW. SOAビジネス開発
日本アイ・ビー・エム
(株)
IND-SW. SOAビジネス開発
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
南木 弘樹
尾関 祐司
SP-11:SOA(サービス指向アーキテクチャ)V2[チーム2]
[Team Name] SP-11:SOA (Service Oriented Architecture) V2 [Team 2]
[Thesis Subject] It thinks about the Cost-effectiveness of SOA
Summary
Although the concept of SOA is advocated and the number of introduction example is
increasing, only a limited number of companies actively promote the introduction. The major
reasons are as follows; consideration of the risk of introducing SOA and a certain amount
of needed investment and necessity of ROI (return on investment) as criteria. Since those
companies that have introduced SOA have not quantified the advantageous effect clearly, there is
not yet a crucial trigger for promoting investment actively. In this paper, we assume two cases
of system development with and without SOA and compare the costs incurred in each course
of development. We hope those factors of each case shown in this paper to be referred to at the
time of contemplating the introduction of SOA.
Member List(alphabetical order of company name)
KOBELCO SYSTEMS CORPORATION
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
Mitsubishi UFJ Information Technology, Ltd.
NTT DATA SYSTEM TECHNOLOGIES INC.
TORAY INDUSTRIES, INC.
Ufit Co., Ltd.
Sub-Leader
Yoshiyuki Irie
Kenji Murata
Shinnosuke Tsuda
Shin Makigi
Koki Dainichi
Shouichirou Hiraki
Team adviser
Nanmoku Hiroki
Ozeki Yuhji
IBM Japan, Ltd.
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
73
SP-14:Web環境からのIMSデータベース連携 V2
SP-14:Web環境からのIMSデータベース連携 V2
論 題:
「Web環境からのIMSDBへの直接アクセス手法
−直接アクセス手法導入時の保守・運用項目の考察−」
概要
近年メインフレームの情報資産を活用する方法として,
IMSDBに対してWeb環境から直接アクセスする手法が開発
されている.本論文では,データベース連携導入時の既存シ
ステムとの並存,導入後の保守・運用項目について考慮すべ
き点の検証及び考察を行った.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
インテック 金融第一システム部
NTTデータシステム技術
(株)
日銀システム事業部
エムエルアイ・システムズ
(株)
基盤開発グループ
リーダー
ニッセイ情報テクノロジー(株)
基盤ソリューション事業部 運用企画ブロック
三菱UFJトラストシステム
(株)
システム開発第1部
サブリーダー
長原 洋一
野口 淳
奥村 美
樋口阿里沙
橋 哲之
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
エンタープライズ・ミドルウェア
74
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
佐々木 源
SP-14:Web環境からのIMSデータベース連携 V2
[Team Name] SP-14:Implementation of direct access to IMSDB from Web V2
[Thesis Subject] Implementation of direct access to IMSDB from Web
− Consideration of maintenance and operation with the implementation of direct access −
Summary
The technique directly accessed from the Web environment to IMSDB as a method of
utilizing the information property of a main frame is developed in recent years. In this paper,
we discussed and evaluated about concurrent usage with current IMS system and maintenance
operation after implementation of IMS DB direct access.
Member List(alphabetical order of company name)
INTEC Inc.
Leader
Mitsubishi UFJ Trust Systems Co., Ltd
MLI Systems Inc.
NISSAY INFORMATION TECHNOLOGY CO LTD.
NTT DATA SYSTEM TECHNOLOGIES INC.
Sub-Leader
Youichi Nagahara
Akiyuki Takahashi
Yumi Okumura
Arisa Higuchi
Atsushi Noguchi
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Gen Sasaki
75
SP-17:CICS技術動向の研究
SP-17:CICS技術動向の研究
論 題:
「CICS最新ツールによるパフォーマンス分析
−CICS Explorerはパフォーマンス関連の問題解決に有効か−」
概要
CICS技術動向の研究として,2008年に提供が開始された
最新の無償CICSツールであるCICS Explorerに着目し,パ
フォーマンス分析において現在我々の抱える問題点に対し
て,CICS Explorerが解決策として有効であるか検証した.
