対アンゴラ第一号円借款に関する書簡の署名・交換 ~対アンゴラ財政支援「電力セクター改革支援プログラム」~ 1 2015年(平成27年)7月31日11時30分(日本時間同日19時30分),ル アンダ市内のアンゴラ外務省において,近藤在アンゴラ臨時代理大使は,マリア・アン ジェラ・テイシェイラ・デ・アルヴァ・ セケイラ・ブラガンサ外務協力副大臣 (H.E. Ms. Maria Angela Teixeira de Alva Segueira BRAGANCA, State Secretary of Cooperation, Ministry of External Relations)との間で,対アン ゴラ第一号円借款として,236億40 00万円を限度する電力セクター改革支 援プログラムに関する書簡に署名し,同 書簡を交換しました。 2 署名の模様 この財政支援は,昨年来の原油価格の下落を背景に,アルマンド・マヌエル財務大臣 (H.E. Mr. Armando Manuel, Minister of Finance)より我が国政府に対して要請があ り,2014年10月に実施された日・アンゴラ政策協議を踏まえて,我が国政府とア ンゴラ政府との間で融資規模等を合意したものです。また,この支援をアフリカ開発銀 行(AfDB)が10億ドルを融資する電力セクター改革支援プログラム借款の協調融 資として位置づけ,AfDBの政策マトリックスに加え,首都圏インフラの整備,査証 取得手続きの緩和,海外送金手続きの改善,ビジネス環境の改善を我が国が求める指標 として当該政策マトリックスに盛り込み,アンゴラに進出する日本企業の活動環境の改 善を促すものです。 3 この書簡の署名・交換の後,近藤臨時代理大使は,対アンゴラ第一号円借款として署 名できたことにつき,両国関係者の尽力に感謝の意を表すると共に,アンゴラ独立40 周年,在アンゴラ日本大使館開設10周年 という記念すべき年に,歴史的な新たなペ ージを刻むことができたことは誠に嬉し い限りである旨述べました。また,翌20 16年は日アンゴラ外交関係樹立40周 年の年であり,今回の協力を契機に,新た なプロジェクトの形成に向けた取り組み を加速させ,二国間関係を更に発展させた い旨述べました。 挨拶の模様 4 また,ブラガンサ副大臣は,同じく,本件署名・交換に携わった両国関係者に謝意を 表し,日本政府による電力セクター改革支援プログラム向け円借款支援は,厳しいアン ゴラ財政事情にかんがみると誠に意義深く重要な支援である旨述べました。また,今後 のアンゴラと日本の協力関係を推進していくためには,日本の優れた技術を活用した各 種プロジェクトを積極的に推進していくことが極めて重要である旨述べ,今後の日本政 府による更なる支援につき期待感を表明しました。 5 なお,8月17日,東京において,田中JICA理事長と訪日中のマヌエル財務大臣 が本円借款貸付契約に署名しました。今後は政策マトリックスの達成状況を確認した上 で,当該円借款の実施が行われる予定です。 外務省報道発表 http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_002362.html JICAプレスリリース http://www.jica.go.jp/press/2015/20150817_01.html
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