CICS ExplorerはGUIによる直感的な操作が可能であり,ま
た,パフォーマンス分析を行うにおいてグラフ化などの加工
を容易に行うことが可能であった.ただし,現時点では機能
が限定されており,我々の抱えている問題を全面的に解決で
きるツールとは言えなかった.しかしながら定期的な機能拡張が行われることは謳われており,今後の
発展に期待できるツールであった.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)JIEC 技術統括本部 技術部
三菱UFJインフォメーションテクノロジー(株)
基盤第一部 システム共通課
(有)
嘉賢
リーダー
サブリーダー
加藤 邦彦
宍戸恵一郎
矢澤 貞雄
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
76
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
佐藤 大輔
SP-17:CICS技術動向の研究
[Team Name] SP-17:Research for CICS technical trend
[Thesis Subject] Performance analysis with CICS latest tool
− Is CICS Explorer effective for the problem solving related to the performance −
Summary
As a research of CICS technology trends, we pays attention to CICS Explorer which is the
latest CICS tool and which its offer began in 2008, and we inspected it whether it was a useful
solution for problems of the performance analysis that we had now. CICS Explorer was able
to perform intuitive operation by GUI, and was able to do the processing such as graphing
to analyze the performance easily. But we could not say that CICS Explorer can solve all the
problems because its function is still limited now. However, a regular functionality expansion
was scheduled in the announcement of IBM, and the tool that was able to be expected of the
development in the future.
Member List(alphabetical order of company name)
JIEC Co., Ltd.
Kunihiko Kato
Keiichiro Shishido
Sadao Yazawa
Leader
Mitsubishi UFJ Information Technology, Ltd.
Yoshikata., Limited
Sub-Leader
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Daisuke Satoh
77
WN-01:シンクライアントの有効性の考察
WN-01:シンクライアントの有効性の考察
論 題:
「シンクライアントの有効性とその考慮点の考察
−導入に向けた現実的アプローチ−」
概要
情報漏洩対策としてシンクライアントの認知度が高まり,
導入を検討する企業が増加傾向にある.しかし,多くの企業
が導入に踏み切れていないのもまたが現状である.本論文
では,シンクライアントの有効性とその考慮点について論じ,
課題解決策を導き出す.そして,シンクラアントの導入に向
けたアプローチを提言する.
メンバーリスト(会社名50音順)
クオリカ
(株)
アウトソーシング事業部
クオリカ
(株)
アウトソーシング事業部
JFEシステムズ
(株)
東京事業所 第2開発部
サブリーダー
(株)
損保ジャパン・システムソリューション システム基盤事業部
(株)
竹中工務店
三菱UFJインフォメーションテクノロジー(株)
インフォメーションマネジメントセンター
基盤第三部
リーダー
板野 司
山本慎一郎
三倉 良宣
南部 毅
押田 裕輔
小野寺要人
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
78
System x 事業部 テクニカル・セールス
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
渡邉 源太
WN-01:シンクライアントの有効性の考察
[Team Name] WN-01:Consideration effectiveness of the Thin Clients
[Thesis Subject] Consideration of effectiveness and the consideration point of thin client
− A realistic approach to installation −
Summary
Many companies are starting to consider the installation of the Thin Client as it gains
recognition for its ability to prevent information leaks.However, the current situation is that
many of these companies are not able to go as far as the actual installation.This paper studies
the effectiveness and the consideration point of the Thin Client leading to solutions for these
problems,and proposing an approach to actual installation of the Thin Client.
Member List(alphabetical order of company name)
JFE Systems Inc
Mitsubishi UFJ Information Technology, Ltd
QUALICA Inc.
QUALICA Inc.
Yoshihiro Mikura
Kanato Onodera
Tsukasa Itano
Shinichiro Yamamoto
Takeshi Nanbu
Yusuke Oshida
Leader
Sub-Leader
SOMPO JAPAN SYSTEM SOLUTIONS INC
TAKENAKA CORPORATION
Team adviser
Genta Watanabe
IBM Japan, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
79
WN-02:企業におけるWeb 2.0活用とセキュリティ
WN-02:企業におけるWeb 2.0活用とセキュリティ
論 題:「企業にてSaaSを有効活用する際のセキュリティの整理」
概要
本論文では,企業が利用するWeb 2.0サービスとしてSaaSに着目した.こ
のサービスは,通産省主催のJ-SaaSガイドライン[1]
と実際の機能保障をSaaS
提供企業にヒアリングしたものを比較し,セキュリティや信頼性の面から企業
が期待すべき点を整理した.今後,SaaSを利用する企業にとってSLA締結内
容の参考として活用されると考える.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
インテック
水口 正軌
ネットワーク&アウトソーシング事業部
コスモセンター
キリンビジネスシステム
(株)
情報技術統括部 eビジネス推進グループ
第一生命情報システム
(株)
基盤システム第二部 システム管理グループ
三菱UFJインフォメーションテクノロジー(株)
基盤第三部 情報・フレームワーク基盤課
リーダー
サブリーダー
岩崎 義文
樋口 将史
山川 努
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
テクノロジー・イノベーション
80
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
佐々木庸平
WN-02:企業におけるWeb 2.0活用とセキュリティ
[Team Name] WN-02:Use of Web 2.0 and securities in companies
[Thesis Subject] The summary of securities to use SaaS effectively in companies
Summary
In this paper, we focused on SaaS as a Web 2.0 service corporate use. In this service, we
compared J-SaaS guideline organized by Ministry of International Trade and Industry and
actual securities in function which we interviewed the which provided SaaS companies, and
summarized the points that companies would expect in terms of securities and reliability. We
hope that this paper will be used in the companies which use SaaS as the reference of SLA
conclusion.
Member List(alphabetical order of company name)
INTEC Inc.
KIRIN BUSINESS SYSTEM COMPANY, LIMITED
The Dai-ichi Life Information Systems Co., Ltd.
Mitsubishi UFJ Information Technology, Ltd
Masaki Mizukuchi
Yoshihumi Iwasaki
Masashi Higuchi
Tsutomu Yamakawa
Leader
Sub-Leader
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Yohei Sasaki
81
WN-03:e-mailに代わるコミュニケーション・ツールの利用について
WN-03:e-mailに代わるコミュニケーション・ツールの利用について
論 題:
「Eメール肥大期における企業内コミュニケーション・ストレスからの解放」
概要
現在の企業内コミュニケーションは,Eメールへの依存度が
非常に高くなっている.その結果,一人の社員が処理するE
メールの量は増加の一途を辿り,それは社員にストレスを与
えるものとなってきている.本稿はこうした現状を分析し,
よりスムースな企業内コミュニケーションを促進するための
手法を提案するものである.
メンバーリスト(会社名50音順)
KDDI(株)
情報システム本部 プラットフォームサービス部
(株)JALインフォテック
エアライン事業本部 計画管理部
(株)
竹中工務店
インフォメーションマネジメントセンター
三菱総研DCS(株)
カード開発部 第10グループ
リーダー
サブリーダー
芹澤 尚史
遠藤 清隆
松田 壮
荻野 喜信
チームアドバイザー
82
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
ワークプレース部
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
ワークプレース部
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
伊藤 智子
中林 真希
WN-03:e-mailに代わるコミュニケーション・ツールの利用について
[Team Name] WN-03:The communication tool which replaces e-mail
[Thesis Subject] Free from communication stress of company in the e-mail enlargement period
Summary
The reliance on e-mails becomes very high in the communication within the company. As a
result,the quantity of e-mails an employee is handling increases,and that gives rise to stress
to the employee. This article analyzes such present conditions, and suggests how to enhance
communication efficiency in the company.
Member List(alphabetical order of company name)
JAL Information Technology Co., Ltd.
KDDI CORPORATION
Mitsubishi Research Institute DCS Co., Ltd.
Takenaka Corporation
Kiyotaka Endo
Naofumi Serizawa
Yoshinobu Ogino
Sub-Leader Sou Matsuda
Leader
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Tomoko Ito
Masaki Nakabayashi
83
WN-04:Web 2.0とSOAの融合 ─SOAのマッシュアップ─
WN-04:Web 2.0とSOAの融合 ─SOAのマッシュアップ─
論 題:
「エンタープライズ向けのマッシュアップの構築」
概要
本論文では,エンタープライズシーンにおいて,既存シス
テムの統合・再利用を可能とするSOA(Service-Oriented
Architecture)
を“概念”と定義し,
“実現する技術”として,主
にBtoCや個人利用向けに提供されるWeb APIのミキシング
を可能とするWeb 2.0の技術であるマッシュアップ(MashUp)
を用いた,いわゆる“エンタープライズマッシュアップ”につい
て効果を調査し,将来への可能性について述べる.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
大和総研
情報技術研究部
(株)
ユーフィット
金融システム第二部
日本アイ・ビー・エム
(株)
第二ソリューションデリバリー
キヤノンソフトアメリカ
(株)
キヤノンマーケティングジャパン
(株)
IT本部 アプリケーションインフラ課
リーダー
サブリーダー
小紫 亮平
鈴木翔一朗
山田 竜弘
後藤田拓未
高橋 昌志
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
水野 雅裕
ISE.Webインフラストラクチャー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
84
ISE.ワークプレース
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
豊田 穣
WN-04:Web 2.0とSOAの融合 ─SOAのマッシュアップ─
[Team Name] WN-04:Web 2.0 fusion SOA ─ MashUp of SOA ─
[Thesis Subject] The MashUp Build for Enterprise
Summary
This paper describes about the so-called "enterprise mashup" using the mashup which is the
technology of Web2.0 that enables mixing of Web API mainly offered BtoC and for individual
use, and the possibility to the future.
In an enterprise scene, SOA (Service-Oriented Architecture) which enables integration and reuse
of the existing system is defined as a "concept."
Member List(alphabetical order of company name)
Canon Marketing Japan Inc.
Canon Software America, Inc.
Daiwa Institute of Research Ltd.
IBM Japan, Ltd.
Ufit Co., Ltd.
Masayuki Takahashi
Takumi Gotohda
Ryohei Komurasaki
Sub-Leader Tatsuhiro Yamada
Leader Shoichiro Suzuki
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Masahiro Mizuno
Joh Toyoda
85
WN-09:AJAX開発
WN-09:AJAX開発
論 題:
「デスクトップアプリケーションに対するAjax技術適用の検証」
概要
本論文はデスクトップアプリケーションを,Ajaxを用いて
Web化する際の効果を検証したものである.検証にあたって
は,各種Ajaxライブラリを使用してNotesと同等のユーザビ
リティの画面を作成する.そしてそれを利用した上で,その
効果と問題点を洗い出すことにより,Ajaxの有効性を示す
こととする.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
アイ・ティ・フロンティア
コンピテンスセンター開発技術部
(株)
アスキング
システム開発部 チーフ
キヤノンマーケティングジャパン
(株)
IT本部
コベルコシステム
(株)
ビジネスソリューション本部
(株)
東レシステムセンター
Eソリューション事業部 EC1課
(株)
日経統合システム
事業開発本部 営業グループ
リーダー
サブリーダー
小川 富之
貫井 雄太
辰己 圭介
高瀬 英明
藤山 真一
山田信一郎
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
86
インテグレーション・アーキテクチャー
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
万仲 龍樹
WN-09:AJAX開発
[Team Name] WN-09:AJAX Development
[Thesis Subject] Verification of Ajax technology to the desktop application
Summary
This thesis is a verification of the effects when the desktop application is made to Web by
using Ajax. When verifying it, we make the User Interface that has the equal usability with
Notes, using various Ajax libraries at first. And then, we clearly explain the effectiveness of
Ajax by checking up the effects and the problems.
Member List(alphabetical order of company name)
ASKING CO., LTD.
Canon Marketing Japan Inc.
IT Frontier Corporation
KOBELCO SYSTEMS CORPORATION
NIKKEI ADVANCED SYSTEMS INC.
Toray Systems Center, Inc.
Yuta Nukui
Keisuke Tatsumi
Tomiyuki Ogawa
Leader Hideaki Takase
Shinichiro Yamada
Sub-Leader Shinichi Fujiyama
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Tatsuki Manchu
87
WN-10:仮想化技術研究
WN-10:仮想化技術研究
論 題:
「サーバー仮想化技術導入のメリット・デメリット」
概要
近年,x86サーバーを利用したサーバー仮想化が広く普及
しつつある.しかし,仮想化技術の導入は,企業にとって本
当にメリットがあるのだろうか? 本論文は,サーバー仮想
化技術を導入することの効果と考慮点について述べる.
メンバーリスト(会社名50音順)
(株)
オージス総研
IT基盤ソリューション第一部
(株)
損保ジャパン・システムソリューション システム基盤事業部
(株)
電通国際情報サービス
三菱総研DCS(株)
コミュニケーションIT事業部
ITサービス事業部
リーダー
サブリーダー
野田頭真琴
唐橋 哲也
山崎咲野花
菅野 祐介
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム
(株)
STS.Sys xテクニカルセールス
日本アイ・ビー・エム
(株)
STS.Linuxテクニカル・セールス
荒井 利枝
菅原 健
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
88
ISE.NWコミュニケーションシステム
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
川井 敏史
WN-10:仮想化技術研究
[Team Name] WN-10:Virtualization technology research
[Thesis Subject] Advantages and disadvantages of the server virtualization technology introduced
Summary
Recently, the server virtualization using the x86 server is spreading widely. However does
the introduction of the virtual technology really have the advantage for the enterprise? This
thesis describes the effect and the consideration point of the introduction of the server virtual
technology.
Member List(alphabetical order of company name)
Information Services International-DENTSU, Ltd
Mitsubishi Research Institute DCS CO., Ltd.
OSAKA GAS INFORMATION SYSTEM RESEARCH INSTITUTE CO., LTD.
SOMPO JAPAN SYSTEM SOLUTIONS INC.
Sayaka Yamazaki
Yuusuke Kanno
Makoto Nodagashira
Leader Tetsuya Karahashi
Sub-Leader
Team adviser
IBM Japan Co, Ltd.
IBM Japan Co, Ltd.
IBM Japan Systems Engineering Co, Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Ken Sugawara
Rie Arai
Toshihumi Kawai
89
WN-11:次世代ネットワーク開始。〜その時、自社ネットワークはどう変わる〜
WN-11:次世代ネットワーク開始。〜その時、自社ネットワークはどう変わる〜
論 題:
「企業内WANへの次世代ネットワーク技術の適用」
概要
昨今,次世代ネットワーク技術を利用したNGN,WiMAX等の
サービスの商用化が進んでいる.そこで,本論文では一般的な
ネットワーク構成であろうモデル企業を想定し,特にWAN部分に
着目し,以下の検討・考察を実施する.
[検討・考察事項]
・オンデマンド,QoS,ワイヤレスに関する課題についての解決策
の検討
・ユーザー視点からの今後のネットワークサービスに対してのニーズの考察
メンバーリスト(会社名50音順)
クオリカ
(株)
(株)
クリス
技術本部
コベルコシステム
(株)
ICT本部 NWソリューション部 西日本第2グループ
コベルコシステム
(株)
ソリューションサービス本部 開発部
機械・溶接グループ
JFEシステムズ
(株)
(株)JSOL
杉山 洋一
大坪 諒
鶴田 淳
アウトソーシング事業部 基盤ビジネス部
サブリーダー
東京事業所 第二開発部 技術グループ
法人ビジネス事業本部 アウトソーシング統括部
第二部 第一課
第一生命情報システム
(株)
立花 哲也
小山 智広
基盤システム第一部 オープン技術グループ
リーダー
中央三井インフォメーションテクノロジー(株) 技術統括部 ネットワークグループ
(株)
日経統合システム
運用本部 システムグループ
(株)
菱化システム
ヘルスケア推進室
サブリーダー
井上 泰孝
中村 亮一
鈴木 賢治
伊藤 清将
福井 利彦
チームアドバイザー
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
NWコミュニケーションシステム
90
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
角 篤司
WN-11:次世代ネットワーク開始。〜その時、自社ネットワークはどう変わる〜
[Team Name] WN-11:The next generation network has started. How is your network changed at that time?
[Thesis Subject] Application of the next generation network technology to enterprise Wide Area Network
Summary
Recently, the new service applied the next generation network technology, such as NGN or
WiMAX, has started. This study is focused on the following considerations of applying the next
generation network technology to enterprise Wide Area Network.
[Study aria considered]
・Consideration of the solution to the problems about On-demand, QoS, and Wireless
・Consideration of the needs for the future network service from a user viewpoint
Member List(alphabetical order of company name)
Chuo Mitsui Information Technology Company, Limited
CLIS Co., Ltd.
JFE Systems, Inc.
JSOL Corporation
KOBELCO SYSTEMS CORPORATION
KOBELCO SYSTEMS CORPORATION
NIKKEI ADVANCED SYSTEMS INC.
QUALICA Inc.
Ryoka Systems Inc.
The Dai-ichi Life Information Systems Co., Ltd
Kenji Suzuki
Ryo Otsubo
Tomohiro Koyama
Yasutaka Inoue
Atsushi Tsuruta
Sub-Leader Tetsuya Tachibana
Kiyomasa Ito
Youichi Sugiyama
Sub-Leader Toshihiko Fukui
Leader Ryouichi Nakamura
Team adviser
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
平成20年度 JGS研究プロジェクト・チーム論文
Atushi Kado
